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【涼宮ハルヒの憂鬱】涼宮ハルヒを語れ その93

1 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/01(火) 16:40:32 ID:V1dLdfIj
アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」の超ヒロインにしてSOS団団長! あたし涼宮ハルヒについて語りあうスレよ!
じゃんじゃん語りなさい! 過疎になんかさせたら許さないんだからねっ!
ただし【荒し】【荒しに反応する人】はダメ! もし見かけたら生暖かく見守るとよいでしょう。
SS、あたしとキョンのカップリングネタは、名前欄に「SS」「ハルキョン」と書くように…。
あたしが恥ずかし……くは別にないけど、部室のPCのNGワードに入れといてあげるから。

次スレは960が立てること。スレの進み具合によってはスレ立てが早まることもありうるから、臨機応変に対応しなさいよ!

前スレ
【涼宮ハルヒの憂鬱】涼宮ハルヒを語れ その92
http://anime3.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1213722570/

ハルヒスレSSまとめ Wiki
http://wikiwiki.jp/haruhi/

2 :Kyon:2008/07/01(火) 16:41:19 ID:V1dLdfIj
やれやれ……皆聞いてくれ、団長命令だ。
最近、荒らしのような発言をする奴が目立つが、そういうのはまず下記リンク先に目を通せとのことらしい。
それが出来ない奴は王様で団長なハルヒのスルー対象にされちまうので、気をつけるように。

【涼宮ハルヒの憂鬱】涼宮ハルヒを語れ【避難所】
http://jbbs.livedoor.jp/comic/3935/ (PC用)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/i.cgi/comic/3935/ (携帯用)


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\;:;:,\へ!  ヽ;:;.`、、      l ̄ ヽj ,イ.!='' /;/ヽ、 /  〈_/i        じゃないとあたしを語らせてあげない
  ヽ;:;:;.,\   ヽ;::;:ヽミ'''ー- ,,,._`ー_'',/.//  /:'   )^''、  `ヾf゙〉     あたしが王様なんだから
   ヽ;:;:,<¨ヽ、  ヽー-≧ニェェ‐-=,,_ //   '  // i  `''、ー-'       王様の言うことは絶対っっなんだからねっ♪


3 :Haruhi:2008/07/01(火) 16:41:51 ID:V1dLdfIj
SSやAAを投下する前に注意!

投下が複数レスにまたがる事が確実な場合は別のテキストファイルに纏めておいた方が無難かしら。
その場合、分割数が予め解っている場合は、名前欄に書いたタイトルの後に分数表記しておくとみんなも安心だと思うわ。

1行の最大文字数は全角で125文字、1レスの最大行数は60行ってことになってるから気をつけなさいよ。
また、1レスの最大書き込み容量は4096バイト、つまり全角換算にして2048文字分ってわけなの。
でも改行コードがただのテキストファイル場合の2バイトと違って6バイトってことには要注意なんだからね。
専用ブラウザの中には書き込み容量計算をしてくれるものもあるから、それを利用するのもアリかもね。

まあ、別に1レス/1行ににギリギリまで詰め込むような必要は全然ないとあたしは思うんだけど。
でも一応レス数を無駄にしないって意味では頭のどこかで意識してくれた方が嬉しいわね。
ちなみに1行全角60文字ぐらいに収めるようにしてる職人さんもいるみたいだし、要は読み手のことを考えてあげてよね。

まだなにかあったかしら?
え、なによキョン、大事なことを忘れてるって?

このスレではメール欄に半角で「sage」と入れる事、良いわね?
うっかりageちゃったりしたら、暇を持て余した荒らしやアンチが来るって言うから気を付けなさいっ!

…………。ねえ、キョン。何でこんなこと言わないといけないのよ。あたりまえじゃないの。

4 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/01(火) 16:52:08 ID:NX2M36DA
えらい>>1乙がそこにいた

5 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/01(火) 16:56:50 ID:npSMSWwo
>>1乙!
まさかキャラスレで512k行くとはwww

6 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/01(火) 17:04:13 ID:b7p2OJgQ
いやー、おいちゃんもビックリw

7 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/01(火) 17:11:01 ID:K+48chrp
これは大変に>>1乙だっぜ!

8 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/01(火) 17:11:24 ID:vnQRCeJK
>>1乙なのね。
ユビレスの人。最初から投下し直した方が良いかも知れませんw

9 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/01(火) 17:18:22 ID:H8rpgGE2
>>1 乙っした!

>>8 ユビレスの人です。ですね、最初から投下しますw
ちと用事がこみあってるんで、ちょびちょび投下になりますが、ご容赦を。

10 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/01(火) 17:19:33 ID:U0CuYjsk
http://blogs.yahoo.co.jp/hayate0820jp
ここに可愛い画像めっちゃあったw

11 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/01(火) 17:23:23 ID:V1dLdfIj
ホント焦ったよw
のんびり待ってるぜぃ

12 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/01(火) 17:25:51 ID:DFNLUGpM
>>1乙!
まさかの500kオーバー 吃驚した
>>8
待ってます〜^^

13 :SS 『新説・おみくの皿』 01:2008/07/01(火) 17:31:21 ID:H8rpgGE2
「まーた一杯食わされちゃったわ! まったくなにがのっぺらぼうよ! ハゲ親父の後ろ頭じゃないの!」
 俺の前をツッタカツッタカと歩いている女は、肩をいからせ頭から湯気を立てんばかりに激怒している。
 まぁ、暗がりでみたらそう見えないこともないだろうさ。それにあそこの蕎麦はなかなか美味かったじゃないか。それでよしとしとこうぜ。
 愚にも付かない慰めを幼馴染みに投げてみるが、まぁ火に油だろうね。
「バカいってんじゃないわよ! 確かにお蕎麦は美味しかったけどね! あたしは美味い物巡りの紀行文を書きたいわけじゃないのっ!」
 やれやれ、案の定だ。
 まぁまぁ落ち着けって。大体そんじょそこいらにそんな不可思議なもんが落っこってるわけがねえだろうよ。
 見世物のオオイタチだってデカイ杉板に鶏の血がぶちまけてあるだけ。目が動くっていう幽霊画は目の塗料に砕いた石が混ぜてあっただけ。首が伸びるっていう長屋のおかみさんはムチウチになってただけじゃねえか。
 世の中そんなもんなんだって。
「うー……でも、絶対どこかにあるはずなのよ! 混じりっけのないホンモノの不思議がっ! あたしはね! それを絶対見つけて江戸で一番売れっ子の戯作者になるんだから!」
 へいへいっとね。まぁ夢追いするのは構わんが、いくら寺子屋の幼馴染みとはいえ、いつまでも引っ張り回さねぇで欲しいもんだがねえ。
 さっきからプリプリしてるのは俺の幼馴染みのお春だ。頭は良いし器量も好い、竹刀を持たせりゃ町道場じゃ男顔負けの強さだ。現に俺も勝ったことがないしな。
 そんなお春が目指してるのは、夢はでっかく江戸一番の戯作者ときたもんだ。ガキの頃から天狗だ河童だ人魂だの話を聞きつけちゃ駆けつける物見高い女だったが、それに付き合わされ続けたまんま今にいたってる。
「キョン! 明日は大川の二本柳に行くわよ! なんでも身投げした人の幽霊が出るって話だからね!」
 全く……世を儚んで石を抱いたんだろ? 恨み辛みもあろうが、そっとしといてやれよ。ご供養するってんなら話は別だが、物見に行くのは感心しねえぞ。
「そりゃ出たら出たで供養もするわよ。でもその前に真偽を確かめなきゃいけないでしょ? そういうわけだから提灯忘れないでよね! それじゃおやすみ!」
 はぁ……全くやれやれだ。ガキの頃からのあだ名で人のことを呼びつけちゃ付き合わせて、挙げ句に送り迎えだ。甘味を奢らされたり今日だって蕎麦を三杯も食いやがった。
 あんなんで嫁の貰い手があったもんかね。
 大きく溜め息を吐きながら、俺は自分の家へと向かい始めた。陽はとっぷりと暮れてすっかり暗くなっている。やれやれ提灯が必要なのは明日じゃなくて今なんじゃないかねえ。

 そんなことを考えながら荒れ屋敷の土塀脇を小走りに歩く。川風が吹いたもんか、どうにも肌寒い。さっき蕎麦を流し込んだ身体も冷え始めてきた。
 こんな日は途中で熱いのでも一本入れたいところだね……なんて考えていると、突然ゾクっと全身に悪寒が走った。
 荒れ屋敷の壁はまだまだ続いているが、どうも今し方通りがかった崩れ塀の向こうから冷たい風が吹き込んできているらしい。
 ふと耳を澄ますと、冷たい風に乗せて女のすすり泣きのような声が聞こえてくる。
 よせばいいのに俺は二歩三歩と後戻りして、崩れ塀の内側を覗き込んでみた。
 すると月明かりに照らされた草もぼうぼうとした荒れ庭に、ぽつりと古井戸がある。
 ここは確か随分前に潰れた旗本屋敷だったはずだ。誰がここにいるわけもなし。夜鷹が客を引いて事に及んでるんじゃなかろうかとも思ったが、そんな気配もない。
 それでもなにやら女のすすり泣く声は聞こえてくる。
 よもや持病で苦しむ娘がいるんじゃなかろうか、辻斬りにでもあって助けを求めているんじゃなかろうか。
 そんなことを考えて、俺は崩れ塀から荒れ庭に足を踏み入れた。
「もし! どなたかいらっしゃるんですか?」
 返事はない。ただすすり泣く声がするばかりだ。
「具合が悪いんだったら、夜でも診てくれるお医者を知ってますから、いるなら返事してください!」
 荒れ庭を足下に注意しながら歩く。薄暗い月明かりだけでは細かい様子はわからないが、それでも相当荒れているようだ。
「なんだってんだ全く……井戸を吹き抜ける風音と聞き違えたもんかね」
 そう独りごちて踵を返そうとすると、突然身体が動かなくなった。参ったね、これが世に言う金縛りってヤツか。するってぇと次に来るのは……。

14 :SS 『新説・おみくの皿』 02:2008/07/01(火) 17:32:31 ID:H8rpgGE2
「ううっ……ひっく……あのぅ……いますぅ……」
 ひゅーどろどろなんていう音や人魂と共にうらめしや〜ってのが出てくると思いきや、随分と可愛らしい声が聞こえてきた。
 目だけを動かして声の主を捜してみれば、蓋の開いた井戸の上に、淡い色をした髪の娘が立って小さく手を挙げていた。やれやれ、どうせならお春と一緒にいるときに出てくれりゃいいものを。
 確認するまでもなく足はない。オマケに人魂も浮いてるし、そもそも『蓋のない井戸の上にいる』んだから、混じりっけなしの幽霊なんだが……。
――うん、怖くない。
 なんというか、まぁ声に違わぬ愛らしい娘さんだ。幽霊なんだけどな。それになんというかこう、全体的に弱々しすぎる。
 門前の小僧の経でも三文字詠んだら悲鳴を上げそうな弱々しさだ。人魂なんて桃色だぜ? 触っても火傷もしなけりゃ煙管に火もつけられそうにないね。
「あのぅ……えっと……うらめしやぁ〜……」
 はいはい。えーと、どんなご用件で?
 俺は緊張が解けたせいか金縛りもなくなったので、袂の内で腕組みして娘幽霊さんに向き合った。
「えっと、そのぅ。お皿を数えるので、聞いていって下さいぃ〜……」
 はいはい、お皿ね。見れば娘幽霊さんは、井戸の中から木箱を取りだし、丁寧に蓋を開けている。
「いきまぁ〜す……いちまぁ〜い……にまぁ〜い……」
 随分とごゆっくりだね。ちなみに娘さん、お名前は?
「あ、はい。おみくっていいますぅ〜」
 ほうほう、おみくさんね。で、なんでまた井戸なんかに化けて出てきたんで? おまけに皿を数えるなんて、そんなんで恨み辛みが晴らせるんですかね?
「あのぅ、えっと……それがよくわかんないんですぅ〜」
 へぁ? よくわかんないって……。
 俺は方眉を上げて思わず素っ頓狂な声をあげてしまった。

 ◇ ◆ ◇

「えっとですねぇ……」
 そういうと、おみくさん(幽霊、歳は数えで十八だそうだ)は、身の上話を始めた。
 なんでも奉公に来たこの旗本屋敷で働いていたそうだが、いかんせん生来の……まぁ言葉は悪いが粗忽者だったもんで、随分と失敗をしたらしい。
 それでも器量好しな上に人柄もいいもんだから、奉公人仲間にも主人にも可愛がられてたんだそうだ。
 ところがある日、この旗本屋敷の家宝の十枚組の皿を手入れしていたところ、なにをどうしたもんだか九枚しかなくって大慌て、失くしたもんだと思って家中探し回ったが出てこない。
 最後は神頼みということで、井戸で水垢離をして失せ物探しのお参りに行こうとしたらしいんだが、足を滑らせて井戸にどっぽん――ってなことらしい。
 やれやれ、随分な粗忽加減だねえ。
「で、それで皿を探して恨めしやってことなんですかね?」
「いいえぇ……そのう、それが違うんですぅ〜」
 は?
「えっとですね、その、お皿は実は一枚、旦那様が持ち出してらっしゃったんですよぅ。お友達に見せるとか、そういうご用事だったそうで〜……」
 ほうほう。
「でも、わたしが井戸に落っこちちゃったもんですから、責任を感じたらしくって……心労で倒れてしまったんですぅ」
 なるほどなるほど。随分可愛がられてたんですねえ。
「はいぃ。でも、その、そうしたらこう……わたしの祟りだって話になって……」
 ほー。まぁそういう考え方もできますね。
「わたし、違うんですって何回も夢枕に立って説明したんですけどもぉ……」
 ま、幽霊になっちゃそれくらいしかできませんよね。
「そしたらますます祟りだって事になっちゃって……お家もこんなになっちゃって……ひっく……ぅう……旦那様、悪く、ないのにぃ〜……」
 やれやれ、幽霊に泣き出されちゃ手拭いも渡せないね。
 まぁまぁ事情はわかりましたけどね、じゃあ別にあなたに咎があるわけでなし、成仏したらいいじゃないですか。
「わたしもそうしたいんですけど……心残りになっちゃったもんですから……なかなか成仏できなくって……」
 それで今も皿を数えてる、と。
「はいぃ。でも、お皿はちゃんと十枚全部あるんですよぅ。何回数えても……だから別に恨みもなにもないんですけどぉ〜……」
 そりゃそうだ。
 そう相槌を打ってから、俺ははたと気がついた。

15 :SS 『新説・おみくの皿』 03:2008/07/01(火) 17:33:45 ID:H8rpgGE2
 そういや、そんな怪談をお春に聞いたことがあるな。奉公人の娘を手込めにしようとしたが、なかなか靡かないのに業を煮やした旦那さんが十枚組の皿を一枚隠し、その咎をなすりつけて井戸に吊して撫で斬りに……ってなヤツだ。
 それで斬られた娘さんは、お家に祟って旦那も家族も全員あの世行き。お家は取り潰され、井戸には斬り捨てられた娘の幽霊が悲しげに夜な夜なに一枚二枚と皿を数えてる。で、九まで数えて一枚足りないとすすり泣く……。
 確か、あれはお菊さん、だったっけかな。で、こちらは、おみくさん……なんだかよくわからないが、ひょっとしたらどこかでこんがらがって、そんな話になっちまったのかもしれないな。
「あのぅ……」
 あ、はい。なんですかね?
「お皿、続けてもいいですか?」
 ええ、構いませんけど。でも、十枚数えてどうするんですか?
「あ、えっと。できれば一緒に数えて欲しいんですぅ」
 はぁ。
「そうすれば『あ、十枚あるんだな』って安心して成仏できるかなぁって……」
 そんなもんですかねえ。まぁいいでしょ。幸い人魂で明るいことですし、一緒に数えさせてもらいましょう。請け合いますよ。
「わぁ〜ありがとうございますぅ〜」
 そう言って、にぱっとばかりに笑うと、さっきまでの陰気な雰囲気はどこへやら、楽しげに皿を数え始めた。しかし鼻歌交じりに皿を数える幽霊ってのもねぇ――。

 ◇ ◆ ◇

 翌朝。お春と顔を合わせたんだが、俺がフラフラしてるのを見てえらく心配された。まぁ明け方まで何度も数えさせられちゃあ寝不足で足下もふらつくってもんだがね。
『あのぅ、もう一回、もう一回だけいいですかぁ〜?』なんて美人に言われるのは悪い気はしないが、やってることが皿を数えちゃ木箱に戻すの繰り返しじゃあなぁ。
「あんたどうしたのよ? 顔色も悪いし、目の下は隈だらけだし。夜っぴてヘンなことでもしてたんじゃないでしょうね?!」
 ヘンなこと、ねぇ。まぁこいつの思うヘンなことではないんだが、別嬪の幽霊と夜明け近くまで皿を数えてたなんてのは、確かにヘンなことだよな。
――さて、ここが思案のしどころだ。こいつにおみくさんの事を洗いざらい話しちまうか、黙って成仏するまで付き合うか……。
 寝不足の頭で考えてみたんだが、結論なんざ決まってるね。お春に隠し事がバレたらどんな目に遭わされるかわかったもんじゃない。
 しかもこいつが躍起になって探してる不思議な話なんだから余計だ。洗いざらい話して、ネタにでもなりゃそれでいいだろ。おみくさんの成仏にも繋がるかもしれないしな。
 というわけでお春よ、ちょいと話があるんだがな。
「な、なによ改まって……」
 かくかくしかじかで、こういうわけなんだよ。
「えぇ? あんた酔っぱらって幻でもみたんじゃないのぉ?」
 全くこいつは自分は不思議を探してるくせに、どうしてこう俺の話は信用しないかね。

