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あの作品のキャラがルイズに召喚されました part120

1 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/13(木) 00:33:37 ID:SbTqgRPH
もしもゼロの使い魔のルイズが召喚したのがサイトではなかったら?そんなifを語るスレ。

あの作品のキャラがルイズに召喚されました part119(前スレ)
http://anime3.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1204988043/

まとめwiki
http://www35.atwiki.jp/anozero/
避難所
http://jbbs.livedoor.jp/otaku/9616/

--------------------------------------------------------------------------------

    _              ■ 注意事項よ! ちゃんと聞きなさいよね! ■
    〃 ` ヽ  .   ・ここはあの作品の人物がゼロ魔の世界にやってくるifを語るスレッドよ!
    l lf小从} l /   ・雑談、SS、共に書き込む前のリロードは忘れないでよ!ただでさえ勢いが速いんだから!
   ノハ{*゚ヮ゚ノハ/,.   ・投下をする前には、必ず投下予告をしなさいよ!投下終了の宣言も忘れちゃだめなんだからね!
  ((/} )犬({つ'     ちゃんと空気を読まないと、ひどいんだからね!
   / '"/_jl〉` j,    ・ 投下してるの? し、支援してあげてもいいんだからね!
   ヽ_/ィヘ_)〜′   ・興味のないSS? そんなもの、「スルー」の魔法を使えばいいじゃない!
              ・まとめの更新は気づいた人がやらなきゃダメなんだからね!

--------------------------------------------------------------------------------

     _        ・議論や、荒らしへの反応は、避難所でやるの。約束よ?
     〃  ^ヽ      ・クロス元が18禁作品であっても、SSの内容が非18禁である場合は
    J{  ハ从{_,      本スレへの投下で問題ないわ。
    ノルノー゚ノjし      ・SSの内容が18禁な展開をする場合はクロス元に関わらず、
   /く{ {丈} }つ       本スレではなく避難所への投下をお願いね?
   l く/_jlム! |      ・クロス元が型月作品のSSは、本スレでも避難所でもルイズの『錬金』のように危険よ。やめておいてね。
   レ-ヘじフ〜l       ・作品を初投下する時は元ネタの記載も忘れずにね。wikiに登録されづらいわ。
               ・作者も読者も閲覧には専用ブラウザの使用を推奨するわ。負荷軽減に協力してね。

--------------------------------------------------------------------------------

   ,ィ =个=、       ・お互いを尊重して下さいね。クロスで一方的なのはダメです。
   〈_/´ ̄ `ヽ      ・1レスの限界最大文字数は、全角文字なら2048文字分(4096Bytes)。これ以上は投下出来ません。
    { {_jイ」/j」j〉     ・行数は最大60行で、一行につき全角で128文字までですって。
    ヽl| ゚ヮ゚ノj|      ・不要な荒れを防ぐために、sage進行でお願いしますね。
   ⊂j{不}lつ      ・次スレは>>950か480KBからお願いします。テンプレはwikiの左メニューを参照して下さい。
   く7 {_}ハ>      ・重複防止のため、次スレを立てる時は現行スレにその旨を宣言して下さいね。
    ‘ーrtァー’      ・クロス先に姉妹スレがある作品については、そちらへ投下して盛り上げてあげると喜ばれますよ。
                姉妹スレについては、まとめwikiのリンクを見て下さいね。
              ・一行目改行、且つ22行以上の長文は、エラー表示無しで異次元に消えます。
               SS文面の区切りが良いからと、最初に改行いれるとマズイです。
               レイアウト上一行目に改行入れる時はスペースを入れて改行しましょう。

2 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/13(木) 01:02:43 ID:pRylzE3T
重複
http://anime3.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1205333984/

3 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/13(木) 01:32:26 ID:bO9Cb5yW
>>1
あの作品のキャラがルイズに召喚されました part120(実質part121)

もしもゼロの使い魔のルイズが召喚したのがサイトではなかったら?そんなifを語るスレ。

(前スレ)
あの作品のキャラがルイズに召喚されました part120
http://anime3.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1205333984/

まとめwiki
http://www35.atwiki.jp/anozero/
避難所
http://jbbs.livedoor.jp/otaku/9616/

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    _              ■ 注意事項よ! ちゃんと聞きなさいよね! ■
    〃 ` ヽ  .   ・ここはあの作品の人物がゼロ魔の世界にやってくるifを語るスレッドよ!
    l lf小从} l /   ・雑談、SS、共に書き込む前のリロードは忘れないでよ!ただでさえ勢いが速いんだから!
   ノハ{*゚ヮ゚ノハ/,.   ・投下をする前には、必ず投下予告をしなさいよ!投下終了の宣言も忘れちゃだめなんだからね!
  ((/} )犬({つ'     ちゃんと空気を読まないと、ひどいんだからね!
   / '"/_jl〉` j,    ・ 投下してるの? し、支援してあげてもいいんだからね!
   ヽ_/ィヘ_)〜′   ・興味のないSS? そんなもの、「スルー」の魔法を使えばいいじゃない!
              ・まとめの更新は気づいた人がやらなきゃダメなんだからね!

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     _        ・議論や、荒らしへの反応は、避難所でやるの。約束よ?
     〃  ^ヽ      ・クロス元が18禁作品であっても、SSの内容が非18禁である場合は
    J{  ハ从{_,      本スレへの投下で問題ないわ。
    ノルノー゚ノjし      ・SSの内容が18禁な展開をする場合はクロス元に関わらず、
   /く{ {丈} }つ       本スレではなく避難所への投下をお願いね?
   l く/_jlム! |      ・クロス元が型月作品のSSは、本スレでも避難所でもルイズの『錬金』のように危険よ。やめておいてね。
   レ-ヘじフ〜l       ・作品を初投下する時は元ネタの記載も忘れずにね。wikiに登録されづらいわ。
               ・作者も読者も閲覧には専用ブラウザの使用を推奨するわ。負荷軽減に協力してね。

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   ,ィ =个=、       ・お互いを尊重して下さいね。クロスで一方的なのはダメです。
   〈_/´ ̄ `ヽ      ・1レスの限界最大文字数は、全角文字なら2048文字分(4096Bytes)。これ以上は投下出来ません。
    { {_jイ」/j」j〉     ・行数は最大60行で、一行につき全角で128文字までですって。
    ヽl| ゚ヮ゚ノj|      ・不要な荒れを防ぐために、sage進行でお願いしますね。
   ⊂j{不}lつ      ・次スレは>>950か480KBからお願いします。テンプレはwikiの左メニューを参照して下さい。
   く7 {_}ハ>      ・重複防止のため、次スレを立てる時は現行スレにその旨を宣言して下さいね。
    ‘ーrtァー’      ・クロス先に姉妹スレがある作品については、そちらへ投下して盛り上げてあげると喜ばれますよ。
                姉妹スレについては、まとめwikiのリンクを見て下さいね。
              ・一行目改行、且つ22行以上の長文は、エラー表示無しで異次元に消えます。
               SS文面の区切りが良いからと、最初に改行いれるとマズイです。
               レイアウト上一行目に改行入れる時はスペースを入れて改行しましょう。

4 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/13(木) 01:33:14 ID:bO9Cb5yW
●     「こっ、こっ、こっ、こっ、こっ、この…バカ犬っ!!!」
┠〜〜〜┐ちゃんとここにいてぇ、わたしのちかくでぇ
┃  ●  ∫ ずっとわたしをい〜んつもい〜んつもみ〜んつめてなぁさぁ〜い
┠〜〜〜┘  よそみしてたでしょ、ほかのおんなのこぉ〜
┃         おしおきするのふぅ〜らりふぅ〜らりふぅ〜らちなやつうは
┃          (ん、ちゃちゃちゃちゃちゃちゃ)
┃           どんたーちきかないからねいーいーわ〜けは
┃            たちみーつ〜んかれたかぁ〜ら
┃             ね・え・かたをっかしてよっ
┃              す〜き〜よ〜ンなんてうそ〜よっ
┃               き〜ら〜い〜ンこれもうそだわん
┃                ないないないぃだめよかんちがいぃ〜〜〜〜〜っ
┃                 だからすぅきぃよっなんていわない
┃                  のんのんのんどっこかへいったら
┃                   ぜえったいにっゆるさないからねぇ〜〜〜〜ん  ・・・だぁって
┃                    ほんと〜はだれ〜よ〜りそンばンにンいンたあ〜いの
┃                     あ〜い〜の〜く〜さ〜り〜でっさんっぽっしましょ
敬礼 (`・ω・´)ゞ

5 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/13(木) 01:34:49 ID:bO9Cb5yW
ルールじゃないけどマナー上しておく方が良い事・システム上の注意事項
投下時はタイトルをコテハンとする、トリップ推奨
予告でクロス元他必ず説明する(一発ネタ等でばらすと面白くないならその旨明示)
※過去「投下してもいい?・投下します」等の予告から
  最低の荒らし投稿を強行した馬鹿者が居たため同類認定されるリスク極大
実例を見た事が無いなら「Z武」で過去ログ検索するよろし

1時間に一定量超える投下は「さるさん」規制に遭うので注意
連投規制には有効な支援レスもこれには何の役にも立たない
文章量(kB)と分割予定数の事前申告をしておけば、規制に伴う代理投下をしてもらいやすい
投稿量カウントも規制も正時(00分)にリセットと言われている
他スレでの実験により規制ボーダーは8.5kBらしいという未確認情報あり

6 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/13(木) 01:35:39 ID:r9cZziC4
もはやオープニングテーマ

7 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/13(木) 01:43:21 ID:bO9Cb5yW
このぐらいまで単純化できそうな気がする。

爆発召喚
キス契約
「ゼロ」の由来判明(教室で爆発)
使い魔の能力が明らかに(ギーシュ戦)
デルフ購入
フーケ戦
舞踏会

最近はその流れでいかに飽きない話を作るかに凝りがち>>16

爆発
平民プゲラ
コルベール問答無用さっさと汁
キス契約
フライに唖然とする
説明はぁどこの田舎者?
何者であろうと今日からあんたは奴隷
二つの月にびっくり
洗濯シエスタと接触
キュロケフレイム顔見見せ
みすぼらしい食事厨房でマルトー
教室で爆発片付け
昼食シエスタの手伝い香水イベント
オスマンコルベール覗き見
ギーシュフルボッコ場合によって使い魔に弟子入り
休日街でデルフ入手 キュルケタバサがついてくる
ルイズが爆破訓練宝物庫破壊フーケ侵入お宝げっと
この段階でフーケは絶対つかまらない
翌朝捜索隊保身に走る教師一同
教育者オスマン犯罪捜索を未熟な子供にマル投げ
小屋で破壊の杖ゲットフーケフルボッコしかし絶対死なない
オスマンから褒章 舞踏会 終わり

8 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/13(木) 01:46:04 ID:bO9Cb5yW

>>1
なぎはらえー
                    _ ィ'   __    Ο____
          , ―――r/   L/     \   |l\:::ll ll:::/|
ト、     ,. ―┬' ャtァ-  " ∠ / ネ//  l l l lハ, |lニニニニニニニ!
ヽ,\_,,∠-―く   __     z‐く  リ尤V尤カ |ヽヽ|l/:::ll ll:::\|
  ヽ, ←――‐X爻xxxY   乙  ≧/人 t ┐ノ h / ̄ ̄ ̄ ̄
    \「 ̄ ̄|   /入,,∨|  (,_人 (えハ圦  ソ/∠__
__ 1ヽ      !ヘ/  {___,/x.|   (_|:::ノ iィ芥-ハ / ,. --―‐
)'ヘ/"リ1       /___/xx.ハ  ( |Σ_ィ| . !!V::ソ/∠___
ヽ   {7.       /__lxXX∧ _≧_:::/λ >' ---- ――
 |   ',      {__,,|X]]>ー‐┴ 7" 、<`丶ヽ
 リ  リ 、     |   |]>' _ - 7// ∧ l \ ヽ   \/
ノ、∧ く\ __,,7ー∠,,__  ,〃 :l /: ',|_\V -‐┬

9 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/15(土) 22:13:25 ID:CYjsGa9Z
このレスを見たあなたの部屋にルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールが現れます

その方法はただ一つ
↓このスレに行き
http://ex21.2ch.net/test/read.cgi/wcomic/1204608839/


くぎゅがいちばんかわいくてすごい


と書き込んでください。
書き込めば確実にルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールがあなたの前に現れますよ


10 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/15(土) 22:33:29 ID:wvPLG+hc
>>9 だが断る

11 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 14:15:14 ID:sCLROzvA
新スレはこちらでよろしいのかな?

12 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 14:29:45 ID:/7judOPw
いいえ、ケフィアです。

13 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 14:32:10 ID:kkBZnXJQ
>>8
コンパクトでいい感じだな

14 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 14:41:48 ID:J+Q+Weo8
>>1

                                          ○________
                               なぎはらえー     |:|\\:::::||.:.||::::://|    /イ
                                              |:l\\\||.:.|l///|  .///
                         __ ィ   ,. -――- 、     |:|:二二二二二二二 !// /
                        /    /          \.   |:l///||.:.|l\\\|/  /
                / ̄ ̄ ̄ ̄ 7 / / ./  / /   l l l lハ  |:|//:::::||.:.||:::::\\l    /
  ト、     ,.    ̄ ̄Τ 弋tァ―   `ー /  l从 |メ|_l  l_.l斗l |ヽ V |:| ̄ ̄ ̄ ̄ フ  ̄ ̄    |                  イ
  ヽ \__∠ -――く  __       .Z¨¨\   N ヒj ∨ ヒソj .l ヽ\|       / /     |                / !
   ヽ  ∠____vvV____ヽ   <   ≧__/ ゝ、t‐┐ ノ .|┐  . \   / /         \           /   l
.    \\_____ivvvvvvvv|   V.    (  (  /Tえハフ{  V   ‐一 '´ /     __. -―=-`      /  / l  l
       \!      |   / 入_.V/|      >-ヘ  \:::∨::∧  ∨ ∠二 -‐ .二二 -‐ ' ´ /        /   / l.  l
 __  |\       l/V  _{_____/x|    (_|::::__ノ   }ィ介ーヘ  /  ,.-‐ ' ´           /       ____  ̄ ̄フ ∧  l
  )-ヘ j ̄} /|        /___/xx|       _Σ___/| | |V::::ノ/ ∠___           {     /      `<  /  \|
  {  V  /`7.         /___./xXハ    ( |:::::::::::::::::ハ   >' ____ 二二二二二二>   /   __    〈
.  \_   |/        /___l XX∧     __≧__::::::::/:∧/   `丶、           /     {   {____ハ    }
    |   ヽ        /____|]]∧  __|__L.∠ ム'  <`丶 、 `丶、       /       \_____/    /
    |     ',         {     |]]]>'  __      ∧ l\ \   丶、 ` 、   ∠ -――-  ..____ノ   /
   ノ     }       l ̄ ̄ ̄.|] >' ,. '  ̄ / .// :/  V'  \ ヽ    `丶\/                 /
  / ∧   { \      |      .|>' /      // :/ :/ :   ', l   \ ヽ  ,.-――┬      \         /
 入ノ. ヽ  く  ヽ______7 ー―∠__    〃  l :/    :l l     \V       ヽ       \    ,.  '´
`ー′   \  `<  | {      /   | /〃   :|/  __V/ ̄| ̄ ̄{_     \_      ` <
        \  `' ┴ヘ     {    .レ__r‐|ィ‐┬、lレ' |    /  ノ`y‐一'  >、_/   / ̄ 7丶、_   丶
         \    ヽ   /`ー「と_し^´ |  |    }  ム-‐'  /     /    \_/  /  /  ヘ    \
           ヽ   _>-ヶ--∧_}   ノ  j   /` 7 ̄ ̄ ̄{      (         ̄ ̄`ー‐^ーく_〉  .ト、_>
            ', /     人__/   .ィ  {__ノ`ー'    ヽ    人     \__              {  }  |
            V     人__/  / | /           ̄{ ̄  >‐ ァ-、    \             〉ー}  j
                {  / ./  ∨      __      ̄ ̄ >-</  / ̄ ̄         廴ノ  '
      <ヽ__      /し /        < )__ \   _r‐く___/  /    < ) \     {__ノ /
        Y__>一'    /         ___r―、_\ >'   `ー' ,.  ´       >.、 \__ノ    {
     ∠二)―、       `ー‐┐    ∠ ∠_r‐--―      <__       ∠ )__          \_
       ∠)__ノ ̄`‐⌒ヽ__|>      ∠)__r―――-― ..__{>        ∠_廴,. ⌒ー'  ̄ \__{>

私はやはりこちらの方が・・・

15 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 15:15:19 ID:VlYiqkfR
容量圧迫するからAAはほどほどに

16 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 15:15:30 ID:VDyG+ai2
>>9
逆に、ルイズに召還されるにはどうしたらよいのでしょうか?

17 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 15:34:38 ID:JW4wnKz4
何これ、このテンプレもどき>ID:bO9Cb5yW

18 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 15:41:23 ID:BdJ6V0zJ
アブソープクイーン、フュージョンジャック

19 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 15:54:12 ID:5SlqXITf
新スレ直後に投下予告。
55分から行くぜ。

20 :小ネタ:鋼鉄の巨人 1:2008/03/16(日) 15:57:13 ID:5SlqXITf
 ルイズが召還したのは、一人の男と、それから壊れ果てたゴーレムだった。
 一瞬戸惑いを見せた野次馬は、すぐにゴーレムが動きそうも無い事を見抜いて嘲い、
 それにたじろぐ事無く男との契約を交わしたルイズは、やがて自分の行動を後悔することになる。

 その男には何もできなかった。
 使い魔としての役目も果さず、朝から晩までゴーレムに掛かりきり。
 最早壊れてしまって動かない其れに、一体どんな魅力があるというのだろう。
 誰にもわからなかった。最初は協力していたコルベールも、仕舞いには匙を投げてしまった程だ。

 だから、彼女は魔法学院を襲った大事件の数々に、まるで関わることがなかった。
 例えば土くれのフーケが宝物庫を襲撃したときも、
 例えば王女の使者としてアルビオンまで赴いたときも、
 彼女と、彼女の使い魔は、何一つとして出来なかった。
 “破壊の赤子”を盗み出したフーケは未だに逃げ続けているし、
 貴族派の包囲網の只中から無事に帰還できたのも、婚約者たるワルドのお陰だ。

 そして例えば、今この時も。
 タルブの村に、敵軍が押し寄せている時も。
 親友である王女が戦場に向かっているというのに、何もできなかった。

 そんな時だ。
 使い魔の男が、ルイズを呼び出したのは。

 当然彼女は激昂した。
 国の一大事だというのに、まだあのゴーレムにかまけているのか。
 自分の使い魔だというのなら、何か一つでも役に立って見せろ。
 今まで溜めに溜めていた鬱憤が一挙に噴出したのだ。

 その罵詈雑言を、使い魔の男は黙って受け止め――そしてゆっくりと口を開いた。

「私はね、ルイズ。君に魔術の才能があると思っているんだ」

21 :小ネタ:鋼鉄の巨人 2:2008/03/16(日) 15:57:33 ID:5SlqXITf
 最初、その言葉が信じられなかった。

 使い魔は語る。
 万物の全ては、最終的には原子という絶対に分けられない小さな物の集合なのだという。
 そしてそれは、使い道によっては凄まじい力を齎すこともあるのだ、と。

「私が思うに……君の魔術、あの爆発は、原子を爆発させているんじゃないか、と思うんだ。
 生憎とそれがどんな系統に属するのかはわからないけれど、
 ……でも、だからこそ、君の力が欲しいんだ」

「…………どういう事?」

「その力は、とてもとても恐ろしいものだ。
 ただ威力が凄いという意味じゃない。
 凄まじい力を秘めている、という事さ。
 爆発一回分のエネルギーを利用すれば……。
 そうだな、馬百頭よりも凄い作業ができる筈なんだ」

 そして、半信半疑のルイズを伴い、彼は自分の作業場へと歩いていく。

 ルイズは気付かなかったのだ。
 彼が毎日、雨の日も風の日も、一日も休む事無くゴーレムを直していたことも。
 壊れていた脚を直し、
 千切れていた腕を直し、
 コルベールに頼み込んで『固定化』の魔術をかけてもらったことも。
 日に日にかつての姿を取り戻していく様を、彼女は気付かなかった。

 今其処にあるのは、ただの壊れたゴーレムではない。
 しっかりと二本の脚で地面を踏みしめ、立っている鋼鉄の巨人だった。
 巨人の姿を呆然と見上げるルイズに、使い魔は真剣な面持ちで告げる。

「――こいつは、君の魔法が無いと動かせないんだ」

22 :小ネタ:鋼鉄の巨人 3:2008/03/16(日) 15:57:55 ID:5SlqXITf
 土くれのフーケがレコンキスタに提供した“破壊の赤子”は、まさしくその名に相応しい存在であった。
 赤い透明な箱に閉じ込められていたそれは、戦場の中央で弾けるや否や、一気に巨大な異形の怪物へと成長したのだ。
 無論、ハルキゲニアのメイジ達は即座に魔法を打ち込んだが――……。

「ダメです! 火、風、水、土……いずれも効果ありません!」

 ――次の瞬間に出現した不可視の壁が、その悉くを阻む。
 アンリエッタは、はしたない動作とわかっていながらも、思わず爪を噛んだ。
 あの巨人、明らかに既存の魔術ではない。
 レコンキスタ――彼女の思い人を殺した軍団が、邪法に手を染めたのは明らかなのだ。
 だが、だが――……それに裁きを下すことがでいない。
 如何に彼奴らが悪であり、此方が正義でも、力なき正義では意味が無い。

「陛下! ここは撤退を――無意味に兵が死ぬだけです!」

「…………ッ!」

 ダメだ。
 それではダメなのだ。

 それはこの戦場にいる、全ての兵士共通の思いだった。

 故郷をあんな化け物に蹂躙させてはいけない。
 そんな暴虐が赦されてなるものか。

 だから祈った。
 あの怪物に神の鉄槌が下されることを。

 残念ながら、祈りは届かなかった。
 神は鉄槌を振り下ろさず――

「ジェエェエェェエエェェェットッ!! ハァンマァアアァアァァアァッ!!」

 ――それを怪物に叩き込んだのは、真紅の巨人だった。

23 :小ネタ:鋼鉄の巨人 3:2008/03/16(日) 15:58:27 ID:5SlqXITf
 誰もが言葉を喪った。
 なんという荒唐無稽な光景だろう!
 如何なる魔術や兵器をも弾き返していた不可視の防壁が、
 文字通りの……文字通り、ただ巨大な鉄槌によってぶち破られたのだから!

「陛下! 遅くなって申し訳ありません――あの怪物は、私たちに任せてくださいッ!」

 かすかに聞こえた声にアンリエッタが眼を見開いた。
 鉄の巨人のその肩に、見慣れた人影を発見したからだ。

 見間違えるはずもない桃色の髪。彼女の親友の――威風堂々とした立ち姿。
 その傍らに立っている男は……ルイズの使い魔だろうか。

「それじゃあ、良いのね、やっちゃって?」

「ああ、構わない。存分に魔術を唱えてくれ!」

 その言葉に答えて、ルイズは魔術を行使する。
 目前の怪物に対してではない。
 巨人の中に内臓された、『炉』に対してだ。

 失敗魔法として嘲られていた爆発が、凄まじい勢いで動力を生み出し、
 鉄の巨人へと活力をあたえ、振るうハンマーの威力へと繋がっていく。

 その光景に、ルイズの使い魔である男は、心底から嬉しそうな笑みを浮かべた。

 男は技術者だった。
 戦う技術者だった。
 世界を護る技術者だった。

 彼のいた世界は、あの巨人と同じ、異形の存在によって脅かされていたのだ。
 守らなければならない。その思いに突き動かされて、彼は立ち上がる。
 無論、周囲には様々な思惑があったのだろう。
 政治的な抗争などもあったのだろう。
 だが、男の想いは、願いは、純粋そのものだった。
 世界の平和を守るのだ。
 子供の夢と笑われてしまいそうな考え。
 だが、それを実現するために彼は奔走し――そして阻まれてしまった。
 偶発的な事故などではない。
 明らかに、男の気付かぬところで陰謀が張り巡らされていたのだ。
 絶望した。
 だが、失意に打ちひしがれる男には、新たなチャンスが与えられた。
 それがこの異世界への召還。魔法という未知の力。
 ――男は再び立ち上がる。
 世界の平和を守るのだ。

 そして今、彼と、彼の巨人は、まさしく世界の平和を守るために、ここにいる。

「やれぇっ、ジェットアローンッ! お前の力を見せてやれーッ!!」

 時田シロウの魂の叫びが響き渡り、ジェットアローン、そのハルキゲニアにおける最初の戦いの幕が切って落とされた。 

24 :小ネタ:鋼鉄の巨人:2008/03/16(日) 15:59:10 ID:5SlqXITf
以上、投下終了。

ジェットアローン格好良いよジェットアローン。
ジェットアローンだけで使徒を殲滅せよ格好良いよ。

規格外品0号はもうちょっと待ってね。

25 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 16:10:58 ID:G2eD5eyk
投下乙
“破壊の赤子”って第八使徒かw
あんなでかくて気味の悪いもの学院の宝物庫に保管(封印?)してどーする学院長www
ところで>>24、EVA板の『ジェットアローンで使徒殲滅』スレ見たことあるでしょう?

26 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 16:12:47 ID:sCLROzvA
乙でした〜!
元ネタ知らんがカッコイイ!!

27 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 16:16:06 ID:JE8uUWiD
>>24
ジェットハンマーとかいうからどこのスーパーロボットかと思ったら、
JAかよw

しかし、ぐぐってみたがJA改は普通に格好良いな。

28 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 16:34:07 ID:Bi8ZzYOx
ジェットアローン、それは人類の希望
ジェットアローン、それは日本の未来
ジェットアローン、それは鋼鉄の巨人

嗚呼、ジェットアローン・・・素晴らしい

29 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 16:58:13 ID:+iiLkORn
JA格好いいよ、強いよ
原子力万歳!!

30 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 16:59:23 ID:jhypbAsn
原子を爆発させる=原子炉(核分裂炉)だったか?別次元の問題だったと思うが?


31 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 17:03:54 ID:h9AVgUp1
>>30
臨界に達するにはエネルギーが必要だしな。
虚無の原理はわからんが、十分な純度のプルトニウムなりにぶつけたら、核反応が起きる類のものなんだろ。

32 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 17:08:29 ID:PVCA/t/b
JA乙です
脇役なのに声優が豪華なあの人の名前が時田シロウと初めて知りましたw
最後の叫びにGRを思い出したのは自分だけじゃないはずw

33 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 17:09:02 ID:jnBKE6SJ
先生。
召還キャラを考えていた作品がかつてアニメ化されていて。
で、そのキャラの中の人がゼロ魔にも出演していて。
で、同一の属性を持っているとネタにしたくなるのは本能というものでしょうか。

まあ、まぞっほ=オールド・オスマンのことなんですが。

34 :ブレイブストーリー/ゼロ:2008/03/16(日) 17:09:57 ID:07avkAhJ
こんばんは、次が出来たので投下してもいいでしょうか?

35 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 17:09:58 ID:k1Gvo7YB
前スレ>>858
いえ!
おまえにはもう永久に…この世がなくなるまで活躍するチャンスはないの!

36 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 17:15:17 ID:LFwd5BU7
支援

37 :ブレイブストーリー/ゼロ:2008/03/16(日) 17:15:19 ID:07avkAhJ
投下します。






「ルイズがおかしい?」

 キュルケは目をぱちくりさせて鸚鵡返ししてしまった。
 放課後、コルベールの小屋の前である。ムスタディオとコルベールが作業をしているところへお邪魔し、もはや恒例となってしまったお茶会を催しているところだった。
 お茶を一口飲んで、キュルケはムスタディオをまじまじと見た。あの夜キュルケの部屋で見せた鋭い眼光はどこへやら、落ち着きがない。

「あの子が変な子なのは前からだし、ムスタ、あなたが召喚されてからはずっとあの調子よ。というかむしろ、少し落ち着いたんじゃないかしら」
「ああ、それはそうなんだろう。対応はすごく変わったよ」

 ムスタディオは歯切れが悪い。言葉を捜すように視線が宙をふらふらしている。
 この一週間でムスタディオの性格は随分把握したつもりだ。竹を割ったようにからりとした、下町に住んでいそうな快活な男。洗練はされていないが多少のユーモアも持ち合わせている。
 その彼が再びこんな風になるなんて、何があったのだろうか。

「ならいいじゃない。あなたあの時、優しくされた覚えはないって腐ってたじゃない。それに比べたら何の不満があるの?」

 あえて煽ってみた。ムスタディオの主はあのルイズだ。悪いが問題が生じないわけがない。

「腐るって……まあそうだな、腐っていましたよ。優しくというか、以前のような剣呑な雰囲気は消えたさ。でも、何というか、」
「待った」

 ムスタディオが怪訝そうな顔をする。

「?」
「これは相談よね?」
「ああ」



38 :ブレイブストーリー/ゼロ:2008/03/16(日) 17:16:59 ID:07avkAhJ
 キュルケはにっこりと笑った。
 ここ一週間でキュルケはムスタディオのことを好ましい友人と認めるに到っていたが、それとは別の次元でムスタディオはあのルイズの使い魔である。キュルケのいたずら心に火がつく。
 簡単に言えば、ムスタディオを使って間接的にルイズをからかってやりたくなったのである。

「ねえダーリン、ゲルマニアでは何かを求める時には見返りを用意しなきゃいけないの」
「そうですね。オレもツェルプストー様に相談に乗ってもらう限りは、お礼はするつもりですよ」
「ツェルプストー・さ・ま?」
「え?」

 何か悪い予感がしたのだろうか、ムスタディオが若干たじろぐ。

「あたし、ムスタに散々言っているわよね。尊敬語なんて使わなくっていい、キュルケって呼んでって」

 唇に指を当て、いたずらっぽく流し目を送ってみる。
 ちなみにキュルケはムスタディオを誘惑する気はない。恐らくムスタディオには心に決めた女性がいる。百戦錬磨のキュルケの「女の勘」だ。
 しかしキュルケに対して気安い口調で接するムスタディオを見たら、ルイズはどんな顔をするだろうか。
 想像するだけで愉快な気分になる、いけないキュルケなのだった。
 


「ブレイブストーリー/ゼロ」-14



   ◇


 相談する相手を間違ったかもしれない、とムスタディオは頭をかいていた。
 キュルケが適任だと思ったのだ。ルイズと顔を合わせれば言いあいばかりしているが、何だかんだいって一番気安い雰囲気だ。それに女の子のことをキュルケは熟知していそうだし、女学生たちをあしらう様子を見れば頭も切れる。
 教師陣やコルベールに尋ねてもよかったが、視点や立場的に、一番よい答えをくれそうだった。
 しかしそんなキュルケの様子を見ていながら、ムスタディオは自分がもてあそばれるという可能性に思い至っていなかった。

「ねえムスタ、あなた女の子と付き合ったことっておあり?」
「う……いや、ない」

 気持ちを確かめ合ったことだけは、この間、ある。
 しかし後に自分が事実を知っただけであり、あれは「何もなかった」と言えるだろう。悲しいことに。

「あとあなた、今まで男ばっかりの環境で生きてきたでしょう」
「……よく分かるなあ」

 彼は機械ずくしで育ったので、いかにもな年頃の女性に触れた経験がほとんどない。
 周りの機工士は筋肉ムキムキの男どもばかりだったし、旅の仲間といた時はいた時で、女性達は傭兵や騎士くずれなど一筋縄ではいかない者達ばかりだった。
 旅の最中、酒場で村娘と談笑することもあったが、娼婦みたいな女に誘惑されたことはなかった。好きな人がいたので、自然と避けていたのだ。

「当たり前よ。あたしの二つ名『微熱』は伊達じゃないわ」

 キュルケは片眉をひょいと上げてみせる。

「でも、ムスタのはそれ以前の話ねぇ」



39 :ブレイブストーリー/ゼロ:2008/03/16(日) 17:18:38 ID:07avkAhJ
 ……なんでこんな話になってるのだろう、とムスタディオはこっそりため息をついた。
 元々ムスタディオは女性があまり得意でない。
 シエスタは妹がいたらこんな感じなのだろうか、という認識だったし、ルイズは今は手間のかかる従妹くらいに考えるようにしている。キュルケも四つも年下だし、誘惑された夜はそれどころじゃなかったから平気だったのだが、いざ平静になるとこんなものなのだった。

 ――最初はルイズの話題だった。
 帰ってきてからというもの、ルイズの様子は今までとはまた変わった意味でおかしかった。
 ムスタディオを従者みたいに扱わなくなった。洗濯身支度等は自分でするしご飯もちゃんとしたものを食べさせてくれる。拘束しない。
 しかし何かの拍子にふと周りを見ると、ルイズがこちらを見ていることが非常に多い。何か気に障ることをしたのかと思うが何も言ってこない。元々会話はほとんどないのだ。でも視線だけはやたらと追いかけてくる。
 今までのことがあるから、ムスタディオとしては用心を禁じえなくなってしまう。ルイズのあくまでさりげない監視は、思い切りムスタディオにばれていた。
 ……そういった類を話したのだが、話が進むにつれて、キュルケの顔が何故か呆れたものに変わっていった。
 そして一言。「あなた女の子と付き合ったことっておあり?」

「……そのことがどう関係してくるんだい?」
「関係というか……逆に説明しずらいわよ。
 あなた、実は慣れてると見せかけて本当に朴念仁だったのね。ミスタ・コルベールと気が合うはずだわ」

 コルベールは小屋の中で作業をしている。例の自動井戸汲み機械を、限定的に厨房で使える物へと実用化を試みるべく奮闘していた。本人がいないのをいいことに言いたい放題なキュルケである。
 浪漫に生きる男ってそんなものなのかしら? とため息までつくと、あのね、と気を取り直した様子で人差し指を突き出してくる。

「あなたはルイズとどうしたいの?」
「そりゃ、和解したいさ」
「ルイズもきっとムスタと和解したいはずよ」
「……でもそれじゃ、あの警戒は一体何なんだ?」
 
 ルイズが自分のことを気にかけている。それは分かる。
 しかし、あの妙な様子はムスタディオからすれば警戒にしか見えなかった。

「……はぁ、不毛だわ。アドバイスはやっぱりやめるわ。自分で考えなさい。そもそもあたし、あの子のこと嫌いだし」

 労働と報酬が釣り合わないわ、とよく分からないことを口にするキュルケにムスタディオは慌てる。

「ちょ、ちょっと待ってくれよ! そこを何とか頼めないか。使い魔なんてものをするのは始めてだし、どうしたらいいか分からないんだ」
「……使い魔はどの獣も始めてなるものよ。じゃあちょっとだけね。とりあえずあなたはもっとルイズと会話なさい。内容は何でもいいわ。例えば……あたしが今あの子のこと嫌いって言ったわね。その話をするだけで、小一時間は興味深い話を聞けるはずよ。
 後は、トリステインの貴族のことをもっと知りなさい。あの子は貴族としての誇りが特に強いの。……あのいじっぱりは元々の部分が大きいでしょうけどね」
「最後のは何となく分かる気がするなあ」
「……多分それ、見当違いよ」

 再度キュルケがため息をつきかけるが、その顔が一点を見つめ、思案するような間の後急に活き活きとなる。
 何だろうとキュルケの見ている方へ顔を向けると――ルイズが庭を横断し、こちらへやってくるところだった。



40 :ブレイブストーリー/ゼロ:2008/03/16(日) 17:20:01 ID:07avkAhJ
「ほらほら、噂をすればなんとやらよ。うまくやってらっしゃいな」

 何か嬉しそうな声音だ。女は難しいとムスタディオは思った。
 ルイズが足を止める。その様子に妙な色をムスタディオは見て取った。
 何かやけに表情が硬いのである。陰鬱、とは違う。がちがちに緊張している。

「む、ムスタディオ。用事があるわ。ちょっと、こ、ここっちへいらっしゃい」

 キュルケに背中を押されて立ち上がる。
 ちょっと、と言った割にルイズはムスタディオを連れて校舎の中まで戻ってしまった。

「どうしたんですか、ヴァリエール様? 皆に聞かれたくないことでも」
「そ、そそそんなところね」

 声が震えている。帰ってきてからというもの、ルイズとのやり取りはちょっとしたものであろうとお互いに変な緊張をしてしまっていた。
 しかしこれはそれどころではない。一体どうしたのだろう。
 しばらく難しい顔をしていたルイズだったが、何か覚悟を決めたように切り出してくる。

「あんた今、なくて困ってる物とか、ない?」

 いきなりのことで少々理解が遅れてしまう。
 必要なもの。あるにはあるが、彼女に頼んでまで揃えなければならない物は、今のところない。

「いや……特にないです」
「そ、そんなはず、ないわ!」

 ルイズは焦ったようにムスタディオをじろじろ見回している。
 自分は何かおかしな格好をしているのだろうか。医務室で支給された服。それに、腰にはタルブの村で譲り受けた剣をさげていた。元々は名剣の類だったが、今や朽ちて切れ味は無銘にも劣る。それでもムスタディオはそれを手放すつもりはなく、肌身離さず身に着けていた。
 ルイズはあろうことかその剣を指差した。

「その剣! 前見せてもらったけどぼろぼろだったでしょう? け、剣を持ちたいのならもっと立派な物を買ってあげるわ」
「え?」
「元々、使い魔は護衛なんだし、でもそんな錆びた剣で守られたらたまったものじゃないわ。買ってあげるからそんなの捨てなさい。それに服ももうちょっと貴族の付き人らしい物を――」
「嫌ですよ」

 う、とルイズが口ごもる。ムスタディオが眼光鋭く睨みつけたせいだった。
 見得のせいなんかでこれを破棄されたらたまったものではない。

41 :ブレイブストーリー/ゼロ:2008/03/16(日) 17:20:47 ID:07avkAhJ
 そう思ったものの――やがてムスタディオはため息をつく。
 彼女の言い分はもっともだと感じたからだった。なまくらの剣で守られたら確かに困る。
 少々の言葉のあやは、自分だっていくらでもやってしまうのだ。こんなことで怒るのはそれこそ信頼していないことの証に思えて、自分が馬鹿馬鹿しく感じられた。
 第一、これは善意の申し出でもあるのではないか。
 とても喜ぶべきことのはずだった。

「……すみませんでした。ええと、この剣は大事なものなんだ。だから捨てるわけにはいきません。でも確かに、衣類はもう少しあれば便利だと思います」
「そ、そうよね!」

 妙に勢いごんでいるルイズ。それは何でだろうとムスタディオが首を捻っていると、こんなことを言った。

「だったら明日、街に買い物に、行くわよ。せ、せっかくの虚無の曜日だし!」

「あ……、はい」

 ムスタディオはぽかんとしてしまう。足りないものを買いに行く。至極当然のことだ。そういう申し出がルイズの方からあったのは驚いたし、嬉しいが、何故この少女はこんな万感の思いを込めるがごとく気合を発散させているのだろうか。
 ルイズはさも名案を思いついたかのように言葉を並べている。

「そうよ、そうしたらあんたの剣を磨き直してもらうのもいいかもしれないわね! 大事なものなら綺麗にしておいたほうがいいわ! ついでに他にも、……他にも、え、えーっと……」

 そこで、ルイズはムスタディオの気が抜けたような顔に気付いてしまった。言葉尻が萎むように消えていく。

「ああ、それは嬉しいです、ありがとうございます」

 ムスタディオがあっけに取られた風に言う。
 すると小さくなっていった声に反比例するように、ルイズの顔がみるみる林檎みたいに赤くなる。

「――なによ、ばかー!」
「うわあ!?」

 何故か分からないがけたぐりまわされた。
 こっちだなんなんだー!? と逃げ回りながらムスタディオは心の中で困惑の声をあげるのだった。



42 :ブレイブストーリー/ゼロ:2008/03/16(日) 17:23:31 ID:07avkAhJ
以上で投下終了です。
支援ありがとうございました。

43 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 17:24:00 ID:bEccMKS9
支援

44 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 17:24:57 ID:Bi8ZzYOx
むぅ!?ムスタディオにフラグが立っていたのか?

45 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 17:29:05 ID:JE8uUWiD
当初のこじれ具合が散々だったせいか、
ルイズのデレ表現下手が才人のとき以上だなw

46 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 17:30:06 ID:h9AVgUp1
むぁ、支援に遅れた。

ともあれ乙!

47 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 17:33:01 ID:DCCRLSee
ブレイク技覚えさせてよく使ってたなぁと思いつつ作者氏乙。
確かにメンバーは男のほうが多かったっけ。

48 :ハガゼロ:2008/03/16(日) 18:28:51 ID:1tdwQaXl
誘導されてこっちに投下
- 一章チビがチビって言うな -


「じゃあ買ってくるね、兄さん」
「おぅ、頼んだぜ……よっこらせっと」
俺たちは先月から大佐に呼び出されてセントラルに来てる
大佐の仕事の手伝いをさせられてるんだが…
まあそれはいいさ、仕事だしな俺だって大人なんだからそれくらいわかるさ。
でもな仕事の内容が書類を届けるだの、世間話に付き合うだのチェスの相手するだの…
俺じゃなくてもいような仕事ばかりだ。
何故だ、嫌がらせか?以前雨が降ったときに俺が大佐のことを湿ったマッチと言ったのが悪いのか?
そういやしばらく部屋からでてこなかったもんな。
まったく…何が悲しくてこんなことをしなきゃいけないのか。
あのニヒルでナルシストな大佐の顔に一発お見舞いしたいぜ
「ふぁ〜あ、アルのやつまだかよ…」
欠伸を噛み潰し、食事と飲物を買いに言ったアルが消えた雑踏へと目をやる
かるく見渡すがあの特徴的な甲冑姿は見えない
「ふぅ…んぁ?」
ベンチでだらけるエドの前に…


49 :ゼロハガ:2008/03/16(日) 18:29:38 ID:1tdwQaXl
「やあ、鋼の」
「げぇっ…た、大佐…」
「げぇ…とは連れない反応じゃないか、私が居ては困ることがあるのかね?」
「別にねーよ、そんなの…それよりなんでこんなとこにいんだよ、俺たちが書類もってきた意味ねーじゃん!」
「私が職務の合間を縫って何を使用がそれは自由というものだそれに
 その仕事を放ってこんなところでくつろいでる君が言えた立場なのかな?」
まったく、こいつは一日に皮肉を100回言わないと死んでしまう病か
「へーへー、分かりましたよアルがもどってきたらさっさと渡しに行くよ、これで文句ねーだろ」
「ああ、そうしてもらおう……所で鋼の」
「なんだよ改まって」
「君は世界が一つだと思うかね?」
「はぁ?」
まーた、分けのわからないことをいいだしたよこいつは
「多くの人々は世界を一本の線…つまり私達が生きている今を点とし
 これが進むことによって後に残る線が過去…そう考えているはずだ
 いや思慮するまでもなく漠然と理解していると言ったほうがいいな」
「なんだ?大佐もそういうのに興味がわいたのか?俺は専門外だぜ」
「話は最後まで聞くと利口な人間なれるぞ」
「よけーなおせわだよ…」

50 :ゼロハガ:2008/03/16(日) 18:30:00 ID:1tdwQaXl
「私は世界は川のような物だと思う、数多の川が合流しそして支流が生まれる」
「で、けっきょくなんなんだよ?結論から言えよ」
「世界は一つではない…ということさ」
そのとき夏のセントラルには珍しい強い風が吹いた、思わず空を見上げる…大佐が何か言っているが知らん
……どこか、なつかしい草原の香りがしたのは気のせいだろうか…。
「あ」
ふと顔を下ろすと歩き去る大佐の背中が見えた
「全くなんなんだよ、今日の大佐は一際変だったな」
大佐が雑踏に埋もれ見えなくなるまで無言で見送り、アルの帰りを待つ


あぁ…思えばこれがネタフリだったのかもしれないな

51 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 18:31:17 ID:1tdwQaXl
しばし落ちる、読みづらいなら指摘いただければもっと改行します

52 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 18:33:01 ID:KUVFHTJW
>>51
投下前に予告しようぜ
あとハガレンは専用すれがあるからそっちでやるといいかも

53 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 18:34:50 ID:1tdwQaXl
>>52
そっから誘導されたんだ、荒れてるらしくて
予告はすまんかった

54 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 18:38:39 ID:dSkxUpvj
正直予告無しで投下は穿った見方になっちまうぜ
鋼は専用スレあるし、鋼ネタにかこつけて荒らす奴居るから駄目になったんだ
だから今回の投下は有無を言わさず投下して居座り続けようって魂胆に見えてしまう
これ以上続けたかったら非難所の運営議論にでも掛け合って決めて欲しい

55 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 18:38:43 ID:BdJ6V0zJ
平成十人ライダーとかは(RX含む)

56 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 18:43:10 ID:1tdwQaXl
>>54
向こうは廃れてるからこっちの方に投下しようと思ったんだ
元住人らしき人に誘導されたこともあるし、いいかな〜っと
居座ろうとかそういうのは無かったんだ、スレが荒れるならやめるよ、うん


57 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 18:45:34 ID:KKmI2yRx
>>32
バンキシャで時田シロウがナレーションをしてる

58 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 18:48:54 ID:kZ0dhd/h
ハガレンもこっちでやっていいんじゃない?

TVも終わったし、厨房や信者も減ったろう

59 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 18:51:11 ID:uHaVNAGA
>>56
多少の事でちまちま荒れる事よりも、職人が自重して作品が投下されなくなってしまう事の方が問題なんだ。
だから遠慮なく投下して欲しいな。

60 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 18:51:58 ID:mEchVD8Z
ルールさえ守れるのなら良いと思う。
というか鋼スレってまだ生きてたのかw

61 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 18:54:11 ID:JE8uUWiD
向こうは機能不全に陥ってるみたいだからこっちでやったらいいと思うよ。
こっちに持ち込んで万一荒れるようなら、
そのときは向こうに投下してこっちには報告だけいれるようにすればいいんじゃないかと。

62 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 19:02:09 ID:h9AVgUp1
とりあえず>>1さえ熟読して守ってくれるなら問題ないな。

63 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 19:02:59 ID:pB4KtKg/
ここが腐敗しきった原因のひとつを誘導しないでくれ


64 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 19:07:33 ID:CHvSTGFs
住人は完全に入れ替わってしまったんだなぁ……

65 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 19:10:55 ID:+NwADS9B
鋼はNGなん?

66 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 19:12:44 ID:ziDSqGbw
>>64
割と受け入れモードで驚いた…

>>65
型月と同じとは言わないが、かなり禁忌されてたはず。

67 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 19:17:33 ID:h9AVgUp1
>>65
どうなんだろ。
月房は不滅だろうけど、江戸スレ荒しは恒久的なものじゃないと思うけどなぁ。

ただ、ちょうど春休みに入る時期だし、もう少しして新学期が始まってから来た方がいいだろうけど。

68 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 19:21:24 ID:DUzblgPi
>>67
油断していると忘れた頃にやってくるのはよくある事


69 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 19:32:36 ID:pB4KtKg/
今回のことに関してだけでいいから過去ログ呼んでくれ

70 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 19:37:13 ID:/2HmrJ1v
>>65
アンチが多いと危険。
例えばなのは系のレスは特撮ロボット銀Aより占有率が低いけど
うざがられる率がはんぱない

71 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 19:41:30 ID:1tdwQaXl
んと、投下は自粛すれば良いのだろうか?
自分の行為でスレがおかしなことになるなら投下はしないよ

72 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 19:43:14 ID:uHaVNAGA
>>71
避難所に投下っていう手もあるでよ。
あそこは管理人さんがちゃんと見張ってる所だから、妙な連中も迂闊には手も出せないんじゃないかと。

73 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 19:46:21 ID:6eiZiHE/
お、ムスタが来てた
投下乙であります!

74 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 19:46:55 ID:7V72nlDs
住人の合意の元でルールとして決めた型月以外を追い出す道理は無い。

型月以外の特定ジャンルを追い出したいならまずルールを作れ。

避難所に掛け合え?
掛け合うべきなのは追い出したがってるヤツの方だろ

75 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 20:00:47 ID:fTYOLC6L
姉妹スレって言うのかな?
専門のスレがあるから、投下ならそっちでやれ――という作品ってジョジョと、ハガレンと、型月と……他に何がありましたっけ?

76 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 20:01:42 ID:JE8uUWiD
>>71
>>72の言うとおり、避難所に投下が無難ちゃ無難かもね。

77 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 20:03:20 ID:7cJgziou
最近ダイの大冒険ができたよー。なんで突然できたのかわからないけど。
ソードワールドスレは、ロードス島やクリスタニアもあり。
あと、種死もあるけどあれは完全な隔離スレだね。

78 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 20:04:09 ID:LPMpQOUb
>>75ヘルシングとシャナも追加で

79 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 20:04:35 ID:CHvSTGFs
>>74
とりあえずお前みたいなのが出ていくべきでは?

80 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 20:05:14 ID:DUzblgPi
>>75
トレーズ様スレ(ガンダム)もか

81 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 20:05:45 ID:JE8uUWiD
>>75
> 専門のスレがあるから、投下ならそっちでやれ
厳密には型月ネタだけのはず。
他のスレは「姉妹スレがある作品については、そちらへ投下して盛り上げてあげると喜ばれます」
なので、姉妹スレがあるからそっちでやれ、ではなく、
あくまでも姉妹スレに投下するのが「推奨」というだけじゃね?

82 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 20:08:25 ID:CHvSTGFs
てか板を移転せざるを得ない状況にした理由の一つの作品を合流させるなんておかしいだろ

83 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 20:10:08 ID:LPMpQOUb
>>78シャナは違った
ジョジョとのクロスと勘違いしてた

84 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 20:14:27 ID:DCCRLSee
隔離スレがあるならきちんと次からテンプレに加えればどうだ?
そうすれば、誘導とかも楽になるだろうし、少しは荒れづらくなるだろう。

85 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 20:18:22 ID:5maJ146n
>>74
つ【鏡】

86 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 20:22:44 ID:PGvAGKaO
ムスタの人投下乙
見てる分には楽しいが、実際付き合うとなると大変ですな。
ツンデレは

87 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 20:23:47 ID:PGvAGKaO
専用スレってHELLSINGと型月しか知らないんだが、まだあるの?

88 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 20:27:27 ID:JE8uUWiD
>>87
この板だけでも
型月、ハガレン、ダイ大、ソードワールドの4スレがある。
俺がこっそりROMってたハルヒ・シャナ・ルイズの3姉妹スレは落ちたらしい。

89 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 20:31:57 ID:1tdwQaXl
すいません、俺のせいですね
投下は自粛しますすいませんでした

90 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 20:33:15 ID:LFwd5BU7
投下云々はともかく、
次に何か書くときは地の文をもう少し多くして欲しいかな
ちょっと読みにくかった


91 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 20:35:00 ID:DCCRLSee
あとほかはジョジョくらいだろうか?
現行スレでよければ一覧作ってくるが?

92 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 20:37:34 ID:JE8uUWiD
>>89
ナイーブな人がいるからこのスレは避けた方がいいかもね。
でも、俺は続きが気になるので↓のスレにでも投下継続してくれると嬉しい。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/9616/1205553774/l50

93 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 20:37:55 ID:PGvAGKaO
>>91
頼んだ

94 :いぬかみっな使い魔:2008/03/16(日) 20:47:13 ID:QJhagbnM
なんかやな雰囲気吹き飛ばしたいと思いますので
投下よろしいでしょうか?

予約無くて投下後の感想タイムも確保できるようなら投下します。

95 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 20:47:39 ID:JE8uUWiD
>>94
どうぞっ。

96 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 20:50:19 ID:DCCRLSee
とりあえずできたが、投下後にします。
支援。

97 :いぬかみっな使い魔:2008/03/16(日) 20:51:51 ID:QJhagbnM
では投下します。8話です。実質7話な8話です。

所変わって学院長室。決闘騒ぎを遠見の鏡で観察していた
オールド・オスマンとコルベールは、深刻な顔で相談していた。
「どう見た? 炎蛇よ。」
「はい。途中からしか見れませんでしたが。恐るべき強さですね。」
「うむ。ガンダールヴの名にふさわしい強さじゃ。しかし。」
「あれがガンダールヴゆえの強さかどうか、ですか?」
「うむ。」
「ケータ君は最初から圧倒的に強かった。素手でメイジを圧倒しています。
しかし、途中の要所要所で強さがまったく変わったと見ました。」
「ほう?」
コルベールは、己が軍人時代だった過去の経験から話している。
「ただでさえ速い速度が、武器を握ることによって倍加している、
と見ました。速度は戦いにおいて圧倒的なアドバンテージを与えます。
ガンダールヴの“あらゆる武器を使いこなし”という条件に合致します。」
「ふむ。やはり、そうなるか。」
「学長、早速王宮に伝えましょう、これは素晴らしい発見です!」

「ダメじゃ。」

オールドオスマンが、即座に止めた。
「これは当分の間内密にするのじゃ。こんなおもちゃを手に入れたら
王宮のクサレ将軍どもが戦争おっぱじめる格好の口実にするぞい。
その時、魔法の使えないミス・ヴァリエールも真っ先に巻き込まれる。
同時に国中が戦争に巻き込まれるのじゃ。それを望むわけではあるまい?」
「なるほど! 学長の深謀遠慮、感服しました。」
「大きな力を持つものはその力に対して責任を取らねばならん。
学院に抱えているということではわしらもまた、責任があるのじゃ。
わかってくれるな? 君は、まずはミスヴァリエールの能力開発をしてくれ。」
「! 虚無の担い手を育てよ、と!?」
「そうじゃ。やがて隠し切れなくなるその時に備えて。」
オールド・オスマンは遠くを見る目つきになった。

「啓太君が言ったように、ミス・ヴァリエールの無能ぶりは欠点ではなく
個性じゃった。失われた系統ゆえに伸ばし方がわからず、埋もれた才能。
わしらは、彼女の才能を伸ばしてやらねばならん。やがて彼女の双肩には
想像も付かないほどの重い運命と責任がのしかかるじゃろう。
そのとき潰れないよう、今は大切に育てる時期じゃ。」
「責任重大ですな。」
「うむ。禁書の持ち出しも許可する。学院内限定じゃがな。たのむぞ?」

コルベールが部屋を出て行った後。
オールドオスマンは、深いため息をついた。
「わしはいつ全てを打ち明けるべきなんじゃろう?」


98 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 20:53:14 ID:DCCRLSee
支援

99 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 20:53:53 ID:xwfbJD7+
しえん

100 :いぬかみっな使い魔:2008/03/16(日) 20:54:11 ID:QJhagbnM
うわ、>>96さん、ごめんなさい。
感想もらえる時間欲しいので、できれば投下終了後
しばらく空けてもらえるとうれしいです。

101 :いぬかみっな使い魔:2008/03/16(日) 20:55:28 ID:QJhagbnM
 その日の昼食時。アルヴィーズの食堂にて。
「ああっ!? ぼ、僕の座る場所が無い!?」
「俺の座る場所も無い!?」
「マリコルヌにギムリだったか? 場所は開いてるんだ、椅子持ってきて
座ればいいだろ。おおい、ちょっと詰めてやってくれ!」
「ケータどの。あなたはこちらで一緒に食事をするのですか?」
マリコルヌはそう言って、ケータに確認した。目で追うのはルイズ、ともはね、
ケータの3人が並ぶ席順だ。なぜか圧倒的強さを誇るケータが下座にいる。
「そんなかしこまった言い方しないでため口でいいぜ。
俺も今日から生徒だからこっちで一緒に食べることになったんだ。
まあ、しばらくはこっちの文字や魔法の基礎を習う補習授業だけどな。
よろしく頼むぜ?」
そういって、啓太は手を差し出した。二人と握手する。
その後二人は椅子を持ってきて食事をするのであるが、
啓太の気さくな性格に大いに感銘を受け、話は随分弾んだのである。

「ふむ、うまいけど野菜が少なくて栄養のバランスが悪いな。
貴族がこういう食事ばかり取ってるなら体調崩しやすそうだ。」
「エーヨーのばらんす? なんです、それ?」
小太りなマリコルヌが尋ねる。
「はいは〜〜い、それ、私が説明しちゃいます!」
ともはねが口を出してきた。ルイズは、昨夜姉の薬作りを頼んだのを
思い出し身を乗り出して聞き入る。

「あのですね、ご飯はおもに3種類に分かれていて、役目が違うんです。
お肉やお魚は主に体を作るのに役立ちます。ご飯やパンは体を動かすのに
役立ちます。そしてお野菜は体の調子を整えるのに役立つのです!
朝ごはんのときはそれほどでも無かったですけど、昼ごはんのこれは
野菜が少なくてお肉が多すぎるんです。お肉でも多少のビタミンは
入ってますしカロリー補給も出来ますけど、やっぱりちょっと
バランス悪いんです。これだと、病気になりやすくなったり
病気になったときに抵抗力が弱くて酷い症状になりやすくなるんですよ。」




102 :いぬかみっな使い魔:2008/03/16(日) 20:57:13 ID:QJhagbnM
啓太が、よしよしとともはねの頭をなでてやる。
むふ〜〜、と自慢げにともはねが鼻を鳴らす。
マリコルヌ、ギムリ、ルイズは良くわからない、という顔をしている。
「いきなりじゃあわからなくて当然だよな。要するに野菜を今の3倍から4倍、
肉を半分、パンは白パンじゃなくて良く挽いた粉で作った黒パンを2倍から3倍。
それくらいが体の調子を良くするのに最高のバランスだってことさ。」
「その、そんな事を気にして食べないといけないの?」
「ダメとは言わない。若いうちは結構何とかなるもんさ。けど、そういった
不摂生は必ず体に跳ね返ってくる。特に歳を取ってからは。
太りすぎて内臓が悪くなったり。」
マリコルヌが自分の腹を押さえた。
「肌がぼろぼろになったり。」
ルイズが自分の頬に手を当てた。
「病気になりやすくなったりする。」
ギムリが、あごに手を当てて何事か考え込む。
ルイズが、ともはねと啓太に聞いた。
「ねえ、もしかして、私の姉さまも食事を変えるだけで良くなるの?」
「それは今までの食事内容を聞いてみないとわからないですよ〜〜〜」
「そうだな。あとは、生活環境とかも、だな。」
啓太が、ともはねの頭をなでる。心地よさそうにともはねが目を細める。
「私、思い出せる限りのことを教えるわ。実家にも問い合わせて
そのあたりの詳しいことを確かめるわ。だから、お願い、姉さまを助けて。」
「出来るかどうかわからないですけど、やってみますよ!」
「そうだな、医者の卵の俺たちじゃ、出来ることに限りがある。
それでもいいなら力を貸すぜ。」
「お願いします。」
ルイズが、わずかに頭を下げる。矜持の高い彼女にしては珍しい。
マリコルヌとギムリは、滅多に見れないそんなルイズを、
ぽかんとして見つめていた。ひそひそと話し合う。
「今日すでに何度目だ!?」
「あのとんでもないじゃじゃ馬を!」
「ここまでおとなしくさせるとは。」
「猛獣を飼いならす秘訣でも知っている職業なのかな?」

※↑そのとおりです!

マリコルヌとギムリの二人は。
「これだけでも尊敬に値する人物だ。」
とひそひそうなずきあったのであった。





103 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 20:58:17 ID:DCCRLSee
支援

104 :いぬかみっな使い魔:2008/03/16(日) 20:58:46 ID:QJhagbnM
 その日の放課後。
啓太、ルイズ、ともはね、マロちんはかごや移植べら、鎌などを借りて
薬草採取に出ようとしていた。しかし。
「あのね、なんであんたがここにいるのよ!?」
「面白そうだったんだもの。」
なぜか同じ装備でキュルケがここにいる。
食ってかかるルイズを、なんだか妙に生暖かい目で見ている。

 さらに。
マリコルヌ、ギムリ、ペリッソン、スティックス、マニカン、エイジャックス。
なんだか大量の男子までいる。啓太は、戸惑いながら聞いてみた。
「あ〜〜、すまない。君達は一体?」
「ケータ君がポーションを調合すると聞いたので。実に興味深くて。」
「ケータ君はロバ・アル・カイリエ仕込みだそうじゃないですか。」
マリコルヌとギムリが、誇らしげにケータ君、とタメ口をきいた。
啓太に許可をもらっているのは今のところこの二人だけなのだ。
「薬草を探しに森の奥まで行くと聞いた。」
「そう、暗い森の奥まで。」
「キュルケ嬢とともに行くと聞いて。」
「ちょっと気になっただけさ。」
「HAHAHAHAHAHAHAHAHA!」
 そう言って、5人の男子がわざとらしい笑いをあげる。
小太りなマリコルヌが、不思議そうにそれを見ている。
隣で、ともはねも不思議そうに見ていた。
実はこの5人、キュルケに5股をかけられている連中なのであり、
ケータについてキュルケが森へ行く、と聞いて気になってやってきたのだ。
マリコルヌはギムリがカモフラージュにと連れてきたのである。

 啓太は、そんな事はわからない。
が、薬草摘みに人手があるのはありがたい。素直に認めることにした。
とりあえず歩き出しながら話す。
「おし、じゃあ一緒に行くか。採った薬草のうち余った分は
町まで売りに行く予定だったからな。その売上金は労働量なんかに
合わせて分配することにしよう。」

「「「ええ!?」」」
一同から驚きの声が上がる。
「それは、どう分配するんだ!?」
なんだか妙に必死な男子が数名。

「そりゃあ、まずは当面使いそうな薬草を保存して、ルイズの部屋に
棚でも作って貯めることになるかな。残りを売りに行く。
摘んだ量と陰干しなんかの前加工作業に従事した時間で
割合決めて分配。そんなとこかな?」
「「「おお!」」」
異様に盛り上がってる。

105 :いぬかみっな使い魔:2008/03/16(日) 21:00:38 ID:QJhagbnM
「お前ら貧乏貴族なのか? この学院に通ってるのはトリスティンでも
名家の子女ばかりだと聞いてたんで金回りがいい奴ばかりだと思ってたんだが。」
 マリコルヌが啓太に説明した。
「この学院に来る貴族の子は皆名家の出だよ。でも、名家と金回りは直接の
関係は無いんだ。世の貴族の半分は貧乏でね。事業に失敗したり戦争で
見栄を張ったり体面保つために収入に見合わないほど豪勢な暮らしを装ったり。」
「へえ〜〜、そうなんですか。」
ともはねが感心して聞き入っている。啓太ほど歴史を知らないのだ。
ギムリが説明を引き継ぐ。
「特に僕達はまだ爵位をついでいない書生の身だ。しかも次男三男
であることも多くて、名家であろうとお金を稼げるに越したことはないんだ。」
「大変なんですね。」
ともはねが、ちょこんとかわいく首をかしげて納得している。

「それだけじゃないわよ〜〜?」
 キュルケが割り込んだ。
「メイジは強力な魔法を使うためにいろいろな秘薬を使わなくちゃ
いけない事が多いの。秘薬はそこいらから普通に見つけられることもあるけど
多くは購入する事になるわ。見栄を張って強力な呪文を
使いまくったりすると、とたんにお金が底を突くことになるのよ。」
「なるほどな。」
啓太は納得した。啓太自身、カエルの消しゴムを呪符として使っている。
手ごわい敵と相対すると、大量の呪符が必要になり出費が馬鹿にならない。
「どこも同じなんですね。」
ともはねも、納得したようにうなずいた。
啓太は、ふと暴力の海”を殺した余波で極貧生活をしていた頃を思い出した。
アパートを追い出され、稼いでも稼いでも金を落としたり
思わぬ出費を強いられたりで橋の下で暮らしていたあの日々。
当然電気もなく、スクーターをちょっと改造してかろうじて電化製品を使い。
それですらガソリンを滅多に買えないためにごくたまにだった。
米を買うのが精一杯でくず野菜を拾ってきたり河から採った魚を
おかずにし、それでも足りずに雑草を食べる必要に迫られ、薬草学の基礎を
学ばせてくれた祖母や猛省蘭土の仙人達にどれだけ感謝したか。
「あの頃の俺があるから、この世界でも金を稼ぐ目処が立っている。」
低くつぶやいた啓太は、誰にともなく感謝の祈りを捧げた。




106 :いぬかみっな使い魔:2008/03/16(日) 21:01:41 ID:QJhagbnM
 学院を少し離れると、そこはすでに刈り込まれた芝生や手入れのされた
庭ではなくなり、自然の草原となる。森まではまだまだ距離があるが、
ともはねと啓太は早速薬草を見つけては摘むことを指示した。
「こんな普通の草原に生えてる草が薬草になるのかい?」
「ああ。薬草なんてどこにでもあるぜ?」
「必要な薬草かどうかはまた別なのですけどね!」
「うん。医食同源といってな。薬草探しの基本は、食べられる野草か、
食べられない野草かの見分け方から始まる。毒なら食べられない。
毒でなくて、食べておいしいもの。それが山菜や食べられる草だ。
食べられる草を栽培するのが農業。栽培種を品種改良したのが野菜。
その中で、食べられるだけでなく体を健康にする草が薬草。
薬草で作った料理を薬膳という。毒をうんと薄めれば薬になることもある。
それが、扱いの難しい薬草。どれも繋り身の回りに密接に関連している。
薬草もまた草の一種であるのだから、そこいらに生えていて当然なのさ。」
「「「「おお〜〜〜」」」」

皆、感心して聞いている。水系統のメイジなら薬草学を採っていて
こういったことに詳しいものもいるだろうが、いいところのお坊ちゃん
ぞろいの彼らからしてみれば、薬草など買えばいい、というものなのだろう。
知らない知識のようだ。皆、素直に指示に従って摘み取りを開始する。

「いいか、全部は摘むな。せいぜい半分までにして置け。
薬草を採り尽くしたら次に薬草が必要になったときに困る。
摘む薬草は形の悪いもの、元気の無いものからにして、
形良く元気のあるものは残せ。そうすれば来年は少し質のいい薬草が生える。
自然から薬草をもらう以上、せめてもの恩返しをしないといけない。」
「「「「「は〜〜い」」」」」」

「いいですか〜〜〜、憶測で摘み取らないで下さいね〜〜〜!
薬草ってのは似ているけどまったく効果が違う別の草も多いんです!
ちょっとでも自信が無かったら聞きにきてください!
何度でも見分け方を教えますから!」
「「「「お〜〜〜う!」」」」



107 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 21:02:03 ID:DCCRLSee
支援

108 :いぬかみっな使い魔:2008/03/16(日) 21:03:41 ID:QJhagbnM
 ともはねが元気良く駆け回り、草のにおいをかぎ、啓太と相談する。
相談の末、問題がなさそうだとなると摘み取りを啓太が指示する。
ハルケギニアのトリスティンと日本とでは当然ながら植生が違う。
生えている薬草も違う。だがそこはそれ、外国から輸入する薬草も多いし、
情報はパソコンですぐに検索できる環境だったしで、
外国のものだからまったく知らないというわけでもない。
さらには人間にはありえないほど高いともはねの嗅覚が物を言う。
匂いで薬効が同じかどうか、大体わかるのだ。そもそも同じ薬草でも
地味の肥え方や日射量などによって薬効成分の含有量は違う。
ともはねとごきょうやはそれを匂いで嗅ぎ分け、緻密な調合を行っていた。
同じ温帯域のこの程度の植生の違いならなんとでもなった。

どうせだからとマリコルヌに命じて地図を作らせ、どこにどのような薬草が
生えているかを記入していく。一同は、徐々に場所を森の奥へと移していった。
環境が変わるたびに違う薬草が得られる。季節が合わなくて
今は採取しても意味が無い薬草なども見つけ、それらの場所も記していく。
時間はあっという間に過ぎていく。皆、結構楽しそうだ。

「お〜〜い、そろそろ休憩にしよう。」
きれいな泉のほとりに倒木が1本。まだ倒木の上にコケは
生えておらず乾いている。絶好の自然のベンチだ。
厨房に頼んで分けてもらったクッキーと水でおやつにする。
会話が弾む。今までいじめられていたルイズが、普通に話している。
いい傾向だな、と啓太は目を細めた。こうやって少しずつでも
皆に打ち解けることを覚えていけば、過剰な警戒心から来る高慢さも
減っていくかもしれない。

「それにしても、ケータ君? あなた、すごいのね。魔力だけじゃなくて
肉弾戦も武器戦闘も出来て、さらに薬総学、さらにはお金儲けの才覚もある。
まさに万能じゃない。素敵だわ・・・どうやってこんなに優秀になったの?」
赤い長髪に褐色の肌、豊満な胸のキュルケが、啓太の隣に座って
しなだれかかってきた。場が一気に緊張した。
(「私の啓太様に昼日中から!」)と反対側に座っていたともはね。
(「私の使い魔に色目を使うなんて、なんてこと! ツェルプストーが
いるのに気を抜いていた私のバカ馬鹿馬鹿!」)と少し離れた所で
クラスメイトの男子と話していたルイズ。
(「うお! ボクのキュルケが!? でもポット出だけどケータは
すごく強くて優秀、どうやっても勝てない!?」)とギムリ、ペリッソン、
スティックス、マニカン、エイジャックス。
「い、いや、その、ちょっと、くっつきすぎじゃないかな?」
とずり下がりながら啓太。でもなんだか鼻の下が伸びている。
そして当のキュルケは、ルイズが嫉妬の炎をめらめら燃やして
今にも爆発しそうなのを見て、うっとりするような快感を感じているのだった。

その後。

森の奥では魔法が飛び交ったとかいう噂もあるが、
ともあれ薬草は離れたところにまとめていたために無事だったそうな。

109 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 21:04:02 ID:xwfbJD7+
支援

110 :いぬかみっな使い魔:2008/03/16(日) 21:09:06 ID:QJhagbnM
以上です。
ちなみにSSの啓太は18歳、3年の2学期末〜3学期初め
という設定です。

時間経過は、少なくとも連載分に関しては順不同な分もあると仮定して、
1巻冒頭で16歳1年2学期末〜3学期初め、
2巻ラストで3学期、5巻死神戦が2年初夏以前、
8巻が2年クリスマス前後
14巻が3年夏くらいかな、と思っています。
もっともサザエさん進行な世界みたいですが。

111 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 21:16:14 ID:uHaVNAGA
>>110
職人さん乙です〜

112 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 21:22:12 ID:DCCRLSee
投下乙でした。
↓以下、専用スレの一覧です。

【アニキャラ総合】
【ジョジョ】ゼロの奇妙な使い魔【召喚79人目】
http://anime3.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1204895725/l50

ソードワールドのキャラがルイズに召還されました
http://anime3.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1199900690/l50

ダイの大冒険のキャラがルイズに召喚されました
http://anime3.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1204128590/l50

ハガレンのエドがルイズに召喚されたようです
http://anime3.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1181052298/l50

型月のキャラがルイズに召喚されましたpart4
http://anime3.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1203159002/l50


【漫画サロン】
HELLSINGのキャラがルイズに召喚されました part5
http://anime3.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1204297718/l50

【旧シャア専用】
もしルイズが召喚したのがトレーズ様だったら
http://anime3.2ch.net/test/read.cgi/x3/1179833984/l50

【エヴァ】
もしルイズが召喚したのがシンジだったら 第弐話
http://anime3.2ch.net/test/read.cgi/eva/1190887727/l50


「ルイズ」で検索したりしてそれっぽいスレッドをとりあえず突っ込んでみた。
あと海馬社長が召喚されるスレッドがVIPあたりで立っていた記憶がありましたが、そっちは見つからなかった。
たぶんミスが多いと思うので、これをベースにしていただければ幸いです。

113 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 21:26:26 ID:zRMaCH1l
社長やベーダー卿はあくまでも個人だからそこに投下するのは……

114 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 21:28:20 ID:uR2et/rX
社長のほうは不定期だしな

115 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 21:41:37 ID:DCCRLSee
なるほど。個人スレだったのですね。
あとほかに専用スレはありましたっけ?

