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リリカルなのはクロスSSその49

1 :魔法少女リリカルなのはStylish:2008/02/26(火) 21:19:49 ID:+V4UVm6Z
ここはリリカルなのはのクロスオーバーSSスレです。
ガンダム関係のクロスオーバーは新シャア板に専用スレあるので投下はそちらにお願いします。
オリネタ、エロパロはエロパロ板の専用スレの方でお願いします。
このスレはsage進行です。
【メル欄にsageと入れてください】
荒らし、煽り等はスルーしてください。
次スレは>>975を踏んだ方、もしくは475kbyteを超えたのを確認した方が立ててください。

前スレ
リリカルなのはクロスSSその48
http://anime3.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1203783481/

*雑談はこちらでお願いします
リリカルなのはウロスSS感想・雑談スレ24
http://anime3.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1203951787/

まとめサイト
ttp://www38.atwiki.jp/nanohass/

避難所
ttp://jbbs.livedoor.jp/anime/6053/

2 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 21:22:17 ID:RQHa8u0/
さて、1ならチンクは俺が掻っ攫ってゆく。

3 :反目のスバル ◆9L.gxDzakI :2008/02/26(火) 21:22:40 ID:n8U2jg+I
>>1乙!
右手のもげたOO風スバルをつきっきりで看ていてあげるのは俺の役目

4 :リリカル! 夢境学園 ◆CPytksUTvk :2008/02/26(火) 21:22:56 ID:XMYtoaYP
>>1乙!

R指定?
そんなのは関係ないぜ、HAHAHA!
というわけで、スタイリッシュなティアナと夕日no決闘してきます!
俺……あの子の、弾丸で死ねるんなら本望です。

5 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 21:23:22 ID:1W+ckA4c
デキる男はユーノとクロノを頂戴する

6 :2:2008/02/26(火) 21:23:26 ID:RQHa8u0/
しまった、俺としたことが>>1乙! するのを忘れていた!!

7 :魔法少女リリカルなのはStylish:2008/02/26(火) 21:23:43 ID:+V4UVm6Z
絶好の位置に陣地を作成した。
早速テントを張って、ティアナとスバルの生活を観察するとしよう。

8 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 21:23:47 ID:nuj2yVl+
乙です
あなたにはGDT型の形をしたシャンプーボトル&泡まみれキャロとファントムを
プレゼントだッ!!そして私はトーレさんに尻を撫でてくるぜッ!!

9 :ゲッターロボ昴:2008/02/26(火) 21:24:24 ID:z6H3ZYoW
お疲れ様です!スタイリッシュさん!
スバルはとられたか・・・ならブラックサレナなのはは私がもとに戻す!!

10 :仮面ライダーリリカル電王sts:2008/02/26(火) 21:24:39 ID:bnIIOVLM
>>1超高速乙!さ〜てスバルとアルフを全力でもふもふ!

11 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 21:25:03 ID:P7iR47px
乙!
さて、デビルブリンガーで脱いだら速いあの人は頂いていきますよ!

Catch This!

12 :スーパーロボット大戦X:2008/02/26(火) 21:25:39 ID:fRsjukXE
>>1
乙だ。そして俺は真ソニックフォームのフェイト以上のスピードでフェイトを掻っ攫う!

13 :リリカルサンダルフォン:2008/02/26(火) 21:25:47 ID:lcQqn1y3
>>1

なればワタクシはやはりフェイト一家を徴収させていただきたく候。
ナニ? 奪わせないだと? クカカ……よろしい、ならば逃走だ! もとい、闘争だ!

14 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 21:26:21 ID:kH/YqxKn
>>1
乙ですよ。
んではアルトとルキノは頂いていきますね。どっちか見分けつかないけど。

15 :スーパーロボット大戦X:2008/02/26(火) 21:27:22 ID:fRsjukXE
>>11>>13
お前らいい度胸だな!来な!今度こそ拳で決着をつけてやる!

16 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 21:28:30 ID:nuj2yVl+
>>13
気をつけるんだ……フェイトばっかり構ってるとキャロが嫉妬してプレシアを召喚して
大変なことになるぜッ!!

17 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 21:30:13 ID:H55j8skM
なのはさんを全力で頂いていく!

18 :リリカルサンダルフォン:2008/02/26(火) 21:30:18 ID:lcQqn1y3
>>15
拳? 拳だと? はは、笑わせる。
そんなワタクシはヒルドルヴフォークを携えた吸血殲鬼(大殲ver)となってデスモドゥスを駆り立てて、
敵を蹂躙しながらフェイトを掻っ攫って夕日の彼方へゆくのだ……!

きっとその夕日の光で死ねる。

19 :リリカル! 夢境学園 ◆CPytksUTvk :2008/02/26(火) 21:30:29 ID:XMYtoaYP
>>77
報告ー、報告ー。
偵察の結果、スタイリッシュなティアナが夕日の丘で一人の馬鹿を射殺した後に、
何故か50人以上に分裂したスバルの捕獲に勤めている模様です。
隊長、これからどうすればいいのでしょうか?!
も、萌えれば、燃えればいいんですか?!

20 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 21:31:06 ID:K8Kwvv4O
せっかくだからおれはこの赤の扉を選ぶぜ。

21 :反目のスバル ◆9L.gxDzakI :2008/02/26(火) 21:32:51 ID:n8U2jg+I
>>19
落ち着いて>>77に期待したまえ

…とまあそれはともかく、うち47人のスバルはウチの子だから

22 :ゲッターロボ昴:2008/02/26(火) 21:33:58 ID:z6H3ZYoW
>>17
50万年ほど遅かったようですね、うはははは。
え、ノーマルのほう?そうすか。

23 :スーパーロボット大戦X:2008/02/26(火) 21:33:58 ID:fRsjukXE
>>18
すまない。元ネタがわからない。orz だが俺は自分のこの手が真っ赤に燃える事を感じるぜ。
そして俺は先ほどStrikerS Endless Waltzの第14話を書き終えたが色々チェックをしたいから11時ごろに投下したいがよろしいでしょうか?

24 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 21:34:16 ID:P7iR47px
>>15
拳?ハンッ!
この右手に悪魔が宿った時、フェイト狙いの野郎共をぶっ殺したいと思ったさ。
今、実行してやるぜ!!


D・T解放 すかさずMAXアクトでハイローラー!!

25 :リリカルサンダルフォン:2008/02/26(火) 21:35:04 ID:lcQqn1y3
>>16
問題ない。テスタロッサ一家は総てオレがなんとかやってみせるZE!
なんだか死亡フラグが沸々とわきおこってる気がするが、そんなことはなかったと言ってみたい。

あと、キャロはきっときっとバクラの嫁。


26 :仮面ライダーリリカル電王sts:2008/02/26(火) 21:35:08 ID:bnIIOVLM
>>21反目さんピポスバルを10人程譲って下さい。

27 :リリカル! 夢境学園 ◆CPytksUTvk :2008/02/26(火) 21:37:37 ID:XMYtoaYP
アンカーミス orz
すみません、隊長。
>>7でした。
報告しそこなりましたー!

お詫びに、スカさんのデザードイーグルで射殺されてきます。
え? なんで拳銃持ってるんですか? 質量兵器は犯罪――(パキューン!)
ゼストの旦那と一緒に、ちょっとゾンビやってきます。

28 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 21:38:04 ID:UioN5XkB
>>1から>>27の家にレジアス中将がご飯を作りに来てくれるようです、ビキニで。

29 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 21:38:22 ID:toE/HbVu
>>18
バカ!わからんのか!

フェイトさんのほっぺたぷにぷにし隊!

総勢一名参上即強奪!

30 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 21:38:51 ID:lnewKj2X
スパロボさん書くのはやいなー

31 :魔法少女リリカルなのはStylish:2008/02/26(火) 21:39:33 ID:+V4UVm6Z
スレ立ちから激しい争いになってきましたね。
つまり、こういうことか―――

君達=醜い争い=足を引っ張り合って誰も手に入らず
俺=平和な魔法少女達を静かに観察=勝ち組


ところで、この新スレに誰か投下する者はいないのかい?
もし、いなければ、わ、わ、わ、私が―――

32 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 21:40:36 ID:P7iR47px
>>31
ネコババはあの世でしな!!

33 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 21:40:53 ID:9TPG4TiH
>>31
ど、ど、ど、どうぞ!!!

34 :スーパーロボット大戦X:2008/02/26(火) 21:40:54 ID:fRsjukXE
>>30
暇な時は書くのが速いんです。
ですけど色々あってチェックに時間がかかります。
もしかしたら投下は明日になるかも…。まあ11時ごろを目標にします。
そしてフェイト狙いが多いな。ならばまとめてかかってこい!

35 :魔法少女リリカルなのはStylish:2008/02/26(火) 21:41:17 ID:+V4UVm6Z
失礼、先約があったようだ>>23
でも11時からのようだし、先に投下でも大丈夫っすかね?

36 :ゲッターロボ昴:2008/02/26(火) 21:41:20 ID:z6H3ZYoW
>>31
よし、やるんだブラザー(おい)

37 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 21:41:33 ID:fBnURHMb
では銀さんと神楽と八神家といっしょにネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲を作る作業に戻りますね

38 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 21:42:01 ID:s+pjZPy1
レティさんは頂かれた。

『魔法中年あべんじゃルデル』本編が書けそうな今日この頃。
シャブロウスキーは騎士スターンにやったが喪われた。

39 :スーパーロボット大戦X:2008/02/26(火) 21:42:03 ID:fRsjukXE
>>35
お先にどうぞ。

40 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 21:42:22 ID:XR+LtTXs
>35
よっしゃ、ティアナの活躍をぜひ!!

41 :リリカル! 夢境学園 ◆CPytksUTvk :2008/02/26(火) 21:43:06 ID:XMYtoaYP
>>31
その言葉偽りではないな?(悪魔の力を得て復活!)
ぜ、全力で支援します。
ああ、夢じゃないだろうか。
Stylish氏の続きがこんなに早く見れるなんて、多分死に際の走馬灯に違いないけど。

>>28
あ、どうも。レジアスさん、ご飯ありがとうございます。
え? ビキニ? ははは、何を言っているんですか。
俺の目の前には、ビキニ姿のオーリスさんしかいませんよw

42 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 21:43:24 ID:cpTItdRT
>>35
早くしてくれ!俺のバイドが暴発しそうだ!

43 :リリカルサンダルフォン:2008/02/26(火) 21:44:00 ID:lcQqn1y3
ファイヤー(人情紙男根の兄貴が如く>>29銃弾を放つ)

そう易々とオレのフェイトそんを奪ってくからそうなるんだぜ……?

>>31
貴方に勝てる気がしないww

そして、すかさずGOサインを出すぜ! GO! GO!

44 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 21:44:53 ID:K8Kwvv4O
来るのか よし祝砲としてパンドラを派手にぶっ放そう。

45 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 21:45:36 ID:/Mid8yk3
>>1
さーてちょっくらウェンディを夢の島に捨ててくるぜ!

46 :魔法少女リリカルなのはStylish:2008/02/26(火) 21:45:55 ID:+V4UVm6Z
どうやら、よさそうですな。
ならば、投下しまっせ!
前回よりは短くカットできたけど、20近く投下しなきゃならんので、支援お願いします。
今回と次回は残念ながらダンテタイムは無し。悪魔は出るけどねw
キャロとバクラの人の前スレ作品に奇妙なシンパシーを感じながら、スーパーフェイト&キャロタイムです。

47 :スーパーロボット大戦X:2008/02/26(火) 21:46:53 ID:fRsjukXE
よし行くぞお前達!支援準備だ!

48 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 21:47:30 ID:lnewKj2X
いけいけ、GOGO

49 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 21:47:33 ID:cpTItdRT
悪魔支援

50 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 21:47:35 ID:XR+LtTXs
支援よし!!

51 :魔法少女リリカルなのはStylish(1/19):2008/02/26(火) 21:48:04 ID:+V4UVm6Z
 その男の名前は<ジェイル=スカリエッティ>と言った。
 研究者らしい白衣に身を包んだ姿は、機器のランプが照らすだけの薄暗いラボに在って冴えるように目立つ。
 探究心を満たす喜びに口は笑みを形作り、瞳は知的な輝きを湛える。
 ただ一つ、彼に欠けているモノがあるとするならそれは―――人としての正気だけだった。

「―――例の<魔剣士の息子>を見たよ。予想以上の力だ」

 スカリエッティがまるで目の前の闇と話すように、唐突に口を開く。
 その闇の中に溶け込むように、一人の男の影が在った。

『……勝手な真似をするな、と言った筈だが』

 声色は平坦そのもので、口調だけは咎めるような響きで声が返ってきた。

『あの男だけが事態を正確に察知出来る。今の段階で、こちらの動きを悟られるわけにはいかんのだよ』
「それは分かっているがね。興味があったんだ、人間と悪魔の血肉を兼ね備える存在に……」
『いずれ対峙する機会は作る、とも言った筈だ。今はその時ではない』
「上手くすれば、彼の持つ<鍵>も手に入った」
『そして、結果は失敗かね?』
「これは耳が痛い」

 交わされる言葉はお互いに丁寧で柔らかな物腰から発せられるものだったが、実際に漂う空気は剣呑で不穏に満ちている。
 スカリエッティは相手を嘲るように話し、影の男もまた彼を見下した物言いを崩さない。
 二人の間には形だけの敬意と協力しか存在しなかった。

『―――奴の持つ<鍵>はもう必要ない。この世界と<魔界>を繋げる方法は一つではないのだ』

 初めて聞く情報に、スカリエッティの表情が僅かだけ歪んだ。
 彼の叡智を持ってしても<悪魔>に関する事柄は目の前の男にアドヴァンテージがある。そこだけは認めなければならない。

「それは初耳だ。是非、新しい方法を聞かせていただきたい」
『必要ない』
「我々の円滑な協力関係の為にも、情報はある程度共有した方がいいと思うけれどねぇ……」

52 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 21:48:18 ID:Md0hWvl6
赤黒くなったフルフルと戯れるキャロを見て頭抱える執務官殿を慰めてきます

53 :リリカル! 夢境学園 ◆CPytksUTvk :2008/02/26(火) 21:48:34 ID:XMYtoaYP
既にここはR指定の領域だ。
全員スタイリッシュな支援をするんだ。
さもないと、置いていかれるぜ?


というわけで、くるっと回って支援開始!

54 :スーパーロボット大戦X:2008/02/26(火) 21:48:46 ID:fRsjukXE
支援

55 :魔法少女リリカルなのはStylish(2/19):2008/02/26(火) 21:48:54 ID:+V4UVm6Z
 皮肉るようなスカリエッティの微笑に、闇の中で変化があった。
 まるで、そこに佇む男の影が唐突に人の形を崩して、まったく違う存在に変貌したかのような感覚が―――。

『―――<我々>?』

 スカリエッティの笑みが僅かに強張る。
 背筋に走る悪寒と滲み出る汗を感じながら、なんとか余裕の笑みは崩さなかった。
 例えどれ程狂っても、人は人の枠を飛び越える事は出来ない。
 そして、人である以上決して逃れられないものだ―――闇を恐れる心というものは。

『ならば、円滑な関係の為にも気をつけることだ。<我々>などという言葉は、二度と使わぬようにな』
「……失礼した。貴方と私達との緊張ある関係を尊重しよう」

 目の前で、男が再び人間の姿を取り戻すのを感じ取る。
 男は、かつて人間だった。それはスカリエッティの調べる限り、確かな事だ。
 だが、もう今は人間ではない。
 <悪魔>に魅せられた人間のありきたりな結末であり、しかしそれを切欠に闇を自らの内へ取り込む事に成功した希少な成果でもあった。

『あの男の重要性は低い。所詮朽ちかけた伝説の残滓だ。
 だが、あの<剣>に眠る力に興味があるのなら好きにするといいだろう。私は関与しない。ただし……』
「分かっているよ。今回の独断専行は申し訳なかった、機が熟すのを待とう」
『―――動くべき機は追って知らせる。それまでは貴様らの好きにするがいい』

 そこまで告げて、男のそこに在る気配は一方的に消え去った。
 もはや、闇の中には誰もいない。
 ただ一人残されたスカリエッティは、見えるはずのない男の後姿をジッと見送っていた。

「……うーん、怖いねえ。何度も挑戦してみるけど、やっぱり<悪魔>に対する恐怖心っていうのは簡単に克服できるものじゃないらしい。ねえ、ウーノ?」
「確かに、あの男から感じる寒気は恐怖と言ってよいでしょう―――」

 いつの間にか傍らに付き添うように現れた自らの秘書に笑いかける。
 硬くなった表情を解すように手で揉むスカリエッティとは反対に、ウーノの顔は険しい怒りの表情に固まっていた。

56 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 21:49:08 ID:P7iR47px
PF999 オーメン支援

57 :スーパーロボット大戦X:2008/02/26(火) 21:49:40 ID:fRsjukXE
誰だ?アーカム?支援

58 :魔法少女リリカルなのはStylish(3/19):2008/02/26(火) 21:49:49 ID:+V4UVm6Z
「ですが、我々はあの程度の恐怖に屈しはしません。命令していただければ、あの横暴な男に相応な……」
「痛めつけて態度を変えるような男ではないよ。それに、人格はともかく彼の<力>はその横暴さに見合っている」

 自らの尊敬する主に対して、常に見下すような立場を変えないあの男をウーノは心底嫌っていた。
 最近では殺意まで混じるようになった彼女の視線が男の消えた闇に向けられているのを止めながら、スカリエッティは苦笑する。
 今の自分達の位置が駒に過ぎないことは、彼女も分かっている筈だ。あの男や、他のスポンサーにとっても。
 そんな奴らの横暴な物言いにも、内に秘めた反骨心を支えにして受け流してきた。
 しかし、そんな冷静沈着なウーノをしてもあの男に対しては激情を隠し得ない。
 彼女はそれに気付いているだろうか?
 それはきっと、あの男が持つ闇の力に触れることで起こる動揺が原因なのだと。

「それに、あの男は得難い協力者だ。<悪魔>の力と存在は、私にも計り知れない」

 そう呟くスカリエッティの瞳には澄んだ輝きがあった。
 狂気に塗れながらも決して失うことはない、未知のものへの探究心があった。
 人は闇を恐れ、しかしその深遠さに惹かれることがある。果たして底など在るのか? と。
 『魔に魅入られし人は絶えず』―――狂気の科学者ジェイル=スカリエッティもそういう人間だった。

「……でもね、それ以前に彼はいずれ倒れる運命にある男だと私は確信してるんだよ」

 唯一つだけの点を除いて。

「何故なら、彼は<人間>を捨てて<悪魔>の力を手に入れたからだ。
 彼はどうしようもなく『人間を侮っている』んだよ。弱くて、脆くて、卑小な存在だと切り捨てているのだ」

 そう独白しながらも、顔には絶対の自信を笑みにして浮かべる主を、ウーノは理解できなかった。
 純粋な戦力比でしかあの男との対比を計算できないウーノには分からない。自らの創造主の、理屈を越えた絶対の自信を。

「そうだ、彼は侮っている。<人間だけが持つ力>を、彼は理解せずに真っ先に捨ててしまった」
「人間の力……ですか?」
「そう、人間の力だ。彼はそれに敗れる。いずれ、間違い無くね」
「その<力>とは?」

 困惑するウーノの頬にそっと手を沿え、愛しげな手つきで撫でて、囁くように答えた。

「Devil never cry―――『悪魔は泣かない』 それが全ての答えさ」
「……分かりません」
「<悪魔>の力は偉大だ。だが、奴らにも欠けているものはある。彼はそれを知らず、私は知っている」

59 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 21:50:10 ID:P7iR47px
番号ミスったorz

改めて
PF666 オーメン支援

60 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 21:50:18 ID:XR+LtTXs
支援

61 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 21:50:48 ID:K8Kwvv4O
天子と戦えるとはなんと言う幸運だ支援

62 :魔法少女リリカルなのはStylish(4/19):2008/02/26(火) 21:51:12 ID:+V4UVm6Z
 絶対の自信を持って呟き、スカリエッティは自らの胸に手を当てた。
 そこには見えない弾痕が刻まれている。
 実際に撃たれたワケではない。現実に銃を向けられたことすらなかった。
 撃たれたのはガジェットだ。それに、その瞬間もノイズで満たされたモニターでは見届けることすら出来なかった。
 しかし、あの時あの瞬間、自分は『撃たれた』のだと錯覚した。
 あの時―――ダンテと対峙して、その視線に真っ向からぶつかった時だ。
 AMFの影響下で、スカリエッティからすれば稚拙極まりない技術で作られた簡易デバイスを突きつけた男の視線を、あの時確かに恐怖した。
 それはダンテの持つ<悪魔>の力にではない。もう一つの力―――あの瞳に宿った汚れない人間としての意志の強さに圧倒されたのだ。
 撃たれた瞬間の衝撃が、機械を通して自分の心臓を貫いた感覚が今でも残っている。
 あれこそが、人間の持つ力だ。自分には持ち得ない種類の力だが、人間だけが持つ力の一端であることは確かなのだ。
 スカリエッティはそれを確信し、狂喜していた。

「私はねぇ、ウーノ! 人間の可能性というものを信じているんだよ!
 人が秘める心の力……それが善か悪かなんて問題じゃない、ただ確かに<悪魔>にも打ち勝てる力なんだ! 私はその<命の力>を尊重して止まない!!」

 そう断言するジェイル=スカリエッティの意志は汚れの無いものだった。
 汚れ無く、歪んで表面化した確固たる意志だった。
 人はそれを<狂気>と呼ぶ。
 ただ一つ―――。


「―――人間を侮らないことだ、<悪魔>よ」


 闇に向けてなお恐れなく胸を張って笑い飛ばす姿だけは、人間としての気高い在り方そのものであった。






魔法少女リリカルなのはStylish
 第八話『First Mission』






63 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 21:51:39 ID:XR+LtTXs
ちょうどデビルメイクライ4のCMやってた支援w

64 :リリカル! 夢境学園 ◆CPytksUTvk :2008/02/26(火) 21:51:47 ID:XMYtoaYP
支援支援
スカが素敵だ 支援!

65 :魔法少女リリカルなのはStylish(5/19):2008/02/26(火) 21:52:08 ID:+V4UVm6Z
 そこがどんな場所だったのか、キャロは覚えていない。
 ただ、清潔を超えて逆に怖くなるくらい白色で統一された広い部屋だったことは思い出せる。
 そこに入れられるまで、ずっと路地裏や物陰にいて、薄暗くて狭い場所に慣れきっていたせいもあるかもしれない。
 一つきりの椅子に座ったキャロから、まるで彼女の抱える何かを警戒するように離れた位置で数人の大人が話し合っているのが見えた。
 会話の内容は覚えていない。
 聞こえていなかったワケじゃない。ただ、あの時の自分はもう全てがどうでも良くて、虚ろだった。

「確かに、凄まじい能力を持ってはいるんですが―――」

 話をする大人達の顔も、まるでモザイクが掛かったみたいにハッキリとしない。

「制御がロクに出来ないんですよ。<竜召喚>だって、この子を守ろうとする竜が勝手に暴れ回るだけで……。
 現に今も、従えている幼竜が引き離す際に派手に暴れ回りましてね。何人か局員に負傷者を出して、ようやく抑えつけたところです」

 結局、何処に行っても同じなのだ。
 里から出た時は、まだ『生きていこう』という前向きな意志があった。
 しかし、それももう無い。

「特に<竜召喚>以外の―――未確認の魔法生物を召喚する能力は、もはや戦力というより害にしかなりません。
 殺傷力、凶暴性共に完全な過剰防衛能力です。この子を見つけたスラムでは、すでに死人も出ているとか……。全て犯罪者予備軍のような奴らですがね」

 自分に何かを与えようとしてくれる人も、自分から何かを奪おうとする人も―――この力は全て等しく傷つける。
 それを悟った時、キャロの中で何かが折れたのだ。
 この身はもはや災いの種。
 近づく者は、誰も彼も引きずり込む闇の坩堝だ。

「とてもじゃないけど、まともな部隊でなんて働けませんよ」

 だから、もうどうでもいい……。
 そうしていつからか、体も心も、全てを投げ出していた。
 ―――だがそれでも、自ら命を絶とうとだけはしなかったのは。
 まだ生きることに未練が残っていたからかもしれない。
 もう二度と過ごすは出来ない、明るい陽光の当たる場所での生活を夢見ていたからかもしれない。
 そんな情けない自分を何処までも嘲笑って―――。

「せいぜい、単独で殲滅戦に放り込むくらいしか……」
「もう結構です」

 そして、その人に出会った。


66 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 21:52:46 ID:nuj2yVl+
スカ博士がなんか凄くいいw
支援

67 :スーパーロボット大戦X:2008/02/26(火) 21:53:17 ID:fRsjukXE
支援

68 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 21:53:28 ID:8zEFJFLW
では俺がウルトラスーパーセクシーなハッスル支援を

69 :魔法少女リリカルなのはStylish(6/19):2008/02/26(火) 21:53:30 ID:+V4UVm6Z
 喋り続ける誰かを遮った、初めて聞く力強い芯の通った声に、キャロの視界はほんの少しだけピントを取り戻した。
 白い部屋に白衣の男。何もかもが白くて嫌になるような場所で、彼女の黒い制服にどこか安心出来たからかもしれない。
 キャロは少しだけ顔を上げて、強い意志を宿した瞳を持つ美しい女性を見た。

「では……」
「いえ。この子は予定通り、私が預かります」
「危険です、フェイト=T=ハラオウン執務官」

 フェイトの言葉に別の男が深刻な表情で告げ、それをぼんやりと聞いていたキャロは全く同感だと心の中で頷いた。
 こんな自分を預かってくれる人は優しい人だ。
 だから、考え直して欲しかった。
 これまでのように、そんな人をこの力が傷つける前に。
 そしてその結果、自分に一変した恐怖の感情を向ける前に。
 傷つけることも、傷つけられることも、もう耐えられない。

「アナタ達も、厄介払いが出来ていいのでは?」

 先ほどの当人に対する配慮に欠ける報告を皮肉って返すフェイトの鋭い視線を受け、ほとんどの者が気まずげに黙る中、進言をした白衣の男だけが真っ直ぐに見返していた。

「この娘は危険です」
「それは既に聞きました。承知の上です」
「貴女は、この娘の力を見ていない! アレは単なる力の行使ではありません、邪悪な意思を宿した<何か>です!」

 科学者である彼がそんな不明瞭な物言いをすることは珍しいが―――しかし、彼は誰よりも正しかった。
 キャロ自身、その点に関しては全く同意している。
 その白衣の男だけは、他の危機感が欠落した大人とは違う。キャロが持つ闇を正しく恐れる人間としての感性を持っていた。
 彼らは気付いていないのだ。
 自分達が今目の前にしている幼い少女が、どれ程巨大で恐ろしい暗闇へと繋がっているのか。

「……では、あの子に決めてもらいましょう」

 真剣な男の眼差しに何を感じ取ったのか、しばし思案に沈黙した後でフェイトは言った。
 そして、おもむろにキャロの元へ歩み寄る。
 背後で男達が慌てたように何か喚いていたが、キャロはただ自分だけを見て歩みを進めるフェイトをぼんやりと見上げていた。

「…………来ないで」

70 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 21:53:49 ID:K8Kwvv4O
化け物を倒すのはいつだって人間だ支援

71 :魔法少女リリカルなのはStylish(7/19):2008/02/26(火) 21:54:26 ID:+V4UVm6Z
 もううんざりするくらい繰り返した、弱弱しい拒絶。
 自分に近づく者に、何度もそう言って忠告した。しかし、誰も聞いてくれない。
 優しい笑みを浮かべて近づく老婆や、嫌らしい笑みを浮かべてにじり寄る浮浪者―――そして、静かに自分を見据えたまま歩み寄る彼女も。
 キャロの力無い拒絶とは裏腹に、彼女の<力>はその意思を凶暴な形で具現化させた。
 足元から伸びる影が不自然な形に変わり、それは文字通り膨れ上がって平面から立体へと変貌を遂げる。
 フェイトは思わず足を止めて、目を見開いた。
 キャロの影がまるで滲むように床に大きく広がり、更にそこから黒い肉体を持った何かがゆっくりを生え出てくるのだ。

「これは……っ」
「下がってください、執務官! その<影の獣>は近づく者を攻撃します!!」

 背後で響く悲鳴に近い声の言うとおり、それは<影の獣>としか表現出来ないモノだった。
 もはやキャロの影から完全に独立したソレは、真っ黒な塊から豹の姿へと変化し、血のように赤い眼を宿した影の化け物となって四本の足で佇んでいた。
 輪郭がハッキリとしないのは、それが実体が無い筈の影から生まれた者だからか。ただ、感じる魔力は強大で禍々しい。
 ソイツは、キャロの傍を動かぬままこちらを見ていた。
 しかし、フェイトはそれがキャロに付き従っているようには見えなかった。
 むしろ逆だ。この化け物に、この少女は縛られている。

「―――どけ」

 フェイトの中で激しい怒りが燃え上がった。
 影の獣を睨みつけ、止まっていた歩みを再開する。後ろで何か騒いでいるが、もうそんな事はどうでもいい。
 恐怖はあった。確かに、この<力>は恐ろしいものだ。
 ただの魔法や能力ではない。得体の知れない存在の介入を感じる。
 しかし、今はそれ以上に怒りが勝った。
 この化け物の存在が、幼い少女から笑顔と未来を奪った。その眼から輝きを奪った。
 それが許せない。

「来ないで……」
「大丈夫、私を見て」

 歩みを止めないフェイトに驚きながらも、キャロは力なく首を振る。

72 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 21:54:31 ID:cpTItdRT
ファントム様の魅力が分からないのは愚か者支援

73 :リリカル! 夢境学園 ◆CPytksUTvk :2008/02/26(火) 21:54:35 ID:XMYtoaYP
科学者の人は正しい。
しかし、それでも諦めないのが本当に優しい人間なのだ。
支援

74 :反目のスバル ◆9L.gxDzakI :2008/02/26(火) 21:55:24 ID:n8U2jg+I
(スレ初めの争奪戦を見て)
何故…人は断ち切れないのだろう?
争いを繰り返す負の連鎖を
弱い私は何を憎めば良い 嗚呼…誰か教えて……

…うん、サンホラを買ったんだ。
そして支援

75 :魔法少女リリカルなのはStylish(8/19):2008/02/26(火) 21:55:50 ID:+V4UVm6Z
「来ないでって、言ってるのに……っ」

 その拒絶の言葉は、同時に『助けて』とも聞こえた。
 だが彼女の傍らの存在は、そんな少女の儚い意思を歪め、捻じ曲げて受け止める。そして自らの凶悪な力を以って実行した。
 影の獣の頭部が変形する。
 元から特定の形を持たない為か、容易く肉体を変化させたその頭部が鋭い槍へと瞬時に変形し、次の瞬間高速で伸びてフェイトに襲い掛かった。
 額を狙った殺意の宿る一撃に、キャロを含めた誰もが息を呑む。
 しかし―――。

「……お前じゃない」

 残酷な結末は訪れなかった。
 恐るべき一撃を、フェイトは驚異的な反射神経と速さによって受け止めていたのだ。
 右腕だけ瞬間装着したバリアジャケット。その手で鋭く伸びた槍を掴み取っていた。
 しかし、魔力防護を受けた右手で受け止めてなお、影の槍はフェイトを傷つけた。
 槍を握る指の隙間からは鮮血が滲み出ている。素手ならば、指が飛んでいただろう。

「ぁ……あ……っ」

 流れて落ちる赤い雫に、キャロは震えた。
 恐ろしかった。自分の傍らに佇む黒い獣はもう慣れ親しんだものだが、誰かを傷つけることは絶対に慣れない。
 その血をこれ以上流さない為に、独りで居続けたのに―――。

「……私が話してるのは、この子だ」

 後悔と罪悪感で泣きそうになるキャロを、しかし変わらぬ力強い声が引き止めた。

「お前じゃない。消えろ!」

 フェイトは恐れも無く、闇を睨みつけていた。
 誰もが忌避し、底の見えない深遠な暗闇から眼を逸らすものの具現と、他者の為に抱く人間としての汚れない怒りで真っ向から対峙していた。
 槍を掴む手に力が篭り、ミシッと音を立てて、闇の獣が小さく唸る。
 悔しげな響きを持つその声をキャロは初めて聞いた。
 この<悪魔>は、フェイトの気迫に圧されているのだ。

「この子の心は、お前の棲む場所じゃないっ!!」

 その鋭い一喝に、<悪魔>が在り得るはずの無い恐怖を抱いたからなのか、あるいはその一言でキャロの抱く陰鬱な感情が全て吹き飛んでしまったからなのか。
 恐ろしい闇の塊が、まるで逃げるように牙を納めて再び影の中へと沈んでいった。
 ただ呆気に取られるキャロと背後の男達の視界から、もはや影の獣は完全に消え失せる。
 何事も無かったかのように静寂が戻った部屋の中で、フェイトの手のひらから落ちる血の雫だけが小さな音を立てていた。

76 :スーパーロボット大戦X:2008/02/26(火) 21:56:05 ID:fRsjukXE
ち、悪魔以上の邪魔者が俺の近くに…。支援

77 :魔法少女リリカルなのはStylish(9/19):2008/02/26(火) 21:56:52 ID:+V4UVm6Z
「……これで、やっとお話が出来るね」

 優しくそう言って、目の前にしゃがみ込むフェイトの顔を見たキャロはようやく我に返った。

「あ……っ、血、血が……!」
「大丈夫、私を見て」

 流れる血は止まらなかったが、フェイトはそんな事など気にもかけず、先ほどと同じ調子でそっと囁いた。
 久しく向けられたことのなかった柔らかな微笑みに、キャロはどうにかなってしまいそうだった。
 ずっと薄暗い場所で蹲っていて、近づく人は皆傷つけられ、恐れ、悲鳴を上げて逃げていく。その繰り返しだった。
 しかし、今この瞬間それは破られたのだ。
 傷つきながらも、自分の為に怒り、退き返さずに更に一歩自分の元へ踏み込んでくれた。
 弱弱しい拒絶の陰に隠れた、助けを求める声に気付いてくれた。

「あの……! わた、わたし……わたしぃ……っ!」
「うん、話したい事いっぱいあると思う。だから、まずは名前を教えて?」

 涙でくしゃくしゃに歪んだ視界の中で、そう言って笑うフェイトの顔を、キャロは一生忘れないだろう。
 鼻水で詰まった声を、精一杯振り絞って答えた。


「ギャロ゛、でず……っ! わだじは、<キャロ・ル・ルシエ>ですっ!!」


 この名前を捧げて、闇の契約に縛られた。
 そうして始まった辛い日々の果てで、もう一度名乗った時―――それを聞いた彼女は自分を再び光ある世界へと引き上げてくれた。
 そこが何処だったのか、キャロは覚えていない。
 だけどその日、その瞬間、その人が流した血と浮かべた微笑みの温かさは―――きっと一生忘れない。
 キャロは今でもそう思っている。





「……あ、ほら。目を覚ましたみたいよ」

 まどろみの中で、キャロは聞き慣れない声を聞いた。
 妙に重い体を起こして辺りを見回せば、医務室の白い空間とベッドがある。そこで自分は寝ていたらしい。
 枕元にはフリードリヒがいる。
 ベッドの傍で微笑む白衣の女性が、医務官のシャマルであることをキャロは思い出した。

78 :リリカル! 夢境学園 ◆CPytksUTvk :2008/02/26(火) 21:56:56 ID:XMYtoaYP
前を向け。
影から眼を離し、光を見据えろ。
未来はいつだって前にある。
それがどんなに険しくとも、未来はそこにしかないんだ 支援


79 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 21:57:12 ID:cpTItdRT
人は誰しもが強く在れるわけではないのだ支援

80 :スーパーロボット大戦X:2008/02/26(火) 21:58:08 ID:fRsjukXE
怖いフェイトだ。だがそれもいい。支援

81 :魔法少女リリカルなのはStylish(10/19):2008/02/26(火) 21:58:27 ID:+V4UVm6Z
「あれ……? わたし、確か訓練してたはずじゃ……」
「それで、高町教導官との射撃回避訓練(シュートイベーション)が終わった途端に倒れたのよ」

 混乱するキャロに簡潔に説明したのはティアナだった。
 シャマルの傍にはティアナを含む仲間が三者三様の表情で自分の無事に安心していて、キャロは急に恥ずかしくなった。
 ただ一人、ティアナだけが厳しい視線を向けている。

「過労と睡眠不足が原因だそうよ。体調管理はどうなってるの?」
「す、すみません……」
「まあまあ、ティア。訓練の最中じゃなかっただけマシじゃない」
「そ、そうですよ。大事にはならなかったんですし……」
「大事になってからじゃ遅いのよ!」

 恐縮するキャロを見て、慌ててフォローに回るスバルとエリオだったが、こういった事に関してはティアナは厳しい。
 それは相手を案ずる気持ちがあってこそのものなのだが、言い方が直球で、ワンクッション置けないのが欠点だった。

「高町教導官の代わりに叱っとくわ。
 キャロ、あんたが怪我をして、負担を負うのは自分だけじゃないのよ。教えている教導官にも責任が来るの」
「はい……」
「訓練で無理をするのは当たり前だわ。だけど、自分の状態も分からずに無理をするのは無謀でしかないのよ」
「はい、すみません……」

 ティアナの叱責に、力無く頭を垂れるキャロだったが、不思議と落ち込む心には喜びも湧いていた。
 こうして、真正面から自分を叱ってくれる相手は新鮮だった。
 保護者のフェイトは自分をよく気遣ってくれるが、叱り飛ばすようなことは滅多にしない。だからだろうか。

「ティアナさん、少し強く言いすぎです!」
「そうだよ! ツンデレもいい加減にしないとっ!」
「あんたたちは黙ってなさい。あと、スバルはもう永久に黙ってなさい!」

 そして、自分を案じてくれるエリオとスバル。そんな四人の様子を笑顔で見守るシャマル。
 この部隊に来て、初めて経験することばかりだ。
 それが新鮮で、そしてとても暖かい。
 自然と笑みを浮かべたキャロの顔を見上げ、フリードリヒが満足げに鳴いた。

「ティアナさん。皆も、ご迷惑をかけました。ごめんなさい」

 それぞれの顔を見据え、深く頭を下げたキャロの決然とした態度に、騒いでいた声は静まっていた。

「……次から気をつけなさい。あと、この二人にはお礼言っておくのよ」

 厳しい表情を和らげ、いつも通り素っ気無くティアナは言った。

82 :リリカル! 夢境学園 ◆CPytksUTvk :2008/02/26(火) 21:58:55 ID:XMYtoaYP
俺を信じろ
お前を信じる俺を信じろ

あとスーパーフェイトタイムの間違いじゃないだろうかと思った 支援

83 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 21:59:01 ID:qwCCRxmE
弱くとも誇り高くあろうとするありかたが人間の強さの根幹なのだ支援

84 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 21:59:36 ID:cpTItdRT
影もまた人には必要な要素支援

85 :魔法少女リリカルなのはStylish(11/19):2008/02/26(火) 21:59:52 ID:+V4UVm6Z
「顔面から倒れそうになったのを咄嗟に支えたのがエリオ。ここまでおぶってきたのがスバルよ。それと、さっき仕事で出て行ったけど、ギリギリまで付き添ってたフェイト執務官」
「そして倒れたキャロを一番に心配して、急いで医務室に連れて行こうとしたんだけど、訓練で疲れ切ってたから背負った瞬間に倒れて頭を打ったのがティアだよ」

 ニヤニヤと笑いながらスバルは付け加えた。
 仏頂面が一瞬で沸騰する。赤面したティアナの額には、デカイ絆創膏が貼られていた。
 奇声を発しながらスバルに殴りかかるティアナをエリオが慌てて止めて、さりげなく喧騒から離れたシャマルが笑って見守る。
 よく見れば、三人ともまだトレーニングウェアのままだ。
 疲れて汚れた体のままここに来て、そして自分が目覚めるまで待っていたらしい。
 それを理解すると、キャロの胸に泣きそうなくらい切なくて暖かいものが生まれた気がした。
 もう自分は心の底からは笑えないと思っていた。
 そして、実際に今でもそう思う。だけど、喜びや嬉しさを感じないわけじゃない。
 小さいな微笑みの奥に隠した感情の乱れを気遣うように見上げるフリードリヒの頭を撫でて、キャロは思う。

 ―――ここに来てよかった。

 フェイトとの出会いが最初の救いで、共に戦う仲間を得たことが希望だった。
 呪われた自分に、それはこの上もなく上等なことだ。
 <ここ>はとても居心地が良い。
 だからこそ、この決断に間違いは無い。
 戦おう。この呪われた力を使って、この大切な人達の敵と。この大切な人達が守りたいと願うものの敵と。
 戦おう。傷つけることしか出来ないこの力を、ならば悪しき者達に向けて使うのだ。
 戦おう。どれだけ自分の力の恐ろしさを理解しても、自分で自分の存在を消すことだけは出来なかったから。
 だから、戦おう。
 少しでも大切な人達の為に。
 少しでも正しい事の為に。
 戦って、戦って、戦って―――。

 そして死にたい。

 優しい喧騒の中でキャロはただ静かに、強くそう思った。






86 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 21:59:57 ID:K8Kwvv4O
ああ ティアナは間違うことはないな支援。

87 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 22:00:05 ID:Uuv2b1xd
支援

88 :高天 ◆7wkkytADNk :2008/02/26(火) 22:00:29 ID:yFr3zWfD
支援魔法
ギガ・ソーラ!!

89 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 22:00:32 ID:P7iR47px
世界の救済には混沌が必要だ支援

90 :スーパーロボット大戦X:2008/02/26(火) 22:00:35 ID:fRsjukXE
ティアナは恐怖を知っている。支援

91 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 22:00:41 ID:8zEFJFLW
も、もしかして頭冷やすのはキャロ?

92 :魔法少女リリカルなのはStylish(12/19):2008/02/26(火) 22:01:04 ID:+V4UVm6Z
 ミッドチルダ北部ベルカ自治領にある<聖王教会>の大聖堂。
 町民の衣装や建築物に信仰する宗教の特色が色濃く出る文化の中心とも言える場所がここだった。

『騎士カリム、騎士はやてがいらっしゃいました』
「あら、早かったのね」

 秘書の報告に、カリムは書類を処理する手を止めた。
 ほどなく部屋のドアをノックする音が響き、執事に案内されたはやてが顔を出す。

「―――ほんなら、あのおっちゃんにはよくお礼しておいてください」
「かしこまりました」

 はやてが何やら頼み、執事がそれに会釈する。
 厳かな雰囲気の漂う聖堂にいると思えないはやての気安い態度に、カリムは苦笑した。

「何の話かしら?」
「いやぁ、ホンマはここに来るのにフェイトちゃんの車に乗せてもらうはずやったんやけど。教え子が倒れたから、しばらく付いてる言うてなぁ。足が無くて困ってたんや」

 言葉とは裏腹に、笑いながらはやては頭を掻く。

「わざわざ車呼ぶのもなぁ、って思うてたら、ちょうど同じ行き先で長距離トラックの運ちゃんが乗せてってくれる言うて……」
「それで、ここまで乗せてもらったの? 制服ままで?」
「愉快なおっちゃんでな、婦警さんと思ってたみたいや。スルメご馳走になったわ」

 わははっ、と笑うはやてのバイタリティ溢れる姿に、カリムは呆れ半分感心半分に笑うしかなかった。
 格式を重んじる聖王教会の中枢へ向かうにあたって、スルメを齧ってきた人間はおそらく彼女が初めてだろう。
 付き合いの長いカリムでなければ、その図太い態度に賞賛よりも反感を覚える。
 しかし、カリムは理解していた。
 これは八神はやての成長の証なのだ。

「……相変わらずね。初めて会った時よりも、ずっと良い顔をするようになったわ」

 お互いに頻繁に顔を合わせられるような立場ではない。あってもまず地位が私情を抑える。
 しかし、そんな貴重な再会の中で、カリムははやてが少しずつ変わっていくのを見ていた。

「8年前のアナタは、人懐っこそうに見えてどこか他人とは一歩退いていたから」
「偉くなると、いろいろな人付き合いに慣れてくるもんやからなぁ」
「そうじゃなくて……今のはやては、人との関わりを楽しんでるわ」

93 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 22:01:15 ID:qwCCRxmE
キャロの闇が予想以上に深かった支援

94 :魔法少女リリカルなのはStylish(13/19):2008/02/26(火) 22:01:55 ID:+V4UVm6Z
 元々はやては愛想のいい娘だった。
 しかし本当は、知らない人間に積極的に歩み寄れない事情を抱えていた。
 はやて自身に罪は無い。
 しかし、彼女が共に生きると決めた<リィンフォース>という存在の裏には、長い歴史で積み上げてきた闇があるのだ。祝福される前の、かつての名のように。
 故に彼女の背負う過去は重い。
 それは自分で選んだ生き方だったが、後悔はなくとも影は落とす。
 初めて会った時、カリムはその影を見抜いていた。

「もう、懺悔は必要ないのね」
「死ぬまで償い続けても足りんやろう。私が背負うって決めた罪は、そんなに軽くはないからな」

 そう言って笑うはやての表情には、しかし影は見えず。

「―――せやけど、どうせ生きるなら笑って生きたい。私自身の為に、私の幸せを願ってくれる人の為に」

 生きる苦しみだけではなく、喜びも知る力強さが、今のはやてにはあった。
 カリムは満足げに微笑む。

「願っているわ、私もね」
「ありがとう。ま、出会いは人を変えるっちゅうことやな」
「その出会いの話、いい加減話してもらえないかしら?」
「とっておきやからな。もうちょっと暖めておくわ」

 さりげなくはぐらかしながら、はやてとカリムは今しばらく談笑を楽しんだ。
 しかし、今回ここを訪れたのはプライベートではない。

「……それでカリム、話いうのは?」
「ええ。それじゃあ、奥の部屋へ」

 導かれるままに向かう先で、はやては迫り来る事態を知ることになる。
 しかし、遅すぎたことを彼女達は知らない。
 暗躍は始まっていた。
 時、既に―――。






95 :スーパーロボット大戦X:2008/02/26(火) 22:02:04 ID:fRsjukXE
死ぬのをいかんぞ。キャロ…。支援

96 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 22:02:05 ID:Uuv2b1xd
支援

97 :リリカル! 夢境学園 ◆CPytksUTvk :2008/02/26(火) 22:02:10 ID:XMYtoaYP
どうやっても、このティアナは間違えることはないな。
そして、キャロが悲壮な決意をしていて、エリオ救ってやれと思いつつ 支援

光の中で生きてくれです、キャロ。

98 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 22:02:14 ID:cpTItdRT
過去は消せない支援

99 :魔法少女リリカルなのはStylish(14/19):2008/02/26(火) 22:02:53 ID:+V4UVm6Z
「うわぁ」
「これが、ボク達の」
「新しいデバイス」
「……えーと」

 自称<メカニックデザイナー>の整備主任であるシャリオに呼ばれ、四人はデバイス管理庫で自らの新生されたデバイスと対面していた。
 全員が驚きと期待に眼を輝かせる中、ただ一人ティアナだけ何故かデバイスが見当たらず、テンションについていけない。
 戸惑う一名を無視して、シャリオとリインはハイテンションに説明を続けた。

「皆が使うことになる4機は、六課の前線メンバーとメカニックスタッフが技術と経験の粋を集めて完成させた最新型!」
「いや、曹長。あたしのは……」
「部隊の目的にあわせて。そして四人の個性に合わせて作られた、文句なしに最高の機体です!」
「……」

 なんだこれは、新手のいじめか?
 ティアナは真剣に悩み始めた。
 理由が分からないでもない。
 エリオとキャロのデバイスは元から基礎フレームと簡易機能しかなかったし、スバルのローラーブーツは今回の訓練でクラッシュした。
 その中で一人、ティアナのアンカーガンだけは性能を100%発揮している。
 それはティアナの扱いが丁寧というわけではなく、むしろ並外れた集束率の射撃魔法で酷使しまくっているのだが、その分メンテナンスは昔から丹念に行ってきたからだ。
 スペアパーツも抜かりなく用意している。使い続ける分には問題ないだろう。
 確かにオーダーメイドの新型デバイスは魅力的だが、戦場での実績のない武器は信頼性に欠ける。
 それは、原始的な機構に起こる動作不良(ジャム)が存在しないデバイスを扱う魔導師には珍しい考え方だ。
 単純にカタログスペックを信用できないのは、原始的な質量兵器が大好きな誰かさんの影響と言えた。
 案外普段のデバイスのままの方がいいのかもしれない。
 そんな風に一人で納得して、しかし何処となく『さみしいなー』というオーラを出しているティアナに、興奮していたスバルがようやく気付いた。

「あ、あのっ! ティアの新しいデバイスはないんですか!?」
「あるよ」

 あっさり返ってきた返答に、ティアナは脱力すると同時にちょっぴり安心した。
 よかった、仲間ハズレじゃなかった。

「それではティアナ様」
「……ティアナ『様』?」

 何故か口調の変わったシャリオは、奥の倉庫から金属のハンドケースを持ち出してくる。
 ロストロギアを収納するような防護ケースを胸元に抱え、意味深げな笑みを浮かべてシャリオはティアナの目の前まで歩み寄った。
 妙に物々しい仕草に、ティアナ本人はもちろん他の三人も動揺を見せる。

100 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 22:02:58 ID:K8Kwvv4O
キャロそれはどっかの自称正義の味方志望だよ支援

101 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 22:03:06 ID:P7iR47px
現地集合支援

102 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 22:03:25 ID:XR+LtTXs
フェイトカッコよすぎ!!
そしてティアナw このStylishなティアナなら本編のミスは絶対しないと確信したw

103 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 22:03:36 ID:0II8s7tp
スーパーティアナタイム支援

104 :反目のスバル ◆9L.gxDzakI :2008/02/26(火) 22:03:36 ID:n8U2jg+I
残酷な「永遠」という苦い毒を、喰らう覚悟を決めたから、共ニ生キヨウ支援

105 :魔法少女リリカルなのはStylish(15/19):2008/02/26(火) 22:03:38 ID:+V4UVm6Z
「あの……」
「例の物、仕上がってございます」

 周りの反応を無視して、シャリオは演技染みた言葉遣いを続ける。
 この頃になると、ティアナは彼女のやりたいことを何となく察していた。
 眼鏡を光らせてこちらを見るアイコンタクトと、宙を舞う小人の必死のジェスチャーの意味も理解する。
 用意されたケースのデザインに、この口調。それは最近流行の映画のワンシーンとソックリだった。
 一緒にその映画を見たスバルと、やはりミーハーらしいエリオも気付いて期待に目を輝かせる。キャロとフリードリヒだけが困惑顔だった。
 ―――このノリに乗っかれということなのだろう。
 ティアナは頭痛がしてきた。
 訓練校でも似たようなことがあったが、ミッドチルダ出身にはこういう奴が多いのか?
 いずれにせよ、やらなければデバイスも渡してくれそうにないので、ティアナは深呼吸して意識を切り替えた。

「―――ほう、見せてくれ」

 エラく様になる不敵な笑みを作りながら台詞を紡ぐティアナに、意を得たとばかりにニヤリと笑いかけてシャリオはケースを開く。
 クッションにはめ込まれるように二挺の拳銃型デバイスが納められていた。
 表面が傷だらけのアンカーガンとは違い、ワックスを二度掛けしたホワイトカラーの外装は鈍い輝きを放っている。
 横たえられたデバイスの傍には、銃身と同じ形をしたカートリッジのマガジンも二つ収納されていた。

「対ガジェット戦闘用インテリジェントデバイス<クロスミラージュ>
 形式番号XC-03。モードチェンジとカートリッジシステムを搭載。装弾数4発。今までの規格品ではなく、より高濃度の魔力を摘めた新型カートリッジ使用デバイスです」

 シャリオの淡々と淀みない説明が流れる。
 ティアナはケースからクロスミラージュの一挺を取り出すと、グリップの感触を確かめた。抜群のフィット感は悪くない。

「カートリッジの装填方法は?」
「銃身交換式」
「マガジンは?」
「専用の四連装カートリッジバレル」
「モードチェンジの種類は?」
「通常の<ガンズモード>を含めた3タイプ。近接格闘戦用の<ダガーモード>も用意してございます」

 手馴れた仕草でデバイスを玩ぶティアナと、執事染みた仕草で説明するシャリオの二人のやりとりはおかしいくらい様になっていた。
 スバル、エリオの興奮とキャロの困惑が高まる中、演技の中でも一通りのチェックを終えたティアナがシャリオに語りかける。

「パーフェクトだ、シャリオ」

 台詞はアレだが、本心だった。

「感謝の極み」

 胸に手を当てて一礼。最後まで凝っている。
 ドッと疲れたようにティアナがため息を吐く中、妙に満足げなシャリオと拍手をする二人がウザかった。
 とりあえずデバイスをケースに入れ直し、疑問に思ったことを口にする。

106 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 22:03:50 ID:cpTItdRT
背負って歩いていく支援

107 :魔法少女リリカルなのはStylish(16/19):2008/02/26(火) 22:04:36 ID:+V4UVm6Z
「なんで待機モードじゃないんですか?」
「ああ、待機モードはオミットしてあるから」
「はいぃ〜っ!?」

 さりげないとんでも発言に、ティアナは思わず声を上げた。

「あの、持ち運びに支障が出ると思うんですけど……」
「そうなんだけどねぇ、実はこれって部隊長の指示で」
「ああ……あの変な人ですか」

 いい加減ツッコむのも疲れたせいか。仲間内ということもあって口が悪くなるティアナ。

「ごめんね、あれで真面目な時もあるんだよ」

 肩を落とす彼女を気遣うように、なのはが言った。

「―――って、高町教導官っ!?」
「なのはさん、いつの間に?」
「さっき、ティアナとシャーリーが演技してた時。邪魔したら悪いと思って」

 そう言って苦笑するなのはの傍らでは、ティアナの顔から音を立てて血の気が引いていた。
 上司の前で更なる上司を変人発言。しかも、はやてとなのはが親友同士であるのは有名だ。
 ティアナは土下座せんばかりの勢いで頭を下げた。

「も、申し訳ありません! 上官侮辱罪でしたっ!」
「いや、いいよ。確かに変だし」

 親友にまで断言されるはやて。でも自業自得。
 悪意も躊躇いもない言葉にスバル達が冷や汗を流す中、なのはは手に持った紙袋から箱を取り出した。

「ちなみにコレ、更なる頭痛の種。部隊長から」

 少しだけ引き攣った笑みを浮かべながら、なのはがティアナに箱を差し出す。

「私に、ですか?」
「デバイスの待機モードを外した理由らしいよ」

 嫌な予感しかしない中、ティアナが箱を開ける。
 市販物らしい包装と箱の中から出てきたものは、やはり市販の物。ただし高級品だった。

「専用の革張りガンホルダー……高そうですけど、特注品ですか?」
「私もよくは知らないけど、ポケットマネーらしいよ」
「これをぶら下げて歩けと?」
「うん……」
「……あの」
「言わないで。はやてちゃん、満足そうだったから」
「はい……」

108 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 22:05:06 ID:K8Kwvv4O
かがみ様って呼び方思い出しちゃったよ支援

109 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 22:05:26 ID:8zEFJFLW
ストラーダにはでっかいデブの精霊がついてんのか支援

110 :リリカル! 夢境学園 ◆CPytksUTvk :2008/02/26(火) 22:05:37 ID:XMYtoaYP
ティアナかっこいいぜw

まったく、スタイリッシュすぎて――褒め言葉が出る 支援!

111 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 22:05:56 ID:cpTItdRT
結局出てこなかったクロスミラージュのロングレンジ用モード3支援

112 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 22:06:01 ID:qwCCRxmE
しかしやはりティアナ可愛いなぁ。
寂しんぼうティアナ可愛いなぁ
支援

113 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 22:06:06 ID:P7iR47px
ウォルター・C・ドルネーズ支援

114 :スーパーロボット大戦X:2008/02/26(火) 22:06:10 ID:fRsjukXE
ティアナ、さりげなく笑えるキャラに…。支援

115 :魔法少女リリカルなのはStylish(17/19):2008/02/26(火) 22:06:23 ID:+V4UVm6Z
 奇妙な共感を得たティアナとなのはは、疲れたように笑って互いを労り合った。
 素直に羨ましがる他の新人と、加えてミーハーなデバイスマイスターにマスターがはやてなユニゾンデバイス。
 そんな喧騒を尻目に、なのはは残った紙袋の中身を全部取り出す。

「他の皆にもデバイス新生のお祝いだ、って。
 ―――スバルにはプロテインと鉛入りリストバンド。キャロにはスパイク付きの首輪とチェーン。エリオにはのど飴一袋」
「もう完全にお歳暮ですね」
「プロテインって、わたしどういう風に見られてるんだろう?」
「フリードはペットじゃないんですけど……」
『キュル〜』
「っていうか、何かボクのだけ投げやりじゃないですか!?」

 内容が内容だけに、やはりあまり好評ではない様子だった。贔屓されているティアナも素直に喜べない。
 微妙な空気が漂う中、ただただなのはだけが恐縮して肩身の狭い思いをしていた。

「……そ、そういえばティアナ!」
「何ですか、高町教導官?」
「そう、それ! わたしのことは<なのはさん>でいいよ、皆そう呼ぶし」

 無理矢理話題を振るつもりで切り出したなのはだったが、ティアナの素っ気無さは筋金入りだった。

「―――いえ、公私は分けたいので」
「なるべくフレンドリーにいきたいんだけど……」
「自分のポリシーです。不快なら改めますが」
「そ、そこまではしなくていいよ。にゃはは……」

 笑って誤魔化しながらも、なのははティアナへの苦手意識を否めない。
 別段無愛想なわけでもなく、管理局では十分分別のある態度なのだが、これまで無条件で慕われてきたなのはには珍しいタイプの相手だった。
 堅苦しい態度は管理局内にいれば慣れて当然だが、教導で関わる訓練生達は皆一様になのはに憧れ、くだけた対応をすればそれに喜んだ。
 しかし、ティアナにはそれが通用しない。
 なのはを尊敬していないわけではなく、むしろ敬意を持ち、尚且つ目指すべき目標としているのは分かる。
 ただ、それが純粋な憧れではなく『いずれ越えてみせる』という向上心を持ったライバル心によるものなのだ。
 同じ感情を、執務官であるフェイトにも抱いているようだった。ティアナの夢は、なのはも知っている。
 しかし、そんなフェイト以上に自分がライバル視されていることを実感もしていた。
 それは多分、自分が射撃戦特化の魔導師だからだ。
 訓練を始めて二週間になるが、ティアナの射撃魔法への思い入れはとても強い。
 その辺の事情について深く踏み込むほど、まだ付き合いは長くないと自重しているが―――なんとも、やりにくいものだと苦笑いが浮かぶのを止められない。

116 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 22:07:21 ID:bJ1udYHf
質量兵器禁止のミッドチルダで銃をぶら下げて歩けという部隊長支援

117 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 22:07:42 ID:SHAMagn4
支援

118 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 22:07:59 ID:H55j8skM
ティアナがキャロの頭を冷やす……いかん妄想が……
支援。

119 :リリカル! 夢境学園 ◆CPytksUTvk :2008/02/26(火) 22:08:01 ID:XMYtoaYP
まったく部隊長はわびさびを知り尽くしているぜ、支援。


120 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 22:08:06 ID:XR+LtTXs
Hellsingかい!?

121 :魔法少女リリカルなのはStylish(18/20):2008/02/26(火) 22:08:08 ID:+V4UVm6Z
(なんか久しぶりだなぁ、こういう関係。昔のフェイトちゃんやヴィータちゃんみたい……)

 いつの間にか、自分が好意を持たれている状態からスタートする人間関係に慣れていたらしい。
 ユーノが何かの本の一文をなぞって『憧れは、理解から最も遠い感情だ』と言っていたのを思い出す。
 大人になって、形式的な付き合いも増え始めた中で、昔のようにぶつかり合って互いを理解し合う相手もいなくなったな、となのはは思った。

(今度……ティアナとお話する時間、作ってみようかな)

 ぼんやりとティアナの横顔を見ながら考えた事が、なのはには新鮮に感じるのだった。



 ―――そして唐突に、アラートが鳴り響いた。


 
「このアラートって……っ!」
「一級警戒態勢!?」
「グリフィス君!」

 スバルとエリオが驚愕する中、ベテランのなのはは一番落ち着いていた。
 事件は突然訪れるのが当たり前だ。
 素早く教会にいるはやてと補佐官のグリフィスに通信が繋がり、状況の説明が行われる。
 レリックを運搬中だった山岳リニアレールがガジェットに乗っ取られたらしい。
 移動するリニアレールの中に複数の敵勢力が確認され、増援の可能性もある―――機動六課の初出動には、厳しいレベルのミッションになりそうだった。

『隊長二人はいけるとして……ルーキーズ、いけるか?』

 モニター越しにはやての鋭い視線がティアナ達四人を捉える。
 虚勢を許さない厳しい瞳を、各々が迷いなく真っ直ぐに見据えた。
 ―――しかし、ただ一人ティアナだけが異を唱える。

「待ってください! 高町教導官、キャロのことですが―――」
「いけます!」

 過労と睡眠不足で倒れたことを指してティアナが告げるのを、キャロが慌てて遮った。
 ティアナとなのはの二人は、当然のようにその自己申告を無視する。客観的な判断が必要なのだ。

122 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 22:08:14 ID:cpTItdRT
銃刀法違反でタイーホ支援

123 :リリカルサンダルフォン:2008/02/26(火) 22:08:46 ID:lcQqn1y3
なんてこったい。
ティアナがダンテの影響で遂に旦那に進化しちまった支援。

124 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 22:08:47 ID:K8Kwvv4O
でも組織でお互いちゃん付けはないと思うよなのはさん支援

125 :魔法少女リリカルなのはStylish(19/20):2008/02/26(火) 22:09:16 ID:+V4UVm6Z
「シャマル医務官の診断は?」
「疲労の蓄積は比較的薄いそうです。十分な睡眠を薦めて、訓練を休めとまでは言いませんでしたが……」
「多少の無理は利く、って程度かな?」
「だからいけます! 大丈夫です!」

 もはや縋るようなキャロの声に、なのはは思案顔になった。微妙な判断だ。
 キャロの身を案じるのなら待機させるべきだが、機動六課はお守りをする為の部隊ではない。
 なのはは、モニター越しの総指揮官を見た。

『―――判断は、なのは隊長に一任するで』

 そして、万が一の時の責任は自分が負う、とはやては言外に告げた。
 次になのははティアナを見る。
 ハラハラとやりとりを見守るスバルとエリオには悪いが、同じ仲間の中で一番冷静な判断が期待できる相手だ。

「どう思う、ティアナ?」
「……初の出撃で、不安要素は抱えたくありません」

 ティアナは正直な思いを口にした。
 見上げるキャロが落胆と悔しさに涙を浮かべる顔を一瞥して、更に告げる。

「ですが―――これまで築いてきた四人のチームワークを、私は何よりも信頼しています」

 そう言って、明確な判断こそ口にしなかったが、答えはもう決まっているとばかりに不敵な笑みを浮かべるティアナを見て、キャロの顔が輝いた。

「本人もやる気は十分のようですし……」
「はいっ! やります! がんばります!!」
「普段からキャロには戦意が足りないと思っていました。しかし、少なくともその点はクリアしています」

 自分の考えは以上です。そう言って口を閉ざすティアナと、他の三人の期待するような眼差しを受けて、なのはは苦笑した。

「ズルイ言い方だなぁ……。OK、それじゃあ、はやて部隊長―――新人四名は、全員いけます!」
「「はい!!」」

 四人の声が一つになって響いた。
 不安を煽るようなアラートが鳴り続ける中、はやては信頼に満ちた笑みを浮かべる。

『―――いいお返事や』

126 :反目のスバル ◆9L.gxDzakI :2008/02/26(火) 22:09:26 ID:n8U2jg+I
砕けろ鏡花水月支援

127 :スーパーロボット大戦X:2008/02/26(火) 22:09:43 ID:fRsjukXE
悪魔め・・・(なのはじゃない)支援

128 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 22:09:44 ID:Uuv2b1xd
支援

129 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 22:09:55 ID:cpTItdRT
階級大事なんだぜ支援

130 :魔法少女リリカルなのはStylish(20/20):2008/02/26(火) 22:10:38 ID:+V4UVm6Z
 状況は不利だ。
 しかし、どうやら状態は万全らしい。
 産声を上げたばかりの新設部隊<機動六課> その記念すべき第一歩が踏み出されようとしている。
 未だ未熟なその足は、やはり立つことも出来ずに地を這うしかないのか。
 それとも、険しい道を駆け抜け、大空に羽ばたく為の歩みとなるのか。
 もちろん、はやてが信じる方は決まっていた。


『ほんなら、機動六課フォワード部隊―――出動ッ!!』


 記念すべき最初の命令を、はやては厳かに下した。
 新たな力を携え、四人の新鋭ストライカー達が初の任務へと赴く―――。






 to be continued…>






<ダンテの悪魔解説コーナー>

・シャドウ(DMC1に登場)

 暗闇に囲まれた時、背後で何かの蠢く気配や近づいてくる足音を感じたことはないか?
 残念だが、そいつは錯覚なんかじゃあない。闇を恐れる心が生んだ、最も原始的な悪魔の姿だ。
 この生きてる影みたいな悪魔は、大昔から戦いの中で力と経験を蓄えてきた戦闘機械のような奴らだ。
 本体のあるコアを実体のある影で包み、強力な呪文でくくって、俊敏な豹の姿をベースに自在に形態を変化させてくる。
 更に過去の戦闘経験からか、原始的な武器はもちろん、悪魔でも似たようなことが出来る単純な魔法には反応して防御とカウンターを繰り出してきやがる。
 こいつらの経験したことのない近代兵器でダメージを与えるのが定石だが、ミッドチルダでは銃は厳禁なんだろ?
 どのレベルの魔法が通じるのか分からないだけに、こいつはなかなか厳しい戦いになりそうだぜ。


131 :リリカル! 夢境学園 ◆CPytksUTvk :2008/02/26(火) 22:10:39 ID:XMYtoaYP
悪魔も泣き出す機動六課の出動だ 支援!

132 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 22:10:49 ID:bJ1udYHf
『憧れは、理解から最も遠い感情だ』+幻影使い

これはティアナが六課を裏切るフラグ支援

133 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 22:11:09 ID:mfbudSkn
譲治声のティアナ支援www

134 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 22:11:31 ID:cpTItdRT
なんだかティアナが一番プロフェッショナルしてるように見えるぞ支援

135 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 22:13:25 ID:bJ1udYHf
つまり機動六課を裏切ったティアナがなのはに銃を向けたら暴発して、
シャリオが「駄目じゃない。それは犯罪者に向けるための銃なんだから」とか言ったりするんだろうか

136 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 22:13:39 ID:P7iR47px
お疲れ様です!!

そして・・・

キ ャ ロ の プ レ ゼ ン ト に 誰 も 突 っ 込 ま な い ?

137 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 22:13:43 ID:K8Kwvv4O
しかしエリオにのど飴一袋はすげー投げやりww支援

138 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 22:13:44 ID:hU22oyRc
GJ!
ヘルシングだったりブリーチだったりとネタに尽きないなw
次はぜひとも 何……だと…… や 大した奴だ……
をいれてくれw

139 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 22:14:37 ID:XR+LtTXs
ティアナカッコよすぎっしょw
てかシャドウは確かにミッドじゃやっかいそうな相手かも
ルーキーじゃ厳しそうだわ

140 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 22:15:54 ID:P7iR47px
>>135
ということはティアかシャリオがどんどん幼女になっていく訳ですね!?

