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リリカルなのはクロスSSその48

1 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 01:18:01 ID:Ra9yIkDT
ここはリリカルなのはのクロスオーバーSSスレです。
ガンダム関係のクロスオーバーは新シャア板に専用スレあるので投下はそちらにお願いします。
オリネタ、エロパロはエロパロ板の専用スレの方でお願いします。
このスレはsage進行です。
【メル欄にsageと入れてください】
荒らし、煽り等はスルーしてください。
次スレは>>975を踏んだ方、もしくは475kbyteを超えたのを確認した方が立ててください。

前スレ
リリカルなのはクロスSSその47
http://anime3.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1203423594/l50


*雑談はこちらでお願いします
リリカルなのはウロスSS感想・雑談スレ23
http://anime3.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1203769228/

まとめサイト
ttp://www38.atwiki.jp/nanohass/

避難所
ttp://jbbs.livedoor.jp/anime/6053/

2 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 01:19:59 ID:wat7rVvx
>>1

3 :仮面ライダーリリカル電王sts:2008/02/24(日) 01:20:53 ID:TXSTRci7
>>1乙!アルフとリーゼ姉妹を頂きます。

4 :キャロとバクラの人 ◆2kYxpqWJ8k :2008/02/24(日) 01:21:50 ID:cUHODg72
前スレ、879やったな! お前は今日から英雄だ(なに
オレ、もしこれが5レス目だったら、早々にルールーの短編を投下するんだ。

5 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 01:22:25 ID:bCZK9NZ9
乙です。チンク姉は貴方のものだ。
リボンでラッピングされた彼女が届くのを待っててくださいw
そして、ディードを頂候。

6 :ゲッターロボ昴:2008/02/24(日) 01:22:41 ID:6tynG63A
これは戦だ!意外性をついて未婚クロノと茶――。
リンディ茶は勘弁。

7 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 01:24:42 ID:Ra9yIkDT
ちょっとした冗談のつもりが……

チンク姉へのプロポーズは人工宇宙都市エバーグリーン辺りがロマンチックだろうか


8 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 01:25:35 ID:NwNYVkz1

俺はフェイトさんを…

9 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 01:27:20 ID:bCZK9NZ9
>>7
これからナンバーズを手に入れた者は全員があなたの味方だw

10 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 01:28:08 ID:wat7rVvx
>>7
むしろプロポーズというよりも、>>1がチンク姉との交際に至ったまでの経緯が非常に気になるのは俺だけかね?

11 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 01:30:36 ID:KJFFsfzF
ではシャーリーは俺がもらっていきますね。

12 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 01:31:15 ID:1mMZrc8l
闇メイド・サスペリアをいただきます。
誰のことかわかる人いるかなw

13 :ゲッターロボ昴:2008/02/24(日) 01:31:45 ID:6tynG63A
>>10
このナイフ、貴方のですよ、とか。
駄目だ、ただの不審者だこれじゃ。

14 :キャロとバクラの人 ◆2kYxpqWJ8k :2008/02/24(日) 01:31:58 ID:cUHODg72
>11
シャーリーとはなんと通好みなw
そして4レス目だったか〜とりあえず寝ようかな(なに

15 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 01:33:03 ID:QYDJpfPm
>>7
>>チンク姉へのプロポーズは人工宇宙都市エバーグリーン辺りがロマンチックだろうか

そこらめぇwww
バイドに墜とされちゃうぅぅぅwww

16 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 01:34:18 ID:bCZK9NZ9
>>13
チンクはチンクでもシュトロチンクだからどこで知り合ったかは本当に謎だw


17 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 01:35:31 ID:fBXPJnno
とりあえず、スタンド使いがユニゾンデバイス使いになれないかどうかを確かめる為に
銀ちゃんと初代リィンフォースを貰っていくよ


18 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 01:36:51 ID:1oDX9+Sg
誰でも持っていくといい。
俺は乙女達のおっぱいの谷間ポジションを占領していくぜ。

19 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 01:37:59 ID:wat7rVvx
>>16
まじかよwww

ならスターリングラードだなwww

20 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 01:38:14 ID:fkuVBe3x
>>7
ユニウスセブンかサイド2の8バンチコロニーなんてロマンチックだと思うよ

21 :ゲッターロボ昴:2008/02/24(日) 01:38:15 ID:6tynG63A
>>18
音速丸!その台詞、音速丸先輩っすね!
いやあ、ぼかあ感動した!

22 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 01:38:27 ID:Oe12R4Ql
頑張れ>>1。お前がチンク姉の婿だ!

では俺は傷心のリィンとアギトを慰めてくる

23 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 01:39:57 ID:Ra9yIkDT
>>10>>13
ごめんよ、不審者的な馴れ初めでごめんよ……w

>>15
え、バイド? そんなの都市伝説っすよwww

24 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 01:41:18 ID:l4MJ2cj4
>>1乙〜


では、アリシアはもらって行きます。

25 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 01:43:37 ID:bCZK9NZ9
>>23
糞ッ!!朝から一緒にシュトロハイムのマシンガン発射ポーズの
練習が出来るなんてなんて羨ましいッ!!w
あと、ギンガを持っていく奴はいないのか?せっかくミザル様と入れ替えようとしたのに。

26 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 01:46:28 ID:jDtxAHjR
>>1
これが25レス目なら、思い切ってこのスレで初投稿します!

そして、


プレシアママンはこの俺が



……フ ル ボ ッ コ す る

27 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 01:47:31 ID:Ra9yIkDT
>>25
朝から激しすぎてスゲー疲れそうだww


ところでキャバクラ氏は本当に寝ちゃったのかなー?

28 :リリカル! 夢境学園:2008/02/24(日) 01:47:46 ID:ghSuNe/Q
やれやれ、皆焦りすぎだよ。
夜更けには似合わない紅茶をのんびり啜る気はないのかね?
俺はスカと一緒に新たなる萌と改造人間の製作に入るから!

サンプル用にピポスバルも頂いた!

29 :ゲッターロボ昴:2008/02/24(日) 01:48:05 ID:6tynG63A
外道な展開だ・・・
いや、人のこと言えませんが。

30 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 01:48:47 ID:wat7rVvx
>>30ならとりあえずスカ先生を脱獄させる

31 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 01:50:13 ID:bCZK9NZ9
>>26
テスタロッサ流脱衣術の至高を極めた彼女に挑むとは・・・無謀なりw
支援します。

32 :リリカル! 夢境学園:2008/02/24(日) 01:52:23 ID:ghSuNe/Q

忘れてた >>1

>>30
甘いな。キミが脱獄させたのは――クアットロだ!
スカは俺と一緒に、今横でピポスバルに餌付けしてるからw

33 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 01:58:29 ID:1mMZrc8l
しかし誰も>>12にのネタに反応してくれないな。
ひょっとしてマイナーすぎたか?

34 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 01:59:31 ID:jDtxAHjR
>>31
外したのでもう無理ですぜ……と見せ掛けて、
次は>>66が支援の二文字を書いたら予告を投下!

35 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 02:01:52 ID:Oe12R4Ql
あれ?スカらしき人を無限雑踏街で見た気がしたんだが…俺の気のせいか

36 :ゲッターロボ昴:2008/02/24(日) 02:03:04 ID:6tynG63A
さて――闇の王女、ユーノ君とクロノ君、どっち書き出しの話
皆さん読みたいですかー、と聞いてみる。ご注文は?

37 :リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー:2008/02/24(日) 02:05:07 ID:XoldytZb
支援

その後僕が投下しますけど宜しいですか?

38 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 02:05:16 ID:SBdvt2wf
>>36
ノーマル路線で(つまりユーノ)

39 :リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー:2008/02/24(日) 02:05:48 ID:XoldytZb
あ、闇の女王でお願いします

40 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 02:06:13 ID:Ra9yIkDT
>>36
あえてどっちも、と注文してみる(`・ω・´)

41 :ゲッターロボ昴:2008/02/24(日) 02:06:46 ID:6tynG63A
OKさ!(ハイテンション)

ご注文、待ってマース。べ、別に私はクロノ派ってわけじゃないよ?
本当さ!

42 :キャロとバクラの人 ◆2kYxpqWJ8k :2008/02/24(日) 02:07:31 ID:cUHODg72
寝てます……嘘です、スイマセン。風呂入ってましたw
スカさんなら今日はオレと理科の実験をしてたぞ(なに

43 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 02:14:45 ID:wat7rVvx
皆スカが大好きだなwwww
そんな皆が俺は大好きだ!!!

44 :キャロとバクラの人 ◆2kYxpqWJ8k :2008/02/24(日) 02:16:28 ID:cUHODg72
何か投下してからの方がすっきり寝れそうな気がするなw。
「キャロとバクラの話に出てくるルールーは大体こんな感じを予定してますよ」
……な短編を投下して良いかしら?

45 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 02:18:59 ID:6tynG63A
どうぞー。私はネタでも練ってます。

46 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 02:19:36 ID:jDtxAHjR
支援しますぜ、キャバクラの旦那!

47 :リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー:2008/02/24(日) 02:20:21 ID:XoldytZb
支援
僕は今書いてるの速攻で完成させます。

48 :Strikers May Cry:2008/02/24(日) 02:23:45 ID:/SovNlC0
>>1乙でっせ。

そして48ならリリカル・グレイヴで狗畜生だすかもね。

49 :キャロとバクラの人 ◆2kYxpqWJ8k :2008/02/24(日) 02:24:35 ID:cUHODg72
私、ルーテシアのある一日はドクターのラボの一角でXTの生体ポット、その中で眠る一人の女性を眺める事から始まった。
この人の名前はメガーヌ・アルビーノ。私のお母さんらしい。もっとも私はその事を覚えていないし、知らない。

でもそれはお互い様。
ドクターによると、メガーヌさん他数名が彼の基地を襲撃、コレをナンバーズ達が撃退。
回収したメガーヌさんの死体から……私を取り出した。
妊娠数ヶ月でお仕事、しかも荒事の突入任務をこなすなんて仕事熱心なことだ。
私に気が付いていなかったのか? それとも私なんてどうでも良かったのか?

それから私はレリックを埋め込んだレリック・ウェポンとして調整され、数ヶ月を培養槽で過ごして生まれたらしい。
ならば私のお母さんは培養槽、もしくは改造したドクター、産湯に入れてくれたウーノなのでは?とも思う。
だけどやっぱりソレもどうでも良いことだ。

だって私には心が無い。その心はお母さんが生き返ったら生まれるらしい。
その為にはレリックが必要で、ソレを集めるのを手伝って欲しいそうだ。
しかし「無くても問題ない」とドクターに言ったら、困っていた。
それにしてもお母さんと言う遺伝子提供者が蘇生する事によって発生する心という「モノ」は、有機発生的な行程で生まれる単純なものなのだろう。

だけど他にやる事があるわけでもないので、私はレリックを探す。
ドクターも集めて来いといってくれれば良いのだ。だって私には心が無い。
どうして心が無いものに遠慮をするのだろうか? 理解できない。
でももし心が生まれたら、ドクターたちの反応の意味も理解できるだろうか?
それにメガーヌさんが目覚めたら、私をみてどんな反応を見せるのだろうか?
私は彼女をお母さんと呼ぶことができるだろうか?



培養槽と培養液を通して薄っすらと見える世界はとても輝いて見えたのを覚えている。
でも己へと目をやればそこには歪んだ自分が見えるものだ。
不意に通り過ぎるのは一匹の蝶。あんな風になりたいな。今は芋虫でも構わないから。
いつかはあんな風にキレイな世界を思いっきり飛ぶんだ。そう心に刻んで……

『昆虫幼女 インセクター☆ルールー』始まります。


50 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 02:25:42 ID:6tynG63A
支援

51 :キャロとバクラの人 ◆2kYxpqWJ8k :2008/02/24(日) 02:27:19 ID:cUHODg72
第13管理世界、その中心都市の一角に美術館がある。
地上5階建てで、周りのビル郡とは異なり白亜の外壁やレトロな建築が特徴的。
この世界を統治する政府が管理し、世界中から美術品から骨董品まで集めた次元世界中でも有数の規模を誇る施設だ。
そこに納められている物は金額にしても、歴史的な価値からしても一筋縄ではいかない。
もちろんそれだけ警備は厳重になる。最新鋭の監視システムに、魔道師も含めた優秀な警備陣。

「収蔵品は欲しいが、そんなものを相手にするのは気が引ける」

並みの盗人ならばそう考えるだろう。
現にずっとそう考えられ、挑む者が居なかったからこそ、今日まで美術館は平穏が守られてきたのだ。

だがここにその平穏を平然とぶち壊す物が一人。
直線距離にて100メートルほど離れた高層ビルの屋上にその少女はポツンと立っている。
足元にはベルカ式の魔法陣が回転し、紫色の長い髪が風に揺れる。額には奇妙な紋章が輝き、その表情は感情を廃した宗教画のよう。
ルーテシアと言う名の少女、狂気の科学者ジェイル・スカリエッティの作品たるレリック・ウェポン、そして魔道師タイプは召喚士。

「お帰り、どうだった?……そう、機械類だけ騙しても魔道師が居るからダメ?」

不意に博物館の方角から飛んできた小さな虫? よく見れば画鋲に羽と足をつけたような奇妙な形をしていることが分かる。
ルーテシアの呼び出す召喚虫の一つ、インゼクト。
無機物操作を解く意図する極小な虫は、彼女がレリック奪取を試みる場合、最初に行ってみるいわば定石。
もちろん今回ここに居るのもスカリエッティによって齎されたレリックの情報に従い、それを手に入れることが目的だ。

管理の甘い場所ならばこれだけで障害が無くなる事もある。だが今回はそうは行かなかったらしい。
しかしルーテシアはそれを苦だとは考えない。何せ心が無いから。不可能な手段を放棄し、可能な手段をセレクトする。

「知恵ある虫、深き森より来たりて力を貸さん。ベーシックインセクト」

独特の魔法陣の中から現れたのは完全な人型では無いが、上半身を直立させた緑色の虫だ。
彼らの種族は昆虫としては高い知性を持ち、集団で生活する正に昆虫人間。
さらにルーテシアは召喚の魔法を唱え続ける。


52 :Strikers May Cry:2008/02/24(日) 02:28:02 ID:/SovNlC0
蝶支援!!

53 :キャロとバクラの人 ◆2kYxpqWJ8k :2008/02/24(日) 02:29:27 ID:cUHODg72
「力なくも、知恵ある者よ。汝に閃光を放つ鎧を与えん」

魔法陣から続いて現れたのは昆虫でもなければ、生物ですらない。その通りに鎧だ。
鎧はベーシックインセクトが背負うような形で装着する。
肩や足の関節を守るようにウイング状のアーマー、更に廃熱用とは異なる円形のファン。そして水晶体を先端に抱く砲身。
砲身が狙う先は美術館があった。ファンが高速回転し、辺りの魔力を素早く集める。粒子が砲身の先端 水晶体に収束し、瞬く間にその大きさを増して行く。

ルーテシアは簡単に破壊の怒涛を解き放った。

「放て」

伏せた形で狙いを定めていたベーシックインセクトは鎧 「レーザーキャノン付きインセクトアーマー」に砲撃命令を与える。
大型昆虫とは異なり戦闘能力が高くない彼らの特技、それが装備を制御してのコンボだ。
S級ランク魔道師の一撃にも匹敵する砲撃は一瞬で博物館の上部に着弾。
見た目とは異なり強化され、かなりの硬度を持つはずの屋根に穴を開けて見せた。

「後は増援に来るだろう魔道師たちに牽制砲撃をお願い」

「■■■■」

「解ってる、ガリュー。手早く……だね?」

手袋型のブースト・デバイス アスクレピオスから飛び出した黒い球体の点滅に、ルーテシアは答える。
更にその小さな体をビルの際から空中へと投げ出した。浮遊するくらいは可能だが、この高さからでは難しい。
故に更に唱える召喚の言霊。呼ぶのは彼女を運ぶ足にして、突き刺す槍。

「騒々しき翼、毒の槍、噛み潰す顎。汝は空のトラ」

宙に刻まれた魔法陣は10にも及ぶ。そこから現れるのは巨大な蜂 キラービー。
ルーテシアを軽々と頭部に乗せて飛行可能な大きさ。その翼は一斉に巨体に負けぬ騒音を発しながら羽ばたきを開始。
接近しすぎたビルの窓ガラスが空気の振動に耐え切れずに砕ける。

「私を乗せてくれている子を含めた三匹は美術館に突入。他の子は陽動・撹乱を」

「「「「「「「「□□□□□!!」」」」」」」」

舞い散る窓ガラスや人々の悲鳴にはマユ一つ動かさず、ルーテシアは淡々と指示を告げた。
答えたキラービーのうち、五体は辺りに散開。より多くの悲鳴が上がる。
それをBGMに残りの固体はルーテシア共々、砲撃によって生じた穴へと飛び込んでいく。

「穴を開けて進入」

世界の威信をかけた施設は余りにも単純かつ暴力的な手法に敗北した。


54 :キャロとバクラの人 ◆2kYxpqWJ8k :2008/02/24(日) 02:31:26 ID:cUHODg72
美術館の警備責任者である男は大きく舌打ち「やられた!」と
奇妙な転移反応が召喚魔法によるものだと確信よりも早く、急速に収束した莫大な魔力。
撃ち込まれる方向がここだと気が付くと同時に、着弾の轟音と震動が辺りを揺らした。
更に監視カメラが一斉にホワイトアウトし、通信も途絶。こうなっては自ら確認し、連絡を取らなければならない。
しかし彼が一歩廊下に出た瞬間……

転がってくる見上げるほどある円形のゴキブリ ゴキボールに轢かれた



美術館の内部は怪獣大進撃、もしくは蟲蟲パニックといった有様である。
人を乗せられるほど大きな蜂、転がる円形のゴキブリ、攻撃を弾く鋼のカブト虫などが、縦横無尽に暴れまわっている。
全てがルーテシアの召喚した生物であり、その圧倒的な量が単体の力以上に美術館の警備陣を混乱させていた。
本来ならば一人で長期間維持するのは難しい質と量の召喚だが、高魔力結晶体 レリックによるブーストがソレを支えている。
そして唯の強盗以上に酷い破壊行為を伴う盗み。建物を粉砕し、余分な美術品を踏み潰し、警備を退ける。
そんな悪辣非道とも取れる行いを平然と実行できるのも自称「心が無い」から。痛むものがないと思っているのだから、どんな非道も実に容易い事だ。
存在しないと思っている心はどんな非常な事も、目標の達成の為ならば容易くやってのける。周りの被害など知ったことではない。


「あった……」

ルーテシアは既に粉砕し終えた収蔵庫の一角で、ソレは持ち上げた。
レリックが納められた特殊なケース。確認した刻印番号は……XTでは無い。
残念だという気持ちを理解することも無く、ソレを回収して帰還しようとしたルーテシアを呼び止める声が一つ。

「まっ待てよ!」

「?」

振り返ればそこに居たのは十歳後半位の男。白衣を纏い、恐怖で青くなっている事から戦闘要員ではないことがわかる。
恐らく美術館の研究員といった所だろうか? そう判断したからなのだが、ルーテシアはすぐに踵を返して歩き出す。
その足が何かを踏み潰した。よく見てみればそれは絵だ。この博物館ならどこにでもある……本当に価値がありそうな絵。
それがルーテシアの小さな足によって踏み抜かれている。

「お前がこの騒ぎを起こして……沢山の美術品をメチャクチャにしたのか!?」

絵が破られ、像が砕かれ、陶器が割られる。この博物館中で起こっていることだ。
ルーテシアが欲するのはレリックだけ。そしてそのレリックはS級の砲撃でも壊れない。
故に最初の砲撃から打ち壊す勢いで強襲したわけだが、他の美術品はそうは行かない。
当然のように無数の美術品が粉砕!玉砕!大喝采!な状態である。


55 :キャロとバクラの人 ◆2kYxpqWJ8k :2008/02/24(日) 02:32:59 ID:cUHODg72
「そうだよ」

「このおぉ!!」

それはこの博物館を愛して止まない彼ゆえの行動だろう。
相手がこれだけの事を成せる魔道師だと言う事実を意識から締め出し、ルーテシアに殴りかかったのだ。
彼女の手は今レリックのケースで塞がっている。魔法を唱えるにも距離が近すぎた。だがルーテシアに拳が届くことは無い。

「っ!?」

「ガリュー、手加減してあげてね」

何も無い空中で拳が止まった、受け止められた事に少年が驚愕するのと同時に、何も無い透明な空間が揺れる。
ステルスを解除して姿を現したのは人型の昆虫、ベーシックインセクトとは異なる完全な人型。
引き締まったプロポーションが戦士としての性能を余す事無く伝えている。

「……」

無言で少年の拳を握ったまま引き寄せると、反対の足で強烈なミドルを見舞う。
華奢な体は当然のように吹き飛ばされ、収蔵品の残骸の山に突っ込んで動かなくなった。
それを見てルーテシアは呟く。

「もし心があったら、あんな風に無謀なことにも挑めるのかな?」

少年の行動は全く理論で裏打ちされたものではない。つまり感情、心の賜物。
その無謀とも取れる行動にルーテシアは一定の評価と憧れを抱いた。
『あんな風に熱くなりたい。譲れないものが欲しい』
故にレリックを集め、心を僅かながらにも欲しているのだろうと、冷静な自己分析。

「行こう、ガリュー」


彼女の望みは数年後、竜使いの少女たちと交差する時に叶う事になるのかもしれない?


56 :キャロとバクラの人 ◆2kYxpqWJ8k :2008/02/24(日) 02:34:31 ID:cUHODg72
以上でした〜今読み直して見ると改変とクロス要素だけでできている気がする。
当面の問題は何でDMのモンスターを呼べるのか?……まあ、良いや(おぃ

色々と捏造なのだけどどんな感じかな?と聞いてみるテスト。
ちょっとはキャラが立ったかしら?

57 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 02:36:19 ID:AMxg8f6P
GJ!!でした。ルールー主人公でもやっていけそうな・・・
なんかもうキャロとルールーの時代ですね。エリオはどうなるんだろう。

58 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 02:37:24 ID:ghSuNe/Q
タイトルに吹いたw

59 :ゲッターロボ昴:2008/02/24(日) 02:41:43 ID:6tynG63A
GJ!
ケーキ食うルーテシアが見たいという欲求に任せ書いちゃった
私ですが、戦うのもまたいいものですね。

60 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 02:42:12 ID:BWsjiTO9
GJ!
虫たちがやられたらそれを墓地コストとしてデビルドーザーがでてくるのかw


61 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 02:42:42 ID:1mMZrc8l
このルールーじゃあ「上王様の攻撃ぃぃぃ!」とか言ってくれそうにないな。
それに「ルー子のライフはゼロよ!」とかいうシチュエーションも難しそうだ。

しかしルーちゃんが芋虫って事は進化の繭装備してパワーアップとかしたりしてw
『究極完全体るーてしあ』みたいな感じでw

62 :リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー:2008/02/24(日) 02:52:25 ID:XoldytZb
GJ

しかし眠い…眠いので私は投下は明日にします。
それにバクラさんの良作の後で僕が投下したら…何か色々と申し訳ないので…

63 :ゲッターロボ昴:2008/02/24(日) 02:57:51 ID:6tynG63A
ところで今どうしようもないこと思いついたんですが
夜天光とフェイトって設計思想似てない?

64 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 04:49:14 ID:r4RS3iOS
>>63
配色と脱衣出来る事から、ブラックサレナの方が似てるかとw
使い捨てとはいえ高機動モードもあるし。

65 :スーパーロボット大戦X:2008/02/24(日) 06:16:24 ID:ZaB13zcX
前のスレの話だが闇の女王はGJ!としか言いようがないな。
なのはとフェイトがまた再会してなのはが
「感情が高ぶると…」ってのを言わせて欲しいけどもう素顔見たから無理だな。
となると「もう君に○○を作って上げられない」ですね。
ゲッターも気になるがそっちの方も気になる。
それと9時15分ごろにStrikerS Endless Waltz第10話を投下したいと思います。

66 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 07:15:53 ID:R3zqIuvf
キャロとバクラ氏の人乙です

67 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 08:12:22 ID:ho051Xq8
>>41
クロノが見たいです

68 :スーパーロボット大戦X:2008/02/24(日) 09:15:12 ID:ZaB13zcX
反応がないようですが時間なので投下します。

 第10話 ゆりかご起動



 地上本部襲撃と起動六課隊舎襲撃から5日が経つ。その日の朝、機動六課隊舎の方で動きがある。

「皆、集まってもらってごめんなあ。でも皆に話したいことがあるんや」

 はやて、なのは、フェイトがスバル、ティアナ、エリオ、キャロ、ギンガ、ヴィータ、リインフォースU、ロングアーチの面々、
 そしてヒイロをロビーに集めて話をする。

「地上部隊はスカリエッティの捜索に本局や六課の手を借りずにやるつもりやけど、
私達の目的はあくまで捜索指定ロストロギアレリックの確保であってスカリエッティはその捜査線上にいるだけや……」
「あのそれってどういう意味ですか?」

 スバルが手を上げてはやてに聞くがティアナは手を頭に当ててあきれる。

「スバル、あんたね……」
「まあ、一応わかりやすく言うと、スカリエッティは地上部隊で探す事になってるけど、実質六課もスカリエッティを探すという事やな……」
「あ、なるほど」

 スバルはその説明にようやく理解する。

「だがそれだけで俺達を集めたわけではないはずだ……」

 ヒイロが鋭い洞察力ではやてに言う。

「ほんま、ヒイロさんには敵わへんな。本題はそこや。そのレリックの捜査にほんの少しの間だけやけど協力者を招く事になったんや」
『協力者?』

 「協力者」と言う言葉にヒイロ以外の面々は誰の事だと考える。

「誰だろう協力者って?」
「アルフ? いやでも……」
「ユーノ先生じゃないだろうし……」
「クロノ提督は忙しいはずだし……」

 キャロ、エリオ、スバル、ティアナは考えるがどれもピンとこない。

「それじゃあ皆に紹介するね」
「こっちに来ていいよ」

 フェイトとなのはは壁の方に隠れている協力者をこちらに呼びつける。

『え!?』

 ヒイロ以外の面々は不意をくらう。壁の向こうから現れたのは逮捕したか戦闘機人のディエチ、オットー、ディードの三人だったから……。
 三人の格好は管理局員陸士の制服である。

「じゃあ、三人とも自己紹介ね」

 なのはが自己紹介をするようにと言うと三人はお辞儀をして自己紹介をしだす。

「ディエチと言います」
「オットーです」
「ディードです」
「あ、あの八神部隊長……」

69 :スーパーロボット大戦X:2008/02/24(日) 09:16:35 ID:ZaB13zcX
 皆を代表してティアナが恐る恐る手を上げてはやてに尋ねる。

「何や? ティアナ」
「何でこの人達がここにいるんですか?」
「だからこの三人は協力者やって言うたやろ……」
『えーーーーーーーーーーーーーー!?』

 またしてもヒイロ以外の面々は驚きの声を上げる。

「はやて! あたしんなこと聞いてねえよ!」
「リインもです!」
「私だって……」
「俺もだ……」

 ヴィータ、リインフォースU、シャマル、ザフィーラがはやてに聞く傍ら、なのははスバルとティアナ、フェイトはエリオとキャロとギンガに尋ねられる。

「なのはさん! それ本当ですか!?」
「あたしも信じられませんよ!」
「フェイトさん!」
「本気なんですか!?」
「あの人達を仲間にするなんて……」

 皆が驚くのも無理はない。自分達と戦っていた敵が数日後に仲間になるなんて思っていなかったのだから……。

「まあまあ、皆落ち着いて……」
「これは本局からの承認ももらってるの……」
「それにこの人達を仲間にするって言うたのは自分達だし、それを聞き入れたのはヒイロさんやから……」

 はやてのその言葉になのは、フェイト、はやて以外の面々はヒイロの方を見る。

『ヒイロ(さん)(君)! どう言う事なの!?』

 ヒイロは突然の質問攻めにも表情を変えずに淡々と事情を説明する。

『なるほど(ね)……』

 ヒイロの説明を聞いて皆は頷く。

「てなわけで、皆仲良くしてな……」

 はやてが少し笑顔を見せて皆に言い、はやては用事があるのでその場を後にし、リインフォースUとシャマルとザフィーラもはやてに付いて行く。
 他のロングアーチも仕事場に戻る。

「それじゃあ、よろしくね。ディエチ、オットー、ディード」

 スバルが笑顔で三人に向かって手を差し伸べる。

「ああ、よろしく。ええと名前は……」

 ディエチが握手をしてスバルの名前を言おうとするがタイプゼロ・セカンドと言う名称しか知らない。

「あたしはスバル、スバル・ナカジマだよ」
「スバル……、こっちは?」

 ディエチは次にギンガの方に顔を向く。ギンガの名前もタイプゼロ・ファーストと言う名称しか知らない。

「こっちはギンガ・ナカジマ。まあ、あたしはギン姉って呼んでる」
「三人ともよろしくね」

70 :スーパーロボット大戦X:2008/02/24(日) 09:17:30 ID:ZaB13zcX
 ギンガも笑顔で手を差し伸べてオットーとディードに握手をする。
 二人の嬉しそうな笑顔を見てキャロとエリオとティアナはこう言う。

「スバルさんとギンガさん、嬉しそうですね」
「僕もそう思う」
「言ってなかったけど、あの二人も同じなのよ……」
『え?』

 エリオとキャロは何の事だがわかっていないようなのでティアナは説明する。
 スバルとギンガも実は戦闘機人であるということを……。
 本当はもう少し早い段階(ヒイロがこの世界にやって来るよりも少し前)でスバルは話すつもりだったがティアナが止めていたと言うこともティアナは話す。

「そうだったんですか……」
「でも、戦闘機人だからって関係ないと思います」
「だってスバルさんやギンガさんは何があってもスバルさんとギンガさんなんです」
「……、そうね。あんた達の言うとおりね」

 ティアナは珍しくエリオとキャロに意見を言われたと思い、二人を感服する。
 しかしそのナンバーズの三人をあまり快く見ていないものがいる。それはヴィータである。

「お前達、本当に裏切らねえだろうな……」
「ヴィータ副隊長……」
「何言ってるんですか!? 現に三人ともここに……」

 ギンガとスバルが三人を庇うようにするがヴィータはそれさえも跳ね除けようとする。

「うっせえ! あたしは信用しねえぞ! どうせ隙があったらスバルやギンガ、ヴィヴィオを攫う気だろ」
「ヴィータちゃん、いいすぎだよ!」

 なのはがヴィータに対して怒るがヴィータの怒りは収まらない。

「あたしは信用できない! シグナムをあんな目にした奴の仲間だった奴らなんて……」

 その言葉に一同は考え思い出す。シグナムがやられた事を……。
 シグナムを意識不明の重体にさせた人間の味方だった人間が数日のうちに仲間になる事をヴィータは快く思わなかったのだ。
 その怒るヴィータの前にヒイロがやって来る。

「な、何だよ。ヒイロ……」
「謝れ」
「な?」
「もう一度言う。あいつらに謝れ」

 ヒイロがヴィータにディエチ、オットー、ディードの三人に謝るように言うがヴィータは聞こうともしない。

「な、何であたしが……。それにあいつらを誘ったのはお前だろ?」
「俺は誘った覚えはない。俺はあいつらの考えを取り入れただけだ」
「だったらもしあいつらが裏切ったらどうするんだ?」
「……、その時は俺を撃て」


71 :スーパーロボット大戦X:2008/02/24(日) 09:18:04 ID:ZaB13zcX
『え?』

 そのヒイロの言葉に皆が驚く。

「ヒイロ……」
「あいつらが裏切るとしたら俺のミスだ。その時は俺を殺せ」
「でもヒイロさん……」
「俺は構わない」

 ヒイロの覚悟を聞いて皆がヴィータを説得しようとする。

「ヴィータちゃん、聞いたでしょ。ヒイロさんの覚悟……」
「ヒイロはそれほどあの子達を信用してるって事だよ」
『ヴィータ副隊長……』
「……ふん!」

 なのは、フェイト、新人4人とギンガに言われながらもヴィータは言う事を聞かずにその場を去る。

「ヴィータちゃん……」
「きっとヴィータもわかってくれるよ……」
「フェイトちゃん……」
「すみません、私達のせいで……」

 ディエチが三人を代表して謝る。ナンバーズの姉としてはオットーが一番の姉だが稼動暦ではディエチの方が長いために実質の一番上の姉はディエチである。

「構わん。俺達が勝手に決めた事だ……」

 ヒイロは三人を慰めるように言うが三人はヴィータの言った事に少々心が傷つく。
 しかしヴィータの言ってる事もわからないわけではない。
 その日からヴィータは教導に参加しなくなった。
 教導訓練にはディエチ、オットー、ディードも参加(オットーの場合は指揮的指導)しているからだ。
 ヒイロはヴィータが教導に来ないのを空を見ながら考える。

(あいつは五飛、お前を見ているような気がする……)



 (ディエチ達が話したアジトと別の)スカリエッティアジトでは帰ってきたクアットロから事情を聞いていた。

「クア姉にそんなことがあったなんて……」
「女の敵っスね。そのヒイロ・ユイって男は……」

 セインとウェンディがクアットロがヒイロにさせられた事を聞いてヒイロを敵だと認識する。
 もっともクアットロはヒイロにされた事実と少々内容を変えているが……。

「しかしディエチは無事なのか?」

 チンクがクアットロにディエチの無事を確認する。

「それは私もわかりませんわ。私も自分が逃げ出すのがやっとでしたので……」
「そうか……」
「ところでトーレ姉さまはどうなさいました?」
「トーレ姉なら……」
「私はここだ」

72 :スーパーロボット大戦X:2008/02/24(日) 09:18:33 ID:ZaB13zcX
 ノーヴェがトーレの事を言おうとするとトーレ本人が姿を現す。

「トーレ姉さま、ご無事のようで何よりですわ……」
「ふ、心配をかけたようだがもう大丈夫だ。斬られた手も体も元通りだ」

 トーレは斬られた腕や体の傷を皆に見せる。確かに怪我は治ったが傷跡はまだ少し残っている。

「あれ? トーレ姉、そのくらいの傷なら完全に治せるはずじゃないっスか?」
「チンクと同じような事だが、これは戦士としての誇りだ。奴は立派な戦士だ。ウイングゼロと言うのか?
あのロボットは……。そしてパイロットはヒイロ・ユイだったな。今度奴が出てきたら私が奴を倒す」

 トーレは打倒ウイングガンダムゼロに燃える。

「その為にはディエチの力も必要だったのだがいないのでは仕方ない……。セッテ、付き合ってくれるな……」
「はい、トーレ姉さま」

 トーレとセッテはトレーニングルームへと向かう。その様子を見ながらクアットロは考える。
 オットーやディードはわからないが恐らくディエチは向こう(機動六課)側に付いていることを……。しかしクアットロはその考えを黙っておく事にする。

(だって黙っていたほうが面白いのが見れるかもしれませんしね……)

 彼女の性根は腐っていると言ってもきっとおかしくないだろう……。
 クアットロはそんな事を考えながらスカリエッティの所に向かう。


 スカリエッティとウーノはある準備をしていた。それは聖王のゆりかごを動かす準備である。
 しかし本来聖王のゆりかごは聖王の遺伝子を持つ者とレリックがないと動かない。
 つまりヴィヴィオを攫う事に失敗したスカリエッティ達は本来ゆりかごを動かせないのだが……。

「ゆりかごを強制的に動かすのですか……」
「そうだよ、ウーノ。私はあのロボット、ドゥーエの話だとウイングゼロと呼ぶみたいだがあれが出てた時から、
もしも聖王の器を手に入れるのに失敗したらと思ってね、ゆりかごを改造しておいたのだよ……」
(いつの間にそんな事を……)

 ウーノは心の中で思ったが、さすがはドクターだとも思った。

「しかしゆりかごを強制的に動かすのにも誰かが聖王の変わりにレリックを体内に埋め込まなければいけないのだが……、誰がいいものか……」
「その役目は私に任せてください」

 その声の主はクアットロである。

「クアットロ、いいのか?」
「構いませんわ。これもドクターの夢のためですもんね……」
「そう言ってもらうと助かるよ。だったら決行は二日後だ。それまで体の状態をよくしておきたまえ」
「わかってますわ。ドクター……」

 クアットロはそう言うとその場を去り自室に戻る。
 何故クアットロが自分からそう言ってきたのかと言うとスカリエッティのためと言うのもあるが一番の目的はヒイロに復讐する事である。
 クアットロは面会の時にヒイロに銃を突きつけられた事を未だに怨んでいるのだ。

(待ってなさい、ヒイロ・ユイ。私を殺さなかった事を後悔させて差し上げますわ……)

 クアットロは人知れず自室でうすら笑いを続ける。



73 :スーパーロボット大戦X:2008/02/24(日) 09:19:05 ID:ZaB13zcX
 その二日後、地上本部が管理している質量兵器「アインヘリアル」が3機ともナンバーズとガジェットの襲撃により破壊される。
 その事は機動六課隊舎にも伝えられる。

「ドクター達が動いたのは本当ですか!?」

 ディエチがはやてに聞く。

「ああ、ほんまや」
(遂に動き出してしまったか……)
「はやてちゃん! 大変です! グラナガンから北へ約100キロメートルの方から戦艦が現れたそうです」
「何やて!?」
「まさか!?」

 はやてとディエチがリインフォースUの報告を聞いて驚く。
 その現れた戦艦はモニターに映し出される。その戦艦の名は「聖王のゆりかご」かつてベルカを統治していた聖王の所有品である。


74 :スーパーロボット大戦X:2008/02/24(日) 09:20:07 ID:ZaB13zcX
投下完了。
次回は第20話部分になりますね。

75 :リリカル・コア:2008/02/24(日) 09:20:51 ID:Got8h0qY
本日1200ごろに投下します。

然し一月位いない間にR-TYPEクロスが生まれていたなんて・・・
相変わらずこのスレはカオスですね

76 :キャロとバクラの人 ◆2kYxpqWJ8k :2008/02/24(日) 09:47:06 ID:cUHODg72
……よし、誰も突っ込まないのでコレでいこう。
まだ寝てるだけだって? そんなことは知らん(おぃ
心が無いと思っている部分を前面に押し出してみた。ついでに蝶の件は妄想最終決戦への伏線。

>女王様の攻撃ぃ〜!と言わない感じじゃないか?
何を言ってるんですか〜こんなキレそうに無い子怒らせるのが楽しし、
ソレをやるのがバクラクオリティで(ry

とりあえず私のお話のラスボスはゆりかごでも聖王でもなく、ルー子とウーノさん(なに





77 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 09:51:27 ID:AptVUxj1
このスレがカオスなのはウロススレの方でバイド汚染が起きたから
それが飛び火してこうなった
発端の詳細は何だったっけ?

78 :キャロとバクラの人 ◆2kYxpqWJ8k :2008/02/24(日) 09:55:36 ID:cUHODg72
エロい流れが起きたことは確か。たぶん発端は誤字とオレw

79 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 09:59:44 ID:BWsjiTO9
>>78
よずりだっけ?

80 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 10:04:58 ID:hHXem3il
何ウーノさんだとクアットロと同じく補佐の役割の彼女がどういうポジションを。
ルー子もキャロとのあの唐突な説得や操られるなんて事はまずなさそうですね。 

81 :キャロとバクラの人 ◆2kYxpqWJ8k :2008/02/24(日) 10:05:21 ID:cUHODg72
言うな! またお祭りを起こしたいのか〜!!


82 :キャロとバクラの人 ◆2kYxpqWJ8k :2008/02/24(日) 10:11:27 ID:cUHODg72
あっ!>81はもちろん>79へのレスだよん。

>80
もちろんオリジナルISを追加して…(ry

83 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 11:33:13 ID:C+geBTHV
諸君 私はクロスが好きだ
諸君 私はクロスが好きだ
諸君 私はクロスが大好きだ

ライダーネタが好きだ 遊戯ネタが好きだ 声優ネタが好きだ 単発ネタが好きだ
ダークネタが好きだ コメディネタが好きだ シリアスネタが好きだ

84 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 12:09:09 ID:U/DCpJUt
そろそろ時間だよな?
支援!

85 :リリカル・コア:2008/02/24(日) 12:09:47 ID:Got8h0qY
ウロスのほうに書き込んじまった……。
改めて、投下良いですか?


86 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 12:11:33 ID:U/DCpJUt
お前ならやれるかもしれん。
いけ、レイヴン! 俺が支援する!!

というわけで、どぞw

87 :リリカル・コア:2008/02/24(日) 12:12:47 ID:Got8h0qY
えーと、とりあえず忘れ去られていた外伝の一話の続きを投下いたします。

リリカル・コア外伝第1話「過去」

「イレギュラーなんだよ!!お前は!!」
「な・・・」
なのはには浴びせられた言葉の意味が理解できなかった。イレギュラー?私が?そもそもイレギュラーとは?
頭の中を同じ疑問が堂々巡りを繰り返す。
だがその疑問を考える暇は無かった。なのはが思考に気を取られた一瞬の硬直を利用してボス・サヴェージ=スレッジハマーは
なのはと距離をとる。
ボス・サヴェージュは右手に持つ大型バズーカを向け発砲、速射の利かない武装ではあるが命中すれば動きを止め、吹き飛ばす
だけの威力を持っている。
訓練と経験の賜物、頭で考えるより先に体が動いた。なのはは大地を蹴って上空へ退避、打ち出されたロケット弾を回避する。
<Protection>
「この!!」
だが弾頭に仕込まれた近接信管が起動、ロケット弾を中心に大量の破片と仕込まれていたボールベアリングが円周状にばら撒かれ
地面を耕し、有効半径内にいたなのはにも襲い掛かる。
「レイジングハート、エクスプローション・シューター!!」
上空に退避し態勢を立て直す。脳裏に浮かぶ疑問を押さえつけ思考の埒外へ置く。
なぜ彼は私の命を狙ったのか?
なぜ彼は私をイレギュラーと呼んだのか?
イレギュラーとは何なのか?
彼にはすべての疑問について答えてもらう。いやまず『お話を聞いてもらう』。相手に疑問を投げかけるのではない。
だがその前に互いに全力全開で分り合う必要がある。
<エクスプローション・シューター>
「シュート!!」
炸裂設定のアクセルシューターを射出、半分はシューター自体による自立制御、もう半分を自身が制御・誘導する。
シューターを打ち出すと同時にボス・サヴェージも背部の誘導弾発射機を起動、こちらも誘導弾を射出し、なのはを狙う。
「レイジングハート、シューターの制御をお願い!!」
<All right>
自身が制御していたシューターの制御をレイジングハートに一任、自身は回避に専念する。
射出された誘導弾は二基、避けるのは造作も無いこと。
「炸裂……?違う!!多弾頭型!!」
一定の距離を飛んだ後、親機から子機を射出する誘導弾。距離をとって回避、若しくは迎撃を考えていたなのはの
機動が裏目に出る。
回避機動、だがしつこく追尾してくる誘導弾に対してアクセルシューターの射出スフィアを展開、間髪をいれずに射出。
撃ち出されたシューターは誘導弾を直撃するが直撃と同時に誘導弾は炸裂、破片を撒き散らす。
撒き散らされた破片と弱いがそれなりの爆風をなのははシールド・プロテクションで受け止める。
だが威力に押されて後退、体勢を崩す。

88 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 12:13:53 ID:6tynG63A
支援

89 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 12:16:07 ID:cerOMOXj
いいかげん常連作家さんはトリップ付けような? 常識なんだからさ。

90 :リリカル・コア:2008/02/24(日) 12:16:42 ID:Got8h0qY
それでもなのはとレイジングハートもただ撃たれるだけではない。レイジングハートは目標の未来位置を計算・推定し、シューターの
誘導を行う。その間になのはは他のことに集中できる。デバイスとその使用者の理想的な補完関係である。
レイジングハートに誘導されたシューターは目標となったボス・サヴェージ=スレッジハマーの周囲に着弾、ピンク色の
魔力光と共に地面を抉り取り、土煙を上げる。瞬間、ほんの一瞬だがボス・サヴェージ=スレッジ・ハマーの動きが止まる。
レイジングハートはその隙を見逃さず、残ったシューターを直撃コースへ誘導、容赦なく直撃させた。
<Direct hit!!>
「ありがとう、レイジングハート、あれだけ直撃させたんだから……」
<……!?Master!!>
「!!」
濛々と立ち上る土煙を破り、中から機体のジェネレーターの許す限りの加速を付けたボス・サヴェージが飛ぶ。
なのはからの射撃を警戒しているのか複雑な回避機動を取りつつ、もてる火力−右腕の大型バズーカ、背部の誘導弾射出器−を
安全のための再装填時間によるタイムラグを惜しんで連射。だが、ただ連射するのではなく、直進する軌道しか
取れないバズーカの射線をカバーする様に、多弾頭式の誘導弾を射出し回避機動の動きを狭める。
近距離の機動戦は不得意ではない。だが、ボス・サヴェージの奇襲を受けてから守勢に回っているのはなのはだった。
「迎撃!!」
<PROTECTION&Intercept!!>
レイジングハートがオートでシールドを展張し、さらになのはの展開した射撃用スフィアを使用し、迎撃する。
なのは自身はありったけの射撃スフィアを展開し、直撃を受けないよう最適な回避機動を取る。
「……きゃ!!」
だが迎撃の網を抜け、さらに回避機動が間に合わなかった誘導弾を一発、二発と近接信管の作動範囲まで接近を許した。
炸裂した誘導弾は大量の破片をばら撒き、なのはに浴びせ、ガードを崩す。
なのははたまらず高度を下げる。だがそれは相手に高い高度を取らせてしまう。それは空戦では絶対にしてはいけないこと。
高度を下げ態勢を整える時に生まれる一瞬の隙に分裂せずに直撃コースを取っていた誘導弾の内、迎撃から漏れた数発がさらに
シールドを直撃。


91 :リリカル・コア:2008/02/24(日) 12:20:50 ID:Got8h0qY
(やったか!?)
一瞬の隙を突いて主導権を握ったボス・サヴェージが内心ほくそえむ。
総合的な火力で言えば管理世界最高の砲撃魔道士“白い悪魔”。
だが近接戦であれば勝機はある、そう踏んで近距離での打ち合いに終始したのだ。
日が沈みかけつつある夕刻、そろそろ日が暮れ辺りは夜の帳に包まれるはず・・・。
地上に着地、なのはが落ちたであろう場所へとゆっくりと近づく。
依頼の内容は“高町なのはの抹殺”。死体は確認しなければ……。
「……っ!!」
スレッジ・ハマーのセンサー群が警告を発した。
最初の警告が表示された瞬間、ボス・サヴェージは距離を取ろうとした。まだ舞い上がる土煙の中に確認された魔力反応のから!!
数瞬前まで彼がいた場所を桜色の光芒が通過した。さらに彼を追撃するかのように−実際に追撃されているのだが−何本もの
桜色の光芒が彼を襲う。
「糞!!やはり一筋縄じゃ……」
彼の言葉は途中で途切れ、回避機動に注力せねばならなくなった。
速射される砲撃に合せて今度はアクセルシューターが襲い掛かる。一発や二発ではない、正確に彼を狙い十発単位で飛んでくる。
まるで先ほどまでの自分の攻撃がそのまま返されているかのような感覚。
ジュネレーターのリミッターをカットし不規則なジグザグを繰り返す回避機動を取る。
彼が動くことによって舞い上がる土煙。
アクセルシューターは基本的に炸裂しない直撃設定で打ち出される。今回についても同様だった。
(至近弾は問題じゃない……、直撃にさえ警戒すればいい!!)
回避機動を取りつつ機体をターン、自分に向けられたシュータと相対すると右腕に持つ大型バズをタイマー設定で撃つ。
大型バズの長い砲身から出て数秒後、撃ち出した本人でさえ破片を食らうような至近距離で炸裂、破片と爆風を撒き散らす。
破片と爆風の中に飛び込んだシューターは接触と同時に速度を失い霧散した。が、それを抜けたシューター群が
スレッジ・ハマーに回避不能な距離まで接近する。
「この程度で!!」
シュータを正面から受け止める。重装甲が売りのスレッジ・ハマーと思い切りのよいボス・サヴェージだからこそ出来る防御。
最後の一発が着弾する。だがどれも装甲は抜けれなかった。装甲に傷はついた、だが乗員には衝撃以外のダメージは無い。
「ヤツは?」
機体の索敵範囲を見る。
居た。今度は立場が逆になった。
夕日を浴び彼女−高町なのは=イレギュラー−は浮かんでいた。左手に相棒の杖と周囲に無数のアクセルシューターを従えて!!


92 :リリカル・コア:2008/02/24(日) 12:24:18 ID:Got8h0qY
「シュート!!」
なのはの号令一過、アクセルシューターは与えられた目標、スレッジハマーへと襲い掛かる。
「ぬぉぉぉ!!」
常人ならすぐに気絶するような、そして訓練を受けた人間でも内臓がひっくり返すような回避機動をとる。
地面すれすれを、時に抉りながら進むスレッジ・ハマーとシューターの着弾の衝撃で舞い上がる土煙。
その土煙と彼の動きが一瞬の射撃のチャンス生んだ。土煙の切れ目その向こうにシューターを管制する彼女が見えた。
(撃てる!!)
ボス・サヴェージがそのチャンスを掴み、なのはをロック・オン。
「悪く思うなよ!!」
そう吐き捨て引金を引こうとした瞬間、機体がバランスを崩し転倒。
「……な、バインド!?」
左足に絡みついたの無数のバインドだった。地雷のように予め仕掛けられていたトラップ。
だが恐ろしいのはこれから来るであろう攻撃、彼女お得意の魔力ダメージによる“ノーダメージ”のノック・ダウン!!
「動きを読まれてたのか?……畜生、冗談じゃ!!」
転倒したのはほんの一瞬、ジェネレーターに残された最後のリミッターを解除、ラジエーターの冷却が間に合わない
オーバーヒートさせるぐらいの出力を生み出し力ずくでバインドを破る。
だが代償無しでは抜けれなかった。アクセルシューターは抜け出す瞬間に何発も命中した。
だが、それは微々たる物。もっと問題なのは機体を制御できないことだった。
生み出される出力に一流のレイヴンと謂えど操作不能に陥った。
「畜生!!」
機体は何度も大地に接触するが止まる気配は無い。
再び舞い上がる土煙、だが姿を隠せるのに良いし、何より距離をとれる・・・。
彼がそう考えた矢先だった。
機体が操作できるぐらいの速度まで減速−しこたま打ち付けられてはいるが−したのを確認し機体を立て直す。
機体ダメージをチェック。各部のダメージの蓄積は酷いがまだ仕事は終わっていない。
パシップの索敵によりなのはの位置を確認。先ほどの位置と殆ど変わってはいない。
「今度こそやる」
距離は離れたがまだ武器の射程内にいた。
ブースターに点火、手持ちの大型バズも背部の誘導弾も残弾は僅か、どうやってもこれが最後の攻撃になる。
土煙を破り飛び上がる。なのはが気付く。だが一瞬、ほんの一瞬だがチャンスが出来る。
右腕は損傷しているため大型バズを左手で支え、両手で構え、さらに背部の誘導弾をロックオンした。
「終わりだ!!イレギュラー!!」

狙い澄ましたロケット弾と多弾頭誘導弾がなのはを襲う。
……その筈だった。だが彼の機体は発射寸前でピクリとも動かなくなった。
「またバインドか?……って、まさか中まで!?」
機体と武装だけでなく、簡易的な結界内に守られている彼自身にまでバインドが効果を及ぼしていた。
スレッジ・ハマーのセンサーが警告を発する。
砲撃が来る!!そう覚悟した彼が見たのは桜色の魔力光ではなく、側方から接近する紅い魔力光と巨大なハンマーと……。
『何さらしてんだ、テメェは!!!!!!』
怒り狂う子供の声だった。


93 :リリカル・コア:2008/02/24(日) 12:26:19 ID:Got8h0qY
「やるぞ、アイゼン!!」
<Explosion!!>
『ヴィータちゃん!?何で……』
なのはの通信が聞こえたがヴィータの目には目標のスレッジ・ハマー=ボス・サヴェージしか見えていなかった。
「ぶっとばせぇーー!!」
小柄な体にはとても不釣りあいな巨大なギガントハンマー形態のアイゼンを振り降ろす。
「おおりゃぁぁーー!!」
振り下ろされるグラーフ・アイゼンの先にいるのはバインドで拘束され身動きの取れないスレッジ・ハマー=ボス・サヴェージ。
『がぁぁぁーーー!!』
バインドで拘束され身動きが取れない目標に対する容赦無い一撃が振り下ろされスレッジ・ハマー=ボス・サヴェージを直撃、
叩き飛ばされた彼の叫び−悲鳴−が通信を介して聞こえた。おそらく機体への過度のダメージでスイッチが入ったのだろう。
彼は地面に叩きつけられるとそのまま二転三転、どころか数え切れないほど転がり叩きつけられるとついに停止した。
なのはとヴィータはボス・サヴェージ捕縛するため、生死の確認が先となるのだが……。
「ヴィ、ヴィータちゃん!!どうしてここへ?」
「あぁん?まあ、いきなり通信が途絶えてたから何事かと思って確認しようと思ったら演習用の監視システム自体に障害が
発生してな、最初の通信途絶は状況下と思ったんだが……」
一旦言葉を区切り、左手人差し指で鼻の頭を掻きながら、そっぽを向いて続ける。
「コリャなんかあったなと、急いで飛んで来てみりゃお前が何処の馬の骨とも判らない奴とやり合っていたという訳だよ」
「そうなんだ……。でもありがと、ヴィータちゃん。助けに来てくれて本当に助かった……」
「まあ、礼は後でたっぷりしてもらうとして、今は奴を捕縛するのが先だな」
ヴィータの言葉をなのはも首肯し、姿が見えぬ−何度も舞い上がり続ける土埃の為−彼を警戒する。
『第四小隊よりパパ。最下層の格納庫内の敵を制圧、指示を求む』
『第一層の陸戦小隊、地上の安全を確保。施設外の状況はこれより確認する』
施設内で激戦を繰り返していたであろう増強航空中隊からの報告を聞きなのはは安堵した。
だが、間違いなく多数の負傷者と死亡者が出ているであろう事を思うと心中穏やかとは言えなかった。
「何考えてんだか知らねーが……、変な事するんじゃねーぞ?」
「……うん、判ってる……」
ヴィータなりの気遣いの言葉になのはそれぐらいの言葉でしか返せ無かった。
しかし、ヴィータの自分の事を気遣いになのはは感謝していた。


94 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 12:27:23 ID:U/DCpJUt
支援支援!

95 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 12:29:08 ID:6tynG63A
支援

96 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 12:29:41 ID:GUFNrXeB
そういやボス・サヴェージも軽量肩レーザーキャノンの連射でで瞬殺したなぁ支援

97 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 12:30:35 ID:U/DCpJUt
……おさるさんかな?
避難所確認したほうがいいかも。
支援支援!

98 :リリカル・コア:2008/02/24(日) 12:31:51 ID:Got8h0qY
二人で背中合わせに警戒する。なのはとボス・サヴェージの交戦の結果、高濃度の魔力が周辺一帯に
絶えず周囲に気を配り、二人の索敵範囲からは猫の子一匹たりとも逃げ出すことは出来ない。
<三時方向、約二十に音源を探知>
「……居た!!」
RHの索敵系が発見、報告し、なのはがRHを右構えに構える。
「待てよ、まずは……」
放たれた猟犬の如く駆け出そうとするなのはをヴィータが止めた。
グラーフアイゼンに軽く魔力をこめて一振りし、土煙を払う。
土煙の開いた先、ボロボロになった機体がいた。
黄色を基調とした重装甲の機体は各所から火花と放電を上げ、装甲板も各所で剥れへこみ、もはや満身創痍である。
だがそれでも彼は立っていた。
「うわぁ……」
「やれやれ、あんだけ喰らってもまだ立つたぁ、まさに烏、レイヴンの鏡だな」
ヴィータは呆れ、なのはは驚嘆した。

「この階の連中は拘束したな?」
「はい」
第二層にて交戦していた小隊は制圧した第二層の安全化を図っていた。
「向こう側の隠しゲートの方がまだです」
「よし、第三班、私と一緒に来い。念のため隠しゲートの向こう側を調査する」
比較的負傷者が少ない班を選び、小隊長は命令を下す。
「第二小隊より中隊長、現在第二層を清掃中。繰り返す……」
この状況ではもう平文でもかまわない。
『何だこれ?』
先導の隊員が何かを発見した。
「どうした?」
『でかい代物が眠っていま……』
がごん!!通信を遮るように機械が動く音がした。
何事かとその場にいる隊員達は身構える。
『小隊長!!上にハッチが、開いてます!!』
外の夕日が弱くだが中を照らし、そこに眠っていたものを照らしてた。
それを見た隊員達がその巨体に圧倒される。
眠っていたのは・・・。
「こいつは超大型の二足歩行兵器か!?こんなもんまで用意していたのか!?」


99 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 12:32:50 ID:U/DCpJUt
超巨大兵器きたぁ!
支援!

100 :リリカル・コア:2008/02/24(日) 12:35:42 ID:Got8h0qY
今回の投下はここまでです。

最後に投下してから仕事の方で色々ありまして、今度「なのはさんみたいなお仕事」を
する事になりまして・・・。
まあ、自分の場合は新人相手ですけど・・・。

次回は来週出来たら良いなぁ・・・。
支援していただいた皆さんありがとうございました。


101 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 12:39:11 ID:6tynG63A
GJ!
燃える展開ですね!!

102 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 13:16:41 ID:4c1mwfg+
ああ、ついに唐沢で瞬殺出来るヘタレ巨大兵器が…

大仏ならなぁ…ともあれGJ!

103 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 14:16:14 ID:yjB20gR5
>>83に少佐が居るのに誰もツッコまんとは・・・・・・

104 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 14:17:47 ID:tDrwMTzR
>>41
私もクロノに一票。

105 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 14:29:08 ID:U/DCpJUt
>>41
全力でクロノに一票を叩き込む!

106 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 14:54:15 ID:diCMMrYW
〉〉41 流れに逆らってユーノだ!

107 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 15:22:07 ID:BWsjiTO9
>>41
クロノに一票

つーか、何だ?この流れはw

108 :スーパーロボット大戦X:2008/02/24(日) 15:47:19 ID:ZaB13zcX
>>41
ならば俺はユーノに一票。
それと5時ごろにStrikerS Endless Waltzの第11話を投下しようと思います。

109 :リリカル・コア ◆J5LcJmYTSU :2008/02/24(日) 16:09:56 ID:Got8h0qY
コテをチェック。
言えのPCから第三話の続きを発掘したんですが投下良いですか?

110 :スーパーロボット大戦X:2008/02/24(日) 16:16:17 ID:ZaB13zcX
>>109
お先にどうぞ。

111 :リリカル・コア ◆J5LcJmYTSU :2008/02/24(日) 16:28:08 ID:Got8h0qY
簡単ですがでは少しだけ・・・。

リリカル・コア第三話

「で、何でウチはこんな所におるんやろうな」
「それを言ったらあたしだって…」
戦術部隊司令部第四部長、八神はやて一佐と秘書兼密偵のセインは広く開けた場所にいた。
地面は大型の艦船でも着陸できるようになったコンクリート製、離れた向こう側には滑走路の端を示す灯火が
強い日差しに負けず光っていた。さらに遠く離れた向こう側には基地の周囲を360°囲むカルデラの外周が見えた。
「とりあえず管制塔の方に行きませんか?」
さすがに暑さがこたえるのかセインが音を上げた。
自分達を送ってきた輸送ヘリは自分達を降ろすとどっかへ行ってしまった。
「そうやな、迎えも来そうにないしな…」
こんな時ばかりははやてもセインも制服が憎い。
(そのまま格納庫のほうへ送ってくれればえかったのに…)
二人とも燦々と輝く太陽の下、手近な冷房の効いてそうな建物、管制塔へとトボトボと歩みを進めた。

なおリインフォースUはと言うと…。
「うー…、何でこんなに書類があるですかーー!!」
積み上げられて行く未決裁の書類に埋まっていた。
「はやてちゃーん!!カムバァックですぅー!!」
留守役も大変の仕事である。

「先にご連絡をしていただけたら迎えを遣しましたのに…」
「まぁ、それは…」
さすがのはやても口が重い。
「しかし、今回の出張は突然ですね?ご用件は“アレ”ですかな?」
基地司令室の中ではやての前に座る基地司令−階級は准将−が興味ありげに聞く。
「そうですが…、これは一応…」
「いや分っていますよ、こんな場末の基地に管理局始まって以来のモノが組み立てられているんですから」
秘密事項です、そう言おうとしたはやてを基地司令は遮る。
管制塔のある施設に入り、自分の身分と用件を言うと慇懃無礼に案内されたのはこの基地の司令室だった。
部屋の中で来訪を待っていたであろう基地司令も内心歓迎してないのは明らかだったが、今のはやてには冷房の利いた部屋と冷たい
飲み物は何にも増してありがたかった。
「しかし個人的な意見を言わせて貰うとですな」
はやての表情がこわばる。
「本局のお偉いさんは何をお考えですのかね?地に落ちつつある管理局の信用を取り戻すためとはいえ“アレ”見たいなものに
手を出すとなると…」
「私は受領せよという命令を受けただけです。そのような事は私の考える範疇ではありません」
「いや、そいつは失礼…」
話を遮るように机の上の電話が鳴った。
「どうやらお出迎えが来たようですな」
「そうですか、では失礼させていただきます」
あまり歓迎されていない事が身に沁みて分ったのではやては逃げ出すように、挨拶もお座成りに司令室を後にした。


112 :リリカル・コア ◆J5LcJmYTSU :2008/02/24(日) 16:37:45 ID:Got8h0qY
「お迎えが遅くなって申し訳ありません」
迎えに来た戦術部隊付の技官が頭を下げる。
「いきなり来たうちも悪いんや。そんなことより…」
「そのまま格納庫のほうへ行かれますか?」
技官がちらりと荷物を見てからはやてとセインを見る
「そうや、それでセインええな?」
「はぁい・・・」
明らかな不服そうな声でセインが答えた。
『少しぐらい休ませてくださいよ…』
『少しぐらい我慢せいや。戦闘機人やろ?』
『うぅぅ…それを言われると辛いです…』

「これが…、“レヴヤタン”?」
「デカイですね…」
案内された先は基地地下格納庫、戦術部隊専用として与えられたその中で大型航空機動兵器が組み上げられていた。
それを見たはやてとセインはその巨体を見上げ言葉を失う。
「1、2、3、…これが三機もあるんですか・・・?」
「はい、精確には四機ですが初号機は各種試験のためキサラギ社が所有しています」
「ということは二号機から四号機が戦術部隊に提供されたということかな?」
「そうです。なお厳密な意味では五機、ですがオリジナルの一機はナービス社の崩壊の時に破壊されました」
作業用のツナギを来た技術者が話す。
「ずいぶん詳しいですね」
セインが口を挟む。
「自分は元ナービス社の社員です。社の崩壊後、キサラギ社に再就職して今はこちらで出向中となっています」
「へぇー」
会話を聞きながらはやては改めて格納庫に並ぶ三機の巨体を見上げた。
基地司令の言っていた“アレ”=“レヴィヤタン”。
キサラギ社がナービス社の施設から回収した資料を基に開発、精確に言うと復元した大型航空兵器。
戦術部隊には今でも企業から無料、リース、もしくは不当に安い価格で装備が提供されている。
これは提供と言う形、用はタダで送られてきた。裏が無いと言えない筈が無い。
はやても最近になってから本局と企業間の黒い噂を耳にしていた。
あまり考えたくは無い。だが、自分が派閥争いの出汁に使われているのを知っているといやでも考えてしまう。
「今日はもうお疲れでしょうからお休みになられてはどうですか?宿舎に部屋も用意してありますから…」
「せやけど…」
「機体の受領の確認は明日でも大丈夫でしょう?本気に関する資料をお渡ししますから読んでおいて下さい」

そして基地から離れた場所、砂漠の砂の一角が盛り上がり崩れる。
「さて…、そろそろ日が暮れるな」
右目に眼帯をつけた少女が偽装の為ににかぶっていたバラキューダを脱ぎ捨て愛用していたコートに替えた。
彼女の受けた依頼、それは管理局基地の調査。特に搬入されたモノが何であるかと言うのに重点が置かれていた。
「すぐに終わらせるとしよう。侵入は…」
元ナンバーズ・gX:チンク。
生き残った姉妹の中で只一人、管理局への協力を潔しとせず、一人傭兵家業をする少女。
姉妹達とは連絡を取るが出来うる限り管理局との仕事以外での接触は避けていた。
『私が正面から行く。そっちは先行して地下の水路から侵入して』
この任務に人を付き合わせた依頼人、眼帯仲間:ファナティック=レッドアイが通信を寄越す。
「分った先行する」
『よろしく頼むわ』
予めめぼしを付けていた地下水路の点検溝の場所を再確認し、チンクは動き始めた。

113 :リリカル・コア ◆J5LcJmYTSU :2008/02/24(日) 16:40:34 ID:Got8h0qY
以上です。
書いた後見つからなかったから第三話はお座成りになってしまったんですよね・・・。

こちらの次回は
「管制室援護しろ」vsgXです。

ではお邪魔しました・・・。

114 :スーパーロボット大戦X:2008/02/24(日) 16:50:06 ID:ZaB13zcX
5時ごろといいましたが少し時間を置いて5時15分ごろに投下しますね。

115 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 16:58:05 ID:Ey+aADRj

三点リーダーの基本は …… のような二度打ち
単品で使ってもいいと思うけどそれのみだと気になるような?
後、時折・・・も混じっていたよ
……は辞書登録して使ったほうが手っ取り早くていいと思う

116 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 17:08:52 ID:6tynG63A
GJ!

それにしても皆さん、クロノ派多いですね〜。
淫獣はやはり・・・ゲフンゲフン。

117 :リリカル・コア ◆J5LcJmYTSU :2008/02/24(日) 17:10:34 ID:Got8h0qY
指摘ありがとうございます。

実はですね、これ、実家のHDから発見したものをそのまま投下したんで生ものと同じなんですよ
何度かこのスレで指摘する人が居たんで、一応最新の外伝第一話ではちゃんと用法通りに……。

まあ、ならちゃんと推敲せいと言う事で……orz

118 :スーパーロボット大戦X:2008/02/24(日) 17:15:47 ID:ZaB13zcX
さてと時間なので投下します。

 はやて達は聖王のゆりかごの出現に驚くが対して驚いてるわけではない。
 それはディエチ達から既に聖王のゆりかごの存在を聞いていたからである。
 しかし聖王のゆりかごを野放しにするわけにはいかない。
 はやては緊急放送で機動六課のメンバー+α全員を待機していたアースラに乗せ、はやてはこう叫ぶ!