116 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 21:42:05 ID:2TsBinf1
いぬかみの人、乙。
こういう地味な話がある長編は秀作が多い法則。

117 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 21:42:34 ID:QJhagbnM
>>96>>112
なるほど、SS投稿だと思っていましたがスレリストでしたか。
乙です。

時にいくつか覗いてみましたが。
雑談スレが多くてSS投稿してるの少ないような?


118 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 21:43:55 ID:6VwfEWDn
専用スレがあるのは、>>75に加えてHELLSINGとトレーズ様…………もとい、ガンダム系だったかな。
wikiのお預かりに登録されてる作品はそれらのスレに投下されてた奴だし。

119 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 21:45:31 ID:6VwfEWDn
っと、割り込み遅レスしちまってゴメンなさい

120 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 21:46:39 ID:V0j/Qvj1
ともはねかわいいよかわいいよともはね

121 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 22:02:24 ID:vX1oWrje
>110
アニメしか見てない自分にはケータがなんか完璧超人過ぎて違和感あるけど楽しめてます。
なにはともかく可愛いよともはね、ともはね可愛いよ

122 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 22:02:53 ID:etXsv6nn
>>117
雑談の方が盛り上がってスレを圧迫するから隔離してるという意味もあるし
その作品のファンだけなら雑談し続けても嫌な顔する人はいないからな

あとは作品限定すると職人が圧倒的に少なくなるから降臨待ちの保守代わり的な…

123 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 22:08:24 ID:QJhagbnM
>>121
啓太って、基本スペック高いですよ。性格アレですけど。
13で独立して自分で稼ぎながら学校行って、休みがちなのに成績は悪くない。
それどころか現役での獣医大合格を目指せるスペックです。
猛省蘭土の修行で1年間学校を休んでいたのに普通に学年追いついてますし。
しかも日常はそんなに勉強もしていない。それでそこそこの成績です。
戦闘能力は言わずもがなですしね。

124 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 22:13:42 ID:QJhagbnM
ともあれ皆様、感想ありがとうございました。
感想はSS作成の原動力、やる気がもりもり沸いてくる!
ありがとうございます!


追記:裏設定ですけど、啓太達の知力はかなり上がっています。
動物が使い魔になると話せるくらいに知力があがるのが
ゼロ魔世界の設定だからです。これも作中で書かないとなあ。

125 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 22:16:59 ID:+NwADS9B
いぬかみの方乙です!
鋼の方避難所に投下してもらえませんか?続きが読みたいッス

126 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 22:29:56 ID:5HP43ioZ
>>124
悪いけど自作品や登場キャラのスペック、特徴、改変点なんか語りたいときはタイトルつけたまんまにしてくれ


127 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 22:40:53 ID:DZphTLvf
なんで指摘や注意するとき、皆上から目線でえらそうなの?

128 :ネタ:2008/03/16(日) 22:41:45 ID:RRak6NEt
魅惑の妖精亭の嬢と特技一覧

キュルケはパイズリ
タバサはパイパン
ルイズは貧乳
アンリエッタはアナル


129 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 22:43:59 ID:HJnwGSdC
各SSでも魅惑の妖精亭ってあんまネタになっとらんよなー。

130 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 22:44:15 ID:5maJ146n
>>127
何か勘違いしてるんだろうなw

131 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 22:48:44 ID:QAyVq7iV
タバサは意外と凄い

132 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 22:51:05 ID:kZ0dhd/h
どう凄いのか説明kwsk

133 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 22:51:27 ID:u+dr3oOm
ちんちくりん故か

134 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 22:53:50 ID:QAyVq7iV
11巻P199の中ほど参照
才人の感想が一行だけだが書かれてる

135 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 22:53:54 ID:z0Skk/ca
単なる箇条書きや説明文と見下した態度の区別が付かない輩が多いな

136 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 22:55:25 ID:7Uj6CWzc
タバサはテクニシャン。
毎日きゅいきゅいと練習に余念が無い。

137 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 22:57:31 ID:ZBJJIxSc
俺はブラストハンド。
モテモテなPC1。

138 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 22:59:01 ID:QJhagbnM
ごめん、11巻P199中ほどだとティファニアの胸がすごいことなのが
わかるだけでタバサはわからんかった。

139 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 23:00:38 ID:QAyVq7iV
12巻だった。すまない。
別に俺がテファが超好きってわけではない。

140 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 23:01:39 ID:ElQGLDsI
>>137
君はPCCに格下げされたはずでは?

141 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 23:02:13 ID:PGvAGKaO
>>112
ダイスレが不憫でならんな

142 :名無しさん@お腹いっぱい:2008/03/16(日) 23:06:24 ID:pAM8UKmG
トランスフォーマーがアリならビーストウォーズはアリなのかな

143 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 23:06:50 ID:QJhagbnM
確認した、タバサも結構すごかった。
しかしなんとはまりすぎな間違いするんだ(w

144 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 23:09:40 ID:YoHgxBxz
今まとめ読んできた
ゼロのガンパレードの人ありがとう。
数年ぶりに感動して泣いた。
これからも頑張って書き続けてください。

145 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 23:10:30 ID:kZ0dhd/h
>>143
 それは無意識化の願望が顕在化したのだよ

 つまり君は私の同志、同じ変態紳士ということだ

146 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 23:15:14 ID:hCqXN8YG
このHENTAIダンサー共めw

いぬかみ、10巻当たりからメディアミックスで話が
伸ばされてるっぽく感じて俺的に読む意欲が失速して読んでないんだが
今どうなってるんだ?

147 :さざなみ寮生 ◆ZMP6Ne1FYo :2008/03/16(日) 23:21:33 ID:cZhayVBq
皆様こんばんは
変態紳士の方々が有意義な討論をしていらっしゃるところ申し訳ありませんが、進路グリーンでしたら13話を30分くらいから投下してよろしいでしょうか(・ω・`)

148 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 23:25:39 ID:5Dpq63pc
ふむ。前哨支援だ。

149 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 23:29:57 ID:jHsS+293
>>146
現在サイトはハルケギニアから地球に帰還する瀬戸際なんだぜ。
SS的にはこの辺で区切りを付けてサイト以外の使い魔を召喚したルイズってのも悪く無いかもね。

支援ですとも!

150 :さざなみ寮生 ◆ZMP6Ne1FYo :2008/03/16(日) 23:30:35 ID:cZhayVBq
それでは、投下開始させていただきます

イザベラ管理人第13話:貴族というモノ・前編


イザベラは、一歩を踏み出した日から数日、精力的に活動を始めていた。
まず、朝早く…耕介が起きるのと同程度の時間に起きるようになった。
次に書庫に篭る時間が多くなり、食事もそこに運ばせている。
耕介は一度、本を読みながら食べるのは行儀が良くないと注意したことがあるが、『時間は有限なんだよ!』と一蹴された。
その際、ついでに耕介に字を教えてくれることもある。
努力し始めたイザベラの時間を潰すのは悪いと思い、他の人に教えてもらうと言ったこともあるが…
『別にあんたに字を教える時間くらいいくらでもある!それとも…あたしが教えるんじゃ不満だってのかい?』
『いや、そういうわけじゃないんだけど…まぁそれならこれからもお言葉に甘えることにするよ』
『ああ、それでいいんだよ。それにあんたはあたしの使い魔なんだから、できる限りそばにいないとダメなんだよ!』
というやり取りの末、耕介の教師はイザベラのままとなった。
さらには軍の教官クラスや政務官の補佐をしている人材などに声をかけ、家庭教師になってもらうように話もつけたらしい。
『あたしに魔法の才能がないのはもう仕方ない。なら、他の部分でなんとかするさ』
とは彼女の弁である。
北花壇騎士団団長としての仕事もこなしつつそれらをやっているのだから見上げたものである。
耕介としては、少々無茶に詰め込みすぎている気もするが、彼女のやる気を殺ぐのも忍びないので今は見守るのみにしている。
そしてそんなある日、この事件はイザベラの声から始まった。

「………はぁぁ?」
書斎で耕介の作ったサンドウィッチを食べながら北花壇騎士団に割り当てられた任務の書類に目を通していたイザベラが、呆れたような声を出した。
「どうしたんだ、イザベラ?」
こちらもサンドウィッチを食べながらイザベラが教材に指定した絵本を読んでいた耕介が、本から目を上げて問う。
イザベラはすぐには答えず、書類をもう一度読み直し、自分の目がおかしくなったわけではないことを確認した。
そして、再度内容を吟味し、昨今の政治情勢などを鑑み、この任務が全く字面通りの任務であることを読み取り…
「………アホじゃないのかい!?」
と叫んだ。ついで、耕介にその書類を突きつける。
「おっと…うーん…ド・アナル家…?からの…えーっと…………ごめんイザベラ、ほとんど読めない」
書類を睨みつけてしばし停止していた耕介だったが…文字を習い始めて数日ではさすがに1/3も読めなかった。
「あ……貸しな!」
どうやら書類の内容に気をとられて耕介がまだほとんど文を読めないことを忘れていたらしい。
わずかに頬を朱に染めながらイザベラは書類をふんだくるように奪い取り、読み上げた。
「ド・ロナル家からの要請さ。要約すると、魔法学院に行きたがらない息子を行けるようにしろ…とさ。全く、騎士団をなんだと思ってるんだい、雑用係じゃないんだよ!?」
引きこもった息子の説得を騎士にさせようと考える貴族も貴族だが、汚れ仕事専門の北花壇騎士団にこの任務を回す政務官も政務官である。
「それって…どう考えても親の仕事だよな…」
「当たり前だろ。けど、このド・ロナル家ってのがクセモノでね…結構な有力貴族なのさ。だから無碍にもできない上に失敗したらまずい。だからこっちに回してきたんだろうね。体のいい厄介払いさ」
苦々しげな表情でイザベラが怠惰な権力者の厄介さを口にする。
しかし、任務として正式な手順を踏んで北花壇騎士団にきた以上、やるしかないのもまた事実だから頭が痛い。
「ったく仕方ないねぇ…えぇっと、手の空いてる騎士は…」
額に手を当て、悩みだしたイザベラのカップに耕介は紅茶を注いでやる。
しばらく書類と睨めっこしながら悩んでいたイザベラだったが…何か思いついたのか、突然ニヤリといった擬音の似合う笑顔を浮かべた。
その笑顔になんとなく耕介は嫌な予感を感じる。
「ど、どうしたんだ、イザベラ」
「ふふん、丁度いい。耕介、いくよ!」
耕介の淹れた紅茶を一気に飲み干し、最後のサンドウィッチを口に詰め込んで、イザベラは傲然と立ち上がった。
イザベラを見上げて呆然としている耕介の首根っこを引っつかみ、書斎の出口へと向かう。
「お、おい、イザベラ、何がどうしたんだ!?行くってどこへだ?」
身長差のあるイザベラに引きずられるようにして歩く耕介は中腰にならざるを得ず、とても情けない格好だ。
ぶち破るかのような勢いで書斎の扉を開けたイザベラが振り向きもせずに答えた。
「ド・ロナル家に決まってるだろ!」

151 :さざなみ寮生 ◆ZMP6Ne1FYo :2008/03/16(日) 23:32:59 ID:cZhayVBq
ハルケギニア最大国ガリアの王都リュティスに旧市街と呼ばれる中州がある。
このほぼ中央にあるのが、タバサの留学先トリステイン魔法学院に匹敵する格式と歴史を誇るリュティス魔法学院である。
リュティスには他にも魔法学院はあるが、その中でもこのリュティス魔法学院が別格であるのは王都の名を冠されていることからもよくわかるだろう。
そこは国内外でも特に裕福で有力な貴族の子弟しか通うことを許されぬ選ばれた者たちの学院だ。
今回、問題となるド・ロナル家の子息とは、その選ばれた者の一人であるのだが…
「ド・ロナル家ってのはね、昔から大臣や将軍を輩出してる古くからの名家なのさ」
王族が乗るには貧相に過ぎる馬車の中で、耕介は魔法学院やド・ロナル家に関する講義をイザベラから受けていた。
「そうなのか、確かにそれほどの名家からの要請なら断るわけにいかないんだろうなぁ…。で、イザベラ。もう一度確認するけど、本気で俺達でやるのか?」
脳内メモにそれらを書きつけ…耕介は無駄と思いつつも最後の確認をする。
「くどいねぇ、やるって言ったらやるんだよ!気分転換しろって言ったのはあんただろ」
そう、イザベラはなんとこのふざけた任務を自分でこなすと言うのだ。
なんでも今フリーの騎士がタバサしかいないらしく、わざわざ彼女をこんなことで呼び出すのも時間の無駄。
ついでにド・ロナル家に恩を売るつもりもあるらしい。
加えて、耕介が散々無理をするな、気分転換をしろと言ったことも理由。
こうまで言われては耕介に止めることはできないが…
「本当にいいのかな…」
王女がこんなにほいほいと街中に出ていいのだろうかと悩む耕介であった。
「あたしがいいって言ってんだからいいんだよ。それともなんだい、耕介。あんた、あたしを護ってくれないのかい?」
耕介の前に座るイザベラが、明るい笑みを浮かべる。その笑みは、耕介への全幅の信頼を表現していた。
そんな笑顔を向けられては、折れるよりないというものである。
「まさか、必ず護るよ」
もちろん、王女であるイザベラが直接出向くなど、プチ・トロワの衛士たちともめないわけがない。
だが、食い下がる衛士たちをイザベラは全て一蹴していた。
『あたしがこうするのが最良だと判断したんだ、ケチつける気かい!?護衛もいらないよ、コースケだけで充分さ。馬車!?あんなでかくて遅いのに乗っていったら日が暮れちまうよ!』
護衛を申し出る衛士たちも、北花壇騎士を追い詰めたという謎の男耕介が護衛につくとあっては退くしかない。
馬車を用意するのも時間がかかるし、王族用の馬車は見栄えが重視され、移動速度も遅い故にイザベラはいらないと断言する。
納得いかないといった風の衛士たちをことごとく言葉の斬撃で斬り捨てたイザベラは宣言通り耕介だけを護衛にこうしてリュティスまで出てきたわけだ。
その後、イザベラ先生による魔法学院講座を耕介が受けていると…行く手に巨大なマンティコアの像を擁する門が見えてきた。
馬車は門の前でゆっくりと停止する。
「ここがド・ロナル家さ。ほら、とっときな」
耕介が大貴族の豪邸を見上げて惚けている隣で、イザベラは極度の緊張で顔を青くしていた御者に貨幣を渡していた。
「殿下をお乗せできる栄誉に与り、えっと…恐縮の極み…うへ!?で、殿下、これはさすがに多すぎですぜ?」
イザベラが渡したのは銀貨であった。馬車代としては破格どころの騒ぎではない。
慣れない敬語を使おうとしていた御者が素に戻ってしまったのも致し方ないことだろう。
「あたしは『とっときな』って言ったんだよ。王宮の馬車なんぞよりよほど早くて便利だったよ、また使わせてもらう」
「へ、へぇ、そんときゃ是非!」
降って湧いたように現れた幸運…それを与えてくれた王女にぺこぺこと頭を下げる御者を追い払い、イザベラはド・ロナル家の門に向き直った。
すると、驚いたことにマンティコア像の口が開いた。
「当家に何の御用ですかな?」
完全に石像だと思っていた耕介が素っ頓狂な声をあげるが、それを無視してイザベラが答える。
「ガリア花壇騎士団長イザベラ。他に何か言うべきことがあるかい?」
「お、王女殿下!?」
慌てた声をあげる石像…なんとも異様である。わずかの間の後、門が開かれ、そこには冷や汗をかいた老人が待っていた。
「お、王女殿下、当家に何の御用でございましょう?なにぶん、突然のご来訪故に歓迎の準備もできておらず…」
「別に歓迎なんて必要ないさ、あたしは今日は花壇騎士団長としてきたんだ。任務でね。とっとと家人に会わせな」
長々と続きそうな老人―執事であろう―の時間稼ぎをバッサリと斬り捨て、案内を要求するイザベラ。

152 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 23:34:04 ID:pgOqVQgx
進路確認、HE☆NN☆TA☆Iな紳士軍団に全車突撃命令を下す!

153 :さざなみ寮生 ◆ZMP6Ne1FYo :2008/03/16(日) 23:35:18 ID:cZhayVBq
老執事は髭と皺に埋もれた顔を真っ青にし、慌てて一礼してから先導し始めた。
耕介は思う。
(…本当に良かったのかなぁ…)
おそらく、イザベラ以外で喜んでいるのは先ほどの幸運な御者だけであろう。

「こ…これはこれは王女殿下におきましてはご機嫌うるわしゅう…」
二人が通された、たくさんの煌びやかな装飾品に彩られた居間。
その真ん中で、今回の任務の依頼主であるでっぷりと肥え太った豚…もとい、ド・ロナル夫人が脂肪でぶよぶよの顔を卑屈に歪ませながら挨拶をしていた。
豪奢な特大サイズのドレスに身を包み、金銀の目がちかちかするほどの装飾品を身につけた肉塊…いや、夫人は、このガリアの退廃の象徴といえよう。
耕介の第一印象は
(うわぁ…)
だった。
「久しぶりだね、ド・ロナル夫人。今日は騎士団の団長として来たんだ、特に歓迎なんていらないよ」
これまた長々と続きそうなおためごかしを一蹴し、イザベラは案内を催促する。
「で、殿下、騎士団の団長として…と仰いますが、それはどこの…」
だが、夫人の方もそんな情けない理由で王女の手を煩わせたという噂がたつのを避けたいのだろう、必死に言葉を重ねる。
「あたしが『とある』騎士団の団長をしているって…聞いたことはないのかい?」
豚のように太った夫人が本物の豚のようにダラダラを冷や汗を流す様が面白いのか、イザベラはニヤリと笑う。
夫人たちの社交場であるお茶会で、無能王女イザベラの噂が上ったことがある。
それは、かの王女は本来存在しないはずの北花壇騎士団という影の騎士団を統率し、ガリアに仇なす不埒者どもを片っ端から暗殺している…というものだ。
確かに夫人は騎士を呼べとは言った。しかし、まさか北花壇騎士が出てくるとは…。
「い、いえ、愚息が少々、勇気が足りず、学院で不便な思いをしているようなので…勇気を与えてくださるような立派な騎士様にお出で願えないかと考えただけでして…わざわざ王女殿下のお手を煩わせるほどでは…」
イザベラの不機嫌度が加速度的に増しているが、さすがに有力貴族相手に怒鳴りつけるわけにもいかないのか、笑顔を不気味に引きつらせ、なんとか耐えている。
「安心しな、こいつはあたし直属の近衛騎士さ。実力はトライアングル、充分だろう?」
事前に余計なことは言うなと言い含められている耕介は、礼をしただけで沈黙を護った。
今迂闊に喋ればイザベラの制裁がくることは必至である。
そして、逃げ道を封じられた夫人はだらだらと冷や汗を流し…結局、折れた。
「こ、こちらでございます、王女殿下」
重たげに体を動かし、夫人が案内しようとするが、イザベラはそれを遮った。
「いや、夫人にそこまでしてもらう必要はないよ。執事かその息子付きのメイドでも呼んでくれりゃぁいい」

「イザベラ、良かったのか?あの夫人、物凄く嫌そうだったけど…」
「ハン、あんなのについてこられちゃ、息子から話も聞けないじゃないか。かまいやしないよ」
先導するメイド―問題のド・ロナル家の嫡男オリヴァン付きでアネットというらしい―に聞こえぬように声を潜める。
イザベラの言うことはもっともであろう。ド・ロナル夫人は典型的な貴族、故に外面を何よりも大事にする。
そんな母親と一緒では、子どもから本音を聞きだすなど無理な話だ。
(でも、それは王女に聞かれても無理な気がするんだけどなぁ…)
それもまたもっともである。が、イザベラは自信満々で歩を進めている、とりあえずは彼女に任せようと耕介は考えていた。
「こ、こちらです、王女殿下。アネットでございます、坊ちゃま、扉を開けてくださいませ。お、王女殿下がいらっしゃっているんです」
アネットが緊張した面持ちで派手なマンティコアの紋章が刻印された扉を示し、ノックと共に声をかける。
だが、返事はない。鍵がかけられているらしく、扉も開かない。おそらく『王女殿下が来た』という言葉もまともに受け取っていないのだろう。
一瞬で待つことを放棄したイザベラはアネットを押し退け、コモンスペル<<アンロック>>をかけた。しかし、反応はない。
「チ、かなり高位のメイジが<<ロック>>をかけてやがるね。耕介、ぶっ壊しな」
「え!?」
イザベラの行きすぎな果断っぷりに耕介とアネットは顔を青くする。
「ほら、早くしな。多分<<固定化>>もかかってるから、シャルロットとの戦いの時に使ったあれでやりな」
耕介とアネットの視線の抗議を軽く黙殺し、イザベラはなおも促す。

154 :149:2008/03/16(日) 23:36:06 ID:jHsS+293
あ、いぬかみの話だったのね・・・完璧に間違えたよ
それはそうと支援

155 :さざなみ寮生 ◆ZMP6Ne1FYo :2008/03/16(日) 23:37:35 ID:cZhayVBq
だが、このままオリヴァンが出てこなければ何も始まらない上に、あの夫人にご登場願うのは本末転倒…仕方なく耕介は御架月を抜いた。
「き、騎士様!?」
アネットがさらに顔を青くし、耕介を止めようとするが、イザベラに一瞬視線を送られただけでへなへなと尻餅をついてしまった。
「こんなことに使って悪い、御架月…神咲無尽流・洸牙!」
苦い笑いで御架月に謝り、霊力の白炎をまとった刀を扉に振り下ろす。
威力的にはトライアングルクラスに匹敵する斬撃を受け、扉はあっさりと半分に断ち割られ、用を成さなくなった。
部屋の内側に向かって倒れた扉の残骸を踏み越え、オリヴァンの部屋に入り…最初に気づいたのは異臭であった。
散乱した食器、ワインの空き瓶、脱ぎ散らかされた服…それらが放つ匂いが交じり合っているのだ。
書棚に囲まれ、遊具が散らばるこの部屋は、まさしく少年の砦なのだろう。
「ひぃ!な、なんだお前たちは!」
そして、部屋の中央にある天蓋つきの巨大なベッドにその主はいた。
まさしく『あの親にしてこの子あり』という格言を体現するでっぷりと太った少年だった。
突然の手荒な闖入者に恐怖し、それでも自身が特別な存在だと誇示することで自分を守ろうとする。
その姿は、イザベラにどうしようもない不快感と…シンパシーを与えた。
「フン…なんだい、このあたしを知らないってのかい?ええ、オリヴァン坊や?」
「お、お前なんか知るわけが……………え、えぇ!?お、おおおお王女殿下!?」
イザベラの正体を知り、オリヴァンはにわかに慌てだした。
当然であろう、正真正銘のあの残酷で傲慢なことで評判の王女が突然現れ…自分は今しがた暴言を吐いたのだ。
一瞬で恐怖に支配され、ガタガタ震えるオリヴァンを見下ろして、イザベラはいまだに腰を抜かしているアネットを呼ばわった。
「メイド!この汚い部屋の掃除をしな、こんな部屋じゃ臭くてまともに尋もn…いや、話し合いもできないよ。向かいの部屋は空き部屋かい?」
「い、いえ、向かいの部屋は坊ちゃまの勉強部屋でございます」
「なら、そこを使わせてもらうよ。ほら、オリヴァン、いくよ」
アネットはすぐさま掃除用具を取りに去っていった。
オリヴァンは恐怖と電光石火の状況の推移についていけず、呆然としている。
そしてイザベラは…やはり、待つことなどしなかった。
「うわぁ!?」
オリヴァンに<<レビテーション>>をかけて強制連行である。
耕介はもう一度思った。
(………本当に………良かったのかなぁ……)

全体的に埃っぽい勉強部屋へオリヴァンを拉致したイザベラは適当なところで<<レビテーション>>を解除した。
「いたぁ!」
オリヴァンが顔面から落下するが、そんなものにはおかまいなしに扉へと反転、<<ロック>>をかける。
次にオリヴァンの目の前に椅子を持ってきて、そこにドカッと座る。
背後に刀を持った耕介を従え、傲岸不遜にオリヴァンを見下ろすイザベラはまるで罪人を裁く裁判官…いや、尋問官と言った方がいいかもしれない。
「さぁ、洗いざらい喋ってもらおうじゃないか」
「え、えっと…あの…」
鼻を押さえ、どうすれば良いのかわからずオリヴァンはうろたえる。
耕介は心の底から同情するが…実際、彼からまともに話を聞くにはこうやるのが一番手っ取り早いのかもしれない。
「あたしだって暇じゃないんだ。ほれ、学院に行きたくない理由があるんだろ。それを話しなって言ってんのさ。あぁ、嘘なんてつくんじゃないよ、王女を謀ったらどうなるか…言うまでもないね?」
「ひぃ!?わ、わかりました…」
哀れなオリヴァン少年は、とても王女…いや、貴族とは思えない凶悪な笑みを浮かべるイザベラに圧倒され、すっかり怯えている。
それでもわずか迷っていたが…結局、イザベラの圧力に負け、ポツリポツリと話し始めるのだった。

156 :さざなみ寮生 ◆ZMP6Ne1FYo :2008/03/16(日) 23:39:50 ID:cZhayVBq
(イジメ…かぁ…)
気弱な少年が引きこもる理由としてはポピュラーなもの、と言えるだろう。
魔法の腕前が重要視される学院において、オリヴァンは風のドット。
それだけならばまだいいが、説明する姿を見る限り、彼は自分に自信がない。それがクラスメイトに『イジメてもいい相手』と認識される最大の原因だろう。
先ほど、部屋に踏み込んだ時の態度と考え合わせるに、典型的な内弁慶というわけだ。
正直なところ、耕介はイザベラがいつ爆発するか、冷や冷やモノであった。
もごもごと必要以上に自分を卑下しながら話すオリヴァンは誰が見てもイライラを煽る。
だが、意外なことにイザベラはオリヴァンが説明する間、ずっと黙って聞いていた。
オリヴァンが口ごもっても、先を促すこともしない。
その代わり、相槌を打つこともないが…その方がオリヴァンには話しやすかったことだろう。
やがて全てを話し終わり、オリヴァンは泣き出した。
過去の屈辱を思い出し、我慢し切れなかったのだろう。
見かねて耕介が声をかけようとした…が
「泣くな!!」
それよりも早く、イザベラの屋敷中に響き渡りそうな一喝が轟いた。
オリヴァンはあまりのことに泣くのも忘れ、ぽかんとイザベラを見つめている。
そして、イザベラは打って変わって平静で真剣な声でオリヴァンに語りかけた。
「泣いたって何も解決しやしないよ。それより、あんたをイジメてる連中に一泡吹かせる策を練った方がよほど建設的ってもんさ」
「で、でも、あいつらは皆ラインクラスで…」
イザベラの一喝で考える程度の余裕を取り戻したオリヴァンだったが、再びへたり込む。
ハルケギニアの魔法体系において、クラスの差というものはとても大きい。
ドットからラインにあがれば、その恩恵は系統を足せる数が増えるだけではない。
ドットの魔法は消費する精神力が半減するし、威力は倍に上昇する。戦術にも幅が出る。
相性の問題はあれど、上位クラスの者に下位クラスの者が勝つことはほぼ不可能と言えるだろう。
加えて、オリヴァンはドットでも最下級。故に、オリヴァンは卑屈にならざるを得ないのだ。
どうしようもないからこそ、オリヴァンは自分の砦で空想の中に遊んでいた。
―――あぁ、もう本当に……!
その呟きは誰のものだったか。
ドンッ!と床を踏み抜こうとするかのような足音を立ててイザベラが立ち上がった。
オリヴァンが怯えた目でイザベラを見つめるが、イザベラは既に背を向けて窓へと向かっている。
「耕介、そろそろ昼だ、食事の用意しな」
耕介を見もせずにイザベラはそう言って、窓を開けた。
イザベラの態度の理由をなんとなく察した耕介は、了解の言葉だけ返して扉へと向かう。
そして、扉を開ける前に小声で聞き耳を立てている相手に忠告する。
「今から開けますよ、ぶつからないように気をつけて」
耕介が扉を開けると、そこには案の定、オリヴァン付きのメイドのアネットがばつの悪そうな表情で俯いていた。
背後からはイザベラの指笛の高くて澄んだ音が響いた。

「そうかぁ、君は忠義者なんだね」
耕介は厨房で用意してもらった昼食をアネットと共に勉強部屋へと運んでいた。
アネットが一人で運ぶと言っていたのだが、どうせコックに昼食の際のイザベラの好み云々を報告しなければなかったし、耕介も出向いたのだ。
「そ、そんな…私は、坊ちゃまにご恩をお返ししようとしているだけで…」
アネットはまだこの屋敷に奉公に来たばかりの頃、失敗ばかりで塞ぎこんでいる時にオリヴァンに助けてもらったことがあるらしい。
だから彼女はオリヴァン付きのメイドに志願し、先ほども危険を冒してまで聞き耳を立てていたのだろう。
「旦那様と奥方様は坊ちゃまの御教育には関心がおありでないのです。それに、その…お世辞にも使用人たちにも人気があるわけではありません。ですが、私だけは坊ちゃまのことを信じようと思っているのです」
本人は否定するだろうからこれ以上口にはしなかったが…
(やっぱり、忠義者だと思うよ、君は)
オリヴァンに味方がいてくれたことに、耕介は嬉しくなるのだった。
程なく勉強部屋につき、その扉を開けると、そこにはナイフを持ってオリヴァンを追い回すイザベラの姿があった。
その肩にはフクロウが留まっている。
「おら、待ちな!血がいるんだって言ってるだろ!」
「い、痛いのは嫌だぁー!」
耕介の脳裏を一瞬だけ『いつの間に吸血鬼になったんだイザベラ』などというバカな考えが過ぎった。

157 :さざなみ寮生 ◆ZMP6Ne1FYo :2008/03/16(日) 23:43:10 ID:cZhayVBq
「全く、この程度の傷でギャーギャー喚くんじゃないよ!」
「で、でも痛いものは痛いんですよぉ…」
イザベラはオリヴァンの指にナイフで傷をつけ、血を小瓶に集めていた。
耕介が理由を訊いても『ふふん、秘策って奴なのさ』と自慢げな…正直に言うと悪ガキが悪戯を思いついたような笑顔でそう言うだけである。
「ま、まぁまぁイザベラ、その辺にしておいてやれよ」
耕介の言葉を聞いたオリヴァンとアネットが信じられないような目で耕介を見るが、彼は気づかなかった。
一国の王女を騎士風情が呼び捨てにし、敬語すらも使っていないのだから当然ではある。
「ハン、メイジにとっちゃこの程度傷にも入らないよ、魔法で治せるんだからね」
そして、当の本人であるイザベラが気にしていないことに二人はさらに驚愕の視線を向けた…が、やはり耕介とイザベラはどこ吹く風だ。
イザベラは小瓶に満たされたオリヴァンの血液を見て満足そうに頷き、オリヴァンに治癒をかけてやった。
「お、王女殿下に魔法をかけていただけるとは、光栄の極みです…!」
冷酷で傲慢と評判の王女の意外な行動にオリヴァンは慌てて社交辞令を述べるが、イザベラはご機嫌に口笛など吹きつつ完全に聞いていない。
「ところでイザベラ、どうするつもりなんだ?」
それはオリヴァンとアネットも聞きたいところ、二人ともイザベラに視線を向けた。
「ふふん、決まってるだろ。昼食が終わったら…」
イザベラは満面の笑顔―ただし、ニヤリという黒い笑み―を浮かべながらテーブルからフォークを取ると、オリヴァンにビシッと突きつけ、宣言した。

「そのいけ好かない奴らに決闘を挑むのさ!」


以上で投下終了になります、支援ありがとうございました!
ちなみに自分は貧も巨もどちらもイけます。
1作品につき一人は嫁がいると友人に話したら『この節操なしめ!』と罵られましたが、普通ですよね(´・ω・`)

158 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 23:45:56 ID:uhtE+Klk
乙です。
1作品に一人しか嫁がいないなんてむしろ異常ですよ?

159 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 23:46:22 ID:F10n0lz1
>>1作品につき一人は嫁がいる

いや、普通は2〜3人いるもんではないのか?

160 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 23:46:51 ID:75h35rCM
何てぇワイルドな姫なんだ(w
裏を返せば頼もしいといえるかも……しれない?

161 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 23:46:55 ID:F10n0lz1
>>158
ナカーマ

162 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 23:47:05 ID:PVCA/t/b
イザベラ可愛いよイザベラ乙

163 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 23:47:18 ID:pgOqVQgx
貴方とは友達になれそうですb
各作品に二人は嫁が居ますとも
このスレの95%が同意してくれるはず

164 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 23:55:04 ID:5Dpq63pc
投下乙。イザベラ様吹っ切れすぎだw
血を採取したということは……ミョズさんお得意のアレの出番なんだろか。

165 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 23:55:06 ID:CnTmGaM3
ぬはー続き読みてー

さざなみの人がんばってください

166 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 00:00:56 ID:vcGljka2
乙!
イザベラ……たくましくなられたのぅ…ww

2,3人は脳内嫁居るねぇw
まれにみんな終わってるな〜って感想を抱くゲームとかあったりするけどw

167 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 00:02:57 ID:XIKvmsDT
そうですね、出来れば複数で(w

それととても楽しいお話でした!
後編も期待します!

168 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 00:05:30 ID:jZHvA4kD
しかし残念かな……
すべてはこの私、ブラストハンドの嫁だ!



>>140
昇進したんだよ! よ!

169 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 00:08:21 ID:y2ef2xDm
>>168
卓ゲ好きとして言わせてもらうが
関係ないスレでブラストハンドブラストハンド叫び続けるな。
迷惑だ。

170 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 00:11:44 ID:6rjTxqNQ
いぬかみは変態が多くて遠慮してたが、こんど読んでみようかな。
ともはねが可愛い…自分どっちかっていうとごきょうやが好みだったのに。

171 :蛇の使い魔:2008/03/17(月) 00:20:32 ID:qY5y4b5i
お久しぶりです。
投下準備OK?

172 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 00:22:41 ID:iJMC5wFS
スネーク、カモン

173 :蛇の使い魔:2008/03/17(月) 00:23:17 ID:qY5y4b5i
それでは投下開始


―船尾 第二船倉 物置―

「よくここまでこれたな。さすがだよ、使い魔君。」
「脱獄は慣れているんでな。」

まるで自分が犯罪者だったかのような事を言う。
確かに迷いのないその拳は一般人ではなかったが。

「さて、脱獄したはいいが、これから何処へ行くんだね?」
「船長室だ。考えがある。」

部屋の外の杖を回収するスネーク。
先ほど殴り倒した兵士を引き摺って船倉まで運んできた。

「何をしてるの?」
「あのまま外においておいたら誰か見つけるだろう?」

そういいながら近くにあった兵士の服を脱がし、兵士をロープでぐるぐる巻きにし、箱に突っ込んだ。
部屋の隅にそれを置き、まるで元からそこにあったかのようにカモフラージュした。

「さっさと行きましょうよ。」
「そう言うな。まずどうやって潜入するか伝えてからだ。」

手に持った兵士の服をワルドに手渡し、着替えるように言う。

「なるほど。変装だね?」
「その通りだ。ルイズにはこの箱の中に入ってもらう。」

丁度先ほどスネークが入っていた箱を取り出すスネーク。

「私はお荷物って訳ね。」
「そんな事は無い。…お荷物どころか危険物だ。」
「なんですって!?」

スネークがルイズにシメられている間にワルドの着替えが終了し、いよいよ船倉の外へと歩き出した。

174 :蛇の使い魔:2008/03/17(月) 00:23:49 ID:qY5y4b5i
―船尾甲板 上部―
船員があわただしく働いている。
先ほどの船の連中は皆捕虜としてどこかに幽閉されているらしい。

「おい、そこのお前達!」

船長室の前で呼び止められる。
ばれたか…?と身構えつつ、足を止めた。

「その箱の中身は何だ?」
「あの貴族の使い魔らしい男の持っていたものだ。
 変なものばかり持っていたからな。頭が興味を持ったらしい。」

もちろん口から出任せだ。
だが、船員は忙しいらしくあまり深く考えなかった。
そのまま歩き去るのを見送ってから船長室の扉をノックする。

「誰だ?」
「ベケットです。頼まれていたものを持ってきました。」
「…?とにかく入れ。」

不審に思われながらも船長室に招き入れられる。
スネーク達が入ったのを確認して、頭が扉の鍵を閉める。

「さて…、貴様達は一体何者だ!」

頭が杖を構える。どうやら変装に騙されていないらしい。
同時に銃に手を伸ばすが、ルイズの入ったダンボールを抱えていたため、一瞬動作が遅れた。
ワルドも同じく、動く事が出来ない。
取り落としたダンボールの中からルイズの悲痛な声が聞こえた。

「とぼけなくていい。船員の事は誰よりもよく知っている。」
「ちょっとスネーク!?いきなり手を離すなんて酷いじゃない!」

箱の中からビックリ箱のように両手を上に掲げたルイズが飛び出した。
それに驚いたのか一瞬隙が生まれる空賊の頭。
スネークはその隙を逃さず、クイックチェンジでM9を装備し、ヘッドショットで頭を眠らせた。

「ナイスだ、ルイズ。」
「…え?」

自分が何をしたのか分かっていないルイズであった。


「…ん?」

どうやら自分は眠っていたようだ。誰かに身体をゆすられている。

「わかった。いま起きる。」

目を開けるとそこには、見た事のない男たち…いや、先ほど部屋に侵入してきた連中だ!
一気に意識が覚醒し、記憶が蘇る。

「おっと、動くな。別にとって食おうって訳じゃない。」

バンダナの男が警告する。
縛られてもいないし、杖も奪われていない。
本当に危害を加えようとしているわけではないようだ。

「あんたに用があってきたんだ。プリンス・オブ・ウェールズ。」

175 :蛇の使い魔:2008/03/17(月) 00:24:30 ID:qY5y4b5i
スネークの発言でその場にいた全員が驚く。

「あ、あんた一体何言って…。」
「どういうことだね、使い魔君?」
「この船にはおかしい点がいくつかあった。
 まず第一に船の大きさ。賊の船がこんなに大きく小回りのきかないものにするわけがない。
 第二に船員の会話。教育は徹底するんだな、殿下。」

そしてスネークが空賊の頭の顔に手を伸ばし、その顔を拭うと、色が落ちて白い肌が顔を出した。
頭は観念したように頭を振った。

「いかにも、私はアルビオン王立空軍大将、本国艦隊司令長官…
 そして、アルビオン王国皇太子、ウェールズ・テューダーだ。」

頭が黒髪を剥ぎ、眼帯をとり、作り物の髭をはがした。
そこには確かに上品な皇子の顔があった。

「君たちは一体何者だね?」
「アンリエッタ姫殿下より密書を言付かってまいりました。」

ウェールズの問いにワルドが答える。

「ふむ。姫殿下とな?君は?」
「トリステイン王国魔法騎士隊、グリフォン隊隊長、ワルド子爵です。
 こちらが姫殿下より大使の大任をおおせつかったラ・ヴァリエール嬢とその使い魔にございます。殿下。」

恭しく一礼するルイズ。手紙を取り出し、ウェールズの元へ歩み寄った。
真剣な面持ちで手紙を読むウェールズ。

「ふむ…。彼女は結婚するのか。私の従妹が結婚、か。」

若干あきらめていたようなため息をつくウェールズ。
最後の一行まで読み、顔を上げた。

「手紙の件、了承した。お返ししよう。ほかでもない姫の願いだからな。
 だが、ここにはない故、ニューカッスルの城まで足労願いたい。」


176 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 00:26:49 ID:QTjDDJK0
鏡のように磨き上げられたフィーリングランプ…
強化スライドだ。更にフレームとの噛み合わせをタイトにして精度を上げてある
支援

177 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 00:27:19 ID:ezZVJL0c
しえん

178 :蛇の使い魔:2008/03/17(月) 00:30:22 ID:qY5y4b5i
規制?

179 :蛇の使い魔:2008/03/17(月) 00:31:09 ID:qY5y4b5i
あら、書き込める?再開します。


ルイズたちはウェールズに従い、城の中を歩いていく。
城の中は薄暗く、彼処にほこりがたまっている。
そして定期的に貴族派の攻撃によって城全体が大きく揺れる。
そんな城の天守にあるウェールズの部屋は王子のものとは思えないほど質素なものだった。
ろくに部屋で眠っていないのだろう。ここ最近ベッドが使われた様子はない。
王子は椅子に腰掛け、机の引き出しから宝石の散りばめられた小箱を取り出した。
ネックレスの鍵で小箱を開け、手紙を取り出し、ルイズに手渡す。

「この通り確かに返却したぞ。」
「ありがとうございます。」
「明日の朝、非戦闘員を乗せた『イーグル』号がここを出発する。それに乗って帰りなさい。」

ルイズは手紙を受け取り、先ほどのパリーという老メイジとウェールズの会話を思い出す。
やがて決心したように口を開く。

「あの殿下…。さきほど、殿下は栄光ある敗北とおっしゃってましたが、勝算はないのですか?」
「万に一つもないね。我々にできる事は奴らに勇敢な死に様を見せ付ける事くらいさ。」
「殿下の討ち死にも…?」
「その通り。真っ先に死ぬつもりだよ。」

あっけからんと言うウェールズの様子にいささかうんざりするスネーク。
死ぬという事がどんな事か分かっているのだろうか?

「殿下、失礼をお許しください。恐れながら、申し上げたい事があります。」
「なんなりと、申してみよ。」
「姫様と殿下は恋仲に?」
「…昔の話だ。さっき返した手紙も恋文さ。」

ルイズの目が鋭くなる。
何度か見ているがこれはいわゆる“切れる”寸前の目だ。

「姫様は…どうするのですか?」
「どうするも何も、彼女と私は今は関係ない。
 このままこの国で戦い、そして死ぬさ。」
「誇り、ですか?」

ウェールズは答えない。
ルイズが拳を握り締める。
その後ルイズは、口をきゅっと一文字に結び、一礼してから外へ出て行った。
スネークもそれに従い、出て行った。

「やれやれ。嫌われてしまったかな、子爵殿?」
「どうでしょうね。」
「ところで、君は何のようだい?」
「あ…。いえ、明日頼みたい事がありましてな。」

180 :蛇の使い魔:2008/03/17(月) 00:32:06 ID:qY5y4b5i
「…!!!」

ルイズがカンカンに怒って歩く。
その三歩後ろを何も言わずに歩くスネーク。
触らぬ神にたたり無し…のはずなのだが、スネークに飛び火が飛んできた。

「あーもう!王子は何を考えてるのかしらね!」
「俺がわかるとでも思うか?」
「期待しちゃいないわよ。」

やはり先ほどのウェールズとの会話が原因のようだ。

「残された人が何を思うかなんて考えてないんだわ。」
「そう言うな。王子だって辛いはずだ。立場ってものがあるからな。」
「そりゃそうだけど!」

これは何を言っても無駄か…?
など思っていたのだが、いきなり歩みを止めるルイズ。
振り向いてスネークに言った。

「あんたはどう思うの?」
「どうって、何がだ?」
「王子の言ったことについてよ。」
「…。」

メイ・リンのことわざを思い出すスネーク。
ぴったりのことわざを思い出した。

「『好死は悪活に如かず』ということわざがある。」
「またことわざ?意味は?」
「どんなにかっこいい死よりも、生きているほうが良いという言う意味だ。俺もそう思う。」
「…そうよね。」

途端に静かになるルイズ。
以前にフーケのゴーレムに潰されそうになったときの事を思い出したのだろうか?

「この世界の価値観なんて物は知らんがな。
 犬死と犠牲は別のものだ。俺はそう思っている。」

再び歩き出すスネーク。
ルイズはしばらくその背中を見ていた。




以上です。
規制かと思って避難所に書いたらスレを間違える始末…。本当にすいませんでした。

181 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 00:32:43 ID:9cU6c9uP
きたあああ
支援!

182 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 00:34:25 ID:zZ/A01NW
そう気を落とさずに、久しぶりの投下乙でした。

183 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 00:37:25 ID:9cU6c9uP
支援間に合わなかった…
これから先、ワルドがどう動くか楽しみです

184 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 00:38:53 ID:QTjDDJK0
乙! 次はワルドvsスネークの二回戦かな?

185 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 00:39:34 ID:g+Y67lN7
やらかしたんじゃねえの?
1行目を改行で22行以上の投稿は何のエラーメッセージも無く異次元に消え去ります
ってヤツを

186 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 00:40:05 ID:KKYyyUjp
乙でした。
失敗なんて誰にでもある事ですよ。私なんてついさっき失敗したばかりですぜ。

187 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 00:57:38 ID:miqD91gv
なんでこんなに「異次元行き」の知名度が低いんだ?
今までも散々いろんな奴が引っ掛かってるのに

188 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 01:02:38 ID:kBBjGKUL
予約ないっすよね?
無ければ五分後から投下始めます

189 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 01:03:47 ID:QTjDDJK0
sageろ
それと元ネタの表記も

190 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 01:04:19 ID:0pzYi648
その条件と特性ゆえに気付かれにくいステルス・トラップなのだろう

>>188はいどうぞー

191 :ベルセルク・ゼロ12:2008/03/17(月) 01:06:15 ID:kBBjGKUL
sage忘れゴメン……orz

 それは昔、幼いころに母が語ってくれた御伽噺。
 夜の闇が怖いと泣き喚く私に、母が優しい声で歌い上げた英雄譚。
 数多の夜を彷徨い、いくつもの血の海を掻き分け、神々(あるいは、悪魔)に抗い続けた一人の剣士の物語。
 勝てるはずのない戦いを、それでも文字通り身を削りながら続けた男のあまりにも雄々しく、猛々しい物語。

「けんしさんは、どうしてそんなたたかいをつづけたの?」

 口をつく当然の疑問。
 涼しい夏の夜。天窓が開いている。窓から差し込む月光が母の美しい髪を蒼く照らしている。

「そうねえ…どうしてかしらねえ……」

 幼い私の問いかけを、母はいつもそうやって微笑みながらはぐらかしていた。

「わたしだったら、そんなたたかいもうやめちゃうけどなあ…」
「そうね、私もやめちゃうかな。きっと、剣士さんにはやめられない理由があったんでしょうね」

 理由。どうしてその剣士は神々などというどう足掻いても勝ちようが無い『絶対者』を相手にして、それでも剣を振り続けたのか。
 振り続けることが出来たのか。
 幼い私には見当もつかなかった。
 今は―――少しわかるような気がする。
 気づけば、夜に対する得体の知れない畏れはおさまっていた。
 母が語る剣士の壮絶な生き様は、幼い私に闇と闘う勇気をくれた。

「わたしもけんしさんみたいにつよくなる!」

 それが幼い私の口癖だった。
 母はそんな私を見て「あらあら」と笑ってくれていたように思う。
 今夜もまた母は歌う。猛々しく、雄々しい一人の剣士の物語を。
 歌いだしはいつも一緒だった。

        それは、剣と言うにはあまりに大きすぎた

        大きく、分厚く、重く、そして大雑把過ぎた


         ―――それはまさに鉄塊だった



192 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2008/03/17(月) 01:08:16 ID:r30Y4I34
sien

193 :ベルセルク・ゼロ12:2008/03/17(月) 01:08:25 ID:kBBjGKUL
 チュンチュンチュン―――
 朝の光が飾り気の無い部屋を照らしている。
 蒼い髪を震わせ、タバサはゆっくりと目を開けた。

 ―――ずいぶんと懐かしい夢を見た。

 タバサはこしこしと目を擦ると顔を洗おうとベッドを降りる。
 ちゃっちゃと身支度を終えたタバサは読みかけの本を取り出すとベッドに座り、栞を挟んでいた所から読書を再開した。

 今日は虚無の曜日だ。

 幸いにして天気もいい。虚無の曜日に窓から差し込むぽかぽかの陽気に包まれて本を読み続ける時間は、タバサにとって至福のひと時であった。
 けれども、その至福の時間はあっさりと破られる。
 しっかりと鍵をかけていたはずのドアがあっさりと開き、彼女の親友であるところのキュルケが燃える赤髪をたなびかせ、飛び込んできた。
 あまりにも突然。『サイレント』をかける暇もない。
 怒涛の勢いで飛び込んできたキュルケはタバサの肩を掴むとガクガクと揺さぶり始めた。
「タバサ!! お願いがあるの!!」
「虚無の曜日」
 短く一言だけ告げる。それは明快に拒絶の意を示していた。
「わかってる!! あなたにとって虚無の曜日がどれほど大切か!! でもね、タバサ! これは恋なの!! 恋はあらゆる物事に優先するのよ!!」
 あぁ、だめだ。スイッチ入ってる。
 こうなったキュルケを止めるのは不可能だ。
 長い付き合いだもの。それくらいはわかる。
 タバサは小さくため息をつくと読みかけの本をぱたりと閉じた。
 それからキュルケから事情を聞く。
 なるほど、ルイズとガッツが馬を駆ってどこかに出かけたらしい。
 それで二人の後をつけるため、タバサの使い魔である風竜シルフィードの力を借りたいというのだ。
 タバサが口笛を吹くとシルフィードはすぐにやってきた。
 窓枠に足をかけ、シルフィードの背に飛び乗ってから、キュルケはタバサを抱きしめた。
「ありがとうタバサ!!」
「いい」
 タバサは短く言って、キュルケの体を引き剥がす。
 それから、キュルケの顔を指差した。
「?」
 次に、自分の顔を指差す。
「友だち」
「タバサ〜〜!!」
 感極まったキュルケはまたタバサに抱きついた。

 それに―――

 キュルケの豊満なバストに半ば顔を埋めながら、タバサは小さく呟いた。

「私も、興味が無いわけではない」

 シルフィードの翼が大きくはためき、上空へと舞い上がる。
 向かう先はトリステインの城下町だ。


194 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 01:09:18 ID:QTjDDJK0
ベルセルクキター
支援

195 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 01:09:23 ID:XK/wwgaJ
ベルセルク・ゼロきったあああああああ
ずっと楽しみにしてた月曜日もこれで元気にすごせる

196 :ベルセルク・ゼロ12:2008/03/17(月) 01:11:04 ID:kBBjGKUL
 虚無の曜日ということで、いつも以上に活気があるトリステインの城下町を、ルイズとガッツは並んで歩いていた。
 二人がここまで来るのに使った馬は町の門のそばにある駅に預けてある。
 ルイズはちょっと感心したような目でガッツを見上げていた。
「随分と馬の扱いが達者なのね」
「昔とった杵柄ってやつだな」
 露店が立ち並び、商人が声を張り上げるブルドンネ街。
 今歩いているこの道がトリステインで一番大きな通りだとルイズは解説した。
「それで、ガッツはどこに行きたいの?」
 今回、トリステイン城下町に行くことを提案したのはガッツだった。
 ルイズはその提案を受け入れ、ガッツを街まで案内した次第である。
 いや、使い魔の言うことをホイホイ聞いちゃうメイジってのもどうなのよ? などと「むむっ」と感じるところはあったがそこはまあ我慢した。
 私って何て器の大きいご主人様なのかしら、おほほ。それに私も街に用があったからガッツを案内するのはあくまでつ・い・でのことだし?
 具体的にはこんな感じで我慢した。
「とりあえずそこら辺をぶらついて情報を集める。二時間後にまたこの場所に集合だな」
 二人がいる場所はバッテン印の看板の下、衛士の詰め所の前だった。
「ちょ、ちょっとご主人様をほっといて勝手に動くんじゃないわよ!!」
 言うが早いかその場を立ち去ろうとするガッツの背中をルイズは呼び止めた。
「おい、起きろチビ」
「むにゃ?」
 ガッツは振り向かずに腰元の鞄を開ける。
 寝ぼけ眼を擦りながらパックが鞄から顔を覗かせた。
「あれ? もう着いたの?」
 馬を用いても学院からこの街までの移動時間はおよそ3時間。
 パックは道中ガッツの鞄の中で惰眠を貪っていたのだった。
「お前はルイズについていけ。そうすりゃアイツも迷うこたあねえだろ」
「え〜子守りかよぉ〜〜」
「聞こえてるわよッ!! 誰が迷うか!! バカにするなぁ〜〜!!」
 むしろアンタの方が心配よ! ルイズは再び歩みだそうとしたガッツに向かって叫んだ。
 ガッツはくるりと振り向き、歯をむき出しにして吠えるルイズににやりと笑いかけた。

「スリには気をつけろよ、オジョーサマ」

 なんとも意地が悪い笑みだった。
「つ、使い魔の分際でぇえぇええ〜〜!!!!」
 顔を真っ赤にして震えるルイズの肩をぽんぽんと、パックは生暖かい笑みを浮かべつつ叩いた。


197 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 01:14:17 ID:TPhGkcxW
支援

198 :ベルセルク・ゼロ12:2008/03/17(月) 01:16:23 ID:kBBjGKUL
「まったく、あんた達は使い魔としての心構えってのがなっちゃいないわ!!」
「そりゃ申し訳ないことしたぜせにょ〜る〜」
「そういうところがなってないって言ってんのよ!」
 パックを肩に乗せて、ルイズは頬を膨らませながら歩いていた。
 パックのおちょくりにもルイズは律儀に反応するので、この二人は活気あるブルドンネ街の中でも際立って騒がしい。
「それで、ルイズはどこに向かってんの?」
 ルイズは通りを散策する様子でもなく、何か目的を持ってまっすぐ歩いているように見える。
「服の仕立て屋よ」
「何しに?」
「………」
 今度の問いには答えなかった。
 代わりに、頬が少し赤くなった。
 やがて仕立て屋の看板が見つかり、ルイズは店の戸を開けた。
「いらっしゃい」
 店内に店の主人の声が響く。主人は意外に若かった。
 見た目から判断するに、もしかするとまだ30歳にも届いていないかもしれない。
「洋服を仕立ててほしいんだけど」
 店内をきょろきょろ見回しながら、ルイズはカウンターに歩み寄った。
「おう、お目が高いなお嬢ちゃん。ここはどこよりも安く、速く、最高の品質で仕立てる、トリステイン最高の仕立て屋さ。王族にも何人かここで服を仕立てていく奴がいるぜ」
 ルイズはむっとすると首元を指差し、紐タイ留めをコツコツと叩く。
 紐タイ留めに描かれた五芒星を見て、店主はようやくルイズの身分を理解した。
「ありゃ、お嬢ちゃん貴族だったのか。そりゃ失礼したな。おぉ、よく見りゃ使い魔も連れてるじゃねーか」
 物珍しそうに店内を飛び回るパックを指差して店主は言った。
 ルイズは店主に杖をつきつける。
「ちょっと貴族に対する口のきき方がなっちゃいないんじゃないかしら?」
「ああ、悪い悪い。どうにも敬語ってのが苦手でね。代わりに最高のモンを仕立てるからよ、勘弁してくんねえか…ゴホン、もらえないですか?」
 ルイズの全身から怒りのオーラが立ち昇っているのを感じた店主は慌てて口調を改めた。


199 :ベルセルク・ゼロ12:2008/03/17(月) 01:18:01 ID:kBBjGKUL
「フン…まあいいわ」
 不遜な平民に対しては自身の使い魔のせいである程度耐性はついている。
 ルイズはふんっ、と息をつくと杖を引いた。
「それで、どんな服を仕立てるんだ…ですか?」
「そうね…生地は黒で……」
 ルイズは店主から渡された紙とペンで服の図案を引いていく。
 店主はその様を手にあごをつきながら眺めていた。
「随分と簡素だな。飾り付けは何もいらないのか?」
「ちゃんと敬語を使いなさいよアンタ。次言ったら承知しないからね」
「あー、申し訳ありませんでした。飾り付けは何もいらないのでございますかオジョーサマ」
「飾りなんてつけても邪魔になるだけだろうし…何もいらないわ」
 紙に描かれていたのは、本当にただの『真っ黒なシャツ』だった。
 服飾はおろか、まったく何のデザインもなされていない黒無地だ。
 これでは貴族が身に着けるにはあまりにも…である。
 そこらの平民でももう少し着飾るものだ。
 そこで店主は一番大事なことが書かれていないことに気づいた。
「サイズは?」
「えっ?」
 ルイズは面食らった顔で店主を見つめる。
 店主は呆れたように続けた。
「いや、サイズがわからなきゃあこっちも仕立てようがないでしょ。あぁ、待てよ…そうか、もしかして」
 店主はにやにやしながらルイズを見る。
「プレゼントかい? お嬢ちゃん」
 ぼっ!とルイズの顔が赤く染まる。
 ルイズはぶんぶんと大きく首を横に振った。
「ち、違ッ!! 何言ってんのよ!! これはそんなんじゃなくて……そう! ご褒美!! 主人に尽くした下僕をねぎらうご褒美なんだから!!」
 ルイズは顔を真っ赤にしたままマシンガンのように店主の言葉を否定する。
 しかし、それは逆に店主の言葉が的を射ていることを滑稽なほど示していて。
 あんまりにもそのルイズの様子がおかしくて、微笑ましくて。
 店主は笑った。
「な〜るほど。彼氏へのサプライズプレゼントってわけか。だったらサイズくらいわかるだろう? ほれ、抱かれた時の感触でも思い出してさ……」
 店主はそれ以上言葉を続けることが出来なかった。
 何故って?
 そりゃあ、店が爆発したからだ。


200 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 01:20:32 ID:AuC+Cid+
支援します

201 :ベルセルク・ゼロ12:2008/03/17(月) 01:21:12 ID:kBBjGKUL
 ガッツは自分の世界に帰還するための情報を少しでも手に入れようと、道行く人々や露天商に聞き込みを行っていた。
 しかし、誰に声をかけても有用な情報は得られない。
 この世界の地理について精通しているであろう、物資運搬を生業とする商人などにも声をかけたが結果はまったくの徒労で終わった。
「ちっ…」
 思わず舌打ちが漏れる。
 手がかりを探せば探すほど、帰還の困難さを実感するばかりだ。
 焦りばかりが大きくなる。
 ガッツは気を取り直して酒瓶が描かれた看板の店の戸を開けた。
「いらっしゃい」
 薄暗い店内に主人の声が響く。
 そこは酒場だった。元来こういった場所には様々な情報が集まってくるものである。
 酒場の店主はグラスを磨いたまま胡乱な目をガッツに向けた。
 さすがに真昼間ということで、店の中は閑散としていて、客の数はわずかに3人。
 ガッツはバーカウンターに歩み寄った。
「聞きたいことがある」
「お客さん、ここは酒場ですよ。何も頼まないんなら出て行ってもらえますかね」
 何も注文しないなら渡す情報は無い。と、この店主は言っていた。
(チッ…ルイズから少しでも金借りとくんだったな……)
 さあ、どうしたものか。ガッツは頭を悩ませた。
 最悪、脅してでも情報を得たいところではあるが、それで望む情報を得られる保証はない。
 そしてこの町には衛士がいた。ここでいざこざを起こすのはいささか面倒である。
(やれやれ…ルイズから金借りてまた来るか……)
 ガッツがため息をついてカウンターを離れようとしたその時。
 たっぷりと新金貨が詰められた小袋がカウンターテーブルの上にじゃらりと音を立てて置かれた。
「彼にこの店で最上級のワインを」
 妖艶な色香を纏った赤い髪の少女が、いつの間にかガッツの隣に並び立っていた。
 カウンターの上に置かれた袋をしばらく唖然と見つめていた店主だったが、我を取り戻すと「かしこまりました」と奥の倉庫に消えていった。
「お前は……」
「はぁい、ダーリン」
 ひらひらと手を振りながらガッツに挨拶するのは、もちろんキュルケその人だ。
 その後ろにはひっそりとタバサも佇んでいる。
「お待たせしました。このワインはロマリア原産の32年もので……」
 途端に饒舌になった店主にガッツは2,3質問する。
 しかし、やはり有用な情報は得られなかった。ガッツは目の前に出されたワインに手をつけることなく酒場を後にした。


202 :ベルセルク・ゼロ12:2008/03/17(月) 01:22:54 ID:kBBjGKUL
「あん、待ってよダーリン!」
 キュルケはガッツの隣に並び、その腕に胸を押し付けるようにして絡み付く。
 タバサは少し遅れて二人の後をついてきていた。もちろん、本を読みながらである。
「おい、離れろ。うっとーしい」
「あん、つれないわねえ。お酒おごってあげたじゃない」
「別に頼んじゃいねえ」
 しかしキュルケはまったく離れる気配を見せない。
 ガッツはやれやれとため息をついた。
「ミッドランド」
 後ろを歩いていたタバサがポツリと漏らす。
「それがあなたの故郷?」
 店内では本を読んでいたタバサだったが、ガッツと酒場の主人との会話はしっかりと耳に入っていた。
 ガッツはこの町に来てから、とりあえずミッドランドの存在を知る者がいないかしらみつぶしに聞きまわっている。
 今のところ成果は無く、この世界が『異世界』であるという実感を強めるだけになってしまっているのだが。
 ガッツは振り返る。タバサの青い瞳と目が合った。
「……故郷ってわけじゃねえ。昔ちょっとヤサを借りてただけだ」
 ぶっきらぼうにガッツは言い捨てる。
「故郷なんてもんはねえさ……もう、どこにもな」
 ぽつりと、最後にガッツは呟いた。
 それは本当に小さな呟きだったが―――タバサはその声を、しっかりと聞き取っていた。


203 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 01:24:43 ID:mOxoNKih
支援


204 :ベルセルク・ゼロ12:2008/03/17(月) 01:24:46 ID:kBBjGKUL
 集合場所にルイズとパックは既にいた。
 二人ともなぜかボロボロになっている。
 ルイズはキュルケとタバサの姿を認めると目を吊り上げた。
 特にガッツの腕にしなだれかかっているキュルケに食って掛かる。
「ちょっとぉ!! 何であんたらがここにいんのよッ!!」
「たまたまよぉ。私とダーリンは赤い糸で結ばれてるんじゃない?」
「だ、だーりん!? だだ、だれが、だ、だだだだれのダーリンですってぇ!! というか! 実際何であんたらここにいんのよタバサ!!」
「後をつけた」
 あっさり白状するタバサ。
「やっぱりそうじゃないのこのストーカー!!!!」
「ねえダーリン、そう思わない? きっと私たちが出会うのは運命だったのよ」
「お ん ど り ゃ あ ッ ! ! ! ! 」
 パックはこれはたまらんとぎゃんぎゃん吠えるルイズから離れる。
 と、ガッツの後ろで事を静観するタバサと目が合った。
「よっす!」
 シュタッ! と手をあげる。
 シュタッ! タバサも応えた。
「ルイズ、用は済んだのか? だったら帰るぞ」
 ガッツはこれ以上ここで聞き込みを続けても得るものはないと感じていた。
 学園では今もコルベールによる古文書の解読が続けられている。今のところ、頼りはそれだけだ。
「あ、ちょ、ちょっと待って!!」
「何だ? まだ終わってねえのか?」
「う、うん…あと二時間はかかるって……」
 ガッツはばりばりと頭を掻いた。
「……随分と時間がかかる用事なんだな」
「ルイズが店を爆発しなければもう少し早く済んでたんだけどねえ〜」
 パックがやれやれというように肩をすくめた。
「店? 何のお店?」
 キュルケが興味深そうにパックに尋ねる。
「ん〜とね、ふくぅッ!!!」
 ルイズの指がパックの喉を貫いた。
「お〜ほほほ!! それはプライバシーですの!! 答えられませんわミス・ツェルプトー!!!!」
 パックは泡をふきながら地面にぽとりと落ちる。
 そんなパックをタバサはひょいと拾い上げた。
(さて、あと二時間か……どうすっかな)
 ガッツは考える。
 もちろん、聞き込みは続けるつもりだが――――そういえば。
(矢や火薬の補充がきくか、調べとく必要があるな)
 ルイズは未だにキュルケと言い合いを続けている。
 おかまいなしにガッツは声をかけた。

「ルイズ、武器屋に案内してくれ」


205 :ベルセルク・ゼロ12:2008/03/17(月) 01:26:27 ID:kBBjGKUL
以上で今回の投下は終了っす。
今回はちょっと短いうえにあんまり中身がNeeeeeee!!
ごめんなさい

206 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 01:29:45 ID:OCljZjCQ
sien!!