141 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 22:16:01 ID:pcazYngG
なんかキャロにティアナから「頭冷やそうか」フラグがw
そういやティアナの魔力収束にクロスミラージュ耐えれるんだろうか…

142 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 22:16:11 ID:hU22oyRc
>>135
むしろ眼鏡つながりでシャーリーがクアットロで裏切って
戦闘機人にクロミラ向けたら
「駄目じゃない、それはガジェットをたおs(ry
ではないだろうか

143 :魔法少女リリカルなのはStylish:2008/02/26(火) 22:17:09 ID:+V4UVm6Z
投下完了!
……ごめん、計算間違えてた。途中で投下数変わってますorz

キャロに関しては、原作通り次話でフォローが入る予定なので安心してください。
薄幸の少女はね、幸せにならなくちゃいけないんだよ…………でもね、その前にね、不幸じゃないといけないんだよフヒヒッw
ちなみに自分はクロスミラージュが大好きです。原作既出のアイテムをなんとか目立たせてみました。ワルノリですが。
wikiの設定見てますます惚れ込んだね! モード3は絶対に出すさ!w
あと、ティアナに関して皆安心してますね。
ええ、安心してください。ちゃんと暗雲立ち込める伏線張りますからww
次回はいい意味でのスーパーキャロタイムです。あとフリードリヒタイムもあるかも。

144 :反目のスバル ◆9L.gxDzakI :2008/02/26(火) 22:17:21 ID:n8U2jg+I
次は是非ともこの台詞を。
はやて「勝利を…この手に掴むまで! 私の勇気は死なへんっ!!」

そしてGJ!
アンタの超絶設定の前には、いかなるアレンジも霞むぜ…
…狂化ディードって何やねんチクショー!orz
個人的に今回のMVPはフェイトそんw

145 :キャロとバクラの人 ◆2kYxpqWJ8k :2008/02/26(火) 22:17:29 ID:Ob6bW0qH
色々と出遅れたオレを許してくれ……
そして不幸なフェイトそんを書くのが好きなオレも許してくれ(懺悔ばかり

なにこれ、どう言う事!? もうスーパーフェイトそんタイムじゃないですか!?
もう〜可愛いなキャロったら、軽く恐いこと言うし。何かどこぞの化け猫も同じ様な事をいってた気がする。
そしてアーカードなティアナを想像して鼻血モノ。何よりスカ、カッコいいよスカ(そこ?
もう〜総じてGJだぜ!

今回はお前にキャロを預けるぜ、スタイリッシュ氏……戦友のお前だから預けるんだ(何の話?
よ〜しルールー、今晩は雨も降って寒いから泊まって行きなさい。



146 :リリカル! 夢境学園 ◆CPytksUTvk :2008/02/26(火) 22:17:38 ID:XMYtoaYP
やれやれ。
まったく相変わらず……最高すぎるw
面白いですよ、最高ですよ、GJですよ!?(支離滅裂)
ティアナの待機モードがオミットされて、鼻血もののガンホルダー装備ですか!
フェイトも最高に熱いですし、キャロはその悲壮な決意から光へと歩んでいく予感w

人間としての強さを携えた隊長たちにしたがって、若きストライカーたちの成長ぶりが気になります!

もう読み終わってから、次回が待ち遠しくなってます! GJ!

147 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 22:18:20 ID:nuj2yVl+
GJ!!です。
フェイトさんがカッコいいですね。キャロを救いましたし。
しかし、こちらのキャロは無茶しそうですなw
本編以上の恩を感じてますし。


148 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 22:19:17 ID:cpTItdRT
GJ!
もうティアナ最高!
フリードもいいが、スーパーファントムタイムが待ち遠しいぜ!

149 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 22:21:02 ID:P7iR47px
やはり誰も突っ込まない・・・・・
スパイク付き首輪とチェーンてwwww
危ない不良を生産するつもりですかwwww

150 :リリカル! 夢境学園 ◆CPytksUTvk :2008/02/26(火) 22:21:20 ID:XMYtoaYP
あ。
今気づいたけど、>>1のコテつきっぱなしですよw
でも、このスレはスタイリッシュなスレだから問題ないですね!

というわけで(どういうわけで?)
自分もスタイリッシュなティアナを進呈って……既に相棒にしているStylish氏には必要なかったですねw
二度目ですが、次回も大期待です!

151 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 22:22:04 ID:ask8ZfpI
そういえば小説版に出たパラレルワールドのファントムはダンテと一緒に戦ったよな

152 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 22:22:06 ID:XR+LtTXs
>143
ティアナ暗雲立ち込めるんですかい!!
ライバルとの焦りより悪魔関係ですかね……やっぱり
とにかく、どんな展開がくるか楽しみにしてます。

153 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 22:23:02 ID:cpTItdRT
ファントム様にはもちろん残虐ファイトを期待するぜ!

154 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 22:24:15 ID:yqi6+COT
GJ!
とりあえずヘルシング吹いたww

>>151
kwsk
魔具か。魔具なのか。

155 :スーパーロボット大戦X:2008/02/26(火) 22:24:41 ID:fRsjukXE
>>143
GJ!!
フェイトがかっこいいな。ティアナもかっこいいぜ。
しかし暗雲が来るとは一体どういう波乱がこの話にやって来るんだ?楽しみだ。
そして俺も投下準備中だと言っておこう。

156 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 22:26:19 ID:SHAMagn4
GJ!
オミットしてダンテスタイルかいw
ああ、どんどん悪魔狩人らしくなってくよ

157 :リリカル! 夢境学園 ◆CPytksUTvk :2008/02/26(火) 22:26:56 ID:XMYtoaYP
>>154
小説版デビルメイクライ2で、名前は違うけれど同一種のファントムが実際に一緒に戦場で戦ったりしてます。
他の1のボスキャラも。
詳しくは読んでみるべし。やっぱりスタイリッシュなダンテが見られる!

勝利の鍵は――獣の首!

158 :魔法少女リリカルなのはStylish:2008/02/26(火) 22:27:18 ID:+V4UVm6Z
>>152
ティアナを語る上で、VSなのはは外せませんからね。やりますよー。
今回のティアナとなのはの会話も微妙な伏線だったりw

あと、メール欄に半角でsageと入れるんだ! 頭をsageるんだ!

159 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 22:27:26 ID:lnewKj2X
続けていけーーーー!!
支援。

160 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 22:28:49 ID:kUwsLQFq
GJ! 物語の構成が見事の一言です。
次回でクロミラの出番はあるのか。ぶっつけで新品使うよりは性能の知れた
アンカーガン使いそうな気も。

161 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 22:28:53 ID:yqi6+COT
>>157
あー、1をかなり前に読んだきりだ。thx
バージルもといギルバが微妙にいいキャラしてた気がw

162 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 22:30:01 ID:K8Kwvv4O
gjキャロシャドウやファントム以外にも取り付かれていそうですね。
大悪魔で種族を持つのはファントム以外にはバエルその亜種のダゴンがいますが。

163 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 22:30:11 ID:ask8ZfpI
>>151
獣の首って道具でダンテが飛ばされた世界はスパーダの一族が滅びた世界で、
もともとダンテの母親を監視していたボス悪魔はその優しさに触れて愛に目覚め、魔王を裏切って反乱軍を率いて戦ってた
ファントムの他にもシャドウ、フロスト、ブレイド、グリフォンがいた

164 :スーパーロボット大戦X:2008/02/26(火) 22:31:19 ID:fRsjukXE
>>158
だとすると頭を冷やすのはティアナではなくなのはになりそうな予感がするぜ。
そして投下はもうしばし待たれよ。

165 :魔法少女リリカルなのはStylish:2008/02/26(火) 22:32:07 ID:+V4UVm6Z
>>160
ああ、思い出した。
何か足りないと思ったらアンカーガンの描写カットしたんだ(汗
まあ、次回になればわかるから省いたんですけど、信頼性云々の理由でティアナはまだアンカーガン使うつもりですね。
次回がクロスミラージュへの武装変換イベントありってことで。
DMCの新武器入手みたいに派手にやりたいんで、スーパーティアナタイムも期待しててくださいw

166 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 22:32:45 ID:SHAMagn4
>>163
ダンテにとっては親父より母親の優しさの方が大事だったあれか


このままいくとティアナはパンドラの箱を振り回すことになるなw
あれって666も形態があるし

167 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 22:33:18 ID:nuj2yVl+
>>163
何ですかその熱い展開はww

168 :魔法少女リリカルなのはStylish:2008/02/26(火) 22:35:46 ID:+V4UVm6Z
>>167
でもムンドゥス様が死後のフリーザばりに噛ませになってから個人的には微妙w
やっぱ、1の前を描いた最初の小説が神ですよ!

169 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 22:36:22 ID:K8Kwvv4O
あ、エキドナも単一固体じゃありませんでした。
「ちゃんと暗雲立ち込める伏線張りますから え?

170 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 22:36:27 ID:Vn3GXERL
GJ!毎回鳥肌立つほど興奮してます。

171 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 22:37:28 ID:SHAMagn4
>>165
派手にというとダンテの様にハイテンションですか?
DMC4だとノリノリすぎて茶吹きましたけどw
劇団イベントは腹筋破壊と言わざるを得ない

>>167
ダンテが今度こそ魔帝を自力タイマンでフルボッコにする話
強くなった自分にある種のむなしさを覚えたとか覚えなかったとか


172 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 22:47:27 ID:P7iR47px
>>167
ちなみに前哨戦として無数のトリッシュの大軍との戦闘あり。リーダーの得物はアラストル

173 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 22:47:46 ID:hU22oyRc
>>168
walker懐かしいなw

174 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 22:53:33 ID:H55j8skM
>>164
う〜ん流石にそれはちと強すぎる。

投下を楽しみにしてるっす。

175 :リリカル! 夢境学園 ◆CPytksUTvk :2008/02/26(火) 22:55:14 ID:XMYtoaYP
皆、小説版のネタバレは禁止禁止w
これから読もうと思っている人の楽しみを奪ってどうするんだ。
さて、次はスーパーロボット大戦X氏か。

支援の構えをしておくぜ。

176 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 22:59:28 ID:SHAMagn4
11時支援

177 :スーパーロボット大戦X:2008/02/26(火) 22:59:35 ID:fRsjukXE
投下いくぜ。性格が変わっても知らないぞ!

 第14話 戦いの末にあるもの



 地上の方で決着がつく前のゆりかご付近では、なのは達が着く前に局員達が懸命にガジェットと戦っているが、
 AMFとの経験が少ない者ばかりであり苦戦を強いられている。

「このままでは持ちません!」

 その時後ろから突然高エネルギー体の光軸がガジェットの大群を襲い、光軸上にいなかったがその周りのガジェット達も破壊される。

「な、何だ? 今のは……」

 局員達が後ろを向く。そこにはなのはとフェイトとはやて、そしてウイングガンダムゼロの姿がある。
 今の砲撃はウイングガンダムゼロのツインバスターライフルである。

「あ、あの人達は機動六課の……」
「そしてあのロボットはウイングゼロ……」
「ああ、天使の翼を持つ死を呼ぶ機体だ」

 局員達は初めてウイングガンダムゼロの姿を驚きあふれるがその局員達にヒイロは通信を入れる。

「油断はするな。敵はこれくらいで終わる相手ではない」
『は、はい!』

 ヒイロの静かに気迫に局員達は思わず返事をする。
 その様子をなのは達は笑う。

「皆、ヒイロさんの事尊敬してるのかな?」
「どうだろう……」
「まあ、ヒイロさんくらいなら思わず返事をしたくなるんやないか?」
「わかっているだろうがお前達も油断はするな」
『はい!』

 なのは達も思わず返事をしてしまい、三人は笑う。


 ゆりかごの中ではスカリエッティ達がウイングガンダムゼロの姿を確認する。

「ようやく来たようだね」
「随分遅かったですね」
「だがこれで仮は返せるぞ。ヒイロ・ユイ!」
「トーレ姉さま、私も一緒に行きます」
「私も行こう」
「トーレ姉さま、チンクちゃん、セッテちゃん、いってらっしゃいませ。そして後武運を……」

 クアットロは玉座の間から出て行く、トーレ、チンク、セッテを見送る。
 スカリエッティはそんなクアットロに声をかける。

「いいのかね? あの三人を行かせても……」
「構いませんわ。それよりドクターにウーノ姉さま、あの装置は完成しましたか?」
「ええ、もう完成したわ」
「だったら早く使いたいですわ」
「まあ、待ちたまえ。もう少し戦局を見てからでも遅くはないだろう。それにあれには局員達は絶対に歯が立たないからね……」

178 :スーパーロボット大戦X:2008/02/26(火) 23:00:49 ID:fRsjukXE
 なのは、フェイト、はやて、ウイングガンダムゼロの介入により戦局が管理局側の優勢に成りつつあったが、
 トーレとセッテ、ガジェットU型に乗るチンクがゆりかごから現れ次々に局員達を倒していく。

「あれはきたか……」

 三人の目的はもうウイングガンダムゼロにしかないと言っても過言ではない。

「見つけたぞ! ヒイロ・ユイ!」

 トーレが先手を取るようにウイングガンダムゼロに突撃をかけるがフェイトがそれを阻む。
 その様子を見てスカリエッティは考える。

「ふむ、トーレがいやこれでは皆あのウイングゼロに近づけないね。クアットロ、そろそろいいではないか?」
「そうですね。それじゃあ全機起動ですわ」

 その言葉と同時にガジェットの動きが変わる。その動きはまるで誰かが動かしているかのように滑らかになり、
 局員の攻撃はことごとくかわされ、ガジェットの攻撃の命中率も上がる。

「これは……」
(まさかモビルドールと同じか!?)

 ヒイロは以前にA.C.世界にある無人モビルスーツのモビルドールと戦った事がある。
 モビルドールとはモビルスーツに人を乗せずに無人で動かせたり誰かが遠隔操作で動かしたり出来るものである。
 そのモビルドールにデータをインプットしたりすれば、モビルドールの動きは格段によくなるがこれはクアットロが遠隔操作をしているものである。
 ちなみにこれの影響は空だけではなく陸にも及んでいる。



 地上の方ではスバル、ティアナ、ギンガ、ディエチがエリオ、キャロ、オットー、ディードと合流し捕らえたセイン、ノーヴェ、ウェンディ、ルーテシアを地上部隊に渡して
 自分達はまだ迫り来るガジェットの大群と戦っていたがクアットロの遠隔操作で動くガジェットの前に苦戦を強いられる。

「何これ……」
「動きがよくなってる……」
「でもこのくらいの動きなら……」
「エリオ君、危ない!」

 キャロがエリオに注意を呼びかけるがそれは少し遅くエリオがガジェットに突っ込むのを見て他のガジェットがエリオを囲みエリオを攻撃しようとするが、
 オットーとディードの援護によりエリオはその場を逃れる。

「助かった……」
「大丈夫ですか?」
「ありがとうございます」
「ディエチ、何か知ってる?」
「いや、私は何も……」
「そう、なら仕方ないわね……」


179 :スーパーロボット大戦X:2008/02/26(火) 23:01:20 ID:fRsjukXE
 いつの間にか全員はガジェットの大群に囲まれている。

「結構多いわね」
「ヴォルテールがいるのにきりがありません」
「見るからに1,000機以上はあるわね……」
「1,000機、こちらは8人。一人125機と考えれば大丈夫です」
「あんたねえ、それを突破する自信あるの?」
「ありませんが、オットーや皆さんがいればいける気がします」
「あたしもディードに賛成。ギン姉や皆もいるんだからいけるよ」
「僕もキャロや皆さんがいれば……」
「まったく、あんた達は……」
「ティアナはどう思う?」
「ディエチ、あんたは?」
「私も賛成だ」
「まったく……、あんた達は馬鹿ね。でもあたしも馬鹿なんだけどね!」

 ティアナがそう言うと全員がガジェットの大群に突撃をかける。



 ゆりかごの方ではウイングガンダムゼロを倒さんとばかりにトーレ、セッテ、チンクがもう攻撃をし、
 なのは、フェイト、はやてがウイングガンダムゼロの援護に向かおうとするもクアットロの遠隔操作するガジェットの大群により阻まれる。

「ガジェットの動きがよくなるなんて……」
「よく聞け!」

 ヒイロがなのは達に通信を入れる。

「ヒイロさん!」
「これは俺の世界にあったモビルドールと同じ原理だ」
「モビルドール?」
「簡単に言えば、遠隔操作をするものだ」
「遠隔操作で動いてるんですか?」
「恐らくはそうだ。だがそれにも欠点がある」
「欠点?」
「ああ、それはプログラムどうりにしか動かない。よく動きを見れば簡単に倒せる」
「余所見をしている場合か!?」

180 :スーパーロボット大戦X:2008/02/26(火) 23:02:00 ID:fRsjukXE
 ヒイロの通信中にトーレが襲い掛かるがヒイロはウイングガンダムゼロのビームサーベルを取り出してトーレの攻撃を防ぐ。

「俺が言えるのはそれだけだ」

 言い終わるとヒイロは通信を切り、自分の戦いに集中をする。
 ウイングガンダムゼロの周りにはガジェットの大群が囲み、目の前にはトーレとセッテ、ガジェットU型に乗るチンクがいる。
 ここでローリングバスターライフルを使えば周りの敵は殲滅できるが味方を巻き込む事になる。
 この距離から考えてもツインバスターライフルはトーレ達に当てるのまず無理である。
 ヒイロが取る選択肢はビームサーベルとマシンキャノンで戦う事だがどちらもツインバスターライフルと違って出力を抑えることができず、
 下手をすれば三人を殺してしまいかねない。
 ヒイロが悩んでいるとトーレとセッテが先に攻撃を仕掛ける。

『はああああああ!』

 二人の攻撃をウイングガンダムゼロはビームサーベルで防ぐがその隙をついてチンクがISランブルデトネイターでウイングゼロを攻撃する。

「IS、ランブルデトネイター」

 その言葉を聞いてトーレとセッテは急いで離脱し、ウイングゼロは爆発に巻き込まれる。
 爆発による煙が晴れるとウイングガンダムゼロは無傷のままそこにいる。

「無傷だと!?」
「ガジェットの攻撃以外にも強いというのか……」

 ウイングガンダムゼロの装甲は全てガンダニュウム合金と呼ばれる特殊なもので作られており、この合金を採用したモビルスーツは稼動効率に伴う性能が飛躍的に上昇し、
 武器に関しても、ビーム発生に必要とされる各装置の性能や、耐久性が向上する。
 事実ウイングガンダムゼロはかつてマリーメイアの反乱の時に同じガンダニュウム合金で作られているアルトロンガンダムのツインビームトライデントの攻撃を何度も受けていたが、
 その攻撃でも少しへこんだりボディを少し傷つけられた程度で済んだのだ。
 そんな硬い装甲にチンク達の攻撃はあまり意味はないのだが何十、何百回も同じ攻撃をされるとさすがのガンダニュウム合金でも持たなくはなる。
 ヒイロはそう考えながらも自ら突撃する事を選ぶ。
 ウイングガンダムゼロはトーレとセッテの方に向かいビームサーベルを振り下ろそうとし、二人は危険だと判断しそれを避けヒイロはマシンキャノンを展開する。
 マシンキャノンは前のように避けられるがトーレはその時ようやく気付きヒイロに尋ねる。

「貴様! 当てようとしてないな!?」
「……、何故わかった?」
「お前のその機体は恐らく私達の動きを読むことが出来る能力があるはず、それなのに当たらないのはおかしい。言えるのは貴様が当てる意志がないということだーーー!」

 今度は再びトーレが突撃してきてヒイロはマシンキャノンを展開するが当てる気がないのがわかっているのでトーレは臆せずに突っ込んで行き、
 改良されたインパルスブレードで少しだがウイングガンダムゼロの装甲を斬る。

「答えろ! 何故当てようとしない! そんな貴様に勝っても嬉しくない!」
「トーレ……」
「トーレ姉さま……」
「答えろ! ヒイロ・ユイ!」

 トーレは怒りながらウイングガンダムゼロをほんの少しずつだが斬り裂いていき、ヒイロは怒るトーレの質問に答える。

「俺は……」
「?」
「俺は殺したくないだけだ……」
「何だと?」

 その言葉にトーレや近くにいるセッテとチンクは少しだが戸惑いを見せる。

「俺はどんな事があっても殺すのをしない。そう誓った」
「誰にだ?」
「自分にだ」
「そんな戯言が私達に聞くと思うか!」

181 :リリカル! 夢境学園 ◆CPytksUTvk :2008/02/26(火) 23:02:07 ID:XMYtoaYP
支援!

182 :スーパーロボット大戦X:2008/02/26(火) 23:02:41 ID:fRsjukXE
 トーレはなおもウイングガンダムゼロに攻撃をしかけ、セッテもブーメランブーレドでウイングガンダムゼロを攻撃し、
 少しずつだが装甲に傷がつく。チンクはその部分を攻撃するがそれでもやはり致命的とは言いがたい。
 攻撃を受けながらもヒイロは自分の考えを三人に述べる。

「お前達は自分が正義だと思うか?」
「私達はドクターに付き従うまでだ。正義など考えん!」
「人は何年経っても変わらない。そして自分達の愚かな行動に気付かない」
「それは人類が皆弱者だからだ!」
「ほざくか!」

 三人の攻撃が激しさを増す。その様子をなのは達はガジェットと戦いながら見ている。
 なのは達がヒイロを心配しながらもヒイロはそれを気にせずに話を続ける。それはディエチの時、いや五飛の時と同じように……。

「お前達がこんな事をすればするほど、今ある平和の犠牲が全て無駄になっていく。それはわかっているはずだ。お前達の役目はもう終わっている」
「だったら我々は不要なのか? 戦う為の戦闘機人はすべて切り捨てるのか?」
「どんな世界でも兵士は平和のために戦ってきた。だったらお前達も兵士なら今ここにある平和と世界を信じてみろ」
「我々はドクターから作られてドクターの命令に従うまでです」

 三人はなかなかヒイロの言葉に耳を傾けてくれない。それでもヒイロは続ける。

「お前と私達は似ている。お前も所詮は戦う事でしか自分を見出せていないはずだ」
「確かにお前達の言うとおりだ。俺にはそれしかないだろがお前達は他の道がある。タイプゼロと呼ばれたあの二人のように……」
「それはどうかね……」

 ウイングガンダムゼロのモニターにスカリエッティが映し出される。
 ヒイロの目線はモニターに移る。

「ドクター……」
「お前は……」
「初めまして、ヒイロ・ユイ君。私がこの子達の生みの親のジェイル・スカリエッティだよ」
「お前はこの世界をどう思う?」
「さあね。少なくともこの世界をよく思ってないよ。違法の研究として色々罰したりと何かと不便だからね……。君もそれを犯罪だと言って否定するのだろう?」
「ふ、違うな」
「ほうでは何故私を否定する?」
「俺は研究が悪い事とは思っていない。だがお前のやる事はただ悲しく惨めな戦争を起こすだけだ。そうすれば多くの人間が死ぬ」
「人が死んでもいいではないか。所詮は分かり合えない連中だ……」
「そうか、ジェイル・スカリエッティ。お前は俺が殺す」
「ほう、だがその前にそこにいる三人を倒すことだね……」

 スカリエッティは通信を切り、ヒイロは目の前の三人に集中する。

「お前達は本当に人の命をなんとも思ってないのか? それこそスカリエッティの言ってたように人の命は所詮と思う程度なのか?」

183 :スーパーロボット大戦X:2008/02/26(火) 23:03:07 ID:fRsjukXE
 その言葉にトーレとチンクが少し動きを止めて考える。
 トーレとチンクはかつてゼストの部隊を襲いその時に大量の人を殺している。
 チンクが隻眼なのはその時の傷でゼストに付けられたもので誇りとして残しているがそれと同時に自分の罪だという事を残すためである。
 トーレもその時体には傷はなかったが心に傷を負っており、セッテやオットーやディードの感情が乏しいのを非常に気にしていて、
 その理由はそれこそ感情がないと人を殺しても罪悪感が生まれないと考えていたからである。
 そう本当はトーレもチンクも人など殺したくはない。しかしスカリエッティの命令ゆえにやらねばならないと思い無理に割り切っているだけである。
 セッテは止まろうとしないのでトーレが前に出てセッテを止める。

「トーレ姉さま……」
「セッテ、少し相手の話を聞け……」
「はい……」

 セッテも動きを止めて三人はヒイロの話を聞くがヒイロの話はもはや言い終わったに近い状態である。

「俺はここでお前達、いやスカリエッティを止めなければまたお前達や俺のような兵士が必要となってくる……」
『……』
「お前達は知っているか? 知っているなら教えてくれ。俺は本当にまた人を殺さなければいけないのか?」

 その言葉に三人は何を言ってるんだと思い、ヒイロに聞く。

「貴様、先ほどドクターを殺すと言ってたでは……」
「俺は本当に後何回、また人を殺さなければいけないんだ?」

 そう言うとヒイロはレバーを後ろに下げる。
 すると機体に少し傷があるウイングガンダムゼロは飛ぶのをやめて地面へと落ちていく。

「ゼロは俺に何も言ってはくれない……。教えてくれ、トーレ、チンク、セッテ……」

 ウイングガンダムゼロは落ちるがそこは海の上だったのでウイングガンダムゼロは水しぶきを上げて海中へと姿を消す。
 その様子をトーレ、セッテ、チンクは見下ろし、トーレとチンクは思い出す。
 あの時ゼストの部隊を全滅させた後アジトに戻って自室に一人でいた時、思いっきり嘔吐して泣いて嘆いた事を……。
 二人はその後は割り切ろうとしていたがそれは今でも割り切れておらず殺すごとに自分の中に悲しみが募っている。
 それをヒイロが思い出させて、教えてくれたと考える。

『またあんな悲劇を起こさなければいけないのか……』

 トーレとチンクの心の中は罪悪感で埋もれていくのであった。

184 :スーパーロボット大戦X:2008/02/26(火) 23:04:01 ID:fRsjukXE
投下完了。次回が最終回の予定です。
トーレの性格が違うかもしれないが気にしてはいけない。俺は後悔していない。

185 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 23:08:21 ID:P7iR47px
なんか皆ごひになってるwwww
乙!

186 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 23:13:31 ID:XR+LtTXs
>158
 あ、何か忘れてると思ったらsageか。
こないだ履歴やら一新したから何で名前緑になってるかすっかりわからなかったっすw
ありがとうございます。
 やっぱりティアナVSなのはやるんですか。ティアナが一矢報いてくれることを期待しています。

>184
投下お疲れさまっす。
『ゼロは俺に何も言ってはくれない』は映画でも名シーンですよね。
DVDで何度も見直しただけに、来たか!!っと思わず唸っちゃいました。

187 :Strikers May Cry:2008/02/26(火) 23:21:49 ID:TCQtlfxX
>>143
基本的に銃の存在しない(推定)のミッドチルダでホルスターをプレゼントとは、はやても粋ですね。
しかしあのクロスミラージュの形状を考えると既存のものでなく特注? やっぱ粋だ。

そして、やはりと言うかなんと言うかでアーカム登場。
やっぱあいつは黒幕要素が濃いから書き易いっすからね、しかも人間を完全に止めてるっぽいし。

しかし銃のない世界でシャドウは危険だ、早くキャロの暴走が見たいっす。

次回も心からお待ちしております、GJでした。

188 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 23:29:59 ID:qwCCRxmE
>>184
なんか、戦闘機人が安いキャラになってるなぁ。
敵のヒイロに言われたくらいで親であり信じているスカリエッティを否定するとか、ね。
罪悪感なんてを理由にするのはマジにやめて欲しいと思う。
それはつまり覚悟が全くなかったってことですから


189 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 23:38:41 ID:5SmQhziF
戦闘機人はみんなごひさんかよ!!ともあれGJ!

あと、Stylish氏のはやて、自重し……いやもっとやれ(おい)!
スカさんは逝っちゃっているがなかなかイカした感じででいいです。
あと……エリオ可愛そうだ。


190 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 23:40:09 ID:penrsP71
>>188
撃っていいのは、撃たれる覚悟のある奴だけだ!

191 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 23:47:24 ID:qwCCRxmE
>>190
このナンバーズは覚悟なさそうだな、と
原作では少なくともトーレとチンク辺りは覚悟してたように思えるが。
ヒイロをひいきし過ぎなんだよ。
なんかヒイロが正しいのが前提っぽいとこあるし

あとこう言うとあれだけど、表現に乏しいかと。
戦闘中だってのに
『自分の考えを三人に述べる』
ってどうよ。

192 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 23:50:55 ID:dGHXr/c/
>>105
カートリッジの装填方法が銃身交換式ってのはカートリッジ無くなるたびに
撃ちすぎて使えなくなった銃身を交換するみたいに銃身ごと換えるって事?
たくさん銃身を運ばなきゃいけないだろうから重そう。

193 :HALOの人:2008/02/27(水) 00:00:27 ID:g4hzu0jQ
みんなー!洋ゲーは大好きかなー?(歌のお兄さん風に)
…………(耳を澄ましている)
うん!みんな良い沈黙だ!!(爽やかな笑顔で)
でもお兄さんはKYで評判だから、あのFPS名作「HALO」と魔法少女をクロスさせちゃうぞ!!

戯言はここまでにして、以前ウロスで言っていたHALOクロスを投下しても良かですか?
本当はプロローグと第一話を同時に投下する予定だったのですが、一話が早々に難航したためメリハリつける目的でプロローグだけでも投下しようかと。
使用している参考資料は、各シリーズ取説・WIKI・HALO3初回特典の設定集の三つです。
HALOの設定は英語サイトを回るのが一番なのですが、何分英語力が(´・ω・`)
おkでしたら12時45分頃に投下します。

194 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 00:00:48 ID:Ky3UfEcO
>>192
もし……もしもの話だ
クロスミラージュが「高性能なかわりに、銃身の磨耗が激しい」武器だとしたら……
これほど合理的な装弾方法は無いと思わんかね?

195 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 00:01:46 ID:d+xzZFRV
>>192
本編をみなさい
六話では銃身ごと取り替えてるよ

196 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 00:04:00 ID:ROYmpgaD
>>194
普通に欠陥銃器だろそれww

197 :リリカル! 夢境学園 ◆CPytksUTvk :2008/02/27(水) 00:05:45 ID:XMYtoaYP
>>193
いいともー!(お子様っぽく)
支援しますよー! 原作知らないですが!!

198 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 00:10:38 ID:00lCl0/C
マジでHALOクロス書いたのかw
あれも結構グロかったよねー
どうなってるのか期待

199 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 00:12:52 ID:yl8soiN7
管理局対コヴナントの全面戦争勃発か?

200 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 00:14:16 ID:LPaXcHYS
ホント最近はKYなの多いよな(良い意味で)
誰も手出さないような作品とクロスさせる人が出てくるのもこーゆースレの良いところだな

201 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 00:16:19 ID:O6ThpVnI
>196
軽機関銃辺りだとそれが普通だぞ、あとレールガンとか。
案外威力と軽さを両立させるために砲身は使い捨て前提になっているかもしれん。


202 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 00:18:07 ID:2gEdGHmc
洋ゲーでFPSというとBIOSHOCKしかやったことないな
HALOというと主人公がすごい無茶をする男と聞いたことはあるが…

203 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 00:18:49 ID:Vz8xA5oJ
なんていうか…スーパーロボット大戦X氏のSSは
ガンダムで言う種っぽいんだよね、うん
よくある説教SSっぽいんだよね

あと
>俺はあと何人〜
の下りを使いすぎなような気がするんだ
ちょっとクドイかな

204 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 00:23:55 ID:ZXssduEV
FPSの主人公は大概人外orキチガイの法則
一人で敵を殲滅しろとか、ほんと戦場は地獄だぜ!

全然関係無いけど、
源文先生の佐藤と中村でクロスを書きたくなってきたぜ
スターシステムでレジアスの使いっぱしりから六課の小間使いまでなんでもありだ!

205 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 00:25:12 ID:yl8soiN7
HALOの軍曹は不死身すぐる。

206 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 00:29:12 ID:2gEdGHmc
>>204
CODとかは普通っぽいけどね
4だと主人公の片割れが死んだし

207 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 00:29:43 ID:tudyeXJB
>>201
ハンドガンと機関銃を比べるなよw
そして俺もアニメ見てて吹いたクチ

208 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 00:30:03 ID:OCcITOP7
>>192
たぶん、グリップの部分がデバイスの本体なんだろうな。
カートリッジは銃身に内臓されてるタイプみたい。

209 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 00:30:31 ID:jh022V5e
HALOは海外のドキュメンタリーちっくなCMがすごかったな
日本でもやって欲しかった

210 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 00:33:20 ID:yl8soiN7
アメさんはやることが半端ないぜ。

211 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 00:34:16 ID:ZXssduEV
>>206
ジャクソン軍曹はみんなの心の中で生き続けます。
まさか核でおっ死ぬとは……


212 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 00:35:00 ID:U4AU+w8s
まあ、考察しだすと「そもそもデバイスが銃型である必要ないだろ」という結論に達するから深く考えないのが吉だな

213 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 00:35:19 ID:esAEI1nf
COD4はソープとカマロフ以外・・・

214 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 00:37:13 ID:XcEJjr3i
そういやさ、昨日クーガーとエリオの掛け合いを投下するゆうてた人はどうなったんだろ


215 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 00:38:27 ID:O6ThpVnI
>208
なんかメタルストームっぽいなあ
マイクロ秒単位で全弾発射なんていう芸当も可能かも。

>209
それどころか海兵隊がグラボのCMをやっているバージョンもあったりする。
まさに黒歴史。

216 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 00:39:06 ID:2gEdGHmc
>>211
あの光景はトラウマ
コントローラの振動がまた鬱になるんだ

>>212
物理的な射出口を持たないR−TYPEの波動砲みたいなら形状は何でもいいはずだけどな


217 :キャロとバクラの人 ◆2kYxpqWJ8k :2008/02/27(水) 00:40:54 ID:Faw3w5o9
>46
スタイリッシュ氏、あんなのにシンパシーを感じて良いのかw
現在は四本の角を従えるキャロを計画中だったりします。
砂漠のプロレスラーwとは語り合いましたか?(謎

>反目のスバル氏
ちょっと、そこのサンホラー。
お兄さんと語り合おう。エセファンだがw

>クーガーとエリオ
マジで!? かなり楽しみなのだが……は〜やく来い(民謡風に

218 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 00:40:56 ID:ZXssduEV
>>214
やぁ、実は俺なんだ。
ほどよく酒も入ってるし、HALOの後に今日こそ投下していいかな?
初なので拙いとかひどいとか突っ込みは認める。

219 :リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー:2008/02/27(水) 00:41:06 ID:vUrHRbcY
予約があった…これじゃ投下できない…
僕は明日投下します…

220 :HALOの人:2008/02/27(水) 00:44:56 ID:g4hzu0jQ
ツンデレが書けねぇ!書けないんだ畜生!ちくしょーーうぅ!!

時間になったので投下開始します。とりあえず4レス程度の状況説明文なので読み物としてはあんま面白くは無いです。
あとソープは俺の嫁、異論は認める。

221 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 00:45:51 ID:XcEJjr3i
>>218
……ジ、ジラしているのか?

は、速く投下をぅ!


222 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 00:45:55 ID:eywLV6Ic
支援

223 :HALOの人:2008/02/27(水) 00:46:15 ID:g4hzu0jQ
 
『どうしようも無かったんだっ!!
 軍曹も! 中尉もっ! すっかり奴らに『感染』されちまってたんだっ!!
 奴ら突然そこいらじゅうから湧いてきやがって、中尉たちは逃げる暇さえ……。
 ……あっという間だったんだっ、あのクソ蟲共が中尉たちに飛び掛って……。
 皮膚のっ、皮膚の下を這いずり回っているのが見えたんだ……。
 そうしたら倒れてた中尉たちが急に立ち上がって……喋りだしたんだっ!
 あぁ畜生っ、あの声が耳から離れない!
 頼むから誰か! 誰かあの声を止めてくれえぇぇええぇぇぇっっ!!
 …………畜生……ちっくしょうぅ……俺のせいじゃないっ……。
 こうするしか無かったんだっ! 二人を止めるにはこうするしか無かった!!
 俺は二人を助けたんだ! 助けてやったんだ!!
 ……うっうぅ…………なあ頼むよ……俺を…………俺も、助けてくれないか』
 
 <国連宇宙軍海兵隊ヴォイ駐屯基地所属 
  ケニー・ローガン伍長(9・27・2553KIA)最後の会話ログより>
 
 
 
 
 『運命は存在するのか?』
 この問いの答えは実に多様だ。
 
 ある宗教家は言う。
 ――それは神の御導きなのだ、と。
 ある無神論者は言う。
 ――私はそんなものを見た事が無い、と。
 ある学者は言う。
 ――それは統計から見たとき観測される不確定要素だ、と。
 
 その答えが正しいかは誰にも分からない。
 だが、世の中には数奇な事件がある。
 冗談のような奇蹟もあれば、
 悪魔のような偶然も存在する。
 きっと人は、理解できない因果関係を『運命』と一括りにするのだろう。
 
 
 そういった意味では、『ソレ』は正しく最悪の運命だった。
 
 
 新暦72年。
 その年、管理局本局で新たな次元世界が観測された。
 次元世界が新たに発見された場合、調査艦を派遣し対象次元世界で、魔法技術もしくは次元世界移動技術が存在するか確認することが管理局法によって定められている。
 その調査結果によって、国交を結ぶか管理外世界として監視を行うかが決定される。
 観測された次元世界は第180観測指定世界と名称され、同年8月、最新型の]X級大型次元航行船『ユミル』が調査艦として第180観測指定世界へ派遣された。
 
 調査艦ユミルが対象次元世界へ転移して48分後、彼らは想定より遥かに――もはや事故と表現して差し支えないほど早期に、当該世界の知的生命体との接触を果たした。
 調査を開始したユミルの広域スキャンが天体、それも人工物と思われる衛星規模の天体を発見した直後、『彼ら』は現れた。
 突如ユミルの前方を塞ぐ形で転移してきた3隻の所属不明艦。
 大質量の転移という高等魔法技術を用いながらも、該当データの存在しない艦船。
 曲線で構成された暗紺色の艦船は、優美さよりもむしろ不気味さを覚えさせるほど機能性を追求した無駄の無い船体。
 ユミル艦長G・ロバーツ提督は勤続40年のベテランであり、現役魔導士時代には執務官として管理・管理外世界を問わず様々な相手との交渉を経験した有能な人材である。
 突発的事態にも関わらず狼狽することなく提督は、当該世界を高度の魔法技術を有する次元世界と判断し『彼ら』との交渉及び此方に戦闘意志が無いことを証明するため対象艦船との通信を図った。
 通信規格変換のための十数分間の沈黙の後、ユミルは『彼ら』との通信に成功する。
 
 ――――それが悪夢の契機だった。
 

224 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 00:46:42 ID:XcEJjr3i
>>220
あ、しまた
予約あったんだな


支援


225 :HALOの人:2008/02/27(水) 00:47:28 ID:g4hzu0jQ
 もしも、観測されたのが後2年遅かったならば。
 もしも、調査艦ユミルが太陽系圏内に転移したのならば。
 もしも、提督が交渉を断念し撤退していれば。
 どれか一つでも要素が違っていれば、結末はより穏便なものとなっていただろう。
 だが現実はまるで歯車が噛み合うように、悪魔のような偶然が重なっていた。
 重なってしまったのだ。
 
 ユミルのブリッジに映し出されたのは、一人の亜人だった。
 下顎が存在しない、肉食昆虫のような二対の強靭な顎。
 二足歩行でありながら、ホモサピエンスとは根本から異なる爬虫類のような体躯。
 2メートルを優に越える長身。
 人間のソレを遥かに上回る鍛え抜かれた筋肉。
 機能的でありながら、同時に相手を威嚇するように作られた鎧。
 ――亜人は正に、生まれながらの『戦士』であった。
 
 『オオオオオォオオォォォッッ!!!』
 突如ユミルのブリッジに獣のような雄叫びが響く。
 亜人がモニター越しにユミルの乗員へ向け、雄叫びを上げていた。
 それは恐れでも、警戒の声でもない。
 ――戦の狼煙を上げる咆哮だった。
 
 ――衝撃。
 大きく揺れるユミル船内。
 船内の明かりが消え、代わりに非常用のレッドランプが点灯する。
 再び衝撃。
 何人かのスタッフが衝撃により吹き飛ばされる。
 レッドランプが慌しくブリッジを照らし、合成の警告音声がアラートと共に騒々しく鳴り響く。
 ブリッジに提督の怒号のような指示が飛ぶ。
 ――衝撃。
 
 
 それが、後日回収されたブラックボックスが最後に記録した映像である。
 
 
 ユミルが当該世界での知的生命体との接触を報告した直後、同艦から発信された救難信号。
 管理局本局はユミルが対象種族との交渉に失敗したと判断。
 即座にユミルの姉妹艦である]X級大型次元航行船『ヒュンドラ』を旗艦とし『ナルヴィ』『ボルソルン』の3隻で構成された捜索隊が第180観測指定世界へ派遣された。
 
 第180観測指定世界に到着した調査隊が発見したものは、デブリの海と化した『ユミル』と、彼らの目前に鎮座している3隻の所属不明艦だった。
 否、所属不明艦たちは鎮座していたのでない。
 所属不明艦――『敵』は戦闘機を発進させ、救難艇で脱出したユミル乗員生存者を執拗なまでに虐殺していたのだ。
 
 現状は明確だった。
 最新鋭艦ユミルは敵性艦船の攻撃を受け沈没、生存者は無し。
 ユミルが残した通信と敵性艦船の行動からして、『敵』は攻撃に一切の躊躇も無い。
 到着した3隻の目前には敵性艦船が3隻。
 現状は明確――戦闘状況である。
 
 彼らの判断は迅速だった。
 救援信号を出した同僚は既に宇宙の藻屑と化し、目前には砲口をこちらへ向けた敵。
 救助という目的は消失している以上、これ以上当宙域に留まり戦闘を誘発させるのは徒労でしかない。
 『ヒュンドラ』『ボルソルン』の両艦長は直ちに転送魔法を準備。敵へ向けた砲塔は、あくまでも時間稼ぎのブラフ。
 通信を行わずとも実行された一糸乱れぬ連携は、現役時代から同僚としてコンビを組んできた両艦長こそが為せる技だった。

226 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 00:47:52 ID:2gEdGHmc
マクミラン大尉は渡せんな支援

227 :リリカル! 夢境学園 ◆CPytksUTvk :2008/02/27(水) 00:50:49 ID:QZjqKaZb
支援 熱が37.8℃ってやばす。
それでも支援!

228 :HALOの人:2008/02/27(水) 00:52:07 ID:g4hzu0jQ
 
 だが、ここで問題が発生する。
 ヒュンドラがナルヴィへ撤退を指示する前に、ナルヴィが敵艦へ向け突撃を開始したのである。
 ナルヴィ艦長は若年でありながら昨年提督に就任したばかりであったが、高ランク魔導士として多くの任務を成功させてきた優秀な執務官であったことが調査隊選抜の決め手となった。
 だが、彼は若すぎた。
 先月結婚式を挙げたばかりの妻が、二週間後にはオペレーターの職を辞し家庭に入る筈だった最愛の人が。
 彼へ助けを求める声諸共、救難艇ごと宇宙の藻屑と消えていった光景を看過するには。
 彼は、あまりにも若すぎた。
 
 ヒュンドラ・ボルソルン両艦長の制止を振り切り、ナルヴィは突撃を敢行。
 ナルヴィが敵艦との交戦距離に突入した直後、ナルヴィ周辺で大規模な磁場の歪みが発生。
 ――大質量転移、その数6隻。
 先行したナルヴィの周囲を、後続のヒュンドラ・ボルソルンと分断する形で新たな敵艦が転移してきたのだ。
 彼我戦力は3:1、陣形は此方に圧倒的に不利。
 暦が新暦に変更されて以来数える程度にしか発生していなかった艦隊戦の幕は、最悪の状態で切って落とされた。
 
 
 ユミルと調査隊が遭遇した知的生命体は――『コブナント』
 複数の種族で構成された異種族間連合の総称であり。
 彼らが交戦したのはコブナントの中でも最強の戦士種族『サンヘイリ』
 何よりコブナントたちは。
 
 ――――ホモサピエンスと生存を賭けた種族戦争の真っ最中だったのだ。
 
 
 もしも後2年調査が遅れていれば、コブナントと人類との戦争は終結していたのに。
 もしもユミルが第180観測指定世界にも存在する太陽系に転移していれば……否。コブナントの本拠地、人工都市『ハイチャリティ』近辺に転移していなければ。
 
 事態は悪夢のような最悪の要素を以って発生したのだ。
 
 
 結論から言えば、管理局とコブナントのファーストコンタクトは最悪の形となった。
 
 ]X級大型次元航行船『ユミル』……撃沈、生存者無し。
                  フライトレコーダーは後日、極秘編成された調査隊によって回収。
 同型船『ナルヴィ』……撃沈、生存者23名内重傷者8名。敵突撃艇により艦内に敵部隊が侵入、武装隊との激しい戦闘が行われる。
            艦長K・ミヤジマ一佐は脱出指揮の際戦死。
 同型船『ボルソルン』……大破、本局まで自力航行するものの半年後廃艦。生存者56名内重軽傷者合わせて25名。
             ナルヴィ脱出艇を救助するヒュンドラを援護、文字通りヒュンドラの盾となり救助活動を支援する。艦長D・ケーニッツ二佐は救助支援指揮の際負傷、帰還中死亡する。
 同型船調査隊旗艦『ヒュンドラ』……小破、重軽傷者5名を出すが死亡者無し。
                  帰還後、艦長B・マクレガー提督には査問会への出頭命令が下る。査問会では提督に責任無しとの判断が下されたが、提督は査問会終了後自主的に管理局を辞す。
 
 
 最新鋭艦を3隻失い、佐官以下150名を越える死者を出した今回の事件は、管理局上層部に大き過ぎる衝撃を与えた。
 最新鋭の装備、優秀な人材の喪失、そしてそれを為した正体不明の種族。局内の混乱を抑えるため、上層部は事件を最上級機密事項に指定した。
 だが、上層部は被害よりも注目したものがあった。
 ヒュンドラ・ボルソルンの交戦データでは敵艦船から――魔力を一切検知できなかったのだ。
 つまり、『敵』は“魔法技術を一切使用せずに”大質量転移を行い、管理局の最新鋭艦隊を完膚なきまでに撃破したのだ。
 
 管理局史上最大の衝撃である。
 たしかに過去の歴史ではミッドチルダでも質量兵器は運用していた。
 だが、それはあくまで魔導を主力機関としたものである。
 それを『敵』は魔導の力を一切行使せず、未知のテクノロジーだけで管理局と拮抗……否、上回ってみせたのだ。
 
 古今東西、未知の文明に触れたときの人間の感情は主に二種類だ。
 ――未知の敵への畏れ。
 ――未知の技術への欲望。
 人間は、見知らぬ力に恐怖を抱き、同時にそれを渇望する。
 恐れを知るからこそ人は、恐怖から逃れるために、恐怖を使役する力を欲するのだ。

229 :HALOの人:2008/02/27(水) 00:52:55 ID:g4hzu0jQ
 
 
 第180観測指定世界を隔離世界に指定しながらも、管理局上層部は内密に調査を続けた。
 ――第180観測指定世界は本当に魔法技術が存在しないのか?
 ――管理局ですら認識できないロストロギアを『敵』は保有しているのではないか?
 ――そもそも管理局の戦力と拮抗でき、人類に無条件の敵対行動を取る『敵』を野放しにして良いのか?
 
 ――ならば調査せよ。世界を守るため、正義を守るために行動せよ。
 
 
 欲望を正義という大義名分で覆い隠しながら、彼らは静かに行動を開始した。
 
 表向きは隔離世界として一切の移動を禁じた第180観測指定世界へ、上層部は新たに極秘の調査隊編成・派遣した。
 派遣された調査隊はこれまでの調査手法から大きく逸脱した異色なものだった。
 本来調査任務には不慮の事態への対応能力と、長期任務に適した生活環境を持つ大型次元航行船が調査艦に任命される。
 だが選ばれた艦船は、通常ならば長期調査任務には決して選ばれない早期警戒レーダー艦。
 ステルス性を追求するため居住性を捨て小型軽量化した船体は、長期任務では乗組員に多大な精神負荷を与える。
 選抜された調査員は全てAランク以上の精鋭。さらに希少性から虎の子扱いされる補助魔法特化型のAAA魔導士が、調査隊隊長として任命された。
 
 管理局にとっては己の血液同然の精鋭魔導士。
 彼らを劣悪な環境に押し込みながらも、第180観測指定世界への調査は極秘に、かつ執拗に行われることとなる。
 
 
 調査が開始されてから数年。
 調査隊は現地種族との小規模な戦闘を繰り返し、決して戦死と認められぬ死亡者を出しながら、彼らは上層部が望んだ以上の成果を出した。
 
 ユミルたち調査隊を沈めた敵の名前が『コブナント』であること。
 第180観測指定世界が、『あの』第97管理外世界に酷似していること。
 第180観測指定世界にも太陽系が存在し、第97管理外世界にある地球とほぼ同様の『地球』が存在すること。但し、その暦は第97管理外世界のソレより500年以上進んでいること。
 その『地球』では人類が30年近くに渡り『コブナント』との戦争状態にあり、人類は絶滅寸前であったこと。
 コブナント内で内乱が発生し、それが原因で戦争は新暦74年時点で終結したこと。
 
 ――そしてなによりも。
 コブナントたちは『フォアランナー』と呼ばれる、既に滅んだ文明の遺産を利用していること。
 彼らの技術の多くは『フォアランナー』の技術を流用したものであり、その技術は管理局ですら観測したことがない高度構築文明であった。
 
 
 新暦77年8月。奇しくも最初の調査隊が撃沈されてから丁度五年後。
 この報告を受け、本局上層部は第180観測指定世界への『特別調査』……事実上の強制執行を決定する。
 調査隊にSランク魔導士フェイト・T・ハラオウン執務官及び執務官補佐含むAランク魔導士数名を派遣。
 ハラオウン執務官を小隊指揮官とし、調査隊隊員及び増援人員でロストロギア回収部隊を編成。コブナントが管理する遺跡――人口環状惑星の残骸へ投入した。
 磁気嵐を利用し、コブナントの哨戒網を欺いた回収作戦は成功。ロストロギアと思われる長さ2メートル・高さ50センチの“棺状”の『箱』を回収した。
 
 しかし、ここで問題が発生した。
 『箱』を回収した際にセキュリティが発動。彼らの作戦がコブナント全部隊に発覚してしまったのである。
 調査艦はレーダー艦であるため対艦船が可能な武装を有しておらず、潜入した小隊は援護を受けることもできずに、遺跡内でコブナントの戦闘部隊を交戦することとなった。
 小隊は負傷者を出したもの、ハラオウン執務官の尽力により撤退に成功。調査艦からの転送により『箱』の回収に成功する。
 
 だが、転移直前に小隊隊員二名が負傷。
 負傷した彼らを援護するために執務官補佐一名が交戦するものの、調査隊隊長の判断によりロストロギア回収が優先され、執務官補佐以下三名は遺跡に取り残されることとなった。
 
 調査隊隊長はハラオウン執務官の救助要請を却下。調査隊は三名の欠員を出しながらも管理局本局へ帰還した。

230 :HALOの人:2008/02/27(水) 00:53:22 ID:g4hzu0jQ
 
 
 作戦成功から26時間後、第180観測指定世界で回収されたロストロギアはミッドチルダの研究施設へ移送される。
 ミッドチルダ辺境アルトセイム地方。
 37年前に発生したクラナガンでのエネルギー駆動炉「ヒュードラ」暴走事件。
 その経験を反省し、最悪の事態を想定して必要以上の被害を出さないため、周囲に人口が存在しない山中に建造された大型研究施設――『ナーストレンド』
 大規模な研究施設に加え、研究員とその家族のための居住区域を備えた“研究都市”とも言える此の地に、『箱』は移送されてきた。
 
 
 新暦77年8月14日。
 真夏の日差しとミッドチルダ南部独特の気候により、酷く蒸し暑い一日。
 その日、『ナーストレンド』――なんの因果か、第97管理外世界の神話において『死者の都』と称されるその都市に“棺”が運び込まれた。
 
 かつて、一つの銀河を喰い尽くした災厄。
 ひとたび開かれれば、死者が踊り生者が喰われる地獄を産み出すパンドラの箱。
 
 
 数多の世界を管理する正義の使者。
 
 彼らの寝屋に今――――災厄が静かに降り立った。
 
 
 
 
 「HALO StrikerS 〜GunGirl with SwordMen〜」
              Level0――『発端』
              For next level――1.
 
 
 
 
 世界観説明
・HALO(ゲームソフト)
 BUGiE社が開発したFPS(一人称シューティング)ゲーム。現在三作品がシリーズ化されており、「HALO」「HALO2」はPC・XBOX。「HALO3」はXBOX360で販売されている。
 典型的なSF型FPSだが優れた操作性やシステム面を持ち、現在コンシューマー機でのFPSの代表作とされる。
 ストーリーは良くも悪くもハリウッド的、壮大かつ大雑把。事前情報が無いと途中でストーリー把握に混乱を生じる。
 アメリカ人に与えると興奮しますので、必要以上に与えないで下さい。
 
・ゲームストーリー
 2100年代、人類は216の紛争を経て地球統一政府を樹立する。
 その後2200年代に入ると恒星間移動の研究が始まり、2300年代には太陽系外の惑星に入植を開始。2400年代末期には植民地惑星の数は800を越える。
 しかし2525年、最辺境の植民地惑星ハーベストからの通信が途絶える
 統一政府は調査艦隊を派遣するものの、艦隊は壊滅。唯一帰還した艦により『コブナント』の存在が確認される。
 その後コブナントより宣戦布告、内容は「神の敵である異端者は滅ぼす」という一方的な殲滅宣言だった。
 コブナントの持つ高い技術力と物量により、人類は各地で苦戦を強いられ、2553年には殆どの植民地を失うこととなる。
 2553年、人類はコブナントに対する総反攻作戦を計画。僅かに残された植民地惑星リーチにSPARTANU部隊を含む機甲部隊を集結させる。
 しかし作戦を察知したコブナントは大艦隊を派遣し、リーチでは激しい戦闘が繰り広げられる。
 その結果、惑星リーチは文字通り崩壊。
 人類の艦隊が唯一残された領土である地球へ撤退していく中、大型戦艦「オータム」は友軍の撤退を援護するため単身コブナント艦隊の囮となり、当ての無い逃避行を実行する。
 そのオータム艦内には、僅か数名となったSPARTANU生存者、SPARTAN-117こと「マスターチーフ」が冷凍睡眠に就いていた。
 →「HALO1」作中へ続く。

231 :HALOの人:2008/02/27(水) 00:56:08 ID:g4hzu0jQ
『展開のために設定を捻じ曲げるのは二流三流のすることだよ』(良心の声)
二流三流だと!? そいつぁ凄いな!!
『………………』

以上で投下終了です。支援及び意外とFPSにノリノリな皆さんに感謝をば・

とりあえず展開のため、管理局には悪役になって頂きました。
SS的には「管理局対コブナント」よりも、もっと限定状況な事件にしたいと思っています。
例えるなら「バイオハザード」とか「バタリアン」とか「ブラックホークダウン」とか。

蛇足かと思いましたが世界観設定も追加させて頂きました。
「WIKI見ろ」だけで済ますのもちょっとアレかなぁ、と思ったので。

ではこれにて失礼します。

232 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 00:58:23 ID:XcEJjr3i
>>231
オイオイ、文章巧すぎんだろテメー
思わず文章に見入って支援し忘れちまったじゃねーか


233 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 01:00:18 ID:XNHLP/3t
>>例えるなら「バイオハザード」とか「バタリアン」とか『ブラックホークダウン』とか。
それで次の展開が予測できちまったじゃねーかこのやろー!!

・・・で、どの話をやるんだい?同時進行はさすがに無理だろ?

234 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 01:01:45 ID:jh022V5e
>>231
GJ
個人的にマスターチーフが出るのか気になってしょうがないんだが

235 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 01:02:58 ID:oF/hXSpb
>>231
GJ!
じゃあ、あの全ての知的生命体の敵が来るのか

236 :リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー:2008/02/27(水) 01:05:25 ID:vUrHRbcY
GJ
文章上手すぎだよ…

今思ったら明日はテスト一日前。
当然一夜漬けしなきゃいけないから明日は投下無理でした…
でも三十分ルールがあるので今日はもう多分無理…
避難所も特別な理由も無しに使えないので投下は一週間ほど先になります。
皆さん、ZOとJの短いながらもクールな活躍、もうちょっと待ってくださいね。
ではお休み…

237 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 01:06:33 ID:eywLV6Ic
GJ!!です。
最初の特攻提督がクロノだと思っちまったいw
原作を名前を聞いたぐらいで知らないので、先が読めず楽しみです。
持ち帰ったものが相当ヤヴァイ物みたいですね。

238 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 01:11:25 ID:pHZVy4BO
やめてえええ!
箱もってきちゃらめえええええ!!!

>もっと限定状況な事件
Sir!
「管理世界&海兵隊」 VS 「コブナント」 VS 「あれ(仮)」の
全面大戦争を期待していますッッ!!
Sir!


239 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 01:11:40 ID:mocL9jRy
管理局はいらんもんに手を出してしまったのか

240 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 01:29:00 ID:L9kUTziG
それじゃあ、45分ごろから投下を始めたいと思います。
ちょっと長めになったから支援とかしてもらわないとダメなのかな?
ごめんなさい勝手がわからなくて

241 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 01:33:32 ID:tudyeXJB
残念ながらさるさんに対して支援は何の意味も為さないらしい
規制くらったら続きを避難所に投下するか、あと毎時00分を越えれば再開できるらしいぜ

242 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 01:46:02 ID:Z0mPq3MU
>>241
了解です。

それでは投下開始します。
初めての拙文、なまあたたかい目でごらんください。

243 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 01:46:37 ID:XcEJjr3i
おk支援じゃ

244 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 01:48:00 ID:2gEdGHmc
支援

245 :魔法少女リリカルなのはGoodSpeed:2008/02/27(水) 01:48:33 ID:Z0mPq3MU
 ―――捨てられる 捨てられた人間
 ―――彼らは悲しみ、苦しみ、嘆くしかないのでしょうか
 ―――いいえ、それはちがう ちがうと思う

 壱 新暦六十九年

 そこには雑音が満ちていた。
 研究員たちの怒号、ざわめき、悲鳴。狼狽した無数の足音。金属のつぶれる音。
 頑健に造られたはずの研究施設の構造材が倒壊し、その破片をぶちまける音。
 そして、それらを焼き焦がす炎の音。
 
 匂いが満ちていた。
 嗅ぎなれた、眼を醒ますたびに希望なんて無いのだと自分を暗鬱にさせた薬品臭。
 無機質で冷たい金属と壁の匂い。窓の無い部屋にこもったカビの匂い。
 そして、それらを焼き焦がして燃えあがる炎の匂い。

 彼は衰弱していた。弱り切っていた。
 苛酷な扱いを受けた幼い身体は、もとが何とも知れない細長い金属の構材を杖にしてようやく歩を進めていた。
 疲労と熱とで、全身から汗がふき出す。身体が金属の杖につかまったまま、くずおれる。
 いっそこのまま冷たい床に横たわりたいと身体と心が悲鳴をあげている。
 空間を満たす金属と薬品の焼ける刺激臭と黒煙に、思わず彼はむせ返った。
 逃げ惑う研究員たちの誰も、彼を気にかけなかった。怪我を負っている者も大勢いた。
 瓦礫の下から伸びる手の主などは、生きているか死んでいるかも彼には分からない。
 暗く濁った瞳に浮かぶのは、いつのまにか生まれついてからの伴侶であるかのように染み付いた諦観と、この状況への困惑と怯え。

 ―――そしてほんのわずかだが、確実に、泥のように沸く感情。喜悦。
 それが口を突いて出る『ざまあみろ』と。

「ハハッ……いい気味だ」

 音となった言霊は、力を持って彼の心を黒い喜びにひたした。
 だがそれは、心をざらつかせた。
 生まれて初めて感じた胸のすくような喜びと、それを上回る不快感。
 彼の幼い精神はそれを持て余した。

 だから、気づかなかった。すぐそばで、瓦礫に半身を埋もれさせている男に。

「チクショウ! なんでこんなことにっ!」

 知っている男だった。研究と言って、散々に自分に痛苦を味あわせた研究員。
 その声が激しく大きな語調で響くだけで、彼の小さな身体はすくみあがった。
 逃げ出したかった、だが逃げ出すことすら怖かった。だから眼が合ってしまった。
 
「NP3228、なぜお前がここに……。いや、それより。助けてくれ」

 すがるような視線。声。付近に研究員の仲間はいない。
 自分をモルモットとして扱った男の無力で、無様なさま。
 だが、幼い心に刻まれた恐怖は、強制力を働かせた。
 杖を支えに立ち上がる。
 気だるい身体を引きずるように歩を進める。

 男に近づいた。男は自身の身の丈の倍ほどもある瓦礫にすっかり挟まれ身動きをとれずにいる。
 持ち上げる。高く、高く。

 ――――杖を。凶器と変じた金属の塊を。


246 :魔法少女リリカルなのはGoodSpeed:2008/02/27(水) 01:49:42 ID:Z0mPq3MU
「おい、、、やめろ。あんなに世話をしてやったってのに。この恩知らずが!」

 世話。研究員たちは、この男は、実験動物を扱う以上の扱いを彼にしたことは無い。
 死なぬように、モノのように、動物のように。ただそうしただけ。
 燃えるように泥が沸く。幼い心はそれが殺意だとは理解できなかった。
 ただ振りあげた手のなかの凶器に、己の魔力がなかば無意識に流れた。
 彼の生まれ持った資質に従い、それは魔法術式を通すことなく電気へと、致死の雷撃へと変換された。
 限界を超えて注ぎ込まれた魔力は、弾けるように空中放電を起こすそれは周囲の空気を焼いた。
 血のにじむほどに握りしめた金属が熱を帯びている。
 手のひらを焼く音がした。肉の焦げる匂いがした。
 痛みを無視することには慣れてしまっていた。
 いや、その痛みは自分のモノではないのだと、他人のモノだと、そう思うことに慣れていた。そうでなければ壊れていた。
 そして威力をいや増す雷撃は先端に収束し、彼の殺意にふさわしい形を具現化した。

 コロすための形―――槍の形。槍の穂先を。

「やめろ。殺すつもりか。この、できそこない、、、、デッドコピーめ!」

 始め黒くにごり、次に血のように禍々しい赤い炎を宿した彼の心は、最後に白熱化した。
 それを映すように、彼の槍もまた極限まで圧縮された雷撃を白い刃と成す。
 空中にあふれた雷撃が抉るような物質的破壊力すらともなって、周囲の壁といわず床といわず、周囲の空間を荒れ狂う。
 彼の心には、もう怒りも憎悪も、殺意もなかった。


 ――――ただ振り下ろした。思い切り。


*  *  *
 彼は走っていた。
 左右の手のひらがひどく痛む。
 焼け爛れ、癒着した皮膚を無理やり引き剥がしたそれは絶えず血をにじませ、耐えがたい激痛を彼に送り続ける。
 どこを目指しているかなどもうわからない。
 立ち止まればくずおれて、もう二度とは立ち上がれないという恐怖にただ突き動かされる。
 様々な思念が、彼の心の表層に浮かびかけては沈んでいく。
 そして徐々に、なにも浮かばない虚ろとなっていく思考。
 
 最後に、ふと残った思念があった。『星を見たい』。
 最後にそれを見たのはいつだったか。時間の感覚も、記憶も、ひどく曖昧だ。
 ただそれが希望だと、自分にそう思い込ませてとうに尽きた体力を振り絞る。
 酸素不足にあえぐ脳は、眼は、すでに前を見ていない。
 自分が今ぶつかったのは壁なのか、それとも床なのか、本当に自分は走っているのかさえわからなかった。
 だがそれも限界。意識もなにかもが闇に溶けようとしていた。


 そんなときに、ふと。感じたのだ。風を。

 「あァ……」

 それは何と言い表すべきか。
 これは弾道だと、そう思った。
 彼を閉じ込めていた研究施設。檻を。彼の心を縛りつけていた闇を。
 全てをまっすぐに、まっすぐに貫いていた。風穴を開けていた。
 直径で数メートルほどあろうかというその大きな大きな弾道は、床を砕き、天蓋を割り、ぶ厚い壁をも貫いて、空につながっていた。
 
 ただきれいだと思った。そこからさしこむ光は、そこから見える空は、そこから見える瞬く星たちは。

「……きれいだ」


247 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 01:50:47 ID:XcEJjr3i
支援

248 :魔法少女リリカルなのはGoodSpeed:2008/02/27(水) 01:51:58 ID:Atyq4Uf9
 その星たちの中に、ひときわ強く、虹色に瞬く星があった。
 普通の星ではない。流れ星だって、円弧を描くように空を旋廻したりはしない。
 なにより七色の虹を無秩序に撹拌して凝縮したような、そんな異様なモザイクとなった強い強い光。
 そんな光を灯す星は、自然にはありえない。
 
 その虹色の流れ星が動きを止めた。眼が合った。いや、合ったと思った。そんな気がした。

 次の瞬間、星が激しく瞬いた。
 網膜を焼かんばかりに輝くそれを、しかし瞬きもせずに目に焼き付けた。
 その虹色の輝きが最高潮に達した瞬間。
 星が、疾走した。虹色の光を炸裂させ、それを推進力に変えて。
 速い。本当に速い。眼で追うことは叶わなかった。知覚すらできなかった。
 
 ただ、あの異様な虹色に輝く光の尾の軌跡だけが、星の瞬く空を我が物顔で。
 まるで星空を二つに割るように鮮やかに描かれていた。

 次に感じたのは衝撃。
 それは大気を震わせ、大地を震わせた。繊細な皮膚や筋繊維などものともせず、内臓にまで重く響く衝撃。

 その次に感じたのは風だ。
 澱んでいた空気と、白煙黒煙、瓦礫までが空へと巻き上げられた。もちろん彼の身体も。何もかもが世界全てが吹き飛ばされたようにすら感じた。

 最後にもう一度、衝撃。
 宙を舞ったそのままに、半ば崩れた壁に叩きつけられていた。
 
 不思議と、痛みは感じなかった。
 ただ何故か、熱かった。心が振るえ、そこから力が溢れてくる感覚。
 それは、心の奥底に焼きついたあの虹色の光から与えられたものだと感じた。
 そう信じたかった。そう信じた。

 
 ならば自分も、こんなところで這いつくばってなどいられない!
 世界には、あんなにも見たことのないものが、あふれるほどにちらばっていると知ったのだ。
 それに気付いたならば、もうこんな見飽きた場所にいる時間は一瞬でも惜しい。
 行くんだ。速く。もっと速く!
 