「アースラ、発進や!」



 第11話 ワルツの始まり



「スカリエッティめ、とうとう我々の事を無視しおったか……」
「だが奴は聖王の器を取り損ねている。どうやってあれを動かしているのやら……」
「そんな事より今は奴を止めねばな……」

 時空管理局の地上本部のどこかにある場所では新暦以前から生きていて現在は脳だけの存在となった最高評議会のメンバーが話す。
 そこに一人の女性がやって来て突然自分の持つ鉤爪でそれを切り裂く。

「き、貴様!?」
「もうあなた達の役目は終わったのです。どうか永遠の眠りを……」

 その女はドゥーエ、ドゥーエは最高評議会のメンバーを不要と判断し抹殺する。

「さてと次はあそこかしら……」



119 :スーパーロボット大戦X:2008/02/24(日) 17:16:47 ID:ZaB13zcX
 一方アースラは空へと上がり、状況を分析する。

「ルキノ、今の地上の状況はどうや?」
「今は地上部隊による市民の避難を最優先にしていてもう間もなく完了との事です」
「ガジェットや戦闘機人……、いやナンバーズは?」
「今のところまだ……、いえ現れました。グラナガンから北へ約10キロのところから確認されました」
「来よったか……」
「今モニターに出します」

 そこに映し出されたナンバーズはセインとノーヴェとウェンディの三人である。

「セイン、ノーヴェ、ウェンディ……」

 ディエチとオットーとディードは寂しそうな顔でモニターを見る。
 その三人にヒイロが声をかける。

「怖いのか?」
「怖いんじゃない……」
「やはり抵抗があるのか」
「……、そうですね。やはりお姉さま方と戦うのは……」

 ヒイロはヴィータの時と同じ言葉を言う。

「その迷いを肯定しろ。そしてお前達の考えを姉達にぶつければいい」
『ヒイロ……』
「八神部隊長。あのゆりかごの方からミッドチルダ全体に通信が入ります」

 そして通信が入り、スカリエッティが姿を現す。

「諸君どうかね、この聖王のゆりかごは……。これは私の夢なのだよ……」
「夢だと……」
「一部の人間は知ってると思うがこれは聖王の器でないと動かせないが私はそれを動かす事が出来た。それは何故かと思うかね?」
『……』
「まあいいさ、とりあえずはこちらに一人ある人物に言いたいことがあるらしいからそちらと変わろう。聞いているかはわからないがね……」

 モニターはスカリエッティからずれて違う人物を映し出す。それに映し出されたのは玉座の間の椅子に座るクアットロである。

「あーら、皆さんごきげんよう。では早速ですが言わせてもらいますわよ。ヒイロ・ユイさん……」
「……」
「私を殺さなかった事を後悔させて差し上げますわ……。それじゃあね……」

 クアットロの言葉が終わると通信が切れる。

「奴の狙いは俺か……」
「ヒイロ……」
「ならば俺が止めに行く」
「でも罠の可能性も……」
「それでもいくさ……」

 ヒイロの決意は固いものだとはやては判断する。

「わかりました。ただ皆を集めて作戦会議やな……」

 はやてはフォワードメンバー+αをブリーティングルームに集め作戦を立てる。

「とりあえず、作戦を立てたいけどどうすればええと思う?」
「地上にいる部隊と空の部隊に分けるのが妥当だけど……」
「それをどう分けるかだね……」


120 :スーパーロボット大戦X:2008/02/24(日) 17:18:15 ID:ZaB13zcX
 ウイングガンダムゼロも戦力に入れるとして飛べるのは以下の通りである。
 なのは、フェイト、はやて、ヴィータ、ウイングガンダムゼロ、オットー、ディードしかいない。
 スバル、ギンガやエリオ、キャロはサポートがあればいけないわけではないが空で戦うのは不利である。

「そう言えばさっきルキノから連絡がありましたけど、ゼスト・グランガイツという人と融合機のアギトが地上本部の方に向かってるって連絡が……」
「それは本当か!?」

 アルトの言葉にヴィータがくらいつく。

「は、はい! 間違いないかと……」 
「ヴィータちゃん……」

 リインフォースUが心配そうにヴィータを見る。ヴィータはようやくシグナムの仇が現れたと思うと気持ちが高ぶる。

「はやて! あたしを地上本部の方に行かせてくれ!」
「ヴィータ……、でも……」
「お願いだ! この通り……」

 ヴィータは一生懸命にはやてに頼み込み、頭を下げる。

「……、わかった。けどリインも一緒でええよな」
「ありがとうはやて!」
「けどな! 絶対死ぬような事をせえへん事や。わかったな、二人とも」
「了解です」
「わかってるって! リイン、早速打ち合わせだ!」

 ヴィータはリインフォースUを連れて部屋を出る。
 その様子をなのは達が心配そうに見てはやてを見る。

「はやてちゃん、本当にヴィータちゃんを行かせるの?」
「ほんまは行かせたくなかったけどあのヴィータを見てたら……」
「でもヴィータとリインだけで大丈夫かな?」
「それは大丈夫や他にも援軍をこっそり寄こすから……。とりあえず次の作戦の事を考えようか」

 そして作戦会議は続けられ振り分けは決まる。
 地上にいるガジェット及び、セイン、ノーヴェ、ウェンディの迎撃にスバル、ティアナ、ギンガ、ディエチで、
 別方向から来るルーテシアをエリオとキャロ、オットー、ディードが押さえるということになり、
 ゆりかごはなのは、フェイト、はやて、ウイングガンダムゼロで行く事になった。 
 ディエチ達の話によるとゆりかごに残っているナンバーズはウーノとクアットロを除けば、
 トーレとチンクとセッテだけだがどれもナンバーズの中では上級の戦闘能力者なので油断は出来ない。

「じゃあ皆、30分後に作戦開始や。それまで解散や……」

 そして会議は終了し皆はそれぞれ解散する。

121 :リリカルTRIGUN ◆jiPkKgmerY :2008/02/24(日) 17:18:43 ID:ppZQ+KWS
リリカル・コア氏、GJですよ!
ところで、九時くらいに投下してもOKですか?

122 :スーパーロボット大戦X:2008/02/24(日) 17:19:21 ID:ZaB13zcX
 会議終了後すぐになのはとフェイトの元にヴィヴィオがやって来る。

「ママ……」
「ヴィヴィオ……」
「ママ達は帰ってくるんだよね?」
「ヴィヴィオ……」

 ヴィヴィオはどうも心配になっている。それは地上本部の陳述会の時以上に心配そうな顔をしているのだ。
 そんなヴィヴィオになのはとフェイトはやさしく微笑みかける。

「大丈夫だよ、ヴィヴィオ」
「ママ達は必ず帰ってくる。それでまたおいしいキャラメルミルクを作って三人で一緒に食べようね」
「約束……」
「うん、三人の約束だよ」

 なのはとフェイトはヴィヴィオと指きりの約束をする。
 その様子を見てディエチはこう思う。

(本当の家族じゃないけど、あの子のお母さんなんだ。あの二人は……。……決めた)

 ディエチはすぐにスバルとギンガとティアナのところに行く。

「うん、ディエチ、どうしたの?」
「話があるんだけどいいかな?」
「いいけど何?」
「ここじゃあ何だし、それにスバルとギンガに話したいことだから……」

 ディエチはスバルとギンガに用があるようなのでティアナは席を外そうとする。

「じゃあ、あたしは向こうに行ってるね」
「すまない」
「いいのよ、あんたが気にする事じゃないんだし……」

 そう言ってティアナは席を外し、その場にはスバルとギンガとディエチしかいない。

「ディエチ、話は何?」
「実はノーヴェの事なんだが……」
「ノーヴェ……、確かナンバーズの一人であたし達によく似た……」
「ああそうなんだが実はノーヴェはお前達と同じなんだ」
「それってもしかして……」
「ノーヴェはお前達と同じクイント・ナカジマと言う女性の遺伝子から作られているんだ」
『!?』


123 :スーパーロボット大戦X:2008/02/24(日) 17:20:01 ID:ZaB13zcX
 二人は驚きを隠せない。クイント・ナカジマとはある時にスバルとギンガを引き取った人物でゲンヤ・ナカジマの妻であった人物で二人にとっては母である。
 後々に調べた結果、スバルとギンガはクイントの遺伝子を元に作られた戦闘機人であり、遺伝子上はクローンであるが同時に親子でもある。
 戦闘機人には二種類の製造法があり、一つはクローン培養型である人物の遺伝子から作り出す事でその人物の能力を手に入れるものだがこれはコストが高いと言う欠点がある。
 もう一つは純粋培養で狙った能力を出せる確率が低い代わりにコストが低く安定して製造できるものでノーヴェはクローン培養でクイントの遺伝子から生み出された存在である。
 つまりノーヴェもまたスバル、ギンガと同じ存在、いや姉妹である。
 ちなみにディエチは自分とオットーとディードは純粋培養だと教える。

「そう……、あの中に私達の妹がいるの……」
「そう言う事になるな……」
「だったらギン姉、そのノーヴェって子を助けようよ。あたし達の妹ならあたしほってはおけないよ!」
「スバル……」
「だって自分の妹が間違った事をするのギン姉は許せる? あたしは許せない。だから間違った事を言うのならあたしは絶対連れ戻す!」

 スバルの熱意は本物である。自分の妹に当たる人間をほっとけないのだ。それはギンガも同じである。

「そうね、やりましょう!」
「それと他のナンバーズも助けないとね!」
「ええ!」
(どうやら私の思い過ごしのようだったな……)

 ディエチは真実を告げられてもそれに屈しないスバルとギンガを見て安心する。


124 :スーパーロボット大戦X:2008/02/24(日) 17:20:51 ID:ZaB13zcX
 そして作戦開始時間がやって来る。

「皆、出動や!」

 まずはヴァイスとアルトの操縦するヘリが発進し、スバル、ティアナ、ギンガ、ディエチを乗せたヘリ、エリオ、キャロ、オットー、ディードを乗せたヘリが出て行く。
 それにあわせてヴィータとリインフォースUもヘリと一緒に地上の方に向かう。

「よし! なのはちゃん、フェイトちゃん、私達も行くで!」
『うん!』
「任務了解」

 はやての掛け声と共になのはとフェイトとはやてはハッチから飛び出し、ヒイロも飛び降りる。

「って、ヒイロさん!」
「危ないですよ!」
「すぐに私が……」

 はやて、なのは、フェイトが魔力もないのに飛び降りるヒイロを見てすぐに助けようとするがヒイロは断る。

「構わん。もうゼロが来る」

 その言葉通り、ウイングガンダムゼロは最初にこの世界に現れたのと同じ状態でヒイロに落ちてくるところに飛んでくる。
 ヒイロは最初の時と同じ要領でウイングガンダムゼロにしがみつき、コックピットに入る。
 その様子を見てなのは達は安心する。

「よかった……」
「ひやひやしたで……」
「じゃあ、私達も……」
『セット、アップ!!』

 三人には光に包まれそれぞれバリアジャケットを着て、なのははエクシードモードを起動させ、三人はゆりかごに向かう。
 そしてヒイロもウイングガンダムゼロを完全起動させる。

「出力安定、システムオールグリーン。行くぞ、ゼロ」

 ウイングガンダムゼロはその白くて大きな翼を広げてゆりかごへと飛び立つ。
 この世界でのウイングガンダムゼロの最後の戦いの火蓋が切られるのであった。

125 :スーパーロボット大戦X:2008/02/24(日) 17:23:00 ID:ZaB13zcX
投下完了。
次回はスバル、ギンガ、ノーヴェメインで行きたいと思います。
それとこの作品が終わったら拍手で「逆襲のシャア」のクロスを見たいという声がありましたので、
ゲッターロボ昴さんの「闇の女王」みたいな感じで書こうと思っています。

126 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 17:24:31 ID:yjB20gR5
乙。
相変わらずヒイロが優秀だ・・・・・・。

127 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 17:25:33 ID:9EXx+h80
>>121
リリカルTRIGUN氏投下されるのを楽しみにしています。

128 :一尉:2008/02/24(日) 17:25:54 ID:KjhouUsS
ふむよし支援するせ。

129 :リリカルTRIGUN ◆jiPkKgmerY :2008/02/24(日) 17:26:24 ID:ppZQ+KWS
やってしまった……スパロボX氏、スミマセン……。
そしてGJです!ウイングは自分も好きなんで投下、楽しみにしています。


130 :スーパーロボット大戦X:2008/02/24(日) 17:27:38 ID:ZaB13zcX
>>129
こちらもあなたの投下を楽しみにしています。

131 :ゲッターロボ昴:2008/02/24(日) 17:30:05 ID:6tynG63A
>>125
GJ!
ところでこれだけは言わせてください・・・
「闇の女王」じゃなくて「闇の王女」です。
いや、印象的に『女王』なのはわかってる、わかってるさ・・・

132 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 17:31:01 ID:3CRsvf70
ヒイロずっとミッドにいてくれ〜〜

133 :スーパーロボット大戦X:2008/02/24(日) 17:34:20 ID:ZaB13zcX
>>131
ごめんなさい!間違えてしまいました。
しかし俺は前にも言ったけど他の人の影響をとことん受けやすいと思いますよ。
だって皆すごい人ばかりなんですもん。尊敬しますよ。

134 :リリカル! 夢境学園 ◆CPytksUTvk :2008/02/24(日) 17:37:36 ID:U/DCpJUt
よし、ブラストハンドが出来た!
8時くらいなら、投下平気でしょうか?

135 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 17:43:12 ID:Y6eZmS9F
もうできた!? 速すぎる! でも支援だッ!

136 :リリカル! 夢境学園 ◆CPytksUTvk :2008/02/24(日) 17:43:42 ID:U/DCpJUt
って、リリカルTRIGUN氏が投下されるならやめておきます。
その後に、空白の時間帯にでも投下しますので、お先にどうぞ。

すみません。場の空気が読めない発言で orz


137 :リリカルTRIGUN ◆jiPkKgmerY :2008/02/24(日) 17:48:43 ID:ppZQ+KWS
>>136
全然OKーですよ!むしろ投下して下さい!

138 :フルメタなのは:2008/02/24(日) 17:54:09 ID:8bmrYZqm
今の所予約入ってないみたいだから、流れ断ち切るけど一つ質問させて下さい。

現在書いてるエリ金の話なんですが、二話以降がオリジナル“過ぎる”話になりそうなんです。
スレの頭にオリネタは控えろってあるし、ネタにしろキャラにしろ、果たして投下して良いもんでしょうか……

139 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 17:55:36 ID:QB7qUNfd
話がオリジナルならいいんでない?
オリキャラはいろいろ揉めたりするけどね

140 :ゲッターロボ昴:2008/02/24(日) 17:55:49 ID:6tynG63A
いやあ、それを言ったら私なんて・・・ふふふ……

面白ければきっとノープロブレム!

141 :リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー:2008/02/24(日) 17:56:53 ID:XoldytZb
良いと思いますよ。
俺なんかスレタイに喧嘩売ってるような作品投下してますし。

六時半ごろ投下おk?

142 :リリカル! 夢境学園 ◆CPytksUTvk :2008/02/24(日) 17:57:59 ID:U/DCpJUt
>>137
いえいえ、毎度恒例の嘘予告なので、ちょっと推敲してきます。
恥ずかしいものは見せられない! 噛ませ犬決定ですしw
いや、所詮噛ませ犬だからいいのか?
ええい、踏み台になります。

というわけで、七時半くらいでいいですかね?
ちょっと用事が出来たので、まだ投下予約もないですし、早めに投下したいのですが。

143 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 17:58:30 ID:ho051Xq8
>>138
オリキャラが主人公にならなきゃいいんじゃないかな?
というかオリ展開がどうとか言い出したら、かなりの人が制限くうと思いますが。


144 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 17:59:22 ID:8Rhbv2is
はじめまして。ここでの投下は初となります。
感想・雑談スレでは予告はしたのですが、投下よろしいでしょうか?
よろしくお願いいたします。

145 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 18:00:06 ID:Ey+aADRj
>>138
オリの方向性にもよるんじゃないかね?
それが分からんことにはなんとも言えない
というかウロス向きじゃないだろうか

146 :リリカル! 夢境学園 ◆CPytksUTvk :2008/02/24(日) 18:00:21 ID:U/DCpJUt
>>144
予約はいま空いてますから、多分平気ですよー。
三十分は立っているはずですし。

147 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 18:01:34 ID:ho051Xq8
>>145
ここはクロスな件

148 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 18:04:16 ID:Ey+aADRj
>>147
いや、設定の話になったり議論っぽくなりそうな話題だから
相談するならウロスの方がいいんじゃないかと思ってね
投下予約時間も近いし

新職人さん投下支援準備

149 :高天 ◆7wkkytADNk :2008/02/24(日) 18:04:33 ID:8Rhbv2is
では、失礼します。


魔法少女リリカルなのはA,s外伝・ラクロアの勇者

        第一話


:スダ・ドアカワールド

「消えるのはお前だぁああ!!!!」
自身と、三種の神器の力を解放し、赤い光りに包まれたナイトガンダムはブラックドラゴンが
放つ攻撃魔法を物ともせずに突撃する。
「な・・・・・何だと!?」
自分の攻撃が効かない事、そして、急に力を増したナイトガンダムに、ブラックドラゴンは初めて驚きを表す。そして

                     ザシュ

ブラックドラゴンの腹にある五芒星の印に、炎の剣が深々と突き刺さった。
「ば・・・・馬鹿なぁあああああああああああああ!!!!!!!」
己の敗北を認める事ができないブラックドラゴンは、腹の底から叫び声をあげながら
ナイトガンダムと一緒に火口に落下。運よく二人は付近の岩場に落ち、溶岩の高熱で命を落とす事をせずに済んだが、
致命傷を負ったブラックドラゴンの命は尽きようとしていた。
MS族が死ぬ時に発する煌びやかかな光りがブラックドラゴンを包み込む。

「これで・・・・勝ったと・・・・・・・思うなよぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!!」

恨みのこもった言葉を撒き散らしながら、ブラックドラゴンは徐々にその姿を無くして行く。
「・・・・・勝った・・・・・・」
ナイトガンダムは消えて行くブラックドラゴンの姿を複雑な思いで見つめていた。

150 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 18:05:17 ID:U/DCpJUt
>>147
いや、そこはウロスで合っているよ?
クロスSS作品に対する感想・雑談だから。

>>138
それはウロスで訊ねたほうが良いと思いますよ?
質問の類なら、あっちで話し合うのがいいと思いますし。
一応ここは投下&感想とか、投下予約の場ですしね。

151 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 18:05:42 ID:Ey+aADRj
まさかこれを持ってくるとは想像もつかなかった支援

152 :高天 ◆7wkkytADNk :2008/02/24(日) 18:05:44 ID:8Rhbv2is
自分は勝った。これでラクロアに平和が訪れる。本来なら喜ぶべきだ。だが、
「(・・・・・・・・だが、なんだ・・・・この・・・・素直に喜べない気持ちは・・・・・・・)」
倒すべき敵を倒しても尚、ナイトガンダムにはやり遂げたという達成感や満足感などの気持ちが全く沸いてこなかった。
内心で渦巻くよくわからない感情に、自身でもどうしていいのか迷ってしまう。
その時、突如ナイトガンダムの体を光りの球体が包み込んだ。
「なっ!!?しまった!!!」
倒したと思い、完全に油断をしていた自分自身を恥じりながらも、目の前で薄れてゆくブラックドラゴンを睨みつける。
「勝ったと・・・・・思うなと・・・・・言った筈だ・・・・・・」
数分後には消えてしまうであろう恐怖感などを感じさせずに、ブラックドラゴンは光りの球体に包まれるナイトガンダムを
愉快で仕方が無いと言いたげな表情で見据える。
「くっ・・・・体が・・・・動かない・・・・」
ナイトガンダムはどうにかして、自分を包み込んでいる球体から抜け出そうともがくが、今までの激しい戦闘と
三種の神器の連続仕様により、満足な力が出ずにいた。
「貴様・・・・・・何をした!!」
「ふっ・・・ふふふ・・・・この勝負・・・・お前の勝ちだ・・・・・・だが・・・・一人では・・・・逝かん!!」
ブラックドラゴンは自身の杖を掲げ、呪文を唱える。
すると、ナイトガンダムを包んでいた球体が輝きだし、ナイトガンダム自身も、何かに引っぱられるような感覚に襲われた。
「生憎・・・・・貴様を・・・消滅・・させるほどの・・・・力は・・・・・我には・・・・・残っていない・・・・
だが・・・貴様・・・・を・・・何処も分からぬ・・・・世界へ・・・・・・飛ばす事は・・・・・可能だ・・・・」
ブラックドラゴンの体は、目を凝らせば地面が見えるほどに消えかかっていた。
だが、彼は瞳を歪ませながら楽しそうに淡々と話し続ける。
「何処へ行くかは・・・・・・我でも・・・知らん・・・・・。ここ以上の争いが・・・・起きている世界か・・・・・
全てが・・死に絶え・・・・・荒廃・・・した・・・・世界か・・・・ふふふ・・・ふふ・・・さぞ楽しみ・・・・だろう・・・
さらばだ・・・・ナイト・・・・ガンダム!!!見知らぬ・・・異世界・・・で・・・・・ノタレ死ぬが・・いい・・・・・
・・・・・・・・・は・・ははははは・・・・・・ははははははははははははは!!!!!!!!!」
自身が勝利したかの様に、高らかと笑いながら、ブラックドラゴンは、完全に消滅した。そして
「うああああああ!!!!」
強烈な光りに包まれたナイトガンダムは、何かの強い力に引っぱられるように、上空へと消えていった。

153 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 18:06:10 ID:U/DCpJUt
間違えて割り込んでしまった orz
お詫びに支援!!

ナイトガンダムとはびっくりだ。

154 :高天 ◆7wkkytADNk :2008/02/24(日) 18:06:43 ID:8Rhbv2is
・第97管理外世界『地球』

:海鳴市

幾つものビルが立ち並ぶ深夜の町。
普段なら賑わいを見せるオフィス街も、『丑三つ時』と言われている時間帯では、
幾つかの電灯が明かりを灯すだけの静まり返った空間となっていた。
そんな静まり返ったオフィス街に、突如何かがスパークした音と、成人男性と思われる声が響き渡る。
声がした方向。ビルの路地裏には3人の人物がいた。
一人は年齢的に6〜7歳位の子供、『ゴシックロリータ』と言われる服装に身を包み、
頭には左右にデフォルメされたウサギのぬいぐるみを縫い付けた帽子を被っていた。
一見すれば、おしゃれをした可愛いらしい少女だが、彼女の瞳に宿る戦士としての気迫と、右手に持った金槌を見た瞬間、
その考えを改めなくてはならない。
残りの二人は先ほど叫び声を上げた成人男性だが、二人とも戦いに敗れたように傷つき、唸りながら少女の足元に倒れこんでいた。
「・・・・雑魚いな・・・・・こんなんじゃ・・・・・大した足しににもならないだろうけど・・・・・」
少女は目の前に倒れている二人の男性を助けようとはしなかった。当然だ、彼らを痛めつけたのは他でもない、彼女なのだから。
「まったく・・・・・管理局の武装隊員なんだから・・・・期待してたんだけど・・・・・原住生物を狩ったほうがましだったな・・・・」
つまらなそうに呟きながら一歩前に出る。そして左手に抱えていた辞書ほどの厚さを持つ本を掲げた。
掲げられた本は少女の頭の上まで浮き、自然とページを開く。
黒い輝きを放つと同時に、倒れている二人の男性の体から、ビー玉サイズの光りの玉が抜き取られる。
余程苦しいのか、気絶してもなの、唸り声を上げる二人の男性。
だが、少女は罪悪感を全く感じさせない瞳でつまらなそうに見つめながら、作業の終了を待つ。
「お前らの魔力・・・・・・・闇の書の餌だ・・・・・一応言っておくよ・・・・・・ありがとう」
その夜、二人の男性の断末魔が、夜の街に響き渡った。

155 :高天 ◆7wkkytADNk :2008/02/24(日) 18:07:45 ID:8Rhbv2is
・ヴィータ襲撃の3日前

:バニングス低

「・・・・う〜ん・・・・・寝る前にジュースなんか飲むんじゃなかった・・・・・」
ぼやきながらも、アリサ・バニングスはトイレに向かうためベッドから抜け出した。
季節は正に冬。いくら暖房が着いているとはいえ、寒さをごまかす事ができなかったアリサは上着を羽織り、トイレへ向かう。
「だけど・・・・・家が広いってのも困り者よね・・・・・・トイレが遠くて困るわ」
一般人からしてみれば、自慢にしか聞こえない愚痴を呟きながらも、夜の廊下を歩いていく。その時
「あっ・・・流れ星・・・・・」
なんとなく夜空を見ようと、廊下の窓を見たアリサは、一つの流れ星を見つけた。
実際の流れ星など全くと言って良いほど見た事が無かったアリサは、冬の夜の寒さなど気にしないと言わんばかりに窓を開け、身を乗り出す。
「・・・きれい・・・・・あ〜!!ビデオとか持ってくればよかった!!」
悔しそうにつぶやきながらも、彼女の瞳は流れ星に釘付けだった。
彼女を魅了している流れ星は、輝きながらゆっくりと落ち
「・・・へっ!!?」
そのままバニングス低の庭へと落下した。
「へえええ!!!!」

アリサは好奇心旺盛な少女である。そのため恐怖心よりも好奇心の方が勝ってしまいその結果、
流れ星が落ちたと思われる自分の庭へ一人で向かっていた。
「だけど・・・・・よく考えたら・・・・私・・・・かなり危ない事してる?」
胸の高鳴りが多少おさまった今、冷静になって考えてみる。
同時に、最近なのは達と見たSF映画を思い出した。
「確か・・・似たような状況よね・・・・落ちた隕石を見つけた男は浮かれるんだけど、その隕石にはエイリアンの卵が付着していて、
持って帰る途中に卵がふかして男に寄生して・・・次々に・・・・・帰ろうかな」
歩みを止め、帰ることを考えるが、既に落下地点の目の前まで来ていたため、アリサは腹を括って歩みを再開した。
そして彼女は見つけた。流れ星を
「・・・何これ?」
アリサがみつけたのは文庫本ほどの平らな石だった。形としては、アリサから見て右と下に関しては加工でもしたかのように綺麗に整っている反面
左と上の方はゴツゴツと荒く、まるで本来一つであった平らな石の隅が欠けた物、正に『欠片』の様であった。
「う〜ん・・・安心した様な・・・残念な様な・・・・でも・・・・・せっかくだし・・・・・持って帰ろ」
「せっかくの空からの贈り物だし」と結論付けたアリサは、流れ星『石版の欠片』をもって屋敷に戻った。

ちなみに、『石版の欠片』を見るのに夢中になっていたため、もう一つの流れ星が近くに落ちたことにアリサは気づく事は無かった。

156 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 18:08:22 ID:Ey+aADRj
支援

157 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 18:08:36 ID:U/DCpJUt
支援!

158 :高天 ◆7wkkytADNk :2008/02/24(日) 18:09:35 ID:8Rhbv2is
・同時刻

:月村邸

「・・・・・眠れない・・・・・」
部屋に備え付けられているベッドで横になっている少女『月村すずか』はもう何度目ともなる台詞を呟く。
本来自分達は『体質的』に夜の方が目がさえてしまう。それでも普通に眠る事は出来るのだが。
「お姉ちゃんの真似なんかして・・・・・・コーヒーなんて飲むんじゃなかった・・・・」

今日の夕食後、食後のお茶としてすずかはミルクティーを、忍はコーヒーを飲んでいた。
「う〜ん、ノエルの淹れてくれたコーヒーは格別だわ〜」
実に美味しそうにコーヒーを飲む忍の姿に、コーヒーを淹れたメイド『ノエル・綺堂・エーアリヒカイト』
も満足げに微笑む。
「だけど何時飲んでも最高ね〜。でも、すずかにはまだ早いわよね〜。残念残念」
上機嫌な忍は面白半分に妹であるすずかをおちょくる。本来なら頬を膨らませ抗議をすると思っていたのだが
「・・・・・・ノエル・・・・・私にも頂戴。ブラックで」
断固戦いを挑むような目つきで、ノエルに忍と同じコーヒーを頼んだ。
勝気な友達が出来たのが原因なのか、最近挑戦的になっているすずかに
忍はニヤつきながらも、心の中ではすずかを積極的にしてくれた彼女の友達に感謝をしていた。

「・・・・・だめだ・・・・やっぱり眠れない・・・・」
観念したかの様に大きく溜息をついたすずかはベッドから抜け出し、本でも読もうと本棚へと向かった。
「そうだ、はやてちゃんから勧められて借りた本。まだ途中だったっけ」
本当なら、学校から帰ってきてから続きを読む予定であった本を読む事に、すずかは多少躊躇いを感じたが、それ程悩まずに本が置いてある自分の机へと向かった。
「楽しみは取っときたかったけど・・・・・しょうがないよね」
目的の本を手に持ち、自身を納得させるように呟きながら何気なく窓を見つめる。
冬の空はとても澄んでおり、それによってもたらされた星の輝きに、すずかはつい見とれてしまった。
「綺麗・・・・・なのはちゃん達も見てるかな・・・・・」
「星空が綺麗だよ」と皆に連絡をしようかと考えたが、今の時刻からして迷惑だと感じたすずかは諦める。
「皆・・・見ていてくれればいいんだけどな・・・・・・あっ、流れ星」
夜空に突如現れた流れ星。
彼女は生で流れ星を見るのは初めてであった。そのため、見惚れそうになるが、流れ星の効果を知っていたため、

       「皆も夜空を見てますように」

咄嗟にお願いをする。すると流れ星は夜空を滑るように落下し、
「えっ?」
そのまま月村家の庭に落下した。
「ええええ!!??」

159 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 18:09:48 ID:Ey+aADRj
力の盾 霞の鎧 炎の剣 支の援

160 :高天 ◆7wkkytADNk :2008/02/24(日) 18:11:07 ID:8Rhbv2is
「忍様にすずか様・・・・・・やはり屋敷にお戻りください」
ノエルがもう何度目かになる台詞を吐くが
「大丈夫大丈夫!ノエルとファリンがいるんだから。落ちてきたのが新種のエイリアンだろうが、
百戦錬磨のプレデターだろうが余裕余裕。ね、すずか」
「うん」
二人の主に信頼されている事に、ファリンは素直に喜び、ノエルは溜息をつく。
「(信頼してくださるのは・・・・・嬉しいのですが・・・・・)」
内心でぼやきながらも、目的地に向かって歩き続ける四人。
そして、落下現場が近くなった所で、ノエルとファリンは二人の主人を制止させ、周辺のサーチを行なう。
「・・・・・・ファリン・・・・反応は・・・・」
「はい、お姉さま・・・・・・熱源が二つ。一つは一メートル強、もう一つは30cmにも満たない程の物です。
今の所周辺からは放射線などの危険度の高い残留物は確認されません・・・・・なんでしょうか?」
「分からない・・・・・周辺もサーチしてみたけど、怪しい反応は無かった。まぁ他に動く物があったら、忍様が作ったトラップが黙ってないでしょうけど」
「ははは・・・・・・対応をLv2にした途端、あのしつこかった新聞屋さんも来なくなりましたからね。むしろ可哀想でした」
あの時の大泣きしながら必死に逃げる新聞屋を思い出したファリンは、改めて新聞屋に同情をした。
「とにかく確かめるわ。私が先行するから、ファリンはお嬢様達を」
「了解です!お姉さま!!」
可愛らしく敬礼をするファリンに自然とノエルの顔が綻ぶ。だがそれも一瞬。
ノエルは左腕に愛用のブレードを装着すると同時に、人間離れした跳躍力で一瞬で目標までたどり着いた。
そして、そこでノエルが見たものは
「・・・・・・・・ロボット・・・・・・?」
大きさからして一メートル強、西洋の甲冑のような物を着たロボットの様な物体が横たわっており、
そして近くには右下が欠けた石の板が転がっていた。
「・・・・・ロボットでしょうか・・・・・ですが体温がある。生物でしょうか?」
自問しながらもノエルは横たわる人物(?)に近づき、凶器となりうるものを没収していく。
「盾に・・・・・剣・・・・・それに西洋の槍。正に騎士ですね・・・・・・・」
没収した武器を近くの木の根元に纏めて置いた後、ファリンに来るように通信すると同時に、もう一つの熱源に近づく
「あっ、お姉さま!もう血祭りにあげたんですか!?さすがです!!」
「・・・・ファリン。すずか様の教育上よろしくありませんから、そんな汚い言葉を使ってはいけません」
ファリンの物言いに、ノエルは多少眉をひそめて注意するが、
「ちょっとノエル!私はどうなの?私は?私だってまだ未成年よ!バッリバリの未成年よ!!!」
「忍様は・・・・・・・・ファリン、とにかく来ても大丈夫ですよ」
「こら〜!!無視するな〜!!!ノエル〜!!!!給料下げるぞ〜!!!!!」
通信越しに子供っぽく抗議をする忍をやんわりと無視したノエルは通信を切る。そしてもう一つの熱源である石の板を拾い上げた。
目の高さまで持っていき、早速危険性が無いか内部スキャンを行なうが
「見た目、重さ、手触り、全てにおいてただの岩の板、ですが、この子と同様内部スキャンなどが通らない以上、
ただの岩では・・・・・なさそうですね・・・・・」
とりあえず性質が分からない以上、破壊するのも危険だと感じたノエルは、主である忍の聞くため、彼女達が到着するのを待った。

161 :高天 ◆7wkkytADNk :2008/02/24(日) 18:12:42 ID:8Rhbv2is
「いいじゃない。回収。この子も草の上より暖かいベッドの方がいいでしょう。それになんか可愛いし。
あら?ロボットっぽかったけど、やわらかいのね〜、ほれほれ〜」
人間で言う所の『頬』の部分をつつきながら即答する忍。
すずかも同じ意見なのか、笑顔で答える。
「(やはり予想していた通りでしたか)」
忍たちの対応にノエルとファリンは予想通りだったため、さほど驚かなかった。
正直、自分達の主は優しいのだ。姉妹の性格は違えど、彼女達は相手を労る優しさを持っている。
それこそ、『人間以外』の物でも、その優しさは変わらない。
「(まぁ、忍様の場合、『興味本位』ということもあるでしょうけどね)かしこまりました。
ファリン、先に帰ってお客様のベッドをメイキングしといて。この子は私が運びます」
「かしこまりました〜♪」
先ほど同様、可愛らしく敬礼をしたファリンは駆け足で屋敷へと向かった。途中『忍達が見える範囲』で一回転んで。


この日、後に『闇の書事件』と呼ばれた事件の舞台となったこの町に、一人の騎士が舞い降りた。


はじめまして。投下終了です。
読んでくださった皆様、支援してくださった皆様、ありがとうございました。
この作品は『リリカルなのは』と『SDガンダム外伝・騎士ガンダム物語・ラクロアの勇者 』とのクロス作品です。
ガンダムに関しては1990年に発売されたOVAを元にする予定です。
読んで頂いた中には、気付かれていると思いますが、月村家に関しては『とらいあんぐるハート3』
の設定を利用しています。
次回は何時になるのやら・・・・・orz

誤字が結構ありましたね。
連続仕様ではなく、連続使用
バニングス低ではなく、バニングス邸

162 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 18:13:14 ID:hHXem3il
コンプリートボックスvol2手に入って感動しきりだぜ支援

163 :フルメタなのは:2008/02/24(日) 18:13:54 ID:8bmrYZqm
レスへの感謝とスレ違いのお詫びを申し上げます。
簡単に済ませてすいません。

後、支援です。

164 :リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー:2008/02/24(日) 18:17:14 ID:XoldytZb
GJ

時間を計算すると必然的に俺の投下は四十五分頃になっちゃうのかな?

SDガンダムか…僕はSDガンダム英雄伝しか知らないなぁ…
あれは面白かった…

165 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 18:22:59 ID:Y6eZmS9F
GJ! 懐かしい! 俺の青春がいまリリカルなのはと結びついているぜ……。
アリサとすずかが絡んでいるのはうれしいですねw 次も楽しみにしてますZE!

166 :リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー:2008/02/24(日) 18:27:43 ID:XoldytZb
少し用事ができてしまいました。
ちょっと予告キャンセルします。
ほんとすみません…

167 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 18:28:24 ID:yjB20gR5
>>166
楽しみだったのに・・・・・・残念だ。

168 :ゲッターロボ昴:2008/02/24(日) 18:47:10 ID:6tynG63A
た、大変です…。
闇の王女書いてたら野郎どもの素敵談合に……クロノくん自重せえ。
何故こんなことに……。

169 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 18:54:24 ID:BWsjiTO9
バイド汚染のせいです

170 :ゲッターロボ昴:2008/02/24(日) 18:57:46 ID:6tynG63A
バイドは野郎どもまで汚染するのか……ゴクリ…
男の情念のぶつかり合いっていいよね!

171 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 19:00:31 ID:KJFFsfzF
>>170
アッ----------------!?

172 :リリカル! 夢境学園 ◆CPytksUTvk :2008/02/24(日) 19:01:57 ID:U/DCpJUt
>>170
バイド汚染はどこまでも進みますよw
普通に野郎談義が見て見たいです。凄い楽しみにしてますw
書く言う自分も作品を書きながら、かなりの勢いでバイド汚染に。


一応このまま問題がなければ、三十分から投下開始します。
内容は先日の夜に宣言した通り、ダブルクロスのブラストハンドネタです!

173 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 19:02:15 ID:ZH6TD+AJ
そうだね。漢たちがぶつかり合い、熱い汁を飛び散らせる合うシーンなんて最高だよね!


…………いや、血潮とか汗って意味ですよ?

174 :R-TYPE Λ:2008/02/24(日) 19:02:26 ID:QYDJpfPm
丁度バイドの話をしている所で悪いのですが

昨日の投下の後、妙に小指の爪が伸びている事に気が付きましてね・・・フフ
絶好調! 誰も僕を止める事はできない・・・

宣言どおり週も変わったので、最後尾に投下予約しますね

175 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 19:06:00 ID:sXV/87l8
ナイトガンダム物語とは懐かしいですね。
バーサルじゃないし、ブラックドラゴンもいなくなったなら、スペリオルドラゴンはでないですかね。
でも三種の神器と石版があれば、カードの上では強かったですよね。
最後にGJ

176 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 19:06:13 ID:yjB20gR5
無知な俺に教えて欲しい、バイドとはなんだ?

177 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 19:08:19 ID:hoMO0FCl
>>176
もまえの股間にあるものがバイドだ。

178 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 19:11:02 ID:U/DCpJUt
>>176
皆の心の中にある生暖かいものがバイドなんだよ。
間違いないね。

179 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 19:13:22 ID:cP988II7
>>176
ttp://www.icda.jp/icda/work_bydo.html
これがバイド。

180 :ゲッターロボ昴:2008/02/24(日) 19:13:25 ID:6tynG63A
何故――人はヤマジュンネタに続けようとするのだろう――と男は思い、
慟哭した。

くさそうな汁だぜ(マーカス風味)
やばい。主人公フェレットか黒野くんかわからなくなってきた。

181 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 19:14:19 ID:cUHODg72
オレも知らないのだが……
ここでの知識としてはエロスとカオスを足して、夢をかけたようなものだと認識している。

182 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 19:15:57 ID:GUFNrXeB
>177
「もまえの股間にあるものの使用法を考えたときに、心の奥底に湧き上がってくるものがバイドだ」
じゃないか?

183 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 19:19:21 ID:BWsjiTO9
バイドじゃ!バイドの仕業じゃ!(AAry
が通じそうなこのスレはまちがいなく末期w

184 :R-TYPE Λ:2008/02/24(日) 19:22:10 ID:QYDJpfPm
例えば、全然そういう場面じゃあないのに×××な風に見えてしまったり
ゴキブリホイホイに掛かって粘着質なモノに絡まれたピポスバルを想像すると込み上げてくる物があるだろう?
脱ぐと速い人の幼少時の姿を見た時の心境でもOKだ
それこそバイドさ

26世紀地球製の星系内生態系破壊兵器の成れの果ての様な気もしたが、そんな事は無かったぜ!

185 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 19:23:36 ID:Gn4EKixk
>>176
マジレスすると、アイレムのシューティングゲーム、TYPE-Rに登場する敵キャラ。詳しくはTYPE-Rでググられたし。

>>179
・・・やっとまじめに返してくれる人がいたと思ったら、麦茶噴いたじゃねえか!

186 :リリカル! 夢境学園 ◆CPytksUTvk :2008/02/24(日) 19:30:06 ID:U/DCpJUt
よし、そろそろ時間だな?
誰も見てないな。

一言注意。
このクロス先の主人公は素でバイドに頭が汚染されているような気がしたけれど、気のせいじゃなかったぜ。
ネタもそこそこ多いけれど、笑って許してください。
投下容量は大体12.6KB。
9レス分の予定。

そろそろ投下開始してもいいかな?
出来れば、支援よろしくお願いします。

187 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 19:31:58 ID:7yJ8o6OS
>>185
マジレスかと思ったらTYPE-Rかよw
ググってますます混乱すること必至だな。

188 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 19:32:53 ID:BWsjiTO9
>>176
天元突破とタメをはるインフレぶりなのに
何故かエロイ存在がバイドです

そして支援

189 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 19:33:20 ID:l8mbfmxB
>>186
ばっちこーい!

190 :ブラストハンドが多すぎる ◆CPytksUTvk :2008/02/24(日) 19:33:36 ID:U/DCpJUt
時間なので、投下開始します。
支援お願いします。



 
 諸君。
 君たちは女性……というものをなんだと思っているのかね?
 まず第一に素晴らしいものだと考えているだろう。
 第二に柔らかいものだと考えるべきだろう。
 第三にいい匂いがするものだと結論すべきだろう。
 素晴らしきかな、素晴らしきかな!
 女性とは素晴らしい!
 まさしく心のオアシス!
 それも美人だったらなおさらに最高だ!
 だがしかし。
 しかしだ。
 君たちはそんな女性とはおそらく接触することは出来ないだろう。
 あまつさえ触れ合うことなんて夢のまた夢さ。
 何故かって?

「それは俺がモテにモテまくって、全部の女性を掻っ攫っちまうからさ!」

「ダウトだな」

「キミみたいなMNO(モテないオーヴァードの略)が言っても説得力がないよ?」

「意味のない妄言を吐いて、飽きんのかお主は」

「っておい! やめろ! 俺をひっぱるな! 俺はこのまま一人でパラダイスに旅立つんだ〜!! っとまてよ! 言い忘れていた!」


「リリカルなのは×ダブルクロス――ブラストハンドが多すぎる! 始まるぜ!!」




191 :ブラストハンドが多すぎる ◆CPytksUTvk :2008/02/24(日) 19:34:32 ID:U/DCpJUt
 昨日と同じ今日。
 今日と同じ明日。
 しかし、人々が知らぬ間に世界は既に変貌していた。
 変貌の原因の名はレネゲイドウィルス。
 進化の名を冠する病原菌。
 それに感染せし人間は、動物は、物質は変貌した。
 獣の如き異形と化した者、自在に変化する肉体を手に入れた者、電光を迸らせ人でなくなった者、
光を纏い幻像を作り出す者、重力を操り時すらも飛び越える者、常識を超えた頭脳で見通す者、
分子運動を操作し超高温の炎と超低度の氷を生み出す者、血を啜り血潮を浴び闇に飲まれた者、
風を操り音すらも凌駕する速さを得た者、己の意思を浸透させ周囲環境を自在に掌握した者、
他にも他にも――あらゆる力を、可能性を彼らは手に入れた。
 それらは得た者にあらゆる感情を与えた。
 それは絶望。人で無くなったことに苦しみ悶えた。
 それは渇望。力の代償に、あらゆる欲望の箍が外れていた。
 それは希望。大切な誰かを守るための力だった。
 得た者は争う。奪うために。
 得た者は戦う。守るために。
 それはまるで進化の道を奪い合うように、力を得た感染者たち――オーヴァードたちは激突する。
 己の願望を叶えるために。

「ここは……どこだ?」

 そして、今そこに佇む少年もまた感染者の一人だった。
 ボサボサの黒髪に、端正とはいえないがそこそこの顔立ちに、吹き付ける風に学ランを靡かせた少年。
 少年の目に映るのは、明らかに発達した都市世界。
 どこかしら似通ったものはあるものの、どこか違うビル群。
 何故知らないのか、違うものだと考えるのか。
 何故ならば、彼はその世界の住人ではなかったから。
 ある一つの願いを持って、異世界から世界を渡ってきた戦士だった。
 渡るまでに幾十もの戦いを潜り抜け、かつてはその世界を救い、因果律すらも打ち破った少年。

「み、みんなどこ? もしかして俺だけはぐれた!? ま、まって! 俺一人だと淋しくて死んじゃうから!
 真っ白お耳の赤目小動物より心脆いから!!! たーすけて〜〜!」

 そう叫んで、少年はあたふたと奇妙な動きで慌て出した。
 訂正。
 一部のオーヴァードは力の代償に頭がとても悪くなる傾向がある。
 ……もともとそうだという可能性が大であるが。

 彼の名は国見 以蔵。
 立派とは決して言えないが、一応オーヴァードである。




192 :ブラストハンドが多すぎる ◆CPytksUTvk :2008/02/24(日) 19:35:37 ID:U/DCpJUt
 国見 以蔵はオーヴァードである。
 それも同じ感染者でなければ現代兵器でも対抗するのが難しいほどの強者。
 数あるオーヴァードの中でも上位から数えたほうが速いほどの実力者――

「あ、いらっしゃいませ〜」

 なのだが……

「お弁当温めますか? あ、サラダだからいらない? わかりましたー」

 の筈なのだが……

「ふぅ、労働の汗は久々にやると心地いいぜ」

 キランとちっとも色っぽくない動作で額を拭って、以蔵は歯を光らせた。
 そんな彼は……コンビニでバイトしていた。
 彼がこの世界ミッドチルダに辿り着いた日から数週間後、国見 以蔵は立派な一般人として適応していた。
 寂しさのあまり路上で、フォークギターのララバイを熱唱しているところを通りすがりの親切な
コンビニ店長(男、既婚済み)に拾ってもらったのである。
 その恩返しに店長のお子さん(女、小学六年生)と添い遂げます! 発言をして、笑いながら
塗り立てのアスファルトに片手で埋められかけたのは彼の中では良い思い出の一つである。

「うー、疲れた疲れた」

 そう言いながら、ゴミの入ったポリバケツをコンビニ裏の路地に置いた。
 うーと背筋を伸ばしながら、腰をトントンと叩く以蔵。
 そんな時だった。

「ん?」

 空き缶やら、生ゴミやら、或いは壊れかけた女の子の人形が転がっている路地裏の片隅に、
何かが光ったような気がした。
 気になって以蔵が近づいてみると、そこには鈍い光を放つ赤い石が転がっていた。

「宝石……か?」

 拾い上げてじっくりと見るが、凄い綺麗な石だと以蔵は感じた。
 キョロキョロと周囲を見てから、学ランのポケットに放り込む。
 ピューピュピュ〜と口笛を吹きながら、彼はコンビニへと戻っていった。
 ……ネコババである。


 それが彼の不幸の始まり。
 運命は彼を幸せにはさせないという証明だった。






193 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 19:36:25 ID:6tynG63A
支援

194 :ブラストハンドが多すぎる ◆CPytksUTvk :2008/02/24(日) 19:37:13 ID:U/DCpJUt
 日が沈んだ夜闇。
 彼が元居たこの世界における第97管理外世界と同じく、ミッドチルダの都心部のビルには光が灯り、
明けない夜が続いている。
 されど、都心から少し外れた場所に行けば僅かながらの夜は訪れる。
 そして、今彼が走っているのも夜の世界だった。

「どひゃぁああああああああああああ!!」

 情けない悲鳴を上げながら、全力疾走しているのはいつもの学ラン姿に、サンダルを履いた国見 以蔵だった。
 ペタペタどころが、バシバシという足音を響かせて、彼は走る、走る、走る。
 何故彼が走っているのか?
 それは彼の背後から迫っている影が原因だった。
 黒い球体、機械仕掛けのベルト状のアーム、メタリックなボディ。
 そう、それは――

「宇宙世紀じゃねえんだぞ?! ボー○が何故居る?!」

 ボ○ルではなく。しかも、それは空飛ばないし。
 ――それはガジェットドローンと呼ばれる未だ正体不明の機械兵器だった。
 深夜の買出し帰りに突如襲撃してきた機械兵器に、彼は逃げていた。
 やろうと思えば倒せないこともないのだが、それでは完全に一般人を巻き込むと判断しての逃走だった。

「あれってやばいよな!? 絶対ビームとか、パリンと割れるバリアーとか、マシンガンとか乱射する
んだよな!? 勝てないって! 絶対勝てないって!! なんせ異世界だしっ!!!」

 訂正。
 ……普通に逃げていただけだったようだ。

「ってやばっ!?」

 口々と近所迷惑になりそうな悲鳴を上げながら逃げていた以蔵の前に見えたのは、壁だった。
 逃げ道のない袋小路。

「っ――」

 後ろを振り返れば、迫り来るガジェットドローンの姿。
 後門の壁、前門の刺客だった。
 つまるところ、逃げることは不可能。

「ち、畜生! こうなったらやってやる! バーンナウトPC@の意地を舐めんなよっ!!」

 シャキーンとポーズを取り、以蔵は迫り来るガジェットに向けて右掌を向けた。
 蠢く体の感覚に身を任せ、今までになく凛々しい表情で力を発動させようとして。

 ――目の前に何かが降り立った。


195 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 19:37:26 ID:BWsjiTO9
元ネタ知らないけど支援

196 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 19:37:30 ID:l8mbfmxB
あんちゃんわくわくしてきた支援!

197 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 19:37:38 ID:KJFFsfzF
以蔵いきなりかっこわるっ!www支援

198 :ブラストハンドが多すぎる ◆CPytksUTvk :2008/02/24(日) 19:38:04 ID:U/DCpJUt
「へ?」

 声を上げる以蔵の目の前で、破砕音が鳴り響く。
 上空から飛び込んできた一人の人影が、真上から拳を突き立てて、ガジェットを貫いていた。
 貫かれた胴体は数秒ほどビクビクと痙攣していたが、やがて火花を撒き散らしながら停止する。

「スターズ03! ガジェットを撃破!」

 響き渡るのは紛れもない少女の声。
 飛び散る火花に、一瞬だけその人影の全貌が明らかになる。
 青い髪、右手につけられた無骨なナックル、たなびく鉢巻、そして立派な凹凸。
 一言で言おう。
 美少女だった。

「お、おぉ!?」

 それが眼に入った瞬間、思わず以蔵は声を上げていた。

「えっと、大丈夫?」

「――スバル。民間人の保護は出来た!?」

 以蔵の様子に首を捻りながらも声をかける青い髪の少女の傍に、ツインテールの髪型をした銃器を携えた少女が降り立つ。

「あ、ティアナ。えっと、一応無事みたいなんだけど……」

「な、なんだと!? 俺の前にさらにもう一人美少女が?! 帰ってきたのか! 俺の時代が帰ってきたのか!! ひゃっほぅ!」

「……なに、こいつ?」

 買い物袋を手に万歳する以蔵を見て、スバルとティアナは顔を合わせて小首を傾げた。

 それが国見 以蔵と機動六課の出会いだった。





199 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 19:39:20 ID:KJFFsfzF
>「ち、畜生! こうなったらやってやる! バーンナウトPC@の意地を舐めんなよっ!!」
メタな事言うんじゃねえええええええええええ!?www支援

200 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 19:39:23 ID:M/zZvfy3
これは機動六課がレネゲイドに感染するフラグか

201 :ブラストハンドが多すぎる ◆CPytksUTvk :2008/02/24(日) 19:39:28 ID:U/DCpJUt
 そして。
 国見 以蔵は――

「そんで、事情聴取をしたいわけなんやけど……なんでそんなに興奮しておるん?」

 偶然にも判明した同じ第7管理外世界出身者ということで、僅かな暇を削って事情聴取をしていた
八神 はやてが呆れた口調で呟いた。

「いや、興奮しないわけがないというか、凄まじいパラダイスモードで僕はもうドキがムネムネなわけで」

 機動六課のオフィスで。

「つまらんぼけやわー。しかも、パクリな口調やし」

「ハッハッハ、それが俺のアイデンティティ! 美少女に呆れられたり! 殴られたり! 或いは惚れられる!
 そう、それが俺! 国見 以蔵ロード! というわけで、何時でも俺に惚れていいですよお姉さん?」

「はいはい、さっさと書類書いてなー」

「ういっすー」

 地味に……書類を書いていた。
 被害届とかそういう類の書類である。
 時空管理局は立派な法治機関である。手続きや、物事には何事も書類や印鑑、手続きが必要であり、
そうして組織は回っているものである。
 そして、しっかりとがめていた石――レリックは危険物ということで以蔵から押収されていたりする。

「めげないぞ! 俺は決してめげないぞ! そして、幸せを掴み取るんだ!」

「はいはい、それじゃレリックを拾った経緯を話してなー。そしたら、後で転送ポートの手続き処理をしたるから」

「いやぁー! 色気も欠片もない事務手続きは嫌だぁああああ!! もっと色気を! 或いは愛をプリーズギブミー!」

 一風変わったコント劇場が繰り広げられているオフィス内で、不意にドカンと音がした。

「はやてー! 訓練が終わったので、わらわにネットRPGのプレイ時間を寄越すのじゃ! 
答えは聞いておらんがな!!」

「って、お前は?!」

 ドアを蹴り開けてきた制服姿の幼女を見て、以蔵は口を開いた。

「ド、ドラ子ぉおおお!?」

 数週間ぶりに見る少女――モルガン・ル・フェイの顔を見て、以蔵は声を上げていた。

「誰じゃっけ?」

「っておい!?」

「冗談じゃよ、約束の王よ」

 そう告げるモルガンの顔は喜びに満ちていた。
 それが二人の再会だった。





202 :ブラストハンドが多すぎる ◆CPytksUTvk :2008/02/24(日) 19:40:22 ID:U/DCpJUt
「確保、確保!!」

「こちら鎮圧に成功! チームβ! 返答をしろ!」

 廃棄都市の一角。
 そこは硝煙の煙が漂う破壊され尽くした瓦礫の山だった。
 質量兵器の不法所持をしていたテロリストたちのアジトを襲撃した武装隊の一角に、ただ一人だけ
杖やスピア型のデバイスではない、細長い棒を携えた女性隊員が居た。

「思ったよりも手早く確保が終わったな」

「はい!」

 その女性隊員の独り言に、新米らしき少年隊員が嬉々として答える。

「さすがヴァリアブル・ランサーです! あんなに大量の魔導師を一人で叩き伏せるなんて」

 そう告げる少年の言葉を証明するように、床にはバインドを掛けられた無数の魔導師らしき人物が
苦痛の色を浮かべて転がっていた。
 一人は腕を折られ、或いは肋骨を砕かれ、いずれにしても戦闘能力を削ぐ傷を負わされている。
 しかし、それでもたった一人も致命傷を負わされていないことに、その女性の技量の凄まじさを語っていた。

「大したことではないさ。お前も修練していれば、すぐに私に追いつく」

「は、はい! 頑張ります!」

 憧憬の眼差しで敬礼する少年隊員に苦笑して、その女性隊員は自分の仕事に戻るべく足を踏み出して。

「ん?」

 耳元に付けたイヤホンからつなげられた通信に足を止めた。

「……そうか、以蔵が見つかったか」

 僅かに口元を緩め、微笑を浮かべる金色の髪をした男装の麗人。
 その名をシャルと言った。




203 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 19:41:20 ID:C+geBTHV
しえn

204 :ブラストハンドが多すぎる ◆CPytksUTvk :2008/02/24(日) 19:41:38 ID:U/DCpJUt
 自然溢れる緑の下。
 誰も知らない世界の一角で、一人の少年が言葉を紡いだ。

「なるほど。そういうことなら、僕も協力します」

「済まないな」

 そう返すのは一人の巨漢。
 茶色のコートを羽織り力強い気配を纏った一人の騎士。

「いえ、大したことは出来ないですから」

「……アナタの力は強力」

「つうか、AAランクの魔導師よりも強いんじゃない?」

「そんなことないですよ、ハハハ。しかし、見目麗しいお嬢さん方に褒められると照れますね」

 困りきった笑顔で苦笑を浮かべる少年――久坂 勇。
 彼が纏うのは純白の学生服であり、その顔にはメガネを付けていた。

「それに、“奴”が関連しているなら、僕も無関係じゃないですしね」

 そう告げて、白い手袋を外した片手から零れたのは真っ赤な――血の塊だった。



「ウーノ、調査はどこまで進んでいる?」

「はい。推測どおり、魔道師全体の汚染率は5%未満。しかし、かなりの割合で上級地位にいる魔導師が汚染されています」

「……このままでは、掌握されるのも時間の問題だな」

 静かな場所。
 無数の機器の光に浮かび出された闇に照らし出されたのは、一人の男であり、一人の女性であり、
一人の――ガイノイドだった。

「対イーター用に調節した戦闘機人とはいえ、本来の対象とは違う魔道師には分が悪い。
マーヤ、このまま汚染が進み、管理局本部の戦力が投入された場合の勝率は?」

「ハイ、ドクター。楽観的な対応ケースも含めて0.0000000237%です」

 紫色の髪をした白衣の男性の言葉に、薄い藍色の髪をしたガイノイドが無表情に絶望の言葉を告げる。

「なるほど……圧倒的な差か」

 マーヤと呼ばれたガイノイドの発言に、ドクターと呼ばれた男性が僅かな感情の揺らぎも見せない表情を浮かべ。

「しかし」

「?」

「ある条件が加わった場合、勝率は9.999999%以上に跳ね上がります」

「それは?」

「それは――」

205 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 19:42:00 ID:KJFFsfzF
い〜い感じにカオスになってきましたw支援

206 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 19:42:10 ID:l8mbfmxB
ブラストハンドが多すぎる! 支援!

207 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 19:42:42 ID:ybaG01br
支援w

208 :ブラストハンドが多すぎる ◆CPytksUTvk :2008/02/24(日) 19:42:51 ID:U/DCpJUt
 
 そして、戦いは始まる。


 視界は大気の爆弾に満たされる。
 手を握り締め、彼にしか見えないスイッチを押した。

「ブラストハンド。 それが俺の名だ」

 爆風を撒き散らし、砕け散る世界に背を向けて国見 以蔵が呟く。



 巨大なる紅き槍。
 それに真上から貫かれた異形の魔導師が痙攣し、血肉と共に飛び散る。

「ブラストハンド……これが僕の名だ。地獄に行っても忘れるな」

 紅き槍を放った手を掲げ、紅き馬に騎乗した久坂 勇が告げる。



 体が異形化――否、元の形状を取り戻す。
 飛び出た尾の先端に貫かれたガジェットドローンが、内部から部品を撒き散らして砕け散る。

「ブラストハンド。それがわらわの名じゃ!」

 幼女の体躯に、竜の爪と尾を生やしたモルガンが叫び。



 鋼の拳が、真正面からガジェットドローンを貫く。
 震動し、全てを破砕する拳が、目の前の障害を叩き砕いた。

「ブラストハンド! それがあたしの名前!」

 拳を突き出し、爆発するがジェットに背を向けたスバルが吼えた。



『って、また増えたぁあああああああ!?』

「てへっ」


 リリカルブラストハンド ――嘘予告
【ブラストハンドが多すぎる】
 やってみた。後悔はしていない。


209 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 19:44:43 ID:KJFFsfzF
>>208
スバルもかいっ!www

GJでしたー。以蔵はどこ逝っても変わらないんですね〜w

210 :ブラストハンドが多すぎるを書いた奴 ◆CPytksUTvk :2008/02/24(日) 19:45:25 ID:U/DCpJUt
投下完了。
色々と王道をぶち壊し、メタな台詞も吐かせて見ました。
後悔はしてません。

最後に、やっぱりスバルにはブラストハンドが似合うと思うんだと思ってつけました。
本当に後悔してません。

短編になるかどうかは後で考えます!
支援ありがとうございました!!

211 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 19:45:31 ID:15Q9fssm
GJ!
エンドラインはどーしたっwww

212 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 19:45:48 ID:l8mbfmxB
面白かった! 経験点は何点まで使用していいんだ?
早く、早くキャンペーンの2話を(ry

                 _,._---,-― 、_
                ,ィ_ゝ(( r'〃ラミ.、ニ、ヽ、
                  /j,r、=‐`'´'´'"ソ )三=、_ヽ
             ,.ィ,ニ彳´     /,ノ`゛tミニ、` ト,
            // j,イ  、.__   {/_,.. ``ミヌヽ_}
  _ィ=;-t,、      ヽ〉 yヘーtッ-` ≠‐fッ"` 〉'¨Yリ  _人_    あんちゃんも、ブラストハンドだ!
 j、ト,y'`jzj,__    〈'  { 、)__,.〃  ` - ‐´ |‐_ノ/   `Y´
 `t;ヲトャ'‐、_,.>       Y           人リ´  , ,-、
 ュ'(,´_ __, _    ,、_ ゝ._  人  __,., ィ;.从{r-‐'´  ! l
.<_,.ィ }´ {=_`ト{;'/    ゝ._) ,.ノ/≧=ニ´ィソ) 〉j`|l.l」,. = =| 0.i
.ィ,イ i'´7ニr‐、'::::.-「: |ー‐‐:'´|:,//:.ハ、>'/i: : : :>: :|_ニ´ _,-┴ ┘
 ^'` /:::{___j:::::::|[ニ].: : : : : :|:.>'://::.|/、|:ヽ<: :/`Y、ノ j:ヽ
    {:::::::::::::::::::l:|: :|: : : : : :jヾ: i'::::./ ,.|: : >ソト.イ`i‐':::::::|
    ヽ::_::::::::::::j_!_;|---‐‐/: |i:.|/ '´ /: /: }:ヘ!ヽ_j:::::::ノ
  ,.-、   ̄ ̄     /: : y/o   i: / : :|: :ヽ:、`ノ´
  ヽ__,〉      ,...:;'/: : : : /io   レ: : : :|:_;.ノ:.ト '
          ,|: ;!; : : ://o    |: : : :,トヘ,イ
        ,...:'´:[;.ィ': :/´7┴r;‐┬- |: : /:〉イ: :ヽ.
     ,...:'´: : :,ノ:./イ´ /  //  |   |: :| :|:〈: : : :ヽ.
    <: : : : /:/:/ / ‐-ィ-‐ ヽ ヘ: ヘ:ヽ: ヽ.: : : :ヽ.
      ヽ: └'/::::/ /   /ヽ.  ヽ ヽ: ヽ:ヽ;、 、: .;.-‐ヽ
      ヽ/` ソ /   /:::::::ヘ.  ヽ  ヽ :<ぐ;>.>. -‐‐`
         / /   /`ー--ヘ  ヽ  ヽ.: :>'´
      /`i / /   /     ヽ.  ヽ  ヽ
      `-' >./_,.ィ‐-'         ヽ  ヽ   〉
          /:::;. '´          ヽ‐-、-'`:l
       `´                \_|

213 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 19:48:06 ID:6tynG63A
GJ!
カオスだ…カオス警報がなってる。
さあ、次はきっとバタフライエフェクト――始まります?

214 :ブラストハンドが多すぎるを書いた奴 ◆CPytksUTvk :2008/02/24(日) 19:56:22 ID:U/DCpJUt
おお、あっという間にこんなにレスが!
感動です。
というわけで、さらっとですがレス返し。

>>209
スバルもブラストハンドにしてみました。
コードネームは【真打ブラストハンド】の予定です。
以蔵はどこに逝っても変わりません。
だって以蔵ですからw

>>211
エンドラインはまだ辿り着いてません。
行く途中で誰かが扱けた所為で、行き先がずれましたw
事件解決後に改めて、エンドラインに向かうと思います。

>>212
で、伝説の暗殺者までブラストハンドだと?!
きっとコードネームは【伝説のブラストハンド】ですねw
経験点は二点追加ですw

>>213
カオス確定です!
バタフライエフェクトは既に構想してます。
多分主人公はティアナ……かな? 短編になると思います。


215 :R-TYPE Λ:2008/02/24(日) 20:00:55 ID:QYDJpfPm
原作知らんけどノリが面白過ぎる
つーかルールー達は味方?
ぜひ短編として読んでみたいです
GJでした!

んで、予約が無ければ8時20分辺りから投下してもよろしいでしょうか?

216 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 20:02:06 ID:BWsjiTO9
バタフライエフェクトというとアメリカ映画のあれか
過去へ戻るとしても、始点と終点の間はカオスだし
それをうまく見極めるのは神の領域だな

217 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 20:05:53 ID:15Q9fssm
>>215
\                     ,-' .(匁ソ_,-''  )    .}     /~
 ..\                    | 互 ) )_,,--'' ` 、   ノ    /~
   ..\                レ'''´`ヽフヘニ示弐ァ`¨ ´ ./~
     \                  >〉  匕二示弍ゝ ../ ~
      \   @           Y/    .匕二ニ ..../~
        \    =,==、         ('_)=ニ匕ニ ,..../<<Rの系譜>>~
::\       .\トニゝモ==}          辷ニ.../──┐~
\.::\       ..\ =゙=='          气../R−9A..|....┌──~
 .\ ::.\       \            ../.....|/ ̄ ̄ ̄ .│R−9~
_<]三三>_ , -─ .\         ./   レ       レ  ̄ ̄~
| ||/|===\ \::::::::::::::..\∧∧∧∧/...    ◆────◆──~
| |[[_)三三 >二─ ===-../<の  .R>   |       \     ~
/\_ _/─--  ̄ ̄ ̄.<.     |.>.........|..............................\..........~
 .               <予  ..T>:::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::::::::\::::~
.──────────―<....   Y>.──────────―~
     _ γ-┐     ...<感..  P> 第一級非常態勢となり、テ~
  / ̄   ヾ |       ..<.!!!!.  E>【R-TYPE △】~
 /__-── ゞ┘    ../∨∨∨∨\165 ★第二次バイドミッシ~
│──,二二''--┘   ./         .\層次元において再生を~
 |  ̄/      ゝ  /   /´ ̄`ヽ,   ...\に殲滅に向かう。使~
 ヾC      ┤ /     | ) ,⌒`) │    .\PEII】~
   ヽ    ┬.../      \( ゝ丶ゾ         \イド太陽系戦線~
  ┌ ┴─ ./        /丶  ゝ           \次バイドミッ~

218 :ブラストハンドが多すぎるを書いた奴 ◆CPytksUTvk :2008/02/24(日) 20:10:23 ID:U/DCpJUt
>>215
8時20分から平気だと思いますよ。
リリカルTRIGAN氏は九時からの予約状態ですし。
あとルールーたちどころか、スカとかも味方だったりします。
それで、誰が敵かというと……推測してみてくださいとしか言いようがありませんw
敵が物凄い巨大なので、これでも勝てるかどうかが微妙なのが、ミソですね。

バイド支援です!

>>216
アメリカ映画のあれですね。
最近2が出たらしいですが、個人的に1で名作だと思いました。
個人差があるでしょうけれど。

219 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 20:10:44 ID:BWsjiTO9
>>215
支援するしかあるまい

この戦役以降存続してる場合、ミッドの交通手段は
http://www.irem.co.jp/contents/gallery/aprilfool_03/index.html
になるだろう

220 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 20:13:42 ID:15Q9fssm
>>219
コシヒカリの需要が高まるなwww

221 :R-TYPE Λ:2008/02/24(日) 20:18:57 ID:QYDJpfPm
>>218
スカが味方・・・ヤバい、個人的に一番ソソられる展開だ!
敵が巨大だと、何というか打倒するまでの過程が燃えに燃えるんですよね
そんな奴を倒して、最高のエンディングを迎えてやったー・・・って所で絶望のズンドコに落とすのが得意なゲーム会社もありますが

イメージファイト2週目とか、泣くよ?

>>219
あの会社はエイプリルフールに魂を注ぎ込み過ぎるw
普通に欲しいのは秘密


それと今回もそれなりの量なので、できれば支援をよろしくお願いいたします

222 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 20:19:08 ID:7Qsnpb7Y
>>219
なんぞこれwwwwww

223 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 20:20:37 ID:jyIplOP+
>>221
補習を支援する!