16 :SS 『新説・おみくの皿』 04:2008/07/01(火) 17:35:11 ID:H8rpgGE2
――そんなこんなで真っ昼間の荒れ屋敷。
 二本柳の身投げ幽霊の話なんぞどうでもよくなったらしいお春は、俺に案内をさせてここに来たってわけだ。しかし、こんな明るい内から幽霊なんぞ出てくるもんかね?
 見ればお春はつかつかと井戸に近づいて「いないじゃない!」とか言ってやがる。そりゃそうだ。昼に出る幽霊なんぞ聞いたことがない。
「もー……ちょっと! おみくちゃんとやら! いるんでしょ? 昼間だからって遠慮することないんだからねっ! 話があるから出てらっしゃい!」
 井戸を覗き込んで叫んでやがる。立て籠もりじゃねえんだから、そんな乱暴な呼びかけがあるかよ。
「おみくちゃん! 出てこないと塩まくわよ! 効くかどうかわかんないけど!」
 どういう了見だ。話があるってのに祓ってどうすんだよ。
 呆れ果てた俺が、お春を止めようとしたとき。
「ふぁ……はぁ〜いぃ〜……なんでしゅかぁ……」
 と、大あくびをしながらおみくさんが井戸から顔を出した。なんだい寝てたんですか? いや、幽霊が寝るかどうかなんて知りませんけどね。
「はぃい……わたし夜型なんで……ふぁ……お昼は寝てる……ん……でしゅぅ……」
 むにゃむにゃ、とね。まぁ幽霊なんてのはそもそも宵っ張りなんだろうけど、昼の間は寝てるってのは驚きだね。
 まだ半分船を漕いでいるおみくさんに、ついっと近寄って顔をまじまじと覗き込むお春。別嬪な娘幽霊と、おきゃん娘が古井戸の木組みを挟んで睨めっこだ。世にも珍しいとはまさにこのことじゃないかね。
「ふぁ……?……ひゃっ! ひゃぃいぃ! ど、どなたですかぁあぁ?!」
 ようやく目が醒めたもんか、目の前にあるくりくり目玉に驚いて声をあげるおみくさん。
 まったく、人を脅かす幽霊が、おったまげて飛び退いてりゃ世話ないね。おみくさん、井戸から出ちゃってますよ。ほら戻って戻って。

「ふぅん。それにしても話に聞いてたのとは、ぜぇんぜん違うのねぇ」
 ま、噂好きは江戸人の性みたいなもんだからな。尾ヒレどころか、お頭まで付くってこともあるだろうさ。この場合は、その上で鯉が鯛になったようなもんかもしれんがね。
「それにしても、不憫は不憫よねえ。独りぼっちで皿を数えちゃ溜め息吐いてるなんて、いい歳の娘のやるこっちゃないわよ」
 いい歳っつったって、おみくさんはもう亡くなってんだけどな。
「あ、そっか。でもまぁ、なんとか成仏させてあげたいわねえ。どうしたもんかしら? おみくちゃん、なんか他にも未練があるんじゃないの? 叶えられることなら相談にのるわよ!」
「えっとぅ……そうですねぇ……」
 そう言うと、おみくさんは人差し指を頤に指し当てて思案顔をしてみせた。まったく、幽霊でなきゃ岡惚れしちまいそうな愛らしい仕草だね。
 ってて! なんだよお春! 肘でつつくな!
「ふんっ! 間抜け面!」
 まったく、なんだってんだ。で、どうですおみくさん。なにか未練に思い当たりませんか?
「そうですねぇ……う〜ん。あ、そうだぁ、えっとですねぇ……そのう……お祭りに行きたかったんですよねぇ〜……」
 お祭り、ですか。
「はいぃ」
 聞けばなんでも、例の家宝の十枚皿ってのは桃の節句の皿祭りに使うものだったらしい。桃の木の下で酒を酌み交わし、十枚皿に料理を盛って出す。いいやね、風情だね。
 んで、旦那さんが「祭りの皿はこれでよろしいか」と仲間に見せに行ったのを、失くしたもんだと思い込んで……ってなことだそうだ。
 おみくさんも、お祭りを楽しみにしていたと、そういうわけですか。
「そうですねぇ〜。わたし賑やかなのが好きなもんですからぁ〜」
 まぁどちらから奉公に来てたのかは知りませんが、江戸に住まってて祭りが嫌いなやつはいませんからねえ。
「なーるほどね。でも、桃の節句のお祭りじゃあ、ちょっと賑やかさが足りないわよねえ」
 まーな、祭りは祭りでも雛祭りじゃあな。女衆の祝い事だから悪かないかもしれんが、今は梅雨も盛りの季節だからなあ。
 俺は曇天を見上げて溜め息を吐く。こりゃまた降るね。
 それにしたって祭りっつっても、この時季は特にないしなぁ。まぁ一月も立てば夏祭りだってんで、またぞろ町中がざわめき出すんだが。
「それよ!」
 それまで思案顔でおみくさんの話を聞いていたお春が、突然大声を上げた。なんだってんだ? 梅雨がどうかしたのか?
「ちっがうわよ! この時季は祭りがない、だったら祭りをやっちゃえばいいのよ!」

17 :SS 『新説・おみくの皿』 05:2008/07/01(火) 17:39:18 ID:H8rpgGE2
 言ってることはなんとなくわからんでもないが、わかっちまうと、またぞろとんでもないことに巻き込まれそうな気がするんで、あまりわかりたくねえな。
「えぇっとぉ……わたしはどうすればいいんでしょうかぁ〜……」
「そうね。おみくちゃんはいわば祭りの主人公、看板娘みたいなもんだからね! そのままでお皿を数えてくれたらいいわ! ただ、そうねえ。そのまま数えたんじゃ面白くないから、節をつけてちょうだい!」
 数え歌みたいにしろってことか?
「そういうこと! 察しがいいじゃない! 祭りに相応しく華やかなのがいいわね! ちゃあんと七五にまとめてくれたらいいんだけどねえ。あ、そうだ! キョン、あんた考えなさい!」
 無茶振りもいいところだ。俺なんかより榎津屋の姐さんたちにでも頼めばいいじゃないか。知らない仲でもねーんだから。
「それもそうね。じゃ、あんたは祭りの仕込みをしなさい! 若い男衆をとっつかまえて、こう、ぐおーって盛り上げるんだからね!」
 そう言うや、お春はおみくさんに、
「しっかり数える練習をしときなさいよ! 仕草も色っぽくねっ」
 なーんて言って、どこぞへ駆けだしていった。やれやれ祭りの仕込みったって、どうしたもんだかねえ?
「あのぅ……」
 あ、なんです?
「そのぅ、本当にありがとうございますぅ〜……」
 ああ、いえいえ。こっちこそなんかお春が一人で盛り上がっちまって、見世物みたいなことになっちまいそうで申し訳ないくらいで。
「いえ〜……それはその、いいんですけど……わたし、ずっと独りぼっちだったから……賑やかにお話しできて……すごく、うれ、しくてぇ〜……」
 そう言うとまたはらはらと涙を流すおみくさん。なんとも愛らしいね。胸の辺りがきゅっと締めつけられて、幽霊でなきゃ抱きしめちまいたいところだが、まぁ残念ながらそうもいかないからな。
 さて、それじゃおみくさん、俺はちょっと祭りの仕込みとやらをしなくちゃいけないんで、行きますけどね。暮れる頃にはまたぞろ騒ぎ出す羽目になるかもしれないんで、しっかり休んどいてくださいよ。
「あ、はいぃ〜!」
 涙を袖で拭きながらこくこくと肯く娘幽霊に軽く手を振って、俺は心当たりへと歩き出した。

 ◇ ◆ ◇

 さて、それからが大変だった。祭りをするったって、まずは人を集めなきゃいけない。まぁ何しろ相手は幽霊だ、見物といえば見物には違いない。
 そんなわけで、物見高い上に暇をしている男衆に声をかけては、怪談仕立てに誘い出し、おみくさんに合図をしては井戸から出てきて皿を数えてもらうってな仕掛けの繰り返しだ。
 まぁなんだね。「九枚しかない、一枚足りない」と襲いかかったり祟ったりってなことにするのもいいかと思ったんだが、十枚かっちり数えたおみくさんが、
「はぁい。今夜も十枚、ちゃあんとありましたぁ〜。また来て下さいねぇ」
 なんてにっこり微笑めば、連れてった男衆はみんな鼻の下を伸ばして「はい! また来ます!」なんてな調子だからな。怖がらせるより効果的ってなもんだ。
 男ってのは悲しいもんだよな。まぁ人のこと言えた義理じゃないが。
 そんなわけで、長屋の暇人共に粗方声をかけては連れ立って行ったわけだが、二人連れて行けば、今度はその二人が四人を連れてくる。四人を連れて行けば、次は八人。そんな調子でどんどん増えていった。
 おみくさんには俺かお春が合図しない限り出てこないようにと打ち合わせてあるもんだから、暮れ六ツあたりになると「はいはい、皿屋敷はこちらですよ〜!」ってな具合で、ちょっとした行列が出来るほどだ。
 伊勢講でもあるまいにってなもんだが、詣でる先が元旗本屋敷の荒れ庭で、お参りする相手が古井戸の娘幽霊ってのはなんともねえ。
 その内、暮れ六ツ前から集まって、井戸の側にゴザ敷いて待つ輩まで出てきやがった。まぁ荒れっぱなしの庭の草むしりまでしてくれたんじゃ文句も言えない。
 それでも、常に最前列にゴザ敷いてるのが、最初に連れてきた幼馴染みの谷口や国木田だってのを知ったときには、さすがに溜め息しか出なかったがね。

18 :SS 『新説・おみくの皿』 06:2008/07/01(火) 17:48:58 ID:H8rpgGE2
 十日ほど経った頃だろうか、半ドンを過ぎたあたりで皿屋敷に集まった俺たちは、そろそろ頃合いだろうということで、祭りの相談をしていた。
 集まった面子は、お春と俺に、最初にここに連れてきた大工長屋の谷口と、染め物問屋の国木田。旗本屋敷住まいの古泉に、三味線弾きで女易者のお有希。
 そして眠い目を擦ってる、おみくさんだ。すみませんねぇ、寝てる時間に。
「いいえぇ〜……大丈夫ですぅ……」
 はい、むにゃむにゃ、と。さ、おみくさんが今夜の出番に差し支えない様、さっさと決めちまおうぜ。
「そうね! じゃ、手はずはこんな具合で……」
 昼間っから幼馴染みが六人集まって幽霊囲んで話してるってのは、さぞかし珍妙な風景なんだろうなぁなんてことを頭のどっかで考えながら、祭の段取りは次々と決まっていった。
 谷口は皿屋敷の常連になってる若い衆に声をかけて若連を組む。なにしろ暇を持てあましてる連中ばっかりだ。昼の内に集まって、崩れ塀からなにから綺麗に普請してもらう。
「任せとけって。仕事はないが腕には自信のある連中ばっかりだ。しかし勝手に普請しちまっていいもんなのか?」
 確かにその通りだ。そのあたりどうなんだ?
 俺は向かいに座った旗本微笑男に聞いてみる。
「ええ、なにしろ廃屋になって久しいところですからね。“上”にも話を通して、よい様にしてあります」
 へぇ。しかし旗本の跡取り息子程度の身分で、他人の屋敷跡をどうこう出来るもんなのか?
「ふふっ。勿論、僕の力では無理です。ですが、姫様の文字通り『鶴の一声』があれば、どうということもない、といったところですね」
 そう言って意味ありげに微笑む古泉。なるほど、いつぞやお忍びで町に来ていた、あのおひいさんがね……と、合点していると、古泉はお春に、
「姫様がくれぐれもよろしくと。一緒に騒げないのを大層残念がっておられました」
 と伝えて、俺には片目を瞑って見せた。よせ、気持ちの悪い。
「ま、それなら問題ねえってことだな。じゃ、かっちりきっかりと塀と庭だけなんて言わずにやっとくからよ。おみくさん、しばらく昼間が騒々しいかもしれねぇが堪忍してくれな」
 と、頭を下げる谷口。とんでもないですぅ〜なんて恐縮するおみくさんに、鼻の下を伸ばしているのが気になるが、まぁ頼むぜ。
「僕の方は、こんな感じで手拭いと法被を作ろうと思うんだけど、どうだろう?」
 そういって懐から紙束を取りだして広げる国木田。
 駄染め屋の若旦那のこいつには、同じようにおみくさんに熱を上げている、お大尽とこのバカ息子どもから金を出させて、若連に揃いの手拭いと法被を用意してもらうことになっていた。
「へぇ。いいじゃない! でも、皿若連ってのはちょっと安直じゃない?」
 まぁ、わかりやすくっていいと思うけどな。
「ああ、染め文字は『皿若連』だけどね、読みは違うんだ。そのまま読んだんじゃ洒落がないからね。まぁ手拭いの図案を見てもらえればわかるかな」
 そう言いながらもう一枚の紙を広げると、そこには手拭いの図案があった。
「重ね盃紋……いや、これは皿ですね。皿に○、送り仮名に『れん』ですか。なるほど、『さらわれん』。つまり『皿割れん』ということですね。こいつは粋だ。お見事です」
 遊び人らしく、すらりと解釈して肯き笑いあう古泉と国木田。やれやれ、野暮な俺にはよくわからんね。
「俺にも、さっぱりわからん」
 お前と一緒ってのは、ちょっと嫌だがな。
「うん。いいと思うわ! よーし、じゃ当日は揃いの装束でばーっと盛り上げるのよ!」
 と鼻息も荒く盛り上がるお春。揃いの装束って討ち入りじゃねえんだからとは思ったが、そんな野暮は言わないことにしておいた。
 しっかし、まぁなんだね、お春という女は全くわからんな。不可思議を追って戯作者を目指すはずが、これじゃ興行師だな。まぁ楽しんでるようなんで別に構わんがね。

19 :SS 『新説・おみくの皿』 07:2008/07/01(火) 17:52:28 ID:H8rpgGE2
――しかしなんだな、こりゃ祭りってより見世物じゃないか?
 その後も細々としたことを話し合った後、三々五々に開けた俺は、川沿いを並んで歩いていたお有希になんとはなしに言ってみた。
「……騒いだ者の、勝ち」
 ぼそりと応えるお有希。そんなもんかねえ?
「そう。それに……彼女もそれを望んでいる」
 まぁ確かにそりゃそうだ。でも賑やかに騒いだところで成仏出来るもんかい? 祭りったって、神さまやらお稲荷さんやらの縁起があるわけでもねえしさ。
「それは彼女の想いの問題。心配ない」
 ま、江戸一番の女易者のお前が言うんだったら、そうなんだろうよ。
「そう」
 ちなみに当日の予定では、こいつが三味線を弾いて、お春が前口上をすることになっている。榎津屋の姐さん達に相談して作ったという口上は七五にまとめられていた。

『 井戸に転んで幾歳や 今日も今日とて皿数え
   一枚二枚と重ねます 割りませぬようご用心
  重ねた皿の向こうには 見えて咲くかな彼岸花
   さあさ皆さま ご静聴 これより十まで数えます 』

 何度も聞かせられた口上を諳んじてみせると。お有希はほんの少し、俺にしかわからない程度に口元を緩めて、
「……お上手」
 なんて言いやがった。止してくれよ。おだてても団子くらいしか出ねえぜ?
「なら……もっと誉める?」
 こいつはどうにも参ったね。よし、ちょうど八つ時だ、茶店にでも入るか。
 俺は袂から重みに不安のある財布を出して茶店の戸をくぐった。音もなく俺を追い抜いて先んじた、お有希の後からな。
 やれやれ、お有希。少しは容赦してくれよ?