 溢れる心の熱が身体を突き動かす。
 それは力となり、力はみなぎる魔力となり、それは魔法になった。
 魔力による単純な肉体強化。れが彼を加速させる。もっともっと速くと。穿たれた弾道の中を駆ける。
 それはいびつな破孔だ。とても歩ける場所など無い。足場など無い。
 だがそれがどうしたと。駆ける。走る。
 床だったもの、壁だったもの、天井だったもの。それらを蹴り飛ばし、重力にも囚われずに、縦横無尽に駆け抜けた。

 もうそろそろ弾道の先、空へと達しようというとき。呼ぶ声が聞こえた。
 聞き覚えの無い、困惑と焦燥を滲ませるまだ若いだろう女の声。
 だが彼に聞く気はさらさら無い。さらに加速する。
 
 呼び声の主は対応を変えたようだ。
 呪文。いや、デバイスに圧縮された呪文の解放を命じる声だ。
 金色に輝く魔力光が収束し、疾走する身体を捕らえるべくバインドを結実しようとしている。
 捕まってたまるか。
 最後の加速。彼は渾身の力で、撃ち抜かんばかりに最後の一歩を蹴った。
 結実したバインドが虚空を掴む。
 そして彼は弾道から、文字通りの弾丸のごとくに飛び出した。
 
 その瞬間、閃光が左右に走った。閃光の中心が青白い半球となって膨れ上がる。
 強烈な光球だ。直視できないほど。
 研究施設はその閃光に呑み込まれ、間も無く原形を留めぬ大崩落を起こした。

249 :魔法少女リリカルなのはGoodSpeed:2008/02/27(水) 01:54:01 ID:Atyq4Uf9
    
 彼は空中でその爆風に揉まれながらも歓喜の感情を噛み締める。
 広い広い空へと。世界へと踊り出たのだ。
 その事実に、無理な強化により酷使された身体の痛苦よりも、自分をつないだ牢獄同然の研究施設から解放されたことよりも。
 まだ見ぬ世界への期待と渇望が心を満たした。胸が躍った。
 そのときにはもう、彼を――彼にはあずかり知らぬ事だが――保護しようとして閃光に呑まれた相手のことなど頭の中から消えていた。


 ――――そのすれちがいが、彼と彼女の初めての出会いだった。
 ――――――そして彼は、暫くの後ある世界の片隅でもう一つの出会いを経験することとなった。





*  *  *
 
 弐 二年後 新暦七十二年

 あそこを逃げ出してからどれぐらいが経ったのだろうと彼は考える。
 昨日のような気もするし、十年以上の昔にも感じられた。十年前に彼は生まれてもいないが。
 実際は三年にも満たない時間なのだが。
 
 彼は今、荒涼とした大地のド真ん中にいた。
 そこに停められた仕事上のパートナー――相棒――の車の中で、相棒のド−ナツを無断で頬張っていた。
 今は仕事中で、かつ待機中だ。相棒からの合図はまだ無い。
 要するに未だ幼い彼は暇を持て余していた。

「―――懐かしい味がするなぁこのドーナツ。
 ドーナツ……ドーナツかぁ」

 懐かしい味に記憶が刺激される。彼は眼をつぶり思案にふけった。
 このまま何もせず待機していたのでは眠ってしまう。


「そういえば、そうだった。
 あの日あのとき、あの雨の日。ボクは一人で生きていた。誰にも頼らず。
 いや、頼る相手も無く、一人で、ずっと……。
 そこに、現れたんだ。
 あの人が」



250 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 01:55:00 ID:72UCnXEv
NP3228だと!? 支援

251 :魔法少女リリカルなのはGoodSpeed:2008/02/27(水) 01:55:32 ID:Atyq4Uf9
*  *  *

 参 新暦七十年

 研究施設を逃げ出してからしばらくの時間が過ぎた頃。
 あてもなくさまよった何者でもない少年は、この荒涼とした世界に流れ着いていた。
 日々を生きるのも厳しい、そんな世界の片隅に。
 
 その男は前触れなく現れた。
 赤いシューティンググラスに、コート、髪型。浮かべた笑顔まで。
 そのどれもがどこか鋭角的なイメージを抱かせた。

「よぉ、坊主。一人でなにしてる? こんなところで食事かぁ?

 その男は少年の手元を覗き込み、さらに言葉を続けた。

「ドーナツか。うまそうだな」
「……ほ、欲しいの?」

 男の言葉に幼い体が身構える。
 少年の返したその言葉と防御体勢に対してさもおかしそうに笑うとこう言った。

「だとしたらァ、どうする?」
「欲しいなら、奪ってみろ。
 体の大きいあなたにはかなわないかもしれないけど、ボクはこの食べ物を離さない!」

 その勇ましい反応に、さらにおかしそうな顔をすると男は笑った。大声で。

「フフッ、ハッハッハッハッハッハッ!
 じょぉだんだよ。俺は物盗りなんかじゃねー」
「わかるもんか!
 そうやって優しい声をかけてくるやつに、何度も痛い目に合わされたんだ」

 男は顔に笑みを張り付かせたままその抗弁に応えた。
 馬鹿にされたのかと思うと面白くなかったが、その笑顔は不思議と不快には感じられなかった。

「痛いのも裏切りも、どこにでも転がってる。そういうもんだろ?
 その食いものをどうする? お前はどの道を選ぶ?」
「渡さない。三日ぶりの食事なんだ」
「だったらそうしろ。それでいいんだ。そういう気持ちでいいんだよ。
 ―――坊主、お前の名前は?」

 唐突で意外な問いに面食らった。自分が人間ではないと知らされて以来、人に名前を聞かれる
 それを顔に出すのもなにか悔しくて。精一杯の虚勢を張って答えた。




「坊主なんかじゃない。ボクの名前は、エリオだ」
「エルオか」




 さらっと間違えた。『やっぱり嫌いだ、こんな人』。

252 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 01:55:49 ID:qZqw+ugi
支援、と征こうか。

253 :魔法少女リリカルなのはGoodSpeed:2008/02/27(水) 01:58:32 ID:L9kUTziG
   
「エリオです!」
「だから、エルオだろ?」
「エリオだって言ってるでしょ!?」

 男は手をひらひらとさせてエリオを制する。
 ますます愉快そうな顔をするものだから、エリオは面白いわけもなく。
 きっと誰にもこんな調子なんだろうと、憤懣やるかたない思いが募る。
 完全に乗せられている。

「わかったわかったぁ。ところで・・・
 ―――そのドーナツ、うまそうだなァー」
「や、やっぱり狙ってるんじゃないですか!」

 エリオは手のドーナツを庇うようまた度身構えるが、男はやはりそれに頓着しなかった。
 人懐こい笑みを浮かべたままだ。


「知り合いだから、頼んでるんだよ」


 本当にそれは、知り合いや友達に言うような軽い口調で。
 それはとても懐かしいような、そんな感覚で。
 だからだろうか、いつのまにかエリオは目の前の風変わりな男に気を置けなくなっていた。

「うー……、もう、しょうがないなぁ。
 少しだけなら分けてあげます」

 よく見れば、男も自分と同じぐらいにやつれていることに気付いた。
 だから、つい、心を許してしまった。
 同情とも共感ともしれぬ感覚から発せられたその言葉に対する男の反応は、ある意味でエリオの予想を大きく逸脱するものだった。

「助かる。実は俺も三日食ってないんだぁ……。
 いやな、愛車に乗って気ままな一人旅を続けていた俺なんだがな
 道中か弱い女性がアーレーなんて悲鳴をあげつついわゆるやられ役みたいな奴らに追われてたんで俺の中にある正義感がふつふつと湧き上がってきたしか弱い女性を助けるのは精神的にも肉体的にもお礼があるかなと思って最速で登場したわけだ!
 なんせ俺はGOODSPEEDだからな!
 それでやられ役の男たちが俺に向かってなにか言おうとしてきたんだが最速であることを信条としている俺は会話もせずに奴らを蹴り飛ばして女性を助けることに成功したのさァ!
 そしたらか弱い女性が俺にお礼を言ってCHUーの一つでもしてくれるかと思ったらいきなり怒り出してよ、よく聞いてみたらやられ役の男たちは彼女の使用人で鬼ごっこをして遊んでたらしいんだよ!
 おいおいそんな誤解を招くような遊びをしてるんじゃないと思ったけど愛と最速を信条としている俺はすぐさま誤って即座にトンズラしたわけだがその女性の兄貴がなんと魔導師でな!
 仲間の魔導師を集めて追いかけてきたもんだからさァ大変!
 食うや食わずの逃亡劇が始まって早三日!
 嗚呼そんなこんなしてる途中で今ここにいる○×△□?!」
「あーーーーー!うるさぁーーーい!!」

 それは、聞いているだけで頭痛がしてくるかのような言葉の洪水だった。
 エリオはそれをなんとかせきとめた。
 でなければどれだけ付き合わされるか分かったものじゃないと、そんな確信にも似た感覚があった。
 きっとこういう反応が返ってくるのは初めてじゃないのだろう。愉快そうに手を叩いて男は謝罪を述べる。


254 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 02:01:50 ID:XcEJjr3i
支援だ!

255 :魔法少女リリカルなのはGoodSpeed:2008/02/27(水) 02:02:14 ID:L9kUTziG
「アッハッハッハッ! すまんすまん!
 悪気は無かったんだ、エルオ」
「エリオです!!」
「あ〜あァ〜、すまんすまん!」

 そのやりとりに男はやはりというべきか、さらに喜色を浮かべるばかりだった。

「あんたって人は・・・」
「あんたなんかじゃねぇ、俺は……おっと。悪い悪い、俺の方こそ名乗ってなかったな。
 
 ―――俺の名前はな、ストレイト=クーガー。
 ―――――――――――誰よりも速く走る男だ」



 そう、どこか気取った調子で話したその男。
 その出会いは。その名前は。その姿は。その在り方は。
 エリオの幼い心に深く刻まれることになった。

*  *  *

 四 再び新暦七十三年

「ストレイト……クーガー……。
 そうだ、そういう出会いだった」



 自然と、笑みが浮かんでいることに気付いた。
 彼の前ではけして口にしなかったが、尊敬していた。憧れていた。
 だから、今の自分があるのはあの人のおかげだと、そう思えた。

 そんなとき、相棒の奇妙なでどこか嬉しそうな奇声が聞こえた。
 合図ではないが、餌―――よく言って囮。であるところの相棒に、獲物であるところの強盗がかかったのは間違いなさそうだ。

 そして“一瞬”で相棒と獲物との間に割り込む。
 その獲物に慌てた様子は無い。余裕も見て取れる。
 手練れと見ていいだろう。
 女性で、エリオから見ても美人の部類だった。

 相棒が奇声を上げた理由はこれか。美人に眼が無い。

「あなた! そう、そこのあなたです!
 あなたですか? 最近この辺りに荒らしをかけているという魔導師は」
「そうだとしたら、どうするの? 坊や?」

 大人な雰囲気に内心では少々気圧されながらも、精一杯にクールな虚勢を整えた。

「その人のおかげで、ボクの依頼人がお困りでしてね。人助けをすることにしたんです」
「ついでに報酬も頂く?」
「当然!」
「それじゃあ、あなたも魔導師なの?」
「そう思ってもらってかまいません。
 さぁ、こちらの事情は話しました。あなたのここにいる訳を聞かせてください」


256 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 02:04:00 ID:mDRmnFM0
なかなか引き込まれる

257 :魔法少女リリカルなのはGoodSpeed:2008/02/27(水) 02:04:18 ID:L9kUTziG
 女性はほんの少し思案する様子を見せてから、多少神妙な調子で答えた。

「時空管理局が最近開拓したっていう街を目指してるの。
 ほら。近頃、よそ者たちのせいで物騒になってきたでしょ? 
 あそこはか弱い女子供を保護してくれるって聞いたから」

「―――なるほど。いかにも、もっともらしい理由ですね」
「どういう意味かしら?」
 
 女の余裕は崩れない。きっとこのやりとりを楽しんでいるのだろう。
 確かに方角はあっているし、夜の一人歩きも魔導師であると考えればそれほど問題ではない。
 辻褄は合っている。
 しかしエリオは、彼女がそうだと確信を深めていた。
 この問答自体、彼の誠実さからくる一応の追認に過ぎない。
 
 だから、精一杯に挑発的な笑みを相手に突きつけて。

「嘘はよくありませんよ?」
「あら、どうしてそう思うの?」
「どんなに嘘を隠そうとしても、どうしようもなく視線は動くものです。
 ボクはそういう人たちをごまんと見てきた。
 あなたは嘘をついている。
 これは勘なんかじゃない、ボクの確信です」


「―――ふぅん。相当な手練れのようね?」
「―――まだ魔法を見せていないのに、ボクの力量を推し量るあなたも」


 女性の纏う雰囲気が変質している。
 まがりなりにも被っていた猫を脱ぎ捨てた、獰猛なそれに。
 これじゃ猫どころか虎だ、とエリオはなんだかおかしな気分になった。
 戦いの予感に、高揚している自分を意識する。
 そんな二人の間にある危うい均衡を楽しむように、その虎であるところの女性は問いを発した。

「あなた、名前は?」
「エリオです」

「ああ」と女は声をあげる。「聞いたことがあるわ。確か、レアスキル持ちの雷撃使い」

「へぇ、ボクも有名になっちゃったな。
 そうですね、そのエリオで間違いないと思います」
「若いとは聞いていたけれど、まさかこんなちっちゃくてかわいらしい坊やだったとはねぇ」

 どこか人懐こい、そんなきれいな笑顔に見入りそうになる自分を叱咤して。
 エリオは問いを返した。

「ボクのことは話しました。次はあなたのお話を聞かせてください」
「―――私? 私、私は……。そうね。私を倒せたら教えてあげる」
 
 空間に魔力の流れを感じる。
 リンカーコアが周囲の空間に漂う魔力を吸い上げているのだ。
 この世界の魔力は濃い。
 生まれついて強力な魔導師が多いのと、それは無関係ではないだろう。
 エリオが応戦のための魔力結合と変換を開始しようとしたそのとき――――横槍が入った。
 エリオの相棒―――いや、単なる仕事上のパートナーだ。と内心で訂正する。


258 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 02:06:36 ID:XcEJjr3i
しっしっ支援

259 :魔法少女リリカルなのはGoodSpeed:2008/02/27(水) 02:06:45 ID:L9kUTziG
「待て待て待てぇ! エリオ、そいつが例の荒らしなのかぁ?」
「は、はい。そうみたいですけど……危ないから下がっててください!」

 間に割って入ろうとする男をエリオは手で制止しようとするが、男はまるで気にした様子は無かった。

「でもよぉ、お前みたいな強い魔導師の相手をしたんじゃあその綺麗なお姉さんがただじゃすまねぇ!
 エリオ! ここは俺に任せろ!」

 サムズアップしながら彼の言ったことは、なんというか、少年の予想の斜め上だった。

「え、えぇえェ!? で、でも、キリシマさんは魔法なんて使えないんじゃ?」

 この世界なら裏ルートを当たれば、魔導師としての才能が無い彼でも扱える質量兵器が手に入ることは知っていた。
 実際、彼が銃型のそれをいくつか持っていることも知っている。
 知っていたが、それは極めて原始的なもので魔導師相手に通用するとはエリオには思えなかった。
 だがその男―――キリシマは軽い調子で続けた。
 その顔は下心丸出しだった。鼻の下がこれでもかと伸びている。

 正直エリオは大人に幻滅しそうになった。

「なぁに、お兄さんのやり方を見てなさい。そして思う存分目上の人間を敬うがいい〜!」
「あら、あなたが相手をしてくれるの? 私はどちらでもいいわよぉ♪」
「はぁーい綺麗なお姉さぁーん! それじゃ男キリシマいっきま〜っす♪」

 そんな調子で彼女に大きく飛び上がって飛びかかっていくものだから、「あれじゃただの変態だよ……」エリオは頭を抱えそうになった。
 彼らのそんな様子にはかまわず、女性魔導師であるところの彼女は、長杖型のストレージ・デバイスを構えた。
 魔力によって編まれる防護装備――バリアジャケット――と環状の魔方陣が一瞬で展開される。
 ミッドチルダ式の使い手だ。

「さぁ、かかってらっしゃい。これが私の魔法。 ―――シュート!」

 複数が展開された環状の魔方陣。強い輝光を放つそれら全てから、同時に魔力弾が放たれる。
 その射出数。速度。魔力量。集束率。誘導の正確さ。そして判断と思い切りの良さ。
 その全てが彼女がこの無法の荒野の魔導師にふさわしい技量の持ち主であることを示している。
 
 男キリシマがそれに対抗するする術は――――あるわきゃ無かった。
 全弾を綺麗に直撃された彼は心持ち黒焦げになって吹っ飛ばされた。

「どぅわぁああああーーーー!!」
「だ、大丈夫ですかっ!?」

 吹き飛ばされ、ゴミクズのようになった彼の元にエリオは駆けつける。
 ―――黒焦げになった男キリシマは、なんというか、幸せそうな、満ち足りたような顔をしていた。
 すごくたるみきったなさけない顔だ。

 今度こそエリオは大人に幻滅した。

「すまねぇ、どじっちまった……。
 き、気を付けろエリオォ。あの女、噂どおりすげぇ魔導師だっぜ……ゴホッ」
「わかってるなら行かないでくださいよ!?」
「期待しちまったんだよぉぉ!」
「何を!?」
「薔薇色をぉ」
「あなた絶対バカでしょう!?」

 しかしキリシマはそんな、ハンカチを噛み締めているような表情から、急に神妙で真面目な表情を見せた
 それを見て性根から生真面目なエリオはハッとして、もしかしたら彼は自分に彼女の魔法を見せるためにわざと囮になったのかもしれないと。
 揉まれてなお純粋な部分を多く残す少年エリオの脳裏にはそういった考えが浮かんだ。


260 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 02:06:46 ID:wMMQnYkZ
リリカルグッドスピード支援

261 :魔法少女リリカルなのはGoodSpeed:2008/02/27(水) 02:09:38 ID:Z0mPq3MU
 キリシマは息を絞り出すようにしてエリオに語りかける。
 彼の身体から力が抜けているのに気付いたエリオは顔を青褪めさせる。

「エ、エリオォ。頼む、俺のかた……かた…きを……うぐぁっ!ガクッ」
「キ、キリシマさん……。キリシマさぁぁぁぁぁぁぁぁん!!」

 空に荒野に、エリオの慟哭が響き渡る。
 だが。
 キリシマはケロっと再度顔を上げた。

「ハーイ♪ 生きてマース☆」
「わかってますよ!!!」

 放たれた射撃魔法はきっちり非殺傷設定だった。

 しばらくは指一本ろくに動かせないだろうが、間違っても死ぬことはない。
 魔導師でもない相手を殺すのは気が引けたのか。いや、ただ単に彼女もあきれたのかもしれない。
 そんなキリシマの様子にあきれ半分で―――もう半分ではこっそりと安堵して―――彼を土の地面に放り出す。
 ゴツゴツとした石の覗く地面に投げ出されたキリシマはカエルのような悲鳴を上げるが、エリオは今度はまったく同情しなかった。

「あーもうっ! しょうがないな! やられるくらいなら行かないでくださいよ!」

 そしてやっと女性魔導師に向き直る。
 どうやら待ってくれていたようで、愉快そうな顔をしてこちらを見ている。
 あのバカっぽいやりとりをずっと見られていたのかと思うと、エリオは顔を真っ赤にした。
 
「あらぁ、かわいい。それで、次はあなたが相手をしてくれるの?」
「……ええ、そうなりますね」
「私の魔法の威力は見たはずよね?」
「ええ、見ました。かなりのものです。でも。
 ―――そういうぶ厚い壁を見るとどうにも打ち砕きたくなるんですよ!」


262 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 02:10:52 ID:mDRmnFM0
エリオのレアスキルは気合と根性と反逆ですか


263 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 02:11:01 ID:XcEJjr3i
オリキャラ?支援

264 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 02:11:30 ID:qZqw+ugi
うう、リアルで部屋の中寒いー……。

でも支援。

265 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 02:12:14 ID:ETj5snDm
>>263
君島(キミシマ)の誤植説が濃厚

支援

266 :魔法少女リリカルなのはGoodSpeed:2008/02/27(水) 02:12:54 ID:Atyq4Uf9
 魔力を雷に変換し全身に纏う。さらに呪文を唱える。我流の自己ブースト。
 ブーストの加護を受け最高速度で肉薄し直接雷撃を相手に叩き込む近接格闘型。
 それが彼のスタイルだった。

「いいわ。それじゃあ相手をしてあげる。さぁ、かかってらっしゃい! 坊や!」
「ええ、かかります! 当然そうしますとも! ――――行きます!!」

 片膝を屈してしゃがみこむ。クラウチングスタートの要領だ。
 四肢で大地を掴まえる、獣の戦闘体勢のような姿。
 腰を突き上げ、それが静止する。
 周囲の空間から吸い上げた魔力と、彼自身の魔力とが身体の内側で荒れ狂う。
 それら全てを雷撃に変換し、限界よ超えろとばかりにエリオの小さな身体にそれが圧縮される。
 身体からこぼれて荒れ狂い大地を舐め焼く雷撃の余波はまるで無数の電気の蛇だ。

 そして唱える。
 呪文ではなく、彼に速さを与える覚悟の言葉。尊敬するあの人から伝授された技。
 相手を打ち倒すという決意の具現。
 それに応えて彼の背中で極限まで圧縮された雷撃が解放され爆発的な推進力へと変換された。

 「受けろよ! ボクの速さを!」

 荒ぶる雷光の尾を曳いて。その身に宿す雷を拳に乗せる愚直なまでの一点突破。



 「衝撃のォォォォッ!ファァーストブリットォォォォォォォォォォォ!!」




 ――――それが荒涼とした大地が広がるばかりの世界にたどりついた彼の見つけた在り方。

 彼の人生を変えた出会いがあった。
 出会った一人の男に教えられた。生き方。戦い方。そして走り方。
 
 そして、それからさらにしばらくの後に。
 彼は再び彼の人生に大きな影響を与える出会いをすることとなる。


 ―――強く、だがどこか脆く儚い。そんな光を宿した瞳と月に照らされ光輝く金色の髪を持つ女性と―――



魔法少女リリカルなのはGoodSpeed...Chapter1<<Erio>>...End
To Be Continued... ->

267 :魔法少女リリカルなのはGoodSpeed:2008/02/27(水) 02:18:24 ID:Atyq4Uf9
投下終了です!
うう、、、恥ずかしくて丸くなってしまいたいorz
お目汚し失礼しました。

キリシマは単に君島の焼き直しです。話自体もそうですが・・・
このSSはウロススレのみなさまの提供でお送りしました。

次回(やるかわかりませんが、、、)
ストレイトなエリオ、フェイ鳳にフルボッコさる
/(*・ヮ・)\「ボッコボコにしてやんよ」

268 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 02:23:59 ID:ETj5snDm
GJ!
別キャラでしたか…これは失敬。
お目汚しなんてとんでもない! かなりの文章力をお持ちじゃないですか!
あやかりたいなぁ…
そして兄貴の早口が実に兄貴らしいw

269 :Strikers May Cry:2008/02/27(水) 02:27:22 ID:USi43cet
GJです、っていうか“次回(やるかわかりませんが、、、)” って連載予定ではないんすか!?

そしてクーガーの早口はドラマCDのネタでしたっけ?

270 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 02:27:22 ID:XcEJjr3i
GJでした!
……しかしこのエリオ君と社長が被る気がするのは俺だけですか?

あ、ってか最期に俺の文が出てて吹いたwww
だが一つ言うならば! あの文は無印時代のフェイトちゃんをイメージしたんだ……


271 :魔法少女リリカルなのはGoodSpeed:2008/02/27(水) 02:33:01 ID:Atyq4Uf9
>>268>>269
中盤以降はドラマCDの焼き直しデス、ハイ
自分でもしっかり早口書けるように精進したいと思いマス、ハイ

>>270
オス!良い文だと思ったんで使わせてもらっちゃいました
サーセン!orz

272 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 02:44:00 ID:qHgj6v+M
一瞬GodSpeedと間違えてガンパレかと思った。
エリオが将来赤の魔王と呼ばれるようになるかと思った。

273 :魔法少女リリカルなのはGoodSpeed:2008/02/27(水) 03:07:06 ID:Atyq4Uf9
実は次回の分も半分くらい書けてるんですが、
どうも本編の焼き直しまんまになっちゃって・・・

しかし社長ポジションか。言われてみればそんな感じだなぁw
クーガー兄貴が異常なだけで速さが売りのキャラって普通そういうポジションですものね

274 :スーパーロボット大戦X:2008/02/27(水) 07:54:27 ID:pXs9AQVL
えーと、感想ありがとうございます。
確かに少々説教くさくてナンバーズも安っぽいところは否めませんが、私は後悔してません。
それに種っぽいだろうけど、キラ達よりもヒイロの説得は重みがあると思うんですよ。
ヒイロはあんな冷徹テロリストだったけど実は心の中では少女と子犬を殺した事をトラウマとしている部分が
あるのでナンバーズのトーレとチンクもヒイロみたいに覚悟を持っているけど実はヒイロと同じようにトラウマを持っていたようなことにしています。
それと「後何人殺せばいい?」はヒイロにとっては名言であり、ヒイロは今も尚悩み続ける疑問なので何度も使ってますが、
ヒイロは何度聞いても答えが返ってこないので色々な人に聞いているのです。

275 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 08:05:12 ID:SgLJYv96
>>274
テーマや語りたい事は分かりますが、そうした事は作品の外で解説をするのではなく、作中にてキャラの心理描写などで表に出して読む側に伝わりやすくなるようにすれば、もっと良くなると思いました。

276 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 08:09:38 ID:34/oIIhg
>>267
GJでした!!
兄貴の速さを得たエリオのさらなる活躍がもっと見たいです!!
是非続編の投下もお願いします。

277 :スーパーロボット大戦X:2008/02/27(水) 08:20:29 ID:pXs9AQVL
>>275
>作中にてキャラの心理描写などで表に出して読む側に伝わりやすくなるようにすれば、もっと良くなると思いました。
そうですね、もう少し努力します。
それと言い訳になるかもしれませんが、そう言った事は一応トーレとチンクは書いてますよ。
第14話の最後の方を読んでもらえればわかりますけどそれでも努力は必要ですね。
どうもすみませんでした。

278 :魔法少女リリカルなのはStylish:2008/02/27(水) 08:32:40 ID:OCcITOP7
HALOの人も見事な文章力で、絶望感溢れる出だしでwktkしたんだが…やっぱり元ネタ知らないんだよなぁorz
動画くらいは見た事あるんですけどね、バツ箱持ってないんで。
しかし、アメリカンテイストな最終戦争的な流れは洋画大好きな私の肌に合いそうです。
この作品の影響で、ちょいちょい元ネタを調べながら楽しませていただきますよw

>GOOD SPEED
最近キャロ山の人気上昇中だが、エリオメインは初めてじゃね?
本編では複雑な過去を持ちながら、かなりいい子ちゃんな印象が目立ったので、兄貴との出会いでやんちゃになった彼の活躍に期待が膨らみます。
っつーか、最初の出会いが両方ともらしくてニヤニヤしたw
両方ともボイス脳内再生余裕です。
そしてフェイ鳳(ホウ)のネーミングセンスに吹いたwww

279 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 08:48:04 ID:ER5OOkst
職人の皆さんにまとめてGJを。

Stylish氏
ティアナは心の傷がなくなって上昇志向が明確になってますな。
デレティアナや、なのはさんとの師弟関係を楽しみにしています。

280 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 10:21:42 ID:SgLJYv96
>>277
いえ、別に責めてるわけではないのでそんな謝らないでください。
Xさんが努力されてるのは文章自体に出てるものから充分に分かりますし。
言いたい事はあまり遠慮なさらずに大胆に分かりやすく、それらを前面に押し出して書いてもいいのではないかというだけです。


個人的な解釈ですが、『あと何回殺せばいい』の台詞は、ヒイロにとっての名言=人の心を動かすための言葉。というよりも、作品自体の名言ではないと。
戦争の中で人を殺さなければならない現実に対して、プロフェッショナルの兵士としてではなく、ヒイロ・ユイが持つ弱さ……人間らしさの発露のひとつと言えばいいですか。
なので説得のための言葉よりも、自らと同じ兵士を鏡とした相手への問いであると同時に答えの出ない自問であるものではないかと。
他の方がおっしゃられた多用しない。という意見は、私なりにそういう意味で共感しました。
自らと違う解釈と価値観は新鮮な刺激になるものですし、もっと自信を持って自分自身が楽しく書ける事を祈ります。

最後に職人の皆様方にGJを贈らせて頂けて、感想を締めたいと思います。
冗長な乱文失礼しましたm(_ _)m

281 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 11:33:58 ID:mZSTuXfo
>>231
GJ!
まるで壮大な映画のパンフレットのあらすじを読んでる気分になったぜ!
なるほどHALO世界から持ってきましたか、アレを…都市の名前といいなんてオワタフラグ。
さすがにあの全面戦争に介入するのはムズイしな。
しかし奴等が次元間の移動方法や魔法を手に入れたらヤバすぎる。
マスターチーフを初めHALOキャラの出番が気になるな。

282 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 12:02:07 ID:5oQX06e9
なんか、スパロボX氏がすげえうらやましくなってきんだが……?

さ、ウソ投下予告よろしい?

 第97管理外世界『地球』の再調査が命じられたのは、なのはやフェイト、はやてが最後の夏休みを過ごしていた、夏の初旬のこと。管理局と『地球』を行き来する、多忙な日々を、彼女達なりの朗らかさと明るさで楽しんでいる頃合のことだった。

 新暦71年の今日までに、『地球』は幾度かの調査を受けている。
 一度目の調査は二十余年ほどまえ山奥の学園でおきた『震源のない地震』を、管理局観測室が補足。物理的被害はなかったものの、小規模の次元震がみとめられたことから、管理局は調査隊を派遣するが原因は不明のまま、捜査はうちきりとなった。

 つい数年前にも、同じ山奥の学園で再び発生した『震源のない地震』の調査がおこなわれた。
 こちらもまた成果が上がらなく、判明したのは、『震源のない地震』の震紋が、転移ゲートを使うときに観測されるゆらぎや、結界を作動させてときの反応ににている、という検証結果のみだった。

 どの調査も穴はなく、局員は自分の職務を全うした。ただし時間が限られていたこともあり、『地球』土着の文化や土着の信仰には触れられず、調査は終了することが多かった。
 しかし、わずかな時間をみつけて、調査員たちは自分達の使う魔法とは別系統の魔法が、『地球』に存在していることを探り当てていた。

 そんなさなか。観測室は『地球』の弓状列島で、膨大なエネルギー反応を観測する。
 世界を一つ二つ簡単に破壊する危険指定級のロストロギア――それには劣るものの推定されるエネルギー量は、『地球』の一地域を灰に変えるほど凶悪なシロモノ。
 しかも報告では、PT事件や闇の書事件のように、ロストロギアが『地球』に流入したのではなく、『地球』で発生したロストロギア級の物体、だった。

 事態を重くみた管理局上層部は『地球』に深く因縁のあるスタッフを再び結成し、対応に当たらせる。
 それぞれの役職や仕事状況をすべて無視する大規模な任務に批判もあったが、上層部は人事を強行する。
 『地球』製ロストロギア<便宜上>の反応は、かつて調査員たちがおぼろげにしかつかめなかった『地球』の魔法が、絡んでいると推測されたからだ。

 形を大きくたがえていても、魔法が『地球』に存在しているか、存在していないかでは、対応が大きく違ってくる。
 管理世界か? 管理外世界か? 判断を確実にするために、上層部はいま動かせる最良の手を選んだのだ。

 L級次元航行艦アースラ艦長、クロノ・ハラオウンを中心に『地球』を故郷とする高町なのは、八神はやてはいうまでもなく、一時期『地球』にすんでいたフェイト・T・ハラオウンが選出され。さらにはアシスタントとしてユーノ・スクライアが同行。
 という具合に、管理局最強をなのってもおかしくない面子がそろっていた。

 期限は――無制限。だがそれは、完全に調査が終了するまで、戻ってくるなという暗黙の指令でもあった――。


 のち、ユーノ・スクライアの調査によって、そのロストロギア級の物体の正体が明らかにされる――。


 名称、『殺生石』

 場所、水杜神社。

 『リリカグラ』――完成次第投下予定。避難所に。




※万の、古き図書館につめる、欠けし数字の古き友に謝罪をこめて捧ぐ。マコトとリンネとルナと、二人のハルカに栄光を。道は違えども、襷が最後までつながることを切に望んでやまない。

283 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 12:29:51 ID:1UbK1PrV
嘘予告なのか真予告なのかきっちりしなさいw

最後3行を見るまで何かわからなかったぜ
なにせ日本には謎の地震起こす学園なんてくさるほど(ry

284 :ゲッターロボ昴:2008/02/27(水) 12:51:27 ID:Aejo999A
くそう、元ネタわからない……
闇の王女 予告投下OK−?

285 :ゲッターロボ昴:2008/02/27(水) 12:55:38 ID:Aejo999A
誰もいねえ、よしドーンハンマーだッ!

闇の王女 予告

 それはとても残酷な夢だった。

味覚を奪われ、身体を弄くられ、心も、家族や友との絆さえ壊された自分はそこに居ない。
いるのは、年相応に成長した体と健康的な笑顔で笑うことができる、一人の女。

夢をかなえて、若きエースオブエースと呼ばれる天才魔導師の姿。
その心の潔白さを示すように、防護服は純白。

手に己をマスターと慕う機械仕掛けの杖を持ち、友と共に空を駆け抜ける。

その姿は――どこまでも眩しくて――今の自分には決定的に欠けているもの――優しさがあった。
煉獄の炎の中で焼かれて消えていった感情。

慈母の如き微笑をたたえ、燃え盛る空港から青い髪の女の子を救い出す。

腕の中で震える女の子。
数年後――再び出会う運命。

憧れ――信頼、褒め称える周りの人々。

太陽のような人。それが――高町なのはだった。
――嘘だ!
こんなものはまやかしだ。嗚呼、でもそれはとても羨ましくて――もう手に入らないもの。
ユーノくんも、フェイトちゃんも、はやてちゃんも、リンディさんも、お父さんも、お母さんも、お兄ちゃんも、
お姉ちゃんも、アリサちゃんも、すずかちゃんも、

もう傍には誰もいないのだから。

壊れていく心は虚ろで、過去の幻想を映写機のようにカラカラと映すのみ。

信じていたモノは砕け散り、精神は磨耗し消えはてた。

だから今は――。

「必ず殺してやる、ジェイル・スカリエッティ……」

暗い復讐の焔に心を蝕まれながら、女は気づかない。

自分を心から想う者がいることに。

それが……とりかえしのつかない悲劇への一歩であろうと。

魔法少女リリカルなのは 闇の王女 第二章――始まります。


286 :ゲッターロボ昴:2008/02/27(水) 12:56:35 ID:Aejo999A
以上です。いや・・・ホントそれだけです。

287 :リリカル! 夢境学園 ◆CPytksUTvk :2008/02/27(水) 12:59:43 ID:QZjqKaZb
>>286
さりげなくいますよ、HAHAHA!
第二章期待してますよ! まったくダークとラブな予感がするぜ!
GJ!

288 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 13:05:05 ID:Faw3w5o9
イヤ……良いとは思うんだけど、短すぎやしないかい?
小出しにするよりも纏めてくれた方がオレ的には嬉しいかもしれない。
区切る所は区切って欲しいが、ここは違うかな?と書く人は思ったりします。
なんと言うかその……コメントし難い(ぉ

人によるとは思うけどね?

289 :ゲッターロボ昴:2008/02/27(水) 13:08:27 ID:Aejo999A
げえ、孔明!い、いたのか。一瞬ローカストかと思ったぜ。(チェンソーを構えながら)

本編はきっと幸せななのはさんの夢なんですよ――と言ってみる。
だってゼストさん脳がアレだったとしかおもえな…い…

皆さんグッジョブです!!クーガーァァ、そしてフラッドですか。

290 :ゲッターロボ昴:2008/02/27(水) 13:10:03 ID:Aejo999A
>>288
ですよね……すいません。10KB超える容量になるまで頭冷やしてきます。

291 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 13:14:40 ID:Faw3w5o9
イヤ! 
「別にオカルトグッズにチョコ付けて、某幼女に舐めさせたい!」みたいな
バカな話ならば幾ら少なくても問題は無いと思うんだ?

けどシリアスの本編風なスタートだったので、この先にある盛り上がりを期待していた人が、醒めちゃうといいますか?
良い文なのだから、この先に生かせる感じの方がよいのではなかろうか?と思っただけ。
軽く聞き流してくれ、私も執筆に戻るよん。


292 :ゲッターロボ昴:2008/02/27(水) 13:19:45 ID:Aejo999A
>>291
なるほど……肝に銘じておきます。

いや、黒いものに耐えられなかったのさ……ハハハハ…自分で書いといてアレですが。

293 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 13:25:04 ID:XcEJjr3i
要するに、期待させるだけ期待させといてジラすとはドSすぎんだろこの鬼畜野郎!
という事なんだろ


294 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 13:26:48 ID:h80RDhoj
>>282
ようこそウェルカムこんばんは、IZUMOと神楽シリーズですか。
いや今は昼間ですけどねw

295 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 13:30:10 ID:Faw3w5o9
>293
よく解ってるじゃないか。それが言いたかった(ぇ

296 :ゲッターロボ昴:2008/02/27(水) 13:34:11 ID:Aejo999A
サ、サディストだったのか・・・私は……
鬼畜だって、何処が――『闇の王女』――ぶはっ!

いや、最初はただのネタだったんだよう。ホントさ。
今や下手すると本業(ゲッター昴)より読者いるからなあ……

297 :リリカル! 夢境学園 ◆CPytksUTvk :2008/02/27(水) 13:46:28 ID:QZjqKaZb
ははは、一応今夜投下予定のクロスSSの予告を投下してもいいですかな?
なんか、闇の王女の予告の後だと、凄い対決しそうな内容なのですがw


298 :ゲッターロボ昴:2008/02/27(水) 13:47:43 ID:Aejo999A
ハッピーか、はっぴーなんだね?!

そうであってくれえー。

299 :リリカル! 夢境学園 ◆CPytksUTvk :2008/02/27(水) 13:48:58 ID:QZjqKaZb
 残念! ハッピーなんかじゃないんだな、これが!
 というわけで、自分も予告を投下します。
 カッコイイ、スカ&レジアス注意。





 ――渇くのだ。

「罪とはなんだ?」

 ――狂おしいのだ。

「私は決して後悔などしない」

 ――”四月に降る雪”のように、如何なる事象も心に溶けて、何も残らない。
 何一つ満足出来ない。
 だから、だから――

「無限の欲望と嘲笑うならば笑え。狂人だと罵るならば、好きにするがいい」

 私は世界を手に入れよう。
 ただ一つの悪として、“望まない正義”を打倒する。
 ただ一つの人間らしさを演じるために、復讐を開始する。
 武器はただ一つ、この頭脳のみ。
 作り上げられた偽りの肉体。もはや遠き果てに消え去った理想郷の残骸。

 ――質量兵器。
 ――戦闘機人。
 ――AMF。
 ――IS。
 魔法には届かない、古ぼけた技術たち。
 されど、奇跡を否定する手段。

「魔法なぞ使えやしない。しかし、人の武器はそれだけではない」

 不完全な肉体。
 活性化しないリンカーコア。
 魔法という奇跡には届かない手。
 求められたのはひ弱な科学者。開発者。ただの手駒。
 古ぼけた盲目の正義を掲げる亡霊の命じるままの生涯。

 ――ふざけるな。

 それに従順するのは、盲目的に従うなどと、決して許せない。
 人として、狂人という名の人として、私は逆らうだろう。
 私から奪うな。
 ――自由を。
 私から欲しがるな。
 ――全てを。
 私は奪うものだ。
 なにもかも奪いつくし、私は私が望む結果を弾き出す。

 そのためならば“世界”すらも敵に回して見せよう。

「正義の敵。世界の敵。それを相手にするならば、悪として相応しいと思わないかね?」


300 :リリカル! 夢境学園 ◆CPytksUTvk :2008/02/27(水) 13:50:37 ID:QZjqKaZb
 
 ――死は何もかも引き付ける。まるで重力のように、まるで欲望のように。
 ならば相応しき死なんだろうか。
 無限の欲望に相応しき結末は。

 私は突き進む。
 私は止まらない。
 幻覚の少女が嘲笑う中で、私は奇跡を否定し、得るはずだった魔法の代わりに銃を持った。
 弾けるように、どこまでも死を自分自身に刻み付けるために。

 世界に反抗する手駒は12。
 魔法という奇跡には届かない道具。
 奇跡から見捨てられた人形たち。
 盲目の亡霊たちが命じるままに作り上げられた、正義の犠牲者たち。
 理不尽には立ち向かえない。
 魔法には届かない。
 下らないトリックだけしか能が無い。
 されど、それで私は世界に反抗する。

 本当の正義に叩き潰されるまで。






301 :リリカル! 夢境学園 ◆CPytksUTvk :2008/02/27(水) 13:51:08 ID:QZjqKaZb
 
 ――過ちだと分かっている。

「許されざる行為だと、自覚している」

 ――幾多の犠牲を出した。

「私の力が届かぬばかりに」

 ――友が死んだ。

「私は救われぬだろう」

 否、救われることなど当に期待していない。
 あの日、あの時、友の背中を掴めなかった。
 そして、その事すらも踏み台に、私は生きている。
 盲目の正義たちに、僅かな反抗をしながら生かされている。

 こんな正義のために、友は死んだのか?
 あの日、望んだ正義は、平和はこのような世界を作り上げるためだったのか?
 奇跡など望んでいない。
 輝くような光景など望んでいない。
 御伽噺のような結末など望んでいない。
 ただ、欲しかったのは――当たり前の情景。
 誰もが平和に生きて、ただそれを守るだけの力と心を求めていただけだった。
 一握りの力が、全てなのではないのだ。
 才能で、全てが決まってはいけないのだ。
 誰もが守れる世界を望んでいたのだ。
 特別など必要ない。
 奇跡なんて起こす必要も無い。

 欲しかったのは、当たり前の平和だった。
 永遠絶対の結果など、身に余る願いなのだと気づいている。
 夢を抱くには歳を取りすぎた。

 だから。
 だから――

「五十……いや、百年の平和を築き上げるのだ」

 そのためならば、この身など悪魔に売り捌いてやろう。
 悪を名乗る怪物に、誇りすらもくれてやる。
 罪深い。
 私は悪だ。
 本当の正義のための、生贄になるのならば本望だ。

「英雄など欲しくは無い」

 英霊よ。
 幾多の私が救えなかったものたちよ。
 私を呪うがいい。
 私を殺すがいい。
 犠牲無き平和を築くことの出来ない無能を罵るがいい。

「願わくば、友の手によって死ねる日を祈る」





302 :リリカル! 夢境学園 ◆CPytksUTvk :2008/02/27(水) 13:51:47 ID:QZjqKaZb
 
 世界に生まれたのは二つの悪。
 正義を掲げる偽善に作られた未完成の怪物。
 正義を掲げる偽善に抗う無力な老骨。

 誰にも理解される必要も無く。
 誰もが罵るであろう悪。

 その結末を知るのは世界のみ。

 彼らは世界の敵か?
 それとも――

 全ては“ニュルンベルグのマイスタージンガー”の調べと共に。

「君は……世界の敵か?」

 自動的な世界の敵の敵が訪れる。


 リリカルなのはクロス【アンリミテッド・エンドライン】
 胎動編 今夜投下予定。


303 :リリカル! 夢境学園 ◆CPytksUTvk :2008/02/27(水) 13:53:59 ID:QZjqKaZb
真予告、投下完了。
一応ブギーポップのクロスで、この二人の男が主軸になる予定です。
ゲッター氏のレジアスを見ていたら、どんどん親父キャラが好きになりました!


304 :ゲッターロボ昴:2008/02/27(水) 14:01:04 ID:Aejo999A
素晴らしい、すばら…て、エエーッ!!
そんな旦那嬉しいこと言ってくれるじゃないかぁ!

確かに黒百合なのはが見たらマジギレしそうです・・・
世界を憎悪してる人だからなあ・・・

305 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 14:07:47 ID:eywLV6Ic
GJ!!です。
ゲッターロボ昴氏、ここで焦らすとは・・・M属性のない私は悶えてしまうww
リリカル! 夢境学園氏、何時ぞやのウロスでの方は貴方でしたかw
さぁ!!覚悟はいいか?俺はできてる、なスカ博士&ナンバーズとレジアスを書いてくださいw

306 :スーパーロボット大戦X:2008/02/27(水) 14:12:00 ID:pXs9AQVL
おいおい、時間が経ってきてみれば色々な予告が投下されているではないか!?
皆様GJ!!です。
しかしあの闇の王女のなのはは本編から外れた事を怨んでいるように感じましたね。だがそれもまたいいかもな。

307 :リリカル! 夢境学園 ◆CPytksUTvk :2008/02/27(水) 14:17:29 ID:QZjqKaZb
>>304
なんか続けて読むと、闇の王女→エンドラインスカぶっ殺す、の構図が脳内に作成されてきます。
如何せん外道ではないけれど、悪党なスカなのでやりかねないなぁ。
世界の敵同士で殺し合う……なんか素敵です。
戦闘能力的にこっちが瞬殺されますけど!

>>305
実はさりげなく自分でしたw
雑談とかする際にはよくコテを外していますので、注意をw
ここのスカ&レジアスは常に覚悟完了状態です。
胎動編はスカと意外や意外のチンク姉さんが活躍予定です。

というわけで、丈太郎風味な台詞を一つ!
「お前……善人だな? ―−その正義が仇となるっ!」

……なんだ、この男気溢れるチンクは?

308 :ゲッターロボ昴:2008/02/27(水) 14:18:53 ID:Aejo999A
私は紳士のつもりが――鬼畜になっていたらしい・・・

いや、スバルとチンクとギンガがいまおいしいことになってるんですが。
でも黒なのはが、デウスエクスマキナになっちまう・・。
悩ましい。

309 :旅ゆく人:2008/02/27(水) 14:27:15 ID:xjYNvkAZ
>>285
> 誰もいねえ、よしドーンハンマーだッ!
……。

トールハンマーに見えた……。
いや、ちょうど『銀英伝』のDVD見てるもんだから……。

あと、GJ。


310 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 14:29:03 ID:eywLV6Ic
>>307
楽しみにしてます。チンクの他にトーレとセッテがどんな風に変わるのかも気になります。
とりあえず眼帯の下にはないが仕込まれてるんだろうw
>>308
関係ないですがデウスエクスマキナ聞き、ベルゼビュート召喚時の台詞の改変で、
蒐集せよッ!!夜天の書ッ!!なんて妄想してしまった。

311 :ゲッターロボ昴:2008/02/27(水) 14:34:44 ID:Aejo999A
ごくり・・・反目氏曰く『第一級の萌キャラ』にレスをもらっちまった。
どうすりゃいい、マーカス?!
>>310
はやてさん死亡フラグじゃあないか!

312 :旅ゆく人:2008/02/27(水) 14:41:59 ID:xjYNvkAZ
>>311
誰が、萌えキャラじゃぁぁぁぁぁ…………ぁぁぁあああッッ!!



『銀英伝』のDVD-BOX、欲しいのぉ……。
さて、続き書くかぁ。つか、書け、俺。

313 :リリカル! 夢境学園 ◆CPytksUTvk :2008/02/27(水) 14:46:46 ID:QZjqKaZb
>>311
萌えればいいと思うよ?
あと生きてください。

>>312
あ、目撃してしまった! やばーい、時々見かけていましたけど、リアルタイムは稀だ!
『第一級の萌キャラ』さんですね!
続きを楽しみにしてます! あとサインください!!(あほ)


314 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 14:53:24 ID:Faw3w5o9
>310
そういうの考える結構好きw 
しかしそれだと主であるはやてがヘンタイ化して……このスレでは普通かw
凄まじい不死身率を誇るヘンタイなはやての妄想が止まりません(ぇ

そして……萌えキャラだと!写真を撮らねば(アホ

315 :旅ゆく人:2008/02/27(水) 14:58:12 ID:xjYNvkAZ
>>313
だから、誰が萌えキャラなのかと、小一時間(ry


あと、仕事疲れが主な理由で、あなたの作品あまり読んでません、
申し訳ない、ごめんなさい…… orz
でも、良い文章書いてはるなー、て言うのは、常々、思ってたり実感してたり。
頑張ってください。つか、その文才、ちとウラヤマシス。


>>314
……。
つ【『メイヴ』の20mmガトリング機関砲】
遠慮はイラン、写真代わりに受け取ってくれたまい。


……百発ほど(ワラ

316 :スーパーロボット大戦X:2008/02/27(水) 15:02:42 ID:pXs9AQVL
とりあえずStrikerS Endless Waltzの最終話が出来たが最終話と言うのあって念密にチェックなどしたいし、
予定などがありますので夜の9時ごろに投下予約しておきます。

317 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 15:03:07 ID:qFutNeNm
そこであえて「戦闘妖精少女メイヴちゃん」をだな

318 :ゲッターロボ昴:2008/02/27(水) 15:09:55 ID:Aejo999A
>>317
なんで作られんたんだろう、あれ。

319 :旅ゆく人:2008/02/27(水) 15:14:32 ID:xjYNvkAZ
>>318
本編制作の遅れを考慮した、
まあ、つなぎの意味合いが大きいです罠。


……色々あって、原作者たる山下いくと氏を、
カンカンにさせたらしいようですがな、バンダイ・ビジュアルは。

320 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 15:18:00 ID:qFutNeNm
エンジンの設定描いてた時にHDD吹っ飛んでついカッとなって描いた
ぜんぜん反省していない

みたいな事をHPで山下いくとが言ってた

321 :リリカル! 夢境学園 ◆CPytksUTvk :2008/02/27(水) 15:19:47 ID:QZjqKaZb
>>315
えっと、反目氏とゲッター氏が言ってました!(責任転嫁)
そして……読まれてない。 orz
じゃあ、こっちも告白します。
私はあなたの作品を――ガチで読みこんでます!

どっちかというとこっちの方がそちらの文才が羨ましいと感じていたり。
ほのぼの文章が書けない物で。
……かっこつけ内容だと言われるんですよね、才能ないっす。
いつか読んで貰える資格を得るよう、頑張って修練しますね。

というわけで、続きを期待!

322 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 15:23:01 ID:Aejo999A
>>319
だからって萌アニメはないでしょう――男は泣き崩れた。

責任転嫁いけないアルよ(中風味)

323 :旅ゆく人:2008/02/27(水) 15:40:21 ID:xjYNvkAZ
>>321
全く、読んでない訳じゃないのー。
ただ、読んでない作品が、あるっていうことで、
誤解させて、申し訳ないです(切腹
あの、シャープさって言うのか、スピード感溢れる文体は、
なかなかのものと思ってます。あれは、良い物だ……。
『針山さん』、良いじゃないですか。原作知らないけどorz
そちらこそ、頑張ってください。


> メイヴちゃん
氏の某同人誌によると、氏の提示した世界観等は、
ほとんど無視されまくった挙げ句……。
あと、権利関連云々で……。
まあ、数年前の話なので、今はどうなったかは知りませんが。
あと、私自身、あまり好きじゃない作品だったり……。
ちょっと、演出とかがなぁ……。キャラは好きなんだけど……。

324 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 15:40:37 ID:qFutNeNm
ギャグとして切り離してみればそれなりに笑えると思うがな
それに良く見ろ
ttp://www.bandaivisual.co.jp/dbeat/mave/top2.html
ライトニング1・2揃い踏みの上スターズ4も居るぞ
それこそネタにする貪欲さが無くてどうする
長編になんかしたら食あたりで死ねそうだけどな

325 :旅ゆく人:2008/02/27(水) 15:52:08 ID:xjYNvkAZ
>>324
まあ、そこの所は他の人にお譲りしますわー
> ネタにする云々。
ただ、クロスすると面白そうだなー、ていうのは、
私も思う。考えなかった訳じゃないけど、
……それ以上にやりたい作品があるって事で、一つ。
ほな、私はこれで。

暫く集中したいのー ノシ

326 :反目のスバル ◆9L.gxDzakI :2008/02/27(水) 15:54:46 ID:ETj5snDm
>>315
おはろー
…まあ、なんだ…諦めましょうや。
みんなアンタの姿をアリア社長で脳内補完してるのさ…少なくとも俺はそう。

なかなかリアルタイムで氏の作品を読める機会には巡り会えないのですが、
続きを待ってますぜ

327 :ゲッターロボ昴:2008/02/27(水) 16:02:37 ID:Aejo999A
で、でたーッ!!
アルフとスバルを偏愛する反目さんだ――ッ!!

それにしてもギンガとチンクのスバルの取り合いってよくねえ?
なにかこう、ぐっと来る、書いてて。

328 :魔法少女リリカルなのはGoodSpeed:2008/02/27(水) 16:05:17 ID:Atyq4Uf9
言えんなぁ
管理局ブーメラン戦隊なメイブちゃんネタを眠らせてるなんて言えんなァ
むしろこっちを先に書いてたんだが、いつのまにか・・・

329 :反目のスバル ◆9L.gxDzakI :2008/02/27(水) 16:07:00 ID:ETj5snDm
>>327
俺が偏愛しているのはおっぱいだぜ(兄貴スマイル)
…まぁあえて言うなら、スバルはキャラが、アルフは造形が好きといったとこでしょうかね。

>スバルの取り合い
さぁ黙って投下しよう

330 :ゲッターロボ昴:2008/02/27(水) 16:11:17 ID:Aejo999A
ごめん、俺10KB超えるまで投下するなってばっちゃんから言われてるんだ。

331 :旅ゆく人:2008/02/27(水) 16:17:01 ID:xjYNvkAZ
カキコするつもり無かったけど、ちょっとだけ。


>>326
……どげな脳内補完じゃ。
素直にしゃっちょさんに萌えとけと言いたい。
続きは、今書いてる部分がまとまれば、爆発的に、
書き進められそうな、気が、する…… (目を背けつつ


>>328
素直に読みたいのですが。
お待ちしておりますー (ハンケチひらひら


332 :反目のスバル ◆9L.gxDzakI :2008/02/27(水) 16:17:53 ID:ETj5snDm
StSになると谷間露出キャラが1人もいなくなるという不思議。
…うん、まぁ、いりゃあいいってもんじゃないけどさ…
なんか、1人はいると、わけもなく元気が出てくるじゃん!
というわけで、希少属性だった大人アルフカムバック。

>>330
容量を稼ぐ魔法の言葉を教えてあげましょう。
ギンガ&チンク「こうなりゃスバルを賭けて決闘だ!」
これで何かしらバラエティー風味漂うしょーもない競技に持ち込めば、あっという間にコメディ作品5レス分の出来上がり

333 :ゲッターロボ昴:2008/02/27(水) 16:21:48 ID:Aejo999A
駄目ぇー!私はドシリアスしか書けない人種なんだぁー!!
ついでに筆も遅いし。

いや、前スレのNGネタなんだよとかって言わないでママン。
まあ、シリアスにとりあいです。
ギンガってISありませんよね?

334 :リリカル! 夢境学園 ◆CPytksUTvk :2008/02/27(水) 16:24:43 ID:QZjqKaZb
>>333

あるよ?
っ、ウイングロード!!

あと、自分の中でタイプゼロシリーズが凄い優秀になっている今日この頃……
プロトタイプが優秀なのはお約束なのか。
そして、彼女達を作ったのは確実にスカを超える天才だと思う。

335 :反目のスバル ◆9L.gxDzakI :2008/02/27(水) 16:26:43 ID:ETj5snDm
>>333
この馬鹿野郎!
スバルの両手を持って「私のー!」「私のー!」て引っ張り合ってる光景を妄想したときめきを返せぇッ!

>>331
いや、さ…会話中に寝ちゃったり、妙ちくりんな口調(暴言)で話したりする小動物ってさ…
…可愛くない?

336 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 16:27:16 ID:jjgOALQI
ふとゲンヤの部下あたりに色丞 狂介 氏がいたら
JS事件はどうなったんだろうかと某コンビニ売り用廉価本見て思うたw
まあスカやクアットロにレジアスや三脳が成敗!されるだろうけどな

337 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 16:31:10 ID:Vz8xA5oJ
スバルの取り合いの末
NiceboatENDと、じゃあ半分こENDを想像してしまった俺は末期だな・・・

338 :旅ゆく人:2008/02/27(水) 16:32:26 ID:xjYNvkAZ
>>335
……妄想も、程々がちょうど良いぜよ?

339 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 16:35:21 ID:Faw3w5o9
雑談の続きはウロスで「 や ら な い か 」と言ってみるテスト。

340 :反目のスバル ◆9L.gxDzakI :2008/02/27(水) 16:36:14 ID:ETj5snDm
>>338
妄想とは、脳内に作品を書き出すペンであり、作家が作品の展開を切り開く剣である。
妄想力こそがストーリー構成の――すなわち作家の原動力ッ!

これが俺の持論っす。
まぁ、程々であるに越したことはないのですが。

んじゃウロス行きますか

341 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 17:07:53 ID:2gEdGHmc
>>340
その妄想から来る作家の原動力
ここでは何故かバイド係数と認識されているw

342 :ゲッターロボ昴:2008/02/27(水) 17:20:47 ID:Aejo999A
バイドは悪夢そのもの――そう思っていた時期もありました。

闇の王女もバイドだ!作者のぼんくら具合がわかると言う意味で!

343 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 17:37:49 ID:166oq0Jg
短編とか小ネタは前スレに投下しろよ。
まだ9kb残ってんぞ。

344 :リリカル! 夢境学園 ◆CPytksUTvk :2008/02/27(水) 17:53:20 ID:QZjqKaZb
>>343
あと2KBだよ?
埋めました。

345 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 18:08:36 ID:gVRQuZ70
ウロススレの方でA’sとスパロボWのクロスssの予告をした者です。
プロローグ…というか、予告編の投下、よろしいでしょうか?

346 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 18:23:03 ID:gVRQuZ70
反応ないので投下します。1レス分ですけど。

少年は、戦うことを恐れた。
…尊敬していた存在を、目の前で失ってしまったから。

「…俺は、戦えない。戦えないんだ…」
「なんでだよ…!お前、はやてのこと助けたくないのかよ!」
「放っておけ、ヴィータ。コイツはただの腑抜けだ。戦場に出ても足手纏いになる。…私の買い被りすぎだったようだな」

少年は、戦うことを恐れた。
…自らの未熟さで、再び大切な者を失いたくなかったから。

「時空管理局執務官、クロノ・ハラオウンだ。捜索指定ロスト

ロギア使用容疑で君達を拘束する」
「く…ここで捕まる訳にはっ…!」
「…ここは、俺に任せろ」
「何…!?」

少年は、戦うことを恐れていた。
…弱かった自分が、許せなかったから。

しかし戦いを恐れた少年は、再び戦うことを選んだ。
…忘れていない、強い信念があったから。
再び戦いに身を投じた少年は、”魔法”の力を手にする。

「確かに俺は、弱い、未熟な人間だ。…だが、命の大切さは忘

れちゃいない!」

魔法少女リリカルなのはA's×W、始まります。

347 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 18:25:43 ID:166oq0Jg
いや、だから1レスだけなら前スレに投下すれば良いんじゃない?

348 :リリカル! 夢境学園 ◆CPytksUTvk :2008/02/27(水) 18:31:08 ID:QZjqKaZb
あー。
今前スレが埋まった。
一応報告です。

349 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 18:31:43 ID:Vz8xA5oJ
850 リリカル! 夢境学園 ◆CPytksUTvk [sage] 2008/02/27(水) 18:29:50 ID:QZjqKaZb
よし、適当なことを言ってみよう。
500KBなら、反目氏がナイトメア・オブ・ナナリーの設定を使って、
反目のスバルの短編を書いてくれる!

GJと言っておこう!

350 :反目のスバル ◆9L.gxDzakI :2008/02/27(水) 18:33:35 ID:ihY1hKnI
>>348-349
ゼロ様だけならSTAGE3.5にも出てるのですが…
…もうちょい絡まなきゃ駄目?

>>346
つまり八神家に邪気眼襲来というわけですな?

351 :リリカル! 夢境学園 ◆CPytksUTvk :2008/02/27(水) 18:38:25 ID:QZjqKaZb
>>350
ゼロもいいけど……ナナリーとかネモとかみたいなぁと勝手に言ってみる。
さーせん! 適当なこといいました!
けど、期待してます!

352 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 18:39:04 ID:EJ81DkDb
>>349
どう考えても無責任だろ
なに考えてんだか

353 :ゲッターロボ昴:2008/02/27(水) 18:39:51 ID:Aejo999A
先日ゼロ様を拝見した。
吹いた。
何だこれっ!この無敵具合、まるでブラックなのは!
あー、筆が進まない……まだ5KBだよ。

354 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 18:41:45 ID:U4AU+w8s
>>349
クレクレ厨が
自分で書けよ

355 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 18:44:46 ID:esAEI1nf
投下にも何にも言わない
コテは馴れ合う
雑談スレがあるのに続く雑談

末期か

356 :リリカル! 夢境学園 ◆CPytksUTvk :2008/02/27(水) 18:45:21 ID:QZjqKaZb
>>352 >>354
……なんか調子に乗ってすみません。
ふざけすぎました。
反目氏もごめんなさい。
冗談みたいなもんだったので、無理しなくていいです。

ちょっと自重します。
今夜投下予定だったのも、ちょっと推敲とかしますので。
また今度にしますね。
反省しないとなー……

357 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 18:46:52 ID:Vz8xA5oJ
>>354
クレクレ厨w
それ言ったら実際に書きこんだ リリカル! 夢境学園氏は何厨になるんでしょうかね?w
もしかして作家だから許されるって言うんじゃないよな?


358 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 18:49:00 ID:Aejo999A
まあ落ち着いてリンディ茶でも飲むんだ。
何?二回目だってこのネタ。気にしたら負けさ!

359 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 18:49:03 ID:esAEI1nf
>>357
どっちもあわせてクレクレ厨
何をそんなに必死なんだ?

360 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 18:51:23 ID:Vz8xA5oJ
>>358
おk落ち着いた
あと>>354につられて名前を出してしまったリリカル!夢境学園氏すまなかった


361 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 18:53:52 ID:Aejo999A
の、飲んだのか。
よし私も――ぶほっ!(気絶)

362 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 18:56:36 ID:f4f1xDLf
たしかにこの馴れ合いっぷりはキモい
作品でなくコテそのものがキャラになってるようだ

363 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 19:09:50 ID:WDuKP1w1
何をいまさら

364 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 19:11:21 ID:nzXX49rZ
お前ら雑談逝けよ

365 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 19:12:36 ID:esAEI1nf
そうだな、スレの伝統とか言い出す前にキモイと言っておけば良かった

366 :魔装機神:2008/02/27(水) 19:33:45 ID:5A30KOtM
ええと、少しでもスレの空気を直すために、電波を受けて30分ほどで考えた
嘘予告を投下してもよいでしょうか?

367 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 19:36:19 ID:Tp80ksNo
おkさ

368 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 19:37:55 ID:Aejo999A
よろしくお願いします支援

369 :魔装機神:2008/02/27(水) 19:39:16 ID:5A30KOtM
それでは投下します。

みなさん、未来世紀という世界をご存知でしょうか?
この世界、地球は環境汚染が進み大地が荒廃してしまった世界です。
そんな環境の中で人々が生きるには、あまりにも適さない世界です。
その中、生き抜くために人々は考えました。
ここが住めない世界ならば、新しい大地を求めるしかありません。
そして考えたすえ、スペースコロニーを建設しました。
スペースコロニー……その名のとおり、その移住地を宇宙に移したのです。
そのコロニーの姿も、ネオジャパン、ネオアメリカなど、以前の自分達の母国を象徴する形となりました。
ですが、何もすべての人がコロニーに移れるというわけではありません。
コロニーに移れるのは、ほんの一握りの人のみでした。
そして地球では、自分達もコロニーに上がりたいと、コロニー行きのチケットを求め、暴動などが起こりました。
勿論、その間でも世界観のにらみ合いが起こり、新たな戦争に発展しようとしていました。
ですが!(ぐっとマイクを握る)その全面戦争を避ける画期的なものが実現したのです!
それこそがガンダムファイト!!
ガンダムファイト。それはデューサー教授が提唱したもの。
地球をリングとして、コロニー国家が世界の主導権を賭け、自らの国家を代表するモビルファイター、通称「ガンダム」を使い、
勝った国が主導権を握るという、実に平和的なものです。
そのルールは簡単です。
様々な大会規定がありますが、その規定にのっとり、予選、決勝大会を戦って!戦って!!戦い抜いて!!!
見事勝ち抜いた者がガンダム・ザ・ガンダムの栄光にたどり着き、世界の主導権を握る事になります。
それだけではありません。
その「ガンダム」を操る「ガンダムファイター」にも、様々な恩恵を授かる事となります。
ガンダムファイトは4年に一度行われます。
そしてこの未来世紀60年。第13回になるガンダムファイトが今年行われる事になります。
ですが、今大会は少し様子が今までと違うようです。
ガンダムファイト開催前に、コロニー国家の一つである「ネオジャパン」から、何かが地球に落ちたのです。
それだけではありません。
今回のガンダムファイト。全大会から新たに一つの国家が参戦することが決定しました。
その国家の名はミッドチルダ。
ですが、そのミッドチルダはこの世界の地球国家でも、コロニー国家にも確認されていないのです。
なんと、ミッドチルダは、我々とは別の次元から来たというではありませんか。
今回のガンダムファイト、今までよりも激しさが増していきそうです。
さて、長い前置きはここまでにして……(さっと立ち上がる。
「それでは!!(ガバっとスーツを投げ捨てる)第13回、ガンダムファイト!レディィ……ゴー!!」

370 :魔装機神:2008/02/27(水) 19:41:05 ID:5A30KOtM
少女はたった、荒廃した大地に。
そしてそれを見て悲しむ。
なぜ、これほどまでに世界は荒れているのだろうか。
この世界では未だに時空管理局が手を出すほどの時空犯罪者はいない。
だが、それでも管理局がこの世界を管轄化に加えようとする気持ちは、彼女には痛いほど理解できた。
それが、管理局的に工夫はしたが、管轄内では禁止されている「質量兵器」にかなり近いものを使ってでも……
少女は、管理局員の全ての期待を受けてここにいる。
それだけではない。
優勝したガンダムファイターには、政府から一つだけ望みを叶えてくれるという。
「私がやらなきゃいけないんだ」
自分が勝つしかない。
この荒れ果てた大地のためにも。
何より、自分達の姉妹の自由を得るためにも。
そのために彼女はこの大地にいる。
「スバル、そろそろなのはさんとギンガさんが訓練を始めるって言ってるわよ」
その時、後ろからオレンジ色の女性の声が聞こえた。
彼女とは昔からの付き合いだが、こうして会うのはあの時以来か……
「わかったよティア〜。すぐに行く〜」
管理局を代表するガンダムファイター。
それは、およそ2年前の「J・S事件」では前線で活躍し、あのエース・オブ・エースと呼ばれる教導官じきじきの教え子で、
現在はAAランク(これが終われば、AAAを受ける予定)のランクを持つスバル・ナカジマであった。
「頑張らなきゃ。ね、相棒」
そう言って、スバルは全長約17メートル程にも及ぶ新たな相棒を見る。
スバルはこの地に立ち、様々な人、事件と出会い、彼女にとっては忘れなれない1年となる。
「魔道武戦伝Gスバル 第一話 G(ガンダム)ファイト開始!地球に下りたガンダム達にレディィ……今までのはフェイントだぜ!!」

371 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 19:41:07 ID:Aejo999A
支援

372 :魔装機神:2008/02/27(水) 19:43:25 ID:5A30KOtM
これにて嘘予告を投下完了。
まあ、電波と言うよりはある程度は想像できると思いますが、Gガンダムとのクロス嘘予告。
いや……質量屁域の概念をのければやれそうだなと思って。
他にも明鏡止水なスバルとか考えたけど、続けれるはずがありません。

373 :魔装機神:2008/02/27(水) 19:44:59 ID:5A30KOtM
すいません、質量屁域じゃなくて質量兵器でした。

374 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 19:48:15 ID:ETj5snDm
GJ!
スバルの求めていた「姉妹の自由」とは何なのか、ミッド代表ガンダムはどんなのなのか、色々期待の膨らむ予告でしたw

>今までのはフェイントだぜ!
あれ? 勇者王がいる…
…ああ、そういえば彼もドモン役のオーディションを受けたって聞いたなぁ…採用されたのは関さんだけど…

375 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 19:58:07 ID:Aejo999A
GJ!
誰もが一度は考えた筈さ・・・Gガンとクロス。
東方不敗が無敵すぎますが。

376 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 20:04:25 ID:7S+AAgNt
漫画版仮面ライダーBlackとのクロス短編、推敲が終わりましたので十分ごろから投下してもいいでしょうか?