224 :R-TYPE Λ:2008/02/24(日) 20:21:11 ID:QYDJpfPm
それでは投下します



薄闇に支配された空間を、薄紫の燐光と共に放たれた斬撃が一閃する。
合金製の壁面を削りながら襲い来るその一撃を、濃緑色の機体はスラスターによる後退を以って回避。
しかし、鞭の様にしなるレヴァンティン・シュランゲフォルムの刃は一度薙いだ空間を更に前進、続けて二段目の斬撃を放つ。
不明機は球状の兵装を射出、レヴァンティンの刃へと当てる事によって強引に軌道を逸らし、急加速を以って前進、ダクト深部への離脱を図る。
しかしその行く手に新たな複合障壁が現れ、激突を避ける為に急減速。
そこへ更なる斬撃が襲い掛かるも、不明機は予備動作無しの垂直上昇によってそれを躱す。
そして高速にて接近した球状兵装と連結、再び正面から剣閃の主と相対した。

「・・・見事だ。初太刀で決められると思ったのだが・・・まさか此処までやるとは」

賞賛の念さえ込められたその言葉に対し、声が返される事は無い。
それは予想された事であり、彼女も無理に言葉を引き出そうとはしなかった。
不明機は動かない。
下手に動けば、即座にシュランゲフォルムからの一撃が繰り出される事を理解しているのだろう。

「その図体、しかも手足すら無い機体での見事な回避行動。ガジェットの様な物かと思っていたが、とんだ思い違いだった様だ」

ゆっくりと歩み寄る影、その背には二対四枚の炎の翼。
アギトとの融合を果たしたシグナムは、悠然とした足取りで不明機との間合いを詰める。

「あの様な魂の無い鉄塊と比較するとは、私もまだまだという事か」

レヴァンティンをシュベルトフォルムへと移行させ、鞘に収めるシグナム。
ロードカートリッジ、排莢。
不明機は微動だにせず、一連の動作を前に沈黙を保つ。

「攻撃の見切り、機体を動かすタイミング、位置取り、全て一流。咄嗟の判断も申し分なし。だが・・・」

鞘に収めたままのレヴァンティンを突き出し、不明機へと向ける。
シグナムの目に浮かぶ感情は「怒り」。
心の内で燻り始めた激情を堪え、声色も低く問い掛ける。



「・・・何故、反撃しない?」



殺気をなお強め、返される事の無い問いを発するシグナム。
その言葉通り、接敵してからというもの、不明機からのシグナムに対する反撃は一度として無かった。
ただ只管にシグナムの攻撃を躱し続け、今に至る。
その機体には躱し切れなかった攻撃による損傷が無数に刻まれ、分厚い装甲によって内部機構の損傷こそ負ってはいないものの、外殻にかなりの痛手を被っていた。
にも拘らず、不明機はシグナムに対して攻撃行動を取ろうとはせず、この区画からの離脱を図るのだ。
だがそれも、先程展開した複合障壁によって阻まれた。
破る事は可能なのだろうが、その猶予を与えるつもりなどシグナムには無い。

「逃げているだけでは、此処から先へは進めんぞ」

225 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 20:22:44 ID:jyIplOP+
圧縮波動砲支援

226 :R-TYPE Λ:2008/02/24(日) 20:23:45 ID:QYDJpfPm
鞘に収めたままのレヴァンティンを振り被り、不明機を見据える。
周囲に吹き荒れる、薄紫の魔力光と紅蓮の炎。
不明機下部に備えられた長大な砲身、その先端部に備わった小さなカメラのレンズが、僅かに動いた。

「飛竜・・・」

鞘より引き抜かれた刀身が、一瞬にしてシュランゲフォルムへと移行。
蛇腹状の刀身には薄紫の魔力光が宿り、シグナムの手元に従い螺旋を描く。
危険を感じたのか、不明機のスラスターが青い炎を噴くと同時。

「一閃!」

シグナムが振り切った刀身から、魔力の奔流が解き放たれた。
床面を削りながら不明機へと向かう、その名に違わず飛竜の如き斬撃。
だが今度は、不明機は回避する素振りさえ見せなかった。
そのまま球状兵装へと直撃、魔力光の爆炎が吹き上がる。

『やったか!?』
「いや・・・」

歓声を上げるアギト。
対して、シグナムは警戒を解かず、粉塵の向こうを見据える。
直後、白煙の中から4発のミサイルが躍り出た。
包み込む様な軌道を描き、高速でシグナムへと迫る。

『速い!』
「くっ!」

ガジェットのものとは一線を画す速度にて迫る、4発の誘導ミサイル。
人間離れした跳躍のバックステップによって距離を稼ぎつつカートリッジをロード、寸前まで引き付けてレヴァンティンを振る。
シュツルムヴェレン。
4発全弾が、シグナムに触れる事無く爆発を起こす。
しかし、此処で誤算が生じた。

「っち・・・!」

シグナムが体勢を大きく崩し、吹き飛ばされる。
爆発の威力が大き過ぎたのだ。
これもまた、ガジェットのものとは比べものにならない性能だった。
騎士甲冑の其処彼処が破れ、破片が肌を切り裂く。
その隙を突くかの様に、爆炎の中から不明機が突撃。
球状兵装のアームから眩い刀身を伸ばし、それを振り上げシグナムへと斬り掛かる。
咄嗟に上へと飛び、刃渡り10mを超える放出エネルギーの斬撃を回避。

『危ねぇっ!?』
「・・・機械風情が剣士の真似事とはな。嗤わせてくれるッ!」

下方を突き抜ける不明機へとレヴァンティンの一撃を見舞うべく、刀身を振り被るシグナム。
しかし奇妙な物が視界に入り、彼女は攻撃を戸惑う。
連続放出されるエネルギーの刀身を振り被っていた球状兵装。
それが、その場に残されていたのだ。
その先には、完全に停止した不明機の姿。
何をしている、と疑問を抱いたのも束の間、スラスター噴射により後退を掛けてきた機体後部へと、球状兵装が接続される。
そして再び、エネルギーの刀身がシグナムへと伸びた。


227 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 20:23:50 ID:BWsjiTO9
支援

228 :R-TYPE Λ:2008/02/24(日) 20:25:09 ID:QYDJpfPm
「何と・・・!」

驚愕するシグナム。
あろう事か、不明機は兵装を機体後部へと接続し、後退しつつ攻撃を仕掛けてきたのだ。
眩い刀身が、シグナムを貫かんと迫る。
身を捻り回避。
刀身が振り上げられ、斜め上からの斬り下ろし。
後方に距離を取り回避。
突進、逆袈裟の斬撃。
刃の軌道下方に滑り込み回避。

「ハァッ!」

渾身の力で球状兵装へと斬り付け、隙を作るシグナム。
その後方に位置する不明機を切り裂くべく、更に横薙ぎの一太刀を放たんとする。
しかし、その空間に濃緑色の機体は存在しなかった。
見れば20mほど前方に、兵装を切り離し後退した不明機の姿。
機体下部の砲身に微かな光が点る様を目にしたシグナムは、己が直感に従い全力で真横へと跳躍。
刹那の差で、その後を追う様に無数の弾痕が刻まれた。
合金製の構造物を容易く貫通する、青い燐光を纏った砲弾。
狂った様に連射されるそれを射界から逃れる事で回避しつつ、シグナムは呻いた。

「初めて見る質量兵器だな。凄まじい威力だ」
『呑気な事言ってる場合かよ! バラバラにされちまうぜ!』

アギトの言う事も尤もだ。
このままでは遠からず、あの質量兵器の直撃を受けてしまうだろう。
壁面の弾痕から威力を推察するに、掠っただけでも致命傷となりかねない。
不明機の周囲を回り込む様に移動しつつ、カートリッジを1発、装填。
状況を打破するべく、三度レヴァンティンをシュランゲフォルムへと移行する。
機首を狙い、一撃。
不明機はすかさず後退、それを回避。
しかし、それこそがシグナムの狙いだった。

「・・・掛かった」

不意に、不明機の動きが止まる。
シャランゲフォルムの刀身が、何時の間にかその前後を塞いでいた。
外れた初撃が床面で跳ね返り、機体の背後に回り込んだのだ。
不明機はスラスターを作動、側面方向へのスライドで逃れようと試みる。

「無駄だ!」

しかし、正面や後方に比べ、面積の大きい機体側面。
刀身がそれを捉えるのは容易だった。
強大な魔力の込められた一撃が機体を強かに打ち据え、不明機はスラスターの推力と併せ高速で壁面へと叩き付けられる。
シグナムの攻勢は止まらない。
レヴァンティンの斬撃、そして不明機の攻撃によって損傷した壁面・天井へと、シュランゲフォルムの刃を走らせる。
刃によって打ち据えられるや否や衝撃と共にそれらが砕け、膨大な構造物の崩落を引き起こした。
比較的広範囲の崩落に対し、不明機は為す術なく構造物の雪崩に呑まれ、埋もれる。


229 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 20:25:15 ID:U/DCpJUt
コシヒカリ100%支援!

230 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 20:28:10 ID:BWsjiTO9
盾を職人が剣へと発展させたフォース支援

231 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 20:28:27 ID:dB1HfheK
呼ばれて飛び出て支援じゃーん?

232 :R-TYPE Λ:2008/02/24(日) 20:28:48 ID:QYDJpfPm
それを見届け、シグナムはレヴァンティンをシュベルトフォルムへと移行。
足を止め、カートリッジを装填する。
レヴァンティンの柄と鞘を連結しカートリッジをロード、ボーゲンフォルムへ。
魔力の弦を引き、矢が番えられると同時にカートリッジを2発ロード。

「翔けよ、隼!」
『Sturmfalken!』

シグナムの掛け声、そしてレヴァンティンの音声が響き、鏃に光が集束する。
その輝きが最高潮に達した瞬間、シグナムの指が弦を離れた。
衝撃波を撒き散らし、不明機の埋もれる崩落跡へと突き進む光の矢。
数瞬後、凄まじい爆発が崩落跡を呑み込んだ。

『今度こそ!』

遂に仕留めたとの確信に、アギトは歓喜の声を上げる。
しかしシグナムは尚更に表情を険しくし、シュベルトフォルムに戻ったレヴァンティンへと、三度カートリッジを装填し始めた。
アギトが、訝しげに声を発する。

『なあ、何してんだよ? あいつはもう・・・』
「爆発が早い」
『は?』
「矢は当たっていない・・・その前に爆発した。撃ち落とされたな」

装填を終え、吹き上がる爆炎を睨むシグナム。
次の瞬間、炎を振り切って現れた6mほどの球体が、彼女を襲う。
アギトが上げた驚愕の声を無視し、直線軌道で襲い来るそれを躱すシグナム。
背後からの急襲を警戒するが、その気配は無かった。
球体は壁面へと衝突、その身を減り込ませたまま静止する。
何のつもりか、と不審を抱く間も無く、高熱に揺らめく空気の向こうから耳障りな金属音が響いた。
反射的に視線を向け、シグナム、そしてアギトはその影を目にする。

『・・・何だ、アレ』
「ふん、正体を現したな」

その呟きに応える様に、それは2人の眼前へと姿を現した。



10mを優に超える影。
不明機下部に備えられていた砲身を手に、轟然と佇む濃緑色の巨人。
その背には見覚えのある巨大な2基のバーニア。
それはこの巨人が、紛れも無くあの不明機である事を示していた。



「傀儡兵もどきか。おまけに剣士ではなく銃士とは」

徐に巨人の腕が動き、砲口がシグナムを捉える。
それに返す様に、シグナムもまたレヴァンティンを構えた。
その時、シグナムは砲口へと集束する青い光に気付く。

「・・・来るぞ。恐らくエスティアを沈めたあの砲撃だ。覚悟はいいか、アギト?」
『だから一々訊くなって。いいに決まってんだろ!』


233 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 20:29:19 ID:yjB20gR5
支援


234 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 20:29:32 ID:jyIplOP+
衝撃波動砲U支援

235 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 20:30:45 ID:BWsjiTO9
発射した瞬間には相手に命中する衝撃波動砲支援

236 :R-TYPE Λ:2008/02/24(日) 20:31:04 ID:QYDJpfPm
力強い返答にシグナムは笑みを浮かべ、次に巨人の姿を凛と見据える。
砲撃を躱す算段は付いていた。
発射されてから躱す事は不可能だろう。
こちらから仕掛けるより他ない。
無論、敵は即座に砲撃を放つだろう。
だがシグナムとアギトには、その前に射界外へと脱する事ができるとの確信があった。
自身への、そして自身のロードへの信頼が。
微かに膝を沈め、力を込める。
ロードカートリッジ。
レヴァンティンに炎が宿った。

少しで良い。
少しでも射線から逸れる事ができれば、勝利はこちらのものだ。

そして、彼女達は力を解き放つ。



衝撃が、本局の一画を揺さ振った。

*  *  *

大型ミサイルが宙を切り裂いて飛翔し、壁面へと接触して炸裂する。
魔力による爆発ではなく、火薬によるものでもない。
何らかのエネルギーによる複合連鎖爆発。
空間を埋め尽くさんばかりのエネルギー放射に、フェイトの姿が霞の様に揺らぎ消え失せる。
一瞬後、その場を突き抜ける3本の牙。
無数のボールが繋がった様な、青い光を放つチェーンが空間に1本の線を引き、次の瞬間にはS字型に撓んで先端の球体を引き寄せる。

その隙を突き、一筋の雷光が薄闇を切り裂いた。
プラズマランサー、単発射。
宙を翔ける閃光に、闇の中から漆黒の機体が浮かび上がる。
迫る閃光。
不明機は、スラスターによる側面方向への移動によってそれを回避。
至近距離への着弾による衝撃に機体を揺さ振られつつも、短時間ながら質量兵器を連射、閃光の飛来した方向へと反撃を行う。
その不明機キャノピーへと、何処からともなく撃ち込まれる十数発、橙色の光弾。
着弾寸前で気付いたのか、不明機は後退して回避を試みる。
しかし光弾は軌道を変更、全弾がキャノピーへと着弾。
機体同様に漆黒のキャノピー、そこに僅かな罅が入る。
更に機体上方、8つの光球とそれを取り巻く環状魔法陣が、ダクト内の天井付近に出現。
空中に浮かぶ魔法陣の上から不明機を見下ろし、フェイトはトリガーボイスを紡ぐ。

「プラズマランサー・・・」

不明機もフェイトの存在に気付いたらしい。
球状兵装が方向転換、再度彼女へと襲い掛かる。
フェイトはそれを無視し、発射態勢を維持。
その目前へと、球体が迫る。

「ファイア!」


237 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 20:31:49 ID:jyIplOP+
スペシャルウェポン炸裂マダー?支援

238 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 20:32:08 ID:U/DCpJUt
ヒノキ支援!
ヒノキに掛けた30年にかけて! 支援し続ける!!

239 :R-TYPE Λ:2008/02/24(日) 20:32:48 ID:QYDJpfPm
発射コマンドを唱えバルディッシュ・アサルトを振る直前、フェイトの身体を巨大な球体が押し潰す。
同時に、8発の魔力弾が不明機「側面」より放たれた。
そこには、バルディッシュを振り抜いたフェイトの姿。
球体の通り過ぎた空間には何も無い。
嵌められた事に気付いたか、不明機後部のノズルに火が点り、急発進する。
直前まで機体のあった空間を、魔力弾が通過。
不明機は180度ターン、機首をフェイトへと向けた。

「ターン!」

しかしフェイトの声と共に魔力弾は静止、円を描いて方向を転換し、再び現れた環状魔法陣によって加速・射出される。
狙うは1箇所、闇に潜んだティアナのクロスファイアシュートによって刻まれた、キャノピーの罅。
パイロットを守る盾を奪い、そこに非殺傷設定の魔法を撃ち込んで無力化する。
それがフェイトとティアナの狙いだった。

先程のクロスファイアシュートから、ある程度は予想していたのだろう。
不明機はターン直後に、スラスターを作動させていた。
しかしその行動も、フェイトの予想を上回るものではない。
左にスライドすれば、壁面に行動を制限される。
動くとすれば右しかないのだ。
8発のプラズマランサーは其々が位置をずらし、壁となって不明機の予測進路上へと突き進む。
不明機は急激な垂直上昇を敢行、回避を試みるも内2発を躱し切れず、キャノピー後方の大きく迫り出した装甲へと被弾。
弾ける魔力光と爆炎の中、フェイトは不明機のキャノピーに一段と大きな罅が走るのを確認する。
しかし。

『フェイトさん、あれ・・・』
『うん・・・修復してる』

ティアナからの念話に答えを返しつつ、フェイトは苦々しい面持ちで不明機を睨み据える。
その視線の先では、不明機のキャノピーを走る罅に、何か液体の様なものが滲み出していた。
被弾箇所から吹き上がる炎に照らし出され白く浮かび上がった罅が、徐々に黒く染まってゆく。
十数秒もすれば、完全に罅を覆い尽くすだろう。
流石は軍用機、この程度の損傷は設計段階から予想の範囲内という事か。

と、その様を注意深く観察するフェイトの視界内で、機体から伸びるチェーンが僅かに動く。
咄嗟に背後へと跳んだ彼女の眼前に、爪を広げた球状兵装が垂直落下。
床面に激突し、破片と衝撃、轟音を周囲に撒き散らす。

「っ! くぅ・・・!」

頬を切り裂く破片、鼓膜を襲う凄まじい音に苦痛の声を洩らしつつ、フェイトは空中へと身を躍らせる。
そのすぐ下では、もう1人のフェイトが逆方向へと駆け出していた。
フェイク・シルエット。
ティアナにより生み出された魔力の幻影は、ハーケンフォームのバルディッシュを振り翳し不明機へと向かう。


240 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 20:33:49 ID:BWsjiTO9
ペットボトル99.9%リサイクル次元航行機支援

241 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 20:34:02 ID:6tynG63A
支援!

242 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 20:34:03 ID:jyIplOP+
ライトニング波動砲発射支援

243 :R-TYPE Λ:2008/02/24(日) 20:34:22 ID:QYDJpfPm
ティアナの幻術魔法により敵を撹乱し、フェイトの高機動・高火力で制圧。
それでも仕留められない敵には、更にティアナのクロスミラージュによる射撃が襲い掛かる。
2人が行動を共にして1年と約半年。
それが彼女達の間で確立された戦法だった。
特にティアナの幻術・射撃魔法制御技術は成長著しく、幻影の持続時間及び同時制御可能数、弾体誘導精度及び最大同時発射可能数、共に大幅な伸びを見せ、戦闘時に於いては常に絶対的優位を保つ事を可能としている。
そこにフェイトという規格外の戦力が加わる事によって、いざ戦闘となれば大概の敵対勢力は短時間での制圧が可能であった。

フェイトは、敵の質量兵器による迎撃を警戒しつつ前進する、自身の幻影へと目をやる。
頬を伝う血液、バルディッシュの構え方、敵に接近するルートの選択。
全てが現在のフェイトをほぼ完全に模しており、フェイト本人でさえ自身がもうひとり存在するかの様な錯覚に襲われるほどであった。
2年前とは比べ物にならない成長を果たした自身の部下を空恐ろしく、しかし頼もしく思いつつ、それでも仕留め切れない現状の相手へと目をやる。
そして奇妙な光景が、フェイトの視界へと飛び込んだ。

接近する幻影に対し、不明機は何ら対処する構えを見せなかった。
球状兵装を機首へと接続し、僅かに高度を上げる。
幻影が空中へと飛び出し、振り翳されたハーケンフォームの刃がハーケンスラッシュへと移行しても、不明機は何ら反応を返さない。
それが何を意味するかは、すぐに理解できた。

『ティアナ!』
『解っています!』

幻影が消失する。
これ以上は無意味と判断し、ティアナ自らの判断によって解除されたのだ。
敵はこの短時間で幻術を解析し、目前のフェイトが幻影である事を確実に見抜いている。
魔力を持たない機械が、どうやってそれを見分けたというのか。
少なくとも次元世界の技術ではあるまい。
彼等独自の技術で以って、目前の現象を解析したのだろう。

幻影が時間を稼いでいる内に砲撃魔法を構築する、という戦法はもう使えない。
あの機体の持つ武装を前にして、撹乱によるサポートも無く足を止めるというのは、自殺行為以外の何物でもない。
かといって移動しながら放てる魔法では、火力不足は否めない。
ブラズマランサーの単発射ならば威力は申し分ないが、それでも直撃してどうにか装甲を撃ち抜けるか否か、といったところだろう。
事実、2発のプラズマランサーが着弾したというのに、装甲の一部破損、そしてキャノピーの罅程度の損傷しか与えられなかった。
そして何よりあの機体の機動性からして、大威力魔法の弾速では躱されてしまう可能性が高い。
射撃魔法の中ではかなりの弾速を誇るプラズマランサーの単発射でさえ、しかも不意を突いたにも拘らず回避されてしまったのだ。
ティアナの射撃魔法は弾速こそ問題ないものの、あの機体を相手取るには威力の面で不安が残る。
残るはバルディッシュによる近接戦闘だが、そもそも近付けるかどうか。

多少優位であった状況が、遂に崩れ去ってしまった。
何とか状況を打破しようと思考を廻らせるものの、これといった名案は浮かばない。
一転して最悪の状況下となったそこへ、更に不明機の攻撃が追い討ちを掛けた。

『フェイトさんっ!』


244 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 20:34:32 ID:U/DCpJUt
RーTYPEを持ってくれば物々交換も可能だよ 支援!

245 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 20:35:06 ID:jyIplOP+
ドースブレイク中のフォースはヤバい支援

246 :R-TYPE Λ:2008/02/24(日) 20:35:57 ID:QYDJpfPm
その警告が、フェイトを救った。
不明機へと接続された球状兵装。
その下方より黄色の光線が発せられ、兵装直下の床を焼いたのだ。
何をしているのか、と注視してしまったフェイトに飛ぶ、ティアナの警告。
咄嗟に横へと位置をずらしたフェイトのすぐ側面を薙ぎ払う様に、直線の光が下から上へと振り抜かれた。

「え・・・」

思わず声を洩らすフェイト。
直後、光線によって赤熱する痕跡を刻まれた床面・壁面・天井が、順を追う様に炎を噴き上げた。

「な・・・!」

漸く、それが光学兵器による攻撃であると理解したフェイト。
しかしその威力は、彼女の知る攻撃用レーザーとは比べ物にならないものだった。
不明機は彼女に考える時間を与えない。
更にもう一度、レーザーが空間を薙ぎ払う。
角度を変え、逆袈裟に斬り上げる様に迫る光線。
間一髪で高度を下げ、フェイトはそれを躱す。
しかしそれは同時に、ティアナが身を潜める近辺をも薙ぎ払った。

「きゃあっ!」
「ティアナ!」

至近距離で噴き上がった炎と溶鉄に、ティアナのオプティックハイドが解ける。
3度目の掃射をソニックムーブで躱し、フェイトはティアナの側へと降り立った。

「大丈夫!? 此処から逃げるよ!」
「は、はい!」

その瞬間、2人の頭上から凄まじい轟音が響く。
何事か、と視線を上げた彼女達の視界に、迫り来る天井が目に入った。
フェイトはティアナを抱え、再びソニックムーブを発動。
直後、2人の居た場所を大量の構造物が押し潰す。
フェイトは、そしてティアナは見た。
あの球状兵装が天井へと撃ち込まれ、合金製の構造物を喰らうその様を。
漆黒の機体とそれを繋ぐ光のチェーンが怒り狂う蛇の如くのたうち、触れたものを片端から薙ぎ払う様を。
その「大蛇」が暴れる度に天井からは大量の構造物が零れ落ち、轟音と共に床面へと突き刺さる。
フェイトとティアナは雨の様に降り注ぐ鉄片の中、押し潰されない様に逃げ回る事で精一杯だった。
それでも何とか、メンテナンス・ハッチから50m程の距離にまで辿り着く2人。
既に周囲は大量の構造物が積み上がり、不明機の姿は視認できない状態だ。
轟音と振動から、あの球状兵装が未だ破壊活動を続けている事は判るものの、最早2人に打つ手は無かった。

「応援を呼びますか!? このままじゃ動力炉が!」
「駄目! 大人数で攻めてもアレを受けたらおしまいだ!」

先の対応を話し合いつつ、メンテナンス・ハッチを目指す。
しかし次の瞬間、2人の視界を青い雷光が埋め尽くした。


247 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 20:37:01 ID:jyIplOP+
ヒステリックドーン支援

248 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 20:37:37 ID:BWsjiTO9
アンカーフォース支援

249 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 20:38:14 ID:6tynG63A
支援だ!

250 :R-TYPE Λ:2008/02/24(日) 20:38:20 ID:QYDJpfPm
「・・・!」
「・・・!?」

悲鳴すら掻き消える轟音、そして衝撃。
実に数十メートルもの距離を吹き飛ばされ、2人は金属の瓦礫の上へと叩き付けられた。
バリアジャケットによって衝撃は軽減されたものの、無数の鋭利な金属片が肌を切り裂いてゆく。
漸く身体が停止した時、2人は全身から血を流していた。

「・・・う」
「ティ・・・ティア・・・」

呻きつつも身を起こすフェイト。
ティアナを見れば、打ち所が悪かったのか、完全に気を失っていた。
周囲を見回すと、消し飛んだハッチが目に入る。
いや、ハッチだけではない。
ダクト内の壁が数百mに亘って吹き飛び、その先の隔壁ごと崩れ去っていた。
信じられない光景に、彼女は唖然とその様を眺める。

と突然、フェイトの全身を浮遊感が襲う。
彼女は考えるよりも早く、ティアナの身体を抱えていた。
直後、足下の瓦礫が消える。
崩落だ、と気付いた時には、一帯の人工重力が解除されていた。
足下に空いた空間から、艦内の緊急アナウンスが響く。

『緊急事態。B5区画にてA級崩落発生。被害拡大を防ぐ為、一帯の人工重力を解除します。緊急事態・・・』

眩い光がダクト内を照らす。
記憶が確かならば、この下は非常用の物資貯蔵庫だった筈だ。
場所が場所なだけにそれほど人は居ないだろうが、それでも0ではあるまい。
上手く避難してくれていれば良いが。

そんな事を考えつつ、ティアナを安全な場所に下ろそうと降下を始めたフェイトの背後から、不気味な空気の振動が響き始めた。
耳鳴りにより機能しない聴覚の代わりに、全身の感覚でそれを感じ取った彼女は、咄嗟に背後へと振り向く。



その眼前に、漆黒の機体が浮かんでいた。



「あ・・・あ・・・」

驚愕に表情を強張らせ、フェイトは悟る。
この振動は、目前の機体が立てる轟音なのだと。
先程の青い光、そして衝撃は、エスティアを沈めたものと同じか、それに準ずる攻撃だったのだと。


251 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 20:40:03 ID:jyIplOP+
レーザーはシェードαか!?支援

252 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 20:40:16 ID:BWsjiTO9
ぶっぱなしやがったw支援

253 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 20:40:19 ID:U/DCpJUt
えーと、えーと
ネタが思いつかないよ! バイドに喰われてくる!
支援!!

254 :R-TYPE Λ:2008/02/24(日) 20:40:30 ID:QYDJpfPm
凍り付くフェイトの眼前、不明機は球状兵装を呼び寄せる。
ゆっくりと近付くそれを前に、フェイトはこの機体が「観察」を行っているのだと理解した。
自らが敵対しているのはどんな存在か、情報を集めているのだ。
では、その次に来るのは何か。
友好か、敵対か。

答えは直に示された。
球状兵装の直下に点った、黄色の光によって。
フェイトは三度ソニックムーブを発動し、レーザーを躱す。
しかし、同時に発射された大型ミサイルの炸裂による余波に巻き込まれ、ティアナもろとも吹き飛ばされた。

「うああぁッ!」

下方へと吹き飛ばされ、連なる貯蔵棚を薙ぎ倒しながら墜落するフェイト。
不明機は更にレーザーを照射、ティアナを抱え必死に離脱を図る彼女を執拗に狙う。
その掃射をも躱したフェイトは隣接する区画へと続く通路に逃げ込もうとするが、それよりも射出された球状兵装が通路を押し潰す方が早かった。

「・・・ッ!」

もう、逃げ道は無かった。
反対側の通路は不明機の後だ。
半ば絶望の表情を浮かべ、背後へと振り返る。

その視界に、ひとつの人影が映り込んだ。
不明機の後方、何時の間にか空中に現れ、佇むその人物。
不明機もそれに気付いたのか、焦燥の滲む機動で前進と方向転換を図る。
そして、見間違いではないのか、と自身の目を疑うフェイトの、漸く本来の機能を取り戻し始めた耳に、その声は届いた。



「チェーンバインドッ!」



翡翠色の鎖が、幾重にも不明機を拘束する。
余程フェイトに気を取られていたのだろう。
回頭も間に合わず、襲い来る鎖を躱す事もできず、完全に拘束される不明機。
その光景を前に、フェイトは叫んだ。

「どうして・・・どうして此処に? ユーノッ!」

声の先には、医療区に居る筈の幼馴染、ユーノ・スクライアの姿があった。
その彼の服装、左脚の部位には赤い血が滲み、裾からは血の雫が滴っている。
病室から無理に抜け出してきたのは明らかだった。

「援護に来れる人手が無くてね! 君達の状態を知って、艦内を転移してきた! 今の内に、早く!」
「何て無茶を!」
「早く! 予想以上だ、長くは保たない!」


255 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 20:40:41 ID:FdQh/ekf
ターミネイトγだろ支援

256 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 20:40:42 ID:1pH8s8Kf
トゥルーファイナル波動砲支援

257 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 20:40:50 ID:jyIplOP+
いや、ターミネイトγか!支援

258 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 20:41:38 ID:BWsjiTO9
グランドフィナーレの野望支援

259 :R-TYPE Λ:2008/02/24(日) 20:42:09 ID:QYDJpfPm
その声と頭上の轟音に不明機へと視線を向ければ、ノズルから凄まじい炎を噴き出しつつ離脱を図る不明機の姿。
球状兵装自体を取り巻いたバインドは何故か分解してしまったものの、そこから伸びるチェーンを拘束され、結果として不明機は球状兵装のコントロールを封じられていた。
ミサイルも同様に、やはり射出口をバインドによって塞がれ、放つ事ができない様子だ。
しかし、狂った様に噴射を繰り返す各部位のスラスターと、業火を吐き出し続けるメインノズル、それらの生み出す推力によって、バインドは今にも千切れそうだ。
寧ろこれだけの力が加わっても拘束を保っている、バインドの強度に驚かされる。
ユーノが作り出してくれた、この好機を無駄にする訳にはいかない。
フェイトはティアナを床へと下ろし、バルディッシュを構える。

バルディッシュをザンバーフォームへ、ロードカートリッジ3発。
足下に拡がる金色の魔法陣。
バインドに拘束されながらも、何とか離脱を図ろうとする漆黒の機体を見据え、呟く。

「危険な力・・・」

バルディッシュを振り被り、キャノピーと機体後部の境へと狙いを付ける。
その位置で切り落とせば、パイロットが爆発に?まれる事態は避けられると踏んだのだ。
柄を握る指に力を込め、叫ぶ。

「此処で、断ちます!」

振り下ろされる刃先。
2m前後の刀身が、一瞬にして100mを優に超える巨人剣へと伸長した。
ジェットザンバー。
金色の刃が、不明機を切り裂かんと迫る。
そして、遂にその刀身が機体を捉えようとした、その瞬間。
雷鳴と共に、不明機から青い閃光が迸った。

「・・・!」

稲妻だ。
強力な稲妻が不明機より発せられ、バインドを打ち砕いた。
一瞬にして後退し、間一髪でジェットザンバーの刃を回避する。
振り抜かれた金色の刀身は、青い光を放つチェーンを断ち切るに留まった。

「しまった!」

攻撃が躱された事を理解すると同時、すかさずユーノがバインドを放つ。
しかし今度はその全てを回避されてしまう。
不明機は上昇、逃走を図る。
ユーノは危険を承知でフェイトの側へと飛び、その腕を握った。

「中央区に転送するよ、君はランスターさんを!」
「駄目だよ! あの機体を逃がす訳には!」
「そんな身体で何を言っているんだ! 一度、態勢を立て直さないと・・・」

その時、奇妙な音が2人の鼓膜を打った。
金属の拉げる様な、分厚い鉄板を貫通する様な音。
不明機が戻ってきたのか、と焦燥と共に見上げた視線の先で。



不明機が、球状兵装に「喰われて」いた。




260 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 20:43:02 ID:BWsjiTO9
暴走したw支援

261 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 20:43:04 ID:6tynG63A
バイドか?支援!

262 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 20:43:30 ID:jyIplOP+
ギャアア!暴走かよ!支援

263 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 20:43:34 ID:FdQh/ekf
パイロット支援

264 :R-TYPE Λ:2008/02/24(日) 20:43:57 ID:QYDJpfPm
「・・・な、に?」
「あれ、は・・・」

機体の左側面へと喰らい付き、装甲を押し潰してゆく球状兵装。
不明機は球体を周囲の壁に押し付けたまま周囲を飛び回り、何とかそれを引き剥がそうとしている。
その行為が漸く実を結び兵装が機体を離れた時、不明機左側面の装甲は殆どが剥ぎ取られ、無残にも破壊された内部機構を晒していた。
すぐさま回頭し、球状兵装へと機首を向ける不明機。
まるで「敵」に相対するかの様なその振る舞いが、事態の異常性を示している。

しかし、球体が不明機を襲う事はなかった。
球体はその下方、新たな「獲物」へと狙いを定め、その3本の爪を以って襲い掛かる。
その獲物、呆然と球体を見上げる2体と、意識を失った1体、計3体の小さな「被捕食者」。



フェイト・T・ハラオウン。
ユーノ・スクライア。
ティアナ・ランスター。



新たな3体の「餌」目掛け、赤い光を纏う球体、青き戒めの鎖より解き放たれた「捕食者」が襲い掛かった。


265 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 20:44:03 ID:BWsjiTO9
光学チェーン切断によるフォース暴走支援

266 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 20:44:39 ID:jyIplOP+
/(^o^)\支援

267 :R-TYPE Λ:2008/02/24(日) 20:45:22 ID:QYDJpfPm
投下終了です
皆さんの支援のおかげで、無事にさるさんを回避できました
ありがとうございます

速い人、斬っちゃいけないところを斬っちゃいました
次回はミッドチルダ編です

StSって設定は膨大だけど、それぞれが大味過ぎてちょっと困る時があります
本局はデカい船って、どんだけデカいか正確に分からないから、Rが余裕で侵入可能なデカさにしちゃいました
狭い所に入らないRなんてRじゃないやい

次回予告
ゲボ子、石川県民に漢を見る
魔王、殲滅兵器に「少し・・・頭冷やそうか・・・」する


268 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 20:49:54 ID:BWsjiTO9
GJ!
Rってつくづく倫理感と安全性かなぐり捨ててる機体だよな
これでも足りないぐらいなんだろうけど
次回は石川県民のとっつきとモリッツG?
まさか惑星破壊級の殲滅兵器をいきなり投入したのか?

イメージファイトの二周目補習はなのはさんなんて比じゃないぐらいに無理ゲー
教官!頭を冷やす暇もありません


>>222
22世紀地球の歴史では産業革命期に2足歩行ロボットが開発され
昭和の頃にはバイクに反重力エンジンを組み込んでいるからな
これぐらいのオーバーテクは普通だろう

269 :ゲッターロボ昴:2008/02/24(日) 20:50:27 ID:6tynG63A
GJ!
波乱万丈ですなー、次元戦闘機乗りは。

ところで闇の王女、
幕間其の二ができたのですが――あいてる時間帯あります?

270 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 20:53:40 ID:AptVUxj1
GJ!
次回は石川県民がついに登場か


271 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 20:54:51 ID:BWsjiTO9
>>269
リリカルTRIGAN氏は九時からの予約状態らしい

それにしても支援の個性豊かすぎ
ここの連中はアイレムのバイドバーガーを食ったに違いないw

272 :スーパーロボット大戦X:2008/02/24(日) 20:54:56 ID:ZaB13zcX
皆様GJです。
さてと次はリリカルトライガンですね。支援の準備に間に合ったようでよかったです。

273 :リリカル! 夢境学園 ◆CPytksUTvk :2008/02/24(日) 20:56:42 ID:U/DCpJUt
>>269
リリカルTRIGAN氏の後ならフリーですよ。
さて、皆支援の準備だ!


274 :ゲッターロボ昴:2008/02/24(日) 20:57:25 ID:6tynG63A
では自分は10時から予約したいのですがいいでしょうか。

名探偵ユーノ誕生!


275 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 20:58:19 ID:jyIplOP+
GJ!
魔導師相手に閉鎖空間で白兵戦w本当にRは戦闘機なのかよwww
フェイトそんやっちまった、しかもドースブレイク中wまさかそんな危険な代物で戦ってるとは夢には思わないだろうなw
これはΔ最終面のアレをやるしか…三人には根性で耐えてもらおう!
シグナムは衝撃波動砲にどう対応するのか!
次回は漢の機体がついに来るのか!どんな戦闘シーンが楽しみだ。
そして地球軍は性懲りもなくまたモリツGさん作ってたのかよww

>>268
巨大ロボットは飛鳥時代に完成済みだぜ!

276 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 21:03:39 ID:BWsjiTO9
>>275
R戦闘機は地中以外の全ての領域で戦闘を行える機体ですから
狭いところでも戦えますよ

さてリリカルTRIGAN氏支援

277 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 21:03:48 ID:dB1HfheK
>>275
太子
自重

278 :リリカルTRIGUN ◆jiPkKgmerY :2008/02/24(日) 21:06:04 ID:T4x45zxy
やべぇ、この良作のあととかマジ緊張ww
ってことで投下させていただきます。

279 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 21:06:34 ID:8sgRNOXb
こんなところでバイド暴走したら………
侵食フラグ?

280 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 21:07:31 ID:jyIplOP+
>>276
普通に水中でも問題なく機動してるしあのノズルは何を噴射してんだ支援

281 :リリカルTRIGUN ◆jiPkKgmerY :2008/02/24(日) 21:07:52 ID:T4x45zxy
海鳴市のとある公園。そこのベンチに一人の男が座っている。

(あーあ……間抜けなくらい青い空だなあ……)
楽しそうに遊ぶ子供たちの声をBGMに男は空を眺める。
どこまでも続く青い空に所々に点在する白い雲。それらは見ている者の心を優しく癒やしてくれる。

空に向かい右手をかざす。

(ああ……まただよレム……。笑っちゃうなあ……もう叶いやしない事なのに……君にもこの景色を見せたいと思ってるんだ……俺は)

青空にレムの姿が浮かび上がる。
もうこの世にはいない人の姿。
右手を伸ばす。
そうすれば空に映るレムに届くと思って。
だが、右手は当たり前のように空を切る。
何にも触ることはない。
当然だ。レムはこの世に居ないんだから。

空を切った右手を寂しそうに見つめ、苦笑する。
「ほら、やっぱりヴァッシュさんだ!」

その時、聞き覚えのある声がした。
声がした方にいるのは一台の車とその後部座席に乗る二人の少女。
二人は車から出て、こちらへと歩いてくる。

「こんなとこで何してるんですか?」
「バカ、大の男がポツンと公園にいるのよ。サボりに決まってんじゃない」
「えぇ!?そうなんですか!?」

好き勝手に言葉を飛ばす少女たち。
だが男はそんな少女たちに言葉を返さず、和やかな笑みを浮かべる。

「どうしたの?ヴァッシュさん」

その様子を不思議に思った少女が問う。
「いや、なんでもないさ……」

男は少女たちの頭の上に手を置く。
いきなりの事に二人は困惑してしまう。

(……レム。やっぱり君にも見て欲しかったな……この平和な世界を……)

手を置いたまま男は透き通るような青空を眺める。
いつもと様子の違う男を見て、少女たちは不思議そうに顔を見合わせる。
「大丈夫……?」
少女たちから気遣いの声が飛ぶ。

そんな少女たちに男は――
「よし!二人ともアイス付き合え!」
ニコリと笑いかけそう言った。





282 :リリカルTRIGUN ◆jiPkKgmerY :2008/02/24(日) 21:08:52 ID:T4x45zxy
■□■□

すずかは一人図書館にいた。

山のようにある本、静かで落ち着きのある空間、読者好きにはたまらない場所。
すずかはこの図書館が大好きだった。

何十とある本棚と本棚の間を歩く。

本を探すこの時間も好きだ。
本棚のジャングルを歩き自分の求める本を探す。まるで宝探しゲームみたいで何だかワクワクする。

そんなことを考えながら歩いていると、お目当ての本棚を見つけた。
それはファンタジー系の本棚。
本棚の前に立ち、今日読む本を選ぶ。

タイトルだけ見ても面白そうな本ばかりにすずかは悩む。
手を右に左に動かし、本を取っては戻す。

と、その時、本と本棚の間から一人の少女が見えた。

その少女は車椅子に座っており、上の方の本に向かって手を伸ばしている。が、あと少しというところで届かないらしく、精一杯手を伸ばし続けている。
それを見たすずかは、車椅子の少女の方へ駆け出す。

「これ、ですか?」

すずかは少女が求めてるらしき本を取り、女の子に渡す。
「あ……。ありがとうございます」

車椅子の少女は少し驚いたような顔をした後、微笑みながら礼を言った。

それからすずかと車椅子の少女ーー八神はやてが、友達になるのに大して時間はかからなかった。
二人は他の人の迷惑にならないよう小さな声で話す。
自分のこと、好きな本のこと、他愛もないこと。二人は会話に花を咲かせる。

とても楽しい時間が過ぎていった。





283 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 21:09:33 ID:BWsjiTO9
支援

284 :リリカルTRIGUN ◆jiPkKgmerY :2008/02/24(日) 21:09:51 ID:T4x45zxy
「あ、もうこんな時間や」

はやてが時計に目をやり驚く。
もう五時を回っている。話に夢中で気づかなかった。

「ごめんな、すずかちゃん。私、もうそろそろ帰らんと……」

残念そうな顔をしながら謝るはやて。その顔は帰りたくないことを、ありありと語っていた。

「ふふ、はやてちゃん帰りたくなさそう」
「う〜そうなんやけどな……みんなのご飯作って上げへんと」
そのはやての言葉に感心しながらすずかは車椅子押していく。
出口へ向かう間も二人の会話は止むことはなかった。





出口に一人の女性が立っていた。

女性はすずか達に気付くと、その穏やかそうな顔に微笑みを浮かべ、お辞儀をする。
その丁寧な仕草にすずかもお辞儀を返す。

「すずかちゃん、また会おうな」

はやてはそう言い、女の人に押されていく。
女の人ははやてちゃんの家の人らしく、手慣れている。

「また会おうね。約束だよ」
すずかも、その後ろ姿に語りかけながら手を振る。
「うん!約束や」
はやては後ろを振り返りながらそう言い、手を振る。
最後に女の人が、もう一度お辞儀をし二人は去っていった。

「八神、はやてちゃんかぁ……」
一人残されたすずかははポツリとそう呟く。
その顔には笑み。
新たな出会いに喜びを隠しきれない、そんな笑みを浮かべていた。






285 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 21:10:51 ID:hvEMFYsV
俺の名前は天花寺大悟、ブラストハンドだ!支援。

286 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 21:11:09 ID:GUFNrXeB
支援

287 :スーパーロボット大戦X:2008/02/24(日) 21:11:18 ID:ZaB13zcX
支援

288 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 21:11:47 ID:jyIplOP+
支援

289 :一尉:2008/02/24(日) 21:12:07 ID:KjhouUsS
ほお支援するせ。

290 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 21:12:11 ID:U/DCpJUt
俺もブラストハンドだ!
支援って関係ないし?!

291 :リリカルTRIGUN ◆jiPkKgmerY :2008/02/24(日) 21:12:17 ID:T4x45zxy
――それは小さな出会い。

帰り道、はやてはシャマルに今日起きたことを語る。
すずかとの出会い。どんなことを話したか。
話したいことは山のようにある。
それらを一つ一つ楽しそうに口に出していく。


――心優しい少女と車椅子の少女との小さな出会い。



二人は笑いあいながら進んでいく。
そんな二人の進行方向に、一人の女と一人の男が立っている。


――だが、この出会いによって今まで噛み合うことのなかった歯車と歯車が噛み合う。


はやてはその二人に気付くと、嬉しそうに手を振る。


――それらが噛み合ったことにより、何が起こるかはまだ誰にも分からない。


二人に向かいはやては満面の笑みを浮かべる。


――だが、それでも歯車は止まることはない。


「待っていました、主はやて」
ピンク色の髪をした女性は、意志の強そうなその顔に小さな笑みを浮かべる。
「遅いぞ、はやて」
そしてもう一人の金髪短髪の男は表情を変えず、そう言った。
「ごめんなー、ちょっと時間見るの忘れててもうてな」
そんな二人に向けはやては謝罪を述べる。

「あぁ、そや。みんな今日の晩御飯何がええ?」
「ええそうですね、悩みます」
「俺は何でもいい」
微笑む女とは対照的に男は憮然とした顔で呟く。
「むー遅刻したこと怒っとるんか?」
「別に怒ってなどいない」
「だって笑ってないやないか」
男は溜め息を一つつく。
「だったら今日は俺の好きな料理を頼む」
その顔には小さな微笑み。
それを聞きはやてはドンと胸を叩く。
「まかせとき!――


――もし止まる時があるのなら


――ナイブズ!」


――それはどちらかの歯車が壊れた時だろう。


292 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 21:12:21 ID:gPh0k/CW
 

293 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 21:13:07 ID:U/DCpJUt
嫌な予感!
支援!!

294 :R-TYPE Λ:2008/02/24(日) 21:13:11 ID:QYDJpfPm
風呂出るや
嬉しき事かな
レス一杯

それはそうと人間台風支援!

295 :リリカルTRIGUN ◆jiPkKgmerY :2008/02/24(日) 21:13:16 ID:T4x45zxy
■□■□

PM7:45――はやてとすずかの小さな出会いから数時間後の海鳴市市街地。
そこから百数十m上空。
そこに彼女達はいた。

一人は赤髪の少女。
もう一人……いや、もう一匹は大型の狼のような蒼い毛並みの獣。

「どうだヴィータ。見つかりそうか?」

獣の方から男の声が響く。

「いるよーな……いないよーな」

獣が喋るという有り得ない出来事に動じることなく、ヴィータと呼ばれた少女は返事を返す。

ヴィータの手には一冊の古ぼけた本と一振りのハンマー。
少女には似つかわしくないその姿が、ヴィータにはどこかしっくり来る。
「こないだっから時々出てくる妙に巨大な魔力反応。あいつを捕まえれば一気に二十ページくらいいきそうなんだけどな」
ヴィータはハンマー――グラーフアイゼンを肩に乗せそう呟く。

「別れて探そう。闇の書は預ける」
「おっけーザフィーラ。あんたもしっかり探してよ」
「心得ている」
獣――ザフィーラはそう言うと後ろを向き空を駆けていく。

ザフィーラが去るとヴィータはグラーフアイゼンを振りかざす。

それと同時にヴィータの足元に赤色の光を放つ魔法陣が現れる。

「封鎖領域展開!」
『魔力封鎖』

その言葉と共に半透明な紫色の何かが広がっていく。
それはみるみるうちに大きさを増していき、市街地を覆っていく。
市街地を歩く人々や道路を走る車はそれに触れたそばから消えてしまい、市街地には誰もいなくなる。
それでもなお、それは勢いを弱めず範囲を広げていく。

そして、それは高町家にも到達する。



296 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 21:13:20 ID:gPh0k/CW
 

297 :リリカルTRIGUN ◆jiPkKgmerY :2008/02/24(日) 21:13:56 ID:T4x45zxy
■□■□

PM7:45――はやてとすずかの小さな出会いから数時間後の海鳴市市街地。
そこから百数十m上空。
そこに彼女達はいた。

一人は赤髪の少女。
もう一人……いや、もう一匹は大型の狼のような蒼い毛並みの獣。

「どうだヴィータ。見つかりそうか?」

獣の方から男の声が響く。

「いるよーな……いないよーな」

獣が喋るという有り得ない出来事に動じることなく、ヴィータと呼ばれた少女は返事を返す。

ヴィータの手には一冊の古ぼけた本と一振りのハンマー。
少女には似つかわしくないその姿が、ヴィータにはどこかしっくり来る。
「こないだっから時々出てくる妙に巨大な魔力反応。あいつを捕まえれば一気に二十ページくらいいきそうなんだけどな」
ヴィータはハンマー――グラーフアイゼンを肩に乗せそう呟く。

「別れて探そう。闇の書は預ける」
「おっけーザフィーラ。あんたもしっかり探してよ」
「心得ている」
獣――ザフィーラはそう言うと後ろを向き空を駆けていく。

ザフィーラが去るとヴィータはグラーフアイゼンを振りかざす。

それと同時にヴィータの足元に赤色の光を放つ魔法陣が現れる。

「封鎖領域展開!」
『魔力封鎖』

その言葉と共に半透明な紫色の何かが広がっていく。
それはみるみるうちに大きさを増していき、市街地を覆っていく。
市街地を歩く人々や道路を走る車はそれに触れたそばから消えてしまい、市街地には誰もいなくなる。
それでもなお、それは勢いを弱めず範囲を広げていく。

そして、それは高町家にも到達する。



298 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 21:14:23 ID:gPh0k/CW
 

299 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 21:14:45 ID:gPh0k/CW
 

300 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 21:15:10 ID:kRvLm1so
支援


301 :リリカルTRIGUN ◆jiPkKgmerY :2008/02/24(日) 21:15:16 ID:T4x45zxy
『警告、緊急事態です』
最初にそれに気付いたのはレイジングハート。
冷静に状況をなのはへと伝える。

いきなりのレイジングハートの言葉に困惑するなのはだが、次の瞬間にその意味を理解する。

「結界!?」

なのはは驚愕の声を出しながら辺りを伺う。
(近くにはいない……?)

その時、レイジングハートが再び声を上げる。

『対象、高速で接近中』
「向かってきてる……」
なのはは窓の外を眺める。
何が何だかはさっぱり分からない。でも――

数瞬の迷いの後、なのはは顔を上げる。
その顔にはあるのは決意。

なのははレイジングハートを首に巻き部屋を飛び出した。

■□■□

――それから時は少し遡る。


P.M7:30――ヴィータたちの襲来の十五分前。

まだ、なのはが勉強をしていた時間。


「……ガッ!グ……ガァッ!」

高町家の一室にある男のうめき声が響いていた。

男――ヴァッシュ・ザ・スタンピードはベッドの上で、苦しそうに顔を歪めている。

何に彼は苦しんでいるのか?
答えは単純にして明快である。

「グッ……ッ〜〜!……お腹が〜!……ノォ〜〜!」
腹痛――それが彼を苦しめていた。
腹痛になった理由もまた単純。
食べ過ぎ。

昼にはアリサとなのはと共に山ほどのアイスを食べ、その後もなのはの制止を聞かず夕食を食べまくりーー結果、今の状態。

元気が取り柄のヴァッシュが、いきなり腹を下したことに士郎や桃子は心配するが、理由を聞いた途端に呆れてしまい、胃薬を渡し部屋へと帰っていってしまった。



302 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 21:15:18 ID:ho051Xq8
ナイヴズ支援

303 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 21:16:20 ID:U/DCpJUt
食い過ぎには気をつけてw
支援!

304 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 21:16:25 ID:gPh0k/CW
 

305 :リリカルTRIGUN ◆jiPkKgmerY :2008/02/24(日) 21:16:28 ID:T4x45zxy
なのはも心配してはくれたもののすぐに部屋へ戻ってしまい、ヴァッシュは腹痛との孤独な戦いを繰り広げるはめとなった。

「おぉぉお、もう無理〜〜!!」

ヴァッシュはそう叫ぶと、遂にトイレへと直行した。






――只今、主人公が大変見苦しい行為をしております。
チャンネルはそのままに、しばし御辛抱下さい。




――それから数分後、ヴァッシュはこれ以上ない最高の笑顔でトイレから出て来た。

「いやぁ〜すっきりした」
ヴァッシュはそう言い、ベッドに寝転ぶ。

(もう1ヶ月か……)
ふと、カレンダーを見るとそんな事に気付いた。
平和で穏やかな日々。
充実していて退屈など感じる暇もない毎日。それは凄まじいスピードで駆け抜けていった。
色んな人と知り合うことも出来た。
アリサ、すずか、公園で遊んでいる子供たち、商店街で店を開いている気のいいおじいさんやおばあさん。
みんな優しい人達ばかり。

いつまでも続けばいい……この日々が……。

そういえば、あの時拾われてなければ死んでたかもしれないんだよな……。

いくら感謝しても感謝しきれないほど、なのはには感謝している。


『私……ヴァッシュさんがいて迷惑なんて全然思わない!ヴァッシュさんが傷つくのなんて絶対やだよ!』

あの時の言葉は今でも覚えている。
出て行こうとした自分を泣きながら引き止めてくれたなのは。
赤の他人のはずなのに、一日と一緒に過ごした訳でもないのに引き止めてくれた。

――ありがとう。

壁の向こうに居るはずのなのはにヴァッシュは心の中で礼を言い、就寝の準備を始めた。




――もしヴァッシュが腹痛に陥ることなく、少し早い眠りについていればそれに気付くことはなかったのかもしれない。
そうなっていたのなら、ヴァッシュには平和で穏やかな日々が続いただろう。


306 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 21:16:29 ID:ho051Xq8
ヴァッシュwww
支援

307 :スーパーロボット大戦X:2008/02/24(日) 21:17:15 ID:ZaB13zcX
ヴァッシュなにやってんの!?支援

308 :リリカルTRIGUN ◆jiPkKgmerY :2008/02/24(日) 21:17:39 ID:T4x45zxy
(――空気が変わった?)

――だが、ヴァッシュはそれに気が付いてしまった。


それは僅かな異変。熱砂の星で生き抜いてきたヴァッシュだからこそ感じ取れた微細な変化。

不思議に思ったヴァッシュは窓から外を眺める。
だが、窓から見える景色はいつもと全く変わらない。

(……何かおかしい)

それでも徐々に不安になってくる。
何が起きている。
それは確かだ。

ヴァッシュは部屋に置いてある一つの棚に目をやる。
そこに入っている物は自分があの世界から持ってきた唯一の持ち物。

ヴァッシュは数瞬の迷いの後、棚に近づいていく。そして引き出しに手をかけ――開けた。

出てくるのは銀色のリボルバー銃。
この世界では触ることの無いと思っていた相棒。ヴァッシュはそれを手にし外に駆け出した。




309 :リリカル! 夢境学園 ◆CPytksUTvk :2008/02/24(日) 21:18:15 ID:U/DCpJUt
ヴァッシュ見苦しい映像出しちゃ駄目w
主人公なんだから 支援!

310 :リリカルTRIGUN ◆jiPkKgmerY :2008/02/24(日) 21:18:43 ID:T4x45zxy
■□■□

外に出てすぐに、ヴァッシュは異変の正体に気が付いた。

(何だこの静けさは……?)

さっきから物音がしない。
近所の家族の団欒の声も、帰り道を急ぐサラリーマンの足音も、何もしない。
異常なまでの静寂が周囲を包んでいる。

訳も分からず辺りを見回すが、いつもと変わらない。ただ一つ物音がしないのを除いては。

その時、最悪の考えが頭をよぎる。

(みんなは……なのは達は!?)
ヴァッシュは慌てて高町家に戻っていく。

(……まさか)


扉を勢い良く開け、家の中へと踏み込む。
人の気配が……しない。
「なのは!士郎さん!」
返ってくるのは沈黙のみ。
階段を駆け上がり、片っ端から部屋を探し回る。
ヴァッシュの顔に焦りが浮かぶ。
一つの部屋を探し終えるたびに、焦りの色が濃くなっていく。

数分後、ヴァッシュは最後の部屋――なのはの部屋の前に立つ。

――いるはずだ。
自分自身に言い聞かせる。

この部屋にいるはずだ。なのはも、士郎も、桃子も、恭也も、美由希も――みんな。

そう、これは只の勘違い。俺が勝手に焦って、一人で走り回ってた。
ただ、それだけのこと。

ゆっくりとドアノブを掴む。



311 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 21:19:09 ID:GUFNrXeB
支援

312 :スーパーロボット大戦X:2008/02/24(日) 21:19:38 ID:ZaB13zcX
支援

313 :リリカルTRIGUN ◆jiPkKgmerY :2008/02/24(日) 21:19:52 ID:T4x45zxy
(いるはずだ。当たり前じゃないか。みんなが消えるなんてそんなバカなことがあるはず――)

そしてドアを開けた。

瞬間、ヴァッシュは目の前が暗くなるのを感じた。

(そんな……バカな!)
――誰もいない。
士郎さんも、桃子さんも、恭也も、美由希も、なのはも、誰もいない。


外へ飛び出し、叫ぶ。

「誰か!誰かいないのか!」

返答してくれる者はいない。

なのは達が――いや、誰もいない。

まるでマジシャンが手に持つボールを消すように、消えてしまった。

ヴァッシュは駆ける。人を求めて。
だが誰もいない。人っ子一人見当たらない。

遂には、市街地にまでたどり着くが、そこでもそれは変わらない。
普段だったら人々で賑わっているはずの街も、嘘のように閑散としていた。

「誰か……誰かいないのか!」

何かにすがるかのような虚しい叫びが無人の街に響き渡る。

だがそれは夜の空に吸い込まれ霧散するだけ。
答えを返すものはどこにもいない。

「くそっ!」

ヴァッシュは憤りを吐き再度走り始める。


分けがわからない。
なぜ、誰もいない?
みんなはどこに消えたんだ?
なぜ、俺だけ取り残された?

頭に浮かぶ数多の疑問。

ヴァッシュの心を絶望が満たし始め、遂に――

――足が止まる。

体が震えそうになるのを必死に抑える。



314 :リリカルTRIGUN ◆jiPkKgmerY :2008/02/24(日) 21:20:39 ID:T4x45zxy
何かが、何かが変だ。
いくらなんでも人がいきなり消滅するなんて有り得ない。
さっきまでは普通に生活していたんだ。
それがいきなり――そうだ。あの時、空気の変化を感じ取った時。
あの時に、なにかが起きたんじゃないのか?


ヴァッシュは必死に考える。この事態の解決策を見つける為に。


――例えば、幻術をかけられたとか?

いや、ありえない。
あの時、自分は部屋に居た。他には誰もいなかった。
流石に姿を見せることもなく幻術をかけられる訳がない。

なら、何なんだ?


結局は堂々巡り。
自分以外の海鳴市に住む人々を消す。
そんな魔法みたいなことが出来る訳がない。

「どうなってるんだ……」

誰でもいい教えて欲しい。

力無くヴァッシュがうなだれた。その時――

ガァン!

――不意に、何かが聞こえた。
それは何かがぶつかり合うような音。
音のした方向は上から。
ヴァッシュは慌てて上に視線を動かす。
が、そこには何もなく星が輝いているだけ。

(気のせいか……)

余りの事態に耳までおかしくなったらしい。
ヴァッシュは薄く自嘲の笑みを浮かべる。


「きゃぁあああーーー!」
次の瞬間、少女――高町なのはの悲鳴がヴァッシュの耳を貫いた。




315 :スーパーロボット大戦X:2008/02/24(日) 21:21:26 ID:ZaB13zcX
戦場へ…。支援

316 :リリカルTRIGUN ◆jiPkKgmerY :2008/02/24(日) 21:21:33 ID:T4x45zxy
■□■□

無人の市街地。
そこにそびえる数多のビル。
その内の一つの屋上、そこに高町なのはは立っていた。
辺りの夜空を探るが、視認できる範囲には誰もいない。


困惑していないと言ったら嘘になる。

いきなり発生した結界。自分へと迫る何か。
それらが何なのかは全く分からない。
疑問が頭の中に浮いては消える。

だが、なのはには信念がある。

大変なことが起こるのなら止める。誰かが襲ってくるのなら話し合う。
どんな状況でもそれは変わらない。
止めるため、話し合うため――なのはは行動する。


『来ます』

レイジングハートの声が響く。
それと同時に、何か風を切り裂くような音がなのはの耳に届いた。
音の方に目をやると、赤色に光る何かが見える。
『誘導弾です』
それが何なのか理解する前に、レイジングハートが警告を発した。

その正体は魔力弾。
それが赤い光を纏い流星の如くスピードで迫ってくる。

いきなりの攻撃に驚きつつも、左手を突き出し障壁を張る。
レイジングハートを起動する暇はなかった。

直後、魔力弾と障壁が衝突する。

強い。

たった一発の魔力弾で、この術者がかなりの実力者だということが分かる。

なのはは吹き飛ばされないよう、踏ん張りながら魔力を高める。
魔力が障壁に流れていき硬度が増していくのが分かる。

これなら盾は破られない。
ほんの少しなのはは安堵する。

だが、そんななのはに――
「テートリヒ・シュラーク!」
――襲撃者の追撃が襲った。

魔力弾とは反対の方向からの不意打ち。
迎撃をする暇もない。
それでも何とか障壁を発生させる。
瞬間、障壁と相手の武器が激しくぶつかり合う。
(何て……力……!)

轟音と共に魔力弾を遥かに凌駕する力が盾を通して伝わってくる。


317 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 21:22:16 ID:gPh0k/CW
 

318 :リリカルTRIGUN ◆jiPkKgmerY :2008/02/24(日) 21:22:25 ID:T4x45zxy
魔力弾とヴィータ。
二つの方向からの力は着実になのはを追いつめていく。

「くっ……!」

問題は赤服赤髪の少女の方。その姿からは想像出来ない程の力だ。
障壁が悲鳴を上げ始める。
レイジングハートの補助があるのならまだしも、今のなのはには耐えられない。


そして遂に――
「きゃぁあああーーー!」
――叫び声と共になのははビルから吹き飛ばされた。


「うぅ……」

なぜ、あの子は攻撃をしてくるのか。
なのはは落下しながら考える。

一つだけ確かなことはあの子が私を襲ったという事実だけ。
話し合おうとする暇もなかった。

なのはの心に迷いが生まれる。
だが、なのははすぐに覚悟を決める。

「お願い、レイジングハート!」

それは戦いを始まりを告げる叫び。

『OK.Set up』

レイジングハートはそれに答える様に声を上げる。
淡い光がなのはを包み込む。

本当は話し合いたかった。ちゃんとお話しをすれば分かり合えるはずだから。
でも、何も言わないで襲ってくるのなら……!

なのはの体に力が流れ込んでくる。
それは自分の意志を、信念を突き通す為の力。
そして、みんなを護る為の力が、全身にみなぎっていく。

なのはは戦う事を決意した。





ヴィータは光に包まれるなのはを見て攻撃の準備をする。

目的は相手を戦闘不能に追い込むこと。
わざわざ正面から戦う必要はない。

手に現れた砲丸大の魔力弾を宙に投げ、なのは向け撃ち出す。
が、その攻撃はなのはに防がれ、爆煙が立ち込める


319 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 21:22:28 ID:yA+809MG


320 :スーパーロボット大戦X:2008/02/24(日) 21:23:06 ID:ZaB13zcX
支援

321 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 21:23:15 ID:gPh0k/CW
 

322 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 21:23:34 ID:6tynG63A
支援

323 :リリカルTRIGUN ◆jiPkKgmerY :2008/02/24(日) 21:23:56 ID:T4x45zxy
あれだけの魔力反応を持っているんだ。これくらいやらるのは当然。

(本命はこっちだ!)

「うおりゃああーーー!」

気合いと共に、爆煙の中心――なのはの居るであろう位置に、グラーフアイゼンを振り抜く。

「……いきなり襲いかかる理由はないんだけど、どこの子?何でこんなことするの?」
だが、その攻撃も不発に終わる。

そこにはアクセルフィンにより高速移動したなのはがいた。





ヴィータの敵意ある眼差しを見つめ返し、なのはは語り掛ける。

ヴィータは聞く耳を持たず、魔力弾を形成する。
「教えてくれなくちゃ……分からないってば!」
それを見て、遂になのはが攻撃に転じる。
先ほど、回避行動のとき爆煙に紛れさせて形成させた二つのディバィンシューター。
それが背後からヴィータを狙う。

「くっ!」

だがさすがは、と言うべきかヴィータはギリギリで一撃を回避、そしてもう一撃をグラーフアイゼンで防ぐ。

だが、なのはの攻撃はこれで終わらない。

すぐさま、もう一つの魔法を発動させる。
それは、なのはが最も得意とする魔法。

「なっ!?」
それを見てヴィータの顔に驚愕が張り付く。
「話してくれなくちゃ、分からないってばー!」

叫びと共にレイジングハートの先から桜色の光ーーディバィンバスターがほとばしった。


砲撃魔法。
単純にして強力な攻撃。
それは生半可な防御など意味を持たない。
ヴィータにある選択は回避のみ。

必死に身をよじり、体の位置をずらす。が、それだけで避けきれる訳もなく――桜色の光がヴィータを掠めた。

掠めただけなのに関わらずもの凄い衝撃が体を揺らす。
吹き飛ぶ体を何とか制御する。

――そしてボロボロになり吹き飛ぶ帽子が目に入った。
瞬間、頭が沸騰する。



324 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 21:24:04 ID:gPh0k/CW
 

325 :リリカル! 夢境学園 ◆CPytksUTvk :2008/02/24(日) 21:24:13 ID:U/DCpJUt
支援
再び戦いは彼を巻き込むのか。

326 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 21:25:11 ID:gPh0k/CW
 

327 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 21:25:57 ID:6tynG63A
支援

328 :リリカルTRIGUN ◆jiPkKgmerY :2008/02/24(日) 21:26:01 ID:T4x45zxy
ぶっ飛ばす。
その言葉が頭を埋め尽くす。
戦闘不能にすることなど頭から吹っ飛んでいた。怒りに任せ叫ぶ。

「グラーフアイゼン、カートリッジロード!」

『Explosion』

ガコン、という音と共にグラーフアイゼンがカートリッジをリロードする。
溢れるような魔力がヴィータに流れてきて、グラーフアイゼンが形態を変える。

その形態の名はラケーテンフォルム――グラーフアイゼンの直接攻撃に特化した姿だ。

「えぇっ!?」

それを見たなのはは驚愕する。

赤髪の少女がカートリッジロードと叫んだと同時に魔力が爆発的に増大し、デバイスが姿を変えた。
飛び出したスパイクに、片側にあるロケットの噴射口のような物。
その姿は先ほどまでと比べて明らかに攻撃的に見える。

今までの戦いで、見たことのない現象になのはは驚くことしか出来ない。
「ラケーテン・ハンマー!」

ヴィータがそう叫ぶと、噴射口から炎が吹き出し、独楽のように回り始める。
始めは緩やかだった回転速度も一回りするごとに速さを増していく。
そして、トップスピードに達した瞬間なのはに突撃して来た。
今までの攻撃のどれよりも速い。
十数メートルはあった距離を一瞬でつめる。

だが、流石はというべきか、驚くべき反応でなのはは障壁を張る。

「うおりゃあーー!」

轟音があたりに轟く。

グラーフアイゼンと障壁がぶつかり合い鮮やかな火花を散らし――障壁は一瞬の均衡の後易々と破れた。
「えっ?」
驚くことしか出来なかった。気づいたらレイジングハートに相手のデバイスが突き刺さっていて、それはガリガリとレイジングハートを削っていく。

「だありゃあーー!」
ヴィータはグラーフアイゼンを気合いと共に振り抜いた。

「きゃああぁぁーーー!」
あまりの衝撃に姿勢制御が出来ない。
グルグルと回転しながらなのははビルの一つへと突っ込んだ。

「ケホ……ケホ……」

体が痛む。
バリアジャケットがなかったら大変なことになっていただろう。
なのはは体の痛みを押し殺し立とうとして――ヴィータの追撃が襲った。

『プロテクション』

レイジングハートが自分の主を守るため独自に防御魔法を使用する。
敵の攻撃により故障寸前な自分を省みない捨て身のプロテクション。



329 :リリカルTRIGUN ◆jiPkKgmerY :2008/02/24(日) 21:26:54 ID:T4x45zxy
――だが、それすらも
「ぶち抜けーー!」
『了解』
破れ去った。


なのはは敵のデバイスが自分の体に吸い込まれていくのを見た。
もはや、何もすることも出来ない刹那の時間。
敵のデバイスが体に当たった瞬間、バリアジャケットがパージされ、後ろに弾け飛ぶ。

後ろには壁。
そこに叩きつけられた。
それと共に激しい衝撃がなのはを襲――わなかった。
いや、衝撃自体は来た。が、それは対したものではない。バリアジャケットがパージされた今、なのはを護るものはない。
その状態であれだけの勢いで叩きつけられたのだ。
もっと激しい衝撃が体を襲うはずだ。
それどころか柔らかい何かに包まれているような感じがする。

なのはは不思議に思いながら目を開く。
途端、なのはの目が驚愕に見開かれる。

何でここに。

あまりの出来事に思考が止まる。そして何故か安堵感がこみ上げてきた。

それは金髪の男。
男は自分の体をクッションにするかの様になのはと壁との間に身を置いている。
男の頭から一筋の血が流れる。

「大丈夫かい」
男はそれを拭おうともせずなのはに呟く。
その顔にはこの場にそぐわない微笑み。

男――ヴァッシユ・ザ・スタンピードが現れた。





330 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 21:28:03 ID:gPh0k/CW
 

331 :リリカルTRIGUN ◆jiPkKgmerY :2008/02/24(日) 21:28:27 ID:T4x45zxy
■□■□

ヴァッシュは階段を駆け登っていた。
先ほどまでのように人を探す為ではない。
その理由はただ一つ。
――なのはを助ける為に。



正直に言えば自分の見た光景は信じられなかった。
叫び声の上がった方を向くとなのはが落下していて、光が包んだこと思うと空を飛んでいた。

その前まで考えていた疑問の何もかもを頭から吹き飛ばす程の驚愕が襲った。
そして、それと同時に体が動き出した。



それは砂漠の世界を生き抜いて来た男の第六感というものなのか。

ヴァッシュは分かってしまった。
今、なのはが相手しているのは並大抵の敵ではないと。
その姿からは想像出来ない程の力を有していると。
――そして、なのはが危険だと。
だから駆け登っていた。
なのはを助ける為に。
なのはを援護出来る場所へと移動する為に。

ようやくビルの中腹へとたどり着いたところか。
ふと、ビルの中を見回し確認する。そして再び階段を駆け上がろうとして――轟音と共にビルが揺れた。

音の出どころはすぐ近く。ヴァッシュは慌てて音のした方へと進む。
そして見た。
煙の中咳き込むなのはを。
ヴァッシュはそれを見た瞬間駆け出した。
だが、ヴァッシュよりも早くなのはに辿り着いた者がいた。
それは赤い服を着たまだ幼い一人の少女。
だが、少女はその見た目からは想像もつかない程のスピードでなのはにハンマーを振るう。
なのはも負けじと何かを出したが、均衡は一瞬。
敵の攻撃を直撃しなのはが吹き飛ばされる。

そして、なのはと壁の僅かな隙間にヴァッシュは飛び込んだ。
凄まじい衝撃と共にヴァッシュは壁へと突っ込む。それでも、なのはは離さない。
「大丈夫かい」
「ヴァッ……シュ……さん」
「……ごめんよ、遅くなって」
そして告げる。
体中の痛みを気にすることもなく微笑みながら、なのはに告げる。
その心に広がるのは安堵感。

「誰だよ、お前」

そんな二人にヴィータがグラーフアイゼンを突きつける。


332 :スーパーロボット大戦X:2008/02/24(日) 21:28:31 ID:ZaB13zcX
ヴァッシュ!支援

333 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 21:29:35 ID:gPh0k/CW
 

334 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 21:29:44 ID:6tynG63A
いい男だ支援

335 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 21:30:26 ID:gPh0k/CW
 

336 :リリカルTRIGUN ◆jiPkKgmerY :2008/02/24(日) 21:31:18 ID:T4x45zxy
それに対しヴァッシュは腰に手を動かす。
銃が刺さっているはずの腰に。
だが、そこで気付いた。

(……銃がない!?)