 ◇ ◆ ◇

 さて祭り当日。旗本屋敷前には暮れ六ツ前から随分な行列ができた。
 国木田考案の揃いの手拭いに法被姿の若い衆がずらりと並んでるってのは壮観なもんだが、これが全員幽霊に熱を上げてるってんだから、笑っちまうね。
 行列の行く先には崩れ塀があるはずだったんだが、谷口を筆頭にした大工衆が普請してくれたおかげで、すっかり綺麗になっている。
 だが、どこのバカ息子が銭を出したもんだか、立派な門柱まで建てられちまったのはどうしたもんだかねぇ。

 ちなみに、祭り本番の二日前、おみくさんはいつものように鼻の下を伸ばした連中を前に皿を数えたんだが、いつもより多めに二十まで数えた。
 不思議に思った連中が事情を尋ねると「明後日に備えて、明日はお稽古するので、お休みいただくんですよ〜。だから今夜は明日の分までって思いましてぇ〜」なんて照れながら言ったもんだから、来てた連中は大騒ぎだ。
 普請を手伝ったり染め物を作ったりして前から関わってた連中はともかく、ほかの連中やら新参やらには、祭りの話をしてなかったからな。
 まぁ噂くらいにはなっていたんだが、あんまり派手にやりすぎると、お上が煩くなるかもしれないってことで、内々に支度を進めてたわけだ。
 そんなもんだから、明後日になんかあるってんで、やれ木戸銭はいくらなんだだの、差し入れはなにがいいかだの、お花を贈っていいかだの何だのの質問責めだ。
 おみくさんは、はわはわしちゃって井戸の内に潜り込んじまったもんだから、案内人の俺がいちいち応えていったわけなんだがね。

 さて、出来立ての門をくぐって庭に入ると、これがまた凄い。庭師の連中が荒れ庭をすっかり綺麗にしちまった。なにしろ門から井戸まで飛び石まで敷かれてる。
 屋敷の方はさすがに手を入れるわけにもいかないんだが、見栄えがよくないってんで、どこから植え替えたもんだか葦竹の生け垣で庭と屋敷をすっかり区切っちまってる。
 おまけにその前には、おみくさんに贈られた花輪がずらりだ。
 ○○衆一同だの、○○屋だの○○堂だの○○家だのはともかく、○○寺よりなんてのまでありやがる。鼻の下伸ばして見物なんかしてねぇで、経の一つでも上げろってんだ。
 古井戸の方はどうかっていうと、左右に篝火台が置かれてるのはともかくとしてだ……全くやれやれ参ったね、井戸の後ろには金屏風が立てられてやがる。なに考えてんだかな。

20 :SS 『新説・おみくの皿』 08:2008/07/01(火) 18:12:13 ID:H8rpgGE2
「盛り上がってきたわねー! やっぱり木戸銭取った方が良かったかしら?」
 よしとけって。おみくさんの供養のための祭りだぜ? ただでさえ幽霊で人寄せなんて罰当たりをやらかしてるんだ。これ以上生臭いことを言うんじゃねーよ。
「ま、それもそうね! あたしはいつかこの話を戯作にできればそれでいいんだし」
 そんな薄情にもとれそうなことを言ってはいるが、戯作の題材にしちゃ、おみくさんに随分肩入れしてるんだよな。
 まったく面倒見がいいというかなんというかねえ。結局夕べも夜っぴて稽古だったしな。まぁそれに付き合った俺も人のことは言えんがね。

 そうこうする内に暮れ六ツの鐘が聞こえて開場となった。俺は、少しでも井戸の近くに陣取ろうとする連中を捌くのに手一杯だったんだが、なにやら我先にと飛び込んだ連中の間で、譲れだの譲らねえだのの騒ぎもあったらしい。
 まぁ駆けつけたお春によってすぐに分けられたらしいが、騒ぎの張本人は中に入ってすぐにわかったね。
 谷口、顔に紅葉貼りつけて幽霊参りとは随分季節違いだな。
「うるせーや。おー痛ぇ。あのお転婆め、思いっきり叩きやがって」
 この場の仕切はお春だからな、逆らったお前が悪いってこった。それでも最前列に陣取れたんだからいいじゃねーか。
「まぁな! おりゃあ今夜はとことん燃え尽きるぜ! 盛り上げるために若連の奴らと仕込んできたもんもあるしな!」
 まぁいつもの伝だと、自重しろっくらいのことを言って水を差す俺だが、今夜ばかりは野暮は言わねぇよ。おみくさんが笑って成仏できる様、思いっきり盛り上げてくれ。
「もちろんだよ。ねぇ谷口?」
「ああ! よっし、てめぇら盛り上がっていこうぜ!」
 谷口が、揃いの法被に手拭いを鉢に巻いた皿若連の連中に声をかけると、『うおぉぉおーッ!!』てな具合に地鳴りのような怒号の応が返ってきた。
 こりゃとんでもないことになりそうだな……。

 ◇ ◆ ◇

 さて、門外の行列を全部庭に押し込んだところで、いよいよ始まりだ。しずじすと現れたお有希の三味線にあわせて、お春が例の口上を唱い上げる。
 すると、生暖かいような風がぬるりと庭を抜け、井戸の左右にたてられた篝火台の側に桃色の人魂が、ぽっぽっと二つ三つ現れた。
 すると人魂から薪に火が移って、暮れ闇の中に煌々と井戸を照らし出す。井戸の傍らには木戸銭代わりの差し入れのつもりか、客が持ち込んだ皿が山と積み上げられている。ちなみにその数は、積みも積んだり三九六枚だ。なにをやっているんだかね。
 人魂は庭に据え付けられていた石灯籠にも灯を点けて、会場全体が薄明るく照らし出される。
 と、お有希の三味線、お春の鼓が一際激しく鳴らされ、井戸の内からおみくさんがゆっくりと姿を現した。
 ようやくの真打ち登場に沸き上がる会場。あちこちから野太い声で「待ってました!」だの「おみくちゃーん!」だのが飛んでくる。のっけから、こんな調子で大丈夫かね。
 見ればおみくさんはすっかり気圧されちまったもんだか、曖昧な笑みを浮かべてわたわたしている様子だ。気持ちは分からんでもないですが、最初の一枚から割るなんていう粗忽はなしにしてくださいよ?

「み、皆さぁ〜ん、今日は大勢のお運びで、あ、ありがとうございま〜す」
『うおぉぉおーんッ!』
「お皿も沢山差し入れていただいて……ありがとうございまぁ〜す!」
『うおぉぉおーんッ!』
「頑張って数えますのでぇ〜、た、楽しんでいってくださぁ〜い!」
『うおぉぉおーん! おみくっちゃぁーんッ!』

21 :SS 『新説・おみくの皿』 09:2008/07/01(火) 18:15:22 ID:H8rpgGE2
 そんな掛け合いの後で、おみくさんはお春とお有希に向かって肯いて見せると、皿を手にとって舞うように吟じ始めた。

「いっ いっ いちまい にまいさんまい♪
  よっ よっ よんまい ごまいろくまい♪」

 ちょっとばかし調子っ外れではあるが、三味線と鼓の伴奏に合わせて、唱い上げながら皿を数える。すると最前列の谷口が気合一声手を打ち鳴らしはじめ、皿若連の男達も雄叫びをあげながらそれに続いた。

『 ウリャオイ! ウリャオイ! ウリャオイ! ウリャオイ!
   ヤヨォー!! ヤヨォオォォーッ!!
  またオラ御手か! またオラ御手か!
   ああオラ御手さ! おらオラ御手さ! オラ要ラネ! 』

 地鳴りのような野太い雄叫びに打ち鳴らされる手拍子に呆気にとられてしまう。おいおい、なんなんだこりゃ。

「いーちーまーいーにまーいー さーんーまーいーしまーいー♪
  ご・ま・い・ろ・く・ま・い♪」

『 さーらやっしっきっ! おみくーーーーーーッ!! 』

「いーちーまーいーにまーいー さーんーまーいーしまーいー♪
  ご・ま・い・ろ・く・ま・い♪」

『 さーらやっしっきっ! おみくーーーーーーッ!! 』

「いちまいーにーまーいーさーんーまーいしーまいー♪
 ごまいーろーくまいー しーちーまーいー はちまいー♪ 」

『 おーみくっ!(オイ!)
   おーみくっ!(オイ!)
    おーみくっ!(オイ!) 』

『 みくちゃま みくちゃま お祟り祈梵ぬ!! 』

……なんというかもう溜め息しか出んね。
 血走った目で声を張り上げ手を打ち鳴らして舞い踊る、谷口達の皿若連中を見ていると、なんかもうこの世の終わりのような気がしてならない。
 みくちゃまってなんなんだ。お祟りってのもなんなんだよ。おみくさんは祟ったりしねぇぞ。っていうかお前ら、おみくさんの皿数えをちゃんと聞けよ。
 谷口が今夜の祭りを盛り上げるために皿若連の連中に仕込んでおいたという『御手芸(おたげい)』とかいう囃子に圧倒された俺は、そんなことを考えながら、灯籠に油を足して回った。
 やれやれ、予想通り、どえらい夜になりそうだぜ。

 聞いての通り十まで数えるかと思いきや、また一枚目に戻っちまうもんだから、なかなか進まない。その上、おみくさんが見事な粗忽で数え違いまでするもんだから、三九六枚を数え終わる頃には空が白み始めていた。
 数え済みとされた皿の山を整えるお春も俺もすっかり疲労困憊だ。お有希だけは平気の平左ってな顔をしているがね。まぁなんにせよ疲れちゃいるが不思議と厭はない。
 それはこの時間まで残っていた皿若連の連中も同じらしい。
 木戸が閉まるってんで名残惜しそうに帰った連中もいたが、残った連中は疲れてはいるが、みんな幸せそうな笑みを浮かべている。
 おみくさんも、実に満足げな笑みを浮かべて、皿の山に最後の十枚を重ねる。これはおみくさんが最初から持っていた旗本屋敷家宝の十枚皿だ。
「きゅうまい、じゅうまい……! はぁい、今日もちゃあんと十枚ありましたぁ〜!」
 場内割れんばかりの大喝采だ。まだ、これだけ元気があるとはねえ。
「皆さん、本当に今日はありがとうございましたぁ〜。とっても、とっても楽しかったですぅ〜」
 そう言うと、ちょこんっと頭を下げるおみくさん。場内からは温かい拍手が送られる。
「あたし、ずっと、ひとりだったから……寂しかったんだけど……こんな風に、お祭り、やってもらって……ほんとうに、ほんとうにぃ〜……」
 最後の『ありがとう』は嗚咽に飲み込まれてしまったが、気持ちはよくよく伝わった。見れば谷口や国木田まで貰い泣きしてやがる。お春もだ。俺? 汗だよ汗。
「これでっ……思い残すことなく、成仏、できますぅ〜。本当に、本当にありがとうございましたぁ〜」
 東から差し込み始めた陽に照らされたおみくさんの姿は、次第次第に薄くなっていく。昼間に見たときの薄ぼんやりとした姿へと変わるというわけではなく――それは消えゆく様だった。

22 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/01(火) 18:37:00 ID:YvsfeUjk
支援

23 :SS 『新説・おみくの皿』 10:2008/07/01(火) 18:50:29 ID:H8rpgGE2
「おみくちゃあん! いかねえでくれぇ!」
 なんて声もそこかしこから聞こえてくるが、谷口がそれを制した、
「バッカ野郎! おみくさんはこんないい娘なんだぞ! それが未練なしに極楽へ行けるってんだ! 野暮いってんじゃねえ! 笑って送り出しやがれ! そーれっ!」
『 さーらやっしっきっ! おみくーーーーーーッ!! 』
 手拍子とすっかり嗄れきった濁声に泣き笑い顔で頭を下げるおみくさん。
 もう姿越しに向こうもこちらもすっかり透けて見えるようになった中で、お有希、お春、立場上積極的に関わるわけにはいかなかったが見守ってくれていた古泉、谷口と国木田の皿若連筆頭。
 そして最後に俺へと、きちんと頭を下げて――。

 おみくさんは、姿を消した。

 朝日の朱に照らされた皿屋敷には、大勢の男共と女が一人啜り泣く声だけがしばらく聞こえていたが、ぐしっと袂で涙を拭いたお春が顔を上げて、
「さっ! いつまでもしょぼくれてんじゃないよ! 祭りはお仕舞い! 手締めでお開きにするわよっ!」
 と声をかけ、祭りの成功、みんなのご苦労をねぎらって、おみくさんの極楽行きを祝して、という三本で締めて、祭りはお開きとなった。

 ◇ ◆ ◇

 片付けを終えて長屋に戻った俺は、着物を脱ぎ散らかすと、祭りに集った他の連中がそうであるように、さっさと布団に潜り込んだ。
 祭り支度の間、家に帰るのが億劫だってんで仮住まいにしていた向かいの部屋に「おやすみぃ……」なんて半分寝ぼけながら入っていったお春も同じことだろう。
 このまま昼半ドンまで寝ていようと思ったのだが、
「キョンさん、キョンさん」
 なんて愛らしい声で呼びかける人がいるもんで、ぱっちりと目を開く。
 するとどうしたことだろう。極楽に行ったはずの、おみくさんが俺の枕元にちょこんと座っているじゃないか。
 俺は慌てて身体を起こして問いかけた。
「どうしたんですか、おみくさん? 極楽へ行ったんじゃないんで? 得意の粗忽で道にでも迷いましたか?」
「ふふふっ。違いますよぅ。仏様にちょっとお時間をいただいて、夢枕に立たせてもらったんです。ちゃんとお礼を言いたかったし、お話もしたかったもんですからぁ」
 ああ、そうなんですか。ってことは、これはまだ夢なんですね?
「そういうことですねっ」
 そんな風に言ってにっこりと笑うおみくさん。見れば水垢離したまま井戸に転げたときの白装束ではなく、絹のお召しを上品に着ているし、髪も綺麗に結い上げられている。
 ああ、なるほど。いいとこの御武家屋敷のお女中さんだったんですもんねえ。
「そうですねぇ。本当に旦那様にも奥様にも可愛がっていただいていたんですよぅ。あっちに行ったら、きちんとお礼を言わなきゃいけませんねぇ」
 そうしてやってください。で、俺に話ってのは?
「ああ、そうそう! この度は本当にありがとうございました。あたし、ずっと寂しかったから。本当に本当に嬉しかったんですよぅ」
 いやいや、祭りの仕切りはお春がやったんですし、俺はちょこちょこ口ばっか出してただけで。
「ううん、それだけじゃないんです。キョンさんがあたしに気づいてくれなかったら、そもそもお祭りもなかったわけだし、人寄せもずっとキョンさんがやってくれてたし……それに何度も励ましてくれたでしょう?」
 いやぁ……。
 俺は頭を掻き掻き半端な応えを返す。どうにも照れるね。
「だから、キョンさんには、お別れする前にちゃんと面と向かってお礼を言いたくって……本当に、本当にありがとうございました」
 そう言って、きちんと居住まいを正したおみくさんは、三つ指をついて頭を下げた。
 いやいや! よしてくださいよ! そんなお礼を言われるようなことでもないんですから! 俺はただお春の思いつきに振り回されて付き合ってただけで……。
 そう言いながら俺は、自分の視界が歪んでいることに気がついた。
 ああ、本当にこれでお別れなんだなって思ったからかもしれないし、顔を上げたおみくさんの目に浮かんでいた涙を貰っちまったからかもしれない。
 忙しいながらも楽しく不思議だった日々。未だ身体に残る祭りの熱。そんなものが、どうしても込み上げてきて、粋な別れ言葉の一つも出てきやしない。

24 :SS 『新説・おみくの皿』 11:2008/07/01(火) 18:53:51 ID:H8rpgGE2
「いやですよぅ。泣くのは女の仕事なんですから。涙なんか見せないでください」
 どうにも涙が溢れ出てきて止まらず、嗚咽まで出てきている俺を、少し困ったような笑顔で宥めるおみくさん。
 ああ、夢でよかった。おみくさんの手、こんなに温かかったんですねえ。
 ガキみたいに頭を撫でられながら、そんな事を言うと、おみくさんは優しい優しい姉さん口調で、
「今だけですよ? しっかりして下さいね。きっと……またいつか逢えますから」
 なんて慰めてくれた。
 しばらくそうしていただろうか「それじゃあ、そろそろ」と腰をあげたおみくさんは、見慣れた長屋の土間へと降りて、今一度頭を下げると思い出したように話しだした。
「そうそう、お春さんもそうだけど、キョンさんも大概なんだから、困っちゃいますねぇ」
 なんのことです?
「素直じゃないってことですよぅ」
 からかうように言ってころころと笑うおみくさん。まぁ、素直じゃないってのは確かにそうかもしれませんけどね、そんなに笑うことないじゃないですか。
「あら、ごめんなさぁい。ふふっ。でもねキョンさん。時には素直になってあげなきゃいけませんよ? お春さんはちょっとばかりお転婆だし、素直じゃないけれど……」
 ちょっと待って下さい。なんでそこでお春の話になるんですか?
「あら? あたしの見立て違いでしたかぁ〜? てっきり、お互い好きあってるもんだとばっかり思ってましたけどぉ〜」
 ちょっと意地が悪いように言って、にこりと微笑むおみくさんに、俺はさっきまでの涙も忘れて、慌てて手を振って否定した。
 いやいや! 冗談じゃないですって。あいつはただの幼馴染みで、俺のことは丁稚かなんかだと思ってるようなもんで。
 そりゃ器量はいいですけど口は悪いし、お転婆だし、目を配ってないとどこに駆け出すかわからんような奴で……。
 そんな風にお春のことを並べ立てる俺を、少し眩しいものを見るような表情で見ていたおみくさんだったが、それまでの愛らしいそれとは違う、実に優しげな声色で言った。
「そうですねぇ。今はまだそれでいいのかもしれません。でもね、いつかでいいんです。いつかお互い素直になって、お春さんのこと、ちゃんとしてあげてくださいね」
――それじゃあ、と言うと背中を見せて戸口を開く。その先に見えたのは見慣れた向かいの長屋なんかじゃなくて、真っ白い、ただただ真っ白い光。
 ああ、これが極楽の景色なのかねぇなんて思いながら、俺はおみくさんを見送った。
 追いかけて俺とお春との誤解を解こうかとも思ったが、どうにも身体が動かなかったんでね。

――目が覚めて最初に見えたのは見慣れた長屋の梁天井。目脂を落とそうと顔を擦ると手が濡れた。どうやら夢の中だけじゃなくて、本当に泣いていたらしい。
 やれやれなんて口癖を呟きながら、視線を動かして土間を見ると、戸口がほんの少し空いている。
――ひょっとしたらまだおみくさんがいるんじゃないか。
 そんな風に考えた俺は夢の続きを追うように、布団から跳ね起きて土間に降りると、戸口をがらっと開けた。
 と、その先にいたのは同じように戸口を開けた格好で突っ立っているお春だ。どうしたもんか、目を真っ赤に泣きはらして、ついでに顔どころか耳まで真っ赤になっている。
 お互い固まったまんましばらく顔を見合わせていたんだが、どうにも言葉が出てこない。
 ようやく目だけ動かせるようになったもんだが、お春のやつ、どれだけ慌てて出てきたもんだか寝乱れた襦袢姿だ。目の遣り処に困るね。
 お春の奴も同じだったんだろう。俺の下の方に視線をやったまま、赤い顔をさらに真っ赤にして、わなわなと震えだした。まぁ俺もふんどし一丁だしな……。
「あ、あ、あ、朝っぱらからなんて格好してんのよ! ヘンなもん見せるな! このバカキョン!!」
 ばちーんと景気のいい音を立てて俺の左頬に紅葉が張り付く。そのまま戸をぴしゃんと音立てて部屋に戻ったお春だが、戸口の向こうから四十も五十もの罵り言葉が聞こえてくる。
――やれやれ。
 俺は溜め息を吐いて頬をさすりながら起き上がると、快晴の夏空を見上げて、おみくさんに愚痴をこぼした。
――これが好きあってるもんのすることですかねぇ? やっぱりとんだ見立て違いですよ。