377 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 20:06:22 ID:Aejo999A
予定ないですしOKかと。

378 :スーパーロボット大戦X:2008/02/27(水) 20:07:10 ID:pXs9AQVL
>>376
いいですよ。俺はこれから風呂ですが…。
それと朝か昼に言ったのですが9時ごろに俺もStrikerS Eandless Waltzの最終話を投下したいと思います。

379 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 20:16:34 ID:7S+AAgNt
それじゃ失礼します



「あの、お届け物です」

機動六課隊舎の広いロビーに、青年の声が響き渡った。三階建ての、少しばかり古い建物だ。
すぐ傍に海が広がっているため、風が吹くたびに潮の香りが鼻腔に流れ込む。そこに僅かながら香ばしい匂いが混じっているのは、ちょうど昼食の時間だからだろう。

「はーい、すみませーん!」

声に応じて、部屋の奥から出てきたのは、管理局の制服に身を包んだ女性だった。
艶やかな栗色のサイドポニーの先端が、腰の辺りで揺れる。見覚えのある顔だった。
といって直接の面識があるわけではなく、雑誌やテレビでちらりと見ただけだが。

高町なのは。
若くしてエースオブエースと呼ばれる彼女を知らない者は、余程の世間知らずだろう。

(本人か。ちょうどよかった)

同僚がこの有名人に会える可能性に羨望の目を向けてきたが、青年としては、あまり管理局に積極して関わることはしたくなかった。仕事だから仕方がないと諦めたが、できる限り早く立ち去りたい。
衣類の入ったダンボールを床に置き、ズボンのポケットから伝票を取り出す。

「ここに判子かサインをお願いします」
「じゃあサインで……あっ」

サインペンを握ったなのはの手が止まる。
見開かれた目は、青年を見つめていた。
またか。初対面の相手は、いつもそうなる。
ミッドチルダでは、青年の黒髪はよほど珍しい物らしい。

(地球……日本出身なら、そう驚くほどのもんじゃないだろうに)

顔には出さず、内心で嘆息する。それでも表情から漏れ出す何かがあったか、なのはは慌てて伝票にサインペンを走らせた。
その後、青年が出会ってきた人々と同じような詮索をしなかったのは、彼の高町なのはに対する評価を僅かながら上昇させた。詮索屋は好きではないし、出自を問われるには、経歴がちょっとばかり後ろ暗い。





380 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 20:18:46 ID:7S+AAgNt
「では、またのご利用を」

仕事用の作り笑顔を顔に貼り付け、心にもない言葉を置き去りに、青年は外に出た。
建物近くに停めてあった浅黄色のオートバイに跨り、ヘルメットを被り、急いで機動六課隊舎を後にする。
びゅうと潮風が、横合いから青年に吹き付けた。オートバイと同色の制服の右胸で、ネームタグが揺れる。
そこには、黒い文字で「コウタロウ・ミナミ」と書かれていた。

(……ちゃんと、昼飯食べてるかな)

首都クラナガンのアパートで、自分の帰りを待っている一人と一匹を思いながら、青年―――南光太郎はオートバイを加速させた。
空は、雲一つ無く蒼い。

南光太郎は、改造人間である。

秘密結社ゴルゴムに捕らわれた彼は、ニューヨーク地下の研究所から逃げ出した後、仮面ライダーBlackとしての戦いを決意したのだった。

(……仮面ライダー、か。俺は、そんな大層な奴じゃなかったよ)

風切り走るオートバイ。
ヘルメットの内側で、光太郎は苦笑を浮かべた。英雄が人々に救いをもたらす存在ならば、自分にその名はあまりに似合わない。
守るためにある筈の腕は、襲い来る怪人を引き裂き、時に親しかった人さえも貫いた。正義の使者の所業ではない。
ふと頭に湧いた「魔王」という言葉が、光太郎の心をひどく苛んだ。

1999年、滅びかけた日本。
遥か未来の世界を統べるゴルゴム首領、「魔王」との戦い。勝利したのは、光太郎だった。
超破壊エネルギーに砕かれ消えてゆく、自分と同じ姿をしたモノ。光の奔流に飲まれた光太郎が意識を取り戻した時、彼はクラナガンの路地裏で倒れていた。

(結局……世界は救われたんだろうか?)

無辜の人々が、平和に生きる未来を迎えたのか。
「魔王」の言ったとおり、ゴルゴムの瓦解と共に滅びたのか。
見届けることなく、光太郎はミッドチルダに来てしまった。あの地球出身だというエースオブエースの壮健が、彼が戦った結果なのかも知れないが。

(………未練、だな。くだらない)

あの光の奔流が、記憶の一切を焼き尽くしてくれれば、こんなことを考えずに済んだだろう。
光太郎は歯を食いしばり、腹の底から込み上げる何かを噛み殺した。口中に、得体の知れない苦味が広がる。
あの世界が栄えたにせよ、滅んだにせよ………南光太郎が生を許される場所は、何処にもない。

それは確信だった。
人類の歴史を思い出すがいい。肌の色が違うだけで迫害するというのに、人類ですらない者をどうして許容することができる?
一部には、サムやケイト達のように受け入れてくれる人々もいるだろう。だが、力の無いマイノリティに未来はない。
どのような形にせよ、光太郎があの世界から消えるのが、誰にとっても最良の選択だった。

381 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 20:20:30 ID:Aejo999A
おお・・・すごい支援

382 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 20:22:01 ID:7S+AAgNt
―――お願い、もうどこにも行かないで。

そんな、妹分の言葉が耳に蘇り、胸を痛ませることもあった。だが、どうあっても戻るわけにはいかない。
この世界に飛ばされて三年。光太郎は……自分の半身と呼べる存在と出会ってしまったのだ。



光太郎が全ての仕事を終え、クラナガンにあるタチバナ運輸の営業所に到着したのは、空の茜が黒に塗り変えられつつある頃だった。
数台のトラックの近くにオートバイを停め、脱いだヘルメットを抱えて営業所に入る。
昼間に寄った機動六課隊舎を数倍大きくしたような、白い建物だ。

「おおコウタロウ、帰ってきたか」
「どうも親父さん。ただいま戻りました」

奥の机で、書類を片付けていた初老の男性が顔を上げた。顔に幾筋かの皺こそ刻まれているが、髪は黒々としていて、がっしりと力強い体は四十五という年齢を感じさせない。
タチバナ運輸の社長で、光太郎が親父さんと呼んで慕う人物だ。

「で、どうだった? エースオブエースってのは?」

見かけによらずミーハーのところがあり、手元にある雑誌の表紙で、高町なのはが純白のバリアジャケットを纏って微笑んでいた。
光太郎はポケットから伝票を出しながら答えた。

「どうだったって、ちょっと会っただけですよ? 話なんてしてませんし」

「なんだつまらん……ま、ずっと話してて仕事忘れられるよりはいいわな」

豪気な笑い声が、営業所内に響き渡る。
釣られて、光太郎も控え目に笑った。

親父さんと出会ったのは、光太郎がこの世界にやってきてすぐのことだった。
路地裏で目覚め、そこがどこかも分からず混乱していたところを、偶然通りかかった彼が助けてくれたのだ。

―――うちに来るか?

笑いながら向けられたあの言葉は、今も耳の奥で響いている。
元より行き場もなく、何より声の優しさに惹かれた光太郎は、一も二もなく差しのべられた手を取った。人と関わってはいけないと思っていても、突き上げる衝動はどうしようもなかった。

それから、光太郎はタチバナ運輸の社員として働いている。親父さんを含めた周囲には、記憶喪失で名前以外は覚えていないと伝えていた。
恩人にまで嘘をつくのは心苦しいが、話せばどうなるかは目に見えている。それに………心のどこかに、忌わしい過去全てを切り離してしまいたい、という思いがあるのかも知れない。

「おっと、そうだそうだ。コウタロウ、今日はバイクの掃除終わったら、もう上がっていいぞ」

親父さんが、ぱんと手を叩いて言った。
配達こそ終わったが、今日預かった荷物の仕分けはまだしておらず、伝票のチェックも売り上げ計算も終わっていない。光太郎は小首を傾げた。

「お前、ここしばらく休み無しじゃないか。がんばってくれんのはうれしいけど、あんまり無理すると倒れるぞ」
「無理だなんて、そんな。明日なら、明日取ってますし」

改造された肉体は、光太郎に無尽蔵と言ってもいい体力を与えてくれる。
そうでなくとも、一生を尽くしても返しきれない恩があるのだ。出来る限りのことをしなければ、申し訳なくて目も合わせられない。
そんな光太郎の思惑を撥ねて、親父さんは首を振った。

383 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 20:23:58 ID:Aejo999A
支援

384 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 20:26:08 ID:xjYNvkAZ
フム、支援ですな。

385 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 20:28:17 ID:7S+AAgNt
「それにな……お前のちっちゃい奥さんが来てるんだよ」

光太郎がその言葉の意味を理解する前に、休憩室から一人の少女が姿を現した。
電灯から降る光を受けて煌めくピンクの髪に、草原の色をして緑のワンピース。華奢な肩には、猫ほどの大きさの白い竜が乗っていた。

「キャロ、フリード? 何でここに?」
「コウタロウさん!」
「キュクルー!」

顔中に喜色を浮かべ、キャロ・ル・ルシエが走り寄ってくる。肩から離れた子竜フリードリヒが、光太郎の頭に飛び乗り、耳をがじがじと甘噛みした。
本来、アパートで光太郎の帰りを待っているはずの、一人と一匹だった。彼らのじゃれあいを微笑ましいものとして眺めながら、親父さんが説明を加える。

「入り口からその子が顔出してた時はびっくりしたよ。話を聞いてみりゃあ、明日ひさしぶりに二人……と一匹で出かけるから、待ち切れずに向かえに来たって言うじゃないか」

親父さんは物知り顔で数度頷くと、光太郎の肩に手を置いた。今は亡き養父のように、温かい手だった。

「あんなかわいい子泣かしたら、俺の男が廃れちまうよ。だから、今日は行ってやれ。明後日からまたがんばってくれればいいさ」

それで、光太郎の喉から否の言葉は掻き消えた。
これ以上拒み続ければ、親父さんの温情を踏み躙ることになる。それに、キャロの期待に満ちた瞳もあった。

「……じゃあ、お言葉に甘えさせてもらいます。キャロ、すぐ終わらせるからもう少し待っててくれ。晩飯を食べに行こう」

数十分後、オートバイの清掃と点検を終わらせた光太郎は、キャロとフリードを伴って営業所を離れた。制服から着替えた彼は、白いジャケットとズボンという簡素な出で立ちだった。
ゴルゴムとの戦いに身を置いてからは、服装にあまり頓着したことはない。何を着ても、改造人間との戦いですぐに破れてしまうからだ。

「―――だけどキャロ。フリードがいるからって、こんな時間に外に出たら危ないぞ。最近は、ガジェットとかいうのも出るらしいからな」

高層ビルの谷間、雑踏に紛れて隣を歩くキャロを窘める光太郎を、人はどう見るのだろう。年の離れた兄か、はたまた若い父親か。
しかし二人の間柄は、そのどちらでもない。

「すみません……でも明日が楽しみで、部屋でじっとしてられなかったんです」

声が弾むのを抑えようともせず、キャロは腕に抱いたフリードの頭を撫でた。子竜が、心地よさそうに目を細める。
光太郎にも、キャロを強く咎める意図はなかった。夜の一人歩きは褒められたことではないが、そうさせた自分にも非はあるのだ。

(このところ、忙しくてあまり構ってあげられなかったからな)

キャロとの出会いは去年、日々冷たさを増す風が冬の到来を告げる頃。
ある夜、彼がその日の仕事を終え、晩の食糧を求めて外出した時のことだった。

386 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 20:28:17 ID:Yer9P9Oy
シ・エーン

387 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 20:30:05 ID:7S+AAgNt
量販店の傍、狭い路地の前を通りかかった光太郎の耳が、人間の息遣いを捉えた。
付近には、彼以外の歩行者は見当たらない。
しかし改造により鋭敏化された聴覚に、聞き間違いはありえなかった。精神を集中し、音の元を辿る。

(そこか)

視線の向かう先は、路地裏の奥だった。
そこには、暗がりの中に幾つかのゴミバケツが置かれているだけだったが、息遣いは間違いなくそこから聞こえてくる。

いつもの光太郎なら、面倒を避け、そのまま通り過ぎていただろう。しかしその夜に限り、彼は憑かれたように路地裏の中に足を踏み入れた。
なぜそうしたのか、今になっても答えは出ない。光太郎は、気配と足音を消して一歩一歩慎重にゴミバケツに近づき、そっとその向こう側を覗き込んだ。

「―――女の子!?」

光太郎はぎょっとして叫んだ。
そこには、壁に寄り掛かるようにして一人の少女が眠っていた。年齢は十代前半。
特徴的なピンク色の髪と、白いローブが夜闇に映える。しかしそのどれもが埃に塗れて汚れていて、少女が逃亡者であることを光太郎に教えた。
そうでなければ、こんな場所で隠れるように眠っている説明がつかない。

「ふぇ……?」

光太郎の大声が、眠りを覚ましてしまったのだろう。少女の瞼がうっすらと開いたが、起き抜けの意識は判然としていない。
何かを求めるように四方八方に首を振り、やがて光太郎の顔と出会った。視線と視線が合わさる。

「…………」
「や、やぁ」

とりあえずの挨拶。
少女の目が見開かれた。

「きゃあああああ!!」

甲高い悲鳴が、駆け上って夜空を衝く。
同時に、ローブの中から白い小さな影が飛び出し、光太郎に飛び掛かった。鼻に激痛が走る。

「いてててて! な、何だ!?」

光太郎は顔に覆い被さる何者かを掴み、力任せに引き剥がした。
白い、猫ほどの大きさの翼竜が、背中を抓まれて暴れている。これが、鼻に噛みついていたのだ。

「キュウッ! キュウウッ!」

竜が鋭い牙を噛み鳴らして光太郎を威嚇する。
小さい体は、元気の塊のようだ。しかし子供とはいえ竜など、このミッドチルダでもなかなか見られるものではない。
それが何故、こんなところに?
その時、横合いからジャケットの裾が引っ張られた。

「フリードをいじめないで!」

ピンク色の髪の少女だった。瞳に必死を湛え、光太郎の腰にしがみ付いている。
この竜は、どうやらフリードという名前らしい。どちらかと言えば、いじめられていたのは光太郎の方だったが。

388 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 20:31:58 ID:7S+AAgNt
「………いじめたりなんかしないよ。ほら」

そう言って、光太郎は地面に膝をついた。
暴れるフリードを少女に渡し、真正面から瞳を覗き込む。疲弊の色が在り在りとしていた。
思えば裾を引っ張った力も、幼いことを抜きにしても弱かったように感じられる。
彼女が何に追われているのかは知る由もないが、碌に休む暇もなかったのだろう。

「だけど、せめて事情は教えてくれないか? 君は、何から逃げてるんだい?」

今の自分が、どれほど力になれるかはわからない。だが、こんな年端もいかない少女が塵埃に塗れて逃げ回らなければならない理不尽を、見過ごすわけにはいかなかった。

「………っ」

しかし、少女はフリードを胸に掻き抱くと、そのまま口を閉ざしてしまった。
考えあぐねているのだろう。目の前の男に打ち明けてしまっていいのかを。
光太郎に胸内で、怒りが燃え上がる。何が、ここまで彼女を追い詰めているのだろうか。

「だいじょうぶ。俺は、君の味方だ。……絶対に」

一句一句を、耳朶に刻みつけるかのような力強さで、光太郎は言った。信じて欲しいという思いから紡がれた言葉に、決して嘘はない。
それきり光太郎は黙し、少女の返答を待った。
伝えたいことは伝えた。これで駄目ならば、自分はその程度の男なのだ。

「………ぅぅ」

俯いて顔の見えない少女から、か細い声が上がる。華奢な肩が、小刻みに震えていた。
不思議そうに主を見上げるフリードの鼻先に、一滴、輝くものが落ちる。すぐに二滴目が落ち、三滴、四滴を呼び、止むことなくフリードの顔を濡らして、服の袖に染みを生んだ。

「………」

光太郎は、少女を抱き締めた。
何故そうしたのか。それで何がどうなるかなど、彼自身分からないまま震える少女を包み込んだ。
自分の半分もない小さな体は、氷のように冷たい。光太郎には、それが気温の低さによるものだけではないように思えた。

「我慢なんて、しないでいい」

胸の中の少女に、そっと囁きかける。それが少女の耳朶を撫でた時、震えが止まった。

「ぅぅ……ぅぅぅ……うわああああああああん!」

ジャケット越しにも、胸元が濡れる感触がある。涙も泣き声も、光太郎は全て受け止めた。
こんな子供が、何故泣くことすら我慢しなければならない? 怒りと悲しみが、渾然一体となって荒れ狂った。
だが、それを問うのは後でいい。光太郎は抱き締める腕に力を込めた。
今はただ、止め処ない嗚咽と涙を受け止めてやるしかなかった。

389 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 20:32:37 ID:Aejo999A
支援

390 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 20:33:27 ID:Aejo999A
支援

391 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 20:33:42 ID:7S+AAgNt
少女の名は、キャロ・ル・ルシエ。
泣き止んだ後、涙を拭いながら教えてくれた。
年齢は九歳と、思っていた以上に幼い。
何故追われていたのか。何に追われていたのか。
それは、彼女の生い立ちにまで遡らなければならなかった。

そもそもキャロはミッドチルダで生まれたわけではなく、光太郎と同じく別の世界の人間なのだという。といって地球ではなく、管理局が第6管理世界と呼ぶ世界だ。
キャロは、そのアルザスという地方に住む、ル・ルシエという少数民族に生まれた。

ル・ルシエは、竜と共に生きる者達。それ故何より先んじて教えられるのが、竜の召喚だった。
それについて、キャロには天稟とも言うべき資質が備わっていたのだろう。彼女は幼くして、二体超えてもの竜を召喚することができた。

白銀の飛竜、フリードリヒ。
光太郎に噛みかかった小さな竜で、キャロが卵から孵化させたらしい。まだ幼いが、その真の姿は十メートルにも及ぶ。
そしてもう一体、漆黒の巨竜ヴォルテール。
アルザスにおいて、大地の守護者と呼ばれる存在だという。

その二体がキャロの呼び掛けに応じ、少女の守護竜として契約を結んだのだ。
だが、なんという皮肉だろうか。キャロを守護する存在が、これから彼女に降る悲の原因になるとは。

―――――部族からの追放。

それが、ル・ルシエの長老が下した命令だった。強過ぎる力は災いを呼ぶのだと。
平和に慣れ過ぎた彼らは、平和を壊すかも知れない存在を恐れ、平和のためと銘打って、平和に生きたかった少女を排除する。
恐怖に駆られた衆は、人から転げ落ち獣を超えて愚かになるのだろうか。

それでも、キャロは首を縦に振った。
自分が居ることで、人々に不安を与えることを望まなかったのだ。
まだ親に甘えたい盛りの少女には、とても見合わない決意。しかしその裏で、彼女は血涙を流したことだろう。
かつての仲間に追い立てられ、子竜フリードのみを友とした旅が始まった。
その果てに倒れたキャロを保護し、このミッドチルダに連れてきたのが、管理世界を見回っていた時空管理局だったという。

「じゃあ、君は管理局から逃げてきたのか? だが、いくらなんでも君みたいな子供に危害を加えるような真似はしないと思うが……」

光太郎は湧いた不可思議に首を捻った。
しかし現に、キャロは眠るためにゴミバケツの裏に隠れなければならなかったのだ。それが、瑣末な勘違いによるものとはとても思えない。
話は、いよいよ核心に迫りつつあった。

392 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 20:36:13 ID:7S+AAgNt
力尽きたキャロが目覚めたのは、四方を真っ白な壁に囲まれた部屋だった。

(どこ、ここ……?)

天井に設置された光る物体に目を細め、キャロは身を起こした。
掛けられていた毛布が二つ折りになり、胸の上で眠っていたフリードがその中でもがく。
どうやら、自分はベッドに寝かされていたらしい。

荒野で倒れていたのを、誰かが助けてくれたのだろうか? しかし、部屋の中に人はいない。
外を覗こうとしても窓さえなく、左方に金属製の扉が一つあるだけだった。生活のために作られた空間ではないようだ。

……………牢獄。

頭の片隅で不吉な言葉が首をもたげたのを、キャロは首を振って追い出した。
自身が持つ人々に災禍を与える危険性は、ル・ルシエの部族しか知らない。最近はフリードの力を使うこともなかった。
牢獄に閉じ込められる謂われはない。

とはいえ、ここが何処なのかくらいは知りたい。
キャロはフリードを胸に抱き、ベッドから降りた。服はそのまま、サンダルも傍に揃えてあったため、助けられただけで他に何をされたという訳でもないようだ。
踏み締めた白い床は、サンダル越しにも冷たい。足の裏で感じる質感は、木でも土でもなかった。
改めて周囲を見回せば、部屋を構築する全てが、キャロにとっての未知だった。

石や鉄に似ていてそのどれでもない、部屋の壁は何で出来ている?
天井で光る、ランプでも蝋燭でもない物は?
場所を問わず香った、草木の瑞々しい匂いはどこに?

「……怖いよ、フリード……」

胸元の子竜に、ぽつりと呟きが落ちる。
自分が無知なだけで、アルザスから遥か遠くの都会では、これが普通なのかも知れない。
それでも、キャロにとっての未知であることに違いはない。
山と降り積もる不安に、前に進む足取りは重くなるばかりだった。だが、このまま部屋で思考を巡らせていても、不毛なだけで何も変わらない。
固唾を飲み込み、キャロは扉を押そうとした。

393 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 20:37:28 ID:EJ81DkDb
支援

394 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 20:37:46 ID:Aejo999A
マンガ版はトラウマ・・・支援

395 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 20:39:21 ID:7S+AAgNt
「―――それで、あの女の子と竜はどうなんだ?」

少女の動きが止まる。
前方に伸びかけた手が、当て所なく彷徨った挙句に引っ込んだ。扉の向こうから、話し声が聞こえてくる。

「ああ、あのピンクの髪の。疲れてただけで怪我一つなかったからな、その内起きるだろ。竜の方は元気だったし」

内容は、キャロとフリードのことだった。
盗み聞きをするつもりはない。しかし声が硬質な靴音と共に迫り、自分が話の種では、耳の背けようがなかった。

「あの子も魔導師になるのか?」
「なるというか、するんだろ。何せこの人手不足だ。俺達みたいな低ランクが戦力に数えられないくらい、な」

溜息が語尾の後に続く。
よくわからない話だった。だが、声に滲む感情は、決して良いものではない。
…………胸の深いところで、未だ癒えない傷口が、疼いた。

「たしか、竜使役の特殊技能持ってるんだっけか。また、ぽっと出に階級越されちまうのかね」
「……つらい話だけどな。管理局は実力主義だ。平凡な能力しか持たない奴の出る幕なんてないのさ。脳味噌が魔力でできたようなの率いられるのはまっぴらだがね」

耳を塞いでも、声は擦り抜けてキャロに届く。
床に落ちたフリードが、主人の身を案じて見上げてくる。

声には妬みがあった。

―――あんな子供が、何で二体もの竜を!?

声には嫌悪があった。

―――強い力は災いを呼ぶ。悪いが、出て行ってくれんか。

幾十、幾百の言葉が、記憶の海より這い出てキャロの古傷を抉る。
それまで優しくしてくれた人々が、掌を返して悪意を吐きかけてくる苦悶。防ぐ術は、少女にはなかった。

「もう、やめて」

396 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 20:40:12 ID:Aejo999A
支援

397 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 20:41:15 ID:gzVFwG2A
漫画版未読なんだが、設定に違いあったっけ?

398 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 20:42:22 ID:7S+AAgNt
キャロの膝が崩れる。
切実なる懇願は、しかし誰にも届かなかった。
投げ槍な声が、扉に向こうから聞こえてくる。

「竜だの何だの………なんであんな化け物どもがいるのかね」
「まったくだ」

それが最後だった。
その後はどうなったのか、記憶は朧げで定かではない。ただ、窓から黒煙を吐き出す建物を背に、フリードを抱えて必死に走ったことだけは覚えている。
しかし、所詮は子供の体力。疲労が完全に回復していなかったこともあり、キャロは休憩地として、暗くて狭い、人が寄り付かなさそうな場所を選んだ。
光太郎と出会う、一日前のことだ。

「それで、こんなところで寝ていたのか」

光太郎は渋面を作った。
昨日営業所のテレビに医療センターで火災が起きたという速報が流れていたが、まさか彼女が原因だとは思わなかった。
管理局員の言葉も、遣る瀬の無い気持ちから生まれたものだろう。しかし無自覚にとはいえ、少女の心を傷つけて良い理由にはならない。

「これから、どうするんだ?」

「………」

キャロは口を閉ざした。愚問だった。
行くあてのない、それ故の流浪。ミッドチルダの要である管理局には追われる身。
このままでは、野垂れ死にを待つ以外にどうすることもできない。

(この子は、俺だ。ゴルゴムと戦っていた時の、俺だ)

いや、それより遥かに酷い。光太郎にはまだ、受け入れてくれる人がいて、帰る場所もあった。
それでも、孤独感は止め処なかった。人の中にありながら、暗闇の中にたった独りで取り残されたような気がした。
ならば、真に独りであるキャロの悲しみは如何ばかりか。
フリードがいるとはいえ、本来なら家族の庇護を受けていなければならない年齢。それが、望まない力を持ってしまったために故郷を追われ、天地の何処にも居場所がない。

出会って一日さえ経っていないというのに、光太郎には他人事とは思えなかった。もしも親父さんに拾われていなかったのなら、立場は逆転していたかも知れないのだ。
あの時、信彦がゴルゴムに捕らわれ、光太郎だけが逃げ出した時のように。

「キャロ、だったっけか」

「は、はい」

一つの決意を胸に、光太郎はキャロの両肩に手を置いた。
自身、無謀であると思う。だが、このまま見捨てていくことは、どうしてもできなかった。

「君がよければ、だけど………俺の所に来ないか?」

399 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 20:44:09 ID:gzVFwG2A
なんというプロポーズ支援

400 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 20:44:52 ID:Aejo999A
親父が蜘蛛怪人だったよ支援

401 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 20:46:39 ID:7S+AAgNt
―――それからは、色々なことがあった。

まず最初にして最大の難関である親父さんに事情を説明したが、しっかりやれよと言われただけで、簡単に認めてくれた。
もしかしたら、彼も過去に何かあったのかも知れない。
住居も社員寮からアパートに移った。
もともと何を贅沢する訳でもなかったため、溜まっていた貯金の良い使いどころとなった。管理人が動物好きの――少なくとも少し大きいトカゲがその範疇に入る――アパートを探すのは、少しばかり骨が折れたが。

(……あれから、もう一年か。早いもんだな)

光太郎の意識が、現在に回帰する。
二人と一匹の生活は、一つばかりの憂慮を除けば、然したる問題もなく続いていた。
当初は光太郎に気を使い、借りてきた猫のように身と心を固くしていたキャロだったが、最近では年相応の無邪気を見せてくれるようになった。
フリードも前は隙あらば喉笛を食い千切ろうとしてきたのに比べ、今では指といわず耳といわず甘噛みをしてくる。これは、できれば控えて欲しかったが。

(管理局も、今はガジェットとやらの対応に忙しいらしいしな)

ただでさえ人手不足の管理局だ。
いつまでも一人の少女に拘泥している暇はないのだろう、捜査の手がこちらまで伸びることはなかった。
しかし、それがキャロの孤独をより強調するようで、光太郎の胸に一抹の悲しみを落とす。
魔法の国も、一部を除けば人に対する冷たさは東京とあまり変わらなかった。

「コウタロウさん? どうしたんですか?」

声の方に目を向けると、キャロが怪訝そうに光太郎を見上げていた。
一度思考にのめり込むと、他のことに気が回らなくなる。光太郎の悪癖だった。
不自然ではない程度の笑顔を作り、キャロに向ける。

「いや、明日はどこにいこうかな、と思ってね。廃棄都市での特訓ばかりじゃつまらないだろ?」

心配顔が見る間に笑顔に変わった。
自分の深奥を無防備なまでに明け透けにした笑顔。少しばかりの悲しみならば、これで容易く消し飛んでしまう。

「キャロの行きたいところにしよう。服も買おうか。そのワンピースも、ちょっと痛んできたみたいだ」

今キャロが着ている緑のワンピースは、光太郎が彼女に初めて買い与えた物だ。ル・ルシエの衣装は、街中を歩くには目立ち過ぎる。

「そんな、いいですよ。これもまだ着れますし」

そう言って笑みを絶やさないキャロだが、ところどころに見える不格好なほつれは隠しようがない。大切にしたい、という気持ちもあるのだろう。
だが、光太郎はキャロを甘やかしたかった。
わがままだって、いくらでも言って欲しい。
今までずっと我慢してきた分を、取り戻してやりたかった。

「いつも寂しい思いをさせてるからな。その埋め合わせくらいはさせてくれ」
「寂しくなんて、ないです。フリードもいてくれるから」

それに、と言って、キャロは光太郎の手を握った。

「あの時、コウタロウさんが私を見つけてくれなかったら……もっと寂しくて、寒くて、死んじゃってたと思います」

握る手に、軽く力が込められる。
軽くというのは光太郎の体感であり、実際はキャロの渾身であるのかもしれない。

「それに、コウタロウさんはどんなに遅くなっても、一緒にご飯食べてくれるじゃないですか。もう、二度とそんなことできないって、思ってたのに……」

402 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 20:49:53 ID:7S+AAgNt
声音に、湿った色が混じる。涙の前兆だった。
過去を思い出してか、それとも感極まってか。
とりあえずとして、光太郎はキャロの手を握り返した。小さくて柔らかくて、気をつけなければ、潰してしまいそうだった。

(それは俺のセリフだよ、キャロ)

言葉にはせず、光太郎はただ胸中で呟く。彼も、以前はキャロと同じ思いを抱えて日々を過ごしていた。
魔法が飛び交い、幾多の使い魔が住むこのミッドチルダでさえ、光太郎は異形の存在なのだ。
人と無暗に親しくすれば、何が糸口となってこの身に宿る秘密が露見するかもわからない。
たとえ恋し恋されようとも、人でない体は必ず相手を傷つける。
親父さんにさえ、記憶がないと嘘をつき、決して越えさえない境界線を引き、必ず一歩離れたところで接していた。

そこに、キャロが現れた。
以前、改造人間としての姿と力を見せてなお、私と同じですねと、優しく微笑みかけてくれた少女が。
それで、光太郎を苛んでいた思いは消えた。
親父さんが恩人ならば、彼女もまた恩人だった。いくら感謝を重ねても足りないのは、自分の方だ。
話題と気分を変えるため、光太郎は思いつきを口にした。

「……そうだ。昼間に新しい食堂を見つけたんだ。今日はそこにしてみようか?」
「はい。私は、どこでも」

ビルの窓から漏れ出る光が、二人に落ちて陰影を深めた。
食堂は光太郎達がいる位置から、ビル群を挟んだ向こうにある。人気の多い大通りを沿って行くと二十分はかかるが―――

「少し、近道しようか」

キャロの手を引き、人波から外れて路地裏に入る。営業所近隣の裏道は、大体把握していた。
外に出る仕事をしていると、自然と頭に染み込むものだ。
やがて、四方をビルに囲まれた、矩形の広い空間に出た。壁にはボールらしきの痕が見受けられ、昼間は子供達の遊び場となっているらしい。
その中心に足を進めたところで、光太郎は舌打ちした。

「………くそ、平和ボケし過ぎたな」
「え?」

キャロが何事かを尋ねる間もなく、前方の通路から一人、暗闇から湧き出るように男が現れた。同時に背後に一つ、荒々しい気配が出現する。
年齢は二十代も半ば。眉間に寄った皺と顎の無精髭が、男の性根を物語っていた。
無骨な手には、金属製の杖のようなもの―――デバイスが握られている。

403 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 20:50:21 ID:Aejo999A
支援

404 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 20:50:51 ID:xjYNvkAZ
支援、二度目ー。

405 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 20:52:17 ID:IHydg+qM
支援

406 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 20:52:25 ID:QZjqKaZb
支援!

407 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 20:53:21 ID:Vz8xA5oJ
支援

408 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 20:54:37 ID:7S+AAgNt
「よう、兄ちゃん。ここを通るには通行料がいるんだ。知らなかったか?」

全く予想を裏切らない文句に、光太郎は自分の愚かさを呪った。彼らは違法魔導師だ。
時空管理局に迎合することができず、一般人に馴染むこともできなかった魔導師。中でも魔力が低い者は、こうした一般人相手の強盗などに身を落とすことが多い。
光太郎自身幾度かちょっかいを出されたことがあり、都市にはこういった輩が出没するのを知っていたが、失念していた。

「そこのガキに怪我させたくねぇだろ? おとなしく払った方がいいぞ」

背後の男が、纏う雰囲気そのままの声を出す。
ちらりと目を遣れば、彼もまた手に金属製の杖を持っていた。

「コウタロウさん……」
「大丈夫だ」

不安げに見上げてくるキャロを抱き寄せ、光太郎は改めて状況を確認した。
どうやら男達はこれが初犯ではないらしく、魔法を使えるという利点を生かし、飛び掛かられても十分に返り討ちにできる距離を保っている。それに標的の前後からなら、どちらかが倒されても残った方が襲うことができる。
明らかに常習犯の手口だった。
出口は前後で二つ。どちらも塞がれている。

それでも、光太郎一人ならば問題はない。
訓練されたドーベルマンを遥かに凌ぐ身体能力ならば、変身せずとも掠り傷一つ負わず無力化できる。
だが、傍にはキャロがいた。光太郎には当たらなくとも、流れ弾が彼女に及ぶかも知れない。無茶はできなかった。

「どうした? さっさと財布出さねえか」

前方の男が、苛立ってきたのか建前も捨てて歯を剥いてくる。これ以上長引かせると、向こうが何をしてくるかわかったものではなかった。

「わかった。金は出すから、何もしないでくれ」

そう言って、光太郎は懐に手を入れた。
だが、本当に渡すつもりはない。財布を渡してしまうと、明日から生活ができなくなる。
彼らが手慣れているのは、あくまで強盗の手筋だ。一応獲物の抵抗を考慮しているとはいえ、自分達の能力を超えた者と戦ったことはないのだろう。
滲む気配の荒みに似合わず、杖を構える姿はどこもかしこも隙だらけだ。注意すべきは魔法だけで、それは使わせなければいいだけのことだった。

まず、取り出した財布を男の顔面に投げ付ける。バリアジャケットを纏っていない相手なら、意識を奪うまでではいかなくとも怯ませることができるだろう。
間を置かず後ろに跳んでもう一人を気絶させ、戻って前方の男を片付ければいい。経験上、五秒もかからない作業だった。
キャロにもほとんど危険はない。

(キャロの前で暴力を振るいたくはないが、仕方ない)

言葉で退かせることのできる相手ではなかった。
それに光太郎の疾駆は、キャロの知覚が及ぶような速度ではないのだ。何もわからないまま、男達が地に伏すのを見ることになるだろう。
決意を固め、光太郎が行動しようとした、その時だった。

409 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 20:54:56 ID:QZjqKaZb
おさるさんかも?
でも、00分超えれば大丈夫 支援

410 :スーパーロボット大戦X:2008/02/27(水) 20:55:44 ID:pXs9AQVL
支援しよう

411 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 20:56:02 ID:7S+AAgNt
「キュアッ!」

怯える主人を守るためか。
光太郎の思惑など知る由もないフリードがキャロの胸元を飛び出し、前方の男の腕に噛みついた。小さな牙が皮膚を突き破り、血の滴を地面に落とす。
手から離れた杖が、乾いた音を立てて転がった。

「何だこいつは!?」

悲鳴を上げ、男は腕を振り回した。
所詮は子竜の力。動きに耐え切れず、宙に放り出されたフリードが壁面に叩きつけられる。

「フリード!」
「動くな、ガキ!」

駆け寄ろうとしたキャロに、後ろの男が杖の先端を向けた。やはり獲物の抵抗を受けたのは初めてらしく、喚き声に平静は感じられない。

「キャロ、危ない!」

キャロの小さな体を引き寄せ、胸に抱く。直後、光太郎の背中を灼熱が襲った。
歯を食いしばり、苦鳴を噛み殺す。ジャケットの繊維と肉が焦げる匂いが鼻を突いた。

「光太郎さん!」

背中は見えなくとも、光と匂いで何が起きたのかを悟ったのだろう。見上げてくるキャロの顔は、恐怖で塗り潰されていた。
これは、まずい。光太郎の頬を冷や汗が伝う。
痛みのせいではなかった。最悪の事態が脳裏を過る。
前方では腕から血を流した男が、拾い上げた杖を二人に向けていた。怒りと殺意が、混じり合って全身から放出されている。

「てめぇら、妙な真似しやがって……ぶち殺してやる」

殺す。
その言葉で、キャロの肩が大きく跳ねた。限界まで見開かれた眼に、みるみる涙が溜まっていく。

「いやぁ……いやぁ……いやぁ……」
「キャロ、大丈夫だ。キャロ!」

うわ言のように呟き、首を振り乱すキャロに、必死の声は届いてはいないようだった。
光太郎の胸に焦燥が募る。最悪の事態が脳裏を抜け出し、現実にてその猛威を振るおうとしていた。

412 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 20:56:56 ID:7S+AAgNt
「お前ら、何ごちゃごちゃと―――」

言い掛けた言葉ごと、男達は不可視の力に吹き飛ばされた。同時に、キャロを抱きかかえていた光太郎も宙を舞う。

「くっ」

体勢を整え、両の足で地に降り立つ。遅れて男達が、先ほどフリードにした罰のように、前にいた者は前の、後ろにいた者は後ろの壁面に叩きつけられた。

「あああああああああああああっ!!」

迸る絶叫は、矩形の空間の中央に立つキャロが発しているものだった。目に正気の光はなく、ピンク色の髪がワンピースの裾が、突風に煽られているかのように激しく棚引いている。
統一されず形の取れない魔力が、嵐のように荒れ狂っていた。

「暴走か……っ」

見据えながら、光太郎は苦々しく呟いた。
キャロに眠る力は、たしかに極めて強い。だがそれを扱う彼女自身は甚だ未熟で、激情に駆られた時、その力に飲み込まれてしまう。
最近は無人の廃棄都市で行う訓練の積み重ねにより、滅多に起こらなくなっていたが―――

「キュゥオアアアアアアァ!!」

絶叫に咆哮が重なった。視線を移すと、気を失っていたフリードが、両の翼を猛々しく広げていた。
小さな体が燐光を纏う。キャロの髪の色と同じ、ピンクの光。
主の暴走に、呼応しているのだ。

「駄目だ! キャロ、フリード!」

光太郎の制止の声は、光の爆発に飲み込まれた。全身に襲いかかる凄まじい圧力を、両足に力を込めて耐える。
光が消え、夜闇が戻った時、そこには巨大な竜がいた。その体色から白銀の飛竜とも呼称され、物語に登場するワイバーンを思わせる、フリードの真の姿だった。
空間の半分を占める巨体を器用に動かし、キャロの傍に寄ったフリードは、ワンピースの背を咥えて少女を広い背中に乗せた。

「うわああああっ!」

恐怖に駆られた男が、杖を放り出して路地に向かう。だが、それより速く風を切り、男の胴を打ち据えたものがあった。
大樹が如き、フリードの尾だ。

413 :スーパーロボット大戦X:2008/02/27(水) 20:57:41 ID:pXs9AQVL
思ったより長いな。支援

414 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 20:57:56 ID:Vz8xA5oJ
支援

415 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 20:58:53 ID:7S+AAgNt
「ぐあっ!」

口から吐瀉物を撒き散らしながら、人形のように軽々と飛んだ男は、今まさに逃げようとしていたもう一人の背に激突した。絡み合って転がり、どちらの逃亡も阻止される。
フリードの怒りに満ちた視線が、呻く男達を射抜く。生かしておくつもりがないことは、容易に知れた。

「やめるんだ、フリード」

だが、南光太郎はそれを許さない。怒り狂う竜の前に、真っ向から立ちはだかる。

「おぉ、お前何で」
「あの子の手を、血で汚させないためだ」

間接的であれ、人の血は手に粘り付いて離れない。心優しい少女の手の白を、おぞましい赤で塗り潰してなるものか。
フリードの牙の隙間から、唸り声が漏れて辺りを流れる。標的を、光太郎に変えたのだ。
怒りに曇った目では、個人の判断も覚束ないのだろう。
ならば、言葉では止めることはできない。

(許せ、フリード)

内心のみで呟き、光太郎は上着を脱ぎ、矩形の空間の端に投げた。ついでシャツがその上に重なり、上半身が露わとなる。
突然の脱衣を怪訝そうに見ていた男達は、彼の身に眠る秘密を目の当たりにすることになった。

両目が、複眼状に拡大される。色は、黒から赤に変わっていた。
額の皮膚が破れ、二本の触覚が伸びる。
半開きの口からは、鋸のような歯が覗いた。
全身に血管が浮かび、そこから色素が染み出しているかのように、肌が緑色に変色してゆく。
光太郎の肉体を構成している細胞が、その配列を変えているのだ。
すなわち―――人間から、飛蝗へ。
悪夢のような光景に、背後の男達の心拍数が急速に上昇していくのが感じられた。

「ひっ、ひぃいいいいいっ!」

恐怖の悲鳴に彩られ、光太郎の変身が終わる。
頭骨の形状そのものが変わり、複眼もより巨大になっていた。口は、もはや人のものの原型を留めてはいない。
飛蝗の頭部、そのものだった。
残ったズボンと靴が脱ぎ捨てられる。全身は緑色の装甲で隈なく覆われ、脇腹には折り畳まれた節足までが備わっていた。
人と飛蝗の、忌わしきハイブリット。
魔法が存在する世界の住人にさえ恐怖される、光太郎の真の姿だった。

416 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 21:00:40 ID:7S+AAgNt
複眼の多重視界全てにフリードが映る。白銀の巨体が纏うオーラが、猛々しい生命の証として燃え盛った。

――――殺せ。

変身によって目覚めた光太郎の中の獣が囁く。外見の変形に伴い、薄まった人としての理性に、牙を爪を立てた。

(黙れ。引っこんでいろ)

内心に浮かべた一言で、獣を捻じ伏せる。目前の相手がゴルゴムの改造人間ならば、喜んで従ってやっただろう。
だがフリードは、キャロは家族だった。家族を引き裂くのは、一度きりで十分だ。
ふと、背後の男達が気絶していることに気付いた。丁度いい。
下手に逃げたところをフリードが追って、大通りで立ち回りをさせられずに済んだ。

「オオオオオオッ!」

目の前の存在が自分を超える怪物であると感じたか、フリードが咆哮を上げた。
巨体を旋回させ、太い尾を鞭のようにしならせる。先ほど男にしたよりも遥かに強い一撃が、壁面を削りながら光太郎に迫った。

轟音。大気が弾け、発生した風に触覚が揺れる。
ただ、それだけだった。
本体は、両足を開き、胴に受けた尾の衝撃に倒れないよう丹田に力を込めた姿勢で微動だにしない。
光太郎はその場から、一歩たりとも退いてはいなかった。

「無駄だ、フリード。知っているだろう?」

廃棄都市での特訓。暴れるフリードを止めていたのは、他の誰でもない光太郎だった。
加えて、場所が彼の味方をしていた。屹立する四つのビルに囲まれた空間は、それなりに広いとはいえ翼長約十メートルにも及ぶ翼を広げるには狭過ぎる。
飛竜であるフリードの真価を、ここで発揮することはできない。
それら全てを踏まえて、光太郎は無駄と断じたのだ。

だが、フリードもまた背水の陣で戦っていた。
自分が倒れれば、次は主が襲われる。彼の中でその図式が出来上がっている以上、実力の差などという瑣末な問題で牙剥くことを止められはしない。

フリードの顎が開く。洞穴のような喉奥から、赤々とした炎の塊が撃ち出された。
背後の男二人をも包み込んで余りある火球が、飛蝗型の改造人間に直撃する。
爆音が、幾重にも反響しながら夜天に駆け上った。闇が焼き払われ、代わって真紅が空間を支配する。
轟と燃え立つ火柱に、勝利を確信したフリードが勝鬨を上げようとした。
だがそれを制止する、強い響きを持つ声がある。

417 :スーパーロボット大戦X:2008/02/27(水) 21:02:01 ID:pXs9AQVL
支援だ

418 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 21:02:34 ID:nbGIWiUV
支援

419 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 21:02:45 ID:QZjqKaZb
支援!

420 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 21:03:20 ID:7S+AAgNt
「それも、俺には効かない」

炎の中から、黒い影が滲み出る。鎧を漆黒に染めた、南光太郎の異形だった。
彼は本来、飛蝗男と呼称される筈の改造人間だ。
それが、次世代のゴルゴム首領として他の改造人間と分けられるのは、体内に埋め込まれた賢者の石故だった。
この石が持つ超作用により、光太郎は緑から黒に変わる。身体能力は倍以上に引き上げられ、本来持ちえない筈の超能力の駆使が可能となる。
フリードの火球を防いだのもそれだった。額にある第三の目から、千分の一に弱めた超破壊エネルギーを障壁として放ったのだ。
背後の二人はおろか、光太郎にさえ届いてはいない。

地面にへばり付く火球の残滓を照り返し………漆黒の鎧が、まるで黒い太陽のように輝く。
びゅう、びゅうとビルの谷間から風が吹き込み、炎を全て浚って行き過ぎた。代わって闇が舞い降りて、それで全て元通りだった。
フリードが狼狽する気配が伝わってくる。必殺の、必殺でなければならなかった筈の火球が及ばなかったのだ。

決着をつける頃合いだった。
最前から、光太郎はこちらに近づく多数の気配があることを感じていた。おそらく、通報を受けて出動した陸士の部隊だろう。
到着までには、ここから逃げ出さなければならない。もちろん、キャロとフリードを連れて、だ。

「クォオオオオン……!」

フリードが吠える。しかしそれは先程のように威に満ちたものではなく、明らかなる怯えの産物だった。
ならば、次に来るのは破れかぶれの一撃以外にはない。
再び顎が開かれる。効かない火炎を連ねるのかと思いきや、フリードは長い首を伸ばして光太郎に迫った。
頭を噛み砕くつもりなのだろう。楕円を描くように並ぶ鉄杭のような牙なら、それはたしかにできるかも知れない。
だが、所詮は恐れが生んだ後先を考えない一撃。
飛蝗を人間大に拡大した超絶的な身体能力と、人間としての理性に基づく英知を併せ持つ光太郎に、届く道理はない。

フリードの顎が閉じる。だが、そこに光太郎はいなかった。
齧りとった虚空に戸惑いながら、フリードは消えた敵を探した。だが、逃れる場所など一つしかないことに気付き、上空を見上げようとした時には、何もかもが遅かった。

漆黒の流星が、二条の赤い光を引きながら降ってくる。
真紅の瞳を輝かせ、南光太郎が降ってくる。左足が内側に折れ、右足が伸び、それは飛び蹴りの体。

「眠れ、フリード!」

大気の壁を突き破り、天空からの蹴撃が翼竜の頭部にぶち当たる。
衝突の勢いのままフリードは下顎を地に沈め、小さく呻き声を上げて気を失った。幾分か手心を加えていなければ、彼の頭は肉片と化していただろう。
連動して、キャロの身体からも力が抜け、広い背の上に倒れた。フリードの体が、先程と同じように発光する。
光太郎は腕を伸ばし、気を失ったキャロを、鉤爪で傷つけないように注意して抱き寄せた。

421 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 21:03:25 ID:gzVFwG2A
最強の飛蝗男支援

422 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 21:04:42 ID:QZjqKaZb
頑張って!
頑張って管理局の魔の手から逃げ切るんだ 支援!

423 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 21:05:05 ID:7S+AAgNt
次いで脱ぎ捨てた衣服を回収すると、それで光太郎とキャロがこの場所にいたという証拠はなくなった。唯一の懸念は、未だにのびている物盗りの二人組だが………わざわざ叩き起こして口封じをしている時間はない。
それにきっと、その必要もないだろう。

腕に家族を抱え、光太郎は跳躍した。ビルを軽々と飛び越え、夜空を舞う。
大都市の薄い闇に、闇よりもなお黒き鎧は、かえって浮き上がって見えた。


高町なのはが現場上空に到着したのは、担当の陸士部隊が現場検証を行っている時だった。
四つのビルに囲まれた矩形の空間を、茶色の制服を纏った陸士達が忙しく行き交っている。
下降し、地に降り立ったなのはは、一人の男性隊員に声を掛けた。

「機動六課の高町一等空尉です。不可解な魔力反応があったとの報告ですが……」

話を聞くと、それほど大した事件ではなかった。
以前から被害届けが出ていた軽傷の違法魔導師二人と、高熱で溶け崩れた杖型のデバイス。発見されたのはそれだけで、仲違いの末の共倒れといったところだろう。
他に怪我人もなく、地面のところどころに火炎魔法を使ったと思わしき焦げ跡があったが、延焼はしていない。
一日に少なくて五件は起こる、平凡な事件だ。
不可解と聞いてレリックが関係しているのかと思い、なのは自ら調査に赴いたが、どうやら勘違いのようだった。

「しかし、どうも妙な点があるんです」
「妙な点?」
「はい。観測された魔力の反応はAランクを超えていたのですが、違法魔導師二名はどちらもDランク。どうやったって、Bランクにさえ届きません。それに……」

424 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 21:05:52 ID:7S+AAgNt
こちらへ、といって男性隊員が案内したのは、捕らえた違法魔導師二名の前だった。バインドにより自由を奪われており、そうでなくともエースオブエースの敵ではない。
しかし、なのははひっと息を呑んだ。首筋を冷たい汗が伝う。

男の一人は、ひどく怯えていた。
顔は死人のように青く、眼は血走り、全身の震えは絶え間ない。気味の悪いうわ言を、涎と共に垂れ流していた。

「あああれは……何、何だあの……虫虫虫虫……」

もう一人の男はずっと押し黙っているが、時折、耐えきれない恐怖の噴火のように叫ぶ。

「あいつを殺せぇ! あんな悪魔、この世に生かしておくなぁっ!」

泣き、喚き、叫び、狂気が飛び交う。
嫌悪に込み上げる吐き気を抑え、なのはは顔を背けた。人間としての、それは正常な反応だったろう。
直視し続けていると、自分の精神までが侵されてしまいそうだった。
顔を顰めた男性隊員が横合いから詳細を伝えてくる。

「薬物や酒類は検出されず、幻影魔法か何かの効果と推測されますが、実のところは不明です。これから医療センターに運び、精神的治療を施す予定ですが、効果はあまり期待できません」
「そうですか……ご協力、ありがとうございました」

レリックが関わっていないのなら、長居する理由はない。何より、これ以上この場所に居たくなかった。
はやてに事の次第を報告し、それで今日の仕事を終わらせよう。
再び夜空に舞い上がろうとした、その時だった。視界の端で、緑色の小さな何かが跳ねる。

「………バッタ?」

暗闇に目を凝らすと、それは確かに飛蝗だった。クラナガンのような都会では、滅多に見られない生き物だ。
それが何故、こんな所に?
なのはの疑問に答える筈もなく、飛蝗は二度三度あちこちに跳ねると、背中の羽を広げ、何処かへ飛び去ってしまった。

425 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 21:08:03 ID:Aejo999A
うんうん、これはいいライダーだ支援

426 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 21:08:41 ID:7S+AAgNt
アパートの部屋に到着した光太郎は、電灯さえ点けずに寝室に向かった。
一歩一歩進むにつれ、変身が解け、飛蝗から元の人間の姿に戻っていく。衣服を着るのももどかしいと居間に放り、寝室の扉を蹴り開ける。

眠るキャロとフリードをベッドに寝かせ、自分はその傍らに座り込んだ。そこで初めて、光太郎の全身から力が抜けた。
反動としてか、どっと疲労が押し寄せてくる。久方ぶりの変身と戦闘は、強靭な肉体にも少しばかりこたえるものがあった。

――――いつまで、この生活を続けられるのか。

加えて、そんな不安が光太郎に重く圧し掛かる。
先程の暴走はどうにかあの矩形の空間の中で治まったが、一歩間違えれば大騒ぎになっていた。
前に比べれば頻度は確実に減ったとはいえ、完全になくなった訳ではない。
時折廃棄都市で行う訓練は、力の使い方をある程度までは教えることができる。だが、本来魔法に関して門外漢である光太郎では、いつか必ず限界がくるだろう。

今日のような、危険な場所には近づかないようにするか。
それは当然のことだ。しかし最近出没するようになったガジェットを思えば、真に安全な場所など存在しない。
キャロに、部屋から絶対に出るなとでも?
馬鹿げている。
薄闇の中で、光太郎は大きく息を吐いた。
キャロもフリードも、よく眠っている。不安など、微塵も感じていない安らかな寝顔だ。
それを守るために、自分は何をすべきなのか。

一つの答えは出ていた。
力の使い方を、正式な魔導師の下で学ばせる。
つまり、時空管理局にキャロの保護を申し入れるのだ。
追われる身とはいえ、管理局は懐が広い。キャロ程の資質があれば、快く受け入れてもらえるだろう。
ともすれば、同い年の友人だってできるかもしれない。

彼女の将来を考えるのなら、その方が良いに決まっていた。こんな、何時人でない身と知られ、石もて追われるかわからない男と居るべきではない。
そう思っていてなお、光太郎がそれをしなかったのは――――キャロが傍からいなくなることに、彼自身が耐えられないからだ。

427 :スーパーロボット大戦X:2008/02/27(水) 21:09:08 ID:pXs9AQVL
支援

428 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 21:10:19 ID:7S+AAgNt
居場所のないキャロを庇護することで、この世界での居場所を確立する。
その上、彼女は自分と同じ傷と不安を抱えていた。同じ苦痛を共有することで、負担を少しでも和らげることができる。
だが、キャロが自立すれば、彼女にとって光太郎は不要となる。
だから、しなかった。吐き気がするようなエゴだ。

(………ああ、わかってるさ。全部、俺の自分勝手だ)

光太郎は両手で顔を覆った。自覚していて、それでもやめられないところに罪深さがある。
月明かりさえ差し込まない闇の中に、キャロの笑顔が浮かんだ。その幻影さえも明るくて、純粋で、愛おしく、そして苦しかった。

ほんの少し前までは、自分を想ってくれた女性さえ突き放すことができたのに、何故今また心を殺せない?
また独り、自分と周囲の全てに怯える生活に戻るのを恐れているのか?
何時から、こんなに弱くなってしまったのだろう。

「………コウタロウさん」

小さな声に、光太郎はびくりと震えた。
耳をくすぐる寝息は、最前と全く変わらない。瞼も下りていることから、キャロは未だに夢の中だろう。
ただの寝言――――

「……捨てないで……ずっと、一緒に……」

じわりと、視界が歪む。ベッドの端から垂れた小さな手を握り、光太郎は泣いた。
自分が改造されたと知った時も、義兄弟と戦う宿命を負った時も流れなかった涙が、眼尻から流れて止まらない。

「それも、俺のセリフなんだよ、キャロ」

嗚咽を漏らし、震える光太郎は、魔王でも英雄でもなく、ただの人間だった。

429 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 21:11:26 ID:gzVFwG2A
>>376によればこれ短編だよな、まさか最後までぶっちぎるのか支援

430 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 21:11:33 ID:mDRmnFM0
ごるごむの仕業!

431 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 21:12:02 ID:7S+AAgNt
以上、投下終了です。長々とすみませんでした。

432 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 21:12:31 ID:wX18oLSU
支援

433 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 21:13:10 ID:gzVFwG2A
乙。
続きもあるんだよね?期待してるぜ

434 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 21:13:31 ID:nbGIWiUV
続くよな?続くよな!?

435 :スーパーロボット大戦X:2008/02/27(水) 21:13:43 ID:pXs9AQVL
>>431
GJだ!
なかなか人間ドラマがあふれる話だった。
しかし一時間以上もかかるとは思いませんでした。
俺の投下は10時に延ばします。

436 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 21:14:16 ID:Aejo999A
支援

437 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 21:15:04 ID:QZjqKaZb
続きがあることを期待w
GJでした。

438 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 21:16:18 ID:Vz8xA5oJ
乙でした
原作知らないけどかなり楽しめた

439 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 21:21:26 ID:Aejo999A
ああ・・・私のトラウマが氷解していく・・・
ええ話や・・・GJ!

440 :仮面ライダーリリカル電王sts:2008/02/27(水) 21:25:11 ID:AVMUFOs7
GJ!ええ話や、こんな話はホンマに泣けるで!

441 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 21:29:56 ID:7S+AAgNt
ご支援、ご感想ありがとうございます。
今のところ続編は未定です。思いついたらまた書くかも。

442 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 21:29:59 ID:xjYNvkAZ
>>431
乙&GJでした。
マンガ版かぁ、雑誌連載時にチラ読みしたことはあったけど……。
どっかに単行本、転がってないかなぁ。


さて、私も続きを書くか……。

443 :スーパーロボット大戦X:2008/02/27(水) 21:31:00 ID:pXs9AQVL
さっきも言いましたけど俺は10時に投下しますんでよろしくお願いします。

444 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 21:43:53 ID:xdsGUz+x
>>443
だからあなたはそういう風に目立ちたがると言うかしつこいから嫌われるんだよ。
予約したんだから二回言うなや
あなたのためのスレじゃないんだから、風呂入るから支援できないとかウザいだけだ。
別にしてくれって頼んだわけでもないってのに。


445 :名無しさん@お腹いっぱい:2008/02/27(水) 21:53:09 ID:WePzyk0F
ライダーGJ!!
しかし、千分の一でA以上!?
フルパワーなら、海を一人で潰せるな、まてよライダー…デバイス…ベルト…バリアジャケット…まさか!?


446 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 21:54:22 ID:QZjqKaZb
>>443-444
喧嘩しない、喧嘩しない。
仲良くしないとスパイク首輪付きのフリードをぶつけんよ?

――泣き顔で引きずられているキャロ付きで。

447 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 21:55:06 ID:jjgOALQI
かつて真仮面ライダーでやろうとして後が続かなかったのでできなかったネタだな

448 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 21:56:06 ID:nOqM5cIV
今更ですが闇の王女第二章期待して待ってますw

449 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 21:56:09 ID:g/mJ4NdI
まあ、Blackは最強の化け物だからなぁ

450 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 21:57:12 ID:xdsGUz+x
>>446
むしろキャロをつかまえて泣きやむまでなでこなでこしてあげます。


451 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 21:59:30 ID:wO2LZ7Y0
>>445
キングストーンの力は偉大です。

452 :スーパーロボット大戦X:2008/02/27(水) 22:00:05 ID:pXs9AQVL
しつこく言ってすみませんでしたがあの感想の勢いを見て焦ってしまいました。そして投下します!

 ウイングガンダムゼロが海に落ちていく様子をなのは達はただ見ているだけであった。
 その様子を見てなのははブラスターモード、フェイトは真ソニックフォームとライオットブレードを起動させて自分達を囲んでいるガジェットを破壊し、
 ゆりかごの外装を破壊してゆりかご内部へと突入し玉座の間へと向かうのである。



 最終話 エンドレスワルツの終曲



 なのはとフェイトは玉座の間にたどり着き玉座の間にいるスカリエッティ、ウーノ、クアットロと対峙する。

「スカリエッティ!」
「あなたを逮捕します!」

 スカリエッティはなのはとフェイトの速さに感服し、拍手を送る。

「なかなか素晴らしいよ。こんなに早くここまで来るなんて……。さすがはエース・オブ・エースとプレシア・テスタロッサの子供だね」
「貴様!」
「フェイトちゃん、落ち着いて……」

 なのはがフェイトをなだめる。

「だけど我々しかいないわけではないのだよ」

 スカリエッティが指を鳴らすとガジェットの大群が突然姿を現す。そうこの部屋にステルス機能で隠れていたのだ。
 ガジェットは4種類見られ、そのうちの1種類は8年前になのはを重傷にさせたものである。

「あれは……」
「スカリエッティ、お前の仕業だったのか!」
「あれはたまたま出て行って、君を襲っただけだよ高町なのは。もっとも君もなかなかの強さだから出来れば人造魔導師にでもしようかと思ったがね……」
「黙れ!」

 フェイトは怒りに任せてガジェットの大群に突撃し、なのははそれを援護するように砲撃をする。
 しかしここにあるガジェットもクアットロの遠隔操作で動かしているのですべての攻撃が当てれるわけではない。
 フェイトが攻撃を受けようとするのをなのはが何とか援護して防御に回ってくれるが思ったより数は多い。
 二人は何とか玉座の間にあるガジェットを全て破壊するが、魔力がほとんど残っていない。
 二人の強さにスカリエッティはまた拍手を送る。

「やはり君達は素晴らしいよ。ならこれは君達にプレゼントだよ」

 スカリエッティは右手に嵌めていたグローブから魔力弾を撃ちなのはとフェイトに当てる。
 二人は防御をするが、その隙にスカリエッティは赤い糸を下からだしなのはとフェイトの体を縛る。
 二人は魔力の使いすぎで動けなくなくなってしまう。

『く!』
「どうだね、体を動かせなくなるという気分は……」


453 :スーパーロボット大戦X:2008/02/27(水) 22:01:04 ID:pXs9AQVL
 ゆりかごの外でははやてがトーレ、セッテ、チンクと戦っていたがはやてにとっては不向きなタイプばかりである。

「このままじゃ……」
「はやて!」
「はやてちゃん!」
「主はやて!」

 突然下から声がする。下からはヴィータとリインフォースU、アギトと融合したシグナムが現れる。

「ヴィータ、リイン、それにシグナム……、何やその格好は?」
「まあこれには色々事情がありまして……」

 シグナムは事情を説明しようとする。
 アギトはゼストの最期を見送った後ゼストの遺言どおりにシグナムと共に道を歩む事を決意しシグナムと融合したのだ。
 その融合したシグナムの格好色も違うし上着はないが背中に炎の翼が4枚生えているようなものである。その翼はウイングガンダムゼロの翼とは違うものである。

「主はやて、それよりなのはとテスタロッサ、それにヒイロは?」
「ヒイロさんは海に落ちてもうた……」
「な!?」
「なのはちゃんとフェイトちゃんはゆりかごの中で戦っている」
「なのは……」
「リイン、私と融合や!」
「はいです!」

 はやてとリインフォースUが融合し、はやての髪と瞳の色がリインフォースUのものになる。

「皆行くで!」
『おう!』

 はやてはチンク、ヴィータはセッテ、シグナムはトーレと戦う事になる。
 その様子をスカリエッティはモニターを通してなのはとフェイトに見せる。

「君たちの仲間もなかなかやるようだね……。しかし君達の部下はどうかな?」

 スカリエッティはモニターをもう一つ出す。そこに映し出されたのはガジェットの大群に囲まれて突撃をしているスバル達の姿である。
 スバル、ティアナ、エリオ、キャロ、ギンガ、ディエチ、オットー、ディードの姿はもはやボロボロである。血まで流している。
 スバルやギンガ、ディエチやオットーやディードにいたっては神経ケーブルまで見えるほどの怪我をしている。
 それに一人125機の数で戦っていたがさすがにそれは厳しいものである。

『はああ!』

 スバルとギンガがリボルバーナックルでガジェットを殴るが二人のリボルバーナックルはもはや壊れているも当然の状態である。
 ティアナとディエチはそれぞれ砲撃をするが、魔力切れのためにもう空砲くらいの魔力弾しか撃てなくなってしまう。
 エリオのストラーダとディードのツインブレイズも刃こぼれを起こしてしまいまともに斬れる状態ではない。
 キャロとオットーも援護をしていてヴォルテールもいるのだがそれでも相手の数は減らずヴォルテールも倒れてしまう。

「これって完全に絶体絶命よね……」
「でも僕は諦めません!」
「あたしも!」
「私もです!」
「まああんた達も諦める気なんてないでしょ」
『……』

 ディエチ、オットー、ディードも薄ら笑いをしながら黙ってうなずく。

「あたしも諦めない馬鹿よね!」

 全員がボロボロになりながらも諦める意志をまったく見せない。



454 :スーパーロボット大戦X:2008/02/27(水) 22:02:00 ID:pXs9AQVL
 その頃海中にあるウイングガンダムゼロのコックピットの中でヒイロは考える。

(俺は本当に殺さなければいけないのか? 少ないともあの二人は殺したくないと意志が俺には見えた)

 ヒイロはあの一瞬でトーレとチンクの心の中が見えた気がした。

(だがジェイル・スカリエッティ、ナンバーWのクアットロにはその意志がまったくなかった……)

 ヒイロはその事も頭に入れて考える。今自分は何をすべきでどういった決着をつけるべきかを……。
 それがかつてのマリーマイアの反乱の時と同じ事にヒイロは気付きウイングゼロと話す。

「ゼロ、これは前と同じだな。マリーメイアの時と……」
『そうだな』
「お前はどう思う?」
『どう思うとは何のことだ?』
「俺達は俺達の世界で起こった事を再現しようとしている。お前はどう思う?」
『さあな』

 ウイングゼロはそっけない答えを返す。

「……、そうか」
『だがな』
「?」
『お前の好きにすればいい。俺はお前の機体だからな……。それに俺はにこれしかないからな……』
「そうか、ならゼロいけるな!」
『任務了解』



 外での苦戦しているようすをただ見ているだけでしかいないなのはとフェイトは悔やむ。自分達の力のなさを……。

「もう君達に勝ち目はないよ。それにだ……」

 スカリエッティは何かのボタンを押す。するとゆりかごの回りには特殊なシールドが張られる。

「このシールドはAMF以上のものでね。魔力攻撃を一切受け付けないのだよ。それに質量兵器でも並みのものでは打ち破る事は出来ない」
『そんな……』
「絶望したかい? それは面白い、では皆がこの後絶望する様子を共に見ようではないか……。ハッハッハ」

 スカリエッティは大きな声で笑う。


455 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 22:02:02 ID:Aejo999A
>闇の王女
現在執筆中。ギンガさんかっこいいなあ、チンク格好いいなあと思いながら。

ブラックは世界を支配できるパワー持ってるしなあ。

456 :スーパーロボット大戦X:2008/02/27(水) 22:03:24 ID:pXs9AQVL
 ゆりかご外でのはやて達の戦いもなかなか決着がつかないでいたがトーレとチンクが戸惑い始めている。

(私達は本当にこのままでいいのだろうか?)
(ただドクターの言いなりになって人を殺す事に意味はあるのだろうか?)