ないのだ。銃が。
確かに腰に差しておいた筈の銃がなくなっている。
マズい。目の前の少女は銃無しで戦える程甘い相手じゃない。
ヴァッシュは慌てて周りを探る。
すると、数メートル先に銃が転がっているのを発見した。
なのはを助けた時に吹き飛んだのか。
ヴァッシュは銃に向かい飛びつこうとする。が、思いとどまる。
自分が動けばこの子はなのはを攻撃するだろう。
動けない。

その間にもヴィータは一歩一歩近付く。
それに対しヴァッシュは、盾のようになのはの前に立つことしか出来ない。
今、ヴァッシュに出来ることは自分を犠牲にして、なのはが攻撃される瞬間を先延ばしにすることだけ。

それでも、ヴァッシュは諦めない。
なら、倒れなければいい。向こうが諦めるまで自分が倒れなければ、なのはは助かる。
そりゃあ痛いのは怖い。でもそれでなのはが助かるのなら安いもんだ。

「ヴァッシュ……さん!ど……いて!私……なら大丈夫……だか……ら!」
後ろからなのはの声が聞こえる。
ヴァッシュは首を回し、安心させるように微笑む。
「大丈夫さ、僕はこう見えても頑丈なんだ」

ヴィータはそんな二人を見ながらグラーフアイゼンを振り上げる。

ヴァッシュは自分を襲うであろう衝撃に身構える。
(やだよ……こんなの……誰か……ユーノ君……フェイトちゃん!)

そして、ヴィータはグラーフアイゼンを振り下ろした。



337 :リリカル! 夢境学園 ◆CPytksUTvk :2008/02/24(日) 21:31:39 ID:U/DCpJUt
いけいけヴァッシュ!
お前がヒーローだ 支援!

338 :リリカルTRIGUN ◆jiPkKgmerY :2008/02/24(日) 21:32:06 ID:T4x45zxy
「ごめん、遅くなった」
さっきのヴァッシュと同じ言葉。
でも、それはヴァッシュのものではなく、どこか懐かしい声。
なのははハッと目を開く。
そこには見覚えのある少年の姿。
そしてヴァッシュをの前に立ちヴィータの攻撃を防いでいる少女の姿があった。

「仲間か……」
ヴィータは一歩距離を取り忌々しげに呟く。
それに少女は小さな呟きで答える。

「違う……友達だ」

少女――フェイト・テスタロッサはヴィータを睨み、バルディッシュを構える。
その目には小さな怒り。

――これは長い長い戦いのほんの序曲。
いや、序曲すら始まったばかり。
人間台風。管理局。謎の襲来者。
この三人の演奏者たちは何を奏でるのか。







――歯車は加速する。



339 :スーパーロボット大戦X:2008/02/24(日) 21:32:07 ID:ZaB13zcX
クロノは!?wwww支援

340 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 21:33:10 ID:gPh0k/CW
 

341 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 21:35:16 ID:29nIac9g
SIEN

342 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 21:37:32 ID:gPh0k/CW
 

343 :リリカルTRIGUN ◆jiPkKgmerY :2008/02/24(日) 21:39:27 ID:T4x45zxy
ということで、投下終了です。ご支援感謝!
いやーようやく本編に入れましたね……長かった……。
さぁこれから人間台風はどう動くのか、書き手としても楽しみです!


344 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 21:40:37 ID:wSxxg+fq
リリカルTRIGUN 氏GJ
まさかナイブズまでも来ていたとは予想外でした。
これから、ヴァッシユとナイブズがどのように関わってくるのか楽しみにしています。

ナイブズはあの力を自分の意思で使えたと思うので、かなりやばいですね。

ところでこのTRIGUNは漫画版の設定ですか。それとも、アニメ版ですか。

345 :リリカル! 夢境学園 ◆CPytksUTvk :2008/02/24(日) 21:41:35 ID:U/DCpJUt
>>343
GJでしたぁ!
これから本編ということで、どう進んでいくのか楽しみです。
毎回読み応えもあって、羨ましい限りですね。
これからも頑張って下さい!

346 :スーパーロボット大戦X:2008/02/24(日) 21:41:36 ID:ZaB13zcX
>>343
GJ!!
元ネタは知りませんが面白く読ませていただきました。
この後の展開が気になって仕方がありませんね。
ヴァッシュは面白いキャラですけどかっこいいキャラでもあるんですね。

347 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 21:41:51 ID:gPh0k/CW
投下乙でした。 いよいよ戦いが始まりますな。
つかナイブズ何してんだw

この世界に対するヴァッシュの感想が聞きたいぜ。
次回以降だろうけど。

348 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 21:47:41 ID:6tynG63A
GJ!
ナイブズが色々と予想外でした。

349 :R-TYPE Λ:2008/02/24(日) 21:48:39 ID:QYDJpfPm
GJでした!

やっべぇ、ナイブズ来てる!
でも随分八神一家と馴染んでる様子
これが本心からならナイヴズにとっても救いなんだけど・・・まさか「良く切れるナイフ」を集めてるのか?
いろんな意味で次回が怖いです

350 :リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー:2008/02/24(日) 21:49:00 ID:XoldytZb
やっと用事終わった…10時30分に投下予定です。
おkですか?
今回は(一応)ドラスが出るよ〜

351 :魔法少女リリカルなのはStylish:2008/02/24(日) 21:51:13 ID:D6EFl5u2
>リリカルTRIGUN
うわああああっ! 一番来て欲しくねー奴来てるぅぅぅ!(涙
ついに平穏な日常が崩れ、A's編が始まったわけですが……なんつーか確かに物語の序章では発端となるインパクトが必要だけど、いきなり核爆弾落としてないか?(汗
よりによってナイヴズとは……たとえ奴がアニメ版にしても漫画版にしても、記憶喪失とかそういうのでもない限り奴の登場するシーンは心が休まらないw
本来なら、やさぐれたクロスキャラが八神家の絆に触れて「この暖かさは何だ?」的な展開でwktkするところですが、ナイブズの場合は次の瞬間はやて殺しちゃいそうで怖い…。
原作ではその辺とことん描かれてましたからね。頼むから、次回あたり何か緩和剤のようなものがあると明かされますよーに。
個人的にナイブズのインパクトに全部持ってかれましたが、なのはを助けるヴァッシュとそれに対峙するヴィータの構図には興奮せざる得ませんねw
いきなり管理局サイドに見つかったヴァッシュの今後も不安と期待が高まります。
ラブ&ピース! 次回も頑張ってください。

352 :リリカル! 夢境学園 ◆CPytksUTvk :2008/02/24(日) 21:51:16 ID:U/DCpJUt
>>350
十時からゲッター氏が予約してますよ?
時間的に無理かと。

353 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 21:51:52 ID:hcMwYrBa
改心後の死亡したナイヴズなのか!?

354 :リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー:2008/02/24(日) 21:52:54 ID:XoldytZb
む…そうか…忘れてたな…
じゃあ十一時頃はおk?

355 :リリカルTRIGUN ◆jiPkKgmerY :2008/02/24(日) 21:55:27 ID:ppZQ+KWS
いやー皆さん感想有り難う御座います!感想を見てるだけで嬉しくなりますね!
んでナイブズですが、とりあえずは改心させる気は無いっすww
このまま悪役街道まっしぐらってことで、サーセンw
>>344
漫画版ですよー。


356 :魔法少女リリカルなのはStylish:2008/02/24(日) 22:00:05 ID:D6EFl5u2
>>355
聞きたく……なかった……orz
これからナイブズと笑顔で会話するはやてのシーンを見る度に胃が痛くなるのか……
こいつが人間に対して感情を浮かべるのって「害虫を殺した時に浮かべる安堵」くらいだもんなぁ

357 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 22:01:47 ID:TRRChRGo
なんとそうなのか、そいつは由々しき事だ。

358 :ゲッターロボ昴:2008/02/24(日) 22:02:55 ID:6tynG63A
さて投下しまーす。今回も幕間です。

魔法少女リリカルなのは 闇の王女 幕間其の二

 無限書庫。ありとあらゆる次元世界の書物が集められた場所で、ユーノ・スクライアは必死に探し物をしていた。
既に半日近く、仕事そっちのけでユーノは書物と言う書物を漁っていた。
机の上には大量の魔導書や予言書、過去の記録を綴じてあるファイルが散乱しており、
空中展開式モニターには与えられた権限以上の情報を引き出さんとする検索プログラムの姿があった。
昼休みも棒にふって、飲食物をまったく取っていない。
司書長の突然の奇行に、あいた口が塞がらない司書たち。
その必死な様子に、周りの司書たちは声をかけられず、ただおろおろと辺りを右往左往するばかりである。
一心不乱にページをめくっていた手が、ぴたりと止まった。
「あった……これだ………」
自分の推論が正しかったことを確信し、ユーノは席を立った。
「あの…司書長いったい――」
「ごめん。あとで」
急いで無限書庫から出る。今すぐに――自分の推論が真実であるかを、確かめたかったから。


「どうしたんだい、突然呼び出して」
結構忙しいんだが――とクロノが言った。憮然とした顔でユーノのほうを見る。
いつものユーノだったらごめん、と一言くらい言いそうなものだったが、今日のユーノは違った。
何も言わず、ただじっとクロノの顔を見ている。
「用がないなら――」
「これから僕が喋ることはただの推論。けれど当たっていると思う。黙って聞いてほしい」
ユーノがはじめてこの部屋に入って初めて喋った。
今、二人がいるのは無限書庫司書長室である。この部屋は防音、防諜性に優れ、ありとあらゆる情報を扱う無限書庫に相応しいものとなっている。
密談にはもってこいの場所だな――とクロノは思った。
「クロノ、君とリンディさんは何年か前にアースラで出撃しただろう?」
「ああ、それがどうかしたのかい」
あれはアースラ退役の前のことだ、懐かしいな――とクロノは言った。
ふう、と息をはいてユーノはファイルを取り出した。
「これはその時の報告書だ――。このとき、君たちは逃亡中の次元犯罪者、ジェイル・スカリエッティの研究所の一つを砲撃、崩壊させている。
そして君自ら内部に突入、生存者――この場合はスカリエッティの被害者だね――を救出した」
一瞬クロノが息を飲み込んだが、すぐに吐き出し平静に戻った。
「ああ、今その二人は管理局の施設でリハビリを行っているはずだ」
ユーノがいいや――、と言った。
「それは嘘だ。そんな二人は施設に居たりしない――単刀直入に言おうか?助け出したのが――なのはだったんだろう」
頭をハンマーでぶん殴られたような衝撃がクロノを襲った。
「いや――そんなことは――」
「僕とフェイトの乗っていた船団を襲った船は――L級次元航行艦だ。最近退役になったL級はアースラしかない。当然クロノ、君も関っているはずだ」
クロノの息が詰まった。
腹芸が下手だな、とユーノは思った。
「答えてくれ――クロノ。君は何故、なのはをあんなふうになるまで放っておいたんだ。答えろッ!」

すう、と。クロノは息を吸い、言い切った。

「もしそうなら――どうするんだ?」

「とぼけるな、クロノ・ハラオウンッ!君は全てを知っていたはずだ!」

359 :魔法少女リリカルなのはStylish:2008/02/24(日) 22:03:44 ID:D6EFl5u2
原作を読んだことのある奴なら、はやてが今どれだけ危険な位置にいるか分かると思う。
そして、ハラハラしてると思うw

360 :スーパーロボット大戦X:2008/02/24(日) 22:04:57 ID:ZaB13zcX
俺に逆襲のフェイトを書かせるきっかけになった作品。支援

361 :ゲッターロボ昴:2008/02/24(日) 22:05:33 ID:6tynG63A
ユーノが掴み掛かりながら叫んだ。
クロノは無言で掴まれながら、ぎ、とユーノを睨んだ。
淡々と喋る。
「ああ、そうだともユーノ・スクライア。僕が彼女を支援している。だがそれがどうした?君は何がしたいんだ」
開き直ったような発言に、普段穏やかな性格のユーノも激昂する。
「ふざけるな!なのはにあんなことをさせて、何とも思わないのか、君という男はッ!」
この男には珍しく怒声を張り上げた。
その怒りは――自分の不甲斐無さにも向けられたものなのだろう。
結局、ユーノはなのはを引き止めることができず、目の前でむざむざと三隻の護衛艦を沈められてしまった。
多くの命を奪わせてしまった――この事実が、ユーノの心を重く押しつぶしていた。
高町なのはは心優しい人だった。
どれだけ暗い情念が彼女を突き動かしていようと、根っこの部分は変わらない。
多くの人を殺めたという記憶は、彼女を確実に追い詰めている筈なのだ。
如何に心が壊れていようと――彼女は高町なのはなのだから。
不意に、クロノの顔が苦しげに歪んだ。
「何とも思っていないわけがないだろうッ!だがこれは、彼女の意思だ。僕達が口を挟むべき問題か?!」
「そんなのはただの言い訳だ。それを止めるのが――僕らの役目じゃないか!!」
振り上げられたユーノの拳を、クロノの掌が受け止めた。
凄まじい握力で拳を掴みながら、血を吐かんばかりの形相でクロノが吼えた。
「勝手なことを言うな!何も事情を知らない君が――」
「事情を知っていて止めないのなら、なお悪いッ!」

黒い整えられた髪がざわり、と揺れる。クロノが本格的に怒った。
「そうか――。なら教えてやろう。彼女は――なのはは――もう元に戻ることができない。人造魔導師としての人体実験の結果、彼女の味覚はやられている」
ぞっとするほど静かな声音だった。その言葉に、ユーノの顔から血の気がひいた。
「嘘――だ――」
「全部本当のことだ。僕達が彼女を救出したときはひどいものだった。弄られていない身体の箇所を探すほうが大変だったくらいだ……」
淡々と事実のみを語っていくクロノの顔は、どこか寂しそうなものだった。
「彼女の精神はひどく不安定だ。沈みかかっている船の様にね。その為に、一人女の子をつけて安定剤代わりにしている……地獄に落ちるな、僕は」
もうユーノは何も言えなかった。クロノを掴んでいた手を離し、がっくりとうなだれる。
「そ……ん…な…。なのは……僕は……僕は…」
涙が頬を伝ってぽつり、ぽつりと床に落ちていく。その光景を、クロノは立ったままじっと見ていた。
(君が羨ましいよ、ユーノ)
もう流すべき涙は枯れ果てた。後に残ったのは寂寥感に満ちた心の原風景だけ。
潤いの無い荒れ果てた荒野だ。
直す術などなく、心はいつも安らぎが得られず喘いでいる。
(ああ、だからか)
自分が未だにエイミィと付き合い、添い遂げる覚悟が無いのは―――。きっと、なのはを想っているからだ。
ユーノのように純粋に好いているわけではあるまい、と思う。
同情、憐憫、無力感。最初に感じていたのはそんなものだったのだろう。でもそれは――時を重ねていくにしたがって――。
外道の所業に手を染めた自分が、安らぎを得られる唯一の時間、それが―――彼女といる時間だったなんて。
修羅への道の後押しをしている自分が――なんて皮肉だ。
そのとき、非常事態の発生を告げる警報が鳴り響いた。


362 :ゲッターロボ昴:2008/02/24(日) 22:06:28 ID:6tynG63A
『地上本部に襲撃あり。敵はガジェットドローン及び不明勢力。総員臨戦態勢へ移行せよ。繰り返す―――』

「始まったか………」
クロノが出口に向かって歩いていく。つかつかという革靴の足音が、嗚咽が聞こえる部屋に響いた。
一度足を止め、振り返りユーノに声をかける。
「ユーノ―――君がどう思っていようと、彼女はもう止まらない、いや止まれない。それだけは覚えていてくれ―――」
このことは他言無用だ――と言い捨て、クロノは早足で出て行った。
そうでもしないと――わけもなく涙が出そうだったから。


363 :スーパーロボット大戦X:2008/02/24(日) 22:07:17 ID:ZaB13zcX
支援

364 :ゲッターロボ昴:2008/02/24(日) 22:08:03 ID:6tynG63A
以上になります。
皆様のご注文どおりクロノ君メインで。
ユーノは――名探偵に。報われないけれど――。

365 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 22:08:08 ID:NOdwvCgk
はやては人類に対して憎悪しているプルトニウムの隣にいるのか…
死亡フラグというかなんというか滅亡フラグ?

366 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 22:09:07 ID:ho051Xq8
何と言う悲愛…クロノ…
支援

367 :ゲッターロボ昴:2008/02/24(日) 22:09:14 ID:6tynG63A
はやてさん死亡フラグがぷんぷんと・・・これは不味い。

368 :スーパーロボット大戦X:2008/02/24(日) 22:11:00 ID:ZaB13zcX
>>364
なのははまさに黒衣の復讐鬼テンカワ・アキトが取り付いているようですね。GJ!!
俺はこの作品のおかげで逆襲のシャア風フェイトを書いてStrikerS Endless Waltzを終わらせたら
この闇の王女みたいな物として書こうと思ってます。それもゲッターロボ昴さんのおかげです。ありがとうございます。

369 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 22:14:23 ID:EDJr0qiJ
>>364
GJです。名探偵は報われませんよね。
事件を解くことはできても、阻止することはできないし。
たまに名探偵がいるから事件が起こるなんていわれることもある。

370 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 22:14:59 ID:jyIplOP+
>>369
コナンのことかー!

371 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 22:15:28 ID:wSxxg+fq
355
ナイブズはとりあえず改心させることはないですか。
ならかなりやばいですね。
ヴァッシユは止められるんでしょうかね。

漫画版の設定ですか。
質問に答えていただきありがとうございました。


372 :ゲッターロボ昴:2008/02/24(日) 22:15:28 ID:6tynG63A
>>368
いやあ、そういっていただけると光栄です。
これからも拙作をよろしくお願いします。

373 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 22:16:01 ID:Ey+aADRj


>>356
その気になれば宇宙に停留しているアースラを落とせる
やろうと思えば空間切断攻撃も可
本当にどうしようもないなw

374 :魔法少女リリカルなのはStylish:2008/02/24(日) 22:16:57 ID:D6EFl5u2
>闇の王女
初投下から読んでますが、ダークな話への感想は苦手なので控えてました。
好きなヒロインキャラの陵辱後の話って欝になるし……とりあえずここのスカはナイブズの力で首チョンパの後延命して嬲り殺す。
しかし、ダークは逃げてだけど、その中の悲恋には実は興味があるぜ!w
なんか、とりかえしのつかない感が漂ってるのがいいですねぇ。
クロノは頭固いキャラで描写されるのが多いから、こういう道を外れてなお一途っていう普段とは違う刹那的なキャラが素敵ですw
クロなのもいいなぁ。

そして、リリカルTRIGUNに続いて、また胃が痛くなる話でそろそろダークサイドに傾きそうだから、まとめサイトのキャロバクラやFate May Cryでニヤニヤしてくるか…


375 :ゲッターロボ昴:2008/02/24(日) 22:17:40 ID:6tynG63A
>>370
その解釈だとユーノのせいでなのはが黒アキト風味になってしまった
ということに。
悲惨だ・・・。

376 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 22:20:48 ID:EDJr0qiJ
>>370
私はぐるぐる渦巻きの名探偵を意識したんだけどね。
確かそういう描写があった気がする。

377 :リリカル! 夢境学園 ◆CPytksUTvk :2008/02/24(日) 22:21:10 ID:U/DCpJUt
>>370
ふふふ、クロノの壊れた一途な想いがGJです。
一瞬名探偵ユーノといわれて、目つきが怖かったり、歯茎がキモイユーノを想像してすみませんw

これからなのはがどこに行き着くのか、怖くて、楽しみでしょうがないですね。
GJです!

378 :リリカルTRIGUN ◆jiPkKgmerY :2008/02/24(日) 22:21:24 ID:ppZQ+KWS
ゲッターロボ昴氏GJです!
あとまたタイトル入れ忘れました……何やってんだ俺……。
タイトルは「12月2日・前編」でお願いします。

379 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 22:25:03 ID:TRRChRGo
さてここらで趣向を変えて清涼感のあるものは!

旅ゆく人氏はまだかなあ。

380 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 22:26:01 ID:BD/i5DLn
何?ナイブスの存在が不安だと?

逆に考えるんだ最終形態ナイブスじゃなくてよかったなもしくはGUNG-HO-GUNSが付いてきてなくてよかったなと。


381 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 22:27:23 ID:/F1ZRxxG
>>379
あの萌えキャラ(褒め言葉)は今仕事が忙しいのだそうで

そしてゲッター昴氏GJ!

382 :ゲッターロボ昴:2008/02/24(日) 22:29:03 ID:6tynG63A
>>374
ふふふ、私はダークな話が大好きです、すいません。
>>377
これで恋の三角関係完成です。いやあ長かった。

383 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 22:31:16 ID:J8Lu9Zhn
えーと、すいませんちょっと聞きたい事があるんですがいいでしょうか
独自設定のユーノとリインフォース(Tの方)メインで他のなのはキャラがほぼ出ないSSって書いてもいいですか?
東方とのクロスになる予定なんですが、ユーノとアインス以外に出せそうなのがアルフとすずかくらい…
3期キャラも出ません。女の子同士のイチャイチャなんぞ無いです。同性愛苦手なので
それでも書いていいでしょうか?

ところで、東方とのクロスってもうありますか?最近このスレの存在を知ったので良く知らないんですが

384 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 22:33:07 ID:Ey+aADRj
>>383
とりあえずウロスで聞いたほうがいいと思う
>>1にリンクはあるよ

385 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 22:34:53 ID:Q32I2uV7
ナイブスが怖いよー!GJだけどコワイヨー!!
原作での最終決戦は凄まじかったが…果たしてこっちのほうでもアースラ両断とか月面を目玉親父(単行本の表紙を取ったら月が親父さんになっていた巻が・・・)にするのかな?
テロ神父だけの召還だったら割と楽に順応しそうだが……どっちにしても死に掛けそうだが。

386 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 22:36:32 ID:EDJr0qiJ
アースラ両断が見たかったりします。

387 :旅ゆく人:2008/02/24(日) 22:38:57 ID:6YjGfzsr
>>379
読んだ?

もとい、呼んだ?

388 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 22:40:31 ID:Ey+aADRj
×ナイブス
○ナイブズ

389 :ゲッターロボ昴:2008/02/24(日) 22:41:05 ID:6tynG63A
こ、降臨した!
すごい、はじめてみた(カメラを取り出す)
この欝い空気をなんとかー。

390 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 22:43:21 ID:TRRChRGo
>>387
おおなんと!、お待ち申しておりました!

これからブライトでスカッとする作品が増えますように。

391 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 22:45:14 ID:diCMMrYW
今思ったんだが・・某未来機械猫のタイムふろしきを使えば、黒なのはさん元に戻るんじゃね?

392 :反目のスバル ◆9L.gxDzakI :2008/02/24(日) 22:47:12 ID:/F1ZRxxG
出たぞ! 神出鬼没の見てるだけで萌える人だ!
べっ、別にアンタに毎度毎度ツッコミ入れるのなんて楽しくも何ともないんだからね!?

あーっと…今夜もお酒を飲まれてらっしゃる?
いえ、酒が入ってる日は投下しない、入ってない日は投下すると認識しておりますので…
…相当失礼な見分け方だなorz

393 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 22:49:35 ID:wat7rVvx
>>391
幼女になるぞ

394 :ゲッターロボ昴:2008/02/24(日) 22:50:16 ID:6tynG63A
>>391
そんな手があったか。
くふふふ。しかし藤木、心と言う器は一度割れたら二度と――。
というかロストロギア相当のアイテムだよ、それ。

395 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 22:50:43 ID:6vvzhCZC
東方か・・・
設定に問題あったら片っ端から突っ込みいれるかな
真性7年目、厨信者呼ばわりが快感になった


396 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 22:52:24 ID:Ub7B8IO6
まさか ナイトガンダムのクロスが出るとは! 三種の神器にゴーレムにスペリオルドラゴンとかアレックスの死に様がちょっとトラウマな五歳児な僕です。
これからの展開が楽しみです!! 応援します! 関係ありませんがSRCにSDガンダムの良いシナリオがありますよ是非プレイしてみてください。 では

397 :旅ゆく人:2008/02/24(日) 22:55:19 ID:6YjGfzsr
>>389
>>390
えーッ(ARIAの灯里チャソ風に

私、そんなに期待されてますのん?

いや、本日は残業一時間ぐらいで帰れたから、ぼちぼち書いてたりしてますが、
……相変わらずの遅筆さに、絶望したぁぁッッ!!

つーことで、もう暫く待ってつかーさい…… orz

あーもう、今日密林からオンキヨーのサウンドボード届いたのに、
取り付ける暇がねー。
芋焼酎飲んだら、作品書けなくなるから、禁酒ちゅー……。

あっ、
> リリカルTRIGUN ◆jiPkKgmerY氏
相変わらずのトライガン節、GJ過ぎるッス……。




あっ、そーそー。
> 反目のスバル ◆9L.gxDzakI氏
誰が、萌えキャラやねんw
萌えキャラは、アリアしゃちょーだと何度いえb(ry

398 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 22:55:50 ID:J7Xhw8kT
>>393
むしろ本望

399 :ゲッターロボ昴:2008/02/24(日) 23:00:11 ID:6tynG63A
>>398
幼女で精神的に黒い・・・一部に大うけしそうだぜ!

400 :リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー:2008/02/24(日) 23:02:54 ID:XoldytZb
そろそろ投下おk?
ドラスの戦闘スタイルが原作とは違いますけど。

401 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 23:04:30 ID:q0v0hcvt
OKです!待ってました!

402 :反目のスバル ◆9L.gxDzakI :2008/02/24(日) 23:05:02 ID:/F1ZRxxG
>>397
自覚がないってすげぇや…
ともかく、楽しみにしてます。早くしないと俺が先に欝な一発ネタを投下しちまうぜ!

>>399
古手梨花?

403 :リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー:2008/02/24(日) 23:06:43 ID:XoldytZb
【機動六課サイド】七話「破壊神(ドラス)覚醒!やってきたぞZO&J!!」Bパート
【ハラオウン邸】
「全く、FBIの鉄人長官が、こんな一般家庭に出入りしていいの?…滝さん。」

リンディは食卓に座っている滝にコーヒーを出す。

「へ、うるせぇよ、お転婆娘。」

滝は、貫禄が付いた逞しい老人になっていた。
大分老けたものの、その目からはまだ光は失われていない。

「俺だって、たまには故郷の日本で過ごしたいさ。」

滝は置かれたコーヒーのカップの取っ手をつかみ、コーヒーを飲んだ。

「…美味くなったな。」
「そうかしら?」
「ああ、おやっさんと同じ味だ。」
「…会長…」

【十一年前 滝とリンディの回想 病室】
「ぐっあ…あ…」
「会長!会長!」
「おやっさん!」

滝とリンディは藤兵衛の右手を二人でつかみ、必死に肺癌で苦しむ藤兵衛に呼びかける。
藤兵衛は苦しみながらも、淡々と喋り始めた。

「はっはっは…天下の立花藤兵衛も…肺癌に…やられちまうたぁ…猛達に笑われちまうな…はは…」
「おやっさん…」
「会長…」
「…滝…リンディ…俺ぁこの二年間、あいつらが生きていると信じて生きてきた…今もそれは疑っていない…だけど…どうやら再会は叶いそうに無いな…」
「そんなこと…言わないで下さい…」

リンディは涙を流しながら冷たくなっていく藤兵衛の手を握る自分の手に力を込める。

「おい…リンディ泣くな…お前はもう一児の母じゃないか。そんなにみっともなく泣いていたら、クロノ君に笑われてしまうぞ。」
「でも…でも…!」
「おやっさん…!」
「滝、お前もFBIの長官じゃないか…泣くなよ…こんなオンボロジジイ一人の死ぐらいで…」
「駄目だおやっさん!死ぬな!!」
「そうですよ会長!まだ…皆生きてるんですよ!!」
「!…」

「皆生きている」
その台詞を聞いた途端、藤兵衛の瞳孔が開き、目に少しだけ生気が戻る。

「本当…なのか?」
「ああ!そうさ!猛も…隼人も…」
「志郎お兄ちゃんも、結城さんも、敬介さんも、アマゾンも、茂さんも、まだ生きてるんだよ会長!今は事情があって会えないだけなんだよ!
だから…皆が「奴」の…「ベリアル」の呪縛から解放されて…帰ってこれるようになるまで…死なないで…会長…!」
「そうか…生きているのか…あいつらが…」

藤兵衛の瞳から、大量の涙が溢れ出した。

「良かった…良かった………」


404 :リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー:2008/02/24(日) 23:08:21 ID:XoldytZb
藤兵衛はそれだけ言うとゆっくりと瞳を閉じる。
すると滝とリンディが握っていた右手が二人の手の中から滑り落ちた。
そして藤兵衛は、安らかな表情で眠りに着いた。

「会長…会長ーーーー!」
「おやっさん…おやっさーーーーーん!」

………
「…と、湿っぽくなっちまったな。」

滝は一気にコーヒーを飲み干し、カップを食卓の上に置いた。

「…リンディ、頼みがある。」
「何?」
「…」

滝はポケットから小型の黒いケースを取り出し、カップの隣に置いた。

「これは?」
「完成したんだよ…本郷達を「ベリアル」から守るための「アレ」がな。」
「!、じゃあ、あの薬が…」
「今朝、完成したばっかりだ!」
「…!」

リンディは椅子から立ち上がり、滝が座っている椅子の方に回って滝に抱きついた。

「滝さん!」
「オイオイ!抱きつくなって…誤解を招くだろ!」
「大丈夫。エイミィなら孫達を連れて買いも…あ。」

リンディがリビングのドアの方を見ると、ドアが開き、唖然としながら抱き合っているリンディと滝を見ているエイミィ、カレル、リエラの姿が…

「お…お邪魔しました…」
「お…おい!これは違う!!」
「そうよ!滝さんは既婚者なのよエイミィ!!」
「ええ!?じゃあ不倫!?」
『違ぁーーーーーーーーーーう!!』

【ミッドチルダ サードアベニュー北部】
一方サードアベニューの北部では、アウレフ、スバル、ティアナ、ギンガ対デスガロンの戦いが続いていた。
四人はそれぞれ得意な戦闘スタイルを駆使し、デスガロンに攻撃する。
しかし、デスガロンは手ごわい。
ティアナの銃弾を避け、スバルとギンガのシューティングアーツを捌き、アウレフのアクロバティックな攻撃を全て自らの体術で弾き、反撃に両手に持ったブーメランを振るって四人を攻撃する。
四人は、攻防一体の強力怪魔ロボット・デスガロンに手も足も出ずにいた。


405 :スーパーロボット大戦X:2008/02/24(日) 23:09:08 ID:ZaB13zcX
おやっさあああああああん!支援

406 :リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー:2008/02/24(日) 23:09:53 ID:XoldytZb
「はぁ…はぁ…こいつ…強い!」
「今まで戦った、どの怪人よりも…!」

ティアナは口元から流れる血を拭いながらクロスミラージュを強く握り、ギンガは頬についた土を手の甲で払って悔しそうに歯を食いしばり、デスガロンを睨んだ。

「フン、俺は傑作怪魔ロボットの一つ、貴様ら如きに、遅れは取らん!」
「この…負けるか!!」
「おおおおおおお!!」

アウレフとスバルは傷ついた体を奮い立たせ、再びデスガロンに立ち向かう。
しかし攻撃はたやすく弾かれ、二人は腹部にデスガロンの反撃の鉄拳を受けて殴り飛ばされてしまい、ひび割れた路面の上を転がった。

『クッ…』
「スバル!」
「拓哉君!」

ティアナとギンガは殴り飛ばされた二人の下にすぐさま駆け寄り、ティアナはスバルを、ギンガはアウレフを抱き起こした。

「大丈夫だよ…ティア…」
「まだ…戦える。」

二人はすぐに二人の腕の中から立ち上がり、ファイティングポーズを取った。

「勇ましいな…だがそろそろ飽きた…死んでもらうぞ。」

デスガロンはビームガンを取り出し、並び立つ四人に照準を合わせる。
そしてそのままデスガロンが引鉄を引こうとした瞬間、一発の銃弾が飛来し、デスガロンの銃を貫いた。

『!?』
「これは!?チィ!」

デスガロンは破壊された銃を投げ捨てる。
そしてデスガロンを含めた五人は一斉にナイフが飛んできた方向を振り向いた。

「間に合ったな…」
「大丈夫ですか!?」
「テメーら!何こんなのに苦戦してんだよ!」
「レッドドラゴン参上っス!」
「相変わらずだらしないな、アウレフ。」

その方向からは、ヴェイトとシャッハ、ノーヴェ、ウェンディ、ディード、チンクがやって来た。
その中でウェンディのエリアルキャノンの銃口からは硝煙が上がっている。
さっきの銃弾を発射したのはウェンディだ。

「ヴェイト!」
「ナンバーズの皆!」
「他の姉さま方は、人々の避難当たっています。」
「お前達、下がっていろ。行くぞ、アウレフ!」
「おお!」

アウレフとヴェイトは並び立ち、共にファイティングポーズを取る。
それと同時に二つのドラスストーンが輝き、大きなエネルギーが二人を包み込む。
二つの石が揃った時、アウレフとヴェイトの能力を強化する「共鳴現象」だ。


407 :リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー:2008/02/24(日) 23:10:51 ID:XoldytZb
『うおおおおおおおおおおおおおおおおお!!』

パワーアップしたダブルライダーは、デスガロンに向けて接近する。
そしてダブルライダーは至近距離に入ると、コンビネーション攻撃をデスガロンに向けて繰り出した。
アウレフの巧みな技、ヴェイトの力技、二つの違う戦闘スタイルが絶妙にマッチし、見事な連携攻撃となってデスガロンを攻め立てる。
そして…

「ライダーーーーー!ダブルパンチッ!!」

必殺のライダーダブルパンチをデスガロンの腹部に叩き込んだ。
「勝った!」
戦闘を見ていたスバル達、そして技を放ったアウレフとヴェイトはそう思った。
だが…

「フン…二人揃ってこの程度か?」
『なっ…!?』

二人の連携も、デスガロンには効かなかった。

「残念だ…」

デスガロンは自分の腹部に当たっている二人の拳をつかみ、ギリギリと握りながら腹部から拳を引き離した。

「ぐ…あ…!」
「そん…な…」
「心底失望した…もういい!」

デスガロンは頭部から破壊光線を発射し、二人に至近距離で撃ち込む。

『うあああああああああああ!!』

ダブルライダーは光線の直撃を受け、変身が解除される。
そしてデスガロンが二人の拳を放すと、二人はゆっくりと地面に崩れ落ちた。

「拓哉!」
「龍!」

スバルとヴェイトは二人の名を大声で叫ぶ。
しかし、二人は何の反応もしなかった…

「そんな…」
「アウレフとヴェイトが…揃って二人で…」

ギンガとディードの表情が凍りついた。

「次は貴様らだ…」

二人を倒したデスガロンは再び両腕にブーメランを構え、スバル達に近づいていく。
その気配に圧倒され、スバル達は鋭い戦慄に襲われた。

「アウレフとヴェイトが負けたのに…」
「こんなのに…勝てるわけ無いっスよ…」
「ティアナ!ウェンディ!諦めないで下さい!ここで諦めたら、全てが終わりです!行きましょう!」


408 :リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー:2008/02/24(日) 23:13:31 ID:XoldytZb
「…ティア、シスターシャッハの言うとおりだよ。ここで逃げるわけには行かない!」
「スバル…!」
「ウェンディ!ビビるな!ここでヒビったら龍に笑われる!」
「ノーヴェ…!」

スバルとノーヴェにも激励された二人は必死に恐怖心を振り払い、お互いの武器を構えた。

「よし…行くよ!皆!」
『おう!』
「貴様らなど…捻り潰してくれる!」

デスガロンと機動六課、レッドドラゴンの戦いが始まった。
スバルとギンガ、ノーヴェの拳が唸り、ディードとシャッハの剣が風を切り、ティアナとウェンディの銃口が火を噴く。

しかし、拳は弾かれ、剣は二刀のブーメランに払われ、ナイフと銃弾も切り落とされる。
精鋭中の精鋭である機動六課とレッドドラゴンのメンバーも、やはりデスガロンには歯が立たなかった。

「チックショオーーーー!」
「せめて…あたし達にオーバーSランクの力があれば…!」

スバルとノーヴェは何も出来ない自分達の非力を嘆き、それでも尚抵抗を続ける。
しかし、デスガロンにはやはり敵わなかった。

「ス…スバル、ギンガ、ティアナ…」
「ノーヴェ、ディード、ウェンディ、シャッハ…」

拓哉と龍はそんな皆の姿を見て、自分達も再び立ち上がろうと力を振り絞る。
しかし、既に戦う力は二人には無く、立ち上がることは出来なかった。

「クソ…僕等は…なんて非力なんだ…」
「グ…!」

二人は立ち上がれない自分が歯痒かった。
デスガロンに負け、仲間たちも救えない自分が自分達が憎かった。
「もっと力を…!」
二人は心の中で力を望んだ。
そして…二人の耳に幼稚な…だが、とても邪悪で冷たい声が響いてきた。

『アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!』
「!?」
「誰だ!?」
『力が…欲しいかい?』
「なんだ…この声…」
「俺達の心の中から…」
『あげるよ…とても強い力を…』
『!?』
『神城拓哉…』
「や…やめろ…!」
『皇龍…』
「…!」
『アッハッハッハ…ハッハッハッハッハッハ!!』


409 :リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー:2008/02/24(日) 23:15:17 ID:XoldytZb
不気味な笑い声が二人の心の中に木霊し、「何か」が二人の心の中を蝕み始めた。

『うわああああああああああああああああああ!!』

二人の腰に変身ベルトが現れ、中心のドラスストーンが不気味に輝き始めた。

「む!?」
「あれは…」
「何!?」
「二人の…ベルトが…」
「拓…哉?」
「龍…?」

デスガロンとスバル達も一旦戦いをやめ、不気味に輝く二人に視線を移した。

「止めろ…止めろおぉぉぉぉぉぉぉぉお!!」
「俺の中に…入って来るなあぁぁぁぁあ!!」

二人の体が怪しい光に包まれ、体が変化していく。
体中の筋肉が盛り上がり、腕や足がグロテスクに変化して鋭い爪が生える。
そして顔がよりバッタに近い形になり、拓哉が変化した「モノ」は体色が青くなり、龍が変化した「モノ」は暗赤色になる。
その姿は、ネオ生命体・ドラスに酷似していた。

『グオォォォォォォォォォォォォオ!!』

二体のドラスは天を睨みつけ、雄叫びを上げる。
それに呼応するかのように、二体の腰のベルトに装着されたドラスストーンが怪しく輝いた。

『!?』
「なっ!?」

突然の出来事にデスガロンもスバル達も驚愕し、異形の姿に変身した二人を見ていた…
そして…

『…アッハッハッハ…ハッハッハッハッハッハッハッハッハ!!』

二体のドラス…A(アウレフ)ドラスとV(ヴェイト)ドラスは不気味に笑いながらデスガロンに飛び掛り、鋭い爪を振るった。

「何!?グアァァァァァア!!」

デスガロンは二体のドラスの爪攻撃を受け、吹っ飛ばされる。

「ぐっあ…馬鹿な…」

デスガロンはボディに付いた爪の傷を抑え、悶える。

『ハッハッハッハッハッハ!!』

二体のドラスは間髪入れずに倒れているデスガロンに飛び掛り、再び爪で襲い掛かる。
二体の爪は、倒れて無防備なデスガロンのボディの外装を引き裂き、内部メカを切り刻む。

「ぐあああああああああああああああ!!」

先程までの圧倒的な強さを誇るデスガロンはもういなかった。
そこにいるのは、赤と青の異形の怪物に体を蹂躙され、悶え苦しむ哀れな機械人間の無残な姿だった…


410 :リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー:2008/02/24(日) 23:18:57 ID:XoldytZb
「オ…オイ…龍…」
「拓哉…」

スバルやノーヴェ達は笑い続けながらデスガロンを破壊するAドラスとVドラスの姿に恐怖を覚えた。
「あれが優しかった拓哉か?」「あれが自分達が知っている龍か?」
全員が己の目を疑い、異形に化した二人に怯えた。

「…」

やがて、内部メカを全て破壊され、沈黙したデスガロンは、二体のドラスによって空中に投げられる。

『ハッハッハッハ…ハァ!!』

二体のドラスは、笑い続けながらそれぞれの右肩に装備された「マリキュレーザー」の照準を宙に投げ出されたデスガロンに合わせる。
そして強力なレーザーを肩から撃ち、デスガロンを撃ち抜いた。
レーザーに貫かれたデスガロンは空中で爆発し、鉄屑となって落ちてきた。

『…』

戦いを終えたAドラスとVドラスは笑いを止めてスバル達の方に向き直り、彼女達を見つめる。
当然、先程の惨状を見たスバル達の表情は隠しきれない恐怖に彩られている。

「拓哉君…どうしちゃったの?」
「早く…変身解きなさいよ…」
「拓哉…」

「龍…どうしたんですか?」
「いつもの貴方の…戦い方じゃありませんでしたよ。」
「り…龍も早く…元に戻るっスよ…」
「龍…テメェ…」
『…アッハッハッハッハッハ!!』
『!?』

二体のドラスは再び怪しく笑い始め、次はスバル達に襲いかかった…


投下終了
ドラスの戦闘スタイル変えすぎちゃったかな?
これじゃ真仮面ライダーだ…
笑いながら戦うのは自分流のアレンジのつもりだったけど果たしてどうか…
とりあえずCパートはZO&J登場です。
お楽しみに!

411 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 23:23:39 ID:+1eXVxVd
い、一体なにが!?支援

412 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 23:26:42 ID:TRRChRGo
GJ!
滝さんとリンディさんがいいのう。
他のリンディさん絡みのライダーの登場も楽しみにしている。

413 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 23:27:45 ID:ho051Xq8
オリキャラ優遇し過ぎじゃね?
これじゃなのは+フェイトでも一方的にやられそうな域だ。
敵ならまだしもオリ主人公だからなぁ。俺TUEEEにしか…
笑いながら戦闘するっていうなら、笑い声はセリフにしないで地の文で表現した方がいいかと。
文章で見る時に

414 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 23:28:29 ID:yjB20gR5
GJすぎるだろ・・・・・・jk。

何となく予想してた通りの展開になっててビックリ、拓也と龍の運命やいかに・・・・・・。
Cパートが楽しみだぜ。カモンZO!


ところでクウガ何処行った?

415 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 23:29:40 ID:q0v0hcvt
二人に一体何があったんだ…!?

所で、滝の言っていた「ベリアル」とは何者ですか?

416 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 23:31:26 ID:Ey+aADRj


いくら笑いながら戦うからってずっと
ハッハッハッハッハッハ
はどうよ
笑っている声とひと口に言っても種類はあると思うけど

417 :リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー:2008/02/24(日) 23:31:51 ID:XoldytZb
>>413
これは拓哉と龍じゃありません。二人の体を借りたドラスです。
それに僕は面倒ごとが苦手なのでドラスは八話で退場させる予定です。

文章については…もっと頑張ります。

418 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 23:32:27 ID:J8Lu9Zhn
仮面ライダーとクロスさせると魔法って存在価値薄いよね…クウガのラスボスの白いのとか、アギトのラスボスの白いのとか

>>395
問題も何も、捏造たっぷりでこじつけとか多めになりそうです。そもそもアインス出す時点で捏造だし…
なのはのメイン3人はあんまり出したく無いんです。戦闘狂集団だし。戦闘描写苦手なので
東方キャラもけっこう独自解釈入るかも…地理も良く分からないしorz

何か幻想郷でユーノとアインスにやらせたいお店のアイデアあればどうぞ。
…そもそも、あの住人達の資産やら物資の流通やらが謎だ……

419 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 23:33:51 ID:wat7rVvx
>>416
けど、
ぐふふふふ、とか、えへえへへ、とか、ひょひょひょとか、にょほほとかよりはよくないか?

420 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 23:36:01 ID:Y6eZmS9F
くくくくく……
ふふふふ……
ハッハッハ〜

421 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 23:36:28 ID:ho051Xq8
>>419
ククク笑いを混ぜたりとか、変化を付けるべきだって言いたいんじゃないかな。
というか『〜よりまし』って無意味だと思うんだ。
いくらでも基準落とせるわけだし…

422 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 23:36:42 ID:MPYElE9N
>>419
謝れ!インセクター羽蛾とジャイロに謝れ!

423 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 23:37:29 ID:U/DCpJUt
>>417
えーと、よく発言されていますけど、先の話の展開やネタバレをポロポロと言われると楽しみを奪われる気がする。
それと。
>それに僕は面倒ごとが苦手なのでドラスは八話で退場させる予定です。
この発言だと、展開的に面倒くさいからさっさと消すということですよね?
展開的に面白いからとか、このままだと不味いっていうならともかく、描写が面倒くさいという理由で
話を決めるって、ちょっとあんまりだと思いますよ?
一応作品の内容自体は作者の自由ですけど、わざわざそれを明言されるのはちょっと問題あるかなと思います。

文章自体は修練次第でなんとかなると思いますけど、そこらへんは意識の問題なんじゃないかなと思いました。

ちょっとキツイ言い方ですが、気になったもので。

424 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 23:37:30 ID:ho051Xq8
>>420
何やってんすか八神さんwww
オロチはどうしたwww

425 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 23:37:38 ID:yA+809MG
>>419
夷腕坊に(ry

426 :反目のスバル ◆9L.gxDzakI :2008/02/24(日) 23:38:02 ID:/F1ZRxxG
>>419
「ッハハハハハハハ」とか、「クハハハハハハハ」とか、「アーッハハハハハハハハ」とかならどうでしょう?
あとは「ファハハハハハハハハハ」…駄目だ、これはルルーシュか社長しか使いこなせない…

最後になりましたが、ライダー氏GJ!

427 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 23:38:03 ID:yA+809MG
>>420
IORI乙

428 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 23:38:54 ID:Y6eZmS9F
>>427
なぜ気づいたw

429 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 23:39:20 ID:dB1HfheK
背景に書き文字で「は・は・は・は・は」と悪ボスが言っている感じで

430 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 23:40:01 ID:Ey+aADRj
>>419
そんなギャグで使われる笑い声をわざわざピックアップしなくても
シリアスさを損なわずかつ相手の異常性を表現するような笑い声ってのはあると思うけどね
それこそ漫画にしろラノベにしろ参考になるのはいくらでもあるだろうし
第一ハッハッハッハッハを続けられたら舌をだした犬の呼吸と変わらなくなってくる

431 :424:2008/02/24(日) 23:40:43 ID:ho051Xq8
>>428
先に気付いたのにスルーされて俺涙目
フルネーム八神庵

432 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 23:42:42 ID:yjB20gR5
俺はライダー氏の作品が好きだ、俺は拓也と龍が好きだ。
だからこそ言わせてもらう。

・・・・・・昭和勢が復活したらこの二人影薄くならないか?

433 :魔法少女リリカルなのはsts masked rider kabuto:2008/02/24(日) 23:42:43 ID:JNPyPMh7
うーん。耳が痛いお言葉が続くw
・・・0時以降投下よろしいでしょうか?

434 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 23:45:41 ID:Y6eZmS9F
>>431
すまんw

435 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 23:45:51 ID:6vvzhCZC
>>418
頼むから最低でも幻想郷ワールドガイドと求聞史記読んで来て欲しい
物資流通だの資産だのの設定はあるから、そもそも香綸(漢字間違え、打てねえorz)堂という店があるし村も集落もあるのに
独自の店を開くのか・・・魔法グッズならちょっと押しが弱そうな気が・・・

捏造たっぷりね、独自解釈ね、戦闘描写苦手でなのはキャラを戦闘狂呼ばわりね
既に半分ほど地雷スイッチ押したぞwwwww
東方のキャラも知った方がいい・・・戦闘狂がそっちだけと思うな?(ニヤリ

それなりの覚悟を決めてほしい
こちらも読み手としてマナーを守った上で(出来ているかどうかはともかく)存分に逝かせて貰うし言わせて貰うwww

436 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 23:46:32 ID:yA+809MG
>>431
どんまいw

437 :リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー:2008/02/24(日) 23:47:32 ID:XoldytZb
ドラスは原作でもああいう笑い方だったので常時あの笑い方にしたのですが…失敗だったようで…
今度から本当に気をつけます。

それとクウガについてですが彼は地球に帰っています。
今もポレポレで美味しいカレーを作っているはず。
近いうちに平成サイドで…

「ベリアル」については…後日

>>423
言い方が悪かったのは謝ります。
しかしドラスを残したままにしておくと本当に色々大変なんですよ。
だからキリがいいところで退場させようと思って…申し訳ありません。
今度から気をつけます。

>>432
昭和勢は確かに目立つと思いますけど、彼らは客演役です。
目立つのは先輩客演時だから多分大丈夫です。
…拓哉と龍にもファンがいて嬉しいっす…

438 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 23:47:58 ID:hMJelaZ7
>>435
「早く叩きてーんだからさっさと投下しろよwww」的な発現してる時点で
すでにマナーもへったくれも無い罠

439 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 23:48:12 ID:yA+809MG
>>435
言いたいことは分かるがうるせぇ黙れ。スバルぶつけんぞ。

440 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 23:48:44 ID:6vvzhCZC
>>439
勝手にしろ、既に貫通済みだ(腹が

441 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 23:49:14 ID:CSkvc20U
雑談はウロスで

442 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 23:49:52 ID:U/DCpJUt
>>439
無問題。
既に優しい抱きとめているからな。

――ピポスバルをw

443 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 23:49:55 ID:cUHODg72
スバルをぶつけられるなんて、羨ましいじゃないか。
ガジェットV型位にしときなさい、丸いし。

444 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 23:50:01 ID:MPYElE9N
>>439
ばっちこーい

445 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 23:51:21 ID:yA+809MG
二回目だってのに釣れるわ釣れるわ……お前らのスバル愛に感服したぜ。

446 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 23:52:01 ID:U/DCpJUt
>>445
実は同じ面子だったりする(台詞から判断して)


447 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 23:52:03 ID:ho051Xq8
>>418
あれを戦闘狂というあたり、お前原作見てないだろ。
あるいは魔王系のMADに染まり過ぎじゃないか

448 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 23:52:10 ID:/F1ZRxxG
スバル「みんなあたしのことを何だと思ってるの?」

449 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 23:53:04 ID:wat7rVvx
>>418
というよりも、幻想郷にどうやって入るんだよ、と

450 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 23:53:18 ID:ho051Xq8
>>448
俺の嫁!

451 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 23:53:19 ID:hMJelaZ7
>>448
マスコット

断じてヒロインではない

452 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 23:53:36 ID:U/DCpJUt
>>448
俺達のアイドル。

――ピポスバルかな?

453 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 23:53:40 ID:DNj0z7+B
>>356
27のTRIGUNの最新刊を買えばきっと幸せになれる・・・かも。
いつ読んでもいい作品ですよTRIGUNは

>>355
GJとしかいえないよ

454 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 23:54:28 ID:yA+809MG
>>448
おもちゃ。

455 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 23:55:49 ID:M5uz1ruw
>>418
求聞史紀持ってないのか?
地理というか区域、妖怪の山とか霧の湖とか色々載ってるぞ
東方勢に多少独自解釈は多少入るのは仕様が無いが
アリスやパチュリーがツンデレだったり、霖之助が変態だったり
紫が無意味に世話を焼いたり唯のスキマ係として登場ならきっと信者は許さん。主に俺が
取り合えず両作品のファンが納得するようなものを書く自身があるなら、やってみれば良いよ

456 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 23:56:43 ID:KJFFsfzF
>>435
戦闘狂いたっけ・・・・?
ニートとその相方(殺し愛的な意味で)ぐらいなら分かるんだけどw

457 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/24(日) 23:59:38 ID:TsC2HBvJ
なのはは昇進辞退してまで前線に残ってたし戦闘狂かもしれん

458 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/25(月) 00:00:52 ID:5s/uhTzw
>>448
年齢の割にスタイルが良い……。

やめてリボルバーシュートやめt(ry

459 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/25(月) 00:01:52 ID:cUHODg72
>448
魔法カード「リミッター解除」を使いたくなるくらいスキだZE

※リミッター解除
機械族の攻撃力2倍に。ターンのエンドにみんな破壊される。

460 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/25(月) 00:02:09 ID:ho051Xq8
>>457
前線っていうか教導隊に残った感じの描写だったがな。


461 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/25(月) 00:03:03 ID:hvEMFYsV
ハインラインの『宇宙の戦士』にも、給料半分でも構わず将軍位を辞退して士官学校校長をしている人が。

462 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/25(月) 00:03:09 ID:qB5hQ3XP
>>418
なのはのメイン3人が戦闘狂集団なんて始めて聞いたんだがどこが?


463 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/25(月) 00:04:32 ID:3bdL4crH
>>457
まぁ娘できたわけだし少しでも安全で時間が多くとれそうな仕事につくべきではあったな
つか本スレで雑談激しすぎじゃないだろうか

464 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/25(月) 00:05:11 ID:KJFFsfzF
>>457
都築的には後進の育成現場で働きたい、って意味の行動なんじゃね?
戦闘狂という解釈が不可能じゃないのは確かだがw

465 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/25(月) 00:05:17 ID:6vvzhCZC
>>455
アリパチュツンデレってのは・・・どうなの?
本編じゃ無いけど本をもって行く行為を容認しているのは・・・ある程度好意があるんじゃないか?
百合的な意味合いじゃなくて友人的にだが

>>456
妹様が・・・おられます・・・
戦闘ではなくて遊んでいるだけですがw
お嬢様も永夜四面でそれっぽい発言をされていますがこれは吸血鬼のマナーかなww
弾幕ごっこを戦闘行為と捉えるか否かによって全然違うが
否とするなら、純粋な戦闘狂は殆ど皆無かも・・・
決闘と称されているので決闘したいやりたいやりたいなんてのは戦闘狂かwwww


さてウロス行きますわ

466 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/25(月) 00:07:00 ID:nYTcWe1n
>>463
なのはは自分が師なしで無理して体壊しかけた分
後進の教育に本気なんだと思うね。


467 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/25(月) 00:07:15 ID:evFhCcXX
育成狂では?

なのは→スバル、ティアナ、エリオ、キャロ、ヴィヴィオ、教導した生徒
フェイト→エリオ、キャロ、たすけだした子供達
はやて→ヴォルケンズ

さて、スバルもらってウロスに帰る

468 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/25(月) 00:09:38 ID:PTBX1MBX
>>467
わたさん、ピポスバルは俺の者だ!

っと、masked氏の投下時間だな。
支援体勢に入る! 雑談中止しよう!

469 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/25(月) 00:09:41 ID:nYTcWe1n
>>467
そこに狂をつける必要性がわからねえwww
何育成狂って?
ガッコの先生はみんなそうなのか?

470 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/25(月) 00:10:05 ID:uxJuHPRG
>>433が埋没しているように見える件

471 :仮面ライダーリリカル電王sts:2008/02/25(月) 00:11:18 ID:9KWKmPZD
GJ。ドラス怖えぇ!>>433支援体制に移行する。

472 :魔法少女リリカルなのはsts masked rider kabuto:2008/02/25(月) 00:11:34 ID:Z+3ynSqV
では空気を読まずにいきます


数ある次元世界の中でも、とりわけ高位の魔法文化、技術を有する世界ミッドチルダ。
時空管理局発祥の地でもあり、その2大勢力のひとつ、地上部隊の本拠地が置かれる地である。
中央部の首都クラナガンにこそ無機質なビルディングが林立するものの
都市部からすこし離れれば、美しく豊かな自然がその姿を保たれている。
まさしく秩序を保ち、司法をつかさどる象徴として相応しい世界。

だが、それも今となっては遠い過去の記憶であった。

新暦68年にクラナガン南東を襲った大規模次元災害によって、大地は切り裂き焼かれ、多くの人々の命が失われた。
かつての質量兵器の比ではない甚大な被害をもたらしたこの事変は、今からちょうど7年前の出来事だ。
未曾有の大災害を未然に予知し、防ぐことのできなかった管理局は責任を問われ、総力を上げ事後処理に当たった。
一説には遺失物(ロストロギア)の暴走とも噂されたこの災害は、後に管理局から正式に巨大隕石の落下と公表され、死傷者数のべ3000人以上。
なにより森林部がうけた被害はすさまじく、落下地点から周囲4キロ四方は完全に消失した。
その後、被災地周辺は通信、通交、航空規制が布かれ、隕石によってもたらされた落下中心点の巨大クレーターは特殊金属と魔法によって厳重に封印されることになった。
何十にも封印されたそこは、局でもそれなりの地位を持つ者、あるいは研究者しか立ち入りを許されていない。
その巨大な鉄の城は「地獄の棺桶」と人々に揶揄され、皮肉にも復興の兆しを見せる街や人に過去の災害に対するフラストレーションを否応にも思い起こさせる象徴となっていた……


地獄の棺桶・・・災害の象徴。
けれどわたしは、あの鉄の城を見るたびに他人とは違う、ある種の感慨を抱く。
7年前。父や姉とはぐれ、ただ泣くことしかできなかった幼いわたしの前に現れたあたたかい光
そう。あの時の光景は忘れようにも忘れられない。
あの日わたしは天使を見た。


魔法少女リリカルなのはsts masked  rider  kabuto



473 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/25(月) 00:11:59 ID:63h5rVFj
ティア「…だって。どう、感想は?」
スバル「ん〜…喜んでいいやら怒っていいやら…微妙なとこデス」

そして支援

474 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/25(月) 00:12:27 ID:PTBX1MBX
支援するよ?
答えはどうやっても聞かないけどね! 支援!!

475 :魔法少女リリカルなのはsts masked rider kabuto:2008/02/25(月) 00:12:29 ID:Z+3ynSqV
「スバル、ちょっと聞いてるの?」
「へ?あ、うん!聞いてるよ!」

はるか地平の彼方にうっすらと浮かぶ「地獄の棺桶」をぼんやり眺めていたスバルは
少し語調を荒げたティアナの声によって現実に引き戻された。
人当たりもよく快活な彼女だが、ふとした拍子で物思いにふける癖が玉に瑕だった。

「あんたね、いい加減その癖治しなさいよ……相手はそれなりに気を悪くするんだから」
「ご、ごめんティア〜 それで、何の話だっけ……?」
「……はぁ、試験前だってのに大丈夫なのかしら」

呆れてため息をもらすティアナに申し訳なく思いつつ、スバルは目前に迫る魔導師ランク昇進試験に集中するため、大きく深呼吸した。
右腕に感じるアームドデバイス、リボルバーナックルの重みが心地よい。

「よし!」

強くなる。決めたからには迷いはない。
あの日、そう誓ったのだから。


「リインもちゃんと試験官やれてるようやな。関心関心」

そんな二人の上空に滞空するヘリの中に八神はやてとフェイト・T・ハラオウンはいた。
はやては、機内に浮かび上がったモニターを見つめながら、守護騎士の中でも末っ子であるリインフォースUの働きを嬉しく思いつつ、右隣のシートに深く腰掛けているフェイトに目をやる。

「どないやろフェイトちゃん、改めて見た二人の印象は?」
「青い髪の、スバル・ナカジマ二等陸士ですか……彼女は問題ないのですが
 もう一人の、ティアナ・ランスター二等陸士の方は、肩に力がはいり過ぎているような気がします。ああいう時はミスをしやすい」
「ふふ、うちもおんなじ事を考えとったところや」

フェイトの答えに満足したはやては、ひじ掛けのタッチパネルを操作し、2,3新たにモニターを出した。
画面にはスバルの全身が映し出される。

「いい目をしています」

なにかしら意見を求めているのであろう、はやての意思を察したフェイトが付け加えるように答えた。
またもニコリと笑ったはやてはさらに画面をズームアップする。
まだなにかあるのだろうか?フェイトは、やけにスバルを推す彼女に少々違和感をおぼえた、が……


476 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/25(月) 00:13:21 ID:phG4ijv3
あちゃ〜揚げ足取りまで出てきた

477 :魔法少女リリカルなのはsts masked rider kabuto:2008/02/25(月) 00:13:25 ID:Z+3ynSqV
「それに引き締まったええ身体しとるわぁ……尚且つ自己主張を忘れへん豊満なバスト!たまらんわ〜」
「……」

一部隊を率いる要職に就いても尚、彼女のこの癖は治るどころか悪化の一途を辿っている……
「治らへんから癖って言うねんで」とは本人の談である。
軽く頭痛を催したフェイトは、今この場にいない二人の子供達を思った。
今後のためにとスバル、ティアナの昇進試験を見学させるつもりで連れて来たはいいが
都合、自分ははやてとヘリに同乗だったが為に地上に置いてきてしまっている。
本来ならば二人に色々と解説しながら試験を見届けたかったのだが、命令ならば致し方あるまい。
しかし、二人だけにさせるのは少々心配である。
「フェイトちゃんはちょお過保護や」などと、今現在となりでニヤニヤしているはやてに言われてしまったのが少しばかり心外だったが。


『それでは!ゴール地点でお会いできることを期待してますですよー!』
「「はい!」」

試験官のリインとの通信が終わると、スタートの合図を示すモニターが中空に現れた。
3つのゲージがひとつ、またひとつと消えてゆく・・・

「レディ……」
「ゴーッ!」

スバルとティアナは、息の合った掛け声を開始の合図が鳴ると同時に上げ、スタートダッシュをきった。
ローラーブレードを身につけているスバルが先行し、ティアナも持ち前の脚力でそれに続く。
もっとも、この試験方式は二人一組になって受ける「ツーマンセル」という形式であり
二人協力し合いダミーを守るスフィアとダミーを破砕しつつ、悪路を駆け抜けゴールを目指すというものであるので、二人の速力差はあまり関係ない。
余談になるが、どちらか一方が受かり、一方が落ちるなどというケースも稀にある。


478 :魔法少女リリカルなのはsts masked rider kabuto:2008/02/25(月) 00:14:14 ID:Z+3ynSqV
「スバル!」
「うん!」

さっそく第一関門が二人を迎えうつ。
そびえ立つビルに侵入し、内部に設置されたダミーを破壊する、と口にするだけならば簡単そうだが、制限時間内にそれをしようものならば、高所から高所へ飛び移り、窓から侵入、一網打尽にするほかない。
ここにきてティアナの出番である。

「しっかりつかまってなさいよ!」
「わかった!中のダミーはわたしに任せて!」

ティアナがスバルを抱きかかえながら檄を飛ばす。
彼女の銃型のデバイスからアンカーが撃ちだされ、ビルの外壁に魔方陣を描きながらしっかりと固定される。
あとはワイヤーを巻き取りながら、ターザンの要領である。

「でぃやぁぁぁ!!」

窓ガラスを突き破り、ビル内部へ侵攻したスバルは、雄叫びを上げ、自動攻撃してくるスフィアを得意の近接格闘で破壊していき、ものの数秒で全機撃破してみせた。


「なかなかのコンビネーションやね」

上々のタイムで第一関門を突破し、合流する二人の様子を見ながらはやてが呟く。

「ええ。ですが、この先に例の篩いがありますからね。油断は禁物です」
「中距離自動攻撃型のスフィア……あそこで毎年半分以上が脱落やもんなぁ」

はやてはフェイトの釘をさすような言葉に苦笑いを浮かべながら同調し、試験内容を
見直した方がええんとちゃうか、などと思いながら再びモニターに目を落とす。

「こっからお手並み拝見や」


コースに設置された瓦礫を盾にしながら、すばやくカートリッジの補充を済ませたティアナは先ほどより攻撃の頻度が増したスフィアに発砲する。
一方、スバルは地の利を生かし、ローラーブレードで縦横無尽にあたりを駆け回り、攻撃をかわしつつ確実にスフィアに拳を打ち込んでいる。


479 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/25(月) 00:14:15 ID:phG4ijv3
何だ?始まってのかいな!
支援!

480 :魔法少女リリカルなのはsts masked rider kabuto:2008/02/25(月) 00:15:24 ID:Z+3ynSqV
「よし、全部クリア!」
「次は、このまま上よ。上がったら集中砲火は確実!切り抜けるには・・・」
「クロスシフトだね、ティア!」
「上等!行くわよ!」

阿吽の呼吸で頷きあった二人は、クロスシフトを実行すべく行動を開始する。
即ち、自動でワイヤーを回収するアンカーガンを機能を応用し、それを囮に、単純に動く目標としてアンカーガンめがけて集中砲火をはじめるスフィアの隙を突き、ティアナの幻術、オプティクハイドによって透明化したスバルと挟み撃ちの形で目標を撃破する、という作戦である。

「クロスファイヤー……」
「リボルバー……」

予想通りに主不在のアンカーガンめがけて攻撃を続けるスフィア。
チャンスは今しかない。
すでに透明化の解けかかっているスバルと、前方に控えるティアナがタイミングを合わせる。

「「シュートッ!!」」

二人の思惑に気づいたスフィアの反撃もむなしく、前後より撃ちだされた砲撃によって次々と粉砕されてゆく。
その場に残ったものはダミーだけとなった。


「へぇ」

はやては二人のコンビネーションを見、感嘆の声を上げる。
隣のフェイトもモニターに見入り、めずらしく感心している様子だ。

「よう洗練された陣形やないの。おもしろぅなってきた」
「この先の最終関門。この二人ならあるいは……」
「いけるかもしれんね」

自分の目にくるいはなかったとご満悦のはやてと、うなずくフェイト。
二人が期待の目でモニターに映るスバルとティアナを見つめた刹那、眼前に展開されているモニターの映像が乱れ、消える。

「なんや?サーチャーの故障か?」
「確認させます」

フェイトは手早くパネルを操作し、管制室を呼び出す。
計器のトラブルだろうか……どうにもいやな予感がする。
表情にこそ出さないがフェイトは心の中で冷や汗たらした。


481 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/25(月) 00:15:30 ID:W87zm/B0
まあ、これからは子供の面倒見なきゃいけないんだし、
なのはも好き勝手にやってられないだろう。 多分。 よほど無責任でなければ。

482 :473:2008/02/25(月) 00:15:32 ID:63h5rVFj
>>476
ひょっとして俺のこと?
あれは各種スバル発言に対してのレスなんだが…
誤解を招いてスマン。

支援

483 :魔法少女リリカルなのはsts masked rider kabuto:2008/02/25(月) 00:16:06 ID:Z+3ynSqV
ティアナ・ランスターは現状を把握するのに必死だった。
わかっているのは、第一に自分を背後から攻撃したものはスフィアでないこと。
そして、どうやら人間でもないことぐらいだ。
咄嗟に防御の姿勢をとったがいいものの、背中を強く打ったようで、身体が言うことを聞かない。

「ティア!大丈― ぐぁっ!」

吹き飛ばされたままぐったりとしているティアナに、慌てて駆け寄ろうとするスバルだが
何者かの攻撃によって阻まれ地面に打ち付けられてしまう。

(スバル……!)

ティアナは、かすむ目で地面に叩きつけられるスバルを見た。
身動きの取れない己が歯がゆくて仕方がない。

(こいつら……いったい……!)

まるで蟻のように地面から次々と現れる「それ」は明確にこちらへ敵意を持っているように感じられた。

(ティーダ……にいさん・・・)

ゆっくりとこちらを向くその異形の姿を見た瞬間、ティアナの意識は暗い海の底へと沈んでいった。

「っ……!」

なんとか体勢を立て直し、踏ん張るように立ち上がったスバルが見たものは、不気味なうなり声を上げながらこちらに近寄る怪物の影。
晴天だった空に、わずかに灰色の雲がかかろうとしていた。


484 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/25(月) 00:16:35 ID:nYTcWe1n
あれ、質量兵器ってベルカとの戦争の時とかに使われたって事は、死者軽くて万近いはずでは…
少なくとも国が滅ぶほどの戦争だったわけだし?

485 :魔法少女リリカルなのはsts masked rider kabuto:2008/02/25(月) 00:16:52 ID:Z+3ynSqV
「アホ!!そろいもそろって居眠りでもしとったんか!!」
『も、申し訳ありません!直前のコースサーチの際には異常は発見できなくて・・・!』
「もうええわ!!」

涙目になって弁解する女性局員に業を煮やし、乱暴に通信を切るはやて。
先ほどまでの様子とは打って変わっての激昂ぶりに、ヘリのパイロットも身体をびくつかせる。

「……フェイトちゃん、お願いするわ」
「了解しました」

はやては、状況が読めない苛立ちを沈めようと、眉間をしばらく押さえると
背後に待機するフェイトに顔を向けず、言った。
命令だ。
そんな上官に小さく一礼したフェイトは、素早くヘリの後部に移動すると、機材搬入用のハッチを開ける。
途端に機内に突風が吹き荒れ、フェイトのブロンドの髪を乱す。

「いくよ、バルディッシュ」

いつのまにか右腕に握られたデバイスに一言そう告げると、左腕を口元にかざし
腕首に巻かれたブレスにバルディッシュを装着する。

「変身!」
〈〈HENSHIN〉〉

バルディッシュが音声コードを復唱した瞬間、ヘリ全体がまばゆい黄金の光に包まれた。
蜂の巣にも似た六角形のブロックが、フェイトの身体を包み込んでいく。
光が消えたそこには、フェイトではなく無骨なシルエットの戦士が立っていた。
バリアジャケットと呼ぶにはあまりにも機械的であるその姿。
それこそが仮面ライダーザビー〈マスクドフォーム〉である。
変身が完了すると、そのまま助走をつけ、後部ハッチから外へ飛び出すマスクドフォーム。その鈍重な外見とは裏腹に、猛スピードで風を切り裂き空を駆けぬけてゆく。
その姿はまさに雷光と呼ぶにふさわしい。

「ワーム……ついにここにまで現れたか」

大空へ飛び出していくザビーの姿を窓から横目で追っていたはやては、ポツリとそう呟いた。


486 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/25(月) 00:17:55 ID:PTBX1MBX
皆の支援に全俺が感動した!
というわけで、支援!