207 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 01:44:35 ID:yJfi86mf
乙です
ベルセルク待ってました


208 :ブレイブストーリー/ゼロ:2008/03/17(月) 02:01:49 ID:gy0pVDLD
こんばんは。次が出来たので投下しますね。

209 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 02:02:51 ID:Q6E3OFsO
乙、そしてGJ

210 :ブレイブストーリー/ゼロ:2008/03/17(月) 02:05:57 ID:gy0pVDLD
 最初、ルイズは怒っていた。
 仲直りをするための方法を、ルイズは考えに考え抜いた。自分だけでは分からないので他人を参考にした。
 例えばギーシュ。この間あくまでさりげなく観察したところによれば、モンモランシーに張り飛ばされた彼は、彼女にひたすら尽くすことでまあ許してやらなくもないわよ? という雰囲気まで持っていっていた。
 ……参考に出来たのはその件だけだったが、ルイズはやはりこちらから謝罪の意思を見せる必要があるのだと悟る。
 何度も謝ろうと思った。以前からあれだけ謝ろうと思っていたのだ。
 なのに、できなかった。いざムスタディオが手の届く位置に戻ってくると、二の足を踏んでしまう。

 ――正直、ルイズは謝るのが怖かった。
 ムスタディオが帰って来た時のことは、鮮明に覚えている。
 彼は自分の非を認めた。

 しかし。
 彼はルイズの非を許すとは一言も言っていない。

 彼が腹の底では何を考えているか。
 ルイズにとって、それは恐ろしすぎる推測だった。
 彼を一度、とことん追い詰めてしまった。その重圧にひるんでいる情けない自分がいた。

 方針を変えることにした。
 まず、自分の心の準備をつけるために、少しずつ対応から変えていこうと思った。「態度で示す」というやつである。
 こちらに申し訳ないと思っている、態度を改める意思があることをムスタディオが十分察知した上で、そしてそれに対する彼の様子を見た上で、謝っても、いい気がする。後ろ向きな前向きさであった。

 だから、まずムスタディオと仲良くなろうと思った。一見手順が錯誤しているが、ムスタディオは表面上は自分を受け入れるつもりはあるようだ。
 仲良くなるのに一番単純な方法を、コルベールをこっそり訪ねて聞いてみた。彼は頼もしい笑みでこう答えてくれた。

『共同作業で何か大事を達成するか、一緒に遊ぶかですな』

 遊ぶ。学院に入ってというもの、誰かと遊んだことなどなかった気がする。
 それは素晴らしい提案に思えた。だから、素直になれずとも勇気を振り絞ったのだ。

 だというのに、あの反応は何なのだ。
 ルイズは斜め前を歩いているムスタディオを睨みつける。彼は人ごみの合間を縫い、ルイズがぶつからないように先を行ってくれている。たまに振り返るが、ルイズを見るたびにどんどん弱り顔になっている気がする。
 何なのよと思う。人の気も知らないで。言いたいことがあれば言ってもいいのにとイライラが増していく。
 
 だから。
 せっかく街に遊びに出たというのに、ルイズはちっとも楽しめそうにない、と思っていた。



「ブレイブストーリー/ゼロ」-15



   ◇




211 :ブレイブストーリー/ゼロ:2008/03/17(月) 02:06:48 ID:gy0pVDLD
「……何よ、あれ」

 そんなキュルケの第一声は、道を行き交う人々の喧騒にかき消された。
 そこはトリステインの城下町である。キュルケは横道に隠れて、こっそり大通りを覗き見ている。

「険悪」
「そんなの見れば分かるわ」

 後ろにいるタバサは、珍しく読書を休めてキュルケに倣っていた。本を持つはずの手は腰のポーチを撫でている。あのポーチに入っているだろう石が最近のタバサのお気に入りらしい。
 中身への興味がキュルケの内心で燻るが、ことタバサに限っては深入りはよくない。大通りの方へ向き直る。
 視線の先には、一組の主従が歩いていた。ルイズとムスタディオである。
 ムスタディオはルイズを人ごみから守るように歩いている。これは良いことだ。キュルケはあわや地に落ちかけていたムスタディオの評価を少しだけ上げてやる。
 しかし、二人の間を流れるあの重苦しい沈黙は何なのだろう。活気溢れる町並みの中に、二人の周りだけは牢獄の風景を持ってきたかのようだった。

 ムスタディオの相談を受けた後。やってきたルイズは「ムスタディオに踏み込んでやる」という意思が顔に書いてあった。
 二人が立ち去った後にコルベールが微笑ましい顔をしていたので色香で惑わすと、ルイズに仲良くなるための方法を教授したと容易く白状してくれた。
 ゼロのルイズが、使い魔ではあれ男と遊びに出かけるなんて。最高に気になるではないか。
 持ち前の享楽主義を発揮して出歯亀に赴いたキュルケだったが、しかしこのムードの悪さには拍子抜けしていたのだった。

「あたしに相談まで持ちかけておいて、何やってんのよ、もう!」

 もどかしさに地団駄を踏んでいると、タバサの声に引き戻される。

「……話しかけた」
「うそっ、どっちが先よ!?」


   ◇




212 :ブレイブストーリー/ゼロ:2008/03/17(月) 02:07:30 ID:gy0pVDLD
 最初、ムスタディオは弱りきっていた。
 最近は落ち着いていたルイズの機嫌が、昨日から一向に良くならないのだった。
 色々考えてみていたが、やはり自分が何故蹴り回されたのか、何故あんなにルイズが怒っていたのかさっぱり分からない。
 なので話しかけるに話しかけられない。一度関係が良くなる兆しが見えていただけに、馬上の三時間の沈黙などは如何ともしがたかった。
 そうして街に到着したものの、今度は行き先の話し合いもなしにひたすら歩いている。

 ――トリステインの城下町は、それなりの活気で満ちていた。
 嗅ぎ慣れた匂い。どこか懐かしい活気。
 それらは故郷や旅先の街々を思い出させる。
 この城下町は、貿易都市ドーターの次くらいに大きい。
 そんなたわいも無いことを考えている内に心が弾んでくる。

「活気のある街ですね」

 気付けば、心なしか弾んだ声をルイズに投げかけていた。

「……そうね。このトリステインでは一番大きな街だもの」

 憮然とした返事。しかし何が起こったのかは分からないが、ルイズの声は今朝方より棘がなくなっていた。内心ほっとしたところで質問を重ねる。

「今日はどこに行くんだい? オレはこの街に来るのは初めてだから、何も分かりませんよ」
「……あんたの剣の修復と、衣類を見に行くの、どっちがいい? 任せるわ」
「うーん、それじゃあ剣を」
「分かったわ。まずは武器屋ね。……直るまで何日かかかると思うけど、大丈夫?」
「……大丈夫ですよ」
「そう」

 こっちよ、ついてきなさい、と先ほどまでとは打って変わってすたすた歩き出すルイズ。
 しかし、その細い背中は常にこちらを気にしている風だった。
 相変わらず道中の会話はなかったが、武器屋の扉をくぐる頃にはルイズの顔はいつものようなしかめ面に戻っており――ムスタディオはそれがルイズの素の表情と思いこんでいた――、ムスタディオは街の気安い雰囲気を楽しんでいた。

「貴族の旦那。うちはまっとうな商売してまさあ。お上に目をつけられるようなことなんか、これっぽっちもありませんや」
「客よ。剣の修復を頼みに来たの」
「おったまげた! 貴族が剣をお使いになるんですかい?」
「いや、使うのはオレさ、親父さん。こっちじゃ従者たるもの、主を守る牙が必要なんだろ?」

 少しおどけて気取ってみる余裕も生まれていた。自分で出した言葉に、ムスタディオは変化を感じていた。
 この場所は平和だった。裏側を覗けば、苦しむ草民の姿や政の陰謀が見えるのかもしれない。
 ――しかし、それはまだ「小さなこと」の内だと思う。

 思い出す。
 民を束ねる貴族、教皇すらも謀り大地を地で染め上げようとした悪魔達の存在を。
 失われたタウロスとサーペンタリウスを。
 タルブで見上げた飛空挺の残骸を。
 そして、シエスタから聞いた、まだ見ぬヴァルゴの形を。

 自分たちは恐らく、この世界に禍根の種を持ち込んだ。

 あまつさえその責任から逃げようとした。
 逃げ込んだ先で出会ったあの飛空挺は、自分への戒めだ。
 そう思うと、貴族に仕えることなど小さなものだと思え始めていた。
 一時はあれだけ胸の奥で暴れていた黒い感情は、影を潜めつつあった。
 代わりに――この光景を守らなければならないという、かつての気持ちが静かに高ぶり始めている。



213 :ブレイブストーリー/ゼロ:2008/03/17(月) 02:08:45 ID:gy0pVDLD
「……へぇ、おでれーた! おめぇさん、中々の名剣をぶらさげてやがるじゃねぇか」

 胸の奥に滲み出すものを噛み締めながら剣を店主に渡すと、そんなことを言われた。

「ああ、やっぱり分かるのかい?」
「たりめえだ!しかしまぁ酷いもんだな! こんなに立派な魂魄の篭った剣をどうやったらここまで痛ませられるかね。おまけにお前さん、生粋の剣士じゃねぇときた。はっ、冗談じゃねぇや!」
「……ちょっと、それは聞き捨てならないわよ?」

 いきなりの言い草に何も言い返せないムスタディオに代わって、ルイズが眉を釣り上げた。しかし店主は可哀相になるほどのうろたえっぷりを見せる。

「今のはあたしじゃありませんぜ!」
「こんなぼったくりのくず野郎と一緒にすんなってんだ!」
「なんだと!」

 確かに店主の声ではないが、店内には三人以外誰も居ない。店主は憤懣やるかたない様子で陳列スペースへ歩み寄ると、まるで胸倉でも掴むように一本の剣を掴みあげる。

「やい! デル公! お客様に失礼なこと言うんじゃねぇ!」
「うるせえ! お飾りでぶらさげてるあの小僧っ子こそ剣に失礼なんじゃねぇか!?」
「……剣が喋ってる?」

 ムスタディオは身構える。しかし対照的に、ルイズはヒートアップしていく店主と剣の口喧嘩に割って入って行っていた。

「ねえ。それってインテリジェンスソードなの?」
「ったく! ……そうでさ、若奥さま。意思を持つ魔剣、インテリジェンスソードでさ。いったい、どこの魔術師が始めたんでしょうかねえ、剣をしゃべらせるなんて……。とにかく、こいつはやたらと口は悪いわ、客にケンカは売るわで閉口してまして……。
 やいデル公! これ以上失礼があったら、貴族に頼んでてめえを溶かしちまうからな!」
「おもしれえ! やってみろ!」

 店主はよほど腹に据えかねていたのだろう。ルイズとムスタディオを余所に剣と罵りあいを再開する。あまりの剣幕にムスタディオは思わず仲裁に入ろうとしたが、その前にルイズが再び口を出していた。

「それ、いくらするの?」

 店主の顔が驚きで固まった。喧嘩相手をなくした剣が、一人でくだを巻いている。

「このボロ刀をお買い上げになるんで?」
「やい、ボロとはなんだボロとは! これでも俺ぁよ! 俺ぁ、ええとなんだっけ!?」
「そうよ。お幾らかしら?」

 剣を無視するルイズの言葉に、ムスタディオもちょっと目を見開いている。

「ヴァリエール様、あんなの買ってどうするつもりなんだい? 確かに珍しそうだけど、使い道はなさそうですよ?」
「……いいから」
「え、ええと、あれならそうですね、百でいいですぜ」



214 :ブレイブストーリー/ゼロ:2008/03/17(月) 02:09:58 ID:gy0pVDLD
 調子を狂わされたような風の店主の言葉に、ムスタディオが反応する。確か出掛けに、ルイズは百エキューしか手持ちがないと言っていたはずだ。
 しかし彼女を見ると、それでも買いそうな雰囲気である。黙ってみていると「それでいいわ」と言ってしまった。
 だからムスタディオは口を出すことにした。

「ちょっと待てよ。親父さん、足元見すぎなんじゃないか?」
「何言ってんだ、百って言ったら破格ですぜ。あんた、剣の相場って言ったら大抵二百って知ってますかい?」

 微かに見下すような店主の口調。しかしムスタディオは気にしない。
 店主は今、失言をしたからだ。

「半値か。でもよく考えてくれよ。これが半分の値打ちもある代物かい?」
「んだとこら! おいてめぇ表に」
「刀身も錆びだらけで、ところどころ刃こぼれまでしてるぜ。それに」

 ムスタディオは、精一杯のふてぶてしい笑みを作る。

「こんな剣を買うような物好き、他に現れると思うかい?
 ……なあ、あんたはこいつには迷惑をかけられてる。違うかい?」
「バカにしやがって! 俺ぁこれでも伝説のなぁ! 伝説のなんだっけ!?」
「けっこうでさぁ! こいつは炎のメイジ様に頼んで、溶かしてもらいまさ」

 店主は威勢こそ良いが、「ほんとかい?」とムスタディオに見据えられると顔に焦りが滲む。
 インテリジェンスソードが喚きたてる声だけがしばらく店の中に反響する。
 ――根負けをしたのは、

「……八十だ。もってけ泥棒!」

 店主の方だった。ムスタディオはにやりと笑う。

「まいどあり」

 ルイズから預かっていた財布からお金を払うと、店主に見えない位置でこっそり虚勢を剥がし、息をついた。
 状況がこちらに有利で助かった。和やかに商談を進める方が性にあっているムスタディオは、あそこで折れられなければ化けの皮がはがれるとこだった。
 ルイズのところへ剣を持っていくと、少し意外そうな顔をしていた。



215 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 02:10:32 ID:Qlnk+RB/
ブレイブ支援

216 :ブレイブストーリー/ゼロ:2008/03/17(月) 02:10:40 ID:gy0pVDLD
「……あんた、やるじゃない」
「あれくらい、出来て当然ですよ。明らかにこっちが有利だったし」声を潜めて言う。「でも、なんでこんな物を買ったんです?」
「誰がこんなだってぇ!?」
「……ってなさい」
「え?」

 剣の声にかぶさって、よく聞こえなかった。ムスタディオが尋ね帰すと、ルイズは恥ずかしそうに目を伏せ、早口でまくし立てる。

「こ、これ、あんた持ってなさい。あの剣を預けたらあんた、丸腰になっちゃうでしょ! 主を守る使い魔が空手でどうするのよ。それに、こんな不思議な品なんだから。機工学とやらでミスタ・コルベールと一緒に研究してみたらどう?」
「あ、ああ、――ありがとう」

 予想外のことに、ムスタディオは押し付けられるままに剣を受け取った。ルイズは踵を返し、さっさと店を出て行ってしまう。ちりりん、と入り口の鐘が鳴った。

「……なんなんだ?」

 研究の話は確かに興味深くはある。しかし、丸腰とはどういうことだろう。自分が強力な武器を持っていることなど、ルイズは知っているはずだ。
 首を捻ったが――不意に思い出した言葉があった。

 今は少し疲れていて余裕がなさそうだが、根は優しい子なのでどうか支えてやって欲しい。

 召還されたばかりの頃、コルベールが言ったことだった。
 ムスタディオは手の中で未だ騒々しいインテリジェンスソードを見つめる。

(これ……ひょっとして、オレへの贈り物なのか?)

 苦笑してしまう。
 だとすれば何て分かりずらさだ。
 何せ根っこをこちらから掘って、真意を探ってみなけりゃいけないなんて。
 まったく手のかかる、とムスタディオは思った。彼の中で、ルイズへの印象が少しだけ変わっていた。

 大変な貴族の「お姫さま」を主人に持ってしまった。
 また少しだけ表情を和らげて、ムスタディオはルイズの後を追う。

「くそうおめぇら俺を無視して話すすめやがって! 上等だ……ん? おめぇさん、使い手か。見てくれにだまされたぜ! よーしよろしくなっておおい聞いてんのか!?」
「あ、悪い。お前デル公だったっけ? とりあえずよろしくな」
「う、うるせーやい! 俺はデルフリンガーだっ!!」


   ◇




217 :ブレイブストーリー/ゼロ:2008/03/17(月) 02:12:17 ID:gy0pVDLD
「あ、やっぱりクックベリーパイ買ったのね。ルイズったらおいしそうに食べるわね、まったく……あら、ちょっとタバサ、ムスタを見なさいよ! 『こいつこんな表情も出来るんだ』って顔してるわ。
 まったく男ったら、思ってることが表情に出やすいんだから!」

 キュルケが一挙一動を解説してくれる。とても楽しそうだ。
 それを半分聞き流しながら、タバサは一組の主従を見つめていた。正しくは、ムスタディオの方を観察している。

 道中、ムスタディオとルイズは様々なことを話していた。
 武器屋に入るまでは全くと言っていいほど会話がなかったが、手探りするようにぽつぽつと始まり、段々と華が咲いてきていた。

 タバサはその会話を片っ端から克明に頭に刻み付け続けていた。
 二人の会話。その内容。語られる口調と表情。
 勉学に励む書生と自称技術者が展開するそれは、タバサの予想通りお互いの持つ知識に関するものだった。

「……ねえ、あんたの国の話、聞かせてよ」

 そう言いだしたのはルイズからだった。

「みんなには話したらいけないけど、私には、話してもいいのよ?
 わ、わ私がまず聞いて判断して、人に言ってもいいって許可したことなら、皆にも喋っていいから」

 様々な話題が広がっていく。
 未知の魔法体系。こちらとは違う、しかしどこか似た貴族のあり方。
 古代文明。多種多様な儲け話、その顛末や派遣先で見た秘境、財宝。仲間達の話。
 そして鍛錬次第で魔法すら凌駕する、特殊な剣技の存在。

「彼らは神に仕える騎士であり、その加護ゆえに鍛錬の先に神の剣技を身に着けることができるらしい……どこまで本当か分かりませんけどね。信仰心を失った後も、皆剣技を使っていたし。
 ……オレはそんな力はなかったし、魔法を使う才能もあまりなかったから、こいつで戦ってましたけどね」
「あんた、本業は職人って言ってたわね。じゃあ、その武器もあんたが作ったの?」
「いや、これは今の機工学の技術レベルじゃ再現できないんだ」

 いつの間にかルイズは、好奇心を隠せない子供みたいな顔をしていた。
 ムスタディオも無邪気に笑っている。

「――その中でもあれは魔ガンと言って、銃身に魔法が刻印してあって、魔法が使えない者も、魔法力を消費することで決められた魔法を起動できるんです」
「ちょっと、それじゃ誰にでも魔法が使えるようになっちゃうじゃない。貴族内で問題が起きてしまうわ」
「そうだけど、さっきも言ったけどあれは量産出来ないですからね」
「あ、そうだっけ。……わたしにも仕えるのかしら?」
「今度、試し撃ちしてみますか?」
「……ええっと、ど、どうしてもってあんたがいうんなら、付き合ってあげなくもないわよ?」
「ああ。いつでもいいよ」

 今のところ、タバサにとって大した収穫はない。興味深くはあるが、有益とはいえない。
 ポーチを撫でる。三つに増えた石の感触が、タバサに決意を新たにさせる。
 ――『彼』の言質を取るためには、もっとしっかりとムスタディオを監視しなければならない。

「っと、よしよし! 作戦決行するわよ! 行くわよタバサ!」

 衣料の店に二人が入っていった途端、キュルケが裏通りから飛び出していった。
 キュルケは昨日の放課後、今日のイタズラのためにちょっとした種をまいたという。
 タバサはこのまま監視していたかったが、キュルケの誘いなしではこんな機会はもてなかったこともあり、彼女を立ててついて行くことにする。
 何をするつもりなのだろう?


   ◇




218 :ブレイブストーリー/ゼロ:2008/03/17(月) 02:13:07 ID:gy0pVDLD
「あら、奇遇ねヴァリエール」

 ――意外に楽しかったのかもしれなかったひと時は。
 招かれざる隣人の出没によって、あっという間にケチがついてしまった。

「げ」

 思わず品のない声を漏らしてしまうルイズである。何でこんなところに不倶戴天のツェルプストーが。
 しかもタイミングがこれまた狙い済ましたかのようだった。ルイズがムスタディオに服を当てて、サイズを見繕ってあげていたところなのだった。
 キュルケの口角がいやらしく釣り上がる。

「……年上の男と一緒にお買い物。使い魔を相手に見立てて、デートの真似事のつもりなのかしら?」
「な、ななんですって! そんなわけないじゃない!」

 突然のことに目を白黒させているムスタディオからずざっと距離を取り、服を抱えてキュルケに噛み付くルイズである。キュルケのにやにやは止まらない。

「……まぁ、あなたがそんなでも、ムスタにはこれっぽっちもその気はないでしょうけどね。ねぇムスタ?」
「え、ええ?」

 困惑するムスタディオに、キュルケがわざとらしく腰を振りながら近寄っていく。

「ねぇ、そうでしょうムスタ。あたしの凍てつく氷。あの夜の激しさが、未だにあたしの中の炎を冷たく冷ましたままなのよ……? あなたは分かってる?」
「っ!? うわ、うわーっ、離れろ、キュルケ! な、何もしてないだろオレは!? こんなとこで変なこと言わないでくれっ!」
「あん、じゃあどんなとこで言えばいいっていうの? いけずな人……」
「ちょ、ちょっと待った! タバサ様も黙ってないでキュルケを止めてくれー!?」

 人目を意に介さず絡み付いてくるキュルケと、必死に避けるムスタディオ。何を考えてるか分からない瞳で傍観するタバサ。
 ルイズはと言うと、固まっていた。ふしだらなツェルプストーが使い魔を誘惑し始めたことは全くもって許せない。
 しかし、しかしだ。一番の論点はそこではない。

 ムスタディオは、さっきから何を連呼している?

「……あ、ああああんた、」

 ルイズの声の震えが頂点を迎えている。

「い、いいいつからツェルプストーのこと、を、そんな、き、気安く呼ぶようになったのよ……?」
「え?」



219 :ブレイブストーリー/ゼロ:2008/03/17(月) 02:15:46 ID:gy0pVDLD
 一瞬ルイズの言葉の意味を酌みかねた様子だったムスタディオだが、すぐに顔から血の気が失せていく。
 さすがに鈍感な彼でも、知らない内にまずい領域に踏み込んでいたことに気付いたらしい。
 視界の隅でキュルケが笑みを浮かべていた気がしたが今のルイズにはどうでもよい。

「い、いや、これは」
「……いつから、そ、そそそんな仲になってたわけ?」
「いや、わけがあるんだ、その昨日のことなんだけ」
「うるさい」

 肩がわなわなと震えるのを止められない。
 何なんだ皆と思う。
 いつからムスタディオはよりによってツェルプストーのことを呼び捨てにしてるのか。
 いつからシエスタやキュルケはムスタディオを愛称で呼んでいるのか。
 いつの間に皆ムスタディオと仲良くなっているのだ。ずっと主従として傍にいた自分を差し置いて。
 自分はあれだけ一緒に居て仲が悪くなる一方だったのに。
 自分の何が悪くて皆の何が良いのか。
 疑問と不満が相乗的に膨らんでいき、あまりの速度に混乱が弾ける。
 何なのよ。
 何なのよ。
 何なのよ何なのよ!

「何よ! 私だってムスタって呼びたいわよっ!!」

 だから。
 自分が何を口走ったのか咄嗟に理解していなかった。

 ――我に返ったら、店内の雰囲気が凍り付いていた。

「……えーっと、ルイズ?」

 キュルケがおずおずと呼びかけてくる。
 タバサは冷静にこちらを見つめてくる。
 お客の目が根こそぎルイズに集中している。
 ……ムスタディオは、目をこれ以上ないほど見開いている。

「――――――――――う、え?」

 そこで。
 自分の口に、理解が追いついた。

「……け、」

 自分でも何を言いたいのか全く分からないくせに口だけはぱくぱくと動く。
 でも一瞬で喉が干上がっていたためにかすれた声が漏れるだけで言葉をなさない。
 自分は。
 今。
 何を口走ったか。
 しっかり覚えている。
 しっかり耳が聞き届けてしまってる。
 顔面が熱い。
 今なら何の詠唱もなしにスクウェアクラスの炎を発動させられそうだ。
 この場で即座に灰になるか、全力で逃げ出したい。
 けれど――絶対に取り逃がさんとばかりに、キュルケが店の入り口に仁王立ちしてぶるぶる震えていた。



220 :名無しさん@お腹いっぱい。::2008/03/17(月) 02:22:27 ID:a0LSuCOC
支援

221 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 02:27:50 ID:Qlnk+RB/
さるさん?

222 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 02:32:33 ID:Ru9wufTK
代理投下行きます。


223 :ブレイブストーリー/ゼロ 代理:2008/03/17(月) 02:33:01 ID:Ru9wufTK
「る、ルイズ、あんた……そ、そうじゃないかとは思ってたけど……」

 キュルケは笑いを噛み殺すあまりほとんど言葉になっていない。
 それでも、何を言おうとしたのか聞き取れてしまった。

「やっぱり、あたしたちに、しっ、嫉妬してたのね! あ、あは、あっははははははは!!」

 キュルケが文字通り腹を抱えて爆笑し始める。
 ぶつん、と何かがルイズのこめかみの辺りで炸裂した。

「……さ、さささてはつけ、つけてきたわね、ツェルプストー。
 大体、あああああんたがこんな安い店に、服を買いに、来るわけないのよっ!!
 おまおまおまけに、使い魔へのふふふふふふしだらな侮辱。つつつ使い魔への侮辱はししし主人への侮辱と、取っていいわね?
 ――け、決闘よ!!」

「ちょ、ちょっと待った! 決闘ってなんでいきなりそんな!?」

 真っ先に我に返ったのはムスタディオのようだった。その場で震える手で杖を抜くルイズから笑いに悶絶するキュルケへの直線上へ割って入り、ルイズに詰め寄ってくる。 

「落ち着けよ! ――オレへの侮辱って言うんなら、全く気にしてないから! だから杖を収めろっ!」
「う、うう、ううるさーーい! 主である私の決定は使い魔のあんたの決定でもあるの! 私はええええ遠慮深いあんたがツェルプストーの行いに迷惑してるって言えずにいるのを代弁して、あまつつつつさえ代闘してやるんだから感謝しなさい!!」
「い、言ってること滅茶苦茶だぞ!? キュルケも笑ってないで何か言」
「うるさいうるさい!! 問答無用ーっ!」
「うわーっ! 労働八号ーっ!?」

 激昂したルイズがもうわけもわからず杖を振るう。
 失敗魔法が炸裂する。
 阿鼻叫喚と貸した衣料店の中、タバサだけが冷静に風の魔法で身を守りつつ「……労働八号?」と首をかしげていたが。
 混乱の極みに立たされたルイズの目と耳には、もはや入っていないのであった。

224 :ブレイブストーリー/ゼロ 代理:2008/03/17(月) 02:33:44 ID:Ru9wufTK
以上で投下終了です。
支援ありがとうございました。

以上、代理お願いします。



以上。代理投下完了です。

225 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 04:30:51 ID:93/SLgcj
作者殿、代理殿、
お疲れ様です。

226 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 05:36:03 ID:j/yuliYq
ルイズデレ期きた!
投下乙でした

227 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 06:27:34 ID:EVxJ7ZsC
投下乙
なんというデレ期

228 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 07:19:25 ID:VoVgVTCl
いぬかみの人に突っ込みたいんだけど原作に
>動物が使い魔になると話せるくらいに知力があがるのが
>ゼロ魔世界の設定だからです。
なんて設定はありません。どう考えても過大解釈です。本当にありがとうございました。
とりあえずNG入れますね。最近ここも理想郷とかNTとかとレベル変わらなくなりましたね。
裏設定なんて語るアレ作者はいなかったのに。バイオ0とかふざけた書き手みたいにこの作品も淘汰されるとうれしいです。


229 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 07:26:27 ID:tuCSxBut
わかったからNG登録を終えたら毒吐きへ戻るんだ

230 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 07:32:24 ID:VoVgVTCl
勘違いしてませんか?理解力の足りない人ですね。
毒吐きはあまり好きじゃないのでこちらで言ってるだけです。
この手の書き手は言わなきゃわからない馬鹿なのでここで言いました。


231 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 07:39:56 ID:HDO6rQy6
はいはい、じゃあ設定考察スレにでも行ってくれ。

複数の話をクロスさせる以上、設定のすり合わせや改変は不可欠だろ。
その設定を採用すると、どちらかの物語が破綻するとか、そういう理由があるのならともかく、
拡大解釈でそう理解できる程度の設定なら、物語の都合上必要なら採用しても全く問題ないだろ。

ゼロ魔原理主義者はかえれ。
少なくとも、クロスオーバー系SSを扱うここにはお前の居場所はない。

232 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 07:46:49 ID:VoVgVTCl
ゼロ魔原理主義者(笑)
原作レイプとクロスの違いもわからないのですね^−^
腐れ書き手が口々に言いそうな言い訳ですね。

233 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 07:48:39 ID:/45CTD3G
ウソダドンドコーン!!

234 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 07:50:52 ID:VUlBvM6l
ならばてめえが書けよ、エセ批評家気取りのID:VoVgVTCl。

235 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 07:51:02 ID:KKYyyUjp
何だ何だ? 俺の読んだタバサの冒険2はゼロ魔世界と切り離されているのか?
使い魔は全部が全部、人間の言葉を理解出来るレベルに知能が引き上げられているんじゃないのか?

236 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 07:57:11 ID:VoVgVTCl
>>234
ハガレンスレにも腐れ書き手がいましたが、駄作書き手はみんなこういうみたいですね。

ならばお前が書け(失笑)ワンパターンすぎて吹きました^−^


237 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 08:01:10 ID:sG4rNyht
面白かったらいいんだよ。
面白かったら。

238 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 08:04:39 ID:+ylGPtUE
>>237が良いこと言った
シルフィ可愛いよシルフィ、おっぱい揉みたい

239 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 08:06:39 ID:YhI51n0f
>>232
まず、原作レイプとクロスの定義から教えてくれ
日頃の憂さ晴らしに難癖付けている様にしか見えんよ
いい加減、スルーの魔法くらい身に付けろよ

240 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 08:07:40 ID:VUlBvM6l
何様のつもりだゆとり。
その慇懃無礼な態度を何とかしろ。

241 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 08:08:46 ID:fGSB4Dea
荒らしの相手なんて私には無理だよ・・・っ!
助けてお兄ちゃんっ!

242 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2008/03/17(月) 08:09:40 ID:r30Y4I34
>>228
タバサの冒険 2巻 135ページ 2行目より抜粋
「使い魔となった獣たちは、いずれも言葉を操れるぐらいには知能が発達する。」

243 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 08:11:37 ID:VoVgVTCl
>>239
いやー俺に釣られてるヤツがスルーしろとかマジで爆笑モンですわwwwwww
難癖つけてるだけですがなにか?本スレスルー体性低いって言われてるから試して見れば
低すぎてワロタwwww釣りに決まってるだろ>>240も釣られてやがるしwwwww
何様?お前が何様だよゆとりwwww

気分もいいし仕事行ってくるわ。バカ共達^^



244 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 08:13:57 ID:jX36eiPx
ここは皆、濃い目のコーヒーを淹れて味わう作業に戻るんだ。

245 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 08:15:39 ID:YhI51n0f
>>243
言い訳できなくて後釣り宣言か

一つ、聞いていい? お前に出来る仕事なんてあんの? バイトじゃなくて?

246 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 08:19:02 ID:+ylGPtUE
>>243
行ってらっしゃいノシ


ここらで黒のニーソを愛でる作業に戻ろうぜ

247 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 08:21:58 ID:fGSB4Dea
「w」の多用は発毛願望の現れってお姉ちゃんが言ってた

248 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 08:22:24 ID:KKYyyUjp
じゃあ俺はモンモンがいかに愛らしいかを書き連ねる作業に戻るよ

249 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 08:25:09 ID:Gsa3ydOP
センスがねぇなID:VoVgVTCl

250 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 08:27:54 ID:jX36eiPx
>>248
実に頑張れ。超期待してるぜー

251 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 09:36:31 ID:Qlnk+RB/
キチガイが沸いたみたいだね
作者さん気にすんな

252 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 09:50:36 ID:2B1tVAB8
スル−出来ない人も荒らしと一緒ですよ

253 :桂正和アワー(1レスのネタ):2008/03/17(月) 10:00:59 ID:BDr+f0st
ルイズ・フランソワーズ・ド・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールは召喚のスペルを唱えていた
桃色のパンティをはいた彼女の尻は緊張のあまり汗に濡れていた、指でゴムをくいっと直す

出てきたのは紙の帳面だった、ルイズがそれに口づけをすると使い魔の刻印が1頁目に著される

翌朝、使い魔である帳面を持って自室を出たルイズを見た悪友キュルケが笑った
彼女のボリューム豊かな褐色の尻は、笑い声に同調するように妖しく揺れている


その後、ルイズは同級生ギーシュの香水を拾ったことがきっかけで因縁をつけられる
彼は薔薇色のビキニショーツに包まれた白桃のような尻を振りながら決闘を挑む

ルイズは夕べ帳面に書いた自分の夢をもういちど読み返すと、ヘンテコな呪文を唱えた

              「チェイング!」

ルイズは変身した、黒い全身を覆うスーツ、平たい胸と顔面に桃色の装飾、そして翼

彼女はその使い魔、一冊のノートにより、幼い頃から密かに抱いていた夢を叶えた


正義の味方ウイング・ウーマンは、翼を広げ大地を蹴り、青銅のゴーレムに挑んでいく

黒いタイツに包まれその小ぶりな形を露にしたお尻が、彼女が跳躍すると同時にぷるんと揺れた

                       ルイズがドリムノート召喚

254 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 10:24:52 ID:VUlBvM6l
>>253
ドリムノート召喚は雑談でも挙がっていましたが、尻漫画家・桂正和らしさも含めてこれだけでまとめるとは素晴らしい。
そういえばドリムノートに「コモンマジックが使えるようになる」と書いたらどうなるんでしょう?

255 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 10:35:12 ID:ks/x6Ldr
>>252
こういう類の荒らしはスルーしちゃいかんと思うぞ

256 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 10:39:35 ID:SvePO57O
タバサと一緒に自宅のPCでSS読んでる夢を見た。
あまりにも幸せな夢だったから目覚めた後ほんの少し涙が出た。

257 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 10:55:18 ID:k+aIYG2k
未完結のSSの新作があがってる夢を見た。
あまりにも待ちきれなかったから目覚めた後普通にヘコんだ。

258 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 11:06:21 ID:B3Gr0ckz
モンモンがギーシュを召喚して感覚共有。
特に聴覚と視覚


259 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 11:39:21 ID:UnlEAEw1
触覚を共有し合えば、ナニをしてる最中に感覚のハウリングを起こして、
この世のものとは思えぬ快感をだな…。

昼間からなにをやってるのやらオレは。

260 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 11:48:29 ID:2Day9IqZ
>>258
モ「こ、これはコントラクトサーヴァントなのよ!か、勘違いして調子に乗らないでよ!」
ギ「あ、ああ……というか体が動かないんで早くしてくれないか?モンモランシー……」
モ「まあ!そんなに急かして浅ましい……し、仕方ないわね。いい、これは単なる契約なのよ!」

ちっ

モ「……んっ……」
ギ「(うう、人前でこんな……あれ、モンモランシー?もう終わったろ、早く離れて……)」

んちっ……ちぷ…はぁ……ちるっ……ちっちっちうっ……

モ「はぁっはあっ……んん……ぷは、んはぁっ……」
ギ「(モ、モンモランシー!?これはどういう、というか流石に苦しくなって……)」
モ「はっ、はっ、はむっ……ん〜…あはぁ、ちるちるちる………」
ギ「(………………………………)」

コ「時間がなくなったのでミス・ヴァリエールの召喚は明日にします。
 二人の事はそっとしておいて馬に蹴られる前に次の授業に行きますよ」

こうですか、わかりません!

261 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 11:50:09 ID:+I41DNqo
自重wwww

262 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 11:53:05 ID:5KGFYasI
けっこうけっこうこりゃけっこう

263 :ルイズVSマジク〜史上最哀の会合〜:2008/03/17(月) 12:08:49 ID:Al+FQBZs
番外編かいたんですが、今回ゼロの使い魔キャラでてないんで
投下やめた方がいいですかね?
マジク強すぎいわれるので、かいたんですが。
でもマジクでてません。
コンマやめました。指摘ありがとうございました
誰かに許可もらったら今日じゅうに投下します

264 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 12:16:33 ID:SvePO57O
>>263
本編に絡んでくるお話だっていうなら、良いんじゃない?
何度か推敲して、自信がキチンと持てるなら、淡々と投下予告して淡々と投下すればいいさ。


265 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 12:21:57 ID:nt6g26t8
>>263
小説は書いたら投下するんじゃなくて
2〜3日は寝かして見直した後に投下したほうがいい

266 :ルイズVSマジク〜史上最哀の会合〜:2008/03/17(月) 12:25:15 ID:Al+FQBZs
いちおう見直したので投下します。

補足編『そーいやなにかをわすれてる?』

フォルテ・パッキンガムは、ようするに唐突な男なのだ。
レティシャも、そう認識している。――彼の弟とおなじに。
なにをするのも唐突。なにをいいだすのも唐突――
午前の講義を終えてすぐに、教師控え室に呼び出したと思えば、唐突にこう言った。
「マジクが――消えた」
その言葉の意味を理解するのに、数秒を要した。
「………」
しばらくしてレティシャは、ようやく思いついた。
「消えたって…塔にはもう戻ってこないってこと?」
旅費までだして旅にださせたことは、レティシャも聞いていた。
あの子の性格なら、そのまま居ついても不思議はない。
「それだと、楽でいいのだがな」
フォルテに否定されて、レティシャは最悪のことを思いつく。
「まさか――死んだの?」
信じられない表情で彼女はフォルテに詰め寄る。


267 :ルイズVSマジク〜史上最哀の会合〜:2008/03/17(月) 12:26:08 ID:Al+FQBZs
「魔術はともかく、よくあんな体術で年間首席をとれたものだと思ったけど…
 それでも今のグレードでは、間違いなく当代一の魔術士よ」
「おかげで私も、長老たちを抑え易かったがね」
フォルテが椅子に座り直す。
ふっと顔をあげるようにして、続ける。
「消えたというのは文字どおり、この世界から消えたということだよ。
 旅にでて四日目から情報がつかめなくなった。
 死んだにしろ、ネットワークに死の情報くらい残るだろう」
「でも、ネットワークは完全ではないでしょ?」
「そのとおりだが…今のネットワークでは考えにくいな。
 たかが一人の位置情報がわからないなど…ありえないだろう」
フォルテはアザリーが消える前に、植物状態から治された。
そのときに迷惑料を払うといわれた。


268 :ルイズVSマジク〜史上最哀の会合〜:2008/03/17(月) 12:27:04 ID:Al+FQBZs
彼女が消えたあとに、彼女が押さえていたネットワークの領域をそっくりもらったのだ。
おまけとして、天人のマジック・アイテムに関する情報までついていた。
「でも…ありえるの? 世界から消えるなんて…」
「まあいい。そんなことよりも当面の問題は…」
「?」
レティシャの疑問にフォルテは重々しく答える。
「当面の問題は…彼に…キリランシェロにばれたらどうするか、だ」


269 :ルイズVSマジク〜史上最哀の会合〜:2008/03/17(月) 12:27:44 ID:Al+FQBZs
――とある村。
いまだ開発してからさほど時は経っていない。
そこに彼はいた。
ストレートなようで、どこか曲線を描くような彼女のロングヘアが、風にゆれていた。
それを見たオーフェンはやさしい声で
「風が吹いてきたな」
「そうね」
やわらかい瞳で彼女は応える。
「お腹の子にも、君にもよくないから戻るとしよう。」
誰だオマエ?といいたくなるほど、穏やかに彼は妻を気遣う。
「ねぇ?」
「何だ?」
「この子の名前…もう決めたの?」
「さあね。おとこの子か、おんなの子か…
 まだわからないんだ。決められないさ」
そのまま和やかな雰囲気が、家につくまで続く…はずはなかった。


270 :ルイズVSマジク〜史上最哀の会合〜:2008/03/17(月) 12:28:25 ID:Al+FQBZs
「ならば黒魔術士殿、いやパパ魔術士殿。
 ラッツベインなどいかがでしょう?」
キースがムーンウォーク【失敗】をしながら、あらわれる。
「何でだっ?何が悲しくてチンピラ殺しなどと、自分の子につけなきゃならんのだっ?」
「いやぁ、私の故郷その1などでは、向こう三軒両隣り、家族みんなおんなじ名前で」
「じゃあ何か、誕生日の時、家族でわきあいあい、はっぴーばーすでーチンピラ殺し、
 とでも歌うのか?もしくは、
学校で出欠とるとき、チンピラ殺しチンピラ殺しチンピラ殺しって呼び続けるのか?
嫌だわい、そんなもの」
「思い返せばスリリングな毎日でした」
「嘘をつけ―っ!」
オーフェンが息が切れるまで、叫ぶとまた人がでてくる。
「でも、オーフェンの子ならなんか、納得よね」
「そうですわね。コギーお姉さま」
「岩で十分よ。岩で」
タバコを吸いながらドロシー。
「まぁ、暗殺技能者の子としちゃあ妥当だろ」
「サルア、余計なことはいわないほうが…」
「モグリさんの子供、はやくみてみたいですぅ」
「先輩。どうせ悪魔みたいなやつですよ」
他にも流星特攻娘イワンナ、格闘お嬢様ミシリム・チャコール・グレイや、
おしおき水のティナ、鉄の柳の老人、交通法規くそくらえな御者、
教主様、カーロッタ、借金なれペティア、………
この村に住む常識外の人間がつぎつぎでてくる。
「て・め・え・らぁぁぁぁっ!」
大爆発が炸裂する。
今日もまた開発は進まない。


271 :ルイズVSマジク〜史上最哀の会合〜:2008/03/17(月) 12:31:56 ID:Al+FQBZs
投下おわりました。
何がいいたいか、ですが。
将来すむ村の連中がいろいろ超えてる人ばかりなら、
多少強くなっても大丈夫かな、と。
弱いままだとたぶん住めないので。
主人公にしたので、補正がかかってるのは否定できませんが。

272 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 13:23:36 ID:yi/zTTYl
遅レスなのは分かってるが、気になる作品にはどうしても感想をつけたくなる今日この頃
>>205
待ちかねたぜ!
遂にデルフ登場か
実際デルフも凄い剣なんだが、ドラゴンごろしと比べるとどうしても見劣りする……
果たして買ってもらえるやら
>>224
>ポーチを撫でる。三つに増えた石の感触が、タバサに決意を新たにさせる。
……あれ、以前は二つだったような?
やばいよ、ルカヴィ化フラグが確実に立ちつつあるよ

273 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 14:08:16 ID:WEefrfhq
>>253
>彼は薔薇色のビキニショーツに包まれた白桃のような尻を振りながら決闘を挑む

あのケツうまそうワロタw

274 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 15:40:41 ID:Qqkzmr92
別にマジクが強過ぎるとは思ってないけどな…
マジクが凄いのは、魔術の威力だけでしか無いわけだし
母親の半分でも戦いの才能があったら、牙の塔で主席をとっても不思議じゃないんだけどなぁ
マジクって魔術の才能はあっても、体術の才能は無いわけだから
ガンダールブ+デルフの補正があっても、コルゴンとかオーフェンに勝てそうに無いし…
何より、チャイルドマン教室の最秘奧を知らない可能性もあるし
正直なところ、魔術の威力を除けば強過ぎる事は無いと思えるんだけど…


275 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 15:52:56 ID:EVxJ7ZsC
そう考えるとオーフェンって1vs1なら反則的な強さだよな、接近戦が鬼強い極悪魔術師なんて。

276 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 15:57:55 ID:G0NRBJoS
>>275
しかも殺人以外ならどんな外道卑劣な手段も辞さない性格に加え、
一部の超越者系か福ダヌキ以外ならほぼ問答無用で瞬殺可能な反則魔術まで使えると来た

277 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 16:01:49 ID:KpbjmF26
魔術に関しては威力が高くなれば成功率はへっていく。
あの世界の瞬間移動とかも移動中に何かにぶつかったらアウトだし。

278 :異世界BASARA:2008/03/17(月) 16:05:38 ID:ii2V9dhE
もうちょっとしたら投下します。

279 :異世界BASARA 1/5:2008/03/17(月) 16:13:52 ID:ii2V9dhE
『女神の杵』亭の一室……
大きい欠伸をし、キュルケはベッドから起き上がった。
見回してみると、タバサの姿がない。窓から外を見てみると、もう朝のようだ。
キュルケは身なりを整えると、部屋を出て下に向かった。

酒場に下りてみると、タバサがテーブルに座ってサラダを食べている。
同席にはギーシュとその使い魔、氏政もいた。
しかし、その顔には生気がない。目は充血し、大きな隈が出来ていた。
「や、やぁ。おはようキュルケ……」
「どうしたのその目……あなた寝てないの?」
「いやぁウジマサに説教していたら長くなっちゃって……ついさっき終わったんだよ……」
そう言って軽く笑った後、氏政とほぼ同じタイミングでテーブルに突っ伏した。
しばらくすると、大きなイビキが2人の口から漏れてきた。
ギーシュと氏政を放っておき、キュルケはタバサの隣に座る。
「お、起きたかキュルケ殿!遅いぞぉ〜」
その時、入り口から前田利家とワルド、続いてルイズが入って来た。
しかし、幸村の姿だけが見当たらなかった。



幸村は未だ練兵場に留まっていた。
「いやぁ負けちまったな相棒」
利家に渡されたデルフリンガーが話し掛けてくる。
「……ま、心ここにあらずで勝てる程あいつは甘くねぇよ。ありゃ相当の使い手だ」
だが、幸村はデルフリンガーの声など聞こえてはいなかった。
それよりも、利家とワルドの言葉が頭から離れなかったのだ。

280 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 16:16:51 ID:Qqkzmr92
『我は踊る天の楼閣』の事だと思うけど…
擬似空間転移ならマジクも使えるし、石ころを掴んで飛ばすだけで良いと思う?
まぁ『我は描く光刃の軌跡』を使って擬似光速で電磁球を叩き込むってやり方もあるわけだが

正直、マジクに威力が高いのを教える必要があるかどうかだと思う
威力だけを考えたら、レティシャを上回りかねない時点で反則級なわけだし
無理に『我が契約により聖戦よ終われ』とか覚える必要は無いと思うし…

281 :異世界BASARA 2/5:2008/03/17(月) 16:16:58 ID:ii2V9dhE
その夜、幸村は部屋から月を眺めていた。
他の者は1階の酒場で酒を飲んで騒いでいる。
途中で利家とキュルケが誘いに来たが、幸村はそれを断った。
2つの月が重なり、1つになって青白く輝いている。
まるでそのまま月に吸い込まれそうな気持ちになった。


ふと、幸村は甲斐にいた頃に月見をしていた時の事を思い出した。
『幸村よ。何でも、あの月には兎がおり、何百年もの間餅をつかされ続けているらしい……』
『なんと!?そのような拷問をかけるとは!我等で何とか出来ぬのでしょうか!?』


『幸村……』
『お館様!』


『大将〜〜団子持って来ましたよ……』


『うおおおぉぉりゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!』ブンブンブンッ!!
『うおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!』ブンブンブンッ!!

『ちょ!?大将に旦那!何やってんの!?』



『ゆけぇい幸村!!月まで飛び、兎を救い出すのじゃあぁぁぁぁぁ!!!』ブンブンポーイ……
『果たしてみせますぞおおおぉぉぉぉぉぉーーー…………』
『旦那あああぁぁぁぁぁ!!!!』

282 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 16:17:02 ID:9cU6c9uP
支援

283 :異世界BASARA 3/5:2008/03/17(月) 16:18:49 ID:ii2V9dhE
あの後は大変だった。
そのまま奥州まで飛んで行ってしまい、独眼竜と一戦交える事になってしまったのである。
だがそれも、ハルケギニアで一生を暮らす事になった時には良い思い出になっていた。
だが、またあの世界に帰れるかもしれない……
それを思うと、胸の内からどうにも熱い何かが込み上げてきた。


「うぅおおおぉぉぉぉぉああぁぁぁぁぁ!!!!!」


気づいた時には、幸村は声を上げて泣いていた。
今まで押しとどめていた甲斐への思いが一気に爆発したかの如く、月に向かって吼えた。

「ユキムラ!」
が、急に後ろから名前を呼ばれる。
幸村は涙を流したまま後ろを振り向くと、部屋の扉を背にして、ルイズが腕を組んで立っていた。
「大声がしたから何事かと思ったら……負けたからってそんなに泣かなくてもいいでしょ?」
「こ、これは違いまする!」
幸村は必死に涙を拭って言った。
「甲斐の……拙者の元の主、お館様の事を思い出していたのでござる」

それを聞いたルイズは俯いてしまう。
「な、何よそれ……そそそそんなに帰りたい訳?」
次第にルイズの声が震え始め、怒りの篭った声になっていった。

284 :異世界BASARA 4/5:2008/03/17(月) 16:20:19 ID:ii2V9dhE
「わわ私だって迷惑しているんだから……部屋のドアだって壊しちゃうし、どどどどうやったらあんな馬鹿力出せるの?」
「申し訳ございませぬ……」
「それに、すぐに周りが見えなくなるし、声も大きいし!あああんたみたいな使い魔なんてね、こ、こっちから願い下げなのよ!」


「拙者では、使い魔など無理なのでござろうか……」


突然、幸村が弱気な言葉を呟いた。
「な、何よ……そこまで落ち込まなくても……」
「申し訳……ございませぬ」
幸村はまた謝る。
正直、ルイズはこんな幸村は初めてだった。そのせいかルイズはしどろもどろになってしまい、顔を背けた。
「べべ、別に今すぐ使い魔を辞めろだなんて言ってないわよ?こ、声の大きさだってあんたが気をつければいいだけだし……」
次第にルイズの声が小さくなっていく。

「ルイズ殿」

と、幸村がルイズの名を呼んだ。
「実は今朝、前田殿から元の世界に帰れるやもしれぬという話をしていたのでございます」
ルイズは思わず幸村の顔を見てしまう。
「もし帰れるのであれば……拙者は帰りとうごさいます」
「そっ、そう……」
帰りたいという言葉にルイズの胸が少し痛くなる。
「ま、まぁ私はあんたが帰っても大して困らないわよ。べ、別の使い魔をまた召喚すればいいだけだし……でも!」
まるで胸の痛みを誤魔化すように、少し大きめの声でルイズは言った。
「ハルケギニアにいる間は私の使い魔なんだから!それまではちゃんと私の傍にいなさいよ!」

285 :異世界BASARA 5/5:2008/03/17(月) 16:22:18 ID:ii2V9dhE
「やはりルイズ殿は心優しき御方にござるな」
「えっ?」
幸村はそう言って微笑む。
その笑顔が以前夢に出てきた幸村のようで、ルイズは赤くなった。
「この幸村!ルイズ殿の元で働いた事を真に嬉しく思います!」
「そ、そう?ま、まぁ当然よね。そ、それじゃあ私1階に戻るわ」
「はっ!」

ルイズは部屋を出ようとする。が、途中で思い出したかのように立ち止まった。
「そうだ。あのねユキムラ、私ワルドと結婚……」
ルイズが言いながら振り向いたが、幸村はその言葉を途中までしか聞けなかった。


何故なら


岩で形成された巨大な腕が、幸村を叩き潰したからだ。


叩きつけられた腕の振動で、ルイズは尻餅をいた。
ルイズはその腕を見る。間違いない、これはゴーレムだ。
腕だけでもゴーレムの大きさが想像できる。こんなのを作る事が出来るのは、トライアングルクラスだろう。
だとしたら……まさか……

「フーケ!!」

「感激だわ、覚えていてくれたのね」
名を呼ばれ、ゴーレムの肩に座っていたフーケは嬉しそうに言った。
「あんた……牢屋に入れられた筈じゃ……」
「親切な人がいてねぇ……私みたいな美人はもっと世の中の為に役に立たなくてはいけないと言って出してくれたのよ。それで……」
フーケの目が吊り上り、狂的な笑みが浮かんだ。


「素敵なバカンスをありがとうって、礼を言いに来たんだよ!!!!」



286 :異世界BASARA:2008/03/17(月) 16:25:26 ID:ii2V9dhE
>280
雑談中に投下しちゃったみたいで申し訳ない。
これにて投下終了です。


次回、忠勝が板野サーカスっぽい事をします。

287 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 16:26:16 ID:WEefrfhq
>>286
親方様乙!

288 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 16:27:10 ID:Qqkzmr92
>>286
GJでした

BASARAを知らないからなのかも知れないけど…
>『ゆけぇい幸村!!月まで飛び、兎を救い出すのじゃあぁぁぁぁぁ!!!』ブンブンポーイ……
で不覚にも本気でワロタwww

289 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 16:28:02 ID:+KX5KGGU
乙ッス〜

290 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 16:29:44 ID:9cU6c9uP
投下乙
次回がとても楽しみです

291 :銀の左手 破壊の右手:2008/03/17(月) 16:45:12 ID:f1Xjscgr
感想スレや毒で短い短いと言われたので続き書いてきました。
17:00から投下いいでしょうか?

292 :銀の左手 破壊の右手:2008/03/17(月) 17:00:38 ID:f1Xjscgr
中編『破壊の右手』


 ジャン・ジャック・ド・ワルドがレコンキスタへと身を投じたのはそう最近のことではない。
 その理由は単純だ。
 なにもかも嫌になったからである。
 なんの咎もないと言うのに理不尽に散る命がいる傍ら、その者達から絞った血と肉で笑いながら肥え太っていく輩がいる。
 特に王宮はそんな人でなし共の巣窟だ、この国の為、トリステインの為、と謳いながら果たすべき責務を果たさず表に裏に暗闘を繰り返す豚共で溢れ返っている。
 ワルドそんな泥沼のような環境であまりにも永く時を過ごしすぎた。
 もはやかつて未来を夢見、腐った国をよりよく変えていこうと義憤に溢れていた青年はどこにもいない。
 今、ワルドのなかに満ちているのは暗い情念と力に対する渇望だけだった。
 何もかもまっさらにして、初めからやり直したかった。
 かつて愛した物が薄汚く汚れて堕ちて行く姿を見たくなどなかったのだ。
 そしてかつて愛した物が二目と見れない姿になる前に、せめてその幕引きくらいは己が手で引こうとワルドは思った。
 それがかつてトリステインでグリフォン隊の隊長を務めたワルドが力を求める理由であり、そして唯一の生きる目的であった。
 
 ――だから“絶対たる力”を求める彼の手に、“ソレ”が引き寄せられて来たのはある意味当然の結果だったのかもしれない。

「い、いやぁ、さすがだよワルドくん。『閃光』の二つ名が霞むようだ」

 ワルドの背後からクロムウェルは震える声で投げ掛け、ワルドの右手に視線を落とす。
 そこには歪に捻じ曲がった金属の塊のようなものだ、ところどころに罅が入り今にも折れてしまいそうなその塊はしかし凶暴なまでに眩い銀の光を放っていた。
 見ようによって剣にも見えるその物体が王党派が立て篭もるニューカッスルの城を跡形もなく消し飛ばしたのだと信じられる者が果たして一体何人いるだろう?

「兵士たちには私の虚無の力と説明しておくことにしよう! 次もこの調子で頼むよ」

 そう言って肩を叩いたクロムウェルの手をワルドは乱雑に振り払う、顔を歪めたワルドの姿にこれからアルビオンんの玉座に座る筈の男は子供のように怯えた。
 
「ひぃ!?」

 ワルドは塊を持った右手を左手で押さえ、苦痛に耐えるようにゆっくりと息を吐く。
 暫くしてワルドの様子が静まったことを確認し、クロムウェルはおずおずと言った様子で問いかける。

「大丈夫、なのか?」
「――勿論、ですとも」

 真っ青な顔で苦笑するワルドに、クロムウェルはただ引き攣った顔で「そうか」と言うことしか出来なかった。
 本当は全然大丈夫ではなかったとしても、である。




293 :銀の左手 破壊の右手:2008/03/17(月) 17:01:42 ID:f1Xjscgr
「ただいまテファ!」
「お帰り、姉さん!」

 ワルドが独り自嘲に溺れるその目と鼻の先で、一組の姉妹が久方ぶりの再会を喜び合っていた。
 片方は稀代の盗賊土くれのフーケ。
 もう片方は人類の敵と呼ばれるエルフとアルビオンの王族との間に出来た娘。
 嬉しそうに抱き合うその姿を見れば誰だって分かるだろう、血のつながりはなくとも二人は間違いなく本当の姉妹なのだと。
 そんな二人の様子を子供たちと一緒に眺めている者がいた。
 黒髪黒瞳の少年でありこのあたりでは珍しい仕立ての蒼い色の服を着ている。
 フーケ――もといマチルダも今更ながらに気になったのだろう、少年に露骨に警戒を含んだ口調で詰問する。

「だれだい、あんたは?」

 少年はその言葉に僅かに顔を顰めると、胸を張って堂々と己の名前を名乗った。

「俺は才人、平賀才人と言います」

 ティファニアの話によると最近物騒になったのでいざと言う時の護衛をしてくれる使い魔さんを呼び出したら彼が出てきたのだと言う。
 頭を抱えるマチルダの前にさらにティファニアの爆弾発言は続く。

「それにね、もう一人友達が出来たのよ」

 ほら、と言いながらティファニアが指し示した先。
 そこには辟易した様子で寝転ぶ紫色の狼が、子供たちにもっふもふにされていた。

294 :銀の左手 破壊の右手:2008/03/17(月) 17:03:28 ID:f1Xjscgr
――話は少し前、トリステイン魔法学院に遡る。
 
「“土くれ”め、まさかこの魔法学院を狙って来るとは」
「なんと言うことだ、当直の教師は一体何をやっていた!」
「こんなことが王宮に知られたら……」

 狭い学院長室に喧騒が満ちる、トリステイン魔法学院はいまや上へ下への大騒動であった。
 原因はただ一つ、巷を騒がす土くれのフーケが宝物庫から<破壊の杖>が盗み出されたからである。
 以降フーケの行方は要として知れず、保身を第一に考える教師たちは蒼くなったり赤くなったり忙しいと言う訳だ。 

「ええい、落ち着きたまえ諸君」

 静かな声であったが、その一言でぴたりとざわめく教師たちは静まった。
 伊達に学院長を務めている訳ではないのだな、とこれまで蚊帳の外に置かれて居た者達は驚嘆する。
 もっとも、その代表であるはずのルイズは無言の迫力を醸しだす学院長を前にしてカッチカチの石像になっていたのだが。
 それを見てアナスタシアは微笑んだ。
 端から見ていて精一杯ない胸を張っているのが丸分かりで、大切な友人であり妹のような存在のそんな態度が微笑ましくも誇らしかったからである。

「して君たちかね、フーケの犯行現場を見たと言う生徒は」
「は、はい、オールドオスマン。昨日の夜、使い魔であるアナスタシアと夜の散歩の最中にゴーレムが宝物庫の壁を殴っているところを……」
「ほうほう、して君はどうしたのかね?」

 オスマンの問いかけにルイズは舌を噛みながらも懸命に返答する。

「えっと、すぐに教師の方が駆けつけてくれると思い、アナスタシアの提案で必死に牽制を……」

 ルイズの言葉に周囲からの鋭い視線が突き刺さる、彼女が<ゼロ>のルイズだと言うことは周知の事実である。そしてまたヴァリエールの令嬢だと言う事も。
 事なかれ主義の教員たちがルイズを見る瞳には“無能な働き者”に対する蔑みと安堵の色があった、破壊の杖が盗まれただけではなくヴァリエールの令嬢に怪我でもさせたとなれば自分達の職は愚か命すら危ない。
 だが周囲の視線にも気づかず、ルイズはきゅっと唇を噛み締めた。

「そして――やってきたミスロングビルは私を庇って……」

 ルイズの心の中にあるには、偏に自分の代わりにフーケの人質としてゴーレムに連れ去られたミスロングビルの姿があった。
 実際にはそのミスロングビル自身が怪盗“土くれ”のフーケであり、破壊の杖を盗んだ後自分に疑いが向かないようにする演技でもあったのだがルイズにはそんなこと分からない。
 ルイズから見れば、自分が余計なことをしたせいで顔見知りの相手が“土くれ”の手に落ちたと言う表面上の事実だけ。

「成程のう……ミスロングビルがか」

 思うところがあったのかオスマンは沈痛な表情で顔を伏せた。
 そんなオスマンに向かって、ルイズは叫ぶようにして言う。

「だからどうかお願いですオールドオスマン! 私にミスロングビルを救出に行く許可をください」
「しかしのぉ、何処に居るかもわからんのに……」
「――分かります」

 周囲の空気を凍らせたのは、アナスタシアの一言だった。

「ルシエドが、わたしの大切な友達が後を追ってくれていますから……」

 希望に満ちた内容だと言うのに、そう告げるアナスタシアの声はどこか暗く沈んでいた。

295 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 17:03:50 ID:AbLDGCtW
支援

296 :銀の左手 破壊の右手:2008/03/17(月) 17:05:55 ID:f1Xjscgr
 ヴァリエールの屋敷には、その屋敷の大きさに相応しい大きな池がある。
 元からあったものではなく数多くの土メイジを動員して作らせたその池は、幼いルイズの秘密の場所になっていた。
 ルイズは悲しいことがあるといつも此処に来る、魔法が使えない貴族である彼女に世間の風当たりはあまりにも冷たいから。

「ルイズ、泣いているのかい僕のルイズ」

 そんなルイズを迎えに行くのは、いつも彼の役目だった。

「ワルドしゃま」

 泣き腫らした目でしゃくりあげながらルイズは言った、彼はそんなルイズの体を優しく抱きとめるとゆっくりと背中を撫で擦る。

「泣かないでおくれ僕のルイズ、その愛らしい顔を涙で腫らさないでおくれ」
「でも、でもわたし……」

 それでも尚愚図るルイズに向かって、ワルドは言った。

「君はまだ幼いじゃないか、魔法が使えないくらいどうと言うことはないよ。それに僕は思うんだ、君のなかには凄い力が眠っているんだとね」
「でも……」
「それにもし君が大きくなっても魔法が使えなかったとしても心配はいらない、その時は僕が必ず守ってあげるから。君の前に立ち塞がる有象無象共の罵声や愚かな嘲笑のすべてから君を守り抜いてみせるから……」

 ――だからルイズ、僕の愛しいルイズどうか顔を上げてくれないか?
 暫しのまどろみからワルドは目覚めた、頭を振って脳裏にこびり付いた夢を吹き飛ばす。
 寝台の側に立てかけられた鏡には自慢の髭をぼさぼさにしたやつれた気味の青年が、驚いた顔で塗れた頬に手を当てていた。

「今更、懺悔のつもりか。お前は本当に度し難いな、ワルド」

 ワルドは鏡のなかの自分にそう吐き捨てる、鏡から目を背けたワルドの顔にはもはや僅かたりとも夢見の残滓は残ってはいない。
 そこにはただ野心と憎悪に身を焦がす、独りの青年がいるだけであった。
 青年の右手には剣がある。
 あまりにも大きな力を暴走させばらばらの破片となった剣の一部が、青年の肉に食い込み同化を始めている。
 その剣の名は<ガーディアンブレード>と言う。
 かつて一人の青年によって新たな時代を開く<創世の剣>として命ある金属より削り出された一振りの剣。
 ――ワルドは知らない。
 <絶対たる力>と呼ばれるその剣が、その剣を鍛えた青年の祈りを裏切って星の未来を葬り去った<葬世の剣>だと言う事を。
 それが世界を滅ぼすだけの力を持っているとも知らずワルドは尚も力を求める、世界を変える力を、腐った世界をやり直す力を。
 異形のものと変じた、破壊の右手で掴もうとしている……

 ――かくて運命の歯車は回る。


297 :銀の左手 破壊の右手:2008/03/17(月) 17:08:57 ID:f1Xjscgr
以上です、OK貰ってないのに投下してしまってすいませんでした。
あとせっかくWikiに登録して頂いたようですが、タイトルが『銀の左腕』になっているので修正しておきます。

298 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 17:16:19 ID:AbLDGCtW
GJでした

299 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 17:23:06 ID:2O7rNyoF
もしかして元祖WILDと2ndが混じってる?
ということはホムンクルスとして全く喋らない1の主人公とか出てきたりする?
それはそうとGJ!
続きはゆっくりで良いから、がんばってくださいな。

300 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 17:37:33 ID:gf/f7GIM
>>113-115
いや、2chで個人スレっておかしくね?
2chを私物化していいのはひろゆきだけだろう。

301 :ゼロの軌跡:2008/03/17(月) 17:50:25 ID:nIAfe5fb
どうも、投下してよろしいでしょうか?