 二人が攻撃をやめるのを見てセッテも攻撃をやめるとはやて達も攻撃をやめる。

「どうしたんですか? あれは……」
「わからへん」
「ですが何か考えているようですね……」

 リインフォースU、はやて、シグナムがその様子を見て考えていると突然上から熱源反応を感知する。

「え?」
「上だと!?」
「新手か!?」
「新手!? だが私達も知らないぞ!」

 はやて達やトーレ達も突然の事で戸惑う。ゆりかごよりも上空に浮いているのはツインバスターライフルの構えを取っているウイングガンダムゼロの姿である。

『ウイングゼロ!?』
「ヒイロさん、無事やったんか!?」

 ヒイロはそんな皆の事を気にせずツインバスターライフルの照準をゆりかごのある部分にあわせる。

「ターゲット、ロックオン」

 そのウイングガンダムゼロの様子はゆりかごの中でも観測された。

「上空にウイングゼロが現れました!」
「何ですって!?」
「ドクター、ウイングゼロの方から通信が入ります」
「ほう……」

 モニターにヒイロの姿が映し出される。

『ヒイロ(さん)!』
「確認する。そのゆりかごにシールドは張っているな?」
「貴様何を!?」
「ゆりかごは完璧なんだな?」
「もちろんですわ」
「君達の無力さを思い知るがいいさ」
「了解した」
『何!?』

 ヒイロはウイングガンダムゼロのツインバスターライフルを発射させてゆりかごのシールドを破り駆動炉を一気に破壊する。

「ドクター大変です。駆動炉が完全に破壊されてます」
「どうやらあれは並みの質量兵器ではないようだね……。少々厄介だな、クアットロ、ガジェットにウイングゼロを落とさせろ」
「わかってますわよ。しかしあの男は惨めね、こ、こんな事をしても無駄なのに……」

 しかしそんな強気な事を言ってるクアットロだが明らかに恐怖を抱いているのが誰の目から見てもわかる。
 表には出してないがウーノだけでなくスカリエッティも少しばかり抱いている。
 そしてすぐに第2射が発射され、今度は駆動炉から玉座の間に向かうところが完全に破壊される。

「何故彼はこんな事を平気で……」
「ドクター、まずいです! シールド強度が70%を切りました! ウイングゼロの照準は違いますがあのバスターの威力がどんどん上がってます。
次にあれ以上の威力のあるバスターを撃たれたらゆりかごは撃沈します」
「やめなさい! ここにはあなたのお仲間が二人もいるのよ……」


457 :スーパーロボット大戦X:2008/02/27(水) 22:04:19 ID:pXs9AQVL
 なのはとフェイトは縛られて体の自由が利かないが二人はヒイロを信じる。
 ウイングガンダムゼロの次の発射を阻止するためにクアットロの遠隔操作するガジェットの猛攻がウイングガンダムゼロを襲い、
 ツインバスターライフルの反動とトーレ達に付けられていた損傷が元でガジェットの攻撃でも装甲が傷ついていき、
 遂には片翼と片腕と片足をなくしてしまうが、それでもウイングガンダムゼロはツインバスターライフルの構えをやめない。
 ヒイロはこの時ツインバスターライフルの出力を最大設定つまりコロニーさえも破壊できるパワーにして玉座の間を
 なのはとフェイトがいるにもかかわらず撃とうと考えていたがその時ヒイロの頭には色々な事が思い出される。
 かつて自分のミスで死なせてしまった少女と子犬の事やマリーメイアを空砲で撃った時に言った自分の言葉、
 はやてが泣いて自分に怒った事やなのはとフェイトがヴィヴィオと指きりの約束をしたことを……。

「ち! ゼロ、いいな!」
『もちろんだ』

 そしてツインバスターライフルは発射されるがそれは玉座の間をわずかにずれるものであった。

『ヒイロ(さん)!』

 ウイングガンダムゼロはツインバスターライフルの反動に耐えられなくなり、爆発を起こしながら大破する。
 しかしツインバスターライフルの威力はヒイロが直前で下げたがそれでもゆりかごを沈めるには充分の威力である。
 ゆりかごはシールドを完全に破壊され地上にと落ちる。幸いにもゆりかごが落ちたところは浜辺である。
 そのため津波が起きたりしたが街に被害は出なかった。
 なのはとフェイトはゆりかごが落ちる時に赤い糸がわずかだが緩むのを感じて自分達を縛る赤い糸をぶっちぎり、
 落下の衝撃に備えることに成功する。

「はあはあ、フェイトちゃん大丈夫?」
「大丈夫だよ、なのはの方は?」
「こっちも大丈夫」

 二人とも幸いにも少し服が汚れた程度済んだのだ。
 ゆりかごは完全に機能を停止し、クアットロの遠隔操作もいつの間にか途絶えていてガジェットは全機動かなくなる。
 ガジェットが動かなくなるのを見て地上にいるスバル達は安堵して全員その場に倒れる。

「ふう……、なのはさん達、やったんだね……」
「そのようね……」
「でも僕達……」
「もう動けません」
「私もよ……」

 しかし倒れている割には皆笑顔である。

「こちらもだ、だがドクターを止めるのを手伝ってくれてありがとう」
「その礼はまだ早いと思うわ……」


458 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 22:04:23 ID:Aejo999A
ぬあ、割り込んですいません。支援。

459 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 22:04:27 ID:8fRcGi/7
相変わらず面白!
支援

460 :スーパーロボット大戦X:2008/02/27(水) 22:04:51 ID:pXs9AQVL
 空の方でもガジェットが停止し、全機地上へと落下しチンクは何とかトーレとセッテに拾い上げられる。

「どうする気だ?」

 シグナムが三人に聞く。

「もう決着は付いた……」
「私達の負けだな……」
「トーレ姉さま、チンク姉さま……、本当にこれでよろしいのですか?」

 セッテがトーレとチンクに聞く。

「これでいいんだ。セッテ……」
「これでまだ私達は希望を捨てなくてすむ」

 トーレとチンクはかつて自分が生まれたばかりの頃はきっと世界はよくなるだろうと希望を持っていたが8年前のゼストの部隊を襲撃した時から、
 二人の中からは希望がほとんどなくなっていたが、ヒイロのおかげでその希望を取り戻しつつあるのだ。

「それに姉達はもう人を殺す必要がなくなった」
「そうだな、感謝しなければな……。ヒイロ・ユイ……」

 ゆりかごの中ではスカリエッティとウーノが気絶していて、クアットロがようやく目を覚ます。
 クアットロの姿はメガネがなくなり、髪の毛がほどけている姿である。

「くう、まさかこんな事になるなんて……。ドクターの夢がこんな……。すごくつらいわ。もう死にたい」
「今、楽にしてやる」

 なのはとフェイトが気付かない間にいつの間にかヒイロはゆりかごの中に入っていて自分の持っていた銃をクアットロに向けている。

『ヒイロ(さん)』
「まさかそれで私を殺す気? それはまた弾が入ってないんでしょ……」

 クアットロが言い終わらない内にヒイロはクアットロの顔のすぐ横を撃つ。
 弾が入っている事を教えるために……。

「そんな……」
「前に言ったはずだ、俺はお前を殺すと……」
「ああ、あああ」
「覚悟はいいな」
「いやあああああああ!!」

 ヒイロは引き金を引くが銃からは弾が発射されない。クアットロはそんな事を知らずにまた気絶してしまう。
 弾が出なかった事になのはとフェイトとが疑問に思いヒイロに聞く。

「ヒイロさん、何で発射されないんですか?」
「簡単な事だ。弾が一発しか入ってないからだ……」
「ヒイロ……」
「これでもう本当に俺は誰も殺さなくてすむ……」

 ヒイロはそう言い終わるとヒイロも自身も力尽きて倒れそうになるがなのはとフェイトがヒイロを支え、
 ヒイロはただ疲れ果てて意識を失っただけだとという事がわかる。
 なのはとフェイトはその時のヒイロの顔が安らかなものだと思い微笑みながら声をかける。

『ヒイロ(さん)、お疲れ様です』

461 :スーパーロボット大戦X:2008/02/27(水) 22:05:18 ID:pXs9AQVL
 数分後地上部隊や本局からの増援もありスカリエッティとナンバーズはドゥーエを除いて全員逮捕される。


 新暦75年9月24日、ここに10年近くに及ぶレリック事件もといJS事件は終局を迎える。
 その数週間後レジアスは自身が戦闘機人事件に関与していた事を発表し、その座を退く。
 機動六課に協力したディエチ、オットー、ディードも収容所に帰る事になり、機動六課のメンバーと別れの言葉を言う。

「ディエチ、オットー、ディード、元気でね」
「また会えるわよ、スバル……」

 スバルとギンガは泣いて別れを告げるが相手は涙を流していない。

「本当は泣きたいが泣けない自分達が悔しく思うよ」
「今度会う時はそういった感情を覚えますね……」
「それでは……」

 そう言って三人は収容所へと帰っていく。
 スカリエッティとナンバーズの処遇だが首謀者のスカリエッティとウーノとクアットロは反省の色がまったくないために別々の次元世界の収容所に送られ、
 残ったメンバーはチンクが考案した更生プログラムを受講する事になり、トーレとチンクとディエチの三人がまとめ役になる。



 新暦76年4月29日、レリック事件改めスカリエッティ(JS)事件は完全解決と発表され起動六課も試験的な期間を終え解散する。
 解散と同時にヒイロはどこかへといなくなる。しかし皆はヒイロとまた会えるのを信じる。
 それから数週間後、解散したメンバーはそれぞれの道を歩んでいくのである。
 スバルは災害救助隊で活躍、ティアナは執務官を目指し猛勉強中、エリオとキャロは自然観測隊として共に自然を守っていく道を選び、
 その二人に助けられエリオとキャロの友達になったルーテシアは大幅な魔力封印を施され、目覚めた母のメガーヌと共にどこかの次元世界で静かに暮らす。
 ギンガはナンバーズの更生プログラムの指揮官として色々なことを教える事になり、
 ギンガはディエチなどと協力して他のナンバーズの指導に励む事になり、クイントの遺伝子持つノーヴェは近いうちにナカジマ家の養子になるそうである。
 はやては守護騎士と新たな家族アギトと共に次元世界の捜査官を務め、
 なのははヴィヴィオを引き取りつつも戦技教導を続けていき、フェイトは執務官を続けている。
 そのなのはとフェイトはお互い仕事が休みなのでヴィヴィオと共にどこかに遊びに行こうとしている中、三人は人盛りの中でヒイロと会う。
 ヒイロは役目を終えたと悟り自分の世界に帰る気がなく、このままミッドチルダで旅を続ける事にしていたのだ。
 ヒイロはその三人の様子を見てふと笑い、なのはとフェイトとヴィヴィオも笑い返して通り過ぎるのである。
 ここにA.C.から来た少年の戦いは終わるのである。



 新魔法戦記リリカルなのはStrikerS Endless Waltz   完

462 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 22:06:32 ID:Aejo999A
支援

463 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 22:08:34 ID:XIXFUiuh
支援

464 :スーパーロボット大戦X:2008/02/27(水) 22:09:19 ID:pXs9AQVL
投下完了。これでStrikerS Endless Waltzは終了です。
見てくださった皆様ありがとうございました。
この話ではトーレとセッテも更生プログラムを受ける方に入ってます。
ヒイロはあのままミッドチルダに残る事にしてます。
さてと次に書くのはゲッターロボ昴さんの闇の王女の影響で書いた嘘予告が
本格的に見てみたいという声をもらったのでそれを書こうと思います。
それは闇の王女みたいに人ではなく設定がクロスと言う形になります。

465 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 22:12:17 ID:8fRcGi/7
>>464
お疲れ様、そして良作をありがとう。
期待以上の作品に俺感涙

466 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 22:21:48 ID:nOqM5cIV
風呂洗ってる間にStrikerS Endless Waltzが完結していたw
完結おめでとうございます^^

467 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 22:34:19 ID:mDRmnFM0
旅って・・・ヒイロはそんな事言わない!

468 :魔法少女リリカルなのはStylish:2008/02/27(水) 22:38:57 ID:OCcITOP7
>仮面ライダーブラック×リリなの短編
路地裏で怯えるように眠っている幼女を助けるなんてお前……大好物じゃないか!
短編だからこそ綺麗に纏まってるのかもしれませんが、同時にこれだけで終わるのが惜しい作品でもありますね。激しくGJですw
ブラックさん(誤字)はリアルタイムで見てましたが、漫画版は未見ですね。
ただ、光太郎の変身のキレのよさは全ライダーで一番だと思いますw
キャロとの交流でリリなのの穏やかさと萌えを感じながらも、仮面ライダーのテーマである悲劇的ヒーロー像も描かれた見事な描写だと思いました。
必ずしも賞賛される戦いではない…この点は、リリカルなのはとは一線を画す部分ですよねぇ。
ラストの締めも、別に二人が別れたわけでもないのにどこか物悲しく、仮面ライダーの悲哀が感じられました。
あと、個人的に好きだった文章がこの部分↓
>南光太郎は、改造人間である。
これ、さりげないけど仮面ライダーのお約束を抑えてて好きですねーw
あとはなのはが現場で飛蝗を見つけるシーンとか。
長編でも十分いけると思いますけど、短編で余韻を味わいながら終わるのも間違いではない。良作でした。
そして最後に。
キャロがやっぱり運命に苛められているかのごとく薄幸だったり、
光太郎をゲス犯罪者のくせに「悪魔」とか「殺せ」とか好き勝手抜かしやがったり、
そのせいでやっぱり先の展開的に迫害されそうな不安満々だったり…
これらの要素はやはりすべて ゴ ル ゴ ム の 仕 業 か!

469 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 22:45:19 ID:Aejo999A
>>468
いや、落ちはそれかい?!
そういや魔獣戦線クロスって需要あるかな?

職人の皆様GJでした!
さて闇の王女でも書くか。

470 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 22:46:22 ID:9mB1ZAIL
TV版もハードだったが、それ以上に漫画版は救いすらないからな〜、ブラック。
まあRXは奇跡のバーゲンセールだが。

471 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 22:46:31 ID:LPaXcHYS
GJ!完結おめ!


しかし、帰る必要が無い・・・・・・・?
リリーナへのぞっこんぷりからして有り得ないかと思われますが・・・・・

472 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 22:53:04 ID:7S+AAgNt
>>468
気に入ってもらえたようで光栄です。
長編で書いてみたい気もするんですが、根気が持つかどうか……
一応ほのぼの系の続きは考えてるんですけどね。

473 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 22:55:27 ID:BE6ODtQq
>>471
リリーナいないとヒイロは駄目になっちゃいそうだ。

474 :スーパーロボット大戦X:2008/02/27(水) 23:00:43 ID:pXs9AQVL
大丈夫です。ヒイロは充分強くなりましたから…。
それと余談で書き忘れたのですが劇場版のEndless Waltz同様に
最後の新暦75年のところで「Last impression」を流すとよりよくなると思いますよ。

475 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 23:02:51 ID:BE6ODtQq
強くなったからという問題なのか…?
全くリリーナのことが心中にないのかヒイロは、

476 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 23:03:33 ID:mDRmnFM0
とりあえずブラックを短編でまた見たいなぁ
長編だとどうしても焼きなおしの場面増えるし

477 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 23:06:56 ID:LPaXcHYS
ヒイロからしてみれば人類皆弱者。強さとかの問題ではなく相思相愛になっていく内に明らかに己の存在理由がリリーナの為になっているフシがありますよ?
リリーナもヒイロを愛してますから。それを考えたらちょっと・・・・・

478 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 23:09:28 ID:kSPeTHAz
>>402
>小さくて柔らかくて、気をつけなければ、潰してしまいそうだった。
光太郎はこれが比喩じゃないのが悲しいよなあ。
作品全体から伝わってくる見事な悲哀GJです。


479 :名無しさん@お腹いっぱい:2008/02/27(水) 23:10:28 ID:WePzyk0F
確かにブラックはあくまで都市伝説的な扱いで、世界平和のためではなく自分と
キャロのためにその力使い、なのはさんたちは、事件の裏で謎(ブラック)の影をいつも感じるが、決して深くかかわることがない
という短編連作で続けた方が新鮮でいいかも。

480 :スーパーロボット大戦X:2008/02/27(水) 23:13:10 ID:pXs9AQVL
うーむ、しかし劇場版のエンドレスワルツを見てもヒイロはもうリリーナには自分がついていなくても
いいと思ったからどこかに旅立ってるのだと思いますが…。
そこのところは個人の解釈の違いがあるようですね。

481 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 23:13:25 ID:xdsGUz+x
みんな、そんなフルボッコしちゃダメだよ。
どうせそんなこと考えてないんだから
ヒイロにとってリリーナって存在意義に近いし、そもそも愛した相手の事を考えなくなるのが強さってのは何か違う気がする

482 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 23:14:23 ID:d+xzZFRV
俺達はとんでもない思い違いをしていた
ヒイロじゃなくてヒイ口だったんだよ!

冗談はさておいて
読者からの指摘を受けて自分の中のヒイロ像を言い訳に使う前に
他人のヒイロ像とどう食い違ったのか、何故食い違ったのか、何が食い違ったのか
そこを考えないとこういうツッコミは耐えないだろうな
ツッコミが快感になっているというのなら止めはしないけど


483 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 23:15:47 ID:Aejo999A
まあ、皆リンディ茶だ(本日二回目のネタであった)
KOOLになるんだ。

投下予定――ウロス見る限りあるよね?

484 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 23:16:37 ID:Vz8xA5oJ
>>483
まてKOOLは死亡フラグだ

485 :StS+ライダー:2008/02/27(水) 23:16:54 ID:vUrHRbcY
ブラックGJ!
思えば原作仮面ライダーは悲劇性を重視した作品。
昭和も…旧一号編やX序盤はそうだったんだけどなあ…
まあ、快活な方も僕は大好きですが。

486 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 23:17:28 ID:esAEI1nf
俺は投下の際にいきなり現れて支援と感想ってだけ言っていなくなった忙しい方が気になったりもする

487 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 23:17:40 ID:1UbK1PrV
今予約入ってたっけ

488 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 23:19:16 ID:QZjqKaZb
>>483
……(リンディ茶を注視)
ゴクリ(覚悟を決める)

……ゴク――げふっ!(倒れる)

結論。
11時半から予約入っています。
支援体勢の構えを推奨する。

489 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 23:20:01 ID:9mB1ZAIL
ガンソードは……と思ったがスカと鉤爪さんは合いそうだが、6課とヴァンは会わないなート思ったり
どんな作品でも支援の用意ありだ!

490 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 23:21:15 ID:Z+QqrSMt
>>489
だれ一人として名前を覚えて貰えない六課女子メンバー……w
メインで唯一なのはエリオだけか。

491 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 23:21:16 ID:1UbK1PrV
>>488
了解。紳士の礼に則って待機する

492 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 23:23:09 ID:LPaXcHYS
>>490
ピンク髪繋がりでシグナムだけは覚えて貰えると申したか

493 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 23:23:22 ID:Aejo999A
了解!黒百合書いてる場合じゃないようだ!

494 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 23:29:14 ID:Z+QqrSMt
>>492
その手が……。
剣のヘンテコ具合だといい勝負かもw

495 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 23:40:17 ID:xdsGUz+x
40分…
支援したい…

496 :反目のスバル ◆9L.gxDzakI :2008/02/27(水) 23:41:23 ID:ETj5snDm
できたよー。
以前書くといった、反目のスバル×スバゲッチュができたよー。

というわけで、投下してもいいですかな?

497 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 23:41:32 ID:xdsGUz+x
皆の衆!
反目氏がいらっしゃるぞ!
ただちに支援態勢に入れ!

498 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 23:42:19 ID:QZjqKaZb
誠心誠意を篭めて、一日一万回支援!
……は多すぎるから、普通に心を篭めて支援!

何回でも支援してやるぜ!

499 :コードギアス 反目のスバル ◆9L.gxDzakI :2008/02/27(水) 23:42:32 ID:ETj5snDm
EXTRA STAGE スバル小スバル

それはいつもと別段変わらない日のことだった。

エリア11最北端の地、北海道の日曜日。
すっかり地球での生活に馴染んだスバル・ナカジマは、鼻歌混じりにちくちくと編み物をしながら、通販番組を見て昼下がりを過ごしている。
旦那の通勤の都合で租界都市部へと移り住んだが、ここでの生活も悪くない。
そもそもスバルはミッドチルダの都会出身で、現役時代の任務中はトウキョウ租界に潜伏していたのだ。
たかが3年を郊外で暮らしたぐらいでは、都会の感覚を忘れるはずもない。
(現役…か)
内心で苦笑した。
これでもまだ20にすらなっていない歳なのに、随分な物言いをするものだと思う。
時空管理局の実働部隊・機動六課を離れたのは15の頃。
世界に反逆し、世界に裏切られ、生きる意味さえ失った1人の友を守るために。
自身も仲間を捨て、憧れを捨て、力さえもかなぐり捨てて世界に反目した、あの日。
今では専業主婦として、毎日を穏やかに過ごす日々。
それでも、後悔はしていない。
願う形とは違ったと言えど、誰かを守るという信念に変わりはないのだから。
むしろ後悔するならば、それはあの場で世界に頭を垂れた場合の話だ。
千々に引き裂けた彼の心を、我が身可愛さに管理局に引き渡すことなど、到底選べた道ではない。
それでも、時には寂しくなることもある。
仲間達と一緒に訓練をし、戦場をくぐり抜けてきたあの時が、懐かしくなる時もある。
片や、管理外世界での異能力悪用による次元犯罪者。片や、管理局に敵対して犯罪者を守った裏切り者。
ここに暮らす2人の男女には、ミッドチルダに居場所はなかった。
よほどのことがない限り、憧れのあの人や、親友のあの人に会えることはもうないだろう。
それがたまらなく悲しいことがある。
そんな時は――
「今帰った」
がちゃり、という扉の音と共に、男の声がスバルの耳に入った。
件の旦那様が帰ってきたのだ。足音がリビングに近付き、ドアを開ける。
「あ、おかえりー」
スバルはそちらを向いて、彼を出迎えた。
しかし、その男は…
「………」
ルルーシュ・ランペルージは、1人の小柄な少女を腕の中に抱えていた。

500 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 23:43:24 ID:QZjqKaZb
いつのまにかアイドル化してるピポスバルw

かわいいぜ、支援!

501 :コードギアス 反目のスバル ◆9L.gxDzakI :2008/02/27(水) 23:43:54 ID:ETj5snDm
「…こぉんの浮気者ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉーっ!!!」
烈火の怒りと共に、室内をクッションが飛び交う。
「ま、待て! 落ち着けスバル!」
ルルーシュは必死に弾幕を避けて制止の声をかけるが、スバルに止まる気配はない。
問答無用。当方に迎撃の用意あり。汝(浮気)魔を断つ剣となれ。
既に据わっている瞳には、戦闘機人の冷たい金の光が宿っている。
「この期に及んで言い訳する気ぃ? 往生際が悪いのも対外にせぇよコラァ…」
ゆらりとルルーシュの間合いに入り込み、仁王立ちの姿勢で指を鳴らす。というか既に口調が違うのですが。
ぽきり、ぽきり、ぽきり。
果たして次の瞬間には、彼の身体のどこがその音を奏でることになるだろうか。
「よ、よく見ろ! この姿に見覚えはないか!?」
死ぬ。冗談抜きで、このままでは間違いなく。
これまで幾度となくくぐってきた修羅場さえも凌駕する、圧倒的な死の恐怖。
冷徹なまでの殺意にその身を震わせたルルーシュは、スバルに向かって、腕の中の少女を突き出した。
「………………へ?」
そしてそれを見せられたスバルは、急速にその怒気を失い、目を丸くする。
そこにいたのは、
「おいっすー」
元気に挨拶する、昔のスバルだった。
外見年齢は15歳頃のものだ。ご丁寧に、当時身に付けていたバリアジャケットまで装備している。
身の丈は実物の4分の1。頭にはめられた、パトライトのような物のついた白いヘルメットが特徴的だった。

「…でさ、ルルーシュ。あれは一体何?」
お互いに落ち着いてテーブルについた後、スバルは小さなスバルを指差して尋ねた。
その先の少女は、極めて無邪気な様子で室内を駆け回っている。
外見年齢は15と言ったが、どうやら内面はもっと幼いようだ。
「あれはよその世界から来たお前だそうだ」
ルルーシュがスバルの問いに答え、説明した。
「よその世界のあたし?」
「お前のいたミッドチルダとは別のミッドチルダ…つまりパラレルワールドだな。
 あの頭につけたピポヘルなる装置によって、元々1人だったスバルが分裂し、
 推定50人以上に増殖したものの1人らしい。通称ピポスバル」
「何じゃそりゃ」
あまりに荒唐無稽。どう考えても理解不能。
考えることを投げ出し、スバルは呆れたように言う。
「…で、それをどこから連れてきたの?」
「作者にもらった」
頭が痛くなってきたスバルだった。

502 :コードギアス 反目のスバル ◆9L.gxDzakI :2008/02/27(水) 23:44:58 ID:ETj5snDm
「それでルルーシュ、あのピポスバルを一体どうするつもりなの?」
彼女が何者で、どういった経緯でここまで来たのかは、上っ面だけは分かった。
故に、スバルの質問は次の段階へと進む。
「それは…その…」
ルルーシュは返事に詰まった。
「…まさか、家で引き取ろうなんて思ってるんじゃ…」
「………」
返ってきたのは、沈黙。
しかし、だからこそ、彼の思惑が容易に伝わってくる。
スバルとて、伊達にルルーシュの妻をやっているわけではなかった。
「駄目だよそんなのー! ちゃんと元の所に返してこなきゃ!」
「し、しかし…愛玩用として、だな…」
身を乗り出すスバル相手に、ルルーシュは冷や汗を流してたじろぐ。
昔からこの2人はいつもこうだ。こうやって彼女に迫られると、どうしても彼は弱い。
「ペットじゃないんだから! とにかく、返しに行くよ!」
「『行くよ』って…お前も来るのか…」
そして、こうしてむちゃくちゃな理論で自分を振り回すのもお約束。
ため息をつくルルーシュを尻目に、スバルは席を立ち、ピポスバルの元へと歩み寄った。
「ねぇ、スバルちゃん?」
呼び掛けると、スバルはピポスバルの目の前にしゃがみ込み、視線を合わせる。
「なーに?」
返ってくる反応は純粋そのものだ。
微妙に舌っ足らずな言葉遣いと、綺麗な瞳での上目遣いは、確かにルルーシュが心を奪われるのも無理はない。
自然とスバルの顔も綻んでいた。
「スバルちゃんは、お家に帰りたい?」
「どしてー?」
自分が思う通りの素直な反応を示しながら、ピポスバルはその小さな首を傾げる。
「うーん…スバルちゃんがお家に帰らないとね、とっても困る人がいるんだよ」
その通りだ。
ルルーシュの言うことが真実ならば、彼女は向こうの世界のスバルの、大事な一部。
無数にいるというピポスバルのうち、1人でも欠ければ、もう1人の自分は元には戻れないだろう。
「ふーん…」
「ね…スバルちゃんは、どうしたい?」
スバルに問いかけられたピポスバルは、一瞬沈黙する。
どうすべきかと、幼い頭脳で一生懸命考えるように。
そして、ややあって、
「…わかったー。おうちかえるー」
と、元気よく答えた。

503 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 23:45:01 ID:QZjqKaZb
あれ? 小柄って……ピポじゃないのか?
まあいいか、可愛いし支援!

504 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 23:45:40 ID:xdsGUz+x
ルルwww作者っておまwww
支援

505 :コードギアス 反目のスバル ◆9L.gxDzakI :2008/02/27(水) 23:46:01 ID:ETj5snDm
「よーし、よくできました!」
スバルもまた満面の笑みを浮かべると、真っ白いピポヘル越しにピポスバルの頭を撫でる。
小さな少女の顔が、何だか照れくさそうにはにかんだ。
「あ、そうだ」
そこで、思い出したようにピポスバルが口を開く。
「おねえちゃんはだぁれ? なんてなまえなのー?」
そして、そう尋ねた。
「あたし? あたしはねー…」
そこまで言って、スバルは一拍の間を開ける。
そして、名前を答えた。
幾多の経験と困難に向き合い、その結果、今ここにいる自分――その名前を。
「…スバル――スバル・ランペルージ。スバルちゃんと同じだよ」
「わーい! いっしょだいっしょー!」
その名前を聞いたピポスバルは、ぱあっと表情を明るくすると、スバルの周りを駆け回った。
名前が同じ。特に理由は分からないものの、そこから来る喜びを、全身で体現するように。
そしてそれを見て、スバルは――そしてルルーシュもまた、優しく微笑むのだった。
例えるならば、そう――3人家族のように。

夕方。
ランペルージ家に赤い夕焼けが射し込み始めた頃、スバルは厨房に立って夕食を作っていた。
ルルーシュはテーブルについて夕刊を読みながら、食卓が彩られるのを待っている。
「…すまなかったな」
そして、不意に呟いた。
「ん? どしたの?」
鍋を火にかけていたスバルは、顔だけをそちらに向けて尋ねる。
「時々、お前が寂しそうにしているのを見て…それで、引き取ってきたつもりだったんだが」
ルルーシュが答えた。
一瞬、スバルはその言葉に目を丸くする。
だが、次の瞬間には、にこやかに微笑んでいた。
(なんだ…ちゃんと考えてくれてたんだ)
それが嬉しかった。
最初、彼女は、ルルーシュがただの気紛れでピポスバルを受け取ってきたのだと思っていた。
でも、それは違っていた。
ルルーシュはちゃんと見ていてくれたのだ。
時折どうしようもなく、故郷とそこの人達が恋しくなる自分を。戦闘機人であるが故に、子供を宿すことのできない自分を。
「大丈夫だよ」
だから、スバルは答える。
そんな時は――

506 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 23:46:39 ID:QZjqKaZb
まさか、あの戯言は本当になろうとは。
感涙で涙が止まらない 支援!

507 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 23:47:45 ID:xdsGUz+x
今更ながら戦闘機人って子供作れたはずでは…
支援

508 :コードギアス 反目のスバル ◆9L.gxDzakI :2008/02/27(水) 23:48:01 ID:ETj5snDm
.
「ルルーシュが笑っていてくれれば、あたしは十分幸せだから」

穏やかに笑って、スバルは言った。
たとえ何があろうと、自分だけは傍にいてやる。
そう言ってくれたルルーシュが、隣で笑顔でいてくれる。
スバルにとっては、それが一番の救い。一番の幸せ。
「…そうか」
そしてルルーシュもまた、優しく微笑むのだった。

こうして今日も、いつもと別段変わらない日が終わる。
さて、今夜の晩餐は、一体何だろうか。

509 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 23:48:26 ID:QZjqKaZb
間違えてageてしまった。 orz
いきなりsageが消えるぜ。

最近流行っているトラブルなのかな? 支援

510 :反目のスバル ◆9L.gxDzakI :2008/02/27(水) 23:49:49 ID:ETj5snDm
投下終了。
リスペクトスバゲッチュ! リスペクト×DOD!

ピポスバルってこんな幼かったかなー、と不安はありますが…まあ、多分大丈夫!(ぇ
そんなこんなで、ちょっぴり成長したスバルのお話でした

511 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 23:51:06 ID:2rF4VYZ1
GJすぎる
ちっちゃいスバルかわえー

512 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 23:53:35 ID:xdsGUz+x
>>510
GJ!
相変わらずこの夫婦は和むなぁ…
連載時のシリアスから見守って来た身としては、本当によかったなぁと思います。
そしてピポスバルの可愛さは異常だった。
凄まじいな、これは


513 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 23:55:58 ID:9mB1ZAIL
ピーチクパーチクGJGJ!
和んだよ……というか可愛いな。

514 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 23:56:46 ID:1D0fNDcC
>>510
ああもう、かわいいな本当にもう!w

あと反目氏。他所の家庭に不和を持ち込んでどーするw

515 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 23:57:41 ID:xjYNvkAZ
>>510
あー……。


GJじゃね?
ぢつは、おガキ様の頃より、感想文って超特大に苦手だたーりする…… orz
つー事で、どこがどうとかってのは、お許し願いたい。
私ゃ、完成で基本的に動く人間なんじゃよ、ぷひー(柴田アーミン風に


さて、もうちいと続き書くかぁ……。

516 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 00:04:24 ID:29j1QRl6
ピポスバルの可愛さは異常だなぁ……(全力で褒め言葉)
しかし、創造主である×DOD氏はここまでピポスバルが愛されることを予想していたのだろうか?

いや、ない!(反語)
こういうブームの火種はどこから産まれるかわからんね、マジで。

517 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 00:09:42 ID:Nu+p9tfR
>>515
じこれす。

完成ちごて、感性、じゃ。

あー、よっぱらっとるのー……。

518 :×DOD:2008/02/28(木) 00:20:03 ID:C2i5Q+Uo
>>510
「やった! ほんとうにやったぞー!」
「じーじぇーというやつだー!」
「そこにしびれるー!」
「あこがれるー!」



>>516
正直予想外でした。

519 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 00:22:04 ID:3MIUpfXt
>>518
この感想をわいわい言うピポスバル達を想像したらエラい萌えた件について

520 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 00:24:18 ID:qK64h+pb
>>510
う〜ん あんまり他の職人さんの作品クロスは控えたほうがいいかと…



521 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 00:27:55 ID:3MIUpfXt
>>520
作者さんに許可とった上での一発ネタに何の問題が?

522 :反目のスバル ◆9L.gxDzakI :2008/02/28(木) 00:28:27 ID:8UV6zsta
感想どもー

>>518
もやしもん?
…ああ、わらわらいる可愛いキャラという点では似たようなものか(ぇ
ともあれ、素敵な電波と、最近めっきり廃れてたスバルブーム再燃の火種をありがとうございましたw
…まぁ…前スレでは右手もいじゃったけど…うん…

>>507
数の子がスカクローンを身籠ったように胎児を育てることは可能ですが、
男女の交わりによる受胎は不可能…というのが反目世界での考察っす

523 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 00:29:36 ID:dO6KRBNa
ピポスバル達が迷惑にならないように15人ぐらいゲッチュしときますね

524 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 00:31:13 ID:3MIUpfXt
ワタシモ一人欲しい…ピポスバル…
もふもふ抱き締めたい…
なでこなでこしてあげたい…

525 :仮面ライダーリリカル電王sts:2008/02/28(木) 00:44:47 ID:7t/WimUQ
GJ!可愛いなぁ。
さて、外伝が出来ました。投下したいんですが予約入ってましたっけ?

526 :Strikers May Cry:2008/02/28(木) 00:45:33 ID:rCaH3w/L
蝶カワイイじゃねえか! 反目氏GJぜよ!!

527 :仮面ライダーリリカル電王sts:2008/02/28(木) 01:04:46 ID:7t/WimUQ
ま、反応ないので15分後投下したいです。ぉk?

528 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 01:07:58 ID:9d7e1PCv
承知!

529 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 01:10:08 ID:29j1QRl6
きてもいいのー
わー しえんー

530 :仮面ライダーリリカル電王sts:2008/02/28(木) 01:19:24 ID:7t/WimUQ
それでは投下します。支援お願いいたします。


仮面ライダーリリカル電王sts外伝第三話
「続リリカル電王珍道中物語〜リンディさんの暴走〜」

私はアイン。時の列車デンライナーで旅をしている。
今日はオーナーの知り合いの方が来るらしい。
しかし何だ?この嫌な予感は。まるで自らの命の危険を感じたような…。
数分後、私はこの予感が自らの未来だと感じた。

「私の知り合いで管理局に勤めているリンディ・ハラオウンさんです」
「ご紹介に預かりました、リンディ・ハラオウンです。よろしく」
「リンディってまさか!?」
「ああ、あのお茶の送り主だ!!」
「エェー!」
「今日は皆さんにお茶をご馳走してくれるそうですね」
「ええ。それじゃあ、食堂で待っていてくださいね」

そんな笑顔で言われても私には死神の微笑みにしか見えない…。
(頼む、夢であってくれ)
しかし現実は甘くなかった。私とナオミは甘い匂いのする食堂を覗いた。そこには大きな鍋と湯飲みが四つあった。

「さて、頑張りますか」

ドンッ!そんな音がしたかと思うとそこにあったのは商業用の砂糖(しかも六キロ)が置かれていた。
(まさか、まさかな)
そう思った矢先にリンディはソレを鍋へと投入し始めたのだった。
(それはない。頼むこれ以上は)
どうやら神は見捨てたらしい。リンディは砂糖を全て入れると、少し味見をしていた。

「う〜ん味が単調ねぇ。黒砂糖を入れるのもいいわね!」
(止めてくれ、それ以上は死人が出る)
しかし、無情にも投入される黒砂糖(もちろん六キロ)であった。
さらに追い討ちをかけるようにリンディは次々とチョコレートを投入していった…。
(それはお茶ではないホットチョコだ!!)
虚しいかな、この気持ち、リンディさんには届かず、調理台の上にはボトルの様な物が置かれたのだった。

531 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 01:21:26 ID:9d7e1PCv
にげてーアインにげてーしえん。

532 :仮面ライダーリリカル電王sts:2008/02/28(木) 01:23:02 ID:7t/WimUQ
「オーナーさんも言ってたからこれも入れましょうか」
ドボッドボッドボッ、投入される液体。唖然としながら、
(もう、どうにでもなれ)
アインは隣でフリーズしているナオミを見ながらそう思った。

「お待ちどうさま。はい、どうぞ」

渡された液体はもはやお茶ではなかった。アイン苦笑いをしながらナオミの方を向いた。

「お、お先にどうぞ…」
「やっぱ、私ですか〜、では逝きます!」

飲んだ、がしかし何も起きない。ホッとしたその時、

「スゥーッ、スゥーッムニャ」

眠っているナオミがいた。

「それでは私も。ンクッ、ンクッ、ンクッ…ああ、美味しい…ヒック!」
「ヒック?まさか…」
「アインさんも飲みましょうよ〜、気持ちいいですよ〜、ヒック」
「止めろ、止めてくれ、ヤメロォォ!」

アインの絶叫がデンライナーに響き渡った。

「何が起こったの、うわっ、酒臭ッ!」

アインの絶叫を聞き、急いで駆けつけたハナだったが余りの酒臭さに鼻を摘まんでしまった。
そして、その場の光景に絶句した。そこには下着姿の二人の酔っ払いがいたのだから…。

「グルングルン、気持ちいいなぁ、ヒック」
「原因はなに?うん、何かしらこれ?」

そこにあったのは一本のボトルとチョコレートの箱。チョコレートの箱とボトルに書いてあるものをみてハナは驚愕した。

「ウィスキーボンボンにスピリタスってこれお酒じゃない!」

そんなことはお構い無しにアインは更に脱ごうとしたが突如ふらついた。

「もう眠いから寝る〜おやすみなさ〜い」

そう言って、奥に行くアイン。そして、入れ替わりに現れた人が一人。

「うわ、なんやこれ。酒臭っ」

ハナを見つけ、追いかけて来た、はやてであった。

533 :仮面ライダーリリカル電王sts:2008/02/28(木) 01:27:36 ID:7t/WimUQ
「あ、はやてさ〜ん、捕まえたぁ♪」
「うわ、な、何するん、リンディさん。それに、その格好…」
「え〜い、飲みなさ〜い!」

そう言ってはやてに無理矢理、アルコール入りリンディ茶を飲ますリンディ。
そして顔を伏せたその次の瞬間、笑い声が響いた。

「はは、アハハ。やったるでぇ、揉みまくったるでぇぇ!」

酔っ払いがもう一人。ハナは身の危険を感じた。手をワキワキと動かしながら接近するはやて。もはや万事休す。その時、

「すまない、はやて」
「ギャッ!」

白き影が現れたかと思うとはやてをチョップで気絶させたのだ。

「うそ、ジーク!?」
「姫、お見苦しい所を。では」

そう言って消えたジーク。ハナは何かを思ったらしく右手に何かを握りしめた。
そしてリンディの方を向くと右手のハリセンを大きく振りかぶると全力でひっぱたいた。

「グッ!」

その一言と共に気絶するリンディ。こうしてデンライナーでの騒ぎは収まった。


数時間後はやては目を覚ますと6課の施設内を歩いていた。二日酔いになりながら。

「うぅ、頭が痛い、気持ち悪い…」

そしてブラブラ歩いていると、なのはの姿を見つけた。
その様子を見ているとなのははR良太郎に抱きつかれ、びっくりしていたのが面白くてからかうことにしたのだった。
さて、後は皆さんもご存知の本編。時の列車は暫し未来へと走りましょう。


534 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 01:33:03 ID:9d7e1PCv
……っは!ニアミスかよ!
ともあれGJ……ぐだぐだな再会だとアレだし……でも電王ならありかもとおもうじぶんもいる。

535 :仮面ライダーリリカル電王sts:2008/02/28(木) 01:33:29 ID:7t/WimUQ
これで投下終了。ちなみにこのリンディ茶の名前はリンディ茶プレミアムブレンドです。

536 :スーパーロボット大戦X:2008/02/28(木) 07:32:37 ID:h3TKZWFD
どちらも大変なGJですね。
反目の方のスバルは本当に苗字を変えていたとはね…。そして電王の方は酔っ払いすぎ!
さてと8時半ごろに俺も新作投下を送りたいと思います。

537 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 07:42:24 ID:aPNJb1fX
職人の皆様GJ!

そして私は――午後に予約しておきたいのです――。
闇の王女10KBいってないけど――。

538 :スーパーロボット大戦X:2008/02/28(木) 08:31:10 ID:h3TKZWFD
よし投下といこうか!

 新暦76年9月、世に言うJS事件を解決の貢献者の一人フェイト・T・ハラオウンはとある任務の最中に行方不明になる。
 その事は家族や友人達にすぐに伝えられる。

「フェイトちゃんが……」

 その事実を突きつけられ一番落胆したのはフェイトの一番の友人高町なのは一等空尉である。

「あたしは絶対認めないよ! 絶対フェイトは生きてる!」

 そう言いきるのはフェイトの使い魔のアルフである。

「こうなったらあたしが探してやる!」

 そう言ってアルフは一人でフェイトを探しに行くがアルフも行方不明になる。
 それからしばらく経つと管理世界の刑務所に収容されていたスカリエッティが作り出した戦闘機人ナンバーズのトーレとセッテがそれぞれの刑務所から突如姿を消したのである。
 このままフェイトを探していても手がかりも出ず見つからないと判断した管理局はフェイト・T・ハラオウンの捜索を打ち切り、フェイト・T・ハラオウンは死亡扱いとなる。
 その事に母のリンディ・ハラオウン総括官や義兄のクロノ・ハラオウン提督や友人の高町なのはや八神はやて二等陸佐が反論するがそれは受け入れてもらえなかった。
 フェイトを知る者は皆フェイトが生きている事を信じて、そのまま何事もなく変わらない生活を送る。
 新暦83年になると時空管理局は次元航行空間だけでなく宇宙にも目をやるようになり、
 デバイスなどを改良してバリアジャケットを次元航行空間だけでなく宇宙空間に完全対応できるようにし、
 魔力ランクの高い魔導師なら自由に次元航行空間を艦船なしで行き来したり大気圏を突破、離脱可能になる技術を完成させる。
 しかしその頃になるとある出来事が起こるのだ。

539 :スーパーロボット大戦X:2008/02/28(木) 08:31:50 ID:h3TKZWFD
 何と数年前に死亡扱いにしたフェイト・T・ハラオウンが生きていたがフェイトは自分の性の一つであるハラオウンの名を名乗らずフェイト・テスタロッサと名乗る。
 フェイトの行方不明はフェイトの自演であった。フェイトは姿を消していた数年間の間に管理局を快く思っていない元局員魔導師や次元犯罪者を次々に仲間にし、
 自分が総帥として君臨する軍テスタロッサ軍を密かに結成しており完全管理外世界のどこかにある場所で時空管理局に対して宣戦布告する。
 そのテスタロッサ軍にはフェイトだけでなくアルフ、トーレとセッテの姿もあった。
 そしてフェイトはまずはその先制攻撃としてその自分達の潜伏する世界の宇宙にある小惑星をミッドチルダにぶつけようとするのだ。
 その事を知った管理局はかつてJS事件を解決に導いた機動六課のメンバーを招集し、テスタロッサ軍と戦わせようとする。
 そして本局の方ではあるデバイス改造をしようとマリエル・アテンザ(マリー)主任とシャリオ・フィニーノ(シャーリー)臨時副主任は考えている。

「まさかフェイトちゃんがね……」
「私も信じられません、あの正義感が人一倍強いフェイトさんが……」

 二人はフェイトが反乱を起こした事を信じられずにいた。

「でも起きたのは事実だからそれを受け止めないと……」
「そうですね、それにはやくこれの設計を完成させなきゃ……」

 二人はモニターに目をやる。そのモニターに映し出されたのは高町なのはのデバイス「レイジングハート」である。



 魔法少女リリカルなのは 逆襲のフェイト 始まります

540 :スーパーロボット大戦X:2008/02/28(木) 08:34:09 ID:h3TKZWFD
投下完了。映画で言う冒頭部分なのでこれだけです。
あとですねこれをまとめで下さる時は「第1話」ではなく「チャプター1」などにして下さい。
さてと俺がリアルタイムで見てたら闇の王女を支援しますよ。
と言うかこれは闇の王女の影響で作った作品ですし…。

541 :スーパーロボット大戦X:2008/02/28(木) 08:35:55 ID:h3TKZWFD
連投になりますが書き忘れがありました。
クロス元は一発ネタを読めばわかるのですが、「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」です。

542 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 09:31:56 ID:LsjbPSAL
GJ

ガンダムのパロディですね
これからザク頭のフェイトや、両手に包丁をもったはやてがでてくるのがたのしみです

543 :ゲッターロボ昴:2008/02/28(木) 13:39:31 ID:aPNJb1fX
GJ!

さて投下していいでしょうか?

544 :ゲッターロボ昴:2008/02/28(木) 13:43:47 ID:aPNJb1fX
それじゃいきますねー。
魔法少女リリカルなのは 闇の王女 第二章 前編

 雨が、降り止もうとしていた。
天より降り注でいたそれは、地上にある全てに潤いを与えていく。乾いた土はこね回されて泥となり、下水には真水が流れ込みヘドロを洗い流していく。
道端では泥から這い出してきたミミズがうねうねと蠢き、今にも溺れそうになっていた。
通行人は傘をさし、歩きながらそれを気にも留めない。
命は――皆尊いものだ、と知っていながら。誰も、気にも留めないのだ。
直感的に、自らより弱いものだ、と知っているから。
これが瀕死の子猫だったら、また反応も違うのだろう。可哀想、と言って。
ひどい矛盾だ。
少なくとも、青い長髪の少女――ギンガ・ナカジマはそう思った。
整った容姿を憂いに染め、窓の外に目を向ける。
あの日も――こんな雨が降っていたら良かったのに。そうしたら――探しに行けただろうか、あの子を。
数年前おきたミッドチルダ空港火災で、ギンガは一人の家族を失っていた。
母亡きあと自分を慕っていてくれた、たった一人の妹――スバル。
いつも笑っている能天気な、でも繊細な心を持った子供だった。
あの日。紅蓮が全てを焼き払った日、最悪のタイミングでスバルとギンガは分かれてしまった。
父に会いに行くという、それだけのことだったのに。
気づいたときには、眼前は焔の壁に遮られていた。崩落する天井に巻き込まれかけたとき――金色の髪の、黒い魔導師は現れた。
雷光の如き速さで助け出される。轟音。背後で崩れ落ちていく天井。
後にそれがフェイト・T・ハラオウンという人なのだと知った。管理局の若き執務官。
凛々しい、綺麗な人だった。
でも――これも後になって知ったことだ――妹は救出者のリストには載っていなかった。
看護師の静止も聞かずに、半狂乱になって病院の中を駆け巡ったが――スバルの姿はどこにもなかった。
後で父ゲンヤに聞いたところでは、空港のエントランスホールの倒壊した石像の下から、金属製の手首の残骸が見つかったそうである。戦闘機人の証。
ゲンヤはスバルの生存は絶望的だと諦めていた。
あの超高温の炎に強化骨格ごと灰になったのだろう、と。酒を飲み、涙を滝のように流し嗚咽しながら父はそういった。
違う。スバルは、死んでなんかいない。
妹の生存を、ギンガは信じていた。
それは、遺伝子を同じくする姉妹としての細胞レベルでの直感だったのか――それともただ単に死んだ、と思いたくなかったからなのか。
わからない。
ただ、この胸には――今でも納得がいかないものがあるのは確かだった。
落ち着かないのだ。最近『海』――本局のほうもきな臭くなっているらしいが、それとも関係があるのだろうか。
とにかく――今はご飯を食べてしまおう。そう思い正面の山盛りのスパゲッティに向き直る。トマトソースの食欲をそそる匂い。タバスコと粉チーズをたっぷりかける。
真っ赤なそれを見て、周りの局員がうっ、と通り過ぎていく。
可愛らしい、可憐な見ためとは裏腹に、ギンガは母である女傑クイント・ナカジマから受け継いだ格闘術シューティングアーツの使い手である。
それも、ちょっとした数のガジェットドローンならば一人で蹴散らせるほどの。
地上本部男性局員の間で、見ためとのギャップナンバー1に輝く武闘派が彼女である。
そういうところは母に似たらしい。最近容姿までクイントに似てきてゲンヤが困惑しているのは公然の秘密である。
いただきます――と手を合わせてフォークに手を伸ばしたところで――轟音。照明が一瞬消え、非常電源に切り替わる。
警報が鳴った。

『敵襲ッ!ガジェットドローンにより当本部が攻撃を受けている!魔力炉は沈黙!敵の襲撃によるものと思われるッ!!総員、戦闘準備!!』



545 :ゲッターロボ昴:2008/02/28(木) 13:45:29 ID:aPNJb1fX
席を立ち、食堂を飛び出す。防護服を展開。両足にローラーブーツを装着する。
両手には白と紫の篭手。母の形見、リボルバーナックル。非人格式の、拳に装備するアームドデバイスである。
両手にかかるずっしりとした重みを頼もしく思いつつ、通路を駆け抜ける。
通信。父からだ。
『おう、ギンガか。今部隊を集めているとこなんだが――お前が魔力炉に侵入した連中を抑えてくれ。あと少しで増援がそっちにいける』
「わかった。父さん、無理はしないでね」
『お前こそな、ギンガ』
自分への父の信頼。力が身体にみなぎる。
向かうは魔力炉。
敵の中枢侵攻部隊のいる場所だ。ローラブーツを使い壁を蹴って跳躍。
ギンガは進む。
その先に――何が待っているかも知らずに。

眼下の地上を、黒衣の女――高町なのはは冷たい目で見下ろしていた。衛星軌道上から地上本部を監視していたのだが――。
ここはアースラのブリッジ。
子供用のお菓子の包み。おまけの昆虫モンスターのカード。
ゴミ箱いっぱいの薬の空瓶。散乱した合成食料の包み。
脇にはルーテシアがなのはの手を握ってモニターを眺めている。
襲撃されている。あの地上本部が。
こうも簡単に攻め込まれるとは――。
(たいしたものじゃない、レジアス・ゲイズ)
何が地上の平和だ、こんなにあっさり崩れ去るものなど――自分一人で晴らせる蜃気楼ではないか。
多くの人間を犠牲にしておきながら、それがこの体たらくか。
ふざけるな。
こんな、こんなものが――。
「なのは?」
ルーテシアの声。
不思議そうな表情。何を怒っているのだろう、と。
激昂しかけた心が、安定を取り戻す。
「ううん、なんでもない、ルーテシア」
にっこりと笑顔でかえす。
腸は相変わらず煮えくり返っていたが、それはもういい。今はどう行動するか、だ。見れば空中には大量のガジェットドローン。
ということは――。
「あの男の手勢ってところかな……?仲間割れかも」
『マスター、いかがなさいますか』
恭しく騎士のように聞いてくレイジングハートに妖艶に微笑む。
「そうだね……ガジェット改の投入は延期。私とレイジングハートでレジアスの首を取る。
ああ、それと――あの男の部下――ナンバーズだったかな?あの子たちには――壊れてもらう」
残酷な、笑みだった。
黒い復讐の鬼が、嗤った。嘲る様に。とても楽しそうに。
「それじゃあ――いい子にしてるんだよ、ルーテシア」
「なのは――早く帰ってきて――」
感情を表に出さないルーテシアが、喋った。少しだけ微笑む。
「うん。わかったよ――」
背を向け歩き出す。その顔は――ぎらついた狂犬のものだった。
修羅は騎士甲冑を身に纏い、言った。
「レンイジングハート、お願い」
『はい、マスター』
杖が展開され、再構成される。槍の如きフォルム。黒い外装。レイジングハート・エクセリオンドラムマガジン仕様。
来るべき決戦に備え再構築されたレイジングハートの新たな姿である。
「じゃあ――いこうか」
『はい、どこまでも』
黒い風が、吹いた。

546 :ゲッターロボ昴:2008/02/28(木) 13:47:49 ID:aPNJb1fX
ナンバーズの侵入部隊、セインとチンク、スバルの潜入はうまくいった。
セインのIS、『無機物潜行』ディープダイバーによる恩恵で、物理障壁をすり抜け、一気に地下の魔力炉の置いてある施設まで潜行したのだ。
壁から両脇にチンクとスバルを抱えたセインが、ぬっと上体を突き出して現れる。
着地。両腕の二人を地面に降ろす。
ごつん。何故かスバルが頭から着地した。
「痛ぁ〜」
「何をやっているんだ、スバル」
チンクが呆れて思わず突っ込みを入れている。意外とこの二人、相性がいいのかもしれない。
「ほらほらチンク姉、仕事仕事!」
セインが茶化した。顔が笑っている。
「わかっている――姉が突破口を開く。スバルお前は――」
「わかった。ギムレットで炉心を停止させるんだね」
そうだ、と満足そうにチンクが長い銀髪を揺らし頷いた。
「セイン、頼んだ」
「はいよ〜、それ!」
カシャ。ロック解除。
セインの特殊技能により、魔力錠が解除される。開かれる炉心のある部屋への扉。奥には分厚いシャッターが立ち塞がっているが――それがどうした。
チンクがコートの内側から数本のナイフを取り出し、投擲した。銀色の光。
シャッターに突き刺さる。IS発動。
爆発。
シャッターが跡形もなく吹き飛んだ。チンクのIS――金属を爆発物に変える――により爆弾と化したナイフが炸裂したのだ。
「スバルッ!」
ローラーの回転音。スバルの脚に装着されたローラーブーツがジェットの炎を吐き出し加速する。
構えられた拳。
瓦礫を飛び越え―――右の拳が機械的に回転しながら魔力炉の外壁に打ち込まれる。
削岩刃と化した手刀が魔力炉の装甲をぶち抜き、内部の回路を焼ききった。
一閃。
外壁が斜めに削り取られ、内部の電子機器が根こそぎ機能を停止する。
安全装置作動。魔力炉、機能強制停止。
沈黙した魔力炉がごおおん、とうなりを一度あげ、魔力を溢れさせた。後ろに跳んで魔力風を避けたスバルの身体を、セインが受け止めた。
「よ〜しお疲れ〜。後は、脱出あるのみ、てね」
「うん、ありがとう。セイン姉。チンク姉」
にこり、とスバルが笑った。
そのとき――施設の壁が粉砕されぶち抜かれた。女の掛け声。
「でやぁぁぁっ!!」
飛び込んできた女は、まだ少女と言ってよい年齢。長い青い髪をたなびかせて着地。
両手には白と紫の篭手。アームドデバイスか。脚にはスバルのそれと酷似したローラーブーツ。
こちらを睨みつけてくる。
「時空管理局です。あなた方を地上本部への破壊工作の罪で逮捕します――おとなしく投降しなさい」
言いながらもこちらを油断なく見ている。
いい目をしている、とチンクは思う。あれはまぎれもなく――闘士の目だ。そんじょそこらの武装局員ではあるまい。
その目が――ふと脇の妹、スバルに向いた。
驚愕に見開かれる眼。


547 :ゲッターロボ昴:2008/02/28(木) 13:49:17 ID:aPNJb1fX
「ス…バ……ル?」
まさか。そんな。だってあの子は――残酷な現実。敵の証のボディスーツを身に纏い、成長した妹はそこにいた。
首のナンバー。13番目を表す首輪。
禍々しい機械の右手首。魔力炉を破壊したのが誰なのか、ギンガ理解した。してしまった。
そんな――。それじゃあ、スバルはもう――次元犯罪者――。
目の前が真っ暗になる。
「セイン、スバルを連れて逃げろ。姉は足止めする」
眼前の小柄な銀髪の少女が言った。
「え…でもチンク姉!」
「二度言わせるな。姉を信じろ」
緑色の髪の少女が言い返そうとするが、銀髪の少女に遮られる。
スバルが、言った。
「チンク姉、無事で……」
「姉は強い」
違う。スバルの姉は――私だ。なのに――どうして――。思考がぐちゃぐちゃになる。頭が痛い。
セインと呼ばれた緑色の髪の少女がスバルを脇に抱えて地面に潜り込む。
IS――戦闘機人か。
咄嗟に妹の名を叫んだ。
「スバルゥゥゥーッ!!」
見開かれるスバルの目。その眼に浮かぶのは――驚き、敵意、警戒心。他人を見るような目だった。
まるで自分のことを忘れてしまったみたいに―――。
二人の姿が地中に消える。ぽっかりと開いた心の穴。
銀髪の戦闘機人――チンクが口を開いた。
「タイプゼロ・ファーストか。スバルは――姉達の妹だ」
「スバルにぃ、何をしたぁぁぁ――ッ!」
口から叫びが放たれた。
「スバルを、かえせぇぇぇぇッ!!」
ギンガが髪を振り乱して絶叫した。その目は――金色。戦闘機人の証だ。
跳躍。
拳が魔力の燐光とともにチンクに振り下ろされる。
自動展開されたシェルコートのバリアーが拳を受け止め、火花を散らした

548 :ゲッターロボ昴:2008/02/28(木) 13:51:05 ID:aPNJb1fX
以上になります。

次回、姉の意地をかけた戦いが――始まる。

549 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 13:53:18 ID:WhMXD/ZV
支援!

550 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 13:53:48 ID:WhMXD/ZV
って遅いやんwww

551 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 14:01:21 ID:WhMXD/ZV
GJ!ギン姉が切ないぜ!

あくまでスバルであって13や0でないのはどうしてかな?
そこにハッピーエンドへの鍵があるようなないような?

552 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 14:10:24 ID:aGrhWhvh
GJ!!です。
本編では専用ISがなかったギンガですが、そこはスバル以上のシューティングアーツの腕でカバーかな?
トーレとセッテが危ないwまさしく冥王や闇の王女などの異名が似合う女が管理局員だろうとナンバーズだろうと
関係なく平等に皆殺しだぁww

553 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 14:41:43 ID:aPNJb1fX
>>551
この話のスカさんは狂ってますが、プライドは高いのです。
完成度の高いタイプゼロの技術とスカの最新技術の相の子がナンバー13『スバル』と。
>>552
セッテさんは…この時点で稼動してません。多分。
まあトーレさんならきっと切り抜けてくれます。王女の襲撃を。

554 :反目のスバル ◆9L.gxDzakI :2008/02/28(木) 15:39:33 ID:8UV6zsta
GJ!
しかし、1つだけ不安が…



…この世界のヴィヴィオどうなっちゃうの?

555 :ゲッターロボ昴:2008/02/28(木) 15:43:48 ID:aPNJb1fX
>>554
狂人スカリエッティの洗脳教室!生徒はヴィヴィオちゃんだ!!

556 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 15:57:51 ID:VTvDZ0PM
いやーヴィヴィオ逃げてー!
せめてもう一人のママンとパパ候補に拾われてー!

557 :ゲッターロボ昴:2008/02/28(木) 16:00:02 ID:aPNJb1fX
ん?パパは誰だろうか?
いやでもね、ヴィヴィオお嬢様てのもいいと思うんだ。

558 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 16:44:00 ID:WhMXD/ZV
>>553
いや、そうじゃなくてスバルから『スバル』の名を奪わなかった理由がすっげー気になったから。
答えが存在するなら作品で答えてね。

559 :スーパーロボット大戦X:2008/02/28(木) 16:46:10 ID:h3TKZWFD
支援はできませんでしたがこれはGJとしか言いようがありませんね。
復讐に燃えるなのはと妹を取り返そうとするギンガ、もはやこれはシリアスしか感じられない。

560 :スーパーロボット大戦X:2008/02/28(木) 17:52:11 ID:h3TKZWFD
あの、9時ごろにウロスの方でも書いた一発ネタを投下したいと思いますけどよろしいでしょうか?
結構やっつけなところが多いですが……。

561 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 17:57:46 ID:F03WFvyv
>>560

貴殿はやっつけなものを投下なさるおつもりか。

562 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 18:11:39 ID:twmo3t7Q
普段書いてるものでさえアラが目立つ人がやっつけとか……

563 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 18:11:44 ID:zuBiLN+N
推敲はしてありますか? 矛盾点や粗はありませんか?
してあるなら良いと思います

564 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 18:15:18 ID:Ji5Kobh/
スルーしてるのでどうでも良い

565 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 18:29:22 ID:aGrhWhvh
前のギャグ漫画日和とのクロスのようなものかな?待ってますw
>>564
いちいち自己主張しなくて結構です。

566 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 18:33:20 ID:aPNJb1fX
大丈夫、誤字がないならモーマンタイアルよ。
>>558
了解。スカの心理描写もいれますか。
>>559
ギャグ無理です、自分。

567 :リリカルTRIGUN ◆QQCd9yqrKE :2008/02/28(木) 18:34:42 ID:nBGcHEe/
ちょっとした番外編投下します。

568 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 18:36:19 ID:Fq9XWV9q
>>546 ゲッターロボ昴さん

>ローラーの回転音。スバルの脚に装着されたローラーブーツがジェットの炎を吐き出し加速する。
>構えられた拳。
>瓦礫を飛び越え―――右の拳が機械的に回転しながら魔力炉の外壁に打ち込まれる。
>削岩刃と化した手刀が魔力炉の装甲をぶち抜き、内部の回路を焼ききった。

拳? それとも手刀? つまりどっちですか?


拳= 手を握り固めたもの
手刀=空手で、親指を曲げて他の4指を伸ばして密着させた形

一応拳と手刀は別物なので統一してほしいかなと思います。



569 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 18:37:00 ID:Fq9XWV9q
支援!!


570 :リリカルTRIGUN ◆jiPkKgmerY :2008/02/28(木) 18:37:25 ID:nBGcHEe/
――人類がこの砂の惑星に来てから百五十年。
人々は業を重ねてきた。
そして遂に、人類を守ってくれていた傘は反逆の牙を向いた。
傘を失った人類は過酷な自然の前になすすべも無く干上がっていく。
脆くも崩れ去る騒々しい日々。
だがそれでも抵抗を続ける人類。


――そしてある一人の男が立ち上がった。



「無知のまま、ただ引き金を引く傲慢さを……俺は断じて許さない!」

男は戦う。

人類を守るため。
大切な日々を守るため。


「無知のままの引き金!?そんなものは歴史上奴らが一番引いてきたものだ!」

破滅者は戦う。

虐げられて来た同朋のため。
世界中でただ一人になろうとも。


「ヴァッシュさん……私たちも戦う!」

魔砲少女は戦う。

人類を守るため。
大切な人の助けになるため。


「もうやめるんや!こんなことしても何にもならへん!」
「貴様に何が分かる!人間の貴様に!」

再び邂逅する夜天の主と破滅者。


「バルディシュ、ソニックフォーム!高速戦で決める!」
「甘いわね……お嬢ちゃん」

熾烈さを増す、雷光の魔導師と『13』を冠する悪魔との戦い。




571 :リリカルTRIGUN ◆jiPkKgmerY :2008/02/28(木) 18:38:40 ID:nBGcHEe/
「嘘だろ……」
「ヴィータ!気を抜くな!」
「君たちじゃ駄目だ……。君たちでは、僕の忠誠をあの方には見せられない」

守護騎士をも圧倒する最凶の狂信者。


「傑作だ!まさか君が……君のような男がこんなにも近しい存在だったとは!」


始まる、狂信者と人間台風の闘争。


「そんな……フェイトちゃん!みんな!」

次々に倒れていく歴戦の魔導師達。

「諦めない。それがヴァッシュ・ザ・スタンピードの戦いだから」

それでも希望を絶やさない人類。



その先には破滅しかないのか。
いや、それとも――?





劇場版『リリカルTRIGUN-MAXIMUM』2009年公開予定!!





「旅が終わる――」




572 :リリカルTRIGUN ◆jiPkKgmerY :2008/02/28(木) 18:41:41 ID:nBGcHEe/
番外編というか予告というか何というか……サーセンw
なんかもう、トライガンの最終巻読んだら書かずにはいられなかったんですよw

573 :ゲッターロボ昴:2008/02/28(木) 18:43:57 ID:aPNJb1fX
おお、これはGJ!としか。本編も待ってます!

>>568
手刀で統一です。すいません。

574 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 18:45:46 ID:3MIUpfXt
>>560
普段のやっつけじゃないつもりだったんだ…
推敲なんて欠片もしてなそうどころか読返してさえいなさそうな文なのに

575 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 18:51:45 ID:aPNJb1fX
困ったときのリンディ茶(馬鹿の一つ覚え)
まあ空気が悪くなるからよそうぜブラザー。

576 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 18:53:08 ID:IGLVlXR3
>>574
もう何度もレスされているからこれ以上はやりすぎだぜ。

577 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 19:06:01 ID:3MIUpfXt
正直すまんかった。

578 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 19:33:55 ID:CQ6AJP/8
今日でもう二日になるんだがクレイジーなの。氏は続きを投下する気はないのだろうか

579 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 19:58:59 ID:yu8j9lpi
>>578
俺は正直心配でならない
急にぶっ倒れてそのまま…という想像しかできん

580 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 20:02:16 ID:IIk/VZoj
俺はEDFの続きが気になる

581 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 20:09:18 ID:+0XkkYww
>>572
リリカルTRIGUN氏GJ
とても楽しみな予告?でした。

本編の更新も楽しみにしています。


582 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 20:11:04 ID:D+VfjTbk
ファイズ正伝氏の帰還を心よりお待ちしてます。

583 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 20:13:51 ID:Kov7zGGF
Mな俺は焦らしプレイとして(ry

584 :ゲッターロボ昴:2008/02/28(木) 20:17:45 ID:aPNJb1fX
くそう、面白い作品が更新されないとは・・・これは敵の罠だな?!

メーデー、メーデー!

585 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 20:19:22 ID:iu0MLl8C
管理世界とガチ全面戦争に突入した、R-TYPEクロスの都築を待つ!

真正面から科学技術のみで次元航行能力を備えた世界とのファーストコンタクトで自分が知っているのは、
おそらくR-TYPEクロスぐらいかな?

HALOクロスはコヴナントの大艦隊がクラナガンを地上爆撃していないので、全面戦争とは違うみたいだ。
クラナガンの大都市を闊歩するスカラベの群れとか……難しいかな?

586 :ゲッターロボ昴:2008/02/28(木) 20:22:39 ID:aPNJb1fX
>>585
コブナント軍はやばすぎる。
スカラベとか倒すのにいやに時間かかるし。

あ、ゲッペラー艦隊も次元航行能力もってそう。いけるかも?!