487 :魔法少女リリカルなのはsts masked rider kabuto:2008/02/25(月) 00:18:31 ID:Z+3ynSqV
はい。今回はここまでです
ちょっと展開が駆け足すぎたかな・・・
感想、批評などいただければ幸いです

488 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/25(月) 00:19:22 ID:63h5rVFj
GJ!
何やら空港災害がえらいことに…w

489 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/25(月) 00:19:40 ID:phG4ijv3
違うよ473。見れば解ると思うけど、議論じゃなくて只の中傷になってる人。
支援!

490 :469:2008/02/25(月) 00:21:59 ID:nYTcWe1n
>>489
うん、私のことですね。
余計な書き込みしました。すみませんでしたm(_ _)m

491 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/25(月) 00:22:10 ID:PTBX1MBX
>>482
多分>>476の発言は、>>469に対してだと思うよ。
問題ない、問題ないw

そして、>>487 GJ!
これからの展開にワクワクです!
描写が丁寧で、外れがなさそうで期待しっぱなしです!

492 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/25(月) 00:25:41 ID:phG4ijv3
意外に紳士的な対応ビックリしてます……拙者も余計でしたorz
投稿乙でした

493 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/25(月) 00:27:57 ID:PTBX1MBX
>>>492
ここのスレ住人は変態という名の紳士同盟だからねw
皆、優雅さを弁えているのさ。

494 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/25(月) 00:30:35 ID:phG4ijv3
了解です。
ほんと、余計でした。ごめんなさい。

495 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/25(月) 00:34:04 ID:nYTcWe1n
>>494
いえ、そもそもは私の迂闊な発言のせいですから
本当に申し訳ない

496 :魔法少女リリカルなのはsts masked rider kabuto:2008/02/25(月) 00:37:00 ID:Z+3ynSqV
>>484
ボキャブラリーが貧困で申し訳ない
質量兵器を思い出させる被害、とでも書けばよかったですね

>>488
カブトの冒頭のあれと、STSの冒頭のシーンを混ぜられないかな、が発想の着眼点なのでw

>>491
期待にこたえられるようがんばります

497 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/25(月) 00:40:00 ID:3bdL4crH
乙!

文章自体はいいんだけど
読点の位置が変なのと、一つの文章に内容を詰めすぎなのが気になった。


>コースに設置された瓦礫を盾にしながら、すばやくカートリッジの補充を済ませたティアナは先ほどより攻撃の頻度が増したスフィアに発砲する。

この文なら、 瓦礫を盾にしながらカートの補充→発砲 な流れでしょ? なら、

  コースに設置された瓦礫を盾にしながらすばやくカートリッジの補充を済ませたティアナは、先ほどより攻撃の頻度が増したスフィアに発砲する。

こっちの方が自然。
読点までが長くて不自然に思えたなら コースに設置された を削ってもいいかもしれん。

>はやては、機内に浮かび上がったモニターを見つめながら、守護騎士の中でも末っ子であるリインフォースUの働きを嬉しく思いつつ、
>右隣のシートに深く腰掛けているフェイトに目をやる。

はやてがモニターを見つめながら右隣のフェイトちゃんを見つめることになってるよ。
途中で文章区切ったほうがよさげ。

>即ち、自動でワイヤーを回収するアンカーガンを機能を応用し、それを囮に、
>単純に動く目標としてアンカーガンめがけて集中砲火をはじめるスフィアの隙を突き、ティアナの幻術、オプティクハイドによって透明化したスバルと挟み撃ちの形で目標を撃破する、という作戦である。

ここは一文で説明するには流石に長すぎじゃないかな。
作戦の段階を追って一文ずつ改行して整理したほうが読者には伝えやすいと思う。
ここはアニメ本編でもあったら少し読んだら分かるけど、オリジナルな作戦とかになると伝わらない可能性が高くなるし。

長文失礼

498 :魔法少女リリカルなのはsts masked rider kabuto:2008/02/25(月) 00:48:05 ID:Z+3ynSqV
>>497
長文感謝です
参考になります

ご指摘の部分、特にクロスシフトのくだりは自分もちょっとわかりにくいかなと
思ってました
なまけちゃいけませんね・・・
文章で伝えてナンボですよね

499 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/25(月) 01:08:24 ID:3bdL4crH
>>498
短くまとめると
読点の位置は文章の意味や区切りを考えて入れる。
一つの文章に内容を詰めすぎないで途中で句点を入れて区切る。
だけなんで

言うだけだとあれなので自分で分かりやすいと思う形にしてみた。

即ち、自動でワイヤーを回収するアンカーガンの機能を囮として応用。
単純に動く目標めがけて集中砲火をはじめるスフィアの隙を突く、という作戦である。
加えてティアナの幻術によって透明化したスバルと挟み撃ちの形をとることで、作戦の確実性を引き上げる。

こんな感じかね? 体言止め使うと文章を区切りやすかったりする。

500 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/25(月) 01:13:13 ID:B8hzfxQh
ライダーレンチャンでGJ
しかし、こうライダーが連続すると比較してしまう自分がいる。

501 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/25(月) 02:21:39 ID:0iRV37f0
ザビーいいね

フェイトそんがいつか
「今、私を笑ったのはあなた?」とか
言いそうだw

502 :仮面ライダーリリカル電王sts:2008/02/25(月) 02:38:20 ID:9KWKmPZD
GJ!クオリティ高いな。こんな、クオリティ高い後何だけど投下よろし?

503 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/25(月) 02:43:10 ID:suWj/WJb
支援して寝る構え

504 :仮面ライダーリリカル電王sts:2008/02/25(月) 02:45:18 ID:9KWKmPZD
さて、そろそろ投下しますね。ごめん、仮面ライダーリリカル電王stsの最新話なんだは
ライダー連チャンです。

505 :仮面ライダーリリカル電王sts:2008/02/25(月) 02:48:17 ID:9KWKmPZD
さて投下しますか。支援お願いね。



仮面ライダーリリカル電王sts第八話
「白き魔王と紫の狂人」
ここは機動6課訓練用フィールド。普段は前線フォワード部隊の訓練に使われるスペース。しかし、今はその場を闘気、いや殺気が支配していた。
放つは中央にたたずむ一組の男女。
片や、エースオブエースと呼ばれし管理局最強の魔導師、白き魔王高町なのは。
片や、狂わんばかりの殺気に包まれし時を駆ける仮面の戦士。紫の狂人、仮面ライダー電王Gunform。
見守りし者は皆、動かない。いや、動けない。それほどの殺気に包まれていた。
もはや、この場に言葉は不用。始まるは全力全開の真剣勝負。
先に仕掛けたのは電王の方であった。デンガッシャーから連続して放たれるエネルギー弾。それは狙いなどつけていない乱射であった。
しかし乱射は時に効果的である。それは、空中軌道の制限。だが、なのはには通用しなかった。
片手を上げると障壁で全て受け止めたのだ。

「へぇ、やるじゃん」
「でも、これからだから。お話、聞いてもらうよ」
「じゃあさ、これならどお?」

電王がそう言った瞬間その周囲に六発ほどの魔力弾が現れたのだ。その魔力弾を見た時、なのはは少し驚いた。それは、よく知る者の魔法。

「これって…」
「そうさ、これはティアナお姉ちゃんの魔法!いくよ、クロスファイヤァーシュート!」

放たれる魔力弾。そろはもの凄い誘導弾。なのははその凄さを知っている。
だからこそ正面から受けるのだ。なのはの周りに十発ほどの魔力弾が現れる。

「アクセルシューター、シュート!」

二色の誘導弾は互いを撃ち落とし、残った物も次々と撃ち落とされた。
爆煙で視界が封じられるが、煙が晴れるとこちらに銃口を向ける電王。


506 :仮面ライダーリリカル電王sts:2008/02/25(月) 02:51:48 ID:9KWKmPZD
収束する魔力。放たれる魔法。

「ファントムゥ、ブレイザァー!」
「グッ、まだ!」

避けるなのは、追う電王。お互いに退かない、いや退くわけにはいかない訳がある。
なのはは、自身の全力を叩き込むことにした。

「いくよ、レイジングハート…」
『Exceed mode.』

その瞬間、お互いに示し合わせた様に集まっていく力。
あるのは、全力での砲撃勝負のみ!

「最後いくよいい?」
「これが終わったらお話聞かせて…」
「答えは聞いてない」

互いにレイジングハートとデンガッシャーを向けるなのはと電王。パスは既にセタッチされていた。

『full charge』
「ディバィィン…」
「いけぇぇ!」
「バスタァァー!」

桜色の閃光と紫の光弾がぶつかりあう。単純な力の勝負。
しかしそれは長くは続かなかった…。徐々に光弾は閃光に呑まれ消え去った。

「ごめん…、ティアナお姉ちゃん。倒せないや」
「リュウタロスゥゥ!」

ドギャアアァァ 閃光に包まれる中、電王は呟き、ティアナは叫んだ。


模擬戦が終わり、ここはラウンジ。R良太郎は、只一人、落ち込んでいた。そこに近づく影が一人。

「落ち込んでんの?」
「ティアナお姉ちゃん…」
「な〜んで、そこまで落ち込んでの。相手はあのなのはさんよ?勝てる方が少ないわ」
「だって、ティアナお姉ちゃんに酷いことしたんでしょ?何で、そんなに」

ムスッ、としてるR良太郎を見て、ティアナは少し前の話をした。

「私ね、以前無茶な特訓をして、なのはさんに怒られたんだ。自分の命も考えないような無茶な特訓」
「何で、ティアナお姉ちゃんはそんなこと」
「力が欲しかったのかな。私にはね、兄さんがいたの…」

語られたのはティアナが力を求めた理由。
ティアナの兄、ティーダ・ランスターは管理局に所属する魔導師であった。
ある時、彼は逃走中の違法魔導師を追跡していたところ、殉職したのだ。ティアナは悲しんだ。
しかし、上司の放った一言のせいで彼の死は不名誉な死となってしまったのだった。
それからだ。ティアナが力を求めたのは。
ランスターの魔法を認めさせる。その為にティアナは力を求めた。
そして、スバルと出会い機動6課へと配属された。
しかし、ティアナは、その中で自分の才能のなさに劣等感を覚えてしまった。強くなった事にも気付かずに…。

507 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/25(月) 02:53:49 ID:Js1Hr2o8
支援ライダー

508 :仮面ライダーリリカル電王sts:2008/02/25(月) 02:54:22 ID:9KWKmPZD
「そのせいか、無茶苦茶な特訓をしちゃったんだ。で、なのはさんに撃墜されて…」
「じゃあ僕が見たのは…」
「そっ。その後、なのはさんに反抗して、でもシャーリーさんが教えてくれたんだ、なのはさんの過去」

その過去とは、なのはが自らの無茶のせいで撃墜され、大ケガを負ったということ。
なのはは自分の教え子には無茶をして欲しくなかったから実力のつく教導をしていたことを。

「だから、私は恨んでない。逆に感謝してるかもしれない。だから大丈夫だよ、リュウタロス」

そう言って、ティアナは優しく微笑んだ。

「ティアナお姉ちゃん!」
「うわっ」

R良太郎はいきなりティアナに抱きついた。そして、こう呟いた。

「ごめんね、ティアナお姉ちゃん…。ごめんね…」
「大丈夫、大丈夫だから」
「グスッ、ウワァァァン!ウワァァァン!」
「ホラホラ、ちょっと泣かないの」

ティアナの胸に顔を埋めながら、泣きじゃくるR良太郎。それを、優しく慰めるティアナ。
それはさながら、姉弟のようであった。その様子を見守る影が二つ。それは、なのはとスバルであった。

「もう心配ないみたい」
「そうですね。それにしても、ティア、すっかりお姉ちゃんですね」
「二人共、そこで見てないでこっちに来て下さい。」
「やっぱ、バレてた」
「バレバレ、あんたがいるところが分かんない方がおかしいわ」
「ムウゥ、ティアのイジワル」
「あの、その…」
「いいよ。私も、やり方が悪かったの分かってるし」
「ごめんなさい…。あと、えっとお願いしてもいい?」
「うん、なに?」
「なのはさんの事もお姉ちゃんて呼んで良いかな」
「え、えぇぇ!」
「良いじゃないですか!ねっ!」
「そうかなぁ。じゃあいいよ」
「わ〜い、やったぁ!なのはお姉ちゃ〜ん!」
「ヒャアァッ!」

なのはに抱きつくR良太郎。
心はリュウタロスでも身体は十代後半の少年。さすがのなのはも、少し戸惑っていた。

「エースオブエースも形無しやな」
「にゃはは、はやてちゃ〜ん」

その場に通りかかったはやてがなのはをおちょくっていた。

「ティアナお姉ちゃんも!」
「ちょ、ちょっとやめなさいって!」
「お姉ちゃん達、二人共だ〜い好き!」
「にゃはは…」

ハニカムような二人の笑顔と眩しいばかりに微笑むR良太郎。
しかし、平穏な時は長くは続かなかった。

509 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/25(月) 02:58:15 ID:PTBX1MBX
眠いライダー 支援

510 :仮面ライダーリリカル電王sts:2008/02/25(月) 03:10:41 ID:9KWKmPZD
「フッ、呑気なもんだな」

ラウンジが見える林の中、右手のライフルを構えているのは、以前Rティアナに倒されたオウルイマジン改と同型の改造種オウルイマジンR。

「ここで消えてもらうぞ、電王!」

スコープの先には、R良太郎の姿が。
オウルイマジンRが狙っている時、ティアナは林の一点が光るのが見えたのだった。

「リュウタロス、危ない!」

そう言って自らの身を投げ出すティアナ。
そして、

『チュンッ!』
「あ、クッ!」
「ティアナお姉ちゃん!」
「ティアナ!」
「ティア?ティアァァ!」
ティアナはR良太郎を庇い撃たれてしまったのだ。

「ティア、ティア!お願いしっかりして、目を開けて!」
「早く、誰か、シャマルを呼んで来て!早く!」
「お姉ちゃん、ねぇしっかりしてよティアナお姉ちゃん!」
「仕留め損なったかまぁいい、全員死ね!」
林から飛び立ち目の前に着地し、宣言したオウルイマジンR。

「許さない、許さない!」
「待って、スバル」
「何で、止めるんですか、なのはさん!」
「お願い、スバルちゃんは下がっててよ…」
「リュウタロスも!何で!」
「お願い!」

納得しない様子で下がるスバル。
なのはとR良太郎はオウルイマジンRの元へと歩き始めた。

「許せない、ティアナにこんな酷いことを」
「許さない、ティアナお姉ちゃんを苦しめたから!」

なのははレイジングハート、R良太郎はベルトを腰にセットしフォームスイッチを押した。
オウルイマジンRは恐れた。その後ろ姿には白と紫の二匹の龍の姿があったのだから。

「変身…」
「セットアップ…」

瞬時に変身した二人はレイジングハートとデンガッシャーガンモードを向けた。
そして、二人同時にその言葉を放った。

『お前、倒すけどいい?』
「な、なにを!」
『答えは聞いてないけど』

次回、ミッドチルダに二つの龍と蒼き騎士が舞う。
次回予告
スバル「倒れてしまったティア。怒りに震える私達」
はやて「全ての怒りを乗せて今、二匹の龍が舞う」
スバル「次回、仮面ライダーリリカル電王sts第九話「ドラゴンズ・ダンス」
はやて「お楽しみに…」
なのは&電王『倒すけどいい?答えは聞いてないけど』

511 :仮面ライダーリリカル電王sts:2008/02/25(月) 03:12:40 ID:9KWKmPZD
以上で投下終了です。支援して下さったかたありがとうございます。
なのはさん大暴れです。あと、良太郎がうらやましいです。

512 :スーパーロボット大戦X:2008/02/25(月) 08:14:28 ID:icqVbKaa
仕事前に見ましたが仮面ライダーの皆様GJです!
そういえばキバの時にCMであったな電王の映画の事…。
前の奴はまだみてないけど今回のは見に行こうかな。

513 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/25(月) 10:40:18 ID:HTqDV+iW
イマジン……貴様の敗因はたった一つ……てめーは奴らを怒らせた!乙。

514 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/25(月) 12:31:48 ID:lUTTmO5r
リュウタロスとなのはさんの、ダブルアクションガンフォーム
が、次回自分の頭の中で出てくるかも。

515 :スーパーロボット大戦X:2008/02/25(月) 17:25:33 ID:icqVbKaa
今日は人はほとんどいないようですが9時半ごろにStrikerS Endless Waitzの第12話を投下しようと思います。

516 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/25(月) 17:37:09 ID:0iRV37f0
期待してます

517 :仮面ライダーリリカル電王sts:2008/02/25(月) 17:38:59 ID:9KWKmPZD
様々な反応に感謝!あとスパロボX氏待ってます。

518 :リリカルデジモン ◆etxgK549B2 :2008/02/25(月) 17:40:17 ID:bJJ9LryR
それじゃあ、その次(30分経過後)にでも第三話投下します。
異常に長くなったので支援が必要だ(汗)

519 :リリカル武者○伝 ◆IsYwsXav0w :2008/02/25(月) 18:28:52 ID:pNGwKHGo

「……やっちまったな」
「……うん」
「けど最近連投規制厳しくなってるそうだし、しかたないよ」
「問題はそこなんだよな……」
「あんた達、何の話してんのよ?」
「アリサちゃん、今回のタイトル見て。(前編)ってついてるの」
「そうなの? 確か前は無かったはずよね」
「それで前後編に分けたら分けたで調子に乗ってたらボリュームが増えちゃって」
「何それ、本末転倒じゃない。文章はコンパクトにまとめなさいよ」
「そう言う訳で」
「どう言う訳よ」

 ……リリカル武者○伝、ようやく書けたので今夜投下したいと思います。
 すでにお二方ほど予約が入っているようですのでさらにその後に。
 こちらもかーなーりレス数要しそうなので支援お願いいたします。

520 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/25(月) 18:29:25 ID:ogijlTfQ
>>518
デジモンキターー!!
首を長くして待ってます。

521 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/25(月) 18:29:53 ID:PQIE+1t5
武者キタコレ!

522 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/25(月) 18:47:14 ID:pMOcLt7E
1レス、1kbの嘘予告投下OK?

523 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/25(月) 18:48:28 ID:evFhCcXX
ホームランを期待するぜ! 支援!

524 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/25(月) 18:50:28 ID:pMOcLt7E
JS事件は解決した。だが、残った傷痕も決して少なくは無い。
数多くの負傷者。そして……倒壊した建築物。
当然、壊れたのならば直さなければならない。

報告書作成の為、復興の始まった現場に来たグリフィスとエリオ。
既に多数の建築業者が集まっている。
その現場の一つで、彼等は現場主任の『高原美奈子』、通称『タカさん』と出会う。
第一印象は……凄く……マッシヴでした……

「おっ、あんた管理局の人かい? 駄目だよ男がそんな軟弱な体じゃあ。よっしゃ、気合入れる為にも一発やるか!」

魔法でガッツ……始まってたまるかトン畜生。

525 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/25(月) 18:52:56 ID:pMOcLt7E
以上。投下終了。短けー。避難所なんか行かねーぞ。

526 :魔装機神:2008/02/25(月) 18:56:44 ID:xsciNN1N
クロス元がわかりませんが、GJでした。
それでは、11時ごろに投下してよろしいでしょうか?


527 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/25(月) 18:58:07 ID:pMOcLt7E
説明忘れ。クロス相手はパソゲーのtheガッツシリーズ。
>>523 ホームランどころかビーンボールですまん。

528 :一尉:2008/02/25(月) 19:25:53 ID:cvfQ6kVw
いいせ支援するせ

529 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/25(月) 19:30:19 ID:omGc45to
>>527
おい!気は確かか!

530 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/25(月) 19:31:27 ID:evFhCcXX
本編は避難所投下か……期待してるぜぇ……w

531 :清純派潜伏中 ◆DoZI/H0wiw :2008/02/25(月) 19:40:16 ID:Q06O4YHr
|∀・)つ【ttp://www.nicovideo.jp/watch/sm1808210】ソーット・・・・

|ミ ピャイッ

532 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/25(月) 19:41:09 ID:Q06O4YHr
スマソ誤爆った。

ちょっと頭冷やされてくるノシ

533 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/25(月) 19:47:27 ID:lyIrtsn0
タカさんは最高の女性だ。
避難所投下になるだろうが楽しみにしているぞ。

534 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/25(月) 20:19:00 ID:T8LOdHvP
避難所か・・・どの位からが避難所いきでしょうか?
欝文章書きの私としてはすごく気になります。

535 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/25(月) 20:26:35 ID:37NthWuv
直接的な性行為の描写がある場合では?

536 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/25(月) 20:27:02 ID:HTqDV+iW
>534
女性の乳首が見えたら。ただしドロンジョ様を除く。

537 :ゲッターロボ昴:2008/02/25(月) 20:29:59 ID:T8LOdHvP
なるほど。
つまりなのはさんが味覚障害だったりスバルが■■な目にあうのはOK!
安心だ!・・・いや、すいません。

538 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/25(月) 20:32:08 ID:8Pv1UG7/
>>534
きっとサウンドステージのスーパー銭湯回ぐらいまではまだセーフだよ!

過去のウロスなど参考にスクライドのストレイト・クーガーとエリオの
交流ものを書いてみたんだが、日付が変わる頃に投下していいかしら?

539 :反目のスバル ◆9L.gxDzakI :2008/02/25(月) 20:32:08 ID:63h5rVFj
なるほど、つまりスバルの@@が●●●●のh



ごめん

540 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/25(月) 20:36:57 ID:37NthWuv
>>538
吉良吉影が綺麗な手を持つ女性を見たときに湧き上がる感情と
同じ気分で楽しみにしてますw

541 :ゲッターロボ昴:2008/02/25(月) 20:40:03 ID:T8LOdHvP
>>538
楽しみにして正座してます。クーガー!
>>539
ふふふ、何を想像したか知りませんが――僕のアルター能力はろくでもない!
スバル好きなんだがなあ・・・何故こんなことに。
トーレの一人称なんでしたっけ?

542 :反目のスバル ◆9L.gxDzakI :2008/02/25(月) 20:50:42 ID:63h5rVFj
>>541
残念、それは私のお稲荷s…ではなく、自分の執筆する単発の内容だ。

トーレの一人称は多分「私」かと

543 :ゲッターロボ昴:2008/02/25(月) 20:53:16 ID:T8LOdHvP
助けて、変態仮面――。フェイトさんを見て変身する彼という電波が。
「私」ですか。ああ、チンクとのキャラ分けがむずいよママン!

544 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/25(月) 20:58:08 ID:d5fmrq9C
チンクの一人称=姉
これで万事解決。多分。

…あれ?チンクの一人称これであってましたよね?

545 :ゲッターロボ昴:2008/02/25(月) 21:01:19 ID:T8LOdHvP
年長と話すときはどうすれば?くう、難しい・・・
それで今日投下できるか決まりそうです。

546 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/25(月) 21:11:10 ID:wshvA+W6
どっかに呼称をまとめたサイトがあったはずだが
忘れた。

547 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/25(月) 21:12:18 ID:thT6Ul16
http://jp.youtube.com/watch?v=P5VFHbcDkow

548 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/25(月) 21:13:17 ID:evFhCcXX
http://asagi-s.sakura.ne.jp/data_strikers.htmlでは?

549 :ゲッターロボ昴:2008/02/25(月) 21:19:27 ID:T8LOdHvP
おお、エクスプロード!塵と灰に!
す、すごい。ありがとうございます。
――投下予約って何時まではいってますか?

550 :スーパーロボット大戦X:2008/02/25(月) 21:22:02 ID:icqVbKaa
>>549
9時半(これから)俺の投下で、その投下終了から30分後にリリカルスクライドさんのデジモンで、
その次はリリカル武者○伝さんで11時ごろに魔装機神さんの予定です。

551 :ゲッターロボ昴:2008/02/25(月) 21:24:45 ID:T8LOdHvP
ぶは!では後日にしときます。

552 :スーパーロボット大戦X:2008/02/25(月) 21:30:14 ID:icqVbKaa
よし、投下の時間が見えた!投下だ!

 バリアジャケットを着たスバル、ティアナ、ギンガ、ディエチ(ディエチはナンバーズの戦闘服)を乗せたへリが先行して、ガジェットの大群の前に立ち塞がろうとする。

「よし、お前達気合入れてけよ!」
『はい!』

 4人はその声を発するのと同時にヘリから飛び降り、地面に着地する。
 そして4人は迫り来るガジェットの大群と戦いながらスバルとギンガはあるものを探す。

(どこにいるんだ……、いた!)

 ガジェットの数が減りながらも二人は探す。
 そして二人はガジェットの後ろにいる女の子ノーヴェを見つける。

(見つけた、ノーヴェ!)



 第12話 姉妹達の戦い



 スバルとギンガ、ティアナとディエチはノーヴェとウェンディを発見する。
 しかしディエチは気付く。

「気をつけろ、セインがいない……」

 全員がセインに警戒し、ディエチが何とかセインを見つけてイノーメスカノンで砲撃し、セインは何とかそれを地上に出る事で回避する。

「ふう、危なかった……」
「セイン、お前もう少し慎重に行けよな……」
「姉に対して失礼な……」
「しかし信じられないっスね。ディエチがそっち側にいることが……」
「……」

 セインとノーヴェとウェンディがディエチが管理局側についていることに驚く。
 ノーヴェがディエチに何故寝返ったかの事を聞く。

「ディエチ、お前何でドクターを裏切ったんだ!?」

553 :スーパーロボット大戦X:2008/02/25(月) 21:31:37 ID:icqVbKaa
「私はある奴に言われて気付いた。ドクターのやっている事は戦争を起こすだけだ。戦争が始まれば多くの人間が死ぬ。
そして悲しみだけが残る。私はもう人を殺したくない。ただそれだけだ。お前達もそれをわかってくれ」

 ディエチが三人を説得しようとするが三人はこんな事を言う。

「その事をお前に言ったのはヒイロ・ユイって奴か?」
「そうだ」
「ありゃりゃ、クア姉の言ってた事は本当みたいだったスね」
「ディエチ、どうやらヒイロって奴に洗脳されてるね」
「な、違う! 私は洗脳などされていない!」

 ディエチが懸命に否定するが三人は信用しない。

(クアットロめ、私が洗脳された言ってこいつらを信用させない気だったな)

 この時ディエチはクアットロに対して初めて怒りの感情を覚えたそうだ。

「けど、洗脳されてるからって容赦しないっスよ!」
「……、こうなったら力づくで止めるしかないな……」

 ディエチはこうなってしまった以上あの三人は止まらないと判断する。

「スバル、ギンガ、ノーヴェはお前達に任せる。ティアナはウェンディ、セインは私がやる」
『OK!』

 三人がディエチの考えに乗る。まずはセインから出来る限りノーヴェとウェンディを離すことにする。
 セインは戦闘には不向きであるがISディープダイバーで邪魔をされたらまずい。
 戦闘タイプのノーヴェとウェンディをセインから離せばセインは援護に行けず何とか倒せるようになる。
 まずはスバルとギンガがウイングロードを出し、ノーヴェに突進を仕掛ける。

『はあああああああ!』

 二人が揃って拳を突き出しノーヴェはそれを防ぐが勢いが強いために後ろに大きく吹き飛ばされてしまう。

「く!」

 ノーヴェはエアライナーを出してそこに着地する。そのエアライナーはスバルとギンガのウイングロードとほとんどいや、まったく同じである。

(ディエチの言ったとおりこの子は母さんの……)
(だったらなおさら……)
(なんとしても助け出す!!)

 二人の心は一致する。何としてももう一人の妹を助けようと言う硬い決意が生まれる。
 その一方ではディエチが牽制としてヘビィバレルで連射をしながらセインを撃つ。

「ディエチ、あんたにしては珍しいね。数撃ちゃ当たる寸法なんて……」

 セインはディープダイバーでディエチの攻撃を避ける。ディエチは撃ちながらセインを追う。
 セインは不思議に思う。命中率がいいディエチがこんな効率の悪い戦いをするなんて思っても見なかったことを……。
 しかしディエチの狙いは数撃ちゃ当たる寸法でセインを当てようとするものではない。
 その間にティアナはウェンディと魔力弾の撃ちあいになる。
 ティアナが巧みにウェンディのエリアルショットを相殺させながら自分はクロスファイヤーシュートでウェンディにダメージを当たえようとするが、
 ウェンディはライディングボードを盾にして防ぐ。

「そんなへなちょこ攻撃なんか当たらないっスよ」
(とりあえず、相手は気付いてない。ディエチの方もうまく出来たようね)

 ティアナとディエチの目的は同じである。
 それはウェンディとセインを引き離す事にある。


554 :スーパーロボット大戦X:2008/02/25(月) 21:32:49 ID:icqVbKaa
 しばらくしてその事にセインはようやく気付く。

「しまった!」
「どこを見てる!?」

 セインが余所見をしている隙にディエチはヘビィバレルをチャージさせる。
 ディエチはなのは達の特訓のおかげで連射をしても少しづつならチャージが出来るようになっていて、
 イノーメスカノンも改造さえており、連射中にチャージ分と連射で撃つ分を分けれるようになっている。
 そしてセインの隙をついて一気にチャージをさせて放つ。

「発射!!」

 発射された砲撃はセインに命中する。セインは後ろに大きく吹き飛ばされ、体が動かなくなるが外傷は見当たらない。
 ディエチは倒れているセイン近づき、セインが問いかける。

「非殺傷設定で撃ったな……」
「ああ」
「な、何で?」
「言っただろ。私はもう人を殺したくはない。それが戦闘機人であっても……」

 その事を話す時のディエチの顔はどこか寂しげな顔であった。
 セインはその言葉とディエチの表情で確信する。ディエチは洗脳されているわけではなかったことを……。
 ただヒイロの言ってた事を理解してそれに共感し、自分達を止めようとしただけだということを……。 

「……わかった……」

 セインは意識を失うがその顔は自分の妹の事を理解できて嬉しいというような顔である。
 ディエチは倒れるセインを見た後、空を見上げてこう言う。

「ヒイロ、これでいいんだよな……」


 ウェンディとティアナの戦いは早くも決着がつきそうである。

「く、こいつやるっスね……」

 ティアナは魔力弾を撃ちながら突進し、片方のクロスミラージュのダガーでウェンディを襲うがウェンディはそれをライティングボードで防ぐ。

「これでお終いっスね」
「ふ、甘いわ。銃にはこういう使い道もあるのよ」

 ティアナはもう片方のクロスミラージュをライディングボードにくっつけて何かチャージをする。

「くらいなさい、ファントムブレイザーーーーーーーーーー!!」

 ティアナの叫び声と共にライディングボードに突きつけていたクロスミラージュの砲身からものすごい砲撃が襲い掛かり、
 ウェンディはその勢いに耐え切れず後ろに吹き飛ばされる。

「だけどこんなもんじゃ……」

 しかしそんな吹き飛ばされるウェンディの顔の上にはティアナがあらかじめ撃っていた魔力弾が残っていた。
 ティアナはそれをウェンディの顔面にぶつけてウェンディはそれを受け、地面に落ちて気絶する。

「ふう、スバルとギンガさんは!?」

555 :スーパーロボット大戦X:2008/02/25(月) 21:33:57 ID:icqVbKaa
 ティアナとディエチがウェンディとセインを倒す少し前、スバルとギンガはノーヴェと二対一で戦うがノーヴェの戦闘スキルは思ったよりもよくなかなか決定打を与えられないでいる。

『はあああああああ!』
「甘い!」

 スバルとギンガが左右の方向から拳を繰り出すがノーヴェはそれを手のひらで受け止め、手を掴んだまま二人を自分の下に引き寄せて両足を巧みに使い二人の腹に当てる。

『く!』

 二人は思わず後ずさりをしてしまい、ノーヴェはその隙をつきギンガにパンチのラッシュを浴びせる。
 ギンガは何とか防御体制をとるが少し体に入ってしまう。

「ギン姉!」

 スバルが叫びながら上から襲うがノーヴェは足を使い、またスバルの腹に命中させスバルは空中からウイングロードに落ちてのた打ち回る。

「スバル!」
「今度はそっちの心配か!」

 ギンガがウイングロードに倒れるスバルを心配するとノーヴェは後ろ回し蹴りをギンガにヒットさせ、ギンガはスバルの方に吹き飛ばされ倒れる。

「ギン姉、大丈夫」
「大丈夫よ。それよりスバルは……」
「あたしも大丈夫」
「おいお前達本当に戦闘機人か?」

 ノーヴェが二人を見下すように言う。そんなノーヴェを二人は説得しようとする。

「何であなたはこんな事を……」
「決まってるだろ? あたしら戦闘機人は戦う事でしか生きる目的がない事を……」
「それは違う!」
「私やスバルも戦闘機人だけど戦う以外での道は見つけた。そう母さんに教えられた。あなたにも母さんの遺伝子を持ってるのなら……」
「はあ、何のことだ?」
「ディエチから聞いたよ。あたしとギン姉と同じでノーヴェにもあたし達と同じ母さんの遺伝子があるって……」
「そんなの……、あたしには関係ねえ!」
『関係なくはない!』

 ノーヴェの言葉に二人は強く反論する。

「確かにあなたは母さんの事は知らないだろうけど、母さんは私達に大切な事を教えてくれた」
「母さんは戦闘機人のあたし達を立派なに人として育ててくれた。そして今のあたしとギン姉がいる」
「だからあなたも私達のように……」
「……、だからあたしには関係ねえ!」

 その言葉に二人は少しショックを受けるが二人の覚悟は完全に決まる。力づくでも妹を止めると……。
 しかし妹となるとスバルは自身のISの振動破砕を使う事を躊躇う。
 振動破砕は対人対物に非常に有効なもので特に戦闘機人相手だと一撃必殺の威力になる。
 そのため振動破砕を使ったらノーヴェを傷つけてしまう。そこでスバルはマッハキャリバーのフルドライブ、「ギアエクセリオン」を発動する。

「ギア、エクセリオン!」

556 :スーパーロボット大戦X:2008/02/25(月) 21:35:02 ID:icqVbKaa
 スバルの叫びと共にマッハキャリバーの両脇に小さな蒼い翼が出てくる。

「A.C.S. Standby」
「ギン姉!」
「ええ!」
『行く(わ)よ!』

 二人は声を合わせると同じ方向から拳をノーヴェに当てる。ノーヴェはそれを防ごうとするがスバルの勢いがさっきよりも増しているためにガードしきれず後ろに吹き飛ぶが、
 うまく体勢を取り直し、スバルに向かって蹴りを入れるがスバルはそれをカウンターで蹴り返しノーヴェは再び後ろに吹き飛ばされる。
 その後ろにはギンガが待機していてノーヴェはそれを足で払おうとするがギンガはそれを避けて左手の拳をノーヴェにヒットさせてノーヴェは上へと上がる。
 それをスバルが追撃するかのようにパンチのラッシュをノーヴェに浴びせてノーヴェはエアライナーに落ちる。

「くそ、こいつら……。急に動きが……」
「スバル!」
「うん!」

 ノーヴェが起き上がるとスバルとギンガは一直線に並び、ギンガを前にノーヴェに突撃をかける。
 ノーヴェはギンガの拳を拳で受け止め、後ろにいるスバルの方に飛び上がりスバルを襲うおうと考える。
 ノーヴェは後ろの方に飛び上がりスバルの方を向くがスバルは後ろの方で魔力溜めて魔力の塊を形成していた。

「一撃、必倒ーーーーーーーーー!!」
「な、何!?」
「ディバイイイイイイイインバスタアアアアアアアアーーーーーーーー!!」

 ノーヴェはディバインバスターの防御が出来ずにまともに受けてしまい、ディバインバスターの光に飲み込まれる。
 その光がやむと同時にノーヴェは地面へと落ちていくがギンガとスバルが落ちていくノーヴェをキャッチする。

「ギン姉……」
「ええ、ひとまずはこれでいいわね」

 二人は考える。ノーヴェが目を覚ましたらきちんと自分達が母から教わった事を教えようと……。

『スバル、ギンガ(さん)』
『ティア、ディエチ』

 スバルとギンガの戦いが終わったのと同時にウェンディとセインをおぶってるティアナとディエチがやって来る。

「とりあえず、ここは終わったね」
「ええ」
「だけど他のところはどうなってるのかしら?」
「……」

 4人は他の皆を心配するのである。

557 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/25(月) 21:36:16 ID:kPxR7Ydl
支援

558 :スーパーロボット大戦X:2008/02/25(月) 21:37:11 ID:icqVbKaa
投下完了。
話の展開上ヒイロは今回出せませんでした。ヒイロの活躍を期待していた人達には申し訳ございません。
次回もヒイロは出てこず、もうさらに次回にならないとヒイロが出てきません。
そして次のデジモンを支援します。

559 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/25(月) 21:59:07 ID:ubpHC9z8
次々回までは出ないということか


560 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/25(月) 22:06:56 ID:37NthWuv
GJ!!です。
う〜ん、面白いんですが、六課側に苦戦がないですね。


561 :リリカルデジモン ◆etxgK549B2 :2008/02/25(月) 22:08:40 ID:bJJ9LryR
それでは、投下開始します。
>>558
投下ご苦労シグネ○トを与えよう!


562 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/25(月) 22:09:16 ID:HTqDV+iW
>560
同意。

やはり、スカかメガ姉がエピオンに乗るくらいは。

563 :スーパーロボット大戦X:2008/02/25(月) 22:09:27 ID:icqVbKaa
>>560
ならば次々回辺りで苦戦させるような事をしましょう。

564 :デジモンマジシャンガールBAパート ◆etxgK549B2 :2008/02/25(月) 22:10:03 ID:bJJ9LryR
デジモンマジシャンガール

第三話『ダークエリアからの強襲!狂乱する破壊の化身ドルゴラモン!』


PHASE 00

 大きくなったドルモンをバスに乗せる訳にも行かず、徒歩で帰ることにしたヴィヴィオ。
 流石にバスで通う距離だったため、途中で疲れてしまいうずくまってしまう。

「どうしたの、ヴィヴィオ?」
「少し疲れちゃった」
「それじゃあ、僕に乗って。ヴィヴィオぐらいなら背負って走れるよ」

 少し躊躇するヴィヴィオだったが、笑顔で乗るように進めるドルモンに根負けし乗ることにした。
 ドルモンのふさふさの毛並みの背中に乗るヴィヴィオ。
 後ろを向きヴィヴィオが乗っているのを確認したドルモンは、強靭な脚力を持って夕日で赤く染まる帰り道を駆け出して行く。
 疲れていたヴィヴィオは、ふさふさの毛並みに顔を埋め感触を楽しんでいた。
 時空管理局の寮がある付近まで来ると、それなりに人の通りがある場所をいくためドルモンの姿を結構な数の人に見られていく。
 ミッドチルダでは使い魔など動物ではない者も認知されているため、変わった生き物が子供を乗せて走っているぐらいにしか思われていない。
 そんな事など露知らず、ドルモンはヴィヴィオの指示に従い高町家がある寮へと向かっていった。
 管理局の寮へと辿り着いたドルモンとヴィヴィオは、他の職員の人達に気づかれないように我が家へと辿り着く。

「ただいま〜」
「お帰りなさい。ヴィヴィオちゃん――そこに隠れてるいのは、なのはさんが言っていたドリモンかな?」

 ホームヘルパーで高町家へ着ているアイナさんが出迎えてくれた。
 アイナさんは、事前になのはさんからある程度話は聞かされていたので昨日の丸っこい動物が姿を変えていると知っているようだ。
 しかし、ヴィヴィオの横か現れた大きな影に眼を丸くして呆然となる。

「えっと、ただいま!」

 昨夜はサッカーボール程の大きさだったドドモンが大型犬より大きなドルモンへと姿を変えていることに驚く。
 ヴィヴィオとドルモンは事の経緯を説明しアイナさんは冷静さを取り戻した。

「……ようするに、このドルモンちゃんは"進化"して大きさを変えていくのね」
「うん。僕もいまいち分からないけど本能的に分かるんだ」
「大きな玉を口から『グワッ』って吐いてヴィヴィオを助けてくれたんだよ」
「いい子なのね、ドルモンちゃんは――よしよし」

 アイナさんに優しく頭を撫でられ照れるドルモンであった。
 そして、なのはが帰宅した時も同じリアクションが起こったのは言うまでもなかった。


565 :デジモンマジシャンガールBAパート ◆etxgK549B2 :2008/02/25(月) 22:11:54 ID:bJJ9LryR
PHASE 01

 この日は祝日で学院はお休みで、ヴィヴィオは家でドルモンと過ごす事となっていた。

「いいか!今この時をもって、貴様らはうじ虫を卒業する。貴様らはラガーマンだ!」
≪サーイエッサー!≫
「貴様らはこれから最大の試練と闘う!全てを得るか地獄へ落ちるかの瀬戸際だ!どうだ!楽しいか!?」
≪サーイエッサー!≫
「さぁ!戦闘準備!!」

 真剣な眼差しでテレビを見るヴィヴィオとドルモン。
 テレビに映っているアニメは、ある伝で高町家へ持ち込まれたDVDだ。
 シャーリーに頼んで地球の電気機器をミッドチルダで扱えるように改造してもらって今に至る。

「ヴィヴィオ〜なのはママこれからお仕事だから、良い子で留守番しててね」
「はーい。いってらっしゃい、なのはママ」
「いってらっしゃい」

 玄関前にいるなのはママに「いってらっしゃい」と挨拶をする2人。
 なのはは、可愛い2人の家族に見送られて出勤していった。
 なのはママを見送った2人は再びアニメに没頭するのであった。
 2人の横に置かれていたDVDケースには『フルメ○ル・パニック!ふ○っふ』と書かれていた。

「この『ソースケ』って人を叩いてるお姉さんって、面白いよね?」
「バーロー……ごめん、楽しい人だね」

PHASE 02

 時空管理局地上本部の会議室に足を運ぶ高町なのは一等空尉。
 会議室へ入ると各隊の隊長クラスの人物達が集まっている。
 顔見知りに軽い挨拶をして席へと着くなのはに声をかける人物。

「なのはちゃん、久しぶりやな」
「はやてちゃん、機動六課解散以来かな」

 なのはとはやては、機動六課解散以降なかなか時間が取れずメールのやり取り以外会えて居なかった。
 会議が始まるまでの少しの間、会話をしていた2人だがゲンヤ・ナカジマ三等陸佐とマリエル・アテンザが電子ファイルを持って入室してきたのを確認し話を一旦打ち切る。
 ゲンヤは集まっている陸士部隊と航空部隊の隊長たちやエースの前に出て、議題について話し始める。

「ミッドチルダ周辺に勤務している各部隊の隊長方に集まってもらったのは、この件についてだ」

 モニターに映し出されたのは上空に映し出された巨大な人影である。
 その映像の横には魔力ゲージが表示されており、その数値の大きさに驚く一同。

「驚くのも無理は無い。この数値はSSSランク……人では到達できないレベルの力だ。詳しい説明は、マリエル女史」
「はい。この映像に映し出されているモノは……デジタルモンスターと呼ばれるデジタル生命体です」


566 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/25(月) 22:12:04 ID:HTqDV+iW
もふもふと、支援。

567 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/25(月) 22:12:20 ID:pNGwKHGo
支援

568 :スーパーロボット大戦X:2008/02/25(月) 22:12:56 ID:icqVbKaa
支援

569 :デジモンマジシャンガールBAパート ◆etxgK549B2 :2008/02/25(月) 22:13:23 ID:bJJ9LryR
 デジタル生命体とは、コンピューターネットワーク上の擬似電脳空間に生息している人工知性体である。
 過去のデータから、第97管理外世界などで実体化し人々に脅威をもたらした存在らしい。
 しかし、出現時のデータなどは国家機密となっており管理局もデータを集めるのには一苦労したぐらいだ。
 地球出身の2人の魔導師は知っている筈だったが、2人とも海鳴市出身であり東京に住んでいなかった事と10年以上経過している事で記憶が薄れていたため、
今の今まで気づかなかった。
 一時日本では流行したゲームのモンスターだったのだが、女の子には興味がわかないモノだったため仕方が無い事ではある。
 この電脳知性体の特徴は"進化"する事である。

「デジタルモンスターは、進化する事で固体の特徴を大きく変貌させる事が出来るのです。より強く、より知性的に」

 一部例外もありますが、と付け加えながらマリーは話を続ける。

「そして、今回姿を現したデジタルモンスター通称デジモンは、究極体と呼ばれる固体です」
「究極体ってのは、どんなもんなんだ?」
「はい。究極体……その名のとおり、究極の存在でありデジモンの最終形態の1つです」

 マリーはモニターの映像を切り替え、デジモンの進化過程と、その実力をグラフなどで表したものに変える。

進化過程:【デジタマ】→【幼年期I】→【幼年期II】→【成長期】→【成熟期】→【完全体】→【究極体】→【超究極体】
戦闘力 :無し     動物程度   動物程度   B〜C    AA~C   AAA〜A  SSS〜S   計測不能 

 このデータを見た各隊の隊長たちは、デジモンの能力の高さに危機感を感じる。
 成熟期でも通常の陸士隊員たちの実力を上回る実力を持ち、更に完全体から究極体では古代種の生物の戦闘力に近いものを持つ。

「我々の世界は、デジタルワールドの住人デジモンに狙われている……という可能性があります。いえ、実際に攻撃を受けています」

 画面が切り替わり、先日ミッドチルダ北部の海岸付近に出現したモンスターを何とか撃退する航空武装隊の映像が映し出される。
 映像は酷くノイズが酷いのが目立つ。

「デジモンの出現したエリアには電子機器を狂わせるフィールド、名づけて『デジタルフィールド』が発生しています」

 なのはは、マリーの話から戦闘空域で濃い霧が発生していた事を思い出す。
 生徒達との通信に若干ノイズが走っていたのは、そのフィールドのためだったのかと感心する。
 続いて映像に映ったのは、ポニーテールの女騎士であるシグナムと多数の陸士部隊の隊員たちと対峙する黒い巨大な恐竜。
 場所は緑の多い東部の公園付近だ。
 恐竜型デジモンによる火炎放射に悪戦苦闘する陸士たちの前に出たシグナムは、軽やかな身のこなしで火炎放射をかわす。
 接近してきたシグナムにデジモンは、鋭い爪で払い除けようとするも避けられ、その隙を疲れ胴体に紫電一閃の斬撃を受け倒れ粒子となって消えていった。

「この映像も、かなりのノイズを取り除いてやっと見れるものになったぐらいなので、かなりの電子機器への障害が見て取れます。
それと、皆様の手元に表示されているデータにあるデジモンには、手出しをしないように。その子と、高町一等空尉のお子さんはデジモンを知るために必要な存在です」

 各隊長たちのモニターは、紫色の毛並みと額にある逆三角形の装飾と獣の様な体つきのデジモンと高町ヴィヴィオの姿が表示されている。

「そんな訳で、俺達が相手にする相手はジェイル・スカリエッティ事件以上に苦しい相手だ。緊急事態には、素早い行動をお願いする……以上だ。何か質問は?」

 待ってましたの勢いで多くの質問をあげていく隊長達の中、なのははヴィヴィオに何か危険が迫っていないのかと心配でならなかった。


570 :スーパーロボット大戦X:2008/02/25(月) 22:15:05 ID:icqVbKaa
超究極体、そんなものがあるなんて…。支援

571 :デジモンマジシャンガールBAパート ◆etxgK549B2 :2008/02/25(月) 22:15:28 ID:bJJ9LryR
PHASE 03

「暇だね」
「うん、外で身体動かしたいかも」
「それじゃあ、お外で遊ぶ?ドルモン」
「うん♪」

 家で大人しくお留守番をしていたヴィヴィオとドルモンだったが、外の暖かな日差しの前に屈してしまう。
 今日は丁度アイナさんの定休日だったので、2人を止める大人は家には誰も居なかった。
 外で遊ぶ時の服装に着替えたヴィヴィオは、水筒とお菓子をリュックサックに入れ背負うとドルモンと共に近くの公園へと向かった。
 公園へと向かう途中で、学院の友達と出会い一緒に遊ぶ事になった。

「わ〜昨日は、こ〜んなに小さかったのに大きくなっちゃったね」
「うんうん。でも、大きな瞳とふさふさの毛並み……そして!リスの様な尻尾がチャーミング過ぎだよぉ♪」

 友人のカナメとキョウコは、ドルモンを撫でてあげ背中に乗ってみるなどとても気に入っている様子だ。
 カナメちゃんは、ショートヘアーが似合う女の子で、みんなを引っ張る委員長をしている。
 キョウコちゃんは、ツインテールが似合うメガネを掛けた女の子。
 どこかで見たような設定だが、戦争バカが居ないので気にしないようにして下さい。
 そして、公園に着くと4人で滑り台を滑ったり砂場で山を作ったりなど遊び始める。
 公園デビューのドルモンは、滑り台を滑ってみるも勢いがつきすぎて砂場に顔を埋める始末だ。
 そんな光景を可愛らしい笑いが包み込む。
 恥ずかしくなって顔を掻くドルモンの頬も赤く染まっていた。
 1時間ほど遊んだヴィヴィオ達は、公園のベンチで一休みする事にした。
 持ってきた水筒をみんなで分け合って飲み、お菓子を楽しく食べ始める。

「はい、ドルモン。あーんして」
「あーん……むしゃむしゃ、これすごく美味しいよ」
「美味しい?なら、もう1個――あ、カナメちゃん」

 ヴィヴィオがドルモンの口にお菓子を入れてあげようとした時、横から手が伸びてきて先にお菓子をあげてしまったのだ。

「ねぇねぇ、私の持ってきたお菓子は美味しい?」
「うん。なんだか酸っぱいけど美味しいよ」
「カナちゃん……ヴィヴィオちゃん、すんごく落ち込んでるよ」

 カナメは振り向くと、そこには涙目になりかけたヴィヴィオの姿があった。

「あはは、ごめん。この梅の味がするチップスをドルモンにあげたらどんな反応があるのか知りたくて……ホント、ごめん」
「ぐす、いいよ。悪気があったわけじゃないなら……ぐす」

 涙目なヴィヴィオを泣き止ますのに数分掛かるのであった。

 そんな少女達を見つめる木々に隠れる1つの影。

「うふふ、みーつけた」


572 :デジモンマジシャンガールBAパート ◆etxgK549B2 :2008/02/25(月) 22:17:18 ID:bJJ9LryR
PHASE 04

 仲直りしたヴィヴィオとカナメは、キョウコとドルモンと再び遊び始めた時、腕に着けていたデジヴァイスが反応を示し鳴り始める。
 急にデジヴァイスが鳴り出したのでヴィヴィオは、どうしたのかとデジヴァイスのボタンを押してみると突如空間モニターが表示される。
 公園のマップが表示され何かを示す赤い点滅と青い点が表示されている。

「これって……なんだろう?」
「こういうのってカナちゃん得意だったよね?」
「ん〜私もそんなに機械に詳しいわけじゃ無いけど、この青い点はドルモンを指してるんだと思う。それで、この赤いのは――」
「――デジモンだ!」

 ドルモンの掛け声と同時に木の陰から現れるサボテンのようなデジモンは、一直線にドルモンの懐へと入る。

「マッハジャブ!」

 赤いグローブから放たれるマッハのジャブがドルモンのボディを捉え上空へと打ち上げる。
 その強烈な一撃に、瞳孔が開いたまま地面へと叩き落ちる。
 ジャブを喰らったボディには真新しい大きなグローブの痕が残っていて痛々しい。
 ドルモンへ駆け寄る少女たちは、介抱しながらも襲い掛かってきたデジモンに敵意の目を見せる。

「どうして、どうしてこんな酷い事をするの!?」
「そうよ!あんた、暴力がいけないことって知らないの!?」
「先生が言ってたよ。人は傷つけちゃだめって」

 子供達の訴えに頭を悩まし始めるサボテン。

「うるさい、うるさい、うるさい!そこのドルモンを倒さないと消されちゃうんだ!だから、人間だろうと邪魔するなら……消す!」
「ひっ!」

 目の前のデジモンの殺気の恐怖に尻込みする3人。
 じりじりと迫ってくるサボテン型デジモンに、身体を震わせ恐怖に飲み込まれる。
 
(死にたくない……死にたくないよ)
(嫌……イヤァァァァ!ママァァァッ!!)
(怖い……助けて、なのはママ……フェイトママ……ドルモン!!)

 ついにサボテン型デジモンで成熟期であるトゲモンが赤い血潮を受けたように赤いグローブで4人をトゲの餌食にしようと腕を振りかぶる。

「くらえぇぇ!!」
「イヤァァァァ!!」


573 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/25(月) 22:19:15 ID:hxtC27XR
支援

574 :デジモンマジシャンガールBAパート ◆etxgK549B2 :2008/02/25(月) 22:19:47 ID:bJJ9LryR
 ヴィヴィオの悲痛な叫びがドルモンに眠るデジモンの闘争本能を呼び起こし、瞳孔が爬虫類に似た鋭いものとなる。
 瞬時にヴィヴィオ達を乱暴に退かすと口からメタルキャノンと呼ばれるドルモンの必殺技が発射される。
 トゲモンのグローブから多数の針が撃ち出される寸前、メタルキャノンの鉄球がグローブを捉える。
 蛇口が塞がれた水のようにグローブは、自身が生み出す針によって破裂する。
 
「ギャアアア!?」
「グルル……」

 破裂によって破損したグローブがあった部分が粒子分解され損失し傷みを堪えているところに、ドルモンは容赦なく飛び掛る。
 まるで野生の狼になったかのような敏捷な身のこなしでトゲモンを地面へ倒し、その顔面へ向けメタルキャノンを連射し始める。
 ドルモンの変化に恐怖から立ち直った少女たちは、これ以上の攻撃をやめるよう止めに入る。

「もういいよ。もういいから、やめて!ドルモン!」
「もう決着ついたよ。もう、やめようよ……ねぇ!」
「ドルモンちゃん、もうやめて!」

 しかし、凶暴化したドルモンは3人の言葉を聴かず攻撃をし続け、相手をデータの屑へと変えていた。
 分解されたトゲモンのデータを喰らいつくように取り込む。
 データをロードし終えたドルモンは正気に戻りいつもの可愛らしい顔へと戻る。

「あれ、僕は何を……え、これって……ねぇヴィヴィオ、カナメ、キョウコ」
「こないで……こないで!」
「キョウコが怖がってるでしょう……もう、ドルモンなんてキライ!」

 カナメとキョウコの変わりように驚くドルモンだったが、隣りで悲しい瞳で自分を見るヴィヴィオに危機感を感じた。

「ヴィヴィオ?」

 そっと手を差し伸べた時、ヴィヴィオに払いのけられる。
 突然の事で口を開けたまま、拒絶された事に悲しみを感じるドルモン。
 自分がしたことに気がついたヴィヴィオだったが、先程のドルモンの獣の様な行動による恐怖で何も言ってあげられない。
 テイマーであるヴィヴィオに拒絶されドルモンは、心の奥が悲しみに覆われ、居ても立ってもいられず、その場から駆け足で逃げていった。

「ドルモン……う、うぅぅ」

 お母さんになってあげよう。そう思っていたのに、ドルモンを拒絶してしまったヴィヴィオは公園でただ1人呆然と立っている事しかできなかった。


575 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/25(月) 22:20:31 ID:ubpHC9z8
支援

576 :デジモンマジシャンガールBAパート ◆etxgK549B2 :2008/02/25(月) 22:22:39 ID:bJJ9LryR
PHASE 05

 ドルモンが逃げ出してから数日が経ち、なのはも協力しながら陸士部隊と警備部隊で捜索に当たるも一向にドルモンの居場所は特定できずに居た。
 ヴィヴィオは学院にいる時でも、家にいる時でもドルモンの事を気にして悲しい顔をするようになってしまっていた。
 友人のカナメとキョウコも、あれは少し言いすぎだったかもとドルモンに『ごめんね』と言いたい気持ちだとヴィヴィオに話すも、
落ち込んだ少女の心を癒すまでにはいたらなかった。
 傷心のまま帰宅すると、アイナさんが出迎えてくれるも強張った挨拶をするだけで自分の部屋に閉じ篭ってしまうヴィヴィオ。
 閉じ篭る彼女を心配するアイナさんと、近頃頻繁にデジモンが出現し緊急出動が多く中々帰宅できないなのはママと、現在時空管理局本局で勤務中のフェイトママ。
 そんな相手の気持ちも露知らず、ヴィヴィオはある決意を固めた。

「そうだ……私の足でドルモンを探そう。それで、ごめんなさいして許してもらおう」

PHASE 06

 僕は1人だ。
 ヴィヴィオに嫌われてしまった。
 無意識の間に、相手を残酷な殺し方で葬ってしまったんだろうか。
 それが原因で嫌われてしまったんだろうか。
 殺戮マシーンなのか……僕の正体。

 心と葛藤しながらドルモン……否……ドルガモンは、雨の中1人びしょ濡れに成りながらも、ビルの路地裏を歩いている。
 ここ数日、襲われる事が幾多もありその都度相手を倒しロードした結果、成熟期へと進化したのだ。
 濃い青の毛皮に包まれた獣竜型デジモンで、ドルモンには無かった翼が生えており空を飛ぶ事も可能だ。
 以前よりも大きくなった身体は人の目にも着きやすく、そろそろ森などに隠れるべきかと考え始めていた、
 その時、突如霧が発生したと思うとデジモンがリアライズしてきた。
 相手は成長期のクネモン。
 突如襲い掛かるクネモンに再び闘争本能によって野獣化したドルガモンは、大きく跳躍してクネモンを大きな爪が生えた両足で踏みつける。
 自身に止められない破壊衝動は、クネモンに向けて必殺技を発射してしまう。

「パワーメタル!」

 巨大な鉄球が口から吐き出され、それを頭部に受けたクネモンは短い生涯を終える。
 我に返るとデジモンのデータをロードし終えた後で、目の前には粒子となって消えるクネモンの残骸。
 急に恐ろしくなり逃げ出すドルガモン。
 路地裏から飛び出すと、その大きな巨体に街行く人々から悲鳴が発せられた。
 流石に魔導師を連れていない使い魔が1匹で外を歩く以上に目立つ存在になっていたドルガモンの姿は、怖がられても仕方が無い状態だ。
 それにデジモンによる被害が徐々に市民達に知られ始めており、ドルガモンの存在に恐怖する人の姿も出てくる。
 人々の反応に恐怖を感じてドルガモンは、翼を使って空へと舞い上がり森が密集する場所へと当ても無く飛んでいくのであった。


577 :スーパーロボット大戦X:2008/02/25(月) 22:24:57 ID:icqVbKaa
支援

578 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/25(月) 22:24:58 ID:HTqDV+iW
生徒会長支援。

579 :デジモンマジシャンガールBAパート ◆etxgK549B2 :2008/02/25(月) 22:25:45 ID:bJJ9LryR
PHASE 07

 チンクたちが更生プログラムを受けている隔離施設のベッドがある部屋で身を潜めているコマンドラモン。
 何故、倉庫から部屋へ移動しているのか。
 その訳は、ウェンディの不用意な一言でナンバーズ全員に知れ渡ってしまったからだ。

「チンク姉〜あいつに持っていくパンは、こんぐらいで良いっスかね?」
「あいつ?」
「いや、その、言葉のあやで……」
「何を隠してんだ?ウェンディ」
「な、何にも隠して無いっスよ〜」
「私には話してくれないのか?ウェンディ」
「う〜ディエチ姉も……どうしよう、チンク姉」
「分かった、分かった。これは職員の人には秘密だぞ」

 こうして、コマンドラモンはナンバーズの新しい家族に加わる事と成ったのだ。

「ふぅ、大勢の方と暮らすのは初めてで疲れるな……」

 以前の自分の生活とは違ってきたなと、過去の自分の事を思い出すコマンドラモン。

 オレはデジタルワールドでは、メタルエンパイヤの一兵士として生み出されたデジタルモンスターとして生きてきた。
 先輩のタンクモンと共に市街地での戦闘を繰り広げ、そしてナイトメアソルジャーズの軍団に……

「くっ、頭が痛い」

 捕獲された後の記憶が歪んでいて思い出せない……ただ1つ、達せねばならない事、それは――

「おい、熱でもあるのか?」
「あ、姉さん。いえ、少し昔の事を思い出してまして」
「そうか……嫌な事でも思い出したのか?」
「いえ……あ、確かに嫌な事を思い出していました」
「お前も昔は大変だったんだな……でも、今は私達の家族の一員だ。時を待ってお前をゲンヤに紹介するつもりだ」
「え?」
「晴れてお前も正式な仲間入りってことだ」
「ほ、本当ですか!?やったぁぁぁ!♪」
「こら、大声を出すな。まだ昼過ぎだぞ」
「すいません」
「ふふ、まぁ嬉しがってくれるのはとても嬉しいがな」

 チンクとコマンドラモンの心の交流が進む中、コマンドラモンのデジコアに同化した黒い何かが徐々に動き出していた。


580 :デジモンマジシャンガールBAパート終了〜 ◆etxgK549B2 :2008/02/25(月) 22:27:41 ID:bJJ9LryR
Aパートは、ここまでです〜
流石にBパートまで流したら規制くらいそうでOrz
深夜か明日にでもBパート落としておきます。

581 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/25(月) 22:29:01 ID:L3SRoGQC
>>スパロボX氏
お疲れ様です。ってヒイロの活躍はお預けですか・・・・・わっふるわっふるしてますわ。

う〜ん、地の文がしつこいと言うか言い回しのレパートリーが少ないように感じました。例えばラストのスバルとギンガのタッグ戦の時ですが。

二人同時の拳の一撃。
ノーヴェも防ごうとするも、攻撃は先程よりも勢いを増し、ガードを崩し、彼女の体を後方へと吹き飛ばす。
直ぐ様体勢を整え、スバルへと強烈な蹴りを繰り出す。
しかし、読まれていた。
返しの一撃。もろにもらい再度吹き飛ばされる。

こんな感じはいかがでしょう?ちょっと粋がった感じで書いてみると、ぐっと小説ぽくなると思います。シンプルかつ何回も固有名詞を入れなくてすむようになりますしね。
参考までに。

そんでもって支援

582 :スーパーロボット大戦X:2008/02/25(月) 22:29:28 ID:icqVbKaa
>>580
GJです!
なかなか面白いですね。ドルモンの苦悩でどんな成長をするのだろうか…。

583 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/25(月) 22:29:54 ID:trlaR+a9
GJ!
そういやドルモンは CV高山みなみだったっけ。

584 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/25(月) 22:30:36 ID:HTqDV+iW
乙〜〜
ほのぼのとした日常に徐々に異分子が……流石はクトゥルフ神話の一角らしいホラーの予兆です。

585 :スーパーロボット大戦X:2008/02/25(月) 22:31:31 ID:icqVbKaa
>>581
参考になりますね。ならその文章を少し使わせてもらってもいいでしょうか?

586 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/25(月) 22:31:57 ID:L3SRoGQC
うわっ!投下終わってたorz
GJです!