25 :SS 『新説・おみくの皿』 12:2008/07/01(火) 18:54:26 ID:H8rpgGE2
 ◇ ◆ ◇

 それからの話はこうだ。
 おみくさんに熱を上げていた中に、どこのお大尽がいたもんか、それとも件の寺だかが動いたもんだか、皿屋敷の崩れ塀跡に立てられた門柱から続く飛び石、その先の古井戸の傍らに、大きな碑がおかれた。皿屋敷おみく慰霊の碑ってなことらしい。
 そこに大なり小なりの皿が供えられて、気がつけば今度は鳥居まで立てられちまったってんだからお笑いだ。
 井戸の周りには椿が植えられて、何度目かの花を付ける頃には、井戸に落ちた粗忽な女中さんの慰霊所ではなく、どういうわけだか弁天様として祀られるようになったってんだから不思議なもんだ。
 これも噂や話に尾ヒレどころかお頭までつけて回るっていう江戸者気質ってなもんなのかねえ。
 まぁ、その弁天様が、銭洗い弁天ならぬ『皿数え弁天』なんて通り名になったってのは、少々出来すぎのような気がしないでもないがね。
 なんでも夫婦になって所帯を持とうっていう恋仲の二人が訪れて、一度詣でる毎に一枚ずつ皿を納めて十枚になると、どこからともなく、
「はぁい、ちゃあんと十枚あります」
 なんて愛らしい声が聞こえて、それを聞くと一生仲良く結ばれるという御利益があるらしいなんて噂まで流れ出したもんだから、詣でる人はひっきりなしだ。
 それから幾歳が過ぎたもんだか、そんな噂も落ち着いた頃。
 一組の男女が十度目のお参りにやってきた。手水をつかって皿を納めて、井戸を眺める目は、どこか懐かしいものを見るような眼差し。
 そしてもう一歳が過ぎると、夫婦になって所帯を持った二人に赤ん坊が授かった。
 いよいよ出産ということになって、お産婆さんを呼んで、湯を沸かしたりもしたもんだが、他にっていうと長屋の外でうろうろするしか能がない。
 男ってのは、こういうときになんの役にも立ちゃあしねえんだと、イライラウロウロしていると、気の早いもんで祝いの品を持って駆けつけていた仲間がそれを宥める。
「大丈夫ですよ。きっと元気な赤ちゃんが生まれます。少し落ち着いたらどうですか?」
 そうは言ってもだな! こう、落ち着かねぇんだよ! なんかやることねえのか! あんなに苦しんで頑張ってるってえのに!
「まぁまぁ落ち着けって。お前が慌てたところで、お前が産むわけじゃねえんだからさ。おかみさんへのねぎらいの言葉の百も千も考えとけよ」
「まぁねえ。キョンのお春さんへの溺愛っぷりを考えれば気持ちはわからないでもないけどね」
 軽口を叩いて和ませようとしてくれてるのはわかるんだが、俺の気持ちはどうにもざわついていけない。
 思い出すのは朝のお春の苦しそうな顔、
「大丈夫よ、お産婆さんを呼んできて」
 なんて言ったあいつの顔。
 ああもう、どうにかなっちまいそうだ。神さまでも仏さんでもお稲荷さんでもかまわねぇ。どうかお春も赤ん坊も無事に返してくれ!
 そんな風にじらじらしていると、長屋から、おぎゃあ、あやあ、という元気のいい泣き声が聞こえてきた。
 少し遅れて戸口が開くと、お産婆さんの手伝いをしてくれていたお有希が顔を見せ、
「無事に生まれた……珠のような女の子」
 そう言って、若い頃より数段分かり易くなった笑みを浮かべて俺を手招きした。
 中に入って土間から駆け上がると、布団に寝かされていたお春の側に駆けつける。
 お春、お春! よく頑張ってくれたなぁ! 本当に、本当によく頑張ってくれたなぁ! 大ご苦労だったなぁ!
 横になったままのお春の手を取ってねぎらうと、自然と涙が溢れてくる。額に汗をかき、解れた髪が張り付いているが、こんなに綺麗なお春の顔は見たことがなかった。
「……抱いてあげて」
 湯をつかって産着を着せられた赤ん坊を抱いたお有希に声をかけられて、おっかなびっくりと受け取る。ああ、なんて可愛いんだろうか。なんて小さいんだろうか。
 俺は自分の腕の中の奇跡に感動して、また大粒の涙をこぼした。
 お有希に支えられながら身体を起こしたお春に赤ん坊を渡すと、俺は洟をすすって涙を拭いながら、真っ赤なほっぺやら小さな小さな手やらを、ちょいちょいとつついてやる。

26 :SS 『新説・おみくの皿』 13:2008/07/01(火) 19:02:51 ID:H8rpgGE2
「キョン、早速だけど名前を考えないといけないわね」
 赤ん坊をあやしながら、傍らの俺に頬笑みかけるお春。
 ああ、でも実はもう決めてあるんだよ。
「あら、あんたにしちゃ珍しく気が回るじゃない。でも、そうね。あたしももう決めてあるのよ。絶対女の子だってわかっていたからね」
 そう言うと意味ありげにお有希に目配せをして笑いあう。
 おいおい、でも俺が考えてたのとお前のとが同じ名前とも限らないじゃないか。
「バカねえ。何年連れ添ってると思ってるの? あんたの考えることなんか十年先までお見通しなの」
 やれやれ参ったね。でも、その名前で本当にいいのかい? 将来ちょっと粗忽もんに育っちまうかもしれないぜ?
「そうかもね。でも優しくて器量が好くて、誰にでも好かれる娘に育つわよ」
 違いねぇや。それじゃあ決まりだな。
「そうね」
 そうして二人で笑いあったところで、またぞろ赤ん坊が、あやあ、あやあと泣き声をあげはじめた。
 俺はお春に抱かれた産着の中の真っ赤な顔を覗き込みながら、年頃に育っても絶対に井戸には近づけねぇぞ――そう胸に誓った。

 ◇ epilogue ◇

「そんなわけで、すくすくと育った娘さんは、両親の商うお茶屋の看板娘となって、江戸でも大層評判になったそうにょろ! 新説『おみくの皿』の一席、これにておっしまいっさ!」
 口上を切り上げると、鶴屋さんはいつかのように深々とお辞儀をして『どんちきちゃんちつとててとだんたんどどどどどどど』なんて口囃子を奏でてみせた。
 もちろんSOS団部室は拍手喝采だ。
「いやはや、実にお見事でした。『お菊の皿』という古典落語の本編は知っていましたが、怪談を題材にした笑い噺を、こうも見事に人情噺にされるとは。本職顔負けですね」
「……とても素敵」
「っく……泣かせるねぇ! 鶴屋さん最高だぜっ!」
「いい噺だったねぇ。はい、谷口」
 そう言ってポケットティッシュを谷口に渡す国木田。
「ひっく……幸せな、お話、でしたぁ〜……」
 見れば朝比奈さんも号泣だ。可愛らしいピンクのハンカチで目元を拭ってらっしゃる。いやはや、これもまた貴重なシーンだね。とりあえず脳内フォルダに保管保管っと。
「いっやぁ〜! リクエストに応えて、古典をアレンジした新作を考えてみたんだっけどっ、喜んでもらえたみたいでよかったにょろ〜!」
 照れ笑いを浮かべる鶴屋さん。いやいや期待以上でしたよ。古泉じゃないですが、本当に本職みたいでしたよ。
 以前、古典の授業の話から落語を一席打ってくれた鶴屋さんだったのだが、その後団員達のリクエストもあって「また是非!」とお願いしたところ、本日のお披露目となったのだが、実際期待以上だった。
「随分と練習もされたんじゃありませんか?」
「ん〜そんなこともないよっ! みんなの名前を借りたおかげで話の筋もすらすらっと出てきたからねっ! 二・三回諳んじてみてイケるかなぁってね!」
 いやいや二・三回で出来るもんでもないでしょうに。本当にこの人の才能は底なしだな。「途中何度かとちっちゃったけどねっ!」なんて鶴屋さんは言っているが、全然気づかなかったしな。
 まぁ鶴屋さんの言うとおり、登場人物の名前をSOS団メンバーと準団員にしたってのはご愛敬だ。本人がその方が噺を考えやすいし、演じるのも楽だって言うんだから、それくらいはな。
 だが、感動に包まれている部室の中で、例によってまた一人だけが顔を真っ赤にして、頭から湯気を立てている。
「……つ〜る〜や〜さぁ〜ん〜?!」
 地獄の底から響いてくるような声で言うハルヒが、その例外一名ってわけだ。
「えへっへえ〜! また名前借りちゃったにょろ!」
「えへっへぇ〜じゃないわよっ! 毎回毎回なぁんであたしが! こんな! バカキョンと! めめめ夫婦になって所帯持って、そ、そ、その上子どもまで産まなきゃいけないのよっ!!」
 やれやれ、落ち着けってば。今回はお前だって新作を演ってもらうのに名前出すの了承しただろうが。
「うっさいバカキョン! それはそれ! これはこれよ! 大体あんたがねえ!」
 耳まで真っ赤になったまま、うだうだと文句を連ねるハルヒ。

27 :SS 『新説・おみくの皿』 14:2008/07/01(火) 19:04:07 ID:H8rpgGE2
 おいおい、今度の矛先は俺かよ。古泉、なんとかしてくれ。谷口も国木田もそそくさと帰り支度してないで助けろよ。
 なんだよその「犬も喰わない」ってのは。あ、鶴屋さんまで帰り支度を!? おい長門! お前まで本を片付けはじめてっておいおい! 味方なしかよ!
 そんな風に慨嘆して、さてどうやってハルヒを宥めようか反論してやろうかと思案していると、
「ふぇえ〜二人ともケンカしちゃダメですよぅ〜!」
 と、未だ涙声の朝比奈さんが珍しく俺とハルヒの間に割って入った。
 目に涙を浮かべてふるふると頭を振り、俺とハルヒを交互に見てらっしゃる朝比奈さん。
 そんな姿にハルヒも毒気を抜かれたもんか、
「ふ、ふん! 今日のところはみくるちゃんに免じて勘弁してあげるわよっ!」
 なんて言いつつも、まだブツブツとぼやきながら帰り支度をするハルヒ。部室の鍵を投げて寄こしながら、
「あたし先に帰るから! 戸締まりと片付けちゃんとしておきなさいよっ!」
 と言うや、鶴屋さんを追いかけるように部室をダッシュで出て行った。やれやれ、せっかく楽しませてもらったんだから、あんまり突っかかるなよ?
「……あのぅ〜」
 ああ、朝比奈さん。ありがとうございました。おかげで助かりましたよ。
「い、いえいえっ! でもキョンくんも、涼宮さんの気持ちも考えてあげてくださいねっ! 作り話とはいえ女の子なんですから、やっぱり気にしますよぅ」
 はぁ、そんなもんですかねえ……?
 首を傾げて見せる俺に、朝比奈さんはちょっと困った笑顔を浮かべ、軽い溜め息を吐いて見せると、
「それじゃあ、着替えますから先に出ていて下さいねぇ〜」
 と、俺に退室を促した。
 慌てて部室を出ようとしたのだが、ふと気になったことがあって、部室の扉を閉める前に朝比奈さんに質問を投げてみる。
 その……朝比奈さんは、どう思いましたか?
「へっ? なにがですかぁ?」
 えっと、俺とハルヒが結婚して……その子に、朝比奈さんの名前をつけるっていう、さっきの噺です。
「ああ、う〜んと……」
 朝比奈さんは、頤に人差し指を当てて可愛らしい思案顔をしていたが、やがて何かを思いついたように表情を明るくしてから、実に愛らしく悪戯っぽい笑みを浮かべながら、こう言った。

「うふふっ! 禁則事項です」


<了>
----------
以上です。無駄に長くてほんとすまんです……やっぱりハルキョンじゃないよなーコレ。

28 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/01(火) 19:10:08 ID:5qiomLzG
>>27
GJ!!いやあまさか500Koveyするとは、初めて見たかもしんない。
あと>>1乙!!

29 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/01(火) 19:10:23 ID:V1dLdfIj
ここは一応ハルにゃんスレだからね。別にイイと思うよ。お春の出番をもうちょい増やしたらよかったかも。
しかし、いやこれはGJ! と言わざるを得ないwwww
なんか落語に興味沸いてきた。

30 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/01(火) 19:14:46 ID:43cEgNue
>>27
おもしろかったゼ、GJ!

あと>>1乙であります

31 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/01(火) 19:44:56 ID:vnQRCeJK
>>27GJ過ぎる!
笑いあり涙ありで本当に凄い。確かに落語に興味が沸いてくるぞ。
ちなみに自分には全く問題無くハルキョンに感じるw


32 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/01(火) 19:56:21 ID:1ghNa5PR
>>1、そして落語SS作者乙

階段を昇る朝倉のパンツが見えたキョン、その横でムッとしながらキョンの目を塞ぐハルヒ

33 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/01(火) 19:56:41 ID:CxmnJ1+A
あれ?92スレ終わった?

34 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/01(火) 19:59:00 ID:K5t/7kmH
容量オーバーで次スレかw
なんというSSの量w

35 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/01(火) 20:07:23 ID:f3in66JK
ははは…

こうも良作ばかりだと自分が今書き上げた奴が馬鹿みたいに見えてくるぜ…orz
まだ七夕までは時間がある、それまでに手直しするとするか…。

そして>>27最高にGJ!!!

36 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/01(火) 20:11:03 ID:7x8Rj5dO
>>1
ハルにゃん乙にゃん

37 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/01(火) 20:18:23 ID:CxmnJ1+A
凄いな。
このスレに来るようになって容量オーバー初めて見た。

長文SSはリンクかなんかしてもらった方が良くない?
最近投下多いし

38 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/01(火) 20:20:46 ID:VptB6t+G
もうすぐ七夕だからなぁ

39 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/01(火) 20:49:44 ID:ksdyn24i
急に過疎ったと思ったら容量オーバーだったか・・・
でもってSSのほうはおもしろかったです
着物を着ているハルにゃんを思い浮かべただけでニヤニヤできますねw

40 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/01(火) 20:51:55 ID:K+48chrp
長門スレも以前容量オーバーしたことがあったやうな。まぁ残量に気を付けるくらいで良いかと。
>>27
GJ!これはいい落語話w うまいなぁ。
>>32
そんなハルヒを後ろから支える長門

41 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/01(火) 21:17:51 ID:2/wpTshv
>>27
タイトル見た瞬間元ネタはわかったんだが、まさかそう落とすとは! 18枚じゃないのかw
相変わらずの文章力で長文も気にせず読めました。激しくGJ!

42 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/01(火) 21:50:44 ID:36Q4TZd7
前スレが全く動かなかったので何が起きたのかと思ってたら。
>>27面白かったよ。

個人的に容量オーバーも山のにぎわいだと思うからあんまり気にしなくていいと思う。

43 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/01(火) 22:17:50 ID:UwtNOt5G
>>1おつ
>>27GJ!

容量オーバーに気付かずに「なんという放置プレイ!」とか思ってたのはオイラだけで十分ハルキョン

44 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/01(火) 22:57:01 ID:uP0JKvRQ
流石に10レス越すようなバカ多いSSはtxtか何かで投下しろよ
SSをNGにしても容量越えとかめんどくさい事になるだろうが

45 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/01(火) 23:08:43 ID:stdaLIM0
まぁそう言わずに落ち着いて明日の時間割を済ませるんだ

46 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/01(火) 23:15:05 ID:uP0JKvRQ
ID:H8rpgGE2とかSS書いてる奴らはわかったな?
ここはお前らの下手糞な文章晒すスレじゃないんだ

ただSSが皆に好評なのは見ててよくわかる、だから強くは言えないが容量落ちなんざしてたら我慢ならん
SS書いて投稿するのは構わないが程度を弁えろ
ここはアニキャラ個別板のハルヒスレだ、ハルキョンスレでもSSスレでも無い

47 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/01(火) 23:20:42 ID:UwtNOt5G
ここは>>46の所有物みたいだな


48 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/01(火) 23:23:51 ID:SKGKPQXm
>>1
乙です

>>27
GJ!気が付いたら目と鼻から汗が出てましたよ

49 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/01(火) 23:24:14 ID:uP0JKvRQ
どんな頭してんだよ…消防は糞して寝ろ
皆が共有するスレだからこそ程度弁えろって言ってんだ、何も禁止って言ってんじゃない、物には限度があるだろう?

50 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/01(火) 23:27:04 ID:H8rpgGE2
>>46
92スレで投下する前に悩んで相談したんだけどね。
長文投下の可否はスレ住人の総意ってわけでもないし
仰るとおりだと思うんで、今後は自重します。申し訳ない。

51 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/01(火) 23:32:04 ID:dffnV5P/
>>50
気にすることないよー
自重なんかしたらおまいさんのSSが読めなくなるじゃないか。




52 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/01(火) 23:32:29 ID:36Q4TZd7
まあま、例え容量限界に達しても次スレつくるだけの話で誰も困らないっさ

53 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/01(火) 23:32:39 ID:UwtNOt5G
>>49
わかったよ、うんこしてねるわ
ついでに禁止してないと言い張るなら命令口調はやめておけ

54 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/01(火) 23:39:16 ID:uP0JKvRQ
>>50
わかってくれたか
投稿自体を自重ってんじゃない他に色んな方法で他の奴を楽しませてやれ、さすれば俺も助かる
>>52
アホか、スレ立てだって誰がいつやるかわからない、重複しやすくなったり満足にできなくなることもあるだろう
それに今回だって容量オーバーな事に気づかない人がたくさんいただろう?かくいう俺もだ

55 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/01(火) 23:46:23 ID:36Q4TZd7
なんだ個人的な恨みかー

56 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/01(火) 23:49:20 ID:uP0JKvRQ
何かおかしいか?
こっちは普段糞くだらない世界観でのオナニー小説に目を瞑ってやってるんだぞ?
書く側も配慮するなり譲歩するのは当たり前の事だろ?