587 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 20:27:25 ID:gx9STdzF
吉良に襲われたんじゃないか・・・

588 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 20:31:34 ID:8medoJyM
この流れで……覚悟のススメ氏!お待ちしております。

589 :スーパーロボット大戦X:2008/02/28(木) 20:56:09 ID:h3TKZWFD
もうまもなくですが先に言っておきます。
クロスは大乱闘スマッシュブラザーズXですが隠しキャラのネタバレ注意です。

590 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 21:00:41 ID:3MIUpfXt
>>589
だからなんでおまいはそう高圧的なんだと小一時間(ry

591 :スーパーロボット大戦X:2008/02/28(木) 21:01:55 ID:h3TKZWFD
それでは投下します。

 なのは達の世界をあのゲームの世界風にしてキャラを絡ませてみた


 ※ネタバレ注意



「よかったら機動六課に来てみまへんか?」
「俺みたいな傭兵をか?」

 八神はやてが機動六課にスカウトしようとするのはソリッド・スネークである。

「だったらその話は俺に勝ったら考えてもいいぜ」
「そんなら、やりまひょか……」

 はやては騎士甲冑を着て、スネークも戦闘態勢に入り二人の戦闘が始まる。


「エリオ君、かわいいね。これ」
「ピカチュウって名前のポケモンみたいだけど気をつけてね。電気を出すみたいだから……」

 エリオ・モンディアルとキャロ・ル・ルシエがピカチュウを見つけて二人は優しく撫でる。

「小さくて電気を出して早いのってエリオ君みたいだね」
「き、キャロ……」

 エリオは少し恥ずかしいの顔を赤くする。


 スバル・ナカジマとギンガ・ナカジマとノーヴェはある映像を見る。

「ファルコン、パーーーンチ!!」

 キャプテンファルコンがファルコンパンチで壁を突き破るシーンである。

「これ絶対すごいよね。あたしもやってみたいな。「スバル、パーーーンチ!!」って……。ギン姉もノーヴェもやってみようよ」
『絶対やだ』

 二人は声を合わせてスバルの申し出を拒否する。

592 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 21:02:26 ID:8medoJyM
>>590
そんなに高圧的だったか?

593 :スーパーロボット大戦X:2008/02/28(木) 21:03:24 ID:h3TKZWFD
 訓練場ではティアナ・ランスターがある鳥模擬戦をしている。その鳥はやとわれ遊撃隊「スターフォックス」のメンバーのファルコ・ランバルディである。
 ファルコの巧みな早撃ちとリフレクターによりティアナは苦戦する。

「何とか接近してダガーで倒すしかない……」

 ティアナは作戦を練りながらファルコに近づく方法を考える。


 どこかの平原では剣士の青年と二つの剣を持つ少女が戦っている。
 青年の名はマルス、少女の名はディードである。
 ディードはツインブレイズを両手に持ちマルスを何度も襲っているがマルスは鮮やかな身のこなしとカウンターでディードの攻撃をかわし続ける。

「僕は負けるわけにはいかないんだ」


 ある荒野では二人の剣士が剣を交える。

「はあああああ!」
「せいやあああ!」

 その剣士の名はシグナムとアイクである。

(この男、両手で持つ剣を軽々と片手で持つとはな……ならば)
(この女は思ったよりも強いなら……)
(次の一撃で決める!)

 二人の考えは同じで二人は突撃する。


 また違う荒野では小さき騎士と小さき剣士が戦う。

「騎士を名乗るだけはあるな」
「手前もやるじゃないかこの仮面野郎!」

 その荒野にはヴィータとメタナイトが戦っている。

「この戦いは楽しいな」
「あたしはバトルマニアじゃねえ!」

 二人の戦いは続く。


 とある研究施設ではスカリエッティはある人物に味方をするように依頼する。

「ほう俺様と手を組むというのか?」
「そうだよ、君の腕なら造作もないことだろう、ウルフ・オドネル……」

 スカリエッティが雇おうとしているのはならず者集団「スターウルフ」のリーダーのウルフである。

「お前達の狙うとこには「スターフォックス」がいるんだろうな?」
「もちろんだとも……」
「だったらおもしれえ。乗ってやるぜ」

 こうしてウルフはスカリエッティと一時手を組む事になる。


594 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 21:03:55 ID:+6SSbSzw
分不相応に偉そうではあるな。何を書いても文章・言い方が下手だから鼻につく。

595 :スーパーロボット大戦X:2008/02/28(木) 21:04:01 ID:h3TKZWFD
「なんなんっスか? こいつは?」

 ナンバーズのウェンディは驚く。何と黒くて平面な人間が目の前にいるではないか。
 彼の名はMr.ゲーム&ウォッチである。

「すごく平面っスね……」

 ウェンディはさっきから驚いているばかりである。


 ゆりかご内部では聖王に目覚めたヴィヴィオと魔王ガノンドロフが対峙する。

「女が王を名乗るとな……。笑わせてくれる。このガノンドロフ自らが相手をしてやろう……」

 聖王ヴィヴィオとガノンドロフの死闘が始まる。


 スカリエッティのアジトでフェイト・T・ハラオウンは戦闘機人のトーレとセッテと戦う決心が改めてつき真ソニックフォームを起動させるが相手は二人。
 フェイトの方が分が悪いがだがその時味方が来てくれる。
 その味方は青いハリネズミ「ソニック・ザ・ヘッジホック」である。

「へい、そこの金髪の姉ちゃん。大変そうだから手を貸してやるぜ」
「……、誰かはわかりませんがお願いします」
「よっしゃ! 退屈しのぎになりそうだぜ!」

 世界でも速い二人フェイトとソニックが手を組み二人はトーレとセッテと激突する。


 とある山では波動ポケモンルカリオがあるものを感じる。

(この強い波動は何だ? あの女か!?)

 ルカリオは波動を感知する事ができる。その強い波動の持ち主は高町なのはである。

「女、俺と勝負しろ!」

 ルカリオはテレパシーでなのはに伝える。

「これは念話? でもどこから……。あの生き物から!?」
「女やるのか!? やらないのか!?」
「だったら手加減抜きの全力全開でいいね!」
「望むところだ!」

 なのははバリアジャケットを装備し、ルカリオと戦闘する。

「ディバイイイイイイン、バスタアアアアアーーーーー!!」
「はああああ!!」

 なのははディバインバスターをルカリオは波動弾を溜めて攻撃し互いの技はぶつかりあい、消滅する。
 しかし二人の戦いは終わらない。


 真大乱闘スマッシュブザーズX 出ません

596 :スーパーロボット大戦X:2008/02/28(木) 21:05:47 ID:h3TKZWFD
投下完了。ふと思いついた一発ネタです。
文章は下手なのはわかりますが、ちゃんと読み直したり推敲はしてますよ。

597 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 21:06:14 ID:3MIUpfXt
これはひどい

598 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 21:07:55 ID:DwjYfwR8
>>596
怪しいものだ……

599 :一尉:2008/02/28(木) 21:08:22 ID:Fx6X3TdX
SDスバルたな。支援します。

600 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 21:08:34 ID:3MIUpfXt
>>592
>もう間もなくですが先に言っておきます
この部分に反応してしまいました。
確かに高圧的とは少し違うかも…
無駄に偉そう?
お騒がせしましたm(_ _)m

601 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 21:10:20 ID:IIk/VZoj
何かここ最近X氏に粘着してるのがいる気がするのは気のせいか
まぁ色々と怪しいけど

602 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 21:10:27 ID:+6SSbSzw
>>596
今更だけどどうしようもないね。

前に指摘された『俺』を出す癖も治ってないし。口だけだと思われて当然。

603 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 21:11:18 ID:NiulqXnL
もっとスルー力を養おうぜ
そうかNGにするか

604 :スーパーロボット大戦X:2008/02/28(木) 21:12:50 ID:h3TKZWFD
>>602
あれ?「俺」と言うのは指摘されましたってけ?でも他の人も俺って言ってる時はありますよ。
>>598
見直しや推敲をしなかったらもっと文章は変ですよ。
それに見直しや推敲もなしでやるのは無謀だと思うのでやらないのは絶対にしてません。

605 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 21:16:40 ID:6mb00xZ4
人に喧嘩を売る天性の才能を感じる

606 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 21:16:48 ID:3MIUpfXt
ダメだこいつ…
日本語通じてない…


607 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 21:17:13 ID:4yqAb8XM
  まあまあ、リンディ茶を飲んで頭冷やしましょうよ…

旦 旦 旦 旦  旦       旦 旦 旦 旦 旦旦
 旦 旦 旦 旦旦 旦      旦旦 旦 旦旦  旦
旦 旦 旦 旦 旦 旦. ∧_∧ 旦 旦旦 旦 旦 旦
旦 旦 旦 旦 旦 旦 (´・ω・`) 旦 旦 旦 旦 旦 旦
旦 旦 旦 旦 旦 旦.  (o旦o ) 旦 旦 旦 旦 旦 旦
旦  旦 旦 旦 旦 旦. `u―u'  旦 旦 旦旦 旦 旦旦

608 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 21:17:50 ID:+6SSbSzw
>>604
絶望的だね。
本当に口だけだと証明されたわけだ。


354 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/02/24(日) 16:21:19 ID:xmjPgFtq
>俺やリリカラー劇場さんのほかにもガンダムとのクロスを書いてる人がいますよ。

この「俺」がいらないって言われてるんじゃないかな。どんな話であれ必要以上に自分をアピールされると周りは冷めるし

357 名前:スーパーロボット大戦X[sage] 投稿日:2008/02/24(日) 16:24:29 ID:ZaB13zcX
うーん、もう少し考えてから文を書いた方がいいようですね。
申し訳ありませんでした。
>>354
すいません、気をつけます。

609 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 21:20:32 ID:sGKZz9qn
もう名前を見たらどこかあらを探して叩こうとしているように見えてしまうので気をつけたほうがいいですよ

610 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 21:21:12 ID:3MIUpfXt
>>607
リンディ茶で溺死しろ
というわけですか
というか明らかに致死量超えてるwww

611 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 21:23:43 ID:E2OpSGUi
つーか投稿だけしてレス返しとかしなければいいのに
他の作品の感想書く時はコテを外して

612 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 21:23:44 ID:+V2qCV6x
偉そうだの口だけだの高圧的だの、そんなん言ってて楽しいか?
もっと作品を楽しもうぜ。

613 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 21:23:46 ID:F03WFvyv
一通り読んだ上で、ご意見させていただきます。
地の文についてですが、機械的に数えただけでも文末が

「る」…33回
「う」…1回
「く」…1回
「か」…1回
体現止め…1回

となって、バランスが良くないように見受けられます。
おそらく「〜た。」の多用を避けようとしてのことかと思われますが、これでは本末転倒ではないでしょうか。適度に混ぜることを推奨いたします。


あと、「高圧的」とまではいきませんが、少々「馴れ馴れしい」ような書き込みが氏の場合は目立ちます。
住人は友人でなく、あくまで「他人」であることをお忘れなく。書き込む前に、その内容を口頭で告げられた場合どんな印象を受けるか、考え直してみてはいかがでしょう。








まぁとりあえずリンディ茶いただいてゲブァッ

614 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 21:23:52 ID:xJqGtaEJ
もうそっとして置こう…バイドだって食えば腹を下すぜ?

>>607
糖尿で殺す気かw


615 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 21:25:04 ID:xr8BBodM
>>607
そんなに飲んだら中毒死するわw
水でも飲みすぎると中毒を起こすしな


616 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 21:25:17 ID:NiulqXnL

   リンディ茶?こぼしてやんよ
    ∧_∧
    ( ・ω・)
    (っ  つ日
    /   ) 川
    ( / ̄∪



617 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 21:26:33 ID:otsJfYvQ
>>604
僕は腕時計を見て時間を確認すると家を出て商店街まで歩いていき本屋にいって物色しながら夕飯をどうしようか考えた。

みたいな文が多すぎるのが、見直しや推敲をしていないと言われているんだろうな
他にもいろいろあるけど一つの文章に込める内容は多くて二つにするよう心がけたら?

後、他人がやっているから自分だっていいじゃないかと言ってしまうのはどうかと思う


618 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 21:27:22 ID:r0M3C5Qg
>>616

 そ の と き イ デ 

619 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 21:28:03 ID:DwjYfwR8
「なんてこった! >>616が殺されちゃった!」
「この人でなし!」

620 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 21:29:09 ID:4yqAb8XM
  皆がッ 頭を冷やすまで 淹れるのを止めないッ!
    ∧_∧    ____ミ
|  |( `・ω・) /    / ○\ミ  =≡旦~−=≡旦~−=≡旦~
|  |(  ⊃  ( ◎  (○  ○)   −=≡旦~−=≡旦~−=≡旦
|  | ∪ ∪ |\   \ ○/ =≡旦~−=≡旦~−=≡旦~
|  |            :::::::旦/
|  |           ::::::::旦/    チュドドドドド
|_|          ::::::旦/
|茶|         :::旦/
| ̄|≡ 旦::旦::::旦::旦/
""""""""""""""""""""""

そろそろAA自重する

621 :スーパーロボット大戦X:2008/02/28(木) 21:30:01 ID:h3TKZWFD
>>613
>おそらく「〜た。」の多用を避けようとしてのことかと思われますが、
これでは本末転倒ではないでしょうか。適度に混ぜることを推奨いたします。
なるほど、確かに機械的になってますね。参考になります。
>少々「馴れ馴れしい」ような書き込みが氏の場合は目立ちます。
住人は友人でなく、あくまで「他人」であることをお忘れなく
そうですね、自分でも少々馴れなれしいと思いました。もう少し反省しよう…。

622 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 21:30:05 ID:czoana9/
>>611
それがSSスレとしてはベストなんだけどな
ここじゃ難しいかもしれないが

623 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 21:30:58 ID:C2i5Q+Uo
>>616
      ∧_∧
      ( ・ω・)
      (っ  つ 日
      /   ) 川
      ( / ̄∪ 川
            川
 ‐=≡⊂⌒~⊃。Д。)⊃




     ⊂⌒~⊃。∀。)⊃



                    コロコロ…
     ⊂⌒~⊃    )⊃    。 。  A

624 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 21:31:01 ID:3MIUpfXt
>>611
いやいや、それはこのスレでは許されてるんです。
ただ彼は言葉遣いが駄目で敵を増やすのが異常にうまいのが問題なだけで

625 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 21:31:02 ID:dO6KRBNa
   リンディ茶?こぼしてやんよ
    ∧_∧
    ( ・ω・)
    (っ  つ日
    /   ) 川
    ( / ̄∪

こいつのこの面構え…こんな目をしている奴ではなかった…
まるで「10年」も修羅場を潜り抜けてきたようなスゴ味と…冷静さを感じる目だ…たったの数分でこんなに変わるものなのか…


   _,,....,,_  _人人人人人人人人人人人人人人人_
-''":::::::::::::`''>  こいつに糖分は通用しねえ! <
ヽ::::::::::::::::::::: ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
 |::::::;ノ´ ̄\:::::::::::\_,. -‐ァ    
 |::::ノ   ヽ、ヽr-r'"´  (.__    
_,.!イ_  _,.ヘーァ'二ハ二ヽ、へ,_7   
::::::rー''7コ-‐'"´    ;  ', `ヽ/`7
r-'ァ'"´/  /! ハ  ハ  !  iヾ_ノ 
!イ´ ,' | /__,.!/ V 、!__ハ  ,' ,ゝ 
`!  !/レi' (ヒ_]     ヒ_ン レ'i ノ  
,'  ノ   !'"    ,___,  "' i .レ'   
 (  ,ハ    ヽ _ン   人!    
,.ヘ,)、  )>,、 _____, ,.イ  ハ

626 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 21:32:57 ID:VzD4RDki
>>617
僕は腕時計に視線をおとした。短針は6時をさし、長針は10分をすぎたあたりに伸びている。
まだ時間はありそうだ。僕は家をでると、街中の商店街まであるいていった。
ぶらり、と足がむいた本屋。今週発売の週刊誌を物色しながら、夕飯の献立をかんがえる。
腹の虫がいまにも鳴きそうだ。
ここから少しいったところに、スーパーがあったはず……。

そうだ、今日は冷凍ギョーザにしよう。JTの。


おそまつだが、こんなかんじ?

627 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 21:33:26 ID:xqnb6pFn
>>624
おまーさんもコテ付いてないだけで似たようなもんでよ

628 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 21:33:46 ID:otsJfYvQ
>>624
> ただ彼は言葉遣いが駄目で敵を増やすのが異常にうまい

だからコテ外したらって言っているんじゃないの?

629 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 21:34:48 ID:IIk/VZoj
>>624
無駄に偉そうなのはお互い様ってのは自覚してるよな

630 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 21:35:13 ID:WhMXD/ZV
もしかして推敲とは誤字を見直すことだと思ってるのかもしれない。

もしそうなら「推敲 韓愈」でぐぐってみることをぜひお勧めする。

631 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 21:36:15 ID:o9MZMjfR
スルーすればいいじゃない。
脳内あぼーん最強よ。

632 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 21:36:55 ID:3MIUpfXt
>>629
うん、してる…
本当にごめんなさい。

633 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 21:38:06 ID:dO6KRBNa
荒らし、煽り等はスルーしてください。
*雑談はこちらでお願いします
リリカルなのはウロスSS感想・雑談スレ24

ゆっくりしてない結果がこれだよ

634 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 21:38:14 ID:RWEIt5s+
スルーできないヤツはただの荒らしだ。自覚がないだけに通りすがりの荒らしよりもタチが悪い。気を付けるんだ。

635 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 21:38:19 ID:otsJfYvQ
>>626
起承転結 オチまでついてて文句ねぇwww

一つの文章で伝えられる内容って精々二つ、多くても三つくらいだと思う
伝えたい内容を絞って、情景を想像させるような描写を増やすのが基本

と思うんだけどねぇ 執筆時間が鬼のように延びるから一長一短ではあるが

636 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 21:38:48 ID:xr8BBodM
恐縮だが、スルー及びNG登録するか
もしくは頭を冷やしていただけるかな?(ダンテの声で

このネタわかるいるかな?

637 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 21:39:23 ID:dO6KRBNa
ID:otsJfYvQ

638 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 21:40:25 ID:EMVL1WJf
>>634がいいこと言った

639 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 21:42:53 ID:NiulqXnL
きっとスルーしない荒らしは訓練された荒らしなんだぜ

640 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 21:44:22 ID:3MIUpfXt
>>639
そんな訓練嫌だwww

641 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 21:44:51 ID:VzD4RDki
もうやめよう。次になんか言った人は目玉親父とリィンUのクロスを一週間以内にあげようぜ……。

642 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 21:53:40 ID:dO6KRBNa
つまり親父とリィンの混浴お椀風呂を見たいって?

643 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 21:55:28 ID:4yqAb8XM
今なら妖怪アンテナが目玉親父を突殺しても許せる

644 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 21:56:12 ID:3MIUpfXt
>>642


645 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 21:56:57 ID:UxkypPEA


646 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 21:56:58 ID:gx9STdzF
         (<、,,> ":::::::::::::::::::::::::::: 、
      〜〈/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::)
       〃:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::<、    ど ロ こ
     ~そ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,)   も リ の
  、_ ,, /::::::::::::::::::::::::、,ゝ===く:::::::,:::::ヽ  め コ
    `V::::::::::::::::::::、_γ      `ヾ,_ < ! ン
     l::::::::::::::::::::::く(   r,J三;ヾ   )> く,
 〜v,ん:::::::::::::::´:::::::=; {三●;= }  ,=ニ `/l/!/⌒Y
     l:::::::::::::::::::::::::::::ゝ≡三=イ ´::::゙:::::::::::::::::::::::::::::::
 、m,.. ,ゞ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
 ´ " ~ ヘ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

647 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 21:58:15 ID:r0M3C5Qg
>>646
バ、バ・・・・・・・えーっと・・・・・・・・あ!ジャックバウワーさんですか!

648 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 21:58:24 ID:EMVL1WJf
せめて丼にしてやろうぜ……

649 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 22:00:05 ID:xr8BBodM
目玉親父みたいな小さいもののクロス?
ダンバインは人が死にまくりそうだし、大神の一寸とかどうよ?
幽門を切り裂いて高天原に行こうとしてたのに間違ってミッドにたどり着いちゃったりとか


650 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 22:01:47 ID:gx9STdzF
つ 塊魂

651 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 22:02:16 ID:VzD4RDki
さ、この流れのままウロスへ行こう。

http://anime3.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1203951787/

652 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 22:13:11 ID:YKZQtX2G
>650
それなら既に書きました。
後ちっちゃいモノというと、おじゃる丸?

653 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 22:15:37 ID:r0M3C5Qg
>>652
ハム太郎とか

654 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 22:15:59 ID:VVseOW8g
つピクミン

655 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 22:17:02 ID:C2i5Q+Uo
>>654
懐かしい……


ってリイン死亡フラグじゃね?w

656 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 22:20:07 ID:r0M3C5Qg
>>654
2のラスボス倒すのに一時間かかったwwww


とりあえずタマコキンとかネーミングがまずいと思うんだ。

657 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 22:27:51 ID:XoY/Uurg
>>652
つスモールソルジャーズ(コロコロのマンガ版)
映画本編より面白いと思うのは自分だけか…?

658 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 22:31:27 ID:gx9STdzF
つ ボクは小さい


659 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 22:32:45 ID:nz1qAyM+
>>647 節子!それジャックバウアーちゃう!それジャックオロさんや!

660 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 22:49:05 ID:DnJaRRuL
>>652
月光町ちっちゃいものクラブにリィンが参加する姿には違和感がなさすぎると思う。

661 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 22:58:45 ID:/Seb2TfI
ガチャフォースとかトイ・スト(ネズミーの圧力で以下削除されました

662 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 23:00:03 ID:ArOTHi7j
つ 小さな巨人

663 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 23:01:11 ID:VzD4RDki
つ ボギーのコアユニット

664 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 23:02:50 ID:8UV6zsta
つ爆チュー問題(fromポンキッキ)

665 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 23:02:58 ID:0g6QPur+
真面目にクロスするならバトルもできるミクロマンかなぁ…

後はあれだね、マキバオーのつの丸の傑作漫画サバイビー
ジャンプなのに一話から主人公以外皆殺しにされたんだよね…

666 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 23:04:12 ID:sus6m+fz
っ ネズミクス と言ってみるテ(ry

667 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 23:06:04 ID:ONmmZuSD
つスマブラ

まあフィギュアって設定だしな
あれ?なのはさんのフィギュアの台座さわっても動かない(ry

668 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 23:12:53 ID:dO6KRBNa
戦闘できなくたっていいじゃあないか
殆どの人は台詞を少し弄ったようなのが多いけどな

まぁ大前提でSS書く腕は必要だと思います

669 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 23:13:31 ID:RmaFa+QU
>>646 ダークマターに見えたwww

つローゼン

670 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 23:22:33 ID:rECaOPtg
真大乱闘スマッシュブザーズX
でパラレル・パラドックスのスマッシュアザースを思い出してしまったw

671 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 23:24:13 ID:IIk/VZoj
マスターハンドにご招待されるわけですね

672 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 23:35:04 ID:t9qfXpHL
すいません、予約空いてますか?12時ジャスト頃

673 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 23:41:13 ID:b9VRIYwD
あいてるとおも

674 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 23:42:18 ID:C2i5Q+Uo
いいですとも!

675 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 23:47:11 ID:t9qfXpHL
以前、このスレでいきなりデビルメイクライのクロスってどうよ?と発言し4が出たら書きたいと抜かしていた、ちょい荒れの火種を持ち込んだアフォです。

そこでデビルメイクライとのクロス、予告編を投下させて頂きたい。

676 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 23:54:44 ID:2Wc07pTx
クロス元の名ゼリフとか展開をまんまコピーしたのってやっぱ冷めるものだろうか
保管庫のジョジョ風味なのはには感銘を受けたものだが

677 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/28(木) 23:57:23 ID:5zttI6Qk
スバル「ギン姉!生きてたんだね!」
ギンガ「スバルのために はやおきして おべんとうを 作ってきたの」

678 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 00:00:04 ID:xr8BBodM
>>677
それなんて死亡フラグが生存フラグでしかない赤い人の改変ネタ?


679 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 00:00:31 ID:t9qfXpHL
時間が来ましたので投下させて頂きます。
わざと分かりにくくなっているのは予告編故の仕様です。御了承ぐたさいまし。




680 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 00:02:37 ID:5InljUES
Magic girl Lyrical NANOHA―Devil Hunters―


“立ち塞がる闇の眷属を討ち果たし、”

「ねぇ、時空管理局って知ってる?」
「あぁ?時空神像のメーカーか?」
「魔法の世界。噂程度には聞いたことあるでしょ?」
男は呆れたように肩をすくめ手にした雑誌から目を離す事なく言い放った。
「トリッシュ、お前の口からそんなジャパニメーションじみた発言が出るとは驚きだぜ。世も末かもな」

“剣士は遂に魔帝と相対されたが、”

「魔界があるなら異世界の存在があってもおかしくないでしょ?・・・ま、世も末かもってのは当たりかもしれないわね」
彼女から発せられた言葉に、男もいよいよふざけた調子では話せなくなった。

“闇の剣士の力は魔界の闇には遠く及ばず、”

「また、魔界との『孔』が開きかけてるわ」
「・・・・OK。じっくり聞こうじゃねーか」


“一度は敗れ、空に散った。”


「また・・・・・か」
「どうしたの?はやてちゃん?」
栗色の髪の親友が怪訝そうに問う。
「いや、最近のあの事件の事でな」
「管理局員連続襲撃事件・・・・・何かわかったの?」


681 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 00:03:22 ID:5InljUES
「うん、被害者の証言の内容聞いたんやけどな」

“人々は祈りを捧げた。”
「・・・・『悪魔』を見たんだそうや」

“空を覆う闇が晴れる時が来ることを信じ、”


「時空管理局だ。貴様の身柄を拘束させてもらう。素直に武装解除するんだ」
将の目に映るは倒れ伏した局員たちの姿、そしてその中心にたつ男の姿が。
右手には身の丈程はある大剣を握り、左にはとてつもない魔力を帯びた深紅の宝石。

“讃歌を口ずさんだ。”

「嫌だと言ったらどうなるんだ?」

感じる。幾度となく修羅場を潜ってきたであろう雰囲気が。それ故の余裕の物腰。たが鉄槌の騎士にはその態度が気に食わなかった。
「テメェッ!」
「やめろヴィータ。・・・・・ならば痛い目に会うことになるが?」

“その祈りこそは、奇跡であり、力であった。”

「ハッ!美女と踊るのは嫌いじゃないさ。そっちのおチビちゃんは10年後にもう一度だがな」
狩人対ベルカの騎士 開戦。
「ふざけやがって、覚悟しろよテメェッ!」
「2対1、我らも甘く見られたモノだな」
「Lets Rock!!」


682 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 00:04:12 ID:5InljUES
“闇の剣士はその奇跡を受け蘇り、”

「ティア・・・何なの・・・アレ」
「私に・・・聞かれても分からないわよっ!」
「なんで、手が震えるんだろ・・・・・」
「フリード・・・怖いの?・・・私も怖いよ」
眼前に広がる異形、異形、異形。
あらゆる人間の魂の記憶に刻まれた原初の恐怖。心を蝕み、その身を喰らおうとする。まさにそれ、悪魔の所業なり。

「ははは・・・恐ろしい事だねこれは」
「ドクター・・・・」
「これが完全なる魔・・・完全なる悪の存在・・・ははは素晴らしい力だよ」

“魔帝を討ったのである。”





683 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 00:04:58 ID:5InljUES
「どいてろよ」
青年の手にした銃から放たれた弾丸は僅かにずれながら敵へとたどりつき、皮を穿ち、肉を抉り、その存在を滅ぼす。
「質量兵器・・・・・何なんですかアナタは!?」
彼は狩人。魔剣士の血族にして悪魔の右腕を持つもの。
「あいつらぶっ殺すのにはドタマに鉛弾ブチ込んでやるのは当然だろうが。文句あっか?」
戦斧を持つ美女の、彼の青薔薇の存在を咎める声に、何事も無かったかのような言い草だった。

“剣士は言われた。闇は晴れた、と。”


大地を割り、姿を現したのは巨人。黄金の羽を持ち、その白銀に染まった姿は、神の如き姿である。

「HEY!またアレか!カミサマモドキか!何かパワーアップして再登場だぜ?」
「あの男をちゃんと殺し損なったアナタも悪いけど・・・アイツも懲りないのね」
「今度は戦ってもらうぞ?」
「了解」

“人々は歓喜し、剣士の名を未来永劫語り継ぐと誓った。”




684 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 00:05:27 ID:5InljUES
「全力全開!行くよ皆!」
9年前。魔法の力を得、今傍らに立つ親友達との出会いの始まりの日。
あの時から全てが始まっていたと言うのなら、あの事件が始まりと言うのなら。

・・・・自分達で終わらせよう。


“それこそがすなわち、偉大なる御名スパーダである。”



「「「「「「「「「「Jack Pot」」」」」」」」」」



魔法少女リリカルなのはDevil Hunters

2008年度 第一四半期公開開始予定

685 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 00:09:26 ID:5InljUES
完了です。年度末始が忙しいため、現在下書きをちょこちょこと書いており、投下時には結構な量をかきためたいと思っております。
ちなみに下書き手書きですが、今作品のロゴ試作でございます。
http://imepita.jp/20080228/853400


686 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 00:13:56 ID:zlfJ0Bs+
時空神像のメーカーにふいたw


687 :反目のスバル ◆9L.gxDzakI :2008/02/29(金) 00:20:10 ID:VMunwi7C
「よぅみんな、懲りずにダンテお兄さんだ。
 以前どっかで、冗談半分で『これで俺の出る作品も5作目だ』とか言ってたら、本当に5作目ができちまった。
 作品間を往復するのは結構疲れるが、それだけ愛されてるってことは嬉しいねぇ。
 …ところで、何で俺は毎回毎回StrikerSの世界観にばかり出てくるんだ?
 たまにゃA'sとかに出てみるのも悪くないと思うんだが…やっぱ、周りがお子様ばっかりで釣り合わねぇからか?
 …ま、俺は誰と競演するステージだろうと、クールに踊れる自信はあるけどな」

要するにGJ!
ロゴの仕上げ版にも期待w

688 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 00:27:22 ID:5InljUES
すいません。投下した積もりが最初の文が抜けてたorz

始めにこの2レス入れてください。

 9years ago・・・・・

「アリシア・・・・ずっと一緒よ・・・・・」


“闇の剣士は立ち上がり、”

崩れゆく庭園、そして奈落の底へと亡骸と共に落ち行く一人の女。
かつて大魔導士と呼ばれ、失われた時を取り戻すべく狂気に取り付かれた彼女の胸には、一つの光があった。

「母さん・・・」
「何?アリシア」
「これ、見つけたの。プレゼント」
「まぁ、綺麗な石ねぇ」


689 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 00:27:52 ID:5InljUES
“己と同じ名を持つ魔剣を手にされた。”


思い出すは失われる前の穏やかな時の思い出。娘が拾ってきた本当に美しい深紅の鉱石。
母・プレシア=テスタロッサが其れを手放す事は終ぞ無かった。

“魔帝の非道の振る舞いを、その刃で咎めるためである。”

そう、全てはこの時から始まっていた。
管理局を震撼させる事件。
そして、狩人の新たなる伝説の・・・・・・



690 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 00:31:40 ID:5Mz65Xc6
>>687
きっとガチバトルがR指定だからだよ!
とかいって見る

まあ実際はプレシアとかリインフォースとかにも勝てるからストーリー組むのが難しいんじゃないかと

691 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 00:31:53 ID:Rlg4B6o/
>>676
ウロスで聞いたほうがいいよ

692 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 00:32:44 ID:5InljUES
ここで>>680に戻ります。
本当に申し訳無い。

ちなみにロゴですが、なのはの部分を4風味、デビルハンターズの部分が3風味、人影はアニメ版をモチーフに。
星部分はDMCさを出すために鋭角化、バイタルスターLがイメージです

693 :Strikers May Cry:2008/02/29(金) 00:50:05 ID:SJLjABBU
良い感じですね、予告ってことは続いて本編も来るんでしょうか、楽しみです!!
4のネロがどんな感じに書かれるのか期待大、個人的にはゲーム版らしいはねっかえりであって欲しい。

しかしどんどんDMCクロスが増えていく、嬉しい限りですな。

694 :なの魂の人 ◆.ocPz86dpI :2008/02/29(金) 01:11:08 ID:8ODv1dAs
これはまた続きが気になる
GJです
連載に期待していますよー

つーか、クレドの槍が投げ返せない俺ヘタレイヴン過ぎる

とりあえず、二時ごろに二十一話投下予告OKでしょうか?
リハビリも兼ねてるんで、文体がエラいことになってるかもしれませんが…

695 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 01:14:33 ID:QVwDX5v9
はやて一家の銀魂ワールドの侵食率が天元突破か!?
支援の容易有。

696 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 01:21:35 ID:5wWx19sj
まじでかッ!?
なの魂さんかッ!

697 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 01:22:23 ID:3vGYbFU5
>>694
私達は待っていた。
土方スペシャルを喰いながら、ひたすらに待っていた。
全力で支援するぜ!
あとマヨネーズの喰いすぎは体に悪いぜ!

698 :なの魂の人 ◆.ocPz86dpI :2008/02/29(金) 02:01:10 ID:8ODv1dAs
それでは、時間となりましたので投下開始します

699 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 02:01:50 ID:5wWx19sj
おk支援

700 :なの魂 ◆.ocPz86dpI :2008/02/29(金) 02:02:47 ID:8ODv1dAs
突然の乱入者の登場に、フェイトは驚きを隠せなかった。
小さなツーテールに纏めた、栗色の髪。
眩しいくらいの純白を湛える魔導衣。
力強くもあり、そして優しさも感じられる印象の、音叉状の杖。
何故こんな所に? どうしてこんな所に?
疑問は尽きない。
呆けた顔で目の前の少女――なのはを見つめる。
視線に気付いたのか、なのはがこちらを向いた。
彼女は、吹き荒ぶ雨をものともしない位の笑みを浮かべて、こちらを見ていた。



なの魂 〜第二十一幕 レジが打てない店員とチャーハン作れない母ちゃんは等価〜



「お久しぶり、だね」

笑顔のまま、なのははそう言った。
同時に、彼女の背後に緑色の魔法陣が広がり、その中心からユーノが姿を現す。

「なんとか間に合ったみたいだね……」

彼らの姿を見たアルフもまた、呆気にとられたような顔をしていた。

「アンタ達……管理局に捕まったんじゃ……」

「説明は後。今は、彼女達のサポートを!」

そう言い、目の前に居座る六つの竜巻にバインドを放つ。
しかし、たった一人で荒れ狂う竜巻を止めることは叶わなかった。
光の鎖にその動きを阻害されながらも、竜巻はなおも激しく唸りを上げていたのだ。
アルフは一瞬の躊躇いの後、ユーノに加勢を行った。
ユーノと同じように鎖状のバインドを放ち、竜巻を二重に締め上げる。

「フェイトちゃん、手伝って! ジュエルシードを止めよう!」

なのはが手にしたレイジングハートから、桜色の魔力光がバルディッシュへ向けて飛んだ。
光は、バルディッシュも中心に埋め込まれた宝玉へ吸い込まれていき、

『Power Charge.』

『Supply complete.』

魔力の供給が完了した旨のメッセージが、バルディッシュとレイジングハートから発せられた。

『馬鹿な……何をやっているんだ君達は!』

突如として、なのはの頭の中に響き渡るようにクロノの声が聞こえてくる。
アースラを通した、広域の念話だろう。
すぐさま、なのははアースラへ向けて念話を返した。

(ごめんなさい。命令無視はちゃんと謝ります! けど、ほっとけないの……!)

確かな意思のこもった言葉。
返ってきたのは、クロノの困惑した声。
なのはは、なおも言葉を続ける。


701 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 02:03:39 ID:DNRdEehe
待ってました!支援

702 :なの魂:2008/02/29(金) 02:04:04 ID:8ODv1dAs
(あの子きっと、一人ぼっちなの……一人きりが寂しいのは……私、少しだけどわかるから……!)

『一人じゃなくても寂しがってたのは、どこの誰アルか?』

割り込むように入ってくる神楽の声。
もしここにモニターがあったなら、間違いなく嫌味ったらしい笑顔が映し出されていたことだろう。

(神楽ちゃん。後で零距離やっちゃっていい?)

ほんの少しだけ口端を引きつらせながら念話を送る。
が、こんなところで漫才をやっている場合ではない。
なのはは頭を振って、すぐにフェイトへと向き直った。

「行こう。ユーノ君とアルフさんが止めてくれてる、今のうちに!」

しかし、フェイトは戸惑った表情を見せるだけだった。
なのはは彼女に対し微笑みかけ、早く早く! と目で訴えかけ、

「二人で一緒に、せーので一気に封印!」

飛び上がり、射撃に最適なポジションへと向かう。

『Sir.』

なのはの姿を目で追っていたフェイトの手元から、声が聞こえてきた。

「……バルディッシュ……?」

愛機が、何かを伝えるかのように宝玉を明滅させていた。
……いや……何を伝えようとしているのか、自分にはもう分かっていた。

「……うん……行こう」

――今は信じよう。あの子を。
戦斧を構えた少女の目には、もう困惑の色は残っていなかった。



「……ディバインバスター・フルパワー。いけるね?」

足元に魔法陣を展開させたなのはは、レイジングハートを構える。
相棒からは、即座に返事が返ってきた。

『神楽さんの分も残しておきますか?』

「……変なところで真面目だね、レイジングハート……」

『それほどでも』

誰に影響されたんだか。
なのはは小さくため息をつきながら、ふと視線を下へ向けた。
自分と同じく、魔法陣を展開したフェイトが、こちらを見て小さく頷いた。
軽くウインクを返し、そして目の前の竜巻に向き直る。


703 :なの魂 ◆.ocPz86dpI :2008/02/29(金) 02:05:13 ID:8ODv1dAs
「……せーの!」

なのはの掛け声と共に、二人の魔法陣から膨大な光が発せられる。

「サンダー……!」

片や金色の魔力光。
紫電を迸らせ、戦斧を構えるその姿は雷神の如し。

「ディバイン……!」

片や桜色の魔力光。
魔力の羽を散らせ、優雅に舞い躍らせる姿は天使の如し。

「レイジーーーーーー!」

「バスターーーーーーッ!!」

膨れ上がった二つの光は、傍若無人な嵐を飲み込んだ。
海は白い光に包まれ、海面を割るかのような衝撃を受けて、巨大な津波を上げた。



(おー恐。野郎もこんなん相手に、よく対空戦できたなオイ……)

真っ白に染まったモニターを仰ぎ見ながら、銀時は袂を分かったかつての仲間を思い出す。
同時に、かつて自分が相対した存在へと徐々に近づいていくなのはに対して、一抹の不安も覚えていた。
あの力は、無垢な少女には過ぎた力だ。
どれだけ出来た人間であろうと、人間である以上そこに慢心は生まれる。
加えて、困っている人を見つけたら放っておけないあの性格。
自分の力を過信しすぎて、無茶な事をしでかさなければいいのだが……。

「……ジュエルシード、六個全ての封印を確認しました」

物思いに耽っていた銀時の耳に、エイミィの報告が飛び込んできた。
モニターの端に表示されていたジュエルシードを示す光点が、赤から緑へと次々に変わっていく。
目を皿のようにし、冷や汗を流しながらクロノとリンディは呟いた。

「な、なんて出鱈目な……!」

「……でもすごいわ……!」



眩い光が晴れると共に、水を打つような激しい音が辺りに響く。
打ち上げられた海水が、雨のようになって辺りに降り注いでいた。

「どうして……」

まるで雨曝しにされた子犬のような表情をしていたフェイトは、俯きながら小さく呟く。

「……三回目」

「え……?」

不意に聞こえてきた言葉。
理解し難いその返答に、フェイトは不思議そうに顔を上げた。


704 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 02:05:52 ID:5wWx19sj
支援

705 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 02:05:59 ID:DNRdEehe
レイハさん生真面目だね支援

706 :なの魂 ◆.ocPz86dpI :2008/02/29(金) 02:06:28 ID:8ODv1dAs
「三回目だよ。フェイトちゃんが、同じこと聞くの」

自分と同じように、頭から海水をかぶったなのはが、微笑みながらそう言った。

「前にも言った通りだよ。私、フェイトちゃんのこと、もっと知りたいし、もっとお話したい」

三度目に彼女と相対した、あの町で聞いたのと同じ言葉。
それを口にしながら、自分の元へやってくるなのはの表情は、とても優しいものだった。

「……でも、それだけじゃ我慢できなくなっちゃってね。私、結構寂しがりやだから。
 『なるものじゃない。気付いたらなっているものだ』って、銀さんは言ってたけど……。
 やっぱり私は、きちんと口に出さなきゃいけないって……思うんだ」

はにかみながら頬を掻き、恥ずかしそうに咳払いをしてから、なのはは微笑む。

「……友達に、なりたいんだ」

水の玉で乱反射した光に包まれた彼女の笑顔は、とても綺麗なものだった。



アースラ艦内にアラートが鳴り響いたのは、まさにその時だった。
エイミィがコンソールを叩くと、艦のセンサーが得た情報が次々とスクリーンに表示されていく。
それを見た発令所の人員達は、一斉に顔色を変えた。

「……次元干渉!? 別次元から、本艦及び戦闘区域に向けて魔力攻撃来ます! あ、あと六秒!!」

「な……ッ!」

さしものリンディの顔にも、焦りの表情が浮かんでいた。
別次元からの攻撃……次元跳躍攻撃といえば、相応の大型火砲か、熟練した魔導師でないと放てない代物だ。
それが、この艦となのは達を狙っている?
一体誰が、何のために?
そこまで考えたところで、リンディは即座に思考を切り替えた。
まずは艦の乗員、そして現場の人員達の安全が最優先だ。
手短になのはに通信を送った後、衝撃に備えるよう乗員達に指示を出す。
そして、エイミィが報告したとおり、きっかり六秒後。
アースラに凄まじい轟音と衝撃が襲い掛かった。

「オオオイ、なんだ今の!? ネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲!?」

手すりにつかまり、身体を振り回されながら銀時は目一杯叫ぶ。
そばにあった椅子につかまっていた新八は、同じように身体を飛ばされそうになりながら、
銀時に負けないくらいの大声で言った。

「なんでアームストロング二回言った!? つーかねーだろそんな兵器!」

「江戸城の天守閣吹き飛ばして日本を降伏させた、天人の決戦兵器だ」

「実在すんの!?」

至極真面目に答える銀時なのだが、今現在、この状況下で彼の言葉に耳を傾ける余裕があったのは、
奇しくも新八だけであった。




707 :なの魂 ◆.ocPz86dpI :2008/02/29(金) 02:07:28 ID:8ODv1dAs
突如として降り注いできた轟雷の嵐に、フェイトは身を竦めた。
しかし様子がおかしい。
彼女は、怯えるような表情で空を見つめている。
本当に雷を恐ろしく感じるのなら、わざわざ空を見上げて、自らの恐怖心を募らせるような真似はしない。
彼女が雷ではない、もっと恐ろしい他の何かに怯えているのだということは、なのはの目から見ても確定的に明らかだった。

「……母さん!?」

フェイトが叫んだのと、彼女が雷に撃たれたのは、ほぼ同時だった。
凄まじい威力の電撃がフェイトの身体中を走り、バネの入った人形のように身体を反らせ、大きく目を見開く。
それは一瞬の間の出来事だった。
声を上げる間もなく、フェイトは力無く海上へと落下していく。

「フェイトちゃん!!」

雷撃の余波で大きく体勢を崩したなのはが叫ぶ。
もう雷は止んでいる。早く助けないと。
しかしなのはがフェイトの元へ飛ぶ前に、アルフがフェイトの身体を受け止めた。
なのははホッと胸を撫で下ろし、安堵の息を吐く。
だが一方のアルフは、どこか逡巡したような表情をしていた。
腕の中のフェイトと、なのはの顔をひとしきり見比べた後、意を決したように明後日の方向を向いた。
いや、彼女の視線の先には、先程二人で封印した六つのジュエルシードが浮かんでいた。
アルフは一度だけなのはに目配せをし、ジュエルシードの元へ飛んだ。



無事で何よりだ。
あの白い魔導師の姿を見たとき、そして彼女がフェイトと協力してジュエルシードを封印した時。
建て前などではなく、本心からそう思った。
だが同時に、拭えそうに無い罪悪感と、沸々と湧き上がる激情を感じていた。
今から自分がしようとしていることは、あの魔導師を裏切る行為に他ならない。
少し前までなら、なんとも思わなかっただろう。
だがあの子は、どれだけ自分が危険な目に会おうと、どれだけ自分が劣勢に立たされようと、
ずっとフェイトのことを想ってくれていた。
友達になりたいとまで、言ってくれた。
その子が必死になって探していた物を、自分は横から掠め取ろうとしている。
これでは、完全にただの泥棒だ。
だが……それでも、これは必要なものだ。
フェイトはこれのために、今まで一生懸命に、自分をかえりみずに戦ってきた。
こんなちっぽけな石ころのために、必死にもがいてきた。
今さら、誰かに渡すなんて……。
……そうだ。
どうしてこんなもののために、フェイトがこんな目に会わなければいけないんだ。
どうしてフェイトに対して、あんなことが出来るんだ。
一体誰のために、フェイトは頑張ってると思ってるんだ!
怒りをあらわにしながら、アルフは目の前に浮かぶジュエルシードに手を伸ばした。
彼女の手がジュエルシードを掴むことは無かった。

「な……っ!?」

目の前に突然現れた障壁。
そしてその後ろに立つ魔導師。
アルフは、彼に見覚えがあった。
以前、自分達を捕まえようとした、そしてあの白い魔導師達を捕まえたはずの、管理局の魔導師。
名前は知らない。知る必要も無い。
何故なら、今ここでぶっ飛ばすからだ。


708 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 02:08:11 ID:5wWx19sj
敵襲支援

709 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 02:08:29 ID:DNRdEehe
ネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲w
意表つきつつ期待を裏切らないそんな作者さんが大好きだ支援

710 :なの魂 ◆.ocPz86dpI :2008/02/29(金) 02:08:45 ID:8ODv1dAs
「邪魔ァ……するなァァァァァァァァッ!!」

今まで溜め込んできた恨み辛みをぶちまける様に、アルフは障壁を殴り抜けた。
薄い蒼をした障壁はまるでガラスのように砕け、クロノはそのまま海面へと殴り飛ばされる。
盛大な水飛沫を上げ海面に落着したクロノを見やり、再びジュエルシードへ目を向ける。

「……!? 三つしかない!?」

そこに浮かんでいたジュエルシードは六つのはずだった。
しかし、今彼女の目の前には、ジュエルシードは三つしかなかった。
予感が脳裏を走り、アルフは先程叩き落した魔導師を見た。
眼下では、あの小憎たらしい魔導師が、三つのジュエルシードを手にしていた。
それらは一様に小さな光となり、彼の持つデバイスの中に吸い込まれていった。
……今の自分には、管理局の手練れと対等に戦える力は残っていない。
抱きかかえられ、一向に目を覚ます気配の無いフェイトも同じだ。
つまり……あの男からジュエルシードを取り返す力は、自分達には一切無い。

「……う……」

あの白い魔導師なら、怒りはしただろうが、許容は出来た。
そもそも彼女達が来てくれなければ、自分はおろかフェイトの命も危なかった。
少しくらいの義理立てなら、してやってもいいとさえ考えていた。
だが目の前の男はどうだ?
何も知らない、どこから、いつの間にやってきたのかも分からない奴に横から掠め取られるなど、
あっていいことなのか?
否、いいわけがない。
だが、今の自分はあまりにも無力だった。

「……うあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

行き場の無い激情と共に、眼下の海へ向かって、ありったけの力を込めた魔力弾を叩き込む。
海面へぶつかったそれは、大きな音を上げて弾け、巨大な水柱を作り上げた。



「逃走するわ! 捕捉を!!」

「駄目です! サーチャー機能低下! おそらく、今の攻撃で……!」

「機能回復まで、あと二十五秒! 追いきれません!!」

クルー達の報告を聞き、リンディは軽くため息をついた。
追跡のための観測装置が、故障を起こしたのだ。
艦周辺の策敵程度なら行えるが、こうなってしまっては、高度なジャマー結界を使える魔導師を追う事は不可能だ。
モニターの中で、水平線の彼方まで飛び去るアルフの姿を見ながら、リンディは再びため息をついた。

「……機能回復まで、対魔力防御。次弾に備え……」

「ま、待って下さい……大型の艦船が接近中! 数、三!」

突如として響いた切迫した声。
続いて、中央モニターに接近中の艦船の予測データが表示されていく。
……間違いない。97管理外世界所属の戦艦だ。

(……ッ! さすがに、あれだけ派手なことをされたら気付かれるか……)

面倒なことになった。
もし彼らに捕まろうものなら、何をされるか分かったものではない。
最悪、有無を言わさずこの船を沈められる可能性もある。


711 :なの魂 ◆.ocPz86dpI :2008/02/29(金) 02:10:03 ID:8ODv1dAs
「なのはさんとユーノ君、クロノを回収次第、全速でこの領域から離脱します」

三十六計逃げるに如かず。というやつだ。
そもそも管理局製の艦船は、本格的な戦闘を目的としては作られていないことが多い。
戦闘の主役はあくまで魔導師であり、艦船やヴィークルは移動の負担を減らすための装備に過ぎない、という考えが主流であるからだ。
ことアースラに関しては、お情け程度の対空砲程度しか武装が搭載されていないというのが現状だ。
戦争屋が保有する戦艦を相手にするには、あまりにも脆弱すぎる。
だが、"移動手段"としては、アースラは最高の艦船だった。
優れた燃費と、常識を大きく上回った機動性。
この二点のみで言えば、おそらくアースラを上回る艦船は、現時点ではこの世界には存在しないだろう。
つまり、アースラが逃げに徹すれば、いかなる艦船もこの船を捕らえることは出来ないということだ。
事実、なのは達を回収したアースラは、実にあっさりと97管理外世界の監視網を潜り抜け、
悠然と次元の海へ逃げおおせることに成功した。



「指示や命令を守るのは個人のみならず、集団を守る為のルールです。
 勝手な判断や行動があなた達だけでなく、周囲の人達も巻き込んだかもしれないという事……それはわかりますね?」

『……はい』

謝り、頭を下げるユーノとなのは。
追跡を振り切り、安全域まで船が進んだところで、なのは達はブリーフィングルームへ呼び出されていた。
先程の独断先行に対する警告を受けているのだが、クロノ曰く、リンディ自らがこういう説教じみたことをするのは、
非常に珍しいことらしい。
今回なのは達がしでかしたことは、それほど危険なことだったということなのだろう。
もちろん彼女らの先行を幇助した銀時達も呼び出されていたのだが、真面目に頭を下げているのは新八だけだった。
とはいっても、新八の表情からは何処か釈然としないものを感じられる。
銀時と神楽にいたっては、右の耳から左の耳へ、といった様子だ。

「本来なら厳罰に処すところですが、結果としていくつか得る所がありました。
 よって今回の事については、不問とします」

問題児の相手を、いくらしても無駄と悟ったのだろうか。
リンディは銀時達を咎めることも無く、彼らに向かってそう告げた。
意外そうな顔をして、なのはとユーノは顔を見合わせる。

「ただし……二度目はありませんよ。いいですね?」

「はい」

「すみませんでした」

なのはとユーノの素直な返事を聞き、リンディはホッと息をついた。
が、またすぐに真剣な面持ちになる。

「さて、問題はこれからね。クロノ、事件の大元について心当たりは?」

「はい。エイミィ、モニターに」

『はいはーい』

エイミィの陽気な声が響くと共に、部屋の中央に大きな空間モニターが展開された。
そこに映し出されたのは、一人の女性の姿だった。
長く艶やかな髪に、御伽噺に出てくる魔女のような服。

「……あら」


712 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 02:10:46 ID:5wWx19sj
めちゃシリアスやん支援

713 :なの魂 ◆.ocPz86dpI :2008/02/29(金) 02:11:50 ID:8ODv1dAs
意外な人物の登場に、リンディは思わず声を漏らした。
ミッドチルダ出身の者なら、一度は名前を耳にするほどの大魔導師……だった人物。

「そう。僕らと同じ、ミッドチルダ出身の魔導師、プレシア・テスタロッサ……。
 専門は次元航行エネルギーの開発。偉大な魔導師でありながら、違法研究と事故によって放逐された人物です。
 登録データとさっきの攻撃の魔力波動も一致しています。
 そして、あの少女フェイトはおそらく……」

ふと、あることに気付いたなのはが顔を上げた。

「フェイトちゃん、あの時『母さん』って……」

彼女が怯えるように空を見上げ、そして叫んだ言葉。
直後に起こった惨劇を思い出し、なのはは思わず身震いをした。

「親子……ね」

「そ、その……驚いてたっていうより、何だか怖がってるみたいでした」

口元に手を置き、リンディは暫し黙考する。
フェイトとプレシアが親子なのだとしたら、家族ぐるみで危険なロストロギアを収集しているということになる。
一体何故? 何のために?
疑念は尽きないが、相手の正体も分からず、ただ憶測を並べ立てていた以前よりは、随分と状況は好転しているように思えた。
幸い相手はミッドチルダ出身で、しかも名の知れた人物。
探せば、いくらでもデータは出てくるはずだ。
出生から家庭環境、その他諸々……。
そういった情報から、彼女らの目的を推測することもできるかもしれない。

「……エイミィ! プレシア女史について、もう少し詳しいデータを出せる?
 放逐後の足取り、家族関係……その他何でも」

『はいはい、すぐ探します』

ぷつりと通信が切れ、辺りに静けさが戻ってくる。
なのははしばらくの間、宙に浮かぶ女性の像を、食い入る様に見つめていた。

(この人が……フェイトちゃんのお母さん……)



「……プレシア・テスタロッサ。ミッドチルダの歴史で二十六年前は、中央技術開発局の第三局長でしたが……。
 当時彼女が個人で開発していた、次元航行エネルギー駆動炉『ヒュードラ』使用の際、違法な材料で実験を行い失敗……。
 結果的に中規模次元震を起こした事が原因で、中央を追われ地方へと異動になりました。
 ……随分揉めたみたいです。失敗は結果に過ぎず、実験材料にも違法性は無かったと……。
 辺境に異動後も数年間は技術開発に携わっていました。
 しばらくの後、行方不明になって……それっきりですね」

手にした書類の束をテーブルの上で整えながら、エイミィは説明を終えた。
リンディは難しそうな顔をして顎に手を置き、うーんと唸る。

「家族と、行方不明になるまでの行動は?」

「その辺のデータは綺麗サッパリ抹消されちゃってます。今、本局に問い合わせて調べてもらっていますので……」

「時間はどれくらい?」

「一両日中には、と」


714 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 02:12:46 ID:5wWx19sj
支援

715 :なの魂 ◆.ocPz86dpI :2008/02/29(金) 02:13:05 ID:8ODv1dAs
挙げられたデータから推測されるプレシアの人物像は、酷く不鮮明な物だった。
何故? 何が目的で? どういった経緯でロストロギアを集めているのか?
そういったデータが、すっぽり抜け落ちているのだ。
実力は未知数。動機も不明。
そのような人物に迂闊に手を出すのは、極めて危険だ。
やはり本局からの返答を待ち、その上で対策を練るのが妥当だろう。

「……ん。プレシア女史もフェイトちゃんも、あれだけの魔力を放出した直後では早々動きは取れないでしょう。
 その間にアースラのシールド強化もしないといけないし……。……なのはさん達は、一休みしておいたほうがいいわね」

「あ……でも」

何かを言いかけるなのはだったが、リンディはそっと微笑みながらそれを止める。

「あまり長く学校を休みっぱなしでも良くないでしょう。
 一時、帰宅を許可します。ご家族と学校に少し顔を見せておいたほうがいいわ」

「……はい」

「……艦長。俺達は?」

手を挙げて銀時が尋ねる。
リンディは、なのはに向けた笑顔を崩さぬまま銀時の方を向き、

「艦内で待機です」

「マジっすか」

満面の笑みで答えた。
いや、顔こそ笑っているが、目が笑っていない。

「マジです。大局的に物事を見れない歳でもないでしょう。少し反省してください」

そう言いながら席を立ち、ようやく笑顔を崩してため息をついた。
そして咳払いを一つし、銀時を見る。
悪戯に成功して喜ぶ子供を見るような、苦笑混じりの表情だった。

「……まぁ……あなたの生き様には、少し惹かれる物もありますけどね……」

誰にも聞こえないくらいの小声で呟き、銀時に歩み寄る。

「それに……」

銀時の肩にポンと手を置き、リンディは再び笑顔を見せた。


716 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 02:13:14 ID:DNRdEehe
支援

717 :なの魂 ◆.ocPz86dpI :2008/02/29(金) 02:15:10 ID:RqCHv9mf
「そろそろ、決着をつけないといけませんからね」

それは先程までのような作った笑顔などではなく、まるで無垢な少女のような、純真な物であった。
銀時もまた、彼女の言葉の意図を察したのか、小さく笑みを返した。

(……あれ? 何この空気)

(あ、ヤバい。これヤバい)

(……母さんに火ィついちゃったよ……)

などと超絶甘党二人の邂逅に身を震わせる外野達なのだが、銀時もリンディも彼らに気付くことは無かった。




時の庭園、最深部。
裂けた地面に朽ち果てた木々、そして陰鬱とした空気に包まれたその空間は、"魔界"と形容するに相応しい場所だった。
その中心に、プレシアはいた。

「……たった十個。これでも次元震は起こせるけど、アルハザードには届かない……!」

歪んだ虚空にジュエルシードを浮かべながら、プレシアは呟く。
普段は眩い光を放つその宝石は、辺りの妖気にあてられたのか、鈍い紫の禍々しい光を湛えていた。

「…………ッ」

唐突にプレシアが咳き込み、その場に膝を突いた。
荒廃した空間に、耳障りな、粘性のある水音が響く。
口元を押さえた手の、指の隙間から赤い液体が滴り落ちる。

「もう、あまり時間が無いわ……私にも、アリシアにも……!」

屍と見紛う程青白くなった顔からは想像もつかないほど、鬼気迫る形相で彼女は呟く。
全ては、愛しいあの子のために。
不治の病に侵されながらも、あの子のために一心不乱に研究を続けてきた。
だが、それももう限界かもしれない。



取りこぼしがあったとはいえ、ジュエルシードを三つも手に入れた。
自身が生命の危険に晒されようと、あの子は我が身も顧みずに母のために戦ってきた。
だというのに……!
――だというのに、なんなんだ! あの仕打ちは!
決死の思いで帰還を果たしたフェイトを待っていたのは、賞賛の言葉でも労いの言葉でもなかった。
フェイトがプレシアに、部屋の奥まで連れられていった時。
何故あの時、身を挺してでもフェイトを連れ戻さなかったのか、今さらながらに悔やまれる。
一人部屋の外で佇んでいたアルフの耳に入ってきたのは、紛れも無くフェイトの悲鳴だった。
アルフは顔色を蒼白にさせながら、部屋の扉へ駆け寄った。
中で何が行われているのか、容易に分かった。
分かりたくもないのに、分かってしまった。
――なんであの子が、こんな目に……!
すぐさま扉をぶち破って中に入ろうと、拳を叩きつける。
だがその扉は、まるで彼女を嘲笑うかのように、目の前に君臨し続けた。
半狂乱になりながらも、アルフは扉に拳を打ち続けた。




718 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 02:16:22 ID:DNRdEehe
支援

719 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 02:16:25 ID:3vGYbFU5
支援支援ーアームストロング支援w

720 :なの魂 ◆.ocPz86dpI :2008/02/29(金) 02:17:12 ID:RqCHv9mf
絶え間無い少女の悲痛な叫びが消えた頃に、ようやく扉が音を開けて開いた。
何度か転びそうになりながら、アルフは部屋の中央に横たわる側へ駆け寄る。
フェイトの有様は、酷い物だった。
まるで死んでいるかのように気を失った彼女の身体には、無数の真新しい傷が刻まれていた。
今までにも何度か、このような虐待行為はあったのだが、今回は今までのものとは比にならない。
――なんでフェイトが……こんな目に会わなきゃならないんだ!
遂に、アルフの中で何かが音を立てて切れた。
自分が羽織っていたマントをフェイトに掛け、そして庭園の最深部へと繋がる扉の前へ向かう。
そして深呼吸を一度。
アルフは目の前の扉を吹き飛ばした。



背後から聞こえてきた轟音にプレシアは眉をひそめ、音源へ目を向けた。
だが、次の瞬間には彼女は普段と同じ陰鬱な表情をし、そこへ背を向けていた。
誰の仕業なのかは、容易に想像がついた。
瓦礫を踏みしめる音とともに、砂煙の中から現れたのはアルフだった。
彼女は無言のまま階段を降り、荒野を進み、そしてプレシアの背後に立つ。

「アンタは母親で! あの子はアンタの娘だろ!!」

叫び、プレシアの肩を強引に引き寄せこちらを向かせる。
そして彼女の着る法衣の襟を掴み挙げながら、怒鳴りつけた。

「あんなに頑張ってる子に……あんなに一生懸命な子に……! 何であんな酷い事が出来るんだよ!!」

プレシアからの返事は無かった。
彼女はただ、哀れむような目でこちらを見ているだけだった。
いや、視線こそこちらに向いているが、もしかしたら自分のことなど見ていないのかもしれない。
激情に駆られたアルフは、右の拳を目一杯高く振り上げた。
衝撃がアルフを襲ったのは、それとほぼ同時だった。
突然の不意打ちにアルフはなすすべも無く、そのまま背後に立つ石柱に背中を打ちつけられる。

「……づぅッ……!」

「……あの子は使い魔の作り方が下手ね。余分な感情が多すぎるわ」

まるで無感情な声と共に、プレシアがアルフの前に立つ。
その目は、虫けらでも見るかのような冷ややかな目であった。

「フェイトは、アンタの娘は……アンタに笑って欲しくて……優しいアンタに戻って欲しくて……あんなに!!」

苦痛に顔を歪め、口の端から血を流すアルフの目の前に手が突き出された。
手のひらに小さな光球が浮かび、そしてそれは周辺の魔力を吸い上げ、急激な速度で膨張していく。

「邪魔よ……消えなさいッ!!」

轟音。
激しい衝撃波が大気を揺らし、瓦礫が宙を舞う。
一瞬だけプレシアの視界を遮った白煙は、即座に立ち消えた。
彼女の目の前には、巨大な大穴が穿たれていた。
アルフの姿は、どこにも無かった。




721 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 02:18:06 ID:5wWx19sj
つーか銀ちゃん、そろそろ帰らないとはやてが爆発するぞwww

722 :なの魂 ◆.ocPz86dpI :2008/02/29(金) 02:18:30 ID:RqCHv9mf
部屋に響いてきた振動と轟音で、フェイトは目を覚ました。
ゆっくりと身体を起こし、辺りを見回そうとしたところで、自分に掛けられている布の存在に気が付いた。

「……アルフ?」

いつもアルフが身に着けていたマント。
それが何故か自分の上に掛けられていた。
呼びかけてみるも、返事は無い。
母の姿も見受けられなかった。

「アルフ……どこ……?」

立ち上がろうとするが、急に足の力が抜け、フェイトはその場に倒れこんだ。
表情を歪めながら、自分の足に目を向ける。
鞭で打たれた傷が、か細い足にくっきりと跡を残していた。
怒りに打ち震える母の姿が、脳裏に鮮明に蘇ってくる。

――どうしたらいいの?
――どうしたら、母さんは喜んでくれるの?

――どうしたら、優しい母さんに戻ってくれるの?



――分からない……。



――もう、何も……。






――分からないよ……。

723 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 02:21:04 ID:5wWx19sj
ああチクショウ……フェイトちゃん……


724 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 02:21:05 ID:DNRdEehe
帰ったら満面の笑みのはやてが銀さんを待ってるんだなw
支援

725 :なの魂の人 ◆.ocPz86dpI :2008/02/29(金) 02:21:20 ID:RqCHv9mf
以上で投下終了です
フェイトさん目からハイライト消滅疑惑
サブタイはアレです。銀さんが原作一話で言ってたアレ

しばらくは原作まんまのストーリーになるかと思いますが、
A's編ではガラッと変わる予定なんで、辛抱していただければ幸いです

726 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 02:23:58 ID:DNRdEehe
GJでしたー
……チャーハン作れない母親か……

727 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 02:25:50 ID:5wWx19sj
>>725
GJでした!
フェイトちゃんはホント不幸属性まっしぐらだなー……

しかし銀ちゃん達だけ帰らないのはやはり複線なのか……?


728 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 02:46:54 ID:us/yiIDo
GJ!
次回は銀時VSリンディの糖分王決定戦?

729 :魔法少女リリカルなのはStylish:2008/02/29(金) 07:22:24 ID:SnkvIEM5
>魔法少女リリカルなのはDevil Hunters
まだ予告編なので何とも言えませんが、4を題材ということで新しい息吹を感じます。
っていうか先にやられたチクショーッ!
ネロが攻撃する時にイクシードのボタン連打するしか脳のない私。んで、運良くゲージ溜まっても連打してるだけだから次の通常攻撃であっさり使っちゃうダメハンター俺。
MAXアクト? なにそれおいしいの?

>なの魂
またしてもリアルタイム支援できませんでした。
こんな時に限って0時に寝ちゃうとかどんな健康優良児だコノヤロォーッ!(涙
しかし、まったくもって相変わらずのクオリティの高さ。描写も所々痒い所に手が届いてます。
原作では初登場時の『いかにも強いですよ』って余裕の態度でなのはを挑発したアルフにムッとしてましたが、こうしてアルフサイドの描写を見るとクロノが悪役に見えるくらいフェイト想いのいい娘に見えますねw
個人的に私は必要以上に感情移入するタイプなので、悪役にはムカつくけど、話の後半で事情とか過去とか明かされると今度はそっちにのめり込んでしまうのです。
だから、今回『プレシアマジ外道、ババア死すべし』とか思っててもクライマックスでちょっと切なくなるんだろな。
特にシリアスでの切なさに定評のある銀魂とのクロスですからなおさらねw
銀さんたちだけ残ったアースラで次回何が起こるのか?
山場を終えても期待の止まないなの魂を草葉の陰から応援しています。
次回こそは、支援を…っ!

730 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 08:01:54 ID:ryQ3oWpO
>魔法少女リリカルなのはDevil Hunters
時空神像のメーカーって(笑)
楽しみです。ちょっと心配なのが、もしスタイルを採用したら、時空神像での
チェンジはやめてほしいなあ…なんて。あれって、ゲーム上でのシステムって
だけでしょうから。
戯言申し訳ありません。

731 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 08:22:54 ID:5InljUES
>>729
第3期も中途半端にしかみてないから見直さなきゃ、てか一度HDD吹っ飛んで、なのは、DMC、雪風、F91、逆シャア、EW、ガンソードの映像全部消えたorz

現在落とし直して見てるからまだちょっと時間がかかるがね。

アクトは練習あるのみよ。MAXハイローラーはマジヤバい。
ちなみにストリークの前動作でバッティングフォーム状態でゲージ溜められる事を最近になって知った俺愚かwwww



732 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 08:34:45 ID:LoU1BMmP
通報しとけ

733 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 08:36:11 ID:Rlg4B6o/
>>731
アニメを落とすだのなんだのは自重しろよ?

734 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 09:27:21 ID:Sbi5+d+f
>なの魂
アースラが逃げに徹すれば追いつけないとか、流石に都合よすぎね?
あんなに居住スペースを抱えた無駄の多い艦が、パワーウエイトレシオが良いとか有り得ないよ。
只でさえ、次元航行艦をスルーさせる程の穴だらけな警戒網な時点であんまりな感じなのに

まあ、そうしないと物語が成立しないんだろうけど

735 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 09:32:05 ID:9iFyHt+n
やっと入れたと思ったら少し投下してあったな。
職人の皆様GJです。

736 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 10:01:43 ID:z77lz7Jd
>>734
軍事面の設定は、なのはも銀魂もあんまりだから
さして気にする必要はない希ガス

737 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 10:18:48 ID:uISxzzUI
>>733
実はVHSの現役世代でHDDにきゃぷちゃしているとかだったりして。

VHSテープって持ちがいいからな。
アナログだからちょっとやそっとじゃ読めなくなったりしない。

738 :名無しさん@お腹いっぱい:2008/02/29(金) 12:48:21 ID:JnH5cvdS
プレシアは銀さんたちに半殺しの目にでも合った方がいいな。
神楽9割殺しを許す!!