587 :キャロとバクラの人 ◆2kYxpqWJ8k :2008/02/25(月) 22:33:54 ID:AZyKeZGP
現在予約ってどうなっているのかしら?と問うてみるテスト。
職人の皆様、GJです。

588 :ゲッターロボ昴:2008/02/25(月) 22:35:26 ID:T8LOdHvP
GJ!
ところで11時半以降予約していいでしょうか?
闇王女ナンバーズ編です。

589 :スーパーロボット大戦X:2008/02/25(月) 22:35:50 ID:icqVbKaa
>>587
この後はリリカル武者○伝さんが投下して11時ごろに魔装機神さんの投下なんですが、
様子を見るとすこし時間がずれそうですね。ただどうなるかはわかりません。

590 :ゲッターロボ昴:2008/02/25(月) 22:37:10 ID:T8LOdHvP
あ、キャロとバクラ氏先にどうぞ。

591 :キャロとバクラの人 ◆2kYxpqWJ8k :2008/02/25(月) 22:37:38 ID:AZyKeZGP
実はオレも投下しようと思っていたのだが、明日にしようかな?
今日は大盛況のようなので。

592 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/25(月) 22:39:38 ID:L3SRoGQC
>>587
何か11時前後で入れ込んでる感じです。

>>スパロボX氏
どうぞどうぞ。御自由に使ってどうぞ

593 :リリカル武者○伝 ◆IsYwsXav0w :2008/02/25(月) 22:39:54 ID:pNGwKHGo
乙です!
ヴィヴィオの友達の元ネタってまさかフルm(1650mの距離を狙い打たれました)

投下時間の方は十一時少し前くらいにずれ込みそうですね。
もう少々お待ちください。


594 :魔装機神:2008/02/25(月) 22:45:24 ID:xsciNN1N
乙です。
それでは私は11時半頃になりますね

595 :スーパーロボット大戦X:2008/02/25(月) 22:46:44 ID:icqVbKaa
>>592
ありがとうございます。それでしたら早速使わせていただきます。
そして修正をお願いします。
>二人は声を合わせると同じ方向から拳をノーヴェに当てる。ノーヴェはそれを防ごうとするがスバルの勢いがさっきよりも増しているためにガードしきれず後ろに吹き飛ぶが
のところを
>二人は声を合わせ、二人同時に同一方向からの拳の一撃をノーヴェに当てる。
ノーヴェは防ごうとするも、二人の攻撃は先程よりも勢いを増し、ガードを崩され、ノーヴェの体は後方へと吹き飛ばされる。
に直してください。
それとまだあるのですが
>ノーヴェは後ろの方に飛び上がりスバルの方を向くがスバルは後ろの方で魔力溜めて魔力の塊を形成していた。
の部分を追加でお願いします。
>ノーヴェは後ろの方に飛び上がりスバルの方を向くがスバルは後ろの方で魔力溜めて魔力の塊を形成していた。
そう、ノーヴェの行動は二人に読まれていて、ギンガはスバルを隠す壁役だったのだ。
そして最後ですが
>ノーヴェはディバインバスターの防御が出来ずにまともに受けてしまい、ディバインバスターの光に飲み込まれる。
これの次の分にこれを追加してください。
>スバルの返しの一撃をノーヴェはもろにくらい上空へと吹き飛ばされる。
いくつも修正を申し訳ございませんがこの文を見ていたら修正をどうかよろしくお願いします。
わがままを申して申し上げございません。

596 :リリカルデジモン ◆etxgK549B2 :2008/02/25(月) 22:46:53 ID:bJJ9LryR
感想ありがとうございます!
ヴィヴィオの友人は、お察しのとおり、あの2人です。
クルツ君は短編の長距離が(ryで書く予定なので気長に〜
後半は、前半を忘れてください!って感じなので(ぇ

597 :スーパーロボット大戦X:2008/02/25(月) 22:54:09 ID:icqVbKaa
龍騎さん修正ありがとうございました。
ごめんなさいね、急に修正すると言ってきてそれに対処してくれるなんて…。
心から感謝を申し上げます。本当にいい人だと思います。

598 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/25(月) 22:54:15 ID:lyIrtsn0
キャロとバクラの人は明日のなのか?
嘘だと言ってよバーニィ そんなのってないよバーニィ。

599 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/25(月) 22:56:44 ID:lyIrtsn0
しょうがないので俺はジークジオン様(ザクレロ猫)に祈りを捧げるとするか。

600 :リリカル武者○伝 ◆IsYwsXav0w :2008/02/25(月) 22:58:29 ID:pNGwKHGo
そういえば先日ついに騎士ガンダムもクロスしたんですよね。
次はコマンドかガンドランダーかそれともSDGFか!?
……ガンボイジャーとか無理は言わない。

じゃあ、投下行きます。長くなりそうなので皆様の支援お願いします。

601 :リリカル武者○伝 ◆IsYwsXav0w :2008/02/25(月) 22:59:18 ID:pNGwKHGo
「活動記録XXXG-00W0、記録者、クロノ=ハラオウン執務官。
 偶発的事故により予定とは大幅に狂う形となったが、武者頑駄無との接触に成功。
 被観察記録者名、『羽丸』。
 まだ幼い子供であると推測されるが根は素直そうであり、
 重要性や正確さはともかく幾許かの情報を得ることが期待できる」

 時空管理局本局、若手局員の中でも屈指のエリートと囁かれる
クロノ=ハラオウン執務官が確保した海鳴市内某所、現地セーフハウス。
 ここでクロノは彼がこの街に来た理由……武者頑駄無や堕悪闇軍団の衝突、ないしは
彼らが原因と思われる不可解な事件が高頻度で発生している海鳴市に潜入し、
現地住民の側に味方していると思われる勢力、
頑駄無軍団との接触のために行った活動記録の報告書を作成していた。
 事故未遂を幸運と言ってしまうのもどうかとは思ったが、
 管理局の存在を知られる事なく、穏便に対象とコンタクトできたのには
やはり自らの幸運に感謝せざるを得なかった。
 もっとも、彼が感謝していた幸運はそれだけに留まらなかったが……

「なお、彼は現地住人の少女『高町なのは』と同行しており、恐らく彼女の自宅に……」

 そこまで書きこむと、途端にクロノのキーを打つ手が止まる。
 かと思えば、彼は手に貼られた絆創膏を見つめ、一人の少女の笑顔を思い出していた。
 しっかりしてそうに見えたが慌て者なのか、少しドジを踏みながらも
この手を心配して応急手当をしてくれたなのはの事を。
 クロノ=ハラオウン少年はわずか十四歳。思春期真っ只中の年齢である。
 この年で社会に出ている以上、必然的に周りは大人ばかりで、
決して口にはしないし本人も気付いてすらいないだろうが同年代との接触に飢えていた。
 そんな中、街角で出会った美しい少女にほんのわずかな幻想を抱いたとて、
誰がそんな彼を責める事ができようか……。
 本当は五、六歳は離れているのだがその事を彼が知る由はない。

「なのは……あの子、高町なのはって言ってたな……
 また会えるかな……って、僕は何を言ってるんだ、何を!?
 いや、でも羽丸という武者頑駄無の子をマークするならきっと彼女にも……って、
 うあぁぁぁぁぁぁっ!?」

 誰も聞いてやしないのにこのうろたえよう。
 この純粋培養箱入り堅物お坊ちゃんにはあの程度の事でも相当クリティカルだったようである。
 きっと、自分が「一目惚れ」しているのだという事実さえ理解していないだろう。
 そして、留まるところを知らないクロノの暴走はなおも加速していった。

「落ち着け自分! 冷静さを取り戻すんだ僕! KOOLになれクロノ=ハラオウン!
 そうだ、きっと僕が今感じている感情は精神的疾患の一種だ!
 しずめる方法は俺が知っている、俺に任せろ!!」

 全く冷静ではない。
 そう言いながらクロノは正気を取り戻そうと頭をガンガン柱に打ちつけ続けている。
 そのため、クロノが懐の携帯電話を模した形の通信機の呼び出し音に気付くのは
少し後になってからのことだった。

「失礼し……うおわっ!? どうしたんですか執務官、その頭の流血は? 敵襲ですか!?」
「大した事じゃない、自分自身の若さ故の過ちさ。
 ところで何があったんだ?」
「ハ、ハイ。今、ハラオウン執務官がおられる地域の近辺で、大規模な封時結界が……」
「……何だって?」

 若きハラオウンの悩みを強制終了させた通信。
 それは、曇ったクロノの頭を覚まさせるには十分な報告であった。


602 :リリカル武者○伝 ◆IsYwsXav0w :2008/02/25(月) 22:59:50 ID:pNGwKHGo
 
巻之壱拾七「きっとあなたに届く声なの・前編」



 ――あり得ない。

 なのはの脳内はこのたった一言に集約されていた。
 なぜなら、ユーノが結界で封鎖したはずのこの遠見市内に現れたよく見知った人物は、
ただの一般人に過ぎないはずの親友、アリサとすずかであったためである。
 この場合、幼い子供とはいえ武者頑駄無である羽丸は自動的に例外扱いだったが、
それでも彼は武者丸達と比べれば力のないひ弱な存在なので、やはりどう考えてもおかしい。
 ひょっとしたら幻か何かの類なのではないかという疑念さえ生まれる。
 混乱し、沈黙するなのはの膠着状態を破ったのは渦中の当人、アリサだった。

「……なのは?」
「は、はい!」
「あのねなのは、魔女っ子ごっこは幼稚園、最悪一年生くらいまでには
 卒業しておいたほうがいいものだとあたしは思うのよね」
「……え?」

 少しの憐れみをもった視線でなのはを見つめ、アリサはそう言い放った。

「だから今のは見なかった事にしてあげるわ。
 そりゃあ、変な空間に一人放り出されて自分は実は何かすごい力を持ってると
 思いたくなる気持ちは十二分に理解できるから……」
「あ、あの、アリサちゃん……ひょっとしてひどい誤解をしてない?」
「してないわよ。あたしはいたって正常」
「おう! だからアリサが石に向かってチンカラホイとか動け〜動け〜とか、
 すんごい気合い入れて手を使わずに動かそうとしてたのもふつーなんだぞ!」
「あっ! こ、コラ羽丸!! やってないからね、あたし、やってないからね!!」

 ご丁寧にアリサがこの結結界内に入ってきたときの様子と思われる行動を
忠実に物真似している羽丸と、苦笑いを浮かべるすずか、
さらに真っ赤な顔をし、大慌てでそれを否定しているアリサの三者三様の姿……
 それを見た時、なのはは全てを理解した。

「……アリサちゃん、やっちゃったんだ、サイコキネシス」
「う、うるさいうるさいうるさーいっ!
 だから気が動転してそれくらいやるのは仕方ないって言ってるでしょ!
 あたしが言いたいのは、魔女っ子モノはいいかげん卒業しなさいって言う事!
 他の誰かに見られてたら赤っ恥だったのよ!?」
「べ、別にいいじゃない! 本物の魔法少女にすっごく失礼だよそれ!」

 全力で反論するなのは。
 新米で、かつテレビのそれとは趣が異なるとはいえ正真正銘自分は魔法少女なのだ。
 幼稚扱いされてはたまったものではない。

「はぁ? 本物? なのは、あんた何を言って……」
「それに私、別に一人じゃなかった……って、あれ?」

 そう言って辺りを見渡すが、さっきまで一緒にいたはずのユーノとシンヤの姿がない。
 一瞬逃げたか……? という考えが彼女の脳裏をよぎったが、
当然実際はそうでなく、完全に予想外の訪問者であるアリサらの事について
シンヤがユーノを物影に追い詰め、締めあげていたのだった。

603 :キャロとバクラの人 ◆2kYxpqWJ8k :2008/02/25(月) 22:59:57 ID:AZyKeZGP
残念な事にキャロとバクラの続きじゃないよ?
モンハンの竜を出したかった短編だよ? そしてなぜかエロいよ?

それでも見たいと仰る勇者が居るなら寝るのをもう少し我慢してみますが?

604 :リリカル武者○伝 ◆IsYwsXav0w :2008/02/25(月) 23:00:18 ID:pNGwKHGo
「どういう事だよ!? 羽丸はともかく誰なんだあいつら!?
 お前があんだけ自慢してた結界の中に何でこんな簡単に関係無い奴が入って来れたんだよ!?」
「く、苦しいってば! 落ち着いてよシンヤ! く、首、首が!」
「あ……あぁ、悪ぃ」

 例によって例の如く理性より感情が先行したシンヤをなだめ自由を取り戻したユーノは
咳きこんでから肺に大きく息を取り込んで、一息ついてから格好を正したシンヤに
ユーノ自身が知る限りの彼女らについての事を語り出した。
 
「彼女達はアリサとすずか。なのはの学校のクラスメイトだよ」
「じゃあなんでそのクラスメイトがこんなトコに……
 まさかあいつらまで魔導士とか言いださないよな?」

 ユーノはシンヤの問いに首を横に振る仕草で答えた。

「それはないよ。僕がこの世界で傷ついて倒れた時、魔法の資質がある不特定多数の人に
 SOSを訴えたんだ。けれども、その呼びかけに気付いてくれたのはなのはだけだった」
「つまり、あの二人は魔法が使える才能がないから気付かなかったってワケか」
「そういう事。でも、それだからこそ余計にわからないよ。
 アリサとすずか、それに羽丸がこの街にいる理由はなのはを追って来たからだとしても、
 どうして結界に弾きだされなかったのか……」

 そこまで聞くと、シンヤは頭を掻き上げながら大きなため息をついた。
 この場で出せる数少ない結論へと辿り着いたようである。

「わからないなら仕方ない……か。理由はともかくもうここにいるモンはしゃーねーな」
「さっきと言ってる事が矛盾しない?」
「うるせぇ。あの子達にバレたらお前もなのはも面倒な事になりそうだし、
 うまい事口裏合わせてごまかすしかないな、こりゃ」
「ごまかすって言っても……どうやって?」
「それはな……」

 こしょこしょとシンヤは身をかがめて小さなユーノに耳打ちする。
 そのユーノはあんまりにもあんまりなその提案に目を白黒させていた。

「……いいのかなぁ、そんな事して」
「都合の悪い事は全部これで押し通すしかないだろ。あいつらなら何でもアリっぽそうだし。
 あ、そうそう。分かってると思うけどな……」
「うん、彼女達の前では喋らないよ。いつもの事だしね」
「うっし、じゃあ行くとするか。おーい、なのは!」

 とりあえずの方向性を定めた二人は何事も無かったかのように、なのはの元に向かう。
 いくら普通の子供たちが巻き込まれたと言って足を止めるわけにはいかない。
 災厄をもたらす種、ジュエルシードは目の前なのだ。

605 :リリカル武者○伝 ◆IsYwsXav0w :2008/02/25(月) 23:00:54 ID:pNGwKHGo
 
 一方その頃……

「武ちゃ丸、あれってさっきの!?」
「シュシュム、下がっとき……奴さん、黙って通してくれるつもりはあらへんみたいや」
「どきな、あたし達の邪魔をすると噛みつくくらいじゃすまさないよ?」

 同じ結界内部にあるディスカウントストアでは、
武ちゃ丸とススムの目の前に朱い、大きな体躯を誇る一匹の狼が立ち塞がっていた。

「さっさと……どっかに行っちまいな!」
「えぇい、問答無用かいな! シュシュム! 早う!」
「武ちゃ丸!」

 武ちゃ丸は飛びかかってくる狼の使い魔の攻撃を、手近な棒で受け止める。
 しかしそれもミシミシと軋んだ音を立て、今にもへし折れそうだ。
 このままだと確実に相手の持つ鋭い爪の、刃物のような牙の餌食になってしまうだろう。
 ならば、自分も本気でかかるしかない。

「くぉんのぉ……武者、武装!!」

 鎧を呼び寄せ、武者丸は己の力を解き放つ。
 その光景を見て、使い魔は舌なめずりをして態勢を整えた。

「やる気になったのかい? 面倒をかけさせてくれるね!
 けど、さっさと片付けさせてあの子の所に行かせてもらうよ!」

 太く、強靭な筋肉のバネから繰り出される研ぎ澄まされた爪の一撃が空を裂く。

「うるせー! あっちを二対一になんてさせてたまるか! もうしばらく俺と付き合ってもらうぜ!」

 気合一閃。大振りな刀の一振りが空気を軋ませ、唸りを上げた。

「しつこい男は嫌われるよっ!」
「じゃあ、しつこい女は嫌われないってのかよ!?」
「器量の問題だね! その点あたしには何の問題もないから」

 横薙ぎに振るわれる前脚からの一撃をすんでの所で見切り、
武者丸は軽く跳躍して次の一撃に持ち込もうとする。

「自己中だな! ストーカー一歩手前だぜ、そういうの!」
「あたしがあんたにストーキングだって? 身の程と顔をよーくわきまえな!」

 強烈な一撃が来る。野生の勘でそう判断した使い魔はすぐさま呪文を小声で詠唱した。
 フォトンランサー……彼女の主の物と弾速や威力、射程は違うが本質的には同じ魔法。
 それが空中で無防備な姿を晒した武者丸に、容赦なく放たれた。

「大きなお世話だ!!」

 三発ほど向かってくる光の槍。減らず口を抜かしながらも数度刀を振るい、それを叩き落とす。
 だが彼はそれは恐らく緊急回避のための牽制であろうとすでに見当をつけていた。
 そのままの勢いで武者丸は視線も送らず自分の背後に向かって再度刀を振り上げる。

「その言葉、そっくりそのままお返しするよ!」
「そりゃ、どうもっ!」

606 :リリカル武者○伝 ◆IsYwsXav0w :2008/02/25(月) 23:01:52 ID:pNGwKHGo
 後ろに回り込んでいた使い魔の重い一撃と、武者丸の鋭い一閃が交差し、火花を散らした。
 主がいれば正確な連携攻撃を得意とする彼女だが、
単独行動ならば野生の本能に任せたアグレッシブな格闘戦を得意とする。
 対する武者丸も条件は似たようなもので、
銃火器に頼るよりも刀一本により繰り出される接近戦が彼の戦闘スタイルである。
 自分の力と拮抗する実力を持った、そして似通った戦法を好む相手との遭遇に、
二人の闘争心は激しく燃え上がっていた。
 
「なかなか面白い真似するじゃねぇか、犬女!」
「そう言うアンタもね、短足二頭身!」
「その呼び方はやめろ! 俺は武者丸! 天宮一の特攻隊長、武者丸様だ! 見知り置け!」
「だったらあたしだって犬呼ばわりはやめてもらいたいね!
 あたしは黒の魔導師フェイトの使い魔、狼のアルフ! こんなに血が騒ぐのは初めてだよ、武者丸!
 ……けど、あたしはあの子のところに急がなきゃいけない。悪いけど、そこで寝ててもらうよ」

 そう言うと、アルフはその身を光らせ、最初に会った時の女性の姿にその姿を戻した。
 なぜこのタイミングでわざわざ見るからに力強い狼の姿から、華奢な女性の姿をとったのか。
 武者丸はそう疑問を抱いたが、その答えはすぐに出ることになった。

「はぁぁぁッ!」
「! 疾いっ!? それに……」

 ダンと力強く踏み込んでくるアルフの拳はオオカミの時のそれよりわずかに速く、
そして正確に武者丸の急所を狙ってきた。
 それに無駄な動きも少ない。なるほど、この狭い店内では力任せで強烈だが大雑把な動きより
シャープで確実な動作のほうがはるかに有効だろう。
 さらに、武者丸は次々と叩き込まれる彼女の拳から、
単純な身体能力の変化では説明できないある異変を感じ取っていた。

「拳が重い……拳が叫びをあげている? テメェ、一体!?」
「あんたにゃわからないだろうね……あの子のためなら、あたしはどこまでだって強くなれる。
 フェイトの苦しみはあたしの苦しみ、だからあたしはこんな所で立ち止まってなんか……」

 そう言いつつ、アルフは左脚を軸に全身を反らす。

「いられないんだよっ!」

 刹那。
 ばねが弾けるような凄まじい勢いで凶器と化した右脚からの回し蹴りが武者丸の腹へと炸裂していた。

「悪いね……」

 商品陳列棚を複数巻き込んで倒れ伏した武者丸のいると思われる場所を一瞥し、
そこに向かってぽつりとそう言い残してその場から飛び去ろうとするアルフ。
 しかし彼女が顔を前へと向けた瞬間、黒く、甘い刺激的な香りの液体が彼女を襲った。

「武者丸、目を覚まして、武者丸!」
「ぶわっ!? ア、アンタ、さっき武者丸と一緒にいたガキ!?」

 アルフの行く手を阻んだのは、ほとんど空になったコーラのペットボトルを手にしたススムだった。

「このクソガキ! アンタも武者丸みたいになりたいのかい!?」
「武者丸を甘く見るなよ! お馬鹿で間抜けで、普段は全っ然やる気なんか欠片もないけど……
 どんなに苦しくても、辛くても、武者丸はいつだって無敵なんだ!!」

 アルフは獲物を狩る狩人の眼をススムに向ける。
 それに対し、ススムは言葉を震わせながらも毅然として正面からその目を見据え、そう答えた。

607 :リリカル武者○伝 ◆IsYwsXav0w :2008/02/25(月) 23:02:20 ID:pNGwKHGo
「無敵だって? あのガラクタの下敷きになってる奴のどこが……」
「だ・れ・がっ! お馬鹿で間抜けでやる気なしの穀潰しフ抜け侍だぁぁぁぁっ!?」

 アルフが先ほどの武者丸の方を見やる。
 すると、突如として瓦礫の山を跳ねのけて一体の影がその場に躍り出た。
 武者丸だ。
 勇気を振り絞り、大きな敵に立ちふさがったススムの心意気に答えたのであろうか、
憎まれ口を叩きながらも武者丸はススムの傍らに立ち、再びその刃を翻した。

「武者丸!」
「よぉ、ススム。話は後だ! とりあえずこのねーちゃんにキッチリお礼をしないとな!」
「そんな!? あれだけのダメージを受けておいて……痛みを感じないとでも言うのかい!?」
「痛い! だが、痛くない!」
「……は? 一体どういう……」
「たとえ地獄の針山だろうと、痛くないと思えば痛くない!!」
「んな無茶なぁっ!?」

 武者丸は目を丸くするアルフに男らしく言い切った。
 確かに武者丸の体はほぼ限界寸前だ。腹はずきずきと痛み、関節は悲鳴を上げている。
 だがしかし、それでも彼は決して倒れない。
 無駄に強烈な思い込みと痩せ我慢、そしてかけがえのない友との友情……
それらすべてが武者丸の心身を奮い立たせているのである。
 理論も道理も蹴っ飛ばす無茶苦茶な理屈に閉口する彼女に、武者丸は続けて決然とこう言い放った。

「やい、アルフ! ご主人さま……フェイトって子がいれば強くなれるとかどうとか言ってたな?
 だったら見せてやるぜ、誰かのために強くなれるのはお前さんの専売特許じゃねーって事をな!!」



 そして空中では、斗機丸と黒衣の少女フェイトの息詰まるドッグファイトが展開中であった。
 
 ――スピードは互角だけど、パワーは……負けてるし、武器のリーチや技量だって……!

 フェイトは焦りを覚えていた。
 サイズフォームでの接近戦ではもろに身体能力の差が浮き彫りとなる。
 それでは確実に相手に勝るであろう遠隔戦闘ならどうか? いや、駄目だ。
 サンダースマッシャーを撃とうと足を止めれば確実に倒される。
 フォトンランサーを出そうとしても呪文に集中すれば間違いなくビームに射抜かれる。
 使えそうなのは発生は早いが射程も短く、弾速も遅いアークセイバーくらいなものか……
決め手に欠ける。これを当てるのは至難の業だろう。

 何度振り払ったと思ってもどこまでも追い詰めてくる青い稲妻。
 幾度かその刃を交えてフェイトが理解した事実は、
正面からぶつかっても決して彼……斗機丸には現在のままでは決して及ばないという事実だ。
 フェイトは本人の努力と生まれ持った資質、優れた師の指導の下でまだ幼いにも関わらず
高速戦闘にはそんじょそこらの魔導師など比べ物にならない程習熟している。
 知識も、それに基づいて行動する事においてもだ。
 しかし、斗機丸も同じ高機動戦闘を得意としている上に、両者の間にはある決定的な差……
フェイトとは比較にならない量の実戦経験が存在している。
 そこから生まれるモノは理論やトレーニングだけでは決して埋められない壁。
 生死を賭けた戦場に長くその身を置いた者だけが得るという第六の感覚……「勘」だ。
 現状で斗機丸が有するこれらの圧倒的なアドバンテージを破る方法はない。
 だから、フェイトはひたすら攻撃をさばき、回避して耐えていた。
 相手が自分の仕掛けた罠にかかるその瞬間を。

608 :キャロとバクラの人 ◆2kYxpqWJ8k :2008/02/25(月) 23:04:04 ID:AZyKeZGP
スマソン、割り込んでしまった。支援する

609 :リリカル武者○伝 ◆IsYwsXav0w :2008/02/25(月) 23:04:56 ID:pNGwKHGo
「もうあきらめるんだ! このままでは君に勝ち目は無い。
 武器をおさめ、投降してくれ!」

 これ以上の無益な戦いを望まないという斗機丸の意思も、
今の自分には嫌みったらしく相対速度を合わせてまで負け犬をはやし立てる声にすら聞こえる。
 少ないながらも知っている今までの彼の行動を通してそんなはずはないと分かっているのに。
 これが敗北感というものかと、フェイトはどこか不思議に冷静な目で現状を見つめていた。
 だが、それももう少しだ。うまく罠にさえかかってしまえば、勝利はこちらの物だという
わずかな希望が今の彼女を支えていた。

「……バルディッシュ、フォトンランサーの準備をお願い」
<<Photon Lancer get set>>

 フェイトは最後の詰めとばかりに数個の光球を作り出し、飛行しながらいくつかを
その軌道上に置き去りにしていく。
 斗機丸はそれを攻撃か、それとも機雷のような物かと推測して自分の飛行コース上にあるものを
選別して次々と切り裂いていく。
 当然、相手のコースから離れた物もあるわけであり、フェイトはそれを確認すると踵を返し、
最初に交戦を開始した辺りの空域へと舞い戻る。
 斗機丸はその行動に特に疑問も抱かずに追うが、追えば追うほど不安は増大していく。
 彼女が何の策も無しに行動するような直情的な相手ではないことは今までの戦いから理解していた。
 ではこの行動の意味は何なのか?
 斗機丸の思考に大きな警鐘が鳴り響く。理由は分からないがこの状況は危険だ。
 そして、あるビルとビルの狭い谷間に差し掛かった時、彼の不安は確信へと変わった。
 追いかけていた少女が突然振り向いて、大きな獲物がかかった時の釣り人のような
「してやったり」といった表情を斗機丸に向けてきたからだ。

「やっとかかった……バルディッシュ、ライトニングバインド!」
<<Yes, sir>>
「!」

 フェイトが張っていた罠……ライトニングバインド。
 電気を纏った光の環で対象を拘束する事によりその行動を阻害し、同時に軽く感電させるだけでなく、
自らの得意とする電撃の魔法に反応してその威力を向上させる設置型のトラップとして用いる補助魔法。
 最も確実で、かつ効果の高いフェイトお得意の連続攻撃へと繋がる布石である。
 今、その魔法が斗機丸の両腕両足に現れ、空間に釘づけにしてその動きを封じている。
 その様子を確認すると、フェイトはあらかじめ撒いておいた切り札を一度に起爆させた。

「フォトンランサー、ファイア!」

 フェイトの指示に従って光の槍、フォトンランサーが先程後方に生成しておいた金色の光球……
フォトンランサーの砲台となる射出スフィアから斗機丸めがけて放たれる。
 しかし、当の斗機丸本人は表情を崩さなかった。

「成程、常套的だがいい手だ。判断も反応も早い。だが、教科書通りすぎる!」

 そう叫んだ次の瞬間、なんと光の環で拘束されていたはずの斗機丸の右腕が
正面から襲い来るランサーを手刀で振り払い、直撃を避けたのだ。
 さらに体をずぶ濡れになった犬か猫のようにふるふると震わせると、
手足を締め付けていた環は砕け落ち、斗機丸は完全な自由を取り戻した。

「バインドが!? どうして……」
「それは自分で考えるんだな。手品の種は人に明かすものじゃない」
「……クッ!」

610 :スーパーロボット大戦X:2008/02/25(月) 23:06:56 ID:icqVbKaa
クロノwwww支援

611 :リリカル武者○伝 ◆IsYwsXav0w :2008/02/25(月) 23:08:05 ID:pNGwKHGo
 ライトニングバインドは、確かに通常ならば効果的な捕獲魔法である。
 しかし、帯電しているという補助効果がこの場合は仇となった。
 機械の塊である斗機丸は想定を超える電気を帯びた攻撃には弱い。
 ただ、それはあくまで「想定を超える」範囲内での話であり、ただ感電させる程度ならば
体内に施されたコンデンサーやバイパス回路などのフェイルセーフ機能が働いて殆ど効果を成さない。
 さらに、帯電しているという事は電磁力が働いているということと同義でもある。
 そこでこの魔法を受け、各部からのダメージ情報を得た斗機丸はある賭けに出た。
 間接駆動に用いるモーターを電磁石として利用、バインドの極と同極の磁界を発生させて
光の環を反発する状況を作り出してバインドを無効化したのだ。
 だが、もし彼の動きを封じ込める魔法がライトニングバインドでなければ、
抜け出すことは決して不可能であったろう。
 一言で表すならばフェイトの得意とするバトルスタイルと斗機丸のそれは
決定的に相性が悪いとしか言いようがなかったのだ。

 ――どうする!?

 フェイトの焦燥感はここに至って頂点を極めていた。
 接近戦では勝てない、遠距離では魔法を唱える暇がない、バインドも通用しない……
これではもはや完全な手詰まりではないか。
 自分は「あの人」の願いも果たせず、こんな所で負けてしまうのか?
 もはやあきらめかけたその時、彼女の知りえないところで静かに勝機が訪れようとしていた。

 ――体が重い。

 斗機丸は相手の放った体の自由を奪う類の魔法……
ユーノが頻繁に使用するバインドの一種と思われる魔法を打ち破ったその直後から、
各モーターの挙動が異常であるという事に気付かされていた。
 確かに本来想像されていない行動ではあったが、計算上無理をして壊れるほどの
重い負担をかけるような動作ではなかったはずだ。
 攻撃の失敗を悟り、ただひたすら「逃げ」に徹している少女を追撃しつつも
その異常は時間を追うごとに悪化の一途をたどっている。
 一体何が原因だ……自己診断プログラムを走らせ、身体データを洗いなおす。
 すると、各部モーター、間接駆動部に詰まっている異物の存在がすぐに割り出された。
 ……砂鉄だ!
 公園の砂場や工事現場、トラックの荷台などに堆積している土砂。
 強力な魔法による拘束を上回る程の磁力の反発を生みだした磁力は、
一瞬ながらも周囲のそれらわずかな粒子状の鉄を呼び集めたのだ。
 そして駆動部に巻き込まれた砂鉄は、斗機丸の体を内部から傷つけていく。
 普段なら防塵カバーが働くはずのところだが、そこで例のライトニングバインドだ。
 絶縁体として感電を和らげていたそのカバーがバインドの締め付けによる圧迫で傷つき、
その役を果たせなくなっていた事も災いした。
 こればかりはもはやどうにもならない。
 綿で首を絞めるようにじわじわと動きを奪われていく斗機丸。
 大きな賭けには相応のリスクが伴う。今更になってその意味を痛感させられていた。
 やがてスピードを調節することすらかなわなくなったその瞬間、彼が最後に見たものは
凄まじい勢いで迫りくる高層ビルの壁面であった。


612 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/25(月) 23:09:47 ID:lyIrtsn0
ハイパーザクザウルスは欲しいよ支援

613 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/25(月) 23:09:47 ID:T8LOdHvP
支援

614 :リリカル武者○伝 ◆IsYwsXav0w :2008/02/25(月) 23:10:03 ID:pNGwKHGo
 
 武者頑駄無たちがそれぞれの戦いを繰り広げている最中、
なのはとユーノ、そしてシンヤは場違いな存在であるアリサとすずか、羽丸を引き連れて
ジュエルシードが存在する地点を目指していた。
 シンヤに関しては最初はまた彼女らの知らないなのはの知り合いという事で
色眼鏡で見られていたフシもあったようだが、ユーノが懐いている(当然口裏合わせ済み)事と、
羽丸とも顔見知りであった事、すずかの自宅で以前トッキーが世話になっていた件も幸いし、
虚偽も交えた説明も信用されるに至っていた。
 そして彼女らを放置するわけにもいかないのでこうして行動を共にしている……という訳だ。

「それにしてもブッキミな空間よね〜!
 武者頑駄無ってホント何でもアリって感じみたいな?」
「う、うん、そうだね」
「堕悪闇軍団って、いつもこういう事してるの?」
「あ、あぁ……まぁな」

 この不思議な現象……封時結界をすずかとアリサに説明するためにとった手段。
 それは全ての原因を堕悪闇軍団に押し付けるという理不尽極まりない所業だった。
 さらにジュエルシードの事もユーノがらみの説明をばっさり切り捨てることで、
なのは達はトッキーの縁で武者頑駄無の協力者となって探すのを手伝っている……
そういうまるっきり嘘と言う訳でもない設定を作り出し、二人をどうにか納得させていた。

「そのジュエルシード……っていうのを見つけないと、ここから出られないのよね?」
「うん……そうだけど」
「ハタ迷惑な話。けど、話が本当なら日本が滅んじゃっても困るし……」
「……ごめんな、アリサ……」
「あぁあぁ、羽丸は気にしなくてもいいのよ。あんたのせいじゃないもの」

 武者頑駄無全体が責められていると感じた羽丸はしょぼんとした態度で俯いてしまう。
 アリサはそんなつもりでは無いと慌てて機嫌を取るが、彼はまだ落ち込んでいる様子だ。
 そんな姿を目の当たりにしたユーノは、ジュエルシードを発見した者の一人として
余計な問題を巻き起こしてしまったのではないか? という思いが再燃したようで
自らを肩の上に乗せるなのはに向け、そっと念を送った。

(ねぇ、なのは……僕ね、最近思ったんだけど、やっぱりここから先は僕だけで……)
(ストップ! そこから先言ったら怒るよ?
 「ここからは僕が一人でやるよ。これ以上なのはを巻き込めないから」
 ……とか、言うつもりだったでしょ?)
(……うん)

 なのはは真剣な眼差しでユーノを見つめ、念話を続ける。

(ジュエルシード集め……最初はユーノ君やトッキー君達のお手伝いだったけど、今はもう違う。
 私が、自分でやりたいと思ってやっている事だから……
 私を置いて、一人でやりたいなんて言ったら……怒るよ)
(…………うん)

 バレやしないかとヒヤヒヤしながらユーノを注視していたシンヤは
二人のそんな様子に気付くと、それとなく歩調をなのはに合わせて小声でユーノに話しかけた。

「モヤモヤは晴れたか?」
「うん、ちょっとは」
「あんまりしょいこむなよ、ユーノ。もうコトはオレ達みんなの問題なんだ。
 今更お前みたいなチビ助に全部責任とれなんて言わないし、誰にも言わせないって」
「シンヤ……」
「ま、オレみたいなのがいたってどうしようもないかもしんないけどさ、
 トッキーや武ちゃ丸だっているんだ。大船に乗ったつもりでいろよ」
「うん……二人とも、ありがとう」

615 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/25(月) 23:12:09 ID:lyIrtsn0
黒魔神闇皇帝 今探し中だよ支援。

616 :スーパーロボット大戦X:2008/02/25(月) 23:12:38 ID:icqVbKaa
すまない俺はこれ以上は無理だ。
最後の支援です。これはメッセージです。受け取ってください…。支援

617 :リリカル武者○伝 ◆IsYwsXav0w :2008/02/25(月) 23:12:53 ID:pNGwKHGo
 何でも真剣にとらえ、親身になって考えてくれるなのは、
少しお兄さんぶって自分たち二人の支えになろうとするシンヤ。
 そんな二人の友人の存在にユーノは心から感謝して、わずかな安堵を味わっていた。
 そうこうして少し話も長引くと、先に歩みを進めていたアリサとすずかも
いいかげん疑問を持ったようで、怪訝そうな眼をして話しかけてきた。

「なんの話?」
「んー、内緒話」
「えー? ちょっとなのは、あたしたちにも内緒って一体……」

 好奇心全開で二人に話しかけてくるアリサ。
 だがしかし、その言葉の続きが紡がれることは無かった。
 彼女らのはるか上方から、交通事故のような派手な衝突音とガラスが割れる音がし、
30メートルほど先の路上に青い人影が落下してきたためだ。
 シンヤはその影を見て青ざめる。
 わざわざ確認するまでもない。あれは自分のよく知っている親友の姿だから。
 そして、彼はその人物の名をあらん限りの大声で呼んだ。

「ト……トッキィィィーッ!!」
「な、なのは……トッキーって、あの?」
「そう……あの時の、刑事さん。けど、けど……!」

 その名前はここにいるアリサやすずかに至るまで全員が知っている。
 東京からやってきた心優しき武者刑事。それが彼女らの知るトッキーだった。
 そんな彼が、今、死の淵に立たされているのは誰の目にも明らかだった。

「トッキー、しっかりしろ、トッキー!」

 その言葉に少し反応を見せるが、トッキーは気を失ったままだ。
 人間ならすでに絶命していて当たり前の高さから落ちてきたのだ。
 外からわかる損傷はともかく、内部に関しては機能が一時停止する程度で済んだのは
むしろ幸運だったと言えるだろう。
 
「オマエか……オマエがやったのかって聞いてんだ! 答えろよ!」

 怒りもあらわにシンヤが見つめる空の先。
 そこにはツーテールにまとめた長い金髪と黒いマントを風になびかせ、
手には黒い体に金色の宝玉が輝く杖を持ち、無感動に暗く沈んだ赤い瞳で彼らを見下ろす
一人の少女の姿があった。

「この間の白い魔導士の子と、その『友達』……」
「お、女の子が……」
「空に浮いてる!?」
(なのは、彼女は!!)
(わかってる……わかってるけど……!)

 最悪の事態が起こってしまった。
 なのはとユーノの脳裏に浮かんだのはそんな言葉だった。
 仲間の助けも期待できないこの現状で、さらにその仲間が一人倒された状態で
こちら以上の力を持つであろう相手に遭遇してしまったのだ。
 しかも、魔法の力を明かしたくはない普通の友達が目の前にいる状況で。
 
 果たして、この混迷する戦いを制し、ジュエルシードを手にするのはなのはか、それとも……!?

 ――次回を待て!!

618 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/25(月) 23:14:39 ID:lyIrtsn0
闇元帥と魔星のクオリティは異常支援

619 :リリカル武者○伝 ◆IsYwsXav0w :2008/02/25(月) 23:16:14 ID:pNGwKHGo
 
次回予告(ねくすとぷれびゅう)

「ずっと頭から離れなかった、あの暗く、紅い眼をした女の子……
 今、私はその子を目の前にして何ができるというのだろう?」
「間接的にとは言え斗機丸を打ち破ったフェイト。
 彼女となのははついに再び会いまみえることに!
 果たしてなのはの特訓の成果はフェイトに通用するのか?
 そもそもアリサとすずかを前に彼女は魔法を使うことができるのか!?
 そして武者丸&ススムタッグとアルフの戦いの行方は!?」
「次回、SD頑駄無対魔法少女 リリカル武者○伝、巻之壱拾八
 『きっとあなたに届く声なの(後編)』
 リリカルマジカル、届くように……!」


======
以上です。
さるさん怖くて後半は支援を待ちつつ投下というチキンプレイ
クロノがいい感じに壊れてきたので彼の今後にご期待くださいw

620 :魔装機神:2008/02/25(月) 23:17:46 ID:xsciNN1N
乙です。
青春してる執務官にほほえましくなってきました。
それでは、だいたい45分頃に投下します。

621 :ゲッターロボ昴:2008/02/25(月) 23:20:27 ID:T8LOdHvP
GJ!
うちのクロノくんと違ってまっとうだなあ、この恋。

闇の王女は明日でお願いします。

622 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/25(月) 23:27:21 ID:LLoNdGhh
とりあえず現在書いている作者様たちGJ。
亀すぎるが一部に返事でも

>>383
おお、新作予告というものですかー
両作品そこそこ好きな自分としては大いに期待させていただきましょう。
…あ、無茶はしないでくださいな。

>>420
某BASARAの明智光秀を思い出したのは俺だけでいい。

どうでもいい話だが、現在続いている作品ってどれくらいあるんだ?
倉庫見てきたが中止してる作品もあってわからん…。

623 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/25(月) 23:29:17 ID:Uh+KAogv
>>622
こういうスレでそれを聞くのは野暮ってもんだぜ…
まさかもう続きはありませんと書く訳にもいかないだろうし

624 :クレイジーなの。:2008/02/25(月) 23:30:16 ID:0NRVG4nz
武者氏GJ!

ほぼ初同然の自分ですが。
クレイジー2話目の予約0時半頃よろしですか?

625 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/25(月) 23:34:19 ID:LLoNdGhh
>>623
それもそうだな…浅い思慮だった。
書き手の方々すみませんでしたorz

626 :魔装機神:2008/02/25(月) 23:45:26 ID:xsciNN1N
そろそろ投下しますがよろしいですか?

627 :魔装機神:2008/02/25(月) 23:50:50 ID:xsciNN1N
時間なので投下します。

FLAME OF SHADOW STS 23 その日、機動六課後編 上空 魔神少女アスモデなのは

ここはどちらかといえば本局よりも機動六課隊舎に近い海上。
その上空で、いくつか交差する光があった。
その光の一つ、フェイトは相手を見る。
目の前にいるのは二人の戦闘機人。
「やはり強いですね、フェイトお嬢様。私ひとりではここまでいかないものです」
そう言って、二人の中の一人、トーレはフェイトを見る。
その目はどこか尊敬のまなざしであった。
しかし、フェイトはその二人をまるで親の仇ように睨む。
「言え!スカリエッティはどこにいる!?」
彼女達戦闘機人を創ったジェイル・スカリエッティ。
管理局で銃犯罪者として扱われている彼をフェイトは執務官として追っている。
そして、フェイト自身もまた。スカリエッティと全然関係していないわけではない。
そんなフェイトに、先ほどまでとは違い、トーレはフェイトを鋭い目で睨む。
「あなたも、あの人を犯罪者扱いするのですか?」
先ほどのフェイトの言葉に、トーレは心外だとフェイトをみる。
「当たり前だ!やつは重犯罪人だ!管理局執務官として許してはおけない!!」
そう言って、フェイトは3rdフォームのバルディッシュを構える。
そんなフェイトを見て、どこか残念そうな顔をするトーレ。
「あなたもそう言うのですか……」
トーレ、そして隣にいるセッテは静かに武器を構える。
そのときだった。
『トーレお姉さま、少しいよろしいですか?』
トーレの前にモニターが現れ、そこには眼鏡をかけている女性がいた。
「どうした?クアットロ」
トーレはモニターの前の女性、クアットロを見ると、どうにも困った様子のクアットロがトーレを見る。
その表情はいつもよりも真剣みにおびていて、あのクアットロがこのような表情を見るのも珍しい、とトーレは思った。
『トーレお姉さまには、フェイトお嬢様と戦ってほしかったんですけどお、事情が変わっちゃってえ、
ディードちゃんたちのお迎えに向かってほしいんです』
その時、クアットロが出したモニターには、オットーが誰かにつかまれながら絶叫を上げ、もだえ苦しんでいた。
その周りには、青い何かが漂う。
それを見たトーレは非常に驚いたが、すぐに冷静になり、わかったといって通信を切り、フェイトを見る。
「ということですフェイトお嬢様。私達はこれで。いくぞセッテ」
「解りました、トーレ」
そういって、トーレは急いで妹たちのところへ向かおうとする。
「あ、それと先ほど戦って解りましたけど」
トーレは何か言い忘れたようにフェイトのほうを向く。
「今のあなたでは、私達には勝てません」
そういって、トーレと競っては六課のほうへと向かっていった。
「待て!」
フェイトのその後を追おとうしたときだった。
フェイトの背後でものすごい殺気がして、フェイトは背後を見る。
(何?さっきの魔力……)
フェイトの先ほどの殺気にも似た魔力に、汗を浮かべ動く事ができなかった。
もしかしたら……
「ウルたちが戦ってる?」
以前見たウルの力。
その力にフェイト達は唖然としたが、あれでもまだ力の一部だといっていた。
彼の全力だとあれほどの魔力を感じるのだろうか。
そう思っていると、フェイトの後ろから誰かがやってきた。
「フェイトさーーん!」
それはフリードに乗っているエリオとキャロであった。
二人は先に機動六課へ向かっていたはずだが……
どうしてこんなところにいるのだろうか、とフェイトは首をかしげた。
「二人とも、六課のほうに行ってたんじゃ?」
「そのことなんですけど……」

628 :クレイジーなの。:2008/02/25(月) 23:51:50 ID:0NRVG4nz
支援。

人いない?

629 :魔装機神:2008/02/25(月) 23:52:35 ID:xsciNN1N
エリオ達が六課に向かっている最中、ザフィーラから通信が入ったという。
それは、「こっちは何とかなるから、そっちはフェイトのほうへ行ってほしい」と言うものだった。
そのザフィーラの言葉に、フェイトは考える。
こんな事を言ってはいけないが、まだこの二人ではフェイトの戦いについてはこれない。
ましてやここは海の上。
フリードに乗っているとはいえ、主は陸戦のエリオをキャロではここで戦うのは難しい。
だからこそ、二人には六課へ言ってもらい、ヴィヴィオを守ってもらおうと思い二人を六課へ向かわせた。
それが解らないザフィーラではないはず。
だが、それが二人を戦闘機人から遠ざける事ができたのは幸いであった。
そのときだった。
フェイトたちに衝撃波が襲ったのだ。
その突風でフェイトは吹き飛ばされそうになるが、フェイトはぐっとこらえて周囲を見る。
衝撃波の根源を探すため。
そして見てしまった。
それを見て、フェイトはただ呆然とする事しかできない。
エリオとキャロ、そしてフリードもそれを見てがたがたと震えている。
そこにいるのは、いままで見たことがない。
会ったとしても、それは本などの空想物でしかない。
だが、これは現実だ。
フェイトはそう思い、眼前にいる二つの悪魔を見る。

「はぁ、はぁ……」
ニコルは息を荒げながら目の前にいるアモンを見る。
それを憎ましげに見るニコル。
なぜだ、何故勝てない!?
今までウルとは2回戦ってきた。
だが、どれも勝てず、敗北を重ねただけだった。
そして、今回もまた……
(何故だ!何故私はやつに勝てない!?)
何故、やつと私はこれほどの差がというのだ?
破壊紳アモンと堕天使アスタロト。
この二つの悪魔の実力自体はそう変わらないはず。
ということは、やはり自分がウルよりも劣っているというのか……
いや、とニコルは首を横に振る。
(そんなはずはない、私がやつに劣っているなど……!)
それを知ってかしらぬか、アモンとなったウルはニコルを見る。
「ニコル、もう終わりだ。お前じゃ俺に勝てない」
そのウルの言葉がニコルの火に油を注ぐ事になる。
ニコルはものすごい勢いでウルに向かう。
「ふざけるなあぁぁぁーーーー!!」
そして懇親の一撃がウルにめがけて振り下ろされる。
そして、ひときわ大きな衝撃波が及び、少し遠くその様子を見ていたフェイトたちに襲い掛かった。
「す、すごい……」
これが悪魔と呼ばれた者の力……
圧倒的過ぎる。
フェイトは、あれと戦って来いといわれれば、正直に言えば逃げ出したくなるかもしれない。
それほどまでに、あの二つの悪魔の力はすごいものだとフェイトは感じた。
「ニコル……」
その中、ウルはニコルの攻撃を片手で受け止めていた。
馬鹿な……とニコルは驚愕の顔を浮かべる。
ウルはそのニコルの手を振り払い、腹部に蹴りを浴びせる。
メリメリと、アモンの足がアスタロトにめり込む。
「ぐぎゃあぁ……」
苦痛の声をあげ、蹴られた場所を押さえるニコル。
アスタロトとなったニコルの、その人外ともいえる叫び声にフェイト達は耳をふさぐ。
あぐぁ……と未だにもだえるニコル。
「終わりだ、ニコル……もう終わらせよう」

630 :魔装機神:2008/02/25(月) 23:53:53 ID:xsciNN1N
ウルは意識を集中させると、まるで仮●ラ●ダ●の変身シーンのようなポーズをとる。
しかも、ポーズが終わったかと思えば、今度は逆の出でもポーズをとる。
そいて、両手をチョキにし額にくっつける。
「喰らえ!悪魔光線!!」
それと同時に、アモンの額から砲撃が放たれる。
喰らえ!悪魔光線!!と、お世辞にもかっこいいとはいえないそれは、真っ直ぐアスタロトへ向かう。
全力で放った悪魔光線。あの状態のアスタロトなら倒す事は可能だ。
そして悪魔光線はアスタロトの眼前へとせまる。
そんなときだった。
その悪魔光線が何かによってはじかれたのだ。
何?とウルはアスタロトを見るが、以前アスタロトはうずくまっているままで、ニコル自身も驚いているのだ。
その瞬間、アモンとアスタロト・二つのちょうど中間あたりの空間から、どす黒い光が生み出された。
フェイトもそのどす黒い光を見てさっと構える。
もしかしたら、何かがこの世界に転移しているもかもしれない。
「フェイトちゃん。あれは一体?」
ちょうど、そこへなのはもやってきて、あの黒い光を見て驚く。
あの異様な光と、そのなかにある異常な魔力に。
そして光は止み、そこにあったのは収縮された黒い光り。
いや、よく怪談話に出てくる火の玉、とか霊魂といったほうが正しいのだろうか……
それはゆらりゆらりと、周囲を探るようにふよふよと浮遊している。
しかも先ほど感じた魔力はさらに上がり、既にウルたちと同様の力にまで膨れ上がっていた。
勿論、それはウルとニコルにも解り、ウルがまさか……と驚きを隠せない表情を出す。
その瞬間だった。
先ほどまで浮いていた火の玉は、急速にある人物のほうへ向かった。
そのある人物、高町なのははとっさに防御魔法を展開させる。
体当たり攻撃でも仕掛けるのだろうか……
『プロテクション』
すぐさまレイジングハードがプロテクションを貼り、自分のマスターを守る。
そして何かとプロテクションがぶつかり、すさまじい火花が撒き散らす。
なのははプロテクションに魔力を集め、防御に専念する。
だが、この火の玉の力は増していき、いとも簡単になのはのプロテクションを破壊した。
うそ……とフェイトはあっけに取られる。
なのはの防御魔法をあんな短時間で破壊できる者がいるなんて……
その火の玉は真っ直ぐなのはへと向かい、なのはの腹部に入っていく。
「う……あぁ……」
それと同時に、激しい痛みがなのはを襲った。
その痛みは火の玉が入り込むにつれて激しさを増す。
もう少しで入りきろうとしているときには、ビクンと自然とのけぞるほどの痛さにもなる。
「ああ……!!」
「なのは!」
それを心配したフェイトとウルはなのはへと近づく。
倒れたなのはをフェイトが抱え、身近な地上に降りる。
「大丈夫かよおい?」
本来のウルに戻り尋ねるが、なのはは返事をしていない。
どうやら機を失っているらしい。
ウルはそんな無防備ななのはを見てポツリ。
「悪戯しようかn(ジャキン)……冗談だって」
あはは……と渇いた笑みで、ウルは恐ろしい形相でバルディッシュをウルの首筋に突きつけるフェイトを見る。
こんなフェイトは今まで見たこともない。
それはエリオたちも一緒のようで、冷や汗を流しながらフェイトを見る。
「今は冗談を言っている場合ではないでしょう?」
フェイトの言葉にコクコクと無言で頷いたウルは再度なのはを見る。

631 :魔装機神:2008/02/25(月) 23:55:11 ID:xsciNN1N
そんなときだった。
なのはから急激に魔力が開放され、完全に不意打ちとなるウルたちを吹き飛ばした。
うわ!とただ一人海に吹き飛ばされたウルだが、すぐさまアモンになりそれを回避。
「ったく、あぶねえあぶねえ」
緊急な変身は体力使うのに……とため息を付くが今はそれどころではない。
ウルは感じた、謎の光の魔力。そしてさっきのなのはからあふれた魔力。
その魔力の源は同じものだとウルは察した。
ウルはなのはを見ると、なのははただ底に悠然と立っていた。
ただ、俯いていてその表情はこちらから伺えない。
ウルはすぐさま倒れているフェイトたちのところへ向かう。
「大丈夫か?」
ウルはアモンのまま倒れている3人を起こす。
あ、ありがとうとフェイトは礼を言って、なのはのほうをみる。
「ふふふ」
ようやくなのはは声を発したが、何か様子がおかしい。
「な、なのは?……」
フェイトはなのはを心配そうに見る。
へんなところでも打ったのだろうか……
「人間だと侮っていたけど、人間にしてはかなりの魔力の持ち主ね……気にいったわ、この体」
なのはは顔を上げるが、その目は光がなく、表情もくらい。
それに、さっきの言葉、やはり様子がおかしい。
「な、なのは、どうしちゃったの!?」
フェイトは必死でなのはに問いかけるが、なのははん?とフェイトを見る。
それで、ああと気付く。
「憑依したとき、その人物の口調がうつっちゃうから気付かないのは仕方ないわね」
クスクスと笑いながらフェイトを見るなのは。
「え?」
フェイトはなのはが言っている意味が理解できなかった。
けど、となのははそのフェイトにいる黒い悪魔、アモンにフュージョンしているウルを見る。
「あなたはわかるわよね?破壊紳アモンを従え、一度私を倒したあなたなら」
なのははくすっと笑みを浮かべてウルを見る。
ウルは、アモンのままだがまさか……と驚愕の顔を浮かべる。
あのときのどす黒い光り、間違いない。
「アスモデウス……」
ウルの言葉に正解、とくすっと笑うなのは。
「てめえはこの俺が倒したと思ったんだけど?」
「あれだけで私を倒せるとは思わないことね」
アスモデウスは話す。
ラスプーチンを倒したあと、アスモデウスは虚空をさまよっていた。
はっきり言ってしまえば屈辱だった。
あのときの戦いで負けた事に、魔神としての誇りが許せなかった。
だが、仕方のないことだったのかもしれない。
アスモデウスは、ウル、そしてアスタロトがいた辺りを見る。
そこにはもうアスタロトの姿はなく。戻ったのだろうか……
「あなた達のように心で悪魔を従わせているのと、ラスプーチンのように無理やり従わせているのじゃ最初っから勝負はわかりきっていたわ」
その後、アスモデウスは虚空の空間をさまよっていたが、突然何かに呼ばれたきがして、アスモデウスはそれに従いここにたどりついた。
「来た瞬間笑ったわ。なんせ私の知る世界でもないのに、アモンとアスタロトがいるんだからね」
そして、ちょうどいい契約者としてその場にいながら膨大な魔力を持つなのはに強制的に憑依した。
事情を話し、アスモデウスは自分を見る。

632 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/25(月) 23:55:37 ID:D59QN1qr
私怨

633 :魔装機神:2008/02/25(月) 23:56:33 ID:xsciNN1N
「私自身が誰かをのっとれば、あなたと同じように力を震えることが出来るわ」
当たりまえだけどね、とアスモデウスは不適に笑う。
いま、なのはの体を支配しているのはアスモデウスだ。
ならば、本来アスモデウスが持つ魔力を全開で使える。
「けど、人間の体じゃいつまでもつかわかんないけどねえ。使いすぎると壊れちゃいそうだし」
だが、それには勿論限度がある。
悪魔が持つ強大な魔力。
それは人間にとって害でしかない。
その圧倒的は力に翻弄され、つぶされるのが落ちだ。
ハーモニクサーや降魔化神術でもない限り、従えるのは不可能。
「まあ、この人間は元から魔力がバカのように高いから、早々壊れる事なんてないでしょうけどね。リンカーコアなんてものもあるし」
そこまで言うアスモデウスに、ふざけるな!とフェイトはバルディッシュを突き立てる。
その表情は、フェイトとしては珍しく殺気がこもった顔で、普段は落ち着いているフェイト体あまり想像できなかった。
「早くなのはから離れろ!!」
そう言い放つフェイトに、アハハ!とおなかを押さえて笑うなのは。
「何がおかしい!?」
その様子に、フェイトはさらに怒りがこみ上げるような気がした。
「せっかく見つけた契約者を、そう簡単に離すと思う?フェイト・テスタロッサ」
自分の名前を言われて、はっとするフェイト。
何で、自分の名前を……
そんなフェイトを見て、知りたい?といった顔でなのは葉フェイトを見る。
「この体に憑依したとき、その人間が持つ記憶も知る事ができるんだよ、フェイトちゃん?」
出来るだけなのはっぽい笑みを浮かべて、アスモデウスはフェイトを見る。
そこで、ふとある事を思いついた。
「それじゃ、帰ってきたらヴィヴィオが大好きなキャラメルミルクを作ってあげる」
「え?」
突然の言葉に、フェイトはアスモデウスを見る。
しかし、そんなフェイトの視線を気にせず、アスモデウスは言葉を続ける。
「もし、私が嘘ついたり、約束した時間に帰ってこなかったら、私はヴィヴィオの言う事を何でも聞いてあげる。
けど、ヴィヴィオがわがまま言ったりして迷惑かけたら、キャラメルミルクは無しだよ」
もう言い終わったのか、アスモデウスはふぅ、と一息ついてフェイトたちを見る。
ウルはその話の内容がわかり、貴様……と睨む。
フェイトもその場にはいなかったが、大体の内容は察知した。
「この話は、この人間がある子供と約束した言葉よ。
笑えるわね、こんな約束をして結果がこれじゃその子供の言う事を聞いてあげることも出来ないもんね。
今からその子に会いに行こうかしら」
クスクスと笑うアスモデウス。
しかし、その言葉にフェイトの何かが切れた。
フェイトは静かにバルディッシュを持ち、自分が持ちえる最大のスピードでアスモデウスに近づく。
おい!とウルは止めようとするが、既に遅かった。
「消えろ」
フェイトはアスモデウスのそばに近づくと、無言のままバルディッシュを振り下ろす。
しかし、アスモデウスはバルディッシュの柄をもちフェイトの攻撃を防ぐ。
え?と驚愕の顔でフェイトはアスモデウスを見る。
「感情的になりすぎて、動きが丸見えよ」
そう言って、思いっきりわき腹を蹴る。
その力は、普段のなのはからは出す事のできない強さだった。
おそらく魔力を使って威力を上乗せしたのだろう。

634 :魔装機神:2008/02/25(月) 23:57:29 ID:xsciNN1N
「か……は……」
フェイトは蹴られたところを押さえ、倒れこむ。
「さっきから怒りっぱなし……フェイトちゃん……少し、頭冷やそうか」
そういって、なのはは自分の手から魔力を凝縮させ、それをフェイトにめがけてぶつける。
防御をする暇もなくそれはフェイトに直撃すると共にフェイトは吹き飛ばされる。
「フェイトさん!」
それを見たエリオがすぐに移動し、フェイトから衝撃を防ぐようにかばう。
その姿はバリアジャケットは
「じゃあ、私はそろそろもどるわ」
そういって、なのはは飛翔する。
ウルはそれを追おうとするが、体が言う事を聞かない。
(長時間フュージョンしすぎか……)
ちっと舌打ちをしてウルはなのはを見る。
表示間のフュージョンはハーモニクサーの精神と肉体をも蝕む。
ガジェットの戦闘からアスタロトとの戦い。
そして不必要にフュージョンをしては解除するの繰り返しで、ウルの精神も限界に来ていた。
「あと……」
なのはは殺気から持っているレイジングハートを見つめる。
「今の私に、こんなものいらないわ」
そういって、レイジングハードの柄を強く握り、バキッとへし折る。
ウルはそれを驚いてみる。
そしてそれを無造作に捨て、最後に「ばいばい、レイジングハート」といって、どこかへと消えていった。
ウルはフュージョンをとき、レイジングハートを拾う。
「フェイトさん!フェイトさん!!」
殺気からエリオとキャロが叫んでいるのでそのほうを見ると、二人はないながらぐったりとしているフェイトを起こそうとしている。
しかし、フェイトは気を失っていて目を覚まそうとはしない。
くそっとウルは後を追おうとするが、先ほどの長時間のフュージョンは堪えたらしく、体が上手く動かない。
「そこでオじゃるよ!」
そこに、なにかが自分にぶつかったのか、衝撃がウルを襲った。
その視線の先に、また懐かしいものが目の前にいた。
「ちっ、お前も着ていたのか、とっちゃんボウヤの陰陽師」
また懐かしい顔だな、とウルは思ったが、その手には意外なものが握られていた。
その陰陽師、伽藍の手にはウルが持っていたエミグレ文書があった。
ぶつかった狙いはあれかよ、と力を入れるウルだが、既に力は入らず、ウルはそのまま地へ屈した。

635 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/25(月) 23:57:48 ID:LLoNdGhh
支援支援〜

636 :クレイジーなの。:2008/02/25(月) 23:58:07 ID:0NRVG4nz
支援です

637 :魔装機神:2008/02/26(火) 00:01:12 ID:xsciNN1N
これにて投下完了です。
戦力バランスを考え、誰かを戦闘から除外させたいと思ったやさき、三人目の悪魔を思い出し、
このようになりました。
それと、以前言っていた刹那のしゃべり方の件ですが、ここ最近就職活動等で忙しく、投下して感想を見れない状態が続いてました。
それでその指摘に気付いたのは最近で、修正のほうも出しました。
指摘してくださった方々、申し訳ありません。

638 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 00:02:57 ID:LLoNdGhh
>>637
お疲れ様です。
就職活動しつつこれほどの作品を書き上げるとは…。
無茶しないで頑張ってください。

639 :キャロとバクラの人 ◆2kYxpqWJ8k :2008/02/26(火) 00:09:57 ID:Ob6bW0qH
支援しそこねたorz
とりあえず40分位に投下する方向で。
しかし力作連続の中、この短編は……マズイな(ぉぃ

640 :クレイジーなの。:2008/02/26(火) 00:15:50 ID:n7r5q7uq
GJ!

>>639
申し訳ない!予約してあったとは!
自分も投下志望ですがその後予約はありますか?

641 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 00:16:40 ID:98dMvRkE
>>640
確かないと思います

642 :クレイジーなの。:2008/02/26(火) 00:22:33 ID:n7r5q7uq
>>641
了解です

よろしければ、1時半頃に予約させて頂きます。

643 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 00:30:01 ID:bWxJmqci
>>264
光学チェーンが切れたらアンカー・フォース改と同じ状態になるだろう支援。

644 :キャロとバクラの人 ◆2kYxpqWJ8k :2008/02/26(火) 00:39:35 ID:Ob6bW0qH
どうにでもなれ〜と言う心持ちで投下します(ぇ

645 :キャロがモンハンの竜を召喚したようです ◆2kYxpqWJ8k :2008/02/26(火) 00:42:07 ID:Ob6bW0qH
「確かに竜は彼女に懐いていますし、命令にもある程度は従います」

「では能力に問題が?」

「イエ、電気を発生させる体内器官を有しているらしく、口から雷撃のブレスを吐きます。
 飛行能力は優れているとは言えませんが、人を少数乗せる程度ならば飛行可能。
 他にも嗅覚に優れており、匂いを使ってのターゲット探索などが……」

「では一体なにが問題だと言うんですか!?」

私 フェイト・T・ハラオウンは保護施設の責任者の言葉に苛立ちを覚えていた。
「とてもでは無いが実戦では使えない」と言われ、「扱いに困っている保護児童とその竜」を引き取ろうと訪れた施設ではまるで要領の得ない説明ばかり。
目の前で悲しそうに俯いている桃色の髪の少女の為にも、良い答えを出してあげたいのに。

「その……生理的に受け付けないと言いますか」

「はぁ?」

「倫理的問題が発生する場合もあり……」

「意味がわかりません!」

思わず私は怒鳴ってしまった。
マズイ、仕事中は常に冷静な執務官で居ようと決めていたのに。
しかし生理的に受け付けないなどと言う理由で差別などもっての他だし、倫理的な問題の発生など意味がさっぱり理解できない。

「えぇ、幾ら口で説明しても恐らく執務官殿には理解して頂けないでしょうな!」

逆に言葉を荒げる施設の責任者に私は内心でタメ息をつく。遂には逆ギレと来た。
後で「責任能力に問題あり」と言う書類を担当の人事課に送ってやろうと心に決める。

「ですから現物をお見せします。そうすれば我々の苦労もご理解いただけると思います」

確かにソレが一番手っ取り早いだろうが、どんな意味があるというのか?
主人に従い、能力的にも問題ないのだから何も気をつけなければならない点などない。
だが責任者だけではなく従う局員たちも同様の反応を取っていることが理解できなかった。

「ルシエ君、執務官殿を君の竜のところへ案内してあげなさい」

「……はい!」


外への道すがら私は問題の少女 キャロ・ル・ルシエさんとの交友を暖めた。
話してみればやはり見た目通りの優しい子、それでも資料からも理解できたこれまでの苦労により、どこか達観した風にも見える。

「それであの子を召喚したら急に村を出て行けと言われて……」

「ルシエさんはどうしてそうなったと思う?」

「う〜ん、ちょっとあの子の外見が普通じゃないからかな?って今は思ってます」

なるほど……少々特異な外見はしているようだが、それだけで腫れ物を扱うようにすることもあるまい。


646 :キャロがモンハンの竜を召喚したようです ◆2kYxpqWJ8k :2008/02/26(火) 00:43:45 ID:Ob6bW0qH
「フリードォ〜!」

外は一面の雪景色だった。そんな中でもキャロは嬉しそうに竜の名を呼ぶ。
アルザスの民にとって竜は半身であると聞いた。その半身が原因で色々とつらい目にあうと言うのはとても苦しいことなのだろう。

「来ました〜」

遠くに見えるのは雪と同化するような白い影だった。
フワフワとした飛び方だが、確かに翼がある竜のシルエット。何が問題なのだろうか?
だがそれが近づいてくると、私は徐々に顔を顰めなければならなくなった。
残念な事に施設の局員たちの苦悩を理解してしまったのだ。

「お帰り、フリード!」

キャロの声に反応して、ドスンとその巨体は地面に二本の足を付け、翼を折り畳む。
翼があり、二足歩行する典型的な竜種の特徴を持つが、他の部分が余りにも特異だった。
まずはその体表。鱗や甲殻に一切覆われておらず、白いブヨブヨとした肌はまるで芋虫か水死体のよう。
肌の下では不規則な筋肉の脈動と血管を走る鮮血が簡単に見て取れる。
体形もしっかりとした足を持つ芋虫のように細長く、その顔と呼ばれる部分には目がない。
余分なものが一切ない体の先端にはポッカリと穴のように開いた大きな口。
その中には獲物を噛み切る為ではなく、押さえつけて丸呑みにする為に細かい鋭い歯が並ぶ。
尻尾の先端には何故か小さく穴が開いており、全身運動に連動して上下に若干伸びながら動く。

「えっと……」

「この子がフリードリヒ、私の竜です」

竜? これは世間的に竜と呼んで良いのだろうか?とフェイトは思考する。
しかしキャロの様子を見てみると全くコレを竜だと、己のパートナーだと疑っていない。
きっと昔の自分ならば竜を召喚して現れたのだから竜だと信じられただろう。
私も汚れてしまったようだ……それにしても聞いていた通り、鼻が効くようだ。
尻尾同様にビヨ〜ンと伸びる頭部でフガフガとキャロの匂いを嗅ぎ、擦り寄る。
口から垂れた涎がルシエさんの服に微妙な焦げ目をつけていた。かなり酸性の強い唾液のらしい。

「……って! ルシエさん、服焦げてるよ!?」

「え? あ〜これくらいは何時もですよ」

どうやら彼女たちの中ではアレが極めて一般的なスキンシップのようだ。
しかし盲目の竜からは感情が感じられず、キャロを食べようとしているようにも見える。
その異形が年端もいかない少女に擦り寄る様は、「キモい」を通り越して……「エロい」。

「……「アレ」みたいだからかな? 酷く卑猥な気が……」

不愉快な事にフェイトはその異形の竜 キャロさえ知らない種名をフルフルと言う存在をとあるモノに重ねてしまっていた。
自分やアルフには無くて、義兄やユーノには存在する体の器官。
つまり……アレだ。


647 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 00:44:23 ID:kofMO4ac
スクライドクロスを投下すると言った者ですが、
なにかあれからまた投下が立て込んだようですので、
私のは明日にしますね。ごめんなさい。

そして支援。


648 :キャロがモンハンの竜を召喚したようです ◆2kYxpqWJ8k :2008/02/26(火) 00:47:18 ID:Ob6bW0qH
今ならば施設の局員が扱いかねていたのもよく解る。
能力が有ろうが無かろうが、こんな物体が活躍するのは正直管理局のイメージ戦略的によくない。
もし上に「こんなモノを貸し出すとは何事だ!」と怒られでもしたら目も当てられないだろう。
しかしキャロは竜使いであり、この不気味な生物は彼女のパートナー。
セットで無いと使えないのだが、セットでは表に出せない。中々困った存在と言うわけだ。


不意にフリードがキャロを食べたそうに見て?いた頭を上げ、私のほうへと向ける。
やはり匂いを嗅ぐ様なアクションの末、此方に歩いて来たりして……逃げたい。
ソニック的な勢いでこの場を離脱したい衝動を抑えながらも、私 フェイトは懐のバルディッシュを握り締めていた。

「えっと……はじめまして、フリード」

挨拶とかしてみたりして、有効的な雰囲気を装ってみたりしても……やっぱりイヤだな〜

「フンッ」

ちょっとフリード! 今のなに!? 鼻息? それともタメ息?
すぐに私から興味を失ったようなリアクションの後に引き返し、キャロへのスリスリナデナデベトベトを再会するヘンタイな生物。

「もう! 駄目だよ、フリード!
 そんな無愛想だから施設の人たちにも評判が悪いんだから」

……愛想とかの問題じゃないと思う。つうか、この不気味竜はたぶんロリコンなのだ。
幼い子供しか食べられない(性的な意味でも食事的な意味でも)のだ。そうに違いない。
決して私はこの歳までまともな恋愛をしてなかったり、もちろんアレも未体験だったりしたのが問題ではない。
良いな〜と思っていた義兄がいつの間にか姉さん女房をもらっていたりしていた事も、決して関連していない。
私が女的に魅力が無いとか経験不足だとかそう言ったことは関係していない……いないはずなのに……クソッ!

「あれ〜フェイトさ〜ん?」

私は思わず愛を育んでいる異種間カップルから戦略的に撤退していた。
恐らく私が感じたやるせない感情も、担当局員があの二人を煙たがる理由だろう。
……そういえばキャロを預かりに来たのだった……どうしよう?





649 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 00:47:52 ID:Md0hWvl6
餌は何をやってるんだ支援

650 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 00:47:53 ID:+g/N+Kks
フルフル支援

651 :キャロがモンハンの竜を召喚したようです ◆2kYxpqWJ8k :2008/02/26(火) 00:48:23 ID:Ob6bW0qH
数日後、自責の念とか敗北感とかに押しつぶされそうになった某執務官が、自室で辞職届を握り締めてプルプル震えていたりした。
それを偶然尋ねてきた教導官が見つけたりして……

「辞職届なんて、どうしたのフェイトちゃん!?」

「止めないで、なのは! あんな卑猥な生物に惑わされて可哀想な女の子一人救えない私は……
山に篭って、滝に打たれて、老山龍を一太刀で撃破できるくらいまで修行してから出直す事にしたの!」

「意味わかんないよ、それにあの大きな人は最後まで歩かないと絶対に倒れないし(ry」




652 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 00:48:35 ID:K8Kwvv4O
刻印蟲やマーラ様思い出してしまう支援w

653 :キャロとバクラの人 ◆2kYxpqWJ8k :2008/02/26(火) 00:50:06 ID:Ob6bW0qH
以上でした〜全部フェイトそん視点と言う冒険を試みた。
そしてあれだけドラゴン談義したのに、フルフルでスマソン。
本当はもっとカッコいい竜を配置する予定だったのだが……

ネタとエロスの誘惑に敗北した私を許してくれ〜!!

654 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 00:51:07 ID:9pW8EBrH
乙です!

フェイトそんがかわいいですね。GJ!

655 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 00:54:15 ID:nuj2yVl+
GJ!!です。
クシャルダオラだったらOK出てたな多分wカッコいいし。
テオテスカトルの粉塵爆発で吹き飛ばされる六課陣やナンバーズも見たかったw

656 :リリカル! 夢境学園 ◆CPytksUTvk :2008/02/26(火) 00:54:22 ID:XMYtoaYP
>>643
GJ!
というか、さらにバイド汚染進んでませんかww
これは確実に追い出されるわ、キャロ。
この後キャロとふりーど? がどうなってのかが凄い気になるw

657 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 01:03:41 ID:Md0hWvl6
このカップルに幸あれw
どんな経緯でこいつらが保護施設に来たのかすごく気になるわw

658 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 01:06:27 ID:Nji7SE4K
GJです
フェイトそんが、新しい宗教を立ち上げそうだwwww
元ネタ知らないんですが
このフルフルは、竜魂召喚で巨大で、雄々しくなっちゃうんでしょうか?

659 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 01:08:08 ID:zDrkTrRA
GJ!
オオナズチとどっちがキモイか友人と談議したのが懐かしいw

660 :反目のスバル ◆9L.gxDzakI :2008/02/26(火) 01:12:46 ID:n8U2jg+I
GJ!
どうやら俺とフェイトそんは同じ思考の持ち主だったようでw

>>658
>雄々しくなっちゃう
!!!!!
…そうか…盲点だったッ!

661 :キャロとバクラの人 ◆2kYxpqWJ8k :2008/02/26(火) 01:15:55 ID:Ob6bW0qH
うん、反応があって一安心だよw

>フェイトそん可愛いよ、フェイトそん
え? コノ間接的なセクハラや打ちひしがれているフェイトそんが可愛い?
このヘンタイめ!(なに

>ダオラとかテオとか
普通はそうなんだよね〜でも次のネタとしては「四本の角」を予定。
まるで魔法と関係ない感じを出したいね、あの速度とか威力とかw

>バイド汚染
何の事かさっぱり分かりません。もう私の星は機械昇華済みです(ぇ
あと、続かないからね!? こんなの恐くて続きかけないから!