57 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/01(火) 23:53:33 ID:UwtNOt5G
あーもうみんなうんこして寝ようぜw
嫌ならそもそも来なきゃいいってのが解らんのが湧いてるから

58 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/01(火) 23:53:35 ID:36Q4TZd7
言い分はわかったからそろそろハルヒスレらしい話題振ってくれ。

59 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/01(火) 23:58:01 ID:uP0JKvRQ
>>57
> 嫌ならそもそも来なきゃいい
ここがおかしいだろ?そもそもお前>>47で俺の所有物なのかと非難してるが
それだとなんだ?SSが好きな奴らだけの所有物なのか?
このスレを少しでも良い方向へと進めるように助言してるんだぞ?

>>58
別に俺は話題作りのためにやってるわけじゃないんだが…もしかしてキミは馬鹿?

60 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/02(水) 00:03:11 ID:1N5xWInX
本スレより転
http://thumb.uploda.org/file/uporg1517421.png

61 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/02(水) 00:04:25 ID:noBA3JzO
そういや、すっかり忘れてたけど本スレからこれを転載しとこうと思ってたのだった。
たしかこのスレではまだ見かけてなかったよね。
ttp://thumb.uploda.org/file/uporg1517421.png


62 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/02(水) 00:05:04 ID:36Q4TZd7
>>60
ごめんなさい。

63 :SS:25年前の七夕 前篇(1/5):2008/07/02(水) 00:05:34 ID:rVQ0sayD
夕闇せまる空には星が見え始めた。梅雨時なのに、この日も晴れだったんだな。

「で、あんた、あたしにどんな用があるの?」
「…」

声だけ聞くと、まるでハルヒに聞かれたみたいだ。いや、声だけじゃない、しゃべり方もハルヒにそっくりなこの女の子は、
なんと制服と髪型以外の姿かたちまでハルヒそっくりだった。少しぼーっとしてたらハルヒと話してると錯覚を起こしそう
なくらいだ。あぁ、ちなみにこの目の前の子は長髪ポニーテールで、以前の改変世界で見たハルヒがポニーテールにした
感じが近い。まさか七夕の日に、そしてこんな所でこの姿をまた見られるとは思わなかったな。

「それは重要なこと?」
「ああ、とても重要なことだ。俺だけじゃない、君にとっても重要なことだ。」
「ふ〜ん、そう。でも、あたしは普通の人間の相手をしてる暇ないの。つまんない話だったら、すぐ聞くの止めるわよ。
いいわね?」

あぁ”普通の人間を相手にしない”ってこの頃から言ってたのか。子は親の鏡とはよくいったもんだ。

「残念だが、俺としてもこれからする話がつまらない話だったらどんなによかったかと思ってるくらいだ。」
「ふん。大した自信ね。」
「それに、そうなったのは俺のせいじゃなくて、君のせいでもある。いや、君は自覚がないだろうけど。」
「何よ、あたしが以前にあんたに何をしたって言うの?」
「君が俺に何かしたわけじゃない。これからするんだ。」
「なにそれ、あ〜何かいらいらするわね。わかったわよ、まず事情を説明しなさい!」
「ああ。」

しかし本当に口調までハルヒにそっくりだ。まあその方がこちらとしても応対しやすいけどな。ということで目の前の
女の子に俺が”誰”であるか、説明を始めた。
「俺の名前は……」



64 :SS:25年前の七夕 前篇(2/5):2008/07/02(水) 00:06:11 ID:rVQ0sayD

そろそろ七夕だ。今年の部室も、窓際には笹があって、それぞれ願い事を書いた笹飾りがある。団員が書いた願い事
だが、ハルヒは『世界があたしを中心に回るようにせよ』『地球の自転を逆回転にして欲しい』だとさ。って、それは去年と
同じじゃないか? まぁあとは……いや面倒だから省略!

とにかく今年は去年と違って、ごく普通の何もない日になるはずだった。いや、そう思いたかっただけなのかもしれない。

さて部室にはハルヒもいて、長門もいて、朝比奈さんもいる。ああ、それと古泉もいるぞ。団長席に座ってるハルヒは朝から
少し不機嫌な顔をしてるのが気になるが、それも何時ものことで明日には直るさ、と思っていた。そうこうしてるうちに古泉
がボードゲームの中からカードバトルのものをひっぱり出してきた。まぁおれも暇だし相手をしてやるか。
「じゃ、カードを配りますよ。」
古泉、そんな事をいちいち言わなくていいぞ。それに俺にウィンクすんな、気持ち悪いやつだ。そう思ってカードを手元に
引き寄せてみたら、一番下のカードに何か書かれた付箋紙が貼ってある。何だこれ?

”あと2分で衝撃が来ます。そしたら涼宮さんを団長席の机の下へ”

「!?」
古泉はいつのまにか机の上に時計を置いてやがった。その時計はタイマー表示だが、って、あと40秒!?

35秒…20秒…パタン!と本を閉じる音がして、長門が立ち上がった。
「ん、どしたの、有希?」
ハルヒは不思議そうな顔で長門を見ているが、長門は窓の外を見てる。俺は直観した、これは本気でやばいことが起こるって
ことだ!!カウントダウンを見ると…あと5秒…4…3…2…1…

ドォォォォん!!!!!!!

大きな音とともに衝撃が部室を襲った瞬間、俺は弾かれるようにハルヒに飛びかかって団長席前の机の下に押し込んで、覆い
かぶさった。次の衝撃に備え……あれ、静かになった。地震にしては揺れが続かないし、なんだ?

「もういい」
と、長門が一言。なんだよ脅かしておいてこれか? 俺がハルヒに覆いかぶさったからにはただではすまないのだが……おい
ハルヒ、なんで反応がない。顔を見ると、ん、寝てる?なんで?
「大丈夫、涼宮ハルヒは意識がなくなってるだけ」
「へ?」
ちょ、ちょっとまて、俺が机の下に押し込む際にハルヒの頭をどっかぶつけたか? そう聞こうとする前に長門が続けた。
「あなたは何もしてない。意識がないのは別の原因」
外を見てる長門は淡々と話し続ける。なんだ別の原因って?と思ったらよろよろと朝比奈さんが立ち上がりつつ言った。
「キョンくん、それはわたしから説明します」
朝比奈さんが”わたし”と言ってる。その姿はいつもの朝比奈さんなのだが、その後のセリフは最初の不思議探索の時に
俺と話した時を彷彿とさせた。ということは、本気でやばいことが起こってるという俺の直観は間違ってなかったみたいだ。

やれやれ、今年は七夕の前にひと騒動なのかよ。



65 :SS:25年前の七夕 前篇(3/5):2008/07/02(水) 00:06:51 ID:rVQ0sayD

とりあえずハルヒを団長席に座らせた。これだけ見てると椅子で寝てるようだ。そういえばあまりハルヒの寝顔なんざ見た
ことないよな。そうやってまじまじとハルヒを見てる後ろから朝比奈さんが俺に語りかけてきた。
「キョンくん、さっきの衝撃、変だと思いませんでしたか?」
「ええ。あれは何ですか?地震じゃなさそうですけど」
「あれは時空振です」
う〜ん、SFちっくな名前のものが出てきたが、そりゃなんだ?
「時間変動が起こった際に生じる振動で、いわゆる時間の”波”です。そうは言っても、わたしも初めて経験しましたけど」
「はぁ」
「でもあれ自体はそれほど大したものじゃありません。問題なのは時空振が起こった原因です。時空振が起こるのは
過去に何か起こった時で、それが急激にこの時代に影響をおよぼそうとして起きるのがさっき振動なんです」

う〜ん、よくわからん。何で過去に起こったことが何で地震みたいな振動になるのか、俺の貧弱な頭では理解できん。
仕方ないから思ったとおりに聞いてみよう。

「朝比奈さん、なんで過去に起こったことがあんな地震になるんですか?」
「い、いえ、ただ過去に何か起こっただけじゃ起きません。あれは過去が急激に改編された際に起きるものです」
「いや、急激って言っても過去にどうやって干渉するんです? そんなことができるのはこう言っちゃなんですけど、ここ
では朝比奈さんくらいしかいないですよ」
「そうです。でもわたしは過去に行くことはできますけど、時空振を起こすような急激な改編なんかはできないです。この
時空振はその時代にいないのに、外部から強力な力とかで過去に直接影響を及ぼしてしまった際に起こるんです」
「うーん、そんな強力な力を持ってるのは…長門、お前か?」

そこまで言って気がついた。長門なんか足もとにおよばない、もっと強力な力持ったやつがここにいるじゃないか!?
「ハルヒ!?」

「そうです。」
なるほど、ハルヒなら何が起きても、いや起こしても確かに不思議はない。というかSOS団の人知を超えた騒動の原因は
一部の例外を除いてハルヒ以外にはないからな。
「なるほど理解できましたよ、朝比奈さん。ハルヒなら何でもありですから。でも原因は何なんですか?」
「そ、それは…」
朝比奈さんは少し困惑しているが、そう言った横からいきなり顔を近づけた奴が。おい古泉、顔が近いぞ。
「それは僕から説明した方がいいでしょう」

古泉はいつものもったいぶった感じで語り始めた。
「実は昨日夜から閉鎖空間が頻発していたのですが、ある時間を境に急に消失したんです」
「古泉、消えただけならいい話じゃないのか?」
「そうです。でも、その消失した瞬間に過去に干渉していたらしいのです。そうですよね、朝比奈さん?」
古泉の言葉に首をこくっと縦に振る朝比奈さん。この2人がこういう連携を見せるのは珍しいな。
「そしてその原因は、涼宮さんがある方と喧嘩した事が原因です」

気がつくと3人が俺を見てる。ちょっとまて、俺は昨日何もしてないぞ。
「おいおい、俺は昨日はハルヒと喧嘩なんかしてないぞ」
「いえ、あなたじゃありませんよ。そこからは長門さんがご存じのようです」

古泉のセリフがあった瞬間、それまで外を見ていた長門が急にこっちを向いた。うむ、今日はこの3人の連携がいいな。
だがそれは事態が深刻だという証明だったことを思い知らされたのはこのあとだった。



66 :SS:25年前の七夕 前篇(4/5):2008/07/02(水) 00:07:21 ID:F9WqvZYV

「涼宮ハルヒの両親」

長門が一言、いや簡潔だ。なるほど、ハルヒのやつ親と喧嘩したのか。こいつの事だからさぞ壮絶だったかもしれない。
だが、それがどうして?
「長門、親と喧嘩するなんてハルヒでも珍しい事じゃないだろう?」
「そう。でも昨夜は違った」
「違うって何が?」
「昨夜は涼宮ハルヒは両親がいなくなればいい、と思ってしまった」
「へ?」
「そして無意識のうちにそれを実行した」

ああ、なんとなく理解できてきたよ。ハルヒのことだから、あのトンでもパワーで後先考えず過去に干渉して両親を消そうと
でもしたんだろう。でもハルヒ、お前の両親がいなかったらお前生まれてこないだろうよ。何考えてるんだ、まったく。

「なるほど何となくわかってきたよ、長門」
「その振動がいつ来るかは直前までわからない。だからこの部室だけをこの時空から切り離した」
そう言って長門はまた外を向いた。一見外は晴れてて、なにも起きていなさそうに見えるが、そうじゃないんだろう。
「この部室は外界から切り離された異世界ってことか?」
「違う。でも近い概念。そして私の力だけではこの部屋の現状を維持するだけで精いっぱい。」

精一杯って長門が? それは深刻な事態ってことだ。だが待てよ、この部屋が異世界みたいなものだとしたら、外は
別世界ということになる。それはハルヒの両親が別れた世界だから……

「と、ということは、もしこの部室の外にハルヒが出たら?」
「涼宮ハルヒは消失する」
「!?」

気がついたら俺は長門みたいな絶句をしてた。しばらくして冷や汗を流してるのに気がついた。あの改変世界の時の衝撃
を思い出したからだ。あれは悪夢だったが、今回もそれに劣らずやばいことだけは理解できた。しかも前回は世界が変わった
だけである意味ハルヒは存在してたわけだが、今回はハルヒが消えてしまうという事実が俺の心を締め付けた。

「あ、朝比奈さん!どうしたらいいんですか!? 長門、お前の力でどうにかならないのか!?」
我を忘れて叫ぶように質問を投げかけてた俺に対し、長門が今度はゆっくり振りかえって答えた。
「方法はある」
「え!?」
「でも、あなたが落ち着いて行動しないとだめになる。」
「あ……ああ。」

そうだ、落ち着かないと。それに今回はこの前と違ってこの3人がまだ健在なんだから何とかなるだろう。落ち着け、落ち着く
んだ俺……ふう。

「い、いや、すまない長門。もう大丈夫だ。それと…朝比奈さん、過去の何を変えようとしたんですか、ハルヒのやつは?」
「細かいことはわかりません。でも大体はわかってます。どうも涼宮さんは両親の関係に干渉して関係を壊すようにした
らしいです。」

うん、さすがのハルヒも両親の存在を消すということはしなかったのか。でも似たようなもんだけどな。



67 :SS:25年前の七夕 前篇(5/5):2008/07/02(水) 00:07:54 ID:rVQ0sayD

「朝比奈さん、その過去って何年前のことなんですか?」
「いまわかってるのは今から25年前です」
「25年って、またかなり昔の話ですね」
「それも25年前の…七夕なんです」
「え!また七夕ですか」

25年前って俺、まだ生まれてないぞ。ハルヒよ、またなんでそんな昔に干渉するんだよ、まったく。まぁそのくらいがハルヒの
ご両親の出会いのころなんだろうな。 ん、でもちょっと待った! 3年、いや今からだと4年以上の昔には、断層だか何か
ハルヒのせいで行けなくなったのじゃなかったけ?

「朝比奈さん、そんな昔にはいけなくなったんじゃないんですか?」
「そ、それが、今朝からはその時代までは行けるようになったんです。それ以外にもいろいろと時空解析とかあるんですけど。
おそらく涼宮さんがその25年前の過去のある時点に干渉する際に何か条件を変えたんだと思います。それも無意識で」
ああ、なるほど。それで25年前だってわかったってことか。

だが理由がわかってもこれではハルヒは意識がないままだ。なんとか解決しないと。
「で、どうすればハルヒの意識が戻るんですか? 過去に行かないといけないんですか?」
朝比奈さんは少しうつむいたあと、俺の顔を見つめてはっきりと言った。
「そ、そうです。だからキョンくん、わたしと一緒に25年前に行ってください!!」
「は、はい?」
「どうしても来てもらわないと困るんです。」
妙に力強く話す朝比奈さん。そりゃハルヒを助けるため&朝比奈さんのお願いとあらば、たとえ火の中水の中、と言いたい
ところだが……やっぱり俺が行くのか?
「わ、わかりました。でも何をすればいいのか??」
「それは、涼宮さんのご両親、いえ、涼宮さんのお母さんの方を説得するんです。」
「俺が?」
「キョンくん、これはあなたしかできないんです。」

結局、俺は朝比奈さんと25年前に行くことになった。古泉は時間旅行では超能力関係ないから今回は留守番だ。長門は部室
から動けなかった。部室内に防壁を張ってるらしいのはさっき聞いたし、そのおかげでハルヒが突然消えたりせずにすんでるが、
現状維持が精いっぱいなのは俺でもわかる。

「じゃあ、行きますよ、キョンくん。」
「朝比奈さん、ここからですか?」
「あ、あの、この部屋から出られないんです。ごめんなさい」
ああ、そうだ。長門がこの部屋を隔離してたんだっけか。
「あ、ちょっと待ってください、朝比奈さん。」
俺は朝比奈さんから離れて、ハルヒに近寄った。寝てるように見えるし、まぁ静かなハルヒはそれはそれでいいかもしれないが、
あのうるさいハルヒがいないと寂しい。そう思いつつ俺はハルヒの手を握った。しばらくそのままでいたが、いつまでもこんなこと
していても埒が明かないだろう。
「じゃ、行ってくるぞ、ハルヒ!」

「朝比奈さん、お願いします。」
「はい!」
「あとは頼んだぞ、長門に古泉。」
「わかった」
窓の外を見てる長門は数ミクロン単位でうなずいてるみたいだ。
「了解です。あなたも十分気をつけてください。」
古泉は申し訳なさそうに言った。いや古泉、別にお前のせいじゃないんだから、いちいち気にするなよ。

俺は朝比奈さんとともに過去に旅立った。



68 :SS:25年前の七夕 前篇(おまけ):2008/07/02(水) 00:09:50 ID:rVQ0sayD
僕と長門さんは今回は部室で留守番です。まぁ涼宮さんを預かってるわけで、大事な留守番かもしれませんが…

彼は朝比奈さんと行ってしまったらしいです。いや、気がついたらあの2人が目の前から消えてたんです。朝比奈さんの能力って
どんなものか実は興味があったんですが、まったくわかりませんでした。長門さんはじーっと外を見てますね。でも閉鎖空間での
出来事じゃないので僕にはできることはありません。残念ですけど。

「しかし長門さん、今回は僕が無力であることを思い知らされました。」
「…」
「よく朝比奈さんがそういうセリフを口にしますけど、今回は僕がそれを言う番ですね。そして確かにこういう肝心な時に皆さん
のお役に立てないのは悔しいです。」
「私もここを維持するしか能力がない」
「それだけでもいいですよ。いずれにしろ、彼に任せるしかありません。でも彼なら問題なく解決してくれるでしょう」
「……」
「それを信じて待ちましょうか」


69 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/02(水) 00:12:03 ID:m0Bzk9Vs
このスレでまだ出てないとか…本格的にただのSSスレみたいだな


甜菜、文字無し
ttp://moepic2.dip.jp/gazo/detail/files/detail36991.jpg ※でっかい注意
某ハルヒスレから甜菜
ttp://www.vipper.net/vip555726.png

キョン子に見え(ry

70 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/02(水) 00:14:16 ID:rVQ0sayD
前スレだったかの「バック・トゥ・ザ・フューチャー」ネタでぴーんと思いつきました。
七夕ごろになると力作出そうなので、先に投下します。
後編は推敲中なのでまた明日に。

しかし、いい具合に長髪ポニーテールハルヒ絵が出てますね(`・ω・´)

71 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/02(水) 00:15:11 ID:EwhLyrgK
>>68

wktk<====
To
be Continued

72 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/02(水) 00:15:19 ID:noBA3JzO
>>63-68
おお、前スレで言ってたネタですね。
続きを期待しときます。

73 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/02(水) 00:19:48 ID:6Dl0Rvya
>70
GJ!後編も期待してます!