302 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 18:03:02 ID:gf/f7GIM
>>301
うらっしゃぁ。ktkr

303 :ゼロの軌跡:2008/03/17(月) 18:08:31 ID:nIAfe5fb
ゼロの軌跡

第八話 別れの舞踏


 ルイズの退学申請は滞りなくオールド・オスマンに受理された。
 ただ一つ問題があったとすれば、それはオスマンの隠し切れない喜びと安堵の衝動であっただろう。
 
 ルイズが彼の部屋を訪い陰気な読経を連想させる声に扉を開けば、オスマンは濁った魚のような目をして椅子に凭れ掛かっていた。
 彼がルイズの話を聞くにつれてその目は煌々とした輝きを取り戻し、口ひげは反り返り、言葉は次第に暗い夜想曲から陽気な行進曲を連想させるものになった。
 
 それには幾ばくかの不興を覚えずにはいられなかったルイズとレンだったが、自分達が彼にかけた心労がどれほどのものであるかを思えば逆に同情もしようかというものである。
 後腐れなくこの学院を後に出来ることでもあるし、オスマンの祈りの言葉を有り難く受け取って二人は学院長室を辞した。


 
 今夜にでも出立したい、今から準備をしようというルイズの提案により、二人はルイズの部屋へと向かう。

 自身を過剰に飾り立てることを好まなかったルイズには然程の持ち物もなかった。
 服は枚数こそ多くてもその種類は少なかった。十六歳の女の子にしては色気が足りないんじゃないかしらとレンがルイズをからかえば、
その顔に大人っぽい下着(だとルイズは思っている)が投げつけられて、そのまま二人ともお互いの着せ替えに夢中になった。

 高価な魔道書だけでなく多くの書き込みがされた教科書、丁寧に書き取られたノートをレンは見つけた。
 努力の人という、オスマンやコルベールから聞いたルイズの評価が間違いでなかったことを知る。
 処分に困ったレンだったが、ルイズはそれを級友に惜しげもなく配り歩いた。

 夕食後には整理も終わり、荷物を全て<パテル=マテル>に括り付ければそれで終わりだった。
 杖も一本を残したのみで他は全て処分した。燃やされる杖を見ながらルイズは何を思ったのか。レンは焚き火の横にたたずむルイズの顔を盗み見たが、何も読み取ることは出来なかった。

 その火も燃え尽きようかというときに、ルイズに四人の来客の姿があった。
 キュルケ、タバサ、ギーシュ、コルベールらが思い思いの顔で立ち尽くしていた。



 口火を切ったのは赤毛の少女だった。彼女の二つ名らしくない冷静さでルイズに問いかけた。

「どうして退学するの?ルイズ」
「ゼロの私がこの学院にいる意味はないでしょう。キュルケ」

 今日まで忌避し続けてきたその言葉でルイズは返す。幾度となく侮蔑のために投げつけられたその言葉。
 虚を突かれたキュルケだったが、ルイズの言葉に悪意も自嘲も含まれていないことを感じ取り言葉を重ねた。

「サモンサーヴァントは成功したじゃない。もうあなたはゼロではないわ」
「サモンサーヴァントだけよ。そしてそれすらも成功とは呼べないの。私は従属することを望まないものを召喚した。そして結果的にレンを傷つける契約までしてしまった」

 沈黙の帳が夕闇の庭に降りた。今のキュルケにいつもの軽口を叩くことは出来ず、その白い喉に形をなさない言葉を遊ばせるだけだった。

「それでもこんなっ「それでもこの学院にいる意味が失われたわけではないだろう」」





304 :ゼロの軌跡:2008/03/17(月) 18:09:14 ID:nIAfe5fb
 キュルケを遮り話し始めたのはギーシュだった。

「この学院で学ぶことは魔法だけじゃない。
 多くの友人を作ること。社会的な振る舞いや作法。そしてなにより貴族としての精神。それは今日君達が教えてくれたことだ」
「ええ、私は多くを学んだわ。
 馬鹿にされることは辛い。無視され、嘲笑の的になるのは身を切り刻まれるよう。そうして覚えた痛みを他の人に味わって欲しくない。

 そして貴族が平民をどう見ているか。
 私達を支えてくれている平民の、その上で胡坐をかく連中のどれだけ多いこと。髪を掴み地べたに擦りつけ、そうやって下げられた頭を見て満足している奴等に私はなりたくはない」

 ギーシュも二の句をつげなかった。それはまさしく今日の彼自身のことに他ならなかった。

「私はここで人であることの痛みを知った。私はメイジより貴族でありたい。なによりそのためには貴族としての責任や権利を知り、領民を理解しなくてはならないと思った。それにはこの学院よりヴァリエール領の方が相応しい。だから私は実家に帰るの」



「立派になりましたね、ミス・ヴァリエール」
「先生…」
 
 コルベールは今まで見せたことのない表情でルイズを見つめていた。


「あなたのような優秀な生徒がいなくなるなんて、とてもとても悲しいことです」

 寂しさ、一人の教師としての。

「魔法は使えなくとも、貴族としての精神は確かにあなたに宿っています。それはなによりも大事なことです」

 誇り、同じ貴族としての。

「私にはそれが出来なかった。だから私の分まで。
 お元気で、ミス・ヴァリエール」

 後悔、過去に囚われた大人としての。


 ルイズは深く深く感謝の言葉を紡いだ。

「今まで有難うございました。先生、コルベール先生」



 最後にタバサがルイズとレンに歩み寄った。そして一言、心から祈りを贈った。
 ルイズとレンもそれに続いた。


「この二人に始祖ブリミルの導きがあらんことを」
「この学院に始祖ブリミルの加護があらんことを」
「女神エイドスの光がこの世界を照らしますように」







305 :ゼロの軌跡:2008/03/17(月) 18:10:59 ID:nIAfe5fb
 四人が去り、場にはルイズとレンの二人だけ。既に月が真上に昇っている。

「そろそろ出発しましょうか、レン」
「ええ。<パテル=マテル>、お願い」
「まってくださーーいっ!」

 <パテル=マテル>が激しい蒸気とバックファイアを出したとき、聞き覚えのある声と共にまろびでてくる人影があった。
 白と黒のエプロンドレスを着た少女といえば心当たりは一人しかいなかった。

「どうしたの?シエスタ」
「いえ、あのっ、引き止めて申し訳ありません。ですが、昼間助けてもらったのにお礼も言えてなくて、明日言おうと思ったらもういなくなってしまうって聞いて。
 ヴァリエール様、レンちゃん、本当に有難うございました」

 そういえば、啖呵をきって和解して決闘して学院長室へ向かって部屋の整理して。他人の入り込む余地がなかったなと二人は思い返す。
 ともかくも、シエスタの心遣いがルイズとレンにはただ嬉しかった。

「ヴァリエール領まで結構ありますし、お腹が空くと思ってお弁当作りました。何分時間がなくてたいした物は作れなかったのですが」
「有難う、喜んでいただくわ」

感謝を述べ、包みを渡し、別れの言葉を告げると、もうシエスタに二人を引き止める方法も理由もなくなった。
ルイズとレンは<パテル=マテル>に飛び乗る。



「あと…レンちゃん」

 最後にシエスタはレンに語りかけた。

「レンちゃんと一緒にいた時間、短かったけれど、かわいい妹が出来たみたいで私本当に楽しかった。また、会おうね」

 返答までには少しの空白があった。
 シエスタの言葉に驚いて息を呑み、言うべき言葉を慌てて探したらこのくらいの時間になるだろうとルイズは思った。辺りは暗くてレンの横顔は確認出来なかったけれども。

「レンも楽しかったわ。色々わがまま言ってごめんなさい。今度会うときはシエスタお手製のデザートと紅茶お願いね」







306 :ゼロの軌跡:2008/03/17(月) 18:11:30 ID:nIAfe5fb
「さあ、出発よ」

 レンの掛け声で<パテル=マテル>は飛び立った。後方で次第に小さくなるトリステイン魔法学院。
 それでも後ろを振り向き続けるルイズを思ってか、<パテル=マテル>は中空で動きを留めた。

「別に明日にしても構わないわよ、ルイズ?」
「…いいの、行きましょう。レン」



 その時、炸裂音と共に暗闇に天高く一条の光が昇る。それは<パテル=マテル>よりも高く舞い上がり夜空に大輪の花を咲かせた。

「花火…」

 辺りが色とりどりの炎に照らされる。北の塔近くで手を振る四人も、赤く青く白く黄色くその姿を浮き上がらせた。

「錬金で花火を造って打ち上げたんだわ。全くギーシュったら、こういうのは本命の女の子相手にやるものよ。キュルケはともかく、タバサとコルベール先生まで手伝って。
 ねぇ、ルイズ。

 …ルイズ?」


 返事をしないのではなく出来ないのだと悟り、レンは四人に手を振り返す。

 こういう時は素直に涙を見せてもいいのに。
 その場の誰よりも本性を心の奥深くに、自分でも隠したことを知らずにいる少女は、そう思った。



 午前一時の鐘、時計塔の上で風竜の嘶きが一度、高く鋭く響いて辺りは元の暗さと静けさを取り戻した。
 
 <パテル=マテル>は再びその進路を北に向けた。







307 :ゼロの軌跡:2008/03/17(月) 18:12:00 ID:nIAfe5fb
 それからしばらく後、突然魔法学院に王女アンリエッタが訪れた。名目は学院の視察。
 折から予定されていた使い魔の品評会も含めそれは無事に終わったが、学院に彼女の親友の姿はどこにもなかった。
 
 確かにルイズは魔法が苦手だった。もしや使い魔を呼べなかったのではないか。
 不安に思い、オスマンに問いただすと意外な事実がアンリエッタに示された。

「鉄のゴーレムと見たこともない魔法を操る少女を召喚して殺されそうになって、上級生との決闘の最中に和解して、立派な貴族になるために実家に帰った?」

 アンリエッタの思考に思い切り急停止がかかる。
 意味が分からなかった。

 不可解で理不尽な事態、それに対するアンリエッタの怒りはオールド・オスマンの管理責任の糾弾という形で顕現した。サモンサーヴァントの危険性、生徒の素行に対する指導、学院で働く平民への接し方等々。

 オスマンこそいい迷惑であった。裸に剥かれるわ、学院の一部は壊されるわ、王女に怒られるわ。
 最も王女の怒りの大部分は、多少不純な動機から来るものがあるとはいえ、正当なものであったから、彼としても王女の雷を大人しく受けざるをえなかったが。



 オスマンにひとしきり説教をたれたアンリエッタは案内された客室に引き取った。

 ルイズに頼む予定だったアルビオンへの使い。その人選を考え直さねばならない。極秘の潜入作戦に必要な家柄、性格、能力と指を折って騎士やメイジの名を思い出していく。

 しかし、王家の醜聞を扱える人間などそう多くいるはずもない。そう長くもない逡巡の後に机上のベルを鳴らす。やってきたメイドに一人の男の名前を告げ、ここに来るよう言付ける。

 数分後、礼儀正しいノックの音があった。

「こんな夜分にご苦労様です、ミスタ・ワルド」
「姫様の護衛を任されておりますれば、いつ何時のお呼びであろうと参上仕ります。
 して、一体どのようなご用件でしょうか」



 翌朝、アルビオンへ向けて旅立つワルドをアンリエッタは部屋の窓から見送っていた。
 
 最高の人選だろうと思う。彼以上にこの任務を任せられる人材は他にはいない。そう確信しているのに胸騒ぎがどうしても止まらないのだった。
 ルイズがいてくれたらこんな心配はしなくても済んだだろうに。
 
 その彼女からの便りも未だない。それが不安でもあり不満でもあった。
 王宮に戻れば手紙が届いているかもしれないと彼女は立ち上がる。

 去り際に馬車から魔法学院を返り見て、アンリエッタは始祖ブリミルに祈った。





 皮肉なことに、この朝は平和への別れ、動乱の幕開けになるのだった。


308 :ゼロの軌跡:2008/03/17(月) 18:13:32 ID:nIAfe5fb
第8話投下終了です。続いて9話投下します。大丈夫だとは思うのですが、規制食らったら
避難所のほうに投下しますので支援よろしくお願いします。

309 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 18:16:09 ID:4Myry714
ゆけっ、308よ・・・現にスレはそこにあるのだ!支援

310 :ゼロの軌跡:2008/03/17(月) 18:16:19 ID:nIAfe5fb
ゼロの軌跡

第九話 公爵令嬢のクエスト


「ひどい目にあったわ…」
「それはレンの台詞のはずよ、ルイズ」
「レンは楽しんでたじゃないの…」


 ルイズの実家、ヴァリエール公爵家に二人が到着したのは朝方のこと。
 愛娘が帰ってきたと喜んだのも束の間、まだ学院の休暇に入っていないことを思い出した一家は何があったかと慌ててルイズを出迎える。そこで彼らが見たものは、末娘と謎の少女と鉄のゴーレムだった。
 
「ただ今帰りました、お父様、お母様、お姉様。彼女は…私の親友のレン。このゴーレムは<パテル=マテル>」

 一体何から聞けばいいのだろうと思い悩んだが、客人に礼を失することがあってはいけない。とりあえず朝食の席に同伴し事情を聞くことにしたのだが、開口一番ルイズの一言に食卓の一家は凍りついた。

「魔法学院を退学して領地経営の勉強をすることにしました」

 順を追って話すことにしたルイズだったが、わずかに三十秒後、サモンサーヴァントのくだりで父ヴァリエール公爵が顔を真っ赤にしてレンに杖を向けた。姉カトレアが必死になだめて事なきを得たものの、
ルイズが全てを話し終えた後、今度は母カリンも幽鬼のように立ち上がりレンに決闘を申し込んだ。冷静に見えてその実、十二分に頭に血が上っていたらしい。レンは勿論その申し入れを快諾。

 これにはカトレアも処置無しと天を仰ぎ、三人が庭で思う様戦っている間にルイズに詳しく話を聞くことにした。
 戦いが終わり、疲れ果てた両親に姉妹は必死の説得を試みる。
 それが功を奏したのか、はたまたあまりの事態に考えることをやめたのか定かではないが、どうにか両親はルイズの退学とレンを迎え入れることを認めたのだった。


「終わったことを気にしてはいけないわ、ルイズ。明日からはどうするの?」
「お父様に許可を貰えたから、とりあえずは町や村、色々な場所を視て周ろうと思うの。自分の家の領地だというのに、私はまだ何も知らないから。レンは一緒に来る?」
「そうね…気が向いたらついて行くわ」



 それからルイズは毎日のように領内を飛び周った。
 多くの場合はレンが一緒だったが、<パテル=マテル>はしばしばその姿を見せなかった。

 <パテル=マテル>を一体何のために自律行動させているのかと不思議に思いレンに尋ねてみれば、元の世界に帰る手がかりを探させているという答えが返ってきた。
 遠く離れてもスタンドアロンでそこまで高度な行動出来ることに驚きながらも、ルイズはレンに協力を申し入れる。
 レンがリベールへの帰還を望んでいるのなら、召喚主であるルイズがそれを手伝うべきだろう。必要ならヴァリエール家の力を借りることになっても構わない。
 そう思ったがルイズの助力はやんわりと拒絶された。

「トリステインの人はもし手がかりを見つけてもそれとわからないと思うわ」

 それを聞いて自分の力が及ばないことに歯噛みする。
 一緒に旅をすればレンについて何か分かるかも知れない。彼女を救うために出来ることはまだあるかもしれない。ルイズはそんな祈りにも似た思いを抱いて、馬を走らせた。







311 :ゼロの軌跡:2008/03/17(月) 18:18:56 ID:nIAfe5fb
「徴税官が不当な税を取り立てているかもしれないっていうこと?」
「はい。アンリエッタ様の天領よりも税は一割重うございます。隣の街、あそこはうちと同じくヴァリエール領ですが、そこと比べても五分多く税を支払っております」
「妙ね…すぐにお父様に言って綿密な調査を行うわ」
「ヴァリエール家のご令嬢の口添えがあるとは…本当に有難うございます」


 領内を回っているうちに、二人は多くの出来事に遭遇した。


「山に凶暴なオウガが棲みついたらしいわね」
「このままではおちおち山に入ることが出来ません。軍や騎士団も頼りになりませんし、猟兵に頼むようなお金もうちの村にはないのです」
「うふふ、ここはレンの出番ね」
「一体何を…あなたのような可愛らしいお嬢さんが立ち向かえる相手ではありませんぞ」
「まあ見てなさい。来て!<パテル=マテル>」


 地に足をつけて暮らしている平民と直に話し、悩みを訴えを聞く。


「農作業に必要な風車が壊れてしまいました。ルイズ様はメイジでいらっしゃいます。どうか風車を直していただけませんか?」
「え、いや、その…私は土メイジじゃないから…。ギーシュでも連れて来れればよかったんだけど」
「ああ、これでは畑に水をやることも出来ません。私らはどうすれば」
「少し風車を見せてもらうわよ…
 なによ、全然簡単な機構じゃない。今レンが設計図を書いてあげるから、その通りに作り直しなさい」


 それはルイズにとってもレンにとっても初めての経験で。


「マスター、何か冷たい飲み物を…って、一体この騒ぎはなんなのよ」
「真昼間から大の男二人が酔っ払って大喧嘩さ。全くいい迷惑だよ」
「ワインを飲み過ぎたこの前のルイズにそっくりね」
「レンだって顔真っ赤にして介抱されてたじゃないの…。私が説得してくるわ」
「頼んだよ、お嬢ちゃん」

「ちょっと、そろそろ落ち着きなさいよ」
「「黙ってろ、小僧!」」
「こぞっ…アンロック!!」
「更に滅茶苦茶にしてどうするのよ、ルイズ」


 奇しくもそれは、エステルがヨシュアと遊撃士としての旅をしたのに似ていた。





312 :ゼロの軌跡:2008/03/17(月) 18:19:27 ID:nIAfe5fb
「エステルもこうやって旅をしていたのかしら」
「どうしたの、レン?」

 問題を解決したあとはそのまま祝宴にもつれこむことがしばしばだった。無論、功労者であるルイズとレンがそれに参加しないということを周りの人間が認めるはずもなく、毎回村や町をあげての狂乱に巻き込まれるのだった。
 お世辞にも上品とはいえない宴だったが、二人には物珍しく楽しいものであった。
 
 とはいうものの、毎回夜遅くまで酔っ払いに絡まれるのもひどく疲れることだったから、酔いを醒まそうと二人で外を散歩していた。

「リベールには遊撃士っていう仕事があってね、今の私達みたいに民間人の問題、遊撃士はクエストってよぶらしいんだけど、それを解決するの。
 国家や軍に対しては中立で、民間人のために活動するんだって」
「そのエステルっていう人も遊撃士だったのね」
「そうね、新米でまだまだ弱かったけど」



 今までレンは自分とその周りの人間のことを殆ど語らなかった。リベールの文化やちょっとした機械工学などあたりさわりのないことしか話そうとしなかったのだ。
  
 これはレンのことを知るいいチャンスかも知れないとルイズは意気込んだ。もしかしたらレンを救うためのその手がかりが掴めるかも知れない。

「ルイズみたいに思い立ったらすぐ行動する人だったわ。本当にお人よしで自分の事は顧みないで、困った人を見ると助けないではいられなかった。<身喰らう蛇>にいた犯罪者の私を引き取ろうとするくらいのお馬鹿さん。
 エステルがそんなことを言うものだから、結局レンは組織には戻らないであちこちを旅していたの。意思もなく意味もなく」

 空に白く輝く月を眺めながら、レンは独り言のように話し続けた。



「エステルの恋人のヨシュアはね、今はエステルと遊撃士をしているけどヨシュアは昔、レンと同じで組織の執行者だったの。私を拾ってくれるように組織に頼んだのがヨシュアだったらしいわ」

 だからエステルとヨシュアがいなければ、私はここにいなかったかもしれない。
 そうレンは、少しだけ、淋しそうにつぶやいた。

 頭を振って、視線をルイズに戻す。

「お酒はダメね。あてられて、しゃべりすぎてしまったわ。忘れてちょうだい」
「そんなことないわ、もっと話して欲しい。私はレンのことをもっと知りたいの」
「あらあら、エステルと同じことを言うのね」

 レンはルイズに笑いかけて踵を返した。
 それは、これ以上は話さないという明確な意思表示だった。

「そろそろ寒くなってきたわ。部屋に戻りましょう、ルイズ」





313 :ゼロの軌跡:2008/03/17(月) 18:19:54 ID:nIAfe5fb
 その夜、ルイズはベッドの中で延々とその思考を巡らせていた。

 数週間もの間寝食を同じにして、それでもルイズはまだレンを包む闇の、その断片すらも手にしてはいなかった。
 レンはいつでも余裕たっぷりにその類稀なる頭脳と力を振るっていた。<身喰らう蛇>で身につけたその異才は、常にレンを覆い隠していた。
 ルイズがいくらレンを見つめても、圧倒的なまでの力量の差で、その内実はようとして窺い知れなかった。
 
 ルイズがレンの心の深奥の一端にかけたのはただの一度きり。サモンサーヴァントの際にレンに絞め殺されそうになった時のその、人がお互いの心に触れるにはあまりにもわずかな瞬き。
 それ以来レンは片時も、執行者『レン』としての仮面を外してはいない。



 これはレンに対する侮辱なのだろう、と思いながらもルイズは願わずにはいられなかった。
 小さい子供は暖かく大きな手に守られて、何も思い悩むことなくただただ笑っていられれば、それでいいはずなのだ。その心を引き裂くような痛みを強要し、彼女の世界を閉ざす権利など神だって持っていない。
 いや、あってはいけないのだ。

 それでも、この世界は冷たいばかりではない。姉様やキュルケやギーシュや、この旅で出会った多くの人達のように、レンにも優しく接してくれる世界がある。
 
 ならば、いつか『レン』が本当の自分を取り戻して、ただの稚く優しい少女として、一人のレンとして生きられる日が来ますように。

「そして、出来れば私が、その力になれますように」

 その言葉が隣で寝ているレンに届いたかどうか。
 そのままルイズは眠りに落ちていった。





「ルイズに手紙が来ていますよ。シエスタって方から」
「シエスタから?一体何かしら」

 久しぶりにヴァリエール家に戻ったルイズとレンはシエスタからの手紙を受け取った。
 
「ルイズもたまには学院に紅茶でも飲みに来ませんかって、お茶会のお誘いかしら」
「…半分は当たりよ」

 半分?と首をかしげたレンに、ルイズは便箋を差し出す。

「シエスタの実家、タルブ村っていうらしいんだけど。休暇が取れたから遊びに来てくださいだって」
「それは素敵ね、行きたいわ。いいでしょう、ルイズ」
「勿論よ、早速準備しなきゃ。ちいねえさま、というわけですので少し出かけてきます」


 一時間後、カトレアに見送られてルイズとレンはタルブ村へと飛び立っていった。


314 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 18:29:56 ID:k+aIYG2k
shien

315 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 18:52:44 ID:iJMC5wFS
>投下終了宣言がおさるにひっかかりました。
>第8,9話投下終了です。

だそうです。GJでした!

316 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 18:58:54 ID:VUlBvM6l
学院を辞めるとは随分マクガイバーな事を。確かに領民にとっては魔法なんて使えなくても有能で情にあつい領主の方が遥かにいいのでしょうけれど。
二人の行く先に刮目あるのみか。

317 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 19:03:08 ID:dTd8kJm2
PSPで信長の野望 覇王伝をやり始めたんだけど
真田幸村 シナリオ3 1582年
年齢15
政治62
戦闘98
智謀81
采配100
ステータスを見て噴いた
訓練した騎馬隊を20000揃えて突っ込ませれば負けようがない
なんだこの素で厨房チート武将はw

318 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 19:10:45 ID:gf/f7GIM
>>317
光栄系ならよくあること。
真田幸村を関羽とかに置き換えても可。

319 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 19:11:38 ID:qt6msHXx
>>317
L5とスーパーコーディネーターと因果導体の補正でもかかってるんじゃね?

320 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 19:14:08 ID:WEefrfhq
>>317
確かにそれはチーターマンだなぁw
ゼロ魔キャラの場合だとステータス的にはどんな具合になるのかなと思ったぜ。

321 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 19:17:26 ID:gf/f7GIM
スレ違いの話になるけど、PC版の覇王伝は島津で始めると超楽。
九州を統一した後は北九州に全兵力を集めて本州を蹂躙し続けるだけで終わる。

322 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 19:44:05 ID:S31wjz1b
>>317
しょうがねえよ
真田幸村は伝説上の人物だから
   

323 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 19:47:21 ID:dTd8kJm2
親父と祖父は神算鬼謀
兄貴も政務で使える
死んだ叔父2人も武田家では二流だけど他家じゃ一流の指揮官
おちこぼれは無しかありえん一家だな

324 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 19:48:23 ID:j96JQij4
○○の左手 ○○の右手ってな感じのタイトルを見ると

ウーメラ ヌーメラを思い出してしまう。

325 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 19:48:33 ID:WXMIRZlb
伝説が残っている人物や、人気や知名度の高い人物はチートキャラになりやすいですな。
前田慶次なんて、昔は登場しなかったのに、漫画で人気になったとたんチートなステータスで出るようになったし

326 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 19:49:58 ID:93/SLgcj
幕末モノ最大の有名人坂本龍馬も
司馬遼太郎が発掘するまで無名だったしな。

327 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 19:56:57 ID:gf/f7GIM
>>326
言われてみればそうだな。
おかげで日本史の授業で坂本龍馬の扱いにガッカリしたり。

328 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 20:00:44 ID:Nb5Bz6wd
歴史小説の登場人物が召喚される流れです

329 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 20:03:07 ID:gf/f7GIM
>>328
ワルド「げえっ、孔明」
じゃーん! じゃーん!

330 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 20:16:25 ID:7K+4gSAH
新撰組か・・・
原作はやったことはないが『行殺新撰組』のメンバーだとハチャメチャになるんだろうな・・・

331 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 20:22:36 ID:93/SLgcj
>>330
ストーリーとかキャラは色々とパロッたギャグ作品だが。
きっちり史実通り新撰組は壊滅するよ。
(ルート次第でそこまで語られなかったりするけど。)

332 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 20:24:31 ID:iy8YX/vJ
>>329
ここであえて蒼天版変態孔明を。

333 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 20:28:04 ID:3m/MxsBo
いぬかみの作者です。
フォローしてくださった方ありがとうございましたm(_ _)m

334 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 20:28:34 ID:s9naZ9Xk
>>325
コミックの慶次を召還した日にはあんた。

(トーントーン)
パカァーン!
ギーシュ「おいへげぇ」
慶次「これは喧嘩か?遊びか?この前田慶次 喧嘩ならいつでも買うぞ」

とか7万を撤退させるとか本気でやりそうで怖い



335 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 20:29:13 ID:xPsxzeQc
ファンタジー物なんだから
ペリーがエルフに開国迫りまくる流れ一択だろ。

336 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 20:29:15 ID:WEefrfhq
>>329
召喚されたのが横山版司馬懿ならむしろ逆に「げーっ!ワルド!ひーっ」になるぜw

337 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 20:31:36 ID:5x/sAdnW
新撰組というと「浅葱色の伝説」くらいしか知らない

338 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 20:32:05 ID:s9naZ9Xk
>>335
聖地クダサ〜イ 聖地クダサ〜イヨ〜 ネ〜イ〜デショ〜? ヘ〜ルモンジャナ〜シ〜

339 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 20:41:06 ID:B3Gr0ckz
>>317
上杉謙信のマスク値、騎馬隊の場合武力表示の二倍に比べればまだ人間の範囲

340 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 20:42:33 ID:yi/zTTYl
>>324
たしかどんな傷でも再生させる左手とどんな化け物でも殺せる右手を持った
神か悪魔か分からん存在だっけ?
あの漫画グロかったな、まあ作者があの人だからしょうがないけど


341 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 20:48:39 ID:QhaRV6LF
レティシャもコギーをオーフェンの嫁

342 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 20:52:53 ID:VIeG8dOV
えっオーフェン結婚したの?


343 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 20:56:36 ID:xPsxzeQc
>>338
何?ソノ耳!
ソレデ何ヲ表現シヨウトシテイルノ!?

344 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 21:02:34 ID:WXMIRZlb
王様レインボー

345 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 21:07:03 ID:3m/MxsBo
いぬかみの作者です。
作中で歯ブラシが無い事から
「この世界に無いものを造って売れば儲かるかも」
という台詞を啓太に言わせたのですが。
1巻読み直したら歯磨きをルイズがしてましたorz

いったいどこまで現代的なんだよヾ(;゚;Д;゚;)ノ゙ ウワァァァァン!!



どうしたらいいんだろうorz

346 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 21:07:46 ID:kxogbcxV
>>342
ラッツベインの容姿と性格からすると嫁さんは多分レティシャ
どこかの村の初恋相手の可能性もあるけどネ

347 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 21:11:57 ID:EVxJ7ZsC
>>345
歯磨きって結構昔からありますよ。
江戸時代の日本でも、細い竹の先端を細かく裂いて歯ブラシにしてましたから。

348 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 21:13:41 ID:a1a2bFVc
楊枝なんて石器時代からあるからな。

349 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 21:15:23 ID:3m/MxsBo
う〜〜んそうなのですか。
これは、ちょっと調べて落としどころを探らないといけなさそうですね。
次回作がちょっと遅れてしまうかもしれませんがお許しください(T_T)


350 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 21:19:20 ID:myMiL9e1
今、一巻が手元にないから読み返せないけど、作中の歯ブラシって何でできてんの?
骨か木の柄に豚の毛のブラシとか?

351 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 21:20:43 ID:oMpRhIvB
>>337
個人的には「スケ番」や「超少女」や「短剣がデカイ剣に」の方が好き
超少女は家事スキル持ってるし、フーケもアマリリス召喚?

352 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 21:26:00 ID:3m/MxsBo
P121 最後の行にさらりと・・・ものすごくさらりと
「顔を洗って歯を磨く」と書いてあるだけなので不明ですorz

いくらなんでもさらりと過ぎます、ヤマグチノボル様。


353 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 21:31:20 ID:myMiL9e1
うーん、歯ブラシ使って歯を磨くようになるのは大量生産ができるようになった工業化時代以降だろうから、
多分ガーゼかなんかを指に巻いて擦るくらいじゃないのかなあ。

作中ではっきりと描写されてないなら良いんじゃない? 独自設定で。

354 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 21:36:37 ID:zB931F4N
虫歯が菌によって起こること、歯垢の除去の有効性などが証明され一般に流布しない限り、
いくら素晴らしい歯ブラシだ、山切りカットだ毛先が球だのと誇ったところで通用せんだろうな。

355 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 21:40:52 ID:7dGB6Awo
>>329
そういや、孔明の嫁って赤毛色黒って言われてるな。
実はキュルケそっくりだったりしてw

不器量と言われてるけど、当時の中国での基準でだし。

356 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 21:43:10 ID:OfIWvsf/
歯磨き行為だけならBC1500からあるが、木の枝に歯磨き粉ってパターンだな
今のハブラシのようなものが出たのは10世紀頃に中国、西洋では17世紀らすい


357 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 21:44:37 ID:VUlBvM6l
細かい事を言い出したらきりがないからねぇ。産業革命前なのにメイド服みたいな大量生産された被服があるのはおかしいとか。
まぁそういう点は「魔法ですから」「始祖ブリミルの導き」「そんなもの俺が知るか!」でごまかしましょう。

358 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 21:45:03 ID:Qqkzmr92
>>346
俺もレティシャが最有力だと思うんだけど…
レティシャがタフレムに居る以上、ハルだと思いたい

ところで、オーフェンって本編終了後は
『魔王召喚者として王権反逆罪に問われ、『魔王オーフェン』として指名手配され追われる身』
ってな感じで、スレイヤーズvsオーフェンの得点CDで見たんだがどうなってるんだろ…

359 :(1/2):2008/03/17(月) 21:45:11 ID:cEVaa6Jg
流れをぶった切って。奇妙な使い魔の方であったブリミルの使い魔ってののネタを幾つか考えてみた。

トランスフォーマーシリーズ
デストロン編

我が右腕レーザーウェーブ。頼りがいある光の銃
命令遵守の行動でワシを守る………。

無口なる笛サウンドウェーブ。空飛ぶコンドル操りてワシを守る……。

僕の巨人デバスター。合体戦士。あらゆる物を作りてワシを守る……

そして最後にもう一人……記す必要なきスタースクリーム……

この4人を引き連れてワシはここにやって来た………



サイバトロン編

神の左手グリムロック。勇猛果敢な神の獣。鋼の牙と怪力で導きし我を守る。

神の右手はオライオン。心優しき運転手。あらゆる考えを生み出して、導きし我を運ぶ。

神の頭脳ホイルジャック。知恵のかたまり、神の頭脳。あらゆる物を作りて導き我を助ける。

そして最後にもう一人………記す事がはばかれる……スカイファイヤー……

この4人を引き連れて、私はここにやってきた……



破壊大帝編

神の左手メガトロン。勇猛果敢な神の銃。融合カノン砲で導きし我を守る

神の右手がギガトロン。心優しき破壊神。あらゆる姿に形を変え導きし我を運ぶは地海空

神の頭脳はガルバトロン。狂気のかたまり破壊の王。あらゆる狂気を吐き出して導きし我を脅迫する

そして最後にもう一人……名を記す事さえはばかれるモノマネ好き……

この3人を引き連れて……私はここにやってきた……

360 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 21:46:25 ID:93/SLgcj
歯磨きは虫歯の予防としてではなく
口臭を抑えるためとしては昔からあるんじゃないかな。

361 :(2/2):2008/03/17(月) 21:47:18 ID:cEVaa6Jg
平成ライダー編

神の左手ゼロノス。勇猛果敢な神の盾。手の剣と肩の銃で導きし我を守りきる。

神の右手キバ。笛つかう蝙蝠。あらゆる魔獣を操りて、導きし我を運ぶは巨大な城

神の頭脳はゾルダ。悪知恵の固まりスーパー弁護士。あらゆる策を弄して導きし我に法律的な助言を呈す

そして最後に只の人間氷川誠………

この4人を引き連れて私はここにやって来た………



ジャンプ主人公達

神の左手ガンダールヴ。勇猛果敢な神の盾。巨大な盾と変形する鎧で導きし我を守りきる

神の右手ヴィンダールヴ。心優しき神の×。あらゆる物を召喚し、導きしわれを悩ませる

神の頭脳はミョズニトニルン。知恵の固まり大魔道師。あらゆる策を使い手導きし我を救う

そして最後にもう一人……空の彼方より来た最強戦士………

この4人を引き連れて私はここにやって来た……

362 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 21:48:43 ID:USWYx+2M
信長の野望での武田家臣団はみなチートな罠

戦国ランスでも初回プレイの時ふざけんなとおもた

363 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 21:51:05 ID:3gExRvsw
>>345
いぬかみの作者さんへ
お願いがあります、以後固定ハンドルとトリップをつけていただけないでしょうか
貴方の書かれる、あとがき、自己主張、作品紹介、設定等、正直申し上げて見ていてつらいです

書くな、とは申しません、こちらのほうで「見えなく」したいので
固定ハンドル、トリップなどを付けていただきたいのです
御一考いただければ幸いです

尚、老婆心よりの忠告として
いかに関連の避難所とはいえマルチポストは避けたほうがよろしいかと

364 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 21:51:34 ID:dTd8kJm2
>>352-354
   / ̄ ̄\
 /   _ノ  \
 |   ( ●)(●)  <おっと、それ以上は言うなよ…
. |     (__人__)____
  |     ` ⌒/ ─' 'ー\
.  |       /( ○)  (○)\
.  ヽ     /  ⌒(n_人__)⌒ \
   ヽ   |、    (  ヨ    | そりゃノボルが何も考えてなk・・・
   /    `ー─−  厂   /
   |   、 _   __,,/     \

365 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 21:52:20 ID:k5ohJ76f
>>359
>そして最後にもう一人………記す事がはばかれる……スカイファイヤー……
VF-1S噴いた

366 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 21:59:00 ID:LxTRWcq2
きゅいきゅいでさえ小鳥に歯の掃除させてるからな

367 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 22:01:11 ID:8JaD7FoA
う〜〜ん、悩んだ末の暫定ですが、5話の
>程なくして起きたルイズにごねられながら、啓太達は顔を洗い、
>口をゆすいで食堂に向かった。
>「ふむ。歯ブラシがないのはちと気持ち悪いな。まあブラシや

このあたりにちょっと付け足したらなんとかなりますかね?

>程なくして起きたルイズにごねられながら、啓太達は顔を洗い、
>>ガーゼで歯を磨き口をゆすいで食堂に向かった。
>「ふむ。歯ブラシがないのはちと気持ち悪いな。まあブラシや


>>353 様 のご助言を使わせて下さいm(_ _)m
検討に参加してくださった皆様、まことにありがとうございましたm(_ _)m

368 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 22:01:33 ID:8SKEAjYx
気の毒な「ゼロな提督」のヤンに、平行世界に召喚された他の使い魔たちを紹介したく
なったぞ。某管理局総務統括官だったら、自力で帰る時に一緒に連れて行ってくれそう
だし(もっとも時間軸は相当ずれるが)、某ナイト財団の遺品の車なら、分子結合殻の
おかげで「聖地」に突っ込んでも壊れなさそうだし・・・

369 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 22:02:19 ID:kxogbcxV
>>358
特典CDは正史じゃないぞ

マジクが召喚されてるけど、そのマジクはオーフェンが隠居している村で一番弱い
オーフェンの下の子供より弱いw
村の住人は判明してないけどチャイルドマン教室メンバーが揃ってる可能性は高いぞ

370 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 22:04:27 ID:5bvMPzPU
>>359
これwikiに登録する場合、何処に入れりゃいいのかな。
スタスク召喚の人じゃないみたいだし。

371 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 22:04:32 ID:WEefrfhq
>>368
おおっ、各作品の更なる二重クロスか、それは面白そうだw
今まで登場してきた全使い魔を集めればちょっとしたルイズ軍団が出来るなぁ。

372 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 22:09:22 ID:medj/RiQ
>>371
俺も面白そうだと思うけど、そういうのは嫌いな人も多いからねぇ。
なにより勝手にやるのは人としてすげえ失礼だからね。ま、妄想して楽しむだけにしとこうぜ。

373 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 22:09:31 ID:phT9WvAy
>>371
多重クロスはあかん、あかんえ…………収拾付かなくなるのが目に見えてるから。
イヤ俺だって正直読みたいぜ?けどロクな事になりそうにないんだもんなァ。

374 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 22:11:00 ID:4g+82Gz7
確かに阿部さんと熊先生がクロスするなんて収集つかないよなぁ・・・

375 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 22:11:46 ID:46QD8MFl
>>374
何つー例えだw

376 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 22:12:34 ID:guvhTalq
本当に何も考えていない馬鹿ばかりになってしまったんだな
いくら春休みで暇人が多いからってこれはひどい

377 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 22:14:25 ID:sadKu9q5
三次創作の多重クロスなんて惨事創作以外の何物でもないんだがな。

378 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 22:15:31 ID:yi/zTTYl
>>374
関係ないが昔、どす恋ジゴロVS阿部さんという狂ってるとしか思えんSS読んだことあるw

379 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 22:19:55 ID:Vhy8TYyZ
このか、大阪、ハヤテの三人を召還してたやつもあったな。
クロスさせるのは自由だけど、本スレは避けた方が良いだろうな。

380 :ルイズVSマジク〜史上最哀の会合〜:2008/03/17(月) 22:20:02 ID:Al+FQBZs
私が書いている話のは、特典CDも参考にしています。
指名手配の件は、フォルテがプルートと取引したことにしてます。
ただ、そのうちマジクを助けるために…(以下略)
設定だけではいけないなら、そのうち番外編で。

381 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 22:25:57 ID:medj/RiQ
>>378
ちゃうちゃう、このスレで呼ばれたクロスオーバー作品の、そのまたクロスオーバー。
このあいだ、100スレ記念企画でやってたジャン? あんなかんじの。
俺は思いっきり楽しんで読めたけど、不評の声も大きかったんだよねぇ。

382 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 22:27:37 ID:medj/RiQ
>>381
ごめ、まちがえた。>>379でした。

383 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 22:27:48 ID:5bvMPzPU
>>374
貂蝉(CV・若本)も参戦でさらに修羅の極みですね、わかります。

384 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 22:44:09 ID:C82pg0+n
久しぶりに来たら烈光が召喚されてた
今飛駆鳥大将軍作ってたから凄くタイムリー
新世に転生するのかな
そういや轟天いないから烈光の鎧使えないのか・・・

385 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 22:57:05 ID:5x/sAdnW
>>351
超少女だと異世界であるハルケギニアの自然が受け入れて力を貸してくれるかで話が変わりそう。

もし力を貸してくれる場合、百合的展開を経てルイスも自然の加護を得るとか。


386 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 22:58:06 ID:5x/sAdnW
訂正(汗

ルイス→ルイズ

387 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 23:03:08 ID:vt5GCjCw
以外にネタにされてそうでされてない作品群てどんなのがあるかね?
ネギま!、ナデシコ、リトバス以外の鍵作品、うたわれ以外の葉作品…

ネギま!勢がほとんどネタにされてないのは?

388 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 23:05:02 ID:zB931F4N
>>387
魔法を使えるネギが召喚されたらルイズが嫉妬に狂う、という訳の分からん理由が出されてたな。

389 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 23:05:30 ID:93/SLgcj
ネギがいてナンボのキャラが多からじゃないの。

390 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 23:10:34 ID:+Tnoy8HS
面白くないからに決まってんだろ

391 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 23:11:27 ID:VUlBvM6l
ネギとこのこのなら来ています。ネギは短編で泣いてばかりだったけど。

そういえばエヴァンジェリンが銀の鏡に触れたらどうなるんでしょうか?

392 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 23:12:19 ID:phT9WvAy
三人は?はやてや大阪さんも一緒だけど。
あと小ネタに故郷壊滅時のネギが喚ばれるのがあったはずだが。

393 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 23:13:37 ID:wUvhP7ou
各地での超人化のお陰でやり辛いが、ちゃんと書くならナデシコのアキトなんかは結構面白そうなキャラなんだよな
TV版ならコック見習い設定でマルトー親方に弟子入りしそうだし、
タルブ村にあったエステバリスをコルベール先生が「こんなこともあろうかと!」とか言ってヘビテバリスに改造してくれそうだし。

黒アキトも本来そんなに強いキャラじゃないし、五感なし状態をルイズとの使い魔リンクで補うとかやったらそれなりに面白そう。
「ゼロのルイズがゴキブリみたいな格好の男を召喚したぞ!」なんてのも悪くない。

394 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 23:14:39 ID:HMCD3mIM
気の毒なヤン提督で思いついたが

これまでは「文明や魔法が発達した世界から武器を召喚して俺Tueeee」なんてのが多かった
というかゼロ魔本編がそういうノリだった


だが、「文明が発達しすぎた世界だったために、ハルケギニアとの正常な接触が出来なくなった」という展開
今までに無かったんじゃなかろうか

395 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 23:19:18 ID:dTd8kJm2
Worth1000.com | Photoshop Contests | Are you Worthy? | contest
http://www.worth1000.com/contest.asp?contest_id=4767&display=photoshop#entries
Charmander Lizard by bendhoward

リアルポケモンにリアルフレイムがいた
かなりきもいなw

396 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 23:22:36 ID:46QD8MFl
>>393
>改造
いやー、流石にコッパゲ先生だけでは無理なんじゃね?
テクノロジーの差がでかすぎる
アカデミーの協力でもあれば変わってくるかも知れないけど色々リスク有りそうだし


397 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 23:23:49 ID:qKbjMNG0
そうだね。
核兵器関連でその手の議論が出る事は今まで何度かあったけど、
実際にSSにされたのは提督くらいのモンじゃないかな?

398 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 23:24:22 ID:Gxnj/6ES
>>393
ゴキブリみたいなって言ったらゼロスか太公望を思い出すw
スレイヤーズまたアニメ化ってマジっすか…

399 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 23:25:53 ID:kxogbcxV
>>393
ナデシコは呼ぶと面白いキャラが多い

ウリバタケだったらコルベールと組んで珍発明談義
ホウメイならマルトーと組んで料理談義
プロスならマザリーニと組んで裏工作談義
サブロウタならギーシュと組んでナンパ談義
ルリならタバサと組んで図書館に引きこもり

戦闘シーンなんかいらないなぁ

400 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 23:28:07 ID:xiKGGOLi
>>398
りょ、りょ、呂布だぁぁぁぁぁ

ゴキならこれだろ

401 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 23:29:59 ID:wUvhP7ou
>>396
ごめん、俺のイメージでは原作でゼロ戦にやったみたいに、
武装の尽きたエステにへび君装備をごてごてくっつける感じだったんだ
肩にでっかいへび君が乗っかってたり、頭からへび君が生えてたり

402 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 23:32:26 ID:zB931F4N
>>401
壊れてるのを修理するのではなく、無いものを新しく作り出さないといけないんだぜ?

エステは電源無しだし。

403 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 23:35:10 ID:XhSaNZgS
一般のエステは相転移エンジンからのエネルギー波動が無いと動かないけど
サリナは相転移エンジン内蔵してるぞ

404 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 23:37:01 ID:fAheb0wb
>>403
二次(スパロボも含む)に毒されすぎですな
サレナはエステと変わらんよ

405 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 23:37:33 ID:93/SLgcj
ブラックサレナは大きいだか複数だかの電池を搭載しているだけで、
相転移エンジンは積んでないよ。

積んでいるというと問答無用でU1か邪気眼SS作者扱いされるから
気を付けた方が良い。

406 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 23:38:05 ID:kxogbcxV
>>402
長期作戦用バッテリーパックを山ほど抱えて出撃したことあったから
召喚された時に持ってればいいんじゃないか?

407 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 23:38:11 ID:XhSaNZgS
イネスさんを忘れてはいけない
あの人ならルイズ=虚無は直ぐ見抜くだろうし、A級ジャンパーだから防御も完璧だ

408 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 23:39:35 ID:2ezfpxnR
ええい、もうウリエルと戦闘中のダークシュナイダーでも召喚してしまえ
何年闘ってるんだあいつらは

409 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 23:41:07 ID:vt5GCjCw
ナデシコならシエスタの祖母は原作で消えたイツキ・カザマあたりなんだろうが…
エステはコッパげがノトPCの電源入れた容量で充電できんかね?

ネギま!なら他サイトで夕映+オコジョが召喚された話を見た(一話だけ)
明日菜あたりが魔法無効能力化を駆使して暴れて欲しいが

410 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 23:41:51 ID:XhSaNZgS
そうかナデシコSSではエンジン積んでるのがデフォだが、あれはSSのオリジナル設定だったのか
ナデシコSSはオリ設定が公式設定化しているのが多いな、気を付けよう

411 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 23:43:41 ID:JnLN0AY8
>>403
>相転移エンジン内蔵
ねーよwww
と思いつつウィキペたんで確認に行ったら、なぜか内臓されてることになってて吹いた
あれ?

412 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 23:46:00 ID:XhSaNZgS
そうだ、設定で聞きたい事があるのだが
使い魔のルーンが召還者への好意を刷り込む、と言うのはSSのオリ、それとも公式
そうなると、サイトがルイズを好きなのも単なるルーンの効果って事なのかな、と


413 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 23:46:10 ID:vt5GCjCw
提督のノリでやるなら聖地には火星遺跡があるわけだが…

414 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 23:47:20 ID:P/PGuEBL
>>412
サイトの場合、天性のMだからだろw

415 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 23:52:21 ID:Gxnj/6ES
>>409
イツキ・カザマはサターンのThe blank of 3yearsで保管されてるんだよな、あれは今でも好きな作品だ。
ルリの相手はカイトが相応しいと思う俺マイノリティ

416 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 23:54:46 ID:OZLDBQjJ
ttp://anime3.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1204218994/l50

417 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 23:54:47 ID:Gxnj/6ES
×保管
○補完

418 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 23:56:58 ID:P59ZZvap
>>411
確かスパロボで準公式に格上げされたんじゃなかったっけ?

エステ自体が動力を外部からのエネルギー供給に頼ることで徹底的に小型化・簡素化した機体なのに、
その小さな機体に小型相転移エンジンとかいう謎の機構を組み込むなんて設計思想に反しているし、
そもそも物理的にそんなスペースねぇよなわけだがw

419 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/17(月) 23:58:01 ID:Wyfel3wS
あれは実は重要な作品だよね
あの中で、ボソンジャンプは何の為にあるのか 誰が何時何の為に遺跡を作ったのか が語られているんだから

420 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 00:01:25 ID:kxogbcxV
どっちにしろゼロ魔クロスとしてネタにする場合は制約が多いよね
火星遺跡がないとボソンジャンプが成り立たないからなぁ
クリスタルも無いだろうからテンカワ夫妻とかイネスのネタが半減するかも

421 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 00:01:47 ID:Wyfel3wS
>>412
公式ではない
確か、行き成り契約と言う行為に対するヘイトの理由付けとしてSSで生まれた設定だったと
もし公式だとすると、正に『サイトがルイズを好きなのも単なるルーンの効果』って事になるので
流石にそう言う事にはしないでしょう

422 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 00:01:52 ID:93/SLgcj
スパロボで積んでいるのはシステム上の事なんだろうけどねぇ。

アレをゲームで再現するにはパイロットのステータスを上げまくるか、
機体の数値そのものをバケモノにするか。

MS落とすのに原作ではビームライフル1発で釣りがくるのに
スパロボでは4,5発当てても落ちなかったりしちゃうからな。

423 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 00:01:58 ID:oMpRhIvB
>>405
まあ「スパロボのナデシコ勢」だったら違和感は無いですけどね(エンジン搭載)
でもそれだと三次創作…って事になるのか(スパロボは「オフィシャル二次創作」)

スパロボからメカ召喚…「ハガネ」や「マクロス」を機体込みで召喚してもパイロットいないと
ガンダールブをルイズに付けて毎回使い捨てみたいに機体乗り換え…
「何でも修理(整備)出来るルーン」って無いんだろうか

424 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 00:02:21 ID:iXRKYFbt
>>412
召喚された瞬間にサイトはルイズに一目惚れしてるからルーンの洗脳効果は関係無いよ。

425 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 00:02:32 ID:fAheb0wb
スパロボで言及されたのがRだから信用しないほうがいいよ>相転移搭載
あれボソンジャンプの理論も間違ってるし
それ以降もEN回復あるけどね

426 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 00:02:32 ID:TS3zFWtf
>>411
サレナは装甲下にバッタのジェネレーター内臓してるから継戦能力が普通のエステよか高いだけで有ってるよ

黒アキト召還モノ想像したらラピスと一緒に召還されて幼女を連れた黒尽くめの変体呼ばわりされるのが思い浮かんだんだ…


ところで月面フレームって地上で戦えたっけ?

427 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 00:04:51 ID:lDcf/vH7
>>418
サレナはエステに外部装甲を兼ねた強化パーツを取り付け自力での長距離ボソンジャンプによる強襲を可能にした機体だから、
基本、拠点防衛用のエステとは根本的に運用思想が違うとは思うけどね。
とはいえ技術的に小型相転移炉はまず無理だわなぁ。

428 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 00:05:13 ID:QTPWD8gT
>>426
あくまでも月面の低重力に対応したフレームなんだし、約6倍の重力に耐えられるとは思えんが。

429 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 00:05:39 ID:BTU4RlMQ
>>412
確か、主人の命令を理解ができるくらいに知能が引き上げられる
ってのは読んだ気がするけど、好意の刷り込みは出てかったと思う

430 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 00:05:39 ID:v9i1ke0J
ルイズも見掛けロリ
で、タバサとも仲良くなったら
もう確定だ〜〜

431 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 00:06:54 ID:RvbRaUwR
二つ○をつけてちょっぴり大人さ

432 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 00:07:53 ID:6prtSzOc
ルーンの好意の刷り込みと言うか
主人に都合のいいように記憶の改竄されるのは
11巻p212に書いてあった

433 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 00:09:01 ID:v9i1ke0J
SSではハルケギニアは異世界じゃなく遠方の惑星ってのが多いから
そうすればボソンジャンプは使えるんじゃない

434 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 00:10:03 ID:Sa8+CcVE
>>424
>この子、可愛いのに、妙な宗教にハマってるのか、とちょっぴり哀れになる
>貴族? アホか。何が貴族だ。お前らはただの変態コスプレ新興宗教野郎じゃないかよ
>俺のファーストキス! でも、こんなところで、こんなワケのわからんヤツに奪われるなんて!
>顔を真っ赤にしている。生意気に照れているらしい。アホが、と思った。


これがノボル流の一目惚れの表現ですww

435 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 00:12:02 ID:VhyhPIvP
>>432
きゅいきゅいのように人間に変身できる使い魔を召喚できて
それがメスだったときには… (゚A゚;)ゴクリ
ちょっとサモン・サーヴァントしてくる

436 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 00:12:22 ID:bAtaC+z+
>>433
遺跡の演算能力の及ぶ範囲にハルケギニアが位置してるならボソンジャンプは可能だろうな。



でもそうなったら即行ボソンジャンプで帰ってしまうだろうけどw

437 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 00:12:58 ID:5oHtEMNY
>>428
そっか
まあ月面と中破状態のエステ何機か有れば動けない月面戦艦につんで月面から重力波ビーム照射で擬似ナデシコ運用出来るかもしれんね
……やはりウリピーとジャンクパーツ必須か

>>420
遺跡は時間や空間を超越した存在らしいから大丈夫じゃないか?

438 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 00:14:17 ID:lDcf/vH7
>>431
霊界探偵になった直後の浦飯幽助召喚ってのを思いついた。
武器は後頭部に直撃で、大人1人を気絶させる事が出来る程度の威力の霊丸(一日一発限定)と霊界探偵七つ道具。

439 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 00:15:33 ID:hzAsE9nG
>>435
つ夢幻竜

440 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 00:16:29 ID:5V3OcNZ8
ナデシコの二次創作って設定勝手に作ってるの多いから、そんなの呼び出されんじゃないかと不安だわ…

441 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 00:17:22 ID:PxKqg02N
>>438
そして7万人と戦ったあとは…

442 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 00:19:09 ID:4l0YbbLE
>>440
マシンチャイルドとか二次創作設定なのに原作見てるファンですら公式設定と勘違いしてしまう位
広まってる設定も多いしな。

443 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 00:20:04 ID:H847LkoG
>>438
それすると、ギーシュ戦でゴーレム無視ってギーシュに霊丸をぶっ放しそうだなw
それにもしも、ギーシュとかメイジの脇腹に本気でボディーブロー叩き込んだ場合…
桑原と違って鍛えてないから、内臓破裂するんじゃね?
ゼロ魔世界って、内臓破裂しても魔法で直せるんだろうか…
それが出来なきゃ、死にかねんわけだけど

444 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 00:23:53 ID:9yE2MWbr
霊界探偵なった直後はそれほど強くはなかったような。
まぁ人並み以上強かったけど、それでも人間の範囲の強さで。

445 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 00:25:17 ID:QTPWD8gT
>>443
当時の浦飯のパワーはまだ人間の範疇レベルだから内臓破裂まではいかんでしょ。
半月くらいまともにメシが食えなくなるだろうけど。

446 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 00:28:09 ID:lDcf/vH7
つか当時の幽助だと不意打ちで霊丸を本体に当てる以外、ギーシュに勝つ見込み無いと思うんだ。
その切り札の霊丸すら一日一発しか撃てないので外したらアウトというリスクの高さ。
この程度の強さがパワーバランス的に丁度いいかなぁと。


447 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 00:28:51 ID:v9i1ke0J
SS設定だとボソンジャンプは移動距離と質量の総和によってジャンパーへの負担が決まるから
太陽系と遠く離れた惑星では無理だろう

448 :珍SD戦国伝 ゼロの大将軍:2008/03/18(火) 00:30:09 ID:95MgbMTS
こんばんは、駄文ながらもご評価頂き感謝しております。

本日第2弾が完成しましたので投下したいと思います。。

449 :珍SD戦国伝 ゼロの大将軍 2:2008/03/18(火) 00:34:00 ID:95MgbMTS
2-1  烈光頑駄無の憂鬱

トリスティン魔法学院学生寮

日は西の彼方に没し去って、二つの月が大地を照らす。
「・・・はぁ(月が二つって、何で二つもあるのだよ?一個で充分だろ)」
「・・・はぁ(なんでこんなヘンテコゴーレムが使い魔なの?おまけに主人に対する口の聞き方もなってないし)」
互いの溜息が静かな部屋で険悪な空気を形成しつつあった。二人とも昼の一件から喧嘩後のカップル宜しく、
一言も発していない。
烈光は月をじっと見たまま、ルイズは鏡台に向かい、左手の人差し指をカタカタと音を立てていた。

1時間後・・・ぽっぽー、ぽっぽー(ハト時計)

突然ルイズが立ち上がり、烈光に近づく。
「何だよ?」
気配を感じ、振り向く烈光。
「わたし、もう寝るから。明日は私より早く起きて起こして頂戴」
「何で?」
「あんたは私の使い魔なんだから、それくらい当然でしょ?」
「どこが?」
「どうしてあんたは素直に人の言うことが聞けないの!?」
「理不尽な命令に従う気はない」
「あ、そう・・・ならいいわ。その代わり、明日からご飯抜きだから」
「・・・(ぐっ、生活権はこいつが握ってるのをすっかり忘れてた)。
わ、わかった」
どんな強者でも、腹が減っては戦は出来ぬ。さすがの烈光もこれ以上は
逆らえなかった。
「これ、洗濯しといて」
ルイズが脱いだ制服を烈光に投げつける。
「な、それも俺がやるのか?」
「使い魔なんだから当然でしょ」
ルイズはキャミソールを脱ぎながら言う。キャミソールも烈光に投げた。
「これも?」
「そうよ、明日までに洗っといて」
ショーツを投げてから、ルイズはネグリジェを着てベッドに入る。
「で、俺の寝る場所は?」
角飾りにショーツが掛かったまま、烈光が尋ねる。
「あんたのはそこにあるでしょ?」
指差す先には藁の山。もういちいち口答えするのも馬鹿らしくなったのか、
無言で藁の山に身を埋めた。


450 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 00:34:44 ID:vf3h6kvp
>>411,>>418
少なくとも、ナデシコ映画版までの設定だと、相転移炉本体のダウンサイジングとか改良に成功したって話は一切ないんだよなぁ
下手すりゃ、TV本編時のまま、理解せずにデッドコピーしてるだけかも


451 :珍SD戦国伝 ゼロの大将軍 2:2008/03/18(火) 00:34:50 ID:95MgbMTS
2-2

トリスティン魔法学院書庫
日付が変わろうとしている時間にも関わらず、コルベールはノートと
書物を見比べていた。
夕方から調べたため、集中力が途切れがちになる。
「(だめだ!集中力が疎かになれば見落とす可能性がある)」
自分に何度も渇を入れながら、ノートに書き記したルーン文字のスケッチ
が書物に載っているか調べていた。
ルーン文字は契約時、使い魔全てに刻まれるが、キュルケやタバサが召喚した
強力な使い魔のものではなく、ルイズが召喚した、全く分けの判らない謎の
ゴーレムに刻まれた文字が気になり、寝る間も惜しんで探しているのだ。
場合によっては、学院長に報告しなければならなかった。
「(確か、彼の名は烈光頑駄無とか言っていたが・・・待てよ?)」
思い当たる節があるらしく、天井に視線を移し、ブツブツ言い出した。
「(頑駄・・・ガンダ・・・・・・も、もしや!)」
最初に見た本をもう一度見直した。
「あった!これだ!!」
開いたページは拍子に近い91ページ目、そこにお目当ての文字が記されていた。
「間違いない・・・これは学院長に報告しなければ!!」
外の方を見る。空は群青色が薄れ、東から日が昇りつつあった。
「(やれやれ)」
最初の本を見落としていたのがショックだったか、急に眠気が襲ってきた。


烈光の使い魔生活2日目がスタートした。
先ず行うこと。主を起こし、制服に着替えさせる。
「おい、いつまで寝てるんだ?7時を13分も回っているじゃないか」
「んー、あんたは誰?」
「とっとと着ろ」
昨日の仕返しとばかりに制服を投げつけた。
「ふあぁ、使い魔、昨日召喚したんだっけ・・・下着は?」
「知るか」
「下の引き出し」
顎で示すルイズ。
「はいよ」
ショーツとキャミソールも投げて渡す。しかしルイズは一向に着ようとしない。
そしてじっとりと烈光を睨む。
「何だよ?」
「着せて」
「(゚Д゚)ハァ?」
「着せてって言ってるでしょ?」
「自分で切れないのかよ?」
「貴族は下僕がいる場合、下僕に着させるのよ」
「はいよ・・・(ああ、朝から憂鬱だ)」

452 :珍SD戦国伝 ゼロの大将軍 2:2008/03/18(火) 00:37:31 ID:95MgbMTS
2-3

この日、ルイズたち二年生の授業はなく、各自使い魔とのコミュニケーションを深めていた。
「あら?」
「む?何だこいつは?」
身構える烈光、ルイズは露骨に嫌な顔をした。
「あなた、サラマンダーを見るのは初めて?」
「まあな。あんたに随分と懐いてるようだが?」
「当たり前じゃない、契約を交わした使い魔は主人の絶対忠実」
「ぎゅるっ」
「主人に歯向うなんてしないし」
「ぎゅ〜〜」
尻尾を振るサラマンダー。
「余計なお世話よ」
ライバルが使い魔と良好な関係に腹が立ったらしい。
「(こいつじゃ他の使い魔でも多分だめだろうな)」
傍にいても口げんかに巻き込まれるのがオチなので烈光は適当にうろつくことにした。
他の学生の使い魔を見てみるのも悪くなかった。自分が召喚された原因が判るかもしれないと
思ったからだ。
「しかし、俺みたいなのは一人もいないな・・・」
仲間もいるかもと淡い期待もしたが、それは皆無だった。
「君!ケーキを持ってくるのが遅いじゃないか!?」
「ご、ごめんなさい」
近くで言い争いをしている。見てみると、金髪の男が机を叩いて頭巾を被った女性を責立てていた。
「ああいうのは自分より弱い者には付け上るタイプだ」
ボソッと人に聞こえない程度に言う。
「誰のことです?」
茶色のマントの女性が烈光に尋ねた。
「ああ、あそこの金髪の・・・」
「ギーシュ様!!」
烈光が指差す先の男に用があるらしく、その女性はそのまま走り去っていった。
「ありゃりゃ、不味いこと言っちまったなぁ」
これがきっかけで面倒な事に巻き込まれるとは彼は気づいていなかった。

―次回を待て!―

※訂正がございます。
2-2下から3段目の「自分で切れないのかよ?」 は
正しくは「自分で着れないのかよ?」 の間違いです。
失礼いたしました。




453 :珍SD戦国伝 ゼロの大将軍 2:2008/03/18(火) 00:40:28 ID:95MgbMTS
今回の投下分は以上です。

では失礼します。

454 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 00:46:12 ID:MSMMJQ6A
地の文少ないな……

455 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 00:49:34 ID:/zZR2NFO
( ゚д゚ )

456 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 01:16:49 ID:PKgV3ff1
あの…、ガンダムはこちらでどうぞ

ガンダム(シャア専用classic@2ch掲示板)
もしルイズが召喚したのがトレーズ様だったら
ttp://anime3.2ch.net/test/read.cgi/x3/1179833984/l50

457 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 01:17:25 ID:HfsZxcf4
投下乙です
ってか、自我持ってるガーゴイル&ゴーレムは存在しないから激レア→コルベール先生大暴走


みたいな妄想してみたり

458 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 01:19:06 ID:VNoq41hI
乙なんだが、地の文をもっと増やしたほうが良いぞ。

459 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 01:21:48 ID:ycqWugNT


>>456
ここでいいんじゃない?
推奨スレに行くのって強制じゃないしね
っつーか武者頑駄無をガンダムと同じ世界観で語るのは抵抗感ありまくりw

460 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 01:21:55 ID:oLdY2IrZ
話題吹き飛ばしてくれてGJ

461 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 01:22:04 ID:v82Ftsgf
SD(自律キャラ化)は100歩譲れるだろ
モビルスーツは人の操縦するメカである各種本流系(乗らなきゃ常人の範疇)は駄目だが

462 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 01:37:43 ID:iZsVMwAC
黒の十三番を召喚させてみたいんだがどうだろうか
知ってる人いなさそうだったら書かないほうがいいんかな?