>カップル
やっぱりそういう奴が居た(なに
ソレを狙って書いたからね。ラブラブなのが伝われば良い。
異形と幼女……モエるね?

>新しい宗教
悟りを開かないとこのカオスには立ち向かえないw
そしてどうしてうちのフェイトそんは悲しい目にあうのだろう?

>キモイ談義
むしろトトスの死んだような目がキモイと言ってみる

662 :キャロとバクラの人 ◆2kYxpqWJ8k :2008/02/26(火) 01:16:48 ID:Ob6bW0qH
書き忘れた。

>竜魂召喚
大きくはなりません、赤黒くなります。

663 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 01:18:39 ID:g/lb/yuC
>>661
GJ!です。あなたのフェイトはとても輝いてる。
可哀想な目にあってもいいんですよ、柊みたいに。

664 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 01:20:01 ID:jAcrJqtY
ガイア教だwww




で、当然ご立派様を読んだ連中多数いるだろ、ここwwww

665 :クレイジーなの。:2008/02/26(火) 01:22:34 ID:n7r5q7uq
GJでした!

一時半頃に予約したものですが
ダイジョブそうなら半頃に投下します

666 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 01:24:32 ID:fdy8JK0F
>>662 フルフル亜種ですなwwww

667 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 01:24:52 ID:g1Xs822I
最近哀しんだりへこんだりヒドイ目に遭うフェイトさんに
エロスを感じるんだが、きっと何も間違ってないと思う。

668 :キャロとバクラの人 ◆2kYxpqWJ8k :2008/02/26(火) 01:27:12 ID:Ob6bW0qH
>いじられフェイトそんにドキドキ
それは正常だ、安心して良い。
つまりオレとお前たちは……同士だ(ぇ

亜種は違ったキモさと……エロスがある(こればっかりでスマンねw

669 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 01:28:28 ID:98dMvRkE
>>665
さあ来い!全身で受け止めてやる

670 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 01:30:23 ID:Yn2IC2D+
>>669
巨大赤フルを?

671 :クレイジーなの。:2008/02/26(火) 01:31:13 ID:n7r5q7uq
>>669 うっす!
無駄に大きくなってしまった妙な文ですが。
生暖かい目で見守っていただければなによりかと
投下開始します。

672 :クレイジーなの。:2008/02/26(火) 01:34:03 ID:n7r5q7uq
俺の名はロスター、リージョンと呼ばれる空間に点在する数多の
世界の治安維持を目的とする警察組織『IRPO』の敏腕捜査官だ。
しかし、何のいやがらせか上司が俺にクレイジー・ヒューズなんて狂ったあだ名をつけやがった。
そのおかげで俺を本名で呼ぶ奴なんかいやしない。まぁ、俺も面倒臭いからヒューズで通している。

まずは、前回までのあらすじといこうか。
カフェで優雅にコーヒーを啜っていたところを、狙い済ませたかのような同僚からの呼び出しのコール。
普段、滅多に見かけない、課長からの直々の呼び出し。(あんときゃマジでクビかとビビったがね)
呼び出しの理由は楽しいお仕事。(休暇くれよー)行けと言われた現場は『ミッドチルダ』という世界。
民間の協力者として呼ばれた相棒、術師のルージュと共に現地で仕事の依頼主の男と会った。
男の名前は『レジアス・ゲイズ中将』ミッドチルダ地上部隊の事実上のトップ。(顔は厳ついが良いヤツだぜ)
依頼の内容は時空管理局遺失物管理部、そこの新設部隊の内定調査ってわけだ。

そして今回、俺は相棒と共に、敵陣である『機動六課』に潜入する。(ゾクゾクするぜ)
そこに待ち受けていたのは、ドイツもコイツも一筋縄ではいきそうも無い、個性的な六課の連中・・・・・・。
これ以上は本編内で語らせてもらうとするか。さて、捜査を始めようか。


時空捜査官 クレイジー・ヒューズ VS 機動六課 第二話、始まるぜ。


第二話「接触」

「ううぅ・・・頭がぁ・・・割れるぅ」
「二日酔いで頭は割れやしないだろう。しかし、最強の術師のお前があの程度の酒で、このザマとはね。
しっかりしてくれよ?これからいざ敵陣に乗り込む、ってとこなんだぜ」

目の前に建つ施設、今回の調査対象『機動六課』の根城だ。
レジウスによれば、ヤツラは、最悪クーデターすら平気で起こしうる戦力を保持する、
化け物だって話じゃないか。
そんな化け物共に、これから挑もうとする男二人。
敏腕捜査官の俺と最強の術師であり、同時に只今二日酔い進行中の相棒、ルージュ。
(まったく、頼もしい限りぜホント・・・)
これまでの刑事人生でいろいろ危険なヤマは経験してきたつもりだが、今回のは段違い。
俺の刑事としての本能が最大限の警告を促してやがる。
さぁ、ウダウダしてても始まらない。
・・・・・・覚悟を決めた俺達は、地獄への門に手を伸ばした。(自動ドアだったけどな)

「あー!、みんなー、お客さんがいらっしゃったでー、アウッ!・・・・・・
アカン、また何も無いとこでコケてもうたー」
「はやてちゃん!大丈夫!」
「怪我は無い!」
「えへへー、ゴメンなー。しかし、なんでいつも私は何も無いとこで転ぶんやろね?
注意力だけは人一倍あるでー!と、自覚してるつもりなんやけどなー」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

遂に地獄への門を開けちまったぜ。と思って見た先には三人の可愛らしい女の子・・・いや違う!
想像を絶する、そして恐らくこの場所でしか見ることのできないであろう『何か』が繰り広げられてやがった。

673 :クレイジーなの。:2008/02/26(火) 01:38:18 ID:n7r5q7uq
「アカン!お客さんがぼーぜんとしとる!えーと、こんにちわ・・・じゃなかった、今日は、
でええんやね。改めまして、今日は遠路遥々・・・いや、でもお客さんがこの近所に住んでる人やったら『遠路』はおかしいなぁー・・・・・・でも『近路』なんて言葉あったかー?でも遠くに住んでたら『遠路』
じゃなくちゃアカンのや・・・『遠近路』?アカン!!頭の中がごちゃごちゃになってきたー!」
先程、俺達の目の前で何も無いとこをすっ転んだショートカットのソレは、
(見た目の歳は十代後半から二十歳の間・・・まさかな)
今は、床にうずくまり、頭を抱えて一人でウンウン唸ってる。大丈夫か?いろんな意味で。

目の前の奇行に呆気をとられていた俺達に、同じ歳頃の白い制服の女の子が声を掛ける。
「あの、あなた方は今日いらっしゃる予定の、本局からおいでになられた視察官の方で、よろしいんでよね?」
「へ・・・?あ!そう!そう!俺達、陽気な視察官!えーと俺はヒューズ、隣の優男は補佐のルージュ。
あ、これコードネームね。ほら立場上、本名ばれるとまずいんで。ちなみに二人共魔法は使えないぜ。」
「は、はぁ」
「まぁ何だ、好きに呼んでくれ。堅苦しいのは嫌いでね。一応、
『一定期間に及ぶ諸々の調査』って事だから、しばらくの間、色々世話になる

と思うぜ、よろしくな」

本局からの視察官、それがレジアスが俺達に用意した仮の身分。というのは嘘。
レジアス曰く・・・「ヒューズさーん!ごめんなさーい!私の力じゃきちんとした仮の身分。用意できませんでしたー!うぅぅ・・・」
アンタよりにもよって中将だろうが・・・・・・。

そして変わりに考えた嘘・・・それが本局からの視察官・・・。
データベースで職員の名前を参照されたら即アウト。
故に本名をコードネームと偽る苦肉の策。(ヒューズは仇名だけどな)
生きた心地がしやしねぇ!
まぁなんとか、レジアスの非力すぎる権限でも、機動六課に嘘の通達をする事だけには成功した訳だが・・・。

「えと、それじゃ私達も自己紹介しますね。まず私、『高町なのは』一等空尉です。機動六課において戦技教官並び、フォワード部隊『スター

ズ分隊』の隊長を務めさせて頂いてます」

先日レジアスに渡された機動六課に関する資料。この目の前のお嬢ちゃんがバケモノの一人って訳かい?そうなると恐らく・・・

「次はフェイトちゃんの番だよ」
「うん。・・・お二人ともはじめまして。機動六課において法務、捜査指揮担当並びに、フォワード部隊『ライトニング分隊』の隊長を務めさ

せて頂いております『フェイト・T・ハラオウン』です。執務官をしております」

この金髪のカワイコちゃんがやはり、バケモノの二人目か・・・・・・ってまさか!

「はやてちゃん、大丈夫?」
「んー?何がやー?」
「はやてちゃん、お二人に自己紹介だよ」
「あ!そうやね。自己紹介や、私の名前は『おおさか』言います。よろしくたのむなー。えーと、沢村さんに吉田さんでいいんよね?」


674 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 01:45:19 ID:XMYtoaYP
支援支援
つうか、キャラが壊れてるの多いなw


675 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 01:47:26 ID:Nji7SE4K
支援
はやてのキャラが、ヒューズ達を、煙に巻く演技に思えてならない

676 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 01:49:59 ID:98dMvRkE
支援

677 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 01:59:34 ID:03n6VYB6
裏解体新書支援

678 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 01:59:51 ID:kRquOZyR
あれ? 止まった?

679 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 02:35:23 ID:ZUs1rV9H
投下が止まった、WHY?

680 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 02:45:26 ID:SHAMagn4
寝落ちじゃね?

681 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 04:23:01 ID:cD5y7CkA
このはやては大阪にしか見えない

682 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 07:56:17 ID:XMYtoaYP
久々に見たな
投下途中の寝オチ

683 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 10:16:57 ID:K8Kwvv4O
おう何て骨体。

684 :スーパーロボット大戦X:2008/02/26(火) 10:35:52 ID:fRsjukXE
途中で止まったのは多分最初の一行を空白にしてしまっているからではないでしょうか?
何人もの人がそれに気付かずにいたことがありましたので……。

685 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 10:56:00 ID:ke4DeGtR
>>673 さすがにもう起きてる時間じゃない?

686 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 11:01:15 ID:pJbntnpC
しょうがねーなあ…
 ザ メ ハ !

687 :ゲッターロボ昴:2008/02/26(火) 12:07:15 ID:z6H3ZYoW
ええい、俺が全てのスバルとチンクファンに送る
闇王女投下しちゃいますぜ!いいかいブラザー?

688 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 12:09:22 ID:or3uISiW
どうぞ!
wktkしながら、待ってるぜ!

689 :ゲッターロボ昴:2008/02/26(火) 12:13:05 ID:z6H3ZYoW
また量が少ないが勘弁してください。多分幕間ひとまず終わりなんで。

魔法少女リリカルなのは 闇の王女 幕間其の三

 数年前、ミッドチルダ臨海空港。
焔、焔、焔。突然の火災は、空港を大混乱に陥らせていた。
焔が全てを飲みこもうと貪欲に広がり、音を立てて崩落する天井。軋んでゆく床。炎の壁が逃げ道を塞いでいく。
■■■からはぐれてしまった少女はえーん、えーんと涙を流す。崩壊していくエントランスホールの中で、少女はただ

突っ立って泣いていた。
巻き上がる熱風に青い髪が揺れる。少女の名はスバル・ナカジマ。
■■■とともにこの空港に来ていただけの女の子である。
そう、今日このときまでは―――。
ピシ、と音を立ててスバルの背後の石像にひびが入る。高温の炎は頑丈な石造りのそれにもダメージを与え、亀裂をつ

くりだしていた。
亀裂は徐々に大きくなっていき――自重に耐えられぬほどに広がった。
石像の上半身がスバルに覆いかぶさるようにして倒れてくる。振り返り、見開かれるスバルの目。
とっさに横に飛んで避ける。
ぐしゃり。
何かが、潰れる音がした。スバルが己の右腕を見ると、そこは、

手首から先が押しつぶされていた。
流れ出す真紅の血。

え。
感覚がない。痛覚カット。止血処理開始。脳の何処かが異常に冷静に事態を処理していくのを、スバルは呆然と感じて

いた。
広がっていく血だまり。機械が覗く傷口。火花を散らす強化骨格。
嘘だ。こんなのは嘘だ。本当のことじゃないんだ。脳味噌が警鐘を鳴らす。これ以上は見てはいけない、と。
それでも――。スバルは見てしまった。己の傷口から機械的な音ともに止血がなされ、骨格にエネルギーの供給がスト

ップする様を。
ああああああ、と声にならない叫びが口から漏れる。
人外の証が、心を蝕む。
そのとき、こつん、と足音が響いた。
スバルは気づかない。その足音にも、小柄な影にも。
低い身長と対照的な長い銀髪が熱風にさわ、と揺れる。整った容姿に不釣合いな眼帯。
羽織った灰色のコートが、小柄な隻眼の少女を威風堂々たるものに見せていた。
『はいはい〜。あなたの心の潤い、クアットロで〜す』
軽薄そうな、眼鏡の女の映像が網膜に映りこむ。
「生存者を見つけた。どうする?このままでは死んでしまうが」
クアットロが茶化して答えた。
『死にそう?ドクターの検体として使えるならなんでもいいわ〜』
「わかった。今確保――」
眼帯の少女の動きがぴたりと止まる。その目は眼前の青い髪の少女の傷口に釘付けになっていた。
『どうしたの〜チンクちゃ〜ん?』
「戦闘機人……タイプゼロかもしれない…」
チンクがゴクリ、と息を呑んで答えた。
『嘘ッ!お手柄よ〜、絶対確保してね〜』
「わかっている」
つかつかと歩いて少女に近づき、声をかけた。
少女がびく、と顔を上げた。虚ろな表情。目が宙を泳いでいる。
「あ……う…」
(言葉を無くしたか、無理もない)
チンクは目の前の少女の様子に、庇護欲をそそられている自分に気がつき苦笑する。
よほどお姉ちゃんぶりたいらしい、自分は。
「姉とともに来るか?その傷を治してやれる場所を知っている」
おずおずと、小さな手がのばされた。

690 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 12:13:19 ID:or3uISiW
支援

691 :ゲッターロボ昴:2008/02/26(火) 12:14:40 ID:z6H3ZYoW
昔を思い出していたスバルは、にへへ、と口を緩めていた自分に気がつき、急いで表情を正した。
しまった。まさかチンク姉にこの表情見られてなんかいないよね、と辺りを見回す。
姉は、すぐ傍の壁にもたれかかってスバルを見ていた。ずっこけそうになる。
「何を顔を緩めているんだ、スバル。姉は普段からあれほど―――」
「わー、ごめん、ごめんチンク姉!もうやらないから怒らないで」
ふう、と溜息をついてチンクはスバルを見上げた。チンクは常よりも身長が低い為、スバルと話すときはどうしても見

上げねばならないのだ。
それが姉のコンプレックスらしい。身長伸びたらチンク姉もっと格好いいのになあ、とスバルは思った。
「スバル。今姉に対して不穏なことを考えて――」
「い、いや。考えてないよ、ねえクア姉!」
『どうでしょうね〜。スバルは結構失礼だし〜』
網膜映像でクアットロがにやりと笑った。
「ああー!クア姉の裏切り者ッ!」
スバルが
叫んだ。
緑かかった髪の短髪の少女が、スバルに後ろから忍び寄り、突然髪をわしゃわしゃと撫でた。
「よしよし、セインお姉ちゃんが慰めてやるぞ〜ほれほれ〜」
「や、やめてよ〜。セイン姉〜」
セインが涙ぐんで見せた。
「ああ、私にまともに姉ってつけてくれるのスバルだけだよ〜。ありがとう、うん、ホンットに」
「え、だってセイン姉はセイン姉じゃない」
ぽかーんとしてスバルが言った。
もう最高――、とセインが叫んでスバルに抱きついた。
『はぁ〜い、そういうお楽しみタイムはお終いよ〜。作戦会議の時間』
クアットロが若干ずれた眼鏡を直しながら言った。
ちょっと二人のテンションの高さに面食らったらしい。スバルにはクアットロも形無しだな、とチンクは思った。
『は〜い、これが作戦地図。さらっとおさらいね〜』
簡単に作戦が説明されていく。地上本部への襲撃。陽動のガジェットの大量投入。
セインのISを使用しての中枢部への攻撃。
数が揃っていないナンバーズで行うために練られた策である。
皆一度聞いた内容なので、聞き流している。う〜んと唸っているスバルを除いて。
小声でチンクに内容を聞く。
「ねえ……チンク姉。あたしの仕事って――」
「聞いてなかったのか……姉とスバルは敵中枢――魔力炉をセインに連れられて潰すのが仕事だ」
なんだかんだいって優しい姉の言葉に満面の笑みをこぼすスバル。
「そっか……あたしのギムレットの出番だね」
数年前に失った手首の代わりに取り付けられた機械の右腕が、ギュイイン、と一回りした。
ドクタースカリエッティの自信作であるこの義手――機械の身体を持つ戦闘機人に義手という概念があるかは微妙なと

ころだが――は日常の動作から戦闘までなんでもこなせる優れものだ。戦闘時には厚さ数十ミリの装甲板を打ち抜く手

刀となるそれは、貫通力に優れた凶悪極まりない武装だった。
「そういうことだ――スバル、気張りすぎるな」
「わかった、チンク姉!」
元気いっぱいに返事をする。わかってない、とチンクは頭を抱えたくなった。


692 :ゲッターロボ昴:2008/02/26(火) 12:15:18 ID:z6H3ZYoW
 この日、地上本部は二つの勢力から襲撃を受けた。

一つはナンバーズ――戦闘機人率いるガジェットドローンの群れ。

戦闘機人の能力の実証という狂った理由。狂人、ジェイル・スカリエッティの闘争の開始だった。

そして――修羅の道を進む子連れの狂鬼。

闇の王女、黒い悪魔、高町なのはの襲来。

今ここに――饗宴の支度は整った。肴は人外どもの舞踏。闇の王女の奏でる復讐の狂奏曲の始まりだった。


693 :ゲッターロボ昴:2008/02/26(火) 12:16:38 ID:z6H3ZYoW
以上になりマース。ギンガとゲンヤが不憫です。

そして…魔王フラグがたった。

694 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 12:21:33 ID:or3uISiW
GJでした。
次も楽しみにしてます。

695 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 12:27:03 ID:NcK1InU6
GJ!
なんという反転、間違いなく姉妹対決はガチバトル…
だが地上本部が涙目すぎるぞwwww
ちったあ本局にもかまってやって下さい!/(^o^)\

696 :ゲッターロボ昴:2008/02/26(火) 12:38:07 ID:z6H3ZYoW
>>694
次はゲッターのスーパーレジアスタイムです。中年ッオヤジッ!
>>965
いやあ、最高評議会の犬=レジアスという認識ですので。
海は最新鋭艦結構沈められてますし。



697 :スーパーロボット大戦X:2008/02/26(火) 14:00:36 ID:fRsjukXE
シエスタ(昼寝)から起きてみればいつの間にか投下されいたとはGJ!
スバルが敵になって黒いなのはと対決ですか?何にせよ楽しみです。
そして俺は3時半ごろにStrikerS Endless Waltzの第13話を投下すると予告します。

698 :ゲッターロボ昴:2008/02/26(火) 14:30:33 ID:z6H3ZYoW
>>697
黒百合なのはの装甲を貫けるのはスバルだけかな、と。
嗚呼夢が広がる。チンクvsギンガの姉対決とか。
ん?レジアスタイムが進まない・・・


699 :スーパーロボット大戦X:2008/02/26(火) 15:30:05 ID:fRsjukXE
投下いくぜ!

 機動六課のメンバーが戦闘に入ろうとする少し前に聖王病院ではあることが起きていた。

「先生大変です!」
「どうした!?」

 看護婦が医者に急いで駆け込む。

「1週間前にここに運ばれた患者がいなくなってるんです!」

 1週間前に病院に運ばれた人間は一人しかいないので医者はすぐに誰の事か気付く。

「何だって!? 彼女の意識が戻ったのか!? しかし彼女の体はまだ……」

 医者は心配をする。その意識を目覚めた女性はシグナムであるのだから……。



 第13話 明日への道



 スバル、ティアナ、ギンガ、ディエチの戦いに決着がつく少し前の別の場所ではエリオ、キャロ、オットー、ディードがルーテシアとガリュー、
 それにルーテシアの召喚蟲と戦っている。
 しかしルーテシアとその召喚蟲の様子が少しおかしい。何故ならルーテシアとその召喚蟲達はクアットロによる精神操作を受けてしまい、いわば操り人形状態である。
 そのクアットロの非情な行為を見て、オットーとディードはやるせなくなる。

「クアットロ、お姉さま……」
「何てひどいことを……。お嬢様落ち着いてください!」
「ルーちゃん、落ち着いて」
「正気を取り戻して!」
「いやああああああ! 皆殺してえ!」

 ルーテシアは皆の言葉が聞こえてないようで止まる気配が一向にない。
 そこから少し離れた場所ではリインフォースUと融合したヴィータがアギトと融合したゼストと戦っている。

「手前の目的は何だ!?」
「さっきも言ったはずだ。古い友人に会うためだと……」
「んなことを素直に聞くと思うかよ!?」

 ヴィータの気迫は最初に戦った時以上である。やはりシグナムの仇が相手となると自然にそうなるだろう。
 そんなヴィータの様子をゼストは静かに観察する。

(やはり若いな。動きに感情が混ざっている。そんなのでは相手に隙を作るだけだ)

 ゼストがヴィータがグラーフアイゼンを振り下ろすのを回避してヴィータの後ろをとり、自分の槍を振り下ろそうとする。

「しまった!」
「悪いが今は落ちてもらうぞ」

 そして槍は振り下ろされるがそれはヴィータには直撃しない。


700 :スーパーロボット大戦X:2008/02/26(火) 15:30:48 ID:fRsjukXE
 何故ならそれはディードが受け止めたからだ。

「ぬ、お前は……」
「確かディード……。何やってんだ!? 手前!」

 ヴィータがディードを怒るがディードがいつものようにヴィータに告げる。

「これは八神部隊長とヒイロの指示です」
「はやてとヒイロの!?」
「はい、八神部隊長とヒイロはきっとヴィータ副隊長は感情に走った戦いをするだろうとの事でその監視のために近くで戦うようにしていたのですが……」
「はあああああああ!」

 ゼストはツインブレイズを押しながらディードをヴィータと一緒に地面に叩き落す。

「う、うわあああああ!」

 しかし二人はリインフォースUの援護により地面への落下は阻止される。

「では私はオットー達の援護に……」
「待てよ!」

 立ち去ろうとするディードにヴィータは呼び止める。

「監視のためなのに何であたしを助けた!?」
「……」
「答えろ!」
「それは助けたいと思ったからです」
「何だと……」
「私はヒイロから教わりました。命はどんなものでも大事なもの。それは戦闘機人であっても生きているものすべてに言えることです」
「……」
「それでは……」

 ディードは言い終わるとその場を飛び去る。

「ヒイロの奴……」
「ヴィータちゃん……」
「あっと、いけねえ。リイン、あいつは見失ってないよな!」
「はい、まだロストしてません」
「よし飛ばしていくぞ!」
「はいです!」

 ヴィータはぐんぐん飛ばしてゼストを追うがゼストはそれよりも先に地上本部にたどり着き、
 ヴィータはガジェットの妨害もあり少し遅れてようやく地上本部にたどり着く。
 ヴィータがだどり着いた時にはエリオ、キャロ、オットー、ディードは苦戦しながらもルーテシア達に何とか勝利をしてルーテシアを確保する。

「あいつら……」
「ヴィータちゃん、とりあえずこっちも急ぐです」

 ヴィータはリインフォースUに促されてゼストが向かったであろう部屋に行こうとすると通路でアギトが壁を張ってとおせんぼをする。

「ここは通行止めだ! 旦那はただ昔の友人と話がしたいだけだ! ここは通させねえ!」
「手前!」
「待て」

 ヴィータは突然声が聞こえその聞こえた方を向く。

701 :スーパーロボット大戦X:2008/02/26(火) 15:32:06 ID:fRsjukXE
そこにいたのは意識が戻り騎士甲冑を着ているシグナムである。

「シグナム、お前……」
「ああ、1週間ほど眠っていたようだがようやく目が覚めたが烈火の騎士としてはあるまじき行為だな……」
「シグナム!」

 ヴィータは泣きながらシグナムにしがみつく。それはリインフォースUも同じである。

「お前達……」
「本当に、本当に心配したんだからな……」
「心配をかけてすまなかったな……」
「お前達、あたしを無視かよ!」

 アギトは無視されているのかと思い怒鳴るが、怒鳴った瞬間に壁は破壊される。
 シグナムがレヴァンティンで破壊したのだ。アギトのその時あるものを見る。
 それはレヴァンティンから炎が出てきて、それで自分の結界を破ったのだと……。

(あいつの属性はあたしと同じ炎? てことはこいつはあたしの理想のロード……)

 アギトは考える。アギトの属性は炎でシグナムもまた炎。二人の相性は抜群である。
 ユニゾンデバイスは相性が同じものだとその力を最大限に発揮できるがアギトにはそう言った人物がいない。
 しかし目の前にいるシグナムはその理想の人物であるのだ。

「こっちは最初っから話を聞く気だ」

 シグナムはレヴァンティンを鞘に収める。

「ヴィータ、リイン。行くぞ」
「ああ」
「はいです!」
「待て、あたしも行くぞ!」

 シグナム、ヴィータ、リインフォースU、アギトはゼストの行った部屋へと向かう。


 ゼストが向かった部屋では椅子に座り机に手をやっているレジアスとそばで立っているオーリスと女性局員が一人しかいなかった。
 ゼストはレジアスに近づいて写真を二枚渡し、こう告げる。

「お前に聞きたい事は二つある。一つはあの時俺と俺の部下を殺させたのはお前の指示か? そしてお前の信念は今どうなっている?」

 一つの写真にはゼストとレジアスの二人が写っている写真でもう一つはゼストとゼストの部下数人が映っている写真である。
 部下が数人映っている写真の中にはスバルとギンガの母クイントとルーテシア・アルピーノの母メガーヌ・アルピーノの姿もある。
 そしてその言葉を聞いてレジアスはもの思いにふけてその事を思い出す。
 それは8年前の事である。レジアスとゼストは友人同士でゼストはレジアスのためなら命をかけても助ける存在であった。
 そんなある時レジアスは戦闘機人事件の事を追っていたゼストをその任務から外そうとするがゼストはそれを聞かず、
 クイントやメガーヌや他の部下を連れて戦闘機人のプラントに向かったがそこでスカリエッティの戦闘機人やガジェットの襲撃にあいゼストの部隊は全滅。
 ゼストは人造魔導師の実験体として殺された後に甦らされ、メガーヌは人造魔導師の素体としての相性がよかったために瀕死の状態でスカリエッティに連れて行かれ、
 その娘のルーテシアにも適正があると最高評議会が目をつけルーテシアも拉致されてしまう。
 その時、クイントの遺伝子情報も少しだが取っていたがクイントはそのまま放置して管理局に送り返される。
 ちなみにこの時取ったクイントの遺伝子からノーヴェは誕生している。
 この襲撃はレジアスの指示ではなく、スカリエッティの独断である事がすぐにレジアスには伝えられる。
 レジアスはその事をゼストに伝えようとするがするがその時!


702 :スーパーロボット大戦X:2008/02/26(火) 15:33:55 ID:fRsjukXE
「ぬ!」

 レジアスの後ろから突然鉤爪が体を貫くかに見えたが実は貫いてない。

「な、どう言う事!?」

 鉤爪を出したのはその部屋にいた女性局員であり、実はドゥーエの変装であった。
 ドゥーエは戦闘機人事件の事を知るレジアスを抹殺しに潜入していたのだがそれは失敗する。
 何故ならレジアスは背中に鉄製の硬い防具をしているのだから……。

「この!」
「うおおおおおおおおお!」

 ドゥーエが背中がダメなら頭をとると思い鉤爪を上から振り下ろそうとするがそれよりも早くゼストがフルドライブを使いドゥーエを攻撃する。
 ゼストの槍の設定は殺傷設定であったためにドゥーエはその勢いで窓まで吹き飛ばされ、絶命する。

「レジアス、無事か?」
「まあな」
「父さん、でも何でこうなるのがわかったんですか?」

 オーリスがレジアスに聞く。

「あのヒイロ・ユイ、いやウイングゼロのおかげだよ」
『ウイングゼロ?』

 ゼストとオーリスが声を合わせるがウイングゼロが何のためになったのかわからない。レジアスは何故ウイングゼロのおかげかを話す。

「あのウイングゼロにあるシステム、ゼロシステムの事は聞いてるな」
「はい、でもあれは何の機能があるかは……」
「あれでわしは未来を見たのだ。そう今のようにゼストと話している時に背中から突き刺されて死ぬ映像を……」

 そうレジアスはあの時ヒイロと共にウイングガンダムゼロに乗った時にゼロシステムを使って未来が見えていたのだ。
 しかしレジアスはその未来を見てゼストに何も告げずに死ぬのはごめんだと思いその未来を変える対処を誰にも内緒で一人で行っていたのだ。

「これでお前に真実が告げられるな……」
「レジアス……」
「今の音は何だよ!?」

 ゼストがドゥーエを窓に叩きつける際に大きな音が鳴ったのでヴィータ達は急いで部屋へと向かってきて今の部屋の状態を見る。
 そこにはレジアスとオーリスにゼスト、それに窓のそばで死んでいるドゥーエの姿を見る。

「これは一体……」
「俺が殺した……」
「だ、旦那……」
「待て、確かにゼストはあのものを殺したがそれはわしを守るためだ……」

 レジアスが懸命にゼストを庇おうとする。

「レジアス……」
「もういいだろう。ゼストあの時の事を教えよう」

 レジアスは戦闘機人事件の知っている限りの事をその部屋にいる全員に全て話す。


703 :スーパーロボット大戦X:2008/02/26(火) 15:34:35 ID:fRsjukXE
「そうか……、お前の指示ではなかったのか……」
「だがすまないなゼスト、わしのせいで……」
「気にするな、元はといえばお前の忠告を無視した俺達が悪かったんだ。それにお前の信念があの時と変わっていないのならそれでいい」
「わしはこれが終わったら全てを償うよ」
「父さん、私も一緒に……」
「いや、罪を受けるのはわし一人で十分だ」
「んなことより、ゼスト! 勝負しろ!」

 ヴィータはレジアスの事を無視してゼストに勝負を挑む。

「あたしはまだお前に勝ってない! だから勝負しろ!」
「ゼスト、お前……」
「いいだろう、相手をしよう。だがここでは狭い。外に行くぞ」

 ゼストはそう言うと部屋を出て外に突き出る。ヴィータ達もそれを追って外に出る。
 その様子をレジアスはただ見るだけである。

「父さん、よかったのですか?」
「ゼストはもうもたん。少し見ただけでわかった……」

 ゼストは甦った人造魔導師だがもうその命は尽きようとしていることをゼストはわかっているし、レジアスもなんとなくわかっている。


 外に出たゼストとヴィータは対峙する。

「アギト、もうお前とのユニゾンは出来そうにない」
「旦那!」
「だから俺一人で相手をする」
「だったらあたしもユニゾンしねえ。シグナム、リイン、手を出すんじゃねえぞ!」
「ああ、わかっている」
「ヴィータちゃん……」

 アギト、シグナム、リインフォースUが見守る中二人の一騎打ちが始まる。

「はあああああああ!」
「でやあああああああ!」

 ゼストとヴィータは激しい打ち合いとなる。
 ゼストには飛び道具になるものがないのをヴィータはわかっているが、ヴィータはゼストに合わせる形で戦う。

「飛び道具を使ってもいいんだぞ」
「これが完全な一騎打ちでお前に飛び道具がないのらあたしも使わねえ!」
「立派な騎士だな」

704 :スーパーロボット大戦X:2008/02/26(火) 15:35:12 ID:fRsjukXE
 ヴィータが上へと飛び上がり、グラーフアイゼンを振り下ろすとゼストは槍でそれを防ぎヴィータを押し出したり、
 ゼストが突撃をするとヴィータもそれを返さんとばかりにグラーフアイゼンで槍に当ててゼストを打ち上げるように押し出す。
 二人はお互いの隙を見て攻撃が入ることはあっても致命的なものにはならない。
 そんな戦いがかれこれ10分以上も続くがどちらも傷だらけになりもう体力がほとんど残っていない。

「これで最後だ!」
「おう!」

 ゼストはフルドライブを使いヴィータに襲いかかろうとするが、一瞬だけゼストの動きが鈍る。
 ヴィータはその事に気付くがゼストの勢いとヴィータのグラーフアイゼンを振り下ろす勢いが止まらず、
 グラーフアイゼンはゼストの腹を直撃する。
 ゼストは大きく後ろへと吹き飛ばされゆっくりと地面に落ちる。
 ゼストは落ちていく中でこうつぶやく。

「アギト、恐らくお前の隣にいるシグナムとか言う女はお前の理想のロードだろう。共に道を歩め」
「旦那!」

 ゼストの声がアギトに届いていてアギトが泣きながらゼストに声をかけるがもはやゼストの耳には届いていない。

「レジアス、先に逝ってるぞ……」

 レジアスはそう言い終わるのと同時に地面に落下し体が地面へと着く。
 ゼストは完全な最期を迎えるのであるが、ヴィータは納得しようとしなかった。

「くそーーーー! 勝ち逃げかよ!」

 ヴィータは泣きながらそう叫ぶとすぐにゼストの方に向かいゼストの体を起こし揺さぶる。

「起きろ! あたしはあんな決着望んでねえ!」
「ヴィータちゃん……」
「おい、起きろ!」
「ヴィータ、もうよせ」
「うるせえ!」

 ヴィータがシグナムを突き放そうとするがシグナムはヴィータを殴る。

「シグナム……」
「ゼスト殿は勝ち逃げをしたんじゃない。あれは全力でお前を倒しにかかったんだ。お前だってそれくらいはわかっているだろう」
「でもよ……」
「ただ運が悪かっただけだ。勝負には時の運がつくときもある。それで理解しろ」

 シグナムの言うとおりなのだがそれでもヴィータの心の中では納得したがかった。

「くそーーーーーーーーーーーーーー!!」

 ヴィータは大声で泣き叫ぶ。その声はどこまでも響く声だったそうだ。

705 :スーパーロボット大戦X:2008/02/26(火) 15:36:35 ID:fRsjukXE
投下完了。
少しばかりWキャラのセリフを混ぜました。後悔はしてません。
次回はヒイロの出番がありますよ。

706 :ゲッターロボ昴:2008/02/26(火) 15:41:46 ID:z6H3ZYoW
レジアス生き残った――ッ?!
びっくりです。GJ!
さて男前タイムでも書いてくるか・・・

707 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 16:05:01 ID:kEL5KX0y
ドゥーエ死んだw
俺涙目ww

708 :反目のスバル ◆9L.gxDzakI :2008/02/26(火) 16:23:57 ID:I3qP0zuB
職人の皆様GJ!

さてと、どうやら今はぷりちーなスバルを書くことがトレンドになっているようですが、
そ の 流 行 に 反 逆 す る(ぇ
というわけで、少しばかり欝の入った単発ネタを投下してもよろしいでしょうか?

709 :ゲッターロボ昴:2008/02/26(火) 16:32:10 ID:z6H3ZYoW
ふふふ、来るがいいさ!我ら欝展開十傑衆に不可能はない!
ナンバーズスバル、みんな読んでね(再度宣伝)

710 :反目のスバル ◆9L.gxDzakI :2008/02/26(火) 16:32:38 ID:I3qP0zuB
あのシーンをガンダムOO風にしてみた

聖王教会附属病院。
先の地上本部及び機動六課襲撃事件において、六課は多数の負傷者を出していた。
そして、それらはこの病院に収容されており、それぞれに治療を受けている。
1人、廊下を歩く少女の姿があった。
オレンジ色のツインテールはティアナ・ランスター。
何やら包みのようなものを抱え、はやる気持ちを抑えながら、早足で廊下を進む。
そしてとある病室の前で、立ち止まり、
「スバル」
扉を開けた。
そこは新人フォワードのうち、怪我のひどかった2人の部屋。
片方――エリオ・モンディアルの姿はない。恐らく、院内をうろついているのだろう。
そして今はもう片方――スバル・ナカジマだけが、病院着を着て、ベッドに座っている。
どこかぼうっとした様子で窓の外を見つめていたが、ティアナの声を聞くと、そちらの方を向いた。
「ティア…」
綺麗なグリーンの瞳が、少女の姿を見据える。
まだまだ絆創膏やらガーゼやらが見えるが、どうやら順調に回復してきているらしい。
ティアナは一息つきながら、安堵の表情を浮かべた。
元々そうなのだ。このいまいち能天気で頼りない相棒も、頑丈さだけは誰にも負けない。
戦闘機人という特殊な身体を持っているのもあるのだろうが、それ以上に、スバルは訓練を欠かさなかった。
もう何年も隣で見てきたのだから、それぐらいは分かる。
そして、今彼女が考えているであろうことも。
「はい、これ」
歩み寄ると、抱えていた包みを開く。
「あ…」
スバルの口から声が漏れた。
そこにあったのは、ぴかぴかに磨かれたデバイス――リボルバーナックル。
怒りに身を任せて独走した彼女が、メチャクチャに壊してしまったものだ。
母の形見であり、自らの半身のような存在であったにもかかわらず。
ということは、ティアナがわざわざ自分のためにメンテナンスをしてくれていたということか。
当のティアナは、ベッドのすぐ傍にあった椅子へと腰掛ける。
「どうせ、ギンガさんのことで悩んでるんでしょ?」
そして、問いかけた。
襲撃してきたナンバーズによって蹂躙され、囚われた姉を助けられなかったことを悔やんでいるのではないか、と。
「なにもまだ殺されてるって決まったわけじゃないわ。助けるチャンスはある」
だからこそティアナは、こうしてリボルバーナックルを蘇らせた。
「ギンガさんのことはあたしだって悔しい…でも、これからは六課が対スカリエッティ任務のために動くから…」
チームで救出に向かえる、と。
「誰だって悔しいのよ。大事なものを守れなかったことは…」
ティアナの手が固く握られる。
「だから、今度は絶対に失敗しない。必ず守るし、奪われたものは奪い――」
「――ごめんね、ティア」
スバルの言葉が、ティアナの言葉を遮った。

711 :スーパーロボット大戦X:2008/02/26(火) 16:32:47 ID:fRsjukXE
OK!支援しようか。
>>707
ごめんなさい。レジアスを生き延びさせるにはこれしかなかったんです…。

712 :反目のスバル ◆9L.gxDzakI :2008/02/26(火) 16:33:58 ID:I3qP0zuB
「スバル…?」
突然発せられた、わけの分からない言葉。
ティアナは自分が語っていたことの続きも忘れ、怪訝そうな表情を浮かべる。
「…ありがとう、ティア…でも、でもね…」
スバルの視線はリボルバーナックルに向けられていた。
自分のために、わざわざ事後処理の合間を縫って修理してくれた、漆黒のデバイス。
「ティアの心遣いが嬉しいのに…このナックルも、とってもキレイなのに…」
いつしか、スバルの声が震えていた。
すっ、とシーツの動く音がする。今まで隠れていた彼女の右腕が、外へと出された。
そこにあったものは――
「もう…嵌められないの」
何もなかった。
「…!」
ティアナの目が見開かれた。
右腕の手首当たりは、包帯でぐるぐると巻かれている。
他の部分も順調に回復してきている。それこそ、内線がむき出しになっていた左の二の腕でさえも。
だがこれは一体どういうことだ。
どうして右手だけが未だに治っていない。
どうして右の掌が――手首の先からすっぱりとなくなっているのだ。
「嵌められないよ…ッ!」
うつむくスバルの声が掠れる。
シーツで顔面を覆い、そのまま彼女は堰を切ったように泣き始めた。
病院着の少女の嗚咽が、2人だけの病室に響き渡る。
「スバ――」
声をかけようとしたティアナの肩に触れるものがあった。
そこに立っていたのは――ヴォルケンリッターの1人、シャマル。

「スバルの右手が治らないって、どういうことですかっ!?」
室外の廊下。
ティアナが大声を張り上げて、シャマルを糾弾する。
「治らないってわけじゃないの。でも…あの時、スバルは敵の攻撃を受けていたわよね?」
スバルがナンバーズの1人・チンクから受けた爆撃。
あの場はチンクにとっては、何としても彼女を退けなければならない状況だった。
最悪、スバルを殺してでも。
恐らく殺傷設定で放たれた攻撃の中に、彼女の身体に悪影響を及ぼすような物質が混入されていたのだろう。
医療スタッフはそう結論付けていた。
「そんな…!」
ティアナの顔が絶望に染まる。
「彼女達戦闘機人の治療法も、ある程度は把握できてる。でも、所詮はスカリエッティの技術を借りたもの…」
そんな自分達の未熟な技術では。
一拍の間を置いて、シャマルは沈痛な面持ちで、その先を続けた。
「完治には…最悪10年単位の時間がかかるかもしれない」

713 :スーパーロボット大戦X:2008/02/26(火) 16:34:38 ID:fRsjukXE
声優ネタか!支援

714 :反目のスバル ◆9L.gxDzakI :2008/02/26(火) 16:35:03 ID:I3qP0zuB
シャマルの告白を聞いてから、数日後。
この日もティアナはスバルの病室に通い、花瓶の花を取り替えていた。
エリオのネームプレートはもうこの部屋にはない。怪我を治し、前線へと復帰したのだ。
かつてなのは達も利用した次元航行艦・アースラ。
新たな隊舎となったこの老朽艦に乗艦し、今も決戦に備え、訓練を重ねているのだという。
にもかかわらず健康なティアナがここにいるのは、ひとえにスバルを見舞うためだった。
連れさらわれた姉を助けに行きたい。そして全てが終わったら、今度は災害に苦しむ人々を助けたい。
しかし、この腕はもう魔法を使えない。
彼女が望むことは、何1つ叶わなくなった。
明朗快活な性格が嘘のように、毎日を魂が抜けたかのようにして過ごすスバルのことを、ティアナは放ってはおけなかった。
「ティア」
スバルの声がかけられる。
こうして名前を呼ばれることも、この数日のうちに、数えるほどの回数しかなくなっていた。
以前はどこに行くにも笑顔でまとわりついていたというのに。
「アースラに帰って」
しかし、久々に告げられた言葉らしい言葉は、そんな内容だった。
「えっ…?」
思わず、声が漏れる。
いきなりそんなことを言われては、まともな対応などできはしない。
「六課を休んじゃ駄目だよ。一緒にいてくれるのは嬉しいけど…でも、いつまでもいたらいけないよ」
もっともらしいことだ。
本来ティアナにとっては、そちらの方が大切なことのはずだった。
しかし、理屈でそうは分かっていても、彼女の感情がそれを許さない。
「でも…!」
「ティアの夢は執務官になることでしょ? あたしのせいでティアの夢が叶わないのは、いや」
この絶望と悲しみの中、1人でいることはとてもつらいことだろう。
ぱっと見では分からないだろうが、これでもティアナがいてくれたことで、どれだけ救われたことか。
それでも、ここにいては、執務官試験に向けた勉強が疎かになってしまう。
自分のために彼女の夢が遠のいてしまうのは、もっとつらい。
スバルはそういう人間だった。
「…ね、あたしの夢を、ティアに託してもいい?」
うってかわって、明るい声が響く。
窓の外を――青いミッドチルダの空を見つめて、スバルはつとめて元気に尋ねた。
「夢を叶えて。それがあたしの夢なの」
特別救助隊に入るのが夢だった。
災害や争いごと。そんなどうしようもない状況になった時、苦しくて、悲しくて、「助けて」って泣いてる人を助けること。
自分の力で、安全な場所まで一直線に送り届けられる人になりたかった。
ティアナの夢は執務官。捜査の現場を取り仕切る役職で、これもたくさんの人を助けられる仕事だ。
行き着くところは、どちらも同じ。
「だからあたしの夢を叶えて、ティア」
窓外をじっと見つめていたスバルの視線が、ティアナに向けられる。
「約束だよ」
スバルは最後に明るい笑顔を浮かべて、ティアナを送り出した。

715 :ゲッターロボ昴:2008/02/26(火) 16:35:07 ID:z6H3ZYoW
支援!

716 :反目のスバル ◆9L.gxDzakI :2008/02/26(火) 16:36:10 ID:I3qP0zuB
教会附属病院の入り口。
結局ティアナは、スバルの病室を後にし、病院の外へと出ていた。
名残惜しげに建物を見上げる。
病室の窓辺には、ベッドから立ったスバルの姿。緑の瞳が笑って見送る。
もう、スバルは戻れない。
ティアナと同じ時間を同じ場所で共有することは、もう叶わない。
昔のように一緒に訓練することも、現場で肩を並べて戦うことも、できはしない。
一緒にゲームセンターで遊んだり、帰りにアイスクリームを買ってベンチで食べることさえ、以前のようにできるか分からない。
ティアナの記憶は逆行する。
燃え盛る地上本部で、ナンバーズと戦ったあの時。
ギンガとの心底楽しそうな模擬戦を見上げたあの時。
不安げな彼女にデコピンを食らわせたあの時。
久々の休暇で、一緒に街を回ったあの時。
なのはに隠れて、こっそり早朝自主練をしたあの時。
機動六課入りの話を持ちかけられたあの時。
一緒に昇級試験を受け、ドタバタのうちに終了したあの時。
自分が彼女を呼び捨てで、彼女が自分を愛称で呼ぶようになったあの時。
彼女、ギンガ、自分の3人で出掛けたあの時。
そして――
――スバル・ナカジマ。12歳です。
初めて出会った、あの時。
それから、現実の今へ。
これから先は、きっとしばらく、あんな風にいられることはないだろう。
涙が零れそうになって、ティアナはその場を後にした。
スバルはそれを姿が見えなくなるまで、変わらず笑顔で見送って、
「…ぅ…」
どうしようもなく悲しくなって、泣いた。

クラナガン市内、リニア駅。
荷物一式を持ち、病院近くのホテルをチェックアウトして戻ってきたティアナは、
未だ暗い面持ちで、プラットホームのベンチに腰かけていた。
無理もない。
自分は本当に、スバルを1人にしておいてよかったのだろうか?
散々に打ちのめされた彼女を、あのままにしておいてよかったのだろうか?
そんな疑問――否、後悔ばかりが渦を巻く。
うつむくティアナは、そのまま立ち上がることさえないようにも見えた。
と、その時、端末の呼び出し音が鳴り響く。オンにしてみると、メールの着信が示されていた。
送り主は――
「!」
――スバル・ナカジマ。
すぐさま端末を操作し、受信メールを表示する。
それは紛れもなくスバルのものだ。
利き手ではない左手で一生懸命打ち込んだであろう、あの相棒のメールだ。
――駄目だよ〜ティア? ちゃんと訓練行かなきゃ。
そんな無邪気な声が聞こえてくるようだった。
そうだ。もうスバル自身は、行きたくても訓練には行けない身体なのだ。
それなのに行けるティアナが行かないのは、さすがに勿体ないと感じているのだろう。
ティアナはそのまま、メールの文章を読み進めていく。
そしていつしか文末が見えてきて。
そして。
そこで手が止まった。

――空で待ってて。すぐに追いつくから。

「…スバル…ッ!」
肩が震える。指先が震える。頬を熱い雫が伝っていた。
人一倍プライドの高いティアナ・ランスターは、その時その場所で、みっともなく泣き叫んだ。

717 :反目のスバル ◆9L.gxDzakI :2008/02/26(火) 16:37:18 ID:I3qP0zuB
病院送りになったスバルをルイス風にしてみた。
…OO本放送中に脳内でそれを実行して、あまりに悲しくなって、泣いた。

というわけで投下終了。ウロススレで以前触れたアレです。
最近の流れでは珍しく、ここまでの段階では微塵も報われないスバルでした。

近所のブックオフに置いてあった漫画版StS1巻が誰かに買われてた!
スバティアの初めての出会いのシーンが確認できない!(ぇ

718 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 16:39:08 ID:y6YUutXZ
OO見るの3話で止めたけどそんな展開になってたのか…
乙でした

719 :スーパーロボット大戦X:2008/02/26(火) 16:39:53 ID:fRsjukXE
>>717
GJと言えるが鬱になるな。
しかしスバル安心しろ。片手が残っていればどうにでもなるはずだ!と思う俺は楽天的か?
>近所のブックオフに置いてあった漫画版StS1巻が誰かに買われてた!
そういう場合は発売日当日にブックカバーもつけてくれる大きい本屋まで行って買いに行きましょう。

720 :ゲッターロボ昴:2008/02/26(火) 16:40:58 ID:z6H3ZYoW
>>717
GJ!
腕がもげるのは自分も書きましたが――書き手によって大分変わりますなー。

あと大丈夫さブラザー。
捏造すればいいアルよ。中国的に。

721 :スーパーロボット大戦X:2008/02/26(火) 16:43:50 ID:fRsjukXE
腕をぶった切られるなら俺も書いた事あるけどまさに書き手によって変わりますね。
恐らく俺のは反目さんと比べるとダメでしょうな…。
>>720
捏造はいかんでしょう!www中国的ならなおさら…。www

722 :リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー:2008/02/26(火) 16:52:33 ID:5FJIpFq2
う…欝だ…GJ

そういや00本編でサジはどうなるんだろ?
パイロットフラグは立ちまくってるけど…

しかしガンダムか…最近プラモかって無いけどPGゼロカスもう一つ欲しいな…(昔買って製作時に誤って電飾切っちゃったのが心残りなんで)
でも三月にはSICブレイドの再販とワイルドカリス…ああ!お金が足りない!

723 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 17:08:11 ID:1EGAFA90
>スパロボX殿
ちょいと亀レスだが、五飛ヴィータGJ。
微妙に違うのは、ゼストが手加減したのではなく発作だったってトコか。

レジアスの防御策って何かで見た気がすると思ったけど、某懐かしタイムトラベル映画ですた。
「なかなか面白い話じゃないか、未来少年」

724 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 17:56:37 ID:I9GsPFP7
>>717
辛いエピソードでしたがGJ!!
戦闘機人の技術があれば治るかと脳内で捏造してたが、それも駄目になるとは思わなかった…
やはりヤツらは『万死に値する!!!』

725 :キャロとバクラの人 ◆2kYxpqWJ8k :2008/02/26(火) 18:21:32 ID:Ob6bW0qH
捏造と妄想とキャロで私のお話は出来ていますw
だから大丈夫です(なにが!?

結論を言うと……
チンク姉とスバルはヤバイ。色々とヤバイ。生命的にも萌え数値的にもw

726 :ゲッターロボ昴:2008/02/26(火) 18:28:20 ID:z6H3ZYoW
>>725
ありがとう、ありがとう・・・ううう昼の投下でちょっと不安だったんだ。
あの二人絶対仲いいよね、うん。

ちなみに今レジアスがはやての出番を食って大活躍中!

727 :リリカルデジモン ◆etxgK549B2 :2008/02/26(火) 18:41:32 ID:fZcxbSgd
投下予約!午後8時少し前に投下開始したいのですが、他に予約者いらっしゃいますか?

728 :リリカルデジモン ◆etxgK549B2 :2008/02/26(火) 18:51:05 ID:fZcxbSgd
あ、言い忘れてました。
職人さん方GJです!

>>717
まさに、あのシーンですね。
ルイスの悲痛さが、スバルでも……って中の人同じだった(;・Д・)
反目氏にはR2でのクロスを期待しつつ、カズマと劉鳳の中の人が出演する事に期待している(ぉ

729 :リリカル×アセリア ◆UcPt.BPOZc :2008/02/26(火) 19:08:13 ID:UjUxkwjU
ひっそりこっそりこんばんは&おひさしぶりですなリリカル×アセリアです。
続き書いてる途中に某作品とのクロスが突発的に書きたくなったので、書いてみました。
今、投下してもいいですかね?

730 :ゲッターロボ昴:2008/02/26(火) 19:09:59 ID:z6H3ZYoW
今なら多分OKです。

731 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 19:16:15 ID:z4lOYLCT
>>729
ちなみに何の作品とのクロスですか??

732 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 19:16:52 ID:muYHH4JG
>>727
いないと思いまっせ。

733 :リリカル×アセリア ◆UcPt.BPOZc :2008/02/26(火) 19:17:20 ID:UjUxkwjU
では短いですが、投下。


 それは遠い過去のお話。
 まだ自分が幼い頃。 家でただ1人、家族の事を待っていた頃のお話。
 当時、家に1人で待っているのが怖かった。 父も母も兄も姉もいない家でただ待つのが怖かったのだ。
 なので近くの公園で時間を潰すようになったのはその頃からである。
 だけど友達はいなかったからポツンと1人で公園にいる事しか出来なかったのだ。
 だからか、そんな私を見て声をかけてくれた人がいた。

「ん、どうしたの?」
「えっ?」

 そこに居たのは夕焼けの光を浴びて、輝く銀色の髪を持った女の人。 それに何処か優しそうな表情をした男の人だった。
 これがきっかけ。 ただ1人ぼっちだった私が始めて家族以外に繋がりが出来たのは。
 その日から、たった1人だった私に遊び友達が出来たのだ。 2人とも年上だったけどとても嬉しくてあまり気にはならなかった。
 毎日は無理だったけど、2人は学校が終わると頻繁に私がいた公園にやってきてくれるようになった。
 とても嬉しかった。 1人ぼっちじゃなくなった事がとても嬉しかった。
 それから少しして、私は2人をお母さん達の喫茶店に招待したりして家族と交流するようになった。
 たとえばお姉さんのほうは教会の神父さんの娘さんだったり、お兄さんのほうは神社の1人息子だったりと色々2人の事が分かってきて嬉しかった。
 そんな付き合いは長く続いた。
 2人は高校受験で忙しくなった時でも週に1回は会いにきてくれた。 私はいいって言ったんだけど、2人は『自分達がしたいから来てるんだ』なんて言ってくれて。
 だからそんな2人に感謝して、楽しくて嬉しい日々を送ってきた。
 2人が高校に進学すると同時に、私もまた小学校に入学した。 それでも2人との付き合いはなんら変わる事はなかった。
 ただ私に小学校で2人の親友と呼べる友達が出来て、2人共交流が出来た事があったけど、私達の付き合いは何ら変わらなかった。
 そうだ。 こんな幸せな日々がずっと続くんだと思ってたんだ。
 何時か2人は自分の道を歩き出して、私とは違う場所に行っちゃうんだと思ってたけど、会おうと思えば会えるんだと思ってた。 ……思ってたんだ。 思っていたかったんだ。



 ○―――○



「……酷い雨……」

 梅雨があけ、夏の日差しが強くなってきたから今日は大丈夫かなと思ったけど、今日は朝から酷い雨だった。
 本当なら今日は管理局の仕事もないし、友達のみんなもそれぞれ用事があるから家でゴロゴロするのも悪くないと思うんだけど、今日は大事な日だから。
 毎年、家族と一緒に出発する時間じゃなくて思いっきり早い時間に出る。
 この時間じゃないと多分、あの人には会えないと思ってたから。 ううん、実は随分前からこの時間じゃないと会えない事は知っていた。
 だけどどうしても会おうと思う勇気がなかったんだ。 でも今年は会おう。 あの日の出会いから色々体験した想いを胸に秘めて、勇気の一歩を踏み出そうと思う。
 だから、今日は1人で朝早い時間に出発する。
 傘を差して、少し急ぎ足であの場所に向かう。
 大切な人が眠るお墓へと。



 ○―――○




734 :リリカル×アセリア ◆UcPt.BPOZc :2008/02/26(火) 19:21:15 ID:UjUxkwjU
「一緒に出かけない?」

 そんなお誘いを受けたのは、小学校に入ってからの初めての夏休みが始まってすぐだった。
 私はすぐに頷いた。 きっとみんなで行けば楽しいだろうな、と思って。
 だからまずは私とお姉さんとお兄さんの3人で、計画を立てる事にした。 ただお父さんとお母さんにはちゃんと趣旨を話して許可をもらったけど。
 何処で泊まるとか、何処で遊ぶとか。 3人揃って、頭を捻って知恵を色々出す事にした。
 私やお姉さんが突拍子もない意見を出すと、お兄さんがちゃんと現実的な方に修整してくれる。 そんなチームワークを見せながら、夏の旅行の計画を立てていった。
 数日後に計画も出来て、お父さんとお母さんに承認の許可をもらって、みんなも準備も万端だった。
 ただその旅行の前に、3人で遊びにいけないかと私が頼んだのだ。 1日だけでいいから、3人で遊びに行きたかったのだ。
 そんな私に2人は快く頷いてくれて、少し離れた海水浴場に遊びにいく事になった。
 そうこれが、私にとって1つの分かれ道になるなんて思ってもいなかったのだ。



 ○―――○



「あっ……」

 いた。 雨の中、傘もささないで1つのお墓を見ている1人の男性。
 私の最後に頃と、顔立ちは数年前に会った時とそんなに変わってないなぁと思った。 多分、童顔なんだろう。 確か今は22歳ぐらいの筈なんだけど、これじゃあ高校生とかに思われちゃうかもしれないなぁ。
 私は変わったかな? 髪型とかは変えたんだけど。
 そんな事を思っていると、あちらも私の事に気づいたのかこっちを凝視していた。
 本当に久しぶりだった。 あの日のお葬式の日からただ一度も会う事が出来なかったから、だいたい7年ぶりぐらいかな。
 私の事は覚えてるかな? 私は忘れる事なんて出来なかったけど。
 近づいていくと、にっこりと笑って声をかけてくれた。

「久しぶりだね」
「うん……」



 ○―――○




735 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 19:22:24 ID:z6H3ZYoW
支援

736 :リリカル×アセリア ◆UcPt.BPOZc :2008/02/26(火) 19:23:02 ID:UjUxkwjU
 海で遊んできた帰りのバスが、突然揺れると同時に何かに叩きつけられるただ不快な音と、同時に全身が酷く痛くなっているのを感じた。
 なんとか体が痛いのを我慢して、目を開けるとそこに映ったのは赤だった。
 赤で朱で紅。
 それが目の前にいる人から流れ出るものだなんて、すぐには理解出来なかった。
 ただ私の全身は真っ赤に濡れていた。 痛みは感じるけど、怪我はしていなかったのだ。 そして何よりも暖かかった。 誰かに抱きしめられているみたいだ。
 いや、抱きしめられているのだ。 私をかばうように抱きしめている2人を見て
 だから、理解した。 この赤は私を守ってくれた2人のものなんだって。 事故にあった瞬間、2人は私を抱きしめて庇ってくれたのだ。
 それを理解した時、私の中で色々なモノが壊れてしまった。
 それからは酷いものだった事は覚えてる。
 大好きだったお姉さんは死んでしまい。 お兄さんもまたこの町から去ってしまった。
 私もまた、それから随分酷かった。 今、こうしていられるのは家族や親友達のおかげだろう。



 ○―――○



 だから、今日こそ会うと決めた。
 ちゃんと過去に向き合う為に。

「本当に久しぶりだね、恭司お兄ちゃん」
「うん。 久しぶり、なのは」

 高村恭司と高町なのは。
 過去に大切な者を失った者同士であり、この1年後にどうしようも報われる事のない運命に巻き込まれる者同士の再会であった。

737 :リリカル×アセリア ◆UcPt.BPOZc :2008/02/26(火) 19:26:39 ID:UjUxkwjU
以上で投下終了。
突発的に舞−HiME 運命の系統樹 修羅をやりたくなってプレイしてたら、書きたくなったので。
一応連載物の予定。 まぁ、まずはアセリアを終わらせてからだ。

738 :ゲッターロボ昴:2008/02/26(火) 19:30:11 ID:z6H3ZYoW
GJ!!
欝展開注意報発令?!いや、面白かったです。

9時から予約していいですか?親父尽くしです。

739 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 19:31:32 ID:CCtCL9g+
GJ
しかしキャラがわからん
おかしいな舞−HiME 運命の系統樹 修羅はやったことあるんだが・・・

740 :ゲッターロボ昴:2008/02/26(火) 19:41:32 ID:z6H3ZYoW
あ、訂正。8時30分くらいからで。

741 :リリカルデジモン ◆etxgK549B2 :2008/02/26(火) 19:45:46 ID:fZcxbSgd
それでは、投下開始します。
「今の私は阿修羅さへ凌駕する存在だ!」

742 :デジモンマジシャンガールBBパート ◆etxgK549B2 :2008/02/26(火) 19:46:47 ID:fZcxbSgd
PHASE 08

 連続出撃で疲労が溜まっていく陸士部隊と航空武装隊。
 戦力不足のため捜査官である八神はやて二等陸佐と、彼女を守るベルカの騎士達も投入される始末だ。
 聖王教会からもヴィヴィオ護衛にシャッハ・ヌエラも合流するなど、異常な事態へと変化していた。
 ミッドチルダでの異常事態を提督クラスの人物達に報告するはやて。

「現在ミッドチルダ全土でデジタルモンスターの出現が報告されています。実際に破壊工作をするものも出現し現在対応に終われているのが現状です」
『聖王教会からも戦力を送る事を議会で承認するように働きかけていますが、もう少し時間が掛かると思われます』
『海の方も、何とか担当中の事件が終わったところだ。至急こちらからも増援を送る予定だ』
「ありがとうございます。研究チームから嫌な情報が伝わってきていて、戦力が欲しいところやったんです」

 カリムとクロノから増援の施しを貰えそうで少しは気が楽になったはやてだったが、まだまだ不湾要素は多くある。
 マリーたち研究スタッフからの情報では、徐々にミッドチルダとデジタルワールドの均衡が崩れ始めているとの事だ。
 デジモンが大量に出現しているのは、その影響もあるとの事だ。
 人為的に送られている事も考査に入れて考えているも、これほど大掛かりな事をして何の得になるのか見当もつかない。
 現在の戦力は、ミッドチルダ勤務の陸士部隊と航空武装隊だ。
 陸士部隊の実力は大体BランクからAAランクが精々だ。
 航空武装隊はAランクからAAAランクが平均である。
 そんな戦力でも、デジモンの中でも強力な完全体レベルを相手には怪我人が出る一方だ。
 何か解決策が無いかと思うが、現在ある情報だけでは原因を突き止められない。
 クロノとカリムとの会談を済ませ、対策本部へ戻る途中、緊急通信が入った。

『はやて隊長!至急戻ってきてください!!緊急事態です!!』

 マリーの慌てようから、悪い予感がひしひしと沸いてくる。
 はやては急ぎ、対策本部へと戻るのであった。


743 :デジモンマジシャンガールBBパート ◆etxgK549B2 :2008/02/26(火) 19:48:40 ID:fZcxbSgd
PHASE 09

 突如ミッドチルダ上空に広がるワイヤーフレームで出来た空間。
 そこから多数の堕天使型デジモンの群れが都市や町へ舞い降りてくる。
 2m以上あるある体格をした堕天使型デジモン"デビモン"は、邪竜型デジモンであるデビドラモンを2匹連れ街の破壊を開始した。
 多数の堕天使たちは、邪竜を引きつれ破壊工作を続ける。
 突如の襲来だったため、一般市民に怪我人が多く出ている。
 奇跡的に死者が出ていない事だけが救いだ。
 警戒のために街の見回りを行っていた陸士部隊の隊員らは、本部に連絡を入れながらデジモンの撃退に動いていた。
 陸士たちは杖を構えデビモンたちへ砲撃魔法を撃ち込んでいく。

「手を休めるな!撃って撃って撃ちまくれ!」

 一等陸士による覇気のある掛け声に支えられながら砲撃を撃ち続けるも、砲撃によって生まれた煙の中からデビドラモンが飛び出してくる。
 街灯よりも大きい身長を持つ邪竜は、両手の鋭いカギ爪で相手を切り刻む技クリムゾンネイルを陸士達へと浴びせる。
 バリアジャケットを装着していたが、その鋭い一撃で腹部から純血が飛び散る。
 仲間が半殺し状態にされ、恐怖のあまり使えもしない上級の魔法を撃とうとする一等陸士。
 しかし、撃つ前にデビモンによるレザーウイングという光線を受け気絶する。
 陸士部隊の隊員4名が、モノの数分で撃退される程、強襲してきたデジモンの能力は高いものだ。
 気絶したままの陸士を踏みつけながらデビモンは、自分達の首領が来られるのを待ち焦がれる。


744 :デジモンマジシャンガールBBパート ◆etxgK549B2 :2008/02/26(火) 19:50:36 ID:fZcxbSgd
PHASE 10

 息を切らしながら街中を走るヴィヴィオ。
 ドルモンを探すため自分の足で行ける場所へ出向いていた。
 そこにデジモンによる襲撃を受け、急ぎ家へ帰宅しようとしている。

「ぐす、ドルモン……どこにいるの」

 涙を堪えながらも走る途中、頭上を大きな影が通り過ぎる。

「くくく、人間の子供がこんな所に居たぁ」
 
 ヴィヴィオの進行上に降り立ったのは、全身が骨状態となった悪魔のようなデジモンだ。
 その恐怖を感じる格好に、怖がりながらも腕に装備しているデジヴァイスを向ける。

≪スカルサタモン:完全体・アンデッド型・ウイルス種・天使が暗黒の力に染まり生まれたデジモン。必殺技:『ネイルボーン』
杖の先から暗黒パワーを凝縮させた、光を放つ技。デジモンのデータに異常を発生させ、全てを破壊する≫

「完全体……」
「ほぉ、デジヴァイスを持つ子供だったとは……こいつはラッキーだぁ〜デーモン様の下へ献上すれば、更なる進化が出来るぜ」

 手を伸ばしてくるスカルサタモンから背を向けて逃げ出すヴィヴィオだったが、空を飛べる相手には無意味に近い行為だった。
 直ぐに先回りされ、尻餅を着いてしまうヴィヴィオ。
 ママへ連絡をしようと携帯を取り出すも、スカルサタモンに奪われてしまう。

「通信端末かぁ〜仲間を呼ぼうたって、そうは問屋が卸さないってな」

 携帯がいとも簡単に握りつぶされてしまい、なのはママたちに助けを呼ぶ事ができなくなった。
 じりじりと手を伸ばしてくる悪魔にヴィヴィオは、己が持つ力を解放する。

「いやぁぁぁ!!」
「なに!?」

 両手を突き出し、そこからピンク色の魔力が集中し砲撃の如く撃ちだされる。
 相手は不意な一撃に後頭部をコンクリートの道路へと叩きつける形で倒れる。
 息を切らせながらヴィヴィオは、スカルサタモンの側から離れようと駆け出すも横を何かが通り地面を砕いた。
 後ろを振り向くとスカルサタモンが立ち上がり右手に持っていた杖が無くなっている。
 前を再び見ると、巨大な杖がコンクリートの地面を砕いて突き刺さっている。

「洒落た事するんじゃねぇか。でもよぉ、そんな攻撃じゃオレ様は倒せねぇ……な!」

 スカルサタモンが左腕を横に振った衝撃でヴィヴィオは、地面に叩きつけられ転がる。


745 :仮面ライダーリリカル電王sts:2008/02/26(火) 19:52:20 ID:bnIIOVLM
支援!

746 :デジモンマジシャンガールBBパート ◆etxgK549B2 :2008/02/26(火) 19:52:37 ID:fZcxbSgd
「少しは痛い目にあわせないと、腹の虫が収まらねぇ。死なない程度に痛めつけてやるぜぇ」
「……けない」
「あぁん?何か言ったか?」
「……負けない」
「ん?何か理解し難い事を言ってくれちゃってるみたいだけど、もう一回言ってくれないかな?」
「あなたになんかに負けない!」
「この餓鬼!」

 怒ったスカルサタモンは大きな両手でヴィヴィオを締め上げようと迫る。
 その行動に強い意思で立ち向かうヴィヴィオ。
 その時、スカルサタモンの顔面に巨大な鉄球が直撃し吹き飛ばす。

「この鉄球は……あぁ」

 ヴィヴィオが見つめた先には、以前のドルモンより大きくなり翼を生やし飛ぶ、公園で別れたパートナーが居たのだ。

「ヴィヴィオ、無事!?」
「ドルモン……見ないうちに大きくなったね」
「うん。今はドルガモン……成熟期に進化したんだ」

 ドルモンが進化していたのには驚いたが、再び出会えた事に喜ぶあまり涙が流れるヴィヴィオ。
 そんなテイマーの横へ降り立つドルガモンは、下でヴィヴィオの涙を拭ってあげる。

「くすぐったいよ、ドルガモン」
「ヴィヴィオが泣いてたから……それから、ごめんなさい。飛び出して行っちゃって」
「うんうん、私こそ、ごめんなさい。ドルガモンの事を拒絶しちゃって、本当にごめんなさい」

 ドルガモンに抱きつき頭を撫でてあげるヴィヴィオの行為に嬉しく思うドルガモンだったが、起き上がってくる敵を見て戦闘態勢を取る。

「ヴィヴィオ、下がっていて。こいつは僕が倒す」
「けけけ、成熟期が完全体のオレ様に勝てるわけネェだろう!!」

 ドルガモンとスカルサタモンの戦闘が開始された。
 先に仕掛けたのはドルガモンだ。

「パワーメタル!」

 口から大型の鉄球を吐き出し、スカルサタモンへ撃つ。

「そんなもん効くかよ!」

 両手で持った杖で鉄球を弾く。
 すかさずドルガモンへ接近したスカルサタモンは、必殺技を叩き込む。

「ネイルボーン!」
「ぐはっ!?」

 スカルサタモンの必殺技を受け吹き飛ばされるドルガモン。
 完全体のパワーとスピードに成熟期のドルガモンは危機に追いやられていく。
 苦戦するドルガモンの手助けをしたいヴィヴィオだったが、かなりのスピード闘う相手に攻撃を当てる自信が無かった。


747 :デジモンマジシャンガールBBパート ◆etxgK549B2 :2008/02/26(火) 19:54:18 ID:fZcxbSgd
(どうしたら、ドルガモンを助けられる?)