74 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/02(水) 00:22:41 ID:0mMecLKL
>>63
wktkしつつ待っとる
>>69
何か違和感あるな、カチューシャしてないのとロングだからかね

75 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/02(水) 00:24:14 ID:y1u4bQ+L
スマン、前スレで多分史上最長のSSを投稿した俺の責任もある
だからって糞みたいなオナニー小説とかぬかしたバカに頭を下げる気は全く無いがな
しかもついさっきシベリア永久追放になっちまった。
七夕のSS書いたら携帯で報告するよ
てめぇの「糞みたいなオナニー小説」とやらがどんだけ支持されてんのか思い知らせてやる。
引退は止めだ!職人のプライドを賭けて現役復帰してやる


76 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/02(水) 00:27:49 ID:TFbBLnXU
>>27
遅まきながらだが激しくGJ!江戸の風俗とか
細かいところでも楽しませてもらったよ!
お産のとこで涙ぐんだのは俺だけじゃないよな?w
あとオタ芸ワロスwww谷口自重www

>>60
GJ!後編もwktkだな!

77 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/02(水) 00:28:03 ID:EwhLyrgK
>>75
すごい自信だな!!
プレッシャー掛けるつもりもないし掛けても多分どうってことないだろうけどw
超期待してwktkスタンバってるぜ〜!!

78 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/02(水) 00:29:27 ID:h4RPm6nH
むきになるな。お前が痛い人になっとるぞ。
格好いい男ってのは余裕のある男だ。

79 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/02(水) 00:30:27 ID:jMvAN21A
>>75
その心意気に惚れた 応援してる

でも、結局あれアラシだよな。
みんなわかってるからあえてスルーしてるんだろうけど。
最近、そういう水をさす輩が多いね。

80 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/02(水) 00:36:27 ID:noBA3JzO
多いというか自治レスのぞけば実質一人だけだと思う。

81 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/02(水) 00:37:00 ID:d2jk1m2j
このスレは偏りすぎてる

82 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/02(水) 00:39:26 ID:vy0AOnfL
>>75
自分で自分を職人(笑)とか言っちゃって(笑)オナニー職人ですか?(笑)
そもそもSSをやめろって言ってないだろ?
長文でも連投でも節度があるって言ってんだ、だからバーボン食らうんだろうが
それともそこもわからない程おバカなのかな?
>>79
荒らし?その根拠を言ってみろよw
はっきり言って長文連投する奴のほうが十分荒らし
ここは長文用意して公開オナニーするようなそういう板じゃ無いんでね^^
ってか俺はおまえ達に提案してやってんだ、感謝しろよな

83 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/02(水) 00:40:11 ID:27A3P7AO
まあ驚愕が出て、二期が始まるなら、自動的にSSスレを脱すると思うね。
SSが減るというのでなく他の書き込みが増えて速度自体が上がる。
今は過渡期でしょう。

84 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/02(水) 00:44:08 ID:m0Bzk9Vs
>>75
アンタが言い返してちゃ馬鹿にしてるそいつと同レベルだぞ

>>82
まぁ口は悪いが言おうとしてる事はなんとなくわかる
SS嫌いも職人も仲良くできるように双方努力して譲歩しあえばいいのよ

85 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/02(水) 00:45:39 ID:noBA3JzO
お互いNGに入れればこの世界に争いはなくなるのでそれでおk

86 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/02(水) 00:47:31 ID:wTvJfsq/
あえて水を差すのはどうかと思うが、残り容量を確認し損ねたのは確かに失敗であった。
次からは気をつけないと。

>>50
今回もGJ!だったぜ。めげずにまた投下してくれ><
>>70
これなんてBTFだと思ったらおまwww
>>69
体操服っぽいな。消失バージョンか。

87 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/02(水) 00:51:01 ID:0mMecLKL
SSも良いけど、たまには初心に帰ってハルヒでつぼったシーンでも語ろうや
孤島島症候群のキョンの無事が確認できてホッとする所がすごく良い

88 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/02(水) 00:57:04 ID:EwhLyrgK
>>87
心配してるシーンとか
中の人の演技年齢が微妙に上昇してるというかw

うん、ツボなんだ、個人的にwww

89 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/02(水) 00:59:31 ID:m0Bzk9Vs
俺が最初に(・∀・)イイ!!ってなったのは
憂鬱Tでキョンに言いまかされて「ウルサイ!」って言った後のアヒル口のハルヒだな…個人的に凄く好きなんだw

で結局堕ちたのは憂鬱W
つまり最終話の閉鎖空間で閉じ込められた次の日にちゃっかりポニテにしてくるハルヒに撃たれた(*´Д`*)

90 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/02(水) 01:03:32 ID:h4RPm6nH
×IV
○VI

91 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/02(水) 01:04:19 ID:m0Bzk9Vs
>>90
(/ω\)

92 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/02(水) 01:07:15 ID:noBA3JzO
ツボというか惚れたシーンは
やっぱり例のただの人間には興味ありません以下略のシーンかな
別にキョンに感情移入したつもりはないんだけどねー

93 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/02(水) 01:24:56 ID:wTvJfsq/
くじ引きでキョンと一緒になれなくて、ジュースをズズーっ!って飲むシーンとか結構好きだw

94 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/02(水) 01:27:16 ID:2ilUCWKI
>>1

95 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/02(水) 01:34:35 ID:6Dl0Rvya
俺は最初のキョンのネクタイを掴んで廊下を突っ走るシーンかな。
あの、行動力!
いいね。

96 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/02(水) 01:36:24 ID:AJ88+R5j
最初観たとき、あのくじ引きでハルヒが不機嫌になったのが意外だった。
あの時点ではまだキョンに対してそういう感情を抱いていたようには思えなかったから。
というか今でもあの描写はやっぱり唐突な感じがするw

97 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/02(水) 02:18:45 ID:wTvJfsq/
なんとなく面白くない! って感じだったんだろうな。
当時は他の団員はおまけで集めてきたってだけだったし。キョンと話がしたかったのかも知れん。

98 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/02(水) 02:21:06 ID:ZnWAT47C
たしかにそうなのね。

99 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/02(水) 07:03:09 ID:fSHEHqI9
憂鬱だけで終わるはずだったから憂鬱の二人の関係は駆け足だよねえ。
キョンもキョンで閉鎖空間で一度は決定的な答えを出しちゃったんだよね。
その後シリーズを続けることになったせいでいくらか巻き戻ってるけど、
あの時キョンが出した答えを妄想して言葉にするといつも2828が止まらない。

100 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/02(水) 07:10:28 ID:D/l+ciuj
俺もツボったシーンじゃなくて惚れたシーンだけどLost my musicを歌っているところかな
あれはあまりにも可愛すぎた

101 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/02(水) 07:43:53 ID:gIPnEwXr
俺はハルヒが面白いとかなんとか、個人サイトの掲示板で書いてあるのを見て探し始めた。
ようつべで見つけたのはMADが最初だったけどな。
心臓撃ち抜かれました、アニオタ陥落まで僅か2ヶ月でした。

102 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/02(水) 07:55:35 ID:gBSNSnp3
少数派だろうが俺は谷口の回想に出てきた中学生ハルヒにやられたw
普通の人間の相手をしている暇はないの!ってやつ

誰かそこの画像を持ってないか?

103 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/02(水) 08:38:38 ID:9c4J9lAf
草投げつけて跳ね返ってきたときのハルにゃんの可愛さは異常

104 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/02(水) 09:10:00 ID:I24N8xAe
>>103
自分もあれにやられたぜ。ライブアライブは良いシーンが多いな。
ENOZのみんながお礼を言いに来たとき、キョンを一緒に連れて行ったりw
退屈のあんたが〜の笑顔も良い。退屈とライブアライブはキョンの珍しい笑顔も見れる。

105 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/02(水) 09:19:04 ID:USBIcKrb
キョンの笑顔を見ると幸せになれるという噂がありましてね

106 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/02(水) 09:36:33 ID:gnX1sAAR
>>105を検証してみた


キョンの笑顔を見るとハルヒが幸せになれる

ハルヒが幸せならスレ住人は幸せになれる

結果キョンの笑顔を見ると幸せになれる

よってその噂は証明出来ました

107 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/02(水) 10:50:52 ID:naMRYdTc
来たわよ!待望の転校生!凄いと思わない!?謎の転校生よ!間違いないっ!!

あの笑顔の可愛さは言葉にできん

108 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/02(水) 11:42:44 ID:Tb9H0CbG
俺はOPの初っぱなの、幼ハルにゃんが手を差し伸べられて笑顔になるシーンだな。
あの眩しい笑顔はたまらん……

109 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/02(水) 12:39:44 ID:DmhlvY9A
部室で親父の日本刀を自慢するハルヒ

110 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/02(水) 14:45:33 ID:7AVDfXzq
ハルにゃんと海で遊びたいよぉ

111 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/02(水) 14:50:41 ID:D/l+ciuj
ハルにゃんに日焼け止め塗ってあげたい

112 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/02(水) 15:06:04 ID:DmhlvY9A
湘南の海でクラゲに刺されたハルヒ

113 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/02(水) 16:26:20 ID:wTvJfsq/
足ひれをつけたキョンが助けにいくも、逆に助けられるんですね

114 :名無しさん@お腹いっばい。:2008/07/02(水) 17:46:35 ID:H2Mzz89G
やっぱりかわいいですよね!

115 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/02(水) 17:55:17 ID:g47ykHOu
ミスユニバースに出るハルにゃん

116 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/02(水) 18:00:25 ID:9B6v6xAn
キラッ☆

117 :名無しさん@おなかいっぱい。:2008/07/02(水) 18:25:36 ID:H2Mzz89G
>>115

絶対優勝!

118 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/02(水) 18:43:58 ID:g47ykHOu
>>117
とりあえずsageろ。

119 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/02(水) 18:55:30 ID:cFPv0IT8
文字通りのミスユニヴァース(宇宙)か?

120 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/02(水) 19:22:37 ID:Tb9H0CbG
でも実際そういうイベントがあったら、みくるや長門を可愛くプロデュースする裏方に徹するんだよね。

121 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/02(水) 19:32:04 ID:cFPv0IT8
さらにそのどさくさにまぎれてキョン一人にハルにゃんをプロデュースしようとする古泉がいるのも間違いないな。

122 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/02(水) 20:41:49 ID:uvxqAKHj
さっきザスニ見てきたがあのハルヒピンナップはすごいな、情熱をもてあますw
あそこにキョン妹がいるってことは近くにキョンもいるってことだよな
うらやましすぎるぜw

123 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/02(水) 20:48:54 ID:VkuWObeU
成長したらヤンデレになるキョンの妹

124 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/02(水) 20:55:36 ID:ELA12QTh
ハルヒのカチューシャの構造が未だによく分からない…

125 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/02(水) 20:57:33 ID:m9Bj/W+C
実はあれが本体

126 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/02(水) 21:16:12 ID:VkuWObeU
ハルヒがさせてくれないのでふてくされるキョン

127 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/02(水) 21:33:38 ID:d2jk1m2j
カチューシャをぱたぱたさせて空を飛ぼうとするハルヒ

128 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/02(水) 21:34:38 ID:gnX1sAAR
チューですね?分かります

129 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/02(水) 21:46:52 ID:lFYBxtxZ
キョン「ハルヒはなんで空を飛ぶんだ〜?」
ハルヒ「団長ですよ〜」

130 :SS:25年前の七夕 後編(1/8):2008/07/02(水) 21:56:43 ID:1OWehvAq

う〜ん、何度経験してもこの時間を越えるという感覚には慣れないな。

「だ、大丈夫ですかぁ?」
朝比奈さんは心配そうに俺を見つめてる。いやここで心配させちゃいけないし、こんなのはこれから待ち受けるであろう試練に
比べたら屁でもないんだろうからな。
「だ、大丈夫です、朝比奈さん。ところでここは部室?」
部屋の広さは、さっきまでいた部室と同じなのはわかった。ただ物がほとんどないし、なにより部屋の壁とかが綺麗だ。
「25年前の部室です。でもこの頃は誰も使ってないです」
「しかし、物がないと初めてこの部室に来た頃と同じ感じですね」

「でも、キョンくん。ごめんなさい。」
急に謝り出した朝比奈さん。なんだなんだ?
「キョンくんが行かないといけない場所はここじゃないんです」
「へ?」
「実は駅前の例の、ほら、わたしがあなたに未来人と告白した、あの公園なんですぅ」
「え、あの坂を下った先の!?」
「ごめんなさい。あの部室から出るわけにいかなかったので、ここに来るしかなかったんです」

あ、そうか。あの部室は時間から長門が隔離してたんだよな。それじゃ仕方ない。
「気を付けてください。25年前ですから、少し街の様子が違います。それに制服も夏服とは言え微妙に違うので、あまり北高の
生徒にみられないように校門を出てください」
「うーん、いきなりですか。じゃあ朝比奈さん行きますか!」
「あ、ちょっと待ってください。わたしはここに居残りしないといけないんです」
「え?」

あ、そういえば朝比奈さんはメイド姿だ。いや、いつものことだからすっかり忘れてた。俺の制服どころの騒ぎじゃないな。
「こ、この恰好はさすがに目立ちますからぁ」
「そ、そうですね。でも困ったな」
俺一人で解決ってことか。いきなり厳しいな。俺が状況を把握せずにハルヒの母親を説得できるのか少々自信がないし。いや、
そもそもハルヒの母親って見たことないぞ。どうするんだ?

「でも安心してください。校門を出たとこで別の担当者が待っています。その人の指示に従ってください」
「べ、別の担当者?それ誰ですか?」
「ごめんなさい、禁則事項じゃないんですけど…実はわたしも知りません。でもキョンくんなら会えばわかるそうですって」
俺は未来人に知り合いなんていませんよ、と言いかけて思い出した。ああ、たぶんあの人なんだろうな。
「わかりました。じゃぁ行ってきます!」
「気をつけてくださいね、キョンくん」

部室を出ると、そこは見慣れた廊下だった。このへんは25年前と同じなんだな。幸いにしてほとんど生徒も先生もいなかった
ために校門までは楽にたどり着けた。ああ、靴は上履きのままだが、これは仕方ない。幸いにして25年前の七夕の日は天気
がいいらしい。腹くくって俺は校門を出た。さて”あの人”はどこかな?

「キョンくん、こっちです」
電柱の影から出てきたのは、白いブラウスに黒のミニタイトスカートをはいたスタイル抜群の髪の長い女性だった。
「お久しぶり。でも、その様子ではわたしが来るとわかってたみたいね」
「まあね、もう慣れましたよ。じゃあ行きますか」

さぁ、この坂を下って行きましょう、朝比奈さん!


131 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/02(水) 21:57:05 ID:h4RPm6nH
>>123
「ヤンデレの妹に死ぬほど愛されて眠れないキョン」ですね?

132 :SS:25年前の七夕 後編(2/8):2008/07/02(水) 21:57:42 ID:1OWehvAq

本当なら途中の街を少し見物しつつ行きたいとこだが、残念ながら心にその余裕がない。25年前と言えば、俺が生まれる
前で、昭和の最後の方なんだろう。すれ違う車が少々古いし、そもそも高い建物があまりないな。途中の商店の七夕飾りに
198*年とあるのが見えたし、途中目についた駅までの案内図を見ると”国鉄”とあったからここは確かに25年前なんだろう。
そうこうするうちに例の公園の入口にたどり着いてしまった。だいぶ雰囲気違うが、場所的にはこの公園で間違いないはずだ。
「キョンくん、こっちです」
俺は朝比奈さん(大)と一緒に公園に入った。

さて、公園の茂みの中で待機中の俺と朝比奈さん(大)だが、まだ肝心な事を聞いてない。

「で、ハルヒの母親と何を話せばいいんです?」
「正直に話してください。そしたら彼女はあなたを信用します」
「未来から来たことを、ですか?」
「そうです。そしてこの時代にきた理由も、です。」
「ハルヒのことを話すんですか?うーん、こんな突拍子もない話を信じてくれるんですか?」
「そこは涼宮さんと同じなんですよ。子は親の鏡と言いますけど、彼女も涼宮さんと同じ思考してるんです」
ということは、あの自己中心的・傍若無人・猪突猛進・唯我独尊かつ変人なものも親子そっくりなんだろうか?
「同じ思考って、もしかしてハルヒの母親もハルヒと同じ能力を持ってるとか?」
「いえ、それはありません。彼女は普通の人間なんです。我々も不思議に思ってるんですけど、それは間違いないです」
ああよかった。あんな力が突然ハルヒに宿るのはそれはそれで怖いが、代々遺伝で伝わって方がもっと怖いからな。

「あ、でもキョンくん、2点注意があります。まず、あなたや涼宮さんの名前だけは言わないでおいてください。それと涼宮さんにも
誰にもこの事を伏せておくように彼女にお願いしてください」
「は、はあ…」
「それ以外はあなたの思ったまま話してください」

うーん、大丈夫か?何か不安だな。そう思ってる所に聞いたことある声がする。少し怒った感じで大声で話すハルヒそっくりの声だ。
「ほらキョンくん、来ましたよ」
「朝比奈さん。声だけ聞くと、まるでハルヒが話してるみたいですね」
「ううん、声だけじゃありません。姿もそっくりなんですよ」

さてハルヒそっくりな声した女の子は一方的にまくしたててる感じだ。ここからじゃ見えないが、どうやら相手に対して怒ってるな。
何だか俺に対して言うのと同じだな。お、相手が見えてきた見えてきた……おや、あれは男だな。俺に似てるような似てないような。

「キョンくん。あれが涼宮さんのお父さんになる人です」
「ええ!?」
「このあと、本来の時空であれば仲直りするはずなのに、涼宮さんが過去のお母さんに影響を及ぼしてしまうんです」
ああ、そういう事か。ここで別れさせてしまうのか。お、男の方が何か言ってるぞ、と思ったらハルヒそっくりな子がそれを遮って一方的に
話し始めた。
「なんだかこうやって見てると夫婦喧嘩みたいですね。」
「今回のこれはそうです。涼宮さんが干渉しなければ、ただの恋人の喧嘩ですんでたことなんです」
「影響とか干渉って…ハルヒのやつ、何をしたんですかね?」
「何と言ったらいいかわかりませんが、悪魔のささやきみたいに心に語りかける程度です。でもこのままだと今の彼女はそれを
自分の心の声だと思いこんでしまうんです」

うーん、何だか悪魔のコスプレしたハルヒが自分の母親に悪戯する絵が頭に浮かんでしまった。いや、事態はそんなの生易しいもん
じゃないのはわかってるよ。
「しかしあの彼がハルヒのお父さんですか。結構一途なんですね、ハルヒのお母さんって人は」
「そこも涼宮さんと同じなんですよ。子は親の鏡ですから、彼女も涼宮さんと同じで恋も一途なんです」
「ふーん……って、ハルヒが?」
「そうですよ」

何を言ってるんだ、朝比奈さん?と思ってると、彼が何か言って、どっか行ってしまった。その表情ははっきりと見えないが、どうも
やれやれといった感じに見えた。なんか俺を見てるような気分だが、それは気のせいなんだろうか。


133 :SS:25年前の七夕 後編(3/8):2008/07/02(水) 21:58:21 ID:1OWehvAq

「じゃあキョンくん、行きましょうか」
といって朝比奈さん(大)は立ち上がった。って朝比奈さんも行くのか!?
「一緒に?」
「うん、でも最初だけです。さすがにあなた一人でいきなり話しかけても彼女に警戒されるでしょ?」
「うーん。」
でも確かにいきなり俺が話しかけたら怪しいわな。それと事情を知ってる人がいてくれると何かあったとき助かるし。そう思ってるうちに
朝比奈さん(大)は茂みから出ていってしまった。おっと俺も付いていかないと。あわてて道に出るとベンチに座ってる女の子が見えた。
制服が今と違って少しスカートの丈が長い感じだが、それ以外はハルヒそっくりな子がそこにいた。髪型は…なんとポニーテールだ。

間違いない、この子がハルヒの母親だ!