463 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 01:38:45 ID:iZsVMwAC
ごめんなさい
さげ忘れです。

464 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 01:40:26 ID:HfsZxcf4
ハロだっけ?丸いヤツなんだが・・あれ呼んだら・・・ダメだ使えませんな(´・ω・`)

465 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 01:44:31 ID:Xk1nrX7N
>>456
向こうのスレをちゃんと見て言うんだ
向こうはWおよび宇宙世紀な風潮がある
でもって元々そんな感じでこっちと向こうである程度使い分けされてる

466 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 02:03:09 ID:Hk/VRWUT
>>464
Gジェネのハロなら・・・

467 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 02:09:57 ID:aRCT0y+4
>>466
アイツはドリルとかエグい武器持ってるからやめてくれw

468 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 02:11:39 ID:JXMmtufG
>>467
小ネタにしかならなさそうだなw

469 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 02:14:34 ID:GIKDJMyu
ガンダム無双の武者ガンダムズは?自己意識はあるけど乗れるマシンでもある。

470 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 02:16:19 ID:cfJ3z4hJ
>>383
主人公のち○こ太守をサイトの変わりに召喚した場合、まさにどこのエロゲ?になるなw

471 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 02:43:44 ID:3Ja2fiSY
自立型のロボなら、「勇者シリーズ」こそその宝庫だろうに!
火鳥兄ちゃん(太陽の勇者ファイバード)なら、ファイヤージェットやフレイムブレスター召喚可能
の条件なら、かなり役立つ使い魔だと思うんだが(フーケの野望を学院内で阻止&アルビオンまで短
時間で急行&暗殺阻止)。

472 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 02:46:06 ID:25HDSn4p
自律型のロボと聞いて真っ先に浮かぶのが美春な俺って…

473 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 02:52:45 ID:3oTCci6v
自立型ロボと聞いて浮かぶのが
桜花や菊花な自分のようなギャグ好き人間もいるぜ


474 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 02:53:09 ID:jcVW5qvp
鉄機武者鋼丸を召喚するとどうだろう。
怒りが頂点に達すると巨大変形「金剛鋼丸形態」になる。
だが敵味方構わず攻撃する破壊の化身だけど。

475 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 03:00:24 ID:25HDSn4p
>>473
そしてそのフレーズで連想するのは某snow。どう見ても(ry

476 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 03:06:17 ID:CjrrgBct
ここでまさかのイモ掘りロボットゴンスケ

477 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 03:07:08 ID:CjrrgBct
すまねえ、ageてしまった

478 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 03:13:34 ID:n/dFYsti
自律ロボの話でなぜパクマンさんが出てこない

479 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 03:14:55 ID:n/dFYsti
…ああ、『自分を律する』ことができてないからか。

480 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 03:21:51 ID:ASQfBY35
自立型ロボねぇ・・・
ゾイドならああみえても生き物ですから自己修復能力が有りますよ
問題は主食(燃料)のレッゲルを取りに行くのが苦労することか・・・
(天然のリッゲルは温泉地か火山地帯にてとれる)

481 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 03:29:44 ID:HQcuGT03
自立型ロボといえばもう召喚されてるな

メカ進藤

482 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 03:31:29 ID:2fKkdLTz
自立型ロボでツインシグナルを思い出した。

483 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 03:31:58 ID:25HDSn4p
メカ沢……

484 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 03:32:38 ID:nF6H4xAB
>>480
自立型と言っても大きさが祟って話に絡め辛いと言うロボ物共通の、
そしてほぼ解決不可能の問題点がある


485 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 03:34:26 ID:9yE2MWbr
>>482
自己修復、自己進化機能付きだっけ?

あれってラストどうなったっけ?
創刊分裂のゴタゴタでガンガン系は良くわからなくなっちゃったんで。

486 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 03:45:55 ID:2fKkdLTz
ラストはクエーサーのA-Qシリーズとの戦いでまぁラスボス倒して、その後の自爆も防げて大団円…だったかな。
EN無限だし自己修復できるからロボ系の中では制約が少ないな。派手な技ないけど。

487 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 03:51:51 ID:9yE2MWbr
サンクス

制約は無さそうだな。
その分機械だと言うことを理解してもらうのが大変そうだけど。

あと主人公のくしゃみで大きくなったり小さくなったりするのをどうするか、
ってところか。

488 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 03:55:34 ID:rcxjn8s+
信彦がいなかったら
チビを召喚したルイズは悲惨だな
泣くわ暴れるわチョコねだるわ

ファンタジーゲームの世界に迷い込んだ
チビの話があったっけ

489 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 04:03:49 ID:2fKkdLTz
召喚時の爆発のせいで失敗魔法に反応することに…


490 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 04:06:21 ID:K80ZNZeM
ちびはあれでなかなか高スペックだぞ
大人より頭良いし

491 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 04:19:51 ID:9yE2MWbr
そういえばトリステン辺りにチョコレートやコーヒーってあるのかな。
とりあえずお茶はあるみたいだけど、

どちらもこちらの世界では大航海時代で世界に知られるようになって、
つくられる地域の限られているモノだけど。

香辛料とかもどうだっけ?
16世紀辺りだと砂金並の価値だっけ?

492 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 04:22:35 ID:1xFAENA7
>>453
ただのコピペ改変状態。
せめて烈光の性格ぐらいちゃんとしろよ、大将軍列伝やってから来い

493 :LFO:2008/03/18(火) 05:51:16 ID:sV69hTgY
こんな時間ですが、1〜2分後から投下して宜しいでしょうか?

494 :LFO:2008/03/18(火) 05:53:03 ID:sV69hTgY
では投下します。

Louise and Little Familiar’s Order 「Acting as her master and her parent is hard」

「じゃあ、ミー。これから使い魔の役割を話すけどいい?」
「やくわり?やくわりって?」
「役割って言うのはしなくちゃいけない事の事を言うのよ。」

ルイズとミーはテーブルを挟んで椅子に座っていた。
そうでもしなければミーは駄々をこね出すだろうと思ったからだ。
自分で彼女を『立派な使い魔にしてみせる』と言った以上、もうおいそれと泣かせる訳にはいかないのだ。
しかし、いきなり役割という言葉の意味について訊かれるなんて思ってもみなかった。

「先ず、使い魔は主人の目となり耳となる能力が与えられるわ。早く言えば感覚の共有。でも駄目ね。どんなに集中しても、私あんたが見ている物見えないもの。」
「かんかくのきょうゆう?何?それ?」
「それもそこから説明しなきゃいけないの?まあ、あんたの年じゃ無理も無いわね。それと使い魔は主人の望む物を持って来なきゃいけないのよ。大方は秘薬の材料だったりする事があるけど……」

『望む物を持って来る』。その言葉を聞いてミーの心に一つの存在が浮かんだ。
嘗て、彼女の寂しいという感情が生み出したその存在は猛々しく、雄雄しく、常に彼女の望む物を与えてくれた。
例え、望んだ物が仮初めの間しか持ち得る事を許されないといった物であったとしても、それは何の文句一つ言う事も無く従ってくれた。
その存在は正にその時丁度いなくなっていた彼女の父親の代わりでもあった。
最終的に、それは彼女を外界へと目を向けさせるべく、その幇助をした後、彼女が持つ幻想の世界へと帰っていったが。
だが、それからほんの一週間も経たない内に、今度は自分が今目の前にいるルイズに対して何か持って来なければならないのだ。
しかし、出来るだろうとか考える間も無く、ルイズは落胆した表情で続けた。

「でもそれも駄目そうね……あんた、材料云々よりさっき言った感覚の共有みたいに、『秘薬』って言葉自体も知らなさそうだもの。」
「うん。知らない。」
「でしょうね……って言うか知ってたとしても、それに伴う知識が無かったんじゃお話にならないし。それと一番大切な事なんだけど、使い魔は主人を守る存在なの。
自分の力を生かして主人を敵から守るのが一番の役目……」

そこまで言いかけてルイズはミーを見つめなおす。
身長100〜110サント程度しかない、まさにちびっ子のミーに一体何が出来るというのだろうか?
手頃な武器にしたってナイフ系統の物しかないし、この分では烏にだって負けてしまうだろう。
これに関しては期待するのも、深く考えるのも意味無い事だ。
あと残されている事といえば……

「いいわ。自分の身くらい自分で守れ、って事にしておくわ。先ずはあんたに出来そうな事からさせてあげる。この部屋の掃除や服の洗濯くらいなら出来そうかしら。
後は細々とした雑用とか。でもそれだけしかさせないわけじゃないわよ。これから色んな事を覚えていって色んな事をしてもらうわ。」

正直そういった事しか浮かんで来なかった。
それからルイズは大きな生欠伸をして眠たげに言う。



495 :LFO:2008/03/18(火) 05:54:22 ID:sV69hTgY
翌日、ルイズの部屋の前にはキュルケとその友人タバサが立っていた。
理由は朝食の時間が近くなっても、ルイズが一向に起きて来ないからである。
いつもなら気にする事も無くさっさと食堂へ向かうのだが、昨日の今日なので放って置く事も出来なかったからだ。
キュルケは取り敢えず部屋の扉を何回かノックしてみる。
しかし扉の向こうは無反応だった。まさかまだ寝ているのだろうか?
今度は大きな声も一緒にしてノックしてみる。

「ルイズ、起きなさい!そろそろ朝食の時間よ!起きなくていいの?!」

すると数秒後、部屋の中から爆発めいた悲鳴があがり、次いでどたばたと騒ぐ音、ミーと思しき小さい子供がぐずる音が聞こえてきた。
それに伴い、『神聖な貴族のベッドで何してくれてんのよ!』だとか『朝になったんだから起こすとか気を利かしなさいよ、このバカッ!』という言葉が聞こえてくる。
外にいても中の様子は容易に想像がついた。
そしてそれから1〜2分程経った頃だろうか、荒い息をしたルイズが部屋から大慌てで出て来た。

「いい?!染み一つ無いようにメイドときちんと洗濯しておくのよ!それから部屋の換気をしっかりしておきなさいよ!帰って来た時に二つともしてなかったら御仕置き上乗せだからね!」

部屋の中に向かって大声で怒鳴ったルイズは、髪を梳かす時間を省いたためか頭はボサボサのままだった。
顔は真っ赤に上気し息も荒い。
服も大急ぎで袖を通した為か少々縒れている所があった。

「おはよ!」
「お、お早う。ルイズ。どうかしたの?」
「何でもないわ。さ、早く食堂に行くわよ!」
「え、ええ。あ、あの子は?まだ部屋の中にいるんでしょう?」
「知らないッ!!」

ルイズはキュルケを怒鳴りつけてその場を後にする。
部屋の中で何が起きたのか大体の察しがついたが、それをとやかく訊けば余計ルイズを怒らせる事になりそうだと感じたキュルケは黙っておく事にした。
それにもう少しすれば、学院専属のメイド達が部屋にやって来ることだろう。
その中に昨日会ったメイドがいれば問題はないのであるが……
後ろ髪を引かれるような思いを残しながらも、キュルケはタバサと共にその場を後にした。

ルイズがいなくなった部屋の中で、ミーは毛布に包まりながら泣いていた。
この年になってベッドの上でやらかすのは初めてではなかったが、少し前に比べると回数がほぼ零に近くなっていただけにショックは大きかった。
しかし、ルイズと接しながら昨日覚えた事だがいつまでも泣いていていい訳が無い。
彼女は下着を脱いでから、昨日自分が着ていた服を手に取り袖を通した。
朝になってお腹も空いていたが、昨日主人となったルイズから言われた事をやらなければご飯も貰えない。
何よりキツい御仕置きが待っていると思った彼女は、床に散らばっているルイズの服、それと自分の下着とベッドのシーツと毛布を集めて抱えた。
バランス的にかなり危ない図になったが、籠などの入れ物が無い以上仕方が無い。
そして危ない足取りで部屋を出ようとした時だった。
何の前触れも無く扉が開き、一人のメイドが部屋に入って来た。
そのメイドとは……ミーにとっては幸運な事に、昨日厨房で会ったシエスタというメイドだった。
シエスタにとっては部屋の扉を開けた瞬間、洗濯物の山がひょこひょこといった感じで動いているのが不思議だった。
が、よく見ればその背後に昨晩会った少女の姿があったので少々ほっとした。



496 :LFO:2008/03/18(火) 05:55:16 ID:sV69hTgY
「あ、お早う、ミーちゃん。それ、洗濯物?」
「うん。ミーが‘メイドさん’っていう人としなくちゃいけないの。」

そう言った割には量もその大きさも子供一人でどうにかなる物では無さそうだ。
自分が手伝わなければ結構な時間がかかる事だろう。

「じゃあ、お姉さんが手伝ってあげようか?お姉さんも‘メイドさん’だもの。それにそんなに沢山洗濯するなんて一人で出来ないでしょ?」
「お姉ちゃんが手伝ってくれるの?」
「そうよ。洗濯をするのは水汲み場なんだけど、そこまで案内してあげる。あと、幾つか洗濯物持ってあげる。運ぶだけでも大変じゃないかしら?」
「うん。だけど……」
「大丈夫。気にしないで。一人でやれば大変な事も二人でやれば早く済むわ。さ、水汲み場まで行きましょ。」

そう言いながら彼女はミーの抱える洗濯物を引き取りながら言った。
その途中、シエスタは何故ミーが自分の洗濯物を引き取って貰う事を躊躇したのか気付いた。
しかし彼女はその事を厳しく咎める事をせず、至って平時の表情のままミーを連れ立って部屋を後にする。
経験上、子供がやらかした時は厳しく叱りつけたりしようものなら、同じ事を繰り返す虞がある事から、それ以外の色んな策を講じる必要が有った。
シエスタが階下に向かって歩き出すと、ミーは黙ってシエスタの後ろをついて来る。
その表情は昨日会った時と同じ様に、暗くどんよりとしたものだった。
恐らく頭の中は次に主人であるルイズに会った時に、どれほど恐くてキツい御仕置きがあるのかで一杯になっているのだろう。
そんな気持ちを紛らわそうと、シエスタは努めて明るい声で話しかける。

「ねえ、ミーちゃん。お洗濯が終わったら昨日みたいにあの場所で朝食にしましょ。まだなんでしょう?」
「う、うん。」
「仕事をしたら御飯って美味しくなるのよ。それに昨日は来るのが少し遅かったけど、今日はお洗濯が終わったら昨日よりもっと沢山色んな物が食べられると思う。だからね、頑張りましょ?」
「うん。」

しかし、ミーの暗い気持ちはなかなか晴れそうにない。
洗濯をやっている内に何とかならないかと思いつつ、シエスタは外へ続く扉を開けた。

ルイズは朝食を取りながら憤慨していた。
時折、口から紡がれるのは『やっぱりベッドに入るの許すんじゃなかった』とか『よくも神聖な貴族のベッドで……』といった独り言。
その雰囲気に周りにいた者達は只ならぬ物を感じたらしく、誰も彼女に声をかけようとはしなかった。
ルイズは思う。母親代わりだなんて安易に考えすぎていた。
自分は今までに子供はおろか、年齢が下の子供に接した事なんてただの一度も無い。
だから自分が受けた育てられ方の様に、厳しく躾けるつもりでいた。
母親と一番上の姉から受けたその躾は知らず知らずの間、ルイズの心中に教育上『甘え』は毒だという考えを植えつけていたとも言える。
周囲が甘やかすような事があれば、当の本人は調子に乗って、しなくてはいけない事までしない様になってしまう。
そう強く考えている彼女の心に考えを改める余地など無かった。
何より自分のプライドがそれを許さないだろう。
しかし……周りが自分には無い物(母性とか、食事とか)を利用して自分の使い魔を釣る様になるのはもっと嫌だった。
だが、だからと言って他の人には無くて自分だけが持ちうる物が何なのだろうか見当がついた試しは無い。
魔法は成功の確率ゼロだと言われて馬鹿にされるし、何か可能性が開けたわけでもない。
そう思いつつ彼女は食事を進める。
それでも……本当はあるのだ。ルイズだけが持つ可能性が、力が。
しかし、当の本人は未だそれに気付く事も無い。
今はただ粛々と食事を進めるのみだった。


497 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 05:56:03 ID:cWbIt119
たしか弓銃壱が山篭りの類の修行をして裂光なんだぜ?
養ってもらう必要ねぇぞ。

それはそうと、武者から見ればトリステインきぞくの傲慢さは止み軍団と同等に写るかもしれねーな。

498 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 05:56:09 ID:ZV5Ab1fc
 

499 :LFO:2008/03/18(火) 05:57:23 ID:sV69hTgY
投下終了します。今回は割と短めになりました。
下の子の面倒を見るって大変だなと思いつつ書いていました。
夢幻竜の方もそろそろ再開したいと思っています。
ではまた近い内にお会いしましょう。

500 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 06:01:16 ID:ZV5Ab1fc
乙。

ミーという名前を見るたびにムーミンに出てくるミーの顔が浮かんでしまって困るw

501 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 06:47:32 ID:U900Ofr8
乙。
ムーミンのならまだまし、たまにおそまつくんのミーが浮かんでくるので頑張って打ち消してる。

502 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 07:26:49 ID:vf3h6kvp
otuです

>>ミー
なぜか、「天空戦記シュラト」に出てきた謎の小動物を(w


503 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 07:29:38 ID:GIKDJMyu
宇宙戦艦ヤマトのミーくんが頭に浮かぶ私マーメイ♪

504 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 07:34:54 ID:sBfWusub
ミーの人、乙でしたー。
ルイズとミーの関係がさらに拗れそうな気もしますが…続きが楽しみです。

>>473
>桜花や菊花な自分のようなギャグ好き人間もいるぜ
銀河お嬢様伝説ユナですね、わかります。

505 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 08:08:08 ID:Prsq05Yx
>>473
桜花って、再起動したてのだったら相当やばくね?
シエスタ以外、問答無用でビーム撃つぞ。髪が黒くないから

506 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 08:36:10 ID:+CX6lOzP
カタハネのエファorアカイイトの桂を召喚
取りあえず戦闘パートは全部ルイズが頑張って担当

507 :不謹慎?:2008/03/18(火) 10:08:37 ID:3Ja2fiSY
いっそアルビオンに、原作では若くして死んだことになっている「アーレ=ハイネセン」
が召喚されたことにして、「貴族による共和制」ではなく「身分平等を前提にした民主
共和制」を掲げる革命をさせてみてはどうだろう?
そうすれば新生アルビオン共和国によるトリステイン侵攻も「自由と民主主義を広め、
民衆を解放するため」の戦闘ということになり、評価も逆転するような・・・

508 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 10:11:41 ID:5PJ5Y+Zm
空気の読めない自己中心的な話題振りは、それに関係する作品の品位すら落とす。
覚えておいて損は無いぞ?

509 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 10:22:54 ID:HH+p3ZnZ
ケンイチの長老呼び出したら面白そうじゃね?

510 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 10:29:55 ID:5PUiS53U
>>503
ちょwwwそのミーくんかw
ヤマトに乗艦した時点でもうけっこうな老ぬこなんだったっけか

511 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 10:52:01 ID:ILNESWi3
トラジマのミーめ シリーズから持って来ればオッケー

512 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 11:01:52 ID:5PUiS53U
いなかっぺ大将のニャンコ先生もアリなんでないか、素で喋れるしw

513 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 11:02:18 ID:OwQ+Kz6Y
サイボーグクロちゃんのミーくんを……剛くん以外には従わないか

514 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 11:13:43 ID:HfsZxcf4
何故まほろさんが呼ばれないんだ・・・・

515 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 11:40:32 ID:S03sgD3S
>>506
桂ちゃんは呼ばれても血をあげる相手がいないから何とも…
スペックは高いけど空気の読める双子の方にしようぜ

516 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 12:28:47 ID:ukzsxVYW
>>513
生まれた(?)ときから剛くんを守ってきてたからなぁ。
いっそのことセットで……周り全部排除しそうだからだめか

517 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 12:32:59 ID:aXukt5C7
>>516
マタタビくんかクロちゃんは?

518 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 12:34:43 ID:dD8yw6yM
そろそろ月詠の葉月が召喚される電波が、、、、

519 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 12:46:14 ID:gXo0Sh8N
>>512
ニャンコ先生は、喋れませんぞ。
大ちゃんがネコ(というか動物)の言葉がわかるというだけです。

520 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 12:47:07 ID:DCowzRY5
クロちゃんだったらなお悪い、ルーン浮かんでも手切り離して無効にしそう
そしてハルキゲニアを火の海に…御せればかなり強いんだけど
ルイズがめっちゃ涙目になってクロちゃんが「仕方ねえな〜」って思ってくれれば…いけそうだな

521 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 12:48:44 ID:jx3fLa9h
マタタビなら飯食わせてやるっていえばホイホイついてくぞ

522 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 12:48:50 ID:Dl6JVa59
パプワくんのシンタロー呼んでみたり

聖地にあるのは方舟で、ブリミルは秘石眼だったんだよ!

523 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 12:50:12 ID:2rnjGqMk
しゃべる猫ねらみかん絵日記

524 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 12:51:24 ID:5PUiS53U
>>519
あっつ、そうだったのか・・・にわかで恥ずかしいニャリン・・・

525 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 12:53:26 ID:aXukt5C7
じゃあこいつ
つ 鈴木一郎ことジム
…そういやこいつ好きなMSはゲルググなんだよな

526 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 13:13:05 ID:eTP0thw9
アタゴオルからヒデヨシ呼ぼうぜ。

527 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 13:18:46 ID:+ssmdd2+
>>520
クロってガソリンとか液体燃料が無いとエネルギー切れになるぞ
エネルギー切れを防ぐ為にコッパゲに燃料になるものを用意してもらわんと

528 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 13:24:34 ID:ky2SjVrw
ギルティのテスタとかどーなんだろうか。
ディズィーの件もあるし、誰かの世話をするのは好きそうだけど……

529 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 13:29:47 ID:xW1MFfTX
やっぱりこいつらでしょ
つオーサム、コサム
怪獣映画のごとく暴れてくれるぜ 

530 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 13:33:38 ID:dUuNdBTz
アタゴオルなら
ヒデヨシも良いがテンプラやツキミ姫も捨てがたいぞ

531 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 13:42:34 ID:HUmo4R5i
原作スレイヤーズ!のシェーラを召還してみたり…
前の主の覇王からキッパリ道具宣言された上で滅ぼされたから、ルイズとの関わりで段々と、少しずつ、
魔族には無いはずの『正の感情』を知っていくっていうのを見てみたい。

ただそれと同時に純魔族としての純粋性も無くなって存在の危機にってのもあるかもしれないけど

532 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 13:43:23 ID:sBfWusub
森の戦士ボノロンとかどうだ。
頑ななルイズの心をうまくほぐしてくれるぞきっと。

533 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 14:08:00 ID:ZxuGlh5a
LFOって略題見てエウレカだと思った

534 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 14:30:09 ID:S2rOo4Af
兜甲児が乗ったヤツ……はTFOか。

535 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 14:42:53 ID:HfsZxcf4
スレイヤーズのリナ召喚されてましたかね?

536 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 14:48:19 ID:m2cSXxXw
>>535
されてない筈

まあ、性格的にルイズには絶対に従わないだろうと言う事もあるけど、魔法方面で色々
面倒な部分があるみたいだからねぇ
黒魔法がハルケギニアでは使えないのではないかとかそんな感じで


537 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 14:48:34 ID:xOyqwKzw
バランスブレイカ−過ぎで呼べないんじゃね?

538 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 14:51:27 ID:RvbRaUwR
男なら誰かのために強くなれ

539 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 14:54:30 ID:pVe3/bgs
>>536
本人が虚無の使い手だしねぇ。
そうなると、ブリミルはL様?

540 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 15:02:08 ID:HUmo4R5i
>>535
まとめwiki見る限りスレイヤーズから呼ばれたのはコピーレゾだけ。
>>536
まあ命令は聞かないだろうけどあれはあれで仲良くなりそうな気はする。
けど確かにハルケギニアでドラスレ使えるか疑問だな。
使えればあの世界じゃほぼチートになれるが

541 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 15:08:41 ID:uy9oa79N
リナだとハルゲキニアの魔法体系を学習してオリジナル黒魔術を作り出す可能性の方が高いな。


542 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 15:17:49 ID:ky2SjVrw
というか竜破斬使いすぎてハルケギニアの被害が甚大になる件について

543 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 15:18:11 ID:qNLMIiv4
リナならどっちかっちゅーと、おマチさんと(タカり)友達になって気ままに貴族いぢめの方が想像できる。

544 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 15:19:51 ID:PVfcYgaY
>>526
生態系が壊れるぞ。カタツムリが全滅するとか・・・

545 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 15:19:56 ID:KXfCOWos
>>543
容易に想像できて困る

が、おマチさんをうっかりナーガポジションで考えてしまった為、罰としておマチさんのハイヒールで踏まれてくる

546 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 15:21:47 ID:5PUiS53U
リナはルイズより年下なのに胸の方はなかなかどうして

547 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 15:22:47 ID:m2cSXxXw
大平原の小さな胸だな

548 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 15:22:50 ID:PVfcYgaY
>>545
テファがアメリアポジションになっちゃうじゃないかw

549 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 15:25:06 ID:KXfCOWos
>>546
見える、見えるぞ
リナとルイズが平面胸同士、その胸をバカにしてきた男を魔法でぶっ飛ばしているのが

550 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 15:27:39 ID:4cFJWs7n
赤眼の魔王(部下S)がスレイヤーズで、闇を撒くもの(部下D)がロストユニバース。
白霧(デスフォッグ?)がクロスカディアだったっけ?
まだ出てきていないはずの蒼穹の王(カオティックブルー)の世界=ハルケギニアってことにすればいいんでないの?
うろ覚えなんで違ったらすまね。

551 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 15:30:44 ID:ky2SjVrw
リナとキュルケならファイヤーボールはどっちが強いか試行錯誤しちまった。

552 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 15:43:39 ID:H847LkoG
>>522
ちょっと待てw
ブリミルが秘石眼持ちだと、最悪秘石眼持ちが複数居る事になるぞ
ってか、赤の一族は戦おうとしないから青の一族確定になって
最悪の場合、秘石眼を使わなくても、眼魔砲をぶっ放せば戦争終わりかねんし

553 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 15:45:32 ID:XQ8Mt2jo
掲示板に書き込むこと自体初めてなのですが、投稿しても宜しいでしょうか?
「ファイアーエムブレム紋章の謎」より、チキを召喚したという設定です。


554 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 15:47:47 ID:KXfCOWos
>>553
しっかりと文章吟味した後ならいいんじゃないかな
支援準備〜

555 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 15:49:02 ID:4cFJWs7n
よっしゃこい。

556 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 15:50:23 ID:XQ8Mt2jo
基本的に要領は悪くないのだ、と思う。
ただ事、魔法に関しては不器用な一面が露見されるのだろう、入学してから今の今までそれが続いただけなのだ。
学業においては成績が優秀なのだから、後は実技だけ実技だけ。
年がら年中戦争やってるトリステインにおいて、学業に専念しているといえば……エレオノール姉さまみたいになるのかな、私が。
さて、と。
サモン・サーヴァントの試験は進路を決める、というか、学業の今後の方向性を決める為の大切な試験。
私の得意な魔法の系統が炎ならば、どこぞの色魔が召喚した火トカゲみたいなのを、
風の系統が得意なら風竜とか……まあ、あれは例外中の例外でもうちょっとちっちゃくて可愛いやつが良いかな。
土系統が得意ならモグラを中心にしたとにかく石とか土とか好きそうなのを、
水系統が得意なら水の中に棲んでいそうな使い魔を召喚できる……ことになっている。
じゃあ今の今まで魔法を失敗してばかりだった私には、一体何を召喚できるんだろう? 私が魔法を唱えると起こる爆発……じゃあ、爆発の使い魔……爆弾魔!? 何て事が頭に過ぎた瞬間、ものの見事本日一回目のサモン・サーヴァントの試験は失敗しましたとさ、ちゃんちゃん。
「さすがゼロのルイズだ、こんな簡単な魔法も出来ないなんて!」
五月蝿いよ風っ引きのマリコルヌ、フクロウとかいって何の系統だか分からない使い魔を召喚しちゃって、嘴で全身に蔓延る脂肪を取ってもらえば良いんだわ。
それはともかく、今度こそ成功させなくちゃ。
「ただの使い魔には興味ありません、宇宙の果てのどこかにいる私の下僕よ! 強く、美しく、そして生命力に溢れた使い魔よ! 私は心より求め、訴えるわ。我が導きに応えなさい! キェー!」
タクトを全身全霊の力を込めて振り上げて、奇声を発しながら地面に向かって下げる。その結果上腕二等筋に些か張りが生じたが、ルイズは若いので気にしないんだもん。
「……お?」
 気合を入れたのが良かったのか、今度は特に何事も無く地面が光りだした。これはもしかして、魔法が成功したって事なのかな。
 いかんせん、魔法が成功したことがないから……でへへへ。浮き上がる笑みが止まらない、はっじめっての、あのひのこっどう、いつまでもかんじてたいーのー♪ 
「おおっ!?」
 そしてやんわりと光の波動が薄くなり、やがて現れたのは二つ足で立つ見事な……見事な、あ、亜人! 
「さすがゼロのルイズだ! 平民を召喚したぞ!」
 現実逃避をしたのもつかの間、基本的に空気読めない貴族の坊ちゃま方が騒いでしまったので、私もその対象を見やる。

557 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 15:52:13 ID:XQ8Mt2jo
 緑の豊かな髪を後ろで一つにまとめて、飾り物を額に付けている。あまり素材の良く無さそうなシャツにスカート、ピンクのジャケット。
 そしてぴょこんと生えた長く尖がった……エルフみたいな耳に、背中から伸びていると思われる緑の竜みたいな羽。
 平民なのか貴族なのかメイジなのかエルフなのか亜人なのか! 
「あーもう、あんたは誰! はっきりしなさい!」
 状況が理解できないせいで、すっかりパンクしてしまった頭を置いておいて、地面にぺたんこ座りをしている、ちっちゃい女の子に指を指す。
「私、チキっていうの。でも、あなたも誰?」
 元から好奇心が強い性格なのか、羽を動かしてぴょこんと立ち上がると興味深そうにこちらを目を輝かせて見ながら、にっこりと微笑んだ。
「ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール、チキは私の使い魔になるわけだから、特別にルイズと呼んでくれていいわ」
「そう、ありがとうルイズ、でも使い魔ってなぁに?」
 ふと気が付くと、周りからはなんとも言えない空気が漂っていた。
 少なくともゼロのルイズはロリコンだったのか! とかいうふざけたものでないのは確かだ。どこか警戒したような、事実私が召喚した瞬間は騒いでばかりだったのに今は、水を打ったように静かになっている。
 別にこの子が何者であろうが、仮にその耳が示すようなエルフとか、背中の羽が示す亜人だろうが、この子ならそれほど警戒をする必要は無いと思うけど。
「使い魔っていうのは……まぁ、私の使い魔になれば説明してあげる」
「うん、わかったよ、それで使い魔っていうのはどうやってなるの?」
「ちょっとお待ちなさい、我が名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。五つの力を司るペンタゴン。この者に祝福を与え、我の使い魔となせ」
 私は呪文を唱えてからゆっくりと顔を近づける、自分とチキの唇を重ねあって少し。
 ぼっと赤く染まった顔をしたチキがしばらく、痛みを堪えるような仕草をした後不思議そうに左手を見た。
「なぁに? これ」
 これと聞かれても私には答えかねる、それの名前は知っているがどのようなものかは知らない。
 困って振り返ると、ミスタ・コルベールがしげしげとルーンを観察しているのに気が付いた。そういえば監督官なんだっけ……。
「それはルーンと言って、要は使い魔の証みたいなものですよ」
 私の代わりにチキに向かって答える。
 そっかルーンって使い魔の証なんだ、何かもっといっぱい説明を受けた気がするんだけども、チキに説明するのならちょうど良いかもしれない。
 もしかしたら人を見る目もとい観察眼があるのかな。
「さあ、教室に戻ろうか。それと、ミス・ヴァリエールは使い魔の彼女に学校を案内するといい紹介がてらちょうど良いでしょう。他の教師には伝えて置きますから」
「あ、ありがとうございます」
 確かに前代未聞……と、今の今まで忘れていたけど。少なくても人の使い魔なんだから、説明したり学院の事を話さなきゃいけないか。
 私は頷いて同意の意を示すと、チキの手を取った。きらきらと好奇心に満ち足りた瞳でこちらを見ている。
 しかしどこを案内したものかな、いきなり自分の部屋に連れ込むのも興味を裏切るようでいけないし。
「ほとんどは私と生活する事で覚えて貰うけど、そうね、平民が働いている場所に行きましょうか」
「平民? 平民さんってなぁに?」
 この子は平民も知らないのか、と思うも、よく考えてみれば子どもなんだしそのような教育を受けられる状況に無いのかもしれない。
 それに加えて、一般的に平民は自分を平民とは言わない。自分を卑下する時か貴族と面を向かい合わせる時くらいにしか。
「そうね、平民って言うのは、魔法を使えない人のことよ」
 その定義付けなら自分は、と頭を過ぎるもののサモンサーヴァントはきちんと成功して使い魔と契約しているのだから、外れるはずだ。そう、そうなのだ。
 うんうんと頷いていると、私のことを不思議そうにチキが見ていた。


558 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 15:53:16 ID:XQ8Mt2jo
「どうしたの?」
「魔法を使えない人が平民なら、ほとんどの人が平民なんじゃない?」
「そうね、確かにほとんどが平民よね」
「じゃあどうして、平民の人が働いてルイズは何もしてないの?」
 何もして無いって、失敬な。学生なんだから勉強するに……とここまで考えたところで、そういえば私と同い年くらいの使用人もいたっけ。
 小さい頃から働きに出ているのなら、チキくらいの年齢でも働いて……確かにこうして道案内するだけっていうのを怪訝に思うのも仕方ないか。
「私は、勉強するのが仕事なの」
 と言ってごまかす事にした、何か握った手に力が入ったような気がして、後ろめたい気持ちになる。
「ふぅん、勉強するのが仕事なんだー」
 が、特に気にした事もなさそうに私の言葉に反応する。
 その声には咎めるような意図は感じられない、何だ私の勘違いだったか。
「そういえば、使い魔ってなぁに?」
「あー、説明してなかったっけ。使い魔と言うのは、主人の目となり耳となり、命を懸けて私を守るのが仕事なの、他にも何かあったと思うけど、チキにはまだちょっと早いから」
 と言っても、夜伽をさせるわけじゃない。
 ここに来てまだ間もないだろうし、第一見た目的にもトリステインの出身じゃないだろうし。散策をして必要な材料を取って来させるのは無理だろう。
 チキは不思議そうに私を見ながら、首を傾げる。
「命を懸けて、ルイズを守るの?」
「それは冗談だけど、基本的に使い魔っていうのは主を守ったりしてくれるわ。気が付かなかった? 周りにモールやら風竜やら巨大トカゲがいたの」
「あー、うんうん、いたね。それも聞こうと思ってたんだ。あれは、別の人たちの使い魔なんだよね」
 外見に関しては確かにいくつかの不安要素もあるが、平民としておこう。
 それだけでいうなら全く使い魔っぽくない、まあ、元々守ってもらう気も更々無いし。学者肌で学業のみの生活していくのならこの子でも……。
「使い魔同士で戦うわけじゃないんだよね?」
「そうね、戦いに借り出される使い魔もいないことは無いんだろうけど、チキはその点安心よね、戦いには向いていなさそうだし」
 と言った所で、チキがジーっとこちらを見ているのに気が付いた。
 なんだろう、このその判断はあんまりだ、私はこう見えて世界最強の使い魔様なのに……ごめん、そんな目はしてない、ちょっと妄想入った。
 どっちかと言えば、ふふんと胸を張ってそんな事はありませんよぉ、と訴えかけているような。
「え、もしかしてチキって、すごく強かったりする?」
「うんうん、少なくても、あの広場にいた他の使い魔には負けないよ」
 そりゃ、モンモランシーのカエルとかだったら私も踏み潰しちゃえば勝てるけども、やっぱり子どもよね、多少強いと言ってもモールとかバグベアーに勝つくらいだったら……いや、それでもすごいけどさ。
 土メイジのゴーレムとか、風の偏在をいとも簡単に打ち破る使い魔なら歓迎する所だけど。
「あはは、それは期待してるわチキ、いざとなったら助けてよね」
「あー、冗談に思ってるなー? あの飛竜にだって勝てるんだから」


559 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 15:54:56 ID:XQ8Mt2jo
 はいはい、と頷いてみる。
 飛竜というのはたぶん、風竜の事だろう。自分の何十倍の大きさの竜に勝つ、それはとんだ夢物語だ。
 まあ、チキなら夏場に部屋に侵入した虫退治くらいが関の山だと思う、これくらいの子どもってちょっと夢見がちなところがあるものね。
 チキはぷんすかと頬を膨らませながら、それでも私が平民が使う食堂に着くと目をランランと輝かせた。
「休憩中か、邪魔しちゃ悪いし行きましょう?」
「うん……」
 チキは使用人たちが食べているスコーンに興味が向いているようだが、私が手を引くと諦めたように歩き出した。
「アレくらいだったら今度食べさせてあげるわよ」
「ホント? 嘘じゃない?」
「ええ、もっと美味しいものも紹介してあげるし」
「わー、さすがルイズ、すごいね!」
 何がさすがなのかは分からなかったけど、とりあえず喜んでるみたいだからいっか。
 その後も、色んな場所に連れて行ってみたけど、一番最初の食堂が気に入ったみたい、やっぱり子どもよね。
 これじゃあ使い魔を召喚したって言うより、手のかかる妹を手に入れたみたいだけど、今まで学院内でも一人でいることが多かった私には、誰かを連れて歩くだけでも新鮮な体験だ。
 ヴァリエール家の三女で一番末の妹で、ちいねえさまみたいなお姉さまに愛情は頂いたけど、自分よりも下の妹の世話をするっていうのは良いものね。
 私はチキのちいねえさまになれるかな? そんな事を考えながら、チキの手を引いて自分の部屋に戻るのだった。

560 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 15:55:14 ID:vcm/0hzJ
支援。


561 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 15:56:19 ID:XQ8Mt2jo
文字量のペースの具合がよく分からなくて、貴重なスレッドを多く使い申し訳ありませんでした。
投下終了になります。
反応をしてくれた方、読んでくださる方含め、ありがとうございました。

562 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 15:59:49 ID:KXfCOWos
乙〜!
耳は尖っているけど羽も映えている
エルフだか亜人だかわからないわな、ハルゲキニアの人の感覚だと

563 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 16:00:19 ID:vcm/0hzJ
チキの人、乙です。

あのう、今日の分で>>494-495にあたる部分で投下抜けがあったのですが、まとめでやった方が良いでしょうか?

564 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 16:01:55 ID:5PUiS53U
>>561
職人さん乙!個人的にはチキたんを拝む事が出来て嬉しい限り
あと、作品のタイトルをちゃんと名前欄に入れておいた方が良いですぜ

565 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 16:03:08 ID:GIKDJMyu
召喚・契約時に問題が起きないのは久々?
続きに期待しましょう。

566 :ルイズ×チキ:2008/03/18(火) 16:06:34 ID:XQ8Mt2jo
あ、タイトルはどうしましょう。
申し訳ないです、投下するのに夢中で考えていませんでした。
次回までにはきちんと決めておきますので、これはちょっと仮のタイトルで。

567 :ドキドキ☆第五ドール真紅のレズビアン・レッスン:2008/03/18(火) 16:06:53 ID:UBtOfC/O
>>561さんGJです。

こんにちは。15分後に投下します。
出展は幻冬舎というところからでているローゼンメイデンという漫画本で、
主人公の真紅というキャラを召喚します。

568 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 16:07:20 ID:15GTWPU4
マルスにせびって秘密の店で各種の竜石を買いだめしてるなら
火竜 氷竜 飛竜 魔竜 神竜
巣ドラのブラッド並みか
ドラゴンキラーなんてないだろうし敵いないな

569 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 16:08:13 ID:sdfd1rFL
ちょっとまて

そのタイトルはなんだ(ぉ

570 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 16:11:19 ID:LknTEo84
やな予感

571 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 16:15:32 ID:qNLMIiv4
でもチキって正体隠してないとシルフィのレベルじゃなくやばいだろ。
FMでも過去の戦争と迫害+絶滅寸前の希少種なんで正体を隠してたんだし。
迂闊にポンポン変身すると怖い怖いエレオノール姉様が………
とりあえず変身するのにもってこいのシチュにいるおマチさんには、なーむー

572 :ドキドキ☆第五ドール真紅のレズビアン・レッスン 1/3:2008/03/18(火) 16:20:25 ID:UBtOfC/O
 験を担ぐ。こういう言葉をご存知だろうか。
 大事を前にして、自分より先に成功している誰かと同じ行動を取ることだ。私も含めた
トリステイン魔法学院の二年生には、最初にして最大の行事、使い魔召喚の儀というもの
があるのだが。私の生活は一週間前から、学生時代の母の跡をなぞることに終始していた。
起床と就寝の時間、食事の量、魔法の訓練の時間、休憩の量、間食の有無。その他ありと
あらゆることを、厳格な母に頭を下げて、聞いた。その通りに実行した。
 ところがだ。前日の晩になって、アクシデントが起こった。突然部屋の中に一枚の紙が
現れたのだ。読めば選択肢が二つ、どちらかに丸をつければ良いらしい。この一週間だけ
ではない、生まれてこの方こんな経験はなかった。母の言を必死になって一字一句書き留
めた手帳にも、こんな状況は書かれていない。どうしよう。どうすればいい。解らない。
 予定外の行動を取って、あのときああしなければ、と後悔することは嫌だった。それよ
りも、もし召喚に失敗したとき、これのせいで! と自分が言ってしまうことが怖かった
のかもしれない。そんなの貴族じゃない。格好悪い。
 散々迷った後、私は思い切ってその紙に丸をつけた。こんなものにいつまでも悩んでい
ないで、明日に備えてさっさと寝るべきだろう。
 ふと目を離した隙に、指の汗でよれたその紙は消えていた。
 
 思い返せばやはり得がたい経験だったのだ。私は恐らく一生、彼女との邂逅を強く胸に
抱いて生きていくこととなるだろう。
 何人にも代え難い私の友人であり、生涯で初めての私の恋人であり、そして夢の中とも
思えるほどに幸せな三日間。
 三日間だけ、彼女は私の使い魔だった。
 始まりは召喚の儀の前日。私を訪ねてやってきた一通の胡乱な手紙に、何を思ったか、
私が巻きますと答えたところから――
 
 ドキドキ☆第五ドール真紅のレズビアン・レッスン
  〜私のお姉さまはどこにいるの?〜
 
 
 爆風の中に、こちらを見つめる目があることに安堵した。止まっていた呼吸が再開した。
きりきりと締め上がっていた肺がたるみ、長い息を吐かせる。成功だった。なんとも言え
ない手ごたえだ。吹き寄せる爆風と、汚れる白と呼べないブラウスは相変わらずで、初め
て成功したというのに、魔法は私に些細なところで親近感を覚えさせる。魔法は成功しま
したが、制服の替えはこれからもお願いします。父に言うのは少し恥ずかしい。
 言葉の話せる使い魔なら良い。小間事を頼める使い魔ならなお良い。ペットと使い魔は
まったくの別物だが、正直に言えば抱き心地が優れたものなら満点だ。主を守る力は、な
い方が良い。大切な使い魔を争いの中に放り込むだなんて、ぞっとしない。一目姿を見よ
うと逸る私の指が、未だに目前でとぐろを巻く煙を掻き分ける。手ごたえがないのがもど
かしい。やがて煙が晴れる。少女が居た。彼女はやはり私の目を見つめて指輪を差し出し
た。私と彼女との口付けと同時に晴れた煙も、観衆どもの目を覆う緞帳だと思えば、なか

573 :ドキドキ☆第五ドール真紅のレズビアン・レッスン 2/3:2008/03/18(火) 16:22:11 ID:UBtOfC/O
なかどうして悪くはなかった。私は芝居がかった仕草で、導かれるままに彼女の差し出し
た指輪にも口付けをした。
 コントラクト・サーヴァントを終えたことを認めてか、コルベール先生が近寄ってくる。
「成功のようですね。ミス・ヴァリエール」
「はい」私は応えた。
「結構。では、教室に戻ろうか」
 使い魔を教師に認められ、嬉しかったのだろうか。私は腕の中の使い魔を一層強く抱い
た。
「痛い」
「ごめんなさい。でも、離さない」
「……抱き方を変えて」
「これで良い?」一度彼女を土に立たせて、横抱きにした。
「ええ」
 私はコントラクト・サーヴァントの成功を確かなものとするように、もう一度彼女に口
付けをする。唇と唇が触れ合う直前に、彼女は腕の中で身じろぎしたが、やがて私の唇を
受け入れた。人の温度ではないが、軟らかく、そして暖かい。球体で出来た指の関節が滑
らかに動き、私の頬に触れる。こそばゆかった。唇を離すと、僅かに彼女の口元がぬめっ
ているのが見て取れる。彼女に粘液はない。全て私のものだろう。少し恥ずかしくなった。
 彼女の赤い上品な服が、煤で汚れている。今も私のブラウスと擦れて、汚れがどんどん
大きくなっている。彼女が僅かに気にした素振りを見せるので、私は申し訳なく思った。
だが、抱いた腕から下ろすことはしない。彼女の歩幅では、フライで移動する他の生徒に
追いつこうと、急く私の足を追いかけることはできないだろう。
 私は彼女を片手に抱き、そばに落ちていたトランクを拾い上た。急がねば授業に遅れる。
彼女を落とさぬようしっかりと片手で抱えなおすと、授業棟に向かって足を進める。
「服は二、三日中用意させる」汚れた服が視界の隅に映る。罪悪感から逃れるように、言
葉が口をついた。「あなたのサイズを測ってすぐになるから、質は少し落ちるけれど」
「そんなに急がないのだわ」
 腕の中から声が飛び出した。私は立ち止まって彼女を見た。
「じゃあ、一週間、二週間でとびっきりの服を用意させるわね」
「そうして頂戴」
 彼女が挙げた幼い指先に光が点る。私は驚き注目する。
 汚れがじわりじわりと、巻き戻るように消えていく。「少し、服たちの時を戻しただ
け」彼女はそう言った。魔法だった。
 私は使い魔の素晴らしさに一段と気を良くした。急ぎ動かしていた足を、腕の中の彼女
を気遣う速度に変える。すっかり他の生徒の姿は見えなくなってしまったが、だからこそ
だろう、遅れは気にならない。考え直してみれば、そう急ぐことでもない。今日の授業の
残りの時間は、召喚した使い魔の種族を用紙に書いて提出するだけだ。
「そういえば貴女、人間じゃないのよね」私は言葉を選んで言った。「どうなのかしら」
「ローゼンメイデンよ」
「ありがとう」

574 :ドキドキ☆第五ドール真紅のレズビアン・レッスン 3/3:2008/03/18(火) 16:24:47 ID:UBtOfC/O
 ローゼンメイデン。聞きなれない言葉だ。私はしっかりと胸に刻んだ。これから私の使
い魔となる彼女の種族の名だった。人型、それも服を着て召喚されるというのは異例中の
異例だろう。自慢ではないが私は、ペーパーテストに限った話なら、学年でも一、二の成
績なのだ。過去の例は軒並み頭に入っている。だが、ローゼンメイデン。やはり聞きなれ
ない単語だった。
「食事や、寝床は?」
「私のサイズに合ったものを用意して頂戴。あなたと同じで構わない。それと」彼女は続
けて言った。「あなたの部屋にトランクが届いている筈よ。それが私のベッドなのだわ」
 食堂の席が指定されていることが悔やまれる。使い魔と並んで二人で取る食事、そんな
考えが一瞬頭をよぎったのだ。朝食を部屋に運んでもらうことは可能だろうか。料理長に
相談すれば良いのか、メイド長に相談すれば良いのかは解らなかった。両方あたってみる
ことにする。
 教室へ向かう足を止めて、一度彼女を下ろし向かい合った。まだ名前を聞いていないの
だ。あまりにも毅然とした態度に気後れしてか、つまらない、急がない話題から先に振っ
てしまっている。こんなとき、自分もまだまだだなと思う。思い切って問いかける。
「良いかしら」
「何?」彼女は優雅だ。
「名前を、聞いても良い?」
 一拍の間があった。彼女は胡乱げな表情を隠さない。何か私に落ち度があったのか。こ
んな青空の下で胸に手を当てることはしないが、心の内で三度同じ動作を繰り返した後に、
彼女から答えがあった。
「私は、言ったわよ。それより、あなたの名前は?」おかしい。私は言った。
「私も言ったわ。さっき、煙の中で……あ」
「そうね。煙の中で」私たちは同時に息を吐いた。
 爆風が風を切る音の騒々しいあの中で、私たちは互いに名乗り、相手の名前を聞き溢し
たのだ。そそっかしい。顔から火が出てしまいそうだ。同時に、淑女然とした彼女も同じ
粗相をしてしまっていることに気づき、少し親近感を持った。
「ごめんなさい。じゃあ、改めて」私は言った。「私はルイズ・フランソワーズ・ル・ブ
ラン・ド・ラ・ヴァリエール。あなたの主人よ。あなたは私の使い魔」
「私はローゼンメイデン第五ドールの真紅。あなたの主人なのだわ。あなたは私の下僕」
 同時に、互いの表情が凍るのを感じた。ぽかんと開けてしまった口が、上手く閉まらな
い。彼女も同じようだった。
 これは一筋縄ではいかないぞ。予感めいた、というよりは確信だった。私は表情を引き
締め、無言で彼女を抱いて教室に向かった。

575 :ドキドキ☆第五ドール真紅のレズビアン・レッスン:2008/03/18(火) 16:25:59 ID:UBtOfC/O
投下終了です。
ありがとうございました。

576 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 16:29:33 ID:FT4ozLH2
>566
量としては適性だと思いますよ。
期待してますので次回も頑張ってください。

577 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 16:45:58 ID:xZuJBqxb
>>575
タイトル通りの内容になっていくなら避難所に投下する事をお勧めする

578 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 16:49:19 ID:5PUiS53U
>>575
乙!お互い気位の高い者同士のこの組み合わせ…波乱の予感がするなぁw

579 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 16:54:43 ID:6YxA3cN4
>>571
これだけは言わせてくれ。

MじゃなくてEやがな。

580 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 17:05:10 ID:9aprkKa4
チキチキマシーン猛レースー。
乙です。

>>579
ふぁ、ファイヤーエムブレム、だと?

581 :ゼロのエルクゥ 0/12:2008/03/18(火) 17:11:35 ID:th3q25J1
職人様方お疲れさまでした。

作品投下が続くようで申し訳ないですが、投稿したいと思います。初投稿になります。
まとめwikiの作品に触発されて、『痕』の柏木耕一(ゲーム本編後)が呼び出される話を書いてみましたが、需要ありますかね。
よろしければ、10分後から投下を始めたいと思います。よろしくお願い致します。

582 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 17:15:10 ID:5PUiS53U
ばっちこいだぜ

583 :ゼロのエルクゥ 1/12 ◆yxbMPy6fic :2008/03/18(火) 17:20:53 ID:th3q25J1
 その日は、確かに普通の日だったはずだ。
 千鶴さんが料理をしたわけでも、庭に生えていたキノコで料理をしたわけでも、庭に生えていたタケノコで料理をしたわけでもない。

 北陸は有数の温泉地、隆山。
 柏木耕一にとって、東京での大学生活の傍ら、長期休暇の折には、従妹の美人4姉妹が住むこの地に滞在するのがもはや恒例となっていた。

 事件から、一年。
 エルクゥの力の制御は、一応うまくやれていると思う。絶対の保障など誰にも出来ないが、少なくとも、あの時あれほど苦しめられた鬼の慟哭が、今は全く感じられないのは確かだ。
 前世の因縁が果たされて満足しているのか。
 楽観はしないが、耕一自身のノンビリ気味な性格からか、特に気にしているわけでもなかった。出来るもんは出来る、という事で。
 彼にとっては、そんな些末事より、恋人でもある4姉妹のうちの三女、柏木楓との逢瀬の時間の方が、はるかに重要なのだった。

「この屋敷で二人っきりには、なかなかなれないからなあ」
「……そうですね」

 二人以外の従妹たちは皆用事で出かけてしまい、誰もいない静かな屋敷。昼下がりの日当たり最高の縁側で、楓ちゃんの膝枕を楽しむ……これ以上の幸せは、なかなか無い。
 まあ、直接肌を重ねるのも、もちろん最高の幸福ではあるのだが、それはそれ……などと、愚にもつかない思考で脳を満たす。

 至福だった。
 それが壊れる事なんて、考えもしなかった。
 ……まぁ、以前の経験もあるし、取り戻せる可能性がある限り、そんな事で絶望してやるほど、鬼を飼う精神は弱くもなかったが。

 "それ"が突然現れたのは、夕刻。
 友達と遊びに行っていたという初音ちゃんの、ただいまー、という声に、体を起こした時だった。

「な、なんだこれっ!?」
「耕一さんっ!?」

 目の前に、淡緑色に光る水の板、とでも表現すればいいのか、不可解なモノがあった。

584 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 17:21:12 ID:qNLMIiv4
しえーん。
>>×FM→○FE
?「ファイアー」でF、「エムブレム」でMだろ?もちろん「エンブレム」でNなんて間違いはしないぜ。
………(・3・)アルェ〜

585 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 17:21:22 ID:vB0Orx01
>>550
正確には部下Sとは七つのカケラの一つ、レイ=マグナス=シャブラニグドゥの事っぽい。

>>581
さあこい、今月からコミカライズが始まるんで楽しみだ。

586 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 17:21:46 ID:PxKqg02N
エ、エルクゥだと!?支援

587 :ゼロのエルクゥ 2/12 ◆yxbMPy6fic :2008/03/18(火) 17:22:43 ID:th3q25J1
 タタミ1畳ほどの、人がすっぽり入る大きさの楕円形が、宙空に浮かんでいる。
 体を起こした拍子にそれに触れた耕一の肘から先が、するりとそれに飲み込まれた。

「ぐっ……! ぬ、抜けないっ!? エルクゥの力でもっ!?」

 縁側の床板が踏み折れるほどの"力"を込めても、"それ"から腕が抜ける気配はまったくない。
 逆に、信じられないほどの引力でもって、"それ"は耕一を引き込もうとすらしてきた。
 鬼と表現されるエルクゥの膂力をもってしても、耐えるのが精一杯。そんなデタラメな引力だった。

「か、楓ちゃん、離れるんだ。このままだと二人とも引き込まれる!」
「嫌です」

 まだ引き込まれていない耕一の半身を掴み、離そうとしない。
 苦も楽も、共に。
 そう誓った恋人の想いは嬉しいし、立場が逆でも同じ事をしただろうが、耕一は歯噛みするしかなかった。

 想像の埒外の事態に、耕一の頭はすーっと冷えていく。
 事態を把握し、原因を探り、解決法を見出す。
 人の強さ。鬼すら飼いならしうる人の理性でもって、頭脳を回転させ始める。

 ―――吸い込まれた左腕の感覚はある。ものすごい力で引っぱられているから動かす事は難しいが、少なくともなくなってはいないし、怪我などもなさそうだ。

 ―――この銀板の向こうは、どうやらどこか別の場所に繋がっているらしい。縁側のガラス戸に映った自分の横姿は、板を境に、もののみごとに体半分がなくなっていたからだ。

 ―――つまり、この板は、どこか別の場所に通じたワームホール、という事だろうか?

「く……!」

 普段なら、現実感のない妄想、と斬り捨てられるようなその結論に、疑義を差し挟む余裕はなくなっていた。
 まあ、あれだ。柏木家の蔵の中とか竹林とかに比べれば、このぐらいの非現実、なんてことないだけ、とも言う。

588 :ゼロのエルクゥ 3/12 ◆yxbMPy6fic :2008/03/18(火) 17:24:10 ID:th3q25J1
「くっそ、なんて馬鹿力だ……っ!」

 引っぱられる力はますます強さを増し、力を思考に回せなくなってくる。

 ―――単純な力、というより、まるで空間そのものに引っかかって、引きずられているみたいだ……!

 大学はバリバリの文系、理系の素養なんて無いに等しい耕一のそれは、物理学というより小説の修辞に近い感想だったが、確かに正鵠を射ていた。
 それは、異界の扉。次元の境。空間を捻じ曲げ、時間を抉じ開け、時空を繋げるモノ。

「ぐ、う」

 限界が近い、と感覚で悟った耕一は、思考を別の方向に変える。
 ……つまりは、今必死に俺を助けようとしてくれている、この愛しい恋人をどうするか、という事。

 このままなら、まずこれの中に引っ張り込まれる。
 共に行くか。それとも、男の意地で彼女だけでも助けるか。

「耕一さん、耕一さん……!」

 心が揺れる。彼女と一緒なら、どんな事でも大丈夫、と。
 だが、とも心が揺れる。耕一も彼女も、お互いのためだけのものではない。
 千鶴さんに、梓に、騒ぎを聞きつけたのか慌てた様子でこちらに走ってくる初音ちゃん。
 彼女たちを放って行方不明になるというのも、またぞっとしない想像だった。
 それは明確な理屈があったわけではなく、言うならば、『なんとなく』としか説明できないような決断だった。

「楓ちゃん。よく、聞いてくれ」
「耕一さんっ……!」
「どうやら、この板の向こうは、どこか別のところらしい。ほら、ガラス」

 自分の姿が映っているガラス戸を顎で指すと、楓はわかっているとでもいう風に、首を左右に振るだけだった。

589 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 17:24:29 ID:U6Af7qxp
支援
>>584

ネタにマジレスになるかも知らんが、エムブレム=エンブレム=EMBLEMだよ?