739 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 12:49:00 ID:+bHwObXY
>>734
後者はともかく、前者はツッコむべきところじゃないだろ
現実の尺度で物事測っても無駄な世界なんだし

あと後者にしても、ヴォルケンVS真選組編に出てきた警備員の言葉から察するに、
不審船として認知はされてる可能性がある

740 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 13:31:13 ID:ha11FuXl
>>なの魂
GJ!
そろそろ無印のクライマックスに…!
今後の展開から目が離せませんな!
自分もStylish氏同様に12時には熟睡してて、支援出来ませんでした…サーセンw
次回こそ支援してみせるぜ!
就活に負けるなー!東京に負けるなー!応援してますw

741 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 14:01:51 ID:/LYpIA93
なの魂さんGJです!!

しかし、あれだな、最近は嫌な物言いをする輩が増えたような気がする…
思う事はいろいろあるのかも知れないけど、言葉は慎重に選んだほうが良いと思う

742 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 15:03:55 ID:I602OjI0
>>725
フオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!
…す、すまん…久々の大本命にオラ興奮を抑えきれねえ…。

GJ!実にGJ!!
大変だとは思いますが次回作楽しみにしてますぞおおおお!
フオオオオオオオオオオ(ry

743 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 15:10:51 ID:hJAGlg+A
GJ!
そしてそこの変態仮面、勝負だ!

744 :スーパーロボット大戦X:2008/02/29(金) 16:05:35 ID:9iFyHt+n
5時半ごろに逆襲のフェイトのチャプター2を投下したいと思います。

745 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 16:28:38 ID:aQfjI0QL
        ,   / `ー---─一''"~´ ̄`ヾヽ
      i  i| ilレ           ミミミミ''"`─- 、
    , .,i! i !/i  i         ミミミミヾ   ミヾ ゙ヽ
    .i  ,!i l.| ' i  ゞ       彡ミミミヾ   ミヾヾ  `ヽ
  ,  i!、k ヽ、 ヽ          彡ミミ   ミヾヾ    ゙
  li l ヾ、    ヾ        _,,==  ミヘベ
  , |i、ヽ  ヽ、     ヽ             ヾ ゙
  !ヾ ヽー- _ ー- ,,__         〃ヾ
  ヾヽヾ ‐- ,,___             /ソツ、ヾゞ、ヾヾ
   ` 、`ー- 、...,,─--  __,,     彡ソソ ヾゞゞミミ
  ヽ.、 `ー --- .,,─--  __,, 彡ソソノ,;  ,,-弋ミミミミ
    \ ゙ー‐- 、..,,,____,,. --彡彡彡'"'",ィ'-====、ヽミミミ
      ``,.-、-─r,=====、:;;,,::;;::f" ,.'i´ o`i 冫ヽ ]-'´ ∧∧
         ゙iヾ ニill 〈 (.O)ーi` ̄´i  _`_-_'....'  li ゙_/   ヽ
        ゙i   ill::::::::;ー-‐γ'i'::l,⌒ヾ`)::::::::::;;''  〃u \
        ゙i  :ill::::::::;;  ソ::::;i,、,  ヾ:::::::;''' _,,ノ'  ,r-|  だ
         ゙i、  ゙`‐=='"..::::::;i,, .,,,  ゙゙'''''"~´    l_|  が
          ヾ.イ        '''"..-一、   u   .lヽ.  断
            ヽ     :;;l ̄´ _,,,...,.ヽ     ,イ_〉  る
             ゙i. u   ;;iェ'´ i'  ヾト!    ./:! \. !!
              ゙!.    :;;Fi、   ,,.ツ   ./;:;:  ゙i
             ./゙i ヽ   ゙;ヽニ二ニ-'´  ./ :;:;  / ヘ
            / i  ヽ    :..,,-‐' /::;'  ;:; /  /∨\/

746 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 16:53:00 ID:sn4ZocLc
>>745
そのネタは昨日やったぞ

747 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 17:12:55 ID:5Mz65Xc6
>>745
ちょw吹いたw
しかし聞かないし治ってもいないんだろうなあ。
妙に素直になったと思ったら口だけかよ、都

748 :スーパーロボット大戦X:2008/02/29(金) 17:26:57 ID:9iFyHt+n
明確が理由がないので投下します。

749 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 17:29:35 ID:CwY0U4z4
遅れたが支援。

750 :スーパーロボット大戦X:2008/02/29(金) 17:30:03 ID:9iFyHt+n
 小惑星(通称FXX)はもう突入の状態に入り、ミッドチルダに落ちるのは確実になるのはわかったがFXX落下の援護に向かったセッテの部隊が
 なのはが率いる部隊と戦闘に入ってしまい、セッテ達は離脱できないでいた。

「だったらセッテ達を迎えに行きます」
「大佐自らですか?」

 フェイトはテスタロッサ軍の総帥であると同時に大佐であるので一部の人間を除いてテスタロッサ軍のほとんど人はフェイトを大佐と呼ぶ。
 なにやら「総帥」と言うより「大佐」の方が呼びやすいそうだ。

「そうです。止めないで下さい」
「フェイトお嬢様、その役目なら私が引き受けます」

 トーレがフェイトの出撃を止めようとする。しかしフェイトは出撃をやめない。

「いいよ、トーレ。それにFXXになのはがいるみたいだし……」
「高町なのは。フェイトお嬢様のご友人の……」
「うん、久しぶりに会いたいと思うし……」
「わかりました。しかし油断はなさらないようにお願いします」
「わかってるよ。トーレ」
「まあ、俺達は大佐を信じてますよ……」
「ありがとう、皆……」

 テスタロッサ軍の主要XV級戦艦「スクーデリア」からフェイト自らが救助に向かう。

「それじゃあ、いくよ。バルディッシュ・アサルトパージ、セットアップ!」
「Set up!」

 フェイトの体は光に包まれさっきまで着ていた軍服みたいな服がバリアジャケットに変わる。
 そのバリアジャケットの姿はなのはと初めて会った時の姿とほぼ同じであるがその時と違うところは最初っから下がズボンみたいなものであること。
 バルディッシュの名前の「パージ」とは「粛清」を意味する言葉、フェイトは改良したバルディッシュにも「粛清」をさせようとしているのだ。

「フェイト・テスタロッサ、行きます!」

 フェイトはカタパルトから出撃しセッテ隊の救助のためにFXXに向かう。



751 :スーパーロボット大戦X:2008/02/29(金) 17:30:55 ID:9iFyHt+n
 FXXではなのはが率いる部隊が先行してFXXのところに向かうが、FXXはもう止める事が出来ず、宇宙空間に出てミッドチルダのどこかに落ちてしまう。
 アルカンシェルを使おうにも位置が悪く、使ったら他の次元世界に影響を及ぼしてしまう。なのははその事を悔やむ。

「この小惑星を止めきれなかったなんて……」

 このままいてはFXXと共にミッドチルダに落ちてしまうのでなのはは部隊の人達を先に撤退させ、
 部隊が自分ひとりになるのを確認し終えると、離脱しようとするが戦闘機人のセッテがそれを邪魔する。
 セッテの部隊も一部撃墜されて捕らえられた面々もいるが残った面々はセッテを残し全員離脱し、セッテは単独でなのはに戦いを挑む。
 なのはは小惑星の陰に隠れてアクセルシューターでセッテを攻撃し、セッテは自身の武器のブーメランブレードを失い体にもダメージを負う。
 なのははセッテだけでも捕らえようと考えセッテの前に出ようとするがそれは邪魔されてしまう。
 邪魔をしてきたのはかつてなのは漆黒のバリアジャケットに身を包んだフェイト・テスタロッサである。

「フェイトちゃん!」
「なのは久しぶりだね……」

 二人は久しぶりの再会を味わうが今はその余裕がない。

「フェイトちゃん、何でこれをミッドチルダに落とそうとするの?」

 なのはがフェイトに尋ねる。このFXXには地球にある核と同等の威力と放射能を持つミサイルを積んであるのだ。

「これじゃあ、ミッドチルダが寒くなって人が住めなくなるよ……」
「なのは、ミッドチルダに住んでいる人間は自分達の事しか考えていない。だから抹殺するって宣言した!」

 フェイトは改良されたバルディッシュ・アサルト改めバルディッシュ・アサルトパージをなのはに向けてプラズマランサーを放つ。
 なのははそれを避ける。フェイトはなのはがかつてJS事件で使用したブラスタービットと同じようなものを作り出し、
 そのビットからは電撃の魔力砲が撃ちだされなのはを襲うがなのははそれも回避する。
 なのははフェイトの攻撃をしながらフェイトを説得しようと試みる。昔会った時に言葉で分かりあえた時のように……。

「フェイトちゃん、間違ってるよ。人が人に罰を与えるなんて……」
「私、フェイト・テスタロッサが人類を粛清しようと言うのよ。なのは!」

 しかしフェイトは昔以上になのはの言葉に耳を傾けない。

「エゴだよ! フェイトちゃん! それに何でハラオウンの名前を使わないの!?」
「それはここにいるのがフェイト・T・ハラオウンではなくフェイト・テスタロッサだからだよ」

 フェイトは既にフェイト・T・ハラオウンは死にここにいるフェイトはテスタロッサ軍の総帥フェイト・テスタロッサである事をなのはに告げる。
 なのはは何とかフェイトの攻撃をかわしてそのままその戦域を離脱する。
 フェイトはFXX周辺にはもう自分とセッテしかいない事を確認してセッテを連れて離脱しようとする。

「セッテ、引くよ」
「フェイトお嬢様……、私はまだ……」
「武器もなくてその怪我ではもう無理だよ。引くよ」

 そしてフェイトとセッテも完全にFXXから離脱する。



752 :スーパーロボット大戦X:2008/02/29(金) 17:32:07 ID:9iFyHt+n
 なのははXV級艦船「クラウディア」に戻りブリッジで艦長のクロノと機動六課部隊長のはやて一等陸佐にフェイトと会った事を話すと、
 自分のかつての部下であるスバル・ナカジマ三等陸尉そしてフェイトの部下であったティアナ・ランスター執務官とエリオ・モンディアル准陸尉とキャロ・ル・ルシエ准陸尉、
 なのはの同僚ではやての守護騎士であるヴィータ二等空尉、シグナム一等空尉がなのはにフェイトの事を尋ねる。

「なのはさん、フェイトさんと会ったのは本当ですか?」

 なのはは長い沈黙をした後、素直に答える。FXXでフェイトに会った事を……。

「……、うん」
「フェイトさんは本気だったんですか?」
「本気だった。あの時のフェイトちゃんは本気であの小惑星を落とそうとしてそれを阻止しに来た私と戦ってた……」
「そんな……」
「フェイトさん……」

 その事に皆が暗い雰囲気になる。特にフェイトに拾われ管理局にいる道を見つけたエリオとキャロは落胆する。
 二人はJS事件の時にフェイトに言った事を思い出す。
 「フェイトが道を間違えたら二人で連れ戻す」その言葉通りの事が本当に起こってしまったのだから……。

「そうかテスタロッサの奴……」
「だがテスタロッサが本気だという事がわかったのならこちらも本気で戦うしかないようだな」
「……はい」


753 :スーパーロボット大戦X:2008/02/29(金) 17:33:42 ID:9iFyHt+n
 なのはとはやても覚悟を決めるがそれでも暗い顔のままであった。
 約30分後にFXXはミッドチルダに落ちるが避難勧告が出されていたので死者は出なかったものの、
 街や土地には致命的なダメージを与えてしまう。
 その小惑星が落ちる様子をなのは達はただ黙ってみているしかなかった。
 なのはは手の横を壁に叩きつけて悔やむ。

「何も出来なかったなんて……」
「なのはちゃん……」
『なのはさん……』
『なのは……』

 皆がなのはの事を心配し声をかけるがなのははすぐに気持ちを切り替える。

「次の攻撃には時間がかかるはず……。でもこの数年間色んな次元世界の調査をしていたのに何でフェイトちゃんが軍の準備をしていた事がわからなかったの……」

 そのなのはの本音にクロノが答える。

「時空管理局は魔法がある文明やロストロギアがあるところには念入りな調査をするけど地球みたいにそう言った物がない場合は対して力を入れないんだ。
力を入れて調査したらその世界と戦争が起こりかねないからね……」

 クロノの言ってる事はもっともだ。管理局は戦争をする組織ではないのだから……。
 なのはもその事はわかっているがどうもやるせない。

「とりあえず、私は本局の方に行くね。転送お願い……。それとフェイトちゃんの方の動きも……」
「まあ今は私達に任せてなのはちゃんはゆっくりすればええよ」
「ありがとう、はやてちゃん」

 なのはははやてに礼を言いゲートをくぐり本局へと向かう。
 皆はなのはを見送ると全員ブリッジの方に戻りフェイトの出てきた方に見る。
 皆もフェイトが心配であるのだ。かつての友であり、かつての上司、そしてかつての仲間なのだから……。
 特になのはとはやては心配している。はやてもなのはほどではないとは言えフェイトとの付き合いが長く、
 小学校も中学校も同じ場所で三人で過ごしきて管理局の仕事も部署が違うとは言え三人でやってきたことは何度もある。
 それだけにはやてもフェイトを気にする。

(フェイトちゃん。気持ちはわからへんわけでもないけど、それは間違ってる事や。なのはちゃんやエリオにキャロも心配しとんや。早くこっちに帰ってくれへんやろか……)

 はやての心情を察したクロノやシグナム達はスバル達を連れてブリッジを出る。
 はやては一人残ったブリッジの中で静かに泣いたという。

754 :スーパーロボット大戦X:2008/02/29(金) 17:35:00 ID:9iFyHt+n
投下完了。チャプター2はなのはとフェイトの再会とフェイトと会ってみて…です。

755 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 17:58:45 ID:bHlemp3N
いいかげんにトリップ付けろ、アホ。荒らし認定して強制パージするぞ?

756 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 18:07:07 ID:5616n4rF
>なにやら「総帥」と言うより「大佐」の方が呼びやすいそうだ。
なんで呼びやすいのか全く分からない

757 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 18:13:31 ID:WEDmG7q/
>>755
専用ブラウザ導入してNG設定しとけ。何言っても成長や学習する見込みなんて0だから、相手にするだけ無駄。

758 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 18:19:35 ID:5InljUES
>>733
失礼。これは失言でした。言ってみれば悪い事ですからね。自重します。


あ、アニメイトに設定集買いに行かねば!

759 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 18:24:04 ID:zlfJ0Bs+
>>755
つNG指定


760 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 18:27:32 ID:hJAGlg+A
こ・・・この空気は・・・えーと
リンディ茶にぬるくなった刺身つけるから落ち着いてくだされ、皆の衆。

761 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 18:30:22 ID:Zz+rBdvY
ついでに納豆も用意したぞ

762 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 18:35:35 ID:cgg882Vp
>>761
もちろん、めっさぬるくなってますよね?w

763 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 18:38:11 ID:qyJRQppY
温くて炭酸の抜けたコーラもあるから…

_人人人人人人人人人人人人人人人_
>   ゆっくりしてね!!!       <
 ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄

764 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 18:38:11 ID:LoU1BMmP
馬鹿かお前、納豆はぬるくなってからが本番だろ・・・
冷蔵庫で冷やしたもんかっ込むとかそんな事で納豆の真髄がわかるか
そしてちゃんと入れろよ

つ 葱

765 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 18:39:10 ID:OkR/NIhP
>>760
そのネタ多用し過ぎて秋田





だからおっぱいの話しようZE

766 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 18:39:57 ID:hJAGlg+A
な、納豆奉行がいらっしゃったぞーッ!!
薬味まで指示するとは――できる(ゴクリ)

しかしフルコースだな、今夜は。

767 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 18:41:04 ID:WEDmG7q/
ORZ  ←――葱
アァーーーーーーーーッ

こうですか?

768 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 18:41:48 ID:CXvzpmmG
GJ!
テスタロッサ軍と、バルディッシュアサルトパージ、セットアップのとこで吹いた

それにしても、鑑対戦さらりと流されて出番なくなった
リンディさんとクロノ君(´・ω・`)カワイソス

769 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 18:45:31 ID:LoU1BMmP
爺婆には喉につっかえない様に納豆餅まであるんだ、これがまた怖ろしいほど滑るぞ
胃に入るのが早過ぎてビックリする
ところで茨城県民はご飯の代わりに納豆食べてご飯をおかずに納豆食べるとかいったの誰だ

間違ってないぞ

770 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 18:46:50 ID:cgg882Vp
                          〈Y7
                         |「
                          __」L_
                    /   ,,,_}
                     |  斥ラ
┏━━━━━━━━┓       │  l__ノ
>>764          . ┃       !  ト、
┃葱なんてうちには .┃     丿  │ ー-、/>
┃    ありません!.┃   <ノ  ム、__}勺´
┃                ┃    {厶ィイヘ./
┃                ┃    l     z|
┗━━━━━━━━┛_,_zyメヌ才^厂フ
             ,ィチ{{汽ィ广 ノ ノ /
            ,,y尨笏ゞ彳′ {__{_ト、
            ノ爪ヌffルシfリ   ー宀ー”

771 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 18:49:04 ID:3wUe9Ngi
>>757>>759
投下中に無視して雑談することになるが、その方がいいのかな?

あと読点がほとんど無いね。どうせ改善されないだろうけど。

772 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 18:55:45 ID:zlfJ0Bs+
>>771
雑談はウロスでどうぞ


773 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 18:55:47 ID:WEDmG7q/
>>771
レス全てが消失するわけじゃなくて「あぼ〜ん」と表示されるようになるだけだから、連続してあぼ〜ん表示されるようなら自重すればいいだけさ。

句読点に対しての指摘なんて、投下初期の頃から指摘されているのに全く改善せず。読み返してないか、直す気無しなんだろ……。

774 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 18:57:03 ID:WEDmG7q/
>>772
ごめんなさい。自重します。

775 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 19:14:33 ID:pc1RnZsp
 拝読しました。また機械的な分析を含みますが、ご意見差し上げます。ご参考下さい。
 地の文についてですが、まず段落分けに誤りが目立ちます。段落の開始は一マス空け、段落を変えず単なる改行を行うのであれば、
たとえ行をかえたとしても文頭のマスを空けないという基本的な規則が日本語にはあります。
 貴殿の第一段落で例を示すと、

 小惑星(通称FXX)はもう突入の状態に入り、ミッドチルダに落ちるのは確実になるのはわかったがFXX落下の援護に向かったセッテの部隊が
 なのはが率いる部隊と戦闘に入ってしまい、セッテ達は離脱できないでいた。

ではなく

 小惑星(通称FXX)はもう突入の状態に入り、ミッドチルダに落ちるのは確実になるのはわかったがFXX落下の援護に向かったセッテの部隊が
なのはが率いる部隊と戦闘に入ってしまい、セッテ達は離脱できないでいた。

としなくてはならないはずです。>>751,752の文にも見受けられるので、誤って覚えていらっしゃるかも知れません。細かいことですが体裁的に少
々違和感を感じたのと、微妙に読みにくさを覚えたのでご報告いたします。

 体裁という点でさらに見渡すと、読点(、)の少なさが目立つようにも感じます。
 一文であれど内容的に別の事柄を述べようとする場合、読点が無いとその転換が分かりにくい印象を与え、さらに読点間の文章が間延びし
ているように感じられてしまいます。推敲の時に、声に出して読んでみるつもりで黙読して、息苦しい詰まった文章になっていないかどうか確認す
ることを推奨いたします。台詞の内部の読点も同様の印象を受けました。

 あと、ぱっと見ただけでも、文末の「のだから……。」が三か所見つかりました。同じ語の繰り返しは英語において最も嫌われますし、日本語も
同様の表現の繰り返しは非常に悪い印象を与える可能性があります。中には反復法という表現技術もありますが、それを意図したのではない
ように思えるのでご報告した次第です。



 内容についてですが、盛り上がりに欠ける印象を受けます。
 現在形の文章が目立つことも一因かと思われますが、文章による説明に綿密さが不足がちのように思いました。これだけではありませんが、た
とえば最後の二三行。人間が泣くというのは、相応の感情の高まりがあってはじめて成立するはず。なのにその理由が最期の一二段落程の量
では、薄っぺらな印象を受けると言わざるを得ません。 
 何故泣くのか、どのような思考の果てにそこに辿り着いたのか。それをもっと緻密に詳細に綿密に描写してみてはいかがでしょうか。読者の感
情移入はそういう部分から生まれるものだと、未熟者の身ではありますが、私は確信しております。



 生意気にもご意見を述べさせていただきましたが、いかがでしょうか。よろしければ是非ご活用下さい。

776 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 19:20:48 ID:G9eumA79
日本語なんか勘違いしてるのかその程度で意見してるんだったら笑う

777 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 19:22:41 ID:pc1RnZsp
>>776


778 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 19:29:24 ID:7MW/Al1R
>>776
なら書き込まずに笑ってろよ。

779 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 19:35:26 ID:ZJ0Tl+kn
> 明確が理由がないので投下します。
その無意味に強気なところが嫌われる理由だ。もっと淡々とやれ。
君より乱暴な口調でも好かれてる人間はいっぱいいるし、
君より高ビーな口調でも「上から見下してる」なんて言われない人間もいっぱいいる。
もちろん君より丁寧な口調でも嫌われてる人間も山ほど。
文体や作風じゃなくて君の基本的態度に問題があるんじゃないかと自省しろ。

後推敲しろ推敲。
君みたいに書かずにおれないタイプは書き上げたときにはハイになってて、
自分の文章の欠点が見えないから無理やり一晩寝かせて翌日読み直せ。
声に出して音読するのもいい。

プロットレベルでは一作ごとにより読めるようになってきてるんだから、
今度は描写と文章そのものに気をつけろ。自分の過去作品の外伝でも書いてみろ。
それもできるだけ短編で。描写力はテーマを決めて制約下で圧縮して書いたほうが上がるぞ。

君は曲がりなりにも作品を完結させる力はあるんだから。

(ってこの程度の分量にどんだけ時間かけてんだよ俺)

780 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 19:49:47 ID:B4tJB42u
ところでさ。なんで月厨が数多のスレで嫌われてるか知ってる?

781 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 19:51:26 ID:LoU1BMmP
>>780
シッ!いつ火がつくか見ものなんだから・・・

782 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 19:53:27 ID:3Yhm5hZk
なんで原田昌樹監督が死んでスパロボXみたいなのが生きてんだろ

783 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 19:55:52 ID:pc1RnZsp
>>776
何か誤りがあるのなら正したいと思いますので、よろしければどうか、ご教授いただけないでしょうか。

784 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 20:06:50 ID:5InljUES
自分が書くときは始めに紙媒体に一回全部下書きしてからやります。
これを携帯・PC側に入れるときに見直しながらやると中々どうしていい感じの推敲になりますわ。書いてから間を置いてるから、描写のし直しとか字の間違い修正とかガンガン出てきますわ。


785 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 20:08:52 ID:+RfHaH2o
>>782
それは言い過ぎだろうがよ…

786 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 20:10:23 ID:QwIw68+p
もう散々言ったんだからこれでお仕舞な。

787 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 20:14:38 ID:KF9LEzcq
>>なの魂
nice job
盛り上がってまいりましたね・・・。
フェイトの真実を知った銀さんの反応が今から楽しみで床で
のたうちまわる日々を送ってます。

ネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲ww
アニメ版のジャスタンクは登場するのだろうか。
そして甘い物のためにリンディをのせてくるとは。



788 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 20:18:22 ID:5Mz65Xc6
つうか>>776は結局黙ってるのな。


789 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 20:19:36 ID:PJE2FZoX
もういい、たくさんだ。わたしにいい考えがある。
コメントした人、鳥山石燕とのクロスを一週間以内に書いてくれ。

790 :スーパーロボット大戦X:2008/02/29(金) 20:20:35 ID:9iFyHt+n
>>775
なかなか参考になりますな。句読点が足りないのですか…。
>たとえ行をかえたとしても文頭のマスを空けないという基本的な規則が日本語にはあります。
なるほどそうですね。作文の時もそんなことがあるのを思い出しました。
>生意気にもご意見を述べさせていただきましたが
いえいえ、こういう指摘はよい事だと思っていますよ。こういう指摘なら喜んで見ます。
ですのでそんなに気になさらないで下さい。
>>779
>自分の文章の欠点が見えないから無理やり一晩寝かせて翌日読み直せ。
一晩寝かせてますけどね…。でしたらもう一晩寝かせたほうがいいと言う事ですね。
色々な指摘をありがとうございました。

791 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 20:44:51 ID:Nhn6QUMi
>>789
そこで何をしているんですか総司令官殿

だがさすがに空気悪すぎるぞ最近。その内人いなくなるぞココ

792 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 20:50:07 ID:3wUe9Ngi
いや、要求してるレベルが上がってるわけでも何でもなく、ただ改善する努力の見られない奴が叩かれてるだけだから心配ない。

>>608にリアクションが無いのが気になるな。

793 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 20:55:11 ID:j19bZQE8
批評家気取りのヤツは本当にタチが悪い。
自分がスレの荒れる原因になっていると気付いていないからだ。
自分を正義と信じて疑わない最悪の邪悪だ。
つまり、どうすればいいか……分かるな?

794 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 20:57:46 ID:5616n4rF
>いえいえ、こういう指摘はよい事だと思っていますよ。
こういう言い方がなんというか 生徒に指摘された先生が、指摘したことで恐縮している生徒にフォローしている言い方
みたいで上から目線と言われるのではなかろうか

795 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 20:58:21 ID:WtaFbhHI
左右並ぶものありまくりな奴が調子に乗って天狗になってたら、
いつの間にか鼻を握られへし折られている真っ最中です><

つまり現状はこうですか?

796 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 20:58:40 ID:WuGswt0r
好きなことだから熱意と時間がある時に頑張ってるのはよくわかる
でもなんか急ぎ過ぎてるというか、焦って書いてるような感じもするんだよねー
楽しんで書けてるのかしらん?

797 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 21:00:02 ID:CXvzpmmG
作品には惜しみないGJを
こういうスレの基本じゃないの?

798 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 21:00:23 ID:C24lDUSR
ジャンプ系・・・
ワンピースやナルトとかのクロスはないのかな?

799 :スーパーロボット大戦X:2008/02/29(金) 21:02:01 ID:9iFyHt+n
>>794
>こういう言い方がなんというか 生徒に指摘された先生が、指摘したことで恐縮している生徒にフォローしている言い方
みたいで上から目線と言われるのではなかろうか
どういえばよろしかったのでしょうか?お手本を見せて下さい…。これでもすごく謙って言ってます。
>>796
>楽しんで書けてるのかしらん?
書く時は楽しんで書いてますよ。ただ自分でも少し焦った感じで書いてる気は否めません。

800 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 21:08:29 ID:QwIw68+p
>>799
794ではないが、
>いえいえ、このような指摘は大変参考になります。

と言ったほうが丁寧では。一応参考までに。

801 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 21:10:27 ID:5616n4rF
>>798
ウロスに行ったほうがいいんじゃない?

>>799
手本と言われても…
普通に ご指摘ありがとうございます
こんなんでいいんじゃない?
この一文だけで少なくとも自分が、その指摘に対して嫌な感情を持っていないことは伝わるし


802 :スーパーロボット大戦X:2008/02/29(金) 21:12:09 ID:9iFyHt+n
>>800>>801
わかりました。ご指摘ありがとうございます。

803 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 21:13:57 ID:Nhn6QUMi
一言
「いったい何しにこのスレに来てるんだYO!」

804 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 21:18:56 ID:V/NWERjG
ウロスの方も25になった事だし、ここもそろそろ新スレの季節かな、と言ってみる

805 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 21:19:03 ID:aeQKIOjS
闇の女王の続きが来ることを祈ってずっと見てるw


806 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 21:19:04 ID:WuGswt0r
>>799
書いてる最中、筆が進んで書けてる時は楽しいのは当然なんですよー
ただ、こういうスレに投稿するのはその楽しさを誰かと共有したい気持ちがあるからこそでしょうに、投稿した後に散々言われてしまうのは辛かったりしませんか?
それでも何事も無かったかのようにハイペースで投稿を続けてる所が、端から見ていて無理して焦っているような感じで、少し心配になったりするのですよー

807 :ゲッターロボ昴 ◆J7qCZtZxmc :2008/02/29(金) 21:22:58 ID:hJAGlg+A
>>805
ひとつだけ言わせてください・・・女王じゃない、王女なんだ・・・
いや、女王のほうがしっくりくるけどさ・・・・

現在アクションシーンでつまってます。

808 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 21:25:42 ID:WuGswt0r
クイーン・オブ・ダークネスじゃなくて、プリンセス・オブ・ダークネスなんでつねッ(><)
略してPODをお勧めしますw

809 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 21:26:45 ID:7MW/Al1R
>>808
それ映画と同じです(><)

810 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 21:27:14 ID:Nhn6QUMi
PODがPADに見えた俺は負け組みだ…

811 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 21:29:06 ID:qyJRQppY
>>810
よう兄弟
俺と一緒に殺人ドールくらいに行こうぜ

812 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 21:31:58 ID:zlfJ0Bs+
>>811
無駄無駄されてこい

813 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 21:34:08 ID:5Mz65Xc6
>>804
まだ100あるぜ。
あとみんなの優しさに吹いた。
即座にNGすればおわりなのにこれだけ治らない人にまだアドバイスしてあげるあたり。


814 :ゲッターロボ昴 ◆J7qCZtZxmc :2008/02/29(金) 21:35:21 ID:hJAGlg+A
POD・・・音楽プレイヤーぽいですね、この略称。
やはり――闇王女でお願いします。

815 :スーパーロボット大戦X:2008/02/29(金) 21:38:02 ID:9iFyHt+n
>>806
>投稿した後に散々言われてしまうのは辛かったりしませんか?
つらくないといえば嘘になります。しかしそれは最初っからですよ。
ただスルーしていた人が多かったのに最近は色々な反応があるんですよ。
>それでも何事も無かったかのようにハイペースで投稿を続けてる所が、端から見ていて無理して焦っているような感じで、少し心配になったりするのですよー
お気遣いありがとうございます。大丈夫です。充分元気が出ます。
>>809
映画はプリンス・オブ・ダークネスですよ。

816 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 21:40:00 ID:WuGswt0r
なぜPAD!?
というかその後の流れに吹きましたが……相変わらずなカオスっぷりがこのスレの素敵仕様ですねw

なにが言いたいかというと、闇王女の続きを楽しみにしてますー

817 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 21:40:37 ID:5Mz65Xc6
その色々な反応が全く生かされてないことが問題なんだがな。

818 :スーパーロボット大戦X:2008/02/29(金) 21:40:38 ID:9iFyHt+n
ごめんなさい。よくみたらPODが映画と同じ事を言ってたのですね。
本当にごめんなさい。

819 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 21:42:29 ID:aeQKIOjS
誤字すいませんまる^^;
・・・うぅ最近誤字が多すぎる
そのうち 
  誤字こそ我の誉れなれ《ブービーワードマスター》
が使えるようになってしまいそうです (TロT)

820 :キャロとバクラの人 ◆2kYxpqWJ8k :2008/02/29(金) 21:44:19 ID:U07A6oVA
空気は読むものではありません、吸うものです(なに
と言う事でキャロとバクラの続きが出来たぞ〜幕間みたいな感じだが。
まだ投下しても大丈夫だよね?

821 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 21:45:14 ID:zlfJ0Bs+
支援しますよ

822 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 21:45:15 ID:jXUNvMNb
>>なの魂氏
GJ、GJだよ GJすぎて涙出てきやがった

何気に神楽攻撃しようと考えてるRHとか、いい意味で反省の気ゼロの銀さんと神楽とか、次元世界最強の甘党対決とか凄杉です
そして相変わらず切ないよフェイトさんカワイソス
そして銀さんが八神家に帰ってきたらそこには我が物顔でメシ食ってるヅラの姿が!!と思ったのは俺だけでいい

個人的には銀さんとクロノの対立は「合わせりゃ」「二本だ!!」フラグっぽいと思っているのも俺だけでいい

そして>>820投下支援だ!!

823 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 21:45:24 ID:lExj3+AH
超おっけ〜

824 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 21:45:45 ID:5Mz65Xc6
>>820
まだ90あるぜ!
投下支援

825 :キャロとバクラの人 ◆2kYxpqWJ8k :2008/02/29(金) 21:47:11 ID:U07A6oVA
(パターン1)

「あっあんなの聞いてないぞ!」

大きな屋敷の中、余りにも不審人物といった黒装束に目出し帽の三人組が、僅かな光源となる燭台の下で震えていた。
彼らはいわゆる暗殺者……幾分か精度が劣るので鉄砲玉といった存在だった。与えられた仕事は酷く単純で、この館の主を殺すこと。
その人物が持つ権利が組織の運営上で邪魔になると言う理由なのだが、そんな事に興味は無い。
問題はどれだけスマートに、確実に殺して賃金を貰うかという一点に過ぎないのだから。

「そうだ! 護衛はガキと小さいトカゲだけだって言われたのによ!」

この仕事を行うのに重要になってくるのは護衛、つまり殺しを邪魔する存在だ。
その有無、量、質は全て調べつくした。その結果として得られた結果は「少女と不思議なトカゲ」だけ。
余りにも貧弱、余りにも容易い仕事のはずだった。それが……

「なんだ……あの化け物どもはぁああ!?」

そう、自分達の行く手を阻んだのはまさに化け物。
壁に並んでいた鎧が頭部を取り落として歩いていた。
何気ない絵画が笑いながら空を舞っている
腐臭を放つ亜人の死体が剣を振り上げて迫ってきた。
まさしく悪夢。想像し難い非現実ではなく、目が捉える現実こそが真に奇異なる。

「まあ、落ち着こう。今のはたぶん幻影や無機物操作の応用だ。
 幻影はこっちに触れないし、無機物操作じゃ動きはたかが知れてる。
 あんな連中は無視して、さっさと仕事を済ませないと……」

暗殺者の一人が冷静に状況を分析し、仲間たちの落ち着きを取り戻そうと試みた。
しかし所詮それは自分が知りうる知識の中でのこと。真実はそんなところにはないのだ。
もちろん目の前の異形を打ち砕くような力があるのならば、原理は何の問題にもならない。
だが彼らにはソレが無かった。

「カシャン……カシャン……」

ゆっくりと近づいてくる金属音に誰もが大なり小なり、ビクリと体を震わせた。
だが相手は唯の木偶人形。注意すれば容易くやり過ごせる。そう思っていのたのだが……音が変わった。

「ガシャンガシャンガシャン」

ゆっくり一回ごとに区切られた音は連続したものに……

「ダンッ! バタン!! ガガガガガ」

不規則な変音は木で出来た床が、高速で強打されたされる事で発生した音。
急な変化や大きな音は人間に根源的に恐怖を与える。神経の相応な反応なのだが、実感するほうは堪らない。
音の理由を考えれば……何かが高速で移動している。

「あっ! あぁああああ!!」

気がついたときは既に遅い。彼らは複数の異形に完全に囲まれていたのだ。
恐怖が先行し誰もが動けない中、一斉に振り上げられた剣が振り下ろされて……何かが断たれる音がした。




826 :スーパーロボット大戦X:2008/02/29(金) 21:47:22 ID:9iFyHt+n
>>820
支援

827 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 21:47:59 ID:aeQKIOjS

投下支援します

828 :キャロとバクラの人 ◆2kYxpqWJ8k :2008/02/29(金) 21:48:19 ID:U07A6oVA
「終わり……大した事ねぇぜ」

暗殺者たちが見舞われた恐怖と終焉を見ている者がいた。
チューブトップ、タイトなミニスカートには二重にベルトを巻き、その上からゆったりとした作りの紅いコートを着ている。
小さな桃色の髪の少女は手に嵌めた手袋型デバイス ディアディアンクを光らせ、いくつかの魔法陣を従えて、シモベたちの挙げた成果に満足そうに嗤う。

「やっぱ多量に展開、高速で囲んで袋叩きにするのは、間違った戦略じゃなかったな?」

『あんまり印象がよくないけど……有効なのは確かですね?』

「キュク〜」

盛大に嘲笑を作っているのは、胸に輝くオカルトグッズ・千年リングに宿る魂 バクラ。
犠牲者に僅かにも申し無さそうに補足するのは、体の持ち主であるキャロ・ル・ルシエ。
そして事態が解っているのか解らないのが、白銀の幼竜がフリードリッヒ。
間違いなく暗殺者たちが仕入れた情報人に有った護衛だ。

「はん! 他人様のご意見など知った事か! 
オレ様達はオレ様達の好きなようにやる! だろう? 相棒」

一人多いがバクラは肉眼で捉えることができないのだから仕方が無い。
そして魔道師である可能性の失念、更に特殊な術式による死霊制御まで加わるとなれば、鉄砲玉風情に勝ち目は無かった。

「はい!……でもあんまり他の人に迷惑をかけるのもダメ!……だと思うんですけど」

『はいはい、あいも変わらずヌルイな。まっ……ソレこそが……』

「? 何か言いましたか?」

『何でもねえよ。とりあえず雇い主様に報告といこうぜ?』

そう、これは仕事だ。多くの人を用いた物々しい警備を好かない金持ちが募集した護衛の仕事。
では仕事をする理由とは何か? お金を得て……生きていく為に。と言う事で……


『キャロとバクラはこんな風に日々を生きています』


829 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 21:48:32 ID:zlfJ0Bs+
支援

830 :キャロとバクラの人 ◆2kYxpqWJ8k :2008/02/29(金) 21:49:33 ID:U07A6oVA
(パターン2)

キャロは古びた部屋を掃除していた。ソレは熱心に。真心を君に!って程に。
ハタキで丁寧に埃を落とし、箒によってゴミを取り、雑巾で拭き掃除。
他にも色々とした小技を挟みつつ、それはもうやる気満々。ランランル〜である?

『なぁ……相棒』

「なんですか? バクラさん」

片や全くやる気が無い人が一人。荒事とトラブルとハプニングと盗みをこよなく愛するエジプトの盗賊は酷く退屈していた。
キャロだけが見ることが出来るビジョンの中で、その体をグデ〜と仰向けに寝そべらせていたりする。

『退屈だ……』

「キュクゥ〜」

それに賛同するフリードリヒも外を飛び回りたいと羽をバタバタ。だがそれも「埃が飛ぶ!」とキャロに怒られて中断。

「そうですか? 私は楽しいですよ?」

憧れていた普通なこと。それが一時のものであろうとも、キャロは確かに安らぎを感じていた。

「キャロちゃん、ご苦労様。ちょっと休憩にしましょう」

「はい、お婆ちゃん」

部屋の掃除を終えたころに顔を出すのは、腰が見事に曲がり、白髪と顔に刻む無数の皺が生きた年数を語る老婆だった。
彼女こそこの『仕事の依頼人』である。


831 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 21:50:21 ID:qyJRQppY
支援

832 :スーパーロボット大戦X:2008/02/29(金) 21:50:34 ID:9iFyHt+n
支援

833 :キャロとバクラの人 ◆2kYxpqWJ8k :2008/02/29(金) 21:50:46 ID:U07A6oVA
「本当に助かってるわ、こんなにお掃除できたの何年ぶりかしら?」

二人はキャロが掃除をして、見違えるようになったダイニングで、テーブルを囲んでいた。
テーブルの上にはティーセット、これまた灰塗れになって掃除したオーブンで焼かれたクッキーが並んでいる。
そう、老婆から貰った仕事は家の大掃除。平和で平穏な仕事。故にバクラは退屈そうだったのだ。
今は亡き主人と独り立ちした子供達との思い出が詰まっているという屋敷を手放したくはない。
だが老いた自分だけでは掃除も整備も手が回らないし、人を雇って如何にかしてもらうほど金銭的余裕も無かった。

「私もお掃除なんて随分してなかったから不安だったけど……何だか楽しくて」

はにかんだようにキャロは眼前に置かれたティーカップに口をつける。
味はまあ……普通。危ない仕事をしていると飲ませてもらえる高そうな品と比べれば。
だがそれら高級品には無い人の温もりがキャロに数段美味しく感じさせた。

「……老いぼれがこんな町外れの大きな家に一人で住んでいるのも大変だけど、貴女も色々と大変ね〜小さいのに」

「イエ! 意外と楽しくやってますよ、大変な事もありますけど。フリードも居てくれるし……」

「キャウ〜」

心配そうな老婆の言葉をキャロは僅かに困ったような笑顔で答えた。
本当はバクラの存在も誇りたいところだが、老婆には見えないはずだしその存在を明かしては居ない。
余計な心配や誤解を生み仕事が円滑に進まない可能性があるからだ。しかし老婆は不意にキャロの背後へと視線をズラして聞いた。

「後ろに居る彼はキャロちゃんの良い人かい?」


834 :ゲッターロボ昴 ◆J7qCZtZxmc :2008/02/29(金) 21:50:53 ID:hJAGlg+A
ふふふ・・・もうすぐ第二章中編できそうです。休日に投下予定。

皆、ゲッター昴も読んでね!!(涙――オヤジもいいじゃんか、と男は思った)

835 :一尉:2008/02/29(金) 21:51:01 ID:84RkMPi8
スーバーアームストロング砲支援たな。

836 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 21:51:07 ID:aeQKIOjS
支援

837 :キャロとバクラの人 ◆2kYxpqWJ8k :2008/02/29(金) 21:51:22 ID:U07A6oVA
「えっ?」

『この婆さん……見えてやがるのか!?』

二人と一匹のうちを走り抜ける驚愕、一匹は実際解っているのかは謎。何せ変わらないペースでクッキーを食べているから。

「ふふ、年をとってくると見えなきゃいけないものは見えなくなるけど、見えなくても良い物は意外と目に入るのさ。
 もしかしたら私もそっち側のお迎えが近いのかもしれないね?」

カラカラとボケた風に嗤う老婆を見て、キャロはなぜか『そういうものなのだ』と納得してしまった。
なんだかこの老婆にはそんな不思議な魅力があり、『自分もこんな風に年をとりたい』なんて未だ10にも満たないキャロは考える。
バクラはと言えば……

『こんな気味の悪い奴をお迎えしたくねえな』

……取り付く島も無い。


「さて! 次は屋根を直しますよ!!」

「お願いね〜私はしっかり夕飯の準備しておくよ?」

「はい! あとはふかふかのベッドと……暖かいシャワーも」

契約の内容は至って簡単。
キャロが掃除から屋根の修繕まで魔法とか駆使して行う代わりに、老婆は三時のオヤツと夕飯、ベッドとシャワーと次の日の朝食を提供する。
現金では支払えない老婆が提示した苦肉の策なのだが、キャロとしてはそういう方が非常に嬉しい。
幾ら金での報酬を貰おうとも、その金ではきっと買えないだろうとっても大事な物。
それは……人の温もり。



838 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 21:52:03 ID:WuGswt0r
支援!

839 :キャロとバクラの人 ◆2kYxpqWJ8k :2008/02/29(金) 21:53:02 ID:U07A6oVA
(パターン3)

「バクラさん、世界には不思議な仕事がありますね。なんと『コレ』を配るだけでいいそうですよ!?」

キャロは寒いで白い息を吐きながら、かなり大きな都市の街角に立っていた。
支給されたカラフルな会社のロゴ入りジャンバーを着て、手に持っているのは……同様に会社のCM用ティッシュだ。
その傍らには綺麗にモールを巻かれ、宴会でしか見ないようなトンガリの派手な帽子を被ったフリード。
いわゆるティッシュ配りのお仕事。

「よろしくお願いしま〜す」

『相棒……少しは仕事を選べ』

粉雪が僅かに舞い散る寒さの中で、キャロは何時も通りの可愛らしい微笑。
電車の到着と連動するように勢いを増す人の群れにティッシュを差し出す。
その様子に心底呆れたような、微妙な表情をバクラは浮かべる。
別に金が無いわけではないのだ。その気になれば今すぐちょっと高そうな喫茶店に入って、十時のオヤツに洒落込むことも可能だ。
だと言うのに……


「お願いしま〜す、マイフルで〜す」

『もっと派手な仕事をしようぜ、相棒。美術館から絵を盗むとか……』

「う〜ん、この前に見た絵はちょっと欲しかったですけど……って! 違います、今はこのお仕事が大事!
 全部に全身全霊、一生懸命やるからお給金が貰えるんです!」

なんだかよく解らん勤労の精神に目覚めてしまったような相棒にバクラは二度目のタメ息。
『ほっとけばそのうち自由気侭に戻るだろう』今まで一度だってハズレたことが無い認識だが、恐らく今回もハズレはしないだろう。
故にしばらく捨て置く事にしたのだが……




840 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 21:53:12 ID:aeQKIOjS
ガンガレ
キャバクラさん

841 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 21:53:37 ID:zlfJ0Bs+
就職支援w

842 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 21:53:52 ID:YlUSat7O
すごいぞーかっこいいぞー支援

843 :キャロとバクラの人 ◆2kYxpqWJ8k :2008/02/29(金) 21:54:00 ID:U07A6oVA
「……中々受け取って貰えません」

「キュウゥ……」

一時間ほど経った位だろうか? キャロが『クスンッ』と鼻を鳴らして呟いた。
確かに誰でも経験が有ると思うが、人が歩いている時にいきなり目の前に何かを差し出されると……正直、邪魔である。
まあ、ティッシュだから少々マシな方でビラだけなんて場合は……目も当てられない。

『じゃあ、やめようぜ〜』

「ダメです!」

コレ幸いと離脱を提唱するバクラだが、キャロの意思は固い。
フリードは……寒くて溜まらないのか? 珍しく自分からバッグに潜り込んでいる。

「これ全部配り終わらないとお金がもらえません……」

『なあ、別に金に困ってるわけじゃねえんだぜ?』

「でも、稼げるならなんでもやります。また……バクラさんに迷惑をかけられません」

冷えてきた自分の小さな手に息を吐きかけながら、キャロが告げた言葉に思わずバクラは目が点になる。
基本的にこの旅の一行内で一番お金がかかるのはキャロだ。育ち盛りの女の子であり、他の幼竜や魂と比べるのもバカらしい。
故にバクラはキャロが自身の為に頑張っているのだと思っていた。それが何故にして幾ら貧乏生活でも死ぬことが無い自分の為だと?

『あのな? 相棒、お前はオレ様の事なんて心配する必要はねぇんだ。
 こちとら千年リングに魂を宿すだけの存在。病気にもならねえし、死にもしない』

「でも……」

『相棒は相棒のやりたい事をすれば良いんだ。オレ様が……なんでも叶えてやるからよ』

そう言うと無言で体の所有権を奪取したバクラが手近な通行人を捕まえた。
ティッシュを『手渡す』のではなく、なぜか通行人を捕まえる。

「持ってけ」

お願いではなくて命令。いきなり美少女にネクタイを掴まれ、大量のティッシュを押し付けられたサラリーマンは目を白黒させている。
そんな裏技を数回繰り返せば、ダンボールに詰まっていたティッシュはカラ。そんな様子に思わずキャロは笑い出した。
『なるほど……そんな方法があったんですね〜』などと考えているのだが、確実にルール違反です。

「さて、仕事終了。サテンで暖かいコーヒーでも飲もうぜ」

『私は紅茶の方が…「キュクル〜」…フリードはホットケーキね?』


追伸……確かにノルマは達成したので給金はもらえたが、何故か仕事自体をクビになった。
何か問題があっただろうか?と一行は首をかしげることになる。


844 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 21:55:06 ID:zlfJ0Bs+
ちょwそれは反則すぎる支援

845 :キャロとバクラの人 ◆2kYxpqWJ8k :2008/02/29(金) 21:55:15 ID:U07A6oVA
以上でした〜とりあえず本編に行くまでの総集編と言う事でw
どんどん仕事の質がしょぼくなるのは仕様です。次から本編へ〜ルー子と対決!を目指したい。


846 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 21:55:23 ID:hJAGlg+A
割り込み――すみません。支援。

847 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 21:56:04 ID:aeQKIOjS
首するしかないYO
私怨w

848 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 21:56:46 ID:YlUSat7O
渡さないで捨てて誤魔化すのと押し付けるのはどっちがいけないんだろう支援

849 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 21:56:54 ID:aeQKIOjS
キャバクラさん乙デス

850 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 21:58:54 ID:Ds9+bFku
うう、バクラさんが可愛い……な、何かが芽生えそうだ……GJ。

851 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 21:59:46 ID:aeQKIOjS
捨てるほうが悪いです
さて今日中に@何作品来るのでしょうか・・・・・

852 :スーパーロボット大戦X:2008/02/29(金) 22:00:40 ID:9iFyHt+n
GJ!
バクラが見える婆さんって怖いですね。
それとバクラの押し売り的なティッシュ配りも笑えました。
そして仕事がクビに…。何てかわいそうだが微妙に同情できない。

853 :キャロとバクラの人 ◆2kYxpqWJ8k :2008/02/29(金) 22:00:59 ID:U07A6oVA
とりあえずsageなさい……一度言ってみたかったんだ(小さな夢

854 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 22:03:17 ID:hJAGlg+A
GJ!!
本編も楽しみに待ってます。

855 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 22:05:13 ID:aeQKIOjS
これ本編でもいいような気がw


856 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 22:08:26 ID:WuGswt0r
GJであります!
日常の一コマ……実にいいですねぇ。同じように見える二人+一匹でも、ちゃんと今までの経験かるくる成長や変化が感じられてもう(´∀`)ほんわか

857 :名無しんぼ@お腹いっぱい:2008/02/29(金) 22:10:04 ID:qPgz9ZXc
>なの魂

いよっ、待っていました。
悪逆なママの狂気は留まる事を知らず。
銀さん達がフェイトを救うのが先か虐待死されるのが先か。
事情知ったから人情紙吹雪で助けて上げてくれ銀さーん。

858 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 22:20:06 ID:ZHgdpCNh
GJ!
天は自ら助くる者を助くって感じで働いてますね。
キャロが自立してるところが良い。
不本意なこととか苦労を楽しめって誰かも言ってましたし。
あとあといい経験になりますよ。ルールーも本編より強そうです。
エリオは・・・。やはり女は男より強いのか。

859 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 22:29:10 ID:YlUSat7O
gjでもキャロ達出身地にそういう概念が無いのかサービス業に凄い疎いw
本編より相当社会経験積んでますね 処世術や人を見る目とかは
バクラが実践を交えて教えてくれますし。ルー子も冷静で客観的に物事を見れていますね

860 :ゲッターロボ昴 ◆J7qCZtZxmc :2008/02/29(金) 22:35:15 ID:hJAGlg+A
投下OKでしょうか?

861 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 22:37:03 ID:ZHgdpCNh
もちろん

862 :ゲッターロボ昴 ◆J7qCZtZxmc :2008/02/29(金) 22:38:22 ID:hJAGlg+A
むう、答えが無い――では投下。

魔法少女リリカルなのは 闇の王女 中編


 暗い、暗い一室。
狂人、はたまた世紀の天才、ジェイル・スカリエッティの研究所の一部屋。
男が――常に己に付き従う女に言った。

「ウーノ、私はね、とても興味があるんだ。あの高町なのはのように、『個』を、確固たる自我を持った存在が如何に育っていくのか、ということにね」
「どういうことでしょうか、ドクター」
ウーノが無表情に問う。
その手には被検体13号――戦闘機人スバル・ナカジマのデータが記載された書類がある。
顔写真――満面の笑顔。自分を姉と慕う少女の笑顔に若干口元が歪む。

「私はナンバーズの名に拘らなかった――それが重要とも思えなかったからね。しかし――自己を一度完膚なきまで崩壊させられても高町なのはは立ち上がった。
私に復讐するためにね。これは彼女が確固たる自我を持っていたからだ。もし最初から空っぽの器だったなら――ここまで這い上がる事などできなかったろうね」
つまりね、と男――スカリエッティが愉快そうに顔を緩めながら言った。

「『個』を持った個体の可能性の検証が彼女ということさ。現に彼女――スバルはナンバーズに馴染み、個体としての成長の可能性を残している。
ナンバーズのように最初から完成していない分、不安定だが――その揺らぎの果てにこそ私の求めるものがある筈なんだ」
そう――とスカリエッティが笑った。映画を楽しみにしている子供の顔。

「あの高町なのはのように――とんでもない怪物に育ってくれると嬉しいなあ、私は」
「それが――数の揃っていないナンバーズで襲撃を仕掛けた理由――なのでしょうか?」
「まあね、そろそろ老人には引退してほしい、というのもあるんだが――。ウーノ、私は早く見たいのさ――『私の』作品同士の戦いがね――」
くつくつと湧き出す喜悦に耐え切れずスカリエッティは笑い始めた。
闇の中に、男の高笑いが響き渡った。
「はははははッ!いや、本当にね――最高の道化だよ、彼女は」
ウーノがモニターを操作する。映し出される女。
黒い舞踏服――漆黒の騎士甲冑だ――を身に纏った高町なのはの破壊の様子だ。桃色の魔力光。砕け散る艦艇の装甲。
「最高だ――もっと私を楽しませてくれよ、高町なのは」
その笑顔は――どこまでも純粋で――悪意の欠片も感じられない、狂人のものだった。
ウーノは――そんなドクターの様子を――初めて恐ろしいと思った。
無限の欲望。そう名づけられた鬼子の笑いは、何時までも続いた。


日溜りの中で、自分はずっと生きていけると思っていた。
何時までも――あの明るい家族の中で、仲間達の中で生きていけると――信じていた。
けれど自分は知らなかったのだ。世界には――こんなにも残酷な運命が待っているのだということに。
悪意とすら呼べぬ興味本位の実験で――世界の全ては反転した。
手術台――埋め込まれる異物。ロストロギア。
隈なく調査され、改造された人体。異常な膂力。
何も感じない舌――戻ってこない感覚。
震えるような憎悪。
慎ましやかに執り行われたという死体のない葬式。
自分の死を受け入れ始めたという友人達。
正義は壊れ、あるべきものは奪われ、帰る場所も、寄る辺も失った。
心は虚ろな悪意の塊に。遠くでそれを嘆く自分がいる。そんなことにも気づかずに、私は駆ける。
この頼るものが無い世界を一陣の風となって。
なんで――気づかなかったのだろう。
自分がいた世界は――あんなにも簡単に壊れるものなのだと。儚い幻想。
顔を伏せて、高町なのはは泣いた。

『マスター?』
「……ううん、なんでもない。行くよ、レイジングハート」
漆黒の騎士甲冑が、闇を塗りこめたような翼を広げて飛ぶ。その表情は、のっぺりとした仮面に隠れて、ついぞわからなかった。

863 :ゲッターロボ昴 ◆J7qCZtZxmc :2008/02/29(金) 22:40:16 ID:hJAGlg+A
 地上本部魔力炉付近の戦闘は、激化の一歩を辿っていた。
無数に穿たれたクレーター。
爆発によって抉りとられた地面を、ギンガは化け物じみた跳躍力で蹴り、壁を足場にして爆発物と化したナイフの投擲を避けていく。
空中を自在に移動するさまは、まさしく舞踏。
3次元的機動の前に、広範囲を破壊可能なチンクのISも有効に作用せず、爆発は空振りに終わる。
「おおぉぉぉぉッ!!」
右から振り上げられた拳が迫ってくる。小柄なチンクの身体を覆う灰色のコートがバリアーを展開し、拳の一撃を確実に防ぐ。
だが、その圧力にじりじりとチンクの身体は後退して行く。
チンクの右手が何かを掴んだ。
だん。
後方にギンガが跳躍。数瞬前まで喉があった空間をナイフの一閃がないだ。
同時に左手で3本のナイフを投擲。
IS発動。
銀色の光がナイフから放たれ、爆発。爆風にギンガが後方にふき飛ばされ、壁に叩きつけられた。
激しい爆風すら無効化するバリアーの防御の恩恵を最大限に受けながら、チンクが跳んだ。
着地。
逆手に構えたナイフをギンガの喉元に突き立てんと、突進。
「これで終わりだッ!」
「まだだぁぁぁッ!!」
高速で繰り出された蹴りが、チンクの手からナイフを弾き飛ばす。宙を舞うナイフ。
「ッッ!!」
危うい。本能的な動作。
身を屈め、ギンガの拳を避けた。何本かの頭髪が持っていかれる。
がら空きの足に足払いをかけ、姿勢を崩す。
ギンガが器用にも右手でバランスを取り、回転。チンクの後ろに回り込む。
(とった――)
銀髪が視界から消える。宙返りしながら放たれた幾本ものナイフが、ギンガの周囲に楔の如く突き刺さった。
ISの発動を示すテンプレート。
閃光。防御魔法術式展開、間に合うか――?
爆発。


864 :ゲッターロボ昴 ◆J7qCZtZxmc :2008/02/29(金) 22:41:39 ID:hJAGlg+A
辺りを覆い尽くす粉塵に顔をしかませながら、チンクは隻眼を見開いた。纏ったシェルコートは爆発で随分とダメージを食らっていた。
チンクが放ったナイフの本数は八。十分辺りを崩壊させられる威力である。
施設の崩落に巻き込まれぬ為に幾分か威力をセーブしたが、それでも――ナイフの中心にいた目標は木っ端微塵に吹き飛んだ筈だ――。
(やったか?)
粉塵が晴れる――否、何かが接近してくる。人影。
両手にナイフを構え、投げた。弾かれる。見当はずれな方向で爆発するナイフ。
(しまったっ!)
これでチンクの手元には何の武器もないことになる。残るは一本の短刀。だが抜く暇が――無い。
満身創痍に見えるギンガが、滑るようにしてチンクに接近する。その右腕は半ば抉れ、機械の強化骨格が露出している。
にも関らず――突撃は止まなかった。
「くらえぇぇぇぇッ!!」
ガシュ、ガシュ、ガシュ、ガシュ。
カートリッジ、使用。爆発的に解き放たれた魔力が左手に集束していく。光り輝くリボルバーナックルが、全速力でチンクに打ち込まれた。
爆音。
大爆発にも耐えうるバリアーとリボルバーナックルのぶつかり合いが衝撃波を生み、壁面を、床を歪めていく。
散るのは火花ですらない、青い炎。
バリアーが少しずつ湾曲していき、拳が障壁の内側に捻り込まれていった。
咄嗟に短刀を抜き、拳に向けて突き刺すが、鋼の拳に弾かれる。
(馬鹿な―――)
轟。
腹に強烈な一撃が入り、吹き飛ばされ――その身体を――緑色の髪の少女が受け止めた。
「さ〜て到着、と。って、チンク姉大丈夫?!」
「セイン……か…て…退だ……」
ずぷり、と壁に二人の体が沈みこんでいく。
ギンガが叫んだ。
「待てっ!!」
がた。身体に掛かった強烈な負荷に耐え切れずに膝が悲鳴を上げ、倒れこむ。手を沈み込んでいく二人に伸ばしていくが――届かない。
足音。増援だろうか。父の声が聞こえた。
父さん――スバルが――スバルが――。
「ス…バ……ル」
意識が、闇に落ちた。


865 :ゲッターロボ昴 ◆J7qCZtZxmc :2008/02/29(金) 22:43:37 ID:hJAGlg+A
 加速し始めた歯車は止まることを知らず、残酷な運命のすれ違いは今日ここでも起こる。
ナンバーズの最古参兵、トーレは空中を飛翔しながらガジェットで撃破しきれぬ敵を狩ってまわっていた。
そのIS――高速機動『ライドインパルス』によって超高速の弾丸と化し、急降下。猛禽類の如き動きに翻弄され、迎撃の射撃魔法は面白いように当たらない。
闇雲に弾丸を飛ばす魔導師に狙いを定め、加速。右脚で魔導師を蹴り飛ばす。
吹き飛んだ男を追いかけ、さらに右腕より生えた刃で防護服を切り裂き、瓦礫の山に突っ込ませる。
インパルスブレード。
超高速機動の源である8本の光刃が、輝いた。
飛翔。
さらに二人の魔導師に拳を打ち込み、失神させる。刹那、防衛網に穴が開いた。そこに殺到するガジェットの大群。
数十条の光線が魔導師の防護服に着弾。
悲鳴を背後にトーレは上昇し、ガジェットの群れを撃破して回る空戦魔導師を排除せんと突撃――しかけた。
そのとき。
「ディバインシューター」
突然の閃光。十数発の誘導式魔力弾がガジェットごと空戦魔導師を撃ち落していく。
悲鳴。爆発、爆発、爆発。
花火の様に炸裂していくガジェットの群れが滑稽だった。
見上げれば――黒い装甲を身に纏った『それ』が、そこにいた。
全身を隈なく覆う騎士甲冑。頭部ののっぺりとした仮面。槍じみたフォルムのデバイス。
漆黒の翼。まさしく――。
「悪魔、だな」
ぐるり、と仮面に覆われた頭部がこちらのほうを向いた。強者の視線に、身体が震える。
戦える。あれと。あの暴力の具現化したような怪物と。
なんと――幸福なことか。
女の声が響いた。低く、全てを憎悪するような声。

「貴方には手紙になって貰う。あの男への、挑戦状としてね」

この声――聞き覚えがあった。
あれはたしか――ドクターに実験されていた女の子だったか――。
そうか――そういうことか。
にぃ、と笑みが口元に浮かぶ。
「いくぞ、ナンバー105」
トーレの台詞に、仮面の奥の顔が歪んだ。
「私を」
装填、排出。装填、排出。装填、排出。カートリッジ、リロード。
「その名で呼ぶなぁぁぁ―――ッ!!」
女の周囲に展開された数十発の魔力弾が、狂犬の如く解き放たれた。
急激に下降しながら追いすがる魔力弾をインパルスブレードで叩き落し、横に運動方向を変える。
その軌道変更に追いつけずに、残りの魔力弾が全て外れ、明後日の方向に飛んでいく。
人間の眼では追いきれぬ速度で加速し、黒騎士へむけてインパルスブレードを構え突進する。
所詮は砲撃戦魔導師。懐に潜り込めば――脆いものだ。

866 :ゲッターロボ昴 ◆J7qCZtZxmc :2008/02/29(金) 22:44:54 ID:hJAGlg+A
「死ねッ!!」
インパルスブレードの光刃が正面装甲に食い込み、装甲を切り裂かんとするが――動かない。刃が――完全に固定されている。
(捕縛されただと――)
そう、今トーレは攻め込んだつもりで――この怪物の懐に自ら飛び込んでしまったのだ――。
脚が絡めとられ、身動き一つできなくなった。みしり、と骨が軋む。
耳元で、あの女の声がした。
「やっと捕まえた……それじゃ行くよ、私の――」
嫌な汗が首筋を流れていく。生命の危機に脳の奥が警鐘を鳴らす。
「――全力全開」
術式発動。展開されるミッドチルダ式魔方陣。幾重にも重なった円陣が殺人的な量の魔力を集束させ、一つの砲撃へと昇華させる。
「ディバイン」
機械仕掛けの杖の自動詠唱機構が作動する。
『バスター』
砲撃――桃色の光の柱が、発射される。
零距離砲撃が、もろにトーレの身体を貫いた。ぎぎぎ、と空間それ自体が歪んでいくほどのエネルギー放射。
灼熱に意識を持っていかれる寸前、トーレは呟いた。
「怪物め―――」
閃光が辺りを桃色に染め上げた。

867 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 22:47:36 ID:CXvzpmmG
GJっす
依頼主のお婆ちゃん
魔女の宅急便のお婆ちゃんを想像したぜ

868 :ゲッターロボ昴 ◆J7qCZtZxmc :2008/02/29(金) 22:47:45 ID:hJAGlg+A
以上です。
アクション苦手なのでかなり実験的です。
トーレさんに濃密な危機が迫ってますし――次回、スバル活躍す?!

869 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 22:54:11 ID:U07A6oVA
トーレやなのはよりも、チンクとギンガの姉対決が熱い気がするのはオレだけ?
アクションこれで苦手だと〜なんと羨ましい奴w
GJだぜ

870 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 22:56:43 ID:WuGswt0r
GJです!
個人的には戦闘速度の違いに合わせて、文章自体にメリハリが効いてると思いました。
アクション苦手と謙遜されてますが、正直羨ましいですw

871 :反目のスバル ◆9L.gxDzakI :2008/02/29(金) 22:58:08 ID:VMunwi7C
GJ!
アクション苦手なんて言っておきながら、ちゃんと形になってるじゃないッスか!
特にギンガが腕を使って緊急回避する辺り…ありゃ頭の悪い俺にゃ書けねぇ…

872 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 23:02:56 ID:YlUSat7O
gjでもトーレさんなのはが手紙にするって言ってたけど
御庭番衆の翁がやった事以上のことをされてしまうのか

873 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 23:07:15 ID:Nhn6QUMi
>>872
むかし同じセリフを言った北斗神拳伝承者がいてな…


874 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 23:11:29 ID:CXvzpmmG
GJっす!
戦闘がテンポよくていいっすね
スカさんが言ってた個の有る無しは、有るのほうはなのはで、無しがスバルなのは。事故でスバルが壊れてしまったからですか?
アリシア来るのか?って、邪推してしまいました

875 :ゲッターロボ昴 ◆J7qCZtZxmc :2008/02/29(金) 23:12:19 ID:hJAGlg+A
いや、手紙にするでいったいどんな目に合わされるんですか、トーレ。
流石に――無事では帰れませんが。

皆さん感想ありがとうございます!!
励みになります。

876 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 23:19:08 ID:pc1RnZsp
GJです。トーレが生き延びれる気がしないw 
続きを待ってます。


ただ少々気になったのですが、ダッシュ(――)が多いような印象を受けました。
台詞中ではリーダ(……)の方がいいように思いますが……意図して書いたのであれば申し訳ありません。

877 :876:2008/02/29(金) 23:20:40 ID:pc1RnZsp
途中送信でした

×台詞中ではリーダ(……)の方がいいように
○リーダも織り交ぜた方がいいように

意図したのであれば、重ね重ね申し訳ありません。

878 :ゲッターロボ昴 ◆J7qCZtZxmc :2008/02/29(金) 23:27:09 ID:hJAGlg+A
―― が多いのは――作者の完璧な趣味です。
すいません。
さーて塗仏の宴読むぞー(もろに影響されてる人)

879 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 23:29:40 ID:2TX7107t
くっそ支援遅れた!!

やはりキャロは無垢なまんま逞しく行ってって欲しいね
バクラがデレてきたwww
キャバクラさんおつです。


880 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/29(金) 23:32:57 ID:5Mz65Xc6
>>725
遅れましたが、GJ
アレ? 銀ちゃん、リンディフラグ立てちゃった?

881 :876:2008/02/29(金) 23:33:07 ID:DtuWmQdG
>>878
ID変わってますが876です。
把握しました。申し訳ありませんでした。


執筆の方、頑張ってください。

882 :ゲッターロボ昴 ◆J7qCZtZxmc :2008/02/29(金) 23:37:26 ID:hJAGlg+A
>>881
いえ――どっちかというと私の書き方に問題が――ゲフンゲフン。
頑張ります。

883 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/01(土) 00:09:37 ID:Mw1Eg9OZ
>>725
なの魂GJ
次回糖分王決定専戦。
いったいどんな勝負が・・・・
次回も楽しみです。

884 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/01(土) 01:12:42 ID:wRUlRMct
>>845
GJ!!です。
ほのぼのだなぁwどのようにして本編に関わるのか気になります。
>>868
GJ!!です。トーレさん・・・南無w
両手両足を?がれて顔は口と耳以外は以外は、もうグチャってそうw

885 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/01(土) 01:40:10 ID:5k8H4qz5
ところでそろそろ次スレたてた方がいいのでは?