「キョンくん、あたしが声をかけてきっかけをつくりますから、その後彼女と話してください」
「大丈夫なんですかね?」
「あなたなら大丈夫です」
うーん、何を根拠にそんなに自信たっぷりに言うんですか、朝比奈さん。と、そう思ってるうちにその子に声をかけてた。

「こんにちわ。」
朝比奈さん(大)が声をかけるとハルヒが顔をあげた。いや、ハルヒの母親だけど…いや近くから見てもそっくり、いや本人と瓜二つだ。
まぁ親子なんだから不思議はないが。
「なに?」
ハルヒ…いや、この子が答えた。よく見ると少し目が赤いが、泣いてたのかな。
「あなたに話があるの。ごめんなさい、少しでいいから時間をくれないかしら?」
朝比奈さん(大)は笑顔でそのハルヒそっくりな女の子に話しかけた。ああ、この笑顔は見る者すべてを恋に落としそうな笑顔なんだよな。
「話って何よ?」
口調はハルヒっぽいが、どうやらこの子は朝比奈さん(大)の笑顔で警戒を少し解いてくれたみたいだ。さすが朝比奈さん。
「ううん、あたしじゃないの。この男の子があなたにしなきゃならない話があるの。聞いてくれる?」
「何よ、新手のナンパ?」
ハルヒならこういうのは即答で返さないと聞いてくれないだろうから、ここは俺が答えるべきだろう。

「違う。だが君の未来にかかわる話だ。」
「ふーん、そう。」
口調こそ興味なさそうだが、”未来”というキーワードを聞いた瞬間、目が好奇心であふれたのがわかった。
「じゃぁ、あとはよろしくね♪」
朝比奈さん(大)はそう言って、行ってしまった。いや、ほんとに最初だけなんだな……

そして冒頭のシーンに戻るわけだ。



134 :SS:25年前の七夕 後編(4/8):2008/07/02(水) 21:58:57 ID:1OWehvAq

「俺の名前は、ジョン・スミス。」
「はあ?」
ハルヒそっくりな子はあきれたように俺を見た。いや、俺だってこの名前を言いたくはないんだぞ。しかし4年前の七夕に続き、今度
は25年前の七夕でもこの名前を名乗るとはなあ。
「訳があってそう名乗ってる。」
「偽名ってこと?」
「いや、偽名であって偽名じゃない。この名前は他で使ってるからな」
「ふーん、まぁいいわ。続けて!」
「それと、これから俺が言う話は突拍子もないものに感じるかもしれないが、信じてほしい。」
「わかったわよ、いいから続けなさい。あ、でも立ったままだと疲れるでしょ。こっちに座る?」
「ああ、そうさせてもらうか」
そしてハルヒ…じゃないこの子の隣に座って話を続けた。

「俺は未来から来た。今からちょうど25年後の世界から、だ。」
「…」
「そして来た理由はただ一つ、君の娘を助けるためだ」
「あ、あたしの…娘?」
「ぶっちゃけて言おう。さっきの彼と仲直りしてほしい」
「え!?あ、あいつとあたしの未来の娘とどういう関係があるのよ?」

”どういう関係”ってここまで話せばわかると思ったんだが、この子はやっぱりハルヒに似て鈍感らしい。やっぱり親子似た者
同士だな。

「ま、まさか!?」
「そう、そのまさか、だ。」
「ちょっと、ウソでしょ!? なんであたしがあんな奴と一緒にならないといけないのよ!?」
おい、お前、何をパニくってる。
「さっきの彼がどんな奴なのかは俺は詳しく知らないし、いろいろ事情があるんだが、とにかくその彼と仲直りしてくれないと君の
娘の存在が消えてしまう。」
俺のセリフを聞いて、この子は何か考え込んでしまった。だが、その前に俺が未来から来たというのを疑う方が先だと思うの
だが、あの彼氏…いや、ハルヒの父親か…との関係が先に気になるみたいだ。

しばらく考え込んでいたこの子が顔をあげて俺に話しかけてきた。
「あんた…いや、ジョン? 未来から来たって言ったわね。」
「ああ。」
「じゃああんたは未来人って事?」
お、”未来人”ってハルヒが使ってた言葉だ。ということは、これもハルヒのオリジナルじゃなかったんだな、やれやれ。

「君から見ると俺は未来人という事になるな。」
「その証拠はあるの?」
お、この子はやっと俺を疑う気になったらしい。ここは朝比奈さん(大)の言うように正直に話しておくか。
「いや、ないな。俺は未来から君に会うために連れてこられただけで、時間を越えるのは他の人の仕事だ」
「他の人って、さっきのお姉さん?」
ああ、お姉さんって朝比奈さん(大)の事か。
「いや、あの人は違う…いや、厳密にいえばそうかな」
「何それ、どっちよ?」
「俺はあの人と一緒にこの時代に来たわけじゃないから、違うといえば違う」
同じ朝比奈さんなんだが、あれは(大)の方だから少し違うもんな。

「まあいいわ。まだ信じられないけど。でもあんたが未来人って事の方が面白いから、信じてあげるわ。」
「ああ、その方が助かるし、話が早い。」
おいおい、面白いから信じるってか。ほんとにハルヒと同じ思考なんだな。



135 :SS:25年前の七夕 後編(5/8):2008/07/02(水) 21:59:47 ID:1OWehvAq

俺の横にいるハルヒの母親になる子はつづけて聞いてきた。
「じゃあジョン、あんたが未来人なら聞くけど未来にE.T.いるの?」
「なんだ、いーてぃーって?」
「何って宇宙人のことよ。映画で有名じゃない。あんた、そんなの知らないの?」
そう言われればそんな映画があった気がする。あれって宇宙人が出る映画だったのか?

「すまん、それ昔の映画だから見たことないんだ。でも宇宙人なら会ったことあると言えるな」
「じゃあ、超能力者も?」
「そんな奴にもあったことあるな。」
「じゃ、異世界人も?」
「それは会ったことない。」
おいおい、ここまでハルヒと同じか。というか、ハルヒのトンでもな部分は全部母親ゆずりなのかよ!?そう思ってると、
その子は俺の目を覗き込んだ。ああ、こうやって見ると本当にハルヒそっくりだな。

「うん、嘘は言ってない目ね。」
ハルヒそっくりなこの子は俺に向かってそういってきた。うん、お前目を見ただけでわかるのか?

「そうか?」
「ん?じゃあ今言ったことは嘘なの?」
「残念ながら嘘はないな。というか俺だって好きでこの時代に来たわけじゃない。」
「あたしの娘のため、でしょ?」
「ああ。」
「じゃあ教えて。あたしの娘ってどんな感じの子なの?」
「君そっくりだな。顔も目も背の高さも。いや、髪型と制服以外は君と同じと言ってもいい」
「ふーん、じゃ性格は?」
「自己中心的・傍若無人・猪突猛進・唯我独尊。」
「へ?」
「退屈が嫌いで、何か面白そうなことをいつも探している。んで、かなりの短気で飽きっぽい。」
「…」
「君がどんな子が知らないけど、俺が知ってるハ…いや、君の娘はそんな感じだ。」
「そうなの。」
あ、考え込んでる。言いすぎたか?と思ったら意外な質問を俺にぶつけてきた。

「ジョン、そういうあんたはあたしの…その…娘をどう思ってるの?」
「ん?」
「あたしの娘を救うために時間を飛び越えて来たんでしょ?」
「ああ、そうだ。」
「あんたは娘の彼氏なんじゃないの?」
そりゃまた意外なこと聞いてくるな。そこは正直に答えておこう。

「ん〜君の娘に言わせると、自分は団長で俺は平の団員扱いだ。俺は君の娘が必要な存在だと思ってるけど、あいつは
俺なんか必要としてないかもな。それにあいつ曰く、”恋愛感情は精神的な病の一種”だとさ。俺が彼氏なんて言ったら、
君の娘にぶん殴られるだろうさ。」
驚いた顔をして聞いてたこの子は急に100Wの笑顔になった。

ああ、この笑顔までハルヒと同じなんだな。



136 :SS:25年前の七夕 後編(6/8):2008/07/02(水) 22:00:18 ID:1OWehvAq

「それは……きっと照れてるだけよ」
将来ハルヒの母親になるこの子は妙な事を言い出したぞ。

「どうしてそんな事わかるんだ?」
「あたしもそのセリフ言ったことあるからよ。でもそれってあいつに対して恥ずかしかったから言い訳で使ってただけ」
「あいつって、さっきの彼か?」
「そう。でもそれを言った後に後悔したわ。あいつがそれを本気で受け取ってしまって、何にもしてくれなくなったから」
「そりゃそうだ。そんなセリフ吐かれたら、君に好きだなんて言いにくくなるだろう?」
「そうよね。あんなこと言わなきゃよかった」

おいおい、そんなの別に今からでも撤回して言えばいいだろうさ。君はそいつが好きなんだろう?だったら正直にそういえば
いいのに。そう思った俺はそのまま言ってみた。
「だったら正直にあいつにそう言えばいいじゃないか」
「そ、そんなの、恥ずかしいから」
「ちょっと待て、恥ずかしいとかそんな事言ってたら、そいつはますますどっか行ってしまうぞ。君はそれでいいのか?」
「…」
「君の娘のためだけじゃない。君やあいつのために、そんな後ろ向きでいたら2人とも不幸になっちゃうじゃないか!」
「…」
「今からでも遅くない。ちゃんと思った事を伝えるんだ」
「わかったわよ。」

うーん、いかん。つい感情的になってしまった。でもこれで皆八方丸く収まるからそれでいいだろう。そう思ってる俺に
この子が意外なことを言ってきた。

「そういうジョン、あんたはどうなの?」
「ん?」
「あんた、あたしの娘を助けるために時間を越えてここまで来た。それだけ好きなんでしょ?」
そのずばっと切り込んできた言葉に俺は動揺した。
「そ、それは…わからない。」
な、何を言ってるんだ。ハルヒが俺なんか相手にするわけないじゃないか、そう思ってるうちにさらに畳みかけるように
俺に詰め寄ってきた。

「何が”わからない”よ! あんたもそう言って逃げてるだけじゃないの!?」
「…」
「わかったわよ、ジョン。あたし、あいつに正直に自分の気持ちを伝えるわ。だからあんたも帰ったらあたしの娘に
ちゃんと自分の気持ちを伝えるのよ、いいこと!?」
「で、でもハ…いや、君の娘が俺に好意を持ってなかったら、俺は…」
「なによ、さっきまでの自信はどこいったの? そんな後ろ向きでいたらジョン、あんたもあたしの娘も2人とも不幸に
なっちゃうわよ!」
それはさっきの俺のセリフじゃないか。やれやれ、ブーメランみたいに帰ってくるとは。

「心配いらないわ。あたしの娘なら絶対にあんたを受け入れてくれるわよ♪」
「ど、どうしてそれがわかるんだ?」
次の瞬間、この子は100Wの笑顔になって答えた。
「そう感じるの。あんたなら大丈夫だって。でも、あたしの娘って幸せ者なのね」
「え、なんでさ?」
「だって、未来から時を越えて助けてくれるあんたみたいな人がそばにいるんでしょ?」
「いや、今回のはまだ楽な方じゃないかな。結構大変なんだぞ、君の娘の相手するのって」
「ふーん。ところであたしの娘ってどんな名前なの?」
「すまない、名前は言っちゃいけないらしい。あと、君の娘をはじめ他の人にはこの話は伏せておいてほしい」
「へ〜変なの。まぁいいわ。あんたの話、結構面白かったし、伏せておいてあげるわ」
「ああ、頼む」



137 :SS:25年前の七夕 後編(7/8):2008/07/02(水) 22:00:42 ID:1OWehvAq

気がつくと、だいぶ空が暗くなってきた。天の川は見えないが、今日は織姫も彦星も見えるかもな。

「話はそれだけ?」
しばらくしてハルヒ…いや、ハルヒそっくりな子は俺に話しかけた。ああ、ハルヒの両親の仲を元に戻すのが俺の役目なんだから、
それが出来そうならもう俺の話は必要ないだろう。
「ああ。」
「わかったわ、ジョン。あたしはあいつのところに行けばいいのね」
「ああ、そうだ。だが、まず先に携帯のメールで一言謝っておいた方がいいだろうな」
「携帯?メール?なにそれ?」
あ、しまった。ここは25年前だ。携帯電話も電子メールもないんだっけ。
「い、いや、それは未来の電話だ。ほらこれだ。これで俺の時代はそれですぐに本人に電話できたり手紙を遅れたりできるんだ」
「ふーん」
彼女は俺が取り出した携帯電話をしげしげと見ている。まぁ確かに珍しい未来の道具だもんな。

「よくわからないけど、未来はこんな機械で電話してるの?」
「ああ。」
「ふーん。なんかSFみたいね」
「そうかもしれないな」
「あのさ、ジョン。最初からこれ出してくれればすぐ信じたのに」
「俺の時代には当たり前すぎて気がつかなかったんだ。すまん」
「まぁいいわ。でもそんな便利な道具が未来にあるなら、あたしの娘にも戻ったらすぐ連絡とってあげてね。でも、告白は面と向かって
ちゃんと言うのよ。約束してよね。」
「わかったよ。」
「あたしはあいつの家に行ってくるわ。この時代にはまだ個人の電話なんて便利な道具ないし」
「ああ」
「じゃあジョン、またね。未来のあたしの娘によろしく♪」
そう言って、ぴょんとベンチから立ち上がった彼女は、くるりと俺に背を向けて走って行った。ポニーテールが左右に跳ねていくのを
俺が見届けたが、すぐその姿は消えてしまった。

「ありがとう、キョンくん。終わったみたいですね」
いつの間にか俺の後ろに朝比奈さん(大)がいた。
「ええ、終わりました。でも朝比奈さん、あれでよかったんですか?」
「あれでいいんです。彼女は涼宮さんの影響を跳ね返して、彼とよりをもどしてくれます。そしたらすべて元に戻ります」
「そうですか」
「じゃああたしたちは北高に戻りましょう。」
「え?また坂を登るんですか?」
「高校生のわたしが部室に待ってるんです。行ってくれないと困ります」
とほほ、またあの坂を登るのかよ、やれやれ。でも朝比奈さんが待ってるんだから仕方ないか。


北高に戻った俺は朝比奈さん(大)とわかれた。ぎりぎり門がしまってなかったので、なんとか入れてよかった。部室棟まで隠れるように
近づいて入って行き、部室のドアをノックすると朝比奈さんが開けてくれた。電気もつけずに待っててくれたらしい。
「キョ、キョンくん、おかえりなさい。もう終わったんですかぁ?」
「ええ」
「ふぇぇ、よかったですぅ」
何だかいつもの朝比奈さんに戻った感じだ。俺はこっちの朝比奈さんの方が好きだな。
「じゃあ帰りましょう。25年後の七夕に。」

朝比奈さんと俺はこうして現在にもどった。



138 :SS:25年前の七夕 後編(8/8):2008/07/02(水) 22:01:18 ID:1OWehvAq


「いや、おかえりなさい。早かったですね。」
部室に戻ると、古泉がにこにこスマイルで語りかけてきやがった。
「何言ってる。向こうでは結構時間かかったんだぞ。」
「いえ、ここでは5分ほど前に出たばかりなんですよ。でもその様子だとうまくいったようですね。」
「ああ。それよりもハルヒは大丈夫か、長門?」
「もう大丈夫。あとは目覚めるのを待つだけ。」
「よかった。」

ハルヒは相変わらず団長席で寝てる。ああ、こうして黙っていてくれると美少女なんだよな。しかし本当にさっきあったハルヒの
母親とそっくりだね。

「じゃ、じゃあ…あの…キョンくん、あとはおまかせします。涼宮さんを起こしてあげてください。」
ん、朝比奈さん、どうしたんだ?なんで赤くなってるんですか? なんでドアににじり寄ってるんですか?
「涼宮さんを起こすことができるのはあなただけなんです」
「へ?」
不思議に思ってると、長門が一言こういった。
「Sleeping Beauty」
長門、それって……
「いや、邪魔者は消えます。あとはよろしくお願いしますね。」
おい古泉、どこへ行く?