590 :ゼロのエルクゥ 4/12 ◆yxbMPy6fic :2008/03/18(火) 17:25:36 ID:th3q25J1
「このまま二人でこれに飲み込まれれば、千鶴さんや梓や初音ちゃんに、すごく心配をかけると思う」
「…………」
「二人で引っぱっても無理なんだ。このままじゃジリ貧だし、俺はちょっと向こうに行ってくるよ。楓ちゃんには、みんなに説明を頼みたい」

 そうだ京都に行こう。とでも言うような軽い調子に、楓はぶんぶんと頭を振った。

「でもっ、でも、こんなの、帰ってこれるかどうかなんて……っ!」
「たぶん大丈夫……こっちの、吸い込まれてる方の腕、消えてるとかじゃなくて、ちゃんとある。一応、どこかに繋がってるみたいなんだ」
「耕一、さんっ……!」

 涙を浮かべて、すがりつく楓。

「……俺だって、楓ちゃんと離れたくはないよ。でも、頼まれてくれないか」
「……また、待てと言うんですか」
「うう、事故だからなぁ……そんな可愛悲しい顔をされても困っちゃうんだが」

 余裕のありそうな会話だが、二人には汗すら噴き出ていた。

「楓ちゃんを信じてるから、頼めるんだ。どこにいても心は共にあると誓ったから」
「…………」
「な?」

 梓あたりに聞かれたら小一時間は笑い転げられそうなセリフを吐きながら引きつった笑顔を浮かべると、腕を掴んでいた楓の力がするりと緩んだ。
 俯いたその顔は前髪で隠れ、表情を窺い知る事は出来なかった。

「うん。じゃあ、行ってくるな。すぐ帰ってくるよ」
「……はい。行ってらっしゃい」

 視界が銀色に染まる最後の瞬間に耕一が見たのは―――彼も初めて見る、楓の泣き笑いの表情だった。

591 :ゼロのエルクゥ 5/12 ◆yxbMPy6fic :2008/03/18(火) 17:26:48 ID:th3q25J1
「あんた、誰?」

 銀の視界を抜けた先にあったのは、不機嫌そうに眉を寄せた少女の顔であった。
 ローティーンぐらいだろうか。自らの恋人を思わせる、体型や顔立ちにまだ幼さを残した少女だ。
 違うといえば、楓ちゃんは言うなれば日本人形だが、この少女はフランス人形のようだ、という事。
 桃色がかったブロンドの長い髪に、透き通るような白い肌。首から下を覆うような黒いマントに、ブラウスにブリーツスカート。

 だがしかし、彼女の口から発せられたのは、まごうことなき日本語の『あんた誰?』だった。『Who are you?』でも、『Hoe heet u?』でもなく、『Annta dare?』。

「……柏木耕一、だけど」
「カシワギコーイチ? 変な名前ね。どこの平民よ」

 少女の相手もそこそこに、耕一は、さっと周囲の様子を窺う。

「……どこだここ」

 地平線まで続く大草原に、はるか彼方に霞む洋風の塔、なんて日本では絶対にお目にかかれない光景に、思わず呆気に取られてしまった。
 そして、耕一と少女の周りを囲むように、同じような服装をした少年少女がたくさんと……まったく違った雰囲気の、中年の男が一人。

「っ!」

 頭皮が見えているハゲ頭に小振りなメガネ、大きな木製の杖らしきものを持っている、などという怪しげな、しかし表面上はのんびりした風体のその男に……耕一は、嗅いだ事のある匂いを察する。
 ……親父の死亡事件を調べていた刑事。長瀬と言ったか、あの飄々とした中年刑事と同種。
 獲物に気取られぬよう、鷹がトンビの振りをして爪を隠している匂いだ。

「ルイズったら、『サモン・サーヴァント』で平民を呼び出してどうするのぉ?」

 周囲を囲んだ少女の一人、目の前の子と違ってずいぶんと発育のいい、よく日に焼けた肌の少女が揶揄るようにそう言うと、どっと笑い声が溢れた。

592 :ゼロのエルクゥ 6/12 ◆yxbMPy6fic :2008/03/18(火) 17:28:17 ID:th3q25J1
「さすがは『ゼロ』のルイズ!」
「使い魔が平民とは! 『ゼロ』にはお似合いだな!」

 それは、あまり気分の良くなる笑い声ではなかった。
 何が起こるか予想もつかず、気だけを張りつめていた耕一にとって……その嘲笑の群れは、少々気分を害しすぎるものだった。

「―――黙れ。女の子を馬鹿にするのが男のする事か」

 少しだけ、"力"を解放して呟くと、ひっ、と空気を飲む音と共に、ピタリとその嘲笑がやんだ。その言葉に反して、男女関係なく。
 それは、目の前の少女も例外ではなかった。唯一違う反応を見せたのは、蒼い髪をした、これまた発育のよくない小さな少女だけ。
 ピンク少女への揶揄へ参加していなかった少女の反応は、耕一の呟きを見て、その体躯より大きな杖を握り締め、キッと表情を引き締める、というものだった。
 その傍らにいる大きな竜すら、少女にすがりつくような動きを見せている。

 ざっ。と、靴が砂を噛む音とともに、中年男が、怯んだ少年たちを庇うように神速の一歩を踏み出した。

「……失礼。あなたに危害を加えるつもりはありません。矛をお収めください、ミスタ」
「別に俺は何もされてないですけどね。子供同士のイジメは、度が過ぎる前に止めてやるのが大人の役目じゃないんですか」
「諌言、耳が痛いですな。教育者としてはまだまだ未熟な身、心に留めおきましょう」

 丁寧な物腰の中、両者から漏れ出る迫力に、周囲の生徒は、目を見開いて見つめていた。

「教育者って……あんた、先生なのか? という事は、この子たちはあんたの生徒?」
「左様です。申し遅れました、私、トリステイン魔法学院にて教鞭を取らせていただいております、ジャン・コルベールと申します」
「―――どこだって?」

 自己紹介も忘れて、聞いた単語に唖然とする耕一。
 中年男は、その様子に警戒を少しだけ解きながら、もう一度口を開いた。

593 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 17:29:02 ID:vB0Orx01
支援

594 :ゼロのエルクゥ 7/12 ◆yxbMPy6fic :2008/03/18(火) 17:30:10 ID:th3q25J1
「トリステイン魔法学院の教師、ジャン・コルベールと申します」
「……ま、まほうがくいん? まほう? 魔法だって!?」
「……魔法が、どうかしたのですか?」

 まるで当然のように答える、自らをコルベールと名乗った中年男。
 その名前は日本人ではありえないカタカナで、しかし彼の口から出るのは日本語でしかありえなかった。

「い、いや、冗談……ではないですよね?」
「杖に誓って。人が呼び出されるというのは前代未聞ではありますが、あなたは、彼女の唱えた『サモン・サーヴァント』によって、ここに召喚されてきたのだと思われます」

 コルベールの答えは耕一の質問の意図を読み違えたものであったが、その質問の意味を察する事の出来る人間は、この世界には指を折るほどもいなかったであろう。

 魔法に、召喚。
 耕一は、どこのファンタジーRPGなのか、と頭を抱えたくなった。

 まあ、もしかしなくても、耕一の存在そのものが、剣と魔法の世界以上のファンタジーだ。彼に頭を抱える資格があるかどうかは議論の残るところだが。

「その、『サモン・サーヴァント』ってのは、なんなんです?」
「あ、あなた、そんな事も知らないの? どこの田舎から来たのよ」
「ミス・ヴァリエール」

 ぴしゃり、とコルベールが咎めると、牙をむきかけた少女は憮然として、一歩下がった。

「『サモン・サーヴァント』とは、魔法使いのパートナーとなる使い魔を呼び出す魔法です」
「使い魔? それって、フクロウとか黒猫とかの、あの使い魔?」
「はい。おそらく、イメージされている通りの物かと」
「という事は、そういう役割を、俺にしろ、というわけですか?」
「……そうなります。ここ、トリステイン魔法学院では、2年次への進級に際して使い魔の召喚が許され、呼び出された者を生涯のパートナーとするのです」
「……生涯のパートナーなら間に合ってるんですけどね。人権って言葉、知ってます?」

 さすがの耕一も、怒りを通り越して呆れていた。勝手に呼び出しておいて、横暴もいいところだ。

595 :ゼロのエルクゥ 8/12 ◆yxbMPy6fic :2008/03/18(火) 17:31:53 ID:th3q25J1
「事こうなってしまった以上、耳の痛い話ですが……先程も言った通り、人間や亜人のような理性ある者が召喚される、などという事は、今までにない前代未聞な事なのですよ。それに……」
「それに?」
「おそらく、ゲルマニアかそれに類する国の方とお見受けしますが……ここ、トリステインの法では、平民にそういった"権利"というものは、無いのです」
「……あー」

 そういえば、ここは中世だったか、と、妙な納得をしてしまった。
 耕一は法学を習った事はないが、いわゆる『基本的人権』のような概念が出来たのは、かなり最近の事である、ぐらいは知っていた。
 武士が農民を斬捨御免、より前の時代なら、推して知るべし、と言ったところだろう。封建社会での民衆とは、支配階級の所有物でしかないのである。

「ミスタ・コルベール、召喚をやり直させてください」
「ミス・ヴァリエール?」
「平民に説明するなんて、時間の無駄です。次はちゃんとした使い魔を呼び出します。お願いです!」
「……それは認められない」

 女の子の提案に、コルベールは首を左右に振った。

「どうしてですか!?」
「決まりだから、だよ。初めての召喚により現れた使い魔を見て行使者の属性を判断し、それぞれの専門課程へと進むんだ。
その使い魔を、気に入らないから、という理由でいくらでもやり直しをしてしまえば、メイジとしての資質を見るという目的が台無しになってしまう。これは神聖な儀式なんだ」
「でも、でも……っ、人間の、それも平民を使い魔にするなんて、聞いたことがありません……っ!」

 少女の目尻に涙が浮かぶ。
 それを見て、周囲は再び笑いに包まれた。

「わはは。それって、平民風情が『ゼロ』の資質ってことかー?」
「ミスタ・コルベールも、なかなかのジョークセンスをしてらっしゃる!」

 囃し立てられて、少女の涙は見る間に膨らんでいく。
 ……なるほど。要するに彼女は、落ちこぼれ扱いされてるんだな。

 エルクゥの血を受けたヒト。最強のエルクゥの転生たるこの身を、あんな無理矢理に召喚した事を以って落ちこぼれとは。魔法使いと言うのは、さっきの鬼氣に何も感じないものなのか、と、耕一は大人気なくもちょっと憤慨した。

596 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 17:32:53 ID:5PUiS53U
支援・ザ・サード

597 :ゼロのエルクゥ 9/12 ◆yxbMPy6fic :2008/03/18(火) 17:33:24 ID:th3q25J1
「ミスタ・コルベール!」
「春の使い魔召喚の儀式は、他のどのルールにも優先される。儀式を知る者なら、呼び出したものが他人の飼い動物であろうと、呼び出されたものの飼い主は名誉と思いこそすれ、文句を言う者はない。そういう儀式だ。
勉強熱心なミス・ヴァリエールなら、知っているでしょう?」
「うう……」

 ……人間扱いされてないなあ、と、耕一はちょっと疎外感を感じていた。
 いっそエルクゥ全開モードになって脅してみるか、とも思ったが、
 さっき程度の鬼氣で怯むようなこの場の生徒ならともかく、コルベールクラスの相手が多数出てきて、例えばメラ○ーマとかみたいな、いわゆるああいった魔法を撃ち込まれたらさすがに困るので、自重しておいた。

「……わかりました」

 少女が、決心したように顔を上げ、耕一の顔を睨みつけるように見据えた。

「ちょっとしゃがみなさい」
「なんで、って聞いてもいいかい?」
「いいから!」
「……はぁ。わかったよ。これでいいかい?」

 少女の剣幕に、しょうがなく腰を下ろす。

「ふん。あんた、感謝しなさいよね。貴族にこんな事されるなんて、普通なら一生ないんだからね」

 やれやれ、何をされるのやら。

「"我が名はルイズ。ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール"」
「っ!」

 濃密な"力"をまとった言霊が、目の前の少女から吐き出されていく。

「"五つの力を司るペンタゴン。かの者に祝福を与え、我が使い魔となせ"」

 その力に、内なるエルクゥが危機を訴える。
 それに判断を下す間もなく、少女の手が耕一の頬に添えられ、その顔がすっと近付いてきて―――

「ちょっ! 待っ……むぐっ!?」

 その唇が、重ねられた。

598 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 17:34:07 ID:rQhgY+E3
支援

599 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 17:34:15 ID:hKheuZWw
支援いたします。

600 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 17:36:42 ID:cHzsOwy2
しえん

601 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 17:38:18 ID:U6Af7qxp
規制サルさん喰らいましたか支援

602 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 17:39:26 ID:e5qFW/KI
乳、寄せまっせ〜

603 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 17:39:32 ID:cHzsOwy2
しえん。
駄目なら無理せず避難所の代理投稿スレ推奨

604 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 17:40:16 ID:U6Af7qxp
もし投下できなくなってるならこちらへどうぞ支援

【代理用】投下スレ【練習用】2
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/9616/1197242872/l100


605 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 17:44:13 ID:pVe3/bgs
>>579
つーか>>571のFMって
F=ファイアーエムブレム
M=紋章の謎
としたかったんじゃねーの

606 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 17:46:08 ID:U6Af7qxp
規制されたそうなので代理投下行きます。

607 :エルクゥ代理:2008/03/18(火) 17:46:39 ID:U6Af7qxp
「……終わりました」
「お、終わったって、一体いきなり何を……ぐうっ!?」

 触れ合った感触に、どこか恋人を思い出して固まってしまっていた耕一が我に帰った瞬間、痛みが襲った。
 ―――あの鬼の爪で切り裂かれた時のような、熱と痛み。

「ぐ……!」

 それはすぐに収まった。

「ふむ。『サモン・サーヴァント』は失敗を繰り返したが、『コントラクト・サーヴァント』はきちんと成功したようだね」
「……『コントラクト・サーヴァント』? それも、使い魔関連の魔法って奴ですか?」
「ええ。使い魔契約の魔法です」
「契約、ね。やれやれ……奴隷の焼き印じゃないんだから、わざわざこんな事までしなくてもねぇ」
「はは、耳が痛い」

 そう呟いて、左手をかざす。
 その甲には、謎の文字列が浮かび上がっていた。筆で書いたわけではもちろんない。

 ……向こうでは、ピンク少女―――確か、ルイズ、フランソワ……なんたらと言ってたかー――と、他の少年少女の言い争いがまた勃発していた。

「ほう、珍しいルーンですね。何かの文字のように見えなくもない……」

 さっと、コルベールがその紋様をスケッチに描きとめている。
 ……良識があって腕が立つように見えても、平民をモノ扱いする価値観はそう変わらないか。やれやれ。
 目の前の中年男はただの研究バカなだけであって、貴族相手でも同じような事をするだろう、というような事は、まだ耕一にはわかるはずもない。

「さあ。では皆さん、教室へと戻りますよ―――『フライ』」

 コルベールが杖を一振りすると、ふわりとその体が宙に浮かび上がった。
 続けて、周囲の少年少女たちも次々と杖を振り、離陸していく。一人だけ、竜の使い魔を召喚した女生徒だけは、その背に乗って飛びあがった。
 彼らは、遠くに見えるあの塔を目指すらしい。

「はー……」

 ―――魔法の世界と聞いていたとはいえ、実際に目にすると言葉も出ないな。


608 :エルクゥ代理:2008/03/18(火) 17:47:40 ID:U6Af7qxp
「ルイズ! お前は歩いてこいよ!」
「あいつ、『フライ』どころか『レビテーション』さえまともにできないもんな!」
「本当に平民がお似合いよね。あははっ」

 果たして帰れるんだろうか俺。というか楓ちゃんマジごめん俺汚されちゃった……などと不安と後悔に懊悩していると、ルイズはふるふると震えて、俯いてしまった。
 ……ま、あれだ。女の子のそんな表情を放っておくなんて、男としてあるまじき態度だろう。そして、そうさせるようなイジメ、も、だ。

「……さっきから聞いてると、君は何だか馬鹿にされてるみたいだな」
「……うるさいわね」
「悔しいか?」
「ほっといてよ」
「見返してやろうぜ」
「うるさいって言ってっ……! って、えっ?」

 イタズラが成功した悪ガキのような耕一の表情に、悔しさに押し潰されそうだった少女の顔が、呆、と呆けた。

「メイジの資質は使い魔を見て決定される……だったか。ルイズちゃんだったよな。君が"何"を喚び出したのか……あいつらに教えてやろう」

 思いやりのない子供には、躾が必要だからな。などと、自らの大人気なさを放り投げて自己正当化の言葉を並べつつ。

「あんた、何言って……って、わぁっ!?」

 そのまま、耕一はルイズを抱きかかえる。いわゆるひとつの、お姫さまだっこ、という奴だ。

「は、離しなさい無礼者っ! 平民が貴族にこんな事っ……!」
「舌を噛むよ。しばらく口を閉じてた方がいい」
「意味わかんないわよっ! いいから降ろし」

 足に力を込め……解き放つ。

「ぃあひゃあああああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁっぁああぁあぁああああぁぁあぁぁぁああ!!!!!!!!!」

 絶叫マシーンもかくやという悲鳴が、大草原に響き渡った。


609 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 17:48:10 ID:vB0Orx01
支援

610 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 17:48:42 ID:U6Af7qxp
 何事かとそちらを見た巡航中の生徒は、思わず『フライ』の魔法の集中力が切れ、墜落するところだった。

 凄まじい土煙を巻き上げながら、何かが爆走してくる。
 その人間の形をしたなにがしかの腕の中には、見慣れた桃色のブロンドヘアーが見える。つまりあれは、先ほどの平民使い魔、という事だろうか?
 しかし、その疾駆する速度は尋常ではない。普通に走るのとは比べ物にならない速度が出るはずの『フライ』の魔法を使用している彼らに、あっという間に追いついてしまい、そして。

「いやあああああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああぁぁああああああ!!!!」

 ぴょーん、と、軽く飛び上がるような動作で、空を飛ぶ自分たちの高さまでジャンプを敢行したのだ!

「あああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…………」

 そして、飛行する一団のド真ん中を突っ切っていくと、ドップラー効果を残しつつそのまま放物線上に落下。何事も無かったかのように着地し、あっという間に土煙は遠ざかっていってしまう。

 ぽかーん。

 置いていかれた少年少女たち+中年男の表情は、そう表現されるのが最も適切であった。

「ぷっ。くくく……! やるじゃない、ルイズ。そうでなくちゃね」
「…………」

 例外は二名。
 心底楽しくて仕方ない、といった様子でころころと笑う褐色肌の女生徒と、それとまったく対照的に、無言のまま土煙の消えていく方向を見つめ続ける蒼髪の女生徒。

 彼女の望むような波乱の種と、彼女の興味を引くような力。
 今日は、それがハルケギニアに召喚された日だった。

611 :エルクゥ代理:2008/03/18(火) 17:49:13 ID:U6Af7qxp
598 名前: ゼロのエルクゥ ◆yxbMPy6fic [sage] 投稿日: 2008/03/18(火) 17:47:49 gT6cUFKc
以上です。
少し長すぎたようで規制を喰らってしまい、申し訳ありませんでした。
よろしくお願い致します。

612 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 18:01:06 ID:U900Ofr8
乙でした。
…帰る気がなくなったのかな>耕一

613 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 18:16:46 ID:SbbuQEfY
いきなり奴隷を受け入れるとはやるな耕一

614 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 18:22:33 ID:Dl6JVa59
乙です。

>>552
思いついたの言ってみただけだからw
確かにマジック並の秘石眼持ちだと規格外過ぎるなぁ

615 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 18:36:51 ID:K80ZNZeM
楓ちゃんルートか
まあ正史っちゃあ正史だわな
リーフファイト後の異世界に対する知識がある状態でも面白かったかもw

616 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 18:49:30 ID:RvbRaUwR
ナイトレイダー呼ぼうぜ

617 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 19:02:31 ID:ipyO0GTw
>>616
最後には誰もいなくなって一人寂しく出動!と叫ぶルイズであった

618 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 19:15:57 ID:tVMEWY50
>>617
あの時の隊長の背中には実に哀愁が漂っていたなw

619 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 19:20:47 ID:kfdEdvJN
>>370
小ネタで良いんじゃない?

多重クロスが嫌なら奇妙な使い魔の方で『座談会』みたいなのやってみたらどう?

620 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 19:26:18 ID:Prsq05Yx
リーフつながりで坂神蝉丸召喚

「感感俺俺」な血のせいで、どう考えても避難所行きです。ありがとうございました。


真面目な話、その設定がなければ面白ろそうな展開が作れそうなんだけどなぁ

621 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 19:30:53 ID:uEqcPzjP
誰か若本ボイスのキャラをプリ〜ズ

622 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 19:38:32 ID:vedZs7bE
若本ボイス・・・・・・・

ナイ神父?

623 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 19:40:10 ID:RvbRaUwR
ロイエンタール
セル
ビクトリーム
ギンガマンナレーター
ジーン
テッカマンオメガ
こうてい

624 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 19:42:01 ID:xW1MFfTX
つ【ふたるさん】

625 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 19:44:52 ID:GIKDJMyu
デトネイター・オーガンのラングも彼。

626 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 19:45:11 ID:xW1MFfTX
って>>624素で間違いだorz
つ【あなごさん】です。

627 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 19:46:34 ID:vf3h6kvp
ちよちゃんのお父さんも忘れないで(w


628 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 19:50:23 ID:u1/varRf
>>581

おお、俺が始めてこっちの世界に足を踏み入れることになったアレから召喚されてる。
とりあえず、前半の楓ちゃんとのシリアスな別れの後にいきなり順応しすぎてる気がしないでもないけど
続き期待してる。









>>623
アナゴさんを忘れんなw

629 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 19:52:30 ID:5PUiS53U
>>623
>ビクトリーム
ルイズもいっしょに「ベリーメロン!ベリーメロン!」だなw

630 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 19:53:29 ID:HUmo4R5i
あとバルバトスも。

631 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 19:55:59 ID:pBvn874v
メカ沢も彼だったはず

632 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 20:02:47 ID:D2UAxi3P
スパロボで、マイヤー・V・ブランシュタインと、シュテルン・ノイレジセイアの2人も若本

633 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 20:03:41 ID:57JAEVr1
んじゃ知名度低そうだが吉永さん家のガーゴイルで。喚ばれてるし。

634 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 20:04:59 ID:0oW3wz5N
キングダムハーツ2のゼムナス

635 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 20:06:42 ID:HUmo4R5i
ゼムナスもたしか無、関係だったな

636 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 20:10:27 ID:evRzsz8n
>>551
そう言えば、ゼロ魔のファイヤーボールって着弾後どうなるんだ?
スレの場合、着弾後周囲を焼き払うだったけど

637 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 20:12:46 ID:U900Ofr8
ファイヤーボールって発生させた直後、本人は火傷しないのかな。

638 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 20:12:50 ID:ukzsxVYW
>>635
ほおおぉう、消えて、なくなりたいと、見える。

あの独特のしゃべり方でわかるから困るw

639 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 20:16:59 ID:10rcXCsg
某マイナーゲーのジルオールからフェティ様を呼んで威力が段違いなファイアボールに驚く面々
※ジルオール世界のファイアボールは超のつく高等魔法です

>>623
音速丸

640 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 20:20:56 ID:1ikYNqr2
>>516->>517
マタタビはすでに召喚されています。

初めて読んだ時「なんだこのむちゃくちゃな猫は!?」と興味をしめし、
ウィキで調べた後実際に漫画を読み始めて。
「サイボーククロちゃん」にすっかりはまってしまった私としては
続きが大変楽しみなんだけど…。

いつ投下再開されるんだよぅ…  orz


641 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 20:23:02 ID:tsMl4xXY
>>623
アンデルセン…
姉妹スレ行きだな

642 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 20:32:07 ID:X35kdshw
>>623
呂布を虜にしたあやつを忘れちゃいねーか。

でなきゃ呂布の部下。

643 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 20:47:14 ID:HUmo4R5i
若本さんの流れを切りますが、スレイヤーズ!の冥王フィブリゾを書いて見ました
小ネタですが9:00頃投下予定です。ちなみにこっちでは初投下なんでいろいろと変かもしれませんが…

644 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 20:50:57 ID:X35kdshw
各人、支援体制に入れっ。支援っ

645 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 20:53:40 ID:6XL8Zdbb
>639
ジルオールって魔法体系からゼロ魔と似通ってるから話は合わせやすいだろうけど
呼んだらただじゃ済まないのばかりだろうからなぁ


646 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 20:58:20 ID:O0yw3cTK
支援準備!!

647 :虚無を望む死霊の王:2008/03/18(火) 21:00:11 ID:HUmo4R5i
『滅びを望むのならば…与えよう…』
黄金に輝く闇が囁く。
『彼』は心の底から恐怖した。いま自分の目の前にいる存在に…
『彼』は心の底から後悔した。自分が犯したあまりにも大きすぎる失態に…
“アレ”からは逃れられない…本能的に理解してるはずなのに、自分は悲鳴を上げながら逃げ出していた。
逃げた、逃げた。恐怖しか考えられない頭で必死に逃げ続けた。
――――それでも、それは結局無駄なこと…すぐに“アレ”が後ろに迫ってきた。その『無』が、
全ての存在に平等に配られる『滅び』そのものが自分を包み込もうとする。


『宇宙の果てのどこかにいる、私の下僕よ!神聖で、美しく、
そして強力な使い魔よ! 私は心より求め、訴えるわ。我が導きに応えなさい!!』

―――刹那、その声は聞こえた……




「ふぅん……」
小高い丘から、『彼』はそれを眺める。
夜の闇の中、進軍を続ける見渡す限りの人間を…いや、トロールも竜もいる、7万もの大軍の兵達を。
普通ならば驚愕するようなその光景に、しかし、『彼』は特に何も興味を示さないといったふうにゆっくりと
大軍へと歩み寄っていく。一つ、思っていることを述べるとすれば―――
「……小さいなぁ……」
ポツリと呟いて、『彼』はただ一度、パチンと軽く指を鳴らした。
その瞬間……

先陣を歩いていた数百の命がその一瞬で『消えた』


突然の事に兵達に同様が沸き起こる。
落ち着け!冷静さを欠くな!と怒声を上げる士官だったが、彼自身内心何が起こったのか理解できていなかった。
ただいきなり、最前線にいた騎兵隊たちがバタバタと倒れだし、確認した時には既にその全てが事切れていたのだ。
パニックになりそうな自分の頭をなんとか抑え、再び視線を前方に向けた。
その時、彼の視線の先には夜の闇の中に、まだ十五にも満たないような小さな子供が、静かに佇んでいた…
その少年がニッコリと無邪気そうな笑みを浮かべると、またそっと片手を挙げ…パチンと指鳴らしをする。
瞬間に……その士官も、周りの大量の命と共に消えていた……

少年に気付いた兵達が、ようやくその手に武器を、杖を取り一斉にその子供に向かい攻撃を仕掛ける。
しかし、刃を持った者達が一斉に斬りかかろうとすれば、

バンッ

刃が少年に届く前に、剣を持つ者たちの体が風船の割れるような音と共に弾けとぶ。
メイジの騎士たちが少年に向け何十、何百にもなる魔法を放てば、少年は避けようともせずにその全てを身に受け…
爆炎と粉塵の後には、何事も無いかのように無傷の少年が変わらぬ笑みで佇んでいた。
そして少年がスッと人差し指をメイジたちに突きつけ、その指先をほんの少しだけ動かすと、
メイジたちの地面から突如夜の闇よりなおどす黒い何かが吹き出し、
周りにいたオーク兵と上空の竜騎士達ごと呑み込んだ…
屈強な体を持つトロール鬼が少年を叩き潰そうと棍棒を振り上げれば、
少年は少しだけ顔を上げトロール鬼と目を合わせる。
目を合わせる……ただ、それだけで、

ボヂュッ…

トロール鬼達の頭が無くなった……

648 :虚無を望む死霊の王:2008/03/18(火) 21:02:03 ID:HUmo4R5i
指を鳴らす。そうすると200くらいが消えた。視線を向ける。今度は300の命が消えた。
消える。消える。大軍が、とてもあっけなく、他愛も無く、どんどん消えていく。
その様を眺めながら……深くため息を着く。
……弱い。脆い。小さい。つまらない。
自分と命をもっている存在では、あまりにもその力の差が大きすぎる。
命を持つものには必ず『死』が来る。だが、自分にとって『死』はただの玩具に過ぎない。
『母』に削り取られた力はもうほぼ完全に回復している。
その証拠に今度は少し力を込めて指を鳴らす。……ほら、今度は2千以上が消えた。
そもそも自分は、自らが戦うことを好まない。命を持つ者とやったところで差がありすぎて面白くない。
それよりも計略を練り、相手を自分の手の上で躍らせるほうが自分好みだった。
だったら、なんで自分はこの場でこんなことをしている?
向かい来る者を、中には逃げ出そうとする者の命を、無造作に消していきながら考えてみる。
…すると、あるはずのない脳裏に、自分を呼び出した少女が、珍しく自分に微笑んだ時の表情が浮かんだ。
「………まさか、ね」
しかし、すぐに頭を軽く振ってその考えを消す。確かに彼女には形式上『助けられた』形にはなる。
とは言え、それに恩義を感じるわけはないし、第一そんなものを人間に感じた時点で魔族として失格だ。
自分は滅びを望む者。自分の主である彼女…そしてこの世界に存在する『虚無』の力を使う者…上手く使えば、
自分の理想……世界と共に迎える破滅を実現できるかもしれない。
だからまだ彼女はこの場で死なせるわけには行かない。
だからまだ生かす…そう、自分自身に言い聞かせて、少年は…冥王と呼ばれた人ならざる存在は一人で納得する。
「うあああああああああああっ!!!」
その時、一人の兵がほとんどヤケクソの状態で自分の頭上から剣を振り下ろす。
しかし…魔力の込められて無いそれは金属の塊でしかなく、少年の体をすり抜け地面に切っ先が突き刺さった。
それを呆然と見た兵の顔が、見る見る恐怖に歪んでいく。
………うん、やっぱり恐怖と絶望を浴びること自体は好きだ。甘露で…美味い…
「ばば、ば、化け物…化け物ぉぉぉぉぉぉ!!!」
「うん、そうだよ」
兵が絶叫し、それに少年が笑みで応える。次の瞬間、その兵の体が、肉が、徐々に膨れ上がっていき……
そこには、自らの体から湧き出る蛇に肉を喰い続けられる大きな肉の塊が転がっていた…



彼女を乗せた船はもう此処から離れているだろう。
もう少し派手にやってもいいかもしれない。
…なんでそのことに自分が若干ホッとしているのかわからないが……
「…まあいいや。とにかく、もうしばらくはこの面白くない計略を楽しもう」
誰にとも無く呟くと、ゆっくりと歩き出し肉塊の横を悠然と横切る。
残っていた兵達が慌てて各々の武器を少年に向ける。しかし、
その顔に誰もが浮かんでいるのは…どうしようもない恐怖…
少年はスッと片手を高く上げる。兵達の恐怖を感じながら…その手にゆっくりと力を収束させていく。

自分は破滅を望む者…破滅のために一人の少女を生かそう。少女を生かすために、この場の命を消そう…

手の平に集まった力…それをそっと…解き放した…



そして 全てが 消えた

649 :虚無を望む死霊の王:2008/03/18(火) 21:04:42 ID:HUmo4R5i
スミマセン小ネタなんでこれだけです。長編とかは書き続ける気合が続かないみたいで…
他の方に比べて目汚しスミマセンでした…

650 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 21:06:15 ID:N7yuMFSr
避難所に練習用スレがあるんだし、そこから始めた方が良かったんじゃないかな。

651 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 21:07:55 ID:O0yw3cTK
乙〜!
長編では難しいキャラだと思うんで、小ネタとしていいと思います

652 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 21:08:04 ID:rY1b2S6/
最強キャラって難しいよな

653 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 21:11:53 ID:Zdu/cZin
耕介に続いて耕一まで来たかw
どっちも2作目でアニキ系主人公www

654 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 21:22:54 ID:BzO7N94o
>>653
で、両方とも年上の従姉のお姉さんの料理の腕はアレだったり、ちかぼうは当初、角がないから量産型初音と呼ばれてたり
なつかしいな〜

655 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 21:24:59 ID:H847LkoG
>>614
てか、マジックよりもコタローの方がヤバイけどなw
召還するとしたら、サービスが一番妥当だろうけどね
今は秘石眼が無いし、恐らくシンタローどころかキンタローよりも弱いだろうし
もしも秘石眼を持ったキャラを召還するなら、ハーレムが良いかもしれないけど…
ただし、ギーシュがリキッドみたいな扱いを受けるのは確定だろうけどwww

656 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 21:27:49 ID:GIKDJMyu
そういえばこの世界の貴族って料理ダメかな?
日本の戦国大名は自分の獲物を自分で調理して振る舞うというのが最高のおもてなしだったそうで、特に独眼竜が料理マニアだったらしい。

657 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 21:30:28 ID:wHo5hxCT
貴族というか、家長が暖炉であぶった肉を客に切り分けて出す、
というのが作法の一つだった時期があるはずだ。
ただ、その作法だとメイドの存在と相性が悪い。

658 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 21:35:23 ID:EOFNaB8K
キラー7呼び出そうかな・・・
いやしかしこんなマイナーな作品・・・

659 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 21:36:15 ID:O0yw3cTK
>>655
秘石眼無くてもサービス様は充分に強い気が

パプワなら呼ぶならドクター高松などいかがだろう
ルーンの洗脳効果で、グンマの代わりにルイズに対して超過保護になるかもしれん
…ルイズが鼻血を浴びまくる気がしないでもないがな

660 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 21:40:27 ID:JXMmtufG
>>658
俺は大好きなんだけど、マイナー…かな

661 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 21:41:52 ID:kyA439QE
とりあえずダンのかっこさは異常>キラー7

662 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 21:42:26 ID:dc4rWC02
シンタローを呼んでベトコンじこみのスパイクボール
ルイズそれは超伝導だとか

663 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 21:47:23 ID:HfsZxcf4
パプワ君から呼ばれるなら遠藤くん!!!
小ネタな可能性大だけど

664 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 21:47:31 ID:DCowzRY5
東方のレミリア=スカーレット召喚、ハルキゲニアに夜の王が舞い降りる…とか
でも従者業務は戦闘以外殆ど咲夜と門番に丸投げ

665 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 21:48:11 ID:XCdKN9cC
鉄人28号FX召喚と申したか

666 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 21:54:39 ID:3Ja2fiSY
破裏拳ポリマー(鎧武士)を召喚したら、いろいろ便利そうだ。人間でありながら
陸海空を移動する乗り物(それも高速!)に変形してくれるから、アルビオン行き
やタルブ戦、その他モット伯からのシエスタ救出などにも活躍させやすそうだ。

667 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 21:54:42 ID:BzO7N94o
メンテ不要な自律ロボットって事でアストロガンガーを召喚

668 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 21:56:19 ID:L/5rPzfF
>>623
戴宗の兄貴
強いしいい意味で大人な人だからルイズの保護者役には向いてそう

669 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 21:58:51 ID:JXMmtufG
>>664
ラスボス勢の中では一番やりやすいかもね
でも全員呼ばれるなら何もかも美鈴に丸投げな気もするがw

670 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 22:01:10 ID:L/5rPzfF
耕一召喚が来たか

千鶴姉さんがきてたら胸のない平民とかいった奴全殺しにしたりしそうだな

671 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 22:05:26 ID:EOFNaB8K
やはり知名度低いよキラー7
とりあえず頑張って書いてみるよキラー7


672 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 22:06:16 ID:QH6O5VG/
ひさしぶりに98ひっぱりだしてやってみるか

673 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 22:07:19 ID:JXMmtufG
>>671
楽しみにしてる!

674 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 22:10:20 ID:l4Y4Le8k
若本で思い出した、PSP版SO1のアシュレイもだ。

アァァァナゴの手を捻るようなものォ!

675 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 22:11:32 ID:/zZR2NFO
>>664
ルイズが普通に殺されないか?

676 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 22:13:22 ID:EDNvPLRX
VPのジェイクリーナスも若本だ。
弓キャラでは結構強いほうだった。

677 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 22:21:55 ID:AYkuyWZg
パプワキャラを喚んでアーミン風ゼロ魔ワールド………
女キャラそっちのけで男男の御法度野郎ばかりの危険な展開。
若い部下(男)にメイド服を贈るワルド、ギーシュは薔薇族。

678 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 22:24:59 ID:BzO7N94o
ルイズがダイバ・ダッタを召喚
厳しい修業を経て虚無の化身に目覚め、人間皆殺しを目指すエルフの死ね死ね団と戦う。
(超能力でロボット作るのも可)

679 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 22:26:57 ID:xZuJBqxb
>>678
ジョゼフがミスターKを召喚して、「貴族死ね死ね団」結成

680 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 22:29:10 ID:3Ja2fiSY
>>678
>ルイズがダイバ・ダッタを召喚

ルイズが公爵とは名ばかりの貧乏貴族出身で、病弱な姉の治療のために一流のメイジ
を目指していたらなおよし。

681 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 22:31:34 ID:siqXcoj5
>>671
HITMANだって長編が書かれているんだ、逆に自分がキラー7を広めてやるぜぐらいの意気込みでGO!

682 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 22:50:18 ID:6XL8Zdbb
マテリアル・パズルのTAPを召喚
・・・つかマテパ知ってる奴いる?

683 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 22:51:06 ID:Uzcz9zXr
>>677
>アーミン風ゼロ魔ワールド
怪しげな忍者4人組とか、
心配性をやや通り過ぎてるお父さんとかを召喚した光景を思い浮かべてしまったじゃないか

684 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 22:52:09 ID:lBM+kn00
知ってるけど最近読んでないな…。とりあえずアクア達呼んだら
コロコロ変わって忙しそうな気はする。

685 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 22:58:48 ID:evRzsz8n
そう言えば、ファンタジー系から召喚されたキャラなら
ワルキューレ見て、リビングメイルだろってツッコミそうなんだよね

686 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 23:05:07 ID:ky2SjVrw
ファンタジー系とか伝承系だったらブレスオブファイアのリュウ(3)とかよさげかなぁ。
竜変身しなくても強いと思うけど。まあセリフ殆どないし書き手に依存するかな。

687 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 23:05:25 ID:H847LkoG
>>659
確かにサービスは強いけど、今の青の一族だと下から二番目って所じゃないかな
特戦部隊だと手も足も出ないぐらいに強いだろうし…
実力的にはシンタローと大差無いと思えるだけに、強過ぎると言えば強過ぎるだろうけど

それと、高松が登場すると…
最悪の場合『高松大好き』って大声で言っただけで無敵になりそうだから、高松よかある意味マシだと思う

688 :ゼロのルイズとマムクートプリンセス 第二話:2008/03/18(火) 23:08:47 ID:7osNzTA9
タイトル不明だとあんまりなので、急いでみました。
えーっと、五分後くらいに投下し始めて宜しいでしょうか?

689 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 23:10:39 ID:57JAEVr1
うぇるかむ

690 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 23:12:13 ID:05w23A54
腕かむ

691 :ゼロのルイズとマムクートプリンセス 第二話:2008/03/18(火) 23:13:21 ID:7osNzTA9
 つっきがーでーたでーた、つーきがーぁでたぁーあ、よいよい。
 初めての魔法の成功に気を良くした私は、チキを自分の部屋に置いて日課となっている魔法の練習を終えて帰る所だった。
 階段を登り自室に続く廊下に差し掛かった所で、見たくない顔を見てしまった。褐色の肌に赤色の長い髪、女を武器にした色魔で毒牙にかけた男は数知れず、学生なのにそんなんで良いのかと思うが、ゲルマニアはとても野蛮な国だから仕方ない。
 キュルケ・アウグスタ・フレデリカ・フォン・アンハルツ・ツェルプストー、通称微熱のキュルケは我がヴァリエール家にとっては天敵中の天敵である。詳しい事は省くが、とにかくもう顔を見たくないグランプリ王者だ。
 一瞬、金髪で眼鏡の行き遅れお姉さまが浮かんだ気がするけど気のせい。
「あら、今日も順調に爆発音響かせてたゼロのルイズじゃない、どしたの?」
「私はそんな長い名前じゃないわ、貧血のキュルケ」
「言ってくれるじゃないの……って、あなた、使い魔放っておいて何してるのよ」
 一瞬キュルケが何を咎めているのか分からなかった。実際自分の火トカゲだって部屋に置いているくせになんて思った。
 しかし、よくよく見てみれば微妙に髪は乱れてるし、所々制服が焼けてしまっているし、マントも付けていない。
 キュルケはトライアングルのメイジだ、人数で挑めば分からないが学院でも指折りの実力者である……だからこそ沢山の男性をつまみ食いしても咎められないんだろうけど。
 その彼女が憮然そうに鼻を鳴らし、何事も無かったかのように振舞おうとしているのが分かるが、一体何があったんだろう? 
「あなたの使い魔が襲われたのよ、ルイズ」
「……え?」
「見た目エルフでさらには亜人とのハーフみたいだ、なんて噂を聞いたら使い魔とは言え恐怖心を持つ人間はいるでしょうね」
 淡々と状況を語るキュルケの言葉が段々と聞こえなくなる、チキが襲われた……さっきまで一緒に食事を採って笑っていたのに。
 私の身体は自然と駆け出す、しかし衣服の一部をキュルケに掴まれて勢いが失われた。
「何をするのよ!」
 振り返ってキュルケの身体を掴もうとすると、その相手が指を廊下の奥の方に突き出した。その指の方向を折っていくと、小柄な体のクラスメートがチキを守るようにして立っているのがわかった。
 私の視線に気付いて彼女の眼鏡の奥が揺れる。

692 :ゼロのルイズとマムクートプリンセス 第二話:2008/03/18(火) 23:14:23 ID:7osNzTA9
「あの子はタバサ、礼なら彼女に言って。誰から聞いたのか知らないけど、一番最初に騒ぎに気付いたのはあの子だから」
 つかつかと大きな杖を片手にタバサとチキが近づいてくる、二人とも何事も無かったかのようにしてるけど、着てる服に煤は付いているしちょっとボロボロだ。
 それにしたって可哀想なのはチキだ、まだキュルケに服を掴まれてる物だから近付けないけど、今すぐに抱きしめて安心させてあげたい。
 振り返って睨むと気が付かなかったわとか言いながら笑い、その手を離す。
「チキっ!」
 小さな体に駆け寄り、力を込めて抱きしめる。 
 不意にぼやける視界に渇を入れつつ、頭を撫でながら必死にチキの体温を確かめた。
「ルイズ……怖かったよ、いきなりガーネフみたいな格好をした人たちが現れて、魔道書をばんばん使ってきたの、大した力じゃなかったから平気だったけどすごく怖かったよ」
「だいじょうぶよチキ、私がいる限りもう怖い思いはさせない、もう大丈夫だから」
 仮にルイズで彼女を守りきれたのかしら? なんていう野次が聞こえて来るものの気にしない。今後できるだけチキを一人にしない、さすがに私が近くにいる状態で襲い掛かってくる事は無いだろうし。
 ひとしきり抱きしめた後、ぼーっと立ちながら本を読み始めてたタバサに犯人の特徴を聞いてみた。
 曰く、フードを深くかぶり変装したラインのメイジが数名とドットメイジが何名か。魔法の影響で部屋は散々破壊されたものの彼女にもチキにも、そしてキュルケにも怪我は全く無い。
 が。


693 :ゼロのルイズとマムクートプリンセス 第二話:2008/03/18(火) 23:15:07 ID:7osNzTA9
「でも、一番驚いたのはチキ」
 なんて言うから思わず先を促してしまう。
「魔法が一切きかなかった」  
 本来なら詮索はせずに、今日のところはゆっくり休みましょうとでも言っておけばよかったのだ。
 そんな事を聞かされてしまったら、どうして魔法がきかなかったんだろう? なんて事を考えてしまう。襲われたチキを精一杯に思う傍らで。
「……ところで、私の部屋はボロボロなのよね?」
 言った途端、特にキュルケが目を逸らした。
 確かに狙いがチキなら、彼女自身に被害が及ぶ魔法を使えば良い。相手はそう思わないかもしれないが、チキは人畜無害で基本的にはなにも出来ないと夕食時に聞いていたし。
 数で勝る相手がそうしなかったのは、タバサの助けが早かったか。
 もしくは、騒ぎを察したゲルマニアの女に炎で吹き飛ばされたか。
 仮にゲルマニアの女がそうしたのならば、部屋のドアの向こう側は黒焦げになっていて見るも無残な状況になっているはず。
「まあいいわ、チキが助かったのなら。二人ともありがとう」
「あらら、ルイズにお礼を言われるなんて、明日は嫌な雨になるわね」
「……燃え尽きた部屋にはちょうど良いかも」
 タバサがぽつりと呟いた言葉にツェルプストーへの恨みが再燃したが、一生懸命消化した。
 ルイズ強い子だもん。


694 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 23:15:38 ID:ky2SjVrw
shien

695 :ゼロのルイズとマムクートプリンセス 第二話:2008/03/18(火) 23:15:42 ID:7osNzTA9
 が、この後一悶着あった。
 来るのが遅い教師達に夜中にも拘らず呼び出され、四人揃って事情を聞かれる。
 もちろんこちら側には非が無いし、一番咎められそうだったキュルケもいつもの飄々とした態度と、チキとタバサのフォローによって事なきを得た。
 しかし、オールド・オスマンの態度はキュルケ以上に良く分からない。
 チキの事を可愛い幼女じゃのうとのたまっただけならまだしも、意味ありげに飾りに付いた石を大切にしんさいと言った。
 どこかチキのことを知っていそうだったので、思い切って聞いてみると年よりは夜に弱いと言う理由で、早々に私達の前で眠ってしまった。
 学院長自身が別段咎める必要もないと言ったので、周りの教師達も怪訝そうな目をチキに向けるだけですんだ。
 ……そして今の私は、救護室のベッドにチキと一緒に腰かけている。
 この騒ぎのせいで眠る場所がなくなった私達はキュルケに自室に来ないかと誘われた。確かに背に腹は変えられないから、と考えたけどもタバサの、
「今日は珍しく一人」
 ぽつりと呟いた言葉で考えが変わったので、丁重にお断りした。
 結果二人で学院を彷徨う事になったけど、そこで色々な話をした。
 私の家のこと、ちいねえさまのこと。貴族のフォローとか、クックベリーパイの美味しさとかも。
 よっぽど怖かったのか、さっきからチキは黙ってばかりだったけど嬉しそうに微笑んだり頷いたりはしてくれた。
 やがて、そういえばベッドのある場所と思い付いたのが救護室だった。 

696 :ゼロのルイズとマムクートプリンセス 第二話:2008/03/18(火) 23:16:19 ID:7osNzTA9
「おつきさまが二つあるね」
 ぽつりとチキが呟いた。
 久しぶりに聞く声に感動を覚えるも、言ってる内容は良く分からない。
「月は普通二つだわ」
「そうなんだ、私のいたところは一つだけだったよ」
「ふぅん、場所によっては一つに見えるものなのかしら」
 しかし、ハルケギニアでそんな場所があるのかな? 仮にゲルマニアで月が二つ見えない場所なら自慢するのに、生憎とそんな話は聞かない。
「ねえ、チキはどこから来たの?」
「アカネイア連合王国って所だよ、そこのパレスで暮らしていたの」
「突然召喚されて驚かなかった?」
「ううん。すごく優しくて安心する声が聞こえたの、ガトーさまも行って良いと言ってくれたから来たんだよ」
 ふむ、そのガトー様というのはチキの家族に当たる人なのかしら、その人を様付けで呼んでいるのならもしかしてそれなりの家に暮らしていたの? 
 チキはチキなんだし。気にすることもないか。
 それにもう一つ、アカネイア連合王国なんていうのも聞いた事が無い。少なくとも地図上には載ってないけど……連合王国と言うくらいだから、どこかの小国の未開の地があるのかもしれない。 
「遅くなってきたわね、そろそろ寝ましょうか?」
「うん……」
「だいじょうぶ、絶対何も無いから、安心して?」
 ベッドが小さいので二人して抱きしめ合うような形をとる。
「なんだか、ルイズはマルスのおにいちゃんに似てる」
 お兄ちゃん? もしかしてそれは私の胸を見て? そんな卑屈な考えが頭をよぎるけどどうも違うみたい。
「ねえ、ルイズのこと、ルイズのおねえちゃんって呼んでもいーい?」
「ええ、いいわ」
「ありがと……おやすみ、ルイズのおねえちゃん」
 チキはこちらを見て微笑んで、それからしばらくすると目を閉じて寝息を立て始めた。私は一つ溜め息を吐いた。
 マルスのお兄ちゃんか……どんな人なんだろう? 
 月明かりの中、ひとり考えてみた。


697 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 23:18:21 ID:mpqtOWFp
支援は必要かいっ!

698 :チキの人:2008/03/18(火) 23:18:32 ID:7osNzTA9
投下終了です。
本当なら、チキとルイズのほのぼのとした話を構想していましたが、
いつまで経ってもタバサもキュルケも出ないのはまずいと思いこうなりました。

三話くらいまで、コルベールだけが登場してると言うのはアレですし。
次回は頑張ってシエスタ、そしてギーシュ……ギーシュorz

699 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 23:21:16 ID:mpqtOWFp
>>687
少なくとも、初代のパプワの6巻くらいの時点では、シンタローはサービス相手に
全く歯が立っていなかった。特戦部隊を除けば最強レベルと思われるアラシヤマと
ペアで戦っても歯が立たなかった。

700 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 23:23:51 ID:FT4ozLH2
>698
乙!
ギーシュを踏み台にするのが嫌なら自分で嫌な上級生とか、チキを危険視している連中、と言うオリな名無しの脇役を設定して、
そいつらを止めるorルイズにチキの危機を知らせる と言った感じで関わらせるのはどうでしょうか?
女の子が襲われているのを黙って見過ごすようなキャラでもなし……

701 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 23:39:08 ID:57JAEVr1
>>698
お姉ちゃんたらんとするルイズが微笑ましいですね、期待とGJを捧げたい。

702 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/18(火) 23:51:55 ID:Dl6JVa59
>>698
こういうほのぼのな感じ好きだ。投下おつかれさまです


>>699
なんだかんだでシンタローは結構弱い気がする
キンタローに手傷負わせたけど、自分はもっと酷くやられてたし

コタロー≧パプワ>マジック>アス>ハーレム>ジャン>サービス>高松=キンタロー≧シンタロー>特選部隊>>アラシヤマ>ミヤギ=トットリ=コージ>>>グンマ

こんな感じだと思ってる。グンマは潜在能力がヤバいだろうけど

703 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 00:00:07 ID:sIJiumOB
……ああ畜生っ!
チキを襲った腐れチ○ポどもをウォームの魔法でグチャグチャにしてやりたいぜ!

しかしチキ可愛いなぁ……
てか、女性陣が皆良い。

704 :664:2008/03/19(水) 00:01:11 ID:2O3SB7m1
>>669
いや、イメージとしては最初はレミリア様だけ召喚で
ルイズ「洗濯しなさい」
レミリア「嫌よ、私は遊びに行くから、洗濯なら咲夜がやるわ」
咲夜「畏まりました」
ルイズ「増えた!?」
レミリア「スキマに送ってもらったのよ」
って感じ(ちなみに『遊び』はタバサの吸血鬼討伐)

最初は「楽しむ為」にハルキゲニアに来たレミリア様(その為の「小道具」として契約してガンダールブ付けた)
でも「ゼロ」である事を悩むルイズがフランドールに重なったり
ティファニアの為に必死になるフーケに自分を重ねてしまい次第に『本気』になるレミリア様
最後は「4番目」として召喚されたフランドールと「ハルキゲニアを守る為に」死闘を…とか妄想したり

ちなみにスキマがほいほい紅魔館組を送り出しますが「全力で暴れられたら大結界ヤバイ」と言う黒い理由だったり

705 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 00:03:49 ID:Lmp1EHi0
>>704
それ全部二次創作で作られた設定じゃないか?

706 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 00:10:49 ID:VX1fXgJ+
西条副隊長をだな

707 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 00:13:37 ID:dQa6KS6r
>>704
相変わらずスキマ能力は反則だなw

やはり、性格が完成されていて成長しそうにない他のラスボス勢と違って
子供っぽいレミリアが一番長めの話に向いているか

708 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 00:19:23 ID:i4oU7lX8
完全無欠の少年は、欠陥だらけの大人になります。
だけど人間は欠点を克服できるからおもしろい

という訳でアーミン系とのクロスは非常にみたいなぁ
ルイズ達はどんな大人になるのかなー

709 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 00:20:30 ID:BubUs58T
漏れにはSSを読む程度の能力しかない。
誰かレミリア召還SS頑張ってくれ。

710 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 00:26:05 ID:/ZAqjHJH
>>699
それは四巻の時だと思う
それに、アス覚醒後のシンタローはキンタローにボロ勝ちしてなかったか?
PAPUWAの時間軸で考えるとサービスよりシンタローが強いと思うんだがどうだろうか…

あと、グンマの潜在能力はコタロー程じゃないけど尋常じゃないだろw

711 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 00:28:22 ID:OI3Smywn
東方のキャラはどうしても二次創作で作られた設定ばかり目立つからやめたほうがいいと思う

712 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 00:33:55 ID:w3g21OLC
アーミンなら夢王子ケエルを召喚。
普段の姿はでかいカエルでルイズ涙目
元の姿に戻るためにキスをせまってくるからサイトも涙目

713 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 00:38:20 ID:2O3SB7m1
「ピンク色の爆発するナマモノ」も一応アーミン
アーミンなのにあの作品は女性キャラが多かった気がするな〜

714 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 00:38:53 ID:YdXaQyp8
>>712
それならば自由人のガマ仙人も

715 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 00:39:06 ID:dQa6KS6r
>>711
そうかな?露骨なのをいれなければ(ニート姫やらPADやら)元々が設定がぼやかされているんだし
一次か二次か独自かなんて分からないと思うけど
大体、世界観的に本気で焦ったり怒ったりなんて描写が無いし

それに他のSSだって若干の二次設定が混じっていたりもするしね



716 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 00:48:05 ID:Lmp1EHi0
いくら子供っぽいからって500年以上生きてる吸血鬼がそう簡単にルイズに従うか?
人間は餌に過ぎないはずだからすぐに殺されるだろ
あの能力なら逃げるのも簡単だろうし

717 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 00:48:23 ID:w3g21OLC
>714
ケエルとガマ仙人はカエル状態での尻尾の有る無し以外は……
自由人に青の番人アスが出てきたり、チャンネル5にジャンやサービス、ドクター高松が出てきたりするのと同じでスターシステムなのです。

718 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 00:53:07 ID:dQa6KS6r
>>716
そこは描写しだいだろう
一応吸血鬼は人間友好度は低いが紳士的ということだし

719 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 00:55:26 ID:3mFZjEOb
>>710
PAPUWA時のシンタローってそんな強くなってるのか?
そういや、6巻っつったら最終巻目前だっけか・・・・・・

でも、アスって追い出されなかったっけ?

720 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 00:55:55 ID:+gWSSwCE
ゼロの軌跡を見て空の軌跡じゃ無しに他の英雄伝説から召喚とか面白そうかもなぁ
ミッシェルさん召喚とか
いや、バランスブレイクしそうか

721 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 00:59:31 ID:MBWREoX2
ミッシェル以外はぶっちゃけ地味なキャラ多いからなw
まぁそこがいいとこだから
やるならほのぼの系の方が合うような気がする

722 :伝説を呼ぶ使い魔 :2008/03/19(水) 01:02:50 ID:PBbVBYGz
久しぶりに投下予告。
1:30くらいでいいですか?

723 :664:2008/03/19(水) 01:02:59 ID:2O3SB7m1
>>716
私もその問題は最初に行き当たったので解決策として
「レミリア様自身が望んで(楽しむ為の手順として)契約した」と言う事に
だから使い魔業務は「楽しめる事」以外は全て従者達に丸投げ、従者達も主の言葉には従いますし

724 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 01:03:12 ID:OI3Smywn
別にまともな書き手が召喚するならレミリアでもフランでも咲夜でもアリスでも夢子でも神綺様でもZUNでも誰でもいいけど
今のスレの住人と職人ではただでさえ多いアンチをさらに増やすだけにしかならない気がする

725 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 01:04:08 ID:dQa6KS6r
wktk

726 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 01:06:52 ID:bRwUHunM
115 名前:名無しさん 投稿日:2008/03/19(水) 00:33:17 [ GCpiJaKQ ]
なんかレミリアレミリアしつこいやつがいるな
紅魔館のやつらで素直にルイズに従うやつなんていないだろ


116 名前:名無しさん 投稿日:2008/03/19(水) 00:39:08 [ S2Uwai.6 ]
東宝はよく知らん


117 名前:名無しさん 投稿日:2008/03/19(水) 00:43:21 [ mZoo85Tc ]
東方は東方板とか作って2ch外でやってくれんかなあ


118 名前:名無しさん 投稿日:2008/03/19(水) 00:45:14 [ 13Ejdg1. ]
作品だけならいい
でも雑談になってこのキャラはこんなに強いんだぜ
みたいなのは他でやってほしい


119 名前:名無しさん 投稿日:2008/03/19(水) 01:02:18 [ jLbbnUP2 ]
・メカのメンテ
・俺こんなに特撮にくわしいんだぜ
・俺こんなマイナー作品しってるんだぜ

○○呼ぼうぜ!よりうざいのは上記3つ



727 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 01:09:09 ID:kT71QuOj
レミリア召喚するなら、ちゃんと「運命を操る程度の能力」も書いて欲しいな。
どうも東方系のキャラが書かれる時にはスペルカードばかり扱われるけど、
本来の能力はちゃんとあるんだから。

もちろん、その能力をゼロ魔に絡めなきゃ、クロスの意味もないよね。
難しそうだなぁ。色々と。

728 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 01:09:34 ID:DbGfu89W
>>726
だから肥溜めどものはここに張らなくていいと(ry

729 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 01:12:53 ID:DcsFi5h1
>>728

いつもの奴だから相手にするな。
スルーが一番だ。

730 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 01:14:02 ID:z0rOjL8C
>>726
肥だめとか関係なくさ・・・ピックアップして貼ってる時点でコレは毒吐きの意見じゃなくて
ID:bRwUHunM個人の意見な訳で・・・何がしたいんだか

731 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 01:15:38 ID:Irso3e4f
>>727
以前に投下された小ネタの『きょむコン!』はゼロ魔のキャラもしっかり活躍してたな。

特にギーシュがw



732 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 01:16:18 ID:GXGTWZ46
>664
理想郷行って来い。
紫もやし召喚したのあるから。

733 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 01:16:38 ID:CzRtY28C
毒吐きはいつだって雑談Uzeeeeeeと過去の名作Sugeeeeeeだぜ

734 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 01:16:37 ID:YNhNB08Y
家紋

735 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 01:16:47 ID:d8Wdj0QU
召喚
ルイズ「アンタは一生私の使い魔よ!」
アラシヤマ「一生…一生傍におってええんどすか!」

キュルケと顔合わせ
ルイズ「それってサラマンダー?」
キュルケ「そうよ。好事家に見せたら値段なんかつかないわよ」
アラシヤマ「フレイムくんどすか…フフフ…かわいいどすなぁ…
同じ使い魔同士、友達になりまへんか」

フーケ討伐
ルイズ「みんな行くわよ!」
アラシヤマ「『みんな』…ええ言葉どすなぁ…
その中にわても…わても含まれとるんどすな!」



アーミンなら、やっぱりアラシヤマしかいねえ

736 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 01:17:04 ID:KrLET5sO
パトレイバーの特車二課が建物ごと召喚されるってのはありかね?
無茶なようで、実際に戦力として考えると然程極端でもないから
バランスブレイカーにもなりにくいだろうし、
(フーケのゴーレム相手でも、結構苦戦しそう)
色々なパターンの話が作れそうだ。
来々軒の親父と化すマルトー、
整備班のアイドルに祭り上げられるシエスタ、
シゲさんと胡散臭い発明に乗り出すコルベール、
茶飲み友達同士になる榊の親父さんとオスマン、
向かい合ってため息をつきあう南雲隊長とロングビル、てな感じで。
脇役同士の絡みが面白くなりそうなんだがなあ。

737 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 01:20:44 ID:dQa6KS6r
>>727
もちろんそうなんだけど、原作でレミリアの運命操作が発揮されたことってあったっけ?
死ぬはずだった人が死ななかったり、死ななかった人が死んだり…いやギーシュは生きていて欲しいw

738 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 01:26:10 ID:fCv+HABa
雑談打ち方やめー! わが軍はこれより支援体制に入る!

ものども、続けエエエエエ!!!

739 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 01:26:53 ID:VETWXLkl
伝説を呼ぶ人の再来だ、花束の準備はいいか!?

740 :伝説を呼ぶ使い魔 :2008/03/19(水) 01:32:40 ID:PBbVBYGz
学院長室にも二人『観客』がいた。
遠見の鏡でしんのすけのゲーム状況を見るのはオスマンとコルベールだ。
遠見の鏡に映る光景を見てコルベールが驚愕した顔で口を開いた。
「あの人並みはずれた動き…。やはり彼こそが伝説の使い魔だと言う事なのか…。」
「いやちょっと待たんかい。」
オスマンが冷静かつ的確にこの状況の矛盾点を突き詰めた。
「ミスタ・コルベール。その『ガンダールヴ』の特徴をもう一度『正確に』説明してもらえんか?」
「は、はい。彼のルーンを調べたところ、該当したのは始祖ブリミルの使い魔と言われた伝説の存在。
背中に差した剣を用いて呪文の詠唱時間の長い主を守ったという、神の左手『ガンダールヴ』です。」
「で?その能力と発動条件は何かな?」
「えっと、その能力さえ手にすればたとえ元がただの一般的な平民でも、
武器を持つことで身体能力があがり、さらにその武器の使用方法が手に取るように理解できる…。」
「うむ。君は確かにそう言ったな。ではわしから一つ質問がある。」
オスマンはもったいつけるように一回空咳をしてから言う。

「彼の武器というのはいったいどこにあるんじゃ?あのスッカスカの旗だとでも言うのかね?」

コルベールが俯いた。顔には汗がにじむ。
表情からは驚愕と同時に戸惑いも感じられた。
本当は信じたくないが渋々認める。と言った感じにコルベールが話す。
「わかってます…。本当は私だってわかってるんですよ。ガンダールヴの発動条件が武器を持つことである以上、
あの身体能力は元々素で持っていた物でないとおかしいと言うことは…。ただ、アレを信じろというのですか?
あんな子供の身で、メイジをも上回れるほどのポテンシャルを持ってるなんて…!」



741 :伝説を呼ぶ使い魔 :2008/03/19(水) 01:33:29 ID:PBbVBYGz
一方、傍観していた生徒たちも使い魔の目を介して行われるマリコルヌの実況を聞いて目を丸くした。
実際に見ているマリコルヌもあいた口が塞がらない状態だ。
あの平民の、それもまだ5歳くらいの子供がギーシュを押しているという台詞を聞き、誰もがマリコルヌの冗談だと思った。
しかしその現実は覆らない。
そしてその実況を聞いて一番驚いた少女が一人。他でもないしんのすけの主人、ルイズだった。
「あんな子供が…。メイジを押しているですって…?」
現実離れした話にとても驚いていた。ギーシュは確かに土の『ドット』クラスのメイジ。
メイジとしては冴えない伸び悩みした実力だし、少々自信過剰で隙だらけと言ってもいいだろう少年だった。
だがそれでも魔法も使えない平民の子供に遅れを取るようなタマじゃあなかったはずだ。
そして誰もがマリコルヌを、自分の耳を疑ったしんのすけの動き。
普段のおちゃらけただけのイタズラ小僧にしか見えない彼からは想像もつかない。
だが、他人に指摘されていたらルイズは驚いていただろう。その情報を聞いたルイズは、誰よりも嬉しそうな顔をしていた。
「…使い魔としての実力は、申し分ないんじゃない?」
ツン、と横にそっぽを向いたルイズはそう口を尖らせて言った。

そしてその中にもう一人、安堵の顔を見せていたのはシエスタだ。
「シンちゃん…。無事なんですね…。」
そんな時、近くが騒がしいのに気づく。騒ぎの原因はシエスタの同僚の二人のメイドだ。
腰を低くして地面に落とした何かを探すように辺りを探っている。
「ローラ?ドミニック?一体どうかしたの?」
「シエスタ…。ちょっと聞きたいんだけどさ、この辺りですごく変わったヤツを見なかった?」
変わったヤツ。はて、誰のことだろうか。
今のところ変わったヤツと言われて思い浮かべるのは今戦っているしんのすけくらいだ。
だがこれだけの騒ぎを起こしているしんのすけに気付いてないはずがない。
「さあ…。どんな人?」
「あ、いや、人じゃあないの。でもなんというか変わったヤツで…。」
「でも誰かの使い魔という訳ではなかったみたい。ルーンもなかったし。」
シエスタは首をかしげる。どうもイメージが伝わってこない。
「だから…。もう少し具体的に教えてくれないと私も探せないよ?」

「「羽毛布団(わたあめ)のようにフワフワしたとても可愛らしい(気味の悪い)動物だったわ!
今思い出しただけでも顔がニヤけちゃう(背筋がゾクゾクする)わ!!」」

賛否両論。うっとりしているローラを尻目にとりあえずシエスタはやけに怯えているドミニックに話しかける。
「えっと、やけに批判してるけどどうしたのドミニック?」
「私だって最初は可愛いと思ってたわ。でもダメ…騙されてはダメよ。アレは愛玩用ぬいぐるみの皮を被ったモノノフよ…。」
何があったのか、顔に大汗をうかべるドミニックだった。




742 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 01:33:47 ID:fCv+HABa
支援! 支援はまだか!?

743 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 01:34:34 ID:dQa6KS6r
わたあめ!支援!

744 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 01:35:04 ID:YNhNB08Y
支援

745 :伝説を呼ぶ使い魔 :2008/03/19(水) 01:36:18 ID:PBbVBYGz
現在の得点 しんのすけ 7−3 ギーシュ

洒落たデザインの旗を持ちながらヒラリと、空中ブランコから着地するしんのすけ。
ギーシュから奪い取った手持ちの2本のフラッグを持って再び院内に逃げる。
「あと12分!この旗を持って逃げ続ければオラの勝ちだゾ!」
そう言って腕の腕時計に目をやる。
腕に書いただけの時計でどうやって判断するのかは疑問だが。
「うーん。後は『誰』が集めてるのかな〜。いるはずなんだゾ『探し当てる誰か』が。…お?」
歩いてくる影があった。
それは人の姿をしていた。しかしカチャカチャと金属音を立てるそれらは全身が青銅色をしている。
鎧を着た人間ではない。鎧なら普通は鉄製の物を使うだろうし、何より人が入るには少し細すぎる。
「きっと戦闘員だ…!魔法で動くロボット戦闘員を作ったんだ!
こいつらがギーシュ君に協力してるから旗がどんどん見つかってるんだ!」
ゴーレムを戦闘員と仮定してワルキューレの正体を割り出すしんのすけ。
そのまましんのすけは柱の下に旗を置いてワルキューレの前に出る。
「旗はここだゾ〜。やーいやーい!ここまでおーいで!背中が
すすけてるぞ〜!おケツがユルユルだゾ〜!!」
だがワルキューレからの返事はない。しんのすけの挑発を一度立ち止まって見ることもせず、
まるでしんのすけの存在に気付いてないかのように前に進んでいく。
しんのすけも少しカチンと来た。
「…無視ですか。」
おのれどうやってこらしめてくれようかと憤るしんのすけ。
だが何気なく顔を見たときだ。気付いた。ワルキューレに『目』がついてないことに。
そして事が起こったのはしんのすけの横を通り過ぎようとした時だ。

急に旗を隠した柱に向きを変え、激突する勢いで前進を始める。

「おお!?旗の隠し場所がバレてる!どこに隠してもわかるのかな!?」
大急ぎで旗を横取りするためにワルキューレの横をさえぎるしんのすけ。
一手、ワルキューレが先に動いたにもかかわらずしんのすけが先に旗を取る。
ワルキューレが思いっきり壁にぶつかって頭部が少しへこむ。
だが、ワルキューレが今まで見えてなかったしんのすけが見えるようになったように追いかけてきた。




746 :伝説を呼ぶ使い魔 :2008/03/19(水) 01:37:21 ID:PBbVBYGz
途中躓いたり壁にかすったりしてるのを見てもワルキューレに目がないことがわかる。だが。
「アイツ目がないのにどうやってオラを探してるんだ?…やっぱりオラの推理が正しいって事なのかな?」
首をかしげ考えるしんのすけ。せいいっぱいのスピードで逃げれば振り切れそうだが、
相手はゴーレム。スタミナなど関係ないだろうから長い時間正確に追い続けることが出来るとなればしんのすけが不利。
「うーん。もーめんどくさいから、投げちゃえ。」
ポイッ、っと本当にあっさりとしんのすけは旗をダーツを投げるように投げる。
一本目はうまくどこかの部屋の中に落ちたが、二本目は壁にぶつかって落ちていく。
「今のうちにダーッシュ!!」
しんのすけは他の旗の隠し場所を目指して逃げた。

一方ギーシュは相手の実力を考え、まずはしんのすけが隠したフラッグから先に探す。
学院の地図を真剣な顔つきで睨みながら目的地に向かう。その顔には汗がたれる。
「全く…。ただ力の差を見せ付けるだけの戦いにあまり時間をかけさせるんじゃあないよ。
魔法、ゲームの年季、そしてこの『トリック』!この圧倒的な差!絶対に勝利などできるものかッ!」
あの後ギーシュはすでにしんのすけの隠した旗を2つ見つけていた。つまるとこ現在イーブン。
しんのすけのスピードが速く、追いかけるのを諦めたが、それならまず隠した全てのフラッグを潰してから
追跡を始めたほうがよっぽどいい。そう思って集めていた時だ。
頭に衝撃が走る。頭の上に何かが落ちてきた音だった。
「イデッ!!なんだこれは!?」
落ちてきたのは、旗。
さっきからずっと取り合っていた青銅の旗だった。
「得したが…。なんだこれは?いったいなんでこんな物が…。近くにいるのか?」
ブツブツ言いながら先を進む。
頭上でもう一本旗が吹っ飛んでたのに気づかず。

しんのすけ 4−6 ギーシュ


747 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 01:39:20 ID:fCv+HABa
諸君、私は支援が好きだ。
諸君、私は支援が好きだ。
諸君、私は支援が好きだ。

748 :伝説を呼ぶ使い魔 :2008/03/19(水) 01:39:27 ID:PBbVBYGz
…かに思えたが。
「ムッ!?いま頭上を!?」
ギーシュが不自然なほど感良く気づく。その旗は窓の中に飛び込んでいくところだ。
「あの窓から飛んだのか?あの辺りにワルキューレがいるな…。追い詰められて投げたなら
罠の可能性は低い。取りに行くか。」
ギーシュは迷わなかった。さっきからしんのすけには自尊心をくじかれまくってるのだ。
さっそうと拾いに行くため後ろを向く。
その時だった。

…ササッ!!