 その時、デジヴァイスが輝きだしヴィヴィオの頭の中に多くの情報を送り出す。
 その光を受けたヴィヴィオは、自分に何が出来るのかを知り素早くデジヴァイスを起動させる。
 
「そろそろ、デリートしてやるぜぇ」
「く、負けて……たまるかぁ」

 スカルサタモンの攻撃を受けフラフラになるドルガモンだったが、まだ瞳は死んではいない。
 その時、何かが自分の頭に入ってくる感覚に気づく。

「こいつで終わりだ!ネイルボーン!!」

 スカルサタモンの攻撃がドルガモンに当たる寸前に、上空へ飛び攻撃を避けるドルガモン。
 更に必殺技を出し動きに隙が生まれた敵の腕にパワーメタルを叩き込む。
 その一撃を受けて杖を落としてしまうスカルサタモン。
 急にドルガモンの動きが良くなった事に驚きつつも、まだ負ける要素じゃないと落とした杖を取りに行く。

(よし、ドルガモン!あいつの頭上にビルの瓦礫をぶつけて!)

 聖王の器であったヴィヴィオは、封印された知識をデジヴァイスによって解き放たれドルガモンへ命令を下している。
 テイマーの的確な指示を受けながら、それを実行に移すドルガモン。
 口から放った鉄球がビルに直撃し、その瓦礫がスカルサタモンへと降り注ぐ。
 多数の瓦礫が落ちてくるのに気づいたスカルサタモンだったが、避ける判断が遅れ瓦礫の下敷きと成る。
 瓦礫に埋もれ身動きが出来ず、ダメージによってデータが崩れ始める敵の目の前に立つドルガモン。


748 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 19:55:30 ID:z6H3ZYoW
支援

749 :デジモンマジシャンガールBBパート ◆etxgK549B2 :2008/02/26(火) 19:56:57 ID:fZcxbSgd
「ここまでだ。降参するんだ」
「へっ、敵に情けを掛けられたくねぇ……それに、負けた事がバレたら殺された挙句ダークエリアに落とされて食われちまう……だからよ、オレを食え!」

 潔いスカルサタモンに躊躇するドルガモン。

「躊躇するなら……お前のテイマーを道連れだ!」
「やめろぉぉぉ!!」

 瓦礫から杖を出しヴィヴィオに向けるスカルサタモンに向けパワーメタルを撃ち込むドルガモン。

「それで良いんだよ……くくく」

 そう言い残し、スカルサタモンはデータと化しドルガモンは、そのデータをロードする。
 ロードし終えたドルガモンの横へ立つヴィヴィオ。

「ドルガモン……」
「大丈夫だよ、ヴィヴィオ……う、身体が熱い」
「ドルガモン!?」
「ヴィヴィオ、離れて。たぶん、進化するんだと思う」

 ドルガモンの優しい声に従い離れるヴィヴィオ。
 それを確認したドルガモンは、デジコアに眠るドラゴンの因子を呼び覚まし"最後の敵"と呼ばれる獣竜へと進化する。

「ドルガモン進化!ドルグレモン!」

 進化したドルガモンを見たヴィヴィオは、その姿に少し怖気つく。
 それは仕方が無いことだ。
 先程のドルガモンでも熊ぐらいの大きさだったのが、ドルグレモンになるとクジラ以上の大きさであり、
赤い毛並みと頭部と尻尾に大きな刃があり、巨大な両翼を持つ獣竜である。

「さぁヴィヴィオ。なのはママの所へ連れて行くよ」
「ドルグレモン……うん、一緒に行こう。それで、また一緒に遊ぼうね」
「……さぁ行こう」

 ヴィヴィオの問いに答えず彼女を巨大な背中に乗せると、大きな巨体を宙に浮かせピンク色の閃光が迸る戦場へと進路を取る。


750 :デジモンマジシャンガールBBパート ◆etxgK549B2 :2008/02/26(火) 19:58:50 ID:fZcxbSgd
PHASE 11

 多数のデジモンによる強襲に地上本部は、混乱に包まれていた。
 人に襲い掛かる堕天使型デジモンを撃退するも、即座に邪龍による攻撃で体制が崩れ倒されていく陸士部隊。
 ゲンヤも指揮を取るため前線に出ているが、新たに出現した巨大な恐竜の姿で体中に機械化の痕が見えるデジモン『メタルティラノモン』に押されている。
 ギンガも戦線復帰し、ブリッツキャリバーとリボルバーナックルを屈してデジモンに挑みかかる。
 ウイングロードによる多次元的な攻撃をメタルティラノモンにぶつけるも、強靭なボディに致命傷を負わせることが出来ず、
逆にメタルティラノモンによる攻撃を受け、怪我人が続出する陸士部隊。
 
「くそ、怪我人を直ぐに連れて行け。闘えるものは、ギンガの援護射撃をしてくれぇ……ここまでやられるとは、夢なら覚めて欲しいぜぇ」

 夜天の騎士達と共に完全体デジモンの大群と立ち向かうリインフォースIIとユニゾンしている八神はやて。
 上空でフレースヴェルグによる長距離砲撃で地上本部へ接近してくるメガドラモンやギガドラモンを撃ち落していく。
 しかし、続々と増える敵に息を上げ始める。

『はやてちゃん、体調が優れないですか?』
「大丈夫や、リイン。でも、これ以上来られると、ちとキツイかもしれん」

 地上では、アギトとユニゾンしたシグナムが烈火刃により炎を纏ったレヴァンティンの刃でデビドラモンたちを切り伏せていく。
 ヴィータもグラーフアイゼンによる打撃でデビモンを沈黙させ、シュワルベフリーゲンによる鉄球打ちで遠くに居る敵を打ち落とす。

『きりがねぇぞ!くそぉ!』
「弱音を吐くな。ここで我らが耐えねば後が無い」
「それによ、ここで多くの敵を倒せばそれだけなのは達の負担も減るしな」
 
 地上本部内では、負傷した隊員たちの治療に駆け回るシャマルと、進入してくる小型のデジモンを狙撃しているヴァイスと接近戦を挑むザフィーラの姿がある。

「旦那、こいつはキツイぜ」
「弱音を吐く暇があるなら、次の敵を狙い撃て」
「了解!」

 そして激戦区で武装隊員を指揮し戦う高町一等空尉の姿がある。
 なのは仕込みの練度の高い武装隊員たちは、次々に飛行型デジモンを撃墜していく。
 非殺傷設定は、既に解除されている。
 それほどまで、敵の力は強大であることが分かる。

(この子達を殺さすに闘う……無理ね。相手は、こちらを倒す気で来てる。気を抜いたら死ぬ)


751 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 19:59:05 ID:z6H3ZYoW
支援

752 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 20:00:34 ID:z6H3ZYoW
支援

753 :デジモンマジシャンガールBBパート ◆etxgK549B2 :2008/02/26(火) 20:01:05 ID:fZcxbSgd
 なのはは、守るべき子であるヴィヴィオに危害が陥らないよう奮闘していた。
 既にエクシードモードとなり、ディバインバスターを撃ちだしている。
 ジェイル・スカリエッティ事件の際に無理をしたためブラスターシステムは使用不可にされている。
 それでも、今も体中から痛みが滲み出て気が狂いそうに成るのを押さえ込む。
 教え子達に気取られたら、今の状況が崩れかねない。
 そんな彼女にヴィヴィオが居なくなった事は伝えられていない。
 こんな状態で教えられれば、どうなるか分かったものではないからであった。
 
「君は、彼と一緒に制空権の確保を、ウッ……これは」

 指令を出していたなのはは、上空から発せられた衝撃波で若干吹き飛ばされた後、
上空に現れた赤いローブを着た巨大な悪魔のような翼を持ったデジモンを見つける。

「あれが……あ、まって!勝手に行動しないで!」

 周囲に居た武装隊員たちは、上空に出現した巨大なデジモンに砲撃を開始した。
 AAランク以上の魔導師たちによる魔力攻撃を受け爆発に飲み込まれるデジモン。
 だが、

「その程度か人間よ。受けるがいい、ケイオスフレア」

 無傷だったデジモンは、混沌の業火をローブに隠れていた口から吐き出し攻撃を仕掛けていた武装隊員たちを焼き尽くす。
 混沌の業火に焼かれ、きりもみしながら墜落していく隊員たち。
 墜落の際には、バリアジャケットによる墜落防止効果で一命は留めるもかなり危険な状態である。
 追い討ちをかけようとするデジモンにディバインバスターで牽制するなのは。

「む、生き残った人間が居たか」
「何故、何故こんな酷いことをするの。デジモンは人と分かり合える生命体だと思っていたのに」
「ふん、そんな事も知らぬか……無知なものよ、人間。我は七大魔王の1人、デジタルワールドと人間界が干渉し消滅する事を知り、デジモンが生き残るために行動に出た」
「そんな、それは事実なの?」
「ふん、ここで倒れる人間に説明など時間の無駄。消えるがいい、フレイムインフェルノ!」

 魔王は、超高熱の地獄の炎を両手から撃ちだす。
 即座にサークルプロテクションを発動し、地獄の炎から身を守る。

『Preventing thermal energy cannot be finished completely. (熱エネルギーを完全に防ぎきれません)』
「なんとか耐えて、レイジングハート!」

 防御力に定評のあるなのはでも、相手はデジタルワールドでも最高位の力を持つ魔王型デジモン。
 究極体にもなると、現実世界での力は核兵器さへ凌駕する。
 魔導師ランクS+である彼女であっても、相手の尋常ではない力に対抗するにはブラスターシステムを使用する以外にない。
 しかし、現在封印され使うことが出来ない。
 じりじりと地獄の火炎は、サークルプロテクションの効果領域が削り、なのはの魔力と体力を奪っていく。

「粘るな……だが、ここまでだ!はぁぁぁ!!」

 更に魔力をフレイムインフェルノへ注入し、威力が更に増大する。
 なのはは、凄まじい地獄の火炎の熱に徐々に意識が薄れていく。


754 :デジモンマジシャンガールBBパート ◆etxgK549B2 :2008/02/26(火) 20:03:11 ID:fZcxbSgd
「うぅぅ……ヴィヴィオ、ごめんね。お母さん、もう――」
「ママァァァッ!!」
「え!?」

 気を失いかけていたなのはの下に届く愛する娘の声。
 なのはの目線の先には巨大な竜に乗ったヴィヴィオの姿があった。

 ヴィヴィオとドルグレモンは、傷ついているなのはママを発見し、そのママを傷つける相手を見据える。 

「ドルガモン、あいつに必殺技を叩き込んで。なのはママを助けて!」
「うん。メタルメテオ!」

 ドルグレモンの口周辺に構築された、その巨体の10倍以上の大型超高質量鉄球を敵へ向け発射する。
 魔王型デジモンは、敵が発射した巨大質量鉄球は防御姿勢を取る以外に防ぎようが無いと判断し、なのはへの攻撃を中断。
 両手を前に出し防御壁を出現させ、ドルグレモンの攻撃を防ぐ。
 攻撃が止みプロテクションを解除したなのはだったが、体力消費が祟ったのか自力飛行が出来ず墜落し始める。

「ドルグレモン!」
「うん、まかせて!」

 加速し一直線になのはの降下ポイントへ到着し背中で受け止める。
 朦朧とする意識の中、ヴィヴィオに呼び掛けられているのに気づくなのは。

「ママ、ママ!」
「ヴィヴィオ、それに、このデジモンは」
「ドルモンです。なのはママ」
「ドルモンなの!?」
「うん。ドルモンが進化して今は完全体のドルグレモンだよ」

 ヴィヴィオの説明に驚きながらも、メタルメテオを消し去った魔王型デジモンがこちらを向いてきた事に気づく。
 なのはは、2人を危険な目に合わせたくなく力を振り絞り再び飛翔魔法を発動し空へ飛ぶ。

「2人とも急いで、地上本部へ行って!私が食い止めている間に増援を」

 そう言い放ち、2人を残して敵へと向かっていく。
 なのはに地上本部へ向かえと言われた2人だが、このままなのはママを残していけば二度と会えない悪寒が走る。

「ドルグレモン、私なのはママを助けたい」
「うん、行こう。僕達の力で、なのはママを救おう」

 そうと決まればと、デジヴァイスで敵デジモンの情報を入手する。

≪デーモン:究極体・魔王型・ウイルス種・全ての悪魔型、堕天使型デジモンを統一する魔王型デジモン。必殺技:『フレイムインフェルノ』
超高熱の地獄の火炎で焼き尽くす技。復讐心に満ち溢れた邪悪な火炎で消し去る≫

「魔王型デジモン――デーモン」
「なのはママが危険だ。行こう」
「うん!」


755 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 20:04:22 ID:z6H3ZYoW
支援

756 :デジモンマジシャンガールBBパート ◆etxgK549B2 :2008/02/26(火) 20:05:25 ID:fZcxbSgd
 アクセルシューターの波状攻撃をデーモンに仕掛けるも、赤いローブが備えた魔法防御力と物理防力にかき消されてしまう。
 ならばと、最大出力でのディバインバスターを撃ち込むも右手の平で受け止められる。
 それでも、なのはは諦めず最後の切り札である大技を構える。

「受けてみて、これが私の全力全開!スターライトブレイカー!!」

 周囲の魔力を集め撃ち出される収束砲撃魔法が、デーモンへ向けて撃ち出される。

「ぬおおおおお!!」

 魔力壁を生み出し受け止めるも、己が放った魔力も併せ持った最大出力のスターライトブレイカー相手に自身が生み出した障壁は難なく砕かれる。
 圧倒的魔力攻撃を受け、ピンク色の魔力光に包まれていく。

「すごい」
「これが、なのはママの全力……あ、逃げて!!」

 ドルグレモンの叫びに、魔力をほとんど使い切ったなのはに届くも時既に遅かった。

「スラッシュネイル」

 魔力光の中から抜け出してきた真の姿を現したデーモンは、左手の巨大な爪で相手を切り裂く技でなのはのバリアジャケットを切り裂く。
 なのはの鮮血が飛び散り墜落していくのを見たヴィヴィオの心は、今まで知らなかった悲しみと怒りに包まれる。

(やだ、やだ、やだ、ヤダァァァァァァァァ!!!)

 心の楔が抜け落ち、ヴィヴィオの聖王たる力と悲しみと憎しみが解き放たれる。
 研究所でデジヴァイスに取り込まれていたレリックウェポンのデータが、彼女に対応したレリックをデータから生み出す。
 その力により、ヴィヴィオは15歳程の肉体へと急速に成長し聖王として覚醒する。
 バリアジャケットも以前なのはと対峙した時と同じタイプだ。
 ヴィヴィオとデジヴァイスでつながるドルグレモンは、彼女の憎しみに反応しデジコアに眠る空想が生み出した架空のドラゴンへと進化する。

「ドルグレモン究極進化!ドルゴラモン!」


757 :デジモンマジシャンガールBBパート ◆etxgK549B2 :2008/02/26(火) 20:07:45 ID:fZcxbSgd
 素早い動作で墜落するなのはを受け止めるヴィヴィオ。
 致命傷ではないが、このまま放置すれば命にかかわる程の傷を負った母を見て憎悪が更に増幅する。

「レイジングハート、救難信号を出しておいて。私とドルゴラモンで奴を……倒す」

 レイジングハートにそう言うとヴィヴィオは、なのはを床に寝かせ、上空で堕天使型デジモンたちを集めるデーモンを見つめる。

「ドルゴラモン、あの雑魚どもを消して!」
「グォォォォォォォ!!」

 命令を聞いたドルゴラモンは、一直線にデーモンたちへ突進する。

「ブレイブメタル!!」

 身体全体にエネルギーを集め突進するドルゴラモンの必殺技。
 その一撃は神の一撃とも呼べるほどの威力。
 ドルゴラモンの突進を食い止めようと接近したデジモンたちは一瞬で消滅し、その突進はデーモンを捉え左腕を奪う。

「ぐおぉぉぉ!?」

 砕かれた左腕をかばうデーモンの悲痛の叫びがミッドチルダに響き渡る。
 そんなデーモンに凄まじい速度で接近したヴィヴィオは、強烈な打撃を顔面に叩き込む。
 ヴィヴィオの一撃を受け、ダメージを負った顔を右手で覆うデーモン。

「デーモン。貴様は、私が、ドルゴラモンが、必ず倒す。必ず!!」

 ヴィヴィオの悲痛な叫びが、大気を震わせ、それに共鳴し狂乱し始めるドルゴラモンの瞳は、まさに凶戦士であった。


次回予告
力を暴走させるドルゴラモンと聖王ヴィヴィオ。
しかし、彼と彼女の力の暴走が現実世界とデジタルワールドを更なる危機へと誘う。

デジモンマジシャンガール
第四話『暴走する力!新たなるスタート!』
リリカルマジカルがんばります!


758 :スーパーロボット大戦X:2008/02/26(火) 20:07:54 ID:fRsjukXE
怒りのスーパーモードはいかん!支援

759 :リリカルスクライド ◆etxgK549B2 :2008/02/26(火) 20:09:18 ID:fZcxbSgd
投下終了!支援感謝します!

>>746の最後の行で
苦戦するドルガモンの手助けをしたいヴィヴィオだったが、かなりのスピード闘う相手に攻撃を当てる自信が無かった。
↑の文章の「スピード闘う」を「スピードで闘う」に訂正お願いします。



760 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 20:13:13 ID:YssUGhsM
GJ
もしかして、オメガモンX登場フラグ?
デーモンはSSクラスかな?
カードのコスト上はデーモンって真ん中だし。

761 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 20:14:23 ID:p0XWLNBt
GJ!
ドルゴラモン&ヴィヴィオが大暴れの予感!

>陸士部隊の実力は大体BランクからAAランクが精々だ。
>航空武装隊はAランクからAAAランクが平均である。

本局の戦力Sugeeee!

762 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 20:24:07 ID:I9GsPFP7
>>759
GJ!!
ヴィヴィオ、怒りの『バーサーカーソウル』発動!!
次回大活躍の予感のヴィヴィオとドルゴラモンに期待です。

763 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 20:29:16 ID:3XOwPbII
GJ!相変わらず読み入ってしまった。

ぼんやり考えてた小ネタ。(・ω・)つ


「ザッ……俺は望んで――ザザッ―なった……!お前は――」
戦いの終幕を報せる爆音。
勝者はこれからの歴史を作り、敗者は記憶にのみ残り、いずれ消える。
どれだけ美句を並べたところで、歴史に選ばれなかった敗者たちの願いは叶えられない。
彼らが望んだのは、きっと結果だけではなかったのだから――


スカリエッティに纏わる事件から数ヶ月、落ち着きを取り戻しつつあった機動六課のもとに現れたのは
「騎士を名乗るのならばもう少し冷静になるべきではなくって?」
「貴様っ!」
護るべきものを失った騎士――あるいは主を護る新たな騎士――と
「あたいはティス!よろしくね!」
「痛いっ痛いっ!わかりましたから離してっ!」
母を失った人でない少女――あるいは新たな家族――と
「ん……こんな美人さんの隣で目を覚ますとは、ラッキーなんだな。これが」
「……なのは……この人誰?」
「……だれ?」
「え……えええっΣ!」
信念と愛するものを奪われた戦士――あるいは二人の愛を阻む(?)お邪魔虫――だった。

魔法少女リリカルなのは―外伝ARJ
始まりません


764 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 20:30:28 ID:kUwsLQFq
GJ! デジモンなついな。
戦闘力ではオメガモンすら凌ぐドルゴラモン&聖王ヴィヴィオVSデーモン。
面白いカードだ。

765 :ゲッターロボ昴:2008/02/26(火) 20:31:04 ID:z6H3ZYoW
さて投下OKですかー?

766 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 20:31:48 ID:wGa8hsc2
ようそろ

767 :スーパーロボット大戦X:2008/02/26(火) 20:33:44 ID:fRsjukXE
GJ!そして投下支援

768 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 20:33:45 ID:bNwLgWTy
>>760
いや、管理局はXデジモンの事を知らないはずだから
デーモンはSSSでいいと思う。 ですかね?>リリカルスクライド氏
まぁ何というか、流石に素でX抗体を持ってるドルシリーズは強いな

769 :ゲッターロボ昴:2008/02/26(火) 20:34:48 ID:z6H3ZYoW
じゃあ予告どおりレジアスタイムさ!

第四話「友」

 ゲッター計画。陸と海の垣根を越えて提案された時空管理局主導の一大プロジェクト。敵、アンノウン。正体不明。
一体どこの時空に存在するかも定かでない未確認世界からの来訪者。人知を超えた戦闘能力を持った怪物たち。
最初にその存在を確認したのは本局直轄の海だった。
次元の海で観測された時空の歪み。
そこから現れた異形に知性はあるものと思われ、管理局はコンタクトを取った。
これまでにも未開の種族と突如接近遭遇するという事態はあったが、管理局はそのほとんどを友好的に終わらせてきた。
だから、今回もうまくいくだろうという楽観的な予測もあった。
しかし。
彼らは知らなかった。この宇宙には、人類そのものを憎悪する種がいるのだということを。
結論から言えば、このコンタクトは失敗に終わった。
悪意を剥き出しにした異形にL級次元航行艦一隻が沈められ、同行していた言語学者や交渉人などの貴重な人材も失われることとなったのだ。
最悪だったのは、撤退の際にミッドチルダ及びその周辺の次元世界の空間座標が『敵』に知られてしまったことだ。
それから間もなく、『敵』が周辺の次元世界に出没するようになった。
あるときは村一つを全滅させ、またあるときは巨大な異形が森林を蹂躙した。
そのたびに管理局は多大な犠牲を払いながらこれを撃退してきたが、戦力にも限界があった。
膨大な予算を持つ管理局とはいえ、人材には限りがあるのだ。
度々起きる戦闘で実戦部隊は確実に疲弊していき、まともに機能しないようになっていった。
管理局上層部は事態を重く見て、徹底的な隠蔽工作を行った。
管理局の手に負えない『敵』の存在が知れれば、民衆の不安は底なしになるだろうから。
さらに問題になったのは、『敵』の出現ポイントが徐々に都市部に近づいていることだった。
敵はやはり知性を持っていたのだ。確実に、何らかの手段で敵はこちら側の重要な地域を把握しているらしい。
このままでは、敵による都市部への集中攻撃が行われる――そんな予測が管理局上層部で囁かれ始めたとき、
その男は現れた。
陸のトップ、レジアス中将の部下だという男は、敵への具体的な備えを語る。
必要な機材、予算、戦術。
魔導兵器アルカンシェルほどの威力は必要ない、
必要なのは視認可能距離でのピンポイント攻撃を可能とする兵装だ――と男は言った。
それらは慢性的な戦力不足に悩まされていた管理局にとって魅力的なプランだった。
得体の知れない男に対する警戒を呼びかける者もあったが、結局全体の意思は男のプランを飲むというもので決定された。
計画の基幹は敵の襲撃が予測される地上におかれることとなった。
これをレジアスの陰謀だと囁く声もあったが、無視された。敵への備えは必要だったからだ。
質量兵器の限定的な解禁。防衛用質量兵器アインヘリアルの配備が急ピッチで進められ、計画の根幹を成す巨人、迎撃兵器ゲッターロボの開発が開始された。
全ては、男――神隼人の思いのままに動こうとしていた――。
クラナガン襲撃の、数年前のことである。


770 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 20:35:49 ID:iAdNos5A
スパロボX氏はもう少し演出を考えた地の文の書き方をしてくれると面白くなる気がするんだけどなぁ。
淡々と起こったことを説明するだけの文の書き方だからいまいち感情移入しにくい。

771 :ゲッターロボ昴:2008/02/26(火) 20:37:29 ID:z6H3ZYoW
 スクランブル発進を促すサイレンの中、青い髪の短髪の少女――スバルは緊張しながら青いゲットマシン一号機のコクピットに座っていた。
キャノピーは開いたままで、周りの喧騒が嫌でもわかる。
はっきり言おう。まるで操縦方法がわからない。
手の中のレバーが操縦桿だというのは何とかわかるが、それ以外はさっぱりだ。
なんだかシンプルすぎて不安になる内装なのである。
隼人が待っていろと言っていたからここにいるが、マニュアルの一つも渡されないと操縦の仕方なんてわかる筈がない。
なんていい加減な。
心の中で十回目くらいになる突っ込みをいれ、スバルははぁ、と溜息をついた。
突然、ティアナの声が聞こえた。
「―――このヘルメットは何なんですか、弁慶さん!」
「だからよお、お前さんに操縦の仕方を教えてくれる便利な代物だっていってるだろうが」
巨漢――弁慶の言い訳じみた声が響いた。
見ればティアナはその発色の良いオレンジ色の髪の上に奇怪なものをかぶっていた。
一見ヘルメットに見えるが、所々からコードが垂れ下がり、額の部分にはデバイスであることを示す宝玉状のクリスタルが張り付いている。
デバイスの一種、なのだろうか。
「いいか、こいつには電子頭脳がついていてな、初心者のお前の代わりに運転してくれる。身体で操縦方法を覚えるんだ」
今何かとても無茶な台詞をはいた人が居たが聞かなかったことにしよう。
『地獄を見せてやるぜ、ベイビー』
「ほら、何かこのデバイスおかしいですよ!」
「あー、そういうことは製作者に言ってくれ。俺は知らん」
そんな、とティアナが半泣きになる。できれば助けてあげたいが、触らぬ神に祟りなし。
とばっちりを回避すべくスバルは目を閉じた。
ごめんね、ティアと心の中で謝る。あとで甘物奢ってあげよう。
「まあ、とにかくお前さんたちは、あの隼人の奴に見込まれちまったんだ。覚悟するしかないぞ」
弁慶がそう言ってわははは、と笑った。
そのとき、タラップを駆け下りる音が響いた。隼人だ。
藍色のパイロットスーツに身をつつんでいる。引き締まった長身によくはえる。
「言い争っている場合か、早く乗れ。時間が勿体無い」
隼人が冷酷に言った。ティアナは諦めて赤い刃物のようなゲットマシン――二号機に乗り込んだ。キャノピーが閉まる。
え、ちょ、何これとか聞こえた気がするがきっと気のせいだ。
『身体コントロール掌握』
「身体が、勝手に!」
気のせいだよね、お姉ちゃん。

「情けない……」
弁慶がそう言ってゲットマシン三号機――黒いずんぐりしたシルエットの機体だ――に乗り込んだ。
「それじゃあ、隼人!ゲッター1の操縦は任せたぞ!!」
「ああ、任せておけ」
ゲットマシン一号機に乗り込んできた。スバルの座るシートの真後ろに陣取る。
「え……あの、隼人さん?」
「どうした、スバル。俺がお前をアシストする」
「あの私はあのヘルメット――」
にやりと隼人は笑った。
「何だ、かぶりたいのか」
急いで否定する。
「いえ、そういうわけじゃ――」
「ならいいだろう。行くぞ!」
隼人がキャノピーを閉め、通信機に向け叫んだ。
「ゲットマシン一号機、発進する!!」
『了解。カタパルト展開』
カタパルトが起動し、壁面に思えたハッチが次々と開いていき、長大な滑走路を形作った。
急激な加速―――凄まじい殺人的Gにシートに身体を押し付けられながら、スバルは操縦桿を握り締めた。


772 :ゲッターロボ昴:2008/02/26(火) 20:39:09 ID:z6H3ZYoW
 迎えのものはすぐに来た。
若い、司令部勤務者の証のバッチを胸につけた男だ。息を切らしながら、男が言った。
「騎士……ゼスト…こちらに…」
ああ、と短く答えながら男の後をついていく。
胸には、まだ疑念が残っていた。
これは――罠なのではないか――と。あの扉を開いたとたんに魔力光がこの身を貫くのではないか。
待ち伏せの可能性を捨てきれない。正直に言えば、素直についていくのは危険なのだ。
だが。
この身は死人――既に朽ちた身体だ。もう何があっても驚くまい。
それに。レジアスならばそういうことはしない。口は悪いが謹厳実直な男なのだ、あれは。
だというのにその友すら信じられぬとあっては、騎士の名折れではないか。
続く先がどこであろうと、今は友を信じて進むだけだ。
ふ、と不意に笑みが口を突いて出た。柄にもなく後ろ向きになっていたらしい、自分は。
前方の男が怪訝そうな顔をした。
「あの……騎士ゼスト…?」
「いや、なんでもない。行くぞ」
はい、と男が答えた。
大地の法の塔を――ゼストは駆け上がる。友に会う、その為だけに。

地上本部の最上階、VIPの接待などに用いられる超高層の展望台にレジアス・ゲイズの姿はあった。
腰の後ろで腕を組み、レジアスは強化硝子と不可視の魔力障壁ごしに眼下の地上の風景を見ていた。
人の営み、地上の人々の生きた証が、そこにあった。
しかし、異物が一つ。
立ち並ぶ高層ビルの間を、異形が浮遊しながら近づいてくる。球体の下半身から生えた鬼の上体。
ゴアアア、と咆哮しながら50メーター超の怪物が右腕の大鎌を振るう。
切断。
バターのように高層ビルの一つが斜めに両断され、落下。土煙をあげた。
ギリ、とレジアスの歯がなった。
自分が、多くを犠牲にしてまで守り通した地上を、こんな化け物に――壊されてたまるか。
(そうだろう、ゼスト)
やがてやって来るであろう友に心の中で語りかける。8年前の――清算をするときが来たのだ。
後悔など、ない。
何を後悔しよう――いや――。悔やむべきは、友を止められなかった己自身。
硝子にレジアスの巨体が映った。
オーリスは脇の副官とともに父のそんな様子を見ていた。
地上の守護神と言われた男の背中は――ひどく寂しそうだった。
なんだかオーリスは泣きたくなった。
(ゼストさん――)
早く父の悲しみを止めてください――とオーリスは願った。
だが、この場において場違いな思考をしている者が一人いた。
その者の名はドゥーエ。
次元犯罪者ジェイル・スカリエッティの製造した12人の戦闘機人の二番目であり、暗殺と隠密を特殊技能としているナンバーズである。
ドゥーエは今、困惑しきっていた。
(どういうつもりですか、騎士ゼスト――)
情報収集の為地上本部に浸透していたドゥーエだったが――突然のゼストの訪問は予定外だった。
自分達の創造主――ドクターもそのような予定は口にしていない。
つまりこれは――ゼストの独断行動ということだ。
不味い。

騎士ゼストはスカリエッティの進める計画に駒として使われていた身であり、その多くを不本意ながら手伝ってきた。
つまり、間接的にとはいえスカリエッティの進める計画を知りうる立場の人物なのだ。
その情報がレジアスに渡れば――あまりにも不味い。計画は頓挫することだろう。
二人が会うことを阻止することはできない――ならば――。
(殺すか)
刹那の思考。
ドゥーエが手を伸ばしかけたとき――ゼストは入室してきた。


773 :ゲッターロボ昴:2008/02/26(火) 20:40:13 ID:z6H3ZYoW
レジアスが振り返り、固まった。
そこには後ろ手で扉を閉める友の、あの頃と寸分違わぬ姿があったから。
「ゼスト――なのか……本当に」
己が夢を見ているわけでないことを確認するように、目を擦り瞬くレジアス。
厳つい巨漢がする動作としては、可愛らしいものすらあった。
「ああ、そうだともレジアス――もっとも既に死人だがな」
「何ッ?」
まさか。そんなことが――過去に己が進めたおぞましい計画が脳裏をよぎる。
死者の魔導師としての復活。御伽噺めいた、計画名『アインヘリアル』。
巨大砲へと名を受け継がれた極秘プロジェクトである。
「知っているようだな、レジアス。そうだ、この身は屍、人造魔導師として生き返っただけの仮初の命だ」
「馬鹿なッ!人造魔導師は――」
そんなことがあって良い筈がない。あれは失敗したはずだ。必死に自我が事実を否定する。
「ああ、失敗した。最高評議会曰く俺はただの失敗作だそうだ」
「くそっ。最高評議会の爺どもめ!なんてことを――」
友を弄ばれた怒りに身を震わせるレジアスに、ゼストは驚いていた。
(何も知らなかったというのか)
この自分が今このときまで蘇生したこと一つ知らなかった様子のレジアスに、心の何処かで安堵の溜息がはかれた。
友の愚直なまでの正義感は、確かに残っていると感じられたから。わだかまりは、一つさらりと消えていった。
「わしへの首輪代わりのつもりかぁ、くそ爺どもが!このわしを舐めるなぁ!!」
レジアスがかっ、と目を見開き呻くようにして言った。
ゼストはついに――その問いを口にした。
「レジアス――答えろ。8年前俺の部隊を罠にはめたのは――お前か?俺の部下達の死に――意味はあるのか?」
レジアスが目をゼストのほうへと向いた。
ぎょろり、とした目だ。
「ゼスト――わしを疑っていたのか?」
「ああ。この8年間それだけが心のしこりだった」
つかつかと歩いてゼストに近づいていく。
目を閉じ――拳を震わせて。
「この、馬鹿野郎ッ!!」
ゼストはぶん殴られ、部屋の隅まで吹っ飛ばされた。がしゃん、と音を立てて割れる花瓶。
中の水がゼストの顔にかかった。
オーリスとその副官は目を瞬かせて驚いていた。特にオーリスはまさか父が友を殴ると思っていなかったのか、口を開けて驚いている。
「わしがあのときどれだけお前を止めたと思っている?それを、それをお前は――」
涙をぽろぽろと流してレジアスが吼えた。
「馬鹿野郎!馬鹿野郎ぉ!このぉ――大馬鹿野郎ぉぉっ!!」
もう一発拳が振り上げられるのを、ゼストは甘んじて受け止めた。
友の心が――ひどく胸に響いたから。
「お前も、ナカジマも、メガーヌも、皆、皆逝っちまいやがって――無駄死にじゃなかったよ、おかげで奴の出鼻をくじくことができた。
今日まで地上が奴らに乗っ取られずに持ったのは――お前らのおかげだ……」
友の涙がぽつり、ぽつり、と床にたまっていく。
ああ、そうか、なら――。
(俺は笑って死ねる、友よ)

774 :スーパーロボット大戦X:2008/02/26(火) 20:41:30 ID:fRsjukXE
支援

775 :ゲッターロボ昴:2008/02/26(火) 20:42:39 ID:z6H3ZYoW
ゼストは穏やかな顔で立ち上がった。
不意にレジアスが言った。涙は既に止んでいる。
「ゼスト……わしも――所詮爺どもと同じ穴の狢だ。地上の為と思って――戦闘機人に協力していた。だがな、ここで殺されてやるわけにはいかん」
あの頃と何も変わらない顔でレジアスは言った。
「わしは――地上を守らねばならんのだ……たとえどんな手を使ってでも、な。その為の――」
突然、展望台から見える地上本部正面の道路が持ち上がった。土煙。
中から現れる幾本もの展開式カタパルト。蒸気を吹き上げてカタパルトが固定されていき、長大な天に伸びる道が出来上がっていく。
「な……なんだこれは…」
ゼストが驚愕した。ふ、と笑いレジアスが宣言した。
「ネオゲッターだ!」
三機の戦闘機が、カタパルトから飛び立っていった。雲の彼方に消える機影。
「これが、地上の切り札だ――もう耄碌爺やスカリエッティに頼る必要など――ないッ!」
そのとき、オーリスの横の副官が姿を変えた。
黒い髪はくすんだ金髪へ。服装はぴっちりしたボディスーツへと変わり、右腕には鋭い鍵爪。
人間離れした跳躍力でレジアスに飛び掛る。
変装の特殊技能を持つナンバーズ、ドゥーエである。
「死ね、裏切り者!」
超高速で右腕がレジアスの腹に向かって突き出される。
お父さん、とオーリスが悲鳴をあげた。
ぼとり。右腕はレジアスの腹を突き破る寸前で切り落とされていた。
怪鳥のような甲高い悲鳴を上げてドゥーエが床に転がった。人間業とは思えぬ神速の突き。
倒れたまま横に羽虫じみた動きで跳び、避ける。
繰り出される槍を避けるのに精一杯で、とてもレジアスに接近できそうにない。
ゼストが怒鳴った。
「おのれ!スカリエッティの差し金かッ!」
貴様ぁ、とゼストが怒りの形相で槍の軌道を修正していく。
凄まじい膂力で打ち出される槍は、床を杭打ち機のように穿ちながらドゥーエに止めをささんと迫る。
穿つ、穿つ、穿つ。
無数の穴が展望台にあいていき、ごおん、ごおんと轟音が部屋を揺らした。
ごろごろと転がりながらドゥーエは窓硝子に向かって跳ぶ。
一撃。
ゼストの槍が窓硝子を貫いた。砕け散る強化硝子。流血とともにドゥーエは開いた穴から飛び降りていった。
血が尾を引いていく。
「く、逃したか……」
「すまんな、ゼスト。まさか副官に潜んでいたとはな……」
レジアスが衣服の乱れを直して言った。
「もう……行くのか」
「ああ、守らねばならん子供がいる。まだ幼い。俺が守らねばな」
「そうか。何時でも頼ってくれよ」
ゼストが微笑んだ。
「ああ、そうさせてもらおう。友よ」
だん。跳躍。
騎士は疾風のように居なくなった。
オーリスが問うた。
「行かせて良かったの?お父さん」
「あいつは昔から頑固だった……何、すぐに戻ってくる」
レジアスはそう言うと、司令部へ向け歩き始めた。
オーリスは父の背中がとても晴れ晴れとして見えた。
あとは――。
(勝ってくださいね。神二佐)
隼人の無事を、オーリスは願った。
多分あの人なら大丈夫だろうな、と思いながら。

776 :リリカルスクライド ◆etxgK549B2 :2008/02/26(火) 20:42:51 ID:fZcxbSgd
(ああ、いけるな……)支援

777 :ゲッターロボ昴:2008/02/26(火) 20:45:14 ID:z6H3ZYoW
以上になります。
あれ、ゲッター出てこねえ、と筆者も首をひねってます。
次回では必ず、その勇姿を拝めるはずです。多分。いや・・・ホント
多分ね・・・・ハハハ・・・

778 :スーパーロボット大戦X:2008/02/26(火) 20:45:28 ID:fRsjukXE
何だこのかっこいいレジアスは!?支援

779 :スーパーロボット大戦X:2008/02/26(火) 20:47:48 ID:fRsjukXE
くそ少し遅かったか…。
しかしGJ!!くそ、俺の奴よりもかっこいいじゃねか!
俺は涙目だぜ。しかもドゥーエを生かしたままにするところがまたすごいと思いますぜ。
ところでこの新ゲッターの鬼とチェンジゲッターのインベーダーってどっちが厄介なんでしょうか?

780 :ゲッターロボ昴:2008/02/26(火) 20:48:33 ID:z6H3ZYoW
あれ?私次スレの立て方わからないアルよ?
初心者だけに。
だ、誰か――ッ!

781 :ゲッターロボ昴:2008/02/26(火) 20:51:53 ID:z6H3ZYoW
支援ありがとうございました。
>>779
ええとインベーダーのほうが厄介です。機械同化しますし。
ただ個体の戦闘能力は鬼が上でその上位の「神」はマジでやばい。
惑星大切断とかしてくれます。

782 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 20:52:05 ID:cpTItdRT
GJ!
スーパーレジアスタイム始まったな!
実はメガーヌは死んでなんかいないという事実さえつかめればゼストらを引き込むチャンスは出てくる。
それにしても、もう焦らすの好きだなあ!早くゲッターチェンジしてくれ〜!

しかし隼人がゲッター1か…
てっきり漫画版早乙女博士のように中将が乗って鼻血を出すと思ってたんだがww

783 :キャロとバクラの人 ◆2kYxpqWJ8k :2008/02/26(火) 20:52:26 ID:Ob6bW0qH
一家に一人欲しいレジアス(ぉ
良いな〜素晴らしい。こういう男っぽいのも書きたいかも。キャロばかり書いている場合ではないかw
ゼストも普通にきたのが高ポイントだw

GJである! では早速男らしいキャロを(ry

784 :スーパーロボット大戦X:2008/02/26(火) 20:55:32 ID:fRsjukXE
>>781
「神」と言うのはそこまで強いのか惑星ぶった切りってまさにファイナルゲッタートマホークですね。
それと俺が新スレ立てようとしたら無理でした。他の人頼みます。

785 :魔法少女リリカルなのはStylish:2008/02/26(火) 20:56:15 ID:+V4UVm6Z
あのメタボリック親父はやれば出来る奴だと思っていたよ!
きれいなレジアスカッコヨスwww

>>780
逆に考えるんだ。
これを立てれば俺も一人前のチェリー卒業だと考えるんだ。

それにしても、クロススレの繁栄……ますます盛んなことで…
これでなのははあと十年は戦える!
……でも元ネタ知らないのも増えて感想出せないダンテコッタイ/(^o^)\
あと、すげえ遅いレスですが、感想を。

>キャロがモンハンの竜を召喚したようです
タイムリー! 実は1月に噂のモンハンに手を出し始めた私なのでネタもバッチリ!
っていうか、よりによってあのキモイのですかw
確かにね、フェイトの考えるとおりアレは不気味だし卑猥ですよ。なんか他のモンスターを比べてデザインが異次元いってるもんw
でも、モンハンネタよりフェイトの心理描写に吹いたw
巷では、なのはとガチとか言われてるけど、ちゃんと女としての危機感あったのね。
キャロとバクラさんのフェイトは不憫なんですけど、それによって輝く魅力がありますね。具体的にはM気質ですね。

786 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 20:57:12 ID:/Mid8yk3
久しぶりに覗いてみたがこのSSスレの職人の多さは相変わらず異常だな
ひっそりと誰かが書くのやめてても気づきそうもないくらいに
凄過ぎる

787 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 20:58:57 ID:s+pjZPy1
>781
チェンソーに弱いけど。

788 :リリカルスクライド ◆etxgK549B2 :2008/02/26(火) 21:01:15 ID:fZcxbSgd
熱い感想ありがとうございます。
>>760
オメガモンと何かがタッグで救済に来ます。これなら、ドルゴラモンを元に戻せる勝利の鍵
>>761
AAAの部分は、なのはと同じ教導官達や、ヴォルケンリッターなど(ぇ
>>762
怒りのパワーは身を滅ぼすと言います。
>>764
共に望まぬ進化と呼べます。真の進化は、二人の心が成長する事で(以下ネタバレなので緊急停止
>>768
X抗体のドルゴラモン相手にデーモンがどうなるか……ご期待ください。
デーモンは魔力要素持ちなのでSSSランクの位置付けです。
中間的能力でも一応七大魔王ですので(ぉ

789 :ゲッターロボ昴:2008/02/26(火) 21:08:15 ID:z6H3ZYoW
>>782
作者もチェンジさせてえ〜殴り合いカモン、とか言ってます。
>>783
涙と殴り合いは男の浪漫です、多分。
>>784
「神」は私の作品中では竜馬にぼこられてましたが強いです。
>>785
で、でもジョニー、俺スレの立て方知らないんだ・・・orz
>>787
それは見なかったことに・・・そういや結構ぽんぽん死ぬよなインベーダー



>>

790 :スーパーロボット大戦X:2008/02/26(火) 21:12:52 ID:fRsjukXE
>>789
大丈夫だ。それなら新スレを立てようとしてここの一番上をコピーすればいいですよ。
まあ、雑談や前クロスの部分は改変しますが…。
そうすればいけるはずです。そして俺は気づいた。一度新スレを立てた人間は立てれなくなることを…。

791 :リリカル! 夢境学園 ◆CPytksUTvk :2008/02/26(火) 21:12:55 ID:XMYtoaYP
れ、レジアスがカッコイイ……
最近は親父たちが熱く、そして腕がもげるのが流行っているのかw(違うし)

JGでした!
ああ、畜生!
「五十、いや百年の平和を築き上げるのだ」 とかレジアスに言わせている場合じゃないよ、俺!
次回が楽しみです!
ゲッターも出るらしいですが、次回からも活躍しそうな親父軍団にときめいてます(え?)

792 :魔法少女リリカルなのはStylish:2008/02/26(火) 21:13:14 ID:+V4UVm6Z
>>789
情けない奴だぜ、ボブ!
仕方ねえ、俺も初心者だがやってみるぜ! スレを立てるには早いほうがいいってね!(ジーン調)
というわけで、やってみようと思いますが、誰かもう立ててないですか?

793 :リリカル! 夢境学園 ◆CPytksUTvk :2008/02/26(火) 21:15:37 ID:XMYtoaYP
>>792
立ててない模様です、サー!
スタイリッシュな新レスを期待してます、大佐!!

794 :反目のスバル ◆9L.gxDzakI :2008/02/26(火) 21:18:03 ID:n8U2jg+I
はいはーい、腕もいだ人ですよー
スバルネタなら大概の人に負けるわけにはいかねぇさ!
…上には上がいますがねorz

最後になりましたが、皆様GJ!

795 :魔法少女リリカルなのはStylish:2008/02/26(火) 21:21:11 ID:+V4UVm6Z
次スレ

http://anime3.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1204028389/

ここから先は、R指定だ。

796 :ゲッターロボ昴:2008/02/26(火) 21:22:36 ID:z6H3ZYoW
>>791
流行にのってあなたもレッツ欝バタフライエフェクト!
>>792
すまねえ。俺のオーバースキル「うっかり」が発動しそうで怖いんだ。
手の震えが止まらない…。
>>794
うちの闇の王女ナンバーズスバルを甘く見るなよ・・・ふふふ(にぃ)
いや、反目のスバルがきっかけで書き始めましたがね。あれ。


797 :ゲッターロボ昴:2008/02/26(火) 21:25:45 ID:z6H3ZYoW
>>795
THANK YOU VERY MUCH!!
お手数おかけしました。

798 :リリカル! 夢境学園 ◆CPytksUTvk :2008/02/26(火) 21:27:32 ID:XMYtoaYP
>>796
まーたーれーてーるーw
まって、ちょっとまって!
まだ書いてるから!
ティーダ兄さんとティアナのいちゃいちゃっぷりに、うふふって笑ってたりなんかしないから!
わっほっー、レッツ欝展開です。

しかし、本当にマイナーなジャンルしか書かないな。
自分。さて、あと20KB。
なにか埋め小ネタでも書こう!

799 :反目のスバル ◆9L.gxDzakI :2008/02/26(火) 21:30:45 ID:n8U2jg+I
>>796
え!?
拙作に何かそちら方面に影響与えるような展開ありましたっけ!? んーと…



「道を開けろ…高町なのはぁぁぁぁぁぁぁーっ!」



…あー…

800 :ゲッターロボ昴:2008/02/26(火) 21:32:24 ID:z6H3ZYoW
>>798
いくらでも待ちますとも!滅茶苦茶楽しみです。

さて次は闇の王女第二章とゲッター5話どっちが先がいいですか〜
と聞いてみるぜ!

801 :一尉:2008/02/26(火) 21:35:01 ID:yYbouYIi
友情合体支援する。

802 :ゲッターロボ昴:2008/02/26(火) 21:36:03 ID:z6H3ZYoW
やっぱ反逆してこそでしょう、スバル。

裏切りとかFFタクティクスとか大好きな私が言うんだから――多分
間違いない。

803 :スーパーロボット大戦X:2008/02/26(火) 21:37:55 ID:fRsjukXE
>>800
どっちも捨てがたい。そんな俺は欲張りだぜ。ならば他の人に任せます。

804 :リリカル! 夢境学園 ◆CPytksUTvk :2008/02/26(火) 21:46:59 ID:XMYtoaYP
>>800
うーん。そうですね、俺も色々と書いていますし。
個人的に選択肢はこれですね。
@ゲッターを書き上げつつ、闇の王女を書き上げる。
A闇の王女を書き上げつつ、ゲッターを完成させる。
B全ては夢だった。あら、なんと目の前には完成した2作品がw
C以上の結果を、全てハイかYESかで答える。

がいいと思います! 選択は自由です!!

805 :ゲッターロボ昴:2008/02/26(火) 21:55:39 ID:z6H3ZYoW
アンゼロットォォー!
選択肢意味ねえーッ!

いや、闇の王女って書いてると心の暗黒が噴出してきて・・・
おっさんぬふぅも嫌だが。

806 :ゲッターロボ昴:2008/02/26(火) 22:00:15 ID:z6H3ZYoW
よし、ここでNGネタ!

「オーリスを抱いたのか、ゼスト」
「ああ」
「馬鹿野郎!」
レジアスはゼストを張り飛ばしたが、あまりに弱弱しい打撃だった。
(これが地上の槍のレジアスといわれた男か)
残念だった。

「二人とも、馬鹿ね・・・」おまつ、もといオーリスが泣きそうな顔で言った。
本編とは関係ありません。

807 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 22:01:50 ID:yqi6+COT
>>804
魔法少女リリカルなのはヴェロシティでひとつw

808 :ゲッターロボ昴:2008/02/26(火) 22:06:14 ID:z6H3ZYoW
>>807
駄目だーッ!!ナンバーズがグロきもでなおかつはやて真っ二つなったり、
アルフが保健所で殺されたりするんだぜ?!

あとティアナが娼婦・・・ゲフンゲフンッッ!

809 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 22:14:38 ID:yqi6+COT
でも、その方が本編より輝いてるようなw<はやて
スバルがレズ好みの体と顔だったり、なのは以外で最後まで生き残るのはヴァイスで「言ってくれよ。グッドラック、って」が遺言になるわけですな。
本来なら加わっていた最後の一人を殺したのがフェイト、と。

ナンバーズが拷問官ってのはいいんじゃないかなあ。とりあえず、(キック)ボクサータイプはいるし。
スケアクロウポジが二人居るのが何だが。
で、『SHOOT』『SHOOT』『SHOOT』するのはどのデバイスw?
旧型変更イベントができるマッキャリかクロミラが妥当だと(ry

810 :ゲッターロボ昴:2008/02/26(火) 22:20:06 ID:z6H3ZYoW
いかん、読みたい!
フェイトは・・・どす黒いキャラに。

スカ=カメラマン野郎
レジアス=グッドフェロウっと。

811 :ゲッターロボ昴:2008/02/26(火) 22:24:15 ID:z6H3ZYoW
あ、ナンバーズが管理局の部隊だったわけか・・・AMF下における情報収集。
・・・ウロス行きかな?まあ投下ないし。

812 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 22:37:50 ID:yqi6+COT
事件の関係者を皆殺しにして解決を図るなのはさん、と。
しかしスクランブルに続かないのが難点だな。

813 :ゲッターロボ昴:2008/02/26(火) 22:43:03 ID:z6H3ZYoW
>>812
いや、まて困ったときのティーダとティアナ、そしてユーノ君だ。
ユーノ=ウフコックを強く押す私。
クロノもいけるかも・・・

814 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 23:18:13 ID:ftGmHONb
コテハンの人はトリップ付けてください。

815 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 23:42:51 ID:0LjRBQFq
>>808
はっはっは、ばかだなぁ。
獣人化娘、獣耳娘なぞ世間に媚を売った要素なんて、生犬オセロットの萌え度の前には足元にも及ばないのは明らかじゃないか。
淫獣<<(越えられない壁)<<ウフコックは言うに及ばず。

816 :反目のスバル ◆9L.gxDzakI :2008/02/26(火) 23:44:22 ID:n8U2jg+I
>>815
「俺のリロードはレボリューションだ!」
こうですかわk(ry

817 :リリカル! 夢境学園 ◆CPytksUTvk :2008/02/26(火) 23:57:02 ID:XMYtoaYP
キョロキョロ。
……誰もいないな? ニヤリ。
よし、こっそりと予告編を投下してやる。
ちなみにこれは保管庫に収録されなくても問題ないので、龍騎さん大丈夫ですよw
1レス終了ですから。





 それは間違っていると思う。
 してはいけないことだと誰もが口を揃えていうだろう。
 けれど、それを一度でも考えたことのない人なんて居ないと思う。

「これは……?」

 そう、それは――

「≪変えたい過去へ 望む世界を目指す人へ≫……誰かの日記?」

 後悔の訂正。
 過去の修正。
 失ったものへの狂おしいほどの渇望。

「これを使えば……兄さんに会えるの?」

 会いたいのだ。
 また抱きしめてほしいのだ。
 大切だった人を。
 愛する家族と再会したいと思うのは罪なのか。
 それが罪なら、そもそも愛だって――罪だ。

「お兄ちゃん……もし、あえたら……また抱きしめてよぉ」

 その日、少女の行動で世界は変わる。
 運命は切り替えられ、全ては一新する。
 その結果が、少女の望むものか、それとも――?


【なのはクロスSS 蝶の羽が羽ばたく時に】

 現在執筆中
 ……なお、切なく苦しい兄妹愛に砂糖を吐いても責任は取れません。

818 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/26(火) 23:59:27 ID:qsLs/8aO
こっそりいるのさ、支援

819 :リリカル! 夢境学園 ◆CPytksUTvk :2008/02/27(水) 00:02:23 ID:XMYtoaYP
>>818
み、見られた?!
くそ、迂闊でしたw ちなみに1レスなので、支援必要ないっす。
投下完了でーす。

クロス先はバタフライエフェクトという洋画です。
まぁ、作品の傾向と小道具を借りているだけなのでクロスなのかも微妙ですがw
……しかし、マイナー好きも極まりまくりだなぁ自分。

820 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 00:08:07 ID:RHUzEpyP
>>815
原案の方の、殺される時の台詞が泣ける……
スクランブルのウフコックと無印のユーノはポジション一緒なのになあ。何だこの落差は。

821 :リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー:2008/02/27(水) 00:29:59 ID:vUrHRbcY
十五分後に投下おk?
結構ぶっとんでべたな内容ですけど

822 :リリカルなのはStrikerS+仮面ライダー:2008/02/27(水) 00:31:32 ID:vUrHRbcY
あ…間違えた…新スレの方へ行ってきます。

823 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 10:27:01 ID:uq7/CoN3
                 _,._---,-― 、_
                ,ィ_ゝ(( r'〃ラミ.、ニ、ヽ、
                  /j,r、=‐`'´'´'"ソ )三=、_ヽ
             ,.ィ,ニ彳´     /,ノ`゛tミニ、` ト,
            // j,イ  、.__   {/_,.. ``ミヌヽ_}
  _ィ=;-t,、      ヽ〉 yヘーtッ-` ≠‐fッ"` 〉'¨Yリ  _人_
 j、ト,y'`jzj,__    〈'  { 、)__,.〃  ` - ‐´ |‐_ノ/   `Y´
 `t;ヲトャ'‐、_,.>       Y           人リ´  , ,-、   伝説のブラストハンドである俺の出番かな?
 ュ'(,´_ __, _    ,、_ ゝ._  人  __,., ィ;.从{r-‐'´  ! l
.<_,.ィ }´ {=_`ト{;'/    ゝ._) ,.ノ/≧=ニ´ィソ) 〉j`|l.l」,. = =| 0.i
.ィ,イ i'´7ニr‐、'::::.-「: |ー‐‐:'´|:,//:.ハ、>'/i: : : :>: :|_ニ´ _,-┴ ┘
 ^'` /:::{___j:::::::|[ニ].: : : : : :|:.>'://::.|/、|:ヽ<: :/`Y、ノ j:ヽ
    {:::::::::::::::::::l:|: :|: : : : : :jヾ: i'::::./ ,.|: : >ソト.イ`i‐':::::::|
    ヽ::_::::::::::::j_!_;|---‐‐/: |i:.|/ '´ /: /: }:ヘ!ヽ_j:::::::ノ
  ,.-、   ̄ ̄     /: : y/o   i: / : :|: :ヽ:、`ノ´
  ヽ__,〉      ,...:;'/: : : : /io   レ: : : :|:_;.ノ:.ト '
          ,|: ;!; : : ://o    |: : : :,トヘ,イ

824 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 11:06:41 ID:QZjqKaZb
>>823
……借金取りから逃げるためとはいえ、ここまで来るなw
残り所持金27円の弟くんが、ほら、そこまで迫ってるぞ!

死ぬことすら許されないからな!

825 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 11:52:05 ID:kgAWv//v
>>823
よそのSSスレでまで騒いで迷惑かけないでね

826 :ゲッターロボ昴:2008/02/27(水) 12:43:57 ID:Aejo999A
>>820
比べてもせん無きこと・・・今あるものをネタに楽しむのみ!

827 :ゲッターロボ昴:2008/02/27(水) 12:53:19 ID:Aejo999A
>なのはクロスSS 蝶の羽が羽ばたく時に

わーお!期待してます!
ティアナ、ブラコンですか。

828 :リリカル! 夢境学園 ◆CPytksUTvk :2008/02/27(水) 14:09:18 ID:QZjqKaZb
>>827
それは見てのお楽しみです。
ただ一言……家族愛とは素晴らしいですね。

かつて失ったもの。
その代わりに得たもの。
そのどちらを選ぶのか、葛藤する物語になると思います。
やはり愛は重要ですね、ラブ。
愛さえあれば−−モンスターだって生き返る!(昼間なのに、月を見ながら)

829 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 14:28:00 ID:Aejo999A
そう、ゼストさんだって生き返る!(隆慶一郎調で)

830 :リリカル! 夢境学園 ◆CPytksUTvk :2008/02/27(水) 14:37:18 ID:QZjqKaZb
>>829
レリックの半分は愛で出来ています(全力で違うし)
闇の王女のシリアスも半分は優しさ(間違った方向で)で出来ているに違いない!


……あと10KBか。
結構埋まらないものだな。どうしょうか?

831 :ゲッターロボ昴:2008/02/27(水) 14:45:38 ID:Aejo999A
ええ、なのはキャラ、特に男連中には愛を注いでますとも。
ユーノ、クロノ、ゼスト、レジアス。みんな大好きさ!

不幸のどん底に突き落とされるがな!!特に前者。
>>830
もう嘘予告の類でうめるしか……GOWとのクロスとか
ゲンダボイスで。

832 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 16:40:57 ID:wk3F87O2
どうやら俺のヴァイスは大丈夫なようだな

833 :ゲッターロボ昴:2008/02/27(水) 16:52:11 ID:Aejo999A
>>832
いや、あ の 隼 人 さ んだよ?!
闇の王女も――ちょっとゴニョゴニョ〜。

834 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 17:11:14 ID:kwAhBnN/
そろそろここも500kbですかね?
一応、埋めてみます。
ちなみにこれが500kbなら、今度こそ

プレシアママンを……

835 :リリカル! 夢境学園 ◆CPytksUTvk :2008/02/27(水) 17:16:32 ID:QZjqKaZb
あ、嘘予告で埋めさせてもらいます。
反目氏に見られないように、ドキドキ。

もうすぐ出来るのでちょっとストップw

836 :ゲッターロボ昴:2008/02/27(水) 17:25:26 ID:Aejo999A
スバルか、スバルなんだね!さあゲッターに。

クレイトスさん漂着。

「アレスよ、私はお前を許さん!」
スキンヘッドの男が咆哮する。刺青がぐにゃり、と歪んだ。
あと殺傷しまくり。

837 :リリカル! 夢境学園 ◆CPytksUTvk :2008/02/27(水) 17:44:30 ID:QZjqKaZb
キョロキョロ、反目氏はいない?
大丈夫だね、誰もいないね?
というわけで、こっそり投下!



 それは一人の少女の想いから始まった。

「いやぁあああああああ! お兄さま!!」

 たった一人の家族。
 共に歩んでくれると、一緒にいてくれると約束してくれた大切な肉親。
 それを失った少女は絶望する。
 憎しみを抱く。
 燃え上がる怒りが――負の感情が。


 ――悪夢(ナイトメア)の引き金。


『3時方向1km先に高エネルギー反応! ナイトメアの起動周波数に酷似していますが――』

『ゲインが50倍以上だと?! 馬鹿な!!!』


 廃墟の大地に、悪夢が生まれる。
 量子状態に保たれていたその存在が波動式によって収束され、物質化を開始する。
 悪夢は牙である。
 闇は爪である。

 ならば、それは――獣であるべきだ。

 乾いた、人の焼ける臭いが立ち込める廃墟に異形の腕が顕在化する。
 異形の体躯が、編み上げられていく。
 それは醜い幻想のように、紡ぎ上げられる。
 巨大である。
 巨体である。
 化け物である。
 異形である。

 漆黒の体躯を持った、獣の如き巨人がそこに在った。

『アーハハハハハハ!!!』

 少女の狂笑が上がる。


 それが、世界を変える白き魔女の始まりだった。




838 :リリカル! 夢境学園 ◆CPytksUTvk :2008/02/27(水) 17:47:19 ID:QZjqKaZb
 
 皇暦2010年 8月10日
 ――【管理世界267号】の記録より

 神聖ブリタニア帝国は自国支配による全世界の恒久的な平和実現の思想――
 バックス・ブリタニアーナの旗の下に、日本に宣戦布告。
 強大なブリタニア帝国の前に、極東の小国日本が叶うすべもなく一ヶ月の抵抗の後に完全降伏。
 同時に日本は自由と権利。
 ……そして、名前を奪われた。
 イレヴン――大1占領区を示す名称はそのまま日本人を表す屈辱の名前となったのである。
 ……だがしかし。
 その支配を良しとしないものがいた。
 ――黒の騎士団。
 仮面を付けた異形の魔王【ゼロ】に率いられた抵抗組織が、第11占領区を中心に神聖ブリタニア帝国に反旗を翻したのだ。
 そして、その戦いは神聖ブリタニア帝国を超えて――組織連携をしていた【時空管理局】を巻き込む大規模紛争へと突入する。
 これは異形の悪夢を駆り、暴力を排除する【白き魔女】と
 黒き騎士たちを先導し、正義を実行する【黒き魔王】と呼ばれた二者の記録である。






839 :リリカル! 夢境学園 ◆CPytksUTvk :2008/02/27(水) 17:47:40 ID:QZjqKaZb
 
 桜色の魔力光が、上空を覆い尽くす。
 天使の如き光の羽根を足に生やし、紅い宝玉を称えたデバイスを構えたその女性はまさしく天使のようであり――『エース・オブ・エース』の名に相応しい威圧感を称えていた。

「やめてください! あなたの目的は分からない、けれどこの地区での戦闘行為は許可出来ない!」

 天使に反逆するのは異形の悪夢。
 大地を駆け抜け、鋭い刃を構えた巨体を駆る――白き魔女。

『ならば、私を止めて見せろ! 力ずくでっ、お前たちのやり方通りに!!』

「私だって……これが正しいとは思わない!」

 桜色の魔力が迸る。
 視界の全てを埋め尽くすような魔力弾が形成され――

「けれど、あなたを放置すれば泣く人が出るの! だから、私はあなたを鎮圧します!!」

 降り注ぐ。
 天の裁きのように、一直線に降り注ぐ大量の魔力弾が異形の悪夢を屠らんと襲い掛かり――

「えっ?!」

 異形が踊る。
 残像すらも残さぬ速度で、異形が桜色の魔力群の中で踊る。
 大地を蹴り飛ばし、腕を捻り、足を巻け、首を捻じ曲げて、踊る、踊る、踊る。
 まるでロンドを踊るような動きで降り注ぐ砲火を潜り抜けて――

 それは無傷のまま、空へと羽ばたいた。

『ブロンドナイフ!』

 上空に飛び上がった異形から繰り出される刃が、天使に牙を剥き。

「っ、プロテクション!!」

 天使はそれを防ぐ。

「全て躱した?! あれを――読まれていたっていうの!」

『これが私の能力! 「未来線を読む」ギアス!』

 未来を知り、暴力を屠ろうとする白き魔女がそこにいた。





840 :リリカル! 夢境学園 ◆CPytksUTvk :2008/02/27(水) 17:48:50 ID:QZjqKaZb
 
 それはまさしく悪夢のようだった。

『なんだ!? サーボモーターもエナジーフィーラーも……全て電圧が0に?!』

 漆黒のマントをたなびかせた異形の怪人が、触れるたびにナイトメアフレームが動きを止める。

『意識が薄れていく……?! 姫……さま……!』

 まるで、その命を刈り取られたかのように。
 その歩みを止められる者はいない。
 大地を蹴り飛ばし、空を駆け、疾走する魔王を止める術などない。

「見つけたぞ」

 瓦礫の上に、闇の如きマントがたなびく。

 それはまさしく死だった。
 闇を纏う、仮面の怪人がそこに立っていた。

「貴様は……」

 それを目撃するのは三人の女。
 声を上げたのは紅き髪をたなびかせた女性――第二皇女、コーネリア・リ・ブリタニア。
 そして、他の二人の女性は――

「私は黒の騎士団総帥、ゼロ」

 魔王が告げる。
 王者としての貫禄を纏いて、不幸を告げた。

「ブリタニア皇族に死を与えるべく生まれし黒き魔王である」

「戯言を!!」

 コーネリアの登場するナイトメアフレームが起動を開始する。
 そして、それと同時に傍を離れた二人の女性が、拳と銃器を構えた。

「やらせない!」

 そう吼えて、ナックル――リボルバーナックルと呼ばれたデバイスを構える少女。
 その名をスバル・ナカジマといい。

「あなたはここで終わるのよ、第一級犯罪者――ゼロ!」

 強き意志を湛えた瞳を開き、二挺拳銃のデバイス――クロスミラージュを構える少女。
 その名をティアナ・ランスター。

 彼女達は。


841 :リリカル! 夢境学園 ◆CPytksUTvk :2008/02/27(水) 17:49:13 ID:QZjqKaZb
 
「管理局の魔導師……いいだろう」

 この世界とは違う組織の所属者。
 神聖ブリタニア帝国と結託し、大規模に規模を拡大した時空管理局のストライカー達。
 敵は強大であり、その組織の力はそこしれない。
 神聖ブリタニア帝国だけではない、強大な力。

 だがしかし。

「私の正義を邪魔するならばブリタニアであろうが、管理局であろうとも――私は反逆する」

 黒き魔王はそれに反旗を翻す。
 そして、勝利するであろう。

 そのための意思と運命を、白き魔女は、黒き魔王は背負っているのだから。



【ナイトメア・オブ・リリカル】
 白き魔女と黒き魔王と魔法少女たち

 ――始まるわけがないですよ?


842 :リリカル! 夢境学園 ◆CPytksUTvk :2008/02/27(水) 17:49:59 ID:QZjqKaZb
埋めた埋めたー。
投下完了です。

……反目氏に見つからないようにw

843 :旅ゆく人:2008/02/27(水) 17:57:46 ID:xjYNvkAZ
>>842
G−。


つ【GJ】

844 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 18:01:19 ID:Faw3w5o9
あ〜やさぐれたティアナがブリタニアでのし上がる短編が書きたいな〜(ぇ

GJだぜ

845 :反目のスバル ◆9L.gxDzakI :2008/02/27(水) 18:18:02 ID:ihY1hKnI
ファハハハハハハハハハハハハハッ!(福山ヴォイス高笑い)
この目でしかと見せてもらったぞ!

そしてGJ!
よっぽど当時の俺より上手いじゃないッスかorz

846 :リリカル! 夢境学園 ◆CPytksUTvk :2008/02/27(水) 18:24:51 ID:QZjqKaZb
>>843
見られてる?! 視線を受けてる!
ありがとうです。

>>844
それも見て見たいです。
頑張って書いて! そして、GJしますのでw

>>845
こ、殺されるかと思ってたw
スバルとゼロをバトらせる展開で、怒られるかと思ってましたw

あ、言い忘れてましたが、
これは漫画版『コードギアス』の【ナイトメア・オブ・ナナリー】のクロスです。
アニメ版とは少々食い違うところがあります。
アニメ版を見たい人は反目のスバルを見るんだ!(何故宣伝?)


最後に500KBなら、次のスレの職人が全員ガンパレード状態になる。

847 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 18:27:30 ID:Vz8xA5oJ
つまり逃げれなくなるわけですね

848 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/27(水) 18:28:19 ID:Tp80ksNo
埋め埋め埋め生め梅埋め産め楳

849 :ゲッターロボ昴:2008/02/27(水) 18:29:09 ID:Aejo999A
悪魔め・・・(石を投げる)

850 :リリカル! 夢境学園 ◆CPytksUTvk :2008/02/27(水) 18:29:50 ID:QZjqKaZb
よし、適当なことを言ってみよう。
500KBなら、反目氏がナイトメア・オブ・ナナリーの設定を使って、
反目のスバルの短編を書いてくれる!

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