そうこうしているうちに3人とも部室の外に出て行ってしまった。ちょっとまて長門、それってまさか……あの閉鎖空間の中で
した事と同じことをハルヒにしろって言うのか?? やれやれ。そう思って、ハルヒの顔を再度見た。そうだ、25年前の七夕に
ハルヒの母親だったあの子は俺に約束をさせたんだっけ。

”ハルヒにちゃんと告白しろ”って。

ああ、でも携帯やメールはいらないな。こうやってハルヒ本人が目の前にいるんだから。

さて俺にとって、ハルヒとは何だろう。以前、閉鎖空間の中でもそれを自問自答したが、答えは一つだ。
ハルヒが俺を受け入れてくれるか心配だが、まぁまず起こそう。そして、眠り姫を起こすにはこれしかない。

俺はそっとハルヒにキスをした。



139 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/02(水) 22:07:58 ID:h4RPm6nH
割り込んじゃってすまそ。

140 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/02(水) 22:45:30 ID:Zn2PTmcD
GJ
おもしろかったよ(^_^)

141 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/02(水) 22:55:25 ID:27A3P7AO
GJ!
わざわざ推敲しなおしてくれてありがとう。余計に背負う羽目になった手間かもしれないが、きっとその配慮は人に伝わると思う

142 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/02(水) 23:24:30 ID:EwhLyrgK
>>138
GJ!
締め方もなんかいいなこれ。

143 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/02(水) 23:25:03 ID:w/xRb1Qo
ハルヒおやすみハルヒ

144 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/02(水) 23:50:10 ID:W3qOusJX
>>138
まさかの逆行www
時間がどうなろうとハルキョンは硬い絆で結ばれてるんですね
GJ!

145 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/03(木) 00:29:48 ID:ZDZT9ozr
前髪の伸び過ぎたキョンの髪のお手入れをするハルにゃん

146 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/03(木) 01:08:01 ID:X0IF1295
こんな顔じゃないんだよな。
ハルヒコスって難しいね。
ttp://www.cleanadulthost.com/teen/gotcao/pics01/index.htm

147 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/03(木) 01:12:27 ID:7JqhDIVO
某はねるのトびらに「結婚式用シルクのカチューシャ」(60000円)ってのがあった。

ハルにゃんも結婚の時とかはとっておきにこういうの使うのかな。

148 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/03(木) 01:20:12 ID:upXawl2m
>>146
丸顔っぽいけど整った顔立ちで釣り目かそうじゃないかってところで、
かつ子どもっぽい雰囲気があっていかにも元気が良さそうなんだけど大人としても美人に見える顔立ちだからな。

・・・ごめん。

149 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/03(木) 02:47:25 ID:T7lKRb2G
平野がハルヒは女の子が見てもかわいいと思えるって言ってたけどその通りだと思う
媚びた感じがないのがいいんだろうな

150 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/03(木) 03:48:19 ID:Dx9ZLmVn
毅然としてて男まさりな所も魅力なのかもな。

151 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/03(木) 06:12:31 ID:AHbOZ/8q
珍しく明け方頃に目覚めたキョン

152 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/03(木) 06:25:38 ID:AwxxHoiY
横で寝てるハルにゃんの可愛いほっぺをつついたりするんですね、わかります。

153 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/03(木) 06:35:13 ID:UiNv2fz8
ハルヒおはよう

154 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/03(木) 06:39:47 ID:gW7LAEzQ
「世界が色あせた」話しをした後、「帰る」と言った後ろ姿。
ハルヒの女の子らしいか弱い面が出て魅力増しになった俺はたぶん変わり者。
あれがあったからこそ笑顔が輝いて見える。

155 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/03(木) 06:56:50 ID:zK38/lG/
>>154
ならこのスレには変わり者しかいないことになるじゃないか!

156 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/03(木) 07:44:09 ID:di5vof9B
女の子らしい一面と言えばあれだな。
閉鎖空間でキョンのブレザーの裾を掴んでたり、腕にすがりついてくれよと言われて「バカ」と怒るけど指を離さなかったり…

オレ死亡。

157 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/03(木) 09:17:03 ID:JUbFvTjZ
「部室貸して」って言ったらいいよって…
どうしても、っていうならそりゃあたしでもいいけどさ
うろ覚えだがこれらの台詞を聞いた時萌え死ぬかと思った

158 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/03(木) 09:50:08 ID:zoxfeQKI
http://ozaking.com/imo/srank/has045.jpg
http://rankru.com/user/index.php?id=rental2&pid=rarararai


159 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/03(木) 09:52:49 ID:cb/2JYxy
朝比奈みくるの一日
【05:30】早起き、お弁当を作ります。
【06:00】お弁当完成。
【07:25】学校に出発。
【07:40】電柱に激突。痛い。
【07:43】長門ユキを発見。でも、声をかけられず下向きで学校へ。
【07:44】校門に激突。
【08:46】授業。先生に当てられて問題を解こうと立ち上がる。
【08:47】机に激突。
【12:15】昼休み。お弁当を開く。
【12:17】弁当箱に激突。
【13:15】授業。先生に当てられて問題を解こうとして段差で足を絡めて倒れる。
【13:16】黒板に激突。痛い。
【15:55】授業が終わって、部室に向かいます。
【16:00】階段で朝倉さんに激突。睨まれる。怖い。
【16:03】部室に到着。涼宮さん、キョンくん、古泉くんを確認。
【16:05】メイド服に着替え。
【16:10】涼宮さんにヘッドロックされる。泣く。
【16:15】涼宮さんに服を脱がされかける。キョンくんに見られる。泣く。
【16:80】涼宮さんに耳を噛まれる。泣く。
【16:30】SOS団本日の活動終わり。
【16:36】制服姿に着替える。ユキさんがこっち見てる。怖い。
【16:40】下駄箱で朝倉さんに激突。睨まれる。怖い。
【16:50】古泉くんがなぜか笑顔のままで等間隔で後ろからついてくる。怖い。
【16:54】後ろを見ると古泉くんの姿がいつの間にか消えている。
【16:55】後ろを見ながら歩いたので電柱に激突。痛い。
【17:80】自宅に到着。
【17:35】宿題をする。
【18:25】本部に今日の一日を連絡。
【18:55】テレビを見る。
【19:10】寝室のドアに激突。痛い。
【80:30】就寝。


160 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/03(木) 09:56:50 ID:afdXfsVr
>>159
みくるか〜

萎えるね

161 :おたく、名無しさん?:2008/07/03(木) 10:10:18 ID:RfvsWqYH
>>159
みくるのドジっ子ぶりがよくわかるですw

162 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/03(木) 10:18:19 ID:M8h9ML5u
就寝時間が・・・

163 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/03(木) 10:20:53 ID:CGplEUTM
未来の時刻感覚なんだろうw

164 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/03(木) 10:35:05 ID:AwxxHoiY
2の打ち間違いだと思ってたけどなるほど、未来人なら80時とかあるのかw

165 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/03(木) 10:49:39 ID:CA2DTnDC
というかハルヒにいじられても泣かないし、長門のこともそこまでは恐れてないし
古泉はストーカー行為しないだろうし、何よりスレ違いだと思う。

166 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/03(木) 11:05:26 ID:di5vof9B
誤字のせいでネタっぽくなってるけど。

167 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/03(木) 11:31:16 ID:YBcd0Ccc
これ長門スレで見たぞw

予報では雨だったのにいい天気だよハルにゃん。

168 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/03(木) 13:27:43 ID:AHbOZ/8q
蟲師になったハルにゃん

169 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/03(木) 14:50:02 ID:YK5xzjsp
>>129
それなんてちよちゃんと大阪www

俺は踊り場にキョンを連れてった時のハルヒかなぁ。
あれで俺はネクタイをひっぱられたいと切に願うようになってしまったんだorz

170 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/03(木) 14:55:13 ID:qlBs8Z8o
退屈でグローブ吹っ飛ばされて「あれっ」って言ってるところに萌えたのは俺だけでいい。

171 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/03(木) 15:55:34 ID:GLUyVYjC
>>159はスレチだと思うが、>>160はちょっと自重しような。
いくらキャラスレだろうがそう言うレスは控えろ。
このスレが長門スレみたくなって欲しくない。

172 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/03(木) 15:55:47 ID:vVC5UrTa
>>159
ドジっ子にもほどがあるだろwww
笑ったw

だが残念ながらスレ違いだな


173 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/03(木) 16:26:36 ID:osVeXlVM
ttp://akiba.kakaku.com/data/imgs/akiba20080701_1044.jpg
転載

この団扇欲しいなあ

174 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/03(木) 17:19:11 ID:qyKIWTLA
>>173
やっべ可愛い!
ザスニ?買おうかな

175 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/03(木) 17:20:09 ID:piXwLLs1
>>173
おぉ!!今から買いに行ってきますww

176 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/03(木) 17:54:36 ID:bUX6pRvl
ザスニ欲しいんだけど近所に売ってないorz
休日に遠くまで探してこようかな。

177 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/03(木) 18:19:37 ID:osVeXlVM
>>173の親指をよく見てみるんだ

178 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/03(木) 18:21:17 ID:piXwLLs1
>>177
ちょww角度www

179 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/03(木) 18:33:43 ID:di5vof9B
ワロタw
確かに可愛いけど、のいぢ絵だったら憂鬱の表紙が一番ハルヒらしいな。

180 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/03(木) 19:42:04 ID:nbvUpa2p
>>173

「ん? どしたのキョン? 真っ赤になって俯いちゃって」
「いや、その、べ、別に変なこと想像したりなんかしてねーからな! ははは」
「? 変なの」

みたいな会話を妄想した俺オワタ\(^o^)/

181 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/03(木) 20:29:55 ID:ZDZT9ozr
夏バテでずっと机にぐでーんとしているハルヒ、な光景を幻視した。

182 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/03(木) 20:52:32 ID:afdXfsVr
>>171
反省してます
どうも嵐みたいな書き込みに見えたので過剰に反応してしまった。
君の言うとおりだ。自重する

183 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/03(木) 20:54:19 ID:05kP90eC

これみておちけつ!

ttp://www.yourfilehost.com/media.php?cat=video&file=haruhi_hole.flv

184 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/03(木) 21:02:40 ID:YBcd0Ccc
>>181
あたしも扇いでよ、なハルにゃんカワユス

185 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/03(木) 21:09:47 ID:1Oro2AUL
あのレスはスレチ以前にみくるに悪意があったように思う
そういうのは最初から反応せず流すのがよさげ

186 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/03(木) 21:13:41 ID:T7lKRb2G
去年は浴衣ハルヒで今年はこれか・・・よし、買おう

187 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/03(木) 22:02:02 ID:osVeXlVM
それにしても最近結構暑くなってきたな
エアコンの効いた俺の部屋にハルにゃんを入れてあげたいぜ

188 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/03(木) 22:11:13 ID:AHbOZ/8q
夏休みは皆で北極に行くわよ!と言い出すハルヒ

189 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/03(木) 22:31:55 ID:afdXfsVr
>>187
エアコンの効いたキョンの部屋に入り浸りなハルヒ

190 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/03(木) 22:42:01 ID:GisJsK0w
>>189
しかしその部屋はちっとも涼しくないんだろうなぁ…
チクショー

191 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/03(木) 22:56:31 ID:ZDZT9ozr
>>189
キョン「すまん。うちのおふくろケチでさ、部屋に冷房付けてくれないんだ」

192 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/03(木) 22:58:48 ID:uoqucqPH
汗だくのハルヒは想像がつくけど、みくると長門は想像つかないのはなぜだろう。

193 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/03(木) 23:06:58 ID:WLHppjMW
ハルヒって鶴屋さんに話しかける時って何って呼んでるっけ?

194 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/03(木) 23:10:55 ID:S5dqwPwE
普通に「鶴屋さん」
ただ、最初のうちだけは「鶴ちゃん」

195 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/03(木) 23:13:01 ID:WLHppjMW
>>194
d

196 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/03(木) 23:17:07 ID:YBcd0Ccc
ハルにゃんを扇いであげたいぜ

197 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/03(木) 23:39:48 ID:ZDZT9ozr
長門の部屋に涼みに来るハルヒ
その時土産にホームセンターに寄って色んなインテリアを持って来たりする

198 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/03(木) 23:42:16 ID:T7lKRb2G
うっすらヒゲが生えててもかわいいと思えるのはハルヒだけ

199 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/03(木) 23:43:53 ID:JO/sLhdW
とりあえず谷口×ハルヒものを書いてみた。
投下はしないつもり。

200 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/03(木) 23:48:33 ID:O6U0TDpC
ツイスターをするSOS団
桃色空間大発生

201 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/03(木) 23:58:32 ID:ZDZT9ozr
フグの毒に当たって入院したハルヒ以外の団員達

202 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/04(金) 00:21:35 ID:qjoHQJLS
ハルにゃんは食中毒とか、それ系はあんま想像出来ないなw
なんか頑丈ってイメージがあるんだよな。
頑丈っていうか、病は気からを体現してそうと言うか。

203 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/04(金) 00:30:11 ID:o0c+x5XR
>>199
エロパロ板62-26みたいなオチにしてくれれば気持ちよく読めそうだから、
そういうオチ付けて投下してくれと言ってみる。

204 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/04(金) 00:47:43 ID:GVrj1sDb
ハルにゃんはキョン中毒

205 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/04(金) 00:51:22 ID:JLJJBvbU
俺はハルヒ中毒

206 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/04(金) 01:03:10 ID:Oa3ph2+w
キョン乙

207 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/04(金) 01:11:56 ID:u0IYq57Q
エロパロのアレでもかなり鬱入った俺がいる。
投下なら谷口スレをおすすめする。

208 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/04(金) 02:41:43 ID:4uY3JVZq
はいぱあ仮面に変身して悪と戦うハルヒ

209 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/04(金) 04:55:45 ID:RH4NnxxD
>>205
俺もハルヒとキョンのためなら古泉の奸智に手を貸して全く恥じるところがないな

210 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/04(金) 06:19:30 ID:HgmarLmd
おハルヒ。

もうすぐ七夕だな。まさにハルヒとキョンの日。
ちなみに「恋の日」とも認定されたらしいです。

211 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/04(金) 06:26:03 ID:o0c+x5XR
>>207
そうかスマソ

>>200
妄想がひろがりんぐww

212 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/04(金) 07:13:43 ID:5XnGYZvW
おはようハルにゃん

213 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/04(金) 07:21:53 ID:G42YiN5e
七夕まであと3日かぁ

214 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/04(金) 09:26:59 ID:jDjAg7Na
>>199
ここで需要が望めないことは投下しないつもりでも書き込むなといってみる

215 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/04(金) 09:37:07 ID:ThX7uaND
まあまあ、もう終わった話だろうさ
今年の七夕晴れるかな

216 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/04(金) 10:34:40 ID:39e//UO3
雨なら雨で酒涙雨ネタやカササギネタが使えるけどね。
今年の七夕の月齢は4で天の川が綺麗に見えるんだとさ。

217 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/04(金) 11:31:54 ID:qjoHQJLS
とりあえず笹でも用意するかねぇ。
短冊にはなんて書こうかな

218 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/04(金) 12:09:45 ID:jrxj1vjL
素直に告白すれば楽にカップルになれるけど
何回やっても何回やってもあのバカキョン落とせないわ
あのバカキョンは無駄に鈍感でツンデレ
パワーを込めて見つめてみたけど
あのバカキョンはドン引き
相合傘も試してみたけど
バカキョン相手じゃ意味が無い

219 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/04(金) 13:44:28 ID:TajR0H05
>>210
そしてポニーテールの日でもある

220 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/04(金) 13:49:07 ID:vOwNbh27
そして初めてハルヒとキョンが禁則事項をする予定の…げふんげふん

221 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/04(金) 15:20:02 ID:BQ0q/b2v
アイスを落として泣きそうになるハルヒ

222 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/04(金) 15:23:51 ID:d4H6Kywf
もちろん「あんたのそれ、あたしにもちょうだいよ!」と言って食べかけのキョンの棒アイスに食いついて
間接キスというお決まりの展開付きですね。

223 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/04(金) 15:37:25 ID:BQ0q/b2v
たまにはキョンが自分の意志であげてほしいんだがw

224 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/04(金) 15:41:53 ID:1mc4tVIm
>>222はキョンにとってあまりに規定事項だからもはや自分の意志と同じなんだよ

225 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/04(金) 16:50:46 ID:jrxj1vjL
みくるに中世の暗黒時代に連れて行かれたキョン

226 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/04(金) 17:57:54 ID:JoH7934b
>>217
「ハルキョンが永遠のバカップルでありますように」って書け。

227 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/04(金) 18:11:49 ID:+JgyVmI4
figmaハルヒがキョン来なくて寂しそうにしてる

228 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/04(金) 19:04:33 ID:JoH7934b
>>227
そういえばまだfigma買ってないや。
明日買ってこよう。

229 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/04(金) 19:31:59 ID:8WM10ErW
>>227
体操座りをしてるハルヒですね

230 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/04(金) 19:55:35 ID:jDjAg7Na
今スレではSSは投下しない方が良いですかね?

何か出だして揉めていた感じでしたが

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