「…!!?」
一瞬、目の前を何かが横切った。
「アイツか?自分で投げた旗を自分で取りに行ったのか?」
ギーシュは身構える。しんのすけがまた自分になにかをしかけてくるかもしれない状況。
またしんのすけの手玉にとられるのはグラモン元帥の四男としても黙ってられない。
さっきまでの軽くあしらってやろうと言った余裕などすでにない。
それ自体がすでにしんのすけのペースに飲まれてることにも気づかない。

走っていった影を追っていく。
だが曲がった瞬間にギーシュの目に映ったのは。


749 :伝説を呼ぶ使い魔 :2008/03/19(水) 01:40:18 ID:PBbVBYGz
――――――目に映った物は。

道端に落ちている一本の旗だった。

「…すっごいわかりやすッ!!?」
と言うのがギーシュの第一印象。
そりゃそうだ。あまりにも不自然に旗がおいてあれば誰だってそこに罠があると
感づくに決まっている。
ギーシュは通路の奥を睨む。
(ヤツめ…。向こうで慌てふためく僕を見てニヤニヤ笑っている図が目に浮かぶ…。
きっと罠があると気付くことを想定してるな…。まだ4本も余裕があるから。
だがいくらなんでも…舐めすぎだッ!)
ギーシュが杖を出す。狙いは目の前の旗。
「『レビテーション』ッ!!」
旗がギーシュの思い通りに空中に浮く。そして思いっきり近くの床を叩きつける。
すると、目の前に隠されていた細い紐がまるで近付いてきた者を吊るし上げるためにわっかを作って
空中に浮く。誰もひっかかってなどいないのに。
「そして!お前の事だからもう一つ用意しているだろう!?僕がこの仕掛けに気付いた場合に
得意げになっている僕の不意を打つトラップを!『ワルキューレ』!!」
花びらから青銅の人形が生まれ、ギーシュの頭上に拳を振るう。
ゴインッ!!と落ちてきたタライを弾き飛ばし旗を手元に引き寄せる。

しんのすけ 3−7 ギーシュ


「おおっ!!作戦しっぱーい!!」
少年の甲高い声が聞こえる。
二重トラップが破られ、しんのすけが慌てて飛び出した。
ただし。しんのすけが飛び出してきたのはギーシュの背後。
「あれ!?後ろに!?さっきのはしんのすけではなかったのか!?」
ギーシュの後ろを取ったしんのすけが走り出す。ギーシュとの距離を一気に狭める。



750 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 01:41:48 ID:48vW3Os4
風雲児支援


751 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 01:43:13 ID:fCv+HABa
支援

752 :伝説を呼ぶ使い魔 :2008/03/19(水) 01:43:49 ID:PBbVBYGz
そしてしんのすけがホルスターから愛銃を引き抜くように手で銃の形を作る。
そしてギーシュの背後2メイルほどまで狭めたところで回転を加えるようにジャンプ。
狙うは…ギーシュのケツッ!!

「必殺!!ドリルカンチョーーーーッ!!」

「かゆうまッ!!?」

クリンヒットッ!!ギーシュはまともにしんのすけのドリルカンチョーを食らう。
しんのすけが技を決め終えたと同時にしんのすけは逆方向に逃げ出す。
そして角を曲がるところで何かを拾って駆け出す。おそらく、いや間違いなく旗だ。
「ぐう〜〜〜ッ!!待てッ!!」
ギーシュが尻をおさえながらしんのすけの後を追う。
涙目になりながらもギーシュは勝ち誇ったようにしんのすけの後姿を見て笑う。
(どこまでもこけにしやがって…。だが僕の勝利がゆるぐもんか。僕には必勝のトリックが
あるんだ。加えてこのワルキューレ。残り時間は残り8分と言った所だが数で押せる僕なら
問題なく勝てるはずッ!あんなガキに…解けるはずがない。負ける要素なんてあるわけないッ!!)
ギーシュが全力疾走を行う。だがしんのすけは余裕そうに後ろを向き、旗を隠すようにかかえながら言う。
「さぁーてここで問題!残る旗はあと3本!オラは今何本旗をもっているでしょーか!?」
ギーシュの不意をつくような質問だった。一瞬『トリック』が解かれたかと思ったがそんなはずない思い直す。
(何と答えようかな…。『ウソ』をつくべきかあえて『本当』の答えを言うべきか。
3本とは言えないな。窓の中に飛んでいったのを見てたかもしれない。どうしようかな?
1本?2本?わざとウソをつくか本当のことを言うか。)
だがギーシュは食堂の角に逃げた時にしんのすけに向けて大声で言い放つ。
「さあね?体で隠されてはわからないんだが…。カンで答えるとするなら『1本』じゃないかな!?」
ギーシュが食堂の入り口を通り過ぎて答える。
そこにはもう逃げるのをやめたしんのすけがたたずんでいた。
得意げな笑顔を見せて言い放つ。
ニヤニヤ顔で言い放つ。

「正解!答えは『1本』だゾ!!」

ギーシュの答えは正解した。しかし正解したギーシュの見せた表情は…驚愕だった。


753 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 01:44:42 ID:VETWXLkl
かゆうまwwww支援www

754 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 01:45:06 ID:dQa6KS6r
支援

755 :伝説を呼ぶ使い魔 :2008/03/19(水) 01:46:37 ID:PBbVBYGz
「え……?」
ギーシュの顔から笑みが消える。かわりに驚愕と焦りが見て取れた。
(な、なんで…。そんな、なんで、だって…!)
「おやおや。どうしたのかな?せっかく正解したのにその表情。まるで『クイズ大会で八百長してわざと答え間違えて
上司のポイントを上げようとしたのにうっかり正解して上司を脱落させてしまった部下』みたいに焦ってるゾ?」
そう言ったしんのすけの姿はさっきまでの赤いシャツに黄色の短パンといった格好ではなかった。
青いボタンの付いた上着に短パン、蝶ネクタイに腕時計、大きな伊達メガネをかけ、坊主頭の後ろは少しハネている。
「なんだその格好。さっきも姿が変わっていたな。さっきはモミアゲが伸びていたが。」
「フフン。オラはその場その場で姿を変える出たとこ勝負のヒーローなんだゾ。」
「その場合は臨機応変って言わないか?どっから用意したソレ?本当に何者だよキミは?」
しんのすけがメガネを手にかけて言う。気取った決め台詞を言い放つ様に。

「後藤 コシン。探偵だゾ。」

「なぜ後藤?…まさかアレか?僕がルールに反した行動でも取ったとでも?」
ギーシュが顔に汗をうかべてしんのすけに問う。
しんのすけはそんなギーシュを追い詰めるように続ける。
「魔法は使ってもかまわないからそういう魔法を使えわれてたら言い逃れできてたかもしれないゾ。
だから最初にね、ルイズちゃんに旗を確認してもらっておいたんだゾ。そしたら魔法によるインチキはどこにもないし、
そもそもギーシュくんにそんな魔法は使えないって教えてもらっていたゾ。だから探知しているとしたら
ルールに反したインチキ以外にありえない。例えば誰かがギーシュくんに旗のありかを教えているとかね。」

マリコルヌの実況を聞くルイズも頷いた。
「そ、そうよ…。アイツに聞かれた通り言われたから調べたけどそれらしいものはなかった。
魔法で探っている線はないわ…。」
「でもそれだったらどうして…。」
シエスタも疑問を浮かべる。しかし真相はおそらく戦場にいる両者のみぞ知る。


しんのすけの鋭い発言にギーシュが一瞬ドキリとするが言い返す。
「な、僕に旗の隠し場所を教える協力者がいるとでも言いたいのかね!?」
「そのとーり!オラを追いかけてた時も見逃した時も真っ直ぐ旗のある部屋に行ってたよね。
途中で4ッつくらいドアはあったはずなのに!あの部屋にはすでに旗が隠れてるかもしれないと思わせるよう
散らかしておいたはずだゾ。なのにこうもスムーズに見つかったのはどーゆーこと?」
「全部憶測に過ぎない。君の仮説はでっち上げだ。キミほどの人間ならそういう怪しい人物がいたら
すぐに見つけられるだろう?隠れても無駄そうだしね。キミのポテンシャルのほうがむしろその仮説を不可能に…。」
「いいえ間違いありません!そしてその証拠はさっきの旗の数の質問の時点でバッチリだゾ!」


756 :伝説を呼ぶ使い魔 :2008/03/19(水) 01:49:55 ID:PBbVBYGz
しんのすけはさらに推理を話す。
「まず最初に考えたのはあの戦闘員たちが自動的に旗の場所を犬の鼻で探るように感知して追っかけてくる可能性だゾ。
でもあの青緑っぽい戦闘員には間違いなく目がなかった。それに自動で動いてるにしては少し動きがザツーな感じだったしね。
さっきご本のお部屋に行ったゾ。旗を隠してたあたりの本がものすごく散らかってた。
後であのモンモンのお姉さんとかに聞けばわかるかもきっと裏はとれるはずだゾ。その戦闘員はギーシュくんが手動で動かす操り人形だってね。
その腰のお城の地図を見れば離れていてもおおまかに動かす事ができるかもしれないしね。」
ハッとしてギーシュが腰の地図に目をやった。そしてしんのすけに目を戻して思う。
(目ざとく見ている…!バカなのか天才なのか…わからないヤツ…!)
「ではどうやって探知したのか?確かに誰かが教えてるにしてはなかなか見つからないゾ。オラはね、
こう見えてもかくれんぼの名人なんだ。あの手この手で隠れ場所を考えるし、それを応用して
相手の隠れ場所も考え出せるから見つけるのも得意。ギーシュくんくらいの年の人はもう見つかってもおかしくないはずだゾ。
どうして見つからないのか?そこで思い出すのがルイズちゃんとシュークリーム先生の証言だゾ。」
「もしかしてシュヴルーズ先生か?」
「そうとも言うゾ。まずルイズちゃんが言っていたのはこのセリフ。」

―――――使い魔は主人の目となり耳となる能力が与えられるの。
―――――使い魔は主人の望む物を持ってくるのよ。

ギクリとギーシュは心臓が早鐘を打っているのに気が付いた。
「使い魔の…能力…!!」
「オラの友達にね、四郎さんと言う大学生の人がいて、これが大学に入るまでよくお世話したんだけどね、
四郎さんは人並みにグラビアを集めたりしてるわけだけどその中にマンガ本もあったことに気が付いた。
勝手に探ったら怒られたけど。そのマンガで知った話らしいだけどモグラって人間と比べて目は見えづらいらしいけど
鼻は犬並みにいいって聞いたぞ。きっとあの大きなモグラさんも鼻がいいんだろうね。自慢のモグラだって言ってたし。」
「ヴェルダンテ…!!」
この局面でヴェルダンテの話題を出してきた。
もうダメだ。間違いない。コイツは気付いている。ヴェルダンテのトリックに。
(じゃあさっきヴェルダンテが数を『間違えた』のは…!)


757 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 01:50:36 ID:fCv+HABa
支援

758 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 01:52:07 ID:qPzGZJX6
ギーシュの使い魔は「ヴェルダンデ」
「テ」じゃなくて「デ」だ

759 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 01:52:18 ID:48vW3Os4
支援

760 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 01:52:44 ID:39hyk/W5
子供相手にかっこ悪いなあ、ギーシュ、しえん

761 :伝説を呼ぶ使い魔 :2008/03/19(水) 02:02:03 ID:PBbVBYGz
しんのすけはギーシュにトドメをさすように告げる。
「魔法のモグラさんだからこのお城全体を地下から嗅ぎ取ってるとしても問題は何を嗅ぎ取っているのか?
モグラさんは旗に付いてる何を嗅ぎ取っているのか?なにかこのゲームをするうえで何か余計な物がないか?
そこでさっきのシュリンプカレー先生のセリフ。たしかドットからスクウェアのレベルがあるっていってたかな?」
「だからシュヴルーズ先生だから!」

―――――私は土系統のトライアングルですから『錬金』できるのは真鍮が限界。ゴールドは『スクウェア』でないと
錬金できませんし、そのスクウェア・スペルも精神力の回復に多くの時間がかかりますからお金持ちになるのは
少し難しいですね。

「ゴールドが難しいのは珍しいから?めったに鉱山とかから掘り出されないからイメージしにくいとか?
それはわからないけどとにかくゴールドも難しいならこういうのを『練乳あずき』するのは難しいんじゃない?」
「だから錬金…!!」
ギーシュが目を見開く。
しんのすけのポケットから出てきたものはブローチのような赤い宝石。ルビーだった。
少し大きなルビーの装飾はもう片方の手で持っていた旗の端にも付いていた。
「全部の旗についてたね。コレ。でもコレギーシュくんが作るには少し難しくない?
テレビで言ってたぞ。ルビーはサファイアの何倍も珍しい宝石で価値もすごくデカイって。
『そんな物』をドットのギーシュ君が作るには少し難しいんじゃない?そういうのは後で聞けばわかる話。
今大事なのはギーシュ君がインチキができる状況で、それを実際にやってるかもしれない疑惑のほうだゾ!」
しんのすけは勝ったように言う。メイジという圧倒的な力を持つ物の一端に平民の5歳児が。

「ギーシュくん。反則負けでオラの勝ちだゾ!!」



762 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 02:02:30 ID:fCv+HABa
支援

763 :伝説を呼ぶ使い魔 :2008/03/19(水) 02:04:14 ID:PBbVBYGz
その時だった。バキンッ!と音を立て床から手が伸びる。
その手はしんのすけの足を確実に掴んだ。
「え?うおおー!動けないゾー!!」
地面から伸びる土の手がしんのすけを拘束する。
そのしんのすけに近づくのはギーシュだ。大汗をかいていたはずだがその顔には余裕がある。
「『アース・ハンド』。土系統のドットスペル。地面から手を伸ばして相手を掴む技だが
得意げにしゃべってるキミには簡単に使ってやれた!!」
ギーシュがしんのすけから旗を奪う。

しんのすけ 2−8 ギーシュ

そのままギーシュはしんのすけの襟を掴んで持ち上げる。
しんのすけはそのまま空中でもがくばかり。
「はなせ!ひきょーもの!!」
「卑怯とはひどいな。…まあ確かに驚いたよ。僕の必勝トリックを見破るなんてすごいじゃないか名探偵。
そうとも。僕のヴェルダンテは宝石に目がなくてね。一度覚えた宝石の匂いを覚えてそれを探し当てることができるんだ。」
「ゲームはオラの勝ちのはずだゾ!」
「そうかな?キミは一番大事な事を忘れている。僕が出した条件は『お互い、メイジも平民も
どちらの味方もしてはならない。』だぞ?メイジでも平民でもなく使い魔のヴェルダンテを協力させて
なにかルールに反したことをしたか?」
「メチャクチャズルイゾ!クッソー!そんなのナシだゾ!!」
しんのすけが断固抗議する。しかしギーシュはどこ吹く風だ。
今にも歌いだしそうなノリでギーシュは言う。
「ルールに則っているんだ。文句を言われる筋合いはないね。それに本物のメイジを相手にする時はそんな
文句など一切聞いてくれないぞ?自らの使う魔法。使い魔の有効な扱い。それらができてこそメイジなんだ。
力も味方も持たないキミが悪いね!」
なんというズルの正当化。モンモランシーはまちがいなく引いているだろう。
おそらく勝っても損するギーシュがワルキューレを集めて言う。
「僕はすでにヴェルダンテを最後のあの旗が飛んでいった部屋に向かわせている。これを僕がとれば9点だ。
だが最後のルビーの取れた旗のありかはどうしてもわからない。なあ教えてくれよ。最後の旗はどこにあるんだい?
ルール上殴る蹴るはダメでも、キミが吐くまでワルキューレにジャイアントスイングをやらせてもいいんだよ?
あきらめて負けを認めるんだ!ノハラシンノスケ!」
いくらしんのすけでもずっと回されてたら確実に具合を悪くして最悪吐くだろう。
勝ち目のない戦い。もうギーシュは止められない…。


764 :伝説を呼ぶ使い魔 :2008/03/19(水) 02:06:11 ID:PBbVBYGz
―――――そう絶望しかけたその時だった。
「ど、どうしたんだヴェルダンテ!?」
「??」
しんのすけを掴んでいたギーシュが急に焦りだした。何が起こったのかは分からない。
「何?襲われた!?噛まれただって!?バカな!どういうことだ!?」
ヴェルダンテの声を聞いたギーシュはしんのすけを睨む。
「何が協力者を使うなんて卑怯だ!!自分こそ同じ手を使ってるじゃないか!!誰に襲わせたんだ!?」
「え?いや、オラ知らないぞ。」
「ウソをつくんじゃないよ。他に協力者がいるんじゃないのか?どうやってマリコルヌの目をかいくぐって
来たのかは知らないけど!」
しんのすけにはワケがわからない。そりゃ自分は最初から一人で戦うつもりだったのだ。
1対1にルイズやシエスタを巻き込むつもりはない。
「本当に知らないゾ!!」
「いいかげんに…どうしたヴェルダンテ?何?こちらに近づいているだって!?
だが人影などどこにも…ウボァッ!!!」
ギーシュが何者かの攻撃をわき腹に受けた。
その拍子にしんのすけが華麗に着地した。すぐにしんのすけは誰が自分を助けてくれたのかを確認する。
「アン!アン!」
「お、お前は…!」

しんのすけを助けた『ソレ』は人間ではなかった。だが決して化け物でもない。
旗を咥えていた『ソレ』は真っ白い毛に覆われていてフワフワとした印象をもっている。とても可愛らしかった。
まるでわたあめを思い出させるかのような外見。しんのすけの愛用の兜を被っていた生き物だった。
それは犬だった。しんのすけに拾われてからずっと彼の相棒を勤めてきたしんのすけの愛犬だった。

「おおッ!シロ!おまえも来ていたのか!!!」

―――――――シロ。彼はそう呼ばれていた。


765 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 02:07:17 ID:48vW3Os4
それにしてもギーシュ、実に非道である。
支援

766 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 02:08:15 ID:VETWXLkl
まさしく大人気ないw支援

767 :伝説を呼ぶ使い魔 :2008/03/19(水) 02:08:18 ID:PBbVBYGz
「い、犬だ!平民の犬がギーシュにフライングクロスアタックを決めた!!」
「い、犬!?犬ですって!?シンノスケの!?」
「シンちゃんの…犬なんですか?」
ヴぇストリの広場にいた面々が口をそろえてざわめきだしていた。
しかし、疑問に思ったキュルケがルイズに聞く。
「でもなんで彼の犬までこの学院にいるの?」
「さ、さあ?」

兜を被った自分の愛犬と再会を喜ぶがしんのすけが疑問を抱いていた。
「でもシロ。どうやってこの世界に来たんだ?」
「アヴウウウウ…。」

シロがここにいる理由。簡単だ。ルイズはしんのすけを呼ぶ時同時にシロを呼んでいただけだ。
逃げたところですでに召喚されているしんのすけとリードが繋がっているから必然的にシロも呼ばれざるを
得なかったのだ。
しかししんのすけにとってそんな理由はどうでもいい。
再会を喜んでいる横でギーシュが起き上がっていた。周りにはすでに7体のワルキューレを。
「フン!キミだってインチキをしてたみたいじゃあないか!」
「インチキじゃないもーんだ!平民でもメイジでもないシロは戦っていい。そういったのはそっちだぞ。」
しんのすけの挑発に対しギーシュは余裕の笑顔で返す。
「だからどうしたんだい?こっちは7体のワルキューレ。そっちはそんな小さな犬っころじゃないか。
殴る蹴るはダメでも、掴んで捕らえるのはいいルールだったはずだよ。」
「それでも!オラは負けない!シロの持っている旗を守りきって!シロが逃げ切ればオラの勝ちだゾ!」
そう言って淵に隠しておいた物を武器にかまえ、シロの被っていた兜を受け取って被る。
「10本目の旗…。そこにあったのか。」
「シロ!遠くまで逃げろ!」
「アン!」
負ける気はしなかった。その兜はしんのすけの本気の覚悟の表れだった。
そしてそれに答えるために。
『宝石を取り外すために叩きつけて割れたことで、先が鋭利な得物と化していた旗』が答えるように、
無論そんな使い方をする気はないが、その左手は光った。

768 :伝説を呼ぶ使い魔 :2008/03/19(水) 02:09:46 ID:PBbVBYGz
学院長室の二人は突然驚愕した。
「オールド・オスマン!ご覧ください!あの印は間違いなく!」
「やはり彼が…しかし、彼すごいの。犬の扱い方といい、あの頭のきれっぷり。
一人で4つの使い魔こなせるんじゃあないか?」
「ええ。彼の基本スペックが優れているのはわかりました…。ですが、だからこそ恐ろしい!」
コルベールは正直に心の半分を埋め尽くす恐怖を打ち明ける。
その顔は強張っていていやな汗がにじみでている。緊張している証拠だ。
だが残る半分を埋める期待が彼のセリフを続ける。
「ただでさえ超人的な彼が…『ガンダールヴ』の力を使ったらどうなってしまうんだ!?」
神の左手、ガンダールヴ。
その力があればさえない17歳の少年ですら7万もの軍勢と渡りあえる超人的な力。
これが、

ただでさえ超人的な野原しんのすけという少年に発揮されたらどうなるか…!?

答えはすぐにやってきた。
この1分に満たない時間。野原しんのすけは。
全ての人間を超えた。

「見て!食堂にいるわ!!あの二人は食堂よ!」
ヴェストリの広場からすぐに食堂にたどり着く。窓ごしにみることすら可能だった。
「シンノスケ…?」
「シンちゃんの手が…光ってる!?」
ルイズは、シエスタは、そのおかげで見ることが出来た。
1分にも満たないしんのすけの戦いを。




769 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 02:11:40 ID:s0Y2pvat
44口径マグナムカンチョー支援

770 :伝説を呼ぶ使い魔 :2008/03/19(水) 02:15:07 ID:PBbVBYGz
その瞬間しんのすけの瞬間的スピードは新幹線を越えた。
リニアの領域まで来てるかも知れない。
「は、速い!?」
一番近くで見たギーシュですら信じられない速度だった。
見物していたキュルケとタバサは目を見開く。
「い、いつのまに…!?」
タバサは何も言わない。無口だからではない。
あまりの速度にくちも開かないのだ。
しんのすけはギーシュの体中を飛び回る。
「な、何をしている!?何をするつもりなんだ!?」
しんのすけは手を出さない。彼が行うのは観察。
ギーシュの体の弱点をつくためだ。
しんのすけはやがて言った。
「オラには…風間くんというホクロの数まで知っている仲の親友がいるぞ。
ギーシュくん。キミの耳の形、肌触り、神経の通り方、まるで風間君だゾ。
なにがいいたいかおかわり?」
「おわかりじゃ…。」
一瞬のことだった。しんのすけがギーシュの顔の横を通り過ぎた。
その瞬間。
「あ…体に力が入らない…!?」
ギーシュが膝を突くと同時にしんのすけが着地する。
ルイズにはわかった。しんのすけの勝利がもうわかっていた。

「耳が弱いんだよねェ〜風間君は!」
「あへぇ〜〜。」

「これが…シンノスケ…。」
ルイズも目を見開いていた。

771 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 02:17:04 ID:RZ5bJfVV
ギーシュは風間君そのものだったかw支援

772 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 02:19:14 ID:VETWXLkl
>神経の通り方
……( ゚Д゚)!? 支援

773 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 02:19:46 ID:WdEmRLFZ
支援

774 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 02:21:06 ID:myvFO/uh
支援砲撃だ!

775 :伝説を呼ぶ使い魔 :2008/03/19(水) 02:23:58 ID:PBbVBYGz
「僕の負けだ…。潔く負けを認めよう。」
すでにモンモランシーにボコボコにされた顔でそう告げた。
「シンちゃん!大丈夫でしたか!?」
「シエちゃぁ〜ん!膝すりむいちゃったぞ〜!」
「大丈夫ですか!?」
「オラ強いから問題ないぞ〜。あはー。」
シエスタにかまってもらうために言ったようだった。
ルイズがしんのすけに告げる。
「シンノスケ。アンタの勝ちよ。約束通り何でも言うこと聞かせなさい!」
シエスタと一緒にシロをかわいがり始めていたしんのすけは「お?」と言って振り向く。
「ほほう。何でも?」
「うわ…。出来る限り優しいヤツで…。」
「何いってんのよ!?シンノスケ。遠慮はいらないわ。」
しんのすけはすこし考える。だがすぐに答えた。
「うーんと、じゃあ、また明日遊ぼうよ。」
「え?そんなのでいいのかい?」
「うん。また遊ぼう。ギーシュ君。」

そう言ったしんのすけは変わったヤツだとみんなからそういう目で見られていた。

「変な…ヤツ。」

776 :伝説を呼ぶ使い魔 :2008/03/19(水) 02:25:22 ID:PBbVBYGz
投下終了。
途中遅くなってスイマセン。
タイトルは「伏兵の白いむくいぬだゾ。」です。
次回も…うん。春休みだし投下できるさ。うん。

777 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 02:28:12 ID:48vW3Os4
決着ゥ!
まことにGJ
もはやしんのすけは誰にも止められそうにないな


778 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 02:28:23 ID:VETWXLkl
乙乙!
しんちゃんひとりいるだけで本当に周りが全部しんのすけワールドになるな。
しかし、相変わらず抜きん出たサバイバビリティだぜ、しんのすけw

続き、楽しみにしてますぜ。

779 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 02:28:48 ID:dQa6KS6r
GJ!!

780 :伝説を呼ぶ使い魔 :2008/03/19(水) 02:32:20 ID:PBbVBYGz
ちなみに後藤コシンの由来。
最初はパロだから「利根川」にしようとしたんだけど気付いた。

これは『ゼロ』の使い魔・・・!ゼロ・・・!ゼロ・・・!零・・・!

迷いはしなかった。

781 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 02:34:44 ID:uzbPIOYs
勝てば大人気ない、負ければみっともない。
或る意味嫌な勝負ではありましたな。
しかしシロも来ていたとは、このリハクの目を以てしても読めませんでした。
乙。

782 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 02:55:10 ID:KfLPLZ6a
ざわ・・・ざわ・・・GJ・・・ざわ・・・
ギーシュの臼井絵が頭に浮かんでくるわ。

783 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 03:10:51 ID:SfYRDQj6
GJだぜ

784 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 07:56:47 ID:xdm3k7Lx
いぬかみっな使い魔の作者です。
すいません、>>97 から投下したいぬかみSSですが、
第7話のところ第8話と書いて投下してしまいました。
素で間違えてました、すいませんm(_ _)m

785 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 09:17:42 ID:hUECBVig
話は変わりますが、召喚される人間について。
修羅の門より陸奥九十九なんてどうでしょう。
あの人はドモンほどじゃないにせよ身体能力がバケモノだから魔法なんて目じゃないかも……

786 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 09:23:49 ID:F2K4u5Q5
俺TUEEEになるだけだと思うが。
書きたいのなら止めないけど。

787 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 09:25:12 ID:3dyrSy31
ageる人って専ブラ使ってないのかね?


788 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 09:25:58 ID:6Y9DhbEP
>>785

九十九の祖父の祖父の父の弟なら召喚されてますよ。

陸奥雷。

あれ?祖父の祖父の祖父の弟だっけ?

789 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 09:39:44 ID:w/DgnJlD
伝説を呼ぶ使い魔GJ
しんのすけの名推理とギーシュの風間化に笑った。
次回も楽しみにしてます。

790 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 10:16:34 ID:9XXtrfTo
「今日からマ王」の渋谷有利を召喚。

召喚者のルイズ共々ハルケギニアと眞魔国を往復する日々。
有利が使い魔にされたと知ったヴォルフラムやギュンターは大騒ぎ。
有利に婚約者(しかも男)がいると知ったルイズも大騒ぎ。

>>736
> 無茶なようで、実際に戦力として考えると然程極端でもないから
> バランスブレイカーにもなりにくい
特車二課の全装備を無制限に使えば相当暴れられるだろうけど、
後藤隊長も南雲隊長も許可しそうにないしな。
タルブの戦いに出たがる太田を「俺たちは警察官だ。軍隊じゃあない」
と言ってなだめる後藤隊長が見える。

791 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 11:06:41 ID:nXDSm3JR
>>790
そういやカトレアと有利の前世のスザナ・ジュリアって髪の色以外そっくりだよな

792 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 11:26:38 ID:66Q22+sM
ただ九十九やケンシロウは「強い」以外の人間的な魅力が見えてこないからなあ。
舞子がなんで九十九に惚れたのかがよくわかんない。

793 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 11:30:18 ID:kZ2K8WL7
遅れながらもエルクゥ乙

某茸がッ…某茸がッ…

794 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 11:46:29 ID:W4JFLBag
>>790
というか、レイバーだとフーケのゴーレムにすら勝てるかどうか微妙だしなあ。
そっちを越えても、ワルド戦で大苦戦しそうだし。
所詮は警察組織だから、そう極端な火力はないし、人数の大半は整備員だし。
まあ、だからこそ、そこをどうするかで面白くできそうな気もするんだが。

795 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 11:49:50 ID:VX1fXgJ+
ハルケギニア=怪魔界

796 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 11:56:13 ID:t2HXgECz
>>795
その発想は無かったわw

797 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 12:21:17 ID:FKQ78fjn
>>794
整備員としてはオーバースペックな班長とシゲさんがいるがね。
嬉々としてゼロ戦いじりそうなタイプだけど。

対ゴーレムだとライアットガン次第?

魔人のデコッパも面白そうなんだけど…知識が追いつかない。


798 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 12:43:39 ID:9rQbHGcB
>>794
例えノアがガンダールヴになったとしても岩の30メートルゴーレムには
絶対に歯が立たないのは確実だな。それ以前に電源が無いのが痛い。



799 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 12:47:04 ID:9rQbHGcB
おっとごめん、あの二人なら古いモーターと木の板で水車発電機作るか。
問題が無いようで、チントンシャン

800 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 13:06:34 ID:N/jMebtg
>>797
榊班長、2000年の時点で66才らしいから、ひょっとしたら子供のころ、飛んでるゼロ戦見たことあるかもしれないんだよなぁ


801 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 13:09:04 ID:VX1fXgJ+
斑鳩呼ぼうぜ

802 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 13:10:07 ID:Xw8i1BJG
まあ、遊馬とか無駄にオタク気質だから、零戦みたら興奮するだろう。
シゲさんも同上。

あ、そういえば後藤隊長は漫画だと亡霊軍人相手に鉄パイプで対応してた使い手だったっけ。
警察官だから柔道・剣道の心得はあるだろうけど、実は達人クラスだったりしてなー。


803 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 13:15:33 ID:D/ekGihm
俺、このスレがなかったら、ゼロ魔読まなかったと思う
このスレの人達には感謝です!

804 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 13:17:17 ID:MBWREoX2
イースシリーズよりアドルを召喚とか
元々月が二つある世界だし巨大ボスとの戦闘はお手の物、ヒロイン全員に惚れられるのはデフォです
・・・でも無個性なキャラだから難しいorz

805 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 13:26:10 ID:66Q22+sM
出たな赤毛の女たらし。
ギーシュくんに真のモテ道を教えてたらどうしよう。

806 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 13:29:08 ID:FcnmktG0
アドルは自覚無しに女の子撃墜してる印象があるんだがなぁw
DS版イース発売はもうすぐか。

807 :チキの人:2008/03/19(水) 13:29:12 ID:ax6NU4ep
13時40分くらいになったら、投下し始めて宜しいでしょうか。
故意ではないですけど、世界観批判などになっていたらごめんなさい。
ご指摘があればすぐに避難所の方にぶち込みますゆえ。

808 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 13:31:44 ID:HVcYE+Wi
ういさ

809 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 13:33:12 ID:Z3gu7pHS
アドルって、そこいらで女つくってはどっか行く酷い奴
とか言われている割りに惚れられたヒロインの数って
そういないような。

自分が悪名の数々の事聞いたのはVが'出る前後のことだが。

あの時代のフィーナ、レア、リリアのファンって
かなりイッチャてたんだな。

810 :ゼロのルイズとマムクートプリンセス 第三話:2008/03/19(水) 13:39:28 ID:ax6NU4ep
 誰かが身体を揺らしてる……。
 その力は弱くて、油断すると逆に眠ってしまいそうだ。
 でも誰? チキは隣で眠ってるし、もしかしてキュルケとか? 
 そんなことを考えながら目を開けると、泣きそうな顔をした使用人が必死になって私の体を揺らしていた。
「ミス・ヴァリエール、朝食の時間は過ぎています……」
 体を起こした所でもう一度ベッドに潜りこみたくなった。
 ただ貴族と“おねえちゃん”としてのプライドで何とか堪えると、傍らで困った表情をした使用人に、何故ここにいるのかを聞いてみた。
 ふむ……キュルケに言われて。部屋を破壊したであろう張本人を良い人だなんて思ってしまうじゃないか。唯一気が利かなかったのは、私を起こせる人材じゃなかったことだけど、それはこの使用人が悪いわけではないので気にしない。
 この使用人の名前はシエスタ。さっきから妙に謙遜したり度が過ぎるほど恐縮したりして、話しにくいことこの上ない。
 平民の使用人からすれば、貴族の体を揺らして起こす他にも傍らにエルフと思われる少女が寝ていれば、怖がっても仕方が無いのかもしれない。
 ただどうしてこんな幼い顔をしてすやすやと眠るチキに対し、外見だけの判断で怖がるのかはいまいち理解できないが。
「制服を……って、そっか、キュルケに吹き飛ばされたのか」
 いろいろな事が立て続けにあったせいで、昨日来た制服のままで眠ってしまったんだ。二日連続になるけどこのままで授業に向かおう、と考えた所でシエスタが制服を差し出しているのに気が付いた。
「これは?」
「はい、ミス・ツェルプストーからミス・ヴァリエールに渡す様にと」
 ふぅん、キュルケも良い所あるじゃないの。
 一体どうやって短時間で制服を手に入れたのかは分からないけ……でかい、制服が大きすぎる、特に胸元の辺りが広く伸びている。
 仕方ないから着るしかないか。さすがに年頃の乙女としては、同じ制服のまま授業に出るのは情けない。
 ……なんか、お姉ちゃんの制服を黙って着てみた妹みたい。
 しばらくボーっとしていたシエスタだけど、私が着替え終わった瞬間に慌て始める。そっか、確かに使用人として構えているのに勝手に着替えたらまずいか。
「ごめんなさい、つい、普段の癖が出てしまったわ」
「そんな、滅相もありません、私の方こそ……」
 途端にシエスタは首を痛めそうな勢いで頭を下げる。まあ落ち着いて、何て声をかけていると、もぞもぞと隣にいたチキが動き出した。
 目を閉じたまま体を起こして、パタパタと羽が震える。そんな姿を見てシエスタは小さく悲鳴を上げたものの、睨みつけると恐縮したように身体を丸めた。
「おはようチキ」
「んん〜? あれ、マリーシア?」
 ごしごしと目を擦りながら、私を見る。
 その後腕を上に伸ばしてうぅーん、と唸った後に目が開いた。
「あ、ルイズのおねえちゃん! おはよう!」
「おはようチキ、良い朝ね」
 パッチリとした大きな瞳と長い髪を揺らし元気よくチキが挨拶をする。
 私もちいねえさまのように微笑みながら返事をした。
 ぴょこんと音が出そうな仕草でチキがベッドを降りたので、私もそれに続く。
 ただ、このまま私は授業に向かえば良いけどチキはどうしよう? と、考え込んでいるとくいくいと、袖が引っ張られた。
「ルイズのおねえちゃんは、勉強するのがお仕事なんでしょう? だったら、お仕事に行って欲しいな、私なら大丈夫だから」
 ううむ、考えてることを読まれてしかも逆に心配されちゃうなんて。
 だけどそこまで言ってくれたなら、私としてもきちんと行動しなきゃいけない。
 後ろ髪を引かれる思いをしながらシエスタにチキを任せ(そのチキに抱き付かれて卒倒寸前の事態に陥ったが)私は授業に向かうのだった。

811 :ゼロのルイズとマムクートプリンセス 第三話:2008/03/19(水) 13:40:08 ID:ax6NU4ep
 シュヴルーズ先生の授業の真っ只中、こそこそと隠れるように教室に入る。
 丸めた背中をキュルケに引っ張られ強制的に隣の席へ。
 身体を寄せ合いキュルケは耳元で呟いた。
「なーんで連れて来ないかな、このおバカな子は」
「仕方が無いでしょう、チキが行ってくれって言うんですもの」
「もしも襲われたらどうするの、授業なんて興味ないメイジは沢山いるのよ?」
 その筆頭であるキュルケが言うかな、それを。
 ただ、私の予想はこうだ。昨日の事は教師も理解しているから多少は警戒をしているはず。
 そんな中授業を抜け出して不審な行動をとる人間がいれば、速攻で気が付く上に犯人が特定される形になる。
「あんた、だからダメなルイズなのよ」
「え、私ダメなルイズだったの?」
「ええ、ゼロからダメに格下げだわ……もしも、教師と生徒がグルになったらどうするのよ?」
 まさか、と思いながらキュルケを見た。
 かろうじて大きな声を上げなかったのは、さっきから熱心に授業をする先生に申し訳ないと思ったからだけど、元から聞いていないのだからそんなに変わらないかも。
「エルフって言うのは、ハルケギニアの人間の殆どが恐怖する代物よ? 生徒に上手い事言い包められて所業を見逃す教師がいても不思議じゃないわ」
 そうかもしれないけど……ただキュルケの考えは悪い方へと向かい過ぎてる気がする。第一疑ったらキリがないし。
 ただやっぱり隣に居させて、何かあったらちゃっかり後ろの席に移動してきたタバサとか、キュルケに守って貰ってた方がいいかも……。
「そこ、ミス・ヴァリエールとミス・ツェルプストー、そんなに私の授業が面白くないのですか?」
「い、いえ! 存分に楽しい授業です!」
「トライアングルのメイジにすればあまり興味の無い授業ですわ」
 おい、そこのゲルマニアの女は空気読め。
 事実キュルケの発言のおかげで、シュヴルーズ先生の醸し出す空気がいくらか険悪な物になっている。
「そうですか、ならば授業は出席にして置きますから出て行って結構……ミス・ヴァリエール」
「はいっ!」
「今説明した、錬金の魔法でこの石を変化させてみなさい」
 途端にがやがやとクラス中が騒がしくなる。その隙にキュルケは私に手を振りながら教室を出て行き、タバサは先ほどよりも後ろの壁に張り付く。
 私も呼ばれてしまったので、仕方なく先生の傍で呪文を唱え始めた。
 ゼロのルイズ。
 私がそう呼ばれるのは、今の今まで魔法を成功することが出来なかったから。
 火・風・水・土のどの系統も適合せずに、失敗をすれば必ず爆発を起こす。
 ファイアーボールなどの攻撃を加える魔法に限らず、風の初等魔法フライなどでも爆発を起こす。
 このまま呪文を唱えて失敗したらどうなるだろう? 爆発をしたら先生だってただではすまない。以前までの私だったら意地になってでも詠唱をしたはずだけど。
 恐らく先生は私の爆発魔法を知らない、そうで無ければ私を指名しない。サモン・サーヴァントの時に授業の先生がミスタ・コルベールに代わったのも、他の教師が私の魔法を避けたからだ。
 ……やっぱり、できない。
「どうしたのですか? ミス・ヴァリエール」
「すみません、できません」
 先生の顔に怪訝そうな表情が浮かんだ、それもそうだ。錬金の魔法なんて基礎中の基礎、簡単な材質の物なら魔法学院に入学してないメイジにだってできるから。
「私の魔法は必ずといって良いほど爆発を起こします、この距離で爆発が起きればミセス・シュヴルーズも無事ではすみません」
 納得してもらう為に説明した。
 最初は良く分からないといった表情を浮かべていたが、マリコリヌを中心とした生徒達の野次によってある程度納得してくれたらしい。
 その後、私の代わりにギーシュが呼ばれた。
 元々土系統のメイジである彼は錬金もわりと得意らしく、難なく魔法を成功させた。これは鉄ではなくゴールドですとか言ってクラス中に苦笑いを撒き散らしていたが、それを見てギーシュにちょっとだけ感謝した。
「ルイズにしては懸命な判断だったね」
 席に戻る途中でギーシュが私に声をかけてきた。
 怒るわけにも行かないので適当に流していると、思わぬ言葉をかけてきた。
「だが失敗を恐れていては何も出来ない、僕の父親の言葉だけどね」
 ……そんなこと、私にだって分かってるわよ。 

812 :チキの人:2008/03/19(水) 13:42:33 ID:ax6NU4ep
投下終了です。
何となく限りなく短いような気がしますが、第二話とそれほど容量が変わりません。
もしかしたら、ギーシュが神竜のチキにフルボッコと言う展開を予想された方がいましたらごめんなさい。
ほのぼのほのぼのしますorz

813 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 13:49:06 ID:rorkgnCN
チキGJです

814 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 13:52:09 ID:Z3gu7pHS
乙っす。

偶にはギーシュにもいい目を見せてやっても良いんじゃないかと。

女性関係以外で。

815 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 13:52:12 ID:66Q22+sM
たまにはこういうほのぼのとした話もいいでしょう。

FEは封印の剣しかやっていませんが、マムクートのファの言動は心が和みました。

816 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 13:54:49 ID:FGSAnZx7
ところでふと思ったんだが、炎の紋章が無いといずれチキは
竜の本性が抑えられなくなるんじゃなかろーか?

817 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 13:58:30 ID:7BiQIDct
右手だったらなんとかなったかもしれないけど
このチキは左手みたいだしな
そのへんの配慮に期待

818 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 14:37:40 ID:cnmlRZ2b
ただそれだけできれば英雄さ♪

819 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 14:45:21 ID:dVtev353
       ____
     /      \
   /  _ノ  ヽ、_  \
  /  o゚⌒   ⌒゚o  \  
  |     (__人__)    |  
  \     ` ⌒´     /    FEやったことないから、話についていけないお……

820 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 14:47:29 ID:dDjK/PpA ?2BP(30)
GJ!
うんうん、
チキが絡むとほのぼの路線のほうがいいですよ。
ギーシュフルボッコは他の方々や自分に任せてねw
さて、まずはプロットを完成させねば・・・・・

821 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 15:27:52 ID:UxhJolgU
チキか・・・
一部ラスボスなら単身ガチバトル可能なんだよな

822 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 15:43:39 ID:CNjADoD1
おっつー。
>>炎の紋章
ああ、だから最初のチキが妙に好戦的だったのかな
ブリミルの元に送られるのはおマチさんかワルドか………

823 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 15:45:50 ID:DwxOr8Q2
GJで乙でした。ほのぼの路線万歳!

824 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 16:42:29 ID:W4JFLBag
水精霊騎士隊の立ち位置に特車二課が入るような感じになるのかね>特車二課召喚
でも、後藤隊長なら、単に使い魔になるような下手は打たない気がする。
逆に、ルイズを御輿に担ぎ上げたり、マザリーニに自分から接触しにいったりして、
隊の独立性を保つネタに使いそうだ。
この世界にない異質な「組織」であることの価値はマザリーニならわかるだろうし。

825 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 16:50:47 ID:uXi5NaoD
あんまりしつこいと胸焼け起こすぜ?

826 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 17:15:50 ID:t8Kt82nz
なあ結局こう言いたいんだろ?
つ「世界一身軽なお巡りさんをなめるなっ!」 

827 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 17:17:45 ID:o0fXnPeE
>>826繋がり眉毛の巡査長が思い浮かんだぞ

828 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 17:20:53 ID:VmoZOKNa
>>824
つーかさ、そこまで大人数で召喚しちゃうとゼロ魔キャラが霞んだり、いらない子になったりする
可能性が飛躍的に高まると言うか、それ以前に双方を十全に扱いきれる書き手は少ないと思う


829 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 17:23:42 ID:6Y9DhbEP
まぁ、「男達の使い魔」みたいなのを書ける人が必要ですな。
特車二課のメンバーは男塾ほど濃くないから難易度はもっと高いだろうけど。

830 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 17:26:57 ID:N0gfNQbX
セブンスターのソバつゆづけ食ったあの巡査長か

831 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 17:34:43 ID:t2HXgECz
銃士ダルタニャンならぬ「長靴をはいた猫」のペロ君が召喚されますた
http://image.blog.livedoor.jp/blv42/imgs/e/2/e208a8bd.jpg

832 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 17:48:05 ID:9XXtrfTo
>>828
世界同士を丸々くっつける感じでキャラの掛け合いを楽しむのであれば
別にスレを立ててみんなでネタ出し合って雑談中心にした方が楽しいんだろうね。
パトレイバーとゼロ魔のクロスで1スレ立てるのは需要的に厳しかろうと思うが。

833 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 17:53:44 ID:HVcYE+Wi
そういえばハンター×ハンターのクロスって少ないのな。
ビスケあたり面倒見よさげだから手助けくらいしてくれると思うけど、いかんせん念能力が戦闘向きじゃないな…

834 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 17:55:51 ID:VmoZOKNa
>>833
ルイズが念能力の訓練を始めて、徹底的に鍛え上げられた後にムキムキマッチョになるんですね、わかります

835 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 17:56:08 ID:8oVtb3pU
長編になると、どうやってもぼくわたしの考えた念能力が出張っちゃいそうだからなぁ

836 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 17:59:33 ID:dQa6KS6r
応用の効きそうな念能力ならいいけど、わりと使い道が限られそうなものが多いからな

837 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 18:01:14 ID:g8xe0Fsa
念を教えることができるキャラ呼ばなきゃいいじゃん
普通にゴンでいいよ

838 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 18:05:27 ID:8oVtb3pU
>>836
よくねーよw そういう意味じゃない

839 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 18:06:58 ID:ZbbjeSyU
もうモタリケでいいがな

840 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 18:12:30 ID:eXSf1STC
チキ召喚を見て多数の作品で主人公をやっている任天堂の看板エルフ系キャラを誰か召喚してくれないかなと希望。









つまりワリオを。

841 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 18:18:13 ID:BIGjyS+z
ワリオってエルフだったのか……

842 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 18:22:08 ID:febx+yR4
>>840

いやそれはおかしい

設定的にどうとか言う以前に、見た目的におかしい

いやファンタジー的におかしい

843 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 18:24:33 ID:8oVtb3pU
>>840
お前エルフのこと勘違いしてるよ
エルフってのはまずみんな美形で、魔法が強くて、森とかに住んでて、寿命が長くて、
あとエルフの女は胸が薄くて、背が高くて、耳がながくて、うなじが性感帯で、俺のことが好きなんだよ

844 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 18:30:05 ID:dHoaW6Ws
 三          三三  なぜこうなるまで放置していたんだ!
     /;:"ゝ  三三  f;:二iュ  三三三
三  _ゞ::.ニ!    ,..'´ ̄`ヽノン
   /.;: .:}^(     <;:::::i:::::::.::: :}:}  三三
 〈::::.´ .:;.へに)二/.::i :::::::,.イ ト ヽ__
 ,へ;:ヾ-、ll__/.:::::、:::::f=ー'==、`ー-="⌒ヽ ←>>843
.〈::ミ/;;;iー゙ii====|:::::::.` Y ̄ ̄ ̄,.シ'=llー一'";;;ド'
 };;;};;;;;! ̄ll ̄ ̄|:::::::::.ヽ\-‐'"´ ̄ ̄ll


845 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 18:36:20 ID:VX1fXgJ+
アグル呼ぼうぜ

846 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 18:40:17 ID:EAD3xhPs
>>843
自重しろw
CAT SHIT ONEよりパッキー召喚
サバイバル能力は多分高いがうさぎの亜人か

847 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 18:43:07 ID:eXSf1STC
>>841-843
だってほら、ワリオって耳尖ってるし、魔法使えるし、不死身だし、強欲だし、ニンニク好きだし、鼻毛長いし、下品だし、ピーマン嫌いだから
まるっきりエルフだろ。

848 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 18:43:09 ID:N0gfNQbX
もういっそタイヤ6つついてて「ISUZU」とか書いてるエルフ呼んじゃおうぜ
いいじゃん。KITTだって召喚されてんだから。

849 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 18:48:25 ID:FGSAnZx7
>あとエルフの女は胸が薄くて
つ胸革命
…ああ、あれはハーフだからいいのか

850 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 18:57:41 ID:KVKPpNNi
何故かハーフエルフやダークエルフは巨乳の印象が強い

851 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 18:58:20 ID:v4mR30y5
ワルドのライバルキャラのマルド召喚だな

852 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 19:01:05 ID:PTqs84O3
そこはゼンダマンだろう


853 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 19:07:13 ID:QgGMuKdc
古代北欧の半神族アールヴ
中近世北欧・英国の妖精エルフ
中近世ドイツの夢魔アルプ

トールキンの半神的エルフ
グローランサの植物エルフ(アルドリアミ)
フォーセリアの妖精族エルフ

いすゞ製トラック・エルフ
環境テロリスト団体・地球解放戦線(ELF)
エリトリア解放戦線(ELF)

854 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 19:16:15 ID:jQeXlvSv
まあ落ち着いてこれでも聞け
動画の都合上ようつべは無理だからニコニコ動画で我慢してくれ
ttp://www.nicovideo.jp/watch/sm2615232

855 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 19:19:53 ID:Ml5YLtNb
>>850
アーチェ「あたしのこと?」

856 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 19:25:21 ID:XkVmrhiw
エルフの性感帯は耳
これは定説

857 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 19:25:43 ID:aDJxauXx
称号「ぺったんこ」はお帰りください
や、別に貧乳を否定する訳ではありませぬ

858 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 19:42:23 ID:VWjlj6Or
>>853

ちょw 最後の3つは違うだろww  ̄  ̄)ノ☆

859 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 19:47:13 ID:Am+3zD+P
>>846
一等自営業先生かw
俺としてはオメガ辺りから佐藤大輔でも召還して欲しいね

860 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 19:54:17 ID:Z3gu7pHS
>>859
        Λ_Λ . . . .: : : ::: : :: ::::::::: :::::::::::::::::::::::::::::
       /:彡ミ゛ヽ;)ー、 . . .: : : :::::: :::::::::::::::::::::::::::::::::
      / :::/:: ヽ、ヽ、 ::i . .:: :.: ::: . :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
      / :::/;;:   ヽ ヽ ::l . :. :. .:: : :: :: :::::::: : ::::::::::::::::::
 ̄ ̄ ̄(_,ノ  ̄ ̄ ̄ヽ、_ノ

そんなkとしている暇があったらさっさと続きを書いて下さい。
色々なモノの。

861 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 19:55:07 ID:t2HXgECz
>>851
カッコワルドでひとつ

862 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 19:55:22 ID:wa2WvV7O
>>853
死にたいの老害メーカーelfも入れてくれ

863 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 20:09:19 ID:aKbtqy8C
三沢のウォータードラゴンがワルキューレ7体を葬り去る

夢を見た

864 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 20:09:43 ID:VX1fXgJ+
ルイズにネクサスが取り付くってのは

865 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 20:14:07 ID:zkgfM0EA
ヤマトから真田さん呼ぼうぜ
コッパゲと意気投合してどんな危機もこんなこともあろうかと!で乗り切る

866 :チキの人:2008/03/19(水) 20:15:56 ID:5HQm53e3
上げて落とす……決まっていたこととは言え、ギーシュごめん。
そして何よりマリコルヌの名前を一話で間違えたかもしれないという不安。
二十五分から三十分の間に投下を始めても宜しいでしょうか?

元ネタが分かる人には、ジェイガンの死因はもしかしたら心臓麻痺だったのかもしれない。
そんな風に思うお話です、次回はついに虚無の曜日、デルフの出る分があるかもしれません。
この話の通りに行くとアカネイア大混乱だと思うorz

867 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 20:17:45 ID:dxmZSG42
俺の嫁の(エルフ)性感帯は耳
意義は認めない

868 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 20:18:50 ID:t6XDqIdo
>>859
つまりこういう事か?

ルイズ「ナカムラー!あんた、あたしの下着ボロボロにしたわね!」

ナカムラ「あれは佐藤中尉が……」

サトウ「中村、お前洗濯はもう終わったのか?」

ルイズ「やっぱりあんたじゃないの!この猿ー!」

BAOOOM!

ナカムラ「くそ……、いつか殺してやる」

こんな感じ?

869 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 20:19:48 ID:P+AtWZod
どうぞ〜〜〜

870 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 20:20:03 ID:zkgfM0EA
>>860
俺と一緒に煉獄に帰ろうか

871 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 20:22:20 ID:v4mR30y5
エルフキャラ召喚
>ゼロダの伝説 

872 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 20:22:32 ID:t2HXgECz
>>866
待ってました!支援しまっせ〜

873 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 20:24:14 ID:Z3gu7pHS
支援

874 :チキの人:2008/03/19(水) 20:26:12 ID:5HQm53e3
 授業も何事も無く終わった瞬間に、私は廊下へと飛び出した。
 別に昼休みだからという理由ではなく、チキ心配になったからだ。朝に待ち合わせ場所を決めずに別れてしまった事を後悔しつつ食堂へと向かう。
 きっと、キュルケ辺りが気を利かせて食堂で待っていてくれるはずだ。という根拠の無い勘だったから外れても仕方のない賭けだったんだけども。
 いた……チキを真ん中にして左にキュルケ右にはミス・ロングビルと、三人並んで座っている。
 でもどうしてミス・ロングビルが? 何て事を考えながらふらふらと三人の元に向かう。
「あら、遅かったじゃないの。食事はもう終わっていてよ?」
 キュルケが私の姿に気が付いて、手を上げて私を招くような仕草をする。
 そんな事しなくても離れ小島にでもいるかのように、ぽっかりと開いた座席に三人が座っているので気が付くのは容易だった。
「授業を真面目に聞いている人間にとっては普通よ」
「そうですよミス・ツェルプストー。いくら成績優秀とは言え、こうも露骨に授業を抜け出していては」
 私の言葉に同意するようにミス・ロングビルも続くが、キュルケはどこ吹く風といった表情でチキを抱きしめた。
 なっ、それは私の役目じゃないの! 許可無く抱きついたりしないでよ!
「それにしてもこの子ったら少食なのね、もっといっぱい食べなくちゃ大きくなれないわよ?」
「うん、昔はもっといっぱい食べられたんだけど……」
 そういえばチキの昔の話って聞いた事なかったっけ、ちょっと興味あるかも。
 私も歩き回っている使用人にサンドイッチセットを注文して、チキの真正面に座った。
「肌身離さず持っていなさいって言われた大切な物があるんだけど、ポッケに入れてたりするとどうしても落ちちゃうの。だから、身体の中に入れれば良いと思って」
 食べちゃったの。
 ……空気が止まった、キュルケ辺りは露骨に表情が歪んでいる。
 恐らく、食べ物じゃない物を食べたのは確かだろう。
「それ以来食べ物があまり食べられなくなっちゃって」
 一体何を食べたのかな? とは誰も聞かなかった。
 それからサンドイッチセットが届くまで、不思議そうな表情をしたチキが延々と話すのを黙って聞いてるしかなかったのだ。
 曰くその代物は、建国の証と言われるほどのものだった。
 曰くその代物は、皆が苦労して集めた物で、この世に一つしかない。
 曰く、でもマルスのおにいちゃんは、笑って許してくれたよ。
 すげー、マルスのお兄ちゃん心広いなー……というか、もしかしたらバカなんじゃないかな。
 ……いやいや逆に言えば、チキはそれが許される立場の人間だったって事だ。でもなんでそんな大事な物を持ってなきゃいけなかったんだろう?
「やっぱり、おじいちゃまが置いて行った石と私の石を飲んじゃったのもいけないかなあ」
 さっきからチキの爆弾発言が続いている、ずっとチキのターン!
 チキにはきちんとものを食べさせてあげなきゃ、と意気込む私と違い。ミス・ロングビルは何事か考え込む仕草をしている。
「チキは、別に何が何でも口に入れるわけじゃないんですよ!」
 食べかけのサンドイッチを置いて、ミス・ロングビルに訴えかける。驚いたようにこちらを見た彼女は、困ったような笑みを浮かべるとゆっくり首を振った。
「違いますよ、ミス・ヴァリエール。もしかしたらここの食事が合わないのかと不安になっただけなんです」
「確かに、味付けは濃いとは言ってたわね」
「ん? そうなの?」
 私がチキに問いかけると、おずおずと頷く。
 んん、私はここの食事に慣れているからどうってことは無いけど。

875 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 20:28:12 ID:jnirKbWk
ちょw飲んじゃったのか支援

876 :ゼロのルイズとマムクートプリンセス 第四話:2008/03/19(水) 20:28:34 ID:5HQm53e3
「こんなに豪華な物を食べたことが無いからビックリしちゃったの」
 豪華って……うーむ、そういえば昨日の夕食も多く残ってたっけ。
 確かに平民の基準で考えれば豪華かもしれないけど、チキは世界に一つだけの何かを任せられる人材だった。それを考えれば立場は上のはず……。
「ねぇ、そのマルスのお兄ちゃんって言うのは何者なの?」
 考え込む私の右前にいたキュルケが、そんな事を聞いた。
 本来なら私が聞きたかったことなのに、さすが横取りを得意とする所はツェルプストーの血ね。
「えーっと……そうだね」
 指を顎に当てて考える仕草が可愛い……いやいや、邪念よ消えなさい。
 チキが話したことによると、マルスのお兄ちゃんの周りには女の子が沢山いる。しかもその全てが美少女である。だがその人には結婚を約束してる人がいる。
 そしてチキの友達であるマリーシアという少女が言うには、優柔不断でどの女の子にも優しく、特に押しが弱いがむっつりスケベ。踊り子が隣で踊ると元気が出たといってびんびんに動き出す。
「マリーシアの言ってた事はよく意味が分からないんだけど、マルスのおにいちゃんに関することはこんな物かなあ」
 何かもっとスマートで格好良い人を想像してたんだけど、もしかしたらチキはそのマルスのお兄ちゃんに良いように扱き使われていたのかもしれない。
 私はぜーったいそんな目には遭わせないわ、と意気込んでいると、キュルケもそしてミス・ロングビルも揃って目に闘志が沸いていた。
 いや、チキは私のパートナーだからあんまり手を出さないで欲しいんだけど。
「も、申し訳ございません!」
 気合入れている最中、唐突に悲鳴に似た声が上がった。何事かと思って振り返ると、見覚えのある使用人……確かシエスタがギーシュに向かって頭を下げている所だった。
「君のとった行動のおかげで二人のレディの名誉が傷ついた。この責任をどう取ってくれるんだい?」
「そ、それは……」
 食堂全体がしんと静かになっているので、離れているのに二人の話し声が聞こえて来る。
 だけど、何でシエスタが怒られてるんだろう?

877 :ゼロのルイズとマムクートプリンセス 第四話:2008/03/19(水) 20:29:08 ID:5HQm53e3
「浮気がばれたから」
「た、タバサ!? いつの間に!」
「そろそろタバサ分が少なくなってるかと思って、それじゃあ」
 突然現れて言いたい事言って去っていく、大きな杖を持った小柄な身体が何故だかすごく大きく見えた。
「しかし、浮気?」
 振り返ると、興味無さそうに私の食べかけのサンドイッチを摘んだキュルケの姿が目に入った。睨みつけると嬉しそうに口に入れる。
「んぐ、ギーシュの女性遍歴は有名よルイズ。シエスタも運が無かったわね、アレは完璧な八つ当たりだわ」
 そういえばシエスタを紹介したのはキュルケだっけ、使用人一人一人の名前を覚えているのかと思わずビックリしたじゃないか。
 だけどどうしよう? シエスタには世話になってるけど完全に怒ってるギーシュの相手をするのはちょっとなあ。
 ……ここはミス・ロングビルに仲裁って、いねぇ!
「シエスタ怒られてるね、ルイズのおねえちゃん」
「そうね」
「今日起こして貰ったし、ロングビルが来るまで遊んでくれたんだ」
「……そうなんだ」
「かわいそうだよね、ルイズのおねえちゃん」
 ごめんチキ、コレばっかしはどうしようもないんだよ。私が下手に仲介してややこしくなってしまったら大変だもの。
 そんな風にいつの間にか隣に立っていて、切なそうな表情をしながら私の制服の袖を引っ張っても、どうすることも出来ないの。
「……こーらー! ギーシュ! なにしてんの!」
 私は走って騒ぎとなってる場所へと向かう、後ろをチキがとことことついて来て、キュルケも同様に追ってくる。
「何って、この平民の無礼な態度を咎めていただけさ」
「無礼って何をしたのよ? つまらないことだったらただじゃ置かないからね」
 ギーシュは鼻を鳴らし、やれやれという態度で説明を始めた。
 彼は友人達と友に食事をしていた、しかし不意にとあるレディから頂いた香水が胸ポケットから落ちた。
 それをシエスタが拾ったまでは良かった。
 彼はモテモテであったので、食事の際にも一年生の少女に声をかけられていた。もちろん先ほどの香水のレディではない。
 一年生の少女と話している最中、シエスタが香水をギーシュに渡した。すると目敏いマリコルヌが、その香水はモンモランシーの物だと叫んだ。
 その叫びを聞いた一年生の少女は酷く怒った、なのでビンタをギーシュに決めた後に走ってどこかに行ってしまったのである。
 話はここで終わらない、その一部始終をモンモランシーが見ていたのだ。
「というわけで、僕の頬は両方林檎になっているのさ」
 うん、格好付けて言ったのかもしれないけど格好良くないよギーシュ。
「ごめんねギーシュ、どっからどう聞いても悪いのはシエスタじゃないわ、もう一度考えてみなさいよ」
「なんだい? この平民が僕に香水を渡さなければ良かったんだろう?」
「違うわ、この香水がモンモランシーのものだとバレなければ良かったのよ」
 つまり、モンモランシーからのプレゼントではなく、たまたま拾った物だとギーシュが言い訳できる。その要素を限りなく失わせた人物がいる。
 その事に気が付いたのか、シエスタに怒りの目を向けていたギーシュは、今までの事などどこ吹く風とばかりに食事を続けていた人物を睨みつけた。
「マリコルヌー! 僕と、僕と決闘をしろ!」
「さ、行きましょうかチキ」
 オドオドした仕草で、私とギーシュの方を見たりしていたシエスタも、やがて興味が無くなったのかやがて仕事に戻って行った。
 キュルケもマリコルヌとギーシュの決闘というのには興味が無いらしく、チキを不意に抱きしめたり、左手のルーンを珍しいなんて褒めながら私を怒らせた。
 ……そういえばお昼ご飯をそんなに食べてなかった、と気が付いたのはチキを隣に座らせた午後の授業中の事だった。

878 :チキの人:2008/03/19(水) 20:30:33 ID:5HQm53e3
タイトルの打ち忘れしました。ジェイガンの呪いでしょうか。
投下終了です……戦闘orz

879 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 20:32:00 ID:t2HXgECz
乙でした〜
マリコルヌぐっじょぶwww

880 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 20:37:45 ID:Z3gu7pHS


そうか、そういう手もあったんだw

881 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 20:40:17 ID:FVsnp4Fd

これは新しいパターンだなwww

882 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 20:43:25 ID:wde6Dfp2
乙。発想の転換だなw
決闘回避には「使い魔が平和的解決を望む」か「ギーシュが香水を落とさない」しかないと思ってた。

883 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 20:55:49 ID:i4oU7lX8
乙!

意外な盲点だったぜ!

884 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 21:04:26 ID:bmErnSUk
乙です

すげぇ!ルイズすげぇよ!
見事な話題の反らし方だ!

つかタバサ、何タバサ分てw

885 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 21:07:09 ID:WQ7uQGtN
乙。
お願いだ、せめて王子って所だけでも説明してあげてくれ……。

886 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 21:14:31 ID:WQ7uQGtN
ああ、>>885 の下の分はチキに対しての発言だと思って下さい職人様。


887 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 21:24:41 ID:dDjK/PpA ?2BP(30)
乙!
なるほど、これは確かに新しい。
もしもチキがギーシュと対決なんて事になったら・・・・・・
ああ、家庭教師のマリコの二の舞になってしまう。

888 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 21:27:49 ID:R/pJZ6nd
ゼルダ書こうかなぁ・・・本当はハーフライフのバール好きの主人公の奴でも書こうかと思っていたんだけど。

ま、実際迷っていたんだけどさ。今日、スレ見たら書きたくなってなw
明日明後日にでも投下したいな。

889 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 21:32:13 ID:LBUvk0pB
横綱大社長から大磨仁が召喚されないかな…
貴族主義を掲げるレコンキスタに対して、相撲主義でハルケギニアを改革するとか
虚無の魔法は横綱素子(ヨコヅニウム)を活用するとか

890 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 21:40:40 ID:aTQig2fC
人間が進歩したのは、人間が何も持っていない生き物であるから、という話を聞いたことがある。
だからこそ考え、発明をし、進歩し続けてきたのだとも。
全てが魔法でまかなわれているハルケギニアでは、進歩して魔法の優位性が失われてメイジの地位が脅かされないように見える。

そういう意味での世界を脅かしかねないキャラクターは、虚無の王の武内空以外に誰か召喚されていましたっけ?

891 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 21:44:29 ID:bmErnSUk
アトリエシリーズから召喚されて錬金術を広めた「ヘルミーナとルイズ」のヘルミーナと「ゼロのアトリエ」のヴィオラートとか。


892 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 21:44:56 ID:VmoZOKNa
>>888
本気で投下するのなら、もう少し時間をかけて書いたり推敲したりした方がいいぞ


893 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 21:45:50 ID:t2HXgECz
>>889
そんな作品があるのかとググってみたがなんじゃこりゃw
ttp://ikesanfromfrneore.blog64.fc2.com/blog-entry-538.html

894 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 21:47:00 ID:72m06+g4
そういや煉獄の虚神は、記すことさえ憚られる奴が不明だったなあ。
何かの間違いで王子護ハウゼンが来ようものなら……

895 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 21:48:23 ID:R/pJZ6nd
>>892
ま、そうでしょうなぁ。思いつきでやっていいのはじゃんけんか独り身の外食ぐらいか。
ちょっと練ってみますわ。

896 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 21:56:32 ID:VX1fXgJ+
ただそれだけできれば英雄さ

897 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 22:25:35 ID:tMKyTYCn
記すことさえ憚られる奴は空飛んでなかったか?