886 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/01(土) 01:42:58 ID:yVRS9u0+
>>885
まだ442kだから大丈夫じゃね?
あんまり速く立てすぎると生めるの大変だし

887 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/01(土) 05:00:36 ID:axdEp5yH
全面戦争上等!
フォース暴走上等!!

そんなR-TYPEクロスを待つbydo

888 :スーパーロボット大戦X:2008/03/01(土) 08:14:57 ID:uw3v2nDU
>>868
GJ!!
アクションが苦手と言ってますけど全然そうは思いませんよ。むしろ羨ましいです。

889 :リリカル・コア ◆J5LcJmYTSU :2008/03/01(土) 09:19:10 ID:Wnce7K4Y
投下したいけど何かこう……、微妙な数字ですよね、今。
こういう時一発ネタを直に書ける作者様が羨ましい……。

890 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/01(土) 09:28:21 ID:S12hv43q
>>889
はやく

891 :リリカル・コア ◆J5LcJmYTSU :2008/03/01(土) 09:35:46 ID:Wnce7K4Y
まだ誰も投下して無いみたいなので僭越ながら本日一番乗りで当スレの殿を努めさせていただきます。
予定は1030頃に投下開始予定。

そんな量は無いと思いますのですぐ済むかと……。

追伸
R・TYPE LEOのサントラが欲しいです。

892 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/01(土) 10:27:39 ID:P+epos7L
そろそろ支援準備

893 :リリカル・コア ◆J5LcJmYTSU :2008/03/01(土) 10:47:55 ID:Wnce7K4Y
またやっちまった……。
フレンドリーファイヤをやっちまった……。

投下行きます!!

894 :リリカル・コア ◆J5LcJmYTSU :2008/03/01(土) 10:50:58 ID:Wnce7K4Y
「そんな状態じゃもうまともに動けんだろ?おとなしくお縄につきな」
ヴィータがもはや満身創痍のボス・サヴェージに最後の警告を突きつける。
なのはとヴィータは地上に立ちヴィータが少し前でグラーフアイゼンを構え、なのははその後ろでRHを構えていた。
「……」
なのははボス・サヴェージを見据えた。まだ彼はやる気だ、なのははそう感じていた。
彼女は教導官として多数の隊員を教えてきた。隊員が戦意を失っているのか、それともまだファイトを燃やしているのか?
そのような精神的・肉体的状態は必ず表面に滲み出るか、顔の表情や雰囲気に表れる。
得てきた経験が彼はまだ戦意を失っていないと囁いていた。
『第三小隊、戦死五名負傷者三名、至急後送の必要のある負傷者がいる。上層部は安全か?』
『……第一小隊は小隊長と三名戦死、他に全員が大なり小なり負傷した。……中隊長はどうした?』
『第一陸戦小隊より各隊、中隊長は負傷。だが指揮は可能。施設の外側は高町一尉が交戦中。安全が確認されるまで待て』
「スター02より増援各隊へ、急いで来い。負傷者が多数いる」
通信に耳を澄ませば戦死は少なくとも九名いる。ただの訓練、しかも半日にも満たない簡単な訓練だったはずだった。
それがどうか?二十名近い負傷者に戦死者、二十名を出す近年まれに見るテロ事件となってしまった。
どうしても彼には問いたださねばならない。
なぜ私を標的にして襲ったのかということ。
レイヴンであるなら、自己の信念でただ事件を起すことは無い。裏にいる依頼人は誰かということ。
「返答無しか?なのは、……おい、なのは!!」
「……」
「変なこと考えてんじゃねーよ!!」
「あ……、ゴメン。何?」
「何じゃねーから、バ・イ・ン・ド!!早くバインドして拘束しろよ。話を聞くのはその後だろ」
「……違うよ」
なのはの答えにヴィータが首を傾げる。紅い帽子の上には大量の?マークが浮かんでいた。
「じゃあ何だよ?」
「話を聞くんじゃないよ。お話を“聞いてもらう”んだよ」
「へいへい……」
RHを構えながら詠唱に入ったなのはの答えにがっくりと肩を落とすヴィータ。
この状態のなのはに気が触るようなことをするのは得策ではない。彼女の経験がそう教えていた。
「そーですか……。ん?何の音だ?」
がごん!!ハッチの開くような音がした思わず、なのはとヴィータが音のほうを向いた。
「何だありゃ?」

895 :リリカル・コア ◆J5LcJmYTSU :2008/03/01(土) 10:54:17 ID:Wnce7K4Y
ヴィータが素っ頓狂な声を上げるた。そこに現れたのは見上げるほど巨大な機体。頭部は無く胴体に
大型のカメラアイを備え、手は無く、腕の先には爪が三本ずつ生えていた。
それにしてもでかい。見上げるような巨体とはまさにこの機体のことだった。
『こちら第二陸戦小隊、各小隊へ、超大型の二足歩行兵器が起動してる!!まだ外に出るな!!』
『こちらミル51、高町一尉!!あれは一体……』
『確認した!!一つ目の怪物!!デカイ!!』

「スター01よりミル各機!!退避して!!速く!!」
なのはが叫ぶ。
だが怪物は右腕を上げ飛行中の一機に照準を合せる。
『ミル53、逃げろ!!』
僚機が警告を発する。
怪物の右腕、正確には右手−爪が三本あるだけだが−の先から大きな紅い火球が発射された。
狙われた輸送ヘリは火球を避け様と急降下に移ったが間に合わず被弾、火球の爆発と共に機体も一瞬遅れて爆散した。
「……な!!」
「そんな!!」
ヴィータの目の色が変わり、なのはは一瞬何が起こったのかわからなくなった。。

『ミル51より各機、散開して逃げろ!!距離をとれ!!』
「早く逃げろ!!モタモタすんじゃねぇ!!」
隊長機の指示に合せるかのようにヴィータが叫んだ。
『ロックオンされた!?回避!!』
逃げようとした一機がロックオンされた。
「テメェ!!」
ヴィータが憤然と怪物に襲い掛かろうとするが、一瞬早く誘導弾を発射。
『欺瞞されてない!?命中するぞ!!対ショック!!』
『……畜生!!』
もう一機も被弾、機体の態勢を立て直そうと足掻いたのか機体は少しフラフラと飛ぶと次の瞬間には
錐もみ状態に陥り、墜落した。
なのはは地上で立ち尽くしたまま、ヴィータは空中で静止し墜落した方向を見た。輸送ヘリが墜落し煙を噴き上げる
場所の前には偶然にもそれを背にしたボス・サヴェージが居り、彼は無言のままそこに立っていた。
「黙ってねぇでなんか言ったらどうだテメェは!!」
ヴィータがグラーフアイゼンを振り上げ飛び掛る。
正面から突っ込もうとするヴィータに対し、ボス・サヴェージは右手の大型バズを上げた。
<ラケーテンフォルム!!>
「撃たせねぇよ!!ラケーテン・ハン……げっ!!」
彼は撃つ訳ではなかった。上げた右腕でそのまま大型バズを振り上げ突進するヴィータに投げつけた。
質量のある物体にラケーテンハンマーの出力によって加速していたヴィータは正面から衝突した。
お世辞にも体格は子供としかいえないヴィータに加速した状態での衝突は重度のダメージを与えるには十分だった。
「ヴィータちゃん!!」
大型バズとの衝突で弾き飛ばされたヴィータを助けようとなのはがチャージ無しで牽制の為、砲撃を放つ。
ボス・サヴェージは背部の誘導弾発射機をパージ、身軽になるとなのはの砲撃をかわす。

896 :リリカル・コア ◆J5LcJmYTSU :2008/03/01(土) 10:56:50 ID:Wnce7K4Y
『悪いな、こうなったら俺の手には負えん。出直させてもらうぞ、じゃあな』
「なっ!!」
途中落ちていたヴィータの帽子を拾い、彼女のところまで来ていたなのはにそう吐き捨てるとボス・サヴェージは
機体を反転、離脱行動を取る。
「待って!!」
『お前の相手はそいつだ。ま、精々頑張る事だな』
桜色の光芒が何本も彼を狙った。本当に撃破寸前まで追い詰められた機体なのか疑えるほどどれも易々と回避されてしまう。
弾き飛ばされた衝撃で前後不覚状態のヴィータを抱き起すとなのはは一瞬逡巡した。
ヴィータを置いて彼を追うか。
ここに残ってヴィータと他の隊員の救護に当るか。
「……!?」
逡巡している暇は無かった。残された怪物がなのはに狙いを定め右手の砲門から発砲。
「来るぞ!!……くそ!!」
なのはの抱き起こされたヴィータが叫ぶ。
打ち出された赤い灼熱した砲弾と誘導弾が地面に降り注ぐ。
「また誘導弾!!」
今日一日でもういやというほど見ている誘導弾。
「行けよ!!あいつを追うんだよ、お前は!!」
爆音が響く中、それに負けじとヴィータが叫ぶ。彼女はシールド張るなのはの腕の中で暴れると腕を振りほどき、
グラーフアイゼンを構え、なのはもまたRHを構える。
「でもこれを止めないと!!」
「でもなんかじゃねえよ!!早く行け!!逃げられちまうぞ!!」
振り返らず、肩越しに聞こえるヴィータの声。向かい合うのは大型二足歩行兵器。
一瞬なのはには彼女の背中がその体格に似合わず、押し潰される位に多いモノを大量に背負ってるような錯覚を覚えた。
彼女もまたその中に入っているのだが彼女の生来の鈍感さからか、気付く事は無い。
なのはは意を決し、RHを構える。
「一発食らわせてから行くよ!!ヴィータちゃん、一気に抜けるからあの機体を足止めして!!」
「わぁーったよ。ちゃんとあわせて行くぞ。3……」
ヴィータがいきなりカウントを数え始める。
目の前に立つ巨大な怪物は巨体に見合わない動きでなのは達を翻弄しようとする。
「2……」
だが、所詮は大型兵器出来る機動はおのずと制限されてくる。しかも相手をする二人はオーバーSランク!!
「1……、行って!!」

897 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/01(土) 10:57:26 ID:rDun6S1b
支援します

898 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/01(土) 10:59:46 ID:S12hv43q
支援

899 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/01(土) 11:11:27 ID:Wnce7K4Y
スイマセン、電話で席を離れていました。
再開!!

カウントゼロ、同時になのはの合図、ヴィータのすぐ傍を掠めて桜色の光芒が伸びる。
「鬱憤溜まってんだよ!!ラケーテン・ハンマーー!!!!」
<Explosion!!>
なのはの放った砲撃は怪物の発生させたシールドで拡散蒸発する。それでも隙は出来る。
「後を……」
お願い、そう言ったのだろう。ヴィータには自身を抜かして行ったなのはの言葉は聞こえなかった。
「アイゼン、もう一丁!!」
<Explosion!!>
加速中のアイゼンがさらにカートリッジをロード。限界ぎりぎりまでヴィータと自身を加速させる。
「ブッ飛ばす!!」
怪物が左手を上げた。左腕前面にシールドを形成、防御の体制をとる。
「甘いんだよ!!“鉄槌の騎士”ヴィータと、“黒鉄の伯爵”グラーフアイゼン!!」
自身の直上にグラーフアイゼンを振り上げる。
「壊せない物など……」
さらに加速をつけて振り下ろす。シールドと接触、鍔迫り合いの我慢比べが始まる。
「なにもねぇんだよ!!」
さらに振り下ろした。いとも簡単にシールドを抜けたグラーフアイゼンは左腕と接触。
ばごん!!なんともいえない音と一緒に左腕が片からごっそりともげる。
(何だこいつ、脆い?)
そう考えたのもつかの間、直角に上昇、怪物の上を取る。
<ギガントフォルム!!>
「吹っ飛べーー!!!!」
再び振り下ろされるグラーフアイゼン。今度は直上から、巨大なハンマーとなって!!
再び張られるシールド、だが守りに入らせてしまえばこっちのモノ、ヴィータの口元が釣上がったように笑う。
「破れねぇ物も、守れない物も……、なんもねぇんだよ!!」
シールドが再び破られた。怪物を守るのは自身の装甲のみ……。

900 :リリカル・コア ◆J5LcJmYTSU :2008/03/01(土) 11:17:38 ID:Wnce7K4Y
「ぜぇぜぇ……」
流石に魔力を馬鹿正直に注ぎ込んで威力を上げすぎた。
怪物は倒れたまま動かなくなっていた。上半身は激しく損傷しており、もし搭乗員がいれば確実に前後不覚、
若しくは死亡している筈。
「立てよ。まだやれるだろう?これで終わり……」
怪物の右腕が動く。
「そうこなくっちゃな?!さあ立てよ」
だが右腕もすぐに大地へと下ろされた。良く見ると光っていた各所のセンサーも消えていく。
「この程度で……、もう終わりかよ!!」
ヴィータのやり場の無い絶叫があたりに響いた。
それにあわせるかの用に機体を動かそうとしていた各部のモーター音も動かなくなった……。
「何でこうなんだよ……。あたしはまだ気が済んでねぇだよ!!」

「ここまで来ればいいだろう」
ボス・サヴェージは基地から大分離れた場所で立ち止まり振り返った。まだ追跡は無い。
基地の方から戦闘騒音が聞こえてきていた。巨大な機体もシルエットとなって動き回っているのが見える。
「……あいつでは足止めにしかなるまい。早く離脱するとしよう」
「遅かったじゃないか」
彼が再び基地から離れようとして振り返った先、重装級の魔導甲冑が立っていた。
右手には大型のライフルを持ち、背には多弾頭誘導弾を背負う白を基調とした機体。
「あんたか、驚かさないでくれ」
「依頼は?」
「見ての通り失敗だ。管理局内部にまで手を回して演習内容の操作までやって、それなりの荒事に慣れた連中をそろえて
見たんだが……」
白い機体に向きながら左手の親指で後ろを指す、基地の方向を。
「あの基地に眠っていたあいつまで起動させて……、しくじったよ。赤字もいい所だ」
「……そうか」
「じゃ、俺は帰らせてもらう」

901 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/01(土) 11:19:09 ID:P+epos7L
支援

902 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/01(土) 11:19:43 ID:ZX+ZwTgc
社長きた!ボス死亡か?支援

903 :リリカル・コア ◆J5LcJmYTSU :2008/03/01(土) 11:20:51 ID:Wnce7K4Y
ボス・サヴェージが歩みを進めようとした時、白色の魔導甲冑が右手に装備された大型ライフルを彼に向けた。
WH04HL-KRSW魔力集束ライフル。威力は折り紙付。だが重量が重く他にも性能のよいライフルがあるため
普及はしていない。
だがある種のレイヴンとしてのシンボルの如く扱われており、さらに一丁一丁がまさに手工芸品のようなもので、
生産数も少なく希少性もまた高い。
「おい!!何のつもりだ!?」
「……」
投げかけられた問いに答えることも無く、ライフルの先端から青白い光が飛び出す。
銃口の先、事態の進展にさすがに頭がついて行く事が出来ず立ち竦むボス・サヴェージに命中するまでの極至近距離、
避けられるはずも無い。
「なん……」
命中後、収束された魔力が拡散し青白い爆炎をあげた後、赤い炎と黒煙を上げ炎上するスレッジ・ハマー。
そして死の間際で問い質そうとするボス・サヴェージ。
それにもまた答える事無く、もう一度引き金を絞り二発目を発砲。
止めの一撃。
「この程度のことで苦戦するようではな……」
ボス・サヴェージ=スレッジはマーの機能停止を確認後、彼は基地の方向を振り返る。巨大な影は倒れ、地上にもう一つ丘が
出来上がっていた。
「ただのイレギュラーでは手に余る……、か」
コアデバイスのCPUが接近する反応を警告。
「……少し予定を繰り上げねばならんな」
一言呟くと彼は燃え上がるスレッジ・ハマー=ボス・サヴェージをそのままに、男=ジャック・Oは
その場から立ち去って往く、後に残す物は無く……。

男=ジャック・Oが立ち去ってから遅れてなのはが到着した時、そこには可燃物はあらかた燃え上がり跡に残されたのは
黒煙を上げるスレッジ・ハマー=ボス・サヴェージだったものの残骸しかなかった。
それを見た彼女の表情は驚愕のあまり強張り、事態を呑み込めないでいるのがありありと顔に浮かんでいた。
「どうして!?何でなの!?……レイジングハート、これはデコイじゃないよね!?」
飛行状態から着地、ボス・サヴェージ−だった者−に正対した。
<……間違いありません。残留魔力はここで途絶えています>
信頼する相棒の報告を聞いてなのははその相棒をさらに力を入れて握った。
「……これで終わり?」
これでもう彼に話を聞かせる事も聞くことも出来ない。
悔しさからなのはは唇を強く噛み、左の拳が白くなるまで握り込む。
<……マスター>
RHが見かねて声をかける。被疑者が死亡したとは言え一応は鑑識にここを調べさせなければならない。
「……大丈夫。ここを荒らすような事はしないから」
<いえ、もう一つ、残留魔力が観測できます>
「え?」
<よく見てください。足跡も二つ分あります>
相棒の言う事が一瞬理解できなかった。
自分の負っていたのは彼一人、なら此処に居たのは誰か?
<私達が居て、何かすればそれだけ足取りが終えなくなります。かなりのダメージを追っていた彼と違ってもう一つの
残留魔力はひどく微弱です。さすがは人に言える様な事もやるレイヴン、“立つ鳥跡を濁さず”でしょうか?>
「つまり何かすれば証拠がそれだけ拡散する?」
<はい。此処は封鎖処置を行い、基地跡の増援等と合流するべきかと>
何時に無く饒舌なRH。すべてはマスターたるなのはを考えての事。
ヴィータといいRHといい、自分周囲の人材に恵まれている。なのはは改めてそう思った。


904 :リリカルスクライド ◆etxgK549B2 :2008/03/01(土) 11:21:14 ID:86Kc2HeQ
支援

905 :リリカル・コア ◆J5LcJmYTSU :2008/03/01(土) 11:23:39 ID:Wnce7K4Y
「結界による封印処置、周囲を大体20m程度でいいかな?」
<はい、十分かと>
ボス・サヴェージと正対していた場所から徒歩で離れた場所へと移動した。
「簡単な結界だけど大丈夫かな?」
<逃しさえしなければ問題は無いでしょう>
なのはは戦技の訓練に関して教えるだけでなく新しい技能の習得にも力を入れており、その際必要となる
教師役は周りに事欠く事は居るので苦労する事は無い。
結界・拘束魔法関係は無限書庫司書長:ユーノ・スクライアに習いさえすれば事が足りる。
簡単に張られた結界。それを一瞥すると基地跡の方に向きなおす。
増援と退避していた生き残りの二機の輸送ヘリのローターの空気を裂く音が微かだが此処まで聞こえていた。
「行こうか?」
<Yes My Master>
この件には一生掛かっても追い続ける。
いつか日の当たる所にこの黒幕を引きずり出してやる。
なのはは固く決心した。いつかチャンスはある……。

906 :リリカル・コア ◆J5LcJmYTSU :2008/03/01(土) 11:27:10 ID:Wnce7K4Y
「で、査問会はどうだった?」
「毎回同じだよ。査察部とか特別捜査部とか執行部の偉い人達が取替え引替え質問を繰り返すんだもん。いやになっちゃう」
戦技教導隊教導官事務室。なのはは事件後毎日のように行われていた査問会の今日の分が閉会し、
やっと自身のデスクに戻り今回の事件に関する報告書を書く時間が出来たのだ。
しかし事件後毎日のように泊り込みで業務をこなしており肉体的精神的にも辛い状態にあるはずである。まだ暫くは
このような生活が続くのは目に見えていた
ヴィータの心配もそれだった。
「体の方は大丈夫だよ。私が丈夫なの、ヴィータちゃんも知ってるでしょ?」
ヴィータが差し出したカップを受け取りながら疲れた顔に努めて笑顔を作りながら話す。
(そんな時のお前が一番あぶねぇんだよ……)
手近な主人不在のデスクから椅子を奪いパーテーションで区切られたなのはの良く整頓されたスペースに割り込む。
かつて見た雪が舞い落ちる遺跡の中で、重傷を負ったなのはを抱きかかえ必死に衛生班を呼んだ記憶。
強襲してきたUnkwonは多脚無人機が二機。だが一機ずつ、同時に襲っては来なかった。
最初の一機、茶色の塗装に青白く光る魔力を高効率で変換できる素材、そして昆虫の複眼の如く大きな目を頭部に持った
細身の胴と腕を持つ四脚の一機。結局このUnkwonは何か分らなかった。
所属不明機を打ち落とした時点で警戒を解いたなのはを襲った一機、その後の事件で正体がわかったガジェット四型だった。
(守ってやれなかった……。アタシがあん時目離さなけりゃ……)
あの日から誓った。主たるはやてと同じ様に、なのはの事を絶対に守る、と。
「……ヴィータちゃん?」
(結局、茶色い奴はなんだったんだろ?)
調査結果は結局目を通していなかった。
(今度見てみるか……)
「何か考え事?」

907 :リリカル・コア ◆J5LcJmYTSU :2008/03/01(土) 11:32:27 ID:Wnce7K4Y
なのはの声にヴィータは回想から現実へと引き戻される。
「い、いや、何でもねーよ!!」
慌てて否定する。何とか話を逸らそうと報告書の話へと移す。
「で、残留魔力の鑑定はどーなったんだよ?書くのか?」
「書くよ。鑑識から報告は近い内に着くからそれから考えてもいいと思うよ」
「ふーん……。しかし酷くやられちまったな……」
「……そうだね」
ヴィータが自分となのはとの連名で出した初動報告書を表示した。
死者十九名・重軽傷者十一名、ヘリ二機も撃墜された。さらに最近判明した事だが管理局内から手引きしていた者さえ
居る事が分っており、管理局内の秘密警察的役割を負う査察部さえ出張って来ていた。
「あの化け物は?」
「大型機に関してはユーノ君に調べてもらって……」
「デヴァステイター、それが名称だよ」
「へー、そうなんだ」
「装甲を犠牲にして大火力と機動性を得た機体でね、一機しか建造されずに試験機のみだけで終わったんだよ」
「へー……」
「でもなにぶん古いものだったみたいだからね、経年劣化が進んでヴィータの強力な打撃に耐えられなかったんだ」
「ふーん……、詳しいなお前。……おい、ユーノ!!何時の間に!?」
「そうだよ!!何時からここに?そもそも一体どうやって此処に?」
「ついさっきさ。今回の事件では大変だったね、なのは」
いけしゃあしゃあと答えるのはユーノ・スクライア。
「無限書庫司書長の機密保持レベルは高いから余程の所以外は大抵は入れるよ」
いつの間にか向かいの主不在の席から身を乗り出しなのはのスペースに上半身のみ乗り出す。
「ヴィータもありがとう。なのはの事、守ってくれたんでしょ?」
「……そ、そんな事、知らねーよ!!」
なのはもユーノも顔を真っ赤にしてプイッと横に向いてしまったヴィータを見て笑った。
(でも……、久しぶりに見たな、なのはのこんな笑顔……)
なのはは仕事場では顔で笑っていても心までは笑っていない事が多かった。
(なのはに一番効くクスリはやっぱりこいつか……)
流石はなのはの魔法の先生、ヴィータは少しだけユーノの事を見直した。
「なのは、少し外の空気を吸いに行こうよ。色々と思い詰めてる事もあるんだろう?」
「でも……、仕事は溜まってるし……」
「お前はユーノと一緒にデートにでも言って来い。お前の分も仕事しといてやるよ」

908 :リリカル・コア ◆J5LcJmYTSU :2008/03/01(土) 11:36:45 ID:Wnce7K4Y
ヴィータ?」
「ヴィータちゃん?」
意外な助け舟が出た。なのはもユーノも少し驚いてヴィータの方を見る。
「何がおかしかったのか、二人で話してみろよ。お前達はまぁ……」
「何?」
最後の方を聞き取れなかったなのはが聞き返す。
「いいから行け!!早くいかねーと二人ともアイゼンの頑固なシミにすっぞ!!」
「は、はい!!ユ、ユーノ君、着替えてくるからフロアの入り口で待っていて!!」
「う、うん!!」
強く出たヴィータにユーノは回れ右をして退散する。なのはも急いでデスクの周囲の私物を集める。
「ごめん、ヴィータちゃん。気を使わせちゃって……」
「礼は後で……うぷ!!」
「これが最初の私からのお礼。利子の分は後で返すから」
笑顔と一緒に捨て台詞を残しなのはは更衣室へと消えていった。
後に残されたのは……。
「えーと……、今のは……」
ほんの一瞬だが触れたのはなのはと自分の唇。その時の感触をヴィータは反芻していた。
「畜生……。卑怯だぞ、なーのーはー!!」
殆んど人の居ない事務室にヴィータの絶叫が響いた。

宛:高町なのは一等空尉
発:特別捜査部第一鑑識班

用件
残留魔力の検査に関する件

内容
本案件において使用された物は鑑定の結果、WH04HL-KRSWである可能性は極めて高いと
思われます。武器の詳細は添付した資料を参考にして下さい。
なお採取された残留魔力の量では個人を特定するに到りませんでした。添付した資料には今のところ
判明している使用者をリストアップしておきました。・・・…

添付資料
WH04HL-KRSWは旧モデルであるWG-1-KARASAWAを改良したものであり、……両モデルは機能的には
変らないが、WH04HL-KRSWでは炸裂設定が追加されている。しかし炸裂設定以外の機能は同じため
外見で区別するしかない。……

添付資料
ヴォルテックス:消息不明
ヴィントゲーエン:死亡
……
レオス・クライン:死亡
メイトヒース:消息不明
……
テラ:消息不明
……
ジャック・O:消息不明

「あんだよ、殆んど死んでるか消息不明じゃねーか……」
カップの底に残った一口を乱暴にあおるとカップをデスクにこれまた乱暴に置いた。
「やれやれ・・・、これじゃ誰がやったかわからねーし、手掛りにもならねーよ」
ヴィータは鑑識からの報告書を閉じる。
「やめだやめだ。後はなのはに確認させて連名で提出すれば……、ふわぁ……」
子供のような駄々をこね、少女とは思えないくらいの大あくびを一つ。
「……あたしは大人だ……」
ぼそりと一言。
「今から帰れば帰ってはやての飯と温かいお風呂にありつけるな……」
そう言うと自身も更衣室へと消えていった。
それで機嫌が直る、やはり長く生きるヴォルケンリッターの一員といえど精神的はまだまだ子供のようである。


909 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/01(土) 11:39:01 ID:UEcMZL/Q
やっぱりジャンプ斬りで瞬殺できるだけあって大型機は脆いな支援。

910 :リリカル・コア ◆J5LcJmYTSU :2008/03/01(土) 11:41:45 ID:Wnce7K4Y
外伝第一話、いかがだったでしょうか?
副題は「社長登場、やはりあいつは紙だった」でしょうか?

外伝第二話はエリオの話の予定。
何時だったか出たジノービとフェイトの話も作ってみたいっす・・・…
本編は執筆中、もう少し待っていてくださいな。

では支援していただいた皆さん、ありがとうございました。

911 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/01(土) 11:57:12 ID:wRUlRMct
GJ!!です。
ACらしい真実は闇の中な感じが面白かったですw

912 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/01(土) 12:26:56 ID:ZX+ZwTgc
GJ!ってアイアン先生は!あの人も唐沢餅だぞ

913 :リリカル・コア ◆J5LcJmYTSU :2008/03/01(土) 13:01:59 ID:Wnce7K4Y
一瞬アイアン先生って誰か分らなかった……
スイマセン忘れてました。唐沢持ちで忘れられないのはやはりクラインと
賛否分かれる小説版ナインボールでしょうか?

914 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/01(土) 13:33:49 ID:eF50uxnN
アイアン……社長……マーベルの?

【“アイアンマン”という、軍需企業の社長なアメコミヒーローがいる】

915 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/01(土) 14:12:58 ID:gvN/MN+u
GJ!
懐かしいのが次々と出てきて嬉しい気分に。

残り容量は小ネタの類で埋めるのがいいかな?

916 :赤字:2008/03/01(土) 15:09:13 ID:Wj94RPqb
んならば小ネタで埋めてみよう、という意思のもと
没となっていた小話を晒してみる。
本編? すいません、許してください。
この時期は忙しいのです。ついでに、風邪で脳みそ回らないっす。咳きも止まらないです。
ボロ布のような俺に出来るのは、どーしようもない小話を晒すだけなんだぜ。
と、いうわけで。生存報告も兼ねて小話投下します。

917 :赤字:2008/03/01(土) 15:11:16 ID:Wj94RPqb
「フェイトちゃんって、時々ぼそっと何か呟くよね?」

 長年を共にした最も親しい友人の問い掛けに、フェイトは首を傾げることで答えた。
 あちらこちらから感じる多くの視線に意識を割いていたせいだろうか。なのはの言葉が何に対して向けられているものか、フェイトには分からなかった。
 2人が向かいあって食事をしている場所は本局の食堂。
 良くも悪くも名と顔の知れ渡った有名人の登場に、食堂中の人間は本来の目的すら疎かにして2人にちらちらと視線を送っていた。
 慣れたものなのか、そんなものは気にしない豪胆な性格なのか。
 なのはは何事もないようにゆったりと食事をしながらフェイトに笑いかけていたが、人の視線に敏く、何故自分たちに過剰なほどの視線が集まるのかを理解していないフェイトにはあまり居心地が良いとは言えない環境だった。
 それだけが原因とは言えないが、いまいち集中できていなかったせいで、フェイトはなのはの言葉を聞き逃してしまった。
 内容を聞き返すのもなんだろうし、かと言って適当に返すわけにもいかない。
 僅かな逡巡の後、やっぱり聞きなおそうとフェイトが決心したところでなのはが言葉を繋いだ。

「ほら、さっきの模擬戦の時も。シグナムさんに押されてて、勝負は決まったかなってところで、ぽそって何か言ってたでしょ?」
「ああ。あれのこと?」

 聞き逃したわけではなかったことに少しだけ安堵しつつ、フェイトはなのはの聞きたいことを理解した。
 自分でも意識しないうちに不意に出てくることもあるため、その場で自分が何をどう言い放ったのか気にしないことも多いが、後々になって恥ずかしくて仕方ない思いに駆られるのは珍しくないことだった。
 大抵は独り言のような声量のため、周りには気付かれていないと思っていたのだが――。

(そっかー。時々ぼそっと言っちゃってるの、気付かれてたのかー……)

 乾いた笑いしか出てこない。
 それもこれも、誇張なしに全部ダンテのせいだった。

(日常的にキザなセリフだったり捻った比喩だったりを言ってばかりだし、そんな会話に私を巻き込むんだから……。うぅ……。気付けばうつってたんだよね。この、ダンテ調、っていうのかな。そんな感じのが)

 良くも悪くも、周りへの大きな影響力を持つダンテであるからして、彼と長い付き合いになるフェイトがその影響を受けるのは必然と言えるものかもしれない。
 本人に自覚はないが、フェイトには口癖だけに留まらず、行動や思考にも少なからずダンテ調が入ってきている。
 その結果、本人の預かり知らぬ所で新たな評価が生まれているのだが、そういったものにはとことん疎いフェイトがそのことに気付くのはまだ当分先の話だった。


918 :赤字:2008/03/01(土) 15:12:18 ID:Wj94RPqb
「あれはその、自分に言い聞かせてるというか、おまじないというか、なんというか」
「あれって英語だよね?」
「うん。英語だよ」

 それが幸いだった。
 ミッドに英語を知る者はほとんどいない。地球出身者でも無い限り、意味を知られることはないだろう。

「それで、さっきは何て言ってたの? 見事に逆転勝利! ってなってたけど」

 勝利! の部分で拳を高く突き上げるなのはに、フェイトは笑みをこぼした。

「あれは、気楽にいこう、って意味だよ」
「へえー。なんだか英語で言うとかっこいいよね。というか、フェイトちゃんがカッコイイよね」
「うん。私もそう思ってちょっと真似してみたりしてたんだけど……なんだか、知らない間に癖づいちゃって。あはは……」

 後半となのはの熱い視線はなかったものとして、フェイトは苦笑した。
 事実、根源はダンテである。
 ニヒルな笑みと共に決め台詞を言い放つ姿は、舞台でスポットライトを一身に浴びる主役のように心惹くものがある。
 それはフェイトも例外でなく、僅かな憧れが発端の行動は、今や止めようにも止められない困った癖となっていた。

「はー……悪漢を前に決め台詞と共に現れる金色の美少女。その名はフェイトちゃん……」
「キザだからやめようとは思うんだけど、ついつい出ちゃうんだよね……」
「うーん、クールでスタイリッシュなフェイトちゃんも捨てがたいけど、やっぱり女の子らしくて可愛いフェイトちゃんも悩殺されるし……ああ、もう、魅力的過ぎるのも罪だよフェイトちゃん。でも好き」
「そのうち大声で言うようになっちゃったらどうしようかな……。からかわれるかも……うぅ」

 すれ違って進む道は、中々危うい。主に白い方が。
 しかし、至ってマイペースな2人は食い違う会話に気付くことはなかった。
 いってしまわれていたなのはが、不意に意識を取り戻す。垣間見た桃源郷に頬を赤くしながら、なのははフェイトに尋ねた。

「それでそれで、フェイトちゃんは英語でなんて言ってるの? 妄想の糧に――じゃなくて、そう、知的好奇心から教えて欲しいの」
「えっとね――



おわり


919 :赤字:2008/03/01(土) 15:13:17 ID:Wj94RPqb
 ダンテさんの「ああ? 英会話? 知るか。YESとNOだけ使えりゃなんとかなるだろ」的な英会話講座


 あー、正直くそめんどくせェが、どうせやるなら楽しく行こうぜ。
 本当はスラムで流行ってる過激でイカしたヤツでも教えてやりたいんだけどな、そいつはR指定だ。酒の楽しみと女の怖さを知ってからまた来な。どうしても知りたいってヤツは一緒に飲もうぜ。酒の肴に話してやるよ。
 でだ、今日お前らに教えてやるのは俺のお気に入りのひとつ、
「Take it easy.」
 意味は「くよくよすんなよ」「気楽にいこうぜ?」とかなんとか、まあそんな感じだ。
 シケたツラしてるヤツを励ます時に使ったりするのが一般的だろうな。
 もっとも、俺はもっぱら自分に向けて使うけどな。
 焦ったってなんの得にもなりゃしない。
 良い男は余裕を忘れないもんさ。特に、良い女に対してはな。
 追い詰められた時こそ笑って言ってやろうぜ。
 大きく構えてりゃ意外となんとかなるもんだからな。物事も、女も。
 ――おっと、後ろで金色が怒鳴ってやがる。こいつはピンチだ。アイツのツケでピザ頼んだのがバレたらしい。
 おいおい、たかが3日分だぜ? そうキリキリすんなよ。
 なに? そういう問題じゃないって? いいじゃねェか、ほら、前にカフェで奢ってやったろ?
 それとこれとは別だって? そりゃ我侭っていうやつ……うおっ!? 待て待て待て! なんだよその雷玉は?
 Take it easy.
 いてっ! なに? 気楽とかそんなんじゃないって?
 OK! わかった! ツケは俺が払う。それでいいんだろ?
 ……ふぅ。やれやれ、まさかこんな身近に悪魔が居たとはね。流石の俺もびっくりだ。
 あー、ほらな? なんとかなったろ? これが良い男の余裕ってヤツさ。
 俺みたいにはいかねェだろうが、まあ、機を見て使ってみな。それが良い男への第一歩ってやつだ。
 さて、身に覚えはないんだが、なんでかまた金髪悪魔に呼ばれてるんでな。そろそろお別れの時間だ。
 ったく、せめて小悪魔くらいならもうちょい可愛げがあるんだが……まあ、気の強い女は嫌いじゃない。
 お前らも俺の幸運を祈っててくれ。
 んじゃ、またな。



920 :赤字:2008/03/01(土) 15:17:01 ID:Wj94RPqb
これぞまさに小話。
というわけで、やることやった俺は寝ます。
さよならー。

あと、職人の皆様GJ
草葉の陰からチェックしてますよフヒヒ。
……あ、ダメだ。頭痛い。


921 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/01(土) 15:19:17 ID:gvN/MN+u
GJ!和みました。

は・・・次スレの季節ですな。

922 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/01(土) 15:21:56 ID:DZi/Ng46
>>920
GJ
なのはがヤバい事にwww
しかしやっぱダンテは面白いなぁw


923 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/01(土) 15:23:18 ID:DZi/Ng46
おっとしまった一文抜けた。

赤字氏、お大事に
次回も楽しみにしてます

924 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/01(土) 15:45:17 ID:eF50uxnN
ボードゲームの『Take It easy』は、何と言うか、
「takeでもitでもeasyでもねぇ!」と言いたくなるような、頭を使うゲームだったなぁ。

925 :ゲッターロボ昴 ◆J7qCZtZxmc :2008/03/01(土) 15:47:05 ID:gvN/MN+u
なのはさんが危うい思考を・・・(ゴクリ)
うーん。
なんでもないような小ネタ、投下していいですかー?

926 :ゲッターロボ昴 ◆J7qCZtZxmc :2008/03/01(土) 15:54:53 ID:gvN/MN+u
じゃいきまーす。

大食い地獄

 なんでこんなことに――とユーノ・スクライアは絶望的な量のオムライスを見て思った。
皿は大皿料理のそれであり、どう見ても一人前の皿ではない。
その上にはこれでもか、トマトケチャップで真っ赤に染まったチキンライスが小山のように盛られ、黄色い卵の薄焼きがそれを覆い尽くしている。
真紅の血のようなケチャップがぶちゅう、という音ともにかけられていく。
ハート型。
なんのつもりだ。
ケチャップをかけた張本人――クロノ・ハラオウンがにやりと笑った。

「どうしたんだい、ユーノ。やはりフェレットで少食の君じゃあ荷が重い――」
だん、と机を叩いてクロノを睨みつける。誰がフェレットだ――。
「いや――食べられるね。そういう君こそ残すなよ」
「勿論だ、執務官をなめるな」
見ればクロノの前にも尋常ならざる量のオムライスがある。
男どもの見苦しい大食い勝負の、始まりであった。
『いただきます』
双方、スプーンを手に取る。

地獄開始。遠くでアホウ鳥が鳴いていた。

発端は、実にくだらないことであった。周りが奇特な女性ばかりで困り果てている野郎二人。友情が芽生えぬ筈が無い。
そういうわけで二人で雑談をしていたのであるが――ある一人の少女の話になったとたん空気ががらりと変わった。
少女の名は高町なのは。この野郎二人が――ユーノとクロノが絶賛片思い中な女の子である。
それまで和やかだった雑談が、剣呑な空気に変わる。
「――ほう。それじゃあ君は自分のほうが深い付き合いだっていうのかい」
クロノの顔がしめられた。
ユーノが何を当たり前のことを、という調子で言った。
「当然さ。僕がなのはに魔法を教えたわけだし――」
ふ、とクロノが笑った。
「僕はこの前一緒に珈琲を飲んだよ」
なに。
ピキリ、とユーノが固まった。
「それも30分ほどね。他愛の無い雑談だったけれど――」
指をきざったらしくクロノが3本立てた。
「30分だ。ユーノ――君の負けだ」
ぎり、と歯を鳴らしユーノが立ち上がった。
「いや……まだだ」
「何がだ――勝負は明らかじゃないか」


927 :ゲッターロボ昴 ◆J7qCZtZxmc :2008/03/01(土) 15:56:25 ID:gvN/MN+u
そのとき――高町なのは本人がサロンルームに入ってきた。
「あ、二人とも、なんの話しを――」
『なのはッ!!』
「うわ!ど、どうしたの?」

ユーノがこほん、と咳をして言った。
「いや――ちょっとクロノと勝負をしようと思ってね――。何で勝負するのがいいと思う?」
うーん、となのはが考え込む。
「お……」
『お?』
「大食いとか……」
ぱあん、と野郎二人の手が叩かれる。
『それだ!!』
異口同音に言った。案外仲が良いのかも、この二人、となのはは思った。
食堂に向かってクロノとユーノが駆けて行った。
食堂のおばちゃんも野郎二人の馬鹿さ加減に乗り気になり――冒頭に戻る。

そして――。

数十分後。そこには腹を押さえて倒れ臥したユーノとクロノの姿があった。
「う……」
「もう…食べられない……」
なのはが呆れた様子で言った。
「えーと、何がしたかったの……?二人とも」
な、なのは…そりゃないよ……と二人は心中で呟いた。

全ては、高町なのは撃墜の、数日前のことである。
穏やかな時間は――永久に失われようとしていた。

番外編完

928 :ゲッターロボ昴 ◆J7qCZtZxmc :2008/03/01(土) 15:58:07 ID:gvN/MN+u
かくして埋め用小ネタは終わる・・・以上です。

キャラ壊れ気味なのはスルーでお願いします。

929 :反目のスバル ◆9L.gxDzakI :2008/03/01(土) 16:22:21 ID:KxHVUezm
GJ!
赤字氏はお久しぶりです。アンタの作品がきっかけで見始めたDMCアニメ、なかなか3巻以降に進まないよ!(ぇ

自分も2〜3レスほどの小ネタを投下したい所存。
30分からになりますが…容量大丈夫かな?

930 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/01(土) 16:23:45 ID:wAH5YVRv
GJ
……なんだけど、落ちがエグいね?
普通の短編かと思いきや、一気に叩き落とすとは……

931 :ゲッターロボ昴 ◆J7qCZtZxmc :2008/03/01(土) 16:28:08 ID:gvN/MN+u
まだまだ容量的にはいける筈かと思います。
>落ちがエグいね?
物足りないなあ・・・そうだッ!とプロットで思いつきました。
今は反省中。

932 :反目のスバル ◆9L.gxDzakI :2008/03/01(土) 16:29:23 ID:KxHVUezm
おk、ではそろそろ投下します。

今日はなのフェイ祭りだぜッ!

933 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/01(土) 16:30:00 ID:uLiEnx5+
>>931
お主も悪よのう、クックックッハッハッハッ・・・・orz。
でもGJですた!!

934 :反目のスバル ◆9L.gxDzakI :2008/03/01(土) 16:31:04 ID:KxHVUezm
復活の白き方舟(前編)



ミッドチルダ上空に突如浮上した巨体戦艦・聖王のゆりかご。
かつての聖王のコピーたるヴィヴィオの力によって起動した鉄の船は、ジェイル・スカリエッティの無限の欲望を乗せ、宇宙へと飛び立とうとしていた。
迎え撃つは時空管理局と、我らが最強勇者機動六課。
だが、ガジェットドローンと戦闘機人の圧倒的物量を前に、未だ勇者達は、ゆりかごに立ち入ることすらできずにいた…

六課の旗艦たる次元航行艦・アースラ。
燃え盛るブリッジの中、高町なのはとフェイト・T・ハラオウンの命は、その炎に消えようとしていた。
ガジェット達のAMFによっていたずらに消費させられた魔力。この身を拘束するバインドすら、断ち切る力は残っていない。
死神のごとき鉄面皮によって放たれたイノーメスカノンは、着実に彼女らの生命力を刈り取っている。
痛覚すら残らぬ満身創痍の状態の中、消えかかるフェイトの意識に訴える感覚があった。
「――熱い…何でだろう…もう、何も感じられないのに…」
激痛を通り越し、無痛の域に達した身体を燃やす、あるはずのない熱。
「私にとっては、いつものことだよ…」
陽炎揺らめく熱気の中、なのはが不敵に笑いかけた。
そう、この熱は皮膚を焦がす熱ではない。
戦士の内側から――心の底から沸々と沸き上がる、炎。
「なのは…どうして…」
「分かっていることは…不死鳥は、炎の中から…」
傷だらけの2人のエースの手が、触れた。

――蘇る…!

途端、アースラに衝撃が走った。
無人のブリッジを燃やす灼熱を吹き飛ばしたのは、猛烈な勢いで沸き立つ魔力の奔流。
無限にすら等しき波動の中心に立つのは、桃色に輝くエース・オブ・エースと、黄金に輝く心優しき金の閃光。
「これは…レイジングハートとバルディッシュのリミットブレイクが、共鳴している…!?」
込み上げてくる底無しの魔力に驚愕しながら、なのはが呟いた。
「共鳴することで、お互いを高め合ってる…!」
「こんなこと、初めてだよ…」
なのはとフェイトの付き合いは長い。もうかれこれ10年は肩を並べて戦ってきた。
しかし、こんなことは一度も体験したことはない。
否、長き管理局の歴史の中でも初めてのことではないのか。
個人と個人の魔力が、同調して互いに増幅し合うなどと…!

935 :反目のスバル ◆9L.gxDzakI :2008/03/01(土) 16:32:40 ID:KxHVUezm
「手を離したら…また、消えちゃいそうだね」
ぽつり、と。
フェイトが呟く。
そうだ。
きっとこの力は、なのはとフェイトの絆の力。
強き想いが魔導師の限界を超えて同調し、魔力さえもひとつにした奇跡の力。
そして――
「ふふ…」
なのはが微笑む。
この力は、どんな強大な敵にも臆せず立ち向かい、あのゆりかごから愛する我が子を取り戻すための力。
すなわち――勇気。
「行くよ、フェイトちゃん!」
互いの手をがっしりと握りしめ、なのはは決然と言い放つ。
今こそ戦う時が来た。
このアースラに隠された力を使う時が来た。
「うん…!」
その意図を悟り、フェイトもまた、力強く頷く。
起動に必要な、莫大な魔力。
これまでそれをクリアーすることは叶わず、一度も陽の目を見ることなく廃艦寸前となってしまったアースラの、真の力。
今の自分達ならば、行使可能。
強い絆の元に生まれた力が、白亜の巨人を呼び覚ます。

「「――メガ! フュゥゥゥゥゥゥゥージョンッ!!」」

絶叫する。
手と手が重なる。
なのはとフェイトの距離がゼロになる。
桃色と金色の光を放つエースの身体が、鋼鉄のアースラに溶け込んだ。
巨大戦艦が変形する。
その身をむちゃくちゃとも言える動作でよじり、形を変えていく。
あれは脚か。
形を成したそれらの1つは、紛れもなく人間の脚の形をしていた。
続いて、今度は腕が伸びる。
手のひらが出現する。
であれば、それらの中心に位置するのは胴体か。
そして――最後に姿を現したのは、顔だった。
瞳がのぞき、輝く。
額の十字の宝石には、桃と金の光が交互に明滅する。
猛獣の牙のごときフェイスマスクが開かれ――巨人は咆哮した。

「キンンングゥッ――アースラァァァァァァァァァァァァァァァァァァーッ!!!」

翼が輝く。
否、それは閃光だ。
孔雀の羽のごとき後光が巨人の背後に顕現し、ミッドチルダの空に拡散したのだ。
これぞ、超弩級ジャイアントメカノイド・キングアースラ。
時空管理局が生み出した、究極の魔導兵器。
白亜の巨体を輝かす、次元世界の守護者。
「大丈夫、フェイトちゃん?」
「うん…すごい衝撃だけど!」
コックピットには、互いに手を取るなのはとフェイトの姿があった。
巨大なキングアースラの放つ衝撃は、この2人のエースの身体を激しく揺さぶる。
しかし、それは確かな絆の力の証。
躍動する機神の咆哮。
これで戦える。
もう――負けはしない!

936 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/01(土) 16:32:49 ID:gvN/MN+u
支援

937 :反目のスバル ◆9L.gxDzakI :2008/03/01(土) 16:33:52 ID:KxHVUezm
投下終了。
本当は出したかったよピア・デケム・ベルカ(仮題)!
でもこれ以上はキリが悪くなってしまうので、次回へ続くのです。
そんなこんなで、ウロスから生まれたガオガイガーFINAL小ネタでした。

これが勝利の鍵だ!
【ジェイフェニックス】

938 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/01(土) 16:38:10 ID:gvN/MN+u
なんて無茶なネタだ・・・だが、それがいい。
GJ!

939 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/01(土) 16:44:59 ID:MQCE5L3B
そろそろ次スレの季節ですか?

940 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/01(土) 16:45:52 ID:BBFgFLDE
>>939
Yes! Yes! Yes!

941 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/01(土) 16:50:36 ID:MQCE5L3B
ちょっと前に死亡フラグ言ったらスレ立て成功した勇者が居たよね
俺も真似したらスレが立てれるのだろうか…やらないけど

942 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/01(土) 16:54:12 ID:yVRS9u0+
なら…俺、次スレ立てられたらもう赤面モノの嘘予告を投下するんだ・・・

さて、次スレ立てられるだろうかwww

943 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/01(土) 16:56:18 ID:yVRS9u0+
うはああああああああああああああああああwwwwwwwwwwwww
マジで立ったwww

リリカルなのはクロスSSその50
http://anime3.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1204358129/

死亡フラグで新スレが立てられるのはマジなのかもしれないwww

944 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/01(土) 16:57:59 ID:MQCE5L3B
スゲェwwww
ある意味本当に死亡フラグだwwww

945 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/01(土) 16:58:55 ID:zWQKk3cZ
>>943
乙ー。そして嘘予告期待(・∀・)ニヤニヤ

946 :ゲッターロボ昴 ◆J7qCZtZxmc :2008/03/01(土) 17:01:58 ID:gvN/MN+u
ごくり・・・不可能を可能にしやがった・・・
化け物め・・・(AC風味)

947 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/01(土) 17:03:28 ID:yVRS9u0+
では、やるか。
しかし、新スレに投下すべきか。
それとも生めネタで行くべきか・・・

948 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/01(土) 17:03:34 ID:MQCE5L3B
スレ立てる時はウッカリ死亡フラグも立てられないな……w

949 :ゲッターロボ昴 ◆J7qCZtZxmc :2008/03/01(土) 17:10:50 ID:gvN/MN+u
ここは埋めていただきたい――と黒いほのぼのネタ書いた
私が言ってみる。
いや、時間かかるし、埋めるの。

950 :反目のスバル ◆9L.gxDzakI :2008/03/01(土) 17:12:47 ID:KxHVUezm
ぜひ埋めを…と無茶な魔導兵器を生み出した俺が言ってみる。

…あれだ…そうとも、ゲッター飛焔買ったせいだよ…はは…

951 :ゲッターロボ昴 ◆J7qCZtZxmc :2008/03/01(土) 17:20:43 ID:gvN/MN+u
な・・・なんだって。
原作も買うよね?!
ケン・イシカワ狂信者の眼だった。

952 :反目のスバル ◆9L.gxDzakI :2008/03/01(土) 17:34:41 ID:KxHVUezm
>>951
…俺だよ? ゲッター買ったってウロスで言ったの…orz

原作は真ゲとアークなら立ち読み済だZE!

953 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/01(土) 17:36:59 ID:BxNoZDot
いや買えよw

埋め

954 :ゲッターロボ昴 ◆J7qCZtZxmc :2008/03/01(土) 17:37:20 ID:gvN/MN+u
私はとんでもない勘違いをしていたらしい――。

ゲッターロボゴウも外せませんよー。
しかし真は未読な私。

955 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/01(土) 17:48:13 ID:ijpFAUoL
ゲッターの原作というか大元は初期のアニメ版だったよな確か

956 :ゲッターロボ昴 ◆J7qCZtZxmc :2008/03/01(土) 17:51:36 ID:gvN/MN+u
>>955
それもそうですが狂信者ですので!(キッパリ)
元々はタイアップ企画だったような気が・・・

957 :943:2008/03/01(土) 18:10:08 ID:yVRS9u0+
よし、完成っと。
なんか突っ込みどころ満載だけど、投下するべ
けど、容量が微妙。
もしかしたら全投下し終わる前に生め終えてしまいそうだ。



958 :Voice of Midchilda:2008/03/01(土) 18:20:12 ID:yVRS9u0+
 澄んだ青い空、綿菓子のようにふっくらとした白い雲。
邪魔するものが存在しない世界。そこで彼は手を空に奔らせる。
大空をキャンバスに、絵筆は今は無き翼。そこに馳せる思いは今も変わらず。
昔はあれだけ近くにあったものが、今は絶望的に遠い。
だが、そんなことは彼にとって些細な問題。
彼はその程度で空を諦められるような素直な人間ではないのだから。
「中尉、出発準備が整いました」
「お、もうそんな時間か。了解」
もう一度だけ空を見て、子供のような笑みを浮かべた。
そこに待っている“夢”に向けて。

本来の歴史では存在しなかったピース。
彼の名は『イサム・アルヴァ・ダイソン』

禁断の果実を齧ったとき、彼らはエデンを追放される。
ここに来て、楽園は回帰を始め、欲望の蛇は楽園林檎の毒に侵された。
ガジェットドローンに紛れてやってくるX-9、通称ゴースト。
その機動性は人では追いつけず、魔法はAMFで無効化されて決定打にならない。それらは全てを蹂躙せしめる。非殺傷、なんてものは存在しない。
そして、ミッドチルダに蘇った歌姫、シャロン・アップル。
「ワタシはアナタに会うためにここにいる。ワタシはアナタの望む世界を見せてあげられる」
崩壊する秩序。捻じ曲がる歴史。
楽園林檎の毒は甘美で、かつ背徳の匂いを漂わせる。
人の欲望、思いを歪な形かつ本人の望むものを与える、猛毒。
諸悪の根源と思われていたジェイル・スカリエッティもその毒からは逃れられなかった。
否。むしろ彼が原初の被害者なのかもしれない。楽園の世界に馴染めなかった欲望の蛇。そんな彼を惑わせた林檎。
とすると、この歴史もまた必然なのかもしれない。
楽園林檎。
全ての生命を意のままに操ろうとするデータ生命体、シャロン・アップル。
彼女に直接的な戦闘力は全く無い。しかし、世界の全てが彼女に味方する。
人も、獣も、機械も。さらに、魔法といったこの世界のシステムすら彼女の手の内にあった。
対抗するヒトという生き物の意思。欲という人間そのものを肯定して且つ否定するという矛盾。
「チクショウ!! どうなってんだよ、これは!?」
魔力を持たず、翼無きイサムに対抗すべき術は無く、蹂躙される都市を見るほか無かった。


959 :Voice of Midchilda:2008/03/01(土) 18:20:44 ID:yVRS9u0+
「イサム・ダイソン中尉、お前にこれを渡しておく」
地上の守護者、レジアス・ゲイズから渡されるカードキー。
「それをもって地下格納庫に向かえ。そこにお前を必要とするモノが待っている」
レジアスの瞳がイサムのそれと交差する。
その瞳が地下にあるモノの正体を告げて来る。かつての相棒と。
「へっ、良いのかよ? 中将様が法を破ってよ」
アレは質量兵器の塊だ。当然、管理局の定める質量兵器禁止という法を犯す存在。
そんなものを持っているのが知れたら、本局の付け込む要因になるだろう。
それは地上にとって好ましくないことであるのは明白だ。
「それを遵守することによって地上の平和が守れるのなら、そうしよう。だが、現状はそれを許してはくれん。人々あっての地上本部だ。利用できるものは全て利用する。さ

ぁ、早く行け!」
法を守るのではなく、人を守る。それが彼の覚悟。そのために生きてきた。
戦友との誓い。
自分は、自分たちは掌の上で踊らされるだけの存在ではない。
例え愚者であろうとも、賢者に一矢報いることは可能であるはずだ。
(このような事態が起きたということは儂のやり方はすでに時代遅れなのかもしれん。だが、己の意思と誓いを後世に、未来を作り出す者達に示すことは可能だ!!)
闘う力の無い彼に出来る全てをやり尽くす。
「愚者には愚者なりの意地、というものがあるのだ。賢者にそれは判るまい!!」

地下格納庫に眠っていた純白の機体。
YF-19。
それが今、大空を舞う。

ゴーストに紛れて現れたYF-21。
「ガルド! テメェ何しやがる!!」
「…………」
「クソヤロウ! シャロンの仕業か!?」
スロットルを最大まで上昇する。熱核バーストタービンが爆発的な推進力を引き出し、雲を引きながら、空を翔る。
驚異的なGが機体にかかり、機体を揺さぶる。
マイクロミサイルが飛び交い、レーザービーム、ガンポッドの弾が雨霰と降り注ぐ。
互いに背後を取り合い、何度もすれ違う。目視できる距離での睨み合いを重ねる。
「眼ェ覚ませ! こんなつまんないことでくたばっちまうつもりかよ!!」
「ゥゥ……」
ミサイルをガンポッドで打ち落とす。金属音を立てながら零れ落ちる空薬莢。
顔の皮膚が重圧に引かれる。目の前が真っ暗になりかけ、意識を保つのがつらいと何度も思う。
そんな思考を隅に追いやり、機体を回転、変形をさせながら焔の矢雨を避ける。
「3人で飲みに行くんじゃねぇのかよ!!!!!」
「ゥゥゥゥウウウウウウオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!」
攻撃が、止んだ。


960 :Voice of Midchilda:2008/03/01(土) 18:22:12 ID:yVRS9u0+
狙撃手ヴァイス・グランセニックはストームレイダーと共に戦場を奔る。
ゴーストを撃つ事はできなくとも、その周りを飛ぶガジェットを破壊することは出来る。
心の蟠りを捨て、大切な人を守るために再び武器を手に戦場へ赴く。
心を落ち着かせ、冷静に。ミスは許されない。あんな思いをするのはもう沢山だ。
(他のヤツラにそんな思いをさせるのも、な)
思い浮かべるは我武者羅に走り続ける銃使いの少女。
その小さな背中に多くのものを背負い、潰れかけていた。
その姿に、自分の姿を見た気がした。そんな彼女も自分の翼を広げ、大空へと飛び去っていく。
折れた翼しか持たない彼に、それを追う術はない。
なら、空を飛ぶ彼女を支えよう。
みっともなくとも地を這いずり、そして少女を、皆を助けよう。
「さぁて、やりますか!!」


騎士、ゼスト・グランガイツは先ほどの事を思い返す。
「やぁ、騎士ゼスト。君がこれから何を成しに行くのか、それは私にとってはどうでもいいことなんだが、ひとつ頼みたいことがあってね。この娘を連れて行ってはもらえな

いかな?」
蛇の齎す最後の毒。死人の彼を犯すことの出来る、林檎の毒よりも強い毒。
計画の要、器たる少女を死人に差し出す蛇。
「……どういうことだ」
この行為は実に不可解に思えた。
彼は、スカリエッティと協力体制にあったといっても、その思考は管理局寄りであり、そのことは彼も僅かながら把握していた。
そんな彼のような不確定な存在に少女を託すなど。
「ここはもう危険だからねぇ。彼女が死んだりしたらそれこそ計画の破綻なんだよ。君が向かうであろうところが一番安全だろうから、頼むのさ」
そう言ってスカリエッティはひとりどこかへ去っていった。
はっきり言えば、奴のような人間の思惑通りに動くのは癪ではあるが、少女に罪は無い。
それに、自分には残された時間も無かった。
ここで立ち止まっている時間すら惜しい。奴はそれすらも見越していたのだろうか?
身体中に風を感じながら、只管に目的地を目指す。
その腕に少女を抱きながら。
蛇は楽園の姫を騎士に託す。
本来、お目にかかることすら叶わない存在に僅かながらも手を伸ばすことが出来たことを、蛇は誇りに思う。
ここから先は、騎士と姫そして王子の物語。悪役で端役の蛇に存在価値は皆無。



961 :Voice of Midchilda:2008/03/01(土) 18:23:06 ID:yVRS9u0+
無限の欲望、その名を冠する稀代の科学者ジェイル・スカリエッティは己の計画が破綻した姿を目の当たりにした。
今に思えば彼女、シャロンを発見したときから自分の中に理解できないずれが生じていた気がする。
「全く……自分の欲望のためにここまで私を利用するとは、無限の欲望の名は返上しなければな。そうは思わないかね?」
頭上の存在に問いかける。このような状況で無ければ絶対に協力などしない相手。
時空管理局本局執務官フェイト・T・ハラオウン。
「今はそんなことを言っている場合じゃない」
返事が返ってくるとは思わなかったので、若干の驚き。
確かにそんなことを言っている場合ではないが、余裕が全く無いのも困りものだ。緊張は隙を生む。
「そのようだ。君にとっては誠に不本意なことだろうが、ここは一つ共闘といこうじゃないか。もはやアレは私にとっても邪魔な存在だからねぇ」
悪役らしく含み笑いなどひとつ。
相手の精神を逆撫でするような仕草だと理解できてもやめられない無駄な行為。
こういった無駄が大事だと教えてくれたのは群青の戦闘機を繰る彼。
その彼も友に教えてもらったと言っていた。
(彼の友人には是非とも会ってみたいね。私とは全く異なった思考体系の持ち主のようだ)
そのためには、ここで朽ちるわけにはいかない。
楽園に馴染めなかった蛇。
しかし、もっとも楽園を望んでいたのも蛇だったのかもしれない。
そんな蛇は楽園林檎の無味無色な世界は望まない。
世界は、さまざまな色、味、匂いを持つからこそ面白いのだ。
そして、そんな世界に認められたいがこそ、今の自分が存在する。
「さて、空からの敵は君に任せよう。私は地上からの敵を排除する」
姫を守る騎士と、姫を惑わせた蛇。
相反する存在である彼らが僅かな時ながらも協力することになったのも楽園林檎の匂いに誘われてのことだろうか。



962 :Voice of Midchilda:2008/03/01(土) 18:24:12 ID:yVRS9u0+
眼前のゴーストの群。
「ガルド……どうせ捨てる生命なら、俺に賭けてみな。大穴だぜ?」
「……勝算はあるのか?」
銃弾、ミサイルを避け、撃ち落しながら勝利を引き寄せるための欠片を作り出す。
強烈な重圧も、今の半機械化した肉体は悲鳴を上げず。
そのことに対して、ガルドは若干の寂しさを感じる。
「ヘッ、うまくいったらお慰み! 成功したときは……」
「わかっている。その時は乾杯といこう……ミュンとお前と俺とドクター達でな」
避け切れなかった弾が機体に穴を開け、傷を作る。
エンジンを切って風に乗り、ミサイルの爆風から逃れる。
「おいおい、地上の連中を忘れるなよ。なかなかガッツのある奴らだぜ、皆。特にトップの中将はなかなかに熱いモンを持ってる!」
「フッ、お前が言うのならそうなのだろうな。会うのが楽しみだ」
「おっと、言っとくが、払いはお前持ちだぜ!」
「……来るぞ!」
YF-19、YF-21両機が平行に敵陣に突っ込む。
「スクラップにしてやるぜ。ガルド! 俺に動きを合わせろ!」
「了解だ」
周りの景色が流星のように流れていく。
加速は最高潮に達し、一種の爽快感を齎す。
戦場で、今二人は風と一体化していた。
「何だ、この無秩序な機動パターンは……!?」
「奴の度肝を抜いてやるんだ、我慢しやがれ!」
アクロバット飛行のように、バレルロール等を織り交ぜた飛行。
息の合った者同士で無いと、衝突の危険性のある行為を、彼らは全く危なげなくやってのける。
「ぬおおおっ!!!!」
「人間様の力を見せつけてやるぜ!!!」
射程圏に捕らえた瞬間、バトロイドモードに変形。
両腕にピンポイントバリアを纏い、そのまま突っ込む!
「このタイミング、とった!」
YF-21が拳を叩き込む。ゴーストは慣性に従い吹き飛んだ。
その先に待つYF-19が同じように拳を叩き込んだ。
苛烈な攻撃に外部フレームが耐え切れなくなり、ゴーストが爆散した。
「よし、このままいくぜ!!」
互いに背合わせになり、回転しながらガンポッドを全方位にばら撒く。
狙いを正確に着ける必要は無い。これだけの敵がいればどれかには当たる。
爆音と金属音が当たり一面に広がり、それをバックミュージックとしての舞踏。
拳で、ガンポッドで、ミサイルで、全装備をもって敵を駆逐する。そこに慈悲は無い。
正確に言えば、そのようなものをかける余裕が無い。
無人、という利点を持つ相手だ。隙を見せたら落ちるのは自分たちである。
だから、容赦はしない。全力を持って、破壊する。
今日を生き残るために、明日を生きるために。そして、未来に飛び立つために。

楽園林檎の甘酸っぱい匂い。
求めるものには楽園を。拒むものにも楽園を。
この物語のウィリアム・テルは林檎を打ち抜き、英雄となるのだろうか……


963 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/01(土) 18:26:00 ID:yVRS9u0+
とりあえず、終わり。
突っ込みどころアリまくりだけど、即席で書いたからスマソ……
つか、死亡フラグが成立するなんて思ってなかったんだよ……

レジとか、スカとかかっこよくしたいな〜と思って書きました。


964 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/01(土) 18:34:49 ID:mOJpW/O7
乙、かつ埋め

                ,'´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ.
               | 少し…頭ゆっくりしようか… |
               ヽ、_   __________ノ
                   \|
                 |\              , -一ァ
                _\\          /__/
             ∠二 `ヽ/´  ̄ ̄ ̄ `丶//⌒ヽ
              , '" ̄'            ヽ) 、  \
            / / /==─      -─==','、\  丶
            l /  i イ iゝ、イ人レ/_ルヽイ |\j   ヽ
            i ハ   Wイi (ヒ_]     ヒ_ン ).| .|、 .|  \   i
            / /\.{ヽ! !""  ,___,   "" | .!ノ /    \ |
            l  l     | ',.   ヽ _ン    | .|/     i . |
            ヽ ヽ    | |ヽ、      ./| |       } j
             \!    レ  ` ー--─ ´  レ      //

     γ ⌒ ⌒ `ヘ            _人人人人人人人人_
    イ ""  ⌒  ヾ ヾ          >  ティアー!!! <
  / (   ⌒    ヽ  )ヽ         ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
  (      、 ,     ヾ )         ,ィ
   ゞ (.    .  ノ. .ノ .ノ          (.{ _,. -─---、 _
    ゝ、、ゝ.....|  |..., , ノソ          / `/ `ー::::::::::::::::ヽ、:::`ヽ、__
   ._....,,. .-ー;''!  i;;;〜−ヽ_         /:::::::::::::::i::::::::i:::::::::;::::::ヽ;::::::::',、\
   γ ,〜ー'''l ! |'''ーヾ  ヾ        i:::/:::::、:::ハ:::::ハ:::::ハ:::::::::ハ二二ト  〉
   ( (    |l  |    )  )       レ:::/::ハゝ、レ'─V/イレ/::!::::::::| ∨
   ヾ、 ⌒〜"""''''''⌒〜'"´ ノ       ハレ;イ(◯),  、(◯)::::レ'i::::::::|\\
    .""'''ー-┬ーr--〜''""         ,':iハ!""  ,rェェェ、 ".::::/:!::::::::|   \\
            |   |              i::::/l   |,r-r-|   /::::ハ:::/     ヽ >
        ノ 从 ゝ             .!::::/>、 `ニニ´  ,.イ/ー!/

965 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/01(土) 18:35:37 ID:07dXNEtE
マクロスプラス、か。
まだ、きちんと観たことなかったな……。
今度、レンタルビデオで観てみるか。

などと、言ってみる。
そして、>>963氏、GJ。


966 :ゲッターロボ昴 ◆J7qCZtZxmc :2008/03/01(土) 18:38:46 ID:gvN/MN+u
いい・・・レジアス。男キャラが良い感じですなー。
GJ!

967 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/01(土) 18:40:09 ID:zWQKk3cZ
ゴースト軍団とか倒せる気がしないwwwGJ!

968 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/01(土) 18:45:57 ID:uLJNMTL+
一つ目の言葉はGJ!

969 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/01(土) 19:05:09 ID:yVRS9u0+
皆ありがとう…
そして生め

970 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/01(土) 19:05:45 ID:+lQpubce
ラスト・GJ

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