もしかして真「記すことさえ憚られる」は
ホームレス⇒女子小学生のペットになった
全裸レディの方なのか

898 :いぬかみっな使い魔:2008/03/19(水) 22:33:00 ID:P+AtWZod
すいません、進路クリアでしょうか?
予約が無くて感想タイムも確保できるようなら5分後程度を目処に
投下開始したいと思うのですが。

899 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 22:33:50 ID:Z3gu7pHS
進路オールグリーン

900 :いぬかみっな使い魔:2008/03/19(水) 22:39:34 ID:P+AtWZod
では投下します。第8話です。実質第7話な8話です。
前回は実質6話な7話だったのに8話と書いてしまいすいませんでした。


 召喚二日目の夜、ルイズの部屋あらため啓太の部屋にて。
「啓太様! もう夜遅いです、早く寝ましょう!」
「しくしく」
ともはねが、グンゼの熊さんパンツ一丁の(一部の人には)悩ましい格好で
ベッドに誘う。ツインテールにしていた髪留めも取ったので、
背中に長い髪が流れており、一部が乳○のような微妙なところを隠している。
(すいません、規制はいりましたので髪はツインテールじゃないのです)
時々ちらりと乳○が見えたりもするのであるがするぺたに興味の無い
啓太はまったく気に留めない。
「ああ、もうちょっと待っててくれ、これを書いてからな。」
「しくしく」
啓太は、昨夜に続き気づいたこと、これから確かめるべきこと、
人の名前と人評等をノートに書いていた。何が役に立つのかわからない。
こんな孤立無援の環境で生き抜くために、啓太なりに努力をしているのだ。

「ふむ、後は電圧計と電流計だな。ついでに電池っと。」
「しくしく」
 啓太はバッテリーをパソコンにセットして百科事典を開き、
電圧計と電流系の基本構造を書き写す。終わると素早く電源を切り
バッテリーを抜く。モーターの構造は頭に入っているのでこれも記入する。
「電圧の数値は複数のバッテリーと電池を基準にすれば何とかなるな。」
「啓太様〜〜」
「後は機械にも強い土系メイジの協力が必要だな。けど、いるのかな?」
啓太は悩む。
「しくしく」

「啓太様〜〜〜はやくうぅん!」
ともはねが、毛布からきゃしゃでなめらかな肩を出してベッドに誘う。
単に添い寝をねだっているだけなのだが、一部特殊な嗜好をする人ならば
鼻血を吹きながらルパンダイブしそうな光景である。
しかし啓太はスルペタには興味が(後略)

「ていうかなんで私が床なのにケータの使い魔のあんたがベッドなのよ!」
 部屋の隅で毛布に包まっていたルイズが我慢しきれなくなったようだ。
「え〜〜と、罰だから?」
ともはねが、ちょこんと首をかしげて答えた。
「な、なに使い魔の分際でえらそうに言ってるのよ! いい、私はね!」
「ルイズ。それは現在進行形で拉致誘拐してるのを何とかしてから言え。」
「うう!」
啓太は顔も上げずに言い放つ。内心では良心がとがめているのだが。
「でもでも、朝起きると体中がいたいのよ!」
「昨日とまったく同じやり取りだな。もすこし口調を何とかしたほうがいいぞ。」
「なによ、私はヴァリエール公爵家の3女で(略)」
「平貴族がでかい口利くな。せめて言葉遣いと高慢な態度を直せ。
上に立つものの義務で最大のものの一つは仲良くすることだぞ。」
「仲良く?」
「隣の領地の領主と仲良くなれば攻め込まれる事が無いどころか助けてくれる。
領民と仲良くなれば税をとるときに余計な手間は必要ない。王様と仲良くなれば
無理難題を吹っかけられることも無い。ちょっと愛想良くするだけでそれだけの
効果がある。例えばともはねの心象悪くしていい薬が出来ると思うか?」
「そ、それは!」
固い床に寝る屈辱で忘れていたことを指摘され、ルイズは青くなった。


901 :いぬかみっな使い魔:2008/03/19(水) 22:42:37 ID:P+AtWZod
「あとはそうだな、頭を使え。工夫の一つもしたらどうだ?」
「頭?」
「方法は教えない。現状を良くする方法なんていくらでもある。
考えないのは怠慢だ。愚痴を言うだけなら、人の上に建つ資格は無い。
そもそもリーダーの仕事は集団の頭として考え命令することだ。
それが出来ないなら偉ぶる権利も無い。」
「……」
ルイズはじっと考え込んだ。
啓太は、床で寝ろとはいったが布団を敷くなとは言っていない、
という点に思い至らせるつもりであった。が。
「ふんふ〜ん♪」
それを見ていたともはねが溜飲が下がったとばかりに鼻歌を歌う。
「なんでしたら啓太様に頼んだらどうですか?」
「頼む?」
「罰を許してくださいとか、一緒のベッドで寝かせてくださいとか。」
「な! 一緒のベッドって、そそそそ、そんな事出来るわけ無いでしょ!」
胸を押さえて真っ赤になるルイズ。使用人相手なら大胆になれるが、
同じ貴族相手だとそうは行かないのである。使用人は家具なのだ。
「あのな。」
啓太は、ついに顔を上げた。
「心配する必要ないだろうが。そういうことはもっと育ってから言え。」
そういって、ちらりと押さえられたルイズの胸(ぺったんこ)を見る啓太。
啓太はするぺたには(略)
ルイズの傍らにおいてあった魔道書が飛んだのは、その直後だった。


「さて、寝るか。」
啓太は、わずか1日半でぼろぼろになりつつある学生服を脱いで
ベッドに入った。ともはねになつかれるのは悪い気はしないのだが、
ちと窮屈でもある。昨夜早速覗きに出かけよう、と思っていたのに
ともはねが離してくれなくて不発だった。
異世界に来てしまった不安がそうさせたのかとも思い好きにさせたのだが。
今夜は昨夜に比べても積極的かつ強引だ。離すもんかと首に腕を絡めてくる。

 ルイズは、いまだ難しい顔で考え込んでいる。修羅場の後なんとかなだめて
考え工夫するよう課題を出したのだ。そのうち敷布団を床に敷くことを
思いつくだろう。けして頭が悪くは無いようだし。

 さて、啓太にすがりついて寝ているともはねであるが。
「当てが外れた」と不機嫌であり、その分を取り戻そうとしていた。
こちらの世界でなら啓太を独り占めできると思っていたのに、
使い魔だからと啓太を私物化しようとするルイズ。
コナをかけてくるキュルケ。啓太が鼻の下を伸ばしていたシエスタ。
まったくもって独り占めできない。
 異世界に連れて来られて、ともはねが頼れるのは啓太だけという状況で、
早速使い魔にされるわ女性にもてるわと“取り上げられかける”
事態が連続している。少しでも強く、絆を確かめたい。
そんな気持ちがともはねを臆病にさせている。
だから。ともはねはベッドの中でぎゅっと啓太にしがみつき、
啓太の覗きは封じられたのであった。


902 :いぬかみっな使い魔:2008/03/19(水) 22:48:10 ID:P+AtWZod
 それからしばらくは“何事もなく”忙しい日々が過ぎた。
啓太とともはねの1日をちょっと書き出してみよう。

まずともはねの明るい声で起こされると、昨夜のうちに汲んできておいた
水で顔を洗い、朝食に出る。豚の毛歯ブラシで歯を磨く。
これはブラシ職人と契約して大量生産し始めたものだ。学院内でも
徐々に使用者が増えているし、王宮にも献上して街でも使うものが出てきた。

※きれいな豚の毛(産業廃棄物)を煮沸消毒兼洗浄し、束ねて留め金の部分で
二つに折り、棒と一緒に金属板を巻いて作るのが筆。これを、柄に直角に
取り付ける事、毛と基部の長さを短くすることの二つが歯ブラシの特徴。


 午前中は読み書きや地理、歴史、宗教、産業などの基礎的な補習授業を受ける。
午後はルーン文字の補修と魔法の実技。杖は古いものを譲ってもらった。
放課後は薬草採取だ。コケやキノコ、蟲や蛇など、
そのバラエティーは大きく広がっている。こちらの薬草も覚えつつあり、
ルイズの部屋はすでに薬草棚で一杯だ。
金になるからと薬草クラブの参加者は日に日に増えている。
これは日によってコルベール教師との各種機械作成になる事もある。
ともはねが薬草調合に手一杯な日だ。
そういう日は他のメンバーだけで薬草採取に出かける。
採取範囲は日ごとに広く、遠くになり、押し葉標本が多数作られている。

 夕食後は勉強の予習復習をし、あるいは武術の鍛錬の時間である。
「俺たち平民も強くなれるのかい!?」
とコック長のマルトーに聞かれ、護身術を教えているのだ。
またそれで、香水瓶の件でギーシュにイチャモンつけられたシエスタが
ギーシュを返り討ちにしたもんだから熱が入っている。しかも啓太が
「何イチャモンつけてんだ、無礼打ちする権利はお前に無い」とフォローも
忘れなかったので「貴族の鑑」「正しき領民の保護者」と大人気だ。

 危機感を抱いた男子生徒達が、早朝の軍事訓練を始めていたりする。
「戦場で平民の影に隠れなきゃ何も出来ないってのはどんなヘタレだ?」
「それで領民守れるのか?」「貴族なら文武両道出来て当然だろう。」
「貴族の軍人なら武器戦闘もできると聞いてるぞ。」
「領主としての義務も果たせないんじゃ貴族の権利は主張できんな。」
と、啓太が煽ったのもある。
教官として指導してくれないかとも頼まれたが今のところは断っている。
せめてコモンマジックを使えるようになってから、というのが理由だ。

訓練や勉強の後は風呂に入って就寝だ。
プールのように広い浴槽は、啓太のお気に入りである。
啓太は風呂でくつろぐのをこよなく愛しているのだ。
ちなみに一度ともはねが壁をすり抜けて乱入してきてパニックになった事がある。
その次の日、なぜか大量に薬草クラブに新規入会者が来たのであるが、
啓太は礼儀正しく何も知らないふりをした。


ちなみに。
生徒用の風呂はとてもでかい。その残り湯を流用して使用人用の
風呂に使ってはどうか、と啓太は提案し、有志を募って無料で
風呂場工事を行った。使用人たち、特にメイド達に大いに感謝された
啓太であるが。その目的は違うところにあったという。

903 :いぬかみっな使い魔:2008/03/19(水) 22:49:00 ID:P+AtWZod
「おい! お前ら! 無償労働の報酬はほしくないか!?」
 「サー! イエス サー!」
「お前らに男のやる気はあるか!?」
 「サー! イエス サー!」
「失敗したときの覚悟はあるか!?」
 「サー! イエス サー!」
「よし、全員、進撃開始!」
 「サー! イエス サー!」
ギーシュの使い魔、ジャイアントモールのウェルダンテが掘った
地下通路を通り、啓太達は使用人用女子風呂にむけて進撃を開始した。
 「ううう、素晴らしい!」「素晴らしいです啓太様!」
 「女子生徒用風呂場を覗けないのであるならば。」
 「覗けるところを覗けるようにすればいい!」
 「不可能なことはきっぱりあきらめ、可能なことにリソースを注ぐ!」
 「素晴らしい発想と計画力です!」「一生付いていきます!」
「ふ、俺に惚れるな。というかそろそろ口をつぐめ。」
これより先は音を気づかれたらまずいデンジャラスゾーンである。
この時間なら若いメイドさんたちが1日の仕事を終えて入浴の時間帯だ。
「し、しかしですね。」
「なんだ?」
 レイナールがそれでも発言したので全員一度止まって作戦タイムである。
「使用人用の風呂は比較的小さく、しかも男子用と女子用は
壁で仕切られているだけ。男子風呂の声も聞こえてくるのですから
そう声を潜める必要も無いのでは?」
一同、最もだとうなずいた。出来れば覗きながら感想を述べ合う
くらいはしてみたいのが人情というものである。
「だめだ。いいか、そもそも軍事において、偵察部隊は敵軍に悟られる
事無く静かに行動し(中略)静かなる事林のごとくといってだな(中略)
というわけで、そんな隙だらけの軍事行動は致命的な(後略)」
啓太は、かつて覗きに失敗して酷い目にあった経験から、
弟子達に戦術というものについて講義をした。
皆、真剣な表情で聞き入っている。
「わかったな? では、かねての手はずどおりにいくぞ!」
こうして啓太たちはヴァルハラ目指して進軍を再会した。
 
 しかし。
戦いで最も必要とされるのは適切なときに適切に軍を動かすことであり、
最強の騎馬突撃もパイク兵たちが隙無く槍衾を作っているときに
行っても被害を増すだけであり、あるいは敵部隊の去った場所に
行っても意味は無い。啓太が講義をしていた時間は意外と長く。
時間の貴重なメイド達は素早く入浴を終えており。
彼らが見たものは。
「ふ〜〜〜、いい湯じゃのう。」
おん年63歳の家政婦、ミンチン婆さんのしわくちゃな裸と。
「毎日入れるようになって極楽だわいなあ。」
太ったコックマルトーの、同じく太ったデブリン女史(48歳)の裸であった。

覗きのためにレンズと鏡を組み合わせて作った特製のアイテムにて
ドアップでそれを見た啓太たちは。
しばらく立ち直れなかったそうだ。

904 :いぬかみっな使い魔:2008/03/19(水) 22:49:34 ID:P+AtWZod
以上で終了です。

905 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 22:53:13 ID:aKbtqy8C
支援しとこ

906 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 22:54:40 ID:aKbtqy8C


907 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 22:59:20 ID:bmErnSUk
乙でした。
啓太・・・ホントにバカだね。頭はいいのに。
まぁ、そうでなきゃここの貴族とはうまくやれんかw

薬草クラブの部員希望者急増・・・ダメだこいつら・・・

908 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 23:02:54 ID:JGyhQugW
向こうの世界の方が生き生きとしてるw
乙でした。

909 :ゼロな提督9:2008/03/19(水) 23:10:50 ID:m8wKgrjW
え〜っと・・・
ゼロな提督第九話、投下しようかと思ったんですが

次スレの方が良いのかな?

910 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 23:11:58 ID:72m06+g4
>>897
ああ、ありゃ誤解じゃなかったか。死体魔導師とごっちゃになってた。
……あれ? ミョズは?

911 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 23:12:38 ID:Z3gu7pHS
Hey!Come on!!

912 :ゼロな提督9:2008/03/19(水) 23:13:43 ID:m8wKgrjW
「ふぅ〜む、何となく似合わないなぁ」
「んなこたーねーって!あのヘンな服よか大分ましだと思うぜ」
「そーね。同じ似合わないんなら、こっちの方がいいんじゃない?」
「ヘン…かぁ。ま、しょうがないか。執事やるんだったら、この服だしね」
 ヤンも、ルイズも、壁に立てかけられたデルフリンガーも、鏡台に映る黒服に白手袋の
ヤンを見ている。格好だけ見れば、まるでどこかの貴族に仕える平民の執事に見えない事
もない。
 でもよく見ると、やっぱり相変わらず芽のでない学者風だ。かつて彼の部下であるロー
ゼンリッター第13代隊長シェーンコップ少将は彼の軍服について「他の服は何を着ても似
合わん」と評したものだ。


       第九話     王女アンリエッタ


 ラーグの曜日の朝。
 ようやく昨日、仕立屋からヤンの服が学院に届いた
 ヤンとルイズは珍しく早起きしていた。もちろんヤンがルイズを起こしたのではなく、
デルフリンガーが目覚まし役をしてくれたのだが。
 黒スーツに袖を通し、鏡の前で身なりを整えている。昨日森の中を歩き回って汚れたし、
いい加減汗臭いので、軍服はまとめて洗濯することにした。
「ま、あんたもこれで少しは執事らしくなったじゃない。いつまでも落ち込んでないで、
これから気合い入れて執事の修行すんのよ!」
 バンッとヤンの背を叩いて、ルイズは部屋を飛び出していった。

 後には鏡台を見つめながら、慣れない服装と布地への違和感を隠しきれないヤンが残っ
ている。いつまでも朝食に行かないヤンに、デルフリンガーが怪訝そうな声をかけた。
「ヤンよぉ。その服、そんなに気にいらねぇのか?」
「いや、そう言う訳じゃないんだ」
 そう言ってヤンの手は頭へと上がる。だがその手は何かを探すように宙をさまよう。
 ベレー帽も被っていない事を今さらに思い出し、誤魔化しついでに頭をかいた。
「結局…昔の事は忘れて、この国で新しい人生を生きて行かなきゃいけないのかなって。
この服装を見てると、そう思うんだ」
「そっか。まぁ、いつまでも落ち込んでいるよりは前向きで、いいんじゃねぇか?」
「…だね」
 ヤンは胸元に収めた銃の感触を確かめてから、部屋を出た。


 寮塔を出たヤンは空を見る。
 澄み渡った青空にふわふわと雲が浮いている。

「仕事も収入も寝床もある。学院でハルケギニアの事を教えてもらえる。ヴァリエール家
三女ルイズの執事という地位に大きな不満もなし、か…」
 既に生徒も教師も食堂に向かい、誰もいない広場。ノンビリと歩くと踏みしめる草の音
と感触が心地よい。
「おちこぼれメイジに見習い執事。ゼロなのはお互い様。せいぜいマイナスにならないよ
う、頑張るとしようかな」
 そんな独り言を呟きながら、厨房へ向かう。
 ヤンが入るなり、どうしたのよその格好!意外と似合うんじゃねぇ?などの声が響いて
きた。




 学院長室では、机を囲んでオスマンとロングビルが座っている。今日は図書室でなく学
院長室でヤンにハルケギニア講座を行っていた。


913 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 23:15:41 ID:adf6mqWP
支援sるぞ


914 :ゼロな提督9:2008/03/19(水) 23:15:49 ID:m8wKgrjW
「・・・というのが、私の知る限りのレコン・キスタの姿です」
 アルビオンの政治情勢、特に内戦の趨勢について語り終えたロングビルは、ヤンのキョ
トンとした顔を見た。
「…なるほど。共和制と言っても、結局は王族・貴族間の利権争いですか…。
 で…確認したいんですが、その、レコン・キスタ総司令官の名は、オリヴァー=クロム
ウェルで間違いないんですね?」
 聞かれたロングビルも、少しキョトンとしてしまった。答えたのはオスマン。
「そうじゃ。元々は一介の司教に過ぎなかったそうなんじゃが、何故か貴族議会とやらの
投票で総司令官に選ばれたんじゃよ。まあ、内戦を勝利に導いたんじゃから、それなりの
軍事的才能は持っておるのじゃろうて。
 だが、そのためにアルビオン王家は風前の灯火じゃ。このまま王家が絶えれば、始祖よ
り授かりし王権が潰える事となるのぉ」
 説明されたヤンは、話は聞いているようだが、どこか上の空で視線が泳いでいる。

「オリヴァー=クロムウェル…清教徒革命…議会派、1642年…鉄騎隊。議会を解散させ終
身護国卿に…軍事的独裁…英蘭戦争」

 ヤンの口から漏れる聞きなれない言葉に、オスマンとロングビルは顔を見合わせてしま
う。
「あの…ヤン?どうかしたの?」
 ロングビルの言葉にヤンはようやく我に返った。
「あ、ああ、ゴメン。そのオリヴァー=クロムウェルっていう名前の人は、僕の国の歴史
にも出てくる名前なんだ。しかもレコン・キスタと似たような事をした人でね。
 いや〜、偶然って凄いなぁと思って」

 二人とも、ふーんと頷いただけで、深く突っ込まなかった。ヤンも突っ込まれた所で、
パラレル・ワールドである両世界が似たような歴史をたどっている、なんて事を説明も出
来なかっただろう。
 同時にヤンは、この世界の民主共和制が未だ芽吹いたばかりなのだと理解した。しかも
魔法を使える者と使えない者の間に厳然たる溝がある事も思い知らされている。
 この世界でフランス革命に相当する市民運動が起きるのは絶望的。例え数百年後に起き
たとしても、ヤンの世界より遙かに小規模だろうと想像出来てしまう。

「いや、月が二つあるくらい違う世界なんだし、別の歴史をたどるのが当然か」
「ん?なんじゃね?」
「あ、いや、独り言です。それじゃ続きを」
 とヤンが話を戻そうとした所で、学院長室の扉がコココンと、控えめながらも慌てたリ
ズムでノックされた。
「誰じゃね?」
 名乗る前にバタンと大きな音を立てて学院長室に入ってきたのはシエスタ。
「失礼します!シエスタです!じ、実は今、近衛隊の方が参られました!アンリエッタ姫
殿下が、ゲルマニアご訪問からの帰りに、学院に行幸なされると!」

 今度は学院長が慌てふためいた。




 学院へと続く街道を、金の冠を御者台の隣につけた四頭のユニコーンに引かれた馬車が
静々と歩んでいた。馬車の所々には金と銀とプラチナでできたレリーフが象られている。
そのうちの一つ、聖獣ユニコーンと水晶の杖が組み合わさった紋章は、この馬車が王女の
馬車である事を示していた。
 王女の馬車の後ろには、先帝無き今、トリステインの政治を一手に握るマザリーニ枢機
卿の馬車が続いていた。王女の馬車よりさらに立派で風格のある馬車だ。
 二台の馬車の四方を、グリフォン隊など、三つある王室直属の近衛隊が固めている。


915 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 23:15:53 ID:2O3SB7m1
>>846
ぱ、パッキーはやめておいた方が
あいつは「元人間(宇宙飛行士)」で事故で世界を転移して「ウサギになった」奴だから

916 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 23:17:51 ID:Z3gu7pHS
支援

917 :ゼロな提督9:2008/03/19(水) 23:18:10 ID:m8wKgrjW
 灰色のローブに身を包み、激務の果てにやせ細った枢機卿は、自分の馬車を降りて王女
の馬車へ乗り込んでいた。
 政治の話をするためだったのだが、王女は溜め息を付くばかりで、全く要領を得ていな
かった。腹心のグリフォン隊隊長が気晴らしにと花を捧げたりもしたものの、相変わらず
王女の表情は沈んだままだった。気品のある顔立ちに高い鼻を持つ、瑞々しい17歳の姫
も、今は美貌に陰りを宿す。
 真っ白の口ひげをいじりながら、さてどうしたものかと真っ白な髪に包まれた頭を捻っ
ている。

 先に口を開いたのは、何かを思い出したかのように急に目を見開いた王女だった。
「マザリーニ、私達がゲルマニアを訪れている間に、アカデミーへヴァリエール家から巨
大なダイヤが持ち込まれた…という話を聞きましたが、真ですか?」
「確か、そうでしたな。なんでも、斧の刃として付けられた物で、アカデミーでは刃を斧
から取り外すのに四苦八苦しているとか」
「斧の…刃?」

 意味が分からない様子の王女が首を傾げる仕草は目まいがするほど美しかった。だが、
これを説明しようとする枢機卿が目まいを感じたのは、王女の美しさゆえでなく、説明の
難しさゆえだった。

「そう、信じられない事に、斧の刃として取り付けられているそうでしてな。しかも斧本
体も信じがたい硬さだとか。あまりの硬さにあらゆる魔法でも傷すら付かず、斧と刃の接
合部に『錬金』をかけて、どうにか僅かずつ切り離しているという話です」
 なんとか分かりやすく説明できたつもりのマザリーニだったが、王女はますます首を傾
げてしまった。
「その、申し訳ないのですが…とても想像がつきません。そもそも、どうしてダイヤを斧
の刃に?」
「いや、それは…現物を見ない事には、なんとも言いようがありますまい」
 ハルケギニアに知らぬ事はない、とすら言われたマザリーニも首を傾げてしまった。
「そうですね。それで、確かその斧を持ち込んだのはラ・ヴァリエール公爵家の三女、ル
イズでしたわね?」
「そうですな。そういえば、これから向かうトリステイン魔法学院の生徒でしたな」

 枢機卿の言葉に、王女は再び考え込んでしまった。だが先ほどよりは表情に明るさが指
しているので、とりあえず枢機卿は良しとすることにした。



 魔法学院の正門をくぐって、王女様ご一行が姿をあらわれると、整列した生徒達は一斉
に杖を掲げた。しゃん!と小気味良く杖の音が重なった。
 正門をくぐった先の本塔玄関前で、学院長のオスマンが出迎える。オスマンの後ろには
ロングビル、そしてヤンが直立不動で立っていた。
「えーっと…なんで僕もここに立ってるのかな?」
「うーんと、成り行き…かしらね?」
「しょうがないわい、今さら移動するのも不敬というものじゃ。粗相のないようにな」
 というわけで、ワケも分からずオスマンとロングビルの後をついて行ったヤンは、その
まま玄関前に立たされてしまった。


 馬車が止まると、駆け寄った召使い達によって玄関と馬車の間に非毛氈のじゅうたんの
道が作られる。
「トリステイン王国王女、アンリエッタ姫殿下のおなーーりーー!」
 呼び出しの衛士が王女の登場を告げたのだが、最初に姿を現したのは四十過ぎの痩せこ
けた男、枢機卿。ガッカリして鼻を鳴らした生徒達の落胆だが、枢機卿は意に介した風も
無く馬車の横に立ち、続いて降りてくる王女の手を取る。
 生徒達の間に歓声が沸き起こった。
 王女も生徒達へ向けて薔薇のような微笑みを向けて、優雅に手を振った。


918 :ゼロな提督9:2008/03/19(水) 23:21:09 ID:m8wKgrjW
 ヤンが視線を生徒達、ルイズの方へ向けると、彼女は王女ではなく近衛隊の方を見てい
た。顔を赤らめ、惚けたように見つめている先には、羽帽子を被り鷲の頭と獅子の胴を持
つグリフォンに跨った、りりしい貴族の姿があった。ついでに横に立つキュルケも同じく
羽帽子の貴族をぽーっと見つめている。
 やっぱり女の子なんだなぁ、と感じるヤン。男としての敗北感が少々、娘を取られる父
親気分も少々かな…と自己分析してしまう。

 王女の前に跪くオスマンにならい、後ろのロングビルとヤンも膝をつく。
 オスマンに枢機卿が何か声をかけると、学院長はかなり困った顔で後ろを向いた。
 ヤンの方を。




 学院長室のソファーにはアンリエッタ姫と枢機卿、ロングビルは部屋の隅にある秘書用
デスクに、オスマンは枢機卿の正面にテーブルを挟んで座っている。そしてヤンとルイズ
がテーブルの横に膝をついている。
 部屋の隅には騎士達が直立不動で待機していた。
 枢機卿はヤンが召喚された時の話を、オスマンとルイズから興味深そうに聞いていた。
「なるほど。例の斧はそこの平民が召喚された世界での武器だというのだね?信じられん
技術力で作られたのだな・・・」
 枢機卿は改めて横に控えるヤンを見下ろした。
「尋ねるが、君の国では全ての兵士がそんな武器を持っているのか?」

 予想通りの質問ではあったが、ヤンは回答に苦慮してしまう。
 ローゼンリッターなど陸戦隊員の通常装備であり、別に珍しくも何ともない。だが、そ
んな事を言っても信じてはもらえない。正気を疑われたり異端審問だのにかけられるまで
はいかないと思いたいが。
 結局、ハルケギニアの人に信じてもらえる範囲で答えることにした。

「あれは我が国最強の陸戦隊、薔薇の騎士団が有する武器です。極めて特殊な、重要な戦
局でしか使わない最後の切り札です」

 なんとも嘘臭い説明に自分で呆れてしまう。
 だが嘘でもない。薔薇の騎士団という名前なのは本当だし、気体爆薬のゼッフル粒子が
散布された閉鎖空間で白兵戦を行うという特殊な戦局には、炭素クリスタルの斧しか使え
る武器がない。だから確かに最後の切り札だ。ローゼンリッターが同盟最強なのも誇張で
はない。
 そして、いかにも曰くありげで立派そうな斧の説明に、枢機卿は納得したようだ。
「ほほう…やはりそれなりの逸品であったか」
「この目で見るのが楽しみではありませんか。城へ戻る前にアカデミーへ寄るとしましょ
う」
 アンリエッタも目を輝かせて楽しみにしているようだ。だが枢機卿は頭を傾げる。
「しかし…そのような血に濡れた物を、めでたき婚儀に持ち込むのはいかがなものか…城
に戻ったら公爵と相談しておきましょう」
「そうですわね。いずれにせよ、ルイズも大義でした。幼き日を共に過ごした友からの祝
いの品、嬉しく思います」
「は、はい!姫殿下のお気に召しますならば、感激の極みにございます!」
 ルイズはよほど感激したのか、顔を真っ赤にしている。目からは涙がこぼれそうだ。

 そしてアンリエッタは、顔を伏せるヤンへ思いついたかのように視線を移し、全然違う
話を切り出した。
「ところで…そのような逸品の斧と共に召喚されたとすると、もしやあなたは、名のある
軍人だったのですか?」
 この言葉に、枢機卿の真正面にいたオスマンは全身から脂汗が滝のように流れ出す。み
るみるうちに顔が青ざめ、せわしなく髯を撫でる手が震えている。『僅か一個小隊でもエル
フの大群を壊滅させる軍団の長、王侯貴族を打破する共和制国家の重要人物』を無理矢理
に使い魔にしてしまったなど、口が裂けても言えない。


919 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 23:21:33 ID:Z3gu7pHS
支援

920 :ゼロな提督9:2008/03/19(水) 23:24:45 ID:m8wKgrjW
 そんなオスマンの狼狽は、顔を伏せているヤンの目には映らなかった。
「いえ、とんでもありません。私は見てのとおり剣を振るう力も技もなく、後方で机の上
に座ってお茶をのんでばかりいました」
 これもやっぱり嘘ではない。そして、別にオスマンの都合と関係なく、ヤンは過去の望
まぬ経歴など口にする気はなかった。正直に言った所で、信じてもらえる話でもない、と
も考えていたし。
「う、うむ!そうじゃな、そういう話じゃったな!」
 その言葉にオスマンも力強く頷いた。流れる冷や汗を飛び散らせながら。
 その姿は、アンリエッタにもマザリーニにもルイズにも、明らかに不審すぎた。

 姫殿下一行は、その後すぐに学院を去っていった。
 あとには、ヘナヘナと力が抜けて椅子に崩れるオスマンがいた。



 昼食後のひと時、食堂上のテラスでは、椅子に座ったルイズとキュルケとタバサがヤン
の入れたお茶を飲んでいた。
「へぇ〜!あのグリフォン隊の隊長がフィアンセなんだ」
 カチャッとテーブルにカップを置くキュルケが驚いて声を上げる。
「そうなの。といっても父様が昔、戯れに決めたものだから、今も覚えているかどうかわ
からないのだけど…」
「あら!でもさっきポーっと見とれていたじゃない!」
「ちょっちょっと!よしてよキュルケ、からかわないで!ワルド様のご都合だってあるの
だし」
 からかわれてルイズは真っ赤になってしまう。
「そりゃ、昔は子爵様にあこがれてたし、今もとっても素敵だし、『疾風』の二つ名がある
ような風のスクウェアだし・・・でも・・・」
 もじもじしながら小さくなっていくルイズを見ていれば、唐変木のヤンでも彼女が抱く
憧れは分かる。実際、遠目でしか見ていないが、婚約者として文句のつけようもない地位
と実力と容姿を有しているのだろう。
 さてさて、そうなるとルイズの執事役としては、彼女の恋を成就させればいいのかな?
それともまずは、婚約自体が未だに有効か確認するのが先かな?なんてことを考えてしま
うヤン。
 そして、そんなことを考え出す自分に気がついて、過去の自分との違和感と、ハルケギ
ニアの生活に溶け込み始めている自分を認める恥ずかしさが沸き起こる。どうにもそれら
の感情が交じり合って整理しきれず、やっぱり頭をかいてしまう。

 ヤンが誤魔化し紛れに視線を落とすと、黙ってお茶を飲んでいたタバサに目が合った。
じっとヤンを見上げている。
「えっと、やっぱり、美味しくありませんか?」
 青いショートヘアーの少女はふるふると頭を横に振った。そして一言。
「お茶菓子」
「あ…すいません」
 いわれてヤンも、昼食後なのにお茶しか持ってきていないことを思い出した。ルイズが
ここぞとばかりにヤンをじろりとにらむ。
「まったく、何してんのよ。こんな基本的な事忘れるなんて、やっぱりまだまだねー」
「そーねぇ、やっぱり使用人みたいな仕事は向いてないかもよ?だぁかぁらぁ・・・」
 キュルケはビシッとヤンを指差す。
「貴族になったら?」

 いわれたヤン以上に、横で聞いてたルイズが仰天してしまう。椅子を倒して飛び上がっ
てしまった。


921 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 23:25:35 ID:aA+luRWa
オスマン、強く生きろ
支援

922 :ゼロな提督9:2008/03/19(水) 23:26:53 ID:m8wKgrjW
「ななな何言ってんのよ!?ここはトリステインなんだから!あんたの下品な国みたいに、
金で貴族になんかなれないんだからね!」
 つばを飛ばして抗議してくるルイズに、さらにキュルケは畳み掛ける。
「あぁ〜ら、だったらゲルマニアに来ればいいのよ。そして斧を売った金で貴族の地位を
買うの。そうすれば、あなたがルイズのお茶なんか入れなくても、メイドがあなたのお茶
を入れてくれるわよ?」
「きゃーきゃー!余計なこと言うんじゃないわよ!こいつはあたしの、つつつ、使い魔な
んだから!」
 必死で強気に叫んだルイズだが、それでも恐々とヤンの方をみてしまう。すると彼は、
顎に手を当てて真剣に考え込んでいた。
 ルイズはグイッとヤンの胸倉をつかむ。
「ちょっとあんた・・・まさか、本気でゲルマニア行こうなんて考えてるんじゃ、ないで
しょうね?」
「え?えーっと…」

 と言ったところでヤンは気がついてしまった。彼を見上げるルイズの目が、少し潤んで
いることを。

 慌てて首を振ってゴシュジンサマを安心させる言葉を考える。
「いやまぁ正直、一瞬は考えてしまったんですけど。
 でも、流れ者がいきなり貴族になったって、ゲルマニア社会に簡単には受け入れてはも
らえないですよ。それに、まだまだ学院でハルケギニアの魔法や社会について勉強したい
ですしね。
 少なくとも、ルイズ様が学院にいる限り、僕も学院で働きながら勉強を続けるつもりで
すよ」
 少なくとも今のヤンにとって偽りのない言葉だ。何より、トリステイン魔法学院の図書
館は彼にとって魅力的なのだから。そしてその言葉はルイズを安心させるには十分な言葉
だった。
 ほっと安堵する小柄な少女の姿を見ると、ヤンも嬉しくなってくる。


 厨房で茶器を洗っていると、後ろからシエスタが声をかけてきた。
「ヤンさーん。聞いちゃいましたよ、さっきのミス・ヴァリエール達とのお話」
「やだなぁ、盗み聞きなんて趣味が悪いですよ」
「いえ、そんなつもりはなかったんですけど、通りがかったときに聞こえちゃったんです」
 シエスタはヤンが洗った食器を布で拭いて棚に戻していく。
 片付けながらヤンをチラチラと見る。そして大きく息を吸い、思い切って切り出した。
「それで、聞きたいんですけど、ヤンさんは結局トリステインにずっといるつもりですか?
噂では、いつか故郷からの迎えが来るとか、ゲルマニアで貴族になるんじゃないかとかい
われてますよ」
「う〜ん…それは、分からない。けど…」
「けど?」

 シエスタに尋ねられて、ヨハネスの墓前で考えていたことを改めて思い出す。
 あの時は、落胆のあまり全てに悲観的になってしまった。だが、今になって思い返して
みればどうか?
 妻子や部下、イゼルローン要塞、帝国との和平交渉など、彼が残してきたものはあまり
に多い。だが今の自分にはどうしようもない。彼は今、別の歴史の中を歩んでいるのだか
ら。そしてそのことに文句もつけようはない。彼が戦場で軍を指揮するたびに多くの人々
が歴史の舞台から退場を強いられた。今、それが自分の番になっただけの話だ。始祖ブリ
ミルとやらに抗議する資格はない。むしろ、本来死んでいたはずの所を助けてもらった事
については素直に感謝すべきだ。
 そんな事を延々と考えていると、シエスタが横から心配げに見上げてきているのに気が
ついた。
 黒い瞳がまっすぐヤンの目を見つめている。
 彼は、ふぅとため息をつきながら肩をすくめた。


923 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 23:27:12 ID:P+AtWZod
sienn

924 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 23:29:06 ID:GXGTWZ46
支援。
ワルドの二つ名は『閃光』じゃなかったけ? 独自設定?

925 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2008/03/19(水) 23:29:49 ID:r6HjBH14
支援

926 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2008/03/19(水) 23:29:53 ID:r6HjBH14
支援

927 :ゼロな提督9:2008/03/19(水) 23:30:09 ID:m8wKgrjW
「まだここに来て一ヵ月もたっていないんだ。先のことなんてさっぱり分からないよ。落
ち着くまで、ここで働き続けるよ」
 結局、ヤンが口にしたのは当たり障りのない先延ばしの言葉。だがその言葉を聞いたシ
エスタはとても嬉しそうだ。

 自分がここにいることを喜んでくれる人がいる。居場所がある。それだけでも、どれほ
ど幸運なことだろうか。




 その日の夜。
 ルイズは心ここにあらずで、部屋の中を歩き回っていた。
 床にあぐらをかいて『ハルケギニア魔法史』を読んでいるヤンの前をウロウロしたり、
ベッドに立ったり座ったり。さらには枕を抱いて特大の溜め息をついたり。
「お〜い、どうしたんだい?ルイズ」
「ウロウロしてねーで、落ち着いて座っちゃどーだ?」
 そう言って声をかけるヤンとデルフリンガーだったが、ルイズはぼんやりしたまま生返
事だ。その表情はまさに恋する乙女とでもいうべきだろうか。もっともヤンは『恋する乙
女』なんて甘酸っぱいモノが存在する世界にいなかったので、本当にその表現が正しいの
かどうか分からなかった。

「デル君、どうしたのかな?」
「ん〜…何か今日、変わった事はなかったか?」
 壁に立てかけられた剣に聞かれて、ふと王女来訪時の事を思い出す。

「もしかして、ワルド子爵とか言うフィアンセのことかい?」
「ひやあっ!な、なななっにゃに言うのよ!」
 とたんにルイズは飛び上がり真っ赤になった。なので、先ほどの表現が正解だったと納
得した。
 そしてルイズに「何を一人で納得してんのよっ!」と殴られた。
 痛む頭をさする執事モドキに変わって剣が話を続ける。
「へぇ〜、お前さん婚約者がいたのかい。もしかして、式の日取りでも決まったのか?」
「ばっ!バカ言わないでよ…それ以前の問題よ。10年も前の話だから、もう覚えてもいな
いんじゃないかしら」
「なら、確かめりゃいいじゃねーか。お前さんや子爵の家の都合だってあんだし、エレオ
ノールの姉さんみたいに破棄されたら大変だろ?」
「うぐぉ!い、イヤな事言わないでよ!てかなんで知ってるのよっ…て、ヤン!」
「ご、ゴメン。つい口が滑っぐぉ」
 ヤンの言い訳は最後まで聞かれることなく、再び鉄拳で中断させられた。


 二人がそんな風にドタバタしていると、ドアがノックされた。
 長く二回、短く三回の規則正しい音が、騒がしい部屋の中に響く。とたんにルイズの顔
が驚きのそれへと変わる。
「こんな夜更けに誰かな?」
 と訝しみながらドアに向かったヤンを、ルイズが慌てて押しのけて扉を開いた。
 そこに立っていたのは、真っ黒な頭巾をすっぽりと被った少女だった。少女は辺りをう
かがい、そそくさと部屋に入り、後ろ手に扉を閉めた。
「…あなたは?」
 ルイズの言葉に、頭巾の少女はしっと言わんばかりに口元へ人差し指を当てた。頭巾と
マントの隙間から杖を取り出し小さく振る。すると光の粉が部屋の中を舞う。ディティク
トマジックだ。
「どこに耳が、目が光っているかわかりませんからね」

 そして覗き穴の類も無い事を確認すると、少女は頭巾を取った。そこにいたのは、アン
リエッタ姫だ。


928 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 23:30:26 ID:qPzGZJX6
疾風はカリンことルイズママだろ

929 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 23:31:00 ID:aA+luRWa
疾風はギトー先生だな支援

930 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2008/03/19(水) 23:31:31 ID:r6HjBH14
支援

931 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 23:31:32 ID:8ATdgJFS
>>928
そっちはたまらないぜハニハニな烈風だぜ支援

932 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2008/03/19(水) 23:31:35 ID:r6HjBH14
支援

933 :ゼロな提督9:2008/03/19(水) 23:32:16 ID:m8wKgrjW
「姫殿下!どうなされたのですか!?このような夜更けに、こんな下賤な場所へ、起こし
になられるなんて…」
「うひょっ!お姫様がいらっしゃるとは、おでれーたなぁ!」
 慌てて膝をつくルイズ。ヤンも驚きつつ膝をつく。そしてアンリエッタはルイズを抱き
しめた。
「ああ、ルイズ!ようやく誰の目も憚らずに会えました!
 そんな堅苦しい行儀は止めて頂戴!昼間とは違うの、マザリーニも騎士達も、誰の目を
気にする必要はないのよ!あなたと私はおともだち!おともだちじゃないのっ!」
「もったいないお言葉でございます。姫殿下」
 ルイズは硬い緊張した声で言った。ヤンは二人の美少女が抱き合う様をみつめていた。


 ヤンは、王女とルイズのやりとりをぼんやりと見ていた。
 二人が『幼い頃一緒に蝶を追いかけた』、『ドレスの奪いッこをアミアンの包囲戦と呼ん
だ』、『あなたは友達面して寄ってくる欲の皮の突っ張った連中とは違う』『懐かしくて涙が
出てしまう』etc...の話をしているのを見つめていた。
 ルイズがヤンを「姫さまがご幼少のみきり、恐れ多くも遊び相手を務めさせていただい
たのよ」と改めて紹介したが、今度はヤンが心ここにあらずといった感じの生返事だ。

 かつて養子のユリアンは、ヤンが普段ぼんやりしていることについて、人類の歴史につ
いて思いを巡らせているとか新しい戦略を練っているとか、ひたすら美化して語った事が
ある。実際は、ぼんやりしているように見えるヤンは、実はぼんやりしているのが大半な
のだが。
 そしてこの時もぼんやりしているように見えた。だが、ぼんやりと美少女達を見つめる
ヤンは、珍しくぼんやりしていなかった。

 彼が今ぼんやりしていなかったのは、別に二人の芝居がかったやりとりに呆れていたせ
いではない。彼女がこんな夜更けに一人で来た理由についてだ。ただ会いたいだけなら、
昼間会った。共も連れず、人目を避け、わざわざ城から来た理由が昔話をするためだとで
も言うのだろうか?
 もちろんヤンは、王女が昔話をするためだけに危険を冒してここに来た、なんて全く考
えていなかった。

 それどころか、彼の脳細胞は警報を鳴らしている。

 かつて彼は上官達から無理難題を押しつけられ続けた。半個艦隊で難攻不落のイゼルロ
ーン要塞を攻め落とせだの、敵がいつ来るか分からない時に前線から首都に呼び戻され、
延々と査問にかけられたりだの。その彼の経験に基づく索敵レーダーが最大級の警戒警報
を告げていた。
 特に王女の、ルイズの情に訴えたり親近感を演出しようとする態度。これはかつて彼の
上官が彼に無茶な命令を出したり、退役を希望する彼の辞表を拒んだ時の態度と重なる。
だとすれば、この美しき王女はどんな無茶を言いに来たのか。
 いや、ここは自由惑星同盟ではない。形骸化していたとはいえ、同盟軍は文民統制の下
で規律と理性を重んじていた。だが、ここは専制国家トリステイン王国だ。支配者足る王
侯貴族の気分次第で、死ねと言われる事すらありうる。無茶と言える話なら、まだ幸運だ
ろうか。

 ひとしきり思い出話に花を咲かせた所で、アンリエッタは表情が暗くなり溜め息をつい
た。深い憂いを含んだ声が漏れる。
「あの頃は、毎日が楽しかったわ。なんにも悩みなんかなくって」
「姫さま?どうなさったんですか?」

 ルイズは心配になってアンリエッタの顔を覗き込んだ。
 ヤンも心配になって部屋からの逃走方法を確認した。


934 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2008/03/19(水) 23:33:18 ID:r6HjBH14
支援

935 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2008/03/19(水) 23:33:22 ID:r6HjBH14
支援

936 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 23:33:24 ID:qCmAoOq6
そうだよなあ、ヤンからしたらアンリエッタの頼みなんて場から示唆の極みだよなあ支援

937 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2008/03/19(水) 23:33:28 ID:r6HjBH14
支援

938 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 23:34:36 ID:aA+luRWa
今回のヤンは某所の凡人っぽいな
大好きだ支援

939 :ゼロな提督9:2008/03/19(水) 23:35:47 ID:m8wKgrjW
「いえ、なんでもないわ。ごめんなさいね…!いやだわ、自分が恥ずかしいわ。あなたに
話せるようなことじゃないのに…、わたくしってば…」
 聞いてるヤンの方が恥ずかしくなってきた。これだけ話を振れば、悩みについて尋ねざ
るをえない。まさか王女の悩みを無視して「そうですか、ならば聞きますまい」なんて、
臣下が言えるわけもない。
 この王女は、花のように美しいとの市井の噂だ。ヤンには、その花とはドクダミかオニ
ユリの類だろうと思えてきた。
 そういえば、さっきから壁のデルフリンガーがしゃべらない。どうやら高みの見物を決
め込んだらしい。


「席を外しましょうか?」
 ヤンのごくまともな、そして一縷の望みをかけた提案だったが、
「いえ、メイジにとって使い魔は一心同体。席を外す理由がありません。何より、軍人で
あったあなたにも聞いて欲しい事なのです」
 と、あっさり却下されてしまった。しかも、あまり聞きたくない理由付きで。
「あの、軍人と言いましても、私は昼に申し上げたとおり、後方勤務でした」
 その言葉に、アンリエッタはニッコリと微笑みを返した。
「謙遜する必要はありませんよ。あの学院長があそこまで狼狽するなんて、余程の方に相
違ありませんわ」
「いえ、そのような事はありません」
「では、そういう事にしておきますわ。それにしても、あの斧に付けられたダイヤは本当
に驚かされました」
 ヤンの言葉は王女の微笑みに流されてしまった。

 そして、もの悲しい調子でアンリエッタは語り出した。
「わたくしは、ゲルマニアの皇帝に嫁ぐ事になったのです。同盟を結ぶために…」
「はい、お噂は聞き及んでおります。…おめでとうございます」
 そして姫は語り出した。顔を両手で覆って、床に崩れ落ちながら。

 レコン・キスタに対抗するためゲルマニア皇帝との婚姻成立が必要な事――
 レコン・キスタが両国の婚姻と軍事同盟を妨害しうる材料を探している事――
 かつてアルビオンのウェールズ皇太子に手紙を送った事――
 手紙が公になれば婚姻が破棄されてしまう事――

 のけぞり、ベッドに体を横たえるアンリエッタ。そしてルイズも息をのむ。
「では、姫さま、わたしに頼みたいことというのは…」
「無理よ!無理よルイズ!わたくしったら、なんてことでしょう!混乱しているんだわ!
考えてみれば、貴族と王党派が争いを繰り広げているアルビオンに赴くなんて危険な事、
頼めるわけがありませんわ!」

 ヤンは、無理です!あなたは混乱しているんです!そんな危険な事を頼めるわけがあり
ません!と叫びたいのを必死でこらえた。
 だが、彼の主はこらえてはくれなかった。それも正反対の方向で。
「何をおっしゃいます!たとえ地獄の釜の中だろうが、竜のアギトの中だろうが、姫さま
の御為とあらば、何処なりと向かいますわ!姫さまとトリステインの危機を、ラ・ヴァリ
エール侯爵家の三女、ルイズ・フランソワーズ、見過ごすわけにはまいりません!」
 ルイズは膝をついて恭しく頭を下げた。



940 :ゼロな提督9:2008/03/19(水) 23:38:16 ID:m8wKgrjW
 ヤンは、彼をハルケギニアに召喚した根本的原因である始祖ブリミルを呪う事にした。
 たとえ命の恩人であるメイジ達の神だろうと、もし会ったらブラスターで穴だらけにし
てやると誓った。
 そして、今日一日、このトリステインを第二の故郷として新しい人生を歩もうか、なん
て僅かでも考えた自分の甘さと愚かさを、宇宙服も着ずにエアロックから宇宙空間に飛び
出してプロミネンスを吹き出す恒星に飛び込みたいくらいに恥じた。
 支配者足る王侯貴族の気分次第で、死ねと言われる事すらありうる…そう頭の隅に入れ
てはいたが、まさか、本当に死ねと言われるなんて予想もしなかった。
 自分のアルジサマは過酷な人生を歩んできたため、些か歪んだ人格になってしまった少
女だが、健気で努力家で脆いところもある寂しがり屋と思っていた。が、今からその評価
の中に『門閥貴族』を加えざるをえなかった。

 いや、有力貴族であるルイズは最初から門閥貴族の一員だ。ただ、ハルケギニアの貴族
はメイジであることが必須なため、失敗魔法しか使えないルイズは貴族の枠から少し外れ
ていた。だからこそ、使い魔の地位を拒絶し去ろうとしたヤンに、出て行かないで欲しい
と懇願すらした。
 だが、やはり彼女の根本的思想は『門閥貴族』だったことを、ヤンは思い知らされてし
まった。


 かつてローエングラム王朝を建てた初代皇帝ラインハルト1世は、旧帝国ゴールデンバ
ウム朝の門閥貴族勢力を帝国暦488年のリップシュタット戦役において打倒した。貴族連
合は、ローエングラム勢力を上回る戦力を持ちながら、無様なまでの敗北を続けた。
 盟主のブラウンシュヴァイク公爵はじめ門閥貴族と呼ばれた人々は、血縁或いは縁故に
よる排他的な結束をもとに、帝国の政治や経済を支配し搾取する事を生業としていた。だ
が本人達は自分達の血統と隆盛が帝国の為になると本気で信じ込んでおり、それに反する
存在に大きな嫌悪と憎悪を抱いていた。
 彼等はリップシュタット戦役において、無謀無策な突撃を繰り返し、無為に戦力を疲弊
させ、有能な部下であるメルカッツ提督からの苦言に耳を貸さず、尊大で傲慢な有力者同
士が衝突し、内部分裂を繰り返した。自らの領地内で民衆の反乱が起きて親族が殺される
や、逆上して自陣内にもかかわらず核攻撃すら行った。結果、完全に民衆の支持を失って
早々に敗北した。
 盟主ブラウンシュヴァイク公爵は最後は自暴自棄になって無謀な出撃を行い、当然即座
に敗れた。部下に自殺を強要され、醜態を晒しながら死亡した。


 そして今、ヤンの目の前で、同じ事がおきようとしている。それも、よりにもよって、
自分の雇い主が、陶酔に溺れて死地に向かおうというのだ。当然自分も巻き込まれてしま
う。
 いや、リップシュタット戦役では少なくとも、門閥貴族は敵と同程度かそれ以上の戦力
を有していた。だが今回は、話の筋からすると、どう考えても、少数の部隊でレコン・キ
スタの大軍のただ中に潜入しろというらしい。しかも、戦闘訓練も何もしていない、ただ
の女学生と一緒に。


 彼の頭に浮かぶ選択肢は少ない。

 アルジサマに付き合うか?
 逃げるか?
 説得して止めるか?


941 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 23:39:24 ID:JGyhQugW
支援

942 :ゼロな提督9:2008/03/19(水) 23:40:59 ID:m8wKgrjW
 ルイズに付き合ってアルビオン行き。それだけはあり得ない、絶対にごめんだ。
 逃げるとしたら、どこへ逃げろというのか?かつて門閥貴族勢力の将だったメルカッツ
提督は、リップシュタット戦役後にヤンの下へと亡命した。彼は自分を頼ってきてくれた
老将を深く信頼し重用した。だが今回は、ヤンが亡命できる国や受け入れてくれる人物は
思いつかない。今、彼の知人は学園内にしかいないのだ。
 説得して、この愚行を止めるというのはどうか…改めて二人の姿を見てみる。

「姫さま!このルイズ、いつまでも姫さまのおともだちであり、まったき理解者でござい
ます!永久に誓った忠誠を、忘れることなどありましょうか!」
「ああ、忠誠。これが誠の友情と忠誠です!感激しました。わかくし、あなたの友情と忠
誠を一生忘れません!ルイズ・フランソワーズ!」
 互いに手を握り合う。
 アンリエッタはぼろぼろと涙を流す。
 二人は、完全に自分の言葉に酔っている。

 二人は、特に王女は花のようだ。ただし、それはラフレシアだ。腐臭を放ちハエを呼ぶ
極彩色の花だ。


 ヤンは、ラインハルトが簒奪をした気持ちを、今頃になって思い知らされた。そしてこ
こは彼が命をかけて守ろうとした民主共和制の国ではない。ラインハルトがいた帝国と同
じ、専制国家だ。そして自分の身は自分で守る必要もある。


 アルジサマに付き合ってアルビオンに行ったりしない。
 逃げるあてもない。
 説得を聞き入れそうにも見えない。

 なら・・・


 ヤンの頭に第四の選択肢が首をもたげる。

       第九話     王女アンリエッタ  END

943 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 23:42:43 ID:JGyhQugW
ブラック=ヤンの出現が期待できる?
乙でした!

944 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 23:43:10 ID:qCmAoOq6
乙!
ここからヤン怒涛の成り上がりか!?


945 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 23:44:06 ID:Z3gu7pHS


946 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 23:44:42 ID:VX1fXgJ+
ここで一緒について行きそうなヤツは…

キルヒアイスやメルカッツくらいか?

947 :ゼロな提督9:2008/03/19(水) 23:45:31 ID:m8wKgrjW
以上、投下終了




なお、ワルドの二つ名は、素で間違えました。すんません・・・
まとめで書き直しておきます

948 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 23:45:47 ID:P+AtWZod
期待させまくりの切り方!
くう〜〜〜!気になる!!!

949 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 23:46:09 ID:cso+JNrY
>>946
オフレッサー上級大将

アンリエッタを啓蒙専制君主にしようとは考えないんだな、ヤン

950 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 23:49:27 ID:aA+luRWa
>第四の選択肢
一番マトモなマザリー二ルートか!

951 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 23:52:35 ID:fVu1qdFQ
>机の上に座ってお茶をのんで

間違ってるようで正しいのがヤンw

952 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 23:52:41 ID:zkgfM0EA
>二人は、特に王女は花のようだ。ただし、それはラフレシアだ。腐臭を放ちハエを呼ぶ
>極彩色の花だ。

www乙w
確かにろくな事してねーもんなあw

953 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 23:52:55 ID:Y2Jzeg+C
乙だけど……ラフレシアは言い過ぎなような気がする
ヤンの毒舌は下品じゃないと思う

954 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 23:53:07 ID:Z3gu7pHS
>>949
時間が無いからでしょ。

当面の危機をどう回避するかが今のヤン自身の問題だし。

955 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 23:53:50 ID:Z3gu7pHS
>>950
スレ立て御願いします。

956 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 23:54:19 ID:48vW3Os4
提督GJ
さて第4の選択肢や如何に

957 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 23:54:19 ID:Fq7O3LA9
盛り上がっている所悪いんだが、>>950よ 次スレを頼む。次スレのナンバーは122で。


958 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 23:54:36 ID:wa2WvV7O
明日は休みでひまだし、せっかくだから俺も今SS書いてます。
空の境界と機動戦士ガンダム00の多重クロスです。
楽しみにしててね。

959 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 23:56:46 ID:yAIx7esJ
ラフレシアと言うと女王様を連想してしまう

♪ラフレシア〜〜

960 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 23:56:47 ID:DGhv+LHn
>>958
死ねばいいと思うよ

961 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 23:57:52 ID:/oF0GfJq
>>958
何だその「味噌煮込みチャーハン宇治金時のせ」みたいな組み合わせは
とりあえずどっちか一つにして、自分のPC内で23週間寝かせるんだ。

962 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 23:57:54 ID:Cn72s3fD
>960
つttp://nukoup.nukos.net/img/13333.jpg

963 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 23:58:36 ID:f+lDUGIC
一巻だっけ?襲われてスプリンクラー使って
片づけるのに邪魔だから机に座ってろとユリアンに言われてそこにTV電話が‥。
みたいなシーンだと記憶している。

964 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/19(水) 23:58:54 ID:DGhv+LHn
いま重複で実質121だから次は122な
スレ立ては注意しろ

965 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/20(木) 00:01:12 ID:wa2WvV7O
俺がたてよう

966 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/20(木) 00:01:55 ID:wa2WvV7O
ダメでした

967 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/20(木) 00:02:20 ID:7MmP2a/H
一巻だっけ?襲われてスプリンクラー使って
片づけるのに邪魔だから机に座ってろとユリアンに言われてそこにTV電話が‥。
みたいなシーンだと記憶している。

968 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/20(木) 00:02:22 ID:W+uqD76h
では私が立てます。

969 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/20(木) 00:02:38 ID:Mx1b0M26
>>953
十中八九死ぬようなお願いして自分によってるような姫様なんてラフレシアで十分かと
それにヤンって結構毒舌では?査問会のときもかなり我慢して多用だけど寄生虫発言までしましたし
それにラインハルトがいたらその場でブチギレそうですな

970 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/20(木) 00:03:31 ID:+cTa+kgE
だめだ規制にかかる

971 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/20(木) 00:03:51 ID:wRhqc3Zu
よし俺が行ってみる

972 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/20(木) 00:04:04 ID:W+uqD76h
立てましたー。

あの作品のキャラがルイズに召喚されました part122
http://anime3.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1205939004/l50


973 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/20(木) 00:05:48 ID:xgXmSseF
アンリエッタ姫様がルイズと昔を懐かしむシーン、あれは天然なのか策略なのか。
天然だとしたら為政者失格だし、策略なら……だし。

974 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/20(木) 00:05:51 ID:wRhqc3Zu
>>972

あと少しで立てるところだった


975 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/20(木) 00:07:32 ID:XityLMNq
>>973
天然なんだろ 頼む方法を他に思いつかなかった そこに彼女の周囲の問題があるわけだが
むしろヤンのウェールズへの評価が気になる

976 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/20(木) 00:07:57 ID:+cTa+kgE
吉田さんは腹黒
あとは分かるな?

977 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/20(木) 00:08:06 ID:99uJLAcI
>>962
萌えた

978 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/20(木) 00:08:52 ID:ABKTSLRj
>>972
スレ立て乙
さあ、埋めようか

>>973
恐らく天然でしょう。
天然で無能なんですよ。

979 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/20(木) 00:10:02 ID:t63Bw5Tn
俺の中でアンアンはカリスマ“だけ”ある困った指導者
なんというか、頭がピンク色の某歌姫と同じ匂いがする

980 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/20(木) 00:10:06 ID:9y6DdGHC
>>973
天然でも策略でもなくて子供だからかと
為政者といってもお飾りで経験少ない上に母親がいるから自覚もない

この時点だと本当にお姫様なだけじゃないか?

981 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/20(木) 00:10:53 ID:eOt36RZh
>>972乙。


第四の選択肢が気になる。
逃げるは既にあるから戦うのか?


では埋めの1000取り行きます。

>>1000なら後宮小説の銀河を召喚。

混沌を召喚したほうが面白いかな?

982 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/20(木) 00:15:59 ID:PccM8eQ9
>>972有り難う。
全然気付かずに他の板にいってた。
マジ有り難う。

983 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/20(木) 00:23:44 ID:6k8oBEQp
2巻のときのアンアンはまだ経験も知識も足りてないただのお姫様
ハルケギニアじゃ女王は珍しいらしいし
先王も婿殿なんだから特に帝王学だのなんだのは必要ないって育てられてたんだろう

984 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/20(木) 00:25:09 ID:VFgjAiYZ
1000なら「もけけ日記」から、もけけ、みけけ、うけけ、めけけを召喚

985 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/20(木) 00:25:39 ID:W+uqD76h
まぁ、本来なら、アンアンはゲルマニアに輿入れして、王位継承権のある外戚の男子を王位に就けるはずだったんだろうしねぇ。

986 :名無しさん@お腹いっぱい。::2008/03/20(木) 00:31:34 ID:Jqm2b/YD
第四の選択肢が気になる。
やっぱり、自分の身分を明かすのかな?


987 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/20(木) 00:32:20 ID:cLvRfuHh
1000ならプリンセスワルツから新&クリスorアンジェラ召喚

988 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/20(木) 00:43:45 ID:dCvH1s/h
提督殿乙ッス

989 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/20(木) 00:54:20 ID:Hcrb5Y9F
提督の読んだらアンリエッタに反吐が出そうになった

990 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/20(木) 00:57:56 ID:9Gz1FhxK
提督の方、GJです!

あー、やっぱりこうなったか
2人の会話は門閥貴族の思考そのものだし
アンリエッタの行為はヤンから見たら嫌悪感が出ても仕方のないものだし、心の中で毒舌を吐くのも当然の反応かな
第四の選択肢がどんなのか楽しみです

そういえばタバサが抱く復讐心といったものにヤンはどういった反応をするんだろ?




991 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/20(木) 00:59:51 ID:I8A+Y0B0
1000なら矢荷成荘ごと異常な住人達を召喚で短編を書く

992 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/20(木) 01:00:10 ID:PccM8eQ9
>>1000なら大官寺と平成愚連艦隊“襲来”

993 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/20(木) 01:01:12 ID:cLvRfuHh
ありゃ?まだ1000いってなかったの?

994 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/20(木) 01:09:50 ID:1S5+JMN0
第四ルート……まさかおマチさんにさらわれるとか(←こら)
ともあれ提督GJ

995 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/20(木) 01:11:43 ID:eCHawbcO
次スレ
あの作品のキャラがルイズに召喚されました part122
http://anime3.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1205939004/l50
もしもゼロの使い魔のルイズが召喚したのがサイトではなかったら?そんなifを語るスレ。

まとめwiki
http://www35.atwiki.jp/anozero/
避難所
http://jbbs.livedoor.jp/otaku/9616/

--------------------------------------------------------------------------------

    _      
    〃 ` ヽ  . 
    l lf小从} l /  < なぎはらえー、えくすぷろーじょん!
   ノハ{*゚ヮ゚ノハ/,.  
  ((/} )犬({つ' 
   / '"/_jl〉` j, 
   ヽ_/ィヘ_)〜′  
--------------------------------------------------------------------------------
     _     
     〃  ^ヽ   
    J{  ハ从{_,   < あら其処の貴方、微熱をご存じ?
    ノルノー゚ノjし  
   /く{ {丈} }つ  
   l く/_jlム! |  
   レ-ヘじフ〜l     
--------------------------------------------------------------------------------
     _   ,ィ=、
    〃 `´`ヽく勺/
   {lヽ从从ノl || ´ < ハシバミ草のサラダ、おかわり
    ヾヘ(゚)-゚イリ[}  
    /_ノ水ヽ .||
    }J/__jl〉うl|
   ノんi_j_jハ_〉」
--------------------------------------------------------------------------------
   ,ィ =个=、    
   〈_/´ ̄ `ヽ   
    { {_jイ」/j」j〉   < ヨシェナベが得意です!
    ヽl| ゚ヮ゚ノj|   
   ⊂j{不}lつ    
   く7 {_}ハ>    
    ‘ーrtァー’   
            
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    ,。='゚=。、
   〃了⌒ヽ
    ノ {_八ノノリ、。
   (( リ ゚ヮ゚ノノ))}〕 < 忠義には報いますよ♪
     /ノO Vつ||
    (7}ヽ/∧
    /__ ノ_j


AA使用元
アニメAAの保管もしくは補完
ttp://aa.tamanegi.org/anime/


996 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/20(木) 01:12:12 ID:99uJLAcI
千なら金剛洸召喚! スジが通らねえな!

997 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/20(木) 01:12:40 ID:e9vSGz93
1000ならネモ召喚、ナイトメア・オブ・ルイズ開始……か?

998 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/20(木) 01:13:40 ID:9y6DdGHC
1000ならベラボーマンかシュビビンマン召喚

>>990
ヤンならアンアンの無邪気を苦笑しても唾棄はしないと思うけどな
ユリアンに対してみたく丁寧に諭すんじゃないの?

聞いてくれなかった場合は平然と策略で自衛する人だしね

999 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/20(木) 01:14:06 ID:eCHawbcO
          ,-―-- ―‐-―-、     r-、    
      __ノ           ヽ、  ` ノ!    
     /          /       ̄ ̄´ノ    
     //  /    //    ヽ  ヽ ーニ―-、  
    // /    〈 ヽ      \ `ー‐    } 
   /. /    /,-十- `ヽ、 "⌒ヽノ      |  リ 
    l 〈      // /    `7  /`〉    { / 
    { ヽ   イー"       ノ/  // //j/  < 僕のかっこいい活躍は、まだかい?
    \ 〉W\ ヽ  ○       ○  ん イ       >>1000ならスーパーギーシュタイムさ
   rァ ヽ{ 7ヽハゝ , , ,      , , , |、_〉
   ヽニ´\_,                ',
     ̄{ イ  ヽ    / ̄  ̄ ̄l  /
      ヽ{\_, >、 _/      |,/- 、
   ___/     |`ー――r '     ヽr―‐ 、
 /::::::::::/     /      ヽ       \:::::::ヽ
/:::::::::::/         |  ―ゝ '‐  \      \::::::!
|:::::::/           |         \      \|

1000 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/20(木) 01:14:10 ID:9Gz1FhxK
1000ならカルマエンド後のアティ先生召還

1001 :1001:Over 1000 Thread
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